JP2002002558A - セミクローラ形走行装置 - Google Patents

セミクローラ形走行装置

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JP2002002558A JP2001143681A JP2001143681A JP2002002558A JP 2002002558 A JP2002002558 A JP 2002002558A JP 2001143681 A JP2001143681 A JP 2001143681A JP 2001143681 A JP2001143681 A JP 2001143681A JP 2002002558 A JP2002002558 A JP 2002002558A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラクタ本体のピッチングをおさえるととも
に、前輪の浮上りを防止するセミクローラ形走行装置を
提供する。 【解決手段】 左右のセミクローラは、回転駆動体とこ
の回転駆動体の下方においてトラックフレームに軸架さ
れている前後の回転従動体と前記回転駆動体および前後
の回転従動体とにわたって掛装されている無端回走体と
を備えて側面視でおむすび形に構成され、前記トラック
フレームは、揺動支軸を介して上下方向に揺動自在とし
てトラクタ車体に支持され、この揺動支軸の軸心を通る
鉛直線を基準として前接地長さが大で後接地長さが小と
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタに使用さ
れるセミクローラ形走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トラクタ、特に、農用トラクタを走行装
置によって分類すると、車輪形(ホイール形)と履帯形
(クローラ形)に大別でき、車輪形は2軸4車輪で四輪
駆動形、後輪駆動形、前輪駆動形等に細分類することが
でき、クローラ形はフルクローラ形およびセミクローラ
形とに細分類することができる(新版農業機械ハンドブ
ック第257ページ〜259ページ参照)。車輪形トラ
クタは、三点リンク、PTO軸および油圧制御装置等を
装備させることによって、耕耘、播種、中耕、除草、収
穫、運搬等の広範囲に使用可能であって、季節を問わず
各作業の動力車とされて農業機械化の主流である。
【0003】また、フルクローラ形トラクタは、接地面
積が大きいため接地圧が車輪形トラクタに比べて小さ
く、柔軟地など不整地での走行が可能で、また、重量が
大きく粘着係数も大きいため、牽引力を必要とする重作
業に適し、例えば、車輪形トラクタでは作業不能な湿田
等における排水性確保のためのサブソイラー等による農
地造成、土地改良用として専ら使用される所謂季節即定
形の専用機である。一方、セミクローラ形トラクタは、
後輪と交換して履帯ユニットを装着した車輪形トラクタ
の補助装置であって柔軟地では車輪形とフルクローラ形
の中間の性能をもっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】車輪形トラクタは、機
動性に富み、広範囲な作業に適するけれども、秋の天候
不順と春先の雪の影響等によって耕耘時期(春耕しとい
われ、作物の成育、収穫等を加味すればその時期はほぼ
春の一定期間となる)に、圃場が乾かなければ、該車輪
形トラクタが圃場に入ることが実質的に不可能となって
耕耘ができなくなるという課題があった。一方、フルク
ローラ形トラクタは、前述の事態のとき、すなわち、悪
条件下や各地の強湿田において威力を発揮するけれど
も、機動性に欠け、しかも専用機であることから、限ら
れた作業にしか適用できず、乾田等での収穫作業に用い
ると過度に圃場を荒らすことになり、結局、車輪形トラ
クタとフルクローラ形トラクタの双方を用意しなければ
ならず、これでは農業経営上における投資が甚大となる
という課題がある。
【0005】このような理由から、セミクローラ形トラ
クタが例えば、特開平4−25778号公報(従来例の
1)、実公昭6−5974号及び実開昭63−7048
8号公報(従来例の2)等が提案されている。しかし、
従来例の1では、後輪の後方に転輪を設け、両輪に亘っ
てクローラベルト(無端回走体)を掛装したものであ
り、トラクタ車体より後方に走行装置(転輪)が大きく
突出するため、三点リンクを利用した作業機の装着に支
障をきたすし、又、ホイールベースが過大となって旋回
性能に劣るだけでなく、不整地等を走破するとき、車体
のピッチングがあってこれでは、作業姿勢がくずれて運
転者が疲れ易くなるのは勿論、作業機トラクタ車体との
相対姿勢が崩れて作業姿勢の安定と仕上がり精度の向上
が期待でき難いという課題があった。
【0006】従来例の2では、セミクローラを揺動自在
に装着していることから、凹凸圃場等での作業において
は、ある程度の順応性はあるものの、コンバイン、ハー
ベスタ等の専用機に適用されたものであって、車輪形ト
ラクタの後輪との履き替えには到底利用することはでき
ず、機動性、汎用性に欠けるという課題があった。ま
た、後輪をセミクローラに履き替えたとき、該クローラ
の無端回走体が起動回転体等から脱れ易く、所謂脱輪し
易いという課題があった。そこで本発明は、セミクロー
ラはこれを揺動させることによってピッチングが少な
く、機動性、走破性等に優れかつ前輪の浮上り等を防止
したことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、操向可能な左
右の前輪と、駆動可能な左右のセミクローラとを備えて
いるセミクローラ形走行装置において、前記左右のセミ
クローラは、回転駆動体とこの回転駆動体の下方におい
てトラックフレームに軸架されている前後の回転従動体
と前記回転駆動体および前後の回転従動体とにわたって
掛装されている無端回走体とを備えて側面視でおむすび
形に構成され、前記トラックフレームは、揺動支軸を介
して上下方向に揺動自在としてトラクタ車体に支持さ
れ、この揺動支軸の軸心を通る鉛直線を基準として前接
地長さが大で後接地長さが小とされていることを特徴と
するものである(請求項1)。
【0008】すなわち、秋の天候不順と春先の雪の影響
等によって車輪形では耕耘時期を先するとき等において
は、左右のセミクローラによって、所謂春耕しが可能と
なり、このとき、該セミクローラは上下に揺動すること
が可能であることから、トラクタのピッチング現象は少
なく、従って、作業者(運転者)の疲労も過度でなくな
るし、作業姿勢が安定し作業精度も確保できるのであ
る。また、セミクローラであることから、後輪にくらべ
て接地圧が低く、しかも、牽引力は増進できるだけでな
く、傾斜地での作業であっても横滑りが少なくなって等
高線に沿った作業ができるのである。
【0009】更に、前記トラックフレームは、揺動支軸
を介して上下方向に揺動自在としてトラクタ車体に支持
され、この揺動支軸の軸心を通る鉛直線を基準として前
接地長さが大で後接地長さが小とされていることによ
り、例えば、秋の天候不順等によって圃場に排水溝を例
えばサブソイラ等を用いて造成することもセミクローラ
形とすることによって可能となったのであり、このと
き、トラクタ車体よりセミクローラが大きく後方に突出
されないので装着手段を介しての作業機の装着が容易で
ありながら、充分な接地長を確保しての横滑りを阻止す
るのである。
【0010】更に、前記回動駆動体はその中心が後車軸
に取着され、前記揺動支持軸は後車軸の下方でこの後車
軸の軸心を通る鉛直線上に位置していることが推奨され
る(請求項2)。これによって、重心を下げての安定走
行を可能にするのである。すなわち、左右のセミクロー
ラで雪路、超湿田、不整地等を走行中に左右の前輪の浮
上りを防止しての走破が可能となるのである。また、前
記無端回走体の接地部が水面上にあるときを基準として
前回転従動体の上下揺動範囲が同じか又は前方側におい
て下方揺動より上方揺動が大きく設定されていることが
推奨され(請求項3)、更に、トラックフレームの揺動
制限手段を備え、この揺動制限手段は左右方向の横振れ
制限部を備えていることが推奨される(請求項4)。
【0011】また、左右の前輪と左右のセミクローラは
その周速をほぼ等速にして駆動可能か又は左右の前輪が
非駆動状態に切替可能であることが推奨される(請求項
5)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態について説明する。後輪に替えてセミクローラに
履き替えた全体側面図を示す図1および背面図を示す図
2並びに走行伝動系の構成を示す図3において、本発明
に係るトラクタ1は、ステアリングハンドル2の操作で
操向可能な左右の前輪3を備え、トラクタ車体4に内蔵
している走行速度を複数段に変速可能な変速装置5と後
輪デフ装置6とを備えている後輪走行伝動系7により駆
動される左右の後車軸8に、左右の後輪9と左右のセミ
クローラ10とを履き替え自在に備えている。
【0013】前記左右のセミクローラ10は、後車軸8
の軸端に取着される回転駆動体11とトラックフレーム
12に軸架されている前後の回転従動体13,14と前
記回転駆動体11と前後の回転従動体13,14に掛装
されている無端回走体15とを備え、前記トラックフレ
ーム12は、揺動支軸16を介して上下方向に揺動自在
としてトラクタ車体4に支持されている。ハンドル2の
後方には運転席17が備えられて操縦装置18を構成し
ており、該操縦装置18はキャビン19によって包囲さ
れており、該キャビン19はトラクタ車体4に搭載され
ている。
【0014】キャビン19は箱形に枠組みされている骨
格体20と、該骨格体20の前面に装着されているフロ
ントガラス要素21と、骨格体20の後面に装着されて
いるリヤガラス要素22と、運転席17の左右両側で骨
格体20に装着されているサイドガラス要素23と、該
サイドガラス要素23の前方でヒンジ手段24によって
縦軸心廻りで開閉される左右の開閉ドア25を備え、該
開閉ドア25が乗降ステップ30とともに実質的に操縦
装置18への乗降手段の一部を構成している。トラクタ
車体4は、エンジン26とこのエンジン26の後面に連
設されているミッションケース27とで主構成されてい
て、エンジン26はボンネット28で覆われており、ミ
ッションケース27には主クラッチ要素29、この主ク
ラッチ要素29を介してエンジン動力を受入れる走行伝
動系7および図示省略したPTO伝動系等が内蔵されて
いる。
【0015】走行変速装置5は、走行速度を複数段に変
速可能な主変速装置31と、レバー32によって走行速
度を高低に変速可能な副変速装置33および図示してい
ないがシャトル変速装置、クリープ変速装置等を備え、
ベベルピニオン軸で例示するデフ駆動軸34を介して後
輪デフ装置6に連動されている。後輪デフ装置6の左右
出力軸6Aは、ブレーキ装置35、減速装置36を介し
て左右の後車軸8に連動されており、該後車軸8は、図
2で示すように後車軸ケース37に挿通支持されてい
て、該左右の後車軸ケース37に、左右の後輪フェンダ
38およびキャビン19の後部等が支持されている。
【0016】図4〜図7で示すようにセミクローラ10
は、トラクタ車体4の下面に装着した平面視方形に枠組
みされた取付フレーム39を介してトラクタ車体4に装
着されている。取付フレーム39は、トラクタ車体4の
左右立面に添接されてボルト等によって着脱自在とされ
る左右の前取付具40とトラクタ車体4より突出した後
車軸ケース37の下面に添接されてボルト等によって着
脱自在とされる左右の後取付具41を有し、これら前・
後取付具40,41を介してボルト等によってトラクタ
車体4の下腹部に取付フレーム39が固定されているの
である。
【0017】このように、トラクタ車体4にセミクロー
ラ10を直接支持するのではなく、取付フレーム39を
介して支持するようにしたのは、トラクタ車体4を構成
するミッションケース27等は通常鋳物製であって、繰
返し外力等によって亀裂等するおそれがあることから、
鋼製の方形枠組みした取付フレーム39を介して支持し
ているのである。取付フレーム39の後取付具41には
左右方向に突出する揺動支軸16が備えられ、一方、ト
ラックフレーム12には、該左右の揺動支軸16をその
軸心廻りに回動可能として受入れる軸受筒42が備えら
れ、該揺動支軸16および軸受筒42によりセミクロー
ラ10のトラックフレーム12が取付フレーム39を介
してトラクタ車体4に揺動自在として装着されている。
【0018】なお、セミクローラ10はトラクタ車体4
に揺動自在に支持すればよいことから、揺動支軸16を
トラックフレーム12に、軸受筒42をトラクタ車体4
側に設けたものであってもよい。更に、揺動支軸16は
後車軸8と軸心が平行であればその位置は自由である
が、本実施例では、図1で示すように後車軸8の軸心を
通る鉛直線V−Vの下方に揺動支軸16が位置してお
り、このように、揺動支軸16が接地側に近くなること
によって凹凸圃場等を走破するときの揺動振幅は小さく
なってピッチング現象を効果的におさえることができて
有利となる。
【0019】セミクローラ10における回転駆動体11
は、ドラム形、ローラ形、スプロケット形等を選択でき
るが図示の例ではスプロケット形であり、図10で示す
ように後車軸8の軸端フランジ8Aに複数本のボルト等
で取着される。回転駆動体11はその軸心に外方へ突出
する支軸43を一体に備え、該支軸43の外端には支持
アーム44の軸受部44Aが外嵌されており、支持アー
ム44の下部は、トラックフレーム12に突出されたブ
ラケット45に別の揺動支軸47を介して支持されてい
る。
【0020】この別の揺動支軸47は、前述した揺動支
軸16の軸心延長上にあり、ここに、トラックフレーム
12は回転駆動体11を挟む内外2ヶ所の共通軸心とさ
れた揺動支軸16,47で支持されることになって横振
れなどを確実に防止するのである。前記支持アーム44
には、回転駆動体11を支えかつトラックフレーム12
との相対揺動をロックするロック手段48が備えられて
おり、該ロック手段48は、支持アーム44に形成した
ロック孔48Aと、ブラケット45に形成した受孔48
Bと、両孔48A,48Bが合致したとき、両孔に挿脱
するロックピン48Cとからなり、図示例では揺動支軸
47の下方に形成しているが、上方に形成したものであ
ってもよく、ロック孔48A,48Bをそれぞれ複数形
成して複数本のロックピン48Cを挿脱するものであっ
てもよく、ロックピンはこれをボルト・ナットにするこ
ともできる。
【0021】従って、セミクローラ10を後車軸8に履
き替えするときには、ロック手段48で揺動を拘束して
定形化しておき、回転駆動体11を後車軸8に取着する
とともに、揺動支軸16の位置決めを容易としており、
該セミクローラ10を履き替えした後に、ロック手段4
8をアンロックして揺動自在とするのである。なお、図
10において、49は抜け止めカラーであって、軸受部
44Aに嵌合されて支軸43の軸端面にボルト50によ
って止着されている。また、軸受部44Aはボール軸受
で示しているが、ピローブロック軸受等その他の軸受と
することもできる。
【0022】後車軸8に履き替えられた左右のセミクロ
ーラ10は、図1および図8に示すように側面視におい
て所謂おむすび形であり、後車軸8の軸心を通る鉛直線
V−Vを基準として前後接地長L1,L2が異なってお
り、図では前接地長L1が大で、後接地長L2が小とさ
れ、ここに、トラクタ車体4よりセミクローラ10が後
方に大きく突出されるのを防止して該トラクタ車体4の
後部に備えている三点リンク等の装着手段を介しての作
業機(ロータリ、プラウ、サブソイラー、ブロードキャ
スタ等)の装着を容易としているとともに、充分な接地
長を確保しての傾斜地での横滑りを阻止し、大きな牽引
力を約束している。
【0023】左右のセミクローラ10における無端回走
体15は外周に接地ラグ15Aを列設して備え、内周に
ガイド突起15Bを列設して備えている弾性クローラ
(ゴムクローラ)であって、回転駆動体11と前回転従
動体13に亘って前下がり傾斜状として掛装され、前回
転従動体13が乗降ステップ30の近傍に位置づけられ
ている。このような構成を採用することによって、無端
回走体15を乗降補助ステップとして利用することがで
きるし、ヒンジ手段24を中心にドア25を開閉するに
も無端回走体15が障害となることもなく、軸間距離
(前輪3と後輪9との間隔)も、セミクローラ形トラク
タ1であってもホイール形トラクタとほぼ同距離となっ
て、セミクローラ形トラクタであっても、旋回性能は小
回りとできるのである。
【0024】図1に示すように、回転駆動体11が矢印
Fの方向に回転駆動されることでトラクタ1は前進とな
り、矢印Fと反対方向に回転駆動されることでトラクタ
1は後進となるが、前進走行に際して弛み側となる回転
駆動体11を前回転従動体13と掛装されている無端回
走体15は、トラックフレーム12の揺動に伴う緊張弛
緩を調整するため、前回転従動体13には張力調整手段
51が備えられている。この張力調整手段51は、図8
に示すように、前回転従動体13の支持フォーク52
を、コイルスプリング53とテンションシリンダ54等
で自動張力調整するものとされてトラックフレーム12
に備えられている。
【0025】トラックフレーム12には複数個、図では
4個の案内輪55が列設されており、また、回転駆動体
11を前回転従動体13とに掛装された無端回走体15
の内周面に接してその弛みを防止するガイド手段(クロ
ーラサポート)56が備えられている。このガイド手段
56は、テンションシリンダ54上に着脱自在として備
えられていて、図7で示すように、その先端のガイド部
56Aは2又に分岐されており、例えばSS330等の
弾性帯板で作成されている。
【0026】左右のセミクローラ10は、揺動支軸16
を支点にそのトラックフレーム12が上下方向に揺動運
動することによって、凹凸圃場、不整地、雪路等でのト
ラクタ車体4のピッチング現象を吸収して走破するが、
該トラックフレーム12の上下方向の揺動範囲を制限す
る揺動制限手段57が備えられている。この揺動制限手
段57は、図4、図7および図9で示すように、トラッ
クフレーム12に取着されていて上下方向の案内部58
Aを有する箱形ブラケット58と、該案内部58Aに挿
入されていてかつ転動するローラ59Aを有し、トラク
タ車体4に取付フレーム39を介して取着される固定ブ
ラケット59とで構成されており、該固定ブラケット5
9は取付フレーム39に固着している受けブラケットに
ボルトによって着脱自在に取着される。
【0027】これによって、案内部58Aとローラ59
Aとによって左右方向の横振れを制限する横振れ制御部
を備えているのである。更に、揺動制限手段57は、前
後の回転従動体13,14に掛装した無端回走体15の
接地部が水平面上にあるときを基準として上下揺動範囲
が同じか又は下方揺動より上方揺動が大きく設定されて
いて、図示例では前側が上方へ8°、下方へ5°傾斜す
るものとされている。なお、この揺動制限手段57は、
箱形ブラケット58を取付フレーム39に、固定ブラケ
ット59をトラックフレーム12に備えたものであって
も良く、また、ローラ59Aに代えて摺動シュ形として
も良い。
【0028】図3を参照すると、後輪デフ駆動軸34か
ら前輪走行伝動系60が分岐されていて、該伝動系60
に備えている前輪デフ装置61を介して左右の前輪3を
駆動可能としている。前輪走行伝動系60は、後輪デフ
駆動軸34に備えているシフトギヤ62を有し、第1伝
動軸63上のギヤ63Aに対して選択咬合可能とされて
いる。第1伝動軸63の軸心延長上にはギヤ64A,6
4Bを有する第2伝動軸64が軸架されており、第1・
2伝動軸63,64間には、前輪3を駆動状態と非駆動
状態に切換えるクラッチ手段65が備えられており、セ
ミクローラ10に履き替えて直進走行するときは前記ク
ラッチ手段65を断にして前輪3を非駆動状態(所謂後
輪駆動で、前輪は空転する)にし、旋回走行するときは
前記クラッチ手段65を接にして前輪3を駆動状態(4
輪駆動状態)にする人為操作手段を備えている。
【0029】この人為操作手段は、運転席の近傍に備え
られていて、クラッチ手段65が図示のシフトギヤであ
るときは、シフト操作レバーであり、クラッチ手段65
が油圧クラッチであるときは、シフト操作レバーであ
り、クラッチ手段65が油圧クラッチであるときは、該
クラッチを入切制御する電磁制御弁の操作レバーであ
る。前輪走行伝導系60には、第2伝動軸64と前輪デ
フ駆動軸61Aとの間に、セミクローラ10における回
転駆動体11の周速と前輪3の周速とをほぼ等速にする
走行伝動体66が備えられている。
【0030】すなわち、左右の後輪9に対して左右のセ
ミクローラ10に履き替えたとき、後輪9の直径よりも
回転駆動体11の直径がほぼ半分となり、後輪走行伝動
系7をそのまま用いると、回転駆動体11の周速は後輪
9のほぼ1/2倍(略半分)となり、この状態で前輪3
を駆動すると、該前輪3は早期に磨滅することになる。
そこで、後輪走行系7をそのまま利用して後輪9をセミ
クローラ10に履き替えたときは、前輪走行系60に備
えたクラッチ手段65を断にして前輪3を非駆動状態
(遊転)にするか若しくは走行伝動体66を組み込んで
回転駆動体11と前輪3との周速をほぼ等速にするので
ある。
【0031】図3に示した実施形態では、前輪デフ駆動
軸61A又はこれと同軸心上に、第1油圧クラッチ67
と第2油圧クラッチ68を前後に並設して備え、第1油
圧クラッチ67のギヤ67Aは第2伝動軸64上の第1
ギヤ64Aに、第2油圧クラッチ68のギヤ68Aは第
2伝動軸64上の第2ギヤ64Bに咬合しており、この
際、ギヤ64Aと67Aのギヤ比は、セミクローラの回
転駆動体11と前輪3との周速をほぼ等速にするための
減速比に設定され、ギヤ64Bと68Aのギヤ比は後輪
9と前輪3とを同速又は前輪3を増速するギヤ比とされ
ている。
【0032】従って、セミクローラ10に履き替えたと
きには、減速装置64A,67Aの第1油圧クラッチ6
7を入にしてセミクローラと前輪とをほぼ等速駆動して
いるのである。なお、第1・2油圧クラッチ67,68
をともに断にすることで前輪3は非駆動となることか
ら、該クラッチ67,68は4輪駆動と後輪駆動との切
換え用のクラッチ手段ともなる。図11〜13はセミク
ローラ10と前輪3との周速をほぼ等速にする走行伝動
体66の第2実施例であり、前輪走行伝動系60の伝動
軸64およびデフ駆動軸61A上に、油圧式のDTクラ
ッチ(4輪駆動の入切クラッチ)69と油圧式の倍速ク
ラッチ(前輪が後輪の約1.6倍の速さで回転する)7
0とを前後に並設して備え、該クラッチの下部に伝動軸
64上に空転自在なギヤ70Aとデフ駆動軸61Aに固
定しているギヤ61Bとに咬合うギヤ71A,71Bを
有する倍速軸71をトラクタ車体4の下腹部に着脱自在
にするカセットケース72に組込むとともに、倍速軸7
1と同軸心として走行伝動体66のための伝動軸66A
をカセットケース72に軸架している。
【0033】更に、伝動軸64上には走行伝動体66用
の入力ギヤ64Aが備えられ、この入力ギヤ64Aに咬
合するギヤ66Bが伝動軸66Aに備えられており、伝
動軸66Aと倍速軸71とはシフターで示すクラッチ手
段66Cによって入切自在とされている。この第2実施
例では、後輪9に対してセミクローラ10に履き替えた
ときは、クラッチ手段66Cを入(接)にして、ギヤ6
4A,66B、倍速軸71、ギヤ71B,61Bを経由
して前輪デフ駆動軸61Aに伝達し、回転駆動体11と
前輪3との周速がほぼ同速になるように、前輪走行伝動
系60の走行伝動体66で減速しているのである。
【0034】なお、この第2実施例においては、後車軸
8に後輪9を装着したときには、図13で示すように作
用する。すなわち、ステアリングハンドルの操作で前輪
3の切れ角が約34°以上になると、前輪ケースサポー
ト左の取付けられた切れ角検出スイッチ73がONし、
DT/倍速ソレノイドバルブ74が倍速側に作動して倍
速クラッチ70を「入」に切換える。これにより、前輪
は後輪の約1.6倍の速さで回転する。DT/倍速切換
えスイッチ75は、前輪への動力伝達の種類を切換える
スイッチで、「DT(4WD=4輪駆動)・OFF」、
「DT・ON」、「倍速」の3段階の切換えを行える。
倍速ターンを作動させるには、このスイッチを「倍速」
位置にセットしておけば良い。また、「DT・ON」ま
たは「OFF」にセットすると、ソレノイドバルブの働
きにより倍速油圧クラッチ70と一体のDT油圧クラッ
チ69が作動し、4輪駆動の入・切が切換わる。
【0035】図14および図15は走行伝動体66の第
3実施例であり、前輪デフ駆動軸(これに連動する前輪
推進軸でもよい)を第1・2軸76,77として構成
し、第1・2軸76,77を断接するシフトギヤ78を
第1軸76にスプライン等で摺動自在に設け、第1・2
軸76,77上のギヤ78,79に咬合するギヤ80
A,80Bを有する伝動軸80をケース81に組込んだ
ものであり、後輪9に対してセミクローラ10を履き替
えたときには、シフトギヤ78を断にし、ギヤ78,8
0A,80B,79を経由して前輪デフ61を減速する
ことでセミクローラ10の回転駆動体11と前輪3との
周速をほぼ等速にしているのであり、後輪9を装着した
ときは、シフトギヤ78によって第1・2軸76,77
を直結するのである。
【0036】この第3実施例において、図12等で示し
た倍速ターンを図15で示すように備えさせることがで
きる。図16は走行伝動体66の第4実施例であり、後
輪走行伝動系7にセミクローラ10の回転駆動体11を
増速に切換え可能として備えたものである。図16にお
いて、左右の後車軸8を、第1軸82,83とに分割
し、両軸82,83をバルブ84Aで断接される第1油
圧クラッチ84を介して接合分離自在とし、一方、増速
用副軸85上にバルブ86Aで断接される第2油圧クラ
ッチ86を組込み、第1・2軸82,83のギヤ82
A,83Aにそれぞれ咬合するギヤ85A,85Bを副
溝85に備えている。
【0037】この第4実施例においては、後輪9をセミ
クローラ10に履き替えたときは、第1油圧クラッチ8
4を断にし、第2油圧クラッチ86を接にすることでギ
ヤ82A,85A,85B,83Aを経由して左右の後
車軸、すなわち、第2軸83を増速駆動することで回転
駆動体11と前輪3との周速をほぼ等速にしているので
あり、一方、後輪9を装着したときには、第2油圧クラ
ッチ86を断にし、第1油圧クラッチ84を接にして第
1・2軸82,83を直結するのである。なお、第4実
施例の走行伝動体66は、後車軸ケース37の上・下の
いずれかに着脱自在に組付けることが望ましい。
【0038】更に、図3、図11〜16において、図1
3で示しているように、左右の前輪3の操向角を検出す
る検出スイッチ(検出装置)73と、左右のセミクロー
ラ10を同時と独立に制御可能な例えば油圧ブレーキ装
置35を備え、前記のスイッチ73が前輪3の操向角が
所定角以上に操作されたことを検出するとその検出信号
で旋回内側のセミクローラ10のブレーキ装置35を独
立して制動するようなコントローラ(制御装置)87を
備えることによってセミクローラトラクタであっても小
回り性能を向上しているのであり、この旋回走行すると
き、左右の前輪3を増速駆動に切換えることが望まし
い。
【0039】すなわち、本発明に係るトラクタは、ハン
ドルの操作で操向可能であるとともに前輪走行伝動系に
より駆動可能な左右の前輪を備え、トラクタ車体に内蔵
している変速装置と後輪デフ装置を有する後輪走行伝動
系により駆動される左右の後車軸に、左右の後輪と左右
のセミクローラとを履き替え自在に備え、前記セミクロ
ーラに履き替えたとき、該セミクローラにおける回転駆
動体の周速と前記前輪の周速とをほぼ等速にする走行伝
動体を備えているのであり、前記走行伝動体は、前輪走
行伝動系に備えられていて前輪の回転駆動を減速に切換
え可能な減速装置である場合、前記走行伝動体は、後輪
走行伝動系に備えられていてセミクローラにおける回転
駆動体の回転駆動を増速に切換え可能な減速装置である
場合とされている。
【0040】更に、前輪走行伝動系に、前輪を駆動状態
と非駆動状態に切換えるクラッチ手段が備えられ、セミ
クローラに履き替えて直進走行するときは前記クラッチ
手段を断にして前輪を非駆動状態にし、旋回走行すると
きは前記クラッチ手段を接にして前輪を駆動状態にする
クラッチ手段の人為操作手段を備えているのであり、ま
た、左右の前輪の操向角を検出する操向角検出装置と左
右のセミクローラを独立して制動する一対のブレーキ装
置とを備え、前輪の操向角が所定角以上に操作されたこ
とを前記操向角検出装置が検出したとき、旋回内側のセ
ミクローラのブレーキ装置を制動する制御装置を備えて
おり、この旋回走行するとき左右の前輪を増速駆動に切
換えることが望ましく、また、走行伝動体は、着脱自在
として組込まれていることが望ましい。
【0041】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のセミクロー
ラ形走行装置は、そのトラックフレームがトラクタ車体
に固定されず揺動自在に支持されているので、走行中の
セミクローラ形トラクタはピッチング現象を起こすこと
が少なく、接地圧が低く、湿田性能を向上しつつ作業姿
勢の安定と仕上がり精度が向上できる。更に、前記トラ
ックフレームは、揺動支軸を介して上下方向に揺動自在
としてトラクタ車体に支持され、この揺動支軸の軸心を
通る鉛直線を基準として前接地長さが大で後接地長さが
小とされていることから、雪路、傾斜地、不整地等を走
破中に、前輪の浮上り等を確実に防止して安定走行がで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】セミクローラ形トラクタの側面図である。
【図2】セミクローラ形トラクタの背面図である。
【図3】走行伝動系の全体構成図である。
【図4】左右のセミクローラの分解斜視図である。
【図5】左右のセミクローラの平面図である。
【図6】図5のA−A矢示立面図である。
【図7】図5のB−B矢示立面図である。
【図8】セミクローラの側面図である。
【図9】揺動規制手段の斜視図である。
【図10】揺動支軸の拡大断面図である。
【図11】走行伝動系の第2実施例を示す全体構成図で
ある。
【図12】図11の部分拡大図である。
【図13】DT/倍速ターンの切換等を示す構成図であ
る。
【図14】走行伝動系の第3実施例を示す全体構成図で
ある。
【図15】図14の部分拡大図である。
【図16】走行伝動系の第4実施例を示す背面構成図で
ある。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 ステアリングハンドル 3 前輪 4 トラクタ車体 8 後車軸 9 後輪 10 セミクローラ 11 回転駆動体 12 トラックフレーム 13 前回転従動体 14 後回転従動体 15 無端回走体 16 揺動支軸
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 正之 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操向可能な左右の前輪と、駆動可能な左
    右のセミクローラとを備えているセミクローラ形走行装
    置において、 前記左右のセミクローラは、回転駆動体とこの回転駆動
    体の下方においてトラックフレームに軸架されている前
    後の回転従動体と前記回転駆動体および前後の回転従動
    体とにわたって掛装されている無端回走体とを備えて側
    面視でおむすび形に構成され、前記トラックフレーム
    は、揺動支軸を介して上下方向に揺動自在としてトラク
    タ車体に支持され、この揺動支軸の軸心を通る鉛直線を
    基準として前接地長さが大で後接地長さが小とされてい
    ることを特徴とするセミクローラ形走行装置。
  2. 【請求項2】 前記回転駆動体はその中心が後車軸に取
    着され、前記揺動支持軸は後車軸の下方でこの後車軸の
    軸心を通る鉛直線上に位置していることを特徴とする請
    求項1に記載のセミクローラ形走行装置。
  3. 【請求項3】 前記無端回走体の接地部が水面上にある
    ときを基準として前回転従動体の上下揺動範囲が同じか
    又は前方側において下方揺動より上方揺動が大きく設定
    されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のセ
    ミクローラ形走行装置。
  4. 【請求項4】 トラックフレームの揺動制限手段を備
    え、この揺動制限手段は左右方向の横振れ制限部を備え
    ていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    のセミクローラ形走行装置。
  5. 【請求項5】 左右の前輪と左右のセミクローラはその
    周速をほぼ等速にして駆動可能か又は左右の前輪が非駆
    動状態に切替可能であることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載のセミクローラ形走行装置。
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