JP2001511543A - 正に帯電した改質顔料を含有するトナー - Google Patents

正に帯電した改質顔料を含有するトナー

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Abstract

(57)【要約】 有機基が結合した改質顔料粒子とスチレン系ポリマーに基づく樹脂の粒子とを含有するトナー組成物が開示されている。顔料粒子に結合したこの有機基は正に帯電することができる。本発明のトナー組成物を含有する現像剤組成物、及び本発明のトナー組成物を利用する描写方法も開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 −発明の分野− 本発明は、正に帯電させることのできる改質された顔料を含むトナー及び現像
剤組成物に関する。
【0002】 −関連技術の説明− 電子写真術プロセス及び画像形成装置は、今日広く普及している。特に、ゼロ
グラフィー法の概要が、「R.M. Schaffert "Elecrtography", the Focal Press,
London & N.Y., enlarged and revised edition, 1975」に記載されている。電
子写真術において、通常不均一な強度の静電界パターンを含む画像(ここでは静
電潜像ともいう)が、電子写真術素子の絶縁性表面の上に形成される。この絶縁
性表面は光導電層及び導電性基体を含む。この静電潜像は、先に絶縁性表面上に
形成された均一な強度の静電界の一部の強度の画像型光誘導散逸によって形成さ
れ得る。典型的には、静電潜像画像は、次いで、この潜像を一般に着色剤を含む
反対に帯電したトナー粉末と接触させることにより、視覚化する。潜像のこの視
覚化のプロセスは、現像として知られ、この乾燥したトナーを含む組成物は現像
剤として知られている。次いで、色調を付けられた画像は紙のような転写媒体上
に転写され、加熱及び/又は加圧によりその上で固定される。最後の工程は前記
電子写真術要素からの残留トナーを清浄化することを含む。
【0003】 静電潜像を視覚化するための乾式電子写真術において使用される現像剤組成物
は、一般にその中に分散された着色剤を有するバインダー樹脂を含む乾式トナー
粉末からなる1成分系と、乾式トナー粉末及びキャリヤー粒子からなる2成分系
とに分類される。電荷制御剤は、多くは使用中のトナーの帯電性を制御するため
に、しばしばトナー樹脂と溶融混合されることが多い。乾式トナーに使用するた
めの公知の静電荷制御性化合物は、染料塩基及びその塩、例えばニグロシン染料
塩基及び塩である。トナー組成物が複写においてプロセス適性を有するためには
、それらは流動性、耐ケーキング性、定着性、帯電性、清浄化性、等に優れるこ
とが要請される。これらの性質、特に流動性、耐ケーキング性、及び帯電性を改
善するためには、超微細(extraparticulate)無機微粒子が、しばしばトナー組成
物に加えられる。トナーの諸成分は調製プロセスの配合工程の間にトナー樹脂ビ
ヒクル中に分散され、又は溶解される。分散の程度は、印刷プロセスにおけるト
ナー材料の性能に影響を及ぼす。不適当な分散は多くの場合、トナー粒子の間で
均質なコンシステンシーの欠如へと導かれる。粒状トナーの組成の相違の故に、
これはトナーの電荷分布における広い分散に通じる。使用されるトナーが均一な
帯電挙動をするときは、静電印刷プロセスは最もよく行われ、これは印刷欠陥、
例えばかぶり、バックグラウンド(background)、ハローイング(haloing) 、文字
の拡がり、及び印刷装置の内部部品の埃汚染が生ずるのを最少限にすることがで
きる。
【0004】 静電潜像の現像は、トナー粒子が潜像の上に堆積される前にトナー上に電荷が
生じ、この電荷が潜像の電荷と反対であることを必要とする。バインダー樹脂、
着色剤、電荷制御剤、ロウ等を含む全てのトナーの成分は、トナー粒子上の電荷
の発生に影響を与え得る。カーボンブラックのような着色剤の自然の荷電挙動を
変化させ制御する方法は殆ど知られていないので、この着色剤がトナー組成物の
荷電挙動に与える影響は殆ど考えられていない。従って、乾式トナー技術におい
て、ある種の特異で予想できる摩擦帯電性を有する顔料に対する需要がある。
【0005】 この需要を満たす1つのアプローチは、公知の顔料を表面改質してそれらの自
然の摩擦帯電性を高め又は変化させることである。例えば、特開平3−1979
61号は、カーボンブラックをアミン官能性シランカップリング剤で表面処理す
ることに関し、これは、ある程度、カーボンブラックが負に摩擦帯電する自然の
傾向を克服することができ、これはカーボンブラックを正に帯電したトナーの顔
料としてより有用にする。しかしながら、そのような処理が有効であるためには
、シランカップリング剤がカーボンブラックの表面と共有結合を形成しなければ
ならないと考えられる。通常のカーボンブラックの表面に存在すると考えられる
化学基は、酸素含有基である。シランカップリング剤はこれらの基と共有結合を
形成することができる。そのような基は通常カーボンブラックの表面に少量で制
御の乏しいレベルで存在し、シランカップリング剤とのそのような処理を限られ
た範囲及び値にする。
【0006】 −発明の概要− 本発明の1つの態様は、トナー及び現像剤組成物中のトナー粒子に正の電荷を
与え、又は与えるのを助ける代替添加物を提供することである。
【0007】 本発明の他の態様は、トナー及び現像剤組成物中に使用するための着色剤を提
供するものである。
【0008】 本発明の追加の態様及び利点は、一部は以下の記載中に述べられ、一部はこの
記載から明らかであり、又は本発明の実施例から理解することができるであろう
。本発明の目的及び他の利点は、発明の詳細な説明及び特許請求の範囲に特に指
摘された特定事項と結合によって理解され把握されるであろう。
【0009】 これらの及び他の利点を達成するために、及び本発明の目的に従って、具体的
に、また広くここに記載されているように、本発明は、スチレン系ポリマーベー
スの樹脂粒子及び顔料粒子に少なくとも1つの有機基が付き、この有機基が正に
帯電し得るものである、改質された当該顔料粒子を含むトナー組成物に関する。
【0010】 本発明は、キャリヤー粒子を含有する現像剤組成物及び上述のトナー組成物に
も関する。
【0011】 本発明は更に、負に帯電した光導電性画像形成部材上に静電潜像を形成し、ス
チレン系ポリマーを主成分とした樹脂粒子及び正に帯電し得る有機基が結合した
改質された顔料粒子を含むトナー組成物でその現像を行い、その後前記現像され
た画像を適当な基体の上に転写する方法に関する。
【0012】 上述の一般的な記載及び以下の詳細な説明は、例示であって代表的なものであ
り、特許請求の範囲に記載された本発明の更なる説明を提供しようとするもので
ある。
【0013】 本発明は、トナー、並びに正に帯電し得る少なくとも1つの有機基が結合した
改質顔料粒子、及びスチレン系ポリマーベースの樹脂粒子を含有する現像剤組成
物に関する。
【0014】 前記改質し得る顔料粒子は、カーボンブラック、シアン、マゼンタ、黄、青、
緑、茶、紫、赤、又はこれらの混合物であり得る。適当な顔料は、正に帯電し得
る少なくとも1つの有機基が付いて改質され得る顔料粒子である。カーボンブラ
ックは、好ましい顔料であり、例を挙げれば、商業的に入手可能な形態のカーボ
ンブラック、例えばRegal(商標)カーボンブラック(キャボット社から入
手できる)があるが、これらに限られない。改質し得る顔料は、例えば米国特許
第5484675号、同5571654号、同5275900号、及びEP07
23206A1に記載されており、これらは本願でも全体的に参考にして取り入
れられている。黒のトナー組成物用の顔料として、カーボンブラック単独又はそ
れと青、緑、マゼンタ又は黒色染料との組み合わせを使用できる。
【0015】 前記改質顔料は、少なくとも1つの有機基がその顔料粒子に付いており、この
有機基は正に帯電可能である。前記有機基は種々の量で、即ち、少量ないし多量
で前記顔料に付くことができ、従って帯電改質に対して微細な制御が可能である
。前記顔料粒子に付く有機基は、一旦トナー又は現像剤組成物中に含有されると
前記改質顔料が正に帯電できるようにするどんな基であってもよい。好ましくは
、前記有機基は芳香族基又はC1 〜C20アルキル基を含み、ここにいずれの基も
置換されていてもよく、されていなくても良い。前記芳香族基又はC1 〜C20
ルキル基は、顔料粒子に直接付いていることが好ましい。正に帯電し得る好まし
い有機基は、窒素含有又は燐含有有機基である。
【0016】 好ましい正に帯電し得る有機基は次の一般構造を有する:
【0017】
【化7】
【0018】 ここに、Qは窒素原子又は燐原子を表し、Xは対イオン、例えばNO3 - 、C
- 、Br- 、ArSO3 - 、CoCl4 - 、安息香酸イオン等を表し、或いは
米国特許No.5645967(ここに引用してその記載の全体をこの明細書の記
載に含める)に記載された対イオンであり、R1 は前記顔料に付いたアルキレン
基又はアリーレン基を表し、R2 、R3 及びR4 は同じでってもよく異なっても
よく、それぞれアルキル基又はアリール基を表す。前記R基の2又はそれ以上は
1又はそれ以上の脂肪族及び/又は芳香族環を形成することができ、例えばQR 2 3 4 はピリジニウム構造を形成し、R1 はフェニレンであり得る。前記環
は1又はそれ以上のヘテロ原子を含み得る。好ましくは、前記アルキレン基又は
アルキル基はC1 〜C10のアルキレン基又はアルキル基であり、前記アリーレン
基又はアリール基はC6 〜C20のアリーレン基又はアリール基である。本発明の
目的のために、アリール基及びアリーレン基はヘテロアリール基及びヘテロアリ
ーレン基をそれぞれ含む。
【0019】 前記顔料粒子に付けられる他の好ましい有機基の例としては次のものが挙げら
れるが、これらに限られない:
【0020】
【化8】
【0021】
【化9】
【0022】
【化10】
【0023】
【化11】
【0024】
【化12】
【0025】
【化13】
【0026】
【化14】
【0027】
【化15】
【0028】
【化16】
【0029】 ここにArは芳香族基を表し、Ar’は芳香族基を表す。前記芳香族基は、1
又はそれ以上の環を有する不飽和環状炭化水素を含むがこれらに限られない。前
記芳香族基は置換されていてもよく、置換されていなくても良い。芳香族基には
、アリール基(例えば、フェニル、ナフチル、アントラセニル、等)、及びヘテ
ロアリール基(例えば、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、チエニル、チ
アゾリル、フリル、トリアジニル、インドリル、等)が含まれる。
【0030】 有機基の組み合わせ、例えばピリジル基を含む有機基及び第4級アンモニウム
基を含む有機基が使用できる。
【0031】 先に述べたように、1又はそれ以上の有機基を前記顔料に付けることができる
。また、未処理顔料、例えば従来のカーボンブラックを有する改質顔料を、トナ
ー組成物に使用することができる。更に、顔料に付いた異なった有機基をそれぞ
れ有する2又はそれ以上の改質顔料を使用することができる。更に、上記のどん
な組み合わせも、本発明のトナー組成物に使用できる。
【0032】 例に示されているように、顔料の種々の配合量及び処理レベルを用いることが
できる。ある種の改質顔料は、好ましくは少量で用いられるが、一方他の改質顔
料は、好ましくはトナー組成物中で多量に用いられる。
【0033】 以下の説明は、好ましい顔料であるカーボンブラックの改質に関するものであ
る。しかしながら、カーボンブラック以外の改質顔料を同様にして調製できる。
改質カーボンブラックは、好ましくは、カーボンをジアゾニウム塩と、液体反応
媒体中で反応させて、少なくとも1つの有機基をカーボンの表面に付けることに
よって調製することができる。前記ジアゾニウム塩は、前記カーボンに付けられ
るための有機基を含んでもよい。ジアゾニウム塩は、1又はそれ以上のジアゾニ
ウム基を有する有機化合物である。好ましい反応媒体には水、水を含む全ての媒
体、及びアルコールを含む全ての媒体を含む。水は最も好ましい媒体である。改
質カーボンブラック及びそれらの調製の種々の好ましい方法の例は、米国特許出
願第08/356660号(発明の名称:Reaction of Carbon Black with Diaz
onium Salts, Resultant Carbon Black Products and Their Use, 1994年12月15
日出願)、その一部継続出願である米国特許出願第08/572525号(1995
年12月14日出願)、米国特許第5554739号(発明の名称:Reaction of Ca
rbon Materials with Diazonium Salts and Resultant Carbon Products)、WO
96/18696、及びWO96/18688に記載されており、これらは本願
でも全体的に参考にして取り入れられている。
【0034】 上記改質カーボンブラックの好ましい調製において、前記ジアゾニウム塩は、
カーボンとの反応ができる程度に充分に安定であることだけが必要である。従っ
て、その反応は幾つかのジアゾニウム塩を用いて実施できるが、そうでなければ
、不安定で分解すると考えられる。幾つかの分解プロセスはカーボンとジアゾニ
ウム塩の間の反応と競合することがあり、カーボンに付く有機基の全数は減るこ
とがある。更に、この反応は、多数のジアゾニウム塩が分解し易い高い温度で実
施されるかも知れない。高い温度は、また、反応媒体中へのジアゾニウム塩の溶
解性を有利に増し、前記プロセスの間のその取り扱いを改善することがある。し
かしながら、高い温度は他の分解プロセスの故にジアゾニウム塩の幾らかの損失
をもたらすことがある。ジアゾニウム塩はその場で調製してもよい。前記本発明
の改質カーボンブラックは副生物も付着していない塩を含まないことが好ましい
【0035】 本発明のトナーと現像剤の組成物に使用されるのに適切なトナー樹脂に関し、
スチレン化アクリル樹脂のようなスチレン系ポリマーを主成分としたものが使用
される。好ましいスチレン系ポリマーを主成分とした樹脂の例には、限定される
ものではないが、スチレンとその誘導体のホモポリマーとコポリマーの例えばポ
リスチレン、ポリ-p- クロロスチレン、ポリビニルトルエン、スチレン-p- クロ
ロスチレンコポリマー、及びスチレン- ビニルトルエンコポリマー、スチレンと
アクリル酸エステルのコポリマーの例えばスチレンメチルアクリレートコポリマ
ー、スチレン- エタクリレートコポリマー、及びスチレン-n- ブチルアクリレー
トコポリマー、スチレンとメタクリル酸エステルのコポリマーの例えばスチレン
- メチルメタクリレートコポリマー、スチレン- エチルメタクリレートコポリマ
ー、スチレン-n- ブチルメタクリレートコポリマー、及びスチレンとアクリル酸
エステルとメタクリル酸エステルの多成分コポリマー、スチレンとその他のビニ
ルモノマーのコポリマーの例えばスチレン- アクリロニトリルコポリマー、スチ
レン- メチルエーテルコポリマー、スチレン- ブタジエンコポリマー、スチレン
- ビニルメチルケトンコポリマー、スチレン- アクリロニトリルインデンコポリ
マー、スチレンマレイン酸エステルコポリマー等が挙げられる。これらのバイン
ダー樹脂は、単独で又は組み合わせて使用することができる。一般に、ゼログラ
フィートナーの製造に使用されるのに特に適切な樹脂は、100℃〜135℃の
範囲の融点(リングボール法)を有し、約60℃を上回るガラス転移点(Tg )
を有する。また、スチレン系ポリマーを主成分とした樹脂の粒子と適切な量の例
は、米国特許第5278018号、同5510221号、同5275900号、
同5571654号、同5484575号、及びEP0270066A1に見る
ことができ、本願でも全体的に参考にして取り入れられている。
【0036】 一般に、単独又はその他の顔料と組み合わせた本発明の改質顔料は、トナー又
は現像剤組成物の約1重量%〜約30重量%の量で存在する。トナー組成物中に
存在する顔料の量は、好ましくは、樹脂の100重量部あたり約0.1〜約10
重量部である。また、一般に、トナー樹脂は、トナー又は現像剤の重量の約60
重量%〜約99重量%の量で存在する。
【0037】 また、本発明のトナー組成物に、随意のその他の添加剤が混合又は配合されて
よく、キャリヤー添加剤、付加的な正又は負の電荷をコントロールする薬剤の例
えば第4アンモニウム塩、ピリジン塩(pyridinum) 、スルフェート、ホスフェー
ト、及びカルボキシレート、流動助剤、シリコーンオイル、ワックスの例えば市
販のポリプロピレンやポリエチレン、マグネタイト、及びその他の公知の添加剤
が挙げられる。一般に、これらの添加剤は、約0.05重量%〜約30重量%の
量で存在するが、特定の系と所望の特性に応じて、それよりも多い又は少ない量
の添加剤が使用されることもできる。添加剤とその量の具体的な例は、上述の米
国特許、ヨーロッパ特許にも記載されており、本願でも参考にして取り入れられ
ている。
【0038】 トナー組成物は、通常の溶融押出装置と付帯装置の中で樹脂、改質顔料粒子、
随意の帯電剤、及びその他の添加剤を混合・加熱するなどの、多くの公知の方法
によって調製することができる。その他の方法には、噴霧乾燥などが挙げられる
。改質顔料とその他の成分に樹脂を配合した後、一般に、機械的粉砕と分粒を行
い、所望の粒子サイズと粒子サイズ分布を有するトナー粒子を得る。通常の乾式
の粉末配合装置が、改質顔料粒子に樹脂を混合又は配合するのに使用されてよい
。また、トナーと現像剤の組成物を調製する通常の方法が使用可能であり、上述
の米国特許、ヨーロッパ特許にも記載されており、本願でも参考にして取り入れ
られている。
【0039】 より詳しくは、トナー材料は、バインダー樹脂に、顔料を含むそれ以外の全て
の成分を乾式で混合し、均一な混合材料を作成することで調製可能である。この
プロセスの間、成分はバインダー樹脂の融点より高い温度に維持され、樹脂の溶
けない成分は、それらの平均粒子サイズが小さくなるように粉砕される。この均
一に混合された材料は、次いで放冷・固化され、その後、約100μmの平均粒
子サイズまで予備粉砕される。次いで、この材料は、平均粒子サイズが、その等
級に必要なサイズ範囲の仕様に合致するまで、さらに粒子サイズの微細化に供さ
れる。種々の分粒技術が使用可能である。好ましい方式は空気分粒式である。こ
の方法によると、大きすぎる又は小さすぎる粉砕材料中の粒子が、所望の粒子サ
イズ範囲の材料部分と分別される。
【0040】 本発明のトナー組成物は、単成分現像剤中で単独で使用されることができ、あ
るいは、適切なキャリヤー粒子と混合して二成分現像剤を形成することもできる
。二成分現像剤組成物を形成するのに使用可能なキャリヤービヒクルは、種々の
材料から選択可能である。このような材料は、一般に、使用されるトナーとの正
確な摩擦電気関係と電荷レベルを確立するのを助長するように、キャリヤーコア
粒子と、膜形成樹脂の薄層で被覆されたコア粒子を有する。二成分トナー組成物
用の適切なキャリヤーには、鉄粉末、ガラスビーズ、無機塩結晶、フェライト粉
末、ニッケル粉末が挙げられ、これらは全て、一般に、エポキシ又はフルオロカ
ーボン樹脂のような樹脂コーティングで被覆される。使用可能なキャリヤー粒子
とコーティングの例は、上述の米国特許、ヨーロッパ特許にも記載されており、
本願でも参考にして取り入れられている。 また、本発明は、負に帯電した光導電像化部材の上に静電気潜像を形成し、樹
脂粒子と改質顔料粒子を含むトナー組成物によってそれを現像し、次いで適切な
基材上にその現れた像を転写する、ことを含む像形成方法に関する。上述の米国
特許やヨーロッパ特許に記載の通常の像形成法が使用可能である。
【0041】 以下の例によって本発明をさらに説明するが、これらは本発明の例示に過ぎな
い。
【0042】 −例− 例1.改質カーボンブラック生産品の調製 約100gの水と2.83gの亜硝酸の溶液を、約70℃で攪拌している20
0gのカーボンブラック、3.95gの濃HCl、4.48gのp-フェニレンジ
アミン、及び1.8リットルの混合物にゆっくり添加した。カーボンブラックは
Regal(商標)330カーボンブラックであり、94m2 /gの表面積と6
5ml/100gのDBPAを有した。約2時間攪拌した後、その混合物を一晩
静置した。水系の層をデカントし、残りの材料を70℃で乾燥した。生産品は、
結合したC6 4 NH2 基を有した。
【0043】 例2.改質カーボンブラック生産品の調製 約100gの水と2.84gの亜硝酸の溶液を、約70℃で攪拌している20
0gのカーボンブラック、3.94gの濃HCl、4.34gのp-フェニレンジ
アミン、4.34gの4-塩化アミノフェニルピリジン、及び1.8リットルの混
合物にゆっくり添加した。カーボンブラックはRegal(商標)330カーボ
ンブラックであり、94m2 /gの表面積と65ml/100gのDBPAを有
した。約2時間攪拌した後、その混合物を一晩静置した。水系の層をデカントし
、残りの材料を70℃で乾燥した。生産品は、結合したC6 4 NH2 基とC6 4 NC5 5 + Cl- 基を有した。
【0044】 例3.トナーの調製(比較例) 溶融混合、押出、予備粉砕、ジェットミル、及び分粒の通常技術によってブラ
ックトナー粉末を調製した。即ち、8重量%のRegal(商標)330カーボ
ンブラック(未改質)(キャボット社より入手可能、ボストン、マサチューセッ
ツ州)を、92重量%のDialec160Iスチレン化アクリルポリマー(ポ
リトリボ社より入手、ブリストル、ペンシルバニア州)と乾式混合し、一般的な
スクリューとパドルの構造で動作するB&P19ミリメートル押出機(B&P Proc
ess Equipment & Systems, LLC, Saginaw 、ミシガン州)によって溶融押出した
。得られたカーボンブラック/ポリマー生産品を、Krups Mini Blenderで予備粉
砕し、ジェットミルに供し、Majac A-12と小型粉砕機を用いて分級し、コールタ
ーマルチサイザー粒子サイズ分析器を用いた測定で約13μmの平均粒子サイズ
を有するカーボンブラックトナー粉末を得た。このトナーは、例5の表1中のサ
ンプル2と表示した。 上記のトナー組成物に、正電荷フェライト粉末又は標準的フェライト粉末(い
ずれもパウダーテック社より入手、バルパライソ、インディアナ州)を2.0重
量%の充填量に足る量で混合することによって、現像剤組成物を調製した。
【0045】 摩擦電気の測定を、ステンレス鋼容器又はロールミル中で上記の現像剤組成物
(トナー+キャリヤー)を反転混合することによって行った。15分間、30分
間、45分間、及び60分間の混合時間で、少量の現像剤組成物を取り出し、Ve
rtex T-150摩擦電気測定器(Vertex 社より入手、Yukon 、ペンシルバニア州)を
用いるブァラデーケージ摩擦ブローオフ法を用いてその電荷/質量の比(Q/M
)を測定した。
【0046】 例4.トナーの調製(比較例) 溶融混合、押出、予備粉砕、ジェットミル、及び分級の通常技術によってブラ
ックトナー粉末を調製した。即ち、8重量%の例1で調製した改質カーボンブラ
ックに、92重量%のDialec1601スチレン化アクリルポリマー(ポリ
トリボ社より入手、ブリストル、ペンシルバニア州)を乾式混合し、一般的なス
クリューとパドルの構造で動作するB&P19ミリメートル押出機(B&P Proces
s Equipment & Systems, LLC, Saginaw 、ミシガン州)によって溶融押出した。
得られたカーボンブラック/ポリマー生産品を、Krups Mini Blenderで予備粉砕
し、ジェットミルに供し、Majac A-12と小型粉砕機を用いて分級し、コールター
マルキサイザー粒子サイズ分析器を用いた測定で約12μmの平均粒子サイズを
有するカーボンブラックトナー粉末を得た。このトナーは、例5の表1中のサン
プル3と表示した。 上記のトナー組成物に、正電荷フェライト粉末又は標準的フェライト粉末(い
ずれもパウダーテック社より入手、バルパライソ、インディアナ州)を2.0重
量%の充填量に足る量で混合することによって、現像剤組成物を調製した。
【0047】 摩擦電気の測定を、ステンレス鋼容器又はロールミル中で上記の現像剤組成物
(トナー+キャリヤー)を反転混合することによって行った。15分間、30分
間、45分間、及び60分間の混合時間で、少量の現像剤組成物を取り出し、Ve
rtex T-150摩擦電気測定器(Vertex 社より入手、Yukon 、ペンシルバニア州)を
用いるブァラデーケージ摩擦ブローオフ法を用いてその電荷/質量の比(Q/M
)を測定した。
【0048】 標準的フェライトキャリヤーを用いたサンプル3の摩擦電気試験の結果を図1
に示す。また、比較にため、標準的なフェライトキャリヤーを2.0重量%の充
填量となる量で混合したジェットミル後のDialec1601を含む類似トナ
ー(サンプル1)と、2.0重量%の充填量で標準的なフェライトキャリヤーを
混合した例3のトナーの摩擦電気挙動を、図1に示す。15分間の後、サンプル
1の電荷は、約−20μC/g(マイクロクーロン/グラム)の強い負であり、
60分間の後には、さらに若干負になった。これに対し、サンプル2とサンプル
3の15分間後の電荷は、これより15μC/g高く、ほぼ同等であった。ここ
で、60分間の後、サンプル2(未改質Regal(商標)を含む)の電荷は1
2μC/gほど負に低下し、一方、サンプル3(例1の改質カーボンブラックを
含む)の電荷は3μC/g未満ほど減少した。 正のフェライトキャリヤーを用いたサンプル3の摩擦電気試験の結果を図2に
示す。また、比較のため、2.0重量%になる量で正のフェライトキャリヤーを
混合したジェットミル後のDialec1601を含む類似トナー(サンプル1
)と、2.0重量%の充填量で正のフェライトキャリヤーを混合した例3のトナ
ーの摩擦電気挙動を、図2に示す。15分間の後、サンプル1の電荷は、強い負
であり、一方、比較のサンプル2の電荷は、20μC/gほど高く、サンプル3
の電荷は30μC/gほど高い。60分間の後、サンプル2(未改質Regal
(商標)を含む)の電荷は約10μC/gほど負に低下し、一方、サンプル3(
例1の改質カーボンブラックを含む)の電荷は3μC/g未満で増加して事実上
若干正になった。
【0049】 例5.トナーの調製 溶融混合、押出、予備粉砕、ジェットミル、及び分級の通常技術によってブラ
ックトナー粉末を調製した。即ち、8重量%の例2で調製した改質カーボンブラ
ックに、92重量%のDialec1601スチレン化アクリルポリマー(ポリ
トリボ社より入手、ブリストル、ペンシルバニア州)を乾式混合し、一般的なス
クリューとパドルの構造で動作するB&P19ミリメートル押出機(B&P Proces
s Equipment & Systems, LLC, Saginaw 、ミシガン州)によって溶融押出した。
得られたカーボンブラック/ポリマー生産品を、Krups Mini Blenderで予備粉砕
し、ジェットミルに供し、Majac A-12と小型粉砕機を用いて分級し、コールター
マルキサイザー粒子サイズ分析器を用いた測定で約12μmの平均粒子サイズを
有するカーボンブラックトナー粉末を得た。このトナーは、例5の表1中のサン
プル4と表示した。 上記のトナー組成物に、正電荷フェライト粉末又は標準的フェライト粉末(い
ずれもパウダーテック社より入手、バルパライソ、インディアナ州)を2.0重
量%の充填量に足る量で混合することによって、現像剤組成物を調製した。
【0050】 摩擦電気の測定を、ステンレス鋼容器又はロールミル中で上記の現像剤組成物
(トナー+キャリヤー)を反転混合することによって行った。15分間、30分
間、45分間、及び60分間の混合時間で、少量の現像剤組成物を取り出し、Ve
rtex T-150摩擦電気測定器(Vertex 社より入手、Yukon 、ペンシルバニア州)を
用いるブァラデーケージ摩擦ブローオフ法を用いてその電荷/質量の比(Q/M
)を測定した。
【0051】 標準的フェライトキャリヤーに対するサンプル4の摩擦電気試験の結果を図3
に示す。また、比較のため、標準的なフェライトキャリヤーを2.0重量%の充
填量となる量で混合したジェットミル後のDialec1601を含む類似トナ
ー(サンプル1)と、2.0重量%の充填量で標準的なフェライトキャリヤーを
混合した例3のトナー(サンプル2)の摩擦電気挙動を、図3に示す。15分間
の後、サンプル1の電荷は、約−20μC/gの強い負であり、60分間の後に
は、さらに若干負になった。これに対し、サンプル2の15分間後の電荷は、こ
れより15μC/g正であり、サンプルでは、これより25μC/g正であった
。ここで、60分間の後、サンプル2(未改質Regal(商標)を含む)の電
荷は12μC/gほど負に低下し、一方、サンプル4(例2の改質カーボンブラ
ックを含む)の電荷は3μC/g未満ほど減少した。 正のフェライトキャリヤーに対するサンプル4の摩擦電気試験の結果を図4に
示す。また、比較のため、2.0重量%になる量で正のフェライトキャリヤーを
混合したジェットミル後のDialec1601を含む類似トナー(サンプル1
)と、2.0重量%の充填量で正のフェライトキャリヤーを混合した例3のトナ
ー(サンプル2)の摩擦電気挙動を、図4に示す。15分間の後、サンプル1の
電荷は、−30μC/gの強い負であり、60分間の後には、さらに若干負にな
った。これに対し、サンプル2の15分間後の電荷は、これより20μC/g正
であり、サンプル4では、これより45μC/gほど正であった。60分間の後
、サンプル2(未改質Regal(商標)を含む)の電荷は10μC/gほど負
に低下し、一方、サンプル4(例2の改質カーボンブラックを含む)の電荷はほ
ぼ同じ+15μC/gを維持した。
【表1】
【0052】 例6 カーボンブラック生成物の調製 亜硝酸銀(7.7部)を、約50部の水の中の11.8部のN-メチル-3- アミ
ノピリジニウムヨウ化物の溶液に加えた。1時間にわたって撹拌した後で、この
混合物をろ過して、沈殿物を約100部の水で洗浄した。これらの液体を組み合
わせてN-メチル-3- アミノピリジニウム亜硝酸塩溶液を得た。
【0053】 表面積が94m2 /gでDBPAが65mL/100gの500部のカーボン
ブラック、及び5.6部のフェニレンジアミンをペレッタイザーに装填した。こ
のペレッタイザーは、約30秒間にわたって約400rpmで運転した。ペレッ
タイザーで混合しながらN-メチル-3- アミノピリジニウム亜硝酸塩溶液を加えて
、400rpmで2分間にわたって混合を続けた。ペレッタイザーの速度を70
0rpmに増加させて、2分間間隔で連続的に、50部の水の中の9.1部の濃
HNO3 の溶液、25部の水、50部の水の中の3.6部のNaNO2 の溶液、
そして30部の水を加えた。得られた生成物は55℃において減圧下で乾燥した
。生成物は、結合したC6 4 NH2 及びC5 4 NCH3 + NO3 - 基を有し
ていた。
【0054】 例7 カーボンブラック生成物の調製 30gの水の中の2.1gの硝酸の溶液を、19.5gのN-(4-アミノフェニ
ル)ピリジニウム亜硝酸塩、200gのカーボンブラック、及び1Lの水のサス
ペンションであって約65℃で撹拌されているものに段階的に添加した。このカ
ーボンブラックの表面積は94m2 /gであり、DBPAは65mL/100g
であった。更に50分間にわたって撹拌した後で、炉において76℃で生成物を
乾燥した。生成物は、結合したC6 4 NC5 5 + NO3 - 基を有していた。
【0055】 例8 カーボンブラック生成物の調製 表面積が94m2 /gでDBPAが65mL/100gの500部のカーボン
ブラック、2.9部のp-フェニレンジアミン、及び5.2部のN-(4-アミノフェ
ニル)ピリジニウム塩化物をペレッタイザーに装填した。このペレッタイザーは
、約2分間にわたって約400rpmで運転した。ペレッタイザーを運転しなが
ら、連続的に、約125部の水の中の5.0部の濃HClの溶液、約25部の水
、約125部の水の中の3.6部のNaNO2 の溶液、そして約25部の水を加
えた。更に6分間にわたって700rpmで混合を続けた。得られた生成物は6
5℃において乾燥した。生成物は、結合したC6 4 NH2 及びC6 4 NC5 5 + Cl- 基を有していた。
【0056】 例9 カーボンブラック生成物の調製 表面積が94m2 /gでDBPAが65mL/100gの400部のカーボン
ブラック、及び7.6部の3-アミノピリジンをペレッタイザーに装填した。この
ペレッタイザーは、約1分間にわたって約200rpmで運転した。約50部の
水の中の7.2部の濃硝酸の溶液を約55℃に加熱し、そしてペレッタイザーを
400rpmで混合しながらこれを加えた。約1分間にわたって混合を続けた。
ペレッタイザーを運転しながら、60℃で約50部の水の中の5.7部のNaN
2 の溶液を加え、その後、65℃で100部の水を加えた。得られた生成物は
減圧下において70℃で乾燥した。生成物は、結合したC5 4 N基を有してい
た。
【0057】 例10 カーボンブラック生成物の調製 表面積が94m2 /gでDBPAが65mL/100gの800部のカーボン
ブラック、及び30部の4-アミノアセトアニリドをペレッタイザーに装填した。
このペレッタイザーは、約1分間にわたって約400rpmで運転した。ペレッ
タイザーの速度を700rpmに増加させて、それぞれ1〜2分間隔で連続して
、約165部の水の中の19.8部の濃HClの溶液、約55部の水、約165
部の水の中の13.9部のNaNO2 の溶液、そして約130部の水を加えた。
得られた物質を3.5Lの5MのHCl中で一晩にわたって煮沸し、冷却してろ
過した。3.5Lの水で3回、4Lのエタノールで1回、そして5Lの水で1回
洗浄した後で、減圧下で生成物を乾燥した。生成物は、結合したC6 4 NH3 + Cl- 基を有していた。
【0058】 例11 トナーの調製及び評価 例6のカーボンブラック生成物を擬似的なトナーに組み込んで、例4の方法を
使用して評価した。正電荷キャリアーと共に60分間にわたってローリングした
後で、例6のカーボンブラック生成物を組み込んだトナーの摩擦電気(tribochar
ge) は16μC/gであった。Regal 330カーボンブラックを組み込ん
だ標準対照トナーの摩擦電荷は同じキャリアーで1μC/gであった。
【0059】 例12 トナーの調製及び評価 溶融混合、押し出し、予備粉砕、ジェットミル、及び分級の従来の技術によっ
て、黒色のトナーを調製した。ここでは、8部のカーボンブラックと92部のD
ialec 1601スチレン化アクリルポリマーを、Werner and
Pfleiderer ZSK−30二軸スクリュー押出機によって、溶融押出
した。得られた黒色/ポリマー生成物を、Kayness小型粒状化機で粒状化
し、そしてHosokawa Alpine AFG型100ミルを使用してジ
ェットミル及び分級を行い、Coulter Multisizer IIを使
用して測定したときに平均粒度が約8μmの黒色トナー粉末を作った。
【0060】 装填量の2重量%を与えるのに十分な量で、Vertexから入手できる正に
帯電した(タイプ13)キャリアーとトナー組成物を混合することによって、現
像剤組成物を調製した。摩擦電荷の測定は、ロールミルのガラス容器中で現像剤
組成物(トナー+キャリアー)をタンブリング混和することによって行った。6
0分間にわたって混和した後で、少量の現像剤組成物を取り出して、電荷/質量
比(Q/M)を、Vertex T−150摩擦電荷試験装置を使用するファラ
デーケージブローオフ法によって測定した。以下に示す結果は、これらの試料が
標準対照試料よりも多く正に帯電したことを示している。 カーボンブラック試料 摩擦電荷(μC/g) 7 14 8 13 9 17 10 21 Regal 300標準対照 4
【0061】 例13 トナーの調製及び評価 例9のカーボンブラック生成物及びRegal 330カーボンブラックを、
2つの炭素の配合物を使用して例12の方法でトナーに組み込んだ。全炭素成分
は4部であり、樹脂成分は96部であった。これらの結果は、例9のカーボンブ
ラック生成物を有するトナーが、標準対照の黒色物質のみを有するトナーよりも
多く正に帯電したことを示している。 例9 Regal 300 Dialec 1601 摩擦電荷 (部) (部) (部) (μC/g) 4 0 96 24 2 2 96 30 0 4 96 13
【0062】 例14 カーボンブラック生成物の調製 亜硝酸銀(7.7部)を、40部の水の中の13.9部の4-アミノフェニルト
リメチル- アンモニウムヨウ化物の溶液に加えた。3時間にわたって撹拌した後
で、この混合物をろ過して、沈殿物を60部の水で洗浄した。これらの液体を合
わせて、4-アミノフェニルトリメチルアンモニウム亜硝酸塩の溶液を得た。
【0063】 表面積が94m2 /gでDBPAが65mL/100gの500部のカーボン
ブラック、及び5.6部のフェニレンジアミンをペレッタイザーに装填した。こ
のペレッタイザーは、約30秒間にわたって約400rpmで運転した。ペレッ
タイザーで混合しながら、4-アミノフェニルトリメチルアンモニウム亜硝酸塩溶
液を加え、2分間にわたって400rpmで混合を続けた。このペレッタイザー
の速度を700rpmに増加させて、それぞれ2分間隔で連続して、約75部の
水の中の9.1部の濃HNO3 の溶液、30部の水、75部の水の中の3.6部
のNaNO2 の溶液、そして約30部の水を加えた。得られた生成物は55℃に
おいて減圧下で乾燥した。生成物は、結合したC6 4 NH2 及びC6 4 N(
CH3 3 + NO3 - 基を有していた。
【0064】 この例のカーボンブラック生成物は、擬似的なトナーに組み込んで、例4の方
法を使用して評価した。正電荷キャリアーと共に60分間にわたってローリング
した後で、この例のカーボンブラック生成物を組み込んだトナーの摩擦電荷は2
μC/gであった。Regal 330カーボンブラックを組み込んだ標準対照
トナーの摩擦電荷は同じキャリアーで1μC/gであった。
【0065】 本発明の他の態様は、ここで開示された本発明の明細書を考慮しまた本発明を
実施することによって当業者に明らかになる。本発明の明細書の記載及び例示は
説明のためのだけのものであって、実際の範囲は特許請求の範囲に示されるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のトナーを含有し、標準のキャリヤーを用いた乾式粉末の摩擦帯電挙動
を示すグラフ(Q/M対ロール粉砕時間)。
【図2】 本発明のトナーを含有し、正のキャリヤーを用いた乾式粉末の摩擦帯電挙動を
示すグラフ(Q/M対ロール粉砕時間)。
【図3】 本発明のトナーを含有し、標準のキャリヤーを用いた乾式粉末の摩擦帯電挙動
を示すグラフ(Q/M対ロール粉砕時間)。
【図4】 本発明のトナーを含有し、正のキャリヤーを用いた乾式粉末の摩擦帯電挙動を
示すグラフ(Q/M対ロール粉砕時間)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 ベルモント,ジェームス エー. アメリカ合衆国,マサチューセッツ 01720,アクトン,コナント ストリート 8

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)スチレン系ポリマーを主成分とする樹脂の粒子、(b
    )少なくとも1つの有機基が結合した改質顔料粒子、を含有するトナー組成物で
    あって、 前記有機基が正に帯電することができ、且つ前記顔料粒子に結合した少なくと
    も1つの芳香族基又はC1 〜C20のアルキル基を有するトナー組成物。
  2. 【請求項2】 前記顔料粒子が、カーボンブラック、シアン、マゼンタ、イ
    エロー、ブルー、グリーン、ブラウン、バイオレット、レッド、又はそれらの混
    合物である請求項1に記載のトナー組成物。
  3. 【請求項3】 前記顔料粒子がカーボンブラックである請求項1に記載のト
    ナー組成物。
  4. 【請求項4】 改質していないカーボンブラック、シアン、マゼンタ、イエ
    ロー、ブルー、グリーン、ブラウン、バイオレット、レッド、又はそれらの混合
    物を更に含有する請求項1に記載のトナー組成物。
  5. 【請求項5】 改質していないカーボンブラックを更に含有する請求項1に
    記載のトナー組成物。
  6. 【請求項6】 前記スチレン系ポリマーに基づく樹脂の粒子が、スチレン化
    アクリル樹脂粒子である請求項1に記載のトナー組成物。
  7. 【請求項7】 前記スチレン系ポリマーに基づく樹脂の粒子が、スチレン及
    びその誘導体のコポリマー及びホモポリマー、スチレンとアクリル酸エステルと
    のコポリマー、スチレンとメタクリル酸エステルとのコポリマー、スチレン、ア
    クリル酸エステル、及びメタクリル酸エステルの多成分コポリマー、又はスチレ
    ンとビニルモノマーとのコポリマーである請求項1に記載のトナー組成物。
  8. 【請求項8】 前記有機基が窒素又はリンを有する有機基である請求項1に
    記載のトナー組成物。
  9. 【請求項9】 前記有機基が以下の構造を有する請求項1に記載のトナー組
    成物。 【化1】 (ここで、Qは元素の窒素又はリンを表しており、R1 は前記顔料に結合したア
    ルキレン基又はアリーレン基を表しており、またR2 及びR3 は同じであっても
    異なっていてもよく且つそれぞれがアルキル基若しくはアリール基を表しており
    又は環を形成している。)
  10. 【請求項10】 前記有機基が以下の構造を有する請求項1に記載のトナー
    組成物。 【化2】 (ここで、Qは元素の窒素又はリンを表しており、Xは対イオンを表しており、
    1 は前記顔料に結合したアルキレン基又はアリーレン基を示しており、またR 2 、R3 及びR4 は同じであっても異なっていてもよく且つそれぞれがアルキル
    基若しくはアリール基を表しており又は環を形成している。)
  11. 【請求項11】 前記有機基が−C6 4 NH2 、−C6 4 (NC5 5 + - 、又はそれら両方(ここで、X- は対イオン)である請求項1に記載の
    トナー組成物。
  12. 【請求項12】 前記改質顔料粒子が、トナー組成物の約1重量%〜約30
    重量%の量で存在する請求項1に記載のトナー組成物。
  13. 【請求項13】 前記トナー組成物が電荷調節添加剤を更に含有している請
    求項1に記載のトナー組成物。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載のトナー組成物及びキャリアー粒子を含有
    している現像剤組成物。
  15. 【請求項15】 前記顔料粒子が、カーボンブラック、シアン、マゼンタ、
    イエロー、ブルー、グリーン、ブラウン、バイオレット、レッド、又はそれらの
    混合物である請求項14に記載の現像剤組成物。
  16. 【請求項16】 前記顔料粒子がカーボンブラックである請求項14に記載
    の現像剤組成物。
  17. 【請求項17】 改質していないカーボンブラック、シアン、マゼンタ、イ
    エロー、ブルー、グリーン、ブラウン、バイオレット、レッド、又はそれらの混
    合物を更に含有する請求項14に記載の現像剤組成物。
  18. 【請求項18】 改質していないカーボンブラックを更に含有する請求項1
    4に記載の現像剤組成物。
  19. 【請求項19】 前記スチレン系ポリマーに基づく樹脂の粒子が、スチレン
    化アクリル樹脂粒子である請求項14に記載の現像剤組成物。
  20. 【請求項20】 前記スチレン系ポリマーに基づく樹脂の粒子が、スチレン
    及びその誘導体のコポリマー及びホモポリマー、スチレンとアクリル酸エステル
    とのコポリマー、スチレンとメタクリル酸エステルとのコポリマー、スチレン、
    アクリル酸エステル、及びメタクリル酸エステルの多成分コポリマー、又はスチ
    レンとビニルモノマーとのコポリマーである請求項14に記載の現像剤組成物。
  21. 【請求項21】 前記有機基が窒素又はリンを有する有機基である請求項1
    4に記載の現像剤組成物。
  22. 【請求項22】 前記有機基が以下の構造を有する請求項14に記載の現像
    剤組成物。 【化3】 (ここで、Qは元素の窒素又はリンを表しており、R1 は前記顔料に結合したア
    ルキレン基又はアリーレン基を表しており、またR2 及びR3 は同じであっても
    異なっていてもよく且つそれぞれがアルキル基若しくはアリール基を表しており
    又は環を形成している。)
  23. 【請求項23】 前記有機基が以下の構造を有する請求項14に記載の現像
    剤組成物。 【化4】 (ここで、Qは元素の窒素又はリンを表しており、Xは対イオンを表しており、
    1 は前記顔料に結合したアルキレン基又はアリーレン基を表しており、またR 2 、R3 及びR4 は同じであっても異なっていてもよく且つそれぞれがアルキル
    基若しくはアリール基を表しており又は環を形成している。)
  24. 【請求項24】 前記有機基が−C6 4 NH2 、−C6 4 (NC5 5 + - 、又はそれら両方(ここで、X- は対イオン)である請求項14に記載
    の現像剤組成物。
  25. 【請求項25】 前記改質顔料粒子が、前記トナー組成物の約1重量%〜約
    30重量%の量で存在する請求項14に記載の現像剤組成物。
  26. 【請求項26】 前記トナー組成物が電荷調節添加剤を更に含有している請
    求項14に記載の現像剤組成物。
  27. 【請求項27】 前記キャリアー粒子がフェライト、鋼、鉄の粉末、又はそ
    れらの混合物である請求項14に記載の現像剤組成物。
  28. 【請求項28】 負に帯電した光導電性のイメージング部材に静電気による
    潜在的な画像を作り、請求項1に記載のトナー組成物によってこの画像を現像し
    、そして現像したこの画像を基材に移すことを含む描写方法。
  29. 【請求項29】 前記基材に移した前記画像を前記基材上に永続的に固定す
    る請求項28に記載の描写方法。
  30. 【請求項30】 前記顔料粒子が、カーボンブラック、シアン、マゼンタ、
    イエロー、ブルー、グリーン、ブラウン、バイオレット、レッド、又はそれらの
    混合物である請求項28に記載の描写方法。
  31. 【請求項31】 前記顔料粒子がカーボンブラックである請求項28に記載
    の描写方法。
  32. 【請求項32】 改質していないカーボンブラック、シアン、マゼンタ、イ
    エロー、ブルー、グリーン、ブラウン、バイオレット、レッド、又はそれらの混
    合物を更に用いる請求項28に記載の描写方法。
  33. 【請求項33】 改質していないカーボンブラックを更に用いる請求項28
    に記載の描写方法。
  34. 【請求項34】 前記スチレン系ポリマーに基づく樹脂の粒子が、スチレン
    化アクリル樹脂粒子である請求項28に記載の描写方法。
  35. 【請求項35】 前記スチレン系ポリマーに基づく樹脂の粒子が、スチレン
    及びその誘導体のコポリマー及びホモポリマー、スチレンとアクリル酸エステル
    とのコポリマー、スチレンとメタクリル酸エステルとのコポリマー、スチレン、
    アクリル酸エステル、及びメタクリル酸エステルの多成分コポリマー、又はスチ
    レンとビニルモノマーとのコポリマーである請求項28に記載の描写方法。
  36. 【請求項36】 前記有機基が窒素又はリンを有する有機基である請求項2
    8に記載の描写方法。
  37. 【請求項37】 前記有機基が以下の構造を有する請求項28に記載の描写
    方法。 【化5】 (ここで、Qは元素の窒素又はリンを表しており、R1 は前記顔料に結合したア
    ルキレン基又はアリーレン基を表しており、またR2 及びR3 は同じであっても
    異なっていてもよく且つそれぞれがアルキル基若しくはアリール基を表しており
    又は環を形成している。)
  38. 【請求項38】 前記有機基が以下の構造を有する請求項28に記載の描写
    方法。 【化6】 (ここで、Qは元素の窒素又はリンを表しており、Xは対イオンを表しており、
    1 は前記顔料に結合したアルキレン基又はアリーレン基を表しており、またR 2 、R3 及びR4 は同じであっても異なっていてもよく且つそれぞれがアルキル
    基若しくはアリール基を表しており又は環を形成している。)
  39. 【請求項39】 前記有機基が−C6 4 NH2 、−C6 4 (NC5 5 + - 、又はそれら両方(ここで、X- は対イオン)である請求項28に記載
    の描写方法。
  40. 【請求項40】 前記改質顔料粒子が、前記トナー組成物の約1重量%〜約
    30重量%の量で存在する請求項28に記載の描写方法。
  41. 【請求項41】 前記トナー組成物が、電荷調節添加剤を更に含有している
    請求項28に記載の描写方法。
  42. 【請求項42】 前記有機基が、−C5 4 Nである請求項1に記載のトナ
    ー組成物。
  43. 【請求項43】 −C5 4 N(CH3 + - 、又は−C6 4 (NC5 5 + - (ここで、X- は対イオン基)が結合した改質顔料粒子を更に含有
    している請求項42に記載のトナー組成物。
  44. 【請求項44】 前記有機基が、−C5 4 N(CH3 + - (ここで、
    - は対イオン)である請求項1に記載のトナー組成物。
  45. 【請求項45】 −C6 4 NH2 基が結合した改質顔料粒子を更に含有し
    ている請求項44に記載のトナー組成物。
  46. 【請求項46】 請求項42に記載のトナー組成物及びキャリアー粒子を含
    有している現像剤組成物。
  47. 【請求項47】 請求項44に記載のトナー組成物及びキャリアー粒子を含
    有している現像剤組成物。
  48. 【請求項48】 前記有機基がピリジル基を有する請求項1に記載のトナー
    組成物。
  49. 【請求項49】 請求項48に記載のトナー組成物及びキャリアー粒子を含
    有している現像剤組成物。
  50. 【請求項50】 前記対イオンが、Cl- 、NO3 - 、Br- 、又はArS
    3 - である請求項11に記載のトナー組成物。
  51. 【請求項51】 前記対イオンが、Cl- 、NO3 - 、Br- 、又はArS
    3 - である請求項24に記載の現像剤組成物。
  52. 【請求項52】 前記有機基がピリジル基を有し、且つ第4アンモニウム基
    を有する有機基が結合した改質顔料粒子を更に含有する請求項1に記載のトナー
    組成物。
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