JP2001509387A5 - - Google Patents

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【特許請求の範囲】
【請求項１】 微生物源由来の単離されたスウォレニンタンパク質であって、前記スウォレニンタンパク質が、配列番号２番に提供された配列と少なくとも70％の配列同一性を有する配列を含み、該スウォレニンタンパク質が、濾紙を弱めるおよび／または綿繊維を膨潤させる能力を有することを特徴とするスウォレニンタンパク質。
【請求項２】 前記スウォレニンタンパク質が菌類または細菌由来のものであることを特徴とする請求項１記載のスウォレニンタンパク質。
【請求項３】 前記菌類が糸状菌類であることを特徴とする請求項２記載のスウォレニンタンパク質。
【請求項４】 前記糸状菌類が、トリコデルマｓｐｐ．、フミコラｓｐｐ．、アカパンカビｓｐｐ．、アスペルギルスｓｐｐ．、フザリウムｓｐｐ．、ペニシリウムｓｐｐ．、またはグリオクラジウムｓｐｐ．であることを特徴とする請求項３記載のスウォレニンタンパク質。
【請求項５】 前記スウォレニンタンパク質が、配列番号２番に提供された配列から実質的になる配列を含むことを特徴とする請求項１記載のスウォレニンタンパク質。
【請求項６】 請求項１から５いずれか１項記載のスウォレニンタンパク質をコード化するＤＮＡ。
【請求項７】 前記ＤＮＡが菌類または細菌由来のものであることを特徴とする請求項６記載のＤＮＡ。
【請求項８】 前記菌類が糸状菌類であることを特徴とする請求項７記載のＤＮＡ。
【請求項９】 前記糸状菌類が、トリコデルマｓｐｐ．、フミコラｓｐｐ．、アカパンカビｓｐｐ．、アスペルギルスｓｐｐ．、フザリウムｓｐｐ．、ペニシリウムｓｐｐ．、またはグリオクラジウムｓｐｐ．であることを特徴とする請求項８記載のＤＮＡ。
【請求項１０】 前記ＤＮＡが、配列番号１番に提供された配列と少なくとも70％の配列同一性を有する配列を含み、該ＤＮＡが、濾紙を弱めるおよび／または綿繊維を膨潤させる能力を有するスウォレニンタンパク質をコード化することを特徴とする請求項６記載のＤＮＡ。
【請求項１１】 15分間に亘る20℃での0.2×ＳＳＣ／0.1％のＳＤＳの溶液および30分間に亘る37℃での0.2×ＳＳＣ／0.1％のＳＤＳの溶液によるサザンブロットからのフィルタの洗浄を含む標準的ストリンジェンシー条件下で、前記ＤＮＡが、配列番号１番に提供された配列の全てまたは一部を有するＤＮＡとハイブリッド形成することを特徴とする請求項６記載のＤＮＡ。
【請求項１２】 配列番号１番による配列を含むＤＮＡ。
【請求項１３】 請求項６記載のＤＮＡを含むベクター。
【請求項１４】 請求項１３記載のベクターにより形質転換された宿主細胞。
【請求項１５】 前記宿主細胞が、一つ以上のセルラーゼ遺伝子を欠失するように遺伝子的に変更されていることを特徴とする請求項１４記載の宿主細胞。
【請求項１６】 前記宿主細胞が糸状菌類であることを特徴とする請求項１４記載の宿主細胞。
【請求項１７】 前記糸状菌類が、トリコデルマｓｐｐ．、フミコラｓｐｐ．、アカパンカビｓｐｐ．、アスペルギルスｓｐｐ．、またはフザリウムｓｐｐ．であることを特徴とする請求項１６記載の宿主細胞。
【請求項１８】 請求項１から５いずれか１項記載のスウォレニンタンパク質を産生する方法であって、
(a) スウォレニンタンパク質をコード化する、菌類または細菌から単離されたＤＮＡを含むベクターにより形質転換されている宿主細胞を得て、
(b) 該宿主細胞を、前記スウォレニンの発現および必要に応じて分泌に適した条件下で培養し、
(c) 該スウォレニンタンパク質を含有する発酵ブロスを回収する
各工程を含むことを特徴とする方法。
【請求項１９】 前記ＤＮＡが糸状菌類由来のものであることを特徴とする請求項１８記載の方法。
【請求項２０】 前記糸状菌類が、トリコデルマｓｐｐ．、フミコラｓｐｐ．、アカパンカビｓｐｐ．、アスペルギルスｓｐｐ．、フザリウムｓｐｐ．、またはグリオクラジウムｓｐｐ．であることを特徴とする請求項１９記載の方法。
【請求項２１】 前記ＤＮＡが、配列番号１番に提供された配列と少なくとも70％の配列同一性を有する配列を含み、該ＤＮＡが、濾紙を弱めるおよび／または綿繊維を膨潤させる能力を有するスウォレニンタンパク質をコード化することを特徴とする請求項１８記載の方法。
【請求項２２】 15分間に亘る20℃での0.2×ＳＳＣ／0.1％のＳＤＳの溶液および30分間に亘る37℃での0.2×ＳＳＣ／0.1％のＳＤＳの溶液によるサザンブロットからのフィルタの洗浄を含む標準的ストリンジェンシー条件下で、前記ＤＮＡが、配列番号１番に提供された配列の全てまたは一部を有するＤＮＡとハイブリッド形成することを特徴とする請求項１８記載の方法。
【請求項２３】 前記ＤＮＡが配列番号１番による配列を含むことを特徴とする請求項１８記載の方法。
【請求項２４】 セルロース基質の特性を変更する方法であって、該セルロース基質を、請求項１８記載の方法により産生されたスウォレニンタンパク質を含む組成物と接触させる工程を含むことを特徴とする方法。
【請求項２５】 前記方法が、動物用飼料の栄養特性を変更する工程を含むことを特徴とする請求項２４記載の方法。
【請求項２６】 前記方法が、セルロース繊維を含む布地または紡ぎ糸の特性を変更する工程を含むことを特徴とする請求項２４記載の方法。
【請求項２７】 前記方法が、紙の製造中に木材パルプまたはその誘導体の特性を変更する工程を含むことを特徴とする請求項２４記載の方法。
【請求項２８】 前記方法が、セルロースバイオマスの特性を、グルコースへの還元中に変更する工程を含むことを特徴とする請求項２４記載の方法。
【請求項２９】 前記方法が、セルロースでできたトウモロコシの***の特性を、グルコースへの還元中に変更する工程を含むことを特徴とする請求項２４記載の方法。
【請求項３０】 請求項１から５いずれか１項記載のスウォレニンタンパク質を含まないセルラーゼ組成物を調製する方法であって、
(a) セルラーゼおよびスウォレニンタンパク質を産生する微生物を得て、
(b) 前記スウォレニンタンパク質を分断、欠失および／または該スウォレニンタンパク質の発現を干渉するような様式で前記微生物を処理し、
(c) 該微生物を、セルラーゼを発現させるのに適した条件下で培養し、
(d) スウォレニンタンパク質を欠如している該発現されたセルラーゼを採集する
各工程を含むことを特徴とする方法。
【請求項３１】 請求項１から５いずれか１項記載のスウォレニンタンパク質を含む動物用飼料。
【請求項３２】 請求項１から５いずれか１項記載のスウォレニンタンパク質を含む、洗濯洗浄剤または織物処理組成物。