JP2002064221A - 発光ダイオード - Google Patents

発光ダイオード

Info

Publication number
JP2002064221A
JP2002064221A JP2000248802A JP2000248802A JP2002064221A JP 2002064221 A JP2002064221 A JP 2002064221A JP 2000248802 A JP2000248802 A JP 2000248802A JP 2000248802 A JP2000248802 A JP 2000248802A JP 2002064221 A JP2002064221 A JP 2002064221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
light emitting
emitting diode
light
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000248802A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunehiro Unno
恒弘 海野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP2000248802A priority Critical patent/JP2002064221A/ja
Publication of JP2002064221A publication Critical patent/JP2002064221A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Led Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】薄層化、低コスト化が可能であるとともに高輝
度かつ均一の発光が得られる発光ダイオード、特に、A
lGaInP系又はAlGaInN系の発光ダイオード
であっても低コストで高輝度かつ均一の発光が得られる
発光ダイオードを提供する。 【解決手段】基板1上に活性層を含む発光部2と、発光
部2で発した光を取り出すウィンドウ部3とが積層され
ておりウィンドウ部3上の一部に設けられ、透光性の絶
縁体からなる電流阻止層5と、電流阻止層5及びウィン
ドウ部3の上に設けられた透光性の電流拡散層7と、基
板1に形成された第一の電極8と、電流拡散層7の略中
央の領域に形成された第二の電極9とを備え、電流拡散
層7は、活性層の中央領域と周辺領域をカバーするよう
に設けられ、電流阻止層5は、活性層の中央領域上に設
けられ、電流拡散層7からの電流を主として活性層の前
記周辺領域へ均一に注入するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光ダイオードに
関する。より詳しくは、薄層化、低コスト化が可能であ
るとともに高輝度かつ均一の発光が得られる発光ダイオ
ードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、650nmより短波長の光が得ら
れる発光ダイオードとして、AlGaInP系又はAl
GaInN系の半導体層を用いた発光ダイオードが用い
られている。
【0003】例えば、図9に示すように、n型GaAs
基板31の上に、n型AlGaInPクラッド層32、
AlGaInP活性層33、及びp型AlGaInPク
ラッド層34を順に設けられる発光部と、この発光部の
上に設けられるp型GaPウィンドウ層35とを備え、
n型GaAs基板31の下面全体に第一の電極38、p
型GaPウィンドウ層35の上面の一部に第二の電極3
9を配設したものが用いられている。
【0004】しかし、この従来の発光ダイオードでは、
p型GaPウィンドウ層35が薄い場合には、ウィンド
ウ層35に取り出された電流がほとんど拡散せずにAl
GaInP活性層33の第二の電極に対応する領域で集
中的に発光が生じていた。このため、この発光ダイオー
ドでは、AlGaInP活性層33で発生した光が第二
の電極で進行を妨げられ、高輝度の発光が得られなかっ
た。
【0005】これに対し、第二の電極39とAlGaI
nP活性層33等を有する発光部との間に設けられるウ
ィンドウ層35を厚くすることにより電流の拡散を促進
して高輝度の発光を行う発光ダイオードが開示されてい
る。
【0006】しかし、この発光ダイオードでは、AlG
aInP活性層33の第二の電極に対応する領域の発光
を抑制できないため、AlGaInP活性層33で発生
した光の第二の電極39での遮光を防止できず、必ずし
も十分な輝度の発光が得られなかった。また、専らMO
VPE法により形成されているAlGaInP系又はA
lGaInN系の半導体層からなる場合では、ウィンド
ウ層を厚くすることに大きなコストを要するという問題
もあった。
【0007】これに対しては、第二の電極39とAlG
aInP活性層33との間のウィンドウ層のキャリア濃
度を高くすることにより、ウィンドウ層を厚くすること
なく電流の拡散を促進することが検討されている。しか
し、AlGaInP系又はAlGaInN系の半導体層
では、現在のところ、高キャリア濃度の半導体層を成長
させることができないのが現状である。
【0008】このような状況下、図10に示すように、
n型GaAs基板31の上に、n型AlGaInPクラ
ッド層32、AlGaInP活性層33、及びp型Al
GaInPクラッド層34を順に有する発光部と、p型
GaPウィンドウ層35と、ITO電流拡散層37とを
順に備え、n型GaAs基板31の下面全体に第一の電
極38、ITO電流拡散層37の上面の一部に第二の電
極39を配設した発光ダイオードが提案されている。
【0009】この発光ダイオードは、p型GaPウィン
ドウ層35の上に、電流拡散効果の大きなITO電流拡
散層37を形成することにより、ウィンドウ層35を厚
くすることなく発光ダイオードの高輝度化を図ったもの
である。
【0010】しかし、この発光ダイオードでも、AlG
aInP活性層33における第二の電極39の下方にお
ける領域の発光を抑制できないため、この領域で生じた
光の第二の電極での遮光を防止できず、必ずしも十分な
輝度の発光が得られなかった。
【0011】一方、図11に示すように、n型GaAs
基板31の上に、n型AlGaInPクラッド層32、
AlGaInP活性層33、及びp型AlGaInPク
ラッド層34を順に有する発光部と、p型GaPウィン
ドウ層35とを順に備え、このp型GaPウィンドウ層
35上の活性層の中央領域に対応する領域(第二の電極
39の下面の一部)に絶縁層であるSiO2層40、p
型GaPウィンドウ層35上の活性層の中央領域に対応
する領域を包囲する周辺領域に電流拡散層37を設け、
SiO2層40及び電流拡散層37の上に第二の電極3
9を設け、n型GaAs基板31の下面全体に第一の電
極38を設けている発光ダイオードが提案されている
(特開平7−147428号公報)。
【0012】この発光ダイオードは、第二の電極39の
下面の一部に直接絶縁層であるSiO2層40を設ける
ことにより電流の流路を確保しながら、AlGaInP
活性層33における第二の電極39の一部に対応する領
域の発光を強制的に抑制することで高輝度化を図ったも
のである。
【0013】しかし、この発光ダイオードでは、電流の
流路を確保する必要上、SiO2層40を設ける範囲が
第二の電極39の下面の一部に制限されるため、AlG
aInP活性層33の第二の電極39対応する領域の発
光を完全には抑制できず、必ずしも十分な輝度の発光が
得られなかった。
【0014】これらに対して、基板上に、所定の半導体
層からなる活性層を含む発光部と、この発光部上に設け
られるコンタクト層と、このコンタクト層上の片隅に配
設された所定の電流阻止層と、電流阻止層及びコンタク
ト層を被覆して形成されたITO電流拡散層と、ITO
電流拡散層上の電流阻止層に対応する領域に形成された
方形の台座電極とを順に備える発光ダイオードが提案さ
れている(特開平9−129921号公報)。
【0015】また、基板上に、所定の半導体層からなる
活性層を含む発光部と、この発光部上に設けられるコン
タクト層と、このコンタクト層上の一部に配設され、発
光波長以上のバンドギャップを有するAlを含む半導体
から構成される電流阻止層と、このコンタクト層及び電
流阻止層上の発光部の発光領域に対応する領域を包含し
て形成されたITO電流拡散層と、ITO電流拡散層上
の電流阻止層に対応する領域に形成された電極とを順に
備える発光ダイオードが提案されている(特開平11−
4020号公報)。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の発光ダ
イオードでは、方形の台座電極をITO電流拡散層上の
片隅に設けるため、電極から活性層までの電流の流れる
範囲及び距離にバラツキがあり、電流むらを生じてしま
うという問題があった。このため、この発光ダイオード
では、均一な発光という要求に対しては、必ずしも十分
なものではなかった。また、この発光ダイオードでは、
プラスチック光ファイバに光を入射する場合等で求めら
れる集光性については、特に考慮されていなかった。
【0017】一方、後者の発光ダイオードでは、電流阻
止層が、発光波長以上のバンドギャップを有するAlを
含む半導体から構成されるため、エッチング加工の際
に、電流阻止層がメサ形状となり、電流の均一の分布が
困難となるという問題があった。また、電流阻止層が所
定の半導体から構成されるため、適切な電流阻止能を付
与するためには電流阻止層が一定以上の厚さが必要とな
る。このため、電極から流れ込んだ電流の移動距離、延
いては抵抗が増大して発光層で生じる光の輝度を低下さ
せるという問題があった。さらには、前者の発光ダイオ
ードと同様に、プラスチック光ファイバに光を入射する
場合等で求められる集光性については、特に考慮されて
いなかった。
【0018】従って、本発明の一の目的は、薄層化、低
コスト化が可能であるとともに高輝度かつ均一の発光が
得られる発光ダイオード、特に、AlGaInP系又は
AlGaInN系の発光ダイオードであっても低コスト
で高輝度かつ均一の発光が得られる発光ダイオードを提
供することにある。また、本発明の他の目的は、薄層
化、低コスト化が可能であるとともに高輝度かつ高集光
性の発光が得られる発光ダイオードを提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、以下の発光ダイオードを提供するものであ
る。
【0020】[1]基板と、前記基板上に設けられ、電
流の注入により光を発する活性層を含む発光部と、前記
発光部上に設けられ、前記発光部で発した光を取り出す
ウィンドウ部と、前記ウィンドウ部上の一部に設けら
れ、透光性の絶縁体からなる電流阻止層と、前記電流阻
止層及び前記ウィンドウ部の上に設けられ、透光性の電
流拡散層と、前記基板に直接又は間接に形成された第一
の電極と、前記電流拡散層の略中央の領域に形成された
第二の電極とを備え、前記電流拡散層は、前記活性層の
中央領域、及び前記中央領域を包囲する周辺領域をカバ
ーするサイズを有するように設けられ、前記電流阻止層
は、前記活性層の前記中央領域に対応する領域に設けら
れ、前記電流拡散層から供給される電流を主として前記
活性層の前記周辺領域へ均一に注入するように構成され
たことを特徴とする発光ダイオード。
【0021】[2]前記電流阻止層が、SiO2、シリ
コンナイトライド、又はPSGからなる前記[1]に記
載の発光ダイオード。
【0022】[3]前記電極と前記電流阻止層とは、同
心状の円形であり、前記電流阻止層の直径(Db)が前
記第二の電極の直径(De)及びチップ上面の1辺
(Lt)と下記式(1)に示す関係にある前記[1]又
は[2]に記載の発光ダイオード。
【0023】
【数3】
【0024】[4]前記電流阻止層が、円板状の中央部
と、この中央部の側面から一定間隔を保持して配設され
た一以上の同心リング状の環状部とからなる前記[1]
〜[3]のいずれかに記載の発光ダイオード。
【0025】[5]前記発光部が、前記基板と同一の導
電型の半導体からなるクラッド層と、低キャリア濃度の
半導体からなる活性層と、前記基板と異なる導電型の半
導体からなるクラッド層とを有する前記[1]〜[4]
のいずれかに記載の発光ダイオード。
【0026】[6]前記発光部が、量子井戸構造を有す
る前記[1]〜[5]のいずれかに記載の発光ダイオー
ド。
【0027】[7]前記ウィンドウ部が、前記基板と異
なる導電型の半導体からなるウィンドウ層と、高キャリ
ア濃度の半導体からなるコンタクト層とを有する前記
[1]〜[6]のいずれかに記載の発光ダイオード。
【0028】[8]前記ウィンドウ層が、厚さ5μm以
下、キャリア濃度1×1018cm-3以下であり、かつ前
記コンタクト層が、厚さ1μm以下、キャリア濃度1×
1019cm-3以上である前記[7]に記載の発光ダイオ
ード。
【0029】[9]前記コンタクト層と前記電流拡散層
との間に厚さ0.1μm以下の金属層を配設した前記
[7]又は[8]に記載の発光ダイオード。
【0030】[10]前記電流拡散層が、ITO、酸化
スズ、又は酸化亜鉛のいずれかを含む層を有する前記
[1]〜[9]のいずれかに記載の発光ダイオード。
【0031】[11]前記電流拡散層が、厚さ0.05
〜2μmの金属層(金属酸化物層を除く)を有する前記
[1]〜[10]のいずれかに記載の発光ダイオード。
【0032】[12]前記電流拡散層が、前記発光部に
おける活性層を構成する半導体層のバンドギャプ以上の
バンドギャップの半導体層を有する前記[1]〜[1
1]のいずれかに記載の発光ダイオード。
【0033】[13]前記発光部の最上層と前記電流拡
散層との間、及び/又は前記電流阻止層と前記電流拡散
層との間に、厚さ0.1μm以下の金属層を配設した前
記[1]〜[12]のいずれかに記載の発光ダイオー
ド。
【0034】[14]前記基板と前記発光部との間に複
数の半導体層からなる光反射層を配設した前記[1]〜
[13]のいずれかに記載の発光ダイオード。
【0035】[15]基板と、前記基板上に設けられ、
電流の注入により光を発する活性層を含む発光部と、前
記発光部上に設けられ、前記発光部で発した光を取り出
すウィンドウ部と、前記ウィンドウ部上の一部に設けら
れ、透光性の絶縁体からなる電流阻止層と、前記電流阻
止層及び前記ウィンドウ部の上に設けられ、透光性の電
流拡散層と、前記基板に直接又は間接に形成された第一
の電極と、前記電流拡散層上に形成された第二の電極と
を備え、前記第二の電極は、所定サイズの第1の貫通孔
を有し、かつ前記電流阻止層は、前記第二の電極の前記
第1の貫通孔に対応する位置に前記所定サイズと同等又
はそれより小さい第2の貫通孔を有することにより前記
電流拡散層から供給される電流を主として前記第1及び
第2の貫通孔に対応した前記活性層の領域へ均一に注入
するように構成されたことを特徴とする発光ダイオー
ド。
【0036】[16]前記電流阻止層は、SiO2、シ
リコンナイトライド、又はPSGからなる前記[15]
に記載の発光ダイオード。
【0037】[17]前記第二の電極の前記第1の貫通
孔と、前記電流阻止層の前記第2の貫通孔とは、同心状
の円形であり、前記第二の電極の前記第1の貫通孔の直
径(D e)が、前記電流阻止層の前記第2の貫通孔の直
径(Db)と下記式(2)に示す関係にある前記[1
5]又は[16]に記載の発光ダイオード。
【0038】
【数4】
【0039】[18]前記発光部は、前記基板と同一の
導電型の半導体からなるクラッド層と、低キャリア濃度
の半導体からなる活性層と、前記基板と異なる導電型の
半導体からなるクラッド層とを有する前記[15]〜
[17]のいずれかに記載の発光ダイオード。
【0040】[19]前記発光部が、量子井戸構造を有
する前記[15]〜[17]のいずれかに記載の発光ダ
イオード。
【0041】[20]前記ウィンドウ部が、前記基板と
異なる導電型の半導体からなるウィンドウ層と、高キャ
リア濃度の半導体からなるコンタクト層とを有する前記
[15]〜[19]のいずれかに記載の発光ダイオー
ド。
【0042】[21]前記ウィンドウ層が、厚さ5μm
以下、キャリア濃度1×1018cm-3以下であり、かつ
前記コンタクト層が、厚さ1μm以下、キャリア濃度1
×10 19cm-3以上である請求項20に記載の発光ダイ
オード。
【0043】[22]前記コンタクト層と前記電流拡散
層との間に厚さ0.1μm以下の金属単体層を配設した
前記[20]又は[21]に記載の発光ダイオード。
【0044】[23]前記電流拡散層が、ITO、酸化
スズ、又は酸化亜鉛のいずれか1種を含む層を有する前
記[15]〜[22]のいずれかに記載の発光ダイオー
ド。
【0045】[24]前記電流拡散層が、厚さ0.05
〜2μmの金属層(金属酸化物層を除く)を有する前記
[15]〜[23]のいずれかに記載の発光ダイオー
ド。
【0046】[25]前記電流拡散層が、前記発光部に
おける活性層を構成する半導体層と同じバンドギャップ
の半導体層を有する前記[15]〜[24]のいずれか
に記載の発光ダイオード。
【0047】[26]前記発光部の最上層と前記電流拡
散層との間、及び/又は前記電流阻止層と前記電流拡散
層との間に、厚さ0.1μm以下の金属層を配設した前
記[15]〜[25]のいずれかに記載の発光ダイオー
ド。
【0048】[27]前記基板と前記発光部との間に複
数の半導体層からなる光反射層を配設した前記[15]
〜[26]のいずれかに記載の発光ダイオード。
【0049】本発明の発光ダイオードは、[1]の構成
とすることにより、効率的な発光と光の取り出しが可能
であるとともに、電極から活性層までの電流の流れる範
囲、及び距離を均一かつ短くすることができるため、発
光ダイオードを薄層化することができるとともに高輝度
かつ均一の発光を得ることができ、特に、AlGaIn
P系又はAlGaInN系の半導体層からなる発光ダイ
オードでは、このような優れた特性を極めて低コストで
達成することができる。
【0050】また、発光部、電流拡散層、電流阻止層、
及び電極を[2]〜[14]の構成として高度に制御す
ることにより、さらに効率的な発光と光の取り出しを行
うことができるため、さらに高輝度の発光を得ることが
できる。
【0051】さらに、[15]〜[27]の構成にする
ことにより、発光ダイオードを薄層化することができる
とともに高輝度かつ集光性に優れる発光を得ることがで
き、特に、AlGaInP系又はAlGaInN系の半
導体層からなる発光ダイオードでは、このような優れた
特性を極めて低コストで達成することができる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつ具体的に説明する。
【0053】図1(a)及び(b)に示すように、本発
明の発光ダイオードは、基板1と、基板1上に設けら
れ、電流の注入により光を発する活性層を含む発光部2
と、発光部2上に設けられ、発光部2で発した光を取り
出すウィンドウ部3と、ウィンドウ部3上の一部に設け
られ、透光性の絶縁体からなる電流阻止層5と、電流阻
止層5及びウィンドウ部3の上に設けられ、透光性の電
流拡散層7と、基板1に直接又は間接に形成された第一
の電極8と、電流拡散層7の略中央の領域に形成された
第二の電極9とを備え、電流拡散層7は、活性層の中央
領域、及び中央領域を包囲する周辺領域をカバーするサ
イズを有するように構成され、電流阻止層5は、活性層
の中央領域に対応する位置に配置され、電流拡散層7か
ら供給される電流を主として活性層の前記周辺領域へ均
一に注入するように構成されている(以下「第一の発光
ダイオード」ということがある)。
【0054】また、図2(a)及び(b)に示すよう
に、本発明の発光ダイオードは、基板1と、この基板1
上に設けられ、電流の注入により光を発する活性層を含
む発光部2と、発光部2上に設けられ、発光部2で発し
た光を取り出すウィンドウ部3と、ウィンドウ部3上の
一部に直接又は間接に設けられ、透光性の絶縁体からな
る電流阻止層5と、電流阻止層5及びウィンドウ部3の
上に設けられ、透光性の電流拡散層7と、基板1に直接
又は間接に形成された第一の電極8と、電流拡散層上に
形成された第二の電極9とを備え、第二の電極9は、所
定サイズの第1の貫通孔9aを有し、かつ電流阻止層5
は、第二の電極9の第1の貫通孔9aに対応する位置に
この貫通孔9aのサイズと同等又はそれより小さい第2
の貫通孔5cを有することにより電流拡散層7から供給
される電流を主として第1及び第2の貫通孔9a、5c
に対応した活性層の領域へ均一に注入するように構成さ
れている(以下「第二の発光ダイオード」ということが
ある)。
【0055】以下、各発光ダイオードについてさらに具
体的に説明する。
【0056】1.第一の発光ダイオード 第一の発光ダイオードに用いられる基板1としては特に
制限はなく、例えば、n型、又はp型のGaAs基板、
サファイヤ基板等を挙げることができる。
【0057】第一の発光ダイオードに用いられる発光部
2は、基板1上に設けられ、電流の注入により光を発す
る活性層を含むものである。発光部2としては、例え
ば、基板1と同一の導電型の半導体からなるクラッド層
2aと、低キャリア濃度の半導体からなる活性層2b
と、基板1と異なる導電型の半導体からなるクラッド層
2cとを順に有するものを挙げることができる。具体的
には、例えば、AlGaInP系の半導体層からなる発
光部としては、n型AlGaInPクラッド層と、Al
GaInP活性層と、p型AlGaInPクラッド層と
を順に有するもの;AlGaInN系の半導体層で形成
される発光部としては、n型AIGaN層クラッド層、
InGaN活性層、p型AlGaNクラッド層とを順に
有するもの等を挙げることができる。これら各層の形成
は、例えば、MBE法、VPE法、LPE法、MOVP
E法等により行うことができるが、AlGaInP系又
はAlGaInN系の半導体層については、MOVPE
法により行うことが好ましい。発光部2は、この他に量
子井戸構造を有するものでもよい。また、基盤1側での
漏光を防止して高輝度化を図るために、基板1と発光部
2との間に複数の半導体層からなる光反射層を配設する
ことが好ましい。
【0058】第一の発光ダイオードに用いられるウィン
ドウ部3は、発光部2上に設けられ、この発光部2で発
した光を取り出すものである。ウィンドウ部3として
は、図5に示すように基板と異なる導電型の半導体から
なるウィンドウ層103aと、高キャリア濃度の半導体
からなるコンタクト層103bとを有するものが好まし
い。この際、電流拡散層から注入された電流が第二の電
極に対応する領域まで拡散することを防止する点から、
ウィンドウ層103aを厚さ5μm以下、キャリア濃度
1×1018cm-3以下とし、かつコンタクト層103b
を、厚さ1μm以下、より好ましくは厚さ0.1μm以
下、キャリア濃度1×1019cm-3以上とすることが好
ましい。なお、コンタクト層103bと電流拡散層10
7との間に、厚さ0.1μm以下の金属層を形成するこ
ともできる。
【0059】発光部2の厚さは、1〜5μmが好まし
く、2〜4μmがより好ましい。1μm未満では、第二
の電極9にワイヤボンデングによる配線をする際に、加
圧により活性層にダメージを与えてしまうことがあり、
5μmを超えると電流拡散層から注入された電流が第二
の電極9に対応する領域にまで拡散してしまい効率的な
発光の取り出しが困難となることがある。
【0060】第一の発光ダイオードに用いられる電流阻
止層5は、第二の電極9から活性層2bまでの電流の流
れる範囲及び距離を均一にするため、ウィンドウ部3上
の一部で活性層の中央領域に対応する位置に設けられる
ものである。電流阻止層5は、第二の電極9から活性層
2bまでの電流の流れる範囲及び距離をより均一にする
ためには、後述するような円形の第二の電極9と同心状
の円形であることが好ましい。また、電流阻止層5は、
図4に示すように、円板状の中央部5aと、この中央部
5aの側面から一定間隔を保持して配設された一以上の
同心リング状の環状部5bとからなるものとすることが
より好ましい。これにより、中央部5aから外側を流れ
る電流をその近傍だけに集中させることなく強制的に拡
散することができるため、例えば、電流拡散層の電流拡
散効果が十分でない場合等でも均一の発光を得ることが
できる。
【0061】第一の発光ダイオードに用いられる電流阻
止層5は、発光部2で生じた光の損失を防止するため、
透光性の絶縁体により構成してあり、電流阻止層で適切
な電流阻止能を付与して電極で生じた電流の移動距離を
短くするため薄い構成としてある。透光性の絶縁体とし
ては、SiO2、シリコンナイトライド、PSG等を挙
げることができる。
【0062】電流阻止層5は、例えば、CVD法等によ
り形成することができる。また、形成した電流阻止層5
は、例えば、所定形状のレジスト層を配設した後、フッ
酸等を用いてウエットエッチングを行い、電流阻止層5
のマスキングされていない部分を除去して所望形状とす
ることができる。
【0063】第一の発光ダイオードに用いられる電流拡
散層7は、電流阻止層5及びウィンドウ部3の上に設け
られるものである。また、電流拡散層7から供給される
電流を主として活性層の中央領域を包囲する周辺領域へ
均一に注入するために、活性層の中央領域、及び中央領
域を包囲する周辺領域をカバーするサイズを有するよう
に構成され、発光部2から生じた光の損失を防止するた
め透光性とする。
【0064】電流拡散層7としては、活性層を構成する
半導体と同じバンドギャップの半導体からなる半導体
層;ITO、酸化スズ、又は酸化亜鉛のいずれかを含む
金属酸化物層;Au、Al、又はMg等を含有する厚さ
0.05〜2μmの金属酸化物以外の金属層等が好まし
い。中でも、電流の拡散効果が高い点から、ITO、酸
化スズ、又は酸化亜鉛のいずれかを含む金属酸化物層;
Au、Al、Mg等を含有する厚さ0.05〜2μmの
金属酸化物以外の金属層がより好ましく、透光性に優
れ、層の厚さを自由に規定できる点で、ITO、酸化ス
ズ、又は酸化亜鉛のいずれかを含む金属酸化物層が特に
好ましい。これら各層は、1種単独で又は2種以上を組
合わせて用いることができる。
【0065】電流拡散層7は、スパッタ法、蒸着法、塗
布法等により形成することができる。なお、電流阻止層
5と電流拡散層7との間には、厚さ0.1μm以下の金
属層を形成することもできる。
【0066】第一の発光ダイオードに用いられる第一の
電極8は、基板1に直接又は間接に形成する。例えば、
図1に示すように、基板1の発光部側と反対側の面の全
面又は一部の面にAuGe/Ni/Auを蒸着、アロイ
化処理して形成することができる。また、図3に示すよ
うに、基板1に電極形成用のコンタクト層3を設けて、
このコンタクト層3に同様にして形成してもよい。
【0067】第一の発光ダイオードに用いられる第二の
電極9は、効率的な発光と光の取り出しを可能とするた
めに、電流拡散層7の略中央の領域に形成される。ま
た、第二の電極9は、効率的な光の取り出しを行う点か
らは、円形の電流阻止層5と同心状の円形とすることが
好ましい。この際、電流阻止層の直径(Db)と、第二
の電極の直径(De)とチップ上面の1辺(Lt)とを下
記式(1)に示す関係にすることがより好ましい。
【0068】
【数5】
【0069】電流拡散層は、多少の抵抗を有しているこ
とから、電流阻止層の直径(Db)が、式(1)の右辺
の値より小さいと均一な発光を得ることが困難となる場
合がある。
【0070】第二の電極9は、例えば、電流拡散層7の
活性層2bの略中央領域に対応する部分に、断面形状が
円形の貫通孔を有するレジスト層を形成した後、Ni/
Au等を蒸着後、レジスト層を除去し、その後アロイ化
処理して形成することができる。
【0071】2.第二の発光ダイオード 前述したように、図2(a)及び(b)に示す第二の発
光ダイオードは、第一の発光ダイオードと同様にして、
基板1上に、発光部2と、ウィンドウ部3と、電流阻止
層5と、電流拡散層7と、第一の電極8及び第二の電極
9とを備え、電流阻止層5に断面が略円形の貫通孔5c
を設けるとともに、第二の電極9に電流阻止層5の貫通
孔5cより大きな断面が略円形の貫通孔9aを設けてな
り、第二の電極9から電流拡散層7を経由して発光部2
に注入される電流が、発光部2の第二の電極9下方の領
域を除いた部分に集中して注入されるものである。
【0072】第二の発光ダイオードに用いられる電流阻
止層5は、例えば、CVD法等により形成することがで
きる。また、電流阻止層5の第2の貫通孔5cは、例え
ば、この電流阻止層5の中央に所定の大きさの断面略円
形の貫通孔を設けたレジスト層を形成した後、フッ酸等
のエッチング剤を用いてウエットエッチングを行ってマ
スキングされていない部分を除去して設けることができ
る。
【0073】第二の発光ダイオードに用いられる第二の
電極9は、例えば、電流拡散層7上に電流阻止層5の第
2の貫通孔5cより大きな断面円形の貫通孔を有するレ
ジスト層を形成した後、Ni/Au等を蒸着し、レジス
ト層を除去して中央に電流阻止層5の第2の貫通孔5c
より大きな断面略円形の第1の貫通孔9aを設け、最後
にアロイ化処理して形成することができる。第二の発光
ダイオードにおいては、第二の電極9の第1の貫通孔9
aと、電流阻止層5の第2の貫通孔5cは、同心状の円
形であることが好ましい。また、この際に、電流阻止層
5の第2の貫通孔5cの直径(Db)が、第二の電極9
の第1の貫通孔9aの直径(De)と下記(2)式に示
す関係にあることが好ましい。
【0074】
【数6】
【0075】電流拡散層は、多少の抵抗を有しているこ
とから、電流阻止層5の第2の貫通孔5cの直径
(Db)が、第二の電極9の第1の貫通孔9aの直径
(De)の3/4より小さいと均一な発光を得ることが
困難となる場合がある。
【0076】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例によって何等限定されるも
のではない。
【0077】実施例1 n型GaAs基板の上に、n型AlGaInPクラッド
層1μm、AlGaInP活性層0.5μm、p型Al
GaInPクラッド層1μm、低アルミ混晶p型AlG
aInPウィンドウ層2μm、p型高キャリアGaAs
コンタクト層0.03μmをこの順にMOVPE法によ
り形成した。形成した半導体層は、合計で4.53μm
の厚さであり、通常のAlGaInP系発光ダイオード
より、薄いものである。次に、p型高キャリアGaAs
コンタクト層上にSiO2電流阻止層(厚さ0.1μ
m)をCVD法により形成し、次いで、この層の表面に
レジストを塗布した後、露光、現像を行ない、円形(直
径200μm)のレジスト層を各円の中心点の間隔が、
300μmとなるように形成した。次に、フッ酸により
エッチングを行ない、SiO2電流阻止層のマスキング
されていない部分を除去して円形(直径200μm)の
SiO2電流阻止層を形成し、それ以外の部分について
はp型高キャリアGaAsコンタクト層を露出させた。
レジスト層を除去後、p型高キャリアGaAsコンタク
ト層及びSiO2電流阻止層の露出面を覆うようにIT
O電流拡散層(厚さ0.2μm)をスパッタ法によりに
形成した。次に、ITO電流拡散層に、レジストを塗布
した後、露光、現像を行い、中心点が、SiO2電流阻
止層の中心に対応する円形の貫通孔(直径130μm)
を設けたレジスト層を形成した。次に、Ni/Au電極
を蒸着、レジストを除去しアロイ化処理を行って、レジ
スト層の存在しないITO電流拡散層上面に、円形(直
径130μm)の第二の電極を形成した。同様に基板の
下面にAuGe/Ni/Au電極を蒸着、アロイ化処理
を行い第一の電極を形成した。次ぎに、ITO電流拡散
層の表面にレジストを塗布し、2つの第二の電極間で等
間隔に位置する幅30μm、深さ20μmの溝をダイシ
ングにより形成した。次いで、溝のダイシングダメージ
をエッチングにより除去した後、溝の中央をダイシング
によりフルカットして、チップ表面サイズが250μm
×250μmの発光ダイオードを得た。製作した発光ダ
イオードの断面形状を図5に示す。また、 図7に示す
電流阻止層の半径(r)/チップ上面の一辺×1/2
(l)(μm/μm)と、輝度(mcd)との関係を図
8に示す。
【0078】実施例2 実施例1において、電流阻止層の直径を225μmとし
たこと以外は実施例1と同様にして発光ダイオードを得
た。図7に示す電流阻止層の半径(r)/チップ上面の
一辺×1/2(l)(μm/μm)と、輝度(mcd)
との関係を図8に示す。
【0079】実施例3 実施例1において、電流阻止層の直径を238μmとし
たこと以外は実施例1と同様にして発光ダイオードを得
た。図7に示す電流阻止層の半径(r)/チップ上面の
一辺×1/2(l)(μm/μm)と、輝度(mcd)
との関係を図8に示す。
【0080】実施例4 実施例1において、電流阻止層の直径を250μmとし
たこと以外は実施例1と同様にして発光ダイオードを得
た。図7に示す電流阻止層の半径(r)/チップ上面の
一辺×1/2(l)(μm/μm)と、輝度(mcd)
との関係を図8に示す。
【0081】実施例5 実施例1において、電流阻止層の直径を190μmとし
たこと以外は実施例1と同様にして発光ダイオードを得
た。図7に示す電流阻止層の半径(r)/チップ上面の
一辺×1/2(l)(μm/μm)と、輝度(mcd)
との関係を図8に示す。
【0082】実施例6 実施例1において、電流阻止層の直径を175μmとし
たこと以外は実施例1と同様にして発光ダイオードを得
た。図7に示す電流阻止層の半径(r)/チップ上面の
一辺×1/2(l)(μm/μm)と、輝度(mcd)
との関係を図8に示す。
【0083】実施例7 実施例1において、電流阻止層の直径を150μmとし
たこと以外は実施例1と同様にして発光ダイオードを得
た。図7に示す電流阻止層の半径(r)/チップ上面の
一辺×1/2(l)(μm/μm)と、輝度(mcd)
との関係を図8に示す。
【0084】実施例8 実施例1において、電流阻止層の直径を125μmとし
たこと以外は実施例1と同様にして発光ダイオードを得
た。図7に示す電流阻止層の半径(r)/チップ上面の
一辺×1/2(l)(μm/μm)と、輝度(mcd)
との関係を図8に示す。
【0085】評価 実施例1〜8で得られた発光ダイオードに順方向電流2
0mAを流したところ、r/lが0.8以上の実施例1
〜4で得られた発光ダイオードでは、いずれも発光波長
600nm、発光輝度3000mcd以上と、従来のA
lGaInP系発光ダイオード(発光輝度2000mc
d)に比べ、約60%発光輝度の高い発光が得られた。
一方、実施例5〜8で得られた発光ダイオードでは、発
光波長600nm、発光輝度3000mcd以下の発光
輝度の発光となり、、r/lの値が低くなるにつれ発光
輝度の低下する傾向が認められた。また、実施例1〜8
において、低アルミ混晶p型AlGaInPウィンドウ
層の厚さを2μmから0.5μmに変え、それ以外は同
様にして発光ダイオードを製造し、輝度(mcd)を測
定した結果を図8に示す。
【0086】実施例9 n型GaAs基板の上に、n型AlGaInPクラッド
層1μm、AlGaInP活性層0.5μm、p型Al
GaInPクラッド層1μm、低アルミ混晶p型AlG
aInPウィンドウ層2μm、p型高キャリアGaAs
コンタクト層0.03μmをこの順にMOVPE法によ
り形成した。形成した半導体層は、合計で4.53μm
の厚さであり、通常のAlGaInP系発光ダイオード
より、薄いものである。次に、p型高キャリアGaAs
コンタクト層の表面にSiO2電流阻止層(厚さ0.1
μm)をCVD法により形成した後、SiO2電流阻止
層の表面に、レジストを塗布した。その後、レジスト層
の露光、現像を行い、直径50μmの円形の貫通孔を各
円の中心点の間隔が、400μmとなるようにレジスト
層を形成した。次に、エッチング剤により、SiO2
流阻止層のうちレジスト層でマスキングされていない部
分を除去して、中央に円形(直径50μm)の貫通孔を
有するSiO2電流阻止層を形成し、貫通孔の部分につ
いてはp型高キャリアGaAsコンタクト層を露出させ
た。レジスト層を除去後、p型高キャリアGaAsコン
タクト層及びSiO2電流阻止層の露出面を覆うように
ITO電流拡散層(厚さ0.2μm)をスパッタ法によ
りに形成した。次に、ITO電流拡散層に、レジストを
塗布した後、露光、現像を行い、中心点が、SiO2
流阻止層の貫通孔の中心に対応する円形(直径130μ
m)のレジスト層を形成した。次に、Ni/Au電極を
蒸着後、レジストを除去し、アロイ化処理を行い、レジ
スト層の存在しないITO電流拡散層上面に、円形(直
径130μm)の貫通孔を有する第二の電極を形成し
た。同様に基板の下面全体にAuGe/Ni/Au電極
を蒸着、アロイ化処理を行い第一の電極を形成した。次
ぎに、ITO電流拡散層の表面にレジストを塗布し、2
つの第二の電極の貫通孔間で等間隔に位置して幅30μ
m、深さ20μmの溝をダイシングにより形成した。次
いで、溝のダイシングダメージをエッチングにより除去
した後、溝の中央をダイシングによりフルカットして、
チップ表面サイズが350μm×350μmの発光ダイ
オードを得た。製作した発光ダイオードの断面形状を図
6に示す。この発光ダイオードに順方向電流20mAを
流したところ、発光波長600nm、発光輝度2500
mcdの発光が得られた。この結果、従来のAlGaI
nP系発光ダイオード(発光輝度2000mcd)に比
べ約50%発光輝度が高いことが示された。
【0087】実施例10 サファイア基板の上に、アンドープ型GaNバッファ
層、n型AlGaNクラッド層1μm、アンドープ型G
aN活性層0.2μm、p型AlGaNクラッド層0.
5μm、p型高キャリアGaAsコンタクト層0.05
μmをこの順にMOVPE法により形成した。次に、p
型高キャリアGaAsコンタクト層の表面にSiO2
流阻止層(厚さ0.1μm)をCVD法により形成した
後、SiO2電流阻止層の表面に、レジストを塗布し
た。その後、、レジストの露光、現像を行い、円形(直
径210μm)のレジスト層を各円の中心点の間隔が、
300μmとなるように形成した。次に、フッ酸により
エッチングを行ない、SiO2電流阻止層のマスキング
されていない部分を除去して、円形(直径210μm)
のSiO2電流阻止層を形成し、それ以外の部分につい
てはp型高キャリアGaAsコンタクト層を露出させ
た。レジスト層を除去後、p型高キャリアGaAsコン
タクト層及びSiO2電流阻止層の露出面を覆うように
ITO電流拡散層(厚さ0.2μm)をスパッタ法によ
りに形成した。次に、ITO電流拡散層に、レジストを
塗布し後、露光、現像を行い、中心点が、n型GaP電
流阻止層の中心に対応する円形の貫通孔(直径140μ
m)を設けたレジスト層を形成した。次に、Ni/Au
電極を蒸着後、レジストを除去しアロイ化処理を行い、
レジスト層の存在しないITO電流拡散層上面に、円形
(直径140μm)の第二の電極を形成した。同様に基
板の下面にAuGe/Ni/Au電極を蒸着、アロイ化
処理を行い第一の電極を形成した。次ぎに、ITO電流
拡散層の表面にレジストを塗布し、2つの第二の電極間
で等間隔に位置する幅30μm、深さ20μmの溝をダ
イシングにより形成した。次いで、溝のダイシングダメ
ージをエッチングにより除去した後、溝の中央をダイシ
ングによりフルカットして、チップ表面サイズが270
μm×270μmの発光ダイオードを得た。この発光ダ
イオードに順方向電流20mAを流したところ、発光波
長600nm、発光輝度2200mcdの発光が得られ
た。この結果、電流阻止層とITO電流拡散層を用いな
い発光ダイオードに比べ約60%発光輝度が高いことが
示された。
【0088】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の発光ダイオ
ードによると、薄層化、低コスト化が可能であるととも
に高輝度かつ均一の発光が得られる発光ダイオード、特
に、AlGaInP系又はAlGaInN系の発光ダイ
オードであっても低コストで高輝度かつ均一の発光が得
られる発光ダイオードを提供することができる。また、
本発明の発光ダイオードによると、薄層化、低コスト化
が可能であるとともに高輝度かつ高集光性の発光が得ら
れる発光ダイオードを提供することができる。
【0089】
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の発光ダイオードの一の実施の形態を模式
的に示す説明図であり、(a)は断面図であり、(b)
は、平面図である。
【図2】第二の発光ダイオードの一の実施の形態を模式
的に示す説明図であり、(a)は断面図であり、(b)
は、平面図である。
【図3】第一の発光ダイオードの他の実施の形態を模式
的に示す断面図である。
【図4】第一の発光ダイオードの他の実施の形態を模式
的に示す断面図である。
【図5】第一の発光ダイオードの一の実施例を模式的に
示す説明図である。
【図6】第一の発光ダイオードの他の実施例を模式的に
示す説明図である。
【図7】本発明の実施例1〜8における電流阻止層の半
径とチップの1辺との関係を模式的に示す説明図であ
る。
【図8】本発明の実施例1〜8における電流阻止層の半
径(r)/チップの1辺(l)と、発光輝度との関係を
模式的に示す説明図である。
【図9】従来の発光ダイオードの一例を模式的に示す断
面図である。
【図10】従来の発光ダイオードの一例を模式的に示す
断面図である。
【図11】従来の発光ダイオードの一例を模式的に示す
断面図である。
【符号の説明】
1:基板 2:発光部 2a:第一のクラッド層 2b:活性層 2c:第二のクラッド層 3:ウィンドウ部 5:電流阻止層 5a:中央部 5b:環状部 5c:第2の貫通孔 7:電流拡散層 8:第一の電極 9:第二の電極 9a:第1の貫通孔 31:n型GaAs基板 32:n型AlGaInPクラッド層 33:AlGaInP活性層 34:p型AlGaInPクラッド層 35:p型GaPウィンドウ層 37:電流拡散層 38:第一の電極 39:第二の電極 40:SiO2層 101:基板 102:発光部 102a1:第一のクラッド層 102b:活性層 102c:第二のクラッド層 103:ウィンドウ部 103a:ウィンドウ層 103b:コンタクト層 105:電流阻止層 105a:電流阻止層の端 107:電流拡散層 108:第一の電極 109:第二の電極 110:チップ 110a:チップ上面の一辺 r:電流阻止層の半径(μm) l:チップ上面の一辺/2

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、 前記基板上に設けられ、電流の注入により光を発する活
    性層を含む発光部と、 前記発光部上に設けられ、前記発光部で発した光を取り
    出すウィンドウ部と、 前記ウィンドウ部上の一部に設けられ、透光性の絶縁体
    からなる電流阻止層と、 前記電流阻止層及び前記ウィンドウ部の上に設けられ、
    透光性の電流拡散層と、 前記基板に直接又は間接に形成された第一の電極と、 前記電流拡散層の略中央の領域に形成された第二の電極
    とを備え、 前記電流拡散層は、前記活性層の中央領域、及び前記中
    央領域を包囲する周辺領域をカバーするサイズを有する
    ように設けられ、 前記電流阻止層は、前記活性層の前記中央領域に対応す
    る領域に設けられ、前記電流拡散層から供給される電流
    を主として前記活性層の前記周辺領域へ均一に注入する
    ように構成されたことを特徴とする発光ダイオード。
  2. 【請求項2】前記電流阻止層が、SiO2、シリコンナ
    イトライド、又はPSGからなる請求項1に記載の発光
    ダイオード。
  3. 【請求項3】前記電極と前記電流阻止層とは、同心状の
    円形であり、前記電流阻止層の直径(Db)が、前記第
    二の電極の直径(De)及びチップ上面の1辺(L t)と
    下記式(1)に示す関係にある請求項1又は2に記載の
    発光ダイオード。 【数1】
  4. 【請求項4】前記電流阻止層が、円板状の中央部と、こ
    の中央部の側面から一定間隔を保持して配設された一以
    上の同心リング状の環状部とからなる請求項1〜3のい
    ずれかに記載の発光ダイオード。
  5. 【請求項5】前記発光部が、前記基板と同一の導電型の
    半導体からなるクラッド層と、低キャリア濃度の半導体
    からなる活性層と、前記基板と異なる導電型の半導体か
    らなるクラッド層とを有する請求項1〜4のいずれかに
    記載の発光ダイオード。
  6. 【請求項6】前記発光部が、量子井戸構造を有する請求
    項1〜5のいずれかに記載の発光ダイオード。
  7. 【請求項7】前記ウィンドウ部が、前記基板と異なる導
    電型の半導体からなるウィンドウ層と、高キャリア濃度
    の半導体からなるコンタクト層とを有する請求項1〜6
    のいずれかに記載の発光ダイオード。
  8. 【請求項8】前記ウィンドウ層が、厚さ5μm以下、キ
    ャリア濃度1×1018cm-3以下であり、かつ前記コン
    タクト層が、厚さ1μm以下、キャリア濃度1×1019
    cm-3以上である請求項7に記載の発光ダイオード。
  9. 【請求項9】前記コンタクト層と前記電流拡散層との間
    に厚さ0.1μm以下の金属層を配設した請求項7又は
    8に記載の発光ダイオード。
  10. 【請求項10】前記電流拡散層が、ITO、酸化スズ、
    又は酸化亜鉛のいずれかを含む層を有する請求項1〜9
    のいずれかに記載の発光ダイオード。
  11. 【請求項11】前記電流拡散層が、厚さ0.05〜2μ
    mの金属層(金属酸化物層を除く)を有する請求項1〜
    10のいずれかに記載の発光ダイオード。
  12. 【請求項12】前記電流拡散層が、前記発光部における
    活性層を構成する半導体層のバンドギャップ以上のバン
    ドギャップの半導体層を有する請求項1〜11のいずれ
    かに記載の発光ダイオード。
  13. 【請求項13】前記発光部の最上層と前記電流拡散層と
    の間、及び/又は前記電流阻止層と前記電流拡散層との
    間に、厚さ0.1μm以下の金属層を配設した請求項1
    〜12のいずれかに記載の発光ダイオード。
  14. 【請求項14】前記基板と前記発光部との間に複数の半
    導体層からなる光反射層を配設した請求項の1〜13の
    いずれかに記載の発光ダイオード。
  15. 【請求項15】基板と、 前記基板上に設けられ、電流の注入により光を発する活
    性層を含む発光部と、 前記発光部上に設けられ、前記発光部で発した光を取り
    出すウィンドウ部と、 前記ウィンドウ部上の一部に設けられ、透光性の絶縁体
    からなる電流阻止層と、 前記電流阻止層及び前記ウィンドウ部の上に設けられ、
    透光性の電流拡散層と、 前記基板に直接又は間接に形成された第二の電極と、 前記電流拡散層上に形成された第二の電極とを備え、 前記第二の電極は、所定サイズの第1の貫通孔を有し、
    かつ前記電流阻止層は、前記第二の電極の前記第1の貫
    通孔に対応する位置に前記所定サイズと同等又はそれよ
    り小さい第2の貫通孔を有することにより前記電流拡散
    層から供給される電流を主として前記第1及び第2の貫
    通孔に対応した前記活性層の領域へ均一に注入するよう
    に構成されたことを特徴とする発光ダイオード。
  16. 【請求項16】前記電流阻止層は、SiO2、シリコン
    ナイトライド、又はPSGからなる請求項15に記載の
    発光ダイオード。
  17. 【請求項17】前記第二の電極の前記第1の貫通孔と、
    前記電流阻止層の前記第2の貫通孔とは、同心状の円形
    であり、前記第二の電極の前記第1の貫通孔の直径(D
    e)が前記電流阻止層の前記第2の貫通孔の直径(Db
    と下記式(2)に示す関係にある請求項15又は16に
    記載の発光ダイオード。 【数2】
  18. 【請求項18】前記発光部は、前記基板と同一の導電型
    の半導体からなるクラッド層と、低キャリア濃度の半導
    体からなる活性層と、前記基板と異なる導電型の半導体
    からなるクラッド層とを有する請求項15〜17のいず
    れかに記載の発光ダイオード。
  19. 【請求項19】前記発光部が、量子井戸構造を有する請
    求項15〜17のいずれかに記載の発光ダイオード。
  20. 【請求項20】前記ウィンドウ部が、前記基板と異なる
    導電型の半導体からなるウィンドウ層と、高キャリア濃
    度の半導体からなるコンタクト層とを有する請求項15
    〜19のいずれかに記載の発光ダイオード。
  21. 【請求項21】前記ウィンドウ層が、厚さ5μm以下、
    キャリア濃度1×1018cm-3以下であり、かつ前記コ
    ンタクト層が、厚さ1μm以下、キャリア濃度1×10
    19cm-3以上である請求項20に記載の発光ダイオー
    ド。
  22. 【請求項22】前記コンタクト層と前記電流拡散層との
    間に厚さ0.1μm以下の金属層を配設した請求項20
    又は21に記載の発光ダイオード。
  23. 【請求項23】前記電流拡散層が、ITO、酸化スズ、
    又は酸化亜鉛のいずれかを含む層を有する請求項15〜
    22のいずれかに記載の発光ダイオード。
  24. 【請求項24】前記電流拡散層が、厚さ0.05〜2μ
    mの金属層(金属酸化物層を除く)を有する請求項15
    〜23のいずれかに記載の発光ダイオード。
  25. 【請求項25】前記電流拡散層が、前記発光部における
    活性層と同じバンドギャップの半導体層を有する請求項
    15〜24のいずれかに記載の発光ダイオード。
  26. 【請求項26】前記発光部の最上層と前記電流拡散層と
    の間、及び/又は前記電流阻止層と前記電流拡散層との
    間に、厚さ0.1μm以下の金属層を配設した請求項1
    5〜25のいずれかに記載の発光ダイオード。
  27. 【請求項27】前記基板と前記発光部との間に複数の半
    導体層からなる光反射層を配設した請求項の15〜27
    のいずれかに記載の発光ダイオード。
JP2000248802A 2000-08-18 2000-08-18 発光ダイオード Pending JP2002064221A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000248802A JP2002064221A (ja) 2000-08-18 2000-08-18 発光ダイオード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000248802A JP2002064221A (ja) 2000-08-18 2000-08-18 発光ダイオード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002064221A true JP2002064221A (ja) 2002-02-28

Family

ID=18738644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000248802A Pending JP2002064221A (ja) 2000-08-18 2000-08-18 発光ダイオード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002064221A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004070846A1 (en) * 2003-02-10 2004-08-19 Showa Denko K. K. Semiconductor device, production method thereof and light-emitting device
JP2006261219A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Hitachi Cable Ltd 半導体発光素子
JP2010510659A (ja) * 2006-11-15 2010-04-02 ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア テクスチャ化された蛍光体変換層を有する発光ダイオード
US7795623B2 (en) 2004-06-30 2010-09-14 Cree, Inc. Light emitting devices having current reducing structures and methods of forming light emitting devices having current reducing structures
JP2011216882A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Seoul Opto Devices Co Ltd 高効率発光ダイオード及びその製造方法
JP2012043893A (ja) * 2010-08-17 2012-03-01 Toshiba Corp 半導体発光素子及びその製造方法
US8410499B2 (en) 2005-01-24 2013-04-02 Cree, Inc. LED with a current confinement structure aligned with a contact
JP2014131074A (ja) * 2006-05-19 2014-07-10 Bridgelux Inc Led用低光学損失電極構造体
JP2014532993A (ja) * 2011-11-07 2014-12-08 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ より一様な注入及びより少ない光学的損失を備える改善されたp型接点
JP2014236038A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 信越半導体株式会社 発光素子
JP2015537379A (ja) * 2012-11-28 2015-12-24 浜松ホトニクス株式会社 単芯光トランシーバ
JP2017059719A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 豊田合成株式会社 発光素子
JP2017208400A (ja) * 2016-05-17 2017-11-24 ローム株式会社 半導体発光素子

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004070846A1 (en) * 2003-02-10 2004-08-19 Showa Denko K. K. Semiconductor device, production method thereof and light-emitting device
US7795623B2 (en) 2004-06-30 2010-09-14 Cree, Inc. Light emitting devices having current reducing structures and methods of forming light emitting devices having current reducing structures
US8163577B2 (en) 2004-06-30 2012-04-24 Cree, Inc. Methods of forming light emitting devices having current reducing structures
US8436368B2 (en) 2004-06-30 2013-05-07 Cree, Inc. Methods of forming light emitting devices having current reducing structures
US8704240B2 (en) 2004-06-30 2014-04-22 Cree, Inc. Light emitting devices having current reducing structures
US8772792B2 (en) 2005-01-24 2014-07-08 Cree, Inc. LED with surface roughening
US8410499B2 (en) 2005-01-24 2013-04-02 Cree, Inc. LED with a current confinement structure aligned with a contact
US8410490B2 (en) 2005-01-24 2013-04-02 Cree, Inc. LED with current confinement structure and surface roughening
US8541788B2 (en) 2005-01-24 2013-09-24 Cree, Inc. LED with current confinement structure and surface roughening
JP2006261219A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Hitachi Cable Ltd 半導体発光素子
JP2014131074A (ja) * 2006-05-19 2014-07-10 Bridgelux Inc Led用低光学損失電極構造体
JP2010510659A (ja) * 2006-11-15 2010-04-02 ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア テクスチャ化された蛍光体変換層を有する発光ダイオード
US9455378B2 (en) 2010-03-31 2016-09-27 Seoul Viosys Co., Ltd. High efficiency light emitting diode and method for fabricating the same
JP2011216882A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Seoul Opto Devices Co Ltd 高効率発光ダイオード及びその製造方法
JP2012043893A (ja) * 2010-08-17 2012-03-01 Toshiba Corp 半導体発光素子及びその製造方法
US8766297B2 (en) 2010-08-17 2014-07-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor light emitting device and method for manufacturing same
US9583679B2 (en) 2011-11-07 2017-02-28 Koninklijke Philips N.V. P-contact with more uniform injection and lower optical loss
JP2014532993A (ja) * 2011-11-07 2014-12-08 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ より一様な注入及びより少ない光学的損失を備える改善されたp型接点
EP2745333B1 (en) * 2011-11-07 2017-12-13 Koninklijke Philips N.V. Improved p-contact with more uniform injection and lower optical loss
JP2017157871A (ja) * 2012-11-28 2017-09-07 浜松ホトニクス株式会社 単芯光トランシーバ
JP2015537379A (ja) * 2012-11-28 2015-12-24 浜松ホトニクス株式会社 単芯光トランシーバ
US9762327B2 (en) 2012-11-28 2017-09-12 Hamamatsu Photonics K.K. Single-core optical transceiver
JP2014236038A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 信越半導体株式会社 発光素子
JP2017059719A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 豊田合成株式会社 発光素子
CN106887491A (zh) * 2015-09-17 2017-06-23 丰田合成株式会社 发光元件
JP2017208400A (ja) * 2016-05-17 2017-11-24 ローム株式会社 半導体発光素子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3802424B2 (ja) 半導体発光素子及びその製造方法
JP5953155B2 (ja) 半導体発光装置
JP2009043934A (ja) フリップチップ型発光素子
JP6052962B2 (ja) 半導体発光装置
JP3207773B2 (ja) 化合物半導体発光素子及びその製造方法
JP2006339627A (ja) 垂直構造窒化物系半導体発光ダイオード
JP2002064221A (ja) 発光ダイオード
JP2013038248A (ja) 半導体発光素子
JP2012231000A (ja) 半導体発光装置
JPH08111544A (ja) 半導体発光素子
JP4046582B2 (ja) 窒化物系半導体発光素子およびその形成方法
JP2008141094A (ja) 半導体素子及び半導体素子の製造方法
JP2005136443A (ja) 発光ダイオード
US9508900B2 (en) Light-emitting device
JPH0497575A (ja) 発光ダイオードアレイ
JP4868833B2 (ja) 半導体発光素子及び発光装置
JP2012511248A (ja) 半導体発光素子
JPH08167738A (ja) 半導体発光素子
KR20120090493A (ko) 발광 다이오드 어셈블리 및 그의 제조 방법
JPH07153993A (ja) 発光ダイオード
JPH0319369A (ja) 半導体装置
JP2002151733A (ja) 発光ダイオードおよびその製造方法
JP2018050070A (ja) 半導体発光素子
JP6916062B2 (ja) 半導体発光装置および半導体発光装置の製造方法
JP5897365B2 (ja) 半導体発光素子およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050517