JP2002043335A - ボンディング装置及び方法 - Google Patents

ボンディング装置及び方法

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JP2002043335A
JP2002043335A JP2000220597A JP2000220597A JP2002043335A JP 2002043335 A JP2002043335 A JP 2002043335A JP 2000220597 A JP2000220597 A JP 2000220597A JP 2000220597 A JP2000220597 A JP 2000220597A JP 2002043335 A JP2002043335 A JP 2002043335A
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Japan
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spindle
semiconductor chip
bonding
bonding head
predetermined
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JP2000220597A
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Koji Shika
浩二 鹿
Yasushi Tsuchiya
泰 土屋
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピンドルの熱膨張や半導体チップのバラツ
キによる厚みの変動に依存せず、チップのピックアップ
時やプレース時の荷重や、チップ搬送時のサブストレー
トと半導体チップ間の距離を正確に制御するボンディン
グ装置を提供する。 【解決手段】 ボンディング装置は吸着コレット15が
接続されたスピンドル13とスピンドルを支持するバネ
12とを含み、スピンドルが鉛直方向に移動可能に取り
付けられたボンディングヘッド11と、スピンドルの上
端方向への移動量を検出するセンサ21と、ボンディン
グヘッド11を3次元方向に移動させる駆動部17と、
駆動部17を制御する制御部18とを備える。制御部1
8は半導体チップ14のプレース時にセンサ21により
検出されたスピンドル13の移動量に基きその移動量a
が所定量になるようにボンディングヘッド11の高さを
調整するよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置に
おいてボンディングヘッドを用いて半導体素子のボンデ
ィングを行なう製造技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来のボンディング装置の構成の
一例を示す。ボンディング装置は、ボンディングヘッド
11'と、ボンディングヘッドを3次元的に駆動させる
ボンディングヘッドX・Y・Z軸駆動部(以下「駆動
部」という。)17と、その駆動部17を制御する制御
部18'と、制御部18'での制御のための必要なデータ
を格納するデータ記憶部19とを備える。また、ボンデ
ィング装置のボンディングヘッド11'には上下方向
(Z軸方向)に移動するスピンドル13と、スピンドル
13を支持するバネ12'とを備える。スピンドルの先
端には、半導体チップ14を吸着する吸着コレット15
が取り付けられている。
【0003】上記のような構成を有する従来のボンディ
ング装置では、第1の所定位置にあるステージ16上の
半導体チップ14を吸着コレット15を用いてピックア
ップし、その位置から第2の所定位置まで搬送し、その
第2の所定位置にあるサブストレート上にプレースする
(すなわち、サブストレートに接合する)。
【0004】図6は、従来のボンディング装置による、
ステージ16上の半導体チップ14をコレット15で吸
着し、上昇させる動作であるピックアップ動作を説明し
た図である。このピックアップ動作では、制御部18'
が、データ記憶部19に予め格納されているX、Y、Z
軸の位置情報(座標)を読み出し、駆動部17へその位
置情報に基いて指示を出す。駆動部17はこれを受け、
指示された位置へボンディングヘッド11'を移動さ
せ、半導体チップ14をピックアップする。
【0005】このときのデータ記憶部19に予め格納さ
れた位置情報は、ヘッド半導体チップ14の厚みが所定
の値で、かつ、ボンディングヘッド11'のスピンドル
13が熱膨張していない場合を基準として設定されてい
る。半導体チップ14の厚みが所定の値であり、また、
ボンディングヘッド11'のスピンドル13が熱膨張し
ておらず所定の長さの場合は、図6の(a)に示すよう
に、データ記憶部19に予め格納されている位置情報に
基いて、ボンディングヘッド11'の高さは所定値hに
保持される。
【0006】したがって、半導体チップ4の厚みが製造
時のバラツキにより標準値より大きくなっている場合や
ボンディングヘッドのスピンドル13が熱膨張した場合
でも、スピンドル13の熱膨張がない場合と同様に、ボ
ンディングヘッド11'の高さが所定値hに保持される
ように位置制御されるため、図6の(b)に示すよう
に、半導体チップ14の厚みの変化分又はスピンドル1
3の熱膨張分だけ、スピンドル13の根元部分に取り付
けられたバネ12'が収縮する。このため、半導体チッ
プ14に標準の荷重より大きな荷重がかかることにな
る。このような荷重を変更するためには、バネ12'を
異なるバネ定数を持つバネに変更する等の作業が必要で
あった。
【0007】図7は、従来のボンディング装置による、
サブストレート31上に半導体チップ14を移動する際
に、サブストレート31とコレット15に吸着された半
導体チップ14との間の距離(クリアランス)を説明し
た図である。このとき、制御部18'は、データ記憶部
19に事前に格納されたX、Y、Z軸の位置情報を読み
出し、その位置情報に基き駆動部17へ指示する。駆動
部17はこれを受けて、指示された位置へボンディング
ヘッド11'を移動させ、その位置を保持する。
【0008】このときのデータ記憶部19に予め格納さ
れた位置情報は、ヘッド半導体チップ14の厚みが標準
値で、かつ、ボンディングヘッド11'のスピンドル1
3が熱膨張していない場合を基準として設定されてお
り、図7に示す例では、データ記憶部19に事前に格納
された位置情報に基き、クリアランスを所定値fに保持
するために、ボンディングヘッド11'の高さは所定値
h'に保持される。
【0009】したがって、半導体チップ14の厚みがバ
ラツキにより変化したり、ボンディングヘッド11'の
スピンドル13が熱膨張したりした場合でも、ボンディ
ングヘッド11'の高さは所定値h'に保持されるように
制御されるため、実際のクリアランスは、半導体チップ
14の厚みの変化分又はスピンドル13の熱膨張分だけ
小さくなってしまうという問題があった。このため、ク
リアランスを一定に保持することが困難であった。すな
わち、安定したボンディング高さを実現できなかった。
【0010】図8は、従来のボンディング装置による、
サブストレート31上に、コレット15に吸着された半
導体チップ14を接合するプレース動作を説明した図で
ある。この動作では、制御部18'が、データ記憶部1
9に事前に格納されたX、Y、Z軸の位置情報を読み出
し、駆動部17へその位置情報に基き指示を出す。駆動
部17はこれを受けて、指示された位置へボンディング
ヘッド11'を移動させ、その位置に半導体チップ14
をプレースする。すなわち、サブストレート11へ接合
する。
【0011】このときのデータ記憶部19に予め格納さ
れた位置情報は、ヘッド半導体チップ14の厚みが所定
の値で、かつ、ボンディングヘッド11'のスピンドル
13が熱膨張していない場合を基準として設定されてお
り、図8に示す例では、ボンディングヘッド11'の高
さが所定値h"になるようにプレースされる。
【0012】したがって、半導体チップ14の厚みにバ
ラツキによる変化があったり、ボンディングヘッド1
1'のスピンドル13が熱膨張したりしていた場合で
も、スピンドル13の熱膨張等がない場合と同様に、ボ
ンディングヘッド11'の高さは所定値h"になるように
制御される。このため、半導体チップ14の厚みの変化
分又はスピンドル13の熱膨張分だけバネ12'が収縮
し、これにより一定の安定した荷重で圧接することが困
難であった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
ボンディング装置では、ボンディングヘッドのスピンド
ルの高さ方向の熱膨張、半導体チップの厚み、サブスト
レートの厚み等の製造時のバラツキがあると、ピックア
ップ時やプレース時の荷重や、サブストレートと半導体
チップ間のクリアランス等を正確に制御することができ
ないという問題がある。
【0014】本発明は上記課題を解決すべくなされたも
のであり、その目的とするところは、スピンドルの熱膨
張や製造時のバラツキによる半導体チップの厚みの変動
に依存せず、半導体チップのピックアップ時やプレース
時の荷重や、サブストレートと半導体チップ間のクリア
ランス等を正確に制御することができるボンディング装
置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1のボン
ディング装置は、第1の所定位置に配置された半導体チ
ップをピックアップし、第2の所定位置へ搬送し、第2
の所定位置にあるサブストレート上に半導体チップをプ
レースするボンディング装置である。第1のボンディン
グ装置は、吸着コレットが接続されたスピンドルとその
スピンドルを支持するバネとを含み、スピンドルが鉛直
方向に移動可能に取り付けられたボンディングヘッド本
体と、スピンドルがバネの反発力に抗して上端方向へ移
動したときの移動量を検出するセンサと、ボンディング
ヘッド本体を3次元方向に移動させる駆動手段と、その
駆動手段の動作を制御する制御手段とを備える。制御手
段は、半導体チップをサブストレートにプレースする際
に、センサにより検出されたスピンドルの移動量に基
き、スピンドルの移動量が所定量になるようにボンディ
ングヘッド本体の高さを調整するために駆動手段を制御
する。
【0016】本発明に係る第2のボンディング装置は、
第1の所定位置に配置された半導体チップをピックアッ
プし、第2の所定位置へ搬送し、第2の所定位置にある
サブストレート上に半導体チップをプレースするボンデ
ィング装置である。第2のボンディング装置は、吸着コ
レットが接続されたスピンドルと該スピンドルを支持す
るバネとを含み、スピンドルが鉛直方向に移動可能に取
り付けられたボンディングヘッド本体と、スピンドルが
バネの反発力に抗して上端方向へ移動したときの移動量
を検出するセンサと、ボンディングヘッド本体を3次元
方向に移動させる駆動手段と、駆動手段の動作を制御す
る制御手段とを備える。制御手段は、半導体チップをピ
ックアップする際に、センサにより検出されたスピンド
ルの移動量に基き、スピンドルの移動量が所定量になる
ようにボンディングヘッド本体の高さを調整するために
前記駆動手段を制御する。
【0017】上記の第1又は第2のボンディング装置に
おいて、センサをボンディングヘッド本体に固定しても
よい。
【0018】本発明に係る第3のボンディング装置は、
第1の所定位置に配置された半導体チップをピックアッ
プし、第2の所定位置へ搬送し、第2の所定位置にある
サブストレート上に半導体チップをプレースするボンデ
ィング装置である。第3のボンディング装置は、吸着コ
レットが接続されたスピンドルとスピンドルを支持する
バネとを含み、スピンドルが鉛直方向に移動可能に取り
付けられたボンディングヘッド本体と、スピンドルがバ
ネの反発力に抗して上端方向へ移動したときの移動量を
検出するセンサと、ボンディングヘッド本体を3次元方
向に移動させる駆動手段と、駆動手段の動作を制御する
制御手段とを備える。制御手段は、半導体チップのピッ
クアップ動作時において、センサにより検出されたスピ
ンドルの移動量と、所定の基準移動量との差分を求め、
その差分に基き、搬送時の半導体チップとサブストレー
ト間の距離が所定値になるように搬送時のボンディング
ヘッドの高さを調整するために前記駆動手段を制御す
る。
【0019】上記の第3のボンディング装置において、
所定の基準移動量を、スピンドルの熱膨張がなく、か
つ、半導体チップの厚みが標準値である場合に、半導体
チップのピックアップ動作時に検出されたスピンドルの
移動量とするのが好ましい。
【0020】また、スピンドルの移動量が所定の基準移
動量aであるときの、搬送時の半導体チップとサブスト
レート間の距離を所定値にするために必要なボンディン
グヘッドの高さがhである場合に、センサによりピック
アップ動作時に検出されたスピンドルの移動量がbのと
きは、搬送時のボンディングヘッドの高さをh+(a−
b)に制御してもよい。
【0021】また、センサをボンディングヘッド本体に
固定してもよい。
【0022】本発明に係る第1のボンディング方法は、
所定の駆動源により駆動されて3次元動作を行なうボン
ディングヘッドと、ボンディングヘッドに対して鉛直方
向に移動可能に取り付けられたスピンドルと、スピンド
ルをボンディングヘッド内において支持するバネとを備
えたボンディング装置を用いて、第1の所定位置に配置
された半導体チップを吸着してピックアップし、第2の
所定位置へ半導体チップを搬送し、その第2の所定位置
にて半導体チップをサブストレートにプレースするボン
ディング方法である。第1のボンディング方法は、半導
体チップをサブストレートにプレースする際に、スピン
ドルがバネに抗してボンディングヘッドに対して相対的
に上端方向に移動したときの移動量を検出し、検出した
移動量に基き、スピンドルの移動量が所定量に保持され
るようにボンディングヘッドの高さを調整しながら半導
体チップをサブストレート上にプレースする。
【0023】本発明に係る第2のボンディング方法は、
所定の駆動源により駆動されて3次元動作を行なうボン
ディングヘッドと、半導体チップの吸着手段が取り付け
られ該ボンディングヘッドに対して鉛直方向に取りつけ
られたスピンドルと、スピンドルを前記ボンディングヘ
ッド内において支持するバネとを備え、スピンドルは前
記バネの反発力に抗してボンディングヘッドに対してそ
の上端方向に相対移動可能であるボンディング装置を用
いて、第1の所定位置に配置された半導体チップを吸着
してピックアップし、第2の所定位置へ半導体チップを
搬送し、その第2の所定位置にて半導体チップをサブス
トレートにプレースするボンディング方法である。第2
のボンディング方法は、半導体チップをピックアップす
る際に、スピンドルがバネに抗してボンディングヘッド
に対して相対的に上端方向に移動したときの移動量を検
出し、検出した移動量に基き、スピンドルの移動量が所
定量に保持されるようにボンディングヘッドの高さを調
整しながら半導体チップをピックアップする。
【0024】本発明に係る第3のボンディング方法は、
所定の駆動源により駆動されて3次元動作を行なうボン
ディングヘッドと、半導体チップの吸着手段が取り付け
られ該ボンディングヘッドに対して鉛直方向に取りつけ
られたスピンドルと、スピンドルをボンディングヘッド
内において支持するバネとを備え、スピンドルはバネの
反発力に抗してボンディングヘッドに対してその上端方
向に相対移動可能であるボンディング装置を用いて、第
1の所定位置に配置された半導体チップを吸着してピッ
クアップし、第2の所定位置へ前記半導体チップを搬送
し、その第2の所定位置にて半導体チップをサブストレ
ートにプレースするボンディング方法である。第3のボ
ンディング方法は、半導体チップのピックアップ動作時
において、スピンドルがバネの反発力に抗して上下方向
に移動したときの移動量を検出し、その検出したスピン
ドルの移動量と所定の基準移動量との差分を求め、その
差分に基いて搬送時のボンディングヘッドの高さを調整
することにより、搬送時の半導体チップとサブストレー
ト間の距離を所定値に保持する。
【0025】上記の第3のボンディング方法において、
所定の基準移動量を、スピンドルの熱膨張がなく、か
つ、半導体チップの厚みが標準値である場合に、半導体
チップのピックアップ動作時に検出されたスピンドルの
移動量とするのが好ましい。
【0026】また、スピンドルの移動量が所定の基準移
動量aであるときの、搬送時の半導体チップとサブスト
レート間の距離を所定値にするために必要なボンディン
グヘッドの高さがhである場合に、ピックアップ動作時
に検出されたスピンドルの移動量がbのときは、搬送時
のボンディングヘッドの高さをh+(a−b)に制御し
てもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照し、本発
明に係るボンディング装置の実施の形態を詳細に説明す
る。
【0028】実施の形態1. (ボンディング装置の構成)図1は本発明に係るボンデ
ィング装置の主要部の構成を示した図である。ボンディ
ング装置は、ボンディングヘッド本体(以下「ボンディ
ングヘッド」という。)11と、ボンディングヘッド1
1を3次元的に駆動させるボンディングヘッドX・Y・
Z軸駆動部(以下「駆動部」という。)17と、その駆
動部17を制御する制御部18と、制御部18での制御
のために必要なデータを格納するデータ記憶部19と、
アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部2
3とを備える。ボンディングヘッド11は、上下可動に
取り付けられたスピンドル13と、スピンドル13を支
持するバネ12と、スピンドル13の上端までの距離を
検出する変位センサ21とを含む。変位センサ21はそ
れとスピンドル13間の距離を検出し、これにより、ス
ピンドル13の上下方向(Z軸方向)にバネ12の反発
力に抗して移動したときの移動量(変位)を得ることが
できる。スピンドル13の先端(下端)には半導体チッ
プ14を吸着する吸着コレット15が取り付けられてい
る。制御部18にはA/D変換部23が接続され、その
A/D変換部23を介して変位センサ21からの検出信
号が入力される。
【0029】(ボンディング装置の全体動作)上記のよ
うな構成を有する従来のボンディング装置は次のように
動作する。すなわち、ボンディング装置はピックアップ
動作時には、ボンディングヘッド11を、ステージ16
上に配置された半導体チップ14の直上の位置まで移動
させ、その位置から、吸着コレット15で半導体チップ
14を吸着できる位置までボンディングヘッド11を降
下させ、吸着コレット15で半導体チップ14を一定の
荷重で吸着した後、ボンディングヘッド11を鉛直方向
に上昇させる。その後、ボンディング装置は、その位置
から半導体チップ14をプレースするサブストレート上
の所定位置の直上の位置まで移動させる。その際、サブ
ストレートと半導体チップ間の距離すなわちクリアラン
スは一定の距離に保持されている。そして、ボンディン
グヘッド11を鉛直方向に下降させてサブストレート上
に半導体チップ14を一定の荷重でプレースする(すな
わち、サブストレートに接合する)。
【0030】上記の動作中、制御部18は、データ記憶
部19に予め格納されているX、Y、Z軸の位置情報を
読み出し、その位置情報に基いてボンディングヘッド1
1の位置を制御するための指示を駆動部17へ出力す
る。駆動部17はこれを受けて、指示された位置へボン
ディングヘッド11を移動させることにより、上記のピ
ックアップ、プレース動作を行なう。
【0031】(一定荷重でのプレース動作)以下に、本
実施形態のボンディング装置による、ピックアップ時及
びプレース時の荷重を一定にするための制御を説明す
る。
【0032】プレース動作時において、制御部18は前
述の様にデータ記憶部19に予め格納されたX、Y、Z
軸の位置情報を読み出し、その位置情報に基き駆動部1
7へ指示を出す。駆動部17はこれを受けて、指示され
た位置へボンディングヘッド11を移動させ、その位置
に半導体チップ14をプレースする。
【0033】このとき、制御部18は、変位センサ21
からの検出信号に基き、図2に示すように、常にスピン
ドル13と変位センサ21間の距離が所定値eに保持さ
れるようにボンディングヘッド11のz軸方向の位置を
制御しながらプレース動作を行なう。スピンドル13と
変位センサ21間の距離の所定値eは、半導体チップ1
4に対する荷重に基いて事前に決定されている。このよ
うに、スピンドル13と変位センサ21間の距離をバネ
12の反発力に抗して所定値eに保持することにより、
半導体チップ14に対して常に一定の荷重が加わること
になる。
【0034】ピックアップ動作時においても、同様にし
て、吸着コレット15で半導体チップ14を吸着させる
ときに、制御部18は、変位センサ21からの検出信号
に基き、常にスピンドルと変位センサ21間の距離が所
定値eに保持されるようにボンディングヘッド11の位
置を制御しながらピックアップ動作を行なう。これによ
り、半導体チップ14に対して常に一定の荷重が加わる
ことになる。
【0035】以上のように、本実施形態のボンディング
装置は、プレース動作及びピックアップ動作を行なう際
に、スピンドル13の一端と変位センサ21間の距離、
すなわち、スピンドル13の変位を検出し、それが常に
一定になるように、ボンディングヘッド11の位置を制
御するため、プレース動作及びピックアップ動作時に半
導体チップ14に加わる荷重を一定に制御することがで
きる。また、変位センサ21をボンディングヘッド11
内に配置することにより、ボンディングヘッド11にお
いて変位センサ21とスピンドル13とを接近させて支
持することが可能となり、ボンディングヘッド11を小
型化でき、また、変位センサ21に高感度のセンサを使
用する必要がなくなるため、装置の製造コストを低減で
きる。
【0036】実施の形態2.本実施形態では、スピンド
ルの熱膨張や半導体チップの製造時のバラツキによる部
品の厚みの変動等の影響を受けずに、サブストレート3
1と半導体チップ14間の距離すなわちクリアランスを
一定に保持するための制御を説明する。なお、本実施形
態のボンディング装置の構成は上述の図1に示したもの
と同様である。
【0037】図3の(a)は、スピンドル13の熱膨張
がなく、かつ、半導体チップの厚みが標準値の場合のピ
ックアップ動作時のボンディングヘッド11の状態を示
した図である。図3の(b)は、スピンドル13の熱膨
張等があるときのピックアップ動作時のボンディングヘ
ッド11の状態を示した図である。
【0038】本実施形態のボンディング装置は、ピック
アップ動作時にまず、スピンドル13の熱膨等による又
は部品のバラツキによるスピンドル13の上下方向の変
位量(以下「スピンドル変位量Δz」という。)を検出
し、その検出したスピンドル変位量Δzに基いて、クリ
アランスを一定に保持するためのZ軸方向の位置情報の
補正を行なう。
【0039】このため、本実施形態のボンディング装置
は事前に、図3の(a)に示すようなスピンドル13の
熱膨張及び半導体チップ14の厚みが標準値である場
合、すなわち、バネ12が何ら変形していない場合の、
スピンドル13と変位センサ21間の距離aを計測し、
この距離aをスピンドル13の基準距離(基準移動量)
としてデータ記憶部19に格納しておく。
【0040】制御部18は、ピックアップ動作におい
て、データ記憶部19に事前に格納されたX、Y、Z軸
の位置情報を読み出し、その位置情報に基いて駆動部1
7へ指示を出す。駆動部17はこれを受け、指示された
位置へボンディングヘッド11を移動させる。本実施形
態では、図3に示すように、ピックアップ時においてボ
ンディングヘッド11の高さは常にh0になるようにZ
軸方向の位置制御がなされる。
【0041】(スピンドル変位量の検出)各チップに対
してピックアップ動作を行なう際、ボンディング装置は
チップのピックアップを行なうとともに、スピンドル変
位量Δzを次のように検出する。すなわち、ボンディン
グヘッド11を所定の高さh0に制御したときのスピン
ドル13と変位センサ21間の距離bを変位センサ21
により検出し、データ記憶部19に格納する。このと
き、スピンドル13が熱膨張している場合、または、半
導体チップ14等が製造時のバラツキにより標準の厚み
よりも大きいときは、図3の(b)に示すように、スピ
ンドル13は変位センサ21により近づくことになり、
距離b<基準距離aとなる。制御部18はこの距離の差
を計算し、その値をスピンドル変位量Δz(=a−b)
としてデータ記憶部19に格納する。
【0042】(一定クリアランス制御動作)上記のよう
にして求めたスピンドル変位量Δzを用いてサブストレ
ート31と半導体チップ14間のクリアランスを一定に
保持するための動作について説明する。図4の(a)
は、スピンドル13の熱膨張等がない場合のクリアラン
スを説明した図である。このときのボンディングヘッド
11の高さh1を基準の高さとする。
【0043】クリアランスを一定(所定値c)に保持す
るために、制御部18は、データ記憶部19に予め格納
されたクリアランス保持位置のZ軸の位置情報を読み出
し、その本来のZ軸の位置情報にピックアップ時に記憶
したスピンドル変位量Δz(=a−b)を加えて補正し
た値を用いて駆動部17へ指示する。すなわち、制御部
18は、一定のクリアランス(所定値c)が得られるよ
うに、ボンディングヘッド11の高さを所定値h'1(=
1+Δz=h1+(a−b))に制御するようにZ軸の
位置座標を設定する。駆動部17はこれを受けて、指示
された位置へボンディングヘッド11を制御することに
より、半導体チップ14とサブストレート31とのクリ
アランスを所定値cに保持することができる。つまり、
スピンドル13の熱膨張等がある場合でも、図4の
(b)に示すように、ボンディングヘッド11の高さを
高さh'1(=h1+(a−b))に制御することによ
り、スピンドル13の熱膨張等による変化分を吸収し
て、クリアランスを所定値cに保持することができる。
【0044】以上のように、本実施形態のボンディング
装置では、ボンディングヘッド11の高さを、スピンド
ル13の熱膨張や半導体チップの厚みのばらつき等によ
るスピンドル13の変位量(移動量)に基いて適宜補正
することにより、サブストレート31と半導体チップ1
4間のクリアランスを常に一定に保持することができ
る。
【0045】
【発明の効果】本発明の第1のボンディング装置によれ
ば、半導体チップをサブストレートにプレースする際
に、センサにより検出されたスピンドルの移動量に基
き、スピンドルの移動量が所定量になるようにボンディ
ングヘッド本体の高さを調整するため、プレースする際
の半導体チップへの荷重を一定値に制御することができ
る。
【0046】本発明の第2のボンディング装置によれ
ば、半導体チップをピックアップする際に、センサによ
り検出されたスピンドルの移動量に基き、スピンドルの
移動量が所定量になるようにボンディングヘッド本体の
高さを調整するため、ピックアップする際の半導体チッ
プへの荷重を一定値に制御することができる。
【0047】上記の第1又は第2のボンディング装置に
おいて、センサをボンディングヘッド本体に固定しても
よく、これにより、ボンディング装置を小型化できる。
また、これにより、ボンディングヘッド本体においてセ
ンサとスピンドルとを接近させて支持することが可能と
なり、高感度のセンサを必ずしも必要としなくなるた
め、装置の製造コストを低減できる。
【0048】本発明に係る第3のボンディング装置は、
スピンドルの熱膨張や半導体チップの製造時のバラツキ
による厚みの変動によらず、搬送時の半導体チップとサ
ブストレート間の距離(クリアランス)を容易に一定値
に制御できる。
【0049】上記の第3のボンディング装置において、
所定の基準移動量を、スピンドルの熱膨張がなく、か
つ、半導体チップの厚みが標準値である場合に、半導体
チップのピックアップ動作時に検出されたスピンドルの
移動量としてもよく、これにより、スピンドルの熱膨張
や半導体チップの製造時のバラツキによる厚みの変動に
基いたクリアランスの制御が可能となる。
【0050】また、上記の第3のボンディング装置にお
いて、スピンドルの移動量が所定の基準移動量aのとき
の搬送時の半導体チップとサブストレート間の距離を所
定値にするために必要なボンディングヘッドの高さが
h、センサによりピックアップ動作時に検出されたスピ
ンドルの移動量がbの場合、搬送時のボンディングヘッ
ドの高さをh+(a−b)に制御してもよい。これによ
り、スピンドルの熱膨張や半導体チップの製造時のバラ
ツキによる厚みの変動分を吸収したクリアランス制御が
可能となる。
【0051】上記の第3のボンディング装置において、
センサをボンディングヘッド本体に固定してもよく、こ
れにより、ボンディング装置を小型化できる。また、こ
れにより、ボンディングヘッド本体においてセンサとス
ピンドルとを接近させて支持することが可能となり、高
感度のセンサを必ずしも必要としなくなるため、装置の
製造コストを低減できる。
【0052】本発明の第1のボンディング方法によれ
ば、半導体チップをサブストレートにプレースする際
に、センサにより検出されたスピンドルの移動量に基
き、スピンドルの移動量が所定量になるようにボンディ
ングヘッド本体の高さを調整するため、プレースする際
の半導体チップへの荷重を一定値に制御することができ
る。
【0053】本発明の第2のボンディング方法によれ
ば、半導体チップをピックアップする際に、センサによ
り検出されたスピンドルの移動量に基き、スピンドルの
移動量が所定量になるようにボンディングヘッド本体の
高さを調整するため、ピックアップする際の半導体チッ
プへの荷重を一定値に制御することができる。
【0054】本発明に係る第3のボンディング方法によ
れば、スピンドルの熱膨張や半導体チップの製造時のバ
ラツキによる厚みの変動によらず、搬送時の半導体チッ
プとサブストレート間の距離(クリアランス)を容易に
一定値に制御できる。
【0055】上記の第3のボンディング方法において、
所定の基準移動量を、スピンドルの熱膨張がなく、か
つ、半導体チップの厚みが標準値である場合に、半導体
チップのピックアップ動作時に検出されたスピンドルの
移動量としてもよく、これにより、スピンドルの熱膨張
や半導体チップの製造時のバラツキによる厚みの変動に
基いたクリアランスの制御が可能となる。
【0056】また、上記の第3のボンディング方法にお
いて、スピンドルの移動量が所定の基準移動量aのとき
の搬送時の半導体チップとサブストレート間の距離を所
定値にするために必要なボンディングヘッドの高さが
h、センサによりピックアップ動作時に検出されたスピ
ンドルの移動量がbの場合、搬送時のボンディングヘッ
ドの高さをh+(a−b)に制御してもよい。これによ
り、スピンドルの熱膨張や半導体チップの製造時のバラ
ツキによる厚みの変動分を吸収したクリアランスの制御
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るボンディング装置の構成図。
【図2】 本発明に係るボンディング装置によるサブス
トレート上に半導体チップを接合するプレース動作時に
おけるスピンドルとバネの様子を説明した図。
【図3】 (a)スピンドル変位量の基準値の検出を説
明するための図、及び、(b)一定荷重でのプレース動
作時のボンディングヘッドの状態を示した図。
【図4】 本発明に係るボンディング装置におけるクリ
アランスを説明した図((a)スピンドルの熱膨張等が
ない場合、(b)スピンドルの熱膨張等がある場合)。
【図5】 従来のボンディング装置の構成図。
【図6】 従来のボンディング装置によるピックアップ
動作を説明するための図((a)スピンドルの熱膨張等
がない場合、(b)スピンドルの熱膨張等がある場
合)。
【図7】 従来のボンディング装置による、サブストレ
ートと半導体チップ間のクリアランスを説明した図。
【図8】 従来のボンディング装置によるプレース動作
を説明した図。
【符号の説明】
11 ボンディングヘッド(本体)、 12 板バネ、
13 スピンドル、14 半導体チップ、 15 吸
着コレット、 17 ボンディングヘッドX・Y・Z軸
駆動部(駆動部)、 18 制御部、 19 データ記
憶部、 23A/D変換部、 21 変位センサ、 3
1 サブストレート。
フロントページの続き (72)発明者 土屋 泰 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5F047 FA01 FA09 FA12 FA73

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の所定位置に配置された半導体チッ
    プをピックアップし、第2の所定位置へ搬送し、第2の
    所定位置にあるサブストレート上に半導体チップをプレ
    ースするボンディング装置において、 吸着コレットが接続されたスピンドルと該スピンドルを
    支持するバネとを含み、前記スピンドルが鉛直方向に移
    動可能に取り付けられたボンディングヘッド本体と、 前記スピンドルが前記バネの反発力に抗して上端方向へ
    移動したときの移動量を検出するセンサと、 前記ボンディングヘッド本体を3次元方向に移動させる
    駆動手段と、 該駆動手段の動作を制御する制御手段とを備え、 該制御手段は、前記半導体チップをサブストレートにプ
    レースする際に、前記センサにより検出されたスピンド
    ルの移動量に基き、該スピンドルの移動量が所定量にな
    るようにボンディングヘッド本体の高さを調整するため
    に前記駆動手段を制御することを特徴とするボンディン
    グ装置。
  2. 【請求項2】 第1の所定位置に配置された半導体チッ
    プをピックアップし、第2の所定位置へ搬送し、第2の
    所定位置にあるサブストレート上に半導体チップをプレ
    ースするボンディング装置において、 吸着コレットが接続されたスピンドルと該スピンドルを
    支持するバネとを含み、前記スピンドルが鉛直方向に移
    動可能に取り付けられたボンディングヘッド本体と、 前記スピンドルが前記バネの反発力に抗して上端方向へ
    移動したときの移動量を検出するセンサと、 前記ボンディングヘッド本体を3次元方向に移動させる
    駆動手段と、 該駆動手段の動作を制御する制御手段とを備え、 該制御手段は、前記半導体チップをピックアップする際
    に、前記センサにより検出されたスピンドルの移動量に
    基き、スピンドルの移動量が所定量になるようにボンデ
    ィングヘッド本体の高さを調整するために前記駆動手段
    を制御することを特徴とするボンディング装置。
  3. 【請求項3】 前記センサを前記ボンディングヘッド本
    体に固定したことを特徴とする請求項1または請求項2
    記載のボンディング装置。
  4. 【請求項4】 第1の所定位置に配置された半導体チッ
    プをピックアップし、第2の所定位置へ搬送し、第2の
    所定位置にあるサブストレート上に半導体チップをプレ
    ースするボンディング装置において、 吸着コレットが接続されたスピンドルとスピンドルを支
    持するバネとを含み、前記スピンドルが鉛直方向に移動
    可能に取り付けられたボンディングヘッド本体と、 前記スピンドルが前記バネの反発力に抗して上端方向へ
    移動したときの移動量を検出するセンサと、 前記ボンディングヘッド本体を3次元方向に移動させる
    駆動手段と、 該駆動手段の動作を制御する制御手段とを備え、 該制御手段は、半導体チップのピックアップ動作時にお
    いて、前記センサにより検出されたスピンドルの移動量
    と、所定の基準移動量との差分を求め、その差分に基
    き、搬送時の半導体チップとサブストレート間の距離が
    所定値になるように前記搬送時のボンディングヘッドの
    高さを調整するために前記駆動手段を制御することを特
    徴とするボンディング装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の基準移動量は、前記スピンド
    ルの熱膨張がなく、かつ、前記半導体チップの厚みが標
    準値である場合に、半導体チップのピックアップ動作時
    に検出されたスピンドルの移動量であることを特徴とす
    る請求項4記載のボンディング装置。
  6. 【請求項6】 スピンドルの移動量が所定の基準移動量
    aであるときの、前記搬送時の半導体チップとサブスト
    レート間の距離を前記所定値にするために必要なボンデ
    ィングヘッドの高さがhである場合に、前記センサによ
    りピックアップ動作時に検出されたスピンドルの移動量
    がbのときは、前記搬送時のボンディングヘッドの高さ
    をh+(a−b)に制御することを特徴とする請求項4
    記載のボンディング装置。
  7. 【請求項7】 前記センサを前記ボンディングヘッド本
    体に固定したことを特徴とする請求項4記載のボンディ
    ング装置。
  8. 【請求項8】 所定の駆動源により駆動されて3次元動
    作を行なうボンディングヘッドと、該ボンディングヘッ
    ドに対して鉛直方向に移動可能に取り付けられたスピン
    ドルと、該スピンドルを前記ボンディングヘッド内にお
    いて支持するバネとを備えたボンディング装置を用い
    て、第1の所定位置に配置された半導体チップを吸着し
    てピックアップし、第2の所定位置へ前記半導体チップ
    を搬送し、その第2の所定位置にて半導体チップをサブ
    ストレートにプレースするボンディング方法であって、 前記半導体チップをサブストレートにプレースする際
    に、 前記スピンドルが前記バネに抗してボンディングヘッド
    に対して相対的に上端方向に移動したときの移動量を検
    出し、 該検出した移動量に基き、前記スピンドルの移動量が所
    定量に保持されるように前記ボンディングヘッドの高さ
    を調整しながら半導体チップをサブストレート上にプレ
    ースすることを特徴とするボンディング方法。
  9. 【請求項9】 所定の駆動源により駆動されて3次元動
    作を行なうボンディングヘッドと、半導体チップの吸着
    手段が取り付けられ該ボンディングヘッドに対して鉛直
    方向に取りつけられたスピンドルと、該スピンドルを前
    記ボンディングヘッド内において支持するバネとを備
    え、前記スピンドルは前記バネの反発力に抗して前記ボ
    ンディングヘッドに対してその上端方向に相対移動可能
    であるボンディング装置を用いて、第1の所定位置に配
    置された半導体チップを吸着してピックアップし、第2
    の所定位置へ前記半導体チップを搬送し、その第2の所
    定位置にて半導体チップをサブストレートにプレースす
    るボンディング方法であって、 前記半導体チップをピックアップする際に、 前記スピンドルが前記バネに抗してボンディングヘッド
    に対して相対的に上端方向に移動したときの移動量を検
    出し、 該検出した移動量に基き、前記スピンドルの移動量が所
    定量に保持されるように前記ボンディングヘッドの高さ
    を調整しながら半導体チップをピックアップすることを
    特徴とするボンディング方法。
  10. 【請求項10】 所定の駆動源により駆動されて3次元
    動作を行なうボンディングヘッドと、半導体チップの吸
    着手段が取り付けられ該ボンディングヘッドに対して鉛
    直方向に取りつけられたスピンドルと、該スピンドルを
    前記ボンディングヘッド内において支持するバネとを備
    え、前記スピンドルは前記バネの反発力に抗して前記ボ
    ンディングヘッドに対してその上端方向に相対移動可能
    であるボンディング装置を用いて、第1の所定位置に配
    置された半導体チップを吸着してピックアップし、第2
    の所定位置へ前記半導体チップを搬送し、その第2の所
    定位置にて半導体チップをサブストレートにプレースす
    るボンディング方法であって、 前記半導体チップのピックアップ動作時において、スピ
    ンドルがバネの反発力に抗して上下方向に移動したとき
    の移動量を検出し、 その検出したスピンドルの移動量と所定の基準移動量と
    の差分を求め、 その差分に基いて前記搬送時のボンディングヘッドの高
    さを調整することにより、前記搬送時の半導体チップと
    サブストレート間の距離を所定値に保持することを特徴
    とするボンディング方法。
  11. 【請求項11】 前記所定の基準移動量は、前記スピン
    ドルの熱膨張がなく、かつ、前記半導体チップの厚みが
    標準値である場合に、半導体チップのピックアップ動作
    時に検出されたスピンドルの移動量であることを特徴と
    する請求項10記載のボンディング方法。
  12. 【請求項12】 スピンドルの移動量が所定の基準移動
    量aであるときの、前記搬送時の半導体チップとサブス
    トレート間の距離を前記所定値にするために必要なボン
    ディングヘッドの高さがhである場合に、前記ピックア
    ップ動作時に検出されたスピンドルの移動量がbのとき
    は、前記搬送時のボンディングヘッドの高さをh+(a
    −b)に制御することを特徴とする請求項10記載のボ
    ンディング方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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