JP2002069131A - (メタ)アクリル酸エステル系樹脂組成物 - Google Patents

(メタ)アクリル酸エステル系樹脂組成物

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JP2002069131A
JP2002069131A JP2000261763A JP2000261763A JP2002069131A JP 2002069131 A JP2002069131 A JP 2002069131A JP 2000261763 A JP2000261763 A JP 2000261763A JP 2000261763 A JP2000261763 A JP 2000261763A JP 2002069131 A JP2002069131 A JP 2002069131A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築外装用塗料、建材用塗料、金属用塗料、
プラスチック用塗料、重防食用塗料、屋上防水用塗料等
の塗料用の他に、フィルム、プラスチック、ガラス、
紙、繊維、皮革等のコーティング剤、粘着剤、接着剤等
の各種用途に用いた場合に、耐候性、可とう性、加工
性、密着性等の良好な、新規な(メタ)アクリル酸エス
テル系樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 本発明にかかる(メタ)アクリル酸エス
テル系樹脂組成物は、(メタ)アクリル酸のシクロヘキ
シルアルキルエステル(ただし、シクロヘキシル基は置
換基を有していてもよい)である重合性不飽和単量体を
必須に含むモノマー成分を重合して得られる(メタ)ア
クリル酸エステル系重合体および水系媒体を含んでな
り、かつ、前記重合体が前記水系媒体中に分散している
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な(メタ)ア
クリル酸エステル系樹脂組成物に関する。さらに詳しく
は、例えば、建築外装用塗料、建材用塗料、金属用塗
料、プラスチック用塗料、重防食用塗料、屋上防水用塗
料等の塗料用の他に、フィルム、プラスチック、ガラ
ス、紙、繊維、皮革等のコーティング剤、粘着剤、接着
剤等の各種用途に用いた場合に、耐候性、耐熱性、耐水
性、耐酸性、耐アルカリ性、耐温水性、耐衝撃性、加工
性、可とう性、硬度、伸長性、透明性、光沢性、肉特
性、鮮映性、顔料分散性、乾燥性などの各種物性の良好
な、新規な(メタ)アクリル酸エステル系樹脂組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】(メタ)アクリル系樹脂塗料は、アルキ
ッド樹脂塗料あるいはその他各種樹脂系塗料に比べて耐
候性、耐薬品性、耐水性に優れており、また、通常の硬
化型樹脂の如くポリイソシアネート化合物やアミノプラ
スト樹脂といった硬化剤を配合する必要がないので、手
軽に使用できるという利点もあり、建材、木工、瓦、
紙、金属など、幅広い分野において使用されており、こ
れら物性のさらなる向上が望まれている。従来から、建
築分野等で使用される塗料の塗膜には、長期にわたり風
雨や日光に曝されると、艶の低下、変色、膨れ、ひび割
れ等を生じるという問題があった。そのため、長期にわ
たる高耐久性や高耐候性が必要な場合には、溶剤系フッ
素樹脂塗料、アクリルシリコン系樹脂塗料、あるいは、
ポリマーに低吸湿性官能基や紫外線安定基や紫外線吸収
基を導入した樹脂塗料などが用いられてきた。
【0003】高耐候性とするのに有効な低吸湿性官能基
を有する重合性不飽和単量体としては、シクロヘキシル
(メタ)アクリレートが特に好適であったが、重合体中
の含有量が多くなり過ぎると、塗膜の可とう性や加工性
が低下したり密着性が低下することから、使用範囲が限
定されていた。さらに、近年は、環境汚染や人体への影
響等が考慮されるようになり、このような溶剤系塗料に
代わり、エマルション塗料などのような水系塗料の使用
の増加が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、例えば、建築外装用塗料、建材用塗料、金属用塗
料、プラスチック用塗料、重防食用塗料、屋上防水用塗
料等の塗料用の他に、フィルム、プラスチック、ガラ
ス、紙、繊維、皮革等のコーティング剤、粘着剤、接着
剤等の各種用途に用いた場合に、耐候性、可とう性、加
工性、密着性等の良好な、新規な(メタ)アクリル酸エ
ステル系樹脂組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するべく、鋭意検討を行った。その結果、特定のシ
クロヘキシルアルキル基をエステル基として導入した
(メタ)アクリル酸エステルを必須に含むモノマー成分
の重合により得られる、分散状態の(メタ)アクリル酸
エステル系重合体を含む樹脂組成物が、上記課題を解決
できることを見いだした。本発明はこのようにして完成
された。すなわち、本発明にかかる(メタ)アクリル酸
エステル系樹脂組成物は、(メタ)アクリル酸のシクロ
ヘキシルアルキルエステル(ただし、シクロヘキシル基
は置換基を有していてもよい)である重合性不飽和単量
体を必須に含むモノマー成分を重合して得られる(メ
タ)アクリル酸エステル系重合体および水系媒体を含ん
でなり、かつ、前記重合体が前記水系媒体中に分散して
いることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】〔(メタ)アクリル酸エステル系
樹脂組成物〕本発明にかかる(メタ)アクリル酸エステ
ル系樹脂組成物は、上述の(メタ)アクリル酸エステル
系重合体および水系媒体を含んでなり、かつ、前記重合
体が前記水系媒体に分散していることを特徴とする。こ
こで、上記(メタ)アクリル酸エステル系重合体は1種
のみで用いても2種以上を併用してもよい。前記水系媒
体には、通常、水が好ましく用いられるが、特に限定さ
れるわけではなく、必要に応じて低級アルコールやケト
ン類の親水性溶媒も好ましく併用される。
【0007】上記の「前記重合体が前記水系媒体に分散
している」とは、前記重合体が前記水系媒体に完全溶解
せずに微粒子状で存在している、いわゆる不均一系樹脂
組成物であることを意味し、前記重合体が前記水系媒体
に完全に溶解している状態の、いわゆる均一系樹脂組成
物であることを除く趣旨であると考えることが好まし
い。特に本発明においては、乳化重合によって得られる
前記重合体がエマルションポリマーとして水系媒体中に
分散しているエマルション型や、その他の重合方法で得
られた前記重合体が強制乳化されることにより分散して
いる分散型であることが好ましいが、これらのみに限定
されるわけではない。
【0008】本発明にかかる(メタ)アクリル酸エステ
ル系樹脂組成物の調製方法としては、特に限定されるわ
けではないが、上記のエマルション型樹脂組成物と分散
型樹脂組成物とに関連する2種の調製方法を好ましく挙
げることができる。前記エマルション型では、通常の乳
化重合により本発明の(メタ)アクリル酸エステル系重
合体をエマルションポリマーとして合成し水系媒体中に
分散させることによって、本発明の樹脂組成物を得るこ
とが好ましい。前記水系媒体には、通常、水が好ましく
用いられるが、特に限定されるわけではなく、必要に応
じて低級アルコールやケトン類の親水性溶媒も好ましく
併用される。
【0009】前記分散型では、乳化重合以外の方法、例
えば、懸濁重合、塊状重合、溶液重合など、特に限定さ
れるわけではないが、これらのいずれかの方法によって
本発明の(メタ)アクリル酸エステル系重合体を合成し
たあと、乳化剤や分散剤を用いて、前記重合体を微粒子
状(コロイド状)のポリマーとして水系媒体中に強制乳
化させ分散・乳濁させることによって、本発明の樹脂組
成物を得ることが好ましい。前記エマルション型樹脂組
成物の中でも、特にエマルション型水性樹脂組成物の場
合は、いわゆる水性樹脂組成物において最も普及率が高
く、一般的な特徴としては、外観は乳白色で、重合体粒
子の分子量は比較的大きく、塗装時の固形分含有量は高
いということなどを好ましく列挙することができ、ま
た、粒子径については0.01μm〜50μmであるこ
とが好ましく、より好ましくは0.02μm〜20μ
m、さらに好ましくは0.03μm〜1μmである。代
表的な用途としては、特に限定されるわけではないが、
例えば、建築外装用塗料、建材用塗料、金属用塗料、プ
ラスチック用塗料、重防食用塗料、屋上防水用塗料等の
塗料用の他に、フィルム、プラスチック、ガラス、紙、
繊維、皮革等のコーティング剤、粘着剤、接着剤等も好
ましく挙げることができる。
【0010】前記分散型樹脂組成物の中でも、特に水系
分散型水性樹脂組成物の場合は、一般的特徴として、外
観は半透明もしくは乳白色で、重合体粒子の分子量はエ
マルション型と比較すると中程度であり、塗装時の固形
分含有量は比較的高いということなどを好ましく列挙す
ることができ、粒子径については0.01〜0.5μm
であることが好ましく、より好ましくは0.02μm〜
0.2μmである。加えて、物性としては、乾燥性、光
沢、硬度、耐水性、機械安定性などにおける優れた面を
好ましく挙げることができるが、前記特徴および前記物
性とも特にこれらのみに限定されるわけではない。さら
に、塗膜性については、高光沢で緻密な膜を形成するが
ハジキやヘコミを生じやすい水溶性水性樹脂組成物と、
前記エマルション型水性樹脂組成物との中間的性質を好
ましくあわせ持つ。代表的な用途としては、特に限定さ
れるわけではないが、インク、ハイグロスラッカーなど
の他に、紙・フィルム加工への利用等も好ましく挙げる
ことができる。
【0011】本発明にかかる(メタ)アクリル酸エステ
ル系樹脂組成物中の前記(メタ)アクリル酸エステル系
重合体の含有割合は5〜90重量%が好ましく、より好
ましくは20〜80重量%、さらに好ましくは25〜8
0重量%、特に好ましくは25〜75重量%、最も好ま
しくは30〜70重量%である。前記(メタ)アクリル
酸エステル系重合体の含有割合が上記範囲を外れると、
本発明にかかる前記樹脂組成物の有する各種特性が十分
に発揮できない恐れがあるので好ましくない。本発明に
かかる(メタ)アクリル酸エステル系樹脂組成物は、さ
らに水系媒体を含んでなることを特徴とし、前記(メ
タ)アクリル酸エステル系樹脂組成物中の前記水系媒体
の含有割合は、10〜95重量%であることが好まし
く、より好ましくは20〜80重量%、特に好ましくは
25〜70重量%、最も好ましくは20〜60重量%で
ある。前記水系媒体の含有割合が上記範囲を外れると、
前記樹脂組成物の有する各種特性が十分に発揮できない
恐れがあるので好ましくない。
【0012】本発明にかかる(メタ)アクリル酸エステ
ル系樹脂組成物は、その必須構成成分である前記(メ
タ)アクリル酸エステル系重合体および前記水系媒体水
に加えて、さらに、特に限定されるわけではないが、分
散能または乳化能を有する化合物等を好ましく含んでい
てもよい。前記分散能または乳化能を有する化合物とし
ては、特に限定されるわけではないが、いわゆる分散
剤、乳化剤の他、分散能または乳化能を有するポリマー
などを好ましく使用することができる。前記分散剤およ
び乳化剤としては、特に限定されるわけではないが、乳
化重合の際に用いることのできるもの、すなわちアニオ
ン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界
面活性剤、両性界面活性剤、高分子界面活性剤、分子中
に1個以上の重合可能な炭素−炭素不飽和結合を有する
重合性界面活性剤等を好ましく挙げることができる。
【0013】前記分散能または乳化能を有するポリマー
としては、特に限定されるわけではないが、具体的に
は、(部分鹸化や)カルボキシル基変性ポリビニルアル
コール、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ポリビニルピロリドン、ポリカルボン酸系高分子乳
化剤、EO/POブロックポリマー、ポリビニルアルコ
ール、ポリ(メタ)アクリル酸ナトリウム、ポリ(メ
タ)アクリル酸カリウム、ポリ(メタ)アクリル酸アン
モニウム、ポリヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ポリヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、こ
れらの重合性単量体の2種以上の共重合体または他の単
量体との共重合体、クラウンエーテル類の相関移動触媒
等を好ましく挙げることができる。これらは単独で用い
ても、2種以上を併用してもよい。
【0014】本発明にかかる(メタ)アクリル酸エステ
ル系樹脂組成物中の前記分散能または乳化能を有する化
合物の含有割合は、前記(メタ)アクリル酸エステル系
樹脂組成物に対して、0.1〜20重量%であることが
好ましく、より好ましくは0.2〜10重量%、特に好
ましくは0.3〜6重量%である。前記分散能または乳
化能を有する化合物の含有割合が上記範囲を外れると、
本発明にかかる樹脂組成物中の有する各種特性が十分に
発揮できない恐れがあるので好ましくない。詳しくは、
前記分散能または乳化能を有する化合物の含有割合が、
0.1重量%よりも小さい場合は、本発明にかかる樹脂
組成物中の重合体の分散安定性の低下が見られるので好
ましくなく、また、前記含有割合が20重量%よりも大
きい場合は、前記樹脂組成物を塗料などに好ましく用い
た際、その塗膜に耐水性などの低下が見られるため好ま
しくない。
【0015】本発明にかかる(メタ)アクリル酸エステ
ル系樹脂組成物は、さらに顔料や骨材や充填剤など、こ
れらに限定されない様々な添加剤を成分として適宜必要
に応じて好ましく含むことができ、これらを単独で含ん
でも、2種以上含んでもよい。前記顔料としては、その
種類は特に限定されるわけではないが、具体的には、無
機顔料としては酸化チタン、三酸化アンチモン、亜鉛
華、リトポン、鉛白等の白色顔料、カーボンブラック、
黄鉛、モリブデン赤、べんがら等の着色顔料など、ま
た、有機顔料としてはベンジジン、ハンザイエローなど
のアゾ化合物やフタロシアニンブルーなどのフタロシア
ニン類などを好ましく挙げることができ、これらは単独
で用いても、2種以上を併用してもよい。
【0016】本発明にかかる(メタ)アクリル酸エステ
ル系樹脂組成物が、例えば塗料として用いられる場合に
は、前記顔料は、塗膜の耐候性を低下させることのない
ように、耐候性の良好なものを選択することが望まし
く、例えば、白色顔料である酸化チタンに関してはアナ
タース型の酸化チタンを用いるよりもルチル型の酸化チ
タンを用いる方が塗膜の耐候性の面で好ましい。また、
ルチル型としては、硫酸法酸化チタンよりは塩素法酸化
チタンのほうが長期に耐候性を維持発現させることがで
きるので好ましい。前記骨材としては、その種類は透明
骨材でも着色骨材であってもよく、具体的には、特に限
定されるわけではないが、透明骨材としては長石、硅
砂、硅石、寒水砂、ガラスビーズ、合成樹脂ビーズな
ど、また、着色骨材としては大理石粉、御影石粉、蛇紋
岩、蛍石、着色硅砂粉、有色陶磁器粉などを好ましく挙
げることができ、これらは単独で用いても、2種以上を
併用してもよい。
【0017】前記顔料や骨材や充填剤などの添加剤を含
む場合、その効果を十分に発揮するためには、前記樹脂
組成物中のその含有割合は、クリアー塗料等に用いる場
合は40重量%未満が好ましく、また、エナメル塗料等
に用いる場合は、好ましくは5〜80重量%であり、よ
り好ましくは10〜70重量%、さらに好ましくは20
〜60重量%である。本発明にかかる(メタ)アクリル
酸エステル系樹脂組成物は、前記顔料や骨材以外に、さ
らに、充填剤、レベリング剤、分散剤、可塑剤、安定
剤、染料、紫外線吸収剤、紫外線安定剤、酸化防止剤な
ど、特に限定されるわけではないが、これら各種添加剤
を適宜必要に応じて好ましく含んでいてもよい。
【0018】本発明にかかる(メタ)アクリル酸エステ
ル系樹脂組成物は、pHの値が1.5〜11であること
が好ましく、より好ましくは4〜10、さらに好ましく
は6〜9.5である。前記pH値が上記範囲を外れるこ
とは、本発明にかかる樹脂組成物の物性を低下させるお
それがあるので好ましくない。本発明にかかる(メタ)
アクリル酸エステル系樹脂組成物は、粘度が10000
0mPa・s以下であることが好ましく、より好ましく
は5〜50000mPa・s、さらに好ましくは10〜
20000mPa・sである。前記粘度が上記範囲を外
れることは、本発明にかかる樹脂組成物の物性を低下さ
せるおそれがあるので好ましくない。
【0019】〔(メタ)アクリル酸エステル系重合体〕
本発明にかかる(メタ)アクリル酸エステル系樹脂組成
物の必須構成成分である(メタ)アクリル酸エステル系
重合体は、(メタ)アクリル酸のシクロヘキシルアルキ
ルエステルである重合性不飽和単量体を必須に含むモノ
マー成分を重合して得られることを特徴とする重合体で
ある。ただし、前記重合性不飽和単量体の分子構造中の
シクロヘキシル基は置換基を有していてもよいものとす
る。また、本発明にかかる樹脂組成物の構成成分である
(メタ)アクリル酸エステル系重合体の必須モノマー成
分である、前記(メタ)アクリル酸のシクロヘキシルア
ルキルエステル(ただし、シクロヘキシル基は置換基を
有していてもよい)は、下記一般式(1):
【0020】
【化2】
【0021】で表されることが好ましい。前記一般式
(1)で表される特定の重合性不飽和単量体において、
1は水素原子またはメチル基である。前記一般式
(1)で表される特定の重合性不飽和単量体において、
2は水素原子または有機残基であり、当該R2が有機残
基の場合は、特に限定されるわけではないが、例えば、
1−シクロヘキシルエチル(メタ)アクリレート(シク
ロヘキシル(メチル)メチル(メタ)アクリレートと称
すこともある)等が好適に用いられる。また、nは1か
ら4までの整数を表す。
【0022】前記一般式(1)で表される特定の重合性
不飽和単量体において、R3はシクロヘキシル基上の有
機残基を表す。また、mは0から2までの整数を表して
おり、mが0の場合は無置換、mが1の場合は1置換、
mが2の場合は2置換を表す。この場合、R3は、シク
ロヘキシル基上であればどの位置の置換基であってもよ
く、また、1種の置換基が1箇所または複数箇所存在し
ていてもよいし、2種以上の置換基が1箇所または複数
箇所に存在していてもよい。R3が有機残基の場合は、
例えば、炭素数1〜10の直鎖状、分枝状または環状の
アルキル基、炭素数1〜5のヒドロキシアルキル基、炭
素数1〜5のアルコキシアルキル基、炭素数1〜5のア
セトキシアルキル基、炭素数1〜5のハロゲン化(例え
ば、塩素化、臭素化またはフッ素化)アルキル基等が挙
げられる。これらのうち、炭素数1〜4のアルキル基、
炭素数1〜2のヒドロキシアルキル基、炭素数1〜2の
アルコキシアルキル基、炭素数1〜2のアセトキシアル
キル基が好適に用いられる。上記R3は、上述の通り、
シクロヘキシル基上であればどの位置の置換基であって
もよいが、好ましくは3位または4位の位置である。ま
た、シクロヘキシル基上に置換基のない場合も好まし
い。
【0023】前記一般式(1)で表される特定の重合性
不飽和単量体としては、特に限定されるものではない
が、具体的には、シクロヘキシルメチル(メタ)アクリ
レート、シクロヘキシルエチル(メタ)アクリレート、
シクロヘキシルプロピル(メタ)アクリレート、シクロ
ヘキシルブチル(メタ)アクリレート、4−メチルシク
ロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、4−エチルシ
クロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、4−プロピ
ルシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、4−ブ
チルシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、4−
メトキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、
4−アセトキシメチルシクロヘキシルメチル(メタ)ア
クリレート、3−メチルシクロヘキシルメチル(メタ)
アクリレート、3−エチルシクロヘキシルメチル(メ
タ)アクリレート、3−プロピルシクロヘキシルメチル
(メタ)アクリレート、3−ブチルシクロヘキシルメチ
ル(メタ)アクリレート、3−メトキシシクロヘキシル
メチル(メタ)アクリレート、3−アセトキシメチルシ
クロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロ
キシメチルシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレー
ト、4−メチルシクロヘキシルエチル(メタ)アクリレ
ート、4−エチルシクロヘキシルエチル(メタ)アクリ
レート、4−プロピルシクロヘキシルエチル(メタ)ア
クリレート、4−ブチルシクロヘキシルエチル(メタ)
アクリレート、4−メトキシシクロヘキシルエチル(メ
タ)アクリレート、4−アセトキシメチルシクロヘキシ
ルエチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシメチル
シクロヘキシルエチル(メタ)アクリレート、3−メチ
ルシクロヘキシルエチル(メタ)アクリレート、3−エ
チルシクロヘキシルエチル(メタ)アクリレート、3−
プロピルシクロヘキシルエチル(メタ)アクリレート、
3−ブチルシクロヘキシルエチル(メタ)アクリレー
ト、3−メトキシシクロヘキシルエチル(メタ)アクリ
レート、3−アセトキシメチルシクロヘキシルエチル
(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシメチルシクロヘ
キシルエチル(メタ)アクリレート、4−メチルシクロ
ヘキシルプロピル(メタ)アクリレート、4−エチルシ
クロヘキシルプロピル(メタ)アクリレート、4−メト
キシシクロヘキシルプロピル(メタ)アクリレート、4
−アセトキシメチルシクロヘキシルプロピル(メタ)ア
クリレート、4−ヒドロキシメチルシクロヘキシルプロ
ピル(メタ)アクリレート、3−メチルシクロヘキシル
プロピル(メタ)アクリレート、3−エチルシクロヘキ
シルプロピル(メタ)アクリレート、3−メトキシシク
ロヘキシルプロピル(メタ)アクリレート、3−アセト
キシメチルシクロヘキシルプロピル(メタ)アクリレー
ト、3−ヒドロキシメチルシクロヘキシルプロピル(メ
タ)アクリレート、4−メチルシクロヘキシルブチル
(メタ)アクリレート、4−エチルシクロヘキシルブチ
ル(メタ)アクリレート、4−メトキシシクロヘキシル
ブチル(メタ)アクリレート、4−アセトキシメチルシ
クロヘキシルブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロ
キシメチルシクロヘキシルブチル(メタ)アクリレー
ト、3−メチルシクロヘキシルブチル(メタ)アクリレ
ート、3−エチルシクロヘキシルブチル(メタ)アクリ
レート、3−メトキシシクロヘキシルブチル(メタ)ア
クリレート、3−アセトキシメチルシクロヘキシルブチ
ル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシメチルシクロ
ヘキシルブチル(メタ)アクリレート、2−メチル−1
−シクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、2,3
−ジメチル−1−シクロヘキシルメチル(メタ)アクリ
レート、2,4−ジメチル−1−シクロヘキシルメチル
(メタ)アクリレート、2,6−ジメチル−1−シクロ
ヘキシルメチル(メタ)アクリレート、2−フェニル−
1−シクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、2−
フェニル−3−メチル−1−シクロヘキシルメチル(メ
タ)アクリレート、2−フェニル−4−メチル−1−シ
クロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、2−フェニ
ル−5−メチル−1−シクロヘキシルメチル(メタ)ア
クリレート、2−フェニル−6−メチル−1−シクロヘ
キシルメチル(メタ)アクリレートを好ましく挙げるこ
とができる。これらのうち、異性体を含むものは、各異
性体単独および/または各異性体混合物でもよい。上記
不飽和単量体の中でも、4−メチルシクロヘキシルメチ
ル(メタ)アクリレート、4−エチルシクロヘキシルメ
チル(メタ)アクリレート、4−メトキシシクロヘキシ
ルメチル(メタ)アクリレート、4−アセトキシメチル
シクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、3−メチ
ルシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、3−エ
チルシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、3−
アセトキシメチルシクロヘキシルメチル(メタ)アクリ
レート、3−ヒドロキシメチルシクロヘキシルメチル
(メタ)アクリレート、4−メチルシクロヘキシルエチ
ル(メタ)アクリレート、3−メチルシクロヘキシルエ
チル(メタ)アクリレート、4−メチルシクロヘキシル
プロピル(メタ)アクリレート、3−メチルシクロヘキ
シルプロピル(メタ)アクリレート、4−メチルシクロ
ヘキシルブチル(メタ)アクリレート、3−メチルシク
ロヘキシルブチル(メタ)アクリレートが用いられるこ
とが好ましい。
【0024】本発明にかかる樹脂組成物の必須構成成分
である(メタ)アクリル酸エステル系重合体は、前記一
般式(1)で表される上記の特定の重合性不飽和単量体
を必須に含むモノマー成分を重合して得られることを特
徴とするわけだが、前記特定の不飽和単量体は前記モノ
マー成分中に、5重量%以上含まれることが好ましく、
より好ましくは10重量%以上、さらに好ましくは20
重量%以上、さらにより好ましくは25重量%以上、特
により好ましくは30重量%以上、最も好ましくは35
重量%以上含まれることが、得られる前記(メタ)アク
リル酸エステル系重合体の物性上、ひいては最終的に得
られる本発明にかかる樹脂組成物の物性上好ましい。ま
た、前記特定の不飽和単量体は前記モノマー成分中に、
95重量%以下で含まれることが好ましく、より好まし
くは90重量%以下、さらに好ましくは85重量%以下
で含まれることが、最終的に得られる本発明の樹脂組成
物の、耐候性の向上、および、加工性に関わる耐衝撃性
と可とう性の物性のバランスなどがより良好になるので
好ましい。
【0025】詳しくは、前記(メタ)アクリル酸エステ
ル系重合体を得る場合には、前記一般式(1)で表され
る特定の重合性不飽和単量体を単独で重合させるか、あ
るいは共重合可能な他の重合性不飽和単量体と共重合さ
せることが好ましい。前記一般式(1)で表される特定
の重合性不飽和単量体の製造方法としては、特に限定さ
れず、例えば、(メタ)アクリル酸と、下記一般式
(2)で表されるアルコールとを反応させる方法が挙げ
られる。
【0026】
【化3】
【0027】(式中、R2は水素原子または有機残基、
3はシクロヘキシル基上の有機残基を表し、mは0か
ら2までの整数、nは1から4までの整数を表す)前記
共重合可能な他の重合性不飽和単量体としては、特に限
定されるわけではないが、具体的には、メチル(メタ)
アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチ
ル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレ
ート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、sec
−ブチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)
アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、イ
ソアミル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレー
ト、トリデシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル
(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレ
ート、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−ラウリ
ル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、n−ス
テアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メ
タ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレー
ト、2−(アセトアセトキシ)エチル(メタ)アクリレ
ート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等の(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル類;2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー
ト、α−ヒドロキシメチルエチルアクリレート、α−ヒ
ドロキシメチルアクリレート、カプロラクトン変性ヒド
ロキシアクリレート(商品名プラクセルFシリーズ、ダ
イセル化学工業(株)製)、カプロラクトン変性ヒドロ
キシメタクリレート(商品名プラクセルFMシリーズ、
ダイセル化学工業(株)製)、4−ヒドロキシメチルシ
クロヘキシルメチル(メタ)アクリレート等の水酸基を
有する(メタ)アクリレート類;アクリル酸、メタクリ
ル酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコン
酸、無水マレイン酸、カルボキシル基末端カプロラクト
ン変性アクリレート(商品名プラクセルFAシリーズ、
ダイセル化学工業(株)製)、カルボキシル基末端カプ
ロラクトン変性メタクリレート(商品名プラクセルFM
Aシリーズ、ダイセル化学工業(株)製)、スルホエチ
ル(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオ
キシエチルアシッドホスフェート、2−(メタ)アクリ
ロイルオキシプロピルアシッドホスフェート等の酸性官
能基を有する(メタ)アクリレート類;(メタ)アクリ
ル酸エチレングリコール、メトキシ(メタ)アクリル酸
エチレングリコール、(メタ)アクリル酸ジエチレング
リコール、メトキシ(メタ)アクリル酸ジエチレングリ
コール、(メタ)アクリル酸テトラエチレングリコー
ル、メトキシ(メタ)アクリル酸テトラエチレングリコ
ール等の(ポリ)オキシエチレン(メタ)アクリレート
類;(メタ)アクリル酸プロピレングリコール、メトキ
シ(メタ)アクリル酸プロピレングリコール、(メタ)
アクリル酸ジプロピレングリコール、メトキシ(メタ)
アクリル酸ジプロピレングリコール、(メタ)アクリル
酸テトラプロピレングリコール、メトキシ(メタ)アク
リル酸テトラプロピレングリコール等の(ポリ)オキシ
プロピレン(メタ)アクリレート類;アクロレイン、ジ
アセトンアクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリル
アミド、ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ア
セトアセトキシエチル(メタ)アクリレート、ホルミル
スチロール等のホルミル基またはオキソ基を有する重合
性単量体類;酢酸アリル、安息香酸アリル等のアリルエ
ステル類;アリルエチルエーテル、アリルグリシジルエ
ーテル、アリルフェニルエーテル等のアリルエーテル
類;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、
ジビニルベンゼン等のビニル化合物類;酢酸ビニル、塩
化ビニル、塩化ビニリデン、プロピオン酸ビニル、n−
酪酸ビニル、安息香酸ビニル、p−t−ブチル安息香酸
ビニル、ピバリン酸ビニル、2−エチルヘキサン酸ビニ
ル、バーサチック酸ビニル、ラウリン酸ビニル等のビニ
ルエステル類;ビニルトリクロルシラン、ビニルトリス
(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリエトキシ
シラン、ビニルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン、トリメチルシロキシエ
チルメタクリレート等の珪素含有重合性単量体類;トリ
フルオロエチル(メタ)アクリレート、テトラフルオロ
プロピル(メタ)アクリレート、オクタフルオロペンチ
ル(メタ)アクリレート、ヘプタドデカフルオロデシル
アクリレート、β−(パーフロロオクチル)エチル(メ
タ)アクリレート、ヘキサフルオロプロピルメタクリレ
ート、パーフロロオクチルエチル(メタ)アクリレート
等のフッ素含有重合性単量体類;(メタ)アクリルアミ
ド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、
N−イソプロピルアクリルアミド、t−ブチルアクリル
アミド、メチレンビス(メタ)アクリルアミド、N−メ
トキシメチルアクリルアミド、N−エトキシメチルアク
リルアミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド、N−
メチロール(メタ)アクリルアミド、N,N’−ジメチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N’−ジエ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、N−メチル−
N−ビニルホルムアミド、ジメチルアミノエチルメタク
リレート硫酸塩、N−ビニルピリジン、N−ビニルイミ
ダゾール、N−ビニルピロール、N−ビニルピロリド
ン、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジアセトンア
クリルアミド、N−フェニルマレイミド、N−シクロヘ
キシルマレイミド、2−イソプロペニル−2−オキサゾ
リン等の窒素原子含有重合性単量体類;ビニルメチルエ
ーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソプロピルエ
ーテル、ビニル−n−プロピルエーテル、ビニルイソブ
チルエーテル、ビニル−n−ブチルエーテル、ビニル−
n−アミルエーテル、ビニルイソアミルエーテル、ビニ
ル−2−エチルヘキシルエーテル、ビニル−n−オクタ
デシルエーテル、シアノメチルビニルエーテル、2,2
−ジメチルアミノエチルビニルエーテル、2−クロルエ
チルビニルエーテル、β−ジフルオロメチルビニルエー
テル、ベンジルビニルエーテル、フェニルビニルエーテ
ル、ジビニルエーテル等のビニルエーテル類;グリシジ
ル(メタ)アクリレート、α−メチルグリシジルアクリ
レート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチルアクリ
レート(商品名CYCLOMER A200、ダイセル
化学工業(株)製)、α−メチルグリシジルメタクリレ
ート(商品名M- GMA、ダイセル化学工業(株)
製)、3,4−エポキシシクロヘキシルメチルメタクリ
レート(商品名CYCLOMER M100、ダイセル
化学工業(株)製)等のエポキシ基を有する重合性単量
体類;2−メタクロイルオキシエチルイソシアネート
(商品名カレンズMOI、昭和電工(株))、メタクロ
イルイソシアネート(商品名MAI、日本ペイント
(株))、m−イソプロペニル−α、αジメチルベンジ
ルイソシアネート(商品名m−TMI、武田薬品工業
(株))等のイソシアネート基を有する重合性単量体
類;2−〔2’−ヒドロキシ−5’−(メタ)アクリロ
イルオキシエチルフェニル〕−2H−ベンゾトリアゾー
ル、2−〔2’−ヒドロキシ−5’−(メタ)アクリロ
イルオキシプロピルフェニル〕−2H−ベンゾトリアゾ
ール、2−〔2’−ヒドロキシ−5’−(メタ)アクリ
ロイルオキシヘキシルフェニル〕−2H−ベンゾトリア
ゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−3’−tert−ブ
チル−5’−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニ
ル〕−2H−ベンゾトリアゾール、2−〔2’−ヒドロ
キシ−3’−tert−ブチル−5’−(メタ)アクリ
ロイルオキシエチルフェニル〕−5−クロロ−2H−ベ
ンゾトリアゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−5’−t
ert−ブチル−3’−(メタ)アクリロイルオキシエ
チルフェニル〕−2H−ベンゾトリアゾール、2−
〔2’−ヒドロキシ−5’−(メタ)アクリロイルオキ
シエチルフェニル〕−5−クロロ−2H−ベンゾトリア
ゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−5’−(メタ)アク
リロイルオキシエチルフェニル〕−5−メトキシ−2H
−ベンゾトリアゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−5’
−(メタ)アクリロイルオキシエチル〕フェニル〕−5
−シアノ−2H−ベンゾトリアゾール、2−〔2’−ヒ
ドロキシ−5’−(メタ)アクリロイルオキシエチルフ
ェニル〕−5−t−ブチル−2H−ベンゾトリアゾー
ル、2−〔2’−ヒドロキシ−5’−(β−メタクリロ
イルオキシエトキシ)−3’−tert−ブチルフェニ
ル〕−4−tert−ブチル−2H−ベンゾトリアゾー
ル、2−ヒドロキシ−4−メタクリルオキシベンゾフエ
ノン、2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−メ
タリロイルオキシ)プロポキシベンゾフエノン、2−ヒ
ドロキシ−4−(2−メタクリルオキシ)エトキシベン
ゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−ビニルオキシカルボ
ニルメトキシベンゾフエノン等のイソシアネート基を有
する紫外線吸収性重合性単量体類;4−(メタ)アクリ
ロイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン、4−(メタ)アクリロイルオキシ−1,2,2,
6,6−ペンタメチルピペリジン、4−(メタ)アクリ
ロイルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン、4−(メタ)アクリロイルアミノ−1,2,2,
6,6−ペンタメチルピペリジン、4−シアノ−4−
(メタ)アクリロイルアミノ−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン、4−クロトノイルオキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、4−クロトノイルア
ミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−
(メタ)アクリロイル−4−(メタ)アクリロイルアミ
ノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−
(メタ)アクリロイル−4−シアノ−4−(メタ)アク
リロイルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン、1−クロトノイル−4−クロトノイルオキシ−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン等の紫外線安
定性重合性単量体類を好ましく挙げることができる。こ
れら他の重合性不飽和単量体は、単独でも2種類以上を
併用してもよい。
【0028】上記他の重合性不飽和単量体の中でも、本
発明の効果が十分に発揮されるためには、(メタ)アク
リル酸アルキルエステル類、水酸基を有する(メタ)ア
クリレート類、酸性官能基を有する(メタ)アクリレー
ト類、ビニル化合物類、珪素含有重合性単量体類、エポ
キシ基を有する重合性単量体類、紫外線安定性重合性単
量体類、紫外線吸収性重合性単量体類が好ましく選ばれ
る。特に好ましくは、(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル類、水酸基を有する(メタ)アクリレート類、酸性
官能基を有する(メタ)アクリレート類、ビニル化合物
類を挙げることができるが、これら他の重合性不飽和単
量体は、特に限定されるわけではなく、単独で使用して
も2種類以上を併用してもよい。
【0029】前記モノマー成分中における、前記他の重
合性不飽和単量体の使用量は、特に限定されるものでは
ないが、前記モノマー成分中の前記特定の重合性不飽和
単量体の含有割合の範囲外であることが好ましい。本発
明にかかる樹脂組成物の必須構成成分である(メタ)ア
クリル酸エステル系重合体の製造方法(重合方法)は、
特に限定されるものではないが、例えば、熱、紫外線、
放射線、電子線、ラジカル重合開始剤等を利用した公知
の種々の方法、具体的には、乳化重合、懸濁重合、塊状
重合、溶液重合等を採用することが好ましい。
【0030】本発明にかかる樹脂組成物の必須構成成分
である(メタ)アクリル酸エステル系重合体の調製方法
としては、特に限定されるわけではないが、エマルショ
ン型の重合方法と分散型の重合方法の2種の調製方法を
好ましく挙げることができる。前記エマルション型の重
合では、水系媒体を用いた通常の乳化重合によりモノマ
ー成分を重合し、本発明の(メタ)アクリル酸エステル
系重合体をエマルションポリマーとして合成することが
好ましい。このエマルションポリマーは水系媒体中に容
易に分散し、本発明の樹脂組成物を好ましく得ることが
できる。前記水系媒体には、通常、水が好ましく用いら
れるが、特に限定されるわけではなく、必要に応じて低
級アルコールやケトン類の親水性溶媒も好ましく併用さ
れる。
【0031】前記分散型の重合では、通常の乳化重合以
外の方法、例えば、懸濁重合、塊状重合、溶液重合な
ど、特に限定されるわけではないが、これらのいずれか
の方法によって本発明の(メタ)アクリル酸エステル系
重合体を合成することが好ましいが、最終的に本発明の
樹脂組成物を得るためには、前記重合体を合成した後、
乳化剤や分散剤を用いて、前記重合体を微粒子状(コロ
イド状)のポリマーとして水系媒体中に強制乳化させ分
散・乳濁させることが好ましい。ここで、前記分散型の
重合において、例えば、懸濁重合を用いて本発明の樹脂
組成物の必須構成成分である(メタ)アクリル酸エステ
ル系重合体を合成するには、モノマー成分を前記水系媒
体の中で強くかき混ぜて、前記モノマー成分に可溶な重
合開始剤を加えることによって、前記モノマー成分を重
合させることが好ましい。通常、懸濁重合では、分散し
た前記モノマー成分の油滴を安定化させる場合には分散
剤が添加される。合成された前記重合体は、乳化剤や分
散剤によって前記水系媒体中に強制乳化され分散・乳濁
した微粒子状(コロイド状)のポリマーとなることが好
ましい。
【0032】また、以下に、前記乳化重合によって本発
明の樹脂組成物の必須構成成分である(メタ)アクリル
酸エステル系重合体を得る場合について詳しく記載す
る。前記乳化重合とは、基本的には水などの水系媒体中
に、重合させるモノマー成分を乳化剤(界面活性剤)を
用いて乳化させ、前記水系媒体に可溶な重合開始剤を用
いて重合させることが好ましく、それによって重合体粒
子としてのエマルション型樹脂、つまりエマルションポ
リマーを好ましく得ることができる。このエマルション
ポリマーの構造や調製方法には種々の改良がなされ、前
記乳化重合の技術様式は、特に限定されるわけではない
が、以下のように分類することができる。すなわち、超
微粒子化や粗大化のための粒子径コントロール技術、ソ
ープフリーエマルション調製のための乳化剤削除技術、
粒子表面異型化や中空粒子化のための異型粒子エマルシ
ョン調製技術、ポリマー/ポリマーやワックス/ポリマ
ーといった異相構造エマルション調製技術、常温架橋型
や焼付型といった架橋型エマルション調製技術、その
他、リビング的乳化重合、水溶性ポリマー調製、グラフ
ト化、溶剤膨潤型エマルション調整などの技術を好まし
く挙げることができる。
【0033】前記乳化重合を採用して前記重合体を得る
場合に、もしくは、前記乳化重合以外の重合方法を採用
したあと前記水系媒体に分散する前記重合体粒子を得る
場合に、用いる事のできる乳化剤としては、アニオン性
界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活
性剤、両性界面活性剤、高分子界面活性剤、分子中に1
個以上の重合可能な炭素−炭素不飽和結合を有する重合
性界面活性剤等がある。これらは、1種のみを用いても
良く、また2種以上を併用しても良い。前記アニオン性
界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、
具体的には、ナトリウムドデシルサルフェート、カリウ
ムドデシルサルフェート等のアルカリ金属アルキルサル
フェート類;アンモニウムドデシルサルフェート等のア
ンモニウムアルキルサルフェート類;ナトリウムドデシ
ルポリグリコールエーテルサルフェート、ナトリウムス
ルホシノエート、スルホン化パラフィンのアルカリ金属
塩類;スルホン化パラフィンのアンモニウム塩等のアル
キルスルホネート類;ナトリウムラウリレート、トリエ
タノールアミンオレエート、トリエタノールアミンアビ
エテート等の脂肪酸塩類、ナトリウムドデシルベンゼン
スルホネート、アルカリフェノールヒドロキシエチレン
のアルカリ金属サルフェート等のアルキルアリールスル
ホネート類;高級アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナ
フタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ジアルキルスル
ホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルサルフェー
ト塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールサルフェー
ト塩等を好ましく挙げることができる。
【0034】前記非イオン界面活性剤としては、特に限
定されるものではないが、具体的には、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセロールの
モノラウレート等の脂肪酸モノグリセライド類;ポリオ
キシエチレンオキシプロピレン共重合体、エチレンオキ
サイドと脂肪酸アミン、アミドまたは酸との縮合生成物
等を好ましく挙げることができる。前記高分子界面活性
剤としては、特に限定されるものではないが、具体的に
は、ポリビニルアルコール、ポリ(メタ)アクリル酸ナ
トリウム、ポリ(メタ)アクリル酸カリウム、ポリ(メ
タ)アクリル酸アンモニウム、ポリヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、ポリヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、これらの重合体の構成単位である重
合性単量体の2種以上の共重合体または他の単量体との
共重合体、クラウンエーテル類の相関移動触媒等を好ま
しく挙げることができる。
【0035】前記重合性界面活性剤としては、特に限定
されるものではないが、具体的には、プロペニル−2−
エチルヘキシルベンゼンスルホコハク酸エステルナトリ
ウム、(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレンの硫酸エ
ステル、ポリオキシエチレンアルキルプロペニルエーテ
ル硫酸アンモニウム塩、(メタ)アクリル酸ポリオキシ
エチレンエステルのリン酸エステル等のアニオン性重合
性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルベンゼンエ
ーテル(メタ)アクリル酸エステル、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル(メタ)アクリル酸エステル等のノ
ニオン性重合性界面活性剤等を好ましく挙げることがで
きる。
【0036】前記乳化剤の使用量は、特に限定されるも
のではなく、具体的には、一般式(1)で表される重合
性不飽和単量体を必須に含むモノマー成分の総重量に対
して0.1〜20重量%であることが好ましく、より好
ましくは0.2〜10重量%、さらに好ましくは0.3
〜6重量%である。前記モノマー成分の総重量に対する
前記乳化剤の使用量が、0.1重量%よりも小さい場合
は、本発明の樹脂組成物中の重合体の分散安定性の低下
が見られるので好ましくなく、20重量%を超える場合
は、前記樹脂組成物を塗料などに好ましく用いた際、そ
の塗膜に耐水性などの低下が見られるため好ましくな
い。
【0037】前記水系媒体は、本発明の樹脂組成物にお
いて、一般式(1)で表される重合性不飽和単量体を必
須に含むモノマー成分が、10〜95重量%であること
が好ましく、より好ましくは20〜80重量%、特に好
ましくは25〜70重量%、最も好ましくは20〜60
重量%である。前記乳化重合などで用いられる上記ラジ
カル重合開始剤としては、特に限定されるものではない
が、具体的には、2’−アゾビスイソブチロニトリル、
2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)・二塩酸
塩、4,4’−アゾビス(4−シアノペンタン酸)、
2,2’−アゾビス−(2−メチルブチロニトリル)、
2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−ア
ゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等のアゾ系
開始剤類;過可硫酸カリウム等の過硫酸塩、過酸化水
素、過酢酸、ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチ
ルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t−ブ
チルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチ
ルハイドロパーオキサイド等の過酸化物系開始剤類を好
ましく挙げることができる。また、この際、還元剤とし
て亜硫酸水素ナトリウム、L−アスコルビン酸、ロンガ
リット、メタ重亜硫酸ナトリウム等を用いてレドックス
系開始剤とすることも好ましい。
【0038】また、重合促進剤として、特に限定される
わけではないが、種々の遷移金属イオン、具体的には、
硫酸第二鉄、硫酸第二銅、塩化第二鉄、塩化第二銅等を
好ましく挙げることができる。前記ラジカル重合開始剤
は、一般式(1)で表される重合性不飽和単量体を必須
に含むモノマー成分の総重量に対して0.01〜20重
量%となるように使用するのが好ましく、より好ましく
は0.05〜10重量%、さらに好ましくは0.1〜1
0重量%である。このような使用範囲にした場合、得ら
れる(メタ)アクリル酸エステル系重合体の収率および
経済性に関して優れている。
【0039】前記モノマー成分を重合させる際の反応温
度は、10〜100℃であることが好ましく、40〜9
0℃がより好ましい。前記モノマー成分を重合させる
際、必要に応じて、分子量を調節する目的で、連鎖移動
剤や調節剤などを好ましく用いることができる。前記連
鎖移動剤や調節剤としては、特に限定されるものではな
いが、具体的には、メタノール、エタノール、プロパノ
ール、ブタノール等のアルコール類;アセトン、メチル
エチルケトン、シクロヘキサン、アセトフェノン等のケ
トン類;アセトアルデヒド、n−ブチルアルデヒド、フ
ルフラール、ベンズアルデヒド等のアルデヒド類;ドデ
シルメルカプタン、ラウリルメルカプタン、チオグリコ
ール酸、チオグリコール酸オクチル、チオグリセロー
ル、2−メルカプトエタノール等のメルカプタン類等を
好ましく用いることができる。
【0040】前記連鎖移動剤や調節剤は、一般式(1)
で表される重合性不飽和単量体を必須に含むモノマー成
分の総重量に対して0.01〜10重量%となるように
使用するのが好ましく、より好ましくは0.02〜5重
量%である。本発明にかかる樹脂組成物の必須構成成分
である(メタ)アクリル酸エステル系重合体は、その数
平均分子量が1000〜30000000であることが
好ましく、より好ましくは5000〜20000000
であり、さらに好ましくは10000〜2000000
0である。前記数平均分子量が上記範囲を外れた場合に
は、上記(メタ)アクリル酸エステル系重合体が発現で
きる物性、ひいては、最終的に得られる本発明にかかる
樹脂組成物の物性が低下する恐れがあるので好ましくな
い。
【0041】本発明にかかる樹脂組成物の必須構成成分
である(メタ)アクリル酸エステル系重合体は、そのガ
ラス転移温度が−30〜90℃であることが好ましく、
より好ましくは−20〜80℃であり、さらに好ましく
は−10〜70℃である。前記ガラス転移温度が上記範
囲を外れた場合には、上記(メタ)アクリル酸エステル
系重合体が発現できる物性、ひいては、最終的に得られ
る本発明にかかる組成物の物性が低下するおそれがある
ので好ましくない。本発明にかかる樹脂組成物の必須構
成成分である(メタ)アクリル酸エステル系重合体は、
その平均粒子径が10nm〜50μmであることが好ま
しく、より好ましくは20nm〜30μmであり、さら
に好ましくは30nm〜10μmである。前記平均粒子
径が上記範囲を外れた場合には、上記(メタ)アクリル
酸エステル系重合体が発現できる物性、ひいては、最終
的に得られる本発明にかかる組成物の物性が低下するお
それがあるので好ましくない。
【0042】
【実施例】以下、実施例により、本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるも
のではない。なお、以下、重量部を単に「部」と記すこ
とがある。 (不揮発分測定)試料約1gを秤量、熱風乾燥機で10
5℃×1時間後、乾燥残量を不揮発分として、乾燥前重
量に対する比率を重量%で表示した。 (粘度測定)BM型粘度計((株)東京計器製)により
30min-1、25℃にて測定した。粘度測定時には、
粘度に応じてローターを選定した。
【0043】(pH測定)pHメーター((株)堀場製
作所社製:F−23)により25℃での値を測定した。 (最低成膜温度:MFT)熱勾配試験機の上に置いたガ
ラス板上に0.2mmのアプリケーターで試料を塗工、
乾燥し、その塗膜にクラックの生じた温度を最低成膜温
度(MFT)とした。 (粒子径測定)動的光散乱法の粒子径測定装置(HIA
C/ROYCO INSTRUMENTS DIVIS
ION社製:NICOMP Model 370)で測
定した。粒子径は体積平均粒子径で示した。
【0044】(計算Tg)モノマー成分からなる重合体
の計算Tgは次のFoxの式より計算した。 1/Tg=Σ(Wn/Tgn)/100 ここで、Wnは単量体nの重量%、Tgnは単量体nか
らなるホモポリマーのTg(絶対温度)を示す。計算
後、Tg(絶対温度)をTg(℃)に変換して扱う。 (実施例1)撹拌装置、温度計、冷却装置、滴下装置お
よび窒素ガス導入管を取り付けたセパラブルフラスコ
に、脱イオン水82部を仕込み、窒素ガス気流下75℃
に昇温した。次いで、ノニポール200(三洋化成株式
会社製:ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル)
1.5部、ハイテノールN−08(第一工業製薬株式会
社:ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルスルフ
ォン酸アンモニウム)1.5部、脱イオン水34部を加
えた水溶液に、4M−CHM−MA(4−メチルシクロ
ヘキシルメチルメタクリレート)50部、MMA(メチ
ルメタクリレート)20部、2EHA(2−エチルヘキ
シルアクリレート)29部、およびAA(アクリル酸)
1部を加えてなる、プレエマルションの混合物の10重
量%分を添加した。続いて、3%過硫酸カリウム水溶液
10部を添加した後、15分かけて内温を80℃に昇温
した。その後、プレエマルション混合物の残り90重量
%を3時間かけて滴下し、さらに同温度で1時間保持し
た。冷却後、25%アンモニア水溶液0.7部を添加し
て中和を行い、不揮発分が45.0%、BM型粘度計
((株)東京計器製)により測定した粘度が350mP
a・s、pH8.3、最低成膜温度(MFT)が22
℃、平均粒子径が150nm、計算Tgが10℃である
実施例1の樹脂組成物(以下、樹脂組成物(1)と称
す)を得た。
【0045】(実施例2〜8)実施例1において使用し
た重合性単量体成分を表1に示したとおりにする以外
は、実施例1と同様の操作を繰り返して実施例2〜8の
樹脂組成物(以下、樹脂組成物(2)〜(8)と称す)
を得た。得られた樹脂組成物(2)〜(8)の不揮発
分、粘度、pH、MFT、平均粒子径、計算Tgを実施
例1と同様の操作により測定し、表2に示した。 (比較例1〜3)実施例1において使用した重合性単量
体成分を表1に示したとおりにする以外は、実施例1と
同様の操作を繰り返して比較例1〜3の樹脂組成物(以
下、比較樹脂組成物(1)〜(3)と称す)を得た。得
られた比較樹脂組成物(1)〜(3)の不揮発分、粘
度、pH、MFT、平均粒子径、計算Tgを実施例1と
同様の操作により測定し、表2に示した。
【0046】なお、表中の略号は以下の通りである。 CHM−MA:シクロヘキシルメチルメタクリレート CHE−MA:シクロヘキシルエチルメタクリレート 4M−CHM−MA:4−メチルシクロヘキシルメチル
メタクリレート 4M−CHMA:4−メチルシクロヘキシルメチルアク
リレート CHMA:シクロヘキシルメタクリレート MMA:メチルメタクリレート St:スチレン BMA:ブチルメタクリレート BA:n−ブチルアクリレート 2EHA:2−エチルヘキシルアクリレート AA:アクリル酸 HALS:1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジ
ニルメタクリレート RUVA−93:2−(2’−ヒドロキシ−5−メタク
リロイルエチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール 上述の実施例1〜8で得られた樹脂組成物(1)〜
(8)、比較例1〜3で得られた比較樹脂組成物(1)
〜(3)のそれぞれについて、塗膜性能として耐候性、
耐屈曲性(可とう性)を評価した。評価結果を表2に示
した。
【0047】なお、耐候性、耐屈曲性(可とう性)の評
価方法と評価基準は以下の通りである。 (耐候性試験)樹脂組成物(1)〜(8)、および比較
樹脂組成物(1)〜(3)のそれぞれ146.7部に対
し、75%ブチルセロソルブ水溶液12.0部、脱イオ
ン水64.6部、デモールEP((株)花王製)2.0
部、酸化チタン(ルチル型)60.0部、ノプコ803
4((株)サンノプコ製)0.3部、アデカノールUH
−420((株)旭電化製)1.0部を配合し、合計2
86.6部となる白塗料を作製した。得られた白塗料
を、スレート板上に乾燥膜厚が80μmとなるようにス
プレー塗装し、80℃の熱風乾燥機で10分間乾燥させ
て試験板を得た。
【0048】この試験板を用い、サンシャインウエザオ
メーター(スガ試験機(株)製、形式:WEL−SUN
−HCB)にて試験板の促進耐候性試験を行い、200
0時間後の試験板の表面状態を目視にて観察し、以下の
ような基準で判定・評価した。 ◎:艶びけ、膨れ、割れが全く見られない ○:やや艶びけが見られるが、膨れ、割れは見られない △:艶びけ、膨れ、割れが見られる ×:艶びけ、膨れ、割れが著しく見られる (耐屈曲性試験:皮膜の可とう性の評価)JIS K5
400、8.1塗膜の抵抗性に関する試験方法に準じ
た。
【0049】樹脂組成物(1)〜(8)、および比較樹
脂組成物(1)〜(3)のそれぞれについて、75%ブ
チルセロソルブ水溶液を加えて、最低成膜温度(MF
T)が0〜10℃になるように調製したものを試料とし
た。上記各試料について、アルミニウム板上に0.2m
mのアプリケーターで試料を塗工し10分放置した後、
80℃の熱風乾燥機で5分乾燥し、試験板を得た。この
試験板を温度調整ができるボックス内にて試験器および
試験板を、試験温度にて2時間以上養生させて調温した
後、心棒の直径が10mmという屈曲条件のもとで、5
℃間隔ごとに試験を行い、試験板を折り曲げた際にクラ
ックの入り始める温度を調べ、以下の計算式におけるA
の値を基準にして評価した。
【0050】〔屈曲性試験でクラックの入った温度〕−
〔MFT〕=A を算出する。 ◎:−15℃≧A ○:−10℃≧A>−15℃ △:−5℃≧A>−10℃ ×:A>−5℃
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、建築外装用塗
料、建材用塗料、金属用塗料、プラスチック用塗料、重
防食用塗料、屋上防水用塗料等の塗料用の他に、フィル
ム、プラスチック、ガラス、紙、繊維、皮革等のコーテ
ィング剤、粘着剤、接着剤等の各種用途に用いた場合
に、耐候性、可とう性、加工性、密着性等の各種物性の
良好な、新規な(メタ)アクリル酸エステル系樹脂組成
物を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 邦夫 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内 (72)発明者 ▲吉▼田 雅也 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内 Fターム(参考) 4J002 AA012 BG041 BG051 DA036 DE116 DE126 DE136 DE156 FD096 4J100 AB02Q AG04Q AJ01Q AJ02Q AJ08Q AJ09Q AK32Q AL03Q AL04Q AL08P AL08Q AL09Q AM15Q AM17Q AM21Q AP16Q BA02Q BA03P BA03Q BA04P BA04Q BA05P BA05Q BA29Q BA56Q BA65Q BA77Q BC04P BC04Q BC07Q BC43P BC43Q CA04 EA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(メタ)アクリル酸のシクロヘキシルアル
    キルエステル(ただし、シクロヘキシル基は置換基を有
    していてもよい)である重合性不飽和単量体を必須に含
    むモノマー成分を重合して得られる(メタ)アクリル酸
    エステル系重合体および水系媒体を含んでなり、かつ、
    前記重合体が前記水系媒体中に分散していることを特徴
    とする、(メタ)アクリル酸エステル系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】前記(メタ)アクリル酸のシクロヘキシル
    アルキルエステル(ただし、シクロヘキシル基は置換基
    を有していてもよい)が、下記一般式(1): 【化1】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は水素原子
    または有機残基、R3はシクロヘキシル基上の有機残基
    を表し、mは0から2までの整数、nは1から4までの
    整数を表す)で表される、請求項1に記載の(メタ)ア
    クリル酸エステル系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】前記モノマー成分が、前記(メタ)アクリ
    ル酸のシクロヘキシルアルキルエステル(ただし、シク
    ロヘキシル基は置換基を有していてもよい)を5重量%
    以上含む、請求項1または2に記載の(メタ)アクリル
    酸エステル系樹脂組成物。
  4. 【請求項4】前記(メタ)アクリル酸エステル系重合体
    を5〜90重量%含む、請求項1から3のいずれかに記
    載の(メタ)アクリル酸エステル系樹脂組成物。
  5. 【請求項5】さらに顔料を含む、請求項1から4のいず
    れかに記載の(メタ)アクリル酸エステル系樹脂組成
    物。
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