JP2001354679A - ホスホリルコリン誘導体、中間体、製造方法及び用途 - Google Patents

ホスホリルコリン誘導体、中間体、製造方法及び用途

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JP2001354679A
JP2001354679A JP2000173966A JP2000173966A JP2001354679A JP 2001354679 A JP2001354679 A JP 2001354679A JP 2000173966 A JP2000173966 A JP 2000173966A JP 2000173966 A JP2000173966 A JP 2000173966A JP 2001354679 A JP2001354679 A JP 2001354679A
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Japan
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formula
group
carbon atoms
phosphorylcholine
same
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Application number
JP2000173966A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Nakamoto
憲一郎 中本
Shigeru Kitano
茂 北野
Kunio Shimada
邦男 島田
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Original Assignee
NOF Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 新規なホスホリルコリン誘導体、中間体、製
造方法および界面活性剤としての用途を提供する。 【解決手段】 一般式1のホスホリルコリン誘導体、お
よび式2の製造中間体、これに一般式5の第3級アミン
を反応させる製造方法。 (XはC8〜24の炭化水素基、R1〜R3は同一若しく
は異なりC1〜4のアルキル基、AOはC2〜4のアル
キレンオキシ基を示し、各AOは同一でも異なってても
よく、これらはランダム若しくはブロック状に付加して
もよく、mは1〜50の、nは2〜4の整数を示す。) (X、AO、m、nは前記と同じ) (R〜Rは前記と同じ)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なホスホリル
コリン誘導体、その中間体、その製造方法、並びに界面
活性剤としての用途に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘアケア、ボディケア用化粧料に配合さ
れる一般的な界面活性剤には、親水基として硫酸塩、カ
ルボン酸塩、リン酸塩等を有するアニオン界面活性剤や
アミン塩、4級アンモニウム塩、ピリジニウム塩等を有
するカチオン界面活性剤、多価アルコール、糖を有する
非イオン界面活性剤、アミノ酸、ベタイン骨格を有する
両性界面活性剤等が知られている。これらは石鹸、シャ
ンプー、リンス等使用目的に応じて使い分け、あるいは
併用されて、粘性、起泡性、泡膜安定性、刺激性等の諸
物性が調整されている。そしてこれら界面活性剤はミセ
ルを形成することで、表皮組織代謝産物である角質や皮
脂を可溶化、乳化、rollig−up等の機構で除去
することが知られている。
【0003】一方、生体膜構成成分であるリン脂質は、
分子内に2本の炭素鎖である疎水基と、双性イオン基で
あるホスホリルコリン基等の極性基を有する両親媒性物
質であり、濃度、溶媒極性に応じてミセル、ラメラ相液
晶、ミドル相液晶等の様々な分子集合体を形成すること
が知られている。このリン脂質を用いてリポソームを形
成させ、美白剤や細胞賦活成分、薬剤を封入したり、リ
ン脂質自身の持つ保湿効果を期待し、化粧料に応用する
試みは数多く為されてきている。しかし、天然のリン脂
質は、精製度が低い場合、不飽和脂肪酸由来の経時的な
pH低下や変臭、変色といった劣化がおきる等安定性の
問題がある。
【0004】天然リン脂質の極性基構造を真似たリン脂
質類似化合物の合成は盛んに行われており、例えば2−
(メタクリロイルオキシ)エチル−2−(トリメチルア
ンモニウム)エチルホスフェート(以下、MPCと略す
る)(特開昭58−154591号公報)や重合性オリ
ゴオキシアルキルホスホリルコリン(特開平7−247
355号公報)、重合性アルキルホスホリルコリン(特
開昭63−222183号公報、“機能性界面活性剤の
開発と最新技術”P25−P26、シーエムシー)等が
知られている。しかしながら、MPCや重合性基を有す
る他のホスホリルコリン誘導体は製造時にゲル化が起き
やすいという問題があり、オキシアルキレン鎖とホスホ
リルコリン基の特徴を併せ持ち、容易に製造可能な化合
物が求められていた。また、重合性基を持たないホスホ
リルコリン誘導体としては、従来からアルキルホスホリ
ルコリンが知られており、近年長鎖のアルキルホスホリ
ルコリンが溶血毒性無しに抗腫瘍活性を持つという知見
が得られているが(S.M.Konstantino
v,M.R.Berger,Cancer Lette
rs 144(1999)153−160等)、アルキ
ルホスホリルコリンは水溶性が低いという問題点があっ
た。このような状況から、ホスホリルコリン基を有し、
洗剤や化粧品等に配合しうる、新規な界面活性剤が求め
られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、安定で親水性に優れる新規なホスホリルコリン誘導
体を提供することにある。本発明の第2の目的は、前記
ホスホリルコリン誘導体の製造に有用な中間体を提供す
ることにある。本発明の第3の目的は、前記ホスホリル
コリン誘導体を簡潔に得ることができる製造方法を提供
することにある。本発明の第4の目的は、前記ホスホリ
ルコリン誘導体の界面活性剤としての用途を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の問
題点に鑑み鋭意検討した結果、新規のホスホリルコリン
誘導体を見出し、本発明を完成するに至った。本発明
は、即ち次のとおりである。 [1]式(1)で示されるホスホリルコリン誘導体。
【0007】
【化6】
【0008】(式中、Xは炭素数8〜24の炭化水素基
を示す。R1、R2及びR3は同一若しくは異なる基であ
って、炭素数1〜4のアルキル基示す。AOは炭素数2
〜4のアルキレンオキシ基を示し、mが2以上の場合に
は、各AOは同一でも異なっていてもよく、これらはラ
ンダム状若しくはブロック状に付加していてもよい。m
は1〜50の整数、nは2〜4の整数を示す。) [2]式(1)におけるXが直鎖アルキル基であり、A
Oがエチレンオキシ基であり、R1、R2及びR3がメチ
ル基であり、nが2である前記[1]に記載のホスホリ
ルコリン誘導体。 [3]式(2)で示される、前記[1]に記載のホスホ
リルコリン誘導体の中間体。
【0009】
【化7】
【0010】(式中、Xは炭素数8〜24の炭化水素基
を示す。AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を示
し、mが2以上の場合には、各AOは同一でも異なって
いてもよく、これらはランダム状若しくはブロック状に
付加していてもよい。mは1〜50の整数、nは2〜4
の整数を示す。) [4]式(3)で示される化合物と式(4)で示される
化合物とを、有機塩基の存在下で反応させることを特徴
とする前記[3]に記載の中間体の製造方法。
【0011】
【化8】
【0012】(式中、Xは炭素数8〜24の炭化水素基
を示す。AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を示
し、mが2以上の場合には、各AOは同一でも異なって
いてもよく、これらはランダム状若しくはブロック状に
付加していてもよい。mは1〜50の整数を示す。)
【0013】
【化9】
【0014】(式中、Zはハロゲン原子を示し、nは2
〜4の整数を示す。) [5]前記[3]に記載の中間体に、下記式(5)で示
される第3級アミンを反応させることを特徴とする前記
[1]に記載のホスホリルコリン誘導体の製造方法。
【0015】
【化10】
【0016】(式中、R1、R2及びR3は同一若しくは
異なる基であって、炭素数1〜4のアルキル基を示
す。) [6]前記[1]に記載のホスホリルコリン誘導体を用
いた界面活性剤。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のホスホリルコリン誘導体
は、疎水性の長鎖アルキル基と親水性のホスホリルコリ
ン類似基を有する新規化合物であり、下記式(1)で示
される。
【0018】
【化11】
【0019】式(1)において、Xは炭素数8〜24の
炭化水素基を示す。炭素数8〜24の炭化水素基として
は、炭化水素基であればいかなるものであってもよく、
直鎖状炭化水素基、分岐鎖状炭化水素基、環状炭化水素
基もしくは芳香族系炭化水素基であってよいが、具体的
には、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル
基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペン
タデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタ
デシル基、ノナデシル基、イコシル基、ヘンイコシル
基、ドコシル基、トリコシル基、テトラコシル基、エチ
ルフェニル基、プロピルフェニル基、ブチルフェニル
基、ペンチルフェニル基、ヘキシルフェニル基、ヘプチ
ルフェニル基、オクチルフェニル基、ノニルフェニル
基、デシルフェニル基、ウンデシルフェニル基、ドデシ
ルフェニル基、トリデシルフェニル基、テトラデシルフ
ェニル基、ペンタデシルフェニル基、ヘキサデシルフェ
ニル基、ヘプタデシルフェニル基、オクタデシルフェニ
ル基等が好ましく挙げられる。このうち、親水性を付与
する点からは、炭素数が少ない炭化水素基が好ましい。
Xは、直鎖アルキル基がより好ましい。
【0020】式(1)において、R1、R2、R3は同一
若しくは異なる基であって、炭素数1〜4のアルキル基
を示す。このようなアルキル基としては、例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基が挙げられ、i
so−プロピル基、t−ブチル基等の分岐アルキル基で
もよい。好ましくはメチル基である。式(1)におい
て、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を示し、
mが2以上の場合には、各AOは同一でも異なっていて
もよく、これらはランダム若しくはブロック状に付加し
ていてもよい。好ましいAOとしては、具体的にはエチ
レンオキシ基、プロピレンオキシ基、トリメチレンオキ
シ基、1−エチルエチレンオキシ基、1,2−ジメチル
エチレンオキシ基、テトラメチレンオキシ基等が挙げら
れる。親水性を付与する点からはエチレンオキシ基がよ
り好ましい。mはAOの繰り返し単位数であって、1〜
50の整数を示す。mは小さい方が後述する合成がより
短時間で済む等の理由から、1〜10の整数が望まし
い。nは2〜4の整数であり、原料入手性等の理由から
好ましくは2又は3である。
【0021】本発明のホスホリルコリン誘導体として
は、上述のX、R1、R2、R3、AO、m、nを適宜選
択して組み合わせた化合物を列挙できるが、例えば、下
記構造式で表される式(6)〜(13)に示した化合物
等が好ましく挙げられる。
【0022】
【化12】
【0023】本発明のホスホリルコリン誘導体の中間体
は、下記式(2)で示される。式(2)中の、X、A
O、m、nは、前記式(1)のものと同じ内容である。
【0024】
【化13】
【0025】本発明の中間体としては、上述のX、A
O、m、nを適宜選択して組み合わせた化合物を列挙で
きるが、例えば下記構造式で表される式(14)〜(2
1)に示した化合物等が好ましく挙げられる。
【0026】
【化14】
【0027】本発明のホスホリルコリン誘導体又は中間
体を製造するには、例えば、本発明の中間体は、前記式
(3)で示される化合物と前記式(4)で示される化合
物とを有機塩基の存在下で反応させることによって得る
ことができる。また、本発明のホスホリルコリン誘導体
を製造するには、本発明の中間体に前記式(5)で示さ
れる第3級アミンを反応させ、開環させて本発明のホス
ホリルコリン誘導体を得ることができる。
【0028】前記式(3)で示される化合物としては、
例えば、オクタノール、ノナノール、デカノール、ウン
デカノール、ドデカノール、トリデカノール、テトラデ
カノール、ペンタデカノール、ヘキサデカノール、ヘプ
タデカノール、オクタデカノール、ノナデカノール、イ
コサノール、ヘンイコサノール、ドコサノール、トリコ
サノール、テトラコサノール、エチルフェノール、プロ
ピルフェノール、ブチルフェノール、ペンチルフェノー
ル、ヘキシルフェノール、ヘプチルフェノール、オクチ
ルフェノール、ノニルフェノール、デシルフェノール、
ウンデシルフェノール、ドデシルフェノール、トリデシ
ルフェノール、テトラデシルフェノール、ペンタデシル
フェノール、ヘキサデシルフェノール、ヘプタデシルフ
ェノール、オクタデシルフェノール等のアルコールにエ
チレンオキシ基、プロピレンオキシ基、トリメチレンオ
キシ基、1−エチルエチレンオキシ基、1,2−ジメチ
ルエチレンオキシ基、テトラメチレンオキシ基等が付加
したポリオキシアルキレンアルキルエーテル化合物が挙
げられる。これらのポリオキシアルキレンアルキルエー
テル化合物は、公知の合成方法を駆使することにより得
ることができるが、例えば、前記アルコールに、エチレ
ンオキシド、プロピレンオキシド、オキセタン、1−ブ
テンオキシド、2−ブテンオキシド、テトラヒドロフラ
ン等の試薬を付加重合させる方法等により得ることもで
きる。
【0029】前記式(4)で示される化合物のZは臭素
原子、塩素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子であり、
好ましくは塩素原子である。nは2〜4の整数であり、
好ましくは2または3である。式(4)で示される化合
物としては、例えば、下記構造式で表される式(22)
〜(26)に示した化合物を挙げることができる。式
(4)で示される化合物は公知の方法により製造でき
る。
【0030】
【化15】
【0031】式(3)で示される化合物と式(4)で示
される化合物とを反応させる際の式(4)で示される化
合物の仕込み割合は、式(3)で示される化合物1モル
に対して通常0.8から5モルであり、好ましくは0.
9から1.2モルである。
【0032】本発明の中間体の製造方法において、前記
式(3)と前記式(4)で示される化合物を反応させる
際に用いる有機塩基は、脱ハロゲン化水素剤として作用
するものであればよい。また、この有機塩基を反応溶媒
として用いてもよい。このような有機塩基としては、例
えば、トリエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミ
ノピリジン、2,6−ルチジン、ジイソプロピルアミ
ン、ジシクロヘキシルアミン等が挙げられる。有機塩基
の仕込み割合は、式(3)の化合物と等モル以上が望ま
しい。
【0033】本発明の中間体の製造方法において、前記
反応は、溶媒の存在下若しくは不存在下で行うことがで
きる。使用できる溶媒は、非プロトン性溶媒であれば特
に限定されず、例えば、テトラヒドロフラン、ジエチル
エーテル、酢酸エチル、クロロホルム、塩化メチレン、
アセトニトリル、N,N−ジメチルアセトアミド等が挙
げられる。溶媒を用いる場合の使用量は特に限定されな
いが、通常、反応液中の式(3)で示される化合物濃度
が0.001〜3g/mlの濃度となるようにその量を
調整することが好ましい。
【0034】本発明の中間体の製造方法における前記反
応は、例えば、式(4)で示される化合物と溶媒とを冷
却しながらかき混ぜ、その中に式(3)で示される化合
物、有機塩基、溶媒の混合溶液を滴下して反応させる方
法、あるいは式(3)で示される化合物と有機塩基と溶
媒を冷却しながらかき混ぜ、その中に式(4)で示され
る化合物を滴下させる方法等により行うことができる。
この際の反応温度は−50℃から70℃、好ましくは−
20℃から30℃である。この反応が進むにつれて、副
生成物である有機塩基のハロゲン化水素塩が沈殿してく
るが、この沈殿は濾過や抽出操作により容易に除去でき
る。このハロゲン化水素塩を除去した後、反応溶媒を留
去し、生成物を精製等することにより本発明の中間体が
得られる。また、得られた中間体を後述する本発明のホ
スホリルコリン誘導体の製造方法に用いる場合には、必
ずしも精製された中間体を使用する必要はなく、単離、
精製していない中間体をそのまま本発明のホスホリルコ
リン誘導体の製造に用いることもできる。
【0035】本発明のホスホリルコリン誘導体の製造方
法に用いる前記式(5)で示される第3級アミンとして
は、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ト
リ−n−オクチルアミン等が挙げられ、好ましくはトリ
メチルアミンが用いられる。本発明の中間体に前記式
(5)で示される第3級アミンを反応させる際の第3級
アミンの仕込み割合は、本発明の中間体1モルに対して
通常0.8から100モル、好ましくは1から2モルと
なるように仕込むことができる。また、前記本発明の中
間体の製造方法に続いて、中間体の精製を行わず前記式
(5)で示される第3級アミンを反応させる場合には、
前記式(3)で示される化合物1モルに対して第3級ア
ミンを通常0.8から100モル、好ましくは1から2
モルになるように仕込むのが望ましい。
【0036】本発明のホスホリルコリン誘導体の製造方
法において、上記式(5)で示される第3級アミンによ
る開環反応は、非プロトン性溶媒の存在下に行うことが
できる。このような溶媒としては、例えば、テトラヒド
ロフラン(THF)、ジエチルエーテル、酢酸エチル、
クロロホルム、アセトン、アセトニトリル、 N,N−
ジメチルアセトアミド等が挙げられる。溶媒の使用量は
特に限定されないが、例えば、前記本発明の中間体の製
造方法に続いて、得られる中間体の精製を行わずに、式
(5)で示される第3級アミンを反応させる場合には、
本発明の中間体の製造方法において最初に仕込んだ式
(3)で示される化合物に対する濃度として換算し、式
(3)で示される化合物濃度が0.001〜2g/ml
となるような溶媒の使用量が好ましい。
【0037】本発明のホスホリルコリン誘導体の製造方
法において、前記反応条件は、通常0から200℃、好
ましくは40から90℃の温度で、数時間、あるいは数
十時間、撹拌反応させる方法で行うことができる。この
際、式(1)におけるR1、R2、R3のすべてがメチル
基である化合物を得る場合が、反応時間を最も短縮でき
るので好ましい。反応終了後、得られた生成物を必要に
より濾過、抽出、溶媒留去等にて単離した後で、再結
晶、再沈、カラムクロマトグラフィー、活性炭処理、活
性白土処理等の操作で精製を行ってもよい。このように
して、式(1)のホスホリルコリン誘導体を得ることが
できる。
【0038】得られたホスホリルコリン誘導体は、ホス
ホリルコリン類似基に由来する保湿性を有しているの
で、これらの特徴を生かして、例えば新規な界面活性剤
等に用いることができる。本発明のホスホリルコリン誘
導体は、界面活性剤としての応用が期待できる。また、
水溶性かつ安定であり、皮膚に対する刺激もなく、ホス
ホリルコリン類似基の保湿作用も期待できるため、各種
化粧料等に配合できる。更に長鎖アルキル基とホスホリ
ルコリン基の間にアルキレンオキシ基をスペーサーとし
て有するので、従来から知られているアルキルホスホリ
ルコリンやポリオキシアルキレンアルキルエーテルより
も、より親水性を高めることができる。本発明のホスホ
リルコリン誘導体の界面活性剤として各種の用途に使用
でき、その使用方法については、現在、界面活性剤が用
いられているあらゆる分野において、例えば、公知の化
粧料や、洗浄剤等に有効成分として本発明のホスホリル
コリン誘導体を配合して、界面活性剤として使用するこ
とができる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、疎水性基とホスホリル
コリン類似極性基を同一分子内に併せ持つ新規ホスホリ
ルコリン誘導体が得られる。本発明の新規ホスホリルコ
リン誘導体の中間体は、新規化合物である。また本発明
の製造方法は、前記の目的物を簡単に、高収率で製造で
きる方法である。前記新規ホスホリルコリン誘導体は、
ホスホリルコリン類似基に由来する保湿性が期待される
ほか、優れた界面活性効果を有しており、新規界面活性
剤として産業上有用である。
【0040】
【実施例】以下に実施例に基づいて本発明をさらに具体
的に説明する。なお、例中の化合物の分析、同定には1
H−NMR、31P−NMR、質量分析を用いた。 <NMRの分析方法>1H−NMR、31P−NMR分析
ではJNM−EX270(日本電子(株)製)を用い
た。 <質量分析の方法>質量分析はJMS−700(日本電
子(株)製)を用い、イオン化方法はFAB(Pos)
で、m−ニトロベンジルアルコールをマトリクスとして
用いて行った。
【0041】実施例1−1 温度計、滴下漏斗、攪拌機を付した300mlの丸底フ
ラスコに、ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテル
36.26g(0.10mol)、ジイソプロピルアミ
ン10.12g(0.10mol)および酢酸エチル1
75mlを加えて4℃に冷却した後、滴下漏斗に2−ク
ロロ−オキソ−1、3、2−ジオキサホスホラン13.
54g(0.095mol)および酢酸エチル25ml
を加え、この混合溶液を、反応温度が10℃を越えない
ように、かきまぜながら、2時間かけて徐々に滴下し
た。滴下終了後、冷却を中止し、反応液の温度を徐々に
20℃に上げ、さらに2時間かきまぜ続けた。副生成物
として析出したジイソプロピルアミン塩酸塩を濾別した
後、濾液から酢酸エチル100mlを留去した。
【0042】得られた濃縮液のNMR分析の結果を以下
に示す。更に、これらの結果から、以下の式(27)で
示される化合物が得られたことがわかった。1 H−NMR(CDCl3、内部標準TMS):出発原料
のポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテルの1H−
NMRと比較して、ホスホラン環に由来するピーク4.
43ppm(4H、m、−OCH2CH2 O−)の増加と
リン原子に結合したメチレン鎖(2H、m、−OCH2
CH2 OP−)のシフト(3.72ppm→4.25p
pm)が観測された。31 P−NMR(δ(ppm)、CDCl3、外部標準H3
4):18.80(m)
【0043】
【化16】
【0044】実施例1−2 実施例1−1で得られた濃縮液とアセトニトリル260
mlを1Lの密栓付き耐圧容器に移し替えた。この耐圧
容器にトリメチルアミン8.8g(0.15mol)を
加えて密栓し、70℃で24時間かき混ぜた。反応液か
ら過剰のトリメチルアミンと溶媒200mlを留去し冷
却後、析出した結晶をドライボックス中で濾別し、減圧
乾燥し、白色ロウ状固体12.5gを得た。得られた白
色ロウ状固体のNMR分析、質量分析の結果を以下に示
す。更に、これらの結果から、得られた化合物は以下の
式(28)で示される化合物であることがわかった。1 H−NMR(δ(ppm)、CDCl3、内部標準TM
S):0.88(3H、t、CH3 (CH211−)、
1.26(20H、m、CH3 (CH210 CH2−)、
1.56(2H、m、CH3(CH210 CH2 −)、
3.39(9H、s、−N(CH33 )、3.61、
3.97(m、−(OCH2CH2)aO−)、3.84
(2H、m、−CH2 CH2 N(CH33)、4.30
(m、2H、−CH2 CH2N(CH3331 P−NMR(δ(ppm)、CDCl3、外部標準H3
4):0.75(m) <質量分析> a=4…… Mw:527.68 M+1=528が観測された。 a=3…… Mw:483.63 M+1=484が観測された。 a=2…… Mw:439.57 M+1=440が観測された。 a=1…… Mw:395.52 M+1=396が観測された。
【0045】
【化17】
【0046】実施例2−1 実施例1−1のポリオキシエチレン(4)ラウリルエー
テル36.26g(0.10mol)のかわりにポリオ
キシエチレン(2)ノニルフェニルエーテル30.85
g(0.10mol)を用いて実施例1−1と同様の操
作を行った。得られた濃縮液のNMR分析の結果を以下
に示す。更に、これらの結果から、以下の式(29)で
示される化合物が得られたことがわかった。1H−NM
R(CDCl3、内部標準TMS):出発原料のポリオ
キシエチレン(2)ノニルフェニルエーテルの1H−N
MRと比較して、ホスホラン環に由来するピーク4.5
1ppm(4H、m、−OCH2CH2 O−)の増加とリ
ン原子に結合したメチレン鎖(2H、m、−OCH2
2 OP−)のシフト(3.65ppm→4.36pp
m)が観測された。31 P−NMR(δ(ppm)、CDCl3、外部標準H3
4):18.76(m)
【0047】
【化18】
【0048】実施例2−2 開環反応条件を80℃で18時間とした以外は実施例1
−2と同様の条件にて実施例2−1で得られた濃縮液の
開環反応を行い、白色ロウ状固体24.5gを得た。さ
らに得られた白色ロウ状固体をアセトニトリルから再結
晶し、白色固体16.0gを得た。得られた白色固体の
NMR分析、質量分析の結果を以下に示す。更に、これ
らの結果から、得られた化合物は以下の式(30)で示
される化合物であることがわかった。1 H−NMR(δ(ppm)、CDCl3、内部標準TM
S):0.52−1.62(19H、m、919 )、
3.33(9H、s、−N(CH33 )、3.60−
4.30(m、−(OCH2CH2)bO−、−CH2CH
2 N(CH33)、6.79(m)、7.16(m)
(4H、ベンゼン環)31 P−NMR(δ(ppm)、CDCl3、外部標準H3
4):0.75(m) <質量分析> b=2…… Mw:473.59 M+1=474が観測された。 b=1…… Mw:429.54 M+1=430が観測された。
【0049】
【化19】
【0050】実施例3−1 温度計、滴下漏斗、攪拌機を付した300mlの丸底フ
ラスコに、ポリオキシエチレン(5)オレイルエーテル
24.35g(0.05mol)、ジイソプロピルアミ
ン5.06g(0.05mol)および酢酸エチル10
0mlを加えて4℃に冷却した後、滴下漏斗に2−クロ
ロ−オキソ−1、3、2−ジオキサホスホラン6.77
g(0.05mol)および酢酸エチル20mlを加
え、この混合溶液を、反応温度が10℃を越えないよう
に、かきまぜながら、2時間かけて徐々に滴下した。滴
下終了後、冷却を中止し、反応液の温度を徐々に20℃
に上げ、さらに3時間かきまぜ続けた。副生成物として
析出したジイソプロピルアミン塩酸塩を濾別した後、濾
液から酢酸エチル80mlを留去した。得られた濃縮液
のNMR分析の結果を以下に示す。更に、これらの結果
から、以下の式(31)で示される化合物が得られたこ
とがわかった。出発原料のポリオキシエチレン(5)オ
レイルエーテルの1H−NMRと比較して、ホスホラン
環に由来するピーク4.46ppm(4H、m、−O
2CH2 O−)の増加とリン原子に結合したメチレン鎖
(2H、m、−OCH2 CH2 OP−)のシフト(3.7
2ppm→4.27ppm)が観測された。31 P−NMR(δ(ppm)、CDCl3、外部標準H3
4):18.47(m)
【0051】
【化20】
【0052】実施例3−2 実施例3−1で得られた濃縮液とアセトニトリル80m
lを500mLの密栓付き耐圧容器に移し替えた。この
耐圧容器にトリメチルアミン4.4g(0.074mo
l)を加えて密栓し、70℃で24時間かき混ぜた。反
応液から過剰のトリメチルアミンと溶媒50mlを留去
し冷却後、析出した結晶をドライボックス中で濾別し、
減圧乾燥し、白色ロウ状固体5.8gを得た。得られた
白色ロウ状固体のNMR分析、質量分析の結果を以下に
示す。更に、これらの結果から、得られた化合物は以下
の式(32)で示される化合物であることがわかった。1 H−NMR(δ(ppm)、CDCl3、内部標準TM
S):0.88(3H、t、CH3 (CH26CH2CH
=CHCH2(CH26CH2−)、1.26(24H、
m、CH3 (CH26 CH2CH=CHCH2 (CH26
CH2−)、1.56(2H、m、CH3(CH26CH
2CH=CHCH2(CH27 CH2 −)、2.00(4
H、m、CH3(CH26 CH2 CH=CHCH2 (C
27CH2−)、3.38(9H、s、−N(CH3
3 )、3.59−3.63(m、−(OCH2CH2)c
−)、3.81(m)、3.97(m)、4.30
(m)(−OCH 2 CH2 OPOCH2CH2 N(C
33)、5.34(2H、m、CH3(CH2 6CH2
CHCHCH2(CH27CH2−)31 P−NMR(δ(ppm)、CDCl3、外部標準H3
4):0.50(m) <質量分析> c=5…… Mw:653.88 M+1=654が観測された。 c=4…… Mw:609.82 M+1=610が観測された。 c=3…… Mw:565.77 M+1=566が観測された。 c=2…… Mw:521.72 M+1=522が観測された。 c=1…… Mw:477.67 M+1=478が観測された。
【0053】
【化21】
【0054】実施例4 実施例1−2で合成した式(28)の化合物、実施例2
−2で合成した式(30)の化合物、実施例3−2で合
成した式(32)の化合物0.5gずつを、500ml
のスリ付き三角フラスコ中の蒸留水100mlにそれぞ
れ溶解させた。その後、各三角フラスコを密栓し、手で
抱えて激しく撹拌した。この操作を行ったところ、式
(28)、式(30)、式(32)の化合物のいずれの
溶液でも明かな泡立ちが観察された。これにより、本発
明化合物である式(28)、式(30)、式(32)の
化合物は界面活性能を有しており、界面活性剤として利
用できることが示された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01F 17/18 B01F 17/18 C11D 1/88 C11D 1/88 Fターム(参考) 4C083 AC901 AC902 CC01 CC23 CC38 CC39 EE10 EE12 4D077 AA09 AC03 BA03 BA12 CA03 CA12 CA13 DC02X DC04X DC08Z DC19X DC42X DC67X DD08X DD09X DD10X DD32X DD33X DE02X DE04X DE07X DE17X DE32X 4H003 AD08 4H039 CA90 CD10 4H050 AA01 AA02 AA03 AB68 AB84 AC50 BA51 BD70 WA15 WA23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(1)で示されるホスホリルコリン誘導
    体。 【化1】 (式中、Xは炭素数8〜24の炭化水素基を示す。
    1、R2及びR3は同一若しくは異なる基であって、炭
    素数1〜4のアルキル基示す。AOは炭素数2〜4のア
    ルキレンオキシ基を示し、mが2以上の場合には、各A
    Oは同一でも異なっていてもよく、これらはランダム状
    若しくはブロック状に付加していてもよい。mは1〜5
    0の整数、nは2〜4の整数を示す。)
  2. 【請求項2】式(1)におけるXが直鎖アルキル基であ
    り、AOがエチレンオキシ基であり、R1、R2及びR3
    がメチル基であり、nが2である請求項1に記載のホス
    ホリルコリン誘導体。
  3. 【請求項3】式(2)で示される、請求項1に記載のホ
    スホリルコリン誘導体の中間体。 【化2】 (式中、Xは炭素数8〜24の炭化水素基を示す。AO
    は炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を示し、mが2以
    上の場合には、各AOは同一でも異なっていてもよく、
    これらはランダム状若しくはブロック状に付加していて
    もよい。mは1〜50の整数、nは2〜4の整数を示
    す。)
  4. 【請求項4】式(3)で示される化合物と式(4)で示
    される化合物とを、有機塩基の存在下で反応させること
    を特徴とする請求項3に記載の中間体の製造方法。 【化3】 (式中、Xは炭素数8〜24の炭化水素基を示す。AO
    は炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を示し、mが2以
    上の場合には、各AOは同一でも異なっていてもよく、
    これらはランダム状若しくはブロック状に付加していて
    もよい。mは1〜50の整数を示す。) 【化4】 (式中、Zはハロゲン原子を示し、nは2〜4の整数を
    示す。)
  5. 【請求項5】請求項3に記載の中間体に、式(5)で示
    される第3級アミンを反応させることを特徴とする請求
    項1に記載のホスホリルコリン誘導体の製造方法。 【化5】 (式中、R1、R2及びR3は同一若しくは異なる基であ
    って、炭素数1〜4のアルキル基を示す。)
  6. 【請求項6】請求項1または2記載のホスホリルコリン
    誘導体を用いた界面活性剤。
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