JP2002055202A - プラスチックレンズ - Google Patents

プラスチックレンズ

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JP2002055202A
JP2002055202A JP2000241362A JP2000241362A JP2002055202A JP 2002055202 A JP2002055202 A JP 2002055202A JP 2000241362 A JP2000241362 A JP 2000241362A JP 2000241362 A JP2000241362 A JP 2000241362A JP 2002055202 A JP2002055202 A JP 2002055202A
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plastic lens
primer layer
acrylic
water
aqueous
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JP2000241362A
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Mitsuhiro Toda
光洋 戸田
Katsuyoshi Takeshita
克義 竹下
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた耐衝撃性、耐水性、耐候性を与える水
系樹脂のプライマー層を有するプラスチックレンズを提
供する。 【解決手段】 プラスチックレンズ基材と、プラスチッ
クレンズ基材上に形成されたプライマー層と、プライマ
ー層上に形成されたハードコート層とを有するプラスチ
ックレンズにおいて、プライマー層を、水性化アクリル
−ウレタン樹脂を主成分とする。水性化アクリル−ウレ
タン樹脂とは、アクリルポリオールと多官能性イソシア
ネート化合物との共重合体、又はアクリルポリオールと
水性化ポリウレタン樹脂との複合体であり、水に分散さ
れたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックレン
ズに関し、特に、優れた耐衝撃性、耐水性、耐光性等を
有するプラスチックレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックレンズはガラスレンズに比
べ軽量で、成形性、加工性、染色性が良く、割れにくく
安全性も高いため、眼鏡レンズの分野で広く用いられて
いる。
【0003】しかし、プラスチックレンズは軟質で非常
に傷つきやすい為、プラスチックレンズの表面に硬度の
高いハードコート層をもうけ、耐擦傷性の向上をはかっ
ている。さらには表面反射を防止する目的でハードコー
ト層の表面に無機物質を蒸着した反射防止膜をもうけて
いる場合もある。こうしたプラスチックレンズの表面処
理層により、プラスチックレンズの品質は高いものとな
っている。
【0004】しかしながら、ハードコート層や反射防止
膜の表面処理を施したプラスチックレンズは、いっさい
表面処理層を有さないプラスチックレンズに比較して、
耐衝撃性が低下するという欠点がある。特にレンズの中
心厚が薄いマイナス度数レンズの場合は耐衝撃性が著し
く低下し、割れやすいという欠点をもつ。これを改善す
るために中心厚を厚くすると、レンズの周辺部の厚さ
(コバ厚)は非常に厚くなり、外観上好ましくない。ま
たレンズの重量も重くなり、眼鏡の使用感は.低下し、
実用上好ましくない。近年は屈折率の高いプラスチック
レンズ基材の開発が進み、これによりレンズの中心厚、
コバ厚を薄くすることが可能であるが、屈折率の高いプ
ラスチックレンズ基材は耐衝撃性が低く、割れやすいと
いう欠点をもつ。
【0005】この課題を解決するために、特開昭61−
114203号公報では、基材上にアクリルポリオール
と多官能性有機イソシアネート化合物からなるプライマ
ー組成物を塗布することによって、表面処理層の基材に
対する密着性を改善し、耐衝撃性、耐候性、耐熱水性を
改善できることが開示されている。また、特開昭63−
87223号公報、特開昭63−141001号公報に
は、特定のポリアルコールとイソシアネートからなるウ
レタン樹脂のプライマー層を、レンズ基材とハードコー
ト層の間にもうける方法が開示されている。また同様に
特開平3−109502号公報にはポリアルコールとブ
ロック型イソシアネートからなるウレタン樹脂のプライ
マー層を用いる方法が開示されている。もともとプライ
マー層はプラスチックレンズ基材とハードコート層の密
着性を改善することを目的とする層であるが、このプラ
イマー層に特定のウレタン樹脂を選択することにより、
プラスチックレンズの耐衝撃性を改善することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プライ
マー層を形成するコーティング液では、従来有機溶剤系
樹脂が主流であったが、近年、大気汚染問題、作業環境
の改善などの理由から水系樹脂に置換されつつあるのが
現状である。プライマー層を形成するためのプライマー
液においても、同様に水系樹脂が望ましい。
【0007】また、従来のウレタン樹脂をプライマー層
に用いた場合、耐衝撃性を改善できるものの、耐水性、
耐候性が劣る場合があり、このようなウレタン樹脂をプ
ライマー層として用いたプラスチックレンズは、使用す
るに従って黄変したり、白濁してプラスチックレンズの
外観が悪くなるという問題がある。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、優れた耐衝撃性、耐水性、耐候性を与える水系樹脂
のプライマー層を有するプラスチックレンズを提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため鋭意検討を重ねた結果、水性化アクリル−
ウレタン樹脂を主成分としたプライマー層を有するプラ
スチックレンズは、ウレタン樹脂の耐衝撃性の改善効果
に加えて耐水性、耐候性が良好であり、外観の経時変化
の少ない優れたプラスチックレンズであることを見い出
した。
【0010】ここで、水性化アクリル−ウレタン樹脂と
は、アクリルポリオールと多官能性イソシアネート化合
物との共重合体、又はアクリルポリオールと水性化ポリ
ウレタン樹脂との複合体であり、水に分散されたもので
ある。また、アクリルポリオールとは、水酸基をもつア
クリルモノマーとこの水酸基をもつアクリルモノマーと
共重合可能なモノマーとの共重合アクリル樹脂である。
更に、水性化ポリウレタン樹脂は、多官能イソシアネー
ト化合物とポリオールとの反応によって得られたウレタ
ン樹脂が水溶液中にエマルジョンとして分散されている
ものである。
【0011】また、水性化アクリル−ウレタン樹脂その
ものの屈折率は約1.5程度であるため、そのまま高屈
折率のプラスチックレンズ基材にプライマー層として用
いると、干渉縞が発生する場合がある。そのため、金属
酸化物微粒子又は複合微粒子をプライマー層に配合する
ことによって水性化アクリル−ウレタン樹脂を主成分と
するプライマー層の屈折率を向上させて干渉縞の発生を
防止することができる。
【0012】また、水性化アクリル−ウレタン樹脂を主
成分とするプライマー層を用いることによって、ハード
コート層の上に反射防止膜を形成する場合の耐衝撃性を
改善することができる。
【0013】また、水性化アクリル−ウレタン樹脂とし
て、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーを鎖延
長剤と水相で反応させて高分子量化したものを用いてプ
ライマー層を形成することによって、特に優れた耐衝撃
性、耐水性、耐候性を与えることができることを見い出
した。
【0014】更に、カルボキシル基を有する自己乳化型
のウレタンプレポリマーを用いることによって、水に分
散させる際に界面活性剤を使用しなくてもよいので、耐
水性が更に向上することを見い出した。
【0015】従って、請求項1記載の発明は、プラスチ
ックレンズ基材と、前記プラスチックレンズ基材上に形
成されたプライマー層と、前記プライマー層上に形成さ
れたハードコート層とを有するプラスチックレンズにお
いて、前記プライマー層が、水性化アクリル−ウレタン
樹脂を主成分とすることを特徴とするプラスチックレン
ズを提供する。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載のプ
ラスチックレンズにおいて、前記プライマー層が、S
i,Al,Sn,Sb,Ta,Ce,La,Fe,Z
n,W,Zr,In,Tiから選ばれる金属の1種又は
2種以上の酸化物微粒子又は複合微粒子を含有すること
を特徴とするプラスチックレンズを提供する。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のプラスチックレンズにおいて、前記ハードコート層
上に反射防止膜を有することを特徴とするプラスチック
レンズを提供する。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1〜3いず
れかに記載のプラスチックレンズにおいて、前記水性化
アクリル−ウレタン樹脂が、イソシアネート基含有ウレ
タンプレポリマーを鎖延長剤と水相で反応させて高分子
量化したものであることを特徴とするプラスチックレン
ズを提供する。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項4記載のプ
ラスチックレンズにおいて、前記イソシアネート基含有
ウレタンプレポリマーが、カルボキシル基を含有する自
己乳化型であることを特徴とするプラスチックレンズを
提供する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプラスチックレン
ズの実施の形態について説明するが、本発明は以下の実
施の形態に限定されるものではない。
【0021】本発明のプラスチックレンズは、上述した
ように、プラスチックレンズ基材と、プラスチックレン
ズ基材上に形成された水性化アクリル−ウレタン樹脂を
主成分とするプライマー層と、プライマー層上に形成さ
れたハードコート層とを有する。
【0022】プラスチックレンズ基材としては、特に制
限されないが、(メタ)アクリル樹脂をはじめとしてス
チレン樹脂、カーボネート樹脂、アリル樹脂、ジエチレ
ングリコールビスアリルカーボネート樹脂(CR−3
9)等のアリルカーボネート樹脂、ビニル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリエーテル樹脂、イソシアネート化合物
とジエチレングリコールなどのヒドロキシ化合物との反
応で得られたウレタン樹脂、イソシアネート化合物とポ
リチオール化合物とを反応させたチオウレタン樹脂、分
子内に1つ以上のジスルフィド結合を有する(チオ)エ
ポキシ化合物を含有する重合性組成物を硬化して得られ
る透明樹脂等を例示することができる。
【0023】本発明のプラスチックレンズにおけるプラ
イマー層は、水性化アクリル−ウレタン樹脂を主成分と
することに特徴がある。水性化アクリル−ウレタン樹脂
とは、アクリルポリオールを主成分として用いたポリオ
ール化合物と多官能イソシアネート化合物とを共重合さ
せて得られた共重合体、又はアクリルポリオールと水性
化ポリウレタン樹脂との複合体であり、水に分散された
ものである。アクリルポリオールは、水酸基をもつアク
リルモノマーとこの水酸基をもつアクリルモノマーとア
クリル酸エステル等の共重合可能なモノマーとの共重合
アクリル樹脂である。水性化ポリウレタン樹脂は、水性
ウレタン樹脂又は水分散型ポリウレタンともよばれ、多
官能イソシアネート化合物とポリオールとの反応によっ
て得られたウレタン樹脂が水溶液中にエマルジョンとし
て分散されているものである。
【0024】アクリルポリオールの原料である水酸基を
もつアクリルモノマーとしては、2−ヒドロキシエチル
アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシブチルアク
リレート、2−ヒドロキシブチルアクリレート、6−ヒ
ドロキシヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト、6−ヒドロキシヘキシルメタクリレート、5,6−
ジヒドロキシヘキシルメタクリレートなどが挙げられ、
これらは単独で又は2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
【0025】また、水酸基をもつアクリルモノマーと共
重合可能なモノマーとしては、メチル(メタ)クリレー
ト、エチル(メタ)クリレート、n−プロピル(メタ)
クリレート、n−ブチル(メタ)クリレート、イソプロ
ピル(メタ)クリレート、イソブチル(メタ)クリレー
ト、n−アミル(メタ)クリレート、n−ヘキシル(メ
タ)クリレート、イソアミル(メタ)クリレート、トリ
フルオロエチル(メタ)クリレート、ベンジル(メタ)
クリレート、2−n−ブトキシエチル(メタ)クリレー
ト、2−クロロエチル(メタ)クリレート、sec−ブ
チル(メタ)クリレート、tert−ブチル(メタ)ク
リレート、2−エチルブチル(メタ)クリレート、シン
ナミル(メタ)クリレート、シクロヘキシル(メタ)ク
リレート、シクロペンチル(メタ)クリレート、2−エ
トキシエチル(メタ)クリレート、フルフリル(メタ)
クリレート、ヘキサフルオロイソプロピル(メタ)クリ
レート、3−メトキシブチル(メタ)クリレート、2−
メトキシブチル(メタ)クリレート、2−ニトロ−2−
メチルプロピル(メタ)クリレート、n−オクチル(メ
タ)クリレート、2−エチルヘキシル(メタ)クリレー
ト、2−フェノキシエチル(メタ)クリレート、2−フ
ェニルエチル(メタ)クリレート、フェニル(メタ)ク
リレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)クリレー
ト、テトラピラニル(メタ)クリレート、アクリル酸、
メタクリル酸などのアクリル系単量体、さらにはアクリ
ロニトリル、酢酸ビニル、ビニルピリジン、ビニルピロ
リドン、メチルクロトナート、無水マレイン酸、スチレ
ン、α−メチルスチレンなどのエチレン性単量体などが
例示できる。なお、(メタ)クリレートは、アクリレー
ト又はメタクリレートを意味する。
【0026】アクリルポリオールは、これらの水酸基を
もつアクリルモノマーとこれと共重合可能なモノマーと
を塊状重合法、溶液重合法、乳化重合法等の公知の重合
法で重合させることにより得ることができる。とりわ
け、乳化重合法は、水性化アクリルポリオールを直接製
造できることに加え、溶液重合では製造が困難な巨大分
子量のものが得られる点で好ましい。
【0027】また、自己乳化型の水性化ポリウレタン樹
脂を得るために、アクリルポリオールと共に、分子中に
カルボキシル基と少くとも2個の活性水素とを有する化
合物を用いることが好ましい。このような化合物として
は、例えば2,2−ジメチロールプロピオン酸、2,2−
ジメチロール酪酸、2,2−ジメチロール吉草酸、ジオ
キシマレイン酸、2,2−ジメチロールブタン酸などを
挙げることができる。これらは単独で又は2種以上を組
み合わせて用いてもよい。
【0028】一方、多官能イソシアネート化合物として
は、トルエンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ジフェ
ニレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシ
アネート、トリジンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシ
クロヘキシルメタンジイソシアネート、ノルボランジイ
ソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、t−
シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、キシレン
ジイソシアネート、水添キシレンジイソシアネート、水
添ジフェニルメタンジイソシアネート、リジンジイソシ
アネート、テトラメチルキシレンジイソシアネート、ト
リメチルヘキサメチレンジイソシアネート、1,3−ビ
ス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン等のジイソシ
アネートと、トリフェニルメタントリイソシアネート、
トリス(イソシアネートフェニル)チオホスフェート、
リジンエステルトリイソシアネート、2−イソシアネー
トエチル−2,6−ジイソシアネートヘキサノエート、
1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、1,8
−ジイソシアネート−4−イソシアネートメチルオクタ
ン、1,3,6−ヘキサメチレントリイソシアネート、
ビシクロヘプタントリイソシアネート等のトリイソシア
ネートがあげられる。さらにこれらジイソシアネート、
トリイソシアネートから得られるウレタン変性体が使用
可能である。ウレタン変性体としては、アダクト体、ウ
レチジオン体(二量体)、イソシアヌレート体(三量
体)、カルボジイミド、アロハネート変性体、ウレア変
性ポリイソシアネート、ビュレット変性ポリイソシアネ
ート、イソシアネートプレポリマー(セミプレポリマ
ー)があげられる。さらにこれらポリイソシアネートを
アセチルアセトン、ジメチルマロネート、ジエチルマロ
ネート、2,4−ヘキサンジオン、3,5−ヘプタンジ
オン、アセトオキシム、メチルエチルケトオキシム、プ
クノンオキシム、カプロラクタムなどのブロッキング剤
でブロックしたブロックイソシアネートがあげられる。
【0029】これらの中でも、脂肪族ジイソシアネート
化合物及び脂環式ジイソシアネートが耐候性の面から好
ましく、例えば、イソホロンジイソシアネート、ジシク
ロヘキシルメタンジイソシアネート、ノルボランジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートが好まし
い。
【0030】水性化アクリル−ウレタン樹脂を得る方法
としては、例えば、アクリルポリオール、必要によりそ
の他のポリオール、上記カルボキシル基と少なくとも2
個の活性水素とを有する化合物、多官能イソシアネート
化合物及び触媒を水酸基に対して化学量論的に過剰の多
官能イソシアネート化合物を用いて有機溶媒中で反応さ
せてカルボキシル基を有し、末端にイソシアネート基を
有するアクリル変性ウレタンプレポリマーを製造した
後、中和剤で中和して水性化し、この水性化ウレタンプ
レポリマーを水に分散させ、更に鎖伸長剤で高分子化し
て自己乳化型の水性化アクリル−ウレタン共重合組成物
を得る方法がある。
【0031】アクリルポリオール以外のポリオールとし
ては、例えばポリエステル系ポリオール、ポリカーボネ
ート系ポリオール及びポリエーテル系ポリオールを挙げ
ることができ、これらのポリオールの1種を単独で又は
2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0032】ポリエステル系ポリオールとして、例え
ば、ポリエチレンアジペート、ポリエチレンプロピレン
アジペート、ポリブチレンアジペート、ポリエチレンブ
チレンアジペート、ポリヘキサメチレンアジペート、ポ
リジエチレンアジペート、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリヘキサメチレンイソフタレートアジペート、ポ
リエチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート、
ポリエチレンセバケート、ポリブチレンセバケート、ポ
リ−ε−カプロラクトンジオール、ポリ−3−メチル−
1,5−ペンチレンアジペート、1,6−ヘキサンジオー
ルとダイマー酸の重縮合物などが挙げられる。
【0033】また、ポリカーボネート系ポリオールとし
ては、例えばポリヘキサメチレンカーボネートジオール
などを挙げることができる。
【0034】さらに、ポリエーテル系ポリオールとし
て、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリテトラメチレングリコールなどの単独
重合体、ブロック共重合体、及びランダム共重体などが
挙げられる。
【0035】上記触媒としては、ジブチル錫ジラウレー
ト、スタナスオクトエート、ジブチル錫−2−エチルヘ
キソエート、トリエチルアミン、トリエチレンジアミ
ン、N−メチルモルホリンなどの1種又は2種以上を用
いることができる。
【0036】また、中和剤としては、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、ト
リブチルアミン、トリエタノールアミンなどのアミン
類、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、アンモニアを
例示することができる。
【0037】また、鎖伸長剤としては、例えばエチレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリト
ール、ソルビトールなどの低分子量多官能アルコール、
さらには、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘ
キサメチレンジアミン、ジアミノシクロヘキシルメタ
ン、ピペラジン、2−メチルピペラジン、イソホロンジ
アミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ンなどの低分子量ポリアミンなどが挙げられ、これらを
単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができ
る。
【0038】カルボキシル基と少なくとも2個の活性水
素とを有する化合物の配合量は、カルボキシル基の樹脂
中の含有量が、0.3〜5重量%、特に0.5〜1.5重
量%の範囲が好ましい。
【0039】自己乳化型の水性化アクリル−ウレタン樹
脂の市販品として、例えばネオステッカー400、ネオ
ステッカー700、X−7200(いずれも日華化学株
式会社製、商品名)を例示することができる。この水分
散型ポリウレタンは、カルボキシル基と反応する水系オ
キサゾリン系架橋剤、水系(ポリ)カルボジイミド系架
橋剤、水系エポキシ樹脂系架橋剤などの架橋剤を添加す
ることにより、更に耐水性が向上する。
【0040】また、カルボキシル基と少なくとも2個の
活性水素を有する化合物を用いずに、アクリルポリオー
ル、必要によりその他のポリオール、多官能イソシアネ
ート化合物及び触媒を水酸基に対して化学量論的に過剰
の多官能イソシアネート化合物を用いて有機溶媒中で反
応させて末端にイソシアネート基を有するアクリル変性
ウレタンプレポリマーを製造した後、このウレタンプレ
ポリマーを界面活性剤を用いて水に分散させ、更に鎖伸
長剤で高分子化して強制乳化型の水性化アクリル−ウレ
タン共重合組成物を得る方法がある。
【0041】更に、水性化アクリル−ウレタン樹脂を得
る他の方法としては、上記カルボキシル基と少なくとも
2個の活性水素を有する化合物を上記割合で含むアクリ
ルポリオールと多官能イソシアネート化合物とをイソシ
アネート基と活性水素基の当量比を0.8/1〜1.2
/1の割合で反応させ、カルボキシル基を上記中和剤で
中和した後、ポリウレタンを水分散化する方法がある。
【0042】また、カルボキシル基と少なくとも2個の
活性水素を有する化合物を用いずに、アクリルポリオー
ルと多官能イソシアネート化合物とをイソシアネート基
と活性水素基の当量比を0.8/1〜1.2/1の割合
で反応させた後、得られたポリウレタン樹脂を界面活性
剤を用いて水に分散させて水性化アクリル−ウレタン樹
脂を得る方法がある。
【0043】更にまた、例えば、水性化ポリウレタン樹
脂の存在下でアクリルモノマーを乳化重合させてコア−
シェル構造のアクリルポリオールと水性化ポリウレタン
樹脂との複合体である複合エマルジョンを得る方法があ
る。
【0044】この方法は、例えば上記カルボキシル基と
少なくとも2個の活性水素を有する化合物を上記割合で
含むポリオールと多官能イソシアネート化合物とをイソ
シアネート基と活性水素基の当量比を0.8/1〜1.
2/1の割合で反応させ、カルボキシル基を上記中和剤
で中和した後、ポリウレタンを水分散化する。この水分
散化ポリウレタンの存在する水性媒体中にアクリルモノ
マーを混合し、重合開始剤によって重合させてコア−シ
ェル構造の水性化アクリル−ウレタン樹脂を得ることが
できる。
【0045】更に、水性化ポリウレタン樹脂と乳化重合
法によって得られたアクリルポリオールエマルジョンと
を単に混合することによっても水性化アクリル−ウレタ
ン樹脂を得ることができる。
【0046】水性化アクリル−ウレタン樹脂の屈折率
は、約1.5程度であるため、近年のプラスチックレン
ズ基材の高屈折率化により、屈折率が1.7前後のプラ
スチックレンズ基材にプライマー層としてそのまま水性
化アクリル−ウレタン樹脂を塗布すると、プライマー層
により干渉縞が生じる。そのため、金属酸化物微粒子を
プライマー層に配合して屈折率調整をすることが好まし
い。
【0047】このような金属酸化物微粒子としては、
Si,Al,Sn,Sb,Ta,Ce,La,Fe,Z
n,W,Zr,In,Tiから選ばれる金属の1種又は
2種以上の酸化物微粒子又は複合微粒子を例示すること
ができる。具体的には、SiO2,SnO2,Sb25
CeO2,ZrO2,TiO2の無機酸化物微粒子を、分
散媒たとえば水、アルコール系もしくはその他の有機溶
媒にコロイド状に分散させたもの、または、Si,A
1,Sn,Sb,Ta,Ce,La,Fe,Zn,W,
Zr,In,Tiの無機酸化物の2種以上によって構成
される複合微粒子を水、アルコール系もしくはその他の
有機溶媒にコロイド状に分散したものを例示することが
できる。いずれも粒子径は約1〜300mμが好適であ
る。
【0048】さらにコーティング液中での分散安定性を
高めるためにこれらの微粒子表面を有機ケイ素化合物ま
たはアミン系化合物で処理したものを使用することも可
能である。
【0049】この際用いられる有機ケイ素化合物として
は、単官能性シラン、あるいは二官能性シラン、三官能
性シラン、四官能性シラン等がある。処理に際しては加
水分解性基を未処理で行ってもあるいは加水分解して行
ってもよい。また処理後は、加水分解性基が微粒子の−
OH基と反応した状態が好ましいが、一部残存した状態
でも安定性には何ら問題がない。
【0050】またアミン系化合物としてはアンモニウム
またはエチルアミン、トリエチルアミン、イソプロピル
アミン、n−プロピルアミン等のアルキルアミン、ベン
ジルアミン等のアラルキルアミン、ピペリジン等の脂環
式アミン、モノエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン等のアルカノールアミンがある。
【0051】これら有機ケイ素化合物とアミン化合物の
添加量は微粒子の重量に対して1〜15%程度の範囲内
で加えることが好ましい。
【0052】金属酸化物微粒子のプライマー液中の固形
分に占める割合として、0〜65重量%、特に55重量
%以下であることが望ましい。65重量%を超えると、
プライマー層が白濁し外観が悪化する場合がある。
【0053】プラスチック基材上へプライマー層を形成
する方法は、例えば水性化アクリル−ウレタン樹脂を含
む水溶液に必要により金属酸化物微粒子を配合し、必要
により溶剤に希釈してプライマー液を調製して用いるこ
とができる。溶剤としては、アルコール類、エステル
類、ケトン類、エーテル類、芳香族類等の溶剤が用いら
れる。調製したプライマー液をスピンコート、ディッピ
ングなどの方法でプラスチック基材に塗布し、乾燥後、
硬化させる方法で行うことができる。
【0054】プライマー層の膜厚は0.01〜50μm
が好ましい。プライマー層が薄すぎると耐衝撃性の改善
効果は少なく、逆に厚すぎると、面精度が低下する。ま
た本発明のプライマー層には、レベリング剤などの従来
公知の各種添加剤を含むことが可能である。
【0055】本発明のプラスチックレンズは、かかるプ
ライマー層の上にハードコート層が形成され、耐擦傷性
が付与されている。
【0056】プライマー層表面に設けるハードコート膜
としては、下記無機微粒子成分およびシラン化合物成分
を主成分とする組成物を塗布、硬化して得られる。
【0057】無機微粒子成分:粒径1〜100mμのS
i,Sn,Sb,Ce,Zr,Tiから選ばれる1種以
上の金属酸化物からなる微粒子および/またはSi,A
1,Sn,Sb,Ta,Ce,La,Fe,Zn,W,
Zr,In,Tiから選ばれる2種以上の金属酸化物か
ら構成される複合微粒子。
【0058】シラン化合物成分:少なくとも一個以上の
重合可能な反応基を有するシラン化合物。
【0059】無機微粒子成分の具体的例としては、Si
2,SnO2,Sb25,CeO2,ZrO2,TiO2
の無機酸化物微粒子が、分散媒たとえば水、アルコール
系もしくはその他の有機溶媒にコロイド状に分散したも
のである。または、Si,A1,Sn,Sb,Ta,C
e,La,Fe,Zn,W,Zr,In,Tiの無機酸
化物の2種以上によって構成される複合微粒子が水、ア
ルコール系もしくはその他の有機溶媒にコロイド状に分
散したものである。
【0060】さらにコーティング液中での分散安定性を
高めるためにこれらの微粒子表面を有機ケイ素化合物ま
たはアミン系化合物で処理したものを使用することも可
能である。
【0061】この際用いられる有機ケイ素化合物として
は、単官能性シラン、あるいは二官能性シラン、三官能
性シラン、四官能性シラン等がある。処理に際しては加
水分解性基を未処理で行ってもあるいは加水分解して行
ってもよい。また処理後は、加水分解性基が微粒子の−
OH基と反応した状態が好ましいが、一部残存した状態
でも安定性には何ら問題がない。
【0062】またアミン系化合物としてはアンモニウム
またはエチルアミン、トリエチルアミン、イソプロピル
アミン、n−プロピルアミン等のアルキルアミン、ベン
ジルアミン等のアラルキルアミン、ピペリジン等の脂環
式アミン、モノエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン等のアルカノールアミンがある。これら有機ケイ素化
合物とアミン化合物の添加量は微粒子の重量に対して1
〜15%程度の範囲内で加えることが好ましい。
【0063】シラン化合物成分の具体例として、ビニル
トリアルコキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ビニ
ルトリ(β−メトキシ−エトキシ)シラン、アリルトリ
アルコキシシラン、アクリルオキシプロピルトリアルコ
キシシラン、メタクリルオキシプロピルトリアルコキシ
シラン、メタクリルオキシプロピルジアルコキシメチル
シラン、γ−グリシドオキシプロピルトリアルコキシシ
ラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−エチ
ルトリアルコキシシラン、メルカプトプロピルトリアル
コキシシラン、γ−アミノプロピルトリアルコキシシラ
ン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチ
ルジアルコキシシラン等がある。このシラン化合物成分
は、2種以上混合して用いてもかまわない。また下記一
般式で表せるジシラン化合物を添加することも有用であ
る。
【0064】
【化1】 (式中、R1,R2は炭素数1〜6の炭化水素基である。
1,X2は加水分解性基である。Yは、カーボネート基
またはエポキシ基を含有する有機基であり、m,nは0
または1である。) これらのジシラン化合物は、従来公知の種々の方法で合
成することができる。例えば、ジアリルカーボネートと
トリクロロシラン等を付加反応させ、その後アルコキシ
化させれば得ることができる。または、両末端に付加可
能な置換基を持ち、更にその内部にエポキシ基あるいは
エポキシ化可能な官能基を含む化合物に、トリクロロシ
ラン等を付加反応させ、その後アルコキシ化させれば得
ることができる。このジシラン化合物は、加水分解を行
なってから用いるか、もしくは硬化した後の被膜に酸処
理を行なうか、どちらかの方法を取った方がより有効で
ある。
【0065】また、多官能性エポキシ化合物を添加する
ことも有用である。多官能性エポキシ化合物とは、塗
料、接着剤、注型用などに広く実用されているもので、
例えば過酸化法で合成されるポリオレフィン系エポキシ
樹脂、シクロペンタジエンオキシドやシクロヘキセンオ
キシドあるいはヘキサヒドロフタル酸とエピクロルヒド
リンから得られるポリグリシジルエステルなどの脂環式
エポキシ樹脂、ビスフェノールAやカテコール、レゾシ
ノールなどの多官能フェノールあるいは(ポリ)エチレ
ングリコール、(ポリ)プロピレングリコール、ネオペ
ンチルグリコール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、ジグリセロール、ソルビト
ールなどの多官能アルコールとエピクロルヒドリンから
得られるポリグリシジルエーテル、エポキシ化植物油、
ノボラック型フェノール樹脂とエピクロルヒドリンから
得られるエポキシノボラック、フェノールフタレインと
エピクロルヒドリンから得られるエポキシ樹脂、グリシ
ジルメタクリレートとメチルメタクリレートアクリル系
モノマーあるいはスチレンなどの共重合体、さらには上
記エポキシ化合物とモノカルボン酸含有(メタ)アクリ
ル酸とのグリシジル基開環反応により得らるエポキシア
クリレートなどが挙げられる。
【0066】多官能性エポキシ化合物の具体例として
は、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、
エチレングリコールジグリシジルエーテル、ジエチレン
グリコールジグリシジルエーテル、トリエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、テトラエチレングリコール
ジグリシジルエーテル、ノナエチレングリコールジグリ
シジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエ
ーテル、ジプロピレングリコールジグリシジルエーテ
ル、トリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、
テトラプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ノ
ナプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ネオペ
ンチルグリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチル
グリコールヒドロキシヒバリン酸エステルのジグリシジ
ルエーテル、トリメチロールプロパンジグリシジルエー
テル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテ
ル、グリセロールジグリシジルエーテル、グリセロール
トリグリシジルエーテル、ジグリセロールジグリシジル
エーテル、ジグリセロールトリグリシジルエーテル、ジ
グリセロールテトラグリシジルエーテル、ペンタエリス
リトールジグリシジルエーテル、ペンタエリスリトール
トリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールテトラ
グリシジルエーテル、ジペンタエリスリトールテトラグ
リシジルエーテル、ソルビトールテトラグリシジルエー
テル、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレー
トのジグリシジルエーテル、トリス(2−ヒドロキシエ
チル)イソシアヌレートのトリグリシジルエーテル、等
の脂肪族エポキシ化合物、イソホロンジオールジグリシ
ジルエーテル、ビス−2,2−ヒドロキシシクロヘキシ
ルプロパンジグリシジルエーテル等の脂環族エポキシ化
合物、レゾルシンジグリシジルエーテル、ビスフェノー
ルAジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシ
ジルエーテル、ビスフェノールSジグリシジルエーテ
ル、オルトフタル酸ジグリシジルエステル、フェノール
ノボラックポリグリシジルエーテル、クレゾールノボラ
ックポリグリシジルエーテル等の芳香族エポキシ化合物
等が挙げられる。上記した中でも、1,6−ヘキサンジ
オールジグリシジルエーテル、ジエチレングリコールジ
グリシジルエーテル、トリメチロールプロパンジグリシ
ジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジル
エーテル、グリセロールジグリシジルエーテル、グリセ
ロールトリグリシジルエーテル、トリス(2−ヒドロキ
シエチル)イソシアヌレートのトリグリシジルエーテル
等の脂肪族エポキシ化合物が特に好ましい。
【0067】また、被膜の屈折率調整または被膜の耐久
性を更に向上させるために、一般式がSi(OR)4
表される四官能シラン化合物の添加も有用である。具体
例としては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシ
ラン、テトラプロポキシシラン、テトライソプロポキシ
シラン、テトラブトキシシラン、テトラフェノキシシラ
ン、テトラアセトキシシラン、テトラアリロキシシラ
ン、テトラキス(2−メトキシエトキシ)シラン、テト
ラキス(2−エチルブトキシ)シラン、テトラキス(2
−エチルヘキシロキシ)シラン等があげられる。これら
は単独で用いても、2種以上を混合して用いてもよい。
【0068】また、これらは無溶媒下またはアルコール
等の有機溶剤中で、酸の存在下で加水分解して使用する
方が好ましい。また、シラノールあるいは、エポキシ化
合物の硬化触媒を添加することも有用である。
【0069】好ましい硬化触媒としては、過塩素酸,過
塩素酸アンモニウム,過塩素酸マグネシウム等の過塩素
酸類、Cu(II),Zn(II),Co(II),N
i(II),Be(II),Ce(III),Ta(I
II),Ti(III),Mn(III),La(II
I),Cr(III),V(III),Co(II
I),Fe(III),Al(III),Ce(I
V),Zr(IV),V(IV)等を中心金属原子とす
るアセチルアセトネート、アミン,グリシン等のアミノ
酸、ルイス酸、有機酸金属塩等が挙げられる。この中で
も最も好ましい硬化触媒としては、過塩素酸マグネシウ
ム、Al(III),Fe( III)のアセチルアセ
トネートが挙げられる。
【0070】このようにして得られるハードコート用組
成物は、必要に応じ、溶剤に希釈して用いることができ
る。溶剤としては、アルコール類、エステル類、ケトン
類、エーテル類、芳香族類等の溶剤が用いられる。
【0071】ハードコート用組成物は、プライマー層上
に、スピンコート、ディッピングなどの方法で塗布し、
乾燥後、硬化させる方法でハードコート被膜を形成する
ことができる。
【0072】また、反射防止膜は、真空蒸着法、イオン
プレーティング法、スパッタリング法等で形成すること
ができる。真空蒸着法においては、蒸着中にイオンビー
ムを同時に照射するイオンビームアシスト法を用いても
よい。また、膜構成としては、単層反射防止膜もしくは
多層反射防止膜のどちらを用いてもかまわない。
【0073】使用できる無機物としては、例えば、Si
2、SiO、ZrO2、TiO2、TiO、Ti23
Ti25、Al23、Ta25、CeO2、MgO、Y2
3、SnO2、MgF2、WO3などを例示することがで
き、これらの無機物を単独で又は2種以上を混合して用
いることができる。特に、プラスチックレンズ用として
は、蒸着温度を低くすることができるZrO2、Si
2、TiO2が好ましく使用できる。
【0074】このように、プラスチック基材上に、上記
プライマー層、ハードコート層、反射防止膜を形成した
プラスチックレンズは、ハードコート層によって耐擦傷
性が付与され、反射防止膜によって光透過率の向上やゴ
ースト等の除去が行われ、プライマー層によって、ハー
ドコート層や反射防止膜のプラスチック基材への密着性
が良好であると共に、ハードコート層と反射防止膜を設
けたことにより本来低下する耐衝撃性が著しく改善さ
れ、更に、プライマー層自身の耐候性、耐水性が良好で
あるため、外観の経時変化が少ない高品質なプラスチッ
クレンズである。
【0075】また、プライマー層を水性化アクリル−ウ
レタン樹脂を主成分としているため、プライマー層形成
工程では有機溶剤の不要化が可能であり、作業環境を良
好にすることができる。更に、ハードコート層形成工程
で用いる水やアルコールに分散された無機酸化物微粒子
をそのまま用いることができるため、材料を共通化でき
ることもメリットである。
【0076】
【実施例】(実施例1) (1)プライマー用組成物の調製および塗布硬化 市販の水性エマルジョンポリウレタン「ネオステッカー
700」(日華化学株式会社製、固形分濃度37%、無
黄変型、アクリル変性ポリウレタン)165g、メタノ
ール330gを加え固形分濃度10%に希釈する。この
プライマー組成物を、プラスチックレンズ基材CR−3
9(屈折率1.50)上に浸漬法(引き上げ速度10c
m/min)にて塗布した。塗布した基材レンズは10
0℃で10分間加熱硬化処理して基材上に膜厚1.0μ
mのプライマー層を形成させた。
【0077】(2)ハードコート層の形成 イソプロピルセロソルブ157g、およびメチルセロソ
ルブ分散SiO2微粒子ゾル(触媒化成工業(株)製、
商品名「オスカル1832」固形分濃度30wt%)2
54gおよびγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン69gを混合した。この混合液に0.1N塩酸水溶
液19gを攪拌しながら滴下した。さらに5時間攪拌
後、Fe(C5723を0.7gおよびMn(C57
23を0.5g、シリコン系界面活性剤(日本ユニカ
ー(株)製、商品名「L−7604])0.15gを添
加し4時間攪拌後一昼夜熟成させた。この組成物を、
(1)で得られたプライマー層を形成したプラスチック
レンズ基材上に浸漬法(引き上げ速度20cm/mi
n)にて塗布した。塗布したプラスチックレンズ基材は
120℃で180分間加熱硬化処理して基材上に膜厚
2.5μmのハードコート層を形成させた。
【0078】(実施例2)実施例1で得られたプラスチ
ックレンズに以下のように反射防止膜を形成した。
【0079】(3)反射防止薄膜の形成 酸素ガスによるイオンビーム照射処理(加速電圧500
V×60秒)を行なった後、基板から大気に向かって順
に、SiO2,ZrO2,SiO2,TiO2,SiO2
5層からなる反射防止多層膜を真空蒸着法(真空器械工
業(株)製;BMC−1000)にて形成を行なった。
その際4層目のTiO2をイオンビームアシスト蒸着に
より成膜を行った。蒸着各層の光学的膜厚は、最初のS
iO2、次のZrO2とSiO2の等価膜層がλ/4,T
iO2層がλ/2、最上層のSiO2層がλ/4となる様
に形成した。なお、設計波長λは520nmとした。得
られた多層膜の反射干渉色は緑色を呈し、全光線透過率
は99%であった。
【0080】(実施例3) (1)プライマー用組成物の調製および塗布硬化 市販の水性エマルジョンポリウレタン「ネオステッカー
700」(日華化学株式会社製、固形分濃度37%、無
黄変型、アクリル変性ポリウレタン)103g、市販の
金属酸化物ゾル「オプトレイク1120Z(S−7,
G)」(触媒化成株式会社製、固形分濃度:20%)1
85g、メタノール212gを混合してよく攪拌した。
この組成物を、プラスチックレンズ基材(屈折率1.6
7のセイコースーパーソブリン(セイコーエプソン株式
会社製))上に浸漬法(引き上げ速度15cm/mi
n)にて塗布した。塗布したプラスチックレンズ基材は
100℃で15分間加熱硬化処理して基材上に膜厚1.
2μmのプライマー層を形成させた。
【0081】(2)ハードコート層の形成 セイコースーパーソブリン用ハードコート液(屈折率.
1.67)をプライマー層を形成したプラスチックレン
ズ基材上に浸漬法(引き上げ速度30cm/min)に
て塗布した。塗布したプラスチックレンズ基材は125
℃で120分間加熱硬化処理して基材上に膜厚2.2μ
mのハードコート層を形成させた。
【0082】(3)反射防止薄膜の形成 レンズに、プラズマ処理(アルゴンプラズマ400W×
60秒)を行った後、基板から大気にむかって順に、Z
rO2,SiO2,ZrO2,SiO2の4層からなる反射
防止多層膜を真空蒸着法(真空機器工業(株)製:BM
C−1000)にて、成膜温度250℃の条件で膜形成
を行った。各層の光学的膜厚は、最初のZrO2とSi
2の等価膜層および次のZrO2層、最上層のSiO2
層がそれぞれλ/4となる様に形成した。なお、設計波
長λは520nmとした。得られた多層膜の反射干渉色
は緑色を呈し、全光線透過率は98.5%であった
【0083】(実施例4) (1)プライマー用組成物の調製および塗布硬化 市販の水性エマルジョンポリウレタン「ネオステッカー
700」(日華化学株式会社製、固形分濃度37%、無
黄変型、アクリル変性ポリウレタン)76g、金属酸化
物ゾル「オプトレイク1130F−2」(触媒化成株式
会社製、固形分濃度:30%)159g、メタノール2
65gを混合してよく攪拌した。この組成物を、プラス
チックレンズ基材(屈折率1.74のセイコープレステ
ージ(セイコーエプソン株式会社製))上に浸漬法(引
き上げ速度15cm/min)にて塗布した。塗布した
プラスチックレンズ基材は100℃で.15分間加熱硬
化処理して基材上に膜厚1.2μmのプライマー層を形
成させた。
【0084】(2)ハードコート層の形成 実施例3と同様の方法でハードコート層の形成を行っ
た。
【0085】(3)反射防止膜の形成 実施例3と同様の方法で反射防止薄膜の形成を行った。
【0086】(比較例1)実施例1においてプライマー
層を形成せずに処理を行った以外は、すべて実施例1と
同様に処理を行いプラスチックレンズを作製した。
【0087】(比較例2)実施例3においてプライマー
層の形成を以下の方法で行った以外は、すべて実施例3
と同様に処理を行いプラスチックレンズを作製した。
【0088】(1)プライマー用組成物の調製および塗
布硬化 市販の水性エマルジョンポリウレタン「スーパーフレッ
クス150)」(第一工業製薬株式会社製、固形分濃度
30%、無黄変型、エーテル・エステル系)130g、
市販の金属酸化物ゾル「オプトレイク1120Z(S−
7,G)」(触媒化成株式会社製、固形分濃度:20
%)105g、メタノール265gを混合してよく攪拌
した。この組成物を、プラスチックレンズ基材(屈折率
1.67のセイコースーパーソブリン(セイコーエプソ
ン株式会社製))上に浸漬法(引き上げ速度20cm/
min)にて塗布した。塗布したプラスチックレンズ基
材は100℃で15分間加熱硬化処理して基材上に膜厚
1.3μmのプライマー層を形成させた。
【0089】(比較例3)実施例4においてプライマー
層の形成を以下の方法で行った以外は、すべて実施例4
と同様に処理を行いプラスチックレンズを作製した。
【0090】(1)プライマー用組成物の調製および塗
布硬化 市販の水性エマルジョンポリウレタン「スーパーフレッ
クス150)」(第一工業製薬株式会社製、固形分濃度
30%、無黄変型、エーテル・エステル系)90g、金
属酸化物ゾル「オプトレイク1130F−2」(触媒化
成株式会社製、固形分濃度:30%)154g、メタノ
ール256gを混合してよく攪拌した。この組成物を、
プラスチックレンズ基材(屈折率1.74のセイコープ
レステージ(セイコーエプソン株式会社製))上に浸漬
法(引き上げ速度15cm/min)にて塗布した。塗
布したプラスチックレンズ基材は100℃で15分間加
熱硬化処理して基材上に膜厚1.3μmのプライマー層
を形成した。
【0091】これらの実施例、比較例で得られたプラス
チックレンズについて、次の評価方法を行った。
【0092】(a)外観:暗箱中で黒色の背景を用いて
蛍光灯を用いて、透過光、反射光で白濁と干渉縞と色調
(色ムラ)について観察した。
【0093】(b)耐擦傷性:ボンスター#0000ス
チールウール(日本スチールウール(株)製)で1kg
の荷重をかけ、10往復表面を摩擦し、傷ついた程度を
目視で観察した。
【0094】(c)耐候性:キセノンランプによるサン
シャインウェザーメーターに250時間暴露した後の表
面状態に変化のないものを良とした。
【0095】(d)耐湿性:60℃×99%雰囲気に1
0日間放置した後、表面状態に変化のないものを良とし
た。
【0096】(e)表面処理層の密着性:レンズ基材と
表面処理層(ハードコート層および反射防止膜)の密着
性は(c)と(d)の試験を行なったものについて、J
ISD−0202に準じてクロスカットテープ試験によ
って行なった。即ち、ナイフを用い基材表面に1mm間
隔に切れ目を入れ、1平方mmのマス目を100個形成
させる。次に、その上ヘセロファン粘着テープ(ニチバ
ン(株)製商品名「セロテープ」)を強く押し付けた
後、表面から90度方向へ急に引っ張り剥離した後コー
ト被層の残っているマス目を密着性指標として、目視で
観察した。
【0097】(f)耐衝撃性:16.3gの硬球を12
7cmの高さからレンズの凸面中心に自然落下させ、レ
ンズの割れを確認し、割れ及びひびのないものを良とし
た。なお本試験に使用したレンズの中心厚はすべて1.
1mmのものとした。
【0098】結果を表1に示す。
【0099】
【表1】
【0100】実施例1〜実施例4のプラスチックレンズ
は、水性化アクリル−ウレタン樹脂を用いたプライマー
層を有するため、耐候性、耐湿性(耐水性)に優れ、耐
衝撃性も良好である。
【0101】これに対してプライマー層を形成していな
い比較例1では、耐候性、耐湿性に優れるが、耐衝撃性
が悪い。また、エーテル・エステル系の水性エマルジョ
ンポリウレタンをプライマー組成物として用いた比較例
2と比較例3では、実施例と比較して耐候性、耐湿性が
やや劣る。
【0102】
【発明の効果】本発明のプラスチックレンズは、特定の
ウレタン樹脂を用いたプライマー層を有するため、耐衝
撃性、耐候性、耐湿性に優れる。
フロントページの続き Fターム(参考) 2K009 AA02 AA15 BB14 BB23 BB24 BB25 CC03 CC42 DD02 DD03 DD04 DD05 DD07 DD08 EE00 EE04 4J038 DG191 DG271 DG281 DG291 DG301 GA06 GA11 HA066 HA216 HA446 KA20 LA02 MA08 MA10 MA14 NA04 NA11 NA17 PA12 PB08 PC08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックレンズ基材と、前記プラス
    チックレンズ基材上に形成されたプライマー層と、前記
    プライマー層上に形成されたハードコート層とを有する
    プラスチックレンズにおいて、 前記プライマー層が、水性化アクリル−ウレタン樹脂を
    主成分とすることを特徴とするプラスチックレンズ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプラスチックレンズにお
    いて、 前記プライマー層が、Si,Al,Sn,Sb,Ta,
    Ce,La,Fe,Zn,W,Zr,In,Tiから選
    ばれる金属の1種又は2種以上の酸化物微粒子又は複合
    微粒子を含有することを特徴とするプラスチックレン
    ズ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のプラスチックレン
    ズにおいて、 前記ハードコート層上に反射防止膜を有することを特徴
    とするプラスチックレンズ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれかに記載のプラスチ
    ックレンズにおいて、 前記水性化アクリル−ウレタン樹脂が、イソシアネート
    基含有ウレタンプレポリマーを鎖延長剤と水相で反応さ
    せて高分子量化したものであることを特徴とするプラス
    チックレンズ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のプラスチックレンズにお
    いて、 前記イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーが、カ
    ルボキシル基を含有する自己乳化型であることを特徴と
    するプラスチックレンズ。
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