JP2001514652A - プレニルアルコールの製造方法 - Google Patents

プレニルアルコールの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 2−メチル−1,3−ブタジエン(イソプレン)及びカルボン酸からの3−メチル−2−ブテン−1−オール(プレニルアルコール)の調製の方法が開示されている。このプロセスで使用し得るカルボン酸は、Kaが10-4より大きい(水に対する相対値)を有しており、ジクロロ酢酸が特に好ましい。このプロセスは、プレニルエステルを生成するためにイソプレンのカルボン酸へのゆっくりとした添加(例えば滴下)を含んでいる。エステル形成反応は、殆どの場合室温で進行し、有機塩基触媒、好ましくは反応剤のカルボン酸のナトリウム塩又はカリウム塩の使用は、収率を高める。結果として生成するプレニルエステルは、塩基との反応によりプレニルアルコールに変換され得る。プレニルアルコールは、ビタミンA及びE、並びに幾つかの広汎に用いられているカロチノイドの合成に於ける化学中間体であるシトラールに容易に変換され得る。

Description

【発明の詳細な説明】 プレニルアルコールの製造方法 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、プレニルアルコール(3−メチル−2−ブテン−1−オール)と、 プレニルアルコールのエステル誘導体との製造方法に関する。プレニルアルコー ルは、ビタミンA及びB、抗ニキビ剤のレチンA及びアキユテインQP(登録商 標)、並びにβ−カロチンを含む広汎に使用される幾つかのカロチノイドの製造 と同様に、特にフレーバ及びフレグランス工業で使用されるスペシャリティーケ ミカルであるシトラールの製造に於ける中間体である。 シトラール()への最も都合の良いルートは、3−メチル−1−(3−メチ ル−2−ブテン−1−オキシ)−1,3−ブタジエン()の熱転移を含み、ア セタール(プレニルアルコール2及び3−メチル−2−ブテナール(プレナー ル,)から調製される)が、弱酸触媒(即ち、酢酸又は2,4−ジニトロフェ ノール)の存在下、125〜150℃の温度範囲で加熱された時に容易に得られ る。不飽和エーテルがシトラール()へ変換される経路は、Claisen 転移を含み、次に、同じ反応容器内でのCope転移が行われる: 上述のシトラールへのアプローチは、25年以上に亘りて知られており、プレ ナール()及びプレニルアルコール()のシトラール()への「ワン−ポ ット」プロセスでの変換に影響を与え得るステージに発展を続けてきている。R hone−Pouleneによる欧州特許出願第344,043(1989年11月29 日)(Chem.Abstracts 1990,112,179516d)及びPCT国際出願WO91 09,83 0[Chem.Abstracts 1991,115,114815t]を参照されたい。先の特許は、不飽和 エーテル(アセタール()から直接得られる)がシトラールに高収率(90 −100%)で変換され得ることを確かめている、即ち: (a)ドイツ特許第2,411,530号(1974年9月26日、Hoffmann-LaRoche) :Chem.Abstracts 1975,82,4434k。 (b)米国特許第4,016,212号(1977年4月5日、Hoffmann-LaRoche):Chem .Abstracts 1977,87,136042u (c)ドイツ特許第2,423,409号(1974年11月28日、日本の帝人):Che m.Abstracts 1979,91,123406y (d)ドイツ特許第2,625,074(1977年12月8日、BASF) :Chem.Abstracts 1978,88,89114c (e)欧州特許出願第21,074号(1981年1月7日,BASFによる出願):Chem. Abstracts 1981,95,7513q (f)日本特許第61 22,038号、クラレ(株)による:Chem.Abstracts 1986,105 ,134188n。 上記プロセスの主たる困難性は、プレニルアルコールの高いコストであり、− −これはシトラールと殆ど同じくらい高価である。しかし、一旦プレニルアルコ ール()が得られると、種々の金属又は金属塩触媒の存在下に空気によって都 合良く酸化されて、対応するアルデヒド(プレナール())をもたらす。M.M atsumoto他のJ.Org.Chem.1984,49,3435,及びクラレ(株)の日本特許第60 2 39,443号[Chem.Abstracts 1986,104,148312q]を参照されたい。2.関連する技術の記述 イソプレン[2−methyl−1,3−butadiene,CH2=C(C H3)CH=CH2]は有用であり、潜在的にプレニルアルコール()への低コ ストの前駆体であるように思われる。「合成天然ゴム」の製造に使用されるイソ プレンは、石油の「クラッキング」により---より便宜的には---イソブチレン及 びホルムアルデヒドに係わるPrins反応により得ることができる。 日本特許第71 14,107号(住友化学(株)による。Chem.Abstracts 1972,77,1 53520j)を参照されたい。 あいにく、酸触媒された水のイソプレンへの付加は、以下に示すように、ほん の少量のプレニルアルコールと第3級アルコールの異性体の実質的な量を生成す る:上述の2つのアルコールに加えて、種々の他の生成物がこの反応で得られる。文 献:Chem.Abstracts 1973,78,84547e。 イソプレンからのプレニルアルコール()の生成のもう一つのアプローチは 、ハロゲン化水素の酸(HX:HCl又はHBr)のイソプレンへの付加を含ん でいる。この反応はプレニルハライド[(CH32C=CHCH2X,X=Br又 はCl]を生成するものであるけれども、生成するのは穏やかなもののみであり 、反応は、最初に形成されたプレニルハライドの二重結 を与える。更に、プレニルブロマイド(又はクロライド)は毒性が高く、幾分揮 発性で、常圧で蒸留しようとすれば分解する。一方、もし、プレニルブロマイド ()が利用可能なら、以下のプレニルアルコールへのルートが開発されている : 参照:クラレ(株)の日本特許第77 10,207[Chem.Abstracts 1977,87,38852P] 及びモンサント化学のドイツ特許第3,021,414(1980年12月11日、Chem .Abstracts 1981,94,174311h)。 発明の要旨 1.プレニルエステルの合成 イソプレンを高収率で特定のプレニルエステル()に変換する容易な方法が 開発されている。このプロセスは実行するのが容易で、そのKa(水に対する相 対値)が10-4より大きいカルボン酸()へのイソプレン(沸点:43℃)の 滴下による添加を含んでおり、対応するエステル()を与える: プレニルエステルは続いて加水分解されるので、カルボン酸RCO2Hの混合物 が採用される。この反応は、もし、カルボン酸()が10-4より大きいKa( 水に対する相対値)(即ち、4より小さいpKa)を有していなければ、起こら ないであろう。 酢酸(Ka=1.75×10-5)、プロピオン酸(Ka=1.34×10-5)等で は失敗し、ギ酸(Ka=1.77×10-4;実施例VI参照))を使用したときは 、非常に遅い。(種々のカルボン酸のKaのリストは、「有機化学、第6版、Mor rison and Boyd」の第735頁に報告され、その開示はここに組み入れられる) 。従って、RはH又は有機官能基であり、好ましくはC1〜C4のハロアルキルで あり、これは、そのカルボン酸()の部分が10-4より大きいKa(水に対す る相対値)を持つときである。 もし、硫酸又はp−トルエンスルホン酸のような非常に強い酸(Kaが102よ り大きい)を、酢酸のような代表的なカルボン酸に添加すると、望ましい反応が 起こるが、しかし、プレニルエステルの収率は低く(25%より低い)、これは 、おそらくエステル生成物()それ自身が非常に強い酸性の条件に敏感なため である。 これに対して、ジクロロ酢酸(液体、沸点:194℃;Ka=5.53×10- 2 )の過剰モルでの上記反応に於ける使用は、対応するエステル(ジクロロ酢酸 プレニル、体系的にはジクロロ酢酸3−メチル−2−ブテン−1−イルと命名さ れる)の中程度の収率(約50%)を結果としてもたらす。アルカリ金属若しく はアルカリ土類金属塩又はジクロロ酢酸の金属塩(即ち、ジクロロ酢酸の共役塩 基)の、ジクロロ酢酸を含む反応混合物への添加は、イソプレンのジクロロ酢酸 プレニルへのよりよい変換をもたらし:エステルの70〜95%の収率が得られ る。この金属塩は、反応工程に於いて連続的に再生される。 ジクロロ酢酸は液体なので、酢酸又は蟻酸のような酸の共溶媒(cosolvent) としての添加は本発明の可能な変形であるが、溶媒の添加の必要はない。一旦エ ステル()が得られると、 それは炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム等を用いて容易に鹸化 され得る。の異性体の第3級アルコールエステル()は、本発明のプロセス で形成される生成物には見られない: これに対して、水が付加したときは、殆どの生成物は第3級アルコール(CH3 2C(OH)CH=CH2である。参照:Chem.Abstracts 1973,78,84547e。 本発明のプロセスは、プレニルカチオン(CH32C=CHCH2 +を得るため にイソプレンのプロトン化を含んでいる。このカチオンは、不飽和エステルと反 応することが知られている。[例えば:エステルの構造と同様の 参照、Julia及びcoworkersによる論文Bull.Sec.Chim.France,1980,Part II, 588の第595頁の表Xの見出し5及び7を参照されたい。見出し5は次の反応 に言及している:Juliaの文献の見出し7は同様であるが、しかし、過剰の蟻酸とプレニルエステ ル(即ち、蟻酸プレニル)とをプレニルカチオンの生成に使用している。 このように、文献は(カルボン酸の存在下に生成する)プレニルカチオンが、 不飽和エステルに於けるアルケン官能基に容易に付加してより分子量の高い付加 物−−−上記で引用した例ではテルペンを生成することを教示している。本発明 のプロセスは(イソプレンのプロトン化によって生成する)プレニルカチオンと 、不飽和エステル[即ち、プレニルエステル()の生成]との両方を含んでい るので、後者()の高収率での獲得は驚きであった:従来技術からすれば、最 初に生成したプレニルエステル()の引き続く反応が、カルボン酸の存在下で は、プレニルカチオンの再生し、結局2量体生成物に導くことが予想される。 2.出発物質の合成 本発明の方法で採用される好ましい反応剤−−イソプレン及びジクロロ酢酸− −は、商業的に入手可能である。もし望むなら、これらの反応剤は合成され得る 。例えば、イソプレンはイソブチレン(2−メチルプロペン)をホルムアルデヒ ドと約160℃で硫酸触媒を使用して反応させることにより形成される。ジクロ ロ酢酸は、幾つかの方法で形成され得る: a)クロロ酢酸をPCl3触媒を使用して塩素と反応させることにより; b)アセトアルデヒドを過剰の塩素と反応させてトリクロロアセトアルデヒド −−Cl3CCHOを生成する。炭酸カルシウム及びシアン化ナトリウムの混合 水溶液に溶解すると、トリクロロアセトアルデヒドがジクロロ酢酸に変換され得 る;又は c)トリクロロ酢酸は電解的にジクロロ酢酸に還元することができる。 3.製造のプロセスステップ 以下のことは、本発明のプロセスに於ける重要な要素である (a)アルカン酸、pKa(水に対する相対値)<4、モル過剰。このような 酸の混合物;又はより弱い酸溶媒(例えば、酢酸又はプロピオン酸)中のこのよ うな酸の高濃度溶液(1Mより大きい)が使用され得る。しかしながら、強/弱 の酸のタイプの溶媒システムに対して、このプロセスは非常に遅い。 (b)イソプレンのアルカン酸への遅い付加(例えば、数時間に亘る滴下によ る添加)は、良好な収率のために必要とされる。もし、イソプレンが一括して加 えられたら、イソプレンのプロトン化により生成されるプレニルカチオン[(C H32C=CHCH2 +]は、もう一つのイソプレンと反応することができ、RC O2H又はRCO2 -によってトラップされて所望のプレニルエステル()を得 るよりも、重合したテルペンを与える。 (c)反応は室温で容易に起こる;従って、加熱は必要ではない。しかしなが ら、蟻酸が使用されるとき(実施例VI)は、加熱がなければ、反応は非常にゆっ くり進行する。 (d)有機塩基(R’CO2XM、ここでMはI族又はII族のカチオンであり Xは1又は2である、は、必要ではないが、しかし、プレニルエステル()の 収率を最適化するためには望ましい。R’CO2 -は、カルボン酸そのものよりも 、プレニルカチオンのトラップに於いては良好である。反応剤のカルボン酸の共 役塩基(RCO2 -)は好ましい。しかし、他のカルボン酸塩基も使用され得る。 例えば、ジクロロ酢酸中にかなりの量で含まれる最も強い塩基の一つは、Cl2 CHCO2 -である。もし、 酢酸ナトリウム(より強い塩基)がジクロロ酢酸に添加されると、反応は酢酸( より弱酸)及ひジクロロ酢酸ナトリウム(より弱い塩基)とを生成するように起 こる。このように、プロセスは、過剰(例えばCl2CHCO2H)の「強」カル ボン酸の使用と、より弱いカルボン酸(例えば、プロピオン酸ナトリウム又は酢 酸カリウム)の添加により行われ得て、所望のカルボキシレートアニオン(Cl2 CHCO2 -)をin situで生成する。 4.イソプレンとジクロロ酢酸からのシトラールの生 ジクロロ酢酸とジクロロ酢酸ナトリウムとを使用する好ましい反応は、以下の ようである: 注:ジクロロ酢酸ナトリウム(10)はこの反応では消費されない。 生成物の単離は幾分容易である:ヘプタンを使用して、混合物からジクロロ酢 酸プレニル生成物(11)を連続的に抽出するか、非極性溶媒と水との間で混合 物を分配する。全てのジクロロ酢酸は、水層に残る。20−25mmでの蒸留に よる水の除去(参照:J.Am.Chem.Sec.1931,5,1594)は、Cl2C HCO2H及びジクロロ酢酸ナトリウムの全ての回収を可能とする。プレニルアルコールの単離の後、水層は希硫酸で酸性化され、Cl2CHCO2H が酢酸イソプロピル等による連続抽出によって回収され得る。 参照:Chem.Abstracts 1986,4,148312q。また、J.Org Chem.1984,49,343 5を参照されたい。 シトラールの製造の最終ステップ:次の 参照:Chem Abstracts 1986,105,134188n 又は 「ワンポット」プロセス:参照:Chem.Abstracts 1991,115,114815t 発明の詳細な説明 以下の実施例は例示の目的で示されたものであり、請求の範囲に描写されてい る発明を限定するように構成されるべきではない。 実施例I ジクロロ酢酸ナトリウムを含むジクロロ酢酸を用いた イソプレンの処理による ジクロロ酢酸3−メチル−2−ブテン−1−イルの調製 154mg(1.02mmol)のジクロロ酢酸ナトリウム(Aldrich Chemic al Co.,Milwaukee,Wisconsinから購入)と、4.00ml(48.5mmol )のジクロロ酢酸(精製グレード、Fisher Scientific Co.から購入)とをセプ タム(septum) キャップ(イソプレンの添加が10μLのシリンジを使用して行い得るように) と、反応の間フラスコ内の混合物か雰囲気中の湿気から保護され得るようにJohn son及びSchneider[Org.Synth.30,18(1950)]によって記述されているものと同 様の装置に接続されたアダプターとを取り付けた、25mlの3つ口反応フラス コに加えた。この混合物は、全ての固体が溶解するまで、室温で数分間撹拌し、 その後、5.0マイクロリットルのイソプレン(Aldrich Chemical Co.,Milwau kee,Wisconsinから購入)の撹拌されている混合物への添加により、反応を開始 した。2分毎に追加の分割部分(5.0μL)のイソプレンを加え、このような イソプレンの分割部分を50回(50×5μL:2.50mmol)まで98分 に亘って加えた。混合物は次に室温で更に10分間撹拌した。生成物は反応混合 物を35mlの10%(W/V)塩化ナトリウム水溶液で希釈することにより単 離し(注:もしジクロロ酢酸とジクロロ酢酸ナトリウムのリサイクルを目指すな ら、水のみが用いられるべきである)、25mlのヘキサンで抽出した。引き続 く有機層の飽和重炭酸ナトリウム水溶液(1×25ml)と飽和塩化ナトリウム 水溶液(×25ml)とを用いた洗浄の後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ濾 過した。減圧下での蒸発によりヘキサンを除去し、続く蒸発による蒸留により、 指定のプレニルエステル348mg(収率71%)を得た:沸点78−92℃( バス温度、0.30mm)。この化合物の同定及び純度は、IR及びプロトンN MR分析(400MHzで記録)により行った。後者のスペクトルは、δ5.9 4(CHC2)にシングレットの、δ5.385(CH=C)にトリプレット( J=7.2,1.4Hz)の、δ4.76(CH2O)にダブレット(J=7. 2Hz)の、及びδ1.748及び1.737に2つのビニルメチル基の信 号を示した。 もし、プレニルジクロロ酢酸の収率を最大にすることを望むなら、付加的なジ クロロ酢酸ナトリウム及び/又はイソプレンのシリンジを使用し数時間の期間に 亘る制御された添加の存在が椎奨される。 実施例II プレニルジクロロ酢酸の鹸化による3−メチル−2−ブテン −1−オール(プレニルアルコール)の調製 実施例Iに従って大きいスケールでイソプレンから製造したジクロロ酢酸3− メチル−2−ブテン−1−イル(53mg,2.72mmol)のメチルアルコ ール3.0mlの溶液に、5Mの水酸化ナトリウム水溶液(3.75mmol) の0.75mlを加えた。この混合物は、次に室温で90分間撹拌した。生成物 は、30mlの塩化ナトリウムの飽和水溶液で反応混合物を希釈することにより 、そして、20mlの1:1(V/V)ペンタン:エーテルで抽出することによ り単離した。[注:ジクロロ酢酸ナトリウムのリサイクルを望むなら、適当な有 機溶媒(例えば、酢酸イソプロピル)の使用により反応混合物からプレニルアル コールを連続抽出することを推奨する。]続く有機層の塩化ナトリウム飽和水溶 液(25ml)による洗浄の後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。大 気下での分別蒸留により、揮発性の有機溶媒の大部分を除去し、次に、減圧下( 60mm)で残ったペンタンを除去し、207mg(88%)の指定のアルコー ルを得、そのIR及びプロトンNMRスペクトルの特性は、3−メチル−2−ブ テン−1−オールの標準サンプル(Aldrich Chemical Co.,Milwaukee,Wiscons inから購入)と同じであった。 実施例III イソプレンのジクロロ酢酸カリウムを含むジクロロ酢酸 を用いた処理による ジクロロ酢酸3−メチル−2−ブテン−1−イルの調製 ジクロロ酢酸カリウム(Aldrich Chemical Co.,Milwaukee,Wisconsinから購 入)の162mg(0.97mmole)[注:ジクロロ酢酸に酢酸カリウムを 添加することにより、in situで後者の塩を調製することができる)と、ジクロ ロ酢酸(精製グレード、Fisher Scientific Co.から購入)の4.00ml(4 8.5mmole)とを、実施例Iの手順で記載したものと同じ反応フラスコに 加えた。全ての固体を一旦溶かし、イソプレン(Aldrich Chemical Co.,Milwau kee,Wisconsinから購入)の10μLを室温で撹拌している反応混合物に添加す ることにより反応を開始させた。毎分、イソプレンの追加分(10μL)を加え 、このイソプレンの追加分を29分間に亘って30回(30×10μL;3.0 0mmol)添加した。続いて、室温で更に10分間混合物を撹拌した。実施例 Iの手順の記載と同様に生成物の単離を行い、次に、蒸発蒸留を行い、301m g(収率51%)の指定のエステルを得、その沸点とスペクトルの特性は、実施 例Iの手順によって調製された生成物によるそれと同じであった。 上記の手順を使用して得られたジクロロ酢酸プレニルの低い収率(実施例Iで 得られたものに比較して)は、イソプレンの反応混合物へのより速い添加(プレ ニルカチオンがジクロロ酢酸の代わりにイソプレンと反応することが可能となり 、これにより、より「二量化した、高沸点」の生成物を得る)によることを確か めるために、この手順(同じ量のジクロロ酢酸カリウム及びジクロロ酢酸を使用 して)を次のように変更して繰り返した:イソプレン10μLを反応混合物に添 加し、2分毎に、 イソプレンの追加分(10μL)を加え、このイソプレンの追加分を58分間に 亘って30回(30×10μL;3.00mmol)添加した。予想したとおり 、この変更はジクロロ酢酸プレニルの蒸留収率に於ける増加をもたらした(37 2mg、63%)。後者のエステルの高い収率(63%対51%)がイソプレン を反応混合物に添加する全体の時間を長くすることにより得られたという事実は 、生成物は、一旦生成されると、これらの反応条件の下では適度に安定であるこ とを示している。 実施例IV イソプレンのカルボン酸塩を含むカルボン酸の混合物 を用いた処理による プレニルエステルの調製 無水酢酸ナトリウムの102mg(1.24mmol)と、1.048g(6 .41mmol)のトリクロロ酢酸(Aldrich Chemical Co.,Milwaukee,Wisco nsinから購入)とを、実施例Iの手順で記載したものと同じ反応フラスコ内のジ クロロ酢酸(精製グレード、Fisher Scientific Co.から購入)の3.00ml (36.4mmol)に加えた。全ての固体を一旦溶かし、イソプレンの10μ Lを室温で撹拌している反応混合物に添加することにより反応を開始させた。毎 分、イソプレンの追加分(10μL)を加え、このイソプレンの追加分を29分 間に亘って30回(30×10μL;3.00mmol)添加した。続いて、室 温で更に10分間混合物を撹拌した。実施例Iの手順の記載と同様に生成物の単 離を行い、530mg(収率89.7%、もしイソプレンが単純にジクロロ酢酸 プレニルに変換されたとしたなら)の混合物を得、これは、プロトンNMR分析 により、ジクロロ酢酸プレニルとトリクロロ酢酸プレニルとを2.5:1の比率 で含有していることが示された。ト リクロロ酢酸プレニル(トリクロロ酢酸3−メチル−2−ブテン−1−イル)は δ4.85のダブレット(J=7Hz)(CH2O)によって特徴づけられ、一 方、対応するジクロロ酢酸プレニルのシグナルはδ4.76に中心を置くダブレ ットである。プロトンNMR分析はまた、約20〜25%の粗製の生成物は、同 定されていない二量体の高沸点化合物−−実施例IIIの最初に記載した部分の手 順で観察された副生成物と同様のものを示している。ジクロロ酢酸プレニルは、 これらの副生成物から(実施例I及びIIIと同様に)蒸留により容易に分離され 得る。 実施例V イソプレンのプロピオン酸を用いた処理による プロピオン酸3−メチル−2−ブテン−1−イルの調製の試み プロピオン酸ナトリウム(精製グレード、Fisher Scientific Co.から購入) の119mg(2.24mmol)、イソプレンの0.25ml(2.50mm ol)及びプロピオン酸(99+%純度、Aldrich Chemical Co.,Milwaukee,W isconsinから購入)を、反応の間フラスコ内の混合物が雰囲気中の湿気から保護 され得るようにJohnson及びSchneider[Org.Synth.30,18(1950)]によって記述 されているものと同様の装置に接続された効率的な還流冷却器を備えた反応フラ スコに加えた。次に、この混合物を室温で3時間撹拌した。実施例Iの手順に記 載されているような生成物の単離により、11mgの物質を得、その赤外線スペ クトルはカルボニルの吸収ピークを示さなかった。従って、イソプレンはこのよ うな弱酸の条件ではプレニルエステルに変換され得ない。 実施例VI イソプレンへの蟻酸の添加による 蟻酸3−メチル−2−ブテン−1−イルの調製 蟻酸ナトリウムの143mg(2.10mmol)、イソプレンの0. 25 ml(2.50mmol)、及び98−100%の蟻酸の6.00mlを、反応 の間フラスコ内の混合物が雰囲気中の湿気から保護され得るようにJohnson及びS chneider[Org.Synth.30,18(1950)]によって記述されているものと同様の装置 に接続された効率的な還流冷却器を備えた反応フラスコに加えた。次に、この混 合物を室温で4時間撹拌した。生成物は、10%(W/V)塩化ナトリウムの5 0mlで希釈し、30mlのペンタンで抽出することにより単離した。続く有機 層の飽和重炭酸ナトリウム水溶液(1×25ml)及び飽和塩化ナトリウム水溶 液(3×25ml)による洗浄の後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し た。揮発性の蟻酸プレニルのロスを最小限にするために、乾燥させた有機層は、 次に、大気圧下の分別蒸留によりペンタンの殆どを除去することにより3−4m lに濃縮した。残されたペンタンは、次に、減圧下での蒸発により除かれ、粗製 の生成物38mg(収率13%、イソプレンの蟻酸プレニルへの変換に基づく) を得た。続くプロトンNMR分析は、この粗製の混合物の半分より僅かに少なく 含有されている蟻酸プレニルを示し、それ故に、イソプレンの所望のエステルへ の変換は、たったの約5%であった。 より酸性のカルボン酸(即ち、Kaが10-3より大きい)で行うときに、反応 がより容易であることを示すために、161mg(0.96mmol)のジクロ ロ酢酸カリウム(Aldrich Chemical Co.,Milwaukee,Wisconsinから購入)と、 5.00mlのジクロロ酢酸(精製グレード、Fisher Scientific Co.から購入 )と、0.25ml(2.50mmol)のイソプレンとを使用して、同様の実 験を行った。混合物を室温で30分撹拌し、その後、生成物を上述の方法で単離 し、287mg(収率 58%−もし、生成物が単純にジクロロ酢酸プレニルであるとしたら)の混合物 を得、その約半分が所望のプレニルエステルであった。反応はジクロロ酢酸中で 速く起こったけれども、ジクロロ酢酸プレニルの収率は、イソプレンの酸性反応 混合物へのゆっくりとした添加に失敗し、極めて小さかった(せいぜい収率25 −30%)。 注:このプロセスで蟻酸プレニルを高収率で得たいなら、イソプレンを蟻酸塩 を含む蟻酸の加熱した混合物(例えば、40−100℃)に、圧力容器内(34 ℃というイソプレンの沸点による)でゆっくり添加することが必要であろう。 実施例VII ジクロロ酢酸塩の不存在下での イソプレンのジクロロ酢酸を用いた処理による ジクロロ酢酸3−メチル−2−ブテン−1−イルの調製 実施例VIに記載した手順を使用して、0.25ml(2.50mmol)のイ ソプレンの、5.00mlのジクロロ酢酸(精製グレード、Fisher Scientific Co.から購入)中の溶液を室温で30分撹拌した。実施例VIの手順に記載された と同様の単離により、216mg(44%、不純物の修正なし)の指定のエステ ル(混合物の50%より少ない)とイソプレンの「二量化/重合」に由来する副 生成物(即ち、ジクロロ酢酸によってトラップされるよりもイソプレンと反応す るプレニルカチオン)とを含む混合物を得た。反応はジクロロ酢酸中で進行した が、この生成混合物の実施例VIの第2の部分(即ち、同様の実験だがジクロロ酢 酸塩の存在下に行われた)で得られたものとの比較は、後者の塩が所望のプレニ ルエステルの収率に有益な影響を与えることを示している。 実施例VIIIa>102の強酸触媒の存在下に於ける 過剰の酢酸を用いたイソプレンの処理による 酢酸3−メチル−2−ブテン−1−イルの調製 氷酢酸15ml中のパラトルエンスルホン酸一水和物の195mg(1.03 mmol)の溶液に、1.00ml(10.0mmol)のイソプレンを添加し た。この混合物を大気の湿気に曝されることから連続的に保護し、室温で3時間 撹拌した。次に、生成物は10%(W/V)塩化ナトリウム水溶液の120ml で反応混合物を希釈し、50mlのペンタンで抽出することにより単離した。有 機層を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液(1×50ml)と塩化ナトリウムの飽和 水溶液(1×50ml)とにより連続して洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで 乾燥させ、濾過した。揮発性の酢酸プレニルのロスを最小限にするため、乾燥さ せた有機層は、次に、常圧下での分別蒸留によつてペンタンの殆どを除去するこ とにより、4−5mlの体積まで濃縮した。残ったペンタンは、次に、減圧下で 蒸発させることにより除去し、粗製の生成物218mg(もしこれが全て酢酸プ レニルであるとすれば収率17%)を得、プロトンNMR分析により、酢酸プレ ニル(その混合物の2分の1より少ない)と、より高分子量の副生成物との複合 的な混合物であることが示された。それ故、強酸触媒(Ka>102)の存在下で のカルボン酸を用いたイソプレンの所望のエステルへの変換率は、たったの5− 10%(良くても)であった。このプロセスは遅いのみならず(即ち、3時間後 でも反応が完結しない)、それは役に立たない(より多くのイソプレンがより高 分子量の副生成物に変換される)。プロセスの効率を改善するために酢酸ナトリ ウムを添加すること(即ち、プレニルカチオンを「トラップする」ことにより) は適当ではなく、なぜなら、それは強酸 触媒を中和し、これにより、反応が起こるのを妨げるからである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 69/63 C07C 69/63

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.プレニルエステルの調製方法であって、以下のステップ: (a)少なくとも一つの以下の式のカルボン酸を含む溶液を調製し、 RCOOH ここで、RはH又は有機官能基であり、RCOOHの水に対する相対値のKa か10-4より大きく、 (b)前記溶液にイソプレンを前記カルボン酸のモル過剰を維持しながらゆっ くり添加して反応混合物を形成し、及び (c)該反応混合物からプレニルエステルを単離することを包含している方法 。 2.請求項1記載の方法であって、前記溶液が、更に以下の塩基を含む方法: (R’COO)XM ここで、R’はH又は有機官能基であり、MはI族又はII族のカチオンであり 、Xは1又は2であり、R’はRと同じ又は異なっている。 3.請求項1記載の方法であって、前記Rは、H及びC1からC4のハロアルキ ル基からなる群から選択される置換基である方法。 4.請求項1記載の方法であって、前記Rは、ジクロロメチルである方法。 5.請求項1記載の方法であって、前記溶液がカルボン酸の混合物であり、前 記酸の一つがジクロロ酢酸を含んでいる方法。 6.請求項2記載の方法であって、前記R’は、H及びC1からC4のハロアル キル基からなる群から選択される置換基である 方法。 7.請求項2記載の方法であって、前記反応混合物を約20℃及び25℃の間 の温度に維持するステップを更に包含している方法。 8.請求項1記載の方法であって、前記RCOOHが蟻酸を含み、前記反応混 合物は、前記イソプレンの添加の間、約40℃及び100℃の間の温度で圧力反 応容器内に維持されている方法。 9.請求項8記載の方法であって、前記溶液は、カルボン酸のナトリウム及び カリウムの塩又はそれらの混合物からなる群から選択される塩基を含んでいる方 法。 10.請求項2記載の方法であって、前記イソプレンは、数時間に亘り、滴下 による方法で前記溶液に添加される方法。 11.プレニルアルコールの調製方法であって、以下のステップ: (a)ジクロロ酢酸と以下の有機塩基とを含有する溶液を調製し: M(OOCCHCl2)X ここで、MはI族又はII族のカチオンであり、Xは1又は2であり; (b)前記溶液にイソプレンをゆっくり添加し、ジクロロ酢酸をモル過剰に維 持して反応混合物を形成してジクロロ酢酸プレニルを生成し、 (c)前記反応混合物を、水と非極性溶媒との間で分配し、これにより、ジク ロロ酢酸プレニルを前記非極性溶媒に存在させ、及び (d)分配したジクロロ酢酸プレニルを、第2の塩基を含む 水溶液と接触させて、プレニルアルコールを調製すること を包含している方法。 12.請求項11記載の方法であって、前記ステップ(d)に先だって、前記 非極性溶媒を前記ジクロロ酢酸プレニルから除去するステップを更に包含してい る方法。 13.請求項11記載の方法であって、前記第2の塩基は、水酸化ナトリウム 、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム及びこれらの混合物からなる 群から選択される方法。 14.請求項11記載の方法であって、 前記水溶液を第2の有機溶媒で抽出してプレニルアルコールを含む有機溶液を 調製することを含む、前記水溶液からプレニルアルコールを単離するためのステ ップを更に包含する方法。 15.請求項14記載の方法であって、 前記水溶液を無機酸で中和し;及び 該中和した水溶液を第3の有機溶媒で抽出することを含む、第2の溶媒を用い た抽出に続いて前記水溶液から遊離したジクロロ酢酸を回収するためのステップ を更に包含している方法。 16.請求項11記載の方法であって、前記有機塩基はジクロロ酢酸ナトリウ ム又はジクロロ酢酸カリウムである方法。 17.請求項11記載の方法であって、前記溶液は、ジクロロ酢酸に加えて第 2のカルボン酸を含有している方法。 18.請求項17記載の方法であって、前記第2のカルボン酸は、酢酸及びプ ロピオン酸から選択される方法。 19.請求項17記載の方法であって、前記第2のカルボン酸は、以下の式を 有する化合物である方法: RCOOH ここで、RはH又は有機官能基であり、RCOOHの水に対する相対値のKaは 、10-4より大きい。
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