JP2002026747A - 無線通信端末装置及び送信電力制御方法 - Google Patents

無線通信端末装置及び送信電力制御方法

Info

Publication number
JP2002026747A
JP2002026747A JP2000212648A JP2000212648A JP2002026747A JP 2002026747 A JP2002026747 A JP 2002026747A JP 2000212648 A JP2000212648 A JP 2000212648A JP 2000212648 A JP2000212648 A JP 2000212648A JP 2002026747 A JP2002026747 A JP 2002026747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
circuit
reception quality
transmission power
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000212648A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Hiramatsu
勝彦 平松
Kenichi Miyoshi
憲一 三好
Junichi Aizawa
純一 相沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000212648A priority Critical patent/JP2002026747A/ja
Publication of JP2002026747A publication Critical patent/JP2002026747A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Transmitters (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1回目に送信されるパケットと再送パケ
ットの情報量が変化する場合であっても、精度良く送信
電力制御を行って、受信品質の劣化の防止及び他局への
干渉の防止を実現すること。 【解決手段】 受信品質測定回路205において再送パ
ケットの受信品質を測定する。TPCコマンド生成回路
210では再送パケットの情報量に応じて受信品質の目
標値を設定し、受信品質測定回路205において測定し
た受信品質と設定した目標値とを比較して、測定した受
信品質が目標とする受信品質より大きい場合は送信電力
を減じ、測定した受信品質が目標とする受信品質より小
さい場合は送信電力を増やす制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動再送要求と送
信電力制御とを組み合わせた通信端末装置に関し、特に
パケット通信に用いる通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無線通信においては、高品質伝送
を実現するために、等化やダイバーシチ等で回復できな
かった誤りを訂正する誤り制御技術が用いられる。この
誤り制御技術の一つとして自動再送要求(Automatic Re
peat Request:ARQ、以下ARQという)方式があ
る。
【0003】このARQ方式は、送信側と受信側とを双
方向の伝送路によって結び、受信側において、情報デー
タとともに送信された誤り検出符号により誤りの検出を
行う。ARQ方式においては、受信側は、受信データに
誤りが無い場合には受信確認信号(Positive Acknowled
gment:ACK、以下ACKという)を送信側に送り、
受信データの誤りが検出された場合には再送要求信号
(Negative Acknowledgment:NACK、以下NACK
という)を送信側に送る。送信側にNACKを送る場合
には送信側に再送を要求する。
【0004】また、ARQ方式の一つとしてハイブリッ
ドARQ方式と呼ばれる誤り制御技術がある。このハイ
ブリッドARQ方式は、ARQ方式に誤り訂正符号を組
み合わせた方式である。ハイブリッドARQ方式として
は、i)誤り訂正及び誤り検出ができる符号を用いて伝
送パケットを構成し、NACKが送信側で受信された場
合に、1回目と同じパケットを再送する方式、ii)1回
目は基本的なARQ方式と同じように情報と誤り検出符
号を含むパケットを送信し、NACKが送信側で受信さ
れた場合には、2回目は情報を再送するのではなく、情
報に対する誤り訂正符号(この誤り訂正符号は、送信デ
ータと同じ長さであり、インバーチブル符号とも呼ばれ
る)を送って、1回目に送った情報の誤りを訂正する方
式、iii)1回目は基本的なARQ方式と同じように情
報と誤り検出符号を送信し、NACKが送信側で受信さ
れた場合には、2回目以降は誤り訂正符号化した情報を
再送し、その誤り訂正能力を再送の度に向上させる方
式、iv)1回目は情報とその情報を誤り訂正符号化した
ものをともに送り、NACKが送信側で受信された場合
には、情報を誤り訂正符号化したもののみを再送する方
式、等が知られている。用語の定義として、ARQ方式
において、送信や再送を行うデータの単位をパケットと
いう。
【0005】ここで、上記iii)タイプのARQ方式を
用いたデータ伝送について説明する。まず、送信側から
は、図8に示すように誤り検出符号1及びARQ制御情
報3をつけられた情報データ2が送信される。受信側で
は、1パケット受信する度に誤り検出符号を復号し、誤
りの有無を検出する。誤りを検出することができなかっ
た場合には、正常受信とし、そのパケットのACKを送
信側に送信する。誤りを検出した場合には、その誤りパ
ケットを受信側に備えられたメモリに格納し、該当パケ
ットのNACKを送信側へ送信する。送信側は、ACK
を受信するとそのACKに対応するパケットの次のパケ
ットを送信する。NACKを受信すると、今回が2回目
の送信であるから該当パケットを誤り訂正符号化したも
のを再送パケットとして再送する。受信側では、再送パ
ケットを受信すると、メモリに格納されたパケットと再
送パケットとを合成して誤り訂正を行う。
【0006】ところで、従来の無線通信においては、受
信側において最適な受信レベルが得られるように送信側
において送信電力を適応的に変化させ、他局への干渉の
影響を軽減する送信電力制御が用いられる。
【0007】送信電力制御において、受信品質の測定及
び送信電力の増減は、例えば1スロット周期で行われ
る。この場合、測定された受信品質(測定受信品質)と
目標とする受信品質(目標受信品質)との大小を判定
し、測定受信品質が大きい場合は送信電力を下げる命令
を送信側へ送り、測定受信品質が小さい場合は送信電力
を上げる命令を送信側へ送る。送信側はこれに従って送
信電力を増減させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記iii)タイプのA
RQ方式では、1回目の送信の際に例えばJビットの情
報データを含むパケットを送信すると、再送時にはその
情報データが誤り訂正符号化されてK(>J)ビットの
情報データを含む再送パケットが再送される。この再送
パケットは、1回目の送信パケットと比較して(K−
J)ビットだけ情報量が多いので、1回目に送信される
パケットよりも大きな送信電力で送信される。しかしな
がら、受信側には1回目に送信されるパケットの目標受
信品質が設定されているので、1回目の送信パケットよ
りも大きな送信電力で送信される再送パケットの測定受
信品質は目標受信品質よりも大きいと誤って判定され、
送信電力を下げる旨の誤った命令が送信側へ送られる。
このため、この再送パケットの次に送信されるパケット
が所望の送信電力よりも低い送信電力で送信され、受信
品質が劣化するという問題がある。
【0009】また、上記iv)タイプのARQ方式では、
1回目の送信の際にLビットの情報データ及びその情報
データを誤り訂正符号化したMビットのデータを送信す
ると、再送時にはMビットのデータのみが再送パケット
として再送される。この再送パケットは、1回目の送信
パケットと比較してLビットだけ情報量が少ないので、
1回目に送信されるパケットよりも小さな送信電力で送
信される。しかしながら、受信側には1回目に送信され
るパケットの目標受信品質が設定されているので、1回
目の送信パケットよりも小さな送信電力で送信される再
送パケットの測定受信品質は、目標受信品質よりも小さ
いと誤って判定され、送信電力を上げる旨の誤った命令
が送信側へ送られる。このため、この再送パケットの次
に送信されるパケットが所望の送信電力よりも高い送信
電力で送信され、他局への干渉が大きくなるという問題
がある。
【0010】以上説明したように、1回目に送信される
パケットと再送パケットの情報量が異なる場合には、再
送パケットの受信品質が誤って判定されるため、送信電
力の増減が誤って命令される。これにより、誤って送信
電力を減らす命令がなされると受信品質が劣化するとい
う問題があり、誤って送信電力を増やす命令がなされる
と他局への干渉が増加するという問題がある。
【0011】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、1回目に送信されるパケットと再送パケットの情
報量が変化する場合であっても、精度良く送信電力制御
を行って、受信品質の劣化の防止及び他局への干渉の防
止を実現することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の無線通信端末装
置は、再送パケットの受信品質を測定する測定手段と、
再送パケットの情報量に応じて設定される受信品質の目
標値と前記測定手段において測定した受信品質とを比較
して、測定した受信品質が目標とする受信品質より大き
い場合は送信電力を減じ、測定した受信品質が目標とす
る受信品質より小さい場合は送信電力を増やすように送
信電力を制御する制御手段と、を具備す構成を採る。
【0013】この構成によれば、再送パケットの情報量
に応じて受信品質の目標値を設定し、その設定した目標
値で受信したパケットの受信品質を判定するので、パケ
ットの情報量が変化する場合であっても、精度良く送信
電力制御を行うことができる。
【0014】本発明の無線通信端末装置は、上記無線通
信端末装置において、再送パケットの情報量に応じて受
信品質の目標値を設定する設定手段を具備する構成を採
る。
【0015】この構成によれば、パケットの情報量が変
化する場合であっても、精度良く送信電力制御を行うこ
とができる。
【0016】本発明の無線通信端末装置は、上記無線通
信端末装置において、設定手段は、再送パケットの情報
量が前回に送信されたパケットの情報量と比較して増加
する場合に受信品質の目標値を前回に送信されたパケッ
トの目標値よりも高く設定する構成を採る。
【0017】この構成によれば、再送パケットの情報量
が増えた場合であっても、精度良く送信電力制御を行う
ことができる。
【0018】本発明の無線通信端末装置は、上記無線通
信端末装置において、設定手段は、再送パケットの情報
量が前回に送信されたパケットの情報量と比較して減少
する場合に受信品質の目標値を前回に送信されたパケッ
トの目標値よりも低く設定す構成を採る。
【0019】この構成によれば、再送パケットの情報量
が減った場合であっても、精度良く送信電力制御を行う
ことができる。
【0020】本発明の無線通信端末装置は、上記無線通
信端末装置において、送信電力の増減を指示する送信電
力制御信号を生成する送信電力制御信号生成手段と、前
記送信電力制御手段において生成した送信電力制御信号
を通信相手である基地局装置に無線送信する無線送信手
段と、を具備する構成を採る。
【0021】本発明の無線基地局装置は、上記無線通信
端末装置と無線通信し、前記無線通信端末装置より無線
送信された送信電力制御信号に従って送信電力を制御す
る送信電力制御手段を具備する構成を採る。
【0022】これらの構成によれば、パケットの情報量
が変化する場合であっても、基地局装置において精度良
く送信電力制御を行うことができる。
【0023】本発明の無線基地局装置は、再送パケット
の情報量に応じて前記再送パケットの受信品質の目標値
を設定する設定手段と、前記設定手段において設定した
目標値を上記無線通信端末装置に通知する通知手段と、
を具備する構成を採る。
【0024】この構成によれば、再送パケットの情報量
が増えた場合であっても、精度良く送信電力制御を行う
ことができるとともに、通信端末装置の処理量を減らす
ことができる。
【0025】本発明の送信電力制御方法は、再送パケッ
トの受信品質を測定し、再送パケットの情報量に応じて
設定される受信品質の目標値と前記測定手段において測
定した受信品質とを比較して、測定した受信品質が目標
とする受信品質より大きい場合は送信電力を減じ、測定
した受信品質が目標とする受信品質より小さい場合は送
信電力を増やすようにした。
【0026】この方法によれば、パケットの情報量が変
化する場合であっても、精度良く送信電力制御を行うこ
とができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、1回目に送信さ
れたパケットの情報量とそのパケットの再送パケットの
情報量とが異なる場合に、再送パケットの情報量に応じ
てその再送パケットが目標とする受信品質を設定し、再
送パケットの測定した受信品質が目標とする受信品質よ
り大きい場合は送信電力を減じ、測定した受信品質が目
標とする受信品質より小さい場合は送信電力を増やすこ
とにより精度良く送信電力を制御することである。
【0028】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1に係る基地局装置の構成を示すブロック図である。
図1は、誤り検出符号としてCRC符号を、誤り訂正符
号として畳み込み符号を用いた例である。この基地局装
置では、アンテナ101で受信した信号は、送信と受信
で同一のアンテナを用いるための共用器102を通じて
受信RF回路103に送られる。受信RF回路103で
は、受信信号が増幅され、中間周波数又はベースバンド
周波数に周波数変換される。
【0029】周波数変換された信号は、復調回路104
で復調される。復調結果は、分離回路105に送られ、
分離回路105で受信データと、送信電力の増加または
減少を指示する送信電力制御コマンド(以下、「TPC
コマンド」という)と、ACKまたはNACKを示す制
御信号(以下、「再送制御信号」という)と、に分離さ
れる。送信電力制御回路110は、TPCコマンドが送
信電力の増加を指示するか減少を指示するかを判定し、
その判定結果に基づいて送信RF回路111の増幅率を
制御する。
【0030】再送制御回路106は、再送制御信号に従
ってパケットを再送するか否か決定し、その決定に応じ
て多重回路107を制御する。すなわち、再送制御信号
がNACKの場合にはパケットを再送すると決定し、前
回の送信と同じ送信データ及びその送信データに対応す
るCRC符号を送信パケットに割り当てる。逆に再送制
御信号がACKの場合は新しいパケットを送信すると決
定し、新たな送信データ及びその送信データに対応する
CRC符号を送信パケットに割り当てる。
【0031】また、再送制御回路106は、パケットを
再送するか否かの決定に応じて符号化回路108を制御
する。すなわち、再送制御回路106にはパケットの送
信回数と畳み込み符号の符号化率の対応を示すテーブル
(図示しない)が備えられており、再送制御回路106
は、NACKを受けた回数によって送信回数を知り、こ
のテーブルを参照して送信回数に応じた符号化率で畳み
込み符号を行うように符号化回路108を制御する。パ
ケットの送信回数と畳み込み符号の符号化率は、再送回
数が増えるごとに符号化率が上がるように対応してい
る。ここでは、1回目の送信の際には畳み込み符号化を
せず、Nを2以上の自然数としてN回目の送信の際には
符号化率を1/Nとする畳み込み符号化が行われるとす
る。また、再送制御回路106は、パケットの送信回数
等を示すARQ制御情報を生成し、多重回路107に出
力する。
【0032】多重回路107は、再送制御回路106の
制御に応じて送信データとCRC符号(誤り検出符号)
とARQ制御情報とを送信パケットに割り当てる。符号
化回路108は、多重回路107から出力される送信パ
ケットを再送制御回路106の制御に応じた符号化率で
畳み込み符号化する。このように畳み込み符号化された
送信パケットを変調回路109で変調して送信RF回路
111に送る。送信RF回路111は、送信パケットを
送信電力制御回路110の制御に従った増幅率で増幅す
る。この送信パケットは、共用器102を通じてアンテ
ナ101から送信される。
【0033】図2は、本発明の実施の形態1に係る基地
局装置と無線通信を行う通信端末装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0034】アンテナ201で受信されたパケットは、
送信と受信で同一のアンテナを用いるための共用器20
2を通じて受信RF回路203に送られ、そこで増幅さ
れ、更に中間周波数又はベースバンド周波数へ周波数変
換される。周波数変換されたパケットは、受信品質測定
回路205、メモリ206、及び合成回路207に出力
される。
【0035】メモリ206には、後述するCRC判定回
路208の制御に応じて受信RF回路203より出力さ
れた受信パケットが格納される。合成回路207は、受
信パケットに含まれるARQ制御情報を参照して受信パ
ケットが何回目に送信されたパケットかを調べ、その調
べた送信回数に応じてメモリ206に格納されているパ
ケットを読み出して合成し、その合成したパケットに誤
り訂正処理を施す。すなわち、受信パケットが1回目に
送信されたパケットの場合には、メモリ206に格納さ
れたパケットとの合成は行わず、2回目以降に送信され
たパケットの場合には、メモリ206に格納されている
前回までに送信されていた各パケットを読み出して受信
RF回路203より出力されたパケットと合成する。こ
れにより、再送されたパケットが合成され、その合成さ
れたパケットに誤り訂正が施されるので、誤り訂正(復
号)の際の誤り率特性が向上する。また、合成回路20
7にはパケットの送信回数と畳み込み符号の符号化率の
対応を示すテーブルが備えられており、このテーブルを
参照して誤り訂正を行う。このテーブルは、再送制御回
路106に備えられたものと同じであるから、基地局装
置で行われた畳み込み符号化に対応した誤り訂正を行う
ことができる。
【0036】受信品質測定回路205は、受信RF回路
203より出力された受信信号の受信品質を調べるため
にSIR(Signal-to-Interference Ratio、受信信号対
干渉電力比)を測定する。測定された測定SIRはTP
Cコマンド生成回路210へ送られる。この受信品質を
調べる方法としては、SIRを調べる方法の他に例え
ば、受信電界強度、所望波受信電力、受信信号電力対干
渉電力+雑音電力比(Signal-to-Interference plus No
ise Ratio、以下SINRと省略する)を測定する方法
等がある。
【0037】CRC判定回路208は、合成回路207
より出力された誤り訂正後のパケットに対してCRCチ
ェック(Cyclic Redundancy Check)を行い、データに
誤りがあるか否かを判定する。誤りが検出された場合
(CRC=NGの場合)には、NG信号をメモリ206
及び再送制御回路209へ出力する。また、誤りが検出
された場合には受信パケットを格納するようにメモリ2
06を制御する。逆に、誤りが検出されなかった場合
(CRC=OKの場合)には、受信データを得るととも
にOK信号をメモリ206及び再送制御回路209へ出
力する。また、誤りが検出されなかった場合には受信に
成功した受信パケットを消去するようにメモリ206を
制御する。
【0038】再送制御回路209は、CRC判定回路2
08で判定されたパケットに含まれるARQ制御情報を
抽出して、TPCコマンド生成回路210へ出力する。
また、再送制御回路209は、CRC判定回路208よ
りNG信号が出力されるとNACKを生成してフレーム
構成回路211へ出力し、逆にOK信号が出力されると
ACKを生成してフレーム構成回路211へ出力する。
前述したようにこのACKとNACKをまとめて再送制
御信号と称する。
【0039】TPCコマンド生成回路210は、再送制
御回路209から出力されたARQ制御情報に基づいて
目標SIRを設定し、その設定した目標SIRと受信品
質測定回路205で測定された測定SIRとを比較して
TPCコマンドを生成する。TPCコマンド生成回路2
10については後に詳述する。
【0040】フレーム構成回路211は、再送制御回路
209からの再送制御信号とTPCコマンド生成回路2
10からのTPCコマンドと送信データとをフレーム構
成する。このようにフレーム構成された信号は、変調回
路212で変調され、送信RF回路213で増幅されて
周波数変換される。この送信信号は、共用器202を通
じてアンテナ201から送信される。
【0041】次に、上記構成を有する基地局装置及び通
信端末装置の動作について説明する。ここでは、まず、
パケットP1が送信されて誤り無く受信され、その後P
2が送信されて誤って受信されたのでP2の再送パケッ
トであるP2′を再送し、P2′が誤り無く受信された
のでP3が送信される場合を例に説明する。第1回目に
送信される(再送ではない)パケットであるP1〜P3
は同様に処理されるので、P2が送信される場合を例に
説明する。このP2は通信端末装置において誤りを検出
され、NACKが基地局装置に送信されて、再送パケッ
トP2′が送信される。
【0042】基地局装置では、多重回路107におい
て、送信データとCRC符号とARQ制御情報とがパケ
ットに割り当てられて、送信パケットP2となる。この
送信パケットP2は、1回目に送信されるパケットであ
るので符号化回路108では畳み込み符号化されずにそ
のまま変調回路109に出力されて変調され、送信RF
回路111で増幅されて、共用器102を通じてアンテ
ナ101から送信される。
【0043】通信端末装置では、アンテナ201から受
信されたパケットP2は、共用器202を通じて受信R
F回路203に送られ、そこで、増幅され、更に中間周
波数またはベースバンド周波数へ周波数変換される。周
波数変換されたパケットは、受信品質測定回路205、
メモリ206、及び合成回路207に出力される。
【0044】合成回路207に出力されたパケットはそ
のままCRC判定回路208に出力され、CRC判定回
路208でCRC判定される。この例では、P2は誤っ
ているので、NG信号がメモリ206及び再送制御回路
209に出力される。メモリ206には受信RF回路2
03より出力されていたパケットP2が格納される。
【0045】受信品質測定回路205では、受信したパ
ケットP2のSIRが測定され、測定されたSIRはT
PCコマンド生成回路210へ出力される。再送制御回
路209では、CRC判定回路208からのNG信号に
従ってNACKが生成され、フレーム構成回路211に
出力される。
【0046】TPCコマンド生成回路210では、再送
制御回路209回路から出力されるARQ制御情報に応
じて目標SIRが設定され、この設定された目標SIR
と受信品質測定回路205から出力される測定SIRと
に基づいてTPCコマンドが生成される。例えば、ここ
では送信電力を下げる旨のTPCコマンドが生成される
とする。生成されたTPCコマンドは、フレーム構成回
路211に出力される。フレーム構成回路211では、
再送制御回路209からのNACKとTPCコマンド生
成回路210からのTPCコマンドと送信データとがフ
レーム構成される。このようにフレーム構成された信号
は、変調回路212で変調され、送信RF回路213で
増幅されて周波数変換される。この送信信号は、共用器
202を通じてアンテナ201から送信される。
【0047】再び基地局装置において、アンテナ101
で受信した信号は、共用器102を通じて受信RF回路
103に送られる。受信RF回路103では、受信信号
が増幅され、中間周波数又はベースバンド周波数に周波
数変換される。
【0048】周波数変換された信号は、復調回路104
で復調される。復調結果は、分離回路105に送られ、
分離回路105で受信データと、TPCコマンドと、N
ACKと、に分離される。送信電力制御回路110で
は、TPCコマンドが送信電力の増加を指示すると判定
し、送信RF回路111の増幅率を所定量だけ増やす制
御が行われる。
【0049】再送制御回路106では、分離回路105
より出力されたNACKに従って、前回の送信と同じ送
信データを送信するように多重回路107を制御する。
また、パケットが1回目の再送である旨等を示すARQ
制御情報が生成され、多重回路107に出力される。多
重回路107では、前回の送信と同じ送信データ及びそ
の送信データに対応するCRC符号及びARQ制御情報
をパケットに割り当てて再送パケットP2′とする。こ
のP2′は符号化回路108に出力される。P2′は2
回目の送信であるから、符号化回路108では、再送制
御回路106の制御に従って、符号化率1/2で畳み込
み符号化される。したがって、P2′はP2と比較して
略2倍の符号ビット数(情報量)になる。P2′は、送
信RF回路111に出力される。P2′は、送信RF回
路111で伝送レートを落とさないためにP2の送信電
力の略2倍の送信電力で送信され、共用器102を通じ
てアンテナ101から送信される。
【0050】再び通信端末装置では、アンテナ201か
ら受信されたパケットP2′は、共用器202を通じて
受信RF回路203に送られ、そこで、増幅され、更に
中間周波数またはベースバンド周波数へ周波数変換され
る。周波数変換されたパケットは、受信品質測定回路2
05、メモリ206、及び合成回路207に出力され
る。
【0051】パケットP2′は、合成回路207におい
てそのパケットに含まれるARQ制御情報により再送パ
ケットであることが調べられると、メモリ206から読
み出された第1回目に送信されたパケットP2と合成さ
れ、その合成後の信号が誤り訂正される。この誤り訂正
されたパケットは、CRC判定回路208でCRC判定
される。この例では、P2′は誤りが無いので、受信デ
ータが得られるとともにOK信号がメモリ206及び再
送制御回路209に出力される。
【0052】受信品質測定回路205では、受信したパ
ケットP2′のSIRが測定され、測定されたSIRは
TPCコマンド生成回路210へ出力される。再送制御
回路209では、CRC判定回路208からのOK信号
に従ってACKが生成され、フレーム構成回路211に
出力される。
【0053】TPCコマンド生成回路210では、再送
制御回路209回路から出力されるARQ制御情報に基
づいて目標SIRが設定され、この設定された目標SI
Rと受信品質測定回路205から出力される測定SIR
とに基づいてTPCコマンドが生成される。例えば、こ
こでは送信電力を下げる旨のTPCコマンドが生成され
るとする。生成されたTPCコマンドは、フレーム構成
回路211に出力される。フレーム構成回路211で
は、再送制御回路209からのACKとTPCコマンド
生成回路210からのTPCコマンドと送信データとが
フレーム構成される。このようにフレーム構成された信
号は、変調回路212で変調され、送信RF回路213
で増幅されて周波数変換される。この送信信号は、共用
器202を通じてアンテナ201から送信される。
【0054】ここで、TPCコマンド生成回路210に
おける目標SIRの設定について説明する。TPCコマ
ンド生成回路210には、第1回目に送信されたパケッ
トの目標SIRがあらかじめ設定されている。TPCコ
マンド生成回路210は、パケットを受信するごとに、
再送制御回路209より出力されるARQ制御情報を参
照して受信したパケットの送信回数を知り、その送信回
数に応じて目標SIRを設定する。すなわち、ARQ制
御情報を参照した結果、今回受信したパケットが1回目
の送信パケットである場合には、あらかじめ設定されて
いる第1回目に送信されたパケットの目標SIRをその
まま設定し、今回受信したパケットが第2回目の送信パ
ケット(再送パケット)である場合には、その再送パケ
ットは第1回目の略2倍の送信電力で送信されているの
で、目標SIRも第1回目に送信されたパケットの目標
SIRの略2倍に設定する。また、今回受信したパケッ
トが第3回目の送信パケット(再送パケット)である場
合には、第1回目に送信した際の3倍の送信電力で送信
されているので、目標SIRも第1回目に送信されたパ
ケットの目標SIRの3倍に設定する。以下、同様にし
て、ARQ制御情報により送信回数を調べて、その送信
回数に応じた目標SIRが設定される。
【0055】用語の定義として、第1回目に送信された
パケットの目標SIRを「第1の目標SIR」といい、
第2回目に送信されたパケットの目標SIRを「第2の
目標SIR」という。
【0056】ここで、TPCコマンド生成回路210に
おけるTPCコマンドの生成について図3を用いて説明
する。図3は、パケットP1〜P3のSIRの測定例を
示している。TPCコマンド生成回路210では、上述
したように設定された目標SIRと受信品質測定回路2
05より出力された測定SIRとに基づいてTPCコマ
ンドが設定される。この図は、1パケット受信するごと
にTPCコマンドを生成する場合の例である。
【0057】本実施の形態に係る通信端末装置は、パケ
ットP1を受信すると、誤り検出を行うとともにSIR
を測定し、第1の目標SIRと比較する。この例では、
P1に誤りは無く、測定SIRは第1の目標SIRと比
較して小さいので、ACKと送信電力を上げる命令とを
基地局装置へ送る。基地局装置は、このACK及び送信
電力を上げる旨の命令に従って送信電力制御回路110
で送信電力を上げてP2を送信する。通信端末装置は、
パケットP2を受信すると、誤り検出を行うとともにS
IRを測定し、第1の目標SIRと比較する。この例で
は、P2は誤って受信されており、測定SIRは第1の
目標SIRと比較して大きいので、NACKと送信電力
を下げる命令とを基地局装置へ送る。基地局装置はNA
CK及び送信電力を下げる旨の命令に従ってP2を符号
化率1/2で畳み込み符号化した再送パケットP2′を
再送する。したがって、P2′はP2と比較して2倍の
符号ビットを含んでおり、情報量は略2倍である。通信
端末装置は、このように送信されたパケットP2′を受
信すると、P2と合成して誤り訂正を行い、誤り訂正後
のデータの誤り検出を行う。またP2′は第2回目に送
信された再送パケットであるから、測定SIRを第2の
目標SIRと比較する。この例では、誤り訂正後のデー
タに誤りは無く、測定SIRは第2の目標SIRと比較
して小さいので、ACKと送信電力を上げる命令とを基
地局装置へ送る。基地局装置は、このACK及び送信電
力を上げる旨の命令に従って送信電力を上げて次のパケ
ットP3を送信する。通信端末装置は、パケットP3を
受信すると、誤り検出を行うとともにSIRを測定し目
標SIRと比較する。この例では、P3は誤っており、
測定SIRは目標SIRと比較して大きいので、NAC
Kと送信電力を下げる命令とを基地局装置へ送る。
【0058】このように、目標SIRを再送パケットの
情報量に応じて設定することにより、再送パケットの情
報量が1回目に送信されるパケットの情報量と比較して
変化する場合であっても、パケットの受信品質を正しく
判定することができる。
【0059】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、再送パケットの情報量に応じて適宜目標SIRを変
更して設定し、その設定した目標SIRで受信したパケ
ットの受信品質を判定するので、送信パケットの情報量
が変化する場合であっても、精度良く送信電力制御を行
うことができる。
【0060】また、本実施の形態においては、通信端末
装置において、ARQ制御情報を参照してパケットの送
信回数を知り、その送信回数に応じて目標SIRを設定
する場合について説明したが、本発明はこれに限られる
ものではない。すなわち、基地局装置において、ARQ
制御情報を参照してパケットの送信回数を知って、その
送信回数に応じて目標SIRを設定し、更に設定した目
標SIRを通信端末装置に通知し、通信端末装置は、基
地局装置より通知された目標SIRに基づいてパケット
の受信品質の判定を行うようにしても良い。この場合、
基地局装置では、再送制御回路106が、再送回数に応
じて目標SIRを設定し、設定した目標SIRをARQ
制御情報に含めて通信端末装置に送る。なお、この目標
SIRの設定方法は、TPCコマンド生成回路210に
おいて目標SIRを設定する場合と同様である。通信端
末装置では、TPCコマンド生成回路210がARQ制
御情報を参照して目標SIRを知り、その目標SIRに
基づいてTPCコマンドを生成する。
【0061】また、本実施の形態においては、通信端末
装置において送信パケットの情報量に応じて適宜TPC
コマンドを生成する場合について説明したが、本発明は
これに限られず、基地局装置において送信パケットの情
報量に応じて適宜TPCコマンドを生成するようにして
も良い。以下、基地局装置において送信パケットの情報
量に応じて適宜TPCコマンドを生成する場合について
説明する。この場合のシステムは、通信端末装置をパケ
ットの送信側として、ハイブリッドARQ方式が適用さ
れる。
【0062】通信端末装置において、送信データとCR
C符号とARQ制御情報とが割り当てられた送信パケッ
トが基地局装置へ送信される。基地局装置では、アンテ
ナから受信したパケットのSIRが測定される。また、
目標SIRは、前述した通信端末装置において目標SI
Rが設定される場合と同様に、ARQ制御情報に基づい
て受信したパケットの送信回数を知り、その送信回数に
応じて適宜設定される。そして、このようにして設定し
た目標SIRと測定したSIRとを比較してTPCコマ
ンドを生成する。基地局装置はこのようにして生成され
たTPCコマンドを通信端末装置に送信し、通信端末装
置は送信されたTPCコマンドに基づいて上りの送信電
力を制御する。
【0063】このように、基地局装置において再送パケ
ットの情報量に応じて適宜目標SIRを変更して設定
し、その設定した目標SIRで受信したパケットの受信
品質を判定することにより、精度良く送信電力制御を行
うことも可能である。
【0064】(実施の形態2)実施の形態1において
は、下り回線でパケット通信を行う場合に、1回目に送
信されるパケットと再送パケットの情報量が異なるハイ
ブリッドARQにおいて、クローズドループの送信電力
制御を行う例について説明した。本実施の形態は、下り
回線でパケット通信を行う場合に、1回目に送信される
パケットと再送パケットの情報量が異なるハイブリッド
ARQにおいて、上り回線のオープンループの送信電力
制御を行う例である。以下、図4及び図5を参照して本
実施の形態について説明する。図4は本発明の実施の形
態2に係る基地局装置の構成を示すブロック図であり、
図5は本発明の実施の形態2に係る通信端末装置の構成
を示すブロック図である。図4において図1と同じ部分
については同じ符号を付して、詳しい説明は省略する。
【0065】まず、図4を用いて本実施の形態に係る基
地局装置について説明する。図4は、誤り検出符号とし
てCRC符号を、誤り訂正符号として畳み込み符号を用
いた例である。この基地局装置では、アンテナ101で
受信した信号は、送信と受信で同一のアンテナを用いる
ための共用器102を通じて受信RF回路103に送ら
れる。受信RF回路103では、受信信号が増幅され、
中間周波数又はベースバンド周波数に周波数変換され
る。
【0066】周波数変換された信号は、復調回路104
で復調される。復調結果は、分離回路105に送られ、
分離回路105で受信データと、再送制御信号と、に分
離される。再送制御回路106は、再送制御信号に従っ
てパケットを再送するか否か決定し、その決定に応じて
多重回路107を制御する。多重回路107は、再送制
御回路106の制御に応じて送信データとCRC符号
(誤り検出符号)とARQ制御情報とを送信パケットに
割り当てる。符号化回路108は、多重回路107から
出力される送信パケットを再送制御回路106の制御に
応じた符号化率で畳み込み符号化する。このように畳み
込み符号化された送信パケットを変調回路109で変調
して送信RF回路111に送る。送信RF回路111
は、送信パケットを増幅し、周波数変換する。この送信
パケットは、共用器102を通じてアンテナ101から
送信される。
【0067】次いで、図5を参照して本実施の形態に係
る通信端末装置の構成について説明する。アンテナ40
1で受信されたパケットは、送信と受信で同一のアンテ
ナを用いるための共用器402を通じて受信RF回路4
03に送られ、そこで増幅され、更に中間周波数又はベ
ースバンド周波数へ周波数変換される。周波数変換され
たパケットは、受信品質測定回路405、メモリ40
6、及び合成回路407に出力される。
【0068】メモリ406には、後述するCRC判定回
路408からNG信号が入力された場合に、受信RF回
路403より出力された受信パケットが格納される。合
成回路407は、受信パケットに含まれるARQ制御情
報を参照して受信パケットが何回目に送信されたパケッ
トかを調べ、その調べた送信回数に応じてメモリ406
に格納されているパケットを読み出して合成し、その合
成したパケットに誤り訂正処理を施す。すなわち、受信
パケットが1回目に送信されたパケットの場合には、メ
モリ406に格納されたパケットとの合成は行わず、2
回目以降に送信されたパケットの場合には、メモリ40
6に格納されている前回までに送信されていた各パケッ
トを読み出し、受信RF回路403より出力されたパケ
ットと合成する。これにより、再送されたパケットが合
成され、その合成されたパケットに誤り訂正が施される
ので、誤り訂正(復号)の際の誤り率特性が向上する。
また、合成回路407にはパケットの送信回数と畳み込
み符号の符号化率の対応を示すテーブルが備えられてお
り、このテーブルを参照して誤り訂正を行う。このテー
ブルは、再送制御回路106に備えられたものと同じで
あるから、基地局装置で行われた畳み込み符号化に対応
した誤り訂正を行うことができる。
【0069】受信品質測定回路405は、受信RF回路
403より出力された受信信号の受信品質を調べるため
にSIR(受信信号対干渉電力比)を測定する。測定さ
れた測定SIRは送信電力決定回路410へ送られる。
この受信品質を調べる方法としては、SIRを調べる方
法の他に例えば、受信電界強度、所望波受信電力、受信
信号電力対干渉電力+雑音電力比を測定する方法等があ
る。
【0070】CRC判定回路408は、合成回路407
より出力された誤り訂正後のパケットに対してCRCチ
ェック(Cyclic Redundancy Check)を行い、データに
誤りがあるか否かを判定する。誤りが検出された場合
(CRC=NGの場合)には、NG信号をメモリ406
及び再送制御回路409へ出力する。逆に、誤りが検出
されなかった場合(CRC=OKの場合)には、受信デ
ータを得るとともにOK信号をメモリ406及び再送制
御回路409へ出力する。
【0071】再送制御回路409は、CRC判定回路4
08で判定されたパケットに含まれるARQ制御情報を
抽出して、送信電力決定回路410へ出力する。また、
再送制御回路409は、CRC判定回路408よりNG
信号が出力されるとNACKを生成して及びフレーム構
成回路411へ出力し、逆にOK信号が出力されるとA
CKを生成してフレーム構成回路411へ出力する。
【0072】送信電力決定回路410は、図2に示すT
PCコマンド生成回路210と同様にARQ制御情報に
基づいて目標SIRを設定し、その設定した目標SIR
と受信品質測定回路405で測定された測定SIRとを
比較して測定SIRが目標SIRに近づくように後述す
る送信RF回路414の送信電力を決定する。すなわ
ち、受信品質測定回路405で測定した下り回線の測定
SIRと目標SIRとの大小を判定し、測定SIRが大
きい場合は送信電力を下げ、測定受信品質が小さい場合
は送信電力を上げるように送信電力を決定する。送信電
力制御回路413は、送信電力決定回路410において
決定した送信電力を参照して、送信RF回路414の送
信電力を制御する。
【0073】フレーム構成回路411は、再送制御回路
409からの再送制御信号と送信データとをフレーム構
成する。このようにフレーム構成された信号は、変調回
路412で変調され、送信RF回路414で送信電力制
御回路413の制御に従った増幅率で増幅されて周波数
変換される。この送信信号は、共用器402を通じてア
ンテナ401から送信される。
【0074】次に、上記構成を有する基地局装置及び通
信端末装置の動作について説明する。基地局装置では、
多重回路107において、送信データとCRC符号とA
RQ制御情報とがパケットに割り当てられて、送信パケ
ットとなる。この送信パケットは、符号化回路108で
再送制御回路106の制御に応じた符号化率で畳み込み
符号化され、変調回路109で変調され、送信RF回路
111で増幅されて、共用器102を通じてアンテナ1
01から送信される。なお、送信パケットは、1回目の
送信の場合には符号化回路108において畳み込み符号
化されずにそのまま変調回路109に出力される。
【0075】通信端末装置では、アンテナ401から受
信されたパケットは、共用器402を通じて受信RF回
路403に送られ、そこで、増幅され、更に中間周波数
またはベースバンド周波数へ周波数変換される。周波数
変換されたパケットは、受信品質測定回路405、メモ
リ406、及び合成回路407に出力される。
【0076】受信品質測定回路405では、受信したパ
ケットのSIRが測定され、測定されたSIRは送信電
力決定回路410へ出力される。再送制御回路409で
は、CRC判定回路408からのOK信号又はNG信号
に従って再送制御信号が生成され、フレーム構成回路4
11に出力される。また、再送制御回路では、CRC判
定回路208で判定されたパケットに含まれるARQ制
御情報が抽出されて、送信電力決定回路410に送られ
る。
【0077】送信電力決定回路410では、再送制御回
路409回路から出力されるARQ制御情報に応じて目
標SIRが設定され、この設定された目標SIRと受信
品質測定回路405から出力される測定SIRとに基づ
いて送信RF回路414の送信電力が決定される。フレ
ーム構成回路411では、再送制御回路409からの再
送制御信号と送信データとがフレーム構成される。この
ようにフレーム構成された信号は、変調回路412で変
調され、送信RF回路414で送信電力制御回路413
の制御に従って増幅されて周波数変換される。この送信
信号は、共用器402を通じてアンテナ401から送信
される。
【0078】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、再送パケットの情報量に応じて適宜目標SIRを変
更して設定し、その設定した目標SIRで受信したパケ
ットの受信品質を判定するので、送信パケットの情報量
が変化する場合であっても、精度良く下り回線の送信電
力制御を行うことができる。
【0079】(実施の形態3)上記各実施の形態におい
ては、目標SIRをパケットの情報量に応じて適宜変更
して設定することにより、ハイブリッドARQにおいて
1回目に送信されるパケットと再送パケットの情報量が
異なる場合であっても、受信したパケットの受信品質を
正しく判定し、精度良く送信電力制御を行っていた。上
り回線でパケット通信を行う場合に、上記ハイブリッド
ARQにおいて正しく送信電力制御を行う方法として
は、上り回線のオープンループ送信電力制御において基
地局装置の目標受信電力をパケットの情報量に応じて適
宜変更して設定する方法も考えられる。以下、図6及び
図7を参照して本実施の形態について説明する。図6は
本発明の実施の形態3に係る通信端末装置の構成を示す
ブロック図であり、図7は本発明の実施の形態3に係る
基地局装置の構成を示すブロック図である。
【0080】まず、図6を参照して本実施の形態に係る
通信端末装置について説明する。アンテナ601で受信
した信号は、送信と受信で同一のアンテナを用いるため
の共用器602を通じて受信RF回路603に送られ
る。受信RF回路603では、受信信号が増幅され、中
間周波数又はベースバンド周波数に周波数変換される。
周波数変換された信号は、復調回路604及び伝播損失
測定回路606に出力される。
【0081】復調回路604は、受信RF回路603に
おいて周波数変換した信号に含まれるデータ部分を復調
する。分離回路605は、復調結果を受信データと再送
制御信号とに分離し、再送制御信号を再送制御回路60
8に出力する。一方、伝播損失測定回路606は、受信
RF回路603より出力された受信信号から共通既知信
号を抽出し、抽出した共通既知信号の伝播損失を測定す
る。測定された伝播損失は送信電力決定回路607へ送
られる。
【0082】再送制御回路608は、再送制御信号に従
ってパケットを再送するか否か決定し、その決定に応じ
て多重回路609を制御する。すなわち、再送制御信号
がNACKの場合はパケットを再送すると決定し、前回
の送信と同じ送信データ及びその送信データに対応する
CRC符号を送信パケットに割り当てる。逆に再送制御
信号がACKの場合は新しいパケットを送信すると決定
し、新たな送信データ及びその送信データに対応するC
RC符号を送信パケットに割り当てる。
【0083】また、再送制御回路608は、パケットを
再送するか否かの決定に応じて符号化回路610を制御
する。すなわち、再送制御回路608にはパケットの送
信回数と畳み込み符号の符号化率の対応を示すテーブル
(図示しない)が備えられており、再送制御回路608
は、NACKを受けた回数によって送信回数を知り、こ
のテーブルを参照して送信回数に応じた畳み込み符号を
行うように符号化回路610を制御する。パケットの送
信回数と畳み込み符号の符号化率は、再送回数が増える
ごとに符号化率が上がるように対応している。ここで
は、1回目の送信の際には畳み込み符号化をせず、Nを
2以上の自然数としてN回目の送信の際には符号化率を
1/Nとする畳み込み符号化が行われるとする。さら
に、再送制御回路608は、パケットの送信回数等を示
すARQ制御情報を生成し、送信電力決定回路607及
び多重回路609に出力する。
【0084】送信電力決定回路607は、再送制御回路
608から出力されたARQ制御情報に基づいて今回送
信する送信パケットの情報量を知って、その送信パケッ
トの情報量に応じて基地局装置の目標受信電力を設定
し、その設定した目標受信電力と伝播損失測定回路60
6で測定された伝播損失とに基づいて後述する送信RF
回路613の送信電力を決定する。送信電力制御回路6
12は、送信電力決定回路607において決定した送信
電力を参照して、送信RF回路613の送信電力を制御
する。
【0085】多重回路609は、再送制御回路608の
制御に応じて送信データとCRC符号(誤り検出符号)
とARQ制御情報とを送信パケットに割り当てる。符号
化回路610は、多重回路609から出力される送信パ
ケットを再送制御回路608の制御に応じた符号化率で
畳み込み符号化する。このように畳み込み符号化された
送信パケットを変調回路611で変調して送信RF回路
613に送る。送信RF回路613は、送信パケットを
送信電力制御回路612の制御に従った増幅率で増幅す
る。この送信パケットは、共用器602を通じてアンテ
ナ601から送信される。
【0086】次に、図7を参照して、本実施の形態に係
る通信端末装置と無線通信を行う基地局装置について説
明する。アンテナ701で受信されたパケットは、共用
器702を通じて受信RF回路703に送られ、そこで
増幅され、更に中間周波数又はベースバンド周波数へ周
波数変換される。周波数変換されたパケットは、メモリ
704、及び合成回路705に出力される。
【0087】メモリ704には、後述するCRC判定回
路706の制御に応じて受信RF回路703より出力さ
れた受信パケットが格納される。合成回路705は、受
信パケットに含まれるARQ制御情報を参照して受信パ
ケットが何回目に送信されたパケットかを調べ、その調
べた送信回数に応じてメモリ704に格納されているパ
ケットを読み出して合成し、その合成したパケットに誤
り訂正処理を施す。すなわち、受信パケットが1回目に
送信されたパケットの場合には、メモリ704に格納さ
れたパケットとの合成は行わず、2回目以降に送信され
たパケットの場合には、メモリ704に格納されている
前回までに送信されていた各パケットを読み出して受信
RF回路703より出力されたパケットと合成する。こ
れにより、再送されたパケットが合成され、その合成さ
れたパケットに誤り訂正が施されるので、誤り訂正(復
号)の際の誤り率特性が向上する。また、合成回路70
5にはパケットの送信回数と畳み込み符号の符号化率の
対応を示すテーブルが備えられており、このテーブルを
参照して誤り訂正を行う。このテーブルは、再送制御回
路608に備えられたものと同じであるから、通信端末
装置で行われた畳み込み符号化に対応した誤り訂正を行
うことができる。
【0088】CRC判定回路706は、合成回路705
より出力された誤り訂正後のパケットに対してCRCチ
ェックを行い、データに誤りがあるか否かを判定する。
誤りが検出された場合(CRC=NGの場合)には、N
G信号をメモリ704及び再送制御回路707へ出力す
る。また、誤りが検出された場合には受信パケットを格
納するようにメモリ704を制御する。逆に、誤りが検
出されなかった場合(CRC=OKの場合)には、受信
データを得るとともにOK信号をメモリ704及び再送
制御回路707へ出力する。また、誤りが検出されなか
った場合には受信に成功した受信パケットを消去するよ
うにメモリ704を制御する。
【0089】再送制御回路707は、CRC判定回路7
06よりNG信号が出力されるとNACKを生成してフ
レーム構成回路708へ出力し、逆にOK信号が出力さ
れるとACKを生成してフレーム構成回路708へ出力
する。前述したようにこのACKとNACKをまとめて
再送制御信号と称する。
【0090】フレーム構成回路708は、再送制御回路
707からの再送制御信号と送信データとをフレーム構
成する。このようにフレーム構成された信号は、変調回
路709で変調され、多重回路712へ出力される。
【0091】フレーム構成回路710は、共通既知信号
をフレーム構成する。このようにフレーム構成された信
号は、変調回路711で変調され、多重回路712へ出
力される。
【0092】多重回路712は、変調回路709より出
力される信号と変調回路711より出力される信号とを
多重して送信RF回路713へ出力する。多重回路71
2より出力された多重信号は、送信RF回路713で増
幅され、さらに周波数変換されて、共用器702を通じ
てアンテナ701から送信される。
【0093】次に、上記構成を有する基地局装置及び通
信端末装置の動作について説明する。通信端末装置で
は、多重回路609において、送信データとCRC符号
とARQ制御情報とがパケットに割り当てられて、送信
パケットとなる。この送信パケットは、符号化回路61
0において再送制御回路608の制御に応じた符号化率
で畳み込み符号化され、変調回路611で変調され、送
信RF回路613で増幅されて、共用器602を通じて
アンテナ601から送信される。なお、送信パケット
は、1回目の送信の場合には符号化回路610において
畳み込み符号化されずにそのまま変調回路611に出力
される。
【0094】基地局装置では、アンテナ701から受信
されたパケットは、共用器702を通じて受信RF回路
703に送られ、そこで、増幅され、更に中間周波数ま
たはベースバンド周波数へ周波数変換される。周波数変
換されたパケットは、メモリ704及び合成回路705
に出力される。
【0095】合成回路407では、CRC判定回路70
6の制御に応じてメモリ704から出力される前回まで
に送信されたパケットと今回送信されたパケットが合成
されてCRC判定回路706に出力される。CRC判定
回路706では合成回路706において合成されたパケ
ットがCRC判定され、OK信号又はNG信号のいずれ
かが再送制御回路707に出力される。再送制御回路7
07では、CRC判定回路の出力に応じて再送制御信号
を生成され、生成された再送制御信号はフレーム構成部
708に出力される。
【0096】フレーム構成部708では、送信データと
再送制御回路707より出力された再送制御信号とがフ
レーム構成される。このようにフレーム構成された信号
は、変調回路709で変調され、多重回路712へ出力
される。フレーム構成回路710では、共通既知信号が
フレーム構成される。このようにフレーム構成された信
号は、変調回路711で変調され、多重回路712へ出
力される。多重回路712では、変調回路709より出
力された信号と変調回路711より出力された信号とが
多重される。この多重信号は送信RF回路713で増幅
され、さらに周波数変換されて、共用器702を通じて
アンテナ701から送信される。
【0097】再び、通信端末装置では、アンテナ601
から受信されたパケットは、共用器602を通じて受信
RF回路603に送られ、そこで、増幅され、更に中間
周波数またはベースバンド周波数へ周波数変換される。
周波数変換されたパケットは、復調回路604及び伝播
損失測定回路606に出力される。
【0098】復調回路604では、受信RF回路603
において周波数変換された信号に含まれるデータ部分が
復調される。復調信号は、分離回路605において、受
信データと再送制御信号とに分離される。再送制御信号
は、再送制御回路608に出力される。
【0099】一方、伝播損失測定回路606では、受信
RF回路603より出力された受信信号から共通既知信
号が抽出され、抽出された共通既知信号の伝播損失が測
定される。測定された伝播損失は送信電力決定回路60
7へ送られる。
【0100】再送制御回路608では、再送制御信号に
従ってパケットを再送するか否か決定され、その決定に
応じて多重回路609及び符号化回路610が制御され
る。また、再送制御回路608では、パケットの送信回
数等を示すARQ制御情報が生成され、送信電力決定回
路607及び多重回路609に出力される。
【0101】送信電力決定回路607では、再送制御回
路608から出力されたARQ制御情報に基づいて今回
送信する送信パケットの情報量を知って、その送信パケ
ットの情報量に応じて基地局装置の目標受信電力が設定
され、その設定された目標受信電力と伝播損失測定回路
606で測定された伝播損失とに基づいて送信RF回路
613の送信電力が決定される。すなわち、パケットの
再送時には符号化率が大きくなってパケットの情報量が
増えるので、基地局装置の目標受信電力をそのパケット
の情報量に応じて設定し、送信電力を決定する。具体的
には、1回目の再送時にはパケットの情報量は2倍にな
るので基地局装置の目標受信電力も2倍に設定し、測定
した伝播損失を考慮して、設定した目標受信電力で再送
パケットが受信されるように送信電力を決定する。送信
電力制御回路612は、送信電力決定回路607におい
て決定した送信電力を参照して、送信RF回路613の
送信電力を制御する。
【0102】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、再送パケットの情報量に応じて基地局装置の目標受
信電力を適宜変更して設定し、その設定した目標受信電
力でパケットが受信されるように基地局装置より送信さ
れた共通既知信号の伝播損失を参照して送信電力を決定
するので、送信パケットの情報量が変化する場合であっ
ても、精度よく送信電力制御を行うことができる。
【0103】なお、上記各実施の形態においては、AR
Q方式のうち、1回目は誤り訂正符号化されていない情
報データを送信し、NACKが送信側で受信された場合
には、2回目以降は情報データを誤り訂正符号化したも
のを再送する方式を例に説明したが、本発明はこれに限
られるものではなく、1回目の送信の際と再送の際で異
なる情報量のパケットを送信する方式全てに適用可能で
ある。例えば、1回目は情報データとその情報データを
誤り訂正符号化したものをともに送り、NACKが送信
側で受信された場合には、情報データを誤り訂正符号化
したもののみを再送する方式に採用しても良い。この場
合にも、再送パケットの情報量に応じて適宜目標SIR
を変更して設定し、その設定した目標SIRで受信した
パケットの受信品質を判定することにより、受信したパ
ケットの受信品質を正しく判定することができる。した
がって、精度良く送信電力制御を行うことができるの
で、受信品質の劣化を防ぎ、他局への干渉を低減するこ
とができる。
【0104】また、上記各実施の形態においては、基地
局装置が通信端末装置と無線通信を行う場合について説
明したが、本発明はこれに限られず、その他の通信装置
を用いて通信を行う場合にも適用することができる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、再
送パケットの情報量に応じて受信品質の目標値を設定
し、その設定した目標値で受信したパケットの受信品質
を判定するので、パケットの情報量が変化する場合であ
っても、精度良く送信電力制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る基地局装置の構成
を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る基地局装置と無線
通信を行う通信端末装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1に係る受信パケットのS
IRの測定例を示す図
【図4】本発明の実施の形態2に係る基地局装置の構成
を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態2に係る基地局装置と無線
通信を行う通信端末装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3に係る通信端末装置の構
成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態3に係る通信端末装置と無
線通信を行う基地局装置の構成を示すブロック図
【図8】ARQ方式を用いたデータ伝送方法で用いられ
る伝送パケットの構成例を示す図
【符号の説明】
205、405 受信品質測定回路 207、407、705 合成回路 208、408、706 CRC判定回路 209、409、707 再送制御回路 210 TPCコマンド生成回路 410、607 送信電力決定回路 606 伝播損失測定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相沢 純一 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K014 AA01 EA08 FA03 FA11 GA01 HA05 5K060 BB07 CC04 DD04 LL01 5K067 AA03 AA23 BB21 DD27 DD45 EE02 EE10 GG08 HH21 HH22 HH28

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再送パケットの受信品質を測定する測定
    手段と、再送パケットの情報量に応じて設定される受信
    品質の目標値と前記測定手段において測定した受信品質
    とを比較して、測定した受信品質が目標とする受信品質
    より大きい場合は送信電力を減じ、測定した受信品質が
    目標とする受信品質より小さい場合は送信電力を増やす
    ように送信電力を制御する制御手段と、を具備すること
    を特徴とする無線通信端末装置。
  2. 【請求項2】 再送パケットの情報量に応じて受信品質
    の目標値を設定する設定手段を具備することを特徴とす
    る請求項1記載の無線通信端末装置。
  3. 【請求項3】 設定手段は、再送パケットの情報量が前
    回に送信されたパケットの情報量と比較して増加する場
    合に受信品質の目標値を前回に送信されたパケットの目
    標値よりも高く設定することを特徴とする請求項2記載
    の無線通信端末装置。
  4. 【請求項4】 設定手段は、再送パケットの情報量が前
    回に送信されたパケットの情報量と比較して減少する場
    合に受信品質の目標値を前回に送信されたパケットの目
    標値よりも低く設定することを特徴とする請求項2記載
    の無線通信端末装置。
  5. 【請求項5】 送信電力の増減を指示する送信電力制御
    信号を生成する送信電力制御信号生成手段と、前記送信
    電力制御手段において生成した送信電力制御信号を通信
    相手である基地局装置に無線送信する無線送信手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1から請求項4のい
    ずれかに記載の無線通信端末装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の無線通信端末装置と無
    線通信し、前記無線通信端末装置より無線送信された送
    信電力制御信号に従って送信電力を制御する送信電力制
    御手段を具備することを特徴とする無線基地局装置。
  7. 【請求項7】 再送パケットの情報量に応じて前記再送
    パケットの受信品質の目標値を設定する設定手段と、前
    記設定手段において設定した目標値を請求項1乃至請求
    項5に記載の無線通信端末装置に通知する通知手段と、
    を具備することを特徴とする無線基地局装置。
  8. 【請求項8】 再送パケットの受信品質を測定し、再送
    パケットの情報量に応じて設定される受信品質の目標値
    と前記測定手段において測定した受信品質とを比較し
    て、測定した受信品質が目標とする受信品質より大きい
    場合は送信電力を減じ、測定した受信品質が目標とする
    受信品質より小さい場合は送信電力を増やすことを特徴
    とする送信電力制御方法。
JP2000212648A 2000-07-13 2000-07-13 無線通信端末装置及び送信電力制御方法 Pending JP2002026747A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000212648A JP2002026747A (ja) 2000-07-13 2000-07-13 無線通信端末装置及び送信電力制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000212648A JP2002026747A (ja) 2000-07-13 2000-07-13 無線通信端末装置及び送信電力制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002026747A true JP2002026747A (ja) 2002-01-25

Family

ID=18708539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000212648A Pending JP2002026747A (ja) 2000-07-13 2000-07-13 無線通信端末装置及び送信電力制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002026747A (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004017555A1 (ja) * 2002-08-12 2004-02-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 受信装置、送信装置及び通信方法
JP2004104293A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Mitsubishi Electric Corp 再送制御方法および通信装置
JP2005530458A (ja) * 2002-06-20 2005-10-06 クゥアルコム・インコーポレイテッド フィードバックによる適応型利得調整制御
JP2008503925A (ja) * 2004-06-18 2008-02-07 クゥアルコム・インコーポレイテッド 直交多重化を利用する無線通信システムの電力制御
JPWO2006098440A1 (ja) * 2005-03-18 2008-08-28 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 送信電力制御方法、移動局、無線基地局及び無線回線制御局
GB2453042A (en) * 2007-09-18 2009-03-25 Fujitsu Ltd User terminal which transmits data based on network status
JP2009065693A (ja) * 2002-04-03 2009-03-26 Nec Corp セルラシステム、通信制御方法及びそれに用いる基地局、移動局
JP2009527198A (ja) * 2006-02-17 2009-07-23 アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド リバース・リンク電力制御の方法
US7634288B2 (en) 2003-07-30 2009-12-15 Nec Corporation Mobile communication system, mobile communication terminal, power control method used therefor, and program therefor
JP2010263608A (ja) * 2009-03-16 2010-11-18 Nec (China) Co Ltd 無線通信システム、無線通信方法、送信機および受信機
US7962826B2 (en) 2004-07-20 2011-06-14 Qualcomm Incorporated Reverse link power control in an orthogonal system
US8228866B2 (en) 2002-04-03 2012-07-24 Nec Corporation High-speed downlink packet access system, base station, mobile station, and communication control method during a soft handover
US8442572B2 (en) 2006-09-08 2013-05-14 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for adjustments for delta-based power control in wireless communication systems
TWI398110B (zh) * 2005-02-17 2013-06-01 Qualcomm Inc 整體功率控制之系統及方法
JP2013522973A (ja) * 2010-03-15 2013-06-13 クアルコム,インコーポレイテッド 高データレートのアップリンク操作を拡張するための方法および装置
US8488487B2 (en) 2006-09-08 2013-07-16 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for fast other sector interference (OSI) adjustment
US8516314B2 (en) 2004-06-18 2013-08-20 Qualcomm Incorporated Robust erasure detection and erasure-rate-based closed loop power control
US8849210B2 (en) 2005-03-15 2014-09-30 Qualcomm Incorporated Interference control in a wireless communication system
US8848574B2 (en) 2005-03-15 2014-09-30 Qualcomm Incorporated Interference control in a wireless communication system
US8929908B2 (en) 2005-10-27 2015-01-06 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for estimating reverse link loading in a wireless communication system

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8228866B2 (en) 2002-04-03 2012-07-24 Nec Corporation High-speed downlink packet access system, base station, mobile station, and communication control method during a soft handover
JP2009065693A (ja) * 2002-04-03 2009-03-26 Nec Corp セルラシステム、通信制御方法及びそれに用いる基地局、移動局
JP2005530458A (ja) * 2002-06-20 2005-10-06 クゥアルコム・インコーポレイテッド フィードバックによる適応型利得調整制御
US8369307B2 (en) 2002-08-12 2013-02-05 Panasonic Corporation Receiving apparatus, transmitting apparatus and communication method
WO2004017555A1 (ja) * 2002-08-12 2004-02-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 受信装置、送信装置及び通信方法
JP2004104293A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Mitsubishi Electric Corp 再送制御方法および通信装置
US7634288B2 (en) 2003-07-30 2009-12-15 Nec Corporation Mobile communication system, mobile communication terminal, power control method used therefor, and program therefor
JP2008503925A (ja) * 2004-06-18 2008-02-07 クゥアルコム・インコーポレイテッド 直交多重化を利用する無線通信システムの電力制御
US8543152B2 (en) 2004-06-18 2013-09-24 Qualcomm Incorporated Power control for a wireless communication system utilizing orthogonal multiplexing
US8452316B2 (en) 2004-06-18 2013-05-28 Qualcomm Incorporated Power control for a wireless communication system utilizing orthogonal multiplexing
US8516314B2 (en) 2004-06-18 2013-08-20 Qualcomm Incorporated Robust erasure detection and erasure-rate-based closed loop power control
US8478202B2 (en) 2004-06-18 2013-07-02 Qualcomm Incorporated Power control for a wireless communication system utilizing orthogonal multiplexing
US7962826B2 (en) 2004-07-20 2011-06-14 Qualcomm Incorporated Reverse link power control in an orthogonal system
TWI398110B (zh) * 2005-02-17 2013-06-01 Qualcomm Inc 整體功率控制之系統及方法
US8942639B2 (en) 2005-03-15 2015-01-27 Qualcomm Incorporated Interference control in a wireless communication system
US8849210B2 (en) 2005-03-15 2014-09-30 Qualcomm Incorporated Interference control in a wireless communication system
US8848574B2 (en) 2005-03-15 2014-09-30 Qualcomm Incorporated Interference control in a wireless communication system
US8879425B2 (en) 2005-03-15 2014-11-04 Qualcomm Incorporated Interference control in a wireless communication system
US7853283B2 (en) 2005-03-18 2010-12-14 Ntt Docomo, Inc. Transmission power control method, mobile station, radio base station, and radio network controller
JPWO2006098440A1 (ja) * 2005-03-18 2008-08-28 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 送信電力制御方法、移動局、無線基地局及び無線回線制御局
US8929908B2 (en) 2005-10-27 2015-01-06 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for estimating reverse link loading in a wireless communication system
JP2014003620A (ja) * 2006-02-17 2014-01-09 Alcatel-Lucent Usa Inc リバース・リンク電力制御の方法
US8712460B2 (en) 2006-02-17 2014-04-29 Alcatel Lucent Methods of reverse link power control
JP2009527198A (ja) * 2006-02-17 2009-07-23 アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド リバース・リンク電力制御の方法
US8989799B2 (en) 2006-02-17 2015-03-24 Alcatel Lucent Methods of reverse link power control
US8488487B2 (en) 2006-09-08 2013-07-16 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for fast other sector interference (OSI) adjustment
US8442572B2 (en) 2006-09-08 2013-05-14 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for adjustments for delta-based power control in wireless communication systems
US8670777B2 (en) 2006-09-08 2014-03-11 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for fast other sector interference (OSI) adjustment
GB2453042B (en) * 2007-09-18 2011-11-16 Fujitsu Ltd Data input terminal, method and program thereof
US7769808B2 (en) 2007-09-18 2010-08-03 Fujitsu Limited Data input terminal, method, and computer readable storage medium storing program thereof
GB2453042A (en) * 2007-09-18 2009-03-25 Fujitsu Ltd User terminal which transmits data based on network status
JP2010263608A (ja) * 2009-03-16 2010-11-18 Nec (China) Co Ltd 無線通信システム、無線通信方法、送信機および受信機
JP2013522973A (ja) * 2010-03-15 2013-06-13 クアルコム,インコーポレイテッド 高データレートのアップリンク操作を拡張するための方法および装置
US8867420B2 (en) 2010-03-15 2014-10-21 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for enhancing high data rate uplink operations

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6931077B2 (en) Data transmitting apparatus and data transmitting method
US7466666B2 (en) Forward ACK/NACK channel for CDMA system
JP2002026747A (ja) 無線通信端末装置及び送信電力制御方法
EP1592162B1 (en) Method and apparatus for time efficient retransmission using symbol accumulation
EP1440525B1 (en) Radio communication system
JP4453491B2 (ja) 移動局
KR101214345B1 (ko) 적응 하이브리드 arq 알고리즘
EP1271833A1 (en) ARQ system with transmission priority and receiver quality feedback
JP4549907B2 (ja) 無線通信装置
JP4829754B2 (ja) 無線通信方法及び無線通信装置
EP1612981A2 (en) Communications device and wireless communications system using link adaption
EP2259467A2 (en) Terminal device and base station device
KR20070083775A (ko) 데이터 통신 장치, 데이터 수신 장치, 데이터 송신 장치 및재송 제어 방법
JP4734186B2 (ja) 移動端末装置及び同装置における受信制御方法並びに無線伝送システム
US20070250751A1 (en) Automatic repeat request (arq) scheme
US9385841B2 (en) Apparatus and method for transmission time interval reconfiguration in a mobile communication system
JP2002281003A (ja) パケット伝送システム及びパケット伝送方法
JP2006129018A (ja) 無線通信装置及び移動局
US7664141B2 (en) Method and device for decreasing a transmission delay in a multi-channel data transmission
JP2004007028A (ja) 送信装置及び送信方法
US8738998B2 (en) Transmitting apparatus and transmitting method
JP2005223620A (ja) 無線通信装置及び無線通信システム
US9426751B2 (en) Methods and network nodes for improving OLPC functionality for HSUPA MIMO
KR101084149B1 (ko) 무선 통신 시스템의 전송 전력 제어 장치 및 그 방법
JP2006333346A (ja) 無線通信装置、基地局、移動通信端末及びデータ再送方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090818

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100105

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02