JP5554877B2 - ベッド、及びその分離方法 - Google Patents

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Description

本発明は、一部を車椅子として分離できるベッド、及びその分離方法に関する。
介護では、被介護者をベッド上から車椅子へ移乗させる場合、又は、被介護者を車椅子からベッド上へ移乗させる場合がある。ここで、被介護者は、例えば、寝たきりの老人、又は、病人である。このような移乗は困難であり、移乗の際に介護者が腰を痛める可能性がある。そこで、ベッドの一部を分割自在として、その部分を車椅子に変更できるベッド装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図16は、従来のベッド装置10の斜視図である。図16に示すように、ベッド装置10のベッド面は、側部床板2と、中央部床板3と、側部床板4との3枚の床板より形成される。ベッド面を形成するためには、図16に示すようにフラット姿勢の車椅子5の中央部床板3を、側部床板2と側部床板4の間のスペース3aへ移動させる必要がある。そのため、介護者は、最初に、回転機構7により、その回転中心回りにアーム8を矢印7aの方向へ回転させることで、アーム8に固定された側部床板4を、ベッド本体1の上方へ持ち上げる。
そして、介護者は、側部床板4をベッド本体1の上方へ持ち上げた状態で、被介護者を乗せた車椅子5をスペース3aへ移動させる。車椅子5をスペース3aに移動させた後、側部床板4を元の位置に戻すと、側部床板2、4と中央部床板3とでベッド面が形成される。このようにして、被介護者を、車椅子5からベッド装置10に、容易に移乗させることができる。また、以上の説明と逆の手順を行うことで、ベッド装置10から車椅子5へ、被介護者を、容易に移乗させることができる。
なお、肘掛として利用する車椅子5の一対の柵9は、車椅子5をベッド本体部1に連結する際、車椅子5からベッド本体部1の挿入孔9a、9bに差し替えられ、ベッド装置10のサイドレールとして利用される。
このようにして、車椅子5を一部とするベッド装置10を用いることで、介護者が被介護者を車椅子5とベッド本体1との間を移乗させるための労力を、軽減することができる。
実開平5−51330号公報
しかしながら、従来のベッド装置10では、ベッド装置10の長手方向の長さと比較して両脇の柵9の長さが短い。そのため、被介護者が体を動かした際に柵9で被介護者を支えることができず、被介護者が滑り落ちることがある。
そこで、本発明は、片側に柵9が1つしか存在しない従来のベッド装置10よりも被介護者が滑り落ちる可能性が低く、従来のベッド装置10よりも安全性の高いベッド、及びベッドの分離方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、以下のように構成している。
上記課題を解決するために、本発明のベッドは、突出した支柱部を有する第一柵と、
突出した支柱部を有する第二柵と、
前記第一柵の支柱部を着脱可能な挿入孔を有するアームレスト第一装着部を一方の側部に有すると共に、前記第二柵の支柱部を着脱可能な挿入孔を有するアームレスト第二装着部を前記一方の側部とは逆側の他方の側部に有する車椅子と、
片側に並んだ第一支持部及び第二支持部の2つの支持部を一方の側部に有すると共に、ベッド柵を前記一方の側部とは逆側の他方の側部に有するベッド本体部と、を備え、
前記車椅子は、前記ベッド本体部から分離して車椅子として利用可能であると共に、前記ベッド本体部と合体してベッドとして利用可能であり、
前記第一支持部は、前記第一柵の支柱部又は前記第二柵の支柱部を着脱可能な挿入孔を有するベッド第一装着部を有し、
前記第二支持部は、前記第一柵の支柱部又は前記第二柵の支柱部を着脱可能な挿入孔を有するベッド第二装着部を有する。
また、本発明のベッドは、突出した支柱部を有する第一柵と、
突出した支柱部を有する第二柵と、
前記第一柵の支柱部を着脱可能な挿入孔を有するアームレスト第一装着部を一方の側部に有すると共に、前記第二柵の支柱部を着脱可能な挿入孔を有するアームレスト第二装着部を前記一方の側部とは逆側の他方の側部に有し、また、前記アームレスト第一装着部を挟んで片側に並んで配置されたベッド第一装着部及びベッド第二装着部の2つの装着部を前記一方の側部に有する車椅子と、
ベッド柵を側部に有するベッド本体部と、を備え、
前記車椅子は、前記ベッド本体部から分離して車椅子として利用可能であると共に、前記ベッド本体部と合体してベッドとして利用可能であり、
前記車椅子の前記アームレスト第二装着部は、合体時に前記ベッド本体部側に位置し、
前記ベッド第一装着部の挿入孔及び前記ベッド第二装着部の挿入孔は、前記第一柵の支柱部又は前記第二柵の支柱部を着脱可能である。

また、本発明のベッドの分離方法は、前記ベッドの前記ベッド本体部から前記車椅子を分離するベッドの分離方法であって、前記第二柵の支柱部を前記ベッド第二装着部の挿入孔から外し前記アームレスト第二装着部の挿入孔へ装着する第一アームレスト形成ステップと、前記第一柵の支柱部を前記ベッド第一装着部の挿入孔から外し前記アームレスト第一装着部の挿入孔へ装着する第二アームレスト形成ステップと、を有する。
本発明は、従来のベッド装置10よりも被介護者が滑り落ちる可能性が低く、従来のベッド装置10よりも安全性の高いベッド、及びこのベッドの分離方法を提供することができる。
本発明の特徴は、添付された図面についての実施形態に関連した次の記述から明らかになる。この図面においては、
図1Aは、本発明の第1実施形態にかかるベッドを説明するための分離状態のベッドの斜視図であり、 図1Bは、本発明の第1実施形態にかかるベッドを説明するための連結状態のベッドの斜視図であり、 図1Cは、本発明の第1実施形態にかかるベッドを説明するための車椅子状態のベッドの斜視図であり、 図2は、第1実施形態にかかるベッドの第一柵の側面図であり、 図3Aは、第1実施形態にかかるベッドのベッド状態における第一柵の正面図であり、 図3Bは、第1実施形態にかかるベッドの車椅子状態における第一柵及び第二柵の正面図であり、 図4Aは、第1実施形態にかかるベッド本体部からの車椅子の分離方法のフローチャートであり、 図4Bは、第1実施形態の変形例にかかるベッド本体部からの車椅子の分離方法のフローチャートであり、 図5Aは、第1実施形態にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための連結時のベッドの平面図であり、 図5Bは、第1実施形態にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための係止状態のベッドの第一平面図であり、 図5Cは、第1実施形態にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための係止状態のベッドの第二平面図であり、 図5Dは、第1実施形態にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための係止状態のベッドの第三平面図であり、 図5Eは、第1実施形態にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための分離時のベッドの平面図であり、 図5Fは、第1及び第2実施形態の変形例にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための連結時のベッドの平面図であり、 図5Gは、第1及び第2実施形態の変形例にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための係止状態のベッドの第一平面図であり、 図5Hは、第1及び第2実施形態の変形例にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための係止状態のベッドの第二平面図であり、 図5Iは、第1及び第2実施形態の変形例にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための係止状態のベッドの第三平面図であり、 図5Jは、第1及び第2実施形態の変形例にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための分離時のベッドの平面図であり、 図6Aは、第2実施形態にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための連結時におけるベッドの部分断面図であり、 図6Bは、第2実施形態にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するためのベッド本体部下降時におけるベッドの部分断面図であり、 図6Cは、第2実施形態にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための係止状態におけるベッドの部分断面図であり、 図7は、第2実施形態にかかる係止状態のベッドの平面図であり、 図8は、第2実施形態にかかる分離時のベッドの部分断面図であり、 図9は、本発明の第3実施形態にかかる第一柵の底面図であり、 図10は、第3実施形態にかかる係止状態のベッドの平面図であり、 図11Aは、本発明の第4実施形態にかかる第一柵であって、折りたたみ時の第一柵の側面図であり、 図11Bは、本発明の第4実施形態にかかる第一柵であって、拡大時の第一柵の側面図であり、 図12は、第4実施形態にかかるベッドの要部側面図であり、 図13Aは、本発明の第5実施形態にかかる第一柵において、収納時の第一柵の側面図であり、 図13Bは、本発明の第5実施形態にかかる第一柵において、引き出し時の第一柵の側面図であり、 図14は、第5実施形態にかかるベッドの要部側面図であり、 図15Aは、本発明の第6実施形態にかかるベッドを説明するための分離状態のベッドの斜視図であり、 図15Bは、本発明の第6実施形態にかかるベッドを説明するための連結状態のベッドの斜視図であり、 図15Cは、本発明の第6実施形態にかかるベッドを説明するための車椅子状態のベッドの斜視図であり、 図16は、従来のベッドの斜視図であり、 図17Aは、本発明の第7実施形態にかかるベッドを説明するための分離状態のベッドの斜視図であり、 図17Bは、本発明の第7実施形態にかかるベッドを説明するための車椅子状態のベッドの斜視図であり、 図18Aは、第1実施形態の具体例にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための連結から少し分離しかけたとき(第一分離ステップS01)におけるベッドの部分断面図であり、 図18Bは、第1実施形態の具体例にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するためのベッド本体部下降時におけるベッドの部分断面図であり、 図18Cは、第1実施形態の具体例にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための係止状態におけるベッドの部分断面図であり、 図18Dは、図18Cの一部の拡大断面図であり、 図18Eは、第1実施形態の具体例にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための係止解除中におけるベッドの部分断面図であり、 図18Fは、図18Eの一部の拡大断面図であり、 図18Gは、第1実施形態の具体例にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための係止解除後におけるベッドの部分断面図であり、 図18Hは、第1実施形態の具体例にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための連結開始途中におけるベッドの部分断面図であり、 図18Iは、第1実施形態の具体例にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための連結開始途中におけるベッドの部分断面図であり、 図18Jは、第1実施形態の具体例にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための係止途中におけるベッドの部分断面図であり、 図18Kは、第1実施形態の具体例にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための係止状態におけるベッドの部分断面図であり、 図18Lは、第1実施形態の具体例にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するための係止状態におけるベッドの部分断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、同じ構成要素には同じ符号を付しており、説明を省略する場合もある。また、図面は理解し易くするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示している。また、それぞれの図面の対応関係を明確にするため、適宜、図面中にXYZ軸を図示している。
また、以下の説明では、ベッドを使用する人を被介護者(例えば、寝たきりの老人又は病人など)とし、被介護者によるベッドの使用を補助する人を介護者としている。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態にかかるベッドは、車椅子を分離することができると共に、車椅子から抜き取ったアームレスト(一対の柵)を、ベッドの片側に並べて装着してサイドレールとして使用するベッドである。すなわち、第1実施形態にかかるベッドの一対の柵は、椅子姿勢C(図1Cに示す車椅子14の姿勢)ではアームレストとして使用され、ベッド状態B(図1Bに示す車椅子14とベッド本体部15が合体した状態)では一方の側のサイドレールとして使用される。なお、詳細は後述するが、ベッドの他方の側のサイドレールは、ベッドに常に並べられている。また、ベッドから車椅子を分離することを可能としているのは、ベッドから車椅子への移乗作業を容易にするためである。
図1A及び図1Bは、本発明の第1実施形態にかかるベッド11を説明するための図である。図1Aは、分離状態のベッド11の斜視図である。図1Bは、連結状態のベッド11の斜視図である。
図1A、図1Bに示すように、ベッド11は、第一柵12と、第二柵13と、車椅子14と、ベッド本体部15とを備えるように構成されている。図2で後述するが、図2に示すように、第一柵12及び第二柵13は、それぞれ、長方形の板状の支持体41の下部に、2本の支柱部44が突出した構造である。
車椅子14は、一方の側部(例えば、図1Aの手前側の側部)の中央部に、一対のアームレスト第一装着部21を有する。一対のアームレスト第一装着部21は、第一柵12をアームレストとして取付け可能で、かつ、第一柵12を取外し可能に着脱させることができる。一対のアームレスト第一装着部21は、一例として、第一柵12の2本の支柱の下端部を着脱可能な挿入孔で構成されている。
また、この車椅子14は、他方の側部(例えば、図1Aの奥側の側部)の中央部に、一対のアームレスト第二装着部22(図6A〜図6C及び図7など参照)を有する。一対のアームレスト第二装着部22は、第二柵13をアームレストとして取付け可能で、かつ、取外し可能に着脱させることができる。一対のアームレスト第二装着部22は、一例として、第二柵13の2本の支柱の下端部を着脱可能な挿入孔で構成されている。
車椅子14がベッド11の一部として使用されるとき、車椅子14は、図1A及び図1Bに示すように、上面を平らにしたフラット姿勢Fである。しかし、車椅子14が単体で使用されるとき、車椅子14は、図1Cに示すように、背もたれ14aが起きると共に脚を支持する箇所14cが下がることで椅子姿勢Cに変形して、車椅子として利用される。
車椅子14が単体で使用されるとき、第一柵12がアームレスト第一装着部21に取り付けられ、且つ、第二柵13がアームレスト第二装着部22に取り付けられる。そして、アームレスト第二装着部22に取り付けられた第一柵12及び第二柵13は、それぞれ、車椅子14のアームレスト(肘掛)として利用される。
ベッド本体部15は、一方の側部(例えば、図1Aの手前側の側部)に、側方へ突出した第一支持部31及び第二支持部32を1個ずつ有する。このベッド本体部15の第一支持部31及び第二支持部32は、連結状態で、車椅子14を支持するためのものである。
また、ベッド本体部15は、他方の側部(例えば、図1Aの奥側の側部)に、2個のベッド柵33を有する。この2個のベッド柵33は、車椅子14をベッド本体部15から分離させるとき、及び、車椅子14をベッド本体部15に連結させるときには、固定したままであり、取り外すことはない。
第一支持部31は、先端(ベッド本体部15の幅方向の外側端部)に、一対のベッド第一装着部34を有する。一対のベッド第一装着部34は、第一柵12をベッド用柵として取付け可能かつ取外し可能に着脱するためのものである。一対のベッド第一装着部34は、一例として、第一柵12の2本の支柱の下端部を着脱可能な挿入孔で構成されている。
第二支持部32は、先端(ベッド本体部15の幅方向の外側端部)に、一対のベッド第二装着部35を有する。一対のベッド第二装着部35は、第二柵13をベッド用柵として取付け可能かつ取外し可能に着脱するためのものである。一対のベッド第二装着部35は、一例として、第二柵13の2本の支柱の下端部を着脱可能な挿入孔で構成されている。
ここで、ベッド本体部15の第一支持部31と第二支持部32との間の空間を、収納空間Gとする。
分離状態から連結状態にするときは、車椅子14のアームレスト第二装着部22をこの収納空間Gに向かい合わせて、収納空間G内にアームレスト第二装着部22を挿入するように、車椅子14をベッド本体部15の幅方向に接近させて、車椅子14とベッド本体部15とを連結する。このように連結するとき、アームレスト第一装着部21がアームレスト第二装着部22と同様に収納空間G内に配置されるため、ベッド第一装着部34とベッド第二装着部35とは、アームレスト第一装着部21側へ突出することになる。このとき、アームレスト第一装着部21は、ベッド第一装着部34とベッド第二装着部35との間に配置される。
このように構成することで、車椅子14とベッド本体部15とが連結した状態(すなわち、図1Bに示すベッド状態B)では、第一柵12の2本の支柱の下端部が一対のベッド第一装着部34の挿入孔に装着されるとともに、第二柵13の2本の支柱の下端部が一対のベッド第二装着部35の挿入孔に装着されることになる。その結果、ベッド状態Bでは、第一柵12及び第二柵13は、ベッド11の片側に並ぶ。この構成により、第一柵12及び第二柵13が装着されたベッド11の側面では、2つの柵12,13の間に形成された柵の存在しない空間(ベッド11の片側の中央の隙間)を、狭くすることができる。よって、ベッド11に寝ている被介護者が第一柵12及び第二柵13側へ向かって体を動かしても、被介護者の上半身側又は下半身側が第一柵12又は第二柵13の少なくとも一方に支えられることになり、ベッド11より滑り落ちる可能性が低くなる。すなわち、第1実施形態の構成とすることで、車椅子14として分離可能であるとともに、安全性の高いベッド11を提供することができる。
なお、本実施形態では、第一柵12及び第二柵13の柵のそれぞれの長さLは、ベッド11の長手方向の全長に対して1/3以上かつ1/2未満の長さとしている。第一柵12及び第二柵13の柵のそれぞれの長さLが、長手方向の全長に対して1/3以上であれば、ベッド状態Bで人の転落を防止するためのベッド用柵として使用可能である。また、第一柵12及び第二柵13の柵のそれぞれの長さLが、長手方向の全長に対して1/2未満であれば、構成上、ベッド用柵として設置可能である。例えば本実施形態では、ベッド11の長手方向の全長が190cmであるため、第一柵12及び第二柵13のそれぞれの柵の長さLは、70cmとしている。
また、第1実施形態では、ベッド第一装着部34及びベッド第二装着部35をベッド11の片側に並べて配置することで、ベッド11の構成を、第一柵12及び第二柵13の差し替えが容易な構成にしている。例えば、介護者が図1Aの状態から図1Bの状態に第一柵12及び第二柵13を差し替える際に、介護者がベッド11の両側に移動する必要がなくなり、ベッド11の片側から介護者が第一柵12及び第二柵13を差し替えることができる。具体的には、車椅子14のマット幅W1(図1B参照)は例えば50cm程度であるため、介護者が手を伸ばすことで、車椅子14のアームレスト第一装着部21側から移動せずに、第一柵12及び第二柵13を抜いて、ベッド第一装着部34及びベッド第二装着部35に装着することができる。
それに対し、第1実施形態のベッド第一装着部34及びベッド第二装着部35を使用しない場合では、第二柵13をベッド本体部15の他の片側15bに装着するのが困難である。具体的には、ベッド本体部15のマット幅W2(図1B参照)は例えば50cm程度であり、ベッド11の幅は例えば100cm程度になるため、第1実施形態のベッド第一装着部34及びベッド第二装着部35を使用しない場合、被介護者の体の上に覆いかぶさるようにして、片側から100cmも奥の位置に柵を差し替える必要がある。そのため、第1実施形態のベッド第一装着部34及びベッド第二装着部35を使用しない場合では、介護者が、ベッド本体部15の他の片側15bに回って装着する必要がある。このような動作が必要になると、介護者の労力と作業時間が増える。
このように、ベッド第一装着部34及びベッド第二装着部35をベッド11の片側15aに並べたことで、介護者がベッド11を回り込んで両側を行き来する必要が無くなる。よって、ベッド第一装着部34及びベッド第二装着部35をベッド11の片側15aに並べたことで、介護者の労力を削減し作業時間を短縮することができる。
図2は、第1実施形態にかかる第一柵12の側面図である。図3A及び図3Bは、第1実施形態にかかる第一柵12の正面図(車椅子14に装着する際に第一柵12を側方から見た図)である。
図2及び図3A及び図3Bに示すように、第一柵12は、支持体41と、アームレスト部42と、プレート部(板部)43を有する。支持体41は、下端に2つの支柱部44を有する部材である。支持体41は、例えば、鉄パイプを加工して形成することができる。アームレスト部42は、支持体41の上部に設けられるとともに、支持体41の片面のみ側方へ突出する直方体の形状の部材である。プレート部43は、支持体41に設けられて支持体41の表面を覆う長方形の板状の部材である。また、プレート部43として、板状の部材に代えて、布状の部材を使用することも可能である。また、プレート部43は、必ずしも必要なものではなく、必要に応じて設けられることが望ましい。ここで、アームレスト部42の幅d1を、支持体41の幅d2よりも広くしている。アームレスト部42の幅d1を支持体41の幅d2よりも幅が広くしているのは、被介護者の肘を載せる面積を広げるためである。一例として、幅d1は18〜25mm程度であり、幅d2は45〜70mm程度である。支持体41は、金属パイプをブランケット( ])状に折り曲げて構成されている。
ここで、支持体41の金属パイプと金属パイプの間には空間(隙間)12aが存在するが、この空間12aは、上部の隙間を残してプレート部43により外側から塞がれている。プレート部43で塞がれていない場合、支持体41の金属パイプと金属パイプの間に腕を入れることが可能な程度に空間12aが大きくなってしまう。空間12aに被介護者の腕が入った状態で、介護者がそれに気付かずに背上げをすると、被介護者が腕を挟み込んで骨折を起こす危険性がある。しかしながら、プレート部43で上部の隙間を残して空間12aを塞ぐことで、そのような事態を防ぐことができる。第1実施形態では、空間12aの上部の隙間は、腕が入らない程度の隙間(例えば25〜35mm程度)としている。この程度の隙間とすることで、第一柵12の脱着の際に、介護者などが、アームレスト部42を握ることができ、移乗作業が容易になる。また、プレート部43を透明なプラスチック板で構成することにより、被介護者がベッド11に横たわっても被介護者の視界を狭くすることなく、被介護者にとって使い心地のよいベッド11とすることができる。また、被介護者が接触したときの衝撃を緩和する目的では、プレート部43を布で構成する場合、又は、プレート部43を金属若しくはプラスチックのメッシュで構成する場合がある。
第一柵12の各支柱部44は、アームレスト第一装着部21又はベッド第一装着部34の各挿入孔に挿入される。各支柱部44の中間部には、ストッパ44aが固定されており、ストッパ44aより下側の支柱部44がアームレスト第一装着部21又はベッド第一装着部34の挿入孔内に挿入されて、ストッパ44aが挿入孔周囲に接触して、各支柱部44の下端位置が決められる。
なお、図2及び図3A及び図3Bを用いて第一柵12について説明をしているが、第二柵13も、第一柵12と同様に、支持体41とアームレスト部42とプレート部43とを有する。ただし、第二柵13のアームレスト部42の突出方向は、第一柵12と反対側であり、第二柵13を車椅子14に装着する際に外側となる方向である(図3B参照)。すなわち、第1実施形態におけるアームレスト部42の突出方向は、ベッド状態B及び車椅子状態(椅子姿勢)Cのどちらにおいても、外側となる方向(ベッドから離れる方向)である。アームレスト部42の突出方向が外側であるため、第一柵12及び第二柵13をアームレスト第一装着部21及びアームレスト第二装着部22に挿入する際に、マット部61とアームレスト部42が干渉することがない。そのため、第1実施形態のように、第一柵12及び第二柵13にアームレスト部42を設けた構成でも、車椅子14の姿勢変更が可能である。
次に、車椅子14とベッド本体部15とを連結するための機構を説明する。
図1A及び図1Bに示すように、ベッド本体部15は、マット部51と、床部52と、ベッド基台部53と、一対の昇降部54と、誘導部55と、連結機構部56とを有する。床部52は、マット部51を支える。ベッド基台部53は、床部52を支える。一対の昇降部54は、ベッド基台部53を支え、かつ、頭側と脚側に配置されている。誘導部55は、ベッド基台部53に連結され、かつ、車椅子14を連結位置へ誘導する。連結機構部56は、ベッド基台部53と連結されている。ベッド基台部53は、第一支持部31、第二支持部32、及び中央支持部53aを有する。
昇降部54は、ベッド本体部15の昇降機の一例として機能し、例えば、ベッド基台部53の全体を上下方向に平行移動させるように上下方向に伸縮可能なリンク機構と、リンク機構のリンクと連結されて回転軸の正逆回転によりンク機構を伸縮させる昇降用モータとを備えて構成されている。ベッド基台部53の位置が上昇すると、車椅子14の椅子基台部63と連結機構部56とが接触して、椅子基台部63を連結機構部56で支持する。一方、ベッド基台部53の位置が下降すると、椅子基台部63から連結機構部56が離れて、連結機構部56による椅子基台部63の支持を解除する。
連結機構部56は、ベッド本体部15の第一支持部31及び第二支持部32との間の収納空間Gの中央部に配置されている。
誘導部55は、傾斜面55aを有する板状部材で構成される。誘導部55は、車椅子14とベッド本体部15とが連結するとき、傾斜面55aに接触した椅子基台部63を、収納空間G内に誘導する。
なお、ベッド本体部15には、図示しない、公知の背上げ用直動アクチュエータ及び膝上げ用直動アクチュエータを備えて、マット部51での背上げ動作及び膝上げ動作が独立して行われるようにしている。すなわち、ベッド11は、連結状態で、電動ケアベッドとして機能する。
車椅子14は、マット部61と、椅子部62と、椅子基台部63と、4個のキャスター64と、を有する。椅子部62は、マット部61を支えるとともに、座位姿勢(椅子姿勢)C及びフラット姿勢Fに変更可能である。椅子基台部63は、椅子部62を支える。4個のキャスター64は、椅子基台部63を自在に移動させる。なお、椅子基台部63の一部が、アームレスト第一装着部21及びアームレスト第二装着部22である。
車椅子14とベッド本体部15とを連結する場合、まず、図1Bに示すように、車椅子14を、ベッド本体部15の連結位置である収納空間Gに移動させる。このような状態で、ベッド本体部15の昇降部54を上昇させると、車椅子14はベッド本体部15に連結する。このとき、4個のキャスター64は、ベッド本体部15が設置されている床面から浮き上がっている。なお、ベッド本体部15は、図示しない、ブレーキ付きの4個のキャスターで床面に移動可能に支持されていてもよいし、単なる4個の支柱で床面に固定配置されていてもよい。
次に、車椅子14の分離方法、すなわち、ベッド本体部15から車椅子14を分離する方法について説明する。
図4Aは、第1実施形態にかかるベッド11からの車椅子14の分離方法のフローチャートである。図5A〜図5Eは、第1実施形態にかかるベッド11からの車椅子14の分離を説明するための図である。図5Aは、連結時のベッドの平面図である。図5Bは、係止状態のベッドの第一平面図である。図5Cは、係止状態のベッドの第二平面図である。図5Dは、係止状態のベッド11の第三平面図である。図5Eは、分離時のベッド11の平面図である。図4A及び図5A〜図5Eを用いて、車椅子14の分離方法を説明する。
第一柵12及び第二柵13は、ベッド状態Bにおいて、アームレスト部42が外側に突出するように配置されている(図3A参照)。この配置により、マット部51,61とアームレスト部42との干渉がなくなり、ベッド11は姿勢変更可能である。
図5Aの状態では、第一柵12及び第二柵13とマット部61との間には、隙間GA1が形成されている。また、被介護者70は、マット部51,61の中央付近に寝ていると仮定する。このようなベッド状態Bでは、第一柵12及び第二柵13がベッド第一装着部34及びベッド第二装着部35に装着されており、第一柵12及び第二柵13に車椅子14のマット部61が接触可能となっている。そのため、車椅子14はベッド本体部15から分離させることができず、係止状態となっている。
第1実施形態において、車椅子14をベッド本体部15から分離する方法を説明する。まず、被介護者70が車椅子14側であるマット部61にのみ寝るように、介護者又は被介護者70自身の動作により、被介護者70の寝ている位置を変更する。
その後、介護者が操作スイッチを操作するなどして、2個の昇降部54を駆動して、ベッド本体部15の2つの昇降部54を下降させる。すると、ベッド基台部53とともに連結機構部56の位置が下降し、車椅子14の椅子基台部63から連結機構部56が離れる。
この状態で、車椅子14をベッド本体部15の幅方向沿いにベッド本体部15から引き離す方向に移動させると、第一柵12及び第二柵13とマット部61との間の隙間GA1が無くなって車椅子14のマット部61が第一柵12及び第二柵13に当たり、それ以上、車椅子14をベッド本体部15から引き離すことが出来なくなる。つまり、ベッド状態Bにおいて、マット部61がマット部51から離れると、図5Bに示すように、マット部51とマット部61との間に隙間GA2が形成され、マット部61により隠されていた一対のアームレスト第二装着部22の装着部(挿入孔23)がその隙間GA2内に露出する。このようにして、車椅子14をベッド本体部15から引き出す第一分離ステップS01(図4A参照)が行なわれる。これにより、図5Bに示すように、マット部51とマット部61との間に隙間GA2内に一対のアームレスト第二装着部22の挿入孔23が現れる。
なお、ベッド状態Bで、第一柵12及び第二柵13と車椅子14のマット部61との間に隙間GA1が存在していると、介護者又は被介護者70の指の挟み込み等の危険がある。これを防止するため、ベッド11として使用しているときには隙間GA1が形成されず、車椅子14をベッド本体部15から分離するためにベッド本体部15を下降させると、第一柵12及び第二柵13と車椅子14との間に隙間GA1が形成される構成とすることも望ましい。
次に、図5Cに示すように、介護者が、第二柵13をベッド第二装着部35から外して、この第二柵13を一対のアームレスト第二装着部22へ装着する。この作業が、第一アームレスト形成ステップS02(図4A参照)である。このとき、介護者は、第二柵13のアームレスト部42が外側に突出するように、第二柵13をアームレスト第二装着部22に設置する(図3B参照)。
次に、図5Dに示すように、介護者が、第一柵12をベッド第一装着部34から外して、この第一柵12をアームレスト第一装着部21へ装着する。この作業が、第二アームレスト形成ステップS03(図4A参照)である。このとき、介護者は、第一柵12のアームレスト部42が外側に突出するように、第一柵12をアームレスト第一装着部21に設置する(図3B参照)。
介護者により、第一柵12及び第二柵13がアームレスト第一装着部21及びアームレスト第二装着部22に装着されると、ベッド本体部15に対する車椅子14の係止が解除され、車椅子14をベッド本体部15から引き離す第二分離ステップS04が可能となる。そして、介護者は、図5Eに示すように、第二分離ステップS04を行なって、車椅子14を分離する。
以上の手順で車椅子14をベッド本体部15から分離させることにより、被介護者70の落下の危険性を低減し、安全性の高いベッド11を提供することができる。
なお、第1実施形態では、車椅子14をベッド本体部15から分離させる際に、第一柵12及び第二柵13をベッド第一装着部34及びベッド第二装着部35に付けた状態では、車椅子14を分離できないようにしている。また、アームレスト第一装着部21及びアームレスト第二装着部22のそれぞれの装着部に第一柵12及び第二柵13を装着することにより、車椅子14の両脇に転落防止の柵ができる。このように、第1実施形態のベッド11は、被介護者70が滑り落ちる危険性の少ないベッドである。
また、ベッド第一装着部34及びベッド第二装着部35の近くにアームレスト第一装着部21及びアームレスト第二装着部22を設けることにより、介護者が第一柵12及び第二柵13の装着位置を変えている状態でも、介護者がベッド11から離れることなく作業が可能である。そのため、第1実施形態のベッド11は、介護者が被介護者70の状態を視認しながらの作業を可能とし、被介護者70の落下の危険性を低減できるベッドである。
なお、以上の説明では、第一アームレスト形成ステップS02の後に第二アームレスト形成ステップS03を行なっているが、第二アームレスト形成ステップS03の後に第一アームレスト形成ステップS02を行なってもよい。このように第二アームレスト形成ステップS03の後に第一アームレスト形成ステップS02を行なう場合は、常にアームレスト第一装着部21側に、第一柵12又は第二柵13の少なくとも一方が存在している。よって、このように第二アームレスト形成ステップS03の後に第一アームレスト形成ステップS02を行なう場合も、被介護者70の落下の危険性を低減することができる。
なお、第一柵12又は第二柵13の装着位置の変更は、いずれを先に行なってもよい。すなわち、以上の説明において、第一柵12と第二柵13が入れ替わっても良い。
なお、第一アームレスト形成ステップS02の後に第二アームレスト形成ステップS03を行なう場合は、介護者がアームレスト第一装着部21の付近に立って、第二柵13をアームレスト第二装着部22へ装着することができる。そのため、第一アームレスト形成ステップS02の後に第二アームレスト形成ステップS03を行なうと、介護者にとって利便性に優れた方法となる。
なお、ベッド状態Bにおいて第一柵12又は第二柵13をアームレスト第二装着部22に装着可能な場合、第一分離ステップS01を省略することも可能である。
なお、車椅子14をベッド本体部15に連結するときは、分離手順とは逆の動作を行えばよい。
(第1実施形態の具体例)
図18A、図18B、図18C、図18E、図18Gは、第1実施形態の具体例にかかるベッド本体部からの車椅子の分離を説明するためのベッドの部分断面図(図1BのA−A線の部分に相当する部分での断面図)である。図18Dと図18Fは、それぞれ図18Cと図18Eの一部の拡大断面図である。図18H〜図18Lは、第1実施形態の具体例にかかるベッド本体部への車椅子の連結を説明するためのベッドの部分断面図(図1BのA−A線の部分に相当する部分での断面図)である。
第1実施形態の具体例は、係止機構及び第一,第二柵の支柱部が、前述の第1実施形態より具体的な構造になっている。具体的には、第1実施形態の具体例では、前述の第1実施形態では支柱部44で係止突起57を下降させる代わりに、その先端形状が丸い形状の支柱部44Uで係止突起57を下降させる。また、第1実施形態の具体例では、前述の第1実施形態では係止突起57と凸部65とが接触して係止するのに対し、係止突起57と水平方向に配置されたU字状の係合部材65Uで係止する。以下、第1実施形態の具体例について、前述の実施の形態1と違う部分を説明する。
車椅子14をベッド本体部15から分離させるときは、図18A、図18B、図18C、図18E、図18Gの順に動作させる。
まず、図18Aに示すように、ベッド本体部15に連結する状態(ベッド状態B)の車椅子14のマット部61と、ベッド本体部15のマット部51とは、同じ高さである。車椅子14とベッド本体部15とを分離するために、昇降部54により連結機構部56を下降させると、図18Bに示す状態になる。この状態で、第一柵12を介護者が握るなどして車椅子14をベッド本体部15から引き離す方向に移動させると、図18C及び図18Dに示すように、係止突起57とU字状の係合部材65Uとが係止されて、それ以上、車椅子14をベッド本体部15から引き離すことが出来なくなる。この状態が、図4Aの第一分離ステップS01である。
次に、図18Eに示すように、介護者が、第二柵13をアームレスト第二装着部22へ装着する。この作業が、図4Aの第一アームレスト形成ステップS02である。図18E及び図18Fに示すように、アームレスト第二装着部22の挿入溝23Uに第二柵13の支柱部44Uが入ると、第二柵13がアームレスト第二装着部22に固定されると共に、支柱部44Uの下端が、アームレスト第二装着部22の挿入溝23Uを貫通して挿入溝23Uの下方から突出して係止部57を下方へ押す。係止部57は、支柱部44Uの下端により押されて、係止部収納凹部58との間に介在するバネ56bを押して、係止部収納凹部58の中に収納される。係止部57が係止部収納凹部58の中に収納されることで、U字状の係合部材65Uの水平方向に係止部57は存在しなくなる(言い換えれば、U字状の係合部材65Uと係止部57との係止が解除される)。その結果、介護者は、車椅子14をベッド本体部15から引き離し方向(図18Gの右方向)に大きく引き離すことができる。すなわち、係止突起57とU字状の係合部材65Uとの係止が解除される。
続いて、図4Aの第二アームレスト形成ステップS03を行なった後、車椅子14をベッド本体部15から引き離すために、図4Aの第二分離ステップS04が行なわれる。
逆に、車椅子14をベッド本体部15に連結させるときは、図18H〜図18Lの順に動作させる。
まず、図18H及び図18Iに示すように、車椅子14がベッド本体部15に接近すると、係止突起57の傾斜面57aに、アームレスト第二装着部22及びU字状の係合部材65Uが接触して、バネ56bの付勢力に抗して係止突起57を下方に押し下げる。その後、さらに車椅子14がベッド本体部15内の奥まで移動させられることにより、図18Jに示すように、係止突起57の傾斜面57aにU字状の支柱部44Uの下端が接触して、バネ56bの付勢力に抗して係止突起57をさらに下方に押し下げる。
次いで、第二柵13をアームレスト第二装着部22から抜いてベッド第二装着部35に装着する。このとき、第二柵13をアームレスト第二装着部22から抜くことにより、係止突起57を押し下げていたU字状の支柱部44Uが無くなるため、バネ56bの付勢力により、係止突起57が上昇する。その結果、図18Kに示すように、係止突起57の上端が挿入溝23Uの周囲のアームレスト第二装着部22の下面に接触する。
次いで、昇降部54により連結機構部56を上昇させると、ベッド基台部53とともに車椅子14の椅子基台部63が上昇して4個のキャスター64が床面から離れて、車椅子14の椅子基台部63が連結機構部56で支持され、車椅子14のマット部61と、ベッド本体部15のマット部51とが同じ高さとなり、図18Lに示すように、ベッド本体部15に連結する状態(ベッド状態B)となる。
最後に、マット部51とマット部61との間に隙間GA2を無くすように、さらに車椅子14がベッド本体部15側に押されて移動すると、連結が完了する。
(第2実施形態)
図6A、図6B、及び、図6Cは、第2実施形態にかかるベッド本体部15からの車椅子14の分離を説明するための図である。図6Aは、ベッド本体部15との車椅子14との連結時におけるベッド11の連結機構部56の部分断面図(図1BのA−A線の部分に相当する部分の断面図)である。図6Bは、ベッド本体部15の下降時におけるベッド11の部分断面図(図1BのA−A線の部分に相当する部分での断面図)である。図6Cは、係止状態におけるベッド11の部分断面図(図1BのA−A線の部分に相当する部分の断面図)である。図7は、第2実施形態にかかる係止状態のベッド11の平面図である。図8は、第2実施形態にかかる分離時のベッド11の部分断面図(図1BのA−A線の部分に相当する部分の断面図)である。
以下、第2実施形態が前述の第1実施形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。
図6A〜図6C、図7、及び、図8で示すように、第2実施形態にかかるベッド11は、車椅子14のベッド11に対する係止を解除する係止解除機構60を、連結機構部56及び椅子基台部63に備えることを特徴とする。この係止解除機構60は、第二柵13をアームレスト第二装着部22に装着することにより、車椅子14の係止を解除する。
この係止解除機構60は、係止部収納凹部58内のバネ56b及び係止突起57と、椅子基台部63のアームレスト第二装着部22の係止端部(係止部材)の一例としての凸部65とから構成される。
係止突起57は、連結機構部56の第二装着部用係合部56cの係止部収納凹部58内に配置されている。この係止突起57は、弾性部の一例として機能するバネ56bで上向きに突出する方向に付勢され、かつ、抜け止めされて配置されている。ここで、第二装着部用係合部56cとは、車椅子14がベッド本体部15に連結されたときに椅子基台部63の一対のアームレスト第二装着部22の下方に位置する連結機構部56の一部である。係止突起57の上端部には、車椅子14の連結方向(引き離し方向とは逆方向)に向けて斜め上向きに傾斜した傾斜面57aが形成されている。係止突起57の上端は、車椅子14のアームレスト第二装着部22の底面である椅子基台部63の下面を摺動可能で、かつ、凸部65と係止可能となっている。
凸部65は、アームレスト第二装着部22の挿入孔23の外側周辺部に配置され、椅子基台部63の下面よりも下方に突出している。この凸部65は、係止突起57と凸部65とを係止可能とするためのものである。
凸部65は、車椅子14の連結時に、係止突起57が挿入孔23の下方に位置するように構成されている。また、車椅子14の分離時は、挿入孔23内に挿入された第二柵13の支柱部44が挿入孔23を貫通して、支柱部44がバネ56bの付勢力に抗して係止突起57をさらに押し下げて、係止突起57と凸部65とが係止を解除可能である。
車椅子14をベッド本体部15と連結するときの係止解除機構60の動きについて、図6A〜図6Cを用いて説明する。
まず、車椅子14をベッド本体部15に向けて動かして、凸部65が係止突起57を通り過ぎると、凸部65により係止部収納凹部58内に一旦押し込まれた係止突起57がバネ56bの付勢力により係止部収納凹部58内から上方に突出する(図6C参照)。係止突起57には傾斜面57aが形成されているため、車椅子14の連結時において、凸部65は、係止突起57を抵抗無く通り過ぎることができる。この状態で、さらに車椅子14をベッド本体部15に向けて隙間GA2の距離だけ動かすと、係止突起57の上端が、車椅子14の椅子基台部63の下面を摺動して、車椅子14とベッド本体部15の隙間GA2がなくなる(図6B参照)。その後、昇降部54でベッド基台部53を上昇させると、マット部51とマット部61が平坦になり、車椅子14とベッド本体部15とが連結される(図6A参照)。
続いて、車椅子14をベッド本体部15から分離するときの係止解除機構60の動きについて、図6A〜図6Cを用いて説明する。
図6Aに示すように、ベッド本体部15に連結した状態(ベッド状態B)では、車椅子14のマット部61とベッド本体部15のマット部51とは、同じ高さである。すなわち、マット部61とマット部51は密着している。
車椅子14とベッド本体部15とを分離するために昇降部54によりベッド基台部53を下降させると、ベッド基台部53とともに車椅子14の椅子基台部63が下降して、4個のキャスター64が床面に接し、車椅子14の椅子基台部63は連結機構部56から離れる。そして、図6Bに示すように、4個のキャスター64で椅子基台部63を介して支持されるマット部61とベッド基台部53で支持されるマット部51との間に、段差が生じる。椅子基台部63が連結機構部56から離れるとともに4個のキャスター64が床面に接地しているため、介護者は、車椅子14をベッド本体部15から引き離し方向に隙間GA1分だけ離すことが可能になっている。このとき、第2実施形態では、連結機構部56の係止部57にアームレスト第二装着部22の下方へ突出した凸部65が当たって係止されることで、車椅子14をベッド本体部15から所定の距離(すなわち、隙間GA1分)以上引き離すことができないように構成している。係止部57に凸部65が当たって係止された状態(すなわち、係止状態)を、図6Cに示す。介護者が、凸部65が係止部57に当たって係止されるまで、車椅子14をベッド本体部15から引き離すと、図6Cに示すように、マット部61とマット部51との間の隙間GA2より、一対のアームレスト第二装着部22の挿入孔23が現れる。
図7は、第2実施形態にかかる係止状態でのベッド11の平面図である。図7に示すように、係止状態では、マット部61とマット部51との間の隙間GA2より、一対のアームレスト第二装着部22の挿入孔23が現れている。第2実施形態では、このような係止状態において、介護者が、第二柵13を、ベッド第二装着部35からアームレスト第二装着部22へ差し替える。
図8は、第2実施形態にかかる分離時のベッド11の部分断面図(図1BのA−A線の部分に相当する部分での断面図)である。図8に示すように、一対のアームレスト第二装着部22の挿入孔23に第二柵13の支柱部44がそれぞれ入ると、第二柵13がアームレスト第二装着部22に固定される。それとともに、各支柱部44の下端が、アームレスト第二装着部22の挿入孔23を貫通して挿入孔23の下方から突出して、係止部57を下方へ押す。係止部57は、支柱部44の下端により押されて、係止部収納凹部58との間に介在するバネ56bを押して、係止部収納凹部58の中に収納される。係止部57が係止部収納凹部58の中に収納されることで、凸部65の水平方向に係止部57は位置しなくなる(言い換えれば、凸部65と係止部57との係止が解除される)。その結果、介護者は、車椅子14をベッド本体部15から引き離し方向(図8の左方向)に大きく引き離すことができるようになる。
このように、第2実施形態のベッド本体部15は、車椅子14を係止状態にすることが可能な連結機構部56を有する。また、車椅子14を係止状態にする連結機構部56は、第二柵13をアームレスト第二装着部22に装着すると、車椅子14の係止を解除する。
前述の第1実施形態では、ベッド本体部15から車椅子14を分離させる際の係止部として、第一柵12及び第二柵13を用いていた。だが、状況によっては、第一柵12及び第二柵13をベッド第一装着部34及びベッド第二装着部35に挿入していない状態で、介護者がベッド本体部15から車椅子14を分離しようとすることも考えられる。第2実施形態の構成では、ベッド本体部15から車椅子14を分離させる際、車椅子14のベッド本体部15側に第二柵13が無いと分離することはできない。よって、第2実施形態の構成では、車椅子14を分離する際は、車椅子14のベッド本体部15側に必ず転落防止用の柵が存在する。そのため、第2実施形態の構成では、車椅子14を分離させる際に、慣性力によって被介護者70の体がベッド本体部15の方向へ滑っても、第二柵13で被介護者70の体を支えることができる。このように、第2実施形態の構成では、車椅子14側及びベッド本体部15側へ被介護者70が滑り落ちることがなくなり、さらに安全性の高いベッド11を提供することができる。
また、前述のように、係止部57の上端部の車椅子14側が傾斜面57aになっているため、車椅子14とベッド本体部15との連結時に凸部65と係止部57の傾斜面57aとが当接した際、係止部57はバネ56bの付勢力に抗して下に押され、係止部57は係止部収納凹部58内に収納される。よって、車椅子14の連結の際、車椅子14は係止部57によって阻害されることなく、連結が可能である。
(第1及び第2実施形態の変形例)
ベッド本体部15からの車椅子14の分離方法としては、第1及び第2実施形態の方法に限定されるものではなく、以下のような方法でもよい。
図4Bは、第1及び第2実施形態の変形例にかかるベッド11からの車椅子14の分離方法のフローチャートである。この変形例では、最初に隙間GA2を形成することなく、ベッド本体部15からの車椅子14を分離させる方法を示している。図5F〜図5Jは、第1及び第2実施形態の変形例にかかるベッド11からの車椅子14の分離を説明するための図である。図5Fは連結時のベッドの平面図である。図5Gは係止状態のベッドの第一平面図である。図5Hは係止状態のベッドの第二平面図である。図5Iは係止状態のベッド11の第三平面図である。図5Jは分離時のベッド11の平面図である。図4B及び図5F〜図5Jを用いて、ベッド11からの車椅子14の分離方法を説明する。
第一柵12及び第二柵13は、ベッド状態Bにおいて、アームレスト部42が外側に突出するように配置されている(図5F参照)。この状態では、図5Aと同じ状態であり、車椅子14はベッド本体部15に係止された状態となっている。
次に、図5Gに示すように、介護者が、第一柵12及び第二柵13をベッド第一装着部34及びベッド第二装着部35からそれぞれ取り外して、第一柵12のみをアームレスト第一装着部21へ装着する。この作業が、図4Bの第一アームレスト形成ステップS02である。このとき、介護者は、第一柵12のアームレスト部42が外側に突出するように、第一柵12を設置する。第一柵12及び第二柵13の取り外し及び第一柵12の装着作業を、介護者がベッド11の一方の側に立って行うことで、被介護者70がベッド11の一方の側から転落することを、介護者が防止することが可能である。
次いで、図5Hのように、被介護者70が、車椅子側であるマット部61にのみ寝るように、介護者により又は被介護者70自身の動作により、被介護者70の寝ている位置を変更する。その後、介護者がベッド基台部53を昇降部54で下降させることで、車椅子14の椅子基台部63から連結機構部56が離れる。この状態で、第一柵12を握った介護者が、車椅子14をベッド本体部15の幅方向沿いにベッド本体部15から引き離す方向に移動させると、係止突起57と凸部65とが係止されて、マット部51とマット部61との間に隙間GA2が形成される(図5H参照)。そして、その隙間GA2内に、マット部61により隠されていた一対のアームレスト第二装着部22の装着部(挿入孔23)が露出する。この作業が、図4Bに示す第一分離ステップS01である。
次に、図5Iに示すように、介護者が、第二柵13を一対のアームレスト第二装着部22へ装着する。この作業が、図4Bの第二アームレスト形成ステップS03である。このとき、介護者は、第二柵13のアームレスト部42が外側に突出するように、第二柵13をアームレスト第二装着部22に設置する。これにより、係止突起57と凸部65との係止が解除され、車椅子14をベッド本体部15から引き離す第二分離ステップS04が可能となり、第二分離ステップS04が行なわれる(図5J参照)。
なお、車椅子14をベッド本体部15に連結するときは、分離手順とは逆の動作を行えばよい。
この第1及び第2実施形態の変形例のようにすることで、第一柵12又は第二柵13を介護者が手で持った状態で、第一柵12又は第二柵13を引っ張りながら、車椅子14を分離又は合体させることができるようになる。このように、第1及び第2実施形態の変形例とすることで、介護者が容易に車椅子14を分離又は合体させることができる。
(第3実施形態)
図9は、本発明の第3実施形態にかかる第一柵12の底面図である。図10は、第3実施形態にかかる係止状態のベッド11の平面図である。
以下、第3実施形態が前述の第1実施形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。
図9及び図10に示すように、第3実施形態にかかるベッド11は、挿入孔23の形状と、第一柵12及び第二柵13の支柱部44に代わる支柱部75の断面形状との両方に、方向性を持たせたことを特徴とする。挿入孔23の形状と支柱部75の断面形状との両方に方向性を持たせることで、第一柵12及び第二柵13のそれぞれアームレスト部42が、突出する側をベッド11の外側を常に向くようにすることができる。
アームレスト第一装着部21、アームレスト第二装着部22、ベッド第一装着部34、及び、ベッド第二装着部35には、それぞれ挿入孔72が形成されている。この挿入孔72は、その中心に対して非点対称の形状であり、第一柵12及び第二柵13の支柱部75の断面形状も挿入孔72の形状と同一形状である。
例えば、挿入孔72の形状を、図10に示すようにD字形状(正方形の外側の一辺が円弧となった形状)とする。同様に、支柱部75の断面形状を、図9に示すようにD字形状とする。そして、第一柵12は、支柱部75の幅が狭い側(円弧形状の辺の側)を、アームレスト部42が突出する方向とする。ベッド第一装着部34、ベッド第二装着部35、及び、アームレスト第一装着部21は、それぞれ挿入孔72の幅が狭い側(円弧形状の辺の側)を、ベッド本体部15の反対を向く方向とする。同様に、アームレスト第二装着部22は、挿入孔72の幅が狭い側(円弧形状の辺の側)を、車椅子14の反対を向く方向とする。
この構成により、第3実施形態の第一柵12は、アームレスト第一装着部21に対してアームレスト部42の突出箇所を所定の方向に向けた場合にのみ、挿入孔72に挿入できる。このように、第一柵12におけるアームレスト部42の突出方向が車椅子14の外側を向くように挿入孔72の形状を形成しておくことで、アームレスト部42の突出方向を介護者が間違えずに、第一柵12をアームレスト第一装着部21に装着することができる。
なお、以上の説明では、第一柵12の場合について説明したが、第二柵13についても同様に、アームレスト部42の突出方向を介護者が間違えることはない。
(第4実施形態)
図11A及び図11Bは、本発明の第4実施形態にかかる第一柵82を示す図である。図11Aは、補助柵部43を支持体84内に折り畳んだときの第一柵82の側面図である。図11Bは、補助柵部43を支持体84から外側に最大限拡げたときの第一柵82の側面図である。
以下、第4実施形態が前述の第1実施形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。図11A及び図11Bに示すように、ベッド11における第一柵82は、支持体84と、支持体84に設けた回転ヒンジ部85と、回転ヒンジ部85を中心に回転する補助柵部83とを有する。第一柵82は、長方形板状のプレート部である補助柵部83を、回転ヒンジ部85を介して、四角形枠状の支持体84の一つの側部支柱に回転可能に取り付けて構成されている。なお、プレート部84aは、支持体84内に配置されている。
そして、補助柵部83が回転ヒンジ部85を介して支持体84内に折り畳まれた状態で車椅子14をベッド本体部15に連結させた後に、回転ヒンジ部85を中心に補助柵部83を回転させて支持体84から補助柵部83を拡げる。このようにすることで、補助柵部83と支持体84とをほぼ直線状に並べ、第一柵82と第二柵13との間隔を短くすることができる。
このようにすることで、第一柵82と第二柵13の空間を小さくすることができ、さらに安全性の高いベッドを提供することができる。
図12は、第4実施形態の変形例にかかるベッド11の側面図である。図12に示すように、車椅子14をベッド本体部15に連結した場合に、回転ヒンジ部85を中心に補助柵部83を回転させて補助柵部83の自由端部を第二柵13の側部の支柱の連結部88と連結させて、第一柵82と第二柵13を補助柵部83で連結してもよい。この構成により、補助柵部83が支持体84と第二柵13とで両側より支えられるため、補助柵部83を強固に支えることができ、さらに安全性の高いベッドを提供することができる。
なお、第一柵12の代わりに第一柵82を用いたが、第二柵13の代わりに回転ヒンジ部85の位置を第二柵側に配置した第二柵を用いてもよい。
(第5実施形態)
図13A及び図13Bは本発明の第5実施形態にかかる第一柵92を示す図である。図13Aは、収納時の第一柵92の側面図である。図13Bは、引き出し時の第一柵92の側面図である。
以下、第5実施形態が前述の第1実施形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。図13A及び図13Bに示すように、ベッド11における第一柵92は、四角形枠状の支持体94と、支持体94に設けたスライド部95と、補助柵部93とを有する。補助柵部93は、スライド部95に係合し、スライド部95を横方向に移動する。第一柵92は、支持体94の厚さ方向の隙間を介して補助柵部93がスライド部95から図13Aの右方向に移動して図13Bのように拡がることや、支持体94の厚さ方向の隙間を介して補助柵部93がスライド部95から図13Bの左方向に移動して図13Aのように補助柵部93が支持体94のスライド部95内に収納されたりすることが可能となっている。
そして、車椅子14をベッド本体部15に連結した後に、補助柵部93をスライド部95から図13Aの右方向に引き出すことで、第一柵92と第二柵との間隔を短くすることができる。
このようにすることで、第一柵92と第二柵の空間が小さくなるので、さらに安全性の高いベッド11を提供することができる。
図14は、第5実施形態にかかるベッド11の側面図である。図14に示すように、車椅子14をベッド本体部15に連結した後に、補助柵部93をスライド部95から引き出し、第一柵92と第二柵13を連結してもよい。この構成により、補助柵部93が第一柵92の支持体84と第二柵13とで両側より支えられるため、補助柵部93を強固に支えることができ、さらに安全性の高いベッドを提供することができる。
なお、第一柵12の代わりに第一柵92を用いたが、第二柵13の代わりにスライド部95のスライド方向を逆にした第二柵を用いてもよい。
(第6実施形態)
図15A〜図15Cは、本発明の第6実施形態にかかるベッド11Aの斜視図である。
ベッド11Aは、ベッド第一装着部34A及びベッド第二装着部35Aを、車椅子14Aに設けたことを特徴とする。
以下、第6実施形態が前述の第1実施形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。
図15A〜図15Cに示すように、ベッド11Aは、第一柵12と、第二柵13と、車椅子14Aと、ベッド本体部15Aとを有する。ベッド本体部15Aは、片側に一対のベッド柵33を有する。
車椅子14Aは、一方の側部の中央部に第一柵12を着脱させるアームレスト第一装着部21を有し、他方の側部の中央部に第二柵13を着脱させるアームレスト第二装着部22を有する。さらに、アームレスト第一装着部21の存在する側部の頭側に第一柵12を着脱させるベッド第一装着部34Aを有するとともに、アームレスト第一装着部21の存在する側部の脚側に第二柵13を着脱させるベッド第二装着部35Aを有する。
ベッド本体部15Aに車椅子14Aを連結する際は、アームレスト第二装着部22とベッド本体部15Aとを向かい合わせて、車椅子14Aとベッド本体部15Aとを連結する。
第6実施形態では、第一柵12がベッド第一装着部34Aに装着されるとともに第二柵13がベッド第二装着部35Aに装着されると、第一柵12及び第二柵13がベッド11Aの片側に並ぶ。そして、ベッド11Aの片側が第一柵12及び第二柵13で囲まれる。よって、第一柵12及び第二柵13の前後の空間が狭くなる。そのため、被介護者が第一柵12及び第二柵13の側へ向かって体を動かしても、被介護者の体を第一柵12及び第二柵13で支えることが可能であり、安全性の高いベッドを提供することができる。また、第一柵12及び第二柵13をそれぞれ取り外した後に装着するとき、第一柵12及び第二柵13を床に置かなくても、すぐに装着できるため、効率良く作業を行うことができる。
(第7実施形態)
図17A〜図17Bは、本発明の第7実施形態にかかるベッドを説明するための分離状態のベッドの斜視図、車椅子状態のベッドの斜視図である。
この第7実施形態でのベッド本体部15のベッド第一装着部34及びベッド第二装着部35の配置位置は、前述の第1実施形態のベッド第一装着部34及びベッド第二装着部35の配置位置よりも、それぞれ、頭側と脚側とにずれた位置に配置されている。それとともに、この第7実施形態での車椅子14のアームレスト第一装着部21及びアームレスト第二装着部22の配置位置は、車椅子14の脚側にずれた位置に配置されている。このように、ベッド装着部34、35及びアームレスト装着部21、22がずれた位置に配置されていることにより、車椅子14との連結用の空間、すなわち、連結機構部56及び収納空間Gを大きくすることができる。そのため、第7実施形態では、安定して、車椅子14とベッド本体部15との連結及び分離動作を行わせることができる。また、一対のアームレスト第一装着部21の配置位置も車椅子14の脚側にずれた位置に配置されるので、車椅子14に柵を取り付けるときに車椅子14の脚側に柵が突き出た状態になり、車椅子14のアームレストとして安定する。
なお、上記様々な実施形態又は変形例のうちの任意の実施形態又は変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明にかかるベッド及びその分離方法は、一部を車椅子に分離することのできるベッドであり、寝たきりの老人又は病人の介護用の車椅子とベッド及びその分離方法として有用である。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形又は修正は明白である。そのような変形又は修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。

Claims (14)

  1. 突出した支柱部を有する第一柵と、
    突出した支柱部を有する第二柵と、
    前記第一柵の支柱部を着脱可能な挿入孔を有するアームレスト第一装着部を一方の側部に有すると共に、前記第二柵の支柱部を着脱可能な挿入孔を有するアームレスト第二装着部を前記一方の側部とは逆側の他方の側部に有する車椅子と、
    片側に並んだ第一支持部及び第二支持部の2つの支持部を一方の側部に有すると共に、ベッド柵を前記一方の側部とは逆側の他方の側部に有するベッド本体部と、を備え、
    前記車椅子は、前記ベッド本体部から分離して車椅子として利用可能であると共に、前記ベッド本体部と合体してベッドとして利用可能であり、
    前記第一支持部は、前記第一柵の支柱部又は前記第二柵の支柱部を着脱可能な挿入孔を有するベッド第一装着部を有し、
    前記第二支持部は、前記第一柵の支柱部又は前記第二柵の支柱部を着脱可能な挿入孔を有するベッド第二装着部を有する、
    ベッド。
  2. 突出した支柱部を有する第一柵と、
    突出した支柱部を有する第二柵と、
    前記第一柵の支柱部を着脱可能な挿入孔を有するアームレスト第一装着部を一方の側部に有すると共に、前記第二柵の支柱部を着脱可能な挿入孔を有するアームレスト第二装着部を前記一方の側部とは逆側の他方の側部に有し、また、前記アームレスト第一装着部を挟んで片側に並んで配置されたベッド第一装着部及びベッド第二装着部の2つの装着部を前記一方の側部に有する車椅子と、
    ベッド柵を側部に有するベッド本体部と、を備え、
    前記車椅子は、前記ベッド本体部から分離して車椅子として利用可能であると共に、前記ベッド本体部と合体してベッドとして利用可能であり、
    前記車椅子の前記アームレスト第二装着部は、合体時に前記ベッド本体部側に位置し、
    前記ベッド第一装着部の挿入孔及び前記ベッド第二装着部の挿入孔は、前記第一柵の支柱部又は前記第二柵の支柱部を着脱可能である、
    ベッド。
  3. 前記アームレスト第一装着部は、前記第一柵を前記車椅子のアームレストとして取付可能かつ取外可能であり、
    前記アームレスト第二装着部は、前記第二柵を前記車椅子のアームレストとして取付可能かつ取外可能であり、
    前記ベッド第一装着部は、前記第一柵を前記ベッドのベッド用柵として取付可能かつ取外可能であり、
    前記ベッド第二装着部は、前記第二柵を前記ベッドのベッド用柵として取付可能かつ取外可能である、
    請求項1または2に記載のベッド。
  4. 前記第一支持部は、前記アームレスト第一装着部側へ突出した前記ベッド第一装着部を、前記ベッド本体部の幅方向の外側端部に有し、
    前記第二支持部は、前記アームレスト第一装着部側へ突出した前記ベッド第二装着部を、前記ベッド本体部の幅方向の外側端部に有する、
    請求項1に記載のベッド。
  5. 前記車椅子と前記ベッド本体部とを連結した場合に、前記アームレスト第一装着部が前記ベッド第一装着部及び前記ベッド第二装着部の間に配置される、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のベッド。
  6. 前記第一柵及び前記第二柵は、いずれも、支持体と、前記支持体の上部に設けられるとともに前記支持体の片面のみ側方へ突出したアームレスト部とを有し、
    前記第一柵を前記アームレスト第一装着部に装着するとともに前記第二柵を前記アームレスト第二装着部に装着した場合、前記第一柵のアームレスト部及び前記第二柵のアームレスト部は前記車椅子の外側へ突出し、
    前記第一柵を前記ベッド第一装着部に装着するとともに前記第二柵を前記ベッド第二装着部に装着した場合、前記第一柵のアームレスト部及び前記第二柵のアームレスト部は前記ベッド柵の反対方向へ突出する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のベッド。
  7. 前記第一柵及び前記第二柵は、前記支持体の表面を覆う板部を有し、
    前記アームレスト部と前記板部との間に隙間がある、
    請求項6に記載のベッド。
  8. 前記第一柵及び前記第二柵の下端より伸びた支柱部は、前記アームレスト第一装着部、前記アームレスト第二装着部、前記ベッド第一装着部、及びベッド第二装着部の挿入孔に挿入した状態が、各装着部に連結された状態であり、
    前記挿入孔は、前記挿入孔の中心に対して非点対称の形状であり、
    前記支柱部は前記挿入孔の形状と同一形状である、
    請求項1から7のいずれか1項に記載のベッド。
  9. 前記ベッド本体部は、前記車椅子の凸部と接触することで前記車椅子を係止するための連結機構部を有する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載のベッド。
  10. 前記連結機構部は、係止突起と前記係止突起を支持する弾性部とから構成される、
    請求項9に記載のベッド。
  11. 前記連結機構部は、前記第二柵を前記アームレスト第二装着部に装着することで前記車椅子の係止が解除される、
    請求項1から10のいずれか1項に記載のベッド。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載のベッドの前記ベッド本体部から前記車椅子を分離するベッドの分離方法であって、
    前記第二柵の支柱部を前記ベッド第二装着部の挿入孔から外し前記アームレスト第二装着部の挿入孔へ装着する第一アームレスト形成ステップと、前記第一柵の支柱部を前記ベッド第一装着部の挿入孔から外し前記アームレスト第一装着部の挿入孔へ装着する第二アームレスト形成ステップと、を有する、
    ベッドの分離方法。
  13. 前記第一アームレスト形成ステップ及び前記第二アームレスト形成ステップの前に、前記車椅子を移動させて、前記車椅子と前記ベッド本体部との間に前記アームレスト第二装着部を露出させる、
    請求項12に記載のベッドの分離方法。
  14. 前記ベッド本体部に対して前記車椅子を係止した状態で前記車椅子を移動させて、前記車椅子と前記ベッド本体部との間に前記アームレスト第二装着部を露出させる、
    請求項13に記載のベッドの分離方法。
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