JP2001357557A - 光学ヘッド - Google Patents

光学ヘッド

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JP2001357557A
JP2001357557A JP2001142806A JP2001142806A JP2001357557A JP 2001357557 A JP2001357557 A JP 2001357557A JP 2001142806 A JP2001142806 A JP 2001142806A JP 2001142806 A JP2001142806 A JP 2001142806A JP 2001357557 A JP2001357557 A JP 2001357557A
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light
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light beam
recording medium
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JP2001142806A
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English (en)
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Hideki Nakada
秀輝 中田
Hideki Aiko
秀樹 愛甲
誠 ▲高▼嶋
Makoto Takashima
Toru Nakamura
徹 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録密度の異なる情報記録媒体の再生及び高
精度な記録・再生特性を実現すること。 【解決手段】 半導体レーザ1と、半導体レーザ1から
の光束を情報記録媒体6上に集光させる対物レンズ5
と、半導体レーザ1と対物レンズ5との間に位置し、平
面内の透過率を可変として、対物レンズ5の開口数ある
いは情報記録媒体6上での光スポット形状または光スポ
ット強度分布を制御するために液晶フィルター26と、
液晶フィルター26に制御電圧を印加する液晶フィルタ
ー駆動装置27を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発業上の利用分野】本発明は、ディスク状記録媒体に
光スポットを投影して、光学的に情報を記録再生する方
式であるディスク演奏装置の光学ヘッドに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスク演奏装置は、MDプレー
ヤ・CDプレーヤ・ハイビジョン用マルチレーザープレ
ーヤなどその用途は年々多様化すると共に益々高密度・
高性能・高品質・高付加価値化している。特に記録可能
な光磁気メディアを利用したディスク演奏装置において
は、ポータブル用・車載用への需要は大きく増加傾向に
あり、より一層の小型・薄型・高性能化が求められてい
る。本発明は光ディスク用ディスク演奏装置の光学ヘッ
ドに関するものである。
【0003】従来、光磁気ディスク用の光学ヘッドに関
する技術としては、数多くの報告がなされている。
【0004】以下、図面を参照しながら、従来の光磁気
ディスク用の光学ヘッドについて説明を行う。
【0005】図10は従来の光学ヘッドの構成を示す概
略図であり、図11は従来の光学ヘッドの光検出器の構
成を示す概略図である。図10および図11において、
1は半導体レーザ、2はコリメートレンズ、3は回折格
子、4はビームスプリッタ,偏光分離素子,折り返しミ
ラーより構成された複合素子、5は対物レンズ、6は磁
気光学効果を有する情報記録媒体、7は1/2波長板、
8は、とつレンズ、9は略円柱レンズである、おうシリ
ンドリカルレンズ、10は偏光ビームスプリッタ、11
は6分割光検出器、12は4分割光検出器、13および
14は光スポットの焦点、15は6分割光検出器11上
に形成されるメインビーム(P偏光)、16は4分割光
検出器12上に形成されるメインビーム(S偏光)、1
7a,17bはサブビームのうち先行ビームによる光ス
ポット、18a,18bはサブビームのうち後行ビーム
による光スポットである。19a,19bは2分割受光
領域、20a,20b,20c,20dは4分割受光領
域、21a,21bは先行ビームの受光領域、22a,
22bは後行ビームの受光領域、23は減算器、24は
加算器、25はモニタ用光検出器である。
【0006】以上のように構成された従来例の光学ヘッ
ドについて以下その動作について説明を行う。
【0007】半導体レーザ1より発せられた光は、コリ
メートレンズ2により平行光に変換され、回折格子3に
より異なる複数の平行光束に分離される。異なる複数の
平行光束は、複合素子4内のビームスプリッタを透過
し、対物レンズ駆動装置(図示せず)に組み込まれた対
物レンズ5により、情報記録媒体6上に直径1ミクロン
程度のメインビームとして集光されると同時にいわゆる
3ビーム法によりメインビームと同一トラック上にメイ
ンビームの前後に副ビームとして先行ビームと後行ビー
ムを一定間隔に形成する。また複合素子4内のビームス
プリッタにより反射された平行光束はモニタ用光検出器
25に入射し半導体レーザ1の駆動電流を制御する。
【0008】情報記録媒体6からの反射光は、逆の経路
をたどり、複合素子4内のビームスプリッタにより反射
分離されて、1/2波長板7に入射する。半導体レーザ
1は、紙面に平行な偏光方向となるよう設置されてお
り、1/2波長板7はその反射光に偏光方向をほぼ45
度回転させるように設定してある。1/2波長板7を透
過した反射光は、とつレンズ8により収れん光となり、
おうシリンドリカルレンズ9へ入射する。ここで、おう
シリンドリカルレンズ9は、従来例においては、紙面に
平行な面内でW1の向きに存在する情報記録媒体6の記
録トラックの像に対して、略45度の方向にレンズ効果
を有するように設けられている。おうシリンドリカルレ
ンズ9を透過した光は、偏光ビームスプリッタ10によ
り互いに直交する2つの偏光成分に分離され、一方は透
過し、6分割光検出器11に入射し、他方は反射されて
4分割光検出器12に入射する。偏光ビームスプリッタ
10を透過した光はフォーカス誤差信号検出手段であ
る、おうシリンドリカルレンズ9により、非点収差を発
生する。おうシリンドリカルレンズ9のレンズ面を有さ
ない面内では実線の光路となり焦点13に収れんし、レ
ンズ効果を有する面内では、破線で示した光路となり、
焦点14に収れんする。6分割光検出器11は受光面が
焦点13と焦点14との略中間に位置しており、中心部
の4分割受光領域20a,20b,20c,20dで発
生した電気信号の対角同士の和をとり、それらを減算す
ることにより、いわゆる非点収差法によりフォーカス誤
差信号の検出を行う。
【0009】先行ビームによる光スポット17a,17
bと後行ビームによる光スポット18a,18bの差を
取ることにより、いわゆる3ビーム法によるトラッキン
グ誤差検出信号を検出する。
【0010】また、6分割光検出器11の中心部の4分
割受光領域20a,20b,20c,20dの受光量の
総和から、4分割光検出器12の中心部の2分割受光領
域19a,19bの受光量の総和の差をとることによ
り、差動検出法による光磁気ディスク情報信号の検出が
可能である。さらに、それらの和をすべてとることによ
り、プレピット信号(ピットの有無に対応した信号)の
検出が可能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、対物レンズ5に入射する光束の強度分布
が一定であるために開口率あるいは、光スポット形状が
固定されており、情報記録密度の異なる情報記録媒体に
記録あるいは再生する場合、その記録再生能力には限界
があり、記録密度の異なる情報記録媒体に対しては互換
性がないという問題点を有していた。
【0012】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、対物レンズに入射する光束の強度分布を可変とした
光学ヘッドを提供し、高精度な記録・再生特性を実現す
ることを目的としてなされたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の光学ヘッドは、情報記録媒体と、半導体レ
ーザ等の光源と、光源からの光束を情報記録媒体上に集
光させる対物レンズ等の集光手段と、光源と集光手段と
の間に位置し、光源からの光束と情報記録媒体からの反
射光とを分離するハーフミラー等の光束分離手段と、光
源と集光手段との間に位置し、集光手段の開口率あるい
は情報記録媒体上での光スポット形状または光スポット
強度分布を制御するために集光手段に入射する光束の強
度分布を変化させるための強度分布変換手段と、光束分
離手段により分離された情報記録媒体からの反射光が入
射して情報記録媒体の情報記録信号を検出する検出手段
と、検出手段を経た光束を受光する多分割光検出器と、
多分割光検出器で発生した電気信号を演算する演算回路
とを具備し、強度分布変換手段は、入射光束の強度変化
に対して平面内の透過率が非線形に変化する光学フィル
ターより構成されている。
【0014】
【作用】本発明は、上記した構成によって、対物レンズ
に入射する光束の強度分布を光学フィルター等の強度分
布変換手段で変化させることができ、記録密度の異なる
情報記録媒体の正確な記録再生が可能となり、高性能な
光ヘッドおよびディスク演奏装置を実現できる。また、
対物レンズに入射する光束の強度分布を可変とし、記録
時は小さい光スポット径にて記録し、再生時は通常の光
スポット径にて再生することにより、より一層再生能力
を向上させることが可能となる。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0016】(第1の参考例)図1は本発明の第1の参
考例における光学ヘッドの概略図を示すものであり、図
2は本発明の第1の参考例における光学ヘッドの光検出
器の概略図を示すものであり、図3は本発明の第1の参
考例における光学ヘッドの強度分布変換手段の概略図を
示すものである。図1、図2および図3において、1は
半導体レーザ、2はコリメートレンズ、3は回折格子、
4はビームスプリッタ、偏光分離素子、折り返しミラー
より構成された複合素子、5は対物レンズ、6は磁気光
学効果を有する情報記録媒体、7は1/2波長板、8
は、とつレンズ、9は略円柱レンズである、おうシリン
ドリカルレンズ、10は偏光ビームスプリッタ、11は
6分割光検出器、12は4分割光検出器、13および1
4は光スポットの焦点、15は6分割光検出器11上に
形成されるメインビーム(P偏光)、16は4分割光検
出器12上に形成されるメインビーム(S偏光)、17
a,17bはサブビームのうち先行ビームによる光スポ
ット、18a,18bはサブビームのうち後行ビームに
よる光スポットである。19a,19bは2分割受光領
域、20a,20b,20c,20dは4分割受光領
域、21a,21bは先行ビームの受光領域、22a,
22bは後行ビームの受光領域、23は減算器、24は
加算器、25はモニタ用光検出器、26は液晶フィルタ
ー、27は液晶フィルター駆動装置である。
【0017】以上のように構成された本参考例の光学ヘ
ッドについて、以下その動作について説明を行う。
【0018】半導体レーザ1より発せられた光は、コリ
メートレンズ2により平行光に変換され、回折格子3に
より異なる複数の平行光束に分離される。異なる複数の
平行光束は複合素子4内のビームスプリッタを透過し、
対物レンズ駆動装置(図示せず)に組み込まれた液晶フ
ィルター26に入射する。液晶フィルター26は液晶フ
ィルター駆動装置27による印加電圧により平面内の透
過率分布が可変であり、対物レンズ5に入射する光束の
強度分布を変化させることが可能となる。従って、液晶
フィルター26に入射した平行光束は、液晶フィルター
駆動装置27による印加電圧により情報記録媒体6の記
録密度に応じた開口率となるように対物レンズ5の開口
制限を行う。液晶フィルター26により開口制限された
平行光束は対物レンズ5により、情報記録媒体6上に直
径1ミクロン程度のメインビームとして集光されると同
時に、いわゆる3ビーム法によりメインビームと同一ト
ラック上にメインビームの前後に副ビームとして先行ビ
ームと後行ビームを一定間隔に形成する。また複合素子
4内のビームスプリッタにより反射された平行光束はモ
ニタ用光検出器25に入射し半導体レーザ1の駆動電流
を制御する。
【0019】情報記録媒体6からの反射光は、逆の経路
をたどり、複合素子4内のビームスプリッタにより反射
分離されて、1/2波長板7に入射する。半導体レーザ
1は、紙面に平行な偏光方向となるよう設置されてお
り、1/2波長板7はその反射光に偏光方向をほぼ45
度回転させるように設定してある。1/2波長板7を透
過した反射光は、とつレンズ8により収れん光となり、
おうシリンドリカルレンズ9へ入射する。ここで、おう
シリンドリカルレンズ9は、本実施例においては、紙面
に平行な面内でW1の向きに存在する情報記録媒体6の
記録トラックの像に対して、略45度の方向にレンズ効
果を有するように設けられている。おうシリンドリカル
レンズ9を透過した光は、偏光ビームスプリッタ10に
より互いに直交する2つの偏光成分に分離され、一方は
透過し、6分割光検出器11に入射し、他方は反射され
て4分割光検出器12に入射する。偏光ビームスプリッ
タ10を透過した光はフォーカス誤差信号検出手段であ
る、おうシリンドリカルレンズ9により、非点収差を発
生する。おうシリンドリカルレンズ9のレンズ面を有さ
ない面内では実線の光路となり焦点13に収れんし、レ
ンズ効果を有する面内では、破線で示した光路となり、
焦点14に収れんする。6分割光検出器11は受光面が
焦点13と焦点14との略中間に位置しており、中心部
の4分割受光領域20a,20b,20c,20dで発
生した電気信号の対角同士の和をとり、それらを減算す
ることにより、いわゆる非点収差法によりフォーカス誤
差信号の検出を行う。
【0020】先行ビームによる光スポット17a,17
bと後行ビームによる光スポット18a,18bの差を
取ることにより、いわゆる3ビーム法によるトラッキン
グ誤差検出信号を検出する。
【0021】また、6分割光検出器11の中心部の4分
割受光領域20a,20b,20c,20dの受光量の
総和から、4分割光検出器12の中心部の2分割受光領
域19a,19bの受光量の総和の差をとることによ
り、差動検出法による光磁気ディスク情報信号の検出が
可能である。さらに、それらの和をすべてとることによ
り、プレピット信号の検出が可能である。
【0022】以上のように本参考例によれば、液晶フィ
ルター26の透過率分布を液晶フィルター駆動装置27
により制御することにより、対物レンズ5に入射する平
行光束の開口率を変化させることが可能となり、情報記
録媒体6上に形成される光スポット形状を変化させるこ
とができる。このことにより記録密度の異なる複数の情
報記録媒体6の記録再生が可能となり、高性能・高品質
な光ヘッドおよびディスク演奏装置を実現できるもので
ある。
【0023】さらに、対物レンズ5に入射する光束の開
口率を可変とし、記録時は大きな開口率の状態で小さい
光スポット径にて記録し、再生時は通常の光スポット径
にて再生することにより、再生光スポットのずれ(オフ
トラック)による再生信号の劣化が少なくなるため、よ
り一層再生能力を向上させることが可能となる。
【0024】なお第1の参考例において、集光系はコリ
メートレンズ2を用いたいわゆる無限系としたが、有限
系としてもよい。
【0025】また、液晶フィルター26の位置は複合素
子4内のビームスプリッタと対物レンズ5の間とした
が、半導体レーザ1と対物レンズ5の間ならどこでもよ
い。
【0026】(第2の参考例)次に第2の参考例につい
て図4を参照しながら説明する。図4は本発明の第2の
参考例における光学ヘッドの強度分布変換手段の概略図
である。第1の参考例との相違点は、液晶フィルター3
6の平面内の透過率分布において、略中心部分のみの透
過率を低くあるいは略中心部分のみを遮光し、対物レン
ズ5に入射する平行光束の強度分布を、略中心部分のみ
低下させるという点である。
【0027】以上のように本参考例によれば、液晶フィ
ルター36の透過率分布による、いわゆる超解像現象を
おこすことにより、情報記録媒体6上の光スポット径を
小さくすることが可能となり、情報記録媒体6上に形成
される光スポット径を変化させることができる。このこ
とにより、さらに記録密度の高い情報記録媒体6の記録
再生が可能となり、より一層高性能な光ヘッドおよびデ
ィスク演奏装置を実現できるものである。
【0028】なお第2の参考例において、液晶フィルタ
ー36の位置は複合素子4内のビームスプリッタと対物
レンズ5の間としたが、半導体レーザ1と対物レンズ5
の間ならどこでもよい。
【0029】(第3の参考例)次に第3の参考例につい
て図5を参照しながら説明する。図5は本発明の第3の
参考例における光学ヘッドの強度分布変換手段の概略図
である。第1の参考例との相違点は、液晶フィルター4
6の透過率分布において、略楕円形状の透過率として、
対物レンズ5に入射する平行光束の強度分布を楕円形状
とし、情報記録媒体6の記録状態に応じて再生信号のジ
ッター値およびクロストークが最適な状態になる楕円形
状を形成するという点である。
【0030】一般的に、光スポットがラジアル(半径)
方向に長軸となる楕円形状とした場合は、ジッタ(再生
信号のゆれ)が良くなる(少なくなる)が、クロストー
ク(再生目標トラック以外のトラックからの信号の漏れ
込み)は大きくなる。また、光スポットがタンジェンシ
ャル(トラック列に対し接線)方向に長軸となる楕円形
状とした場合は、ジッタ(再生信号のゆれ)が悪くなる
(多くなる)が、クロストーク(再生目標トラック以外
のトラックからの信号の漏れ込み)は小さくなる。
【0031】以上のように本参考例によれば、液晶フィ
ルター46により、ジッターおよびクロストークが情報
記録媒体の記録状態に応じた最適な光スポット形状とな
るよう対物レンズ5に入射する強度分布を(ラジアル方
向あるいはタンジェンシャル方向に長軸となる)楕円形
状とすることにより、情報記録媒体上で(はラジアルあ
るいはタンジェンシャル方向に長軸となる)楕円形状の
光スポットを形成することができ、情報記録媒体6の再
生時における再生信号のジッター値およびクロストーク
を最適な状態に設定することができ、情報記録媒体6の
正確な記録再生が可能となり、高性能な光ヘッドおよび
ディスク演奏装置を実現できるものである。
【0032】(第1の実施例)次に第1の実施例につい
て図6および図7を参照しながら説明する。図6は本発
明の第1の実施例における光学ヘッドの非線形光学フィ
ルター28の透過率の光強度依存性を示す特性図であ
り、図7は本発明の第1の実施例における光学ヘッドの
非線形光学フィルター28の平面内の透過率分布の光強
度依存性を示す特性図である。図7において実線は記録
時の光強度における透過率を示し、破線は再生時の光強
度における透過率を示したものである。第1の実施例と
の相違点は、液晶フィルター26及び液晶フィルター駆
動装置27の代わりに、入射光束の光強度により平面内
の透過率が非線形に変化する非線形光学フィルター28
を半導体レーザ1と対物レンズ5の間に挿入して、記録
時と再生時において対物レンズ5の開口率を変化させた
ことである。
【0033】以上のように本実施例によれば、入射光束
の光強度により透過率が非線形に変化する非線形光学フ
ィルター28により、対物レンズ5に入射する平行光束
の開口率を記録時は高く、また再生時は小さくすること
が可能となり、記録と再生時において情報記録媒体6上
に形成される光スポット径を変化させることができる。
このことにより情報記録媒体6の高精度な再生が可能と
なり、高性能・高品質な光ヘッドおよびディスク演奏装
置を実現できるものである。
【0034】(第2の実施例)次に第2の実施例につい
て図8および図9を参照しながら説明する。図8は本発
明の第2の実施例における光学ヘッドの非線形光学フィ
ルター29の透過率の光強度依存性を示す特性図であ
り、図9は本発明の第2の実施例における光学ヘッドの
非線形光学フィルター29の平面内の透過率分布の光強
度依存性を示す特性図である。図9において実線は記録
時の光強度における透過度を示し、破線は再生時の光強
度における透過率を示したものである。第1の実施例と
の相違点は、入射光束の光強度により平面内の透過率が
非線形に変化する非線形光学フィルター29を用い、入
射光束の光強度の高い部分のみ透過率を低くして光束を
遮断する構成とすることである。
【0035】以上のように本実施例によれば、再生時等
の低強度の光束の強度分布は、変化なく対物レンズ5に
入射し、記録時等の高強度の光束は略中心部分のみ遮断
された強度分布の光束となって対物レンズ5に入射し、
いわゆる超解像現象により情報記録媒体6上に回折限界
以下のスポット径を形成することができ、光束の光強度
を上げるに従い、より記録密度の高い情報記録媒体6の
再生が可能となり、高性能・高品質な光ヘッドおよびデ
ィスク演奏装置を実現できるものである。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、対物レン
ズに入射する光束の強度分布を強度分布変換手段で変化
させることにより、記録密度の異なる情報記録媒体の正
確な記録再生あるいは、情報記録媒体の再生状態に最適
な光スポット形状を形成することが可能となり、高性能
な光ヘッドおよびディスク演奏装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の参考例における光学ヘッドの概
略図
【図2】本発明の第1の参考例における光学ヘッドの光
検出器の概略図
【図3】本発明の第1の参考例における光学ヘッドの強
度分布変換手段の概略図
【図4】本発明の第2の参考例における光学ヘッドの強
度分布変換手段の概略図
【図5】本発明の第3の参考例における光学ヘッドの強
度分布変換手段の概略図
【図6】本発明の第1の実施例における光学ヘッドの非
線形光学フィルターの透過率の光強度依存性を示す特性
【図7】本発明の第1の実施例における光学ヘッドの非
線形光学フィルターの透過率分布の光強度依存性を示す
特性図
【図8】本発明の第2の実施例における光学ヘッドの非
線形光学フィルターの透過率の光強度依存性を示す特性
【図9】本発明の第2の実施例における光学ヘッドの非
線形光学フィルターの透過率分布の光強度依存性を示す
特性図
【図10】従来例の光学ヘッドの概略図
【図11】従来例の光学ヘッドの光検出器の概略図
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 コリメートレンズ 3 回折格子 4 複合素子 5 対物レンズ 6 情報記録媒体 7 1/2波長板 8 とつレンズ 9 おうシリンドリカルレンズ 10 偏光ビームスプリッタ 11 6分割光検出器 12 4分割光検出器 15 メインビーム(P偏光) 16 メインビーム(S偏光) 17a,17b 光スポット 19a,19b 2分割受光領域 20a〜20b 4分割受光領域 23 減算器 24 加算器 26 液晶フィルター 27 液晶フィルター駆動装置 28 非線形光学フィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼嶋 誠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中村 徹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D075 CD03 CD18 CD19 5D119 AA01 AA11 AA22 AA41 BA01 BB01 BB05 DA01 DA05 EB02 EB05 EB09 EC37 JA62 JA63 JB02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体と、半導体レーザ等の光源
    と、前記光源からの光束を前記情報記録媒体上に集光さ
    せる対物レンズ等の集光手段と、前記光源と前記集光手
    段との間に位置し、前記光源からの光束と前記情報記録
    媒体からの反射光とを分離するハーフミラー等の光束分
    離手段と、前記光源と前記集光手段との間に位置し、前
    記集光手段の開口率あるいは前記情報記録媒体上での光
    スポット形状または光スポット強度分布を制御するため
    に前記集光手段に入射する光束の強度分布を変化させる
    ための強度分布変換手段と、前記光束分離手段により分
    離された前記情報記録媒体からの反射光が入射して前記
    情報記録媒体の情報記録信号を検出する検出手段と、前
    記検出手段を経た光束を受光する多分割光検出器と、前
    記多分割光検出器で発生した電気信号を演算する演算回
    路とを具備し、前記強度分布変換手段は、入射光束の強
    度変化に対して平面内の透過率が非線形に変化する光学
    フィルターより構成された強度分布変換手段であること
    を特徴とする光学ヘッド。
  2. 【請求項2】 強度分布変換手段は、入射光束の強度変
    化に対して平面内の透過率が非線形に変化し、前記集光
    手段の開口率を可変とすることが可能な強度分布変換手
    段であることを特徴とする請求項1記載の光学ヘッド。
  3. 【請求項3】 強度分布変換手段は、入射光束の強度変
    化に対して平面内の透過率が非線形に変化し、前記入射
    光束の略中央部分のみを遮光する強度分布変換手段であ
    ることを特徴とする請求項1記載の光学ヘッド。
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