JP2002015569A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2002015569A JP2000192517A JP2000192517A JP2002015569A JP 2002015569 A JP2002015569 A JP 2002015569A JP 2000192517 A JP2000192517 A JP 2000192517A JP 2000192517 A JP2000192517 A JP 2000192517A JP 2002015569 A JP2002015569 A JP 2002015569A
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semiconductor device
clock
wiring
signal
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Mitsunori Tsujino
光紀 辻野
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の同期回路に供給するクロック信号の遅
延量を等しくすることができる半導体装置を提供する。 【解決手段】 内部回路54〜60は、クロックバッフ
ァ52から与えられるクロック信号の位相を調整するク
ロック調整回路72,76,80,84をそれぞれ含
む。クロック配線64〜70の引き回しによってクロッ
ク信号の遅延量に差が生じても内部回路ごとに異なる調
整をすることができ、内部回路54〜60にそれぞれ含
まれる同期回路74,78,82,86の動作を改善す
ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置に関
し、より特定的には、クロック信号に同期して動作する
回路を含む半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】同期型の半導体装置は、外部から与えら
れるクロック信号に位相同期した制御信号を複数の回
路、たとえば出力バッファなどに供給する構成を有す
る。このような同期型の半導体装置では、複数の回路が
受ける制御信号の遅延量は、回路の配置によって異なる
場合が多い。制御信号を発生する回路とその制御信号を
受けて動作する回路の配置関係にかかわらず、複数の回
路において位相が同期された制御信号が供給されるよう
に従来さまざまな方法が考案されている。
【0003】それらの多くは、同期をとるために、配線
長、配線幅の設定や配線の引き回し方を最適化する方法
の提案がほとんどである。現実的には、半導体装置の試
作品の内部の信号遅延量が、予想値からずれて信号の同
期が取れなかった場合には、同期が取れるように修正を
する必要がしばしば生ずる。信号遅延量の補正が正しく
行なわれたか否かは、補正に対応する新しいマスクを製
作して半導体装置を再試作してそれを評価して初めて確
認することができる。
【0004】制御信号の同期が取れない原因としては、
第1に、設計段階における負荷容量、配線容量、配線長
などの見積もり誤りが考えられる。また、第2にトラン
ジスタ能力、配線抵抗、配線長および配線幅の仕上がり
ばらつきなどいわゆる製造ばらつきが挙げられる。この
ような製造ばらつきが生じた場合には、設計段階におい
て配線遅延の計算に使用された設計パラメータが狂って
しまうことにより同期が取れなくなってしまう。
【0005】さらには、チップのレイアウトにおいて内
部回路の配置の制限によって理想的な配線の引き回しが
できないため、同期が取れなくなる要因が増大すること
も現実的に多々ある。これらの配線に寄生する遅延のず
れはスキュー(skew)と呼ばれ、補償されることが望ま
しい。しかしながら、設計段階においてはなかなか遅延
量の調整値が読みにくい。
【0006】図14は、従来の同期回路の設計手法を説
明するための図である。従来、図14に示すような同期
回路では、クロック出力回路302の出力をすべての同
期回路304,306および308へ分配供給する方法
として大きく分けて2つの方法がとられてきた。
【0007】まず第1には、特開平07−121261
号公報などに示されるように、クロック出力回路302
の出力をすべての同期回路へ分配供給するため遅延量を
調整する方法である。この方法では、クロック出力回路
302に含まれる出力素子の特性、同期回路304〜3
08の内部の負荷容量、メタル配線310〜316の配
線容量および配線抵抗から算出された伝搬遅延時間に基
づき、メタル配線310〜316の位置および配線分岐
点の位置、各メタル配線の配線長および配線幅を変えて
いる。これらのパラメータの変更により、クロックスキ
ューおよびクロック伝搬遅延時間を調整していた。
【0008】第2には、特開平10−55668号公報
に示されるように、クロック出力回路302から複数の
同期回路304〜308までの伝達経路上にダミー配線
などを挿入することによりリアル配線の長さをそれぞれ
ほぼ等距離とするものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したような、
公知の設計手法は、同期を実現するためには重要である
が、製造ばらつきや見積もり誤りが生じた場合に、問題
を確実に解決することはできなかった。すなわち、これ
らの問題が生じた場合にマスク修正を行ない再度半導体
装置を試作してそれを評価して初めて問題が解決できた
かがわかるという場合も多かった。
【0010】この発明の目的は、製造ばらつきや見積も
り誤りに起因して生じる問題を確実に解決するために、
制御信号の各同期回路への遅延量を調整することができ
る半導体装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の半導体
装置は、制御信号に応じて動作する複数の内部回路を備
え、各内部回路は、制御信号を受けて遅延時間を調整し
て出力する調整回路と、調整回路の出力に応じて動作す
る同期回路とを含む。
【0012】請求項2に記載の半導体装置は、請求項1
に記載の半導体装置の構成に加えて、制御信号は、内部
クロック信号であり、外部から外部クロック信号を受け
て内部クロック信号を出力するクロックバッファ回路
と、クロックバッファ回路の出力を複数の内部回路に伝
達するクロック配線とをさらに備え、同期回路は、調整
回路の出力に同期して動作を行なう。
【0013】請求項3に記載の半導体装置は、請求項2
に記載の半導体装置の構成に加えて、クロック配線は、
クロックバッファ回路の出力部分と複数の内部回路のう
ちの第1の内部回路との間を結ぶ第1の部分と、第1の
部分と複数の内部回路のうちの第2の内部回路との間を
結ぶ第2の部分とを含む。
【0014】請求項4に記載の半導体装置は、請求項2
に記載の半導体装置の構成に加えて、調整回路は、制御
信号を受ける入力ノードと、同期回路に対して信号を出
力する出力ノードと、入力ノードから出力ノードに向か
う複数の経路とを含み、各経路は、インバータと、第1
の設定値に応じてインバータの出力を出力ノードに伝達
する第1のスイッチ回路とを有する。
【0015】請求項5に記載の半導体装置は、請求項4
に記載の半導体装置の構成において、複数の経路中の第
1、第2の経路が含むインバータは、それぞれ第1、第
2のインバータであり、第1、第2のインバータは、互
いに異なる伝搬遅延時間を有する。
【0016】請求項6に記載の半導体装置は、請求項4
に記載の半導体装置の構成に加えて、第1のスイッチ回
路は、第1の設定値に対応する導通状態を不揮発的に設
定可能なヒューズ素子を含む。
【0017】請求項7に記載の半導体装置は、請求項4
に記載の半導体装置の構成に加えて、各経路は、入力ノ
ードに与えられた信号を第2の設定値に応じてインバー
タの入力として伝達する第2のスイッチ回路をさらに有
する。
【0018】請求項8に記載の半導体装置は、請求項2
に記載の半導体装置の構成に加えて、調整回路は、制御
信号を受ける入力ノードと、同期回路に対して信号を出
力する出力ノードと、入力ノードから出力ノードに向か
う複数の経路とを含み、各経路は、遅延時間を調整する
配線と、第1の設定値に応じて配線の一方端を出力ノー
ドに接続する第1のスイッチ回路とを有する。
【0019】請求項9に記載の半導体装置は、請求項8
に記載の半導体装置の構成において、複数の経路中の第
1、第2の経路が含む配線は、それぞれ第1、第2の配
線であり、第1、第2の配線は、互いに異なる伝搬遅延
時間を有する。
【0020】請求項10に記載の半導体装置は、請求項
9に記載の半導体装置の構成において、第1、第2の配
線は、互いに異なる配線長を有する。
【0021】請求項11に記載の半導体装置は、請求項
9に記載の半導体装置の構成において、第1、第2の配
線は、互いに異なる配線幅を有する。
【0022】請求項12に記載の半導体装置は、請求項
9に記載の半導体装置の構成において、第1、第2の配
線は、隣接する配線との距離が互いに異なるように設け
られる。
【0023】請求項13に記載の半導体装置は、請求項
9に記載の半導体装置の構成において、第1、第2の配
線は、互いに異なる配線層で形成される。
【0024】請求項14に記載の半導体装置は、請求項
8に記載の半導体装置の構成に加えて、スイッチ回路
は、第1の設定値に対応する導通状態を不揮発的に設定
可能なヒューズ素子を含む。
【0025】請求項15に記載の半導体装置は、請求項
8に記載の半導体装置の構成に加えて、各経路は、入力
ノードに与えられた信号を第2の設定値に応じて配線の
他方端に伝達する第2のスイッチ回路をさらに有する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中
同一符号は同一または相当部分を示す。
【0027】[実施の形態1]図1は、同期型の半導体
装置の例である同期型半導体記憶装置1の概略構成を示
したブロック図である。
【0028】図1を参照して、同期型半導体記憶装置1
は、各々が行列状に配列される複数のメモリセルを有す
るメモリアレイバンク14#0〜14#3と、外部から
与えられるアドレス信号A0〜A12およびバンクアド
レス信号BA0〜BA1をクロック信号CLKIに同期
して取込み、内部行アドレス、内部列アドレスおよび内
部バンクアドレスを出力するアドレスバッファ2と、外
部からクロック信号CLKおよびクロックイネーブル信
号CKEを受けて内部で用いられるクロック信号CLK
I、CLKQを出力するクロックバッファ4と、外部か
ら与えられる制御信号/CS、/RAS、/CAS、/
WEおよびマスク信号DQMU/Lをクロック信号CL
KIに同期して取込む制御信号入力バッファ6とを含
む。
【0029】同期型半導体記憶装置1は、さらに、アド
レスバッファ2から内部アドレス信号を受け、かつ、制
御信号入力バッファ6からクロック信号に同期化された
制御信号int.RAS、int.CAS、int.W
Eを受けてクロック信号CLKIに同期して各ブロック
に制御信号を出力するコントロール回路と、コントロー
ル回路で認識された動作モードを保持するモードレジス
タとを含む。図1においては、コントロール回路とモー
ドレジスタとを1つのブロック8で示す。
【0030】コントロール回路は、内部バンクアドレス
信号int.BA0、int.BA1をデコードするバ
ンクアドレスデコーダと制御信号int.RAS、in
t.CAS、int.WEを受けてデコードするコマン
ドデコーダとを含んでいる。
【0031】同期型半導体記憶装置1は、さらに、メモ
リアレイバンク14#0〜14#3にそれぞれ対応して
設けられ、アドレスバッファ2から与えられた行アドレ
ス信号Xをデコードする行デコーダと、これらの行デコ
ーダの出力信号に従ってメモリアレイバンク14#0〜
14#3の内部のアドレス指定された行(ワード線)を
選択状態へ駆動するためのワードドライバとを含む。図
1では、行デコーダとワードドライバをまとめてブロッ
ク10#0〜10#3として示す。
【0032】同期型半導体記憶装置1は、さらに、アド
レスバッファ2から与えられた内部列アドレス信号Yを
デコードして列選択信号を発生する列デコーダ12#0
〜12#3と、メモリアレイバンク14#0〜14#3
の選択行に接続されるメモリセルのデータの検知および
増幅を行なうセンスアンプ16#0〜16#3とを含
む。
【0033】同期型半導体記憶装置1は、さらに、外部
から書込データを受けて内部書込データを生成する入力
バッファ22と、入力バッファ22からの内部書込デー
タを増幅して選択メモリセルへ伝達するライトドライバ
と、選択メモリセルから読出されたデータを増幅するプ
リアンプと、このプリアンプからのデータをさらにバッ
ファ処理して外部に出力する出力バッファ20とを含
む。
【0034】プリアンプおよびライトドライバはメモリ
アレイバンク14#0〜14#3に対応してそれぞれ設
けられている。図1では、プリアンプとライトドライバ
は1つのブロックとしてブロック18#0〜18#3と
して示される。
【0035】入力バッファ22は、外部から端子に与え
られるデータDQ0〜DQ15を互いに相補なストロー
ブ信号STRB1、STRB2に応じて内部に取込む。
このストローブ信号STRB1、STRB2は、同期型
半導体記憶装置1に対してデータを出力する他の半導体
装置等が、データと同期して出力するデータの取込時刻
の基準となる信号である。同期型半導体記憶装置1は、
外部からデータと並行して伝達され、2つの端子にそれ
ぞれ与えられるストローブ信号STRB1、STRB2
を受けとり、データ信号の取込基準とする。
【0036】同期型半導体記憶装置1は、さらに、参照
電位Vrefを発生するVref発生回路24を含む。
参照電位Vrefは入力バッファに入力され、データを
取り込む際のしきい値の基準となる。
【0037】出力バッファ20は、同期型半導体記憶装
置1が外部にデータを出力するときには、クロック信号
CLKQに同期してデータDQ0〜DQ15を出力する
とともに、このデータ信号を他の半導体装置が取込むた
めのストローブ信号STRB1、STRB2を外部に出
力する。
【0038】このような同期型半導体記憶装置1では、
外部から与えられたクロック信号CLKをクロックバッ
ファ4によって内部で用いられるクロック信号CLK
I,CLKQに変換して与えている。たとえば入力バッ
ファ22と出力バッファ20にはクロック信号CLKQ
が与えられているが、クロック信号CLKQが入力バッ
ファ22に伝達されるまでのクロック遅延時間と出力バ
ッファ20に伝達されるまでのクロック遅延時間とが等
しいことが望ましい。
【0039】図2は、クロックバッファと内部回路との
間の関係をより一般的に説明するための半導体装置50
の図である。
【0040】図2を参照して、半導体装置50は、外部
から与えられるクロック信号CLKを受けるクロックバ
ッファ52と、クロックバッファ52から出力されるク
ロック信号CLKOUTを受けるクロック配線と、クロ
ック配線からそれぞれクロック信号CLKOUTを受け
る内部回路54〜60とを含む。クロック配線は、クロ
ック配線62〜70で示される部分を含んでいる。
【0041】クロック配線62はクロックバッファ52
の出力とノードN1との間に接続される。クロック配線
64は、ノードN1とノードN2との間に接続される。
クロック配線66は、ノードN2と内部回路56の入力
との間に接続される。クロック配線68は、ノードN1
とノードN3との間に接続される。クロック配線70
は、ノードN3と内部回路60の入力との間に接続され
る。
【0042】内部回路54は、ノードN2からクロック
配線によって遅延されたクロック信号AInを受けて位
相の調整を行なうクロック調整回路72と、クロック調
整回路72から調整されたクロック信号を受けてそのク
ロック信号に同期した動作を行なう同期回路74とを含
む。
【0043】内部回路56は、クロック配線66から遅
延されたクロック信号BInを受けて位相の調整を行な
うクロック調整回路76と、クロック調整回路76から
調整されたクロック信号を受けてそのクロック信号に同
期した動作を行なう同期回路78とを含む。
【0044】内部回路58は、ノードN3からクロック
配線によって遅延されたクロック信号CInを受けて位
相の調整を行なうクロック調整回路80と、クロック調
整回路80から調整されたクロック信号を受けてそのク
ロック信号に同期した動作を行なう同期回路82とを含
む。
【0045】内部回路60は、クロック配線70から遅
延されたクロック信号DInを受けて位相の調整を行な
うクロック調整回路84と、クロック調整回路84から
調整されたクロック信号を受けてそのクロック信号に同
期した動作を行なう同期回路86とを含む。
【0046】このような配置関係では、たとえば内部回
路54は、クロック配線62、64を介してクロック信
号を受ける。内部回路56は、内部回路54よりもクロ
ックバッファ52から遠い位置にあるので、クロック配
線62、64に加えて、さらにクロック配線66を介し
てクロック信号を受ける。したがって、このような場
合、クロックバッファから内部回路に至るまでのクロッ
ク配線長を等しくすることは困難である。無理に配線長
を等しくすると、たとえば内部回路54に供給するため
のクロック配線が長くなってしまい、チップレイアウト
を面積効率よく行なう上で好ましくない。
【0047】図3は、図2におけるクロック調整回路7
2の構成を示した回路図である。図3を参照して、クロ
ック調整回路72は、入力信号INを受けて反転するイ
ンバータ92と、インバータ92の出力に各々の一方端
が接続されるスイッチ回路94〜98と、スイッチ回路
94〜98の他方端に入力がそれぞれ接続されるインバ
ータ100〜104と、インバータ100〜104の出
力がそれぞれ一方端に接続されるスイッチ回路106〜
110とを含む。スイッチ回路106〜110の各他方
端は、出力ノードNOUTに接続され、出力ノードNO
UTからは出力信号OUTが出力される。インバータ1
00〜104は、それぞれ遅延時間が異なるように調整
されている。
【0048】スイッチ回路94〜98は、初期状態とし
て導通状態に設定されている。スイッチ回路106,1
08は初期状態として非導通状態に設定されている。ス
イッチ回路110は、初期状態として導通状態に設定さ
れている。したがって、初期状態においては、入力信号
INはインバータ92,スイッチ回路98,インバータ
104,スイッチ回路110を介して出力ノードNOU
Tに伝達される。
【0049】入力側のスイッチ回路をすべて閉じておけ
ば出力側のスイッチの切換えを行なってもインバータ9
2の負荷容量は変わることがない点で有利である。ま
た、入力側のスイッチ回路のうち、使用する経路に対応
するスイッチ回路のみ閉じて、他のスイッチ回路を開放
状態におけば、使用する経路から使用しない経路を完全
に分離することも可能である。たとえば、インバータ1
00〜104において不要な動作が行なわれない点で消
費電流やノイズの観点から有利である。
【0050】図4は、図3におけるスイッチ回路106
の構成例を示した回路図である。図4を参照して、スイ
ッチ回路106は、電源電位Vccにソースが結合され
ゲートが接地ノードに接続されるPチャネルMOSトラ
ンジスタ122と、PチャネルMOSトランジスタ12
2のドレインとノードN12との間に接続されるヒュー
ズ素子124と、ノードN12と接地ノードとの間に接
続されゲートにバイアス電位BIASを受けるNチャネ
ルMOSトランジスタ126と、ノードN12が入力に
接続されるインバータ130と、インバータ130の出
力をゲートに受けノードN12と接地ノードとの間に接
続されるNチャネルMOSトランジスタ128と、ノー
ドN10とノードN11との間に接続されゲートにイン
バータ130の出力を受けるNチャネルMOSトランジ
スタ134とを含む。ノードN10は、このスイッチ回
路106の入力信号INを受けるノードであり、ノード
N11は、このスイッチ回路106の出力信号OUTを
出力するノードである。
【0051】ヒューズ124が導通状態にある初期状態
では、ノードN12はHレベルにあるため、インバータ
130の出力はLレベルとなり、NチャネルMOSトラ
ンジスタ134は非導通状態になる。したがって、スイ
ッチ回路106は、初期状態で、オフ状態である。
【0052】ヒューズ素子124がレーザー光線などで
切断されると、微小な電流が流れるようにゲート電位が
与えられているNチャネルMOSトランジスタ126に
よってノードN12の電位はLレベルとなり、インバー
タ130の出力はHレベルとなる。応じてNチャネルM
OSトランジスタ134は導通状態となる。
【0053】なお、図3に示したスイッチ回路108
は、スイッチ回路106と同様な構成を有しており説明
は繰返さない。
【0054】図5は、図3におけるスイッチ回路110
の構成例を示した回路図である。図5を参照して、スイ
ッチ回路110は、図4に示したスイッチ回路106の
構成において、インバータ130の出力を受けて反転し
てNチャネルMOSトランジスタ134のゲートに与え
るインバータ132をさらに備える。他の構成は図4に
示したスイッチ回路106と同様であり説明は繰返さな
い。
【0055】スイッチ回路110は、ヒューズ124が
切断されていない初期状態においては、ノードN12の
電位がHレベルとなっている。したがって、インバータ
130の出力はLレベルとなり、インバータ132の出
力はHレベルとなる。応じてNチャネルMOSトランジ
スタ134は導通状態となる。
【0056】一方、ヒューズ素子124が切断される
と、ノードN12はLレベルとなりインバータ132の
出力はLレベルとなるため、NチャネルMOSトランジ
スタ134は非導通状態となる。
【0057】なお、図3におけるスイッチ回路94,9
6,98は、スイッチ回路110と同様な構成を有して
おり説明は繰返さない。
【0058】図6は、図3に示したインバータ100〜
104の遅延量を調整する説明をするための図である。
【0059】図6を参照して、遅延時間の異なるインバ
ータを実現する例として、インバータに使用するトラン
ジスタのソース/ドレイン面積を変化させることにより
接合容量に差をつけることが考えられる。たとえば、ト
ランジスタ142のドレイン面積A1に対してトランジ
スタ144のドレイン面積A2を大きくすると、トラン
ジスタ144の出力に付加される寄生容量が大きくな
る。したがって、このようなトランジスタを用いてイン
バータを構成することによってインバータの出力遅延時
間を微妙に変化させることが可能となる。
【0060】たとえば、遅延時間が見積りよりも数10
ps(ピコ秒)ずれる場合がしばしばある。このような
場合、インバータの段数を変える、すなわち、2段のイ
ンバータ単位で信号伝達経路のインバータ段数を切換え
る方法では、調整は難しい。現状では、2段のインバー
タの伝搬遅延時間は、約数100psであるからであ
る。
【0061】このような場合、インバータ100〜10
4を互いにファンアウト(F.O.)が異なるようにし
ておけば良い。ファンアウトとは、ある回路が駆動可能
な次段回路の数をいう。ファンアウトを大きくすれば、
次段の回路の負荷容量が接続される図3のノードNOU
Tの電位の立上り時間を短くすることが可能となる。し
たがって、ファンアウトをパラメータとして遅延時間の
調整をすることができる。
【0062】図7は、遅延時間の差をつけるための他の
例を示した回路図である。図7を参照して、インバータ
は、電源ノードと接地ノードとの間に直列に接続される
抵抗152、PチャネルMOSトランジスタ154、抵
抗156,158、NチャネルMOSトランジスタ16
0、抵抗162を含んでいる。PチャネルMOSトラン
ジスタ154のゲートおよびNチャネルMOSトランジ
スタ160のゲートには入力信号INが与えられ、抵抗
156,158の接地ノードから出力信号OUTが出力
される。この抵抗152,156,158,162の有
する抵抗値を各インバータで変化させることにより遅延
量に微妙な差を持たせることができる。たとえば、Pチ
ャネルMOSトランジスタ154のソース部分の拡散層
と電源ノードであるアルミニウム配線層との間に設けら
れるコンタクトホールの数を変えることにより抵抗値の
差を持たせることができる。
【0063】図8は、クロック信号の調整の説明をする
ための波形図である。図2、図8を参照して、クロック
バッファ52の出力するクロック信号CLKOUTは時
刻t0にLレベルからHレベルに立上がる。各同期回路
74,78,82,86に与えられるべき理想的なクロ
ック信号は、クロック信号CLKOUTがクロックバッ
ファから各同期回路までの伝達経路を通過することによ
り、一律に遅延した時刻t1において立上がることが望
ましい。
【0064】しかしながら、実際の各同期回路に与えら
れるクロック信号は伝達経路が異なるため、理想的なク
ロック信号とはならない。たとえば、調整前においてク
ロック調整回路72にノードN2から与えられるクロッ
ク信号AInは時刻t1よりも時間TAだけ早く立上が
っている。クロック調整回路76に与えられるクロック
信号BInは、調整なしで理想的なクロックとほぼ等し
い遅延時間になっている。クロック調整回路80に与え
られるクロック信号CInは、理想的なクロックよりも
時間TCだけ遅れて立上がっている。クロック調整回路
84に与えられるクロック信号DInは、理想的なクロ
ック信号よりも時間TDだけ遅く立上がっている。
【0065】各同期回路に与えるクロック信号が初期状
態においてこのような状態となっているときには、クロ
ック調整回路72において時間TAだけクロック信号を
遅延させるように調整を行ない、クロック調整回路80
においてクロック信号CInを時間TCだけ早めるよう
に調整を行なう。またクロック調整回路84においてク
ロック信号DInを時間TDだけ早めるように調整を行
なう。
【0066】このように各同期回路ごとにクロック調整
回路を設けており、各同期回路ブロックごとにクロック
信号の位相を調整することができる。したがって、チッ
プレイアウトを設計する過程において、面積効率の点で
各同期回路ブロックに至るまでのクロック配線の経路の
最適化を図った後に、クロックの遅延量を調整すること
も可能である。
【0067】なお、制御信号がクロック信号である例を
示して、遅延量を調整する場合を説明したが、各同期回
路に共通して用いられる制御信号であればクロック信号
以外にも応用することができる。
【0068】また、クロック調整回路は、ヒューズ素子
でスイッチ回路の切換を行なう場合を説明したが、ヒュ
ーズ素子以外の方法を用いて切換えてもよい。たとえ
ば、クロック調整回路が含んでいる遅延量の異なるイン
バータは、シミュレーションなどによって遅延量の相対
的な差が把握できているので、内部の波形を観測するこ
とができれば特にヒューズで実際につなぎ換えを行なわ
なくても、どのインバータを使用すればよいかがわか
る。したがって、第1回目の試作時にはクロックスキュ
ー等による誤動作が生じたとしても、配線層のマスクを
変更することによって次回の試作時には確実に動作させ
ることができる。
【0069】また、インバータのいずれか1つを選択的
に用いる場合を示したが、たとえば2つのインバータを
並列接続させて使用することも可能である。たとえば、
同期回路のクロック配線の負荷が大きい場合には、複数
のインバータを並列的に用いることによってクロック信
号の遅延を少なくさせることが可能となる。図3のスイ
ッチ回路108を導通状態に切換えることにより、ノー
ドNOUTはインバータ102、104によって駆動さ
れるため、動作を改善することができる。
【0070】[実施の形態2]図9は、実施の形態2に
おけるクロック調整回路170の構成を示したブロック
図である。
【0071】実施の形態1では、複数の同期回路に対応
して図3に示したようなクロック調整回路72をそれぞ
れ設けていたが、実施の形態2においては、複数の同期
回路に対応してそれぞれクロック調整回路170を設け
る。
【0072】図9を参照して、クロック調整回路170
は、入力信号INが一方端に与えられるスイッチ回路1
72〜176と、スイッチ回路172〜176の他方端
にそれぞれその一方端が接続される遅延調整配線17
8,180および標準配線182と、遅延調整配線17
8,180および標準配線182の他方端にそれぞれ一
方端が接続されるスイッチ回路184,186,188
とを含む。スイッチ回路184,186,188の他方
端からはクロック調整回路170の出力信号OUTが出
力される。
【0073】スイッチ回路176,188は初期状態と
して導通状態に設定されており、スイッチ回路172,
174,184,186は初期状態として非導通状態に
設定される。
【0074】スイッチ回路172,174,184,1
86の構成は図4に示したスイッチ回路106と同様で
あり説明は繰返さない。スイッチ回路176,188の
構成は図5に示したスイッチ回路110と同様であるの
で説明は繰返さない。
【0075】なお、遅延調整配線178、180は、伝
搬遅延時間が異なる配線でありこれらと標準配線182
とを切換えて、信号を通過経路を変更することにより信
号の遅延時間の調整が行なわれる。図9では、3つの経
路のうちの1つを選択する例が示されているが、遅延調
整配線をさらに多く設け、さらに多くの経路のうちから
信号を通過させる経路を選択できるようにし、調整可能
な遅延時間を増やしてもよい。
【0076】図10は、図9における遅延調整配線17
8,180の形状を説明するための図である。
【0077】図10を参照して、遅延調整配線178,
180は、図9における標準配線182と同じ配線幅で
同じ材料たとえばアルミニウムで構成する。標準配線1
82の長さをLとすれば、遅延調整配線180は3L、
遅延調整配線178は5Lというように幅および材質を
同一にして長さだけを変更する。長さだけを変更するこ
とにより、製造ばらつきによる遅延変動分を調整しやす
くしている。たとえば、配線幅の仕上がりおよび抵抗値
の変動が起こっても相対的な遅延時間の差に関してはこ
の変動をあまり考慮しなくてよいという利点がある。こ
のような遅延調整配線を用いたクロック調整回路は、レ
イアウト面積を多く使用するが調整精度は高い。
【0078】[実施の形態3]図11は、実施の形態3
において用いられる遅延調整配線178a,180aの
形状を説明するための図である。
【0079】図11を参照して、実施の形態3のクロッ
ク調整回路は図9に示したクロック調整回路170の構
成において遅延調整配線178,180に代えて遅延調
整配線178a,180aを含む。
【0080】遅延調整配線178a,180aは等しい
長さに設定されている。そして、配線幅を調整すること
によって配線抵抗を変化させている。たとえば遅延調整
配線180aの幅W2に対して遅延調整配線178aの
幅W1は2分の1に設定される。
【0081】図10の場合では、遅延調整配線180の
長さは3Lでありその約3分の5倍の抵抗値を実現する
ために遅延調整配線178の長さは5Lになっている。
したがって、遅延調整配線178は、遅延調整配線18
0に対しておよそ2倍の面積を必要としている。しか
し、図11に示した遅延調整配線178aの場合では、
幅をその分狭くすることによって遅延調整配線180a
とほぼ同じ面積で抵抗値を2倍に大きくすることができ
る。
【0082】[実施の形態4]図12は、遅延調整配線
178b,180bの形状を説明するための図である。
【0083】図12を参照して、実施の形態4のクロッ
ク調整回路は図9に示したクロック調整回路170の構
成において遅延調整配線178,180に代えて遅延調
整配線178b,180bを含む。
【0084】遅延調整配線178b,180bの配線幅
および配線長は、ほぼ等しく設定されている。ただし、
遅延調整配線180bでは隣接する配線との間隔S2で
あるが、遅延調整配線178bでは、より広い間隔S2
に設定されている。このようにすることで、配線間に寄
生する容量C1は容量C2よりも小さくすることがで
き、信号を伝達する場合に生じる遅延時間を変えること
ができる。この遅延調整配線178b,180bを切換
えて使用することによって遅延時間を細かく調整するこ
とができる。
【0085】[実施の形態5]図13は、実施の形態5
のクロック調整回路の形状を説明するための図である。
【0086】図13を参照して、実施の形態5のクロッ
ク調整回路には遅延調整配線178c,180cを切換
えて使用する。遅延調整配線178c,180cにそれ
ぞれ含まれる配線214,216は通常の信号伝達や電
源の供給に用いられる配線層と異なる配線層が用いられ
る。たとえば、半導体記憶装置では、通常の信号を伝達
する配線層はアルミニウム(Al)が使用される場合が
多い。アルミニウム以外の配線層としてはポリシリコン
やタングステン(W)等がある。アルミニウムがシート
抵抗が一番小さく、タングステン、ポリシリコンの順に
シート抵抗は大きくなる。したがって、材質を変えるこ
とにより形状をさほど変化させなくても抵抗値を異なら
せることができ、遅延時間に差をつけることができる。
【0087】アルミニウム配線192によって伝達され
たクロック信号はスイッチ回路194,206が導通状
態に設定された場合には遅延調整配線178cを介して
同期回路の内部に接続されているクロック配線210に
信号が伝達される。一方、スイッチ回路196,208
が導通状態に設定された場合には遅延調整配線180c
を介してクロック信号が伝達されることになる。
【0088】通常は、電源回路から同期回路ブロックに
向けて、電源を供給するための面積の大きな電源配線2
12が設けられている。電源配線212には、通常はア
ルミニウムが使用される。遅延調整配線にタングステン
やポリシリコンを使用することにより、電源配線の下層
部分に位置させることができ、面積の有効活用が図られ
る。なお、この場合においても、スイッチ部分は接続の
切換が容易に行なえるように、ウエハー製作工程でタン
グステンやポリシリコンより後工程で形成されるアルミ
ニウム配線層が望ましい。そこで、遅延調整配線の両端
には、接続部198,200,202,204のように
アルミニウムによる接続部が設けられる。
【0089】以上説明したように、複数の配線層を用い
て遅延調整配線を設けることにより、面積の有効活用が
可能となる。
【0090】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0091】
【発明の効果】請求項1、2に記載の半導体装置は、各
同期回路ごとにクロック調整回路を設けており、クロッ
ク信号線による遅延時間が異なる場合に各同期回路ブロ
ックごとにクロック信号の位相を調整することができ
る。
【0092】請求項3〜5に記載の半導体装置は、請求
項2に記載の半導体装置の奏する効果に加えて、チップ
レイアウトを設計する過程において、面積効率の点で各
同期回路ブロックに至るまでのクロック配線の経路の最
適化を図った後に、クロックの遅延量を調整することも
可能である。
【0093】請求項6に記載の半導体装置は、請求項4
に記載の半導体装置の奏する効果に加えて、試作して動
作を確認した後に、ヒューズによりクロック信号を通過
させる経路を選択して動作確認をすることができる。
【0094】請求項7に記載の半導体装置は、請求項4
に記載の半導体装置の奏する効果に加えて、使用しない
経路を使用する経路から分離させることができる。
【0095】請求項8、9に記載の半導体装置は、請求
項2に記載の半導体装置の奏する効果に加えて、遅延時
間の調整を精度良く行なうことができる。
【0096】請求項10に記載の半導体装置は、請求項
9に記載の半導体装置の奏する効果に加えて、長さだけ
を変更することにより、製造ばらつきによる遅延変動分
を調整しやいという効果がある。
【0097】請求項11に記載の半導体装置は、請求項
9に記載の半導体装置の奏する効果に加えて、調整回路
の面積を小さくすることができる。
【0098】請求項12に記載の半導体装置は、請求項
9に記載の半導体装置の奏する効果に加えて、配線間に
寄生する容量を変えることにより、信号を伝達する場合
に生じる遅延時間を変えることができる。
【0099】請求項13に記載の半導体装置は、請求項
9に記載の半導体装置の奏する効果に加えて、材質を変
えることにより形状をさほど変化させなくても遅延調整
配線の抵抗値を異ならせることができ、遅延時間に差を
つけることができる。
【0100】請求項14に記載の半導体装置は、請求項
8に記載の半導体装置の奏する効果に加えて、試作して
動作を確認した後に、ヒューズによりクロック信号を通
過させる経路を選択して動作確認をすることができる。
【0101】請求項15に記載の半導体装置は、請求項
8に記載の半導体装置の奏する効果に加えて、使用しな
い経路を使用する経路から分離させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 同期型の半導体装置の例である同期型半導体
記憶装置1の概略構成を示したブロック図である。
【図2】 クロックバッファと内部回路との間の関係を
より一般的に説明するための半導体装置50の図であ
る。
【図3】 図2におけるクロック調整回路72の構成を
示した回路図である。
【図4】 図3におけるスイッチ回路106の構成例を
示した回路図である。
【図5】 図3におけるスイッチ回路110の構成例を
示した回路図である。
【図6】 図3に示したインバータ100〜104の遅
延量を調整する説明をするための図である。
【図7】 遅延時間の差をつけるための他の例を示した
回路図である。
【図8】 クロック信号の調整の説明をするための波形
図である。
【図9】 実施の形態2におけるクロック調整回路17
0の構成を示したブロック図である。
【図10】 図9における遅延調整配線178,180
の形状を説明するための図である。
【図11】 実施の形態3において用いられる遅延調整
配線178a,180aの形状を説明するための図であ
る。
【図12】 遅延調整配線178b,180bの形状を
説明するための図である。
【図13】 実施の形態5のクロック調整回路の形状を
説明するための図である。
【図14】 従来の同期回路の設計手法を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 同期型半導体記憶装置、2 アドレスバッファ、4
クロックバッファ、6 制御信号入力バッファ、8,
10,18 ブロック、12 列デコーダ、14 メモ
リアレイバンク、16 センスアンプ、20 出力バッ
ファ、22 入力バッファ、24 Vref発生回路、
50 半導体装置、52 クロックバッファ、54,5
6,58,60 内部回路、62,64,66,68,
70 クロック配線、72,76,80,84,170
クロック調整回路、74,78,82,86,30
4,306 同期回路、92,100,102,10
4,130,132 インバータ、94,96,98,
106,108,110,172,174,176,1
84,186,188,194,196,206,20
8 スイッチ回路、124 ヒューズ、152,15
6,158,162 抵抗、178,180,178
a,180a,178b,180b,178c,180
c 遅延調整配線、182 標準配線、192 アルミ
ニウム配線、210クロック配線、212 電源配線、
302 クロック出力回路、310 メタル配線、21
4,216 配線、198,200,202,204
接続部、C1,C2 容量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/82 G11C 11/34 362S 5J001 27/04 371K 21/822 H01L 21/82 W H03K 5/14 27/04 V Fターム(参考) 5B015 JJ16 KB84 NN03 PP02 QQ15 QQ18 5B024 AA03 AA11 AA15 BA21 BA23 CA07 CA21 CA27 5B079 BA20 BB04 BC03 CC04 CC14 DD08 DD20 5F038 AV15 CD06 CD09 CD12 CD13 CD18 DF05 DF17 EZ20 5F064 BB14 EE08 EE09 EE42 EE43 EE47 EE54 FF27 5J001 AA05 AA11 BB12 DD09

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御信号に応じて動作する複数の内部回
    路を備え、 各前記内部回路は、 前記制御信号を受けて遅延時間を調整して出力する調整
    回路と、 前記調整回路の出力に応じて動作する同期回路とを含
    む、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記制御信号は、内部クロック信号であ
    り、 外部から外部クロック信号を受けて前記内部クロック信
    号を出力するクロックバッファ回路と、 前記クロックバッファ回路の出力を前記複数の内部回路
    に伝達するクロック配線とをさらに備え、 前記同期回路は、前記調整回路の出力に同期して動作を
    行なう、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記クロック配線は、 前記クロックバッファ回路の出力部分と前記複数の内部
    回路のうちの第1の内部回路との間を結ぶ第1の部分
    と、 前記第1の部分と前記複数の内部回路のうちの第2の内
    部回路との間を結ぶ第2の部分とを含む、請求項2に記
    載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記調整回路は、 前記制御信号を受ける入力ノードと、 前記同期回路に対して信号を出力する出力ノードと、 前記入力ノードから前記出力ノードに向かう複数の経路
    とを含み、 各前記経路は、 インバータと、 第1の設定値に応じて前記インバータの出力を前記出力
    ノードに伝達する第1のスイッチ回路とを有する、請求
    項2に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の経路中の第1、第2の経路が
    含む前記インバータは、それぞれ第1、第2のインバー
    タであり、 前記第1、第2のインバータは、互いに異なる伝搬遅延
    時間を有する、請求項4に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のスイッチ回路は、 前記第1の設定値に対応する導通状態を不揮発的に設定
    可能なヒューズ素子を含む、請求項4に記載の半導体装
    置。
  7. 【請求項7】 各前記経路は、 前記入力ノードに与えられた信号を第2の設定値に応じ
    て前記インバータの入力として伝達する第2のスイッチ
    回路をさらに有する、請求項4に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記調整回路は、 前記制御信号を受ける入力ノードと、 前記同期回路に対して信号を出力する出力ノードと、 前記入力ノードから前記出力ノードに向かう複数の経路
    とを含み、 各前記経路は、 遅延時間を調整する配線と、 第1の設定値に応じて前記配線の一方端を前記出力ノー
    ドに接続する第1のスイッチ回路とを有する、請求項2
    に記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の経路中の第1、第2の経路が
    含む前記配線は、それぞれ第1、第2の配線であり、 前記第1、第2の配線は、互いに異なる伝搬遅延時間を
    有する、請求項8に記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記第1、第2の配線は、互いに異な
    る配線長を有する、請求項9に記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記第1、第2の配線は、互いに異な
    る配線幅を有する、請求項9に記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記第1、第2の配線は、隣接する配
    線との距離が互いに異なるように設けられる、請求項9
    に記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 前記第1、第2の配線は、互いに異な
    る配線層で形成される、請求項9に記載の半導体装置。
  14. 【請求項14】 前記スイッチ回路は、 前記第1の設定値に対応する導通状態を不揮発的に設定
    可能なヒューズ素子を含む、請求項8に記載の半導体装
    置。
  15. 【請求項15】 各前記経路は、 前記入力ノードに与えられた信号を第2の設定値に応じ
    て前記配線の他方端に伝達する第2のスイッチ回路をさ
    らに有する、請求項8に記載の半導体装置。
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