JP2002000238A - はんぺんを用いたフライ食品 - Google Patents

はんぺんを用いたフライ食品

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JP2002000238A
JP2002000238A JP2000219825A JP2000219825A JP2002000238A JP 2002000238 A JP2002000238 A JP 2002000238A JP 2000219825 A JP2000219825 A JP 2000219825A JP 2000219825 A JP2000219825 A JP 2000219825A JP 2002000238 A JP2002000238 A JP 2002000238A
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JP
Japan
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starch
fried
food
fried food
hanpen
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JP2000219825A
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Nobuyuki Serizawa
伸幸 芹澤
Hirobumi Kato
博文 加登
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Tsukishima Foods Industry Co Ltd
Original Assignee
Tsukishima Foods Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 はんぺんを利用した内部の空洞が均一で大き
く風味が良好である新規なフライ食品の提供すること。 【解決手段】 はんぺんを所望の形状に成形した後、2
枚のはんぺんを接着してから衣付けし、次いでフライし
て得られる内部が空洞であるフライ食品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、はんぺんを用いた
新規なフライ食品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水産練製品の1種であるはんぺんは、魚
肉のすり身に気泡を含有させて製造されている。その気
泡の存在によりフワフワした軽い食感が特徴の食品であ
り、おでん種、吸物種などとするほか、醤油、わさびな
どで味付けして食したり、また、電子レンジで加熱した
り、油でフライしたりして食されるのが一般的である。
【0003】はんぺんを応用した例としては、気泡を含
有するはんぺん様食品素材の外周に、気泡含有量が前記
はんぺん様食品素材よりも少ないかまぼこ様食品が覆わ
れてなる加熱調理用食品(特公平1−13334号)、
また、気泡を含有するはんぺん様食品素材の外周に、気
泡含有量が前記はんぺん様食品素材よりも少ないかまぼ
こ様食品素材が覆われてなる複合食品(特開平11−7
5782号)等が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、はんぺ
んのような気泡を含有する食品を加熱調理すると、加熱
によって膨張することに着目し、はんぺんを2枚合わせ
ることで新規なフライ食品が得られないか鋭意検討した
結果、内部の空洞が均一で大きく、風味の良好なフライ
食品が得られることを見出したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、2枚のはんぺ
んを接着した後、衣付けしてフライして得られる内部が
空洞であるフライ食品であり、はんぺんの比重が0.9
以下の2枚のはんぺんを接着した後、衣付けしてフライ
して得られる内部が空洞であるフライ食品である。ま
た、比重が0.9以下である2枚のはんぺんを接着した
後、衣付けしてフライすることを特徴とする内部が空洞
であるフライ食品の製造方法である。
【0006】本発明のはんぺんとは、魚のすり身に山
芋、卵白、全卵、卵黄などの起泡剤を加え、空気を抱き
込ませた生地をゆで又は蒸した水産練り製品である。そ
の他の副原料として、澱粉、増粘剤、調味料、膨張剤な
どを配合することができる。
【0007】本発明のはんぺんを合わせたフライ食品の
内部が空洞になるためには、フライ中にはんぺんから気
泡が抜け、膨張した気泡をはんぺん膜で覆う必要があ
る。従って、はんぺんを揚げた薩摩揚げ、卵黄を混ぜて
焼いた伊達巻き・厚焼きなどの表面を固化させたはんぺ
んはフライしても気泡がほとんど抜けず、内部が空洞の
フライ食品は得られない。
【0008】本発明に用いるはんぺんは、市販のはんぺ
んを用いることができ、また、常法により作成したはん
ぺんを用いても良い。はんぺんの比重は0.9以下、好
ましくは0.7〜0.8である。
【0009】はんぺんの比重が0.7〜0.9の範囲で
あれば、空洞が大きく、適度なはんぺん膜に覆われたフ
ライ食品を得ることができる。比重が0.9を超えた場
合は、空洞が小さく、肉厚のはんぺんが残ったフライ食
品となってしまい、また、比重が0.7未満では、充分
に大きな空洞ができるが、はんぺんの膜が薄くなり、フ
ライ食品の形状が不均一になったり、破裂してしまうこ
とがある。
【0010】はんぺんを接着するには、ショートニン
グ、マーガリン又はマヨネーズ、クリーム類等の水中油
型乳化食品を用いることができ、はんぺん同士を接着
し、加熱により剥離するものを用いる。
【0011】
【発明の実施の形態】はんぺんを所望の形状に成形し
て、2枚のはんぺんとし、はんぺんの接着面にショート
ニング、マーガリン又はマヨネーズ、クリーム類等の水
中油型乳化食品から選択した1種を塗布して、一つのは
んぺんとした後、このはんぺんを衣付けし、次いでフラ
イすることで本発明の内部が空洞であるフライ食品を製
造することができる。
【0012】得られたフライ食品の空洞部にコロッケの
具、サラダ、ソース類等の各種具材を充填することで、
色々な風味のフライ食品とすることができる。また、フ
ライ食品を二つに分割して食材の器としての利用も可能
である。
【0013】
【実施例】はんぺんの調製以下の配合及び製法より、各
々比重の異なるはんぺん(A,B,C)を作成した。
【0014】 生すり身 180g 卵白 36g 山芋 24g 起泡性乳化油脂 15g 片栗粉 15g 上白糖 12g 食塩 4.5g 味の素 1.5g みりん 12g
【0015】生すり身に前記配合原料を配合して、フー
ドミキサーを用い、高速撹拌にて適宜含気させた後、8
5℃、5分間スチーム加熱して比重の異なるはんぺん
(A,B,C)を作成した。はんぺんAの比重は0.7
であり、Bは0.87、Cは0.96であった。なお、
起泡性乳化油脂としてO/W型乳化油脂であるクレマト
ルテ(月島食品工業社製)を使用した。
【0016】実施例1 はんぺんAを直径4.6cm、高さ2cmの円柱状に成
形し、これを半分にカットした後、片方のはんぺんのカ
ットした面にクレマトルテを2g塗布してから貼り合わ
せて元の形状のはんぺんとし、これに衣を付けし、次い
で180℃で4分間フライしてフライ食品Aを得た。
【0017】得られたフライ食品の空洞の状態を目視で
確認するとともに、フライ食品を半分にカットし、ナタ
ネ置換法により、空洞のボリューム(単位:ml)を測
定した。目視評価における◎は空洞が非常に大きい、○
は空洞が大きい、△は空洞が小さいの3段階で評価し
た。その結果を表1に示した。
【0018】
【表1】
【0019】実施例2、3 実施例2は、はんぺんB(比重0.87)、実施例3
は、市販品のはんぺん(紀文社製)を用いて実施例1に
準じてフライ食品B,フライ食品(市販)を作成した。
その結果を表1に示した。
【0020】比較例1 はんぺんC(比重0.96)を用いて実施例1に準じて
フライ食品Cを作成した。その結果を表1に示した。
【0021】表1に示したように、はんぺんの比重が
0.9以下のはんぺんを用いた実施例1、2及び同等の
比重と考えられる市販品のはんぺんを用いた実施例3で
得られたフライ食品はいずれも内部の空洞が大きいフラ
イ食品を得ることができた。一方、はんぺんの比重が
0.96である比較例1で作成したフライ食品は、内部
の空洞が小さく、肉厚のはんぺんが残っている状態のフ
ライ食品であった。
【0022】
【発明の効果】本発明により、内部の空洞が大きく適度
なはんぺん膜に覆われたフライ食品を作成することがで
き、得られたフライ食品の空洞部にコロッケの具、サラ
ダ、ソース類等の各種具材を充填することで、色々な風
味や軟らかい具材入りのフライ食品とすることができ
る。また、フライ食品を二つに分割して食材の器として
の利用も可能である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のはんぺんを接着した後、衣付けし
    てフライして得られる内部が空洞であるフライ食品。
  2. 【請求項2】 はんぺんの比重が0.9以下である請求
    項1記載のフライ食品。
  3. 【請求項3】 比重が0.9以下である2枚のはんぺん
    を接着した後、衣付けしてフライすることを特徴とする
    内部が空洞であるフライ食品の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005245407A (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Kibun Foods Inc はんぺんおよびその製造方法
JP5554877B2 (ja) * 2011-03-16 2014-07-23 パナソニック株式会社 ベッド、及びその分離方法
JP2016029943A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 日清オイリオグループ株式会社 ソフトな食感を有する水産練り製品

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