JP2002026089A - レーザクリーナ付きプローバ及びプローブカードのクリーニング方法 - Google Patents

レーザクリーナ付きプローバ及びプローブカードのクリーニング方法

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JP2002026089A
JP2002026089A JP2000210441A JP2000210441A JP2002026089A JP 2002026089 A JP2002026089 A JP 2002026089A JP 2000210441 A JP2000210441 A JP 2000210441A JP 2000210441 A JP2000210441 A JP 2000210441A JP 2002026089 A JP2002026089 A JP 2002026089A
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card
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JP2000210441A
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Hiroyuki Takagi
啓行 高木
Mamoru Kato
守 加藤
Hiroyuki Takizawa
広幸 滝沢
Kazumasa Funyu
一正 船生
Osamu Takeuchi
修 竹内
Yasuo Yagi
康夫 八木
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Tokyo Cathode Laboratory Co Ltd
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Tokyo Cathode Laboratory Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プローバの稼働率低下を招くことなく、良好
なプローブカードの測定針のクリーニングを行うことの
できるレーザクリーナ付きプローバを提供する。 【解決手段】 プローバ本体20側でICウエハ18の
電気的特性を測定するプローブカード10の測定針14
に異物が付着した或いは付着した可能性がある場合、カ
ードチェンジャ44により使用済みプローブカード10
をプローバ本体20から回収しレーザクリーナ22に移
送すると共に、クリーニング済みプローブカード10を
収納しているストッカからクリーニング済みプローブカ
ード10を取り出しプローバ本体20に装着する。レー
ザクリーナ22に移送された使用済みのプローブカード
10の測定針14に付着した異物は、実質的閉鎖空間内
でレーザ光を照射することにより焼却除去され、ストッ
カに保管される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザクリーナ付
きプローバ及びプローブカードのクリーニング方法、特
にプローバの稼働効率低下を防止しつつプローブカード
の測定針のクリーニングを行うことのできるレーザクリ
ーナ付きプローバ及びそのクリーニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ウエハ上に多数個形成された半導体IC
の電気的な特性試験を行うために、プローバテスタシス
テム(以下、単にプローバという)が用いられている。
このプローバは、各半導体ICの電極パターンに応じて
配置された複数の導電体の測定針を有するプローブカー
ドを有している。図5には、プローブカードの一例が示
されている。図に示すように、表面及び内部にプリント
配線が設けられたプローブカード基板10にはその中央
部に円形開口部10aが設けられている。そして、プロ
ーブカード基板10の下面側には前記開口部10aの周
辺に合わせてセラミックス等からなる固定リング12が
配置されている。さらに、前記プローブカード基板10
の下面側には、図示するように、複数の測定針14が固
定リング12の周囲に沿って固定されており、その固定
された基端が前記プリント配線端子に接続されている。
また、測定針14のアーム部14aが前記開口部10a
に向かって伸張されている。各測定針14のアーム部1
4aはその先端がプローブカード基板10とほぼ垂直に
なるように略L字型に折り曲げられ、ウエハの電極パッ
ドに接触する触針部14bを構成している。各測定針1
4のアーム部の一部である中間節部は、前記固定リング
12に樹脂部16で固定保持され、各測定針14がしっ
かりと位置決め保持されている。
【0003】従って、このプローブカード10をプロー
バに取り付け、実際にウエハの導通検査あるいは機能測
定を行う場合には、前記測定針14の触診部14bをウ
エハの各電極パッドに導き、前記アーム部14aのバネ
性を利用して所定圧力で触診部14bを電極パッドに押
圧する。この結果、触診部14bと電極パッドとの接触
が良好に行われ、IC等の導通検査あるいは機能測定を
効率よくかつ安定して行うことが可能となる。
【0004】なお、このようなプローブカード10の測
定針14先端は測定されるICチップの電極パターンと
正確に対応したパターンで配置されなければならない。
また、その高さ精度も厳しく管理されなければならな
い。同様に、各電極パッドと良好な電気的導通を確保す
るために、その先端の接触抵抗も正しく管理されなけれ
ばならない。
【0005】しかし、前述したように、実際に導通検査
あるいは機能測定を行う場合には、先端部分が細く、略
L字型に曲げられたプローブカード10の測定針14を
ICウエハ等の電極パッドに押圧している。その押圧時
に測定針14が電極パッド上を滑り電極パッドの母材
(例えば、アルミニウムや金)を削り取ってしまうと共
に、削り取ったカス(異物)が測定針14に付着してし
まう場合がある。この場合、前記異物により測定針14
の接触抵抗が大きくなり以降のプローブカード10によ
る正確な導通検査あるいは機能測定ができなくなってし
まう。これに対して、本出願人は、先の出願において、
例えば、レーザー光を使用して測定針14に付着した異
物のみを焼却除去するクリーニング方法を提案してい
る。レーザー光を使用したクリーニングは、測定針14
に磨耗や変形等のダメージを与えず、プローブカード1
0の機能維持を行うことができるので、有効な方法であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、プローブカー
ド10の機能維持を全体的に均一に行う場合、レーザー
光を使用したクリーニングは、個々の測定針14に対し
て行う必要がある。測定針14の1本あたりに必要なク
リーニング時間は1秒程度であり、この処理を数百本の
測定針14に対して行うと、数分から数十分の処理時間
が必要になってしまう。その結果、クリーニング処理中
はプローバが停止することになり、プローバの稼働率を
著しく低下させてしまうという問題がある。レーザ光照
射装置を複数準備し同時に複数の測定針にレーザ光を照
射することにより処理時間を短縮することも考えられる
が、装置構成が大掛かりになると共に、コストも増加し
好ましい方法ではない。
【0007】本発明は、このような問題を解決すること
を課題としてなされたものであり、プローバの稼働率低
下を招くことなく、プローブカードの測定針のクリーニ
ングを良好に行うことのできるレーザクリーナ付きプロ
ーバ及びプローブカードのクリーニング方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明は、被測定物の電気的特性をプロー
ブカードの測定針を介して測定するプローバ本体部と、
前記被測定物に直接接触する測定針に付着した異物を実
質的閉鎖空間内でレーザ光を照射することにより焼却除
去するレーザクリーナと、少なくともクリーニング済み
プローブカードを収納するカード収納ストッカと、使用
済みプローブカードをプローバ本体から回収し前記レー
ザクリーナに移送すると共に、前記カード収納ストッカ
に収納されたクリーニング済みプローブカードをプロー
バ本体に装着するカードチェンジャと、を含むことを特
徴とする。
【0009】ここで、使用済みプローブカードとは、実
際に使用していなくても、クリーニングが必要な状態の
プローブカードも含むものとする。
【0010】この構成によれば、カードチェンジャによ
り迅速にクリーニング済みプローブカードがプローバ本
体に供給されるので、プローバの稼働率が低下しない。
また、使用済みプローブカードは、プローバの稼動とは
独立して実質的閉鎖空間内でレーザ光の照射によるクリ
ーニングを受けるので、十分なクリーニングを受けるこ
とができる。さらに、実質的閉鎖空間内でクリーニング
を行うので、焼却除去した異物のカス等がプローバ本体
側に飛散することを確実に防止することができる。
【0011】上記のような目的を達成するために、本発
明は、上記構成において、前記カード収納ストッカは、
同種類のプローブカードを複数枚収納していることを特
徴とする。
【0012】この構成によれば、常に最良の状態のプロ
ーブカードをプローバに供給し、プローバの稼動率を維
持することができる。また、同一種類のプローブカード
を複数準備し、プローブカードによる測定を行い、プロ
ーブカード間で測定結果の比較を行うことにより、各種
不良を迅速に発見できる。例えば、複数のプローブカー
ドで同一の測定部分に対し同一の不良が発見されている
場合には、被測定物の設計や製造に起因する不良である
と判断可能であり、1枚のプローブカードで、複数の被
測定物の測定を行った時に、同一の測定部分に対し同一
の不良が発見されている場合には、そのプローブカード
10の不良であることが容易かつ迅速に発見することが
可能になる。
【0013】上記のような目的を達成するために、本発
明は、上記構成において、前記カード収納ストッカは、
異種類のプローブカードを複数枚収納していることを特
徴とする。
【0014】この構成によれば、被測定物の機種切換が
行われても、迅速にプローブカードの換装を済ませるこ
とができるので、プローバの稼働率低下を防止できる。
【0015】上記のような目的を達成するために、本発
明は、上記構成において、前記カードチェンジャは、カ
ード交換タイミングを任意に選択可能であることを特徴
とする。
【0016】ここで、カードの交換は、予め設定された
所定数の被測定物に対する測定終了後でも良いし、被測
定物の測定結果に基づいて行ってもよい。
【0017】この構成によれば、最適なタイミングで測
定機能の安定したクリーニング済みプローブカードをプ
ローバに供給することが可能で、信頼度の高い測定を効
率的に行うことができる。
【0018】上記のような目的を達成するために、本発
明は、上記構成において、前記カード収納ストッカは、
酸化抑制ガスを充填可能な実質的密閉空間を形成可能で
あることを特徴とする。
【0019】ここで酸化抑制ガスとは、例えば、N
ス等である。この構成によれば、クリーニング済みプロ
ーブカードを長期間安定して、その機能維持を行うこと
ができる。
【0020】また、上記のような目的を達成するため
に、本発明のプローブカードのクリーニング方法は、プ
ローバ本体に装着されたプローブカードの測定針を介し
て被測定物の電気的特性を測定するステップと、測定結
果に基づいて測定針の異物付着の有無を判定するステッ
プと、判定結果に基づき使用済みプローブカードをプロ
ーバ本体から回収しレーザクリーナに移送すると共に、
カード収納ストッカに収納されたクリーニング済みプロ
ーブカードをプローバ本体に装着するステップと、レー
ザクリーナに移送された使用済みプローブカードの測定
針に付着した異物を実質的閉鎖空間内でレーザ光を照射
することにより焼却除去するステップと、異物を焼却除
去したプローブカードをカード収納ストッカに移送する
ステップと、を含むことを特徴とする。
【0021】この構成によれば、最適なタイミングで測
定機能の安定したクリーニング済みプローブカードをプ
ローバに供給することが可能で、信頼度の高い測定を効
率的に行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態という)を図面に基づき説明する。
【0023】図1には、本実施形態に係るレーザクリー
ナ付きプローバ(以下、単にプローバという)16の構
成概念を説明する側面図が示され、図2には、図1に示
すプローバ16の主要構成部の位置関係を説明する上面
図が示されている。図1には、被測定物、例えばICウ
エハ18の電気的特性の測定を行うプローバ本体部20
と、当該プローバ本体部20で使用された使用済み(所
定回数の測定を終了したものや測定精度が不安定になっ
たもの等)のプローブカード10に付着した異物(IC
ウエハ18の電極パッドから削り取り、付着した例え
ば、アルミニウムや金の削りカスやその他の塵等)の焼
却除去を行うレーザクリーナ22が示されている。
【0024】前記プローバ本体部20は、図示しない搬
送装置により外部から投入されてICウエハ18を支持
固定可能なワークチャック24を有する昇降回転テーブ
ル26と、当該昇降回転テーブル26を支持するXYテ
ーブル28を含んでいる。また、前記ワークチャック2
4の上方には、プローブカード10を固定支持すると共
に、図示しない電流計や電圧計、導通チェック装置等と
プローブカード10を電気的に接続するチャックコネク
タ30が配置されている。なお、プローバ本体部20は
チャックコネクタ30のみを露出させ他の部分はケース
32の内部に収納されている。従って、ICウエハ18
を搬送する搬送装置は、その搬送経路をケース32に形
成された開口(不図示)を介して内部まで延ばしてい
る。搬送装置によって、ワークチャック24に供給され
たICウエハ18は、昇降回転テーブル26によるZ方
向(上下方向)、θ方向(水平面内の回転)及びXYテ
ーブル28によるXY方向(水平面内の前後左右)を適
宜動作制御することにより、チャックコネクタ30に固
定支持されたプローブカード10に対して所定の位置に
移動し、各種測定を行うことができる。
【0025】例えば、ワークチャック24はプローブカ
ード10から離れた位置で、搬送装置からICウエハ1
8を受け取り、まず、X,Y,θ方向の動作により受け
取ったICウエハ18をプローブカード10の直下に位
置決めする。つまり、ICウエハ18上の電極パッドと
プローブカード10の測定針14が1:1で対応するよ
うに位置決めする。その後、Z方向の移動でICウエハ
18上の電極パッドとプローブカード10の測定針14
とを接触させ、各種測定を実行する。所定の測定が終了
した後は、前述と逆の動作により、搬送装置によりIC
ウエハ18をプローバ16の外部に排出する。この動作
を順次繰り返す。なお、搬送装置は、プローバ16に対
するICウエハ18の搬入と搬出を同一の装置で行って
もよいし、搬入と搬出を専用の搬送装置によって行って
もよい。
【0026】一方、前記プローバ本体部20に隣接して
配置されたレーザクリーナ22は、開閉自在な扉34a
を有し、実質的な閉鎖空間を形成可能なチャンバ34の
内部に配置されている。レーザクリーナ22は、クリー
ニング対象である使用済みのプローブカード10を支持
固定するカードチャック36を有するXYテーブル38
と、その下方に配置され、レーザ発生装置40を昇降自
在に支持するZ方向昇降装置42を含んでいる。
【0027】使用済みプローブカード10(実際に使用
していなくても、クリーニングが必要な状態のプローブ
カードも含む)が後述するカードチェンジャによってカ
ードチャック36に供給されると、当該カードチャック
36はプローブカード10を固定し、XYテーブル38
により、クリーニング開始位置、すなわち、レーザ発生
装置40の発生するレーザ光のフォーカス可能位置にプ
ローブカード10のクリーニング対象の測定針14を移
動させる。レーザ発生装置40のレーザ光のフォーカス
調整はZ方向昇降装置42によって行う。本実施形態の
場合、レーザ発生装置40はZ方向のみ移動可能な構成
なので、1本の測定針14のクリーニングが終了したら
XYテーブル38の駆動によりプローブカード10を移
動し順次測定針14のクリーニングを継続して行う。
【0028】本実施形態の特徴的事項は、使用済みのプ
ローブカード10をプローバ本体20から回収し前記レ
ーザクリーナ22に移送すると共に、クリーニングが完
了しているプローブカード10を収納したカード収納ス
トッカから取りだしプローバ本体20に迅速に供給しプ
ローバ20の稼動を継続するカードチェンジャを有して
いるところである。
【0029】図2は、プローバ16を上面から見た場合
のチャックコネクタ30とカードチャック36の配置位
置を示していると共に、カードチェンジャ44及びクリ
ーニング済みのプローブカード10を収納保管しておく
カード収納ストッカ(以下、単にストッカという)46
の配置位置と概略構成が示されている。なお、図2にお
いて、ケース32やチャンバ34は図示を省略してい
る。
【0030】カードチェンジャ44は、昇降自在かつ旋
回自在な本体部48の上部にリンク機構で構成される伸
縮自在なアーム50を有している。アーム50の先端に
は、アーム50に対して自由に回転するチャック爪50
aを有しプローブカード10の外周部分(部品が実装さ
れていない部分等)を把持可能になっている。なお、プ
ローブカード10に、チャック爪50aで把持する専用
の把持部を形成しておいてもよい。
【0031】一方、ストッカ46は、例えば、昇降自在
な積層ラック46aを有し、クリーニング済みのプロー
ブカード10を複数枚収納可能になっている。このスト
ッカ46には、同一種類のプローブカード10を複数収
納してもよいし、異種(測定針14のピッチが異なるも
のや本数が異なるもの等)のプローブカード10を複数
収納してもよい。積層ラック46aは、クリーニング済
みのプローブカード10の取り出し指令を受けると、プ
ローブカード10の取り出しのために延びてきたアーム
50の対面位置に指定されたプローブカード10を乗降
移動しアーム50による取り出しを可能にする。
【0032】図2は、アーム50が僅かに縮みストッカ
46内部にチャック爪50aを挿入し、指定されたプロ
ーブカード10を把持している状態が示されている。こ
の後、アーム50は更に縮みつつ、時計回り方向に旋回
し、チャックコネクタ30にクリーニング済みのプロー
ブカード10を渡すために、アーム50を延ばす。同様
に、チャックコネクタ30から使用済みのプローブカー
ド10を回収する場合や、レーザクリーナ22のカード
チャック36に使用済みのプローブカード10を供給し
たり、クリーニング済みのプローブカード10をレーザ
クリーナ22からストッカ46に搬送する場合もアーム
50の伸縮や本体部48の昇降、旋回を適宜行い、最短
の経路で、プローブカード10の搬送を行う。
【0033】なお、図2においては、2本のアーム50
によりプローブカード10を把持する構成を示している
が、1本のアーム50で把持動作を行ってよいし、使用
済み把持用とクリーニング済み把持用を個別に用意し、
チャックコネクタ30から使用済みのプローブカード1
0を回収したら直ちにクリーニング済みのプローブカー
ド10の供給を行うようにすれば、プローブカード10
の換装に必要な時間を更に短縮することができる。ま
た、ストッカ46は、実質的な密閉空間を形成可能なハ
ウジング46bを有し、内部には、プローブカード10
(特に測定針14)の保管時の酸化を抑制する酸化抑制
ガス(例えば、N)が充填されプローブカード10の
保管時に長時間の品質維持、機能維持を行っている。な
お、ハウジング46bはプローブカード10の出し入れ
時のアーム50の挿入を許容するために開閉自在なシャ
ッタを有しているが図示を省略している。
【0034】このように、カードチェンジャ44は、使
用済みで異物が付着したまたは付着した可能性のあるプ
ローブカード10をプローバ本体部20から取り出し、
迅速にクリーニング済みのプローブカード10をプロー
バ本体部20に装着するので、プローバ16の稼働率低
下を防止することができる。また、ストッカ46に異種
のプローブカード10を収納している場合には、測定対
象の切換、すなわち、ICウエハ18の機種切換が発生
した場合でも、プローバ16の稼働効率低下を防止する
ことができる。
【0035】図3には、プローバ16のプローバ本体部
20側の動作手順を示すフローチャートが示されてい
る。まず、プローバ16による測定開始を指示するスタ
ートスイッチ等が押下されると、測定準備が行われる
(S100)。この測定準備では、カードチェンジャ4
4のアーム50によりクリーニング済みのプローブカー
ド10がストッカ46から取り出され、チャックコネク
タ30に供給される。そして、クリーニング済みのプロ
ーブカード10の装着が確認されたら、搬送装置によっ
てプローバ本体部20に供給されたICウエハ18に対
する実際の導通試験等の電気的特性試験が開始され(S
101)、測定結果の良否判定が行われる(S10
2)。測定結果が予め定めされた測定値範囲にある場
合、ICウエハ18が良品であると判断して、その測定
データを図示しない制御部のメモリ等に蓄積し、測定デ
ータとして蓄積管理する。さらに、図示しない制御部
は、プローバ本体部20に装着されたプローブカード1
0による測定が所定回数(例えば、1000回)終了し
たか否かの判断を行う(S103)。もし、装着された
プローブカード10により所定回数の測定が終了してい
ない場合、(S101)に戻り、次にプローバ本体部2
0に供給されるICウエハ18に対する測定を継続して
行う。一方、装着されたプローブカード10により所定
回数の測定が終了した場合プローブカード10の測定針
14には、異物が付着している可能性があると判断し
て、すなわち、測定針14のクリーニングが必要な時期
であると判断して、プローブカード10の交換を行う
(S104)。つまり、アーム50により使用済みのプ
ローブカード10をチャックコネクタ30から取り外
し、直ちに、ストッカ46から取り出したクリーニング
済みのプローブカード10をチャックコネクタ30に装
着し、前述したように、測定準備を行い、測定を継続し
て行う。
【0036】また、(S102)で測定結果が良好でな
い、つまり測定結果が予め定めされた測定値範囲に入ら
ない場合、ICウエハ18の不良部分が同一の場所(同
一の測定針14による測定個所)で連続して発生してい
るか否かの判断を行う(S105)。不良位置が同一で
ない場合、ICウエハ18が不良であると判断し、その
測定結果を記録しICウエハ18を不良処理すると共
に、プローバ本体部20の処理は、(S103)に移行
し、前述の処理を継続して行う。また、(S105)に
おいて、ICウエハ18の同一部分で不良が連続して発
生した場合(例えば、5回)、プローブカード10の測
定針14に異物が付着した結果、測定不良が連続して発
生していると判断し、ICウエハ18の測定回数に関わ
りなく(S104)に移行して、プローブカード10の
交換を行い、クリーニング済みのプローブカード10に
よる測定を行う。つまり、同一種類のプローブカード1
0を複数準備し、プローブカード10による測定を行
い、プローブカード10間で測定結果の比較を行うこと
により、各種不良を迅速に発見できる。例えば、複数の
プローブカード10で同一の測定部分に対し同一の不良
が発見されている場合には、被測定物の設計や製造に起
因する不良であると判断可能であり、1枚のプローブカ
ードで、複数のICウエハの測定を行った時に、同一の
測定部分に対し同一の不良が発見されている場合には、
そのプローブカードの不良であることが容易かつ迅速に
発見することが可能になる。
【0037】このように、プローブカード10の交換タ
イミングは、予め設定されたクリーニング必要予想タイ
ミングと、実際の測定結果に基づく異物確認による交換
タイミングとを併用することにより、最適なタイミング
でプローブカード10の交換を行い、常に測定に適した
状態のプローブカード10によるICウエハ18の電気
特性の測定を効率良く行うことができる。
【0038】図4には、レーザクリーナ22側の動作手
順を示すフローチャートが示されている。図示しない制
御部は、レーザクリーナ22のカードチャック36に使
用済みのプローブカード10が供給されたか否かの判断
を常時行っている(S200)。使用済みのプローブカ
ード10の供給が確認されたらXYテーブル38により
プローブカード10を所定の位置に順次移動させつつ、
レーザ発生装置40によりクリーニングを行う(S20
1)。基本的には、全部の測定針14に対して均等にレ
ーザ照射を行いクリーニングを行うが、例えば、図3の
フローチャートの(S105)で異物付着が確認された
場合、測定結果に基づき、異物が付着した測定針14が
特定できるので、その部分を集中的(他の部分より長時
間のレーザ照射)にクリーニングするようにしてもよ
い。
【0039】レーザ照射によるクリーニングが終了した
プローブカード10は、カードチェンジャ44のアーム
50によりストッカ46に収納し(S202)、そのプ
ローブカード10に関するクリーニング回数や集中クリ
ーニング位置等のプローブカード10に関するカード履
歴を図示しない制御部のメモリに保存する(S20
3)。
【0040】このように、クリーニング済みのプローブ
カード10のカード履歴を保存することにより、複数枚
のプローブカード10の集中管理を行うことが可能にな
り、カードチェンジャ44によるプローブカード10の
交換要求に対して迅速に対応し、要求されるプローブカ
ード10を供給することができる。
【0041】なお、本実施形態の図1及び図2で説明し
たレーザクリーナ付きプローバの構成は、一例であり、
プローバ本体部のXYテーブルの構成や昇降回転テーブ
ルの構成、レーザクリーナのXYテーブルの構成や昇降
装置の構成、カードチェンジャの構成等は任意であり、
カードチェンジャにより、使用済みのプローブカードの
回収及びストッカに収納されたクリーニング済みのプロ
ーブカードの供給を迅速に行える構成であれば、本実施
形態と同様な効果を得ることができる。
【0042】また、プローバ本体部やレーザクリーナの
における処理手順も一例であり、プローバ本体部におけ
るICウエハの測定効率を維持できる手順であればよ
い。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、カードチェンジャによ
り迅速にクリーニング済みプローブカードをプローバ本
体部に供給することができるので、プローバの稼働率低
下を防止することができる。また、使用済みプローブカ
ードは、プローバの稼動とは独立して実質的閉鎖空間内
でレーザ光の照射によるクリーニングを受けることがで
きるので、十分なクリーニングを受けることができる。
さらに、実質的閉鎖空間内でクリーニングを行うので、
焼却除去した異物のカス等がプローバ本体側に飛散する
ことを確実に防止し、常に最適な状態のプローブカード
による良好な被測定物の測定を効率的に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るレーザクリーナ付き
プローバの構成概念を説明する側面図である。
【図2】 本発明の実施形態に係るレーザクリーナ付き
プローバの構成概念を説明する上面図である。
【図3】 本発明の実施形態に係るレーザクリーナ付き
プローバのプローバ本体部側の処理手順を説明するフロ
ーチャートである。
【図4】 本発明の実施形態に係るレーザクリーナ付き
プローバのレーザクリーナ側の処理手順を説明するフロ
ーチャートである。
【図5】 プローブカードの構成を説明する説明図であ
る。
【符号の説明】
10 プローブカード、14 測定針、16 プローバ
(レーザクリーナ付きプローバ)、18 ICウエハ、
20 プローバ本体部、22 レーザクリーナ、24
ワークチャック、26 昇降回転テーブル、28 XY
テーブル、30チャックコネクタ、32 ケース、34
チャンバ、36 カードチャック、38 XYテーブ
ル、40 レーザ発生装置、42 Z方向昇降装置、4
4 カードチェンジャ、46 ストッカ、48 本体
部、50 アーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝沢 広幸 東京都板橋区板橋1丁目10番14号 株式会 社東京カソード研究所内 (72)発明者 船生 一正 東京都板橋区板橋1丁目10番14号 株式会 社東京カソード研究所内 (72)発明者 竹内 修 東京都板橋区板橋1丁目10番14号 株式会 社東京カソード研究所内 (72)発明者 八木 康夫 東京都板橋区板橋1丁目10番14号 株式会 社東京カソード研究所内 Fターム(参考) 2G003 AA10 AG04 AG19 AH04 2G011 AA02 AA15 AB06 AC13 AD01 AE03 AF07 2G032 AA00 AF01 AF03 AL00 AL03 4M106 AA01 BA01 DD03 DD10 DD18 DJ38

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物の電気的特性をプローブカード
    の測定針を介して測定するプローバ本体部と、 前記被測定物に直接接触する測定針に付着した異物を実
    質的閉鎖空間内でレーザ光を照射することにより焼却除
    去するレーザクリーナと、 少なくともクリーニング済みプローブカードを収納する
    カード収納ストッカと、 使用済みプローブカードをプローバ本体から回収し前記
    レーザクリーナに移送すると共に、前記カード収納スト
    ッカに収納されたクリーニング済みプローブカードをプ
    ローバ本体に装着するカードチェンジャと、 を含むことを特徴とするレーザクリーナ付きプローバ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプローバにおいて、 前記カード収納ストッカは、同種類のプローブカードを
    複数枚収納していることを特徴とするレーザクリーナ付
    きプローバ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のプローバ
    において、 前記カード収納ストッカは、異種類のプローブカードを
    複数枚収納していることを特徴とするレーザクリーナ付
    きプローバ。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のプローバにおいて、 前記カードチェンジャは、カード交換タイミングを任意
    に選択可能であることを特徴とするレーザクリーナ付き
    プローバ。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のプローバにおいて、 前記カード収納ストッカは、酸化抑制ガスを充填可能な
    実質的密閉空間を形成可能であることを特徴とするレー
    ザクリーナ付きプローバ。
  6. 【請求項6】 プローバ本体に装着されたプローブカー
    ドの測定針を介して被測定物の電気的特性を測定するス
    テップと、 測定結果に基づいて測定針の異物付着の有無を判定する
    ステップと、 判定結果に基づき使用済みプローブカードをプローバ本
    体から回収しレーザクリーナに移送すると共に、カード
    収納ストッカに収納されたクリーニング済みプローブカ
    ードをプローバ本体に装着するステップと、 レーザクリーナに移送された使用済みプローブカードの
    測定針に付着した異物を実質的閉鎖空間内でレーザ光を
    照射することにより焼却除去するステップと、異物を焼
    却除去したプローブカードをカード収納ストッカに移送
    するステップと、 を含むことを特徴とするプローブカードのクリーニング
    方法。
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