JP2909224B2 - イブプロフエン及びそのアルキルエステルの製造法 - Google Patents
イブプロフエン及びそのアルキルエステルの製造法Info
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- JP2909224B2 JP2909224B2 JP2410576A JP41057690A JP2909224B2 JP 2909224 B2 JP2909224 B2 JP 2909224B2 JP 2410576 A JP2410576 A JP 2410576A JP 41057690 A JP41057690 A JP 41057690A JP 2909224 B2 JP2909224 B2 JP 2909224B2
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- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C51/00—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
- C07C51/10—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reaction with carbon monoxide
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Description
【0001】本発明はイブプロフェンとして公知の薬剤
である、2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸
又はそのエステルの製造法に関する。
である、2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸
又はそのエステルの製造法に関する。
【0002】イブプロフェン製造には多くの公知の方法
があるが、より経済的な方法に対する要求がまだある。
2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸又はその
エステル製造の公知の方法の中に、Shimizu e
t al.(U.S.4,694,100,1987年
9月公告)があり、それに錯体カルボニル化触媒の存在
下におけるp−イソブチルスチレンと一酸化炭素及び水
又はアルコールとの反応が記載されている。また金属錯
体カルボニル触媒の存在下におけるp−イソブチルスチ
レンと一酸化炭素及び水素との反応により2−(4−イ
ソブチルフェニル)プロピオンアルデヒドを得、その後
酸化することにより所望の生成物とする変法も記載され
ている。それらの出発物質の製造法として、硫酸の存在
下でイソブチルベンゼンとアセトアルデヒドを反応させ
て1,1−ビス(4−イソブチルフェニル)エタンを
得、それを触媒を用いてクラッキングすることによりp
−イソブチルスチレンとイソブチルベンゼンを得る方法
についても記載されている。
があるが、より経済的な方法に対する要求がまだある。
2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸又はその
エステル製造の公知の方法の中に、Shimizu e
t al.(U.S.4,694,100,1987年
9月公告)があり、それに錯体カルボニル化触媒の存在
下におけるp−イソブチルスチレンと一酸化炭素及び水
又はアルコールとの反応が記載されている。また金属錯
体カルボニル触媒の存在下におけるp−イソブチルスチ
レンと一酸化炭素及び水素との反応により2−(4−イ
ソブチルフェニル)プロピオンアルデヒドを得、その後
酸化することにより所望の生成物とする変法も記載され
ている。それらの出発物質の製造法として、硫酸の存在
下でイソブチルベンゼンとアセトアルデヒドを反応させ
て1,1−ビス(4−イソブチルフェニル)エタンを
得、それを触媒を用いてクラッキングすることによりp
−イソブチルスチレンとイソブチルベンゼンを得る方法
についても記載されている。
【0003】イブプロフェン製造の他の方法として欧州
特許公開284,310(Hoechst Celan
ese,1988年9月公開)による方法があり、それ
には酸性水媒体中、パラジウム化合物/ホスフィン錯体
及び好ましくはハロゲン化水素から誘導した解離水素及
びハロゲンイオンの存在下において一酸化炭素を用いた
1−(4−イソブチルフェニル)エタノールのカルボニ
ル化により、イブプロフェンが製造できると記述されて
いる。この方法には、公知の製法で製造することが、非
経済的である1−(4−イソブチルフェニル)エタノー
ルが出発物質であるという欠点がある。
特許公開284,310(Hoechst Celan
ese,1988年9月公開)による方法があり、それ
には酸性水媒体中、パラジウム化合物/ホスフィン錯体
及び好ましくはハロゲン化水素から誘導した解離水素及
びハロゲンイオンの存在下において一酸化炭素を用いた
1−(4−イソブチルフェニル)エタノールのカルボニ
ル化により、イブプロフェンが製造できると記述されて
いる。この方法には、公知の製法で製造することが、非
経済的である1−(4−イソブチルフェニル)エタノー
ルが出発物質であるという欠点がある。
【0004】Gardano et al.(U.S.
4,536,595,1985年8月公開)に、あるア
ルファーアリールプロピオン酸のアルカリ塩を、実質的
に常温常圧で無水アルコール溶媒中、アルカリ金属ヒド
ロキシド及び触媒としてコバルト ヒドロカルボニルの
塩の存在下で対応するアリール エチル 2級ハライド
と一酸化炭素の反応により製造する方法が記載されてい
る。
4,536,595,1985年8月公開)に、あるア
ルファーアリールプロピオン酸のアルカリ塩を、実質的
に常温常圧で無水アルコール溶媒中、アルカリ金属ヒド
ロキシド及び触媒としてコバルト ヒドロカルボニルの
塩の存在下で対応するアリール エチル 2級ハライド
と一酸化炭素の反応により製造する方法が記載されてい
る。
【0005】本発明に従いイブプロフェン又はそのエス
テルは、1−ハロ−1−(4−イソブチルフェニル)エ
タン1モル当たり少なくとも8モルの水又はC1−C6の
直鎖又は分枝鎖状脂肪族アルコールを含む中性又は酸性
媒体中、10℃−200℃の温度、及び少なくとも1気
圧の一酸化炭素圧力下において、(a)原子価が0−2
のパラジウムの化合物及び(b)パラジウム1モル当た
り8−20モルのリガンドを与える量の少なくとも1種
類の酸−安定化リガンドの存在下で1−ハロ−1−(4
−イソブチルフェニル)エタンを一酸化炭素を用いてカ
ルボニル化することにより製造する。
テルは、1−ハロ−1−(4−イソブチルフェニル)エ
タン1モル当たり少なくとも8モルの水又はC1−C6の
直鎖又は分枝鎖状脂肪族アルコールを含む中性又は酸性
媒体中、10℃−200℃の温度、及び少なくとも1気
圧の一酸化炭素圧力下において、(a)原子価が0−2
のパラジウムの化合物及び(b)パラジウム1モル当た
り8−20モルのリガンドを与える量の少なくとも1種
類の酸−安定化リガンドの存在下で1−ハロ−1−(4
−イソブチルフェニル)エタンを一酸化炭素を用いてカ
ルボニル化することにより製造する。
【0006】本発明の実行においてカルボニル化する1
−ハロ−1−(4−イソブチルフェニル)エタンとして
は、1−クロロ−1−(4−イソブチルフェニル)エタ
ン又は1−ブロモ−1−(4−イソブチルフェニル)エ
タンが可能であり、公知の技術で製造することができ
る。
−ハロ−1−(4−イソブチルフェニル)エタンとして
は、1−クロロ−1−(4−イソブチルフェニル)エタ
ン又は1−ブロモ−1−(4−イソブチルフェニル)エ
タンが可能であり、公知の技術で製造することができ
る。
【0007】1−ハロ−1−(4−イソブチルフェニ
ル)エタンのカルボニル化は10℃−200℃、好まし
くは50−150℃、最も好ましくは90−135℃の
温度で行う。さらに高い温度も使用できる。反応の間に
好ましい範囲内で徐々に温度を上げると少し良い収率が
得られることを見出した。
ル)エタンのカルボニル化は10℃−200℃、好まし
くは50−150℃、最も好ましくは90−135℃の
温度で行う。さらに高い温度も使用できる。反応の間に
好ましい範囲内で徐々に温度を上げると少し良い収率が
得られることを見出した。
【0008】反応容器中の一酸化炭素の分圧は少なくと
も常温で(又は満たされる容器の温度で)1気圧であ
る。反応装置の圧力制限以下のどんな高圧の一酸化炭素
も使用できる。本方法においては、約4500psig
(約31MPa)までの圧力が便利である。より好まし
い圧力は反応温度において300−3000psig
(2−21MPa)、及び最も好ましい圧力は800−
2000psig(5−14MPa)である。
も常温で(又は満たされる容器の温度で)1気圧であ
る。反応装置の圧力制限以下のどんな高圧の一酸化炭素
も使用できる。本方法においては、約4500psig
(約31MPa)までの圧力が便利である。より好まし
い圧力は反応温度において300−3000psig
(2−21MPa)、及び最も好ましい圧力は800−
2000psig(5−14MPa)である。
【0009】カルボニル化は1−ハロ−1−(4−イソ
ブチルフェニル)エタン1モル当たり少なくとも約8モ
ルの水又はC1−C6の直鎖あるいは分枝鎖状脂肪族アル
コールの存在下で行う;しかし反応の完結を助けるため
に過剰であることが好ましい。本方法においては、実行
上の制限(例えば反応容器の大きさ)以外に水又はアル
コールの量に関する真の上限はないが、1−ハロ−1−
(4−イソブチルフェニル)エタン1モル当たり100
モルまでの量が好ましい。さらに本発明の方法において
使用する水又はアルコールの量を調節することは、最高
収率を得る点で有利である。従って1−ハロ−1−(4
−イソブチルフェニル)エタン1モル当たり8−50モ
ルの水又はアルコールが好ましく、1−ハロ−1−(4
−イソブチルフェニル)エタン1モル当たり8−24モ
ルの水又はアルコールが最も好ましい。水を使用すると
生成物としてイブプロフェンが得られ;アルコールを使
用すると生成物はイブプロフェンのエステルとなる。
ブチルフェニル)エタン1モル当たり少なくとも約8モ
ルの水又はC1−C6の直鎖あるいは分枝鎖状脂肪族アル
コールの存在下で行う;しかし反応の完結を助けるため
に過剰であることが好ましい。本方法においては、実行
上の制限(例えば反応容器の大きさ)以外に水又はアル
コールの量に関する真の上限はないが、1−ハロ−1−
(4−イソブチルフェニル)エタン1モル当たり100
モルまでの量が好ましい。さらに本発明の方法において
使用する水又はアルコールの量を調節することは、最高
収率を得る点で有利である。従って1−ハロ−1−(4
−イソブチルフェニル)エタン1モル当たり8−50モ
ルの水又はアルコールが好ましく、1−ハロ−1−(4
−イソブチルフェニル)エタン1モル当たり8−24モ
ルの水又はアルコールが最も好ましい。水を使用すると
生成物としてイブプロフェンが得られ;アルコールを使
用すると生成物はイブプロフェンのエステルとなる。
【0010】本発明の方法においては、イブプロフェン
のエステルを形成するどのようなアルコールも使用でき
る。好ましい具体例においては、低級脂肪族アルコー
ル、すなわちC1−C6の直鎖あるいは分枝鎖状脂肪族ア
ルコールを使用する。この具体例において使用するアル
コールの例には、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、n−、イソ−、2級−及び3級ブチルアルコール、
ペンチルアルコール及びヘキシルアルコールが含まれ
る。メチルアルコールが特に好ましく、エチルアルコー
ルが最も好ましい。他のアルコール、グリコール又は芳
香族ヒドロキシ化合物も使用できる。
のエステルを形成するどのようなアルコールも使用でき
る。好ましい具体例においては、低級脂肪族アルコー
ル、すなわちC1−C6の直鎖あるいは分枝鎖状脂肪族ア
ルコールを使用する。この具体例において使用するアル
コールの例には、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、n−、イソ−、2級−及び3級ブチルアルコール、
ペンチルアルコール及びヘキシルアルコールが含まれ
る。メチルアルコールが特に好ましく、エチルアルコー
ルが最も好ましい。他のアルコール、グリコール又は芳
香族ヒドロキシ化合物も使用できる。
【0011】本発明の好ましい具体例において、カルボ
ニル化反応は中性条件下、すなわち酸を加えない条件下
で開始する。添加した酸の存在下で行うこともできる。
酸を加える場合そのような酸には、硫酸、リン酸、スル
ホン酸、又はアセチルあるいはハロ−置換酢酸が含まれ
る。塩酸、臭酸などのハロゲン化水素酸が好ましい。ハ
ロゲン化水素は気相又は液相(アルコール溶液又は水溶
液の形態で)の状態で加えることができる;他の好まし
い具体例において、これは水溶液で加える。どのような
水溶液濃度も可能である。塩酸は約10%までの濃度が
好ましく;より好ましい濃度は10%−30%である。
加える酸の量は1−ハロ−1−(4−イソブチルフェニ
ル)エタン1モル当たり約40モルまでの水素イオンを
与える量であり;より好ましい量は1−ハロ−1−(4
−イソブチルフェニル)エタン1モル当たり約10モル
までの水素イオン与える量であり;量も好ましい量は1
−ハロ−1−(4−イソブチルフェニル)エタン1モル
当たり約4モルまでの水素イオンを与える量である。
ニル化反応は中性条件下、すなわち酸を加えない条件下
で開始する。添加した酸の存在下で行うこともできる。
酸を加える場合そのような酸には、硫酸、リン酸、スル
ホン酸、又はアセチルあるいはハロ−置換酢酸が含まれ
る。塩酸、臭酸などのハロゲン化水素酸が好ましい。ハ
ロゲン化水素は気相又は液相(アルコール溶液又は水溶
液の形態で)の状態で加えることができる;他の好まし
い具体例において、これは水溶液で加える。どのような
水溶液濃度も可能である。塩酸は約10%までの濃度が
好ましく;より好ましい濃度は10%−30%である。
加える酸の量は1−ハロ−1−(4−イソブチルフェニ
ル)エタン1モル当たり約40モルまでの水素イオンを
与える量であり;より好ましい量は1−ハロ−1−(4
−イソブチルフェニル)エタン1モル当たり約10モル
までの水素イオン与える量であり;量も好ましい量は1
−ハロ−1−(4−イソブチルフェニル)エタン1モル
当たり約4モルまでの水素イオンを与える量である。
【0012】本発明のカルボニル化法は、反応促進量の
(a)原子価が0−2のパラジウムを含むパラジウム化
合物及び(b)少なくとも1種類の酸−安定化リガンド
の存在下で行う。使用することのできるリガンドには一
座配位又は多座配位電子供与性物質、例えばP,N,O
などの元素を含む物質及びオレフィン化合物のような多
重結合を含む物質が含まれる。そのような酸−安定化リ
ガンドの例は、トリ−n−ブチル−、トリシクロヘキシ
ル−、及びトリフェニルホスフィンのようなトリアルキ
ル−及びトリアリールホスフィンを含むトリヒドロカル
ビルホスフィン;ベンゾニトリル及びn−プロピオニト
リルなどの低級アルキル及びアリールニトリル;アリル
化合物又は1,5−シクロオクタジエンのようなπ−電
子を含むリガンド;ピペリジン、ピペラジン、三塩化錫
(II)及びアセチルアセトネート;などである。ある
具体例においてパジウム及びリガンドは、ビス(トリフ
ェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド又はブ
ロミド、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジ
ウム(0)又は他の類似の錯体などの予備生成パラジウ
ム錯体として加える。好ましい具体例においては反応混
合物に、各成分、すなわちリガンド及び臭化物、硝酸
塩、硝酸塩又は酢酸塩などのパラジウム(II)化合物
を加えることにより、活性触媒物質が、その場生成され
る。最も好ましい具体例においては、トリフェニルホス
フィン及びパラジウム(II)クロリドを用い、個別に
又は一緒に、一度に又は逐次的に加える。
(a)原子価が0−2のパラジウムを含むパラジウム化
合物及び(b)少なくとも1種類の酸−安定化リガンド
の存在下で行う。使用することのできるリガンドには一
座配位又は多座配位電子供与性物質、例えばP,N,O
などの元素を含む物質及びオレフィン化合物のような多
重結合を含む物質が含まれる。そのような酸−安定化リ
ガンドの例は、トリ−n−ブチル−、トリシクロヘキシ
ル−、及びトリフェニルホスフィンのようなトリアルキ
ル−及びトリアリールホスフィンを含むトリヒドロカル
ビルホスフィン;ベンゾニトリル及びn−プロピオニト
リルなどの低級アルキル及びアリールニトリル;アリル
化合物又は1,5−シクロオクタジエンのようなπ−電
子を含むリガンド;ピペリジン、ピペラジン、三塩化錫
(II)及びアセチルアセトネート;などである。ある
具体例においてパジウム及びリガンドは、ビス(トリフ
ェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド又はブ
ロミド、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジ
ウム(0)又は他の類似の錯体などの予備生成パラジウ
ム錯体として加える。好ましい具体例においては反応混
合物に、各成分、すなわちリガンド及び臭化物、硝酸
塩、硝酸塩又は酢酸塩などのパラジウム(II)化合物
を加えることにより、活性触媒物質が、その場生成され
る。最も好ましい具体例においては、トリフェニルホス
フィン及びパラジウム(II)クロリドを用い、個別に
又は一緒に、一度に又は逐次的に加える。
【0013】好ましいパラジウムの使用量は、パラジウ
ム1モル当たり4−8000モルの1−ハロ−1−(4
−イソブチルフェニル)エタンとなる量であり;より好
ましい量はパラジウム1モル当たり100−4000モ
ルの1−ハロ−1−(4−イソブチルフェニル)エタン
となる量であり;最も好ましい量はパラジウム1モル当
たり200−2000モルの1−ハロ−1−(4−イソ
ブチルフェニル)エタンとなる量である。本発明の方法
はパラジウム1モル当たり少なくとも8モルのリガンド
の存在下で行う。より好ましくはパラジウム1モル当た
り8−40モルのリガンドが存在し、最も好ましくはパ
ラジウム1モル当たり8−20モルのリガンドを使用す
る。さらに特に好ましい量は、パラジウム1モル当たり
8−12モルのリガンドの量である。
ム1モル当たり4−8000モルの1−ハロ−1−(4
−イソブチルフェニル)エタンとなる量であり;より好
ましい量はパラジウム1モル当たり100−4000モ
ルの1−ハロ−1−(4−イソブチルフェニル)エタン
となる量であり;最も好ましい量はパラジウム1モル当
たり200−2000モルの1−ハロ−1−(4−イソ
ブチルフェニル)エタンとなる量である。本発明の方法
はパラジウム1モル当たり少なくとも8モルのリガンド
の存在下で行う。より好ましくはパラジウム1モル当た
り8−40モルのリガンドが存在し、最も好ましくはパ
ラジウム1モル当たり8−20モルのリガンドを使用す
る。さらに特に好ましい量は、パラジウム1モル当たり
8−12モルのリガンドの量である。
【0014】本発明の方法において溶媒は存在する必要
がないが、ある状況下では望ましいこともある。使用可
能な溶媒には、以下のひとつ又はそれ以上が含まれる:
ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン、ジエチ
ルケトン、メチル−n−プロピルケトン、アセトフェノ
ンなど;直鎖、ポリ及び環状エーテル、例えばジエチル
エーテル、ジ−n−プロピルエーテル、ジ−n−ブチル
エーテル、エチル−n−プロピルエーテル、グライム
(エチレングリコールのジメチルエーテル)、ジグライ
ム(ジエチレングリコールのジメチルエーテル)、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、1,3−ジオキソラン及
び同様の化合物;及び芳香族炭化水素、例えばトルエ
ン、エチルベンゼン、キシレン及び同様の化合物。例え
ばメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プ
ロパノール、ブタノールの異性体又はペンタノールの異
性体のようなアルコールも溶媒として適している。ぎ酸
又は酢酸あるいは酢酸エチルなどの酸及びエステルも使
用することができる。エステル又はアルコールを使用す
る場合は、生成物は対応するイブプロフェンのエステル
であるか(反応に水が存在しない場合)、又はエステル
とイブプロフェン自身の混合物(水が存在する場合)で
ある。最も好ましいのはケトンであり、特にアセトン及
びメチルエチルケトンである。溶媒を使用する場合、量
は1−ハロ−1−(4−イソブチルフェニル)エタン1
g当たり約100mlまでが可能であるが、本方法は1−
ハロ−1−(4−イソブチルフェニル)エチン1g当た
り1−10mlの存在下で行うのが最も有利である。
がないが、ある状況下では望ましいこともある。使用可
能な溶媒には、以下のひとつ又はそれ以上が含まれる:
ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン、ジエチ
ルケトン、メチル−n−プロピルケトン、アセトフェノ
ンなど;直鎖、ポリ及び環状エーテル、例えばジエチル
エーテル、ジ−n−プロピルエーテル、ジ−n−ブチル
エーテル、エチル−n−プロピルエーテル、グライム
(エチレングリコールのジメチルエーテル)、ジグライ
ム(ジエチレングリコールのジメチルエーテル)、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、1,3−ジオキソラン及
び同様の化合物;及び芳香族炭化水素、例えばトルエ
ン、エチルベンゼン、キシレン及び同様の化合物。例え
ばメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プ
ロパノール、ブタノールの異性体又はペンタノールの異
性体のようなアルコールも溶媒として適している。ぎ酸
又は酢酸あるいは酢酸エチルなどの酸及びエステルも使
用することができる。エステル又はアルコールを使用す
る場合は、生成物は対応するイブプロフェンのエステル
であるか(反応に水が存在しない場合)、又はエステル
とイブプロフェン自身の混合物(水が存在する場合)で
ある。最も好ましいのはケトンであり、特にアセトン及
びメチルエチルケトンである。溶媒を使用する場合、量
は1−ハロ−1−(4−イソブチルフェニル)エタン1
g当たり約100mlまでが可能であるが、本方法は1−
ハロ−1−(4−イソブチルフェニル)エチン1g当た
り1−10mlの存在下で行うのが最も有利である。
【0015】本発明のこれらの具体例においてイブプロ
フェンのエステルが製造される場合、エステルは従来の
加水分解法により酸に変換できる。
フェンのエステルが製造される場合、エステルは従来の
加水分解法により酸に変換できる。
【0016】以下の実施例は本発明の方法を説明するた
めに示すものであり、本発明に制限を与えるものではな
い。
めに示すものであり、本発明に制限を与えるものではな
い。
【0017】
【実施例1】100mlのオートクレーブに7.54gの
1−クロロ−1−(4−イソブチルフェニル)エタン
(CEBB,97.7%,37.5ミリモル)、10%
塩酸水溶液中の1.17重量%の塩化パラジウム(I
I)溶液1.12g(0.0739ミリモルのPd)、
0.224gのトリフェニルホスフィン(0.854ミ
リモル)、21mlのメチルエチルケトン、及び19gの
10重量%塩酸水溶液を入れた。得られた混合物を80
0psigの一酸化炭素下で100℃にて1時間及び1
10℃にて1時間加熱した。反応混合物を真空下で濃縮
して溶媒を除去し、エーテルで抽出した。内部標準GC
分析によると、エーテル抽出物はイブプロフェンを収率
82%で含んでいた。
1−クロロ−1−(4−イソブチルフェニル)エタン
(CEBB,97.7%,37.5ミリモル)、10%
塩酸水溶液中の1.17重量%の塩化パラジウム(I
I)溶液1.12g(0.0739ミリモルのPd)、
0.224gのトリフェニルホスフィン(0.854ミ
リモル)、21mlのメチルエチルケトン、及び19gの
10重量%塩酸水溶液を入れた。得られた混合物を80
0psigの一酸化炭素下で100℃にて1時間及び1
10℃にて1時間加熱した。反応混合物を真空下で濃縮
して溶媒を除去し、エーテルで抽出した。内部標準GC
分析によると、エーテル抽出物はイブプロフェンを収率
82%で含んでいた。
【0018】
【実施例2】300mlのオートクレーブに、9.6%塩
酸水溶液中の1.18重量%のPdCl2の溶液0.66g
(0.044ミリモルのPdCl2)、0.11gのトリフ
エニルホスフィン(0.42ミリモル)、5mlのメチル
エチルケトン、及び25gの10%塩酸水溶液を入れ
た。オートクレーブを一酸化炭素で880psigまで
加圧し、混合物を110−120℃に20分間加熱し
た。10.6gのCEBB(92.6%,49.9ミリ
モル)及び20mlのメチルエチルケトンを約5分でオー
トクレーブにポンプで注入した。混合物を1190ps
igの一酸化炭素下で125℃に2時間加熱した。有機
相を分離し、水相を10mlのトルエンで抽出した。合わ
せた有機相は、GC分析によるとイブプロフェンを収率
92%で含んでいた。
酸水溶液中の1.18重量%のPdCl2の溶液0.66g
(0.044ミリモルのPdCl2)、0.11gのトリフ
エニルホスフィン(0.42ミリモル)、5mlのメチル
エチルケトン、及び25gの10%塩酸水溶液を入れ
た。オートクレーブを一酸化炭素で880psigまで
加圧し、混合物を110−120℃に20分間加熱し
た。10.6gのCEBB(92.6%,49.9ミリ
モル)及び20mlのメチルエチルケトンを約5分でオー
トクレーブにポンプで注入した。混合物を1190ps
igの一酸化炭素下で125℃に2時間加熱した。有機
相を分離し、水相を10mlのトルエンで抽出した。合わ
せた有機相は、GC分析によるとイブプロフェンを収率
92%で含んでいた。
【0019】
【実施例3】300mlのオートクレーブに0.11gの
トリフェニルホスフィン(0.42ミリモル)、水中の
0.39重量%のPdCl2の混合物2.0g(0.044
ミリモルのPdCl2)、10.0gのCEBB(94.
4%,42.2ミリモル)、10gの水及び25mlのメ
チルエチルケトンを入れた。HClは使用しなかった。
反応器を一酸化炭素で1430psigまで加圧し、1
25℃に加熱して1800psigの一酸化炭素下で
1.5時間その温度に保った。イブプロフェンの収率は
94%であった。
トリフェニルホスフィン(0.42ミリモル)、水中の
0.39重量%のPdCl2の混合物2.0g(0.044
ミリモルのPdCl2)、10.0gのCEBB(94.
4%,42.2ミリモル)、10gの水及び25mlのメ
チルエチルケトンを入れた。HClは使用しなかった。
反応器を一酸化炭素で1430psigまで加圧し、1
25℃に加熱して1800psigの一酸化炭素下で
1.5時間その温度に保った。イブプロフェンの収率は
94%であった。
【0020】
【実施例4】オートクレーブに0.42ミリモルのトリ
フェニルホスフィン、9.6%塩酸中の1.18重量%
のPdCl2の溶液0.66g(0.044ミリモルの
PdCl2)、10gの水及び10mlのメチルエチルケ
トンを入れた。オートクレーブを一酸化炭素で690p
sigまで加圧し、115−120℃に40分間加熱
し、その後9.95gのCEBBの溶液(98.7%,
49.9ミリモル)及び15mlのメチル エチル ケ
トンを6分間で反応器に供給した。混合物を約1450
psigの一酸化炭素下で120℃で1時間加熱した。
イブプロフェンの収率は92%であった。
フェニルホスフィン、9.6%塩酸中の1.18重量%
のPdCl2の溶液0.66g(0.044ミリモルの
PdCl2)、10gの水及び10mlのメチルエチルケ
トンを入れた。オートクレーブを一酸化炭素で690p
sigまで加圧し、115−120℃に40分間加熱
し、その後9.95gのCEBBの溶液(98.7%,
49.9ミリモル)及び15mlのメチル エチル ケ
トンを6分間で反応器に供給した。混合物を約1450
psigの一酸化炭素下で120℃で1時間加熱した。
イブプロフェンの収率は92%であった。
【0021】
【実施例5】300mlのオートクレーブに100ミリモ
ルのCEBB(19.9gの98.7%CEBB)、約
0.10ミリモルの再利用Pd触媒、1.15ミリモル
のトリフェニルホスフィン、5gの再利用水溶液及び2
0mlの水(10%の塩酸約25mlと同等)を入れた。溶
媒は使用しなかった。オートクレーブを一酸化炭素で9
50psigまで加圧し、混合物を110−125℃に
3時間加熱し収率78%でイブプロフェンを得た。
ルのCEBB(19.9gの98.7%CEBB)、約
0.10ミリモルの再利用Pd触媒、1.15ミリモル
のトリフェニルホスフィン、5gの再利用水溶液及び2
0mlの水(10%の塩酸約25mlと同等)を入れた。溶
媒は使用しなかった。オートクレーブを一酸化炭素で9
50psigまで加圧し、混合物を110−125℃に
3時間加熱し収率78%でイブプロフェンを得た。
【0022】本発明の主たる特徴及び態様は以下のとう
りである。
りである。
【0023】1.1−ハロ−1−(4−イソブチルフェ
ニル)エタン1モル当たり少なくとも8モルの水又はC
1−C6の直鎖又は分枝鎖状脂肪族アルコールを含む中性
又は酸性媒体中、10℃−200℃の温度、及び少なく
とも1気圧の一酸化炭素圧力下において、(a)原子価
が0−2のパラジウムを含むパラジウム化合物及び
(b)パラジウム1モル当たり8−20モルのリガンド
を与える量の少なくとも1種類の酸−安定化リガンドの
存在下で1−ハロ−1−(4−イソブチルフェニル)エ
タンを一酸化炭素を用いてカルボニル化することから成
る、イブプロフェン又はそのエステルの製造法。
ニル)エタン1モル当たり少なくとも8モルの水又はC
1−C6の直鎖又は分枝鎖状脂肪族アルコールを含む中性
又は酸性媒体中、10℃−200℃の温度、及び少なく
とも1気圧の一酸化炭素圧力下において、(a)原子価
が0−2のパラジウムを含むパラジウム化合物及び
(b)パラジウム1モル当たり8−20モルのリガンド
を与える量の少なくとも1種類の酸−安定化リガンドの
存在下で1−ハロ−1−(4−イソブチルフェニル)エ
タンを一酸化炭素を用いてカルボニル化することから成
る、イブプロフェン又はそのエステルの製造法。
【0024】2.パラジウム化合物がパラジウム(I
I)化合物である事を特徴とする、第1項に記載の方
法。
I)化合物である事を特徴とする、第1項に記載の方
法。
【0025】3.パジウム化合物がビス(トリフェニル
ホスフィン)パラジウム(II)クロリド又はブロミド
であることを特徴とする、第2項に記載の方法。
ホスフィン)パラジウム(II)クロリド又はブロミド
であることを特徴とする、第2項に記載の方法。
【0026】4.パラジウム化合物及びリガンドを、反
応混合物中のパラジウム1モル当たり8−12モルのリ
ガンドを与える量で使用することを特徴とする第1−3
項のいずれかに記載の方法。
応混合物中のパラジウム1モル当たり8−12モルのリ
ガンドを与える量で使用することを特徴とする第1−3
項のいずれかに記載の方法。
【0027】5.カルボニル化を水の存在下で行うこと
を特徴とする前出項のいずれかに記載の方法。
を特徴とする前出項のいずれかに記載の方法。
【0028】6.カルボニル化を水の存在下で酸を加え
ずに行うことを特徴とする第5項に記載の方法。
ずに行うことを特徴とする第5項に記載の方法。
【0029】7.カルボニル化を添加ハロゲン化水素の
存在下で行うことを特徴とする第1−5項のいずれかに
記載の方法。
存在下で行うことを特徴とする第1−5項のいずれかに
記載の方法。
【0030】8.カルボニル化を溶媒中で行うことを特
徴とする前出項のいずれかに記載の方法。
徴とする前出項のいずれかに記載の方法。
【0031】9.温度が90−135℃の範囲であるこ
とを特徴とする前出項のいずれかに記載の方法。
とを特徴とする前出項のいずれかに記載の方法。
【0032】10.1−ハロ−1−(4−イソブチルフ
ェニル)エタンが1−クロロ−1−(4−イソブチルフ
ェニル)エタンであることを特徴とする前出項のいずれ
かに記載の方法。
ェニル)エタンが1−クロロ−1−(4−イソブチルフ
ェニル)エタンであることを特徴とする前出項のいずれ
かに記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 エルドン・アール・アトキンソン・ジユ ニア アメリカ合衆国ルイジアナ州70739グリ ーンウエルスプリングズ・フレンチタウ ンエイカーズドライブ18245 (56)参考文献 特開 平1−311044(JP,A) 特公 昭44−28699(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 57/30 C07C 51/10 C07C 67/36 C07C 69/612
Claims (1)
- 【請求項1】 1−ハロ−1−(4−イソブチルフェニ
ル)エタン1モル当たり少なくとも8モルの水又はC1
−C6の直鎖又は分枝鎖状脂肪族アルコールを含む中性
又は酸性媒体中、10℃−200℃の温度、及び少なく
とも1気圧の一酸化炭素圧力下において、(a)原子価
が0−2のパラジウムを含むパラジウム化合物及び
(b)パラジウム1モル当たり8−20モルのリガンド
を与える量の少なくとも1種類の酸−安定化リガンドの
存在下で1−ハロ−1−(4−イソブチルフェニル)エ
タンを一酸化炭素を用いてカルボニル化することから成
る、イブプロフェン又はそのエステルの製造法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03279345A JPH03279345A (ja) | 1991-12-10 |
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US5315027A (en) * | 1993-05-11 | 1994-05-24 | Ethyl Corporation | Catalytic process for preparing the alkyl esters of ibuprofen |
US5322959A (en) * | 1993-05-11 | 1994-06-21 | Ethyl Corporation | Catalytic carboxylation process for preparing aryl-substituted aliphatic carboxylic esters |
US5315029A (en) * | 1993-05-11 | 1994-05-24 | Ethyl Corporation | Process for preparing aryl-substituted aliphatic carboxylic acid esters by carbonylation |
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KR100333790B1 (ko) | 1993-06-25 | 2002-11-04 | 메렐 파마슈티칼스 인크. | 항히스타민성4-디페닐메틸/디페닐메톡시피페리딘유도체제조용신규중간체 |
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US5536874A (en) * | 1994-11-30 | 1996-07-16 | Hoechst Celanese Corporation | Process for preparing arylacetic acid and arylpropionic acid derivatives |
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US6673933B2 (en) | 1998-07-02 | 2004-01-06 | Aventis Pharmaceutical Inc. | Antihistaminic piperidine derivatives and intermediates for the preparation thereof |
US6444844B1 (en) * | 2001-03-20 | 2002-09-03 | Council Of Scientific And Industrial Research | Process for the preparation of a carboxylic acid |
KR100460567B1 (ko) * | 2002-01-07 | 2004-12-09 | 진양제약주식회사 | 이부프로펜 알칸디올 에스테르 및 이를 유효성분으로함유하는 약제학적 조성물 |
US20070053984A1 (en) * | 2005-03-03 | 2007-03-08 | Monique Spann-Wade | Topical gels compositions |
US20080317684A1 (en) * | 2006-09-06 | 2008-12-25 | Isw Group, Inc. | Topical Compositions |
CN102382148B (zh) * | 2011-08-02 | 2014-04-02 | 海门瑞一医药科技有限公司 | 双三苯基膦二氯化钯生产工艺 |
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JPS5635659A (en) * | 1979-08-31 | 1981-04-08 | Toshiba Corp | Manufacture of rotor core |
IT8123391A0 (it) * | 1981-08-08 | 1981-08-08 | Montedison Spa | Processo per la preparazione di esteri di acidi arilpropionici otticamente attivi. |
IT1139455B (it) * | 1981-09-21 | 1986-09-24 | Montedison Spa | Processo per la preparazione di acidi alfa-arilpropionici e loro sali alcalini |
JPS5995238A (ja) * | 1982-11-19 | 1984-06-01 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | フエニル酢酸誘導体の製造法 |
JPS5995239A (ja) * | 1982-11-22 | 1984-06-01 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | α−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の製造法 |
IT1205284B (it) * | 1982-12-14 | 1989-03-15 | Montedison Spa | Procedimento per la preparazione di esteri o di sali di acidi aromatici o eteroaromatici |
DE3248468A1 (de) * | 1982-12-29 | 1984-07-12 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Verfahren zur herstellung von carbonsaeurehalogeniden |
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US4668816A (en) * | 1985-11-12 | 1987-05-26 | Stauffer Chemical Company | High yield carbonylation of halo-hydrocarbons |
US4713484A (en) * | 1985-11-12 | 1987-12-15 | Stauffer Chemical Company | Single phase carbonylation of aromatic halides to carboxylic acid salts |
CA1338592C (en) * | 1988-04-22 | 1996-09-10 | Varadaraj Elango | Process for the carbonylation of arylalkyl halides |
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- 1989-12-18 US US07451563 patent/US4990658B1/en not_active Expired - Fee Related
-
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- 1990-12-03 CA CA002031340A patent/CA2031340A1/en not_active Abandoned
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JPH03279345A (ja) | 1991-12-10 |
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EP0434343B1 (en) | 1994-03-09 |
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US4990658A (en) | 1991-02-05 |
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---|---|---|---|
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