JPH09237818A - ワーク搬送装置 - Google Patents

ワーク搬送装置

Info

Publication number
JPH09237818A
JPH09237818A JP4365396A JP4365396A JPH09237818A JP H09237818 A JPH09237818 A JP H09237818A JP 4365396 A JP4365396 A JP 4365396A JP 4365396 A JP4365396 A JP 4365396A JP H09237818 A JPH09237818 A JP H09237818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
work
speed
stage
receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4365396A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomosane Wakabayashi
伴実 若林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4365396A priority Critical patent/JPH09237818A/ja
Publication of JPH09237818A publication Critical patent/JPH09237818A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】搬送機構によるワークの搬送速度を高速に維持
したまま、ワークに与える衝撃を最小限に抑えて受取部
に載置させることができるワーク搬送装置を提供するこ
と。 【解決手段】ウエハWを受渡部からステージ123まで
搬送するロボットアーム112と、ロボットアーム11
2により搬送されているウエハWの速度を検出する制御
部114と、ロボットアーム112により搬送されたウ
エハWをステージ123が受取る際に、制御部114に
よって得られたウエハWの速度に基づいてウエハWとス
テージ123との相対速度が所定値以下となるようにス
テージ123を移動させるステージ支持部122とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエハ等のワーク
を所定の場所まで搬送するワーク搬送装置に関し、特に
ワークが所定位置に到達する際にワークに衝撃を与える
ことなく搬送できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からワーク搬送装置の一つとしてウ
エハを搬送するためのウエハ搬送装置が用いられてい
る。例えば、図11に示すウエハ搬送装置1では、高速
度で駆動可能なロボットアーム2が設けられており、ロ
ボットアーム2の先端にはウエハWをチャックするチャ
ック部3が設けられている。このようなウエハ搬送装置
1では、ロボットアーム2により、ウエハ受渡部(不図
示)から所定位置に配置された受取部4まで高速度で搬
送するようにしていた。
【0003】なお、ウエハWがシリコンウエハ等の衝撃
に弱いものの場合には、ウエハが受取部4に当接する際
の衝撃で破損する場合があるため、受取部34到達する
直前に超低速度まで速度を落とし受取部4上の所定の位
置に正確に載置するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のウエハ
搬送装置1では次のような問題があった。すなわち、ウ
エハWを受取部4上に置く際の衝撃を弱めるために、ロ
ボットアーム2による搬送速度をウエハWが受取部4に
到達する直前に速度を減じている。このため、搬送効率
が低下するという問題があった。また、高速度搬送機能
と低速度精密搬送機能という相反する機能を合せ持つロ
ボットアーム2等の搬送機構を製造するのは困難であっ
た。
【0005】そこで本発明は、搬送機構によるワークの
搬送速度を高速に維持したまま、ワークに与える衝撃を
最小限に抑えて受取部に載置させることができるワーク
搬送装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された発明は、ワーク
を受渡部から受取部まで搬送するワーク搬送手段と、こ
のワーク搬送手段により搬送されている上記ワークの速
度を検出する速度検出手段と、上記ワーク搬送手段によ
り搬送された上記ワークを上記受取部が受取る際に、上
記速度検出手段によって得られた上記ワークの速度に基
づいて上記ワークと上記受取部との相対速度が所定値以
下となるように上記受取部を移動させる受取部移動手段
とを備えるようにした。
【0007】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、上記速度検出手段は、上記受
取部に設けられていることが好ましい。請求項3に記載
された発明は、請求項1に記載された発明において、上
記ワーク搬送手段により搬送されている上記ワークの姿
勢を検出する姿勢検出手段と、この姿勢検出手段によっ
て得られた上記ワークの姿勢に基づいて上記受取部の姿
勢を調節する受取部姿勢調節手段とを備えていることが
好ましい。
【0008】請求項4に記載された発明は、請求項3に
記載された発明において、上記姿勢検出手段は、上記受
取部に設けられていることが好ましい。請求項5に記載
された発明は、請求項1に記載された発明において、上
記ワーク搬送手段により搬送されている上記ワークの向
きを検出する向き検出手段と、この向き検出手段によっ
て得られた上記ワークの向きに基づいて上記受取部の向
きを調節する受取部向き調節手段とを備えていることが
好ましい。
【0009】請求項6に記載された発明は、上記向き検
出手段は、上記受取部に設けられていることが好まし
い。上記手段を講じた結果、次のような作用が生じる。
すなわち、請求項1に記載された発明では、ワーク搬送
手段により搬送されているワークの速度を検出し、ワー
クを受取部が受取る際に、ワークの速度に基づいてワー
クと受取部との相対速度が所定値以下となるように受取
部を移動させることにより、ワーク搬送手段による搬送
速度を遅くすることなく受取部がワークを受取る際の衝
撃を弱めることができる。このため、ワークを傷付ける
ことなく搬送効率を向上させることができる。
【0010】請求項2に記載された発明では、速度検出
手段を受取部に設けることにより、搬送されているワー
クと速度検出手段との相対速度を小さくすることがで
き、高精度な速度検出を行うことができる。
【0011】請求項3に記載された発明では、ワーク搬
送手段により搬送されているワークの姿勢を検出し、こ
のワークの姿勢に基づいて受取部の姿勢を調節すること
により、受取部とワークとの姿勢のずれを修正すること
ができ、受取部がワークを受取る際の衝撃を最小限に抑
えることができる。
【0012】請求項4に記載された発明では、姿勢検出
手段を受取部に設けることにより、搬送されているワー
クと姿勢検出手段との相対速度を小さくすることがで
き、高精度な姿勢検出を行うことができる。
【0013】請求項5に記載された発明では、ワーク搬
送手段により搬送されているワークの向きを検出し、こ
のワークの向きに基づいて受取部の向きを調節すること
により、受取部とワークとの向きのずれを修正すること
ができ、ワークが受取部に到達する際の衝撃を最小限に
抑えることができる。
【0014】請求項6に記載された発明では、向き検出
手段を受取部に設けることにより、搬送されているワー
クと向き検出手段との相対速度を小さくすることがで
き、高精度な姿勢検出を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係るワーク搬送装置の一つであるウエハ搬送装置10
0を示す斜視図である。また、Wはウエハ(ワーク)を
示している。なお、図1中矢印XYZ方向は互いに垂直
な三方向を示しており、特に矢印Z方向は鉛直方向を示
している。
【0016】ウエハ搬送装置100は、搬送機構110
及び受取機構120とを備えている。搬送機構110
は、ベース111と、このベース111に取り付けられ
たロボットアーム112(ワーク搬送手段)と、このロ
ボットアーム112の先端に取り付けられウエハWを保
持する機械式のチャック113と、ロボットアーム11
2の駆動を制御するとともにチャック113の位置及び
速度を検出する制御部114(速度検出手段)とを備え
ている。
【0017】なお、ウエハWの位置及び速度は、ウエハ
Wが機械式のチャック113に保持されているため、チ
ャック113の位置及び速度から求められ、制御部11
4ではウエハWの位置及び速度の情報を後述するステー
ジ支持部122へ入力している。
【0018】受取機構120は、ベース121と、この
ベース121上に設けられ後述するステージ123を支
持するステージ支持部122(受取部移動手段)と、こ
のステージ支持部122に支持されウエハWを載置する
ステージ123(受取部)とを備えている。また、ステ
ージ支持部122は図1中矢印Z方向に沿ってステージ
123を駆動可能に構成されている。また、ステージ支
持部122は上述した制御部114に接続されており、
制御部114からの信号に基づいて後述するような降下
開始タイミング及び降下速度でステージ123を降下さ
せるように構成されている。
【0019】このように構成されたウエハ搬送装置10
0では次のようにしてウエハWを搬送する。すなわち、
搬送機構110のチャック113に図示しないウエハ供
給部においてウエハWを保持させる。次にロボットアー
ム112を駆動し、ステージ123の上方まで高速度で
搬送する。なお、制御部114ではチャック113の位
置に基づいてウエハWの位置と速度をステージ支持部1
22に出力しつづける。
【0020】続いて図2の(a),(b)に示すように
ロボットアーム112によりウエハWを速度Vzで降下
させる。制御部114の出力に基づいて図2の(c)に
示すようにウエハWとステージ123とが所定距離にな
った時点で、ステージ支持部122の降下を開始する。
このときの降下速度は速度Vzよりも僅かに小さいV
z′とする。ここで、ウエハWとステージ123との相
対速度をVkとすると、相対速度Vkは、 Vk=Vz−Vz′ となる。そして、速度Vz′は速度Vzよりも小さいた
め、図2の(d)に示すようにウエハWとステージ12
3との距離は相対速度Vkで縮まってゆき、図2の
(e)に示すように最終的にはウエハWはステージ12
3に相対速度Vkで到達し、搬送を終了する。ここで、
相対速度Vkは低速度であるためウエハWにかかる衝撃
は最小限に抑えられる。
【0021】上述したように本実施の形態に係るウエハ
搬送装置100では、ウエハWを保持したロボットアー
ム112の搬送速度を下げることなく、ウエハWをステ
ージ123上に所定の速度以下で載置することができ
る。したがって、ウエハWの破損を防止することができ
るとともに、ロボットアーム112による搬送効率を維
持することができる。また、ロボットアーム112は超
低速度搬送機能を要求されないので、従来からの搬送装
置をそのまま用いることができ、装置の製造コストを低
く抑えることができる。
【0022】図3の(a)は本実施の形態の第1変形例
に係るウエハ搬送装置130を示す図である。本変形例
が上述したウエハ搬送装置100と異なる点は、ベース
121上に視覚センサ(速度検出手段)124が設けら
れ、ステージ支持部122は視覚センサ124により検
出されたウエハWの位置及び速度に基づいて制御される
点である。
【0023】このように構成されたウエハ搬送装置13
0では次のようにしてウエハWを搬送する。すなわち、
上述したウエハ搬送装置100と同様にロボットアーム
112によりウエハWを高速度で搬送する。同時に視覚
センサ124によりウエハWの位置及び速度を検出し、
この情報をステージ支持部122に入力する。ステージ
支持部122では、この情報に基づいて降下開始タイミ
ング及び降下速度を算出する。
【0024】ウエハWがステージ123上方の所定高さ
位置に到達した時点で、ウエハWを速度Vzで降下さ
せ、視覚センサ124からの位置及び速度情報に基づい
てステージ支持部122を速度Vz′で降下させる。な
お、降下させている間においても視覚センサ124から
のウエハWの位置及び速度情報は逐次ステージ支持部1
22に入力され、適宜降下速度を修正する。最終的には
ウエハWがステージ123上に相対速度Vk=Vz−V
z′で到達した時点で搬送が終了する。
【0025】したがって、本第1変形例でも、ウエハW
はステージ123上に所定の速度以下で到達することに
なり、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。図
3の(b)は本実施の形態の第2変形例に係るウエハ搬
送装置140を示す図である。本変形例が上述したウエ
ハ搬送装置130と異なる点は、視覚センサ124がベ
ース121上に設けられる代わりに、視覚センサ125
がステージ支持部122上に設けられている点である。
すなわち、視覚センサ125ではウエハWの位置及び速
度を検出し、この情報をステージ支持部122に入力す
る。ステージ支持部122ではこの情報に基づいて降下
開始タイミングと降下速度を算出し、駆動を行う。
【0026】このように構成されたウエハ搬送装置14
0では次のようにしてウエハWを搬送する。すなわち、
上述したウエハ搬送装置130と同様にウエハWがステ
ージ支持部122上方の所定高さ位置に達した時点で、
ウエハWを速度Vzで降下させる。次に算出された降下
開始タイミングでステージ支持部122が速度Vz′で
降下を開始すると、ステージ123の降下とともに視覚
センサ125も速度Vz′で降下する。このため、視覚
センサ125とウエハWとの相対速度はVkとなる。
【0027】一方、上述した第1変形例では、視覚セン
サ124とウエハWとの相対速度はウエハWの速度Vで
ある。視覚センサは一般的に被検出物との相対速度が小
さいほど高精度の検出を行うことができるため、本第2
変形例においては第1変形例に比べ、ウエハWの位置及
び速度の検出を高精度に行うことができ、ウエハWに与
える衝撃を最小限に抑えることができる。
【0028】図4は本発明の第2の実施の形態に係るウ
エハ搬送装置200を示す図である。ウエハ搬送装置2
00は、搬送機構210及び受取機構220とを備えて
いる。搬送機構210は、ベース211と、このベース
211に取り付けられたロボットアーム212と、この
ロボットアーム212の先端に取り付けられウエハWを
保持するベルヌーイチャック213と、ロボットアーム
212の駆動を制御するロボットアーム制御部214と
を備えている。
【0029】ベルヌーイチャック213は、図5の
(a)〜(c)に示すように形成されている。なお、図
5の(a)はベルヌーイチャック213の下面、図5の
(b)は図5の(a)におけるP−P線で切断し、矢印
方向に見た断面図、(c)は支持パッドの縦断面図であ
る。
【0030】ベルヌーイチャック213は、円板状のベ
ース213aと、このベース213aに取り付けられた
3個の支持パッド215〜217と、ウエハWを外周を
案内するガイド218とを備えている。
【0031】支持パッド215〜217は同様の構造を
有している。図5の(c)に示すように支持パッド21
5は、円筒状のパッド本体215aと、このパッド本体
215aの中央部に設けられた気体供給部215bと、
この気体供給部215b周囲に設けられた気体吸引部2
15cとを備えている。なお、気体供給部215bには
所定圧力の気体が供給され、気体吸引部215cは所定
の負圧で吸引されており、それぞれの圧力を調節するこ
とでウエハWとパッド本体215aとの間隙Sを大気圧
以下とすることでウエハWを非接触で保持している。
【0032】なお、ベルヌーイチャック213ではウエ
ハWを保持する際にウエハWとは接触しないで保持する
ため、ウエハWを傷付ける虞はないが、ベルヌーイチャ
ック213に対するウエハWの相対的な位置関係は一定
ではない。
【0033】受取機構220は、ベース221と、この
ベース221上に設けられ後述するステージ支持部22
3の図中矢印XY方向の位置決めを行うXY軸移動機構
222と、このXY軸移動機構222に支持され後述す
るステージ224を支持するステージ支持部223と、
このステージ支持部223に支持されウエハWを載置す
るステージ224と、ステージ支持部223に取り付け
られウエハWの位置及び速度を検出し、ステージ支持部
223へ出力するレーザセンサ225(速度検出手段)
とを備えている。
【0034】ステージ支持部223は図4中矢印Z方向
に沿ってステージ224を駆動可能に構成されており、
レーザセンサ225からの信号に基づいて後述するよう
な降下開始タイミング及び降下速度でステージ224を
降下させる機能を有している。
【0035】このように構成されたウエハ搬送装置20
0では次のようにしてウエハWを搬送する。すなわち、
搬送機構210のベルヌーイチャック213に図示しな
いウエハ供給部においてウエハWを保持させる。次にロ
ボットアーム212を駆動し、ステージ224の上方ま
で高速度で搬送する。
【0036】続いてロボットアーム212によりウエハ
Wを速度Vzで降下させる。レーザセンサ225によっ
て検出されたウエハWの位置及び情報に基づいてウエハ
Wとステージ224とが所定距離になった時点で、ステ
ージ支持部223の降下を開始する。このときの降下速
度は速度Vzよりも僅かに小さいVz′とする。したが
って、相対速度Vkで到達させることができる。
【0037】一方、上述したようにウエハWはベルヌー
イチャック213に非接触で保持されているため、ロボ
ットアーム212を図6中矢印Z方向に沿って降下させ
ても必ずウエハWがステージ224上の所定位置に載置
されるとは限らない。このため、レーザセンサ225に
よって検出されたウエハWの位置情報に基づいてウエハ
WのXY方向の位置ずれを補正し、ウエハWをステージ
224上の所定位置に載置する。
【0038】このように本第2の実施の形態のウエハ搬
送装置200では、前述したウエハ搬送装置130と同
様に精度の高いウエハWの位置及び速度検出を行うこと
ができるとともに、衝撃を最小限に抑えることができ
る。一方、ウエハWに傷が付かないようにベルヌーイチ
ャック213を用いた場合であっても、目的の位置まで
高精度に搬送することができる。また、ロボットアーム
212は高精度の搬送機能を要求されないので、従来の
装置を用いることができ、装置の製造コストを低く抑え
ることができる。
【0039】図6は本発明の第3の実施の形態に係るウ
エハ搬送装置300を示す図である。なお、ウエハ搬送
装置300は減圧された圧力容器(不図示)内に配置さ
れている。ウエハ搬送装置300は、搬送機構310及
び受取機構320を備えている。
【0040】搬送機構310は、ベース311と、この
ベース311に載置された搬送機312(ワーク搬送手
段)とを備えている。搬送機312は、図7の(a),
(b)に示すようにベース311上に傾きをもって載置
された矩形板状のベース板313と、このベース板31
3に対して所定間隔をもって配置された天板314と、
ベース板313と天板314との間隙Dに配置されウエ
ハWを矢印α方向に推進させるカタパルト315とを備
えている。なお、図7中315aはガイド、315bは
ウエハ支持部を示している。
【0041】受取機構320は、ベース321と、この
ベース321上に設けられ後述する第1ベース323を
X軸回り及びY軸回りに回動自在に支持する球面支持機
構322と、この球面支持機構322に支持された半球
状の第1ベース323と、この第1ベース323上に設
けられ、第1ベース323に対し図中矢印Z軸回りに回
転自在に設けられた第2ベース324と、この第2ベー
ス324上に設けられ後述するステージ支持部326の
図中矢印XY方向の位置決めを行うXY軸移動機構32
5と、このXY軸移動機構325に支持され後述するス
テージ327を支持するステージ支持部326と、この
ステージ支持部326に支持されウエハWを載置するス
テージ327(受取部)と、ベース321に取り付けら
れウエハWの位置,速度,姿勢及び向きを検出し、球面
支持機構322,第1ベース323,XY軸移動機構3
25及びステージ支持部326へ出力する視覚センサ3
28(速度検出手段)とを備えている。なお、XY移動
機構325とステージ支持部326とで受取部移動手段
を形成している。
【0042】球面支持機構322は、第1ベース323
を視覚センサ328により検出されたウエハWの姿勢に
基づいて後述するようなタイミングでX軸回りの図中矢
印Rx方向及びY軸回りの図中矢印Ry方向に回転駆動
する機能を有している。また、第1ベース323は、第
2ベース324を視覚センサ328により検出されたウ
エハWの向きに基づいて後述するようなタイミングで図
中矢印θ方向回転駆動する機能を有している。
【0043】XY軸移動機構325は、視覚センサ32
8により検出されたウエハWの位置及び速度に基づいて
後述するような移動開始タイミング及び移動速度でステ
ージ支持部326を駆動する機能を有している。
【0044】ステージ支持部326は図6中矢印Z方向
に沿ってステージ327を駆動可能に構成されており、
視覚センサ328からの信号に基づいて後述するような
降下開始タイミング及び降下速度でステージ327を降
下させる機能を有している。
【0045】このように構成されたウエハ搬送装置30
0では次のようにしてウエハWを搬送する。すなわち、
搬送機構310の間隙DにウエハWを図示しないウエハ
供給機構により挿入する。次にウエハ支持部315bを
ガイド315aに沿って図7に示す位置まで後退させ
る。続いて、ウエハ支持部315bを高速でガイド31
5aに沿って移動し、ウエハWを推進し、間隙Dから図
6中二点鎖線αで示すように放出する。
【0046】放出されたウエハWが受取機構320に近
付くと、視覚センサ328によりウエハWの位置、速
度、姿勢及び向きが検出され、球面支持機構322、第
1ベース323、XY軸移動機構325、ステージ支持
部326に各情報を入力する。
【0047】続いてウエハWとステージ327との距離
が所定距離になった時点でのウエハWのXYZ方向の速
度成分が例えば、図8に示すようにVx,Vy,Vzの
場合には、XY軸移動機構325のX軸方向の速度成分
を速度Vxより僅かに小さい速度Vx′とし、Y軸方向
の速度成分を速度Vyより僅かに小さい速度Vy′とす
る。一方、ステージ支持部326の降下速度は速度Vz
よりも僅かに小さいVz′とする。このため、ウエハW
とステージ327との相対速度は、次のような相対速度
Vgとなる。すなわち、
【0048】
【数1】
【0049】この相対速度VgでウエハWはステージ3
27に到達し、このときの相対速度Vgは低速度である
ためウエハWにかかる衝撃を最小限に抑えることができ
る。一方、ウエハWは姿勢及び向きがステージ327の
姿勢及び向きと異なる場合には、視覚センサ328から
のウエハWの姿勢及び向きの情報に基づいて球面支持機
構322をRx方向又はRy方向に沿って駆動し、また
第1ベース323をθ方向に沿って駆動することによっ
て、ウエハWとステージ327との姿勢及び向きを一致
させ、ウエハWをステージ327の所定位置に載置す
る。
【0050】このように本第3の実施の形態のウエハ搬
送装置300では、前述したウエハ搬送装置130と同
様に精度の高いウエハWの位置及び速度検出を行うこと
ができるとともに、衝撃を最小限に抑えることができ
る。一方、高速搬送を実現するためにカタパルト式の搬
送機312を用いた場合であっても、ステージ327と
の相対速度を小さくでき、衝撃を最小限に抑えることが
できる。
【0051】なお、図9は本第3の実施の形態におい
て、ステージ327の代わりにステージ329を用い、
ウエハWの代わりにウエハW′を用いた場合を示す図で
ある。図9に示すようにウエハW′にはオリフラ部ωが
形成され、ステージ329にはウエハW′の外形と同一
形状の凹部329aが形成されている。このような場合
であってもウエハW′の向きを一致させることができる
ので、ステージ329にウエハW′を載置することがで
きる。
【0052】図10は本第3実施の形態の変形例に係る
ウエハ搬送装置330の要部を示す図である。すなわ
ち、本変形例に係るウエハ搬送装置330が上述したウ
エハ搬送装置300と異なる点は、視覚センサ328が
ベース321上に設けられる代わりに、視覚センサ33
1がステージ支持部326上に設けられている点であ
る。すなわち、視覚センサ331ではウエハWの位置,
速度,姿勢及び向きを検出し、球面支持機構322,第
1ベース323,XY軸移動機構325及びステージ支
持部326へ入力する。
【0053】このように構成されたウエハ搬送装置33
0では次のようにしてウエハWを搬送する。すなわち、
上述したウエハ搬送装置300と同様にウエハWがステ
ージ支持部326に所定の距離に近付いた時点で、ウエ
ハWの位置、速度、姿勢及び向きに基づいて、球面支持
機構322,第1ベース323,XY軸移動機構325
及びステージ支持部326を動作させる。したがって、
ステージ327とウエハWとの相対速度はVgとなる。
【0054】一方、視覚センサ331とウエハWとの相
対速度もVgとなる。したがって、本変形例においては
第3実施の形態に比べ、ウエハWの位置及び速度の検出
を高精度に行うことができ、ウエハWに与える衝撃を最
小限に抑えることができる。
【0055】なお、本発明は上述した各実施の形態に限
定されるものではない。すなわち上記実施の形態では、
速度検出手段として視覚センサやレーザセンサを用いて
いるが、超音波センサ等のセンサを用いてもよい。ま
た、ワークとしてウエハを搬送する場合について説明し
たが、液晶基板を搬送する場合にも適用できる。第3の
実施の形態においてカタパルト式の搬送機について説明
したが、通常のロボットアーム式の搬送機に適用しても
よい。このほか本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変
形実施可能であるのは勿論である。
【0056】
【発明の効果】請求項1に記載された発明では、ワーク
搬送手段により搬送されているワークの速度を検出し、
ワークを受取部が受取る際に、ワークの速度に基づいて
ワークと受取部との相対速度が所定値以下となるように
受取部を移動させることにより、ワーク搬送手段による
搬送速度を遅くすることなく受取部がワークを受取る際
の衝撃を弱めることができる。このため、ワークを傷付
けることなく搬送効率を向上させることができる。
【0057】請求項2に記載された発明では、速度検出
手段を受取部に設けることにより、搬送されているワー
クと速度検出手段との相対速度を小さくすることがで
き、高精度な速度検出を行うことができる。
【0058】請求項3に記載された発明では、ワーク搬
送手段により搬送されているワークの姿勢を検出し、こ
のワークの姿勢に基づいて受取部の姿勢を調節すること
により、受取部とワークとの姿勢のずれを修正すること
ができ、受取部がワークを受取る際の衝撃を最小限に抑
えることができる。
【0059】請求項4に記載された発明では、姿勢検出
手段を受取部に設けることにより、搬送されているワー
クと姿勢検出手段との相対速度を小さくすることがで
き、高精度な姿勢検出を行うことができる。
【0060】請求項5に記載された発明では、ワーク搬
送手段により搬送されているワークの向きを検出し、こ
のワークの向きに基づいて受取部の向きを調節すること
により、受取部とワークとの向きのずれを修正すること
ができ、受取部がワークを受取る際の衝撃を最小限に抑
えることができる。
【0061】請求項6に記載された発明では、向き検出
手段を受取部に設けることにより、搬送されているワー
クと向き検出手段との相対速度を小さくすることがで
き、高精度な姿勢検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るウエハ搬送装
置を示す斜視図。
【図2】本装置におけるウエハとステージとの速度関係
を示す説明図であって、
【図3】同装置の変形例を示す斜視図であって、(a)
は第1変形例、(b)は第2変形例。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るウエハ搬送装
置を示す斜視図。
【図5】同装置のロボットアーム先端に組み込まれたベ
ルヌーイチャックを示す図であって、(a)は下面図、
(b)は(a)におけるP−P線で切断し矢印方向に見
た断面図、(c)は支持パッドの縦断面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るウエハ搬送装
置を示す斜視図。
【図7】同装置に組み込まれた搬送機構を示す図であっ
て、(a)は(b)におけるT−T線で切断し矢印方向
に見た断面図、(b)は(a)におけるP−P線で切断
し矢印方向に見た断面図。
【図8】同装置によるウエハとステージとの速度関係を
示す説明図。
【図9】同装置の第1変形例の要部を示す斜視図。
【図10】同装置の第2変形例の要部を示す斜視図。
【図11】従来のウエハ搬送装置を示す斜視図。
【符号の説明】
100,130,140,200,300,330…ウ
エハ搬送装置 110,210,310…搬送機構 120,220,320…受取機構 112,212…ロボットアーム(ワーク搬送手段) 114…制御部 122,223,326…ステージ支持部(受取部移動
手段) 123,224,327…ステージ(受取部) 124,125,328,331…視覚センサ 222…XY軸移動機構 225…レーザセンサ 312…搬送機(ワーク搬送手段) 315…カタパルト 322…球面支持機構 W,W′…ウエハ ω…オリフラ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを受渡部から受取部まで搬送するワ
    ーク搬送手段と、 このワーク搬送手段により搬送されている上記ワークの
    速度を検出する速度検出手段と、 上記ワーク搬送手段により搬送された上記ワークを上記
    受取部が受取る際に、上記速度検出手段によって得られ
    た上記ワークの速度に基づいて上記ワークと上記受取部
    との相対速度が所定値以下となるように上記受取部を移
    動させる受取部移動手段とを備えていることを特徴とす
    るワーク搬送装置。
  2. 【請求項2】上記速度検出手段は、上記受取部に設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載のワーク搬送
    装置。
  3. 【請求項3】上記ワーク搬送手段により搬送されている
    上記ワークの姿勢を検出する姿勢検出手段と、 この姿勢検出手段によって得られた上記ワークの姿勢に
    基づいて上記受取部の姿勢を調節する受取部姿勢調節手
    段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のワ
    ーク搬送装置。
  4. 【請求項4】上記姿勢検出手段は、上記受取部に設けら
    れていることを特徴とする請求項3に記載のワーク搬送
    装置。
  5. 【請求項5】上記ワーク搬送手段により搬送されている
    上記ワークの向きを検出する向き検出手段と、 この向き検出手段によって得られた上記ワークの向きに
    基づいて上記受取部の向きを調節する受取部向き調節手
    段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のワ
    ーク搬送装置。
  6. 【請求項6】上記向き検出手段は、上記受取部に設けら
    れていることを特徴とする請求項5に記載のワーク搬送
    装置。
JP4365396A 1996-02-29 1996-02-29 ワーク搬送装置 Pending JPH09237818A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4365396A JPH09237818A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 ワーク搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4365396A JPH09237818A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 ワーク搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09237818A true JPH09237818A (ja) 1997-09-09

Family

ID=12669832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4365396A Pending JPH09237818A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 ワーク搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09237818A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7192242B2 (en) 2003-03-27 2007-03-20 Oki Electric Industry Co., Ltd. Work attracting apparatus and work attracting method
JP2011003891A (ja) * 2009-05-20 2011-01-06 Nikon Corp 物体交換方法、露光方法、搬送システム及び露光装置、並びにデバイス製造方法
JP2016100382A (ja) * 2014-11-19 2016-05-30 キヤノン株式会社 基板搬送方法および基板搬送装置、リソグラフィー装置、ならびに物品の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7192242B2 (en) 2003-03-27 2007-03-20 Oki Electric Industry Co., Ltd. Work attracting apparatus and work attracting method
JP2011003891A (ja) * 2009-05-20 2011-01-06 Nikon Corp 物体交換方法、露光方法、搬送システム及び露光装置、並びにデバイス製造方法
JP2016100382A (ja) * 2014-11-19 2016-05-30 キヤノン株式会社 基板搬送方法および基板搬送装置、リソグラフィー装置、ならびに物品の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6085125A (en) Prealigner and planarity teaching station
JP2856816B2 (ja) 要素搬送アライメント装置及び方法
JP5543813B2 (ja) ワーク搬送方法およびワーク搬送装置
EP2437290A1 (en) Workpiece transport method and workpiece transport apparatus
JP6702065B2 (ja) ガラス板の製造方法およびガラス板製造装置
JP5309503B2 (ja) 位置決め装置と、位置決め方法と、これらを有する半導体製造装置
JP2000191334A (ja) 板ガラスの搬送装置
US20030012638A1 (en) Article holders and article positioning methods
JP2001196442A (ja) ピックアップ装置及びワークのピックアップ方法並びにそのプログラムを格納した記憶媒体
JP4769232B2 (ja) 実装機および部品吸着装置
JP6202962B2 (ja) 切削装置
JPH07314365A (ja) チャック装置
JPH09237818A (ja) ワーク搬送装置
JP2009010167A (ja) 部品移載装置
US20240010444A1 (en) Robot and workpiece transfer method
JP2013013945A (ja) 板状部材の支持装置および支持方法、ならびに板状部材の搬送装置
JP2004296777A (ja) ワーク吸着装置及びワーク吸着方法
JP3468671B2 (ja) バンプボンディング装置及び方法
JPWO2018163323A1 (ja) 3次元実装関連装置
JP2653114B2 (ja) 電子部品の実装方法
JP2004358562A (ja) 静電保持装置及びそれを用いた静電ピンセット、搬送装置
JP2011161395A (ja) 液滴吐出装置および液滴吐出方法
JP2000012417A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JPH11198007A (ja) 平面研削装置
JPH079269A (ja) 板状体の保持装置