JP2007006097A - カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】測距用補助照明光が照射された場合に、ライブビュー表示を実行中の画像表示装置の表示画面が、白飛びを起こさないカメラを提供すること。
【解決手段】被写体が低輝度である場合のAFセンサユニット205による測距動作時に上記被写体に対して補助照明光を投射するフラッシュ装置300と、所定の周期で撮像動作を行うライブビュー表示用撮像素子212bと、上記ライブビュー表示用撮像素子212bが取得した画像データを表示する液晶モニタ222と、当該カメラ本体200を制御するボディ制御用マイクロコンピュータ201と、を具備し、上記ボディ制御用マイクロコンピュータ201は、上記フラッシュ装置300が上記被写体に対して補助照明光の照射をしている間に上記ライブビュー表示用撮像素子212bが取得した画像データを、上記液晶モニタ222に表示更新させない制御を行う。
【選択図】図1
【解決手段】被写体が低輝度である場合のAFセンサユニット205による測距動作時に上記被写体に対して補助照明光を投射するフラッシュ装置300と、所定の周期で撮像動作を行うライブビュー表示用撮像素子212bと、上記ライブビュー表示用撮像素子212bが取得した画像データを表示する液晶モニタ222と、当該カメラ本体200を制御するボディ制御用マイクロコンピュータ201と、を具備し、上記ボディ制御用マイクロコンピュータ201は、上記フラッシュ装置300が上記被写体に対して補助照明光の照射をしている間に上記ライブビュー表示用撮像素子212bが取得した画像データを、上記液晶モニタ222に表示更新させない制御を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、カメラに関し、特にライブビュー表示機能を有するカメラに関する。
現在のほとんどのデジタルコンパクトカメラには、例えば液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)等からなる画像表示装置に、所定の周期で当該デジタルカメラ内の撮像素子により生成される画像データを順次更新して連続的に表示させる機能が設けられている。このような表示は、一般にスルー画表示またはライブビュー表示と称される(以下、ライブビュー表示と称する)。
そして、デジタル一眼レフレックスカメラにライブビュー表示機能を付加させる例として、例えば特許文献1に開示されているような技術が提案されている。
特許文献1に開示されている技術では、電子カメラに対し、通常の撮像用撮像素子である第1の撮像素子を有する第1の撮像手段の他に、ライブビュー表示用の撮像素子である第2の撮像素子を有する第2の撮像手段を設ける。そして、上記第2の撮像手段へ、当該電子カメラの撮影レンズユニットを透過した被写体光束を導くために、当該電子カメラ内に光路変更手段または光束分割手段を設ける。具体的には、当該電子カメラのファインダー光学系の一部にハーフミラーを用い、該ハーフミラーを透過した光束を、上記第2の撮像手段へ導いて、ライブビュー表示用の撮像素子である上記第2の撮像素子で受光させる。このようにして、ライブビュー表示を可能としている。
特開2000−165730号公報
通常、オートフォーカス(AF)機能を有する一眼レフレックスカメラにおいて、被写体が低輝度である場合には、測距時に補助照明光の照射が行われる。そして、このことが、以下の問題を生じる。すなわち、ライブビュー表示の実行中に補助照明光の照射が行われてしまうと、その時ライブビュー表示を行っている画像表示装置の表示画面は一瞬真っ白になり(白飛びし)、その後もある程度の時間が経過するまで白飛び前の状態の表示画面に戻らない、という問題である。この現象は、ライブビュー表示用の撮像素子の受光量が飽和してしまうことに起因する。
そして、上記特許文献1に開示された技術は、この問題まで考慮に入れて提案された発明ではない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、測距用補助照明光の照射時に、ライブビュー表示を実行中の画像表示装置の表示画面が、白飛びを起こさないカメラを提供することを目的とする。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、測距用補助照明光の照射時に、ライブビュー表示を実行中の画像表示装置の表示画面が、白飛びを起こさないカメラを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様によるカメラは、撮影レンズの焦点ズレ量を検出する測距手段と、所定の周期で被写体の撮像を行うライブビュー表示用撮像手段と、上記ライブビュー表示用撮像手段が取得した画像データを、順次更新して表示する表示手段と、上記被写体が低輝度である場合に、上記測距手段による測距時に上記被写体に対して補助照明光を投射する補助照明光照射手段と、上記補助照明光照射手段が上記被写体に対して補助照明光を照射している間に上記ライブビュー表示用撮像手段が取得した画像データを、上記表示手段に表示更新することを禁止する制御手段と、を具備することを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様によるカメラは、撮影レンズの焦点ズレ量を検出する測距手段と、所定の周期で被写体の撮像を行うライブビュー表示用撮像手段と、上記ライブビュー表示用撮像手段が取得した画像データを、順次更新して表示する表示手段と、上記被写体が低輝度である場合に、上記測距手段による測距時に上記被写体に対して補助照明光を投射する補助照明光照射手段と、上記補助照明光照射手段が上記被写体に対して補助照明光を照射している間、上記ライブビュー表示用撮像手段の撮像動作を禁止する制御手段と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、測距用補助照明光の照射が行われた時に、ライブビュー表示を実行中の画像表示装置の表示画面が、白飛びを起こさないカメラを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1実施形態]
以下、図1を参照して、本実施形態に係るカメラの構成について説明する。
[第1実施形態]
以下、図1を参照して、本実施形態に係るカメラの構成について説明する。
まず、図1に示すように、カメラ1は、レンズ鏡筒100、カメラ本体200、及びフラッシュ装置300から構成される。上記レンズ鏡筒100内部には、複数の光学レンズから構成される撮影光学系102が配設されている。この撮影光学系102は、後述するレンズ駆動機構103により光軸方向に移動自在に構成されており、被写体(不図示)からの光束をカメラ本体200の内部方向に透過させる。
また、上記撮影光学系102を透過した光束を当該カメラ本体200の内部に導くための、所定の口径を有する露光用開口が、カメラ本体200の前面側の略中央部に形成されている。この露光用開口の周縁部には撮影光学系装着部(不図示)が形成されている。この撮影光学系装着部(不図示)を介して、上記レンズ鏡筒100は、上記カメラ本体200に着脱自在となっている。このため、カメラ本体200には、撮影時の用途に応じた種々のレンズ鏡筒100を装着できる。
そして、レンズ鏡筒100の各部の制御は、当該レンズ鏡筒100内に設けられたレンズ制御用マイクロコンピュータ(以下、Lucomと称する)101によって行われる。一方、カメラ本体200の各部の制御は、当該カメラ本体200内に設けられた制御手段としてのボディ制御用マイクロコンピュータ(以下、Bucomと称する)201によって行われる。ここで、カメラ本体200にレンズ鏡筒100が装着された際には、通信コネクタ101aを介してLucom101とBucom201とが通信可能に接続される。この場合、カメラシステムとして、Lucom101がBucom201に従属するようにして稼動するようになっている。
まず、上記レンズ鏡筒100の構成及び動作制御を説明する。上記レンズ鏡筒100は、撮影光学系102、レンズ駆動機構103、絞り104、及び絞り駆動機構105を有する。そして、上記撮影光学系102は、図1においては、当該撮影光学系102を構成する複数の光学レンズを1つの光学レンズで代表して図示している。この撮影光学系102は、レンズ駆動機構103内に存在する図示しないDCモータにより、その光軸方向に駆動される。
さらに、撮影光学系102の後方には絞り104が設けられている。この絞り104は、絞り駆動機構105内に存在する図示しないステッピングモータによって開閉駆動される。このように絞り104の開閉が制御されることで、撮影光学系102を介してカメラ本体200に入射する被写体からの光束の光量が制御される。
ここで、レンズ駆動機構103内のDCモータの制御及び絞り駆動機構105内のステッピングモータの制御は、Bucom201の指令を受けたLucom101によって行われる。
以下、カメラ本体200の構成及び動作制御を説明する。
まず、カメラ本体200の内部には、第1反射ミラー202a、フォーカシングスクリーン202b、ファインダー光学系202c、接眼レンズ202dから構成されるファインダー装置が設けられている。なお、上記第1反射ミラー202aはハーフミラーを用いた構成としており、これにより上記第1反射ミラー202aにおいて上記光束を一部透過させることができる。
さらに、上記ファインダー光学系202cの近傍(詳細は図2を参照して後述)には、図1に示すように、合焦表示用スーパーインポーズLED240が、上記Bucom201に接続されて配置されている。この合焦表示用スーパーインポーズLED240により、ファインダー視野内の被写体画面に重畳してLED光が投影され、ファインダー視野内に合焦表示(合焦動作が終了した旨の表示)が表示される。すなわち、この合焦表示用スーパーインポーズLED240により表示される合焦表示により、ユーザーは合焦動作の終了を確認することができる。なお、この合焦表示用スーパーインポーズLED240は、上記Bucom201の制御により動作する。
カメラが通常状態(上記ファインダー装置における上記接眼レンズ202dを介して被写体像を観察する状態)、すなわち上記第1反射ミラー202aが図1に示すようにDOWN位置に位置している状態では、撮影光学系102を介して入射した被写体からの光束の一部が第1反射ミラー202aにて反射される。これによって、フォーカシングスクリーン202b、ファインダー光学系202c、及び接眼レンズ202dを介して観察用の像が形成される。なお、ライブビュー表示の為の撮像素子でありライブビュー表示用撮像手段の一部であるライブビュー表示用撮像素子212bが、ファインダー光学系202c近傍(位置の詳細は、図2を参照して後述する)に設けられている。
また、上記ファインダー光学系202cの近傍には、上記Bucom201に接続された測光回路204が設けられている。そして、上記ファインダー光学系202cを通過した光束の一部が、この測光回路204内の図示しないホトセンサに入射するようになっている。測光回路204では、ホトセンサで検出された光束の光量に基づき周知の測光処理が行われる。測光回路204で処理された結果は、Bucom201に送信される。Bucom201では、測光回路204から入力された結果に基づいて撮影時の露光量が演算される。この結果は、Bucom201からLucom101に送信される。Lucom101では、Bucom201から通知された露光量に基づいて絞り104の駆動制御が行われる。
そして、上記第1反射ミラー202aを透過してサブミラー203で反射された光束は自動焦点調節処理(AF処理)を行うためのAFセンサユニット205に導かれる。なお、上記サブミラー203は、上記第1反射ミラー202aの反射鏡面の裏面側に設けられており、上記第1反射ミラー202aが不図示のUP位置に移動された場合には、それに伴って上記サブミラー203が折り畳まれるようになっている。
AFセンサユニット205の内部には、エリアセンサ(不図示)が設けられており、このエリアセンサに入射した光束は電気信号に変換される。このエリアセンサからの出力は、AFセンサ駆動回路206を介してBucom201へ送信される。そして、Bucom201において測距処理が行われ、焦点調節に必要な撮影光学系102の焦点状態(デフォーカス量)が演算される。この結果は、Bucom201からLucom101に送信される。Lucom101では、Bucom201から通知された駆動量に基づいて撮影光学系102の駆動制御が行われる。
なお、画像撮影時には、従来の一眼レフレックスカメラと同様、第1反射ミラー202aとサブミラー203が不図示のUP位置に退避し、撮影光束は撮影用撮像素子212aに入射するようになる。このような第1反射ミラー202aの駆動は、ミラー駆動機構207によって行われる。また、ミラー駆動機構207の制御は、Bucom201によって行われる。 このように第1反射ミラー202aがUP位置に移動されることによって、撮影光学系102を透過した被写体からの光束はシャッター部208の方向に入射する。フォーカルプレーン式のシャッター部208を構成する先幕と後幕とを駆動するためのばね力は、シャッターチャージ機構209によってチャージされる。また、先幕と後幕の駆動は、シャッター制御回路210によって行われる。これらシャッターチャージ機構209及びシャッター制御回路210は、Bucom201によって制御される。
そして、このとき、上記撮影光学系102を透過してカメラ本体200に入射してきた光束は、ファインダー光学系202cには全く入射しない。それゆえ、ファインダー内はブラックアウトした状態になり、液晶モニタ222(画像処理コントローラ218を介してBucom201に接続されている表示手段)に表示するライブビュー表示用撮像素子212bによるライブビュー表示は行われない。ただし、このときの撮影光束は、上記撮影用撮像素子212aには入射するので、上記ライブビュー表示用撮像素子212bの代わりに上記撮影用撮像素子212aを利用して、上記液晶モニタ222にてライブビュー表示を行うことは可能である。
なお、ライブビュー表示では、上記ライブビュー表示用撮像素子212b(上記撮影用撮像素子212aでも勿論よい)に入射した被写体像の画像データに所定の演算等が施され、該画像データが、ほぼリアルタイムで液晶モニタ222に表示される。この際、上記画像データは順次、連続的に表示されるので、当該デジタルカメラの捉えている被写体像が、人間の視覚にとっては、上記液晶モニタ222に動画として表示されているように見える。
また、ライブビュー表示に関する動作制御は、画像処理コントローラ218によりなされる。そして、上記Bucom201が、この画像処理コントローラ218へライブビュー表示動作の開始及び停止等の指示を出す。
上記シャッター部208を通過した光束は、シャッター部208の後方に配置された撮影用撮像素子212aに入射する。撮影用撮像素子212aで得られた電気信号(画像信号)は、所定タイミング毎に撮像インターフェイス回路217を介して読み出されてデジタル化される。撮像インターフェイス回路217でデジタル化されて得られた画像データは、画像処理コントローラ218を介してSDRAMなどで構成されたバッファメモリ219に格納される。ここで、バッファメモリ219は、画像データなどのデータの一時保管用メモリであり、画像データに各種処理が施される際のワークエリアなどに利用される。
また、画像撮影終了後には、撮像インターフェイス回路217を介して読み出されバッファメモリ219に格納された上記画像データが、画像処理コントローラ218によって読み出される。画像処理コントローラ218によって読み出された画像データは、ホワイトバランス補正や、階調補正、色補正などの周知の画像処理が施された後、バッファメモリ219に格納される。その後、バッファメモリ219に格納された画像処理後の画像データが画像処理コントローラ218によって読み出されてビデオ信号に変換され、表示用の所定のサイズにリサイズされた後、液晶モニタ222に出力表示される。ユーザーは、液晶モニタ222に表示された画像により、撮影した画像を確認することができる。
ここで、撮影画像を記録する記録手段としては、上記バッファメモリ219の他に、FlashRom220及び記録メディア221が、上記画像処理コントローラ218に接続されて設けられている。
そして、撮影画像記録時には、画像処理コントローラ218によって処理されバッファメモリ219に記録された上記画像処理後の画像データが、JPEG方式などの周知の圧縮方式によって圧縮される。このJPEG圧縮によって得られたJPEGデータは、バッファメモリ219に格納された後、所定のヘッダ情報が付加されたJPEGファイルとしてFlashRom220や記録メディア221に記録される。ここで、FlashRom220はカメラに内蔵のメモリを想定しており、記録メディア221はカメラの外部に装着され得るものを想定している。例えば記録メディア221としては、カメラに着脱自在に構成されたメモリーカードやハードディスクドライブなどが用いられる。
なお、FlashRom220や記録メディア221に記録されたJPEGファイルから画像を再生する際には、FlashRom220や記録メディア221に記録されたJPEGデータが画像処理コントローラ218によって読み出されて伸長される。その後、この伸長されたデータがビデオ信号に変換された後、表示用の所定のサイズにリサイズされ、液晶モニタ222に出力表示される。
また、Bucom201には、カメラ制御に必要な所定の制御パラメータを記憶する不揮発性メモリ223がアクセス可能に接続されている。この不揮発性メモリ223は、例えば書き換え可能なEEPROMで構成されている。
さらに、Bucom201には、電源回路224を介して電源としての電池225が接続されている。電源回路224では、電池225の電圧が、当該カメラシステムの各部が必要とする電圧に変換され、当該カメラシステムの各部に供給される。
そして、Bucom201には、当該カメラの動作状態を表示出力によってユーザーに告知するための動作表示用LCD226と、当該カメラの各種操作部材の操作状態を検出するためのカメラ操作SW(カメラ操作スイッチ)227とが接続されている。
さらに、カメラ本体200にはフラッシュ装置300が設けられている。このフラッシュ装置300は、フラッシュ制御回路301、充電及び発光回路303、及び発光部307を有している。そして、上記発光部307の充電及び発光の制御は、フラッシュ制御回路301に制御される充電及び発光回路303によりなされる。そして、このフラッシュ制御回路301は、上記Bucom201により制御される。本実施形態に係るカメラでは、被写体が低輝度の場合等には、上記フラッシュ装置300により被写体に向けての発光が行われ、被写体の輝度不足を補った撮影が行われる。
以下、上記ファインダー光学系202cの構成の一例を、図2を参照して説明する。
同図に示される第2反射ミラー(ハーフミラー)202c2、第3反射ミラー202c3、第4反射ミラー(ハーフミラー)202c4、及び結像レンズ202c5が、図1におけるファインダー光学系202cに含まれる部材である。言い換えれば、本実施形態において、ファインダー光学系202cは、第2反射ミラー(ハーフミラー)202c2、第3反射ミラー202c3、第4反射ミラー(ハーフミラー)202c4、及び結像レンズ202c5から構成される。以下、図2に示す構成例における、上記各構成部材の具体的な配設位置を説明する。
上記第1反射ミラー202aは、撮影光学系102の光軸上に配設される。そして、この第1反射ミラー202aにより略直角に、同図においては右方向に反射された光束の光路上に、上記第2反射ミラー202c2が配設される。そして、上記第1反射ミラー202aと上記第2反射ミラー202c2との間における上記光束の光路上には、フォーカシングスクリーン202bが配設される。
また、上記第2反射ミラー202c2の後方(同図においては右方向)には、測光センサ204a及び合焦表示用スーパーインポーズLED240が配設される。
そして、上記第2反射ミラー202c2にて略直角に上方向に反射された光束の光路上には、第3反射ミラー202c3が配設される。そして、この第3反射ミラー202c3にて略直角に、同図においては左方向、すなわち上記第1反射ミラー202aから上記第2反射ミラー202c2に向かう方向と反対方向に反射された光束の光路上には、第4反射ミラー202c4が配設される。
また、上記第4反射ミラー202c4の後方(同図においては左方向)には、結像レンズ202c5、及びライブビュー表示用撮像素子212bが配設される。
さらに、上記第4反射ミラー202c4にて略直角に反射された光束の光路上であって、上記撮影光学系102の光軸と平行に且つ上記撮影光学系102に入射する光束と同様の方向に、接眼レンズ202dが配設される。このような構成を採る上記ファインダー光学系202cにおいて、被写体(不図示)から発した光束が辿る光路を以下説明していく。
まず、上記撮影光学系102から射出した光束は、第1反射ミラー202aに入射し、フォーカシングスクリーン202b方向へ反射される。そして、このフォーカシングスクリーン202bにて上記光束は一旦結像する。その後、フォーカシングスクリーン202bを射出した光束は、第2反射ミラー202c2へ入射する。上述したように、第2反射ミラー202c2はハーフミラーで構成されており、この第2反射ミラー202c2を透過した光束は、図1に示す測光回路204内に設けられた測光センサ204aに入射する。
さらに、同図に示すように、上記第2反射ミラー202c2後方(上記測光センサ204aが配置される側と同じ側)には、合焦表示用スーパーインポーズLED240が設置される。そして、この合焦表示用スーパーインポーズLED240により、ファインダー視野内に示される被写体画面に重畳してLED光を投影が投影され、ファインダー視野内に合焦表示の表示がなされる。ユーザーは、この合焦表示により、合焦動作が終了したことを知ることができる。なお、上記合焦表示用スーパーインポーズLED240の配置位置は、上記第2反射ミラー202c2の後方に限られることはなく、反射面がハーフミラーである反射部材の後方であればよいことは勿論である。
一方、上記第2反射ミラー202c2にて反射された光束は、さらに第3反射ミラー202c3により、ハーフミラーで構成された第4反射ミラー202c4方向へ反射される。そして、この第4反射ミラー202c4を透過した光束は、結像レンズ202c5を介して、ライブビュー表示用撮像素子212bにて結像する。
また、上記第4反射ミラー202c4にて反射された光束は、接眼レンズ202dへ入射し、当該カメラ1のユーザーは、この接眼レンズ202dを介して、被写体像を目視確認することができる。
上述したようなファインダー光学系202cの構成により、ユーザーは、上記フォーカシングスクリーン202bに結像した被写体像、すなわちTTL(Through The Lens)の光学式ファインダー(OVF:Optical View Finder)に表示される画像と同様の画像を、ライブビュー表示として液晶モニタ222にて観察することができる。
なお、ここでは、上記第4反射ミラー202c4の後方に結像レンズ202c5及びライブビュー表示用撮像素子212bを配置したが、結像レンズ202c5及びライブビュー表示用撮像素子212bの配置位置は、上記第4反射ミラー202c4の後方に限られず、第2反射ミラー202c2乃至第4反射ミラー202c4のうち何れか一つの反射ミラーの後方に配置すればよいことは言うまでも無い。なお、結像レンズ202c5及びライブビュー表示用撮像素子212bを、自身の後方に配置する反射ミラーは、ハーフミラーにより構成されていなければならない。
また、ファインダー光学系202cの代わりに、ペンタプリズムを用いる構成としても勿論良い。この場合、ペンタプリズムの何れか1つの反射面をハーフミラーとし、該ハーフミラーの後方に、結像レンズ及びライブビュー表示用撮像素子を設ければよい。
次に、図3を参照して、本実施形態に係るカメラの外観(上面及び背面)及び各種操作部材について説明する。
まず、カメラ1における上面側から説明する。同図に示すように、カメラ1の上面には、操作部材として、パワーレバー401、レリーズボタン402、及びモードダイヤル403が設けられている。
上記パワーレバー401は、当該カメラ1の電源のON/OFFするための操作部材である。このパワーレバー401が回動操作されることにより、当該カメラ1のメイン電源のON/OFFが切り換えられる。
上記レリーズボタン402は、撮影準備動作及び露光動作を実行させるためのボタンである。このレリーズボタンは、第1レリーズスイッチと第2レリーズスイッチの2段式のスイッチで構成されており、レリーズボタン402が半押し操作されることによって第1レリーズスイッチがONされて測光処理や測距処理等の撮影準備動作が実行される。また、レリーズボタン402が全押し操作されることによって第2レリーズスイッチがONされて露光動作が実行される。
モードダイヤル403は、撮影時の撮影モードを設定するための操作部材である。このモードダイヤル403が回転操作されることによって撮影時の撮影モードが設定される。例えば、プログラムAEモード(P)、絞り優先AEモード(A)、シャッター優先AEモード(S)、マニュアルモード(M)、そしてシーンモード(SCN)の5つのモードが設定可能である。
プログラムAEモードは、カメラ1によって演算された露光条件(絞り値及びシャッタースピード)に従って露光動作が行われるモードである。絞り優先AEモードは、ユーザーによって設定された絞り値に応じてシャッタースピードが設定されて露光が行われるモードである。
シャッター優先AEモードは、ユーザーによって設定されたシャッタースピードに応じて絞り値が設定されて露光が行われるモードである。
マニュアルモードは、ユーザーによって設定された絞り値及びシャッタースピードで露光が行われるモードである。
シーンモードは、種々の撮影シーンに適した条件で撮影が行われるモードである。なお、シーンモードにおいては、モードダイヤル403をSCNに設定した状態で、所望のシーンをメニュー画面上で設定する必要がある。
また、上記コントロールダイヤル404は、他の操作部材が押された状態で操作される操作部材である。このコントロールダイヤル404が回転操作されることにより、現在ユーザーによって押されている操作部材に係る機能の設定変更を行うことが可能である。ここで、コントロールダイヤル404を利用した設定が行われているときには、そのときのカメラ1の動作状態が動作表示用LCD226に表示される。ユーザーはこの表示を見ながら設定変更を行うことができる。
以下、カメラ1の背面側を説明する。カメラ1の背面側には、同図に示すように操作部材として再生ボタン419、十字ボタン424、及びOKボタン425が設けられている。そして、表示部材として液晶モニタ222が設けられている。
上記再生ボタン419は、カメラ1の動作モードを、FlashROM220や記録メディア221に記録されたJPEGファイルから画像を再生できる再生モードに切り替えるためのボタンである。
上記液晶モニタ222は、例えばメニュー画面の表示やライブビュー表示等が行われる表示部材である。メニュー画面は、複数の階層構造からなるメニュー項目によって構成されており、ユーザーは、所望のメニュー項目を十字ボタン424で選択して、OKボタン425で選択した項目を決定することができる。ここで、メニュー項目としては、例えばFlashROM220や記録メディア221のセットアップ、画像データの画質、画像処理、シーンモード等の設定を行うことができる撮影メニュー、画像再生時の再生条件及び画像プリント時の設定などを行うことができる再生メニュー、撮影者の好みに応じた種々の細かい設定を行うことができるカスタムメニュー、及び警告音の種類などのカメラの動作状態を設定するセットアップメニューなどがある。
なお、本実施形態に係るカメラの有する機能であるライブビュー表示モードの設定は、上記の各種メニューのうち、撮影メニュー、カスタムメニュー、及びセットアップメニューのうち何れのメニュー項目に含めても良い。
また、例えばシーンモードの設定時には、モードダイヤル403がシーンモード(SCN)に設定されている状態で、メニュー画面上で所望のシーンを選択することができる。このシーンの例としては、ポートレート、スポーツ、記念撮影、風景、夜景などがある。これら選択されたシーンに応じて露光条件、フラッシュ発光の条件、測光モード、AF方式、連写間隔などの撮影時の撮影条件が設定される。
以下、図4に示すフローチャートを参照して、本実施形態に係るカメラがライブビュー表示モードに設定されている場合の撮影時における動作制御を説明する。また、この動作制御は、Bucom201が行う動作制御である。なお、該動作制御を行う際の、当該カメラにおける各構成部材の動作については、図1を参照して詳述したので、ここでは一部省略する。
まず、撮像インターフェイス回路217に、利用する撮像素子としてライブビュー表示用撮像素子212bを選択させる(ステップS1)。なお、撮影用撮像素子212a及びライブビュー表示用撮像素子212bの双方を同時に選択することは勿論可能である。次に、ライブビュー表示の動作の開始指示を、画像処理コントローラ218に出す(ステップS2)。以降、図1を参照して上述したように、画像処理コントローラ218によりライブビュー表示が行われる。
続いて、ユーザーによってレリーズボタン402が半押し(第1レリーズスイッチがON)されたか否かを判断する(ステップS3)。ここで、ユーザーによってレリーズボタン402が半押し(第1レリーズスイッチがON)されていないと判断した場合は、ユーザーによる撮影モードの変更を行う操作がなされたか否かを判断する(ステップS15)。ここで、撮影モードの変更を行う操作がなされたと判断した場合は、不図示のメインの処理へ戻る。一方、撮影モードの変更を行う操作がなされていないと判断した場合は、上記ステップS3へ戻る。
上記ステップS3において、ユーザーによってレリーズボタン402が半押し(第1レリーズスイッチがON)されたと判断した場合は、測光回路204において測光処理が行われて輝度データが生成される。この結果は、Bucom201に送信され、Bucom201において露光量が演算される(ステップS4)。
また、上記ステップS4と同時に、本実施形態に特有の測距及び焦点調節を行うステップを実行する(ステップS5)。このステップS5の詳細については、図6を参照して後述する。そして、上記ステップS5において行った測距及び焦点調節により合焦動作が終了した旨の表示(合焦表示)を、合焦表示用スーパーインポーズLED240に、ファインダー視野内に重畳して表示させる(ステップS6)。
その後、ユーザーによって第2レリーズスイッチがONされたか否か、即ちレリーズボタン402が全押しされたか否かを判断する(ステップS7)。このステップS7において、第2レリーズスイッチがONされていないと判断した場合には、ステップS7からステップS16に分岐して、第1レリーズスイッチがONされたままであるか否かを判断する(ステップS16)。このステップS16において、第1レリーズスイッチはONされたままであると判断した場合は、再び上記ステップS7へ戻り、第2レリーズスイッチがONされたか否かを判断する。
上記ステップS7において、第2レリーズスイッチがONされたと判断した場合は、画像処理コントローラ218に対して、ライブビュー表示の動作を一旦停止させる指示を出す(ステップS8)。
その後、撮像インターフェイス回路217に、利用する撮像素子として撮影用撮像素子212aを選択させる(ステップS9)。続いて、ミラー駆動機構207に、第1反射ミラー202aを上述したUP位置に移動させる(ステップS10)。次に、撮影動作を行う(ステップS11)。
この撮影動作とは、具体的には、上記ステップS4で演算された露光量に基づいて、絞り駆動機構105に絞り104の絞り込みを行わせ、画像処理コントローラ218を介して撮像インターフェイス回路217に、撮影用撮像素子212aの撮像動作を開始させる。そして、上記ステップS4で演算した露光量に基づいて、シャッター制御回路210に、シャッター部208の開閉駆動を行わせる。その後、シャッター制御回路210にシャッター部208を閉じさせ、撮影用撮像素子212aの撮影動作を停止させる。
なお、上記撮影用撮像素子212aで得られた電気信号(画像信号)は、所定タイミング毎に撮像インターフェイス回路217を介して読み出されてデジタル化される。さらに、撮像インターフェイス回路217でデジタル化されて得られた画像データは、画像処理コントローラ218によって、ホワイトバランス補正や、階調補正、色補正などの周知の画像処理が施される。
その後、絞り104を開放させ、第1反射ミラー202aをDOWN位置に移動させる(ステップS12)。そして、上記画像データをバッファメモリ219に格納させる(ステップS13)。なお、バッファメモリ219は、例えば高速連写によって撮影される多数の画像データを一時格納するのに十分な容量を有している。その後、ユーザーにより、十字ボタン424、及びOKボタン425を用いての、撮影モードの変更を行う操作がなされたか否かを判断する(ステップS15)。ここで、撮影モードの変更を行う操作がなされたと判断した場合は、不図示のメインの処理へ戻る。一方、撮影モードの変更を行う操作がなされていないと判断した場合は、上記ステップS3へ戻る。
以下、本実施形態に特有の処理である上記ステップS5、すなわち測距及び焦点調節ステップのサブルーチンについて、図5に示すフローチャート、及び図6,7に示すタイムチャートを参照して説明する。ここで、図6は補助照明光が使用されない場合、図7は補助照明光が使用される場合におけるタイムチャートである。
なお、ライブビュー表示のフレームレートは、(1/30)秒と設定している。すなわち、画像処理コントローラ218は、図6,7に示す “ライブビュー表示:撮像”タイムチャートに示すように、ライブビュー表示用撮像素子212bに、30ms毎に、ライブビュー表示用の画像データを撮像させる。そして、このように撮像された画像データが、液晶モニタ222にライブビュー表示される。
また、一度表示された画像データは、図6,7に示す “ライブビュー表示:表示”タイムチャートに示すように、次に画像データが更新表示されるまで、液晶モニタ222に表示され続ける。したがって、液晶モニタ222に表示するライブビュー表示は、人間の視覚にとって、動画として認識される。
ユーザーによりレリーズボタン402が半押しされると、すなわち第1レリーズスイッチがONされると(図6,7に示す“第1レリーズスイッチ”タイムチャート参照)、“測距”タイムチャートに示すように、まず補助照明光無し(“測距”タイムチャートにおける第1回目測距が該当)で測距を行う(ステップS21)。なお、具体的には、AFセンサユニット205において検出された信号が、AFセンサ駆動回路206を介してBucom201へ送信される。これに応じて、Bucom201では測距処理を行う。
次に、上記ステップS21における測距処理の結果に基づいて、被写体が低輝度であるか否かを判断する(ステップS22)。なお、この判断の基準としては、上記ステップS21における補助照明光無しの測距において、AFセンサユニット205における電荷蓄積(積分)が、所定のレベルに達したか否かを判断の基準とする。この所定のレベルは、デフォルト値として設定しておいても、ユーザーが設定できるようにしても、どちらでもよい。ここで、このステップS22において被写体が低輝度ではないと判断した場合には、後述するステップS26へ進む。
上記ステップS22において、被写体が低輝度であると判断した場合には、画像処理コントローラ218に、補助照明光照射時にはライブビュー表示における表示更新を禁止させる指示を出す(ステップS23)。そして、フラッシュ制御回路301及び充電及び発光回路303を介して発光制御して、上記発光部307を発光(図7に示す“補助光フラッシュ”タイムチャート参照)させながら、再び測距動作を行う(ステップS24)。
すなわち、フラッシュ装置300を用いて補助照明光(フラッシュプリ発光)を被写体に照射しながら測距を行い、その間、図7の“ライブビュー表示:表示”タイムチャート”に示すように、ライブビュー表示の表示更新は行わないよう、画像処理コントローラ218を制御する。具体的には、フラッシュプリ発光実行中にライブビュー表示用撮像素子212bの取得した画像データは破棄し、代わりにフラッシュプリ発光直前の画像データを表示させ続ける。
そして、上記ステップS24にて補助照明光を照射しての測距を終えた後、画像処理コントローラ218に、ライブビュー表示における表示更新を行うことを許可する指示を出す(ステップS25)。
続いて、測距結果を参照して、撮影光学系102の位置が合焦の範囲内の位置にあるか否かを判断する(ステップS26)。このステップS26において、撮影光学系102の位置が、合焦の範囲内の位置にあると判断した場合には、図4に示すフローチャートに戻り、上記ステップS6の合焦表示ステップへ進む。この合焦表示ステップでは、ファインダー視野内の被写体画面に重畳して、合焦表示用スーパーインポーズLED240によるLED光を投影させ、ファインダー視野内に、合焦動作が終了した旨の表示をさせる。
なお、この合焦表示は、図6及び図7の“合焦表示”タイムチャートに示すように最後の測距により合焦を確認した後に、合焦表示用スーパーインポーズLED240に行わせる。
一方、上記ステップS26において、撮影光学系102の位置が合焦の範囲内の位置にないと判断した場合は、測距結果に基づいて、焦点調節に必要な撮影光学系102の駆動量を演算する(ステップS27)。そして、この演算結果をLucom101に送信し、Lucom101により、Bucom201が通知した駆動量に基づいて撮影光学系102の駆動制御(図6,7に示す“レンズ駆動”タイムチャート参照)が行われる(ステップS28)。
その後、前回の測距において、補助照明光の照射を行ったか否かを判断する(ステップS29)。ここで、前回の測距において、補助照明光の照射を行ったと判断した場合は、上記ステップS23へ戻り、以降再び補助照明光を用いての測距を行う。また、前回の測距において、補助照明光の照射を行っていないと判断した場合は、上記ステップS21へ戻り、以降のステップを再び繰り返す。
そして、全く補助照明光を用いずに合焦を完了する場合は、図6に示すタイムチャートのように、通常のライブビュー表示を行いながら測距動作を行うことになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、フラッシュプリ発光が行われた場合に、ライブビュー表示を実行中の画像表示装置の表示画面が、白飛びを起こさないカメラを提供することができる。
具体的には、本実施形態においては、補助照明光としてフラッシュプリ発光が行われている間は、ライブビュー表示の表示更新を禁止することで、ライブビュー表示を実行中の画像表示装置の表示画面の白飛びを防止する。
なお、ライブビュー表示の表示更新の許可直後の数駒分の画像データについても、表示更新を禁止し、その後の画像データから、ライブビュー表示の表示更新に用いることで、白飛び防止をより完全に行っても勿論良い。
[第2実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第2実施形態に係るカメラを説明する。なお、装置構成上及び動作制御上等で、上記第1実施形態と同様である部分についてはここでは省略し、上記第1実施形態に係るカメラとの相違点を中心に説明する。
以下、図面を参照して、本発明の第2実施形態に係るカメラを説明する。なお、装置構成上及び動作制御上等で、上記第1実施形態と同様である部分についてはここでは省略し、上記第1実施形態に係るカメラとの相違点を中心に説明する。
上記第1実施形態に係るカメラとの装置構成上の相違点は、上記第1実施形態におけるフラッシュ装置300の代わりに、本実施形態では、図8に示すように補助光ランプ500を用いる点である。尚、この補助光ランプ500は、発光ダイオード(LED)や電球である。また、この補助光ランプ500は、本実施形態における必須の構成要件ではなく、上記第1実施形態と同様にフラッシュ装置300を用いてもよい。さらに、逆に上記第1実施形態において、フラッシュ装置300の代わりに補助光ランプ500を用いても勿論よい。なお、上記補助光ランプ500は、Bucom201と通信可能に接続され、Bucom201により発光制御される。
また、上記第1実施形態と本実施形態との、動作制御上の相違点は、上記第1実施形態では、補助照明光照射時(フラッシュプリ発光時;以下同様)にはライブビュー表示の表示更新を禁止したが、本実施形態では、補助照明光照射時にはライブビュー表示用撮像素子212bの撮像動作自体を禁止する点である。そして、この点が、上記第1実施形態と本実施形態との大きな相違点である。
すなわち、図4に示すフローチャートにおけるステップS5である測距及び焦点調節ステップのサブルーチンが、上記第1実施形態と異なる。したがって、以降図9に示すフローチャート及び図10に示すタイムチャートを参照して、Bucom201の制御による測距及び焦点調節ステップのサブルーチンを説明する。
ステップS21及びステップS22については、上記第1実施形態と同様であり、図5のフローチャートを参照して説明した通りである。
上記ステップS22において、被写体が低輝度であると判断した場合は、画像処理コントローラ218を介して撮像インターフェイス回路217に、補助光ランプ500による補助照明光の照射中には、ライブビュー表示用撮像素子212bの撮像動作を禁止させる指示を出す(ステップS33)。そして、上記補助光ランプ500を発光制御しながら、再び測距を行う(ステップS34)。すなわち、補助光ランプ500を用いて補助照明光を被写体に照射しながら測距を行い、その間、図10に示す“ライブビュー表示:撮像”タイムチャートのように、ライブビュー表示用撮像素子212bの撮像動作は行わないよう、画像処理コントローラ218及び撮像インターフェイス回路217を制御する。具体的には、補助照明光照射中にライブビュー表示用撮像素子212bの撮像動作をさせずに、その代わりに補助照明光照射直前の画像データをライブビュー表示として表示させ続ける。
その後、画像処理コントローラ218に、ライブビュー表示用撮像素子212bの撮像動作を許可する指示を出す(ステップS35)。以降、ステップS26〜ステップS29における動作制御は、第1実施形態におけるそれと同様である。
以上説明したように、本実施形態によれば、補助照明光照射時にはライブビュー表示用撮像素子212bの撮像動作自体を禁止することで、上記第1実施形態と同様の効果を奏するカメラを提供することができる。
さらに、上述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態以外にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
1…カメラ、 100…レンズ鏡筒、 101…レンズ制御用マイクロコンピュータ、 102…撮影光学系、 200…カメラ本体、 201…ボディ制御用マイクロコンピュータ、 202a…第1反射ミラー、 202b…フォーカシングスクリーン、 202c…ファインダー光学系、 202c2…第2反射ミラー、 202c3…第3反射ミラー、 202c4…第4反射ミラー、 202c5…結像レンズ、 204a…測光センサ、 205…AFセンサユニット、 207…ミラー駆動機構、 210…シャッター制御回路、 212b…ライブビュー表示用撮像素子、 212a…撮影用撮像素子、 217…撮像インターフェイス回路、 218…画像処理コントローラ、 222…液晶モニタ、 227…カメラ操作SW、 240…合焦表示用スーパーインポーズLED、 300…フラッシュ装置、 301…フラッシュ制御回路、 307…発光部、 500…補助光ランプ
Claims (3)
- 撮影レンズの焦点ズレ量を検出する測距手段と、
所定の周期で被写体の撮像を行うライブビュー表示用撮像手段と、
上記ライブビュー表示用撮像手段が取得した画像データを、順次更新して表示する表示手段と、
上記被写体が低輝度である場合に、上記測距手段による測距時に上記被写体に対して補助照明光を投射する補助照明光照射手段と、
上記補助照明光照射手段が上記被写体に対して補助照明光を照射している間に上記ライブビュー表示用撮像手段が取得した画像データを、上記表示手段に表示更新することを禁止する制御手段と、
を具備することを特徴とするカメラ。 - 撮影レンズの焦点ズレ量を検出する測距手段と、
所定の周期で被写体の撮像を行うライブビュー表示用撮像手段と、
上記ライブビュー表示用撮像手段が取得した画像データを、順次更新して表示する表示手段と、
上記被写体が低輝度である場合に、上記測距手段による測距時に上記被写体に対して補助照明光を投射する補助照明光照射手段と、
上記補助照明光照射手段が上記被写体に対して補助照明光を照射している間、上記ライブビュー表示用撮像手段の撮像動作を禁止する制御手段と、
を具備することを特徴とするカメラ。 - 上記制御手段は、上記補助照明光照射手段による補助照明光の照射終了後に上記ライブビュー表示用撮像手段が取得した画像データのうち少なくとも取得第1駒目の画像データを、上記表示手段に表示更新させない制御を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカメラ。
Priority Applications (1)
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CN107333069A (zh) * | 2017-06-29 | 2017-11-07 | 上海传英信息技术有限公司 | 一种亮屏补光前摄拍照方法及移动终端 |
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-
2005
- 2005-06-23 JP JP2005183427A patent/JP2007006097A/ja active Pending
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