JP2002043393A - ノッチ合わせ装置 - Google Patents

ノッチ合わせ装置

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JP2002043393A
JP2002043393A JP2000223927A JP2000223927A JP2002043393A JP 2002043393 A JP2002043393 A JP 2002043393A JP 2000223927 A JP2000223927 A JP 2000223927A JP 2000223927 A JP2000223927 A JP 2000223927A JP 2002043393 A JP2002043393 A JP 2002043393A
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notch
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lever
rotation
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Tadashi Kirihata
直史 桐畑
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ASSIST JAPAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウェハのノッチ位置を、正確にしかも短時間で
検出して位置合わせできるノッチ合わせ装置を提供する
こと。 【解決手段】ウェハ3の外周面を把持する3個のクラン
プレバー23は、一端に把持部23aが形成され他端に
ローラ24を装着している。ローラ24は、回転中心位
置にあるレバー作動ピン22のテーパ面22aに、コイ
ルばね28の付勢力で押圧され、レバー作動ピン22の
上下動により、クランプレバー23が放射線方向に沿っ
て移動する。ウェハ3の上方に配置されたクランプレバ
ー23の回転中心側への移動により、把持部23aがウ
ェハ3を把持するとともに、ウェハ3の回転中、ウェハ
3の下方から2か所に配置されたセンサ41でウェハ3
のノッチ位置を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、大型化されたウ
ェハに好適なノッチ合わせ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、シリコンウェハには、ウ
ェハの円周方向における基準回転位置を表す目印とし
て、弦状にきりかかれたオリフラやV字状またはU字状
に切り欠かれたノッチ等が外周部に形成されている。そ
して、ウェハに対し半導体のゲート形成等の処理を行な
う際、個々のウェハは、そのオリフラ又はノッチの位置
が基準回転位置と常に一致している状態の下で処理ステ
ージにセットされることが要求されていた。
【0003】カセットには通常ランダムな状態で複数枚
のウェハが上下方向に配置されて収納されている。この
ため、搬送ロボットによってカセットからウェハを取り
出し、直接、処理ステージにセットすることは、オリフ
ラ又はノッチの位置が基準回転位置と一致しない状態で
ウェハが処理ステージに設置されることになり、ウェハ
に対して所望の処理を行なえなくなっていた。
【0004】そのため、カセットから取り出されたウェ
ハをオリフラ合わせ装置又はノッチ合わせ装置に搬入
し、このオリフラ合わせ装置又はノッチ合わせ装置によ
ってそのオリフラ又はノッチの位置を回転基準に一致さ
せた後、ウェハを処理ステージにセットする方法が取ら
れていた。
【0005】従来のノッチ合わせ装置は、ウェハを、ウ
ェハの裏面で吸着するように支持したり、又はウェハを
落し込んでウェハの裏面外周面を支持するように構成さ
れていた。例えば、図8に示すノッチ合わせ装置50の
場合、ウェハ3の外周面を支持する受け部52aを有し
て形成される固定ステージ51と、固定ステージ51の
下方で上下移動及び回転可能な回転ステージ53とが、
機台55上に配置されている(特開2000−2195
6号公報参照)。
【0006】固定ステージ51は、回転中心位置を基準
として等間隔に延設された3個のアームを52有して、
ロボットのハンドで保持されたウェハ3を、ハンドの下
降移動によって受け部52aの上方位置から下降させて
保持するように形成され、回転ステージ53は、回転中
心位置を基準として等間隔に延設された3個のアーム5
4を有して固定ステージ51に支持されているウェハ3
を持ち上げた後、1回転することによって、ノッチ位置
を検出可能としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のよう
に、ウェハの裏面を吸着して支持する場合、ウェハの裏
面に傷をつけたりパーティクルが付着することから、ウ
ェハの裏面を吸着する方法が回避される傾向にあった。
また、上記の公報に示されるノッチ合わせ装置50は、
ウェハ3裏面の外周面を支持することで、ウェハ3を傷
つけたりパーティクルの発生を極力少なくしているもの
の、回転ステージ53で支持されたウェハ3が、回転ス
テージ53の1回転でノッチの位置が検出される際、基
準位置に配置されたノッチの位置が、固定ステージ51
の各アーム52と回転ステージ53のアーム54とが重
なり合った場合、あるいは、回転ステージ53のアーム
54にノッチ位置が重なったときには、ウェハ3を固定
ステージ51に再度支持させて、固定ステージ51のア
ーム52を、回転ステージ53のアーム54と干渉しな
い位置に回転させたり、ノッチ位置を回転ステージ53
のアーム54から重ならない位置に移動させなければな
らないことから、ノッチ合わせに要する時間を長くして
いた。
【0008】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、ウェハに傷をつけたりパーティクルを発生させ
ず、また、容易な構成でノッチ合わせ時間を短縮できる
ノッチ合わせ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわるノッ
チ合わせ装置では、上記の課題を解決するために、以下
のように構成するものである。即ち、ノッチが形成され
たウェハを保持する保持手段と、前記保持手段を回転す
る回転駆動手段と、前記ウェハの回転中にノッチ位置を
検出する検出手段と、を備え、前記ウェハのノッチ位置
を基準回転位置に一致させるように構成されたノッチ合
わせ装置において、前記保持手段は、搬送された前記ウ
ェハの上方に配置されるとともに前記ウェハの外周面を
把持可能に構成され、前記検出手段が前記ウェハの下方
に配置されていることを特徴とするものである。
【0010】また好ましくは、前記保持手段が、回転中
心から放射線方向に配設される少なくとも3個のクラン
プレバーを有し、前記各クランプレバーが、前記ウェハ
の外周面を把持する把持部を有するとともに、回転中心
位置に配置されて軸心方向にテーパ面を有するレバー作
動ピンの上下動により、放射線方向に沿って同時に移動
可能に構成されているものであればよい。
【0011】さらに、前記クランプレバーのうち、2個
のクランプレバーは、メカニカルストッパにより、前記
クランプレバーのウェハ把持方向への移動を規制され、
残りの少なくとも1個のクランプレバーの把持部が、移
動を規制された前記2個のクランプレバーの把持部に向
かって前記ウェハを移動させることによって前記ウェハ
を設定された回転中心位置で把持するように構成されて
いればなおよい。
【0012】
【発明の効果】本発明のノッチ合わせ装置は、ロボット
のハンドで搬送されてきたウェハを、ハンドの上方から
把持するように構成され、把持したハンドを回転させる
ことによって、ウェハの下方の位置に配置された検出手
段で、ウェハのノッチ位置を検出し、ノッチ位置を基準
回転位置に合わせている。このノッチ合わせ装置では、
ウェハを回転させる前の固定ステージが配置されず、ウ
ェハを保持手段のみで把持して回転できることから、保
持手段が他の要素で干渉されずに回転されたウェハのノ
ッチ位置を直接検出手段で検出することができる。従っ
て、ノッチ位置がどの位置にあっても、一旦把持された
ウェハは、再把持を行なわずにノッチ位置を検出し、基
準回転位置に合わせることができ、ノッチ位置の位置合
わせを短時間で行なうことが可能である。しかも、ハン
ドから受け渡された保持手段が、それ自身でノッチを検
出するためのウェハの回転を行なうことができることか
ら、容易な構成で装置を提供できるとともにウェハの裏
面を吸着して保持することがないためにパーティクルを
付着させることもない。
【0013】また、保持手段として形成される少なくと
も3個のクランプレバーは、軸心方向にテーパ面を有す
るレバー作動ピンの上下動によって、同時に放射線方向
に沿って移動されることから、把持されたウェハの回転
中心位置と回転されるクランプレバーの回転中心位置は
一致して、ウェハのノッチ位置を正確に検出させること
ができる。しかも、レバー作動ピンの駆動で少なくとも
3個のクランプレバーを移動させる構成は、部品点数を
少なくできることから、廉価な装置を提供することがで
きる。
【0014】さらに、ウェハを把持する際に、少なくと
も3個のうちの2個のクランプレバーはメカニカルスト
ッパで移動規制されている。このメカニカルストッパで
移動規制された位置が、ウェハ中心位置を回転中心位置
に一致するように設定されていれば、停止されている2
個のクランプレバーの把持部に向かって、残りの少なく
とも1個のクランプレバーの把持部が、ウェハの外周面
を把持してウェハを移動させることによって、少なくと
も3個のクランプレバーの把持部で把持されたウェハ
は、その中心位置が回転中心位置と一致することから、
検出されるノッチ位置を正確に検出して、位置合わせを
行なうことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。本形態のノッチ合わせ装置1
は、ウェハ3に形成されたノッチを検出して基準回転位
置に位置合わせするものであり、図1〜2に示すよう
に、機台10と、機台10の中心位置で回動可能なクラ
ンパー部20と、クランパー部20でウェハ3を把持し
て回転させるクランパー駆動部30と、前記クランパー
部20の下方で機台10に配置された一対の検出部40
とを有して構成されている。
【0016】機台10は、ロボットのハンド5で搬送さ
れたウェハ3を内部に収納するために、ウェハ3外径よ
り長尺状に形成された上壁部11と、ウェハ3を収納す
るためのスペースを確保できる高さに形成された両側壁
部12、12とを有して門形状に形成されている。上壁
部11上の左右方向及び前後方向の中心位置には、軸受
ユニット13が嵌入される孔11aが形成され、孔11
aの上方には、軸受ユニット13を覆うソレノイドブラ
ケット14が、上方に突出するようにコ字形に形成され
て取り付けられている。
【0017】ソレノイドブラケット14には、上壁部1
1の孔11aと略同心上の孔14aが形成され、孔14
aにソレノイドシリンダ21を支持するカップ状の支持
部材15を取り付けている。さらに、上壁部11にはソ
レノイドブラケット14と対向するように、略L字形の
モータブラケット16が一方の端部を上壁部11に固定
した状態で上方に突出するように装着されている。
【0018】また機台10の両側壁12、12の内面に
は、収納されるウェハ3の下方の位置でセンサブラケッ
ト17、17が、それぞれ内方に突出するように相対向
して配置されている。
【0019】クランパー部20は、ソレノイドブラケッ
ト14内に収納されて配置されるソレノイドシリンダ2
1と、ソレノイドシリンダ21の下方で駆動軸21aに
装着されたテーパ面22aを有するレバー作動ピン22
と、レバー作動ピン22のテーパ面22aに当接されて
回転中心から等間隔に3方向に延設する3個のクランプ
レバー23と、を有して構成されている。
【0020】各クランプレバー23は、ウェハ3の外周
面を把持可能にするために、放射線方向に沿って、移動
可能に配置されていればよく、実施形態では、図1及び
3〜4に示すように、先端部に下方に屈折した把持部2
3aを有し、元部には、凹状のローラ空間部23bに装
着されて軸支されたローラ24がレバー作動ピン22に
当接可能に配置されている。また、中間部の上面には可
動部25aと固定部25bからなるガイド部材25のう
ちの可動部25aが装着されている。さらにクランプレ
バー23の両側面には、それぞれ係止ピン26が取り付
けられ、クランプレバー23をレバー作動ピン22側に
付勢するようにコイルばね28の一端が掛着されてい
る。コイルばね28の他端は後述のレバー支持部34に
装着された係止ピン37に掛着されている。
【0021】なお、3個のクランプレバー23のうち、
2個のクランプレバー23・23には、後述のレバー支
持部34の先端部に当接可能なストッパピン29がそれ
ぞれ上方に向かって装着されている。この2か所のスト
ッパピン29の装着されている位置は、ストッパピン2
9がレバー支持部34に当接した位置が、各クランプレ
バー23の把持部23aで把持されるウェハ3の中心位
置と、回転中心位置とを一致するように設定されてい
る。
【0022】レバー作動ピン22は、下窄まり状のテー
パ面22aを有して形成され、上部にソレノイドシリン
ダ21のロッド21aに連結されている。クランプレバ
ー23のローラ24はレバー作動ピン22のテーパ面2
2aに係合され、ソレノイドシリンダ21の作動により
レバー作動ピン22が上下動することによって、コイル
ばね28でレバー作動ピン22側に付勢されたクランプ
レバー23が、回転中心位置から放射線方向に沿って移
動することとなる。
【0023】クランプレバー23は、さらに、クランパ
ー駆動部30に連結されている。クランパー駆動部30
は、機台10のモータブラケット16に支持された駆動
モータ31と軸受ユニット13に回転可能に支持された
回転軸32と、回転軸32の下部に連結されてクランプ
レバー23と対向して3方向に脚部34aを有するレバ
ー支持部34とを有して構成されている。
【0024】回転軸32は、中央部にソレノイドシリン
ダ21を配置させるために中空状に形成され上部に大ギ
ア35が装着され、駆動モータ31の駆動軸31aに装
着された小ギア36に歯合され、駆動モータ31の駆動
によりレバー支持部34を回転させる。レバー支持部3
4の各脚部34aは、それぞれガイド部材25の固定部
25bに固着することによってクランプレバー23を回
転可能に支持している。従って、回転軸32の軸心がウ
ェハ3の回転中心位置となる。
【0025】さらにレバー支持部34の各脚部34a両
側面には、コイルばね28の他端を掛着するための係止
ピン37が上端を耳部34bに係合して装着されてい
る。
【0026】検出部40は、図1に示すように、回転さ
れているウェハ3の外周縁部を2か所で検出する一対の
センサ41、41を有し、それぞれのセンサ41、41
は機台10の両側壁12、12に配置されたセンサブラ
ケット17、17に支持されている。実施形態のセンサ
41は光学式のものが使用され、ウェハ3の外周縁部を
下方から上方に向かって光を投射することによって、ウ
ェハ3の外周縁部に形成された1か所のノッチ位置を検
出し、機台10の上面に装着されている制御部42(図
1参照)に検出結果を送っている。そして検出結果に基
づいてウェハ3のノッチ位置を基準回転位置に一致させ
るように、ウェハ3を回転させる。
【0027】次に、上記のように構成されたノッチ合わ
せ装置1の動作について、主に、図5〜7に基づいて説
明する。
【0028】実施形態のノッチ合わせ装置1に対するウ
ェハ3の搬入及び搬出は、搬送ロボットのハンド5によ
って行なわれ、ハンド5は、図6における機台10の長
手方向に対して直交する方向から出入することになる。
【0029】ウェハ3が搬入される前においては、各ク
ランプレバー23は、ソレノイドシリンダ21のロッド
21aが伸長してレバー作動ピン22を下方位置に移動
させることにより、回転中心位置より離れる方向に移動
されている。
【0030】ウェハ3がハンド5によって機台10内に
搬入される際、図5に示すように、ウェハ3は、クラン
プレバー23の把持部23aと干渉しないように、クラ
ンプレバー23の把持部23aの下端部とセンサ41と
の間(搬入位置S1)に位置するように挿入される。
【0031】ウェハ3が、図6に示すように、ウェハの
中心位置と機台10の3個のクランプレバー23の把持
部23a内に収納するようにハンド5で移動されると、
図5に示すように、ハンド5が僅かに上昇してウェハ3
を、クランプレバー23の搬入位置S1から把持位置S
2(実線で示す)に移動させる。
【0032】ウェハ3が把持位置S2に達すると、ソレ
ノイドシリンダ21が作動してレバー作動ピン22を上
昇させる。レバー作動ピン22の上昇によって、テーパ
面22aに当接している各クランプレバー23のローラ
24は、レバー作動ピン22側に付勢するコイルばね2
8により、縮径されたテーパ面22aに沿って移動する
ことになり、クランプレバー23自体を回転中心に向か
って移動させる。
【0033】このクランプレバー23の移動の際、図7
における2個のクランプレバー23(23A、23B)
は、ストッパピン29が装着されているため、ストッパ
ピン29がレバー支持部34の各脚部34aの先端部に
当接すると2個のクランプレバー23(23A、23
B)の移動が停止される。この停止位置はウェハ3の中
心位置を回転中心位置と一致するように設定されている
ため、基準位置として設定される。残りの1個のクラン
プレバー23(23C)は、コイルばね28の付勢力で
移動が行なわれている。そして移動しているクランプレ
バー23(23C)の把持部23aがウェハ3の一端に
当接すると、さらに移動してウェハ3を他の2個のクラ
ンプレバー23(23A、23B)の把持部23a、2
3aに当接させた位置で移動が停止される。これによっ
て、3個のクランプレバー23がウェハ3を把持するこ
ととなる。
【0034】従って3個のクランプレバー23で把持さ
れたウェハ3は、その中心位置と回転中心位置とが一致
することとなる。
【0035】ウェハ3がクランプレバー23で把持され
ると、ハンド5は僅かに下降してその位置で待機するこ
とになる。
【0036】その後、駆動モータ31が作動して、図2
に示すように、回転軸32を半回転させる。回転軸32
の下方でレバー支持部34ガイド部材25を介して支持
されているウェハ3は、回転軸32の半回転に伴って機
台10に対して半回転する。ウェハ3の径方向に対して
両側の縁部を下方から検出するセンサ41、41は、ウ
ェハ3の回転と同時にウェハ3の縁部に向かって投光す
ることによりウェハ3のノッチ位置を検出する。
【0037】このセンサ41からの投光は、クランプレ
バー23の把持部23aがウェハ3の外周面を把持して
いるため、回転しているウェハ3の裏面側には妨げるも
のがなく、ノッチ位置の検出は、ウェハ3の半回転でい
ずれかのセンサ41、41で必ず検出することができ
る。
【0038】ノッチ位置が検出されたウェハ3は、ノッ
チ位置を回転基準位置として一致するために半回転した
位置から、制御部42で演算されて駆動された駆動モー
タ31により所定の角度回転してノッチ位置を基準回転
位置に合わせる。
【0039】ノッチ位置が位置合わせされると、ハンド
5が再び上昇してウェハ3を保持する。そして、クラン
プレバー23は、ソレノイドシリンダ21の作動によ
り、再び回転中心位置から離れた位置に移動され、ウェ
ハ3がハンド5によって搬出される。これによって、1
サイクルが終了する。
【0040】上述のように、本形態のノッチ合わせ装置
1は、ロボットのハンド5で搬送されてきたウェハ3
を、ハンド5の上方から把持するように構成され、把持
したウェハ3を半回転、回転させることによって、ウェ
ハ3の下方の位置に配置されたセンサ41、41で、ウ
ェハ3のノッチ位置を検出している。このノッチ合わせ
装置1では、ウェハ3を回転させる前の固定ステージが
配置されず、ウェハ3をクランプレバー23のみで把持
して回転できることから、クランプレバー23が他の要
素で干渉されずに、回転されたウェハ3のノッチ位置を
直接、センサ41、41で検出することができる。従っ
て、ノッチ位置がどの位置にあっても、一端、クランプ
レバー23で把持されたウェハ3は、再把持を行なわず
にノッチ位置を検出して位置合わせすることができ、ノ
ッチ位置の位置合わせを短時間で行なうことが可能であ
る。しかも、ハンド5から受け渡されたクランプレバー
23が、それ自身でノッチを検出するためのウェハ3の
回転を行なうことができることから、容易な構成で装置
を提供できるとともにウェハ3の裏面を吸着して保持す
ることがないためにパーティクルを付着させることもな
い。
【0041】また、クランパー装置として形成される少
なくとも3個のクランプレバーは、軸心方向にテーパ面
22aを有するレバー作動ピン22の上下動によって、
同時に放射線方向に沿って移動されることから、把持さ
れたウェハ3の回転中心位置と回転されるクランプレバ
ーの回転中心位置は一致して、ウェハ3のノッチ位置を
正確に検出して位置合わせすることができる。しかも、
レバー作動ピン22の駆動で3個のクランプレバー23
を移動させる構成は、部品点数を少なくできることか
ら、廉価な装置を提供することができる。
【0042】さらに、ウェハ3を把持する際に、少なく
とも3個のうちの2個のクランプレバー23はメカニカ
ルストッパ29で移動規制されている。このメカニカル
ストッパ29で移動規制された位置が、ウェハ3の中心
位置を回転中心位置に一致するように設定されていれ
ば、停止されている2個のクランプレバー23の把持部
23aに向かって、残りの少なくとも1個のクランプレ
バー23の把持部23aが、ウェハ3の外周面を把持し
てウェハ3を移動させることによって、少なくとも3個
のクランプレバー23の把持部23aで把持されたウェ
ハ3は、その中心位置が回転中心位置と一致することか
ら、検出されるノッチ位置を正確に検出して位置合わせ
することができる。
【0043】なお、本発明のノッチ合わせ装置1は、ウ
ェハ3の外周面を上方に配置されたクランプレバー23
で把持して、ウェハ3の下方からセンサ41で検出する
ように構成されていれば、機台10やクランパー部20
またはクランパー駆動部30の構成は上記に限るもので
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態によるノッチ合わせ装置を示す
一部正面断面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】図1におけるクランプレバーを示す概略平面図
である。
【図4】図3におけるIV−IV断面図である。
【図5】ウェハがハンドで搬入位置から把持位置に上昇
する作用を示す図である。
【図6】同平面図である。
【図7】ウェハがクランプレバーで把持される作用を示
す平面図である。
【図8】従来のノッチ合わせ装置を示す斜視図
【符号の説明】
1…ノッチ合わせ装置 3…ウェハ 10…機台 20…クランパー部 21…ソレノイドシリンダ 22…レバー作動ピン 23…クランプレバー 23a…把持部 24…ローラ 29…メカニカルストッパ 30…クランパー駆動部 31…駆動モータ 32…回転軸 34…レバー支持部 41…センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノッチが形成されたウェハを保持する保
    持手段と、前記保持手段を回転する回転駆動手段と、前
    記ウェハの回転中にノッチ位置を検出する検出手段と、
    を備え、前記ウェハのノッチ位置を基準回転位置に一致
    させるように構成されたノッチ合わせ装置において、 前記保持手段は、搬送された前記ウェハの上方に配置さ
    れるとともに前記ウェハの外周面を把持可能に構成さ
    れ、前記検出手段が前記ウェハの下方に配置されている
    ことを特徴とするノッチ合わせ装置。
  2. 【請求項2】 前記保持手段が、回転中心から放射線方
    向に配設される少なくとも3個のクランプレバーを有
    し、前記各クランプレバーが、前記ウェハの外周面を把
    持する把持部を有するとともに、回転中心位置に配置さ
    れて軸心方向にテーパ面を有するレバー作動ピンの上下
    動により、放射線方向に沿って同時に移動可能に構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のノッチ合わせ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記クランプレバーのうち、2個のクラ
    ンプレバーは、メカニカルストッパにより、前記クラン
    プレバーのウェハ把持方向への移動を規制され、残りの
    少なくとも1個のクランプレバーの把持部が、移動を規
    制された前記2個のクランプレバーの把持部に向かって
    前記ウェハを移動させることによって前記ウェハを設定
    された回転中心位置で把持するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項2記載のノッチ合わせ装置。
JP2000223927A 2000-07-25 2000-07-25 ノッチ合わせ装置 Pending JP2002043393A (ja)

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