JPH1134940A - 作業車両のクローラ式走行装置 - Google Patents

作業車両のクローラ式走行装置

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JPH1134940A
JPH1134940A JP19125397A JP19125397A JPH1134940A JP H1134940 A JPH1134940 A JP H1134940A JP 19125397 A JP19125397 A JP 19125397A JP 19125397 A JP19125397 A JP 19125397A JP H1134940 A JPH1134940 A JP H1134940A
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JP
Japan
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crawler
wheels
driven wheel
wheel
driven wheels
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Pending
Application number
JP19125397A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Fujita
信雄 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 三角形状をしたクローラ式走行装置を有する
作業車両は、このクローラの接地面積をなるべく広くと
り、車体の牽引力を増したり、車体の沈下を防止するこ
とが望まれる。しかしながら、このクローラの接地面積
を広く取る構成、即ち接地長さを長く構成すると、従動
輪との駆動面(駆動輪とクローラとが噛み合う部分)が
少なくなり、クローラが外れやすいという課題が有っ
た。 【解決手段】 ミッションケース13に延設したアクス
ルケースの左右両側部に駆動軸1,1を突出し、この駆
動軸1,1にクローラ用駆動輪2,2を設け、駆動軸
1,1下方前後に前従動輪3F、及び後従動輪3Rを配
置し、前記クローラ用駆動輪2,2と前後従動輪3F,
3R間にクローラ4を掛け渡してクローラ式走行装置を
構成するトラクタにおいて、前記クローラ用駆動輪2の
軸心から後従動輪3Rまで距離L2をクローラ用駆動輪
2の軸心から前従動輪3Fの先端部の距離L1よりも長
く設定すると共に、後従動輪3Rの径R2を前従動輪3
Fの径R1よりも小さく設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、作業車両のクロ
ーラ式走行装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平5−78682号公報に示
されているセミクローラ型の農業用トラクタのように、
車体の左右両側部に駆動軸を突出し、この駆動軸にクロ
ーラ用駆動輪を設け、駆動軸下方前後に前従動輪、及び
後従動輪を配置し、前記クローラ用駆動輪と前後従動輪
間にクローラを掛け渡してクローラ式走行装置を構成す
る作業車両が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のようなクローラ
式走行装置を有する作業車両は、車体の牽引力を増大
し、またこの沈下を抑制するために、なるべくクローラ
の接地面積を広くとることが望ましい。しかしながら、
このクローラの接地面積を広くする為に、前後同径の従
動輪の間隔を広く設定すると、クローラの駆動面(駆動
輪とクローラの噛み合う部分)が少なくなり、牽引力が
落ちたり、クローラが外れ易いという課題が生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上のよう
な課題を解消するために、次のような技術手段を講じ
た。即ち、車体の左右両側部に駆動軸1,1を突出し、
この駆動軸1,1にクローラ用駆動輪2,2を設け、駆
動軸1,1下方前後に前従動輪3F、及び後従動輪3R
を配置し、前記クローラ用駆動輪2,2と前後従動輪3
F,3R間にクローラ4を掛け渡してクローラ式走行装
置を構成する作業車両において、前記クローラ用駆動輪
2の軸心から後従動輪3Rまで距離L2をクローラ用駆
動輪2の軸心から前従動輪3Fの先端部の距離L1より
も長く設定すると共に、後従動輪3Rの径R2を前従動
輪3Fの径R1よりも小さく設定したことを特徴とする
作業車両のクローラ式走行装置とした。
【0005】
【発明の効果】以上のように構成した作業車両のクロー
ラ式走行装置は、クローラ駆動輪2の軸心から後従動輪
3Rまで距離L2を、クローラ用駆動輪2の軸心から前
従動輪3Fの先端部の距離よりも長く設定するので、ク
ローラ4の接地面積を極力広くとることができると共
に、また、前記距離を長く設定した後従動輪3Rの径R
2を、前従動輪3Fの径R1よりも小さく設定したの
で、同系の従動輪を同位置に配置する構成と比較して、
前記クローラ4の駆動面を確保できる。これにより、作
業車両の牽引力を増大しつつ、またクローラ4の脱落を
防止することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明の課題、及び解決手段は
以上の如くであり、以下作業車両の一例としてセミクロ
ーラ型の農業用トラクタ(以下、トラクタ10)につい
て説明する。トラクタ10は、図2に示すように、機体
前部のボンネット11内部にエンジン12を載置し、こ
のエンジン12からクラッチハウジング、ミッションケ
ース13等を一体的に連結して車体の主枠としている。
そしてボンネット11の左右両側には、ホイール式の前
輪14,14をセンターピボット軸15に対しローリン
グ自在に設けるとともに、前記ボンネット11後部に
は、ステアリングポスト16を設け、この上部にステア
リングハンドル17を突出して設け入る。そして、この
ステアリングハンドル17の回転操作により前記前輪1
4,14を操向する構成となっている。
【0007】ステアリングハンドル17の後方には操縦
席18を設け、この操縦席18側方に走行用変速レバー
19や作業機昇降用のポジションレバー20を設けてい
る。トラクタ10のクローラ式走行装置5は、前記ミッ
ションケース13の後部下方に、図3に示すような、鉄
製の従動輪支持部材であるクローラフレーム21を設
け、これにクローラ4を取り付ける構成となっている。
詳細に説明すると、クローラフレーム21は、上面視
(A)略「H」の字型の鉄製フレームで、左右両側部に
は、前後に伸びる転輪支持部21A,21Aを有する構
成となっている。この転輪支持部21Aの前端部は、中
空状となっておりここに大径(径R1)の前従動輪3F
を軸着する前従動輪取付アーム30を嵌合して固定する
構成となっている。またこの転輪支持部7Aの後端部も
同様に中空状に構成され、前記前従動輪3Fよりも径の
小さい小径(径R2)の後従動輪3Rを軸支する後受動
輪取付アーム31を嵌合して固定する構成となってい
る。そして、これらの前後従動輪3F,3Rの間には、
前方から順に第一転輪22A、第二転輪22B、第三転
輪22Cを配置して設けている。
【0008】また、クローラフレーム21の内側には、
上方へ向かって延設する立設部21Bを設け、更にこの
立設部21Bの上端には、ボルトにより着脱自在の駆動
軸挿通部21Cを設けている。この駆動軸挿通部21C
は、前記前従動輪3Fと後従動輪3Rを取り付けたとき
に、前後位置において、この駆動軸挿通部21と前従動
輪3Fとの距離をL1、駆動軸挿通部21と後従動輪3
Rとの距離をL2とすると、L1<L2となるように設
ける構成となっている。また、これらの左右の立設部2
1B,21B同士は、前後の連結フレーム21D,21
Eにて連結され、前側の連結フレーム21Dには、後述
する油圧シリンダ23のピストン先端部を連結する取付
部21Fを設けている。
【0009】一方、トラクタ10では、前記ミッション
ケース13の後部左右にアクスルケース13Aを延設し
て設け、このアクスルケース13から駆動軸1を突出し
て設けている。そして、トラクタ10のクローラフレー
ム21にクローラ4を取り付けるときには、最初に、左
右それぞれの駆動軸1に前記クローラフレーム21の挿
通部21Cを挿通して、この先端部にスプロケット形態
のクローラ駆動輪2を取り付ける。そして、この挿通通
部21Cと、クローラフレーム21の立設部21Bとを
ボルトにて連結する。更に、前記油圧シリンダ23の固
定端をミッションケース13の側部に回動自在に取り付
け、このピストン先端部を前記取付片21Eの長穴21
Gに連結する。これにより、トラクタ10は、後述する
スロープセンサ24の検出値に応じて、このクローラ4
の接地面積が最大になるように、クローラ式走行装置5
を駆動軸1回りに回動することができる。そして、最後
にクローラ4をクローラ用駆動輪2と前後従動輪3F,
3R、転輪22A,22B,22Cとの間に掛け渡す。
【0010】トラクタ10のミッションケース13の後
部について説明する。ミッションケース13の後部に
は、車体の前後傾斜を検出するスロープセンサ24と、
作業機昇降用の油圧シリンダを内蔵するシリンダーケー
ス25等を設け、この油圧シリンダのピストンの伸縮に
よりケース25側部に設けたリフトーアーム26,26
を回動する構成となっている。そして、ミッショッンケ
ース13の後部には、トップリンク27、及び左右ロア
リンク28,28とからなる3点リンク機構を設け、こ
れに作業機3を連結可能に構成している。尚、図例で
は、ロータリ作業機を連結した構成となっている。
【0011】以上のように構成したトラクタ10のクロ
ーラ式走行装置5は、クローラ駆動輪2の軸心から後従
動輪3Rまで距離L2を、クローラ用駆動輪2の軸心か
ら前従動輪3Fの先端部の距離よりも長く設定したの
で、クローラ4の接地面積を極力広くとることができ、
このとき、駆動輪1から遠く配置した後従動輪3Rの径
R2を、前従動輪3Fの径R1よりも小さく設定したの
で、同径の従動輪を同位置に配置する構成と比較して、
クローラ4の駆動面(駆動輪とクローラの噛み合う部
分)を確保でき、トラクタ10の牽引力を増大しつつ、
またクローラ4の脱落を防止することができる。また、
径の小さい従動輪を後従動輪3Rとしたので、この径の
大小関係を逆に設定することと比較して、前進での走行
中にクローラ4の前端部へ衝突する土塊や傾斜面を乗り
越え易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの全体側面図。
【図2】クローラ式走行装置の一部を断面した正面図。
【図3】(A)クローラフレームの上面図。 (B)クローラフレームの正面図。 (C)クローラフレームの側面図。
【符号の説明】
1 駆動軸 2 クローラ用駆動輪 3F 前従動輪 3R 後従動輪 4 クローラ 5 クローラ式走行装置 10 トラクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の左右両側部に駆動軸1,1を突出
    し、この駆動軸1,1にクローラ用駆動輪2,2を設
    け、駆動軸1,1下方前後に前従動輪3F、及び後従動
    輪3Rを配置し、前記クローラ用駆動輪2,2と前後従
    動輪3F,3R間にクローラ4を掛け渡してクローラ式
    走行装置を構成する作業車両において、前記クローラ用
    駆動輪2の軸心から後従動輪3Rまで距離L2をクロー
    ラ用駆動輪2の軸心から前従動輪3Fの先端部の距離L
    1よりも長く設定すると共に、後従動輪3Rの径R2を
    前従動輪3Fの径R1よりも小さく設定したことを特徴
    とする作業車両のクローラ式走行装置。
JP19125397A 1997-07-16 1997-07-16 作業車両のクローラ式走行装置 Pending JPH1134940A (ja)

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