JPH0648916A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH0648916A
JPH0648916A JP20381192A JP20381192A JPH0648916A JP H0648916 A JPH0648916 A JP H0648916A JP 20381192 A JP20381192 A JP 20381192A JP 20381192 A JP20381192 A JP 20381192A JP H0648916 A JPH0648916 A JP H0648916A
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silicone
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Tatsushi Ochiai
龍史 落合
Kazuyuki Yahagi
和行 矢作
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 次の成分(A)及び(B)を含有する化粧
料。 (A)1分子中に少なくとも1個の長鎖分岐アルキル又
はアルケニル基及び少なくとも3個の水酸基を有し、2
5℃及び50℃を超える温度においてラメラ状液晶構造
を保持する非イオン性両親媒性化合物 (B)シリコーン類 【効果】 成分(A)及び(B)の相乗作用により優れ
た保湿作用を有し、油性感が低くてのびが良く、特に毛
髪に適用した場合には湿潤時においてもきしみ感が少な
く平滑性がよいという特性を有し、更に、乳化安定性も
良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧料に関し、更に詳細
には保湿性に優れ、皮膚、毛髪等への適用時にのびが良
く、乾燥時及び湿潤時の平滑性に優れ、乳化安定性の良
好な化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、化粧料には種々の保湿剤が用い
られているが、従来の保湿剤は配合量が少量であると保
湿効果が充分得られず、また効果が得られる程多量に配
合すると系の安定性を損う等の問題があった。
【0003】また、従来、毛髪に柔軟性、湿潤性を付与
し、毛髪を保護するとともに感触を向上させ、且つエモ
リエント効果を与える目的で、毛髪化粧料中に種々の油
剤が配合されている。この油剤のうち、ジメチルポリシ
ロキサンに代表されるシリコーン類は、高級アルコー
ル、グリセライド、流動パラフィン、エステル類等と比
較して、滑らかで潤滑性に優れ、サラッとした感触及び
毛髪に光沢を与えることが知られており、多くの毛髪化
粧料に使用されている。しかしながら、シリコーン類は
保湿効果が劣り、滑らかではあるがしっとり感に欠け、
また、疎水性であるために毛髪を湿潤させた際にきしみ
感が強いという欠点があった。また、皮膚化粧料におい
てもシリコーン類はべとつきのないなめらかな感触を付
与する目的で一般に使用されている。しかし、シリコー
ン類は、概して他の化粧品油剤との相溶性が悪く、系の
乳化・分散性が悪いためにシリコーン油の特性を効果的
に発揮させるべく多量に配合すると、系への乳化・分散
性が悪化して経時的に分離現象を招くという問題もあっ
た。
【0004】一方、エマルジョン型化粧料はその組成か
ら、皮膚及び毛髪に適度な油分と水分を与えることがで
きるため広く用いられている。そして、油成分の種類や
量を変化させることにより、物性や使用感の異なる種々
のエマルジョンが得られる。しかしながら、エマルジョ
ンは熱力学的に不安定な系であるため、その安定化は困
難であり、これまでに多くの研究や試みがなされてき
た。その対策の一つが界面活性剤を有する乳化助剤の添
加である。かかる乳化助剤には、カチオン性界面活性
剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤及び非イオ
ン性界面活性剤があるが、配合できる油成分の範囲の広
さや各種化粧料への応用が可能な点から非イオン性界面
活性剤が最も好ましい。
【0005】非イオン性乳化助剤としては、高級アルコ
ール、長鎖分岐アルキルトリオール(特公昭38−50
50号公報、特開昭63−258804号公報)、長鎖
アルキルポリグリセロールエーテル(特開昭52−63
75号公報、同63−23737号公報)、高級アルコ
ールのエチレンオキサイド付加物(特開昭62−965
85号公報)や高級脂肪酸由来のポリオールエーテル
(特公昭61−56016号公報)等の液晶形成性化合
物等が知られている。しかしながら、これらの化合物は
単独でラメラ状の液晶を形成せず、皮膚や毛髪に適用し
たとき油性感が強かったり、他の成分を組み合せても液
晶形成温度範囲が狭いため、化粧料を安定に保つことが
できないなどの問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は保湿性に優れ、皮膚、毛髪等への適用時にのびが良
く、乾燥時及び湿潤時の平滑性に優れ、かつ安定性の良
好な化粧料を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結
果、広い温度範囲でラメラ状液晶構造を保持する非イオ
ン性両親媒性化合物とシリコーン類とを併用すれば、適
用時にのびが良く、べたつきもなくさっぱりとした使用
感を与え、保湿性に優れ、かつ安定性の良好な化粧料が
得られることを見出し本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は次の成分(A)及び
(B)を含有する化粧料に係るものである。 (A)1分子中に少なくとも1個の長鎖分岐アルキル又
はアルケニル基及び少なくとも3個の水酸基を有し、2
5℃及び50℃を超える温度においてラメラ状液晶構造
を保持する非イオン性両親媒性化合物 (B)ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシ
ロキサン、アミノ変性シリコーン、脂肪酸変性ポリシロ
キサン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール
変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、エ
ポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シ
リコーン及びアルキル変性シリコーンからなる群より選
ばれたシリコーン類の一種又は二種以上
【0009】本発明に用いられる(A)成分の非イオン
性両親媒性化合物は、少なくとも25℃においてラメラ
状液晶構造を保持しており、更に50℃を超える温度で
もラメラ状液晶構造を保持することが必要である。ここ
で、ラメラ状液晶構造の確認は、例えばザ・ジャーナル
・オブ・セル・バイオロジー(The Journal
of Cell Biology)、第12巻、第2
07〜209頁及び表面、第11巻、第10号、第57
9〜590頁に記載の方法でX線回折及び示差走査熱量
計(DSC)を用いて行うことができる。このような性
質を有する化合物としては、例えば以下に示す(A−
1)、(A−2)及び(A−3)が挙げられる。
【0010】(A−1)次の一般式(1)で表わされる
グリセリル化ポリオール類。 Aa(G) (1) 〔式中、Gはペンタエリスリトール、ソルビトール、マ
ルチトール、グルコース、フルクトース及びアルキルグ
リコシドから選ばれるポリオールよりa個の水酸基を除
いた残基を示し、Aは
【0011】
【化1】
【0012】を示し(ここでR1 は炭素数10〜36の
分岐アルキル基又はアルケニル基を示す)、aは1以上
の数であり前記ポリオール水酸基の総数を超えない数を
示す〕
【0013】(A−2)次の一般式(2)で表わされる
メチル分岐脂肪酸エステル。
【0014】
【化2】
【0015】〔式中、b1 及びb2 はそれぞれ0〜20
の整数を示し、b1 とb2 の和は6〜20である〕
【0016】(A−3)次の一般式(3)で表わされる
分岐脂肪酸グリセロ糖脂質
【0017】
【化3】
【0018】前記(A−1)成分を示す一般式(1)
中、Gで示されるアルキルグリコシドとしては、メチル
グルコシド、エチルグルコシド、プロピルグルコシド、
オクチルグルコシド、メチルマルトシド、エチルマルト
シド等が挙げられる。また、R 1 としては、炭素数16
〜36、特に18〜24の分岐アルキル基が好ましい。
かかる分岐アルキル基R1 としては、次の一般式(4)
又は(5)
【0019】
【化4】
【0020】(式中、c1 〜c4 は前記と同じ意味を示
す)で表わされる基が好ましい。これらの分岐アルキル
基の好ましい例としては、メチルペンタデシル基、メチ
ルヘキサデシル基、メチルヘプタデシル(イソステアリ
ル)基、メチルオクタデシル基、メチルベヘニル基、エ
チルヘキサデシル基、エチルオクタデシル基、エチルヘ
ベニル基、ブチルドデシル基、ブチルヘキサデシル基、
ブチルオクタデシル基、ヘキシルデシル基、ペプチルウ
ンデシル基、オクチルドデシル基、デシルドデシル基、
デシルテトラデシル基、ドデシルヘキサデシル基、テト
ラデシルオクタデシル基等が挙げられる。また、一般式
(1)中、aは1又は2が特に好ましい。
【0021】かかるグリセリル化ポリオール類(1)
は、例えば次式に従い、ポリオールと対応する分岐アル
キルグリシジルエーテルとを、塩基性触媒の存在下で反
応させることにより製造される。
【0022】
【化5】
【0023】〔式中、R1 は前記と同じ意味を示す〕
【0024】この反応におけるポリオールと分岐アルキ
ルグリシジルエーテル(6)との反応モル比は、目的と
するグリセリル化ポリオール類のエーテル化度によって
適宜選択することができる。例えば、目的とするグリセ
リル化ポリオール類の1モル付加体含量の高いものを得
るには、通常1.2:1.0〜10.0:1.0の比率
でポリオールを過剰に使用すればよく、1モル付加体の
生成量及びポリオールの回収を考慮すれば、1.5:
1.0〜5.0:1.0の比率が好ましい。また、目的
とするグリセリル化ポリオールの2モル付加体含量の高
いものを得るには、通常0.3:1.0〜1.1:1.
0の比率で分岐アルキルグリシジルエーテルを過剰に使
用すればよく、2モル付加体の生成量を考慮すれば、
0.4:1.0〜0.8:1.0の比率が好ましい。
【0025】反応は、通常無溶媒で行われるが、ポリオ
ールと分岐アルキルグリシジルエーテルの混合を助ける
目的で有機溶媒を使用するのが好ましい。かかる有機溶
媒としては、例えばジメチルスルホキシド、ジメチルア
セトアミド、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリ
ドン等が挙げられ、ポリオールに対して0.1〜10.
0倍量用いるのが好ましい。
【0026】また、触媒としては、一般にエポキシ基の
反応触媒として知られている酸又は塩基性触媒を用いる
ことができるが、酸触媒を用いた場合、副反応として、
生成したグリセリル化ポリオール類のエーテル結合の分
解反応や水酸基の脱水反応が生じるため好ましくなく、
塩基性触媒を用いるのが好ましい。用いられる塩基性触
媒としては、特に限定されないが、反応性及び経済性の
点から、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウ
ムメチラート、ナトリウムエチラート、水素化ナトリウ
ム等が挙げられる。これら塩基性触媒は、ポリオールに
対して0.01〜20.0重量%、特に0.1〜10.
0重量%の範囲で用いるのが好ましい。
【0027】反応は、50〜200℃、好ましくは80
〜150℃で行われる。反応温度が50℃未満では反応
速度が遅く、200℃を超えると生成物が着色してしま
うので好ましくない。
【0028】なお、本反応において、反応系中に水分が
存在すると分岐アルキルグリシジルエーテルのエポキシ
基は水と反応してグリセリルエーテルが副生するので、
有機溶媒にポリオールを溶解又は分散させ、加熱して乾
燥窒素ガスを吹き込んだり、減圧下で加熱脱水したりし
て水分を除去してから、分岐アルキルグリシジルエーテ
ルを加えて反応させるのが好ましい。
【0029】反応終了後、例えば酢酸、クエン酸等の有
機酸又は硫酸、塩酸、リン酸等の無機酸を加えて触媒を
中和し、次いで反応に用いた有機溶媒を除去する。有機
溶媒は、反応生成物の熱分解を避けるため、減圧下、通
常120℃以下の温度で除去するのが好ましい。
【0030】本発明に用いるグリセリル化ポリオール類
(1)は、通常、ポリオール1分子に分岐アルキルグリ
シジルエーテル(6)が1分子付加した1モル付加体、
2分子付加した2モル付加体のほかにポリオール1分子
に3分子以上の分岐アルキルグリシジルエーテル(6)
が付加した多モル付加体の混合物として得られる。この
ようにして得られたグリセリル化ポリオール類(1)
は、通常これら1モル付加体、2モル付加体、あるいは
多モル付加体の混合物として使用されるが、性能や製品
への配合上の理由等で問題がある場合、シリカゲルカラ
ムや溶媒抽出等の公知の精製方法を用いて精製すること
ができる。本発明のグリセリル化ポリオール類(1)に
は、目的とする1モル付加体、2モル付加体、あるいは
多モル付加体の他に、未反応のグリコシドが含有される
場合がある。このような未反応グリコシドは、実用上問
題がなければ含有したまま使用することができるが、問
題がある場合には、例えば酢酸エチル、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、クロロホルム等の有機
溶媒を用いた2層の抽出溶媒系を用いる方法や、スミス
薄膜蒸留などの公知の精製方法により除去することがで
きる。
【0031】また前記メチル分岐脂肪酸エステルを示す
一般式(2)においてb1 とb2 の和は6〜20である
が、化粧料素材としての性能の観点より好ましくは10
〜16、特に好ましくは14である。また、分岐メチル
基はアルキル主鎖の中心近くにあるものが特に好まし
い。
【0032】メチル分岐脂肪酸エステル(2)は次の反
応式に従って製造される。
【0033】
【化6】
【0034】〔式中、b1 及びb2 は前記と同じ意味を
有し、R3 は炭素数1〜18のアルキル基、好ましくは
炭素数1〜3のアルキル基を示す〕すなわち、メチル分
岐脂肪酸の低級アルキルエステル(7)にペンタエリス
リトール(8)を反応せしめることにより目的化合物
(2)が製造される。
【0035】本反応で用いるメチル分岐脂肪酸の低級ア
ルキルエステル(7)は、対応するカルボン酸を常法に
よりエステル化することにより得られる。ここで対応す
るカルボン酸のうち、工業的に得られるものは、通常、
アルキル基の合計炭素数及び分岐メチル基の位置が一定
の分布を持った混合物であり、例えばオレイン酸ダイマ
ー製造時の副産物として得られるメチル分岐を有するイ
ソステアリン酸は、合計炭素数が18(b1 とb2 の和
が14)のものを約75%以上含有し、残部が合計炭素
数が14のもの、16のもの、20のものであり、分岐
メチル基はアルキル主鎖のほぼ中央に位置している〔ジ
ャーナル・オブ・ザ・アメリカン・オイル・ケミスツ・
ソサエティ(J.Amer.Oil Chem.So
c.)Vol.51,522,(1974)〕。
【0036】本反応において、用いるメチル分岐脂肪酸
の低級アルキルエステル(7)とペンタエリスリトール
(8)の割合は、モル比で(7)/(8)=1/1〜1
0/1であることが好ましい。
【0037】この反応に用いる溶媒は、特に限定されな
いが、メチル分岐脂肪酸の低級アルキルエステル(7)
とペンタエリスリトール(8)の両者を溶解するものが
好ましく、例えばジメチルホルムアミド等が好適に使用
される。
【0038】また、反応の触媒としては、通常アルカリ
触媒が使用され、ソジウムメチラート等が好んで用いら
れる。触媒量は特に制限はないが、メチル分岐脂肪酸の
低級アルキルエステル(7)に対して0.1〜20モル
%の範囲で使用されるのが好ましい。本反応の反応温度
は60〜150℃の範囲より選択される。
【0039】反応混合物からの化合物(2)の単離は、
常法、例えば溶媒留去、再結晶、クロマトグラフィー等
により、又はこれらの組み合せにより行うことができ
る。
【0040】また、前記分岐脂肪酸グリセロ糖脂質を示
す一般式(3)において、R2 のc 1 とc2 は、化粧料
素材としての性能の観点より、前記b1 及びb2 と同じ
くその和が10〜16、特に14であるのが好ましく、
3 とc4 は、同様の観点より、その和が6〜14、特
に8〜12であるのが好ましい。
【0041】分岐脂肪酸グリセロ糖脂質(3)は、例え
ば次の反応式に従って製造される。
【0042】
【化7】
【0043】〔式中、X1 はハロゲン原子を示し、Mは
水素原子又は陽イオン基を示し、R2は前記と同じ意味
を示す〕
【0044】すなわち、化合物(9)に脂肪酸類(1
0)を反応させることにより、化合物(3)が得られ
る。
【0045】本反応において用いられる化合物(9)は
公知の方法、例えば単糖類又はオリゴ糖とグリセロール
モノハロヒドリン、グリセロールジハロヒドリン又はエ
ピハロヒドリンとの反応等により容易に製造することが
できる。
【0046】化合物(10)は、例えば脂肪酸と水酸化
ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物やアミン類等とを
適当な溶媒の存在下に反応させることにより製造するこ
とができる。なお、化合物(10)におけるMで示され
る陽イオン基としては例えばアルカリ金属、アンモニウ
ム基、アルキルアンモニウム基、トリアルカノールアミ
ン等が挙げられる。
【0047】本方法を実施するには、例えば上記化合物
(9)と化合物(10)を30〜150℃、好ましくは
70〜120℃の温度で反応させればよい。ここで用い
られる化合物(10)の使用量は通常化合物(9)に対
して、0.3〜3.0倍モル、特に好ましくは1.0〜
2.0倍モルである。また、化合物(10)のMが水素
原子の場合はアルカリ性物質共存下に反応を行う。アル
カリ性物質としては例えば水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウムなどのアルカリ金属水酸化物やアルカリ金属アル
コラート、アルキルアミンハイドロオキサイドなどが挙
げられる。
【0048】また本反応を実施するにあたって、化合物
(9)と化合物(10)の混合を助長せしめ、反応を円
滑に進行せしめる目的で極性溶媒を用いることができ
る。ここで用いられる極性溶媒としてはジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルフォキシ
ド、N−メチルピロリドン、ピリジン、水等から選ばれ
る少なくとも一種以上である。また極性溶媒の使用量は
適宜選べばよい。また本反応を実施するにあたって、必
要により本反応を進行せしめる目的で相間移動触媒を用
いることができる。ここで用いられる相間移動触媒の使
用量は適宜選べばよいが通常化合物(10)に対して
0.1〜10モル%である。また、ここで用いられる相
間移動触媒としては、例えばテトラエチルアンモニウム
ブロマイド、テトラプロピルアンモニウムブロマイド、
テトラブチルアンモニウムブロマイド、テトラヘプチル
アンモニウムブロマイド、テトラヘキシルアンモニウム
ブロマイド、N,N,N−トリメチル−N−オクチルア
ンモニウムクロライド、N,N,N−トリメチル−N−
デシルアンモニウムクロライド、N,N,N−トリメチ
ル−N−ドデシルアンモニウムクロライド、N,N,N
−トリメチル−N−ヘキサデシルアンモニウムクロライ
ド、N,N,N−トリメチル−N−オクタデシルアンモ
ニウムクロライド、N,N−ジメチル−N,N−ジヘキ
サデシルアンモニウムクロライド、N,N−ジメチル−
N,N−ジオクタデシルアンモニウムクロライド等のテ
トラアルキルアンモニウムクロライドを挙げることがで
きる。
【0049】上記の反応の反応生成物には、目的とする
グリセロ糖脂質(3)の他、通常副生成物としての無機
塩、未反応の化合物(9)又は(10)などが含まれて
いる。従って、使用目的によっては反応生成物をそのま
ま用いることも可能であるが、更に高純度品が必要とさ
れる場合には、例えば分配クロマトグラフィーや吸着ク
ロマトグラフィー、溶媒分別法、再結晶法などの公知の
方法により適宜精製して使用すればよい。
【0050】かくして得られた(A−1)、(A−2)
及び(A−3)は、前記の如く広い温度範囲でラメラ状
液晶構造を保持するサーモトロピック液晶であり、水と
混合するとほとんど均一にラメラ状液晶として分散する
等の化粧料素材として良好な性質を有する。
【0051】成分(A)は単独で、又は二種以上を組み
合せて用いることができ、本発明化粧料中に通常0.0
1〜80重量%、特に0.1〜60重量%配合するのが
好ましい。
【0052】また、本発明に用いられる(B)成分のシ
リコーン類としては、例えば以下に示す(B−1)〜
(B−11)が挙げられる。 (B−1)下記式(11)で表わされるジメチルポリシ
ロキサン
【0053】
【化8】
【0054】(式中、dは3〜20000の数を示
す。) (B−2)下記式(12−1)又は(12−2)で表わ
されるメチルフェニルポリシロキサン
【0055】
【化9】
【0056】(式中、e1 は1〜20000の数を、e
2 及びe3 はその和が1〜500となる数を示す。) (B−3)下記式(13−1)又は(13−2)で表わ
されるアミノ変性シリコーン
【0057】
【化10】
【0058】これらのうち、特に好ましいアミノ変性シ
リコーンは次の一般式で表わされるものである。
【0059】
【化11】
【0060】(式中、R6 、f1 及びf2 は前記の意味
を有する。)また、本発明におけるアミノ変性シリコー
ンの代表的なものは次の一般式で表わされ、平均分子量
が約3000〜100000のものであり、これはアモ
ジメチコーン(Amodimethicone)の名称
でCTFA辞典(米国,Cosmetic Ingre
dient Dictionary)第3版中に記載さ
れている。
【0061】
【化12】
【0062】(式中、f1 及びf2 は前記の意味を有す
る。)上記のアミノ変性シリコーンは水性乳濁液として
用いることが好ましく、該水性乳濁液は、例えば、特公
昭56−38609号公報に記載されている方法に従っ
て、環状ジオルガノポリシロキサンとアミノアルキル基
及びヒドロキシル基、ヒドロキシアルキル基、オキシア
ルキレン基又はポリオキシアルキレン基を有するオルガ
ノジアルコキシシランとを、第4級アンモニウム塩系界
面活性剤及び水の存在下に乳化重合することにより得ら
れる。
【0063】また、上記アミノ変性シリコーンを水性乳
濁液として用いる場合、該水性乳濁液中に含有されるア
ミノ変性シリコーンの量は通常20〜60重量%、好ま
しくは30〜50重量%である。
【0064】好ましいアミノ変性シリコーン水性乳濁液
の市販品としては、SM 8702C(トーレ・シリコ
ーン株式会社製)やDC 929(ダウ・コーニング株
式会社製)等が挙げられる。
【0065】(B−4)下記式(14)で表わされる脂
肪酸変性ポリシロキサン
【0066】
【化13】
【0067】〔式中、g1 、g2 及びg3 は1〜350
の数を、g4 は0〜10の数を示し、R12はCn1
2n1+1 (n1 =9〜21)を示す。〕 (B−5)下記式(15−1)又は(15−2)で表わ
されるアルコール変性シリコーン
【0068】
【化14】
【0069】〔式中、h1 及びh2 は各々1〜500
(好ましくは1〜200)の数を示し、R13はCn2
2n2 (n2 =0〜4)を示す。〕 (B−6)下記式(16)で表わされる脂肪族アルコー
ル変性ポリシロキサン
【0070】
【化15】
【0071】ここで、R14はメチル基又はフェニル基を
表わし、i1 は1〜3000の整数を表わし、i2 及び
3 はi2+i3=1〜500となる整数を表わし、R15
は炭素数1〜28(好ましくは炭素数12〜22)のア
ルキル基を表わし、i4 は0〜6の整数を表わす。 (B−7)下記式(17−1)、(17−2)、(17
−3)又は(17−4)で表わされるポリエーテル変性
シリコーン
【0072】
【化16】
【0073】(B−8)下記式(18)で表わされるエ
ポキシ変性シリコーン
【0074】
【化17】
【0075】〔式中、k1 は1〜500(好ましくは1
〜250)の数、k2 は1〜50(好ましくは1〜3
0)の数を示し、R17は炭素数1〜3のアルキレン基を
示す。〕 (B−9)下記式(19)で表わされるフッ素変性シリ
コーン
【0076】
【化18】
【0077】〔式中、lは1〜400(好ましくは1〜
250)の数を示す。〕 (B−10)下記式(20)で表わされる環状シリコー
【0078】
【化19】
【0079】(式中、mは3〜8の数を示し、R18は炭
素数1〜3のアルキル基を示す。) (B−11)下記式(21−1)又は(21−2)で表
わされるアルキル変性シリコーン
【0080】
【化20】
【0081】〔式中、o1 及びo2 は各々1〜500
(好ましくは1〜200)の数を示し、R19は炭素数2
〜18のアルキル基、R20はCn32n3 (n3 =0〜
4)を示し、R21は炭素数10〜16のアルキル基を示
す。〕
【0082】これらのシリコーン類において、リンス、
コンディショナー等のすすぎながすタイプの毛髪化粧料
の場合には、上記(B−1)〔尚、式(11)中、dは
仕上がり感の目的に応じて、3〜20000まで選択で
きるが、軽い仕上がりのタイプとしては100〜100
0程度が好ましい〕、(B−3)、(B−6)、(B−
7)及び(B−10)のものが好ましい。また、ヘアー
クリーム、スタイリングローション、スタイリングムー
ス等のすすがないタイプの毛髪化粧料の場合には、上記
(B−1)〔尚、油性感の低減という目的のためには、
式(11)中、dが2000〜8000のものが好まし
い〕、(B−2)、(B−3)、(B−7)及び(B−
10)のものが好ましい。
【0083】(B)成分のシリコーン類の配合量は合計
で本発明化粧料中0.01〜30重量%、特に0.1〜
20重量%が好ましい。
【0084】また、本発明の効果を更に増大させるた
め、界面活性剤を併用することができる。かかる界面活
性剤としては、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面
活性剤、陰イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤の何
れをも使用でき、特に皮膚化粧料については非イオン性
界面活性剤が、皮膚、毛髪洗浄剤については、、陰イオ
ン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活
性剤が、ヘアリンス、整髪剤等の毛髪化粧料については
陽イオン性界面活性剤が好ましい。非イオン性界面活性
剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、脂肪酸モノグリセライド、ショ糖脂肪酸エステル、
高級脂肪酸アルカノールアミド等が挙げられ、また陽イ
オン性界面活性剤としては、代表的なものとして第4級
アンモニウム塩が挙げられる。第4級アンモニウム塩は
通常化粧料に用いるものであればいずれも好ましく用い
られるが、特に特開昭61−267505号公報に記載
の下記一般式(22)、(23)で表わされる如き分岐
鎖第4級アンモニウム塩を一種以上含有するのが好まし
い。
【0085】
【化21】
【0086】
【化22】
【0087】陰イオン性界面活性剤としては、直鎖又は
分岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル又はア
ルケニル硫酸塩、エチレンオキサイド及び/又はプロピ
レンオキサイドを付加したアルキル又はアルケニルエー
テル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホ
ン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸塩、エチレンオキサイド
及び/又はプロピレンオキサイドを付加したアルキル又
はアルケニルエーテルカルボン酸塩、α−スルホ脂肪酸
塩エステル、アミノ酸型界面活性剤、リン酸エステル型
界面活性剤、スルホコハク酸型界面活性剤、タウリン型
界面活性剤、アマイドエーテルサルフェート型界面活性
剤等が挙げられ、両性界面活性剤としてはスルホン酸型
両性界面活性剤、ベタイン型両性界面活性剤等が挙げら
れる。これら界面活性剤は、全組成中に0.01〜30
重量%、好ましくは0.1〜10重量%配合される。
【0088】更に、本発明の化粧料には、必要に応じ
て、通常化粧料、医薬品、食品等に使用される成分、例
えば直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有
する高級アルコール類;流動パラフィン、ワセリン、固
型パラフィン等の炭化水素類;液状ラノリン、ラノリン
脂肪酸等のラノリン誘導体;レシチン等のリン脂質;コ
レステロール等のステロール及びその誘導体;コラーゲ
ン分解ペプチド誘導体;パーフルオロポリエーテル;高
級アルコール高級脂肪酸エステル類、高級脂肪酸類、ア
ルキル基又はアルケニル基を有する長鎖アミドアミン等
の油脂類;ミンクオイル、オリーブ油等の動植物性油脂
類;抗フケ剤、殺菌剤、ビタミン類等の薬効剤;パラベ
ン類等の防腐剤;水溶性高分子等の増粘剤;染料及び顔
料等の着色剤;紫外線吸収剤;プロピレングリコール、
グリセリン、カルビトール、3−メチル−1,3−ブタ
ンジオール、糖類等の保湿剤;収れん剤;香料;色素;
その他、エンサイクロペディア・オブ・コンディショニ
ング・リンス・イングレディエンツ〔ENCYCLOP
EDIA OF CONDITIONING RINS
E INGREDIENTS(MICELLE PRE
SS,1987年)〕及びエンサイクロペディア・オブ
・シャンプー・イングレディエンツ〔ENCYCLOP
EDIA OF SHAMPOO INGREDIEN
TS(MICELLE PRESS,1985年)〕、
最新化粧品科学(薬事日報社,1988年)に収載され
ている成分などを本発明の効果を損なわない範囲におい
て、適宜配合することができる。
【0089】本発明の化粧料は、通常の方法に従って製
造することができ、例えば水中油型、油中水型乳化化粧
料、油性化粧料等の基礎化粧料;口紅、ファンデーショ
ン等のメイクアップ化粧料;皮膚洗浄剤;ボディトリー
トメント;シャンプー、ヘアリンス、ヘアトリートメン
ト、ヘアクリーム、スタイリングローション、スタイリ
ングムース、コンディショニングムース、ヘアスプレ
ー、ヘアリキッド、スタイリングジェル等の毛髪化粧
料;スキンクリーム、スキンミルク、スキンローション
等のスキンケア化粧料;浴用剤などに適用することがで
きる。
【0090】
【発明の効果】本発明化粧料は成分(A)及び(B)の
相乗作用により優れた保湿作用を有し、油性感が低くて
のびが良く、特に毛髪に適用した場合には湿潤時におい
てもきしみ感が少なく平滑性がよいという特性を有し、
更に、乳化安定性も良好である。
【0091】
【実施例】次に、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
【0092】合成例1 ペンタエリスリトール82g、ジメチルスルホキシド2
00g及び水酸化ナトリウム1gを500mlフラスコに
入れ、105℃に加熱して溶解し、乾燥窒素ガスを吹き
込み、水及びジメチルスルホキシドを約20g留出させ
て反応系中の水分を除去した。これにイソステアリルグ
リシジルエーテル39gを1時間かけて滴下した後、1
05℃で4時間撹拌しながら反応させた。反応終了後、
反応混合物に酢酸1.5gを加えて触媒を中和し、減圧
下、ジメチルスルホキシドを80℃で完全に蒸留除去
し、その残留物に99%エタノールを加えて析出した未
反応ペンタエリスリトールを濾別した。得られた濾液
を、減圧下でエタノールを留去した後、残渣に水500
ml及び酢酸エチル500mlを加えて酢酸エチル抽出を行
い、酢酸エチル可溶性画分より溶媒を留去して淡黄色の
ペンタエリスリトール・イソステアリルグリシジルエー
テルの付加体の粗精製物63gを得た。この粗精製物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーを用い、アセト
ン:ヘキサン=2:1の溶出溶媒で分離精製を行うと、
目的とするペンタエリスリトール・イソステアリルグリ
シジルエーテルの1モル付加体が溶出し、その溶出画分
を集めて溶媒を留去して、目的とするペンタエリスリト
ール・イソステアリルグリシジルエーテルの1モル付加
体16g(収率30%)を得た。 水酸基価482(計算値486) NMR(CDCl3):δ(ppm) 3.95(1H,m,-OCH2-CHOH-CH2O-),3.67(6H,s,-C(CH2 OH)3),
3.46(8H,m,-OCH2-),1.30〜1.59(29H,b,-CH2-,-CH-),0.8
8(6H,m,-CH3) IR(液膜)cm-1O-H(-OH)3200〜3400 νO-H(伸縮)(-CH-,-CH2-,-CH3)2850,2920 νO-H(変角)(-CH-,-CH2-,-CH3)1375,1460 νC-O(-C-O-)1110,1035,1010
【0093】合成例2 ソルビトール91g、N−メチルピロリドン100g及
び水酸化ナトリウム1gを300mlフラスコに入れ、1
00℃に加熱して溶解し、乾燥窒素ガスを吹き込み、水
及びN−メチルピロリドンを約10g留出させて反応系
中の水分を除去した。これにイソステアリルグリシジル
エーテル33gを2時間かけて滴下した後、110℃で
4時間撹拌しながら反応させた。反応終了後、反応混合
物に酢酸1.5gを加えて触媒を中和し、減圧下、N−
メチルピロリドンを80℃で完全に蒸留除去し、その残
留物にアセトン500gを加え、析出した未反応ソルビ
トールを濾別した。得られた濾液を、減圧下でアセトン
を留去して、ソルビトール・イソステアリルグリシジル
エーテルの付加体の粗精製物42gを得た。この粗精製
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用い、クロ
ロホルム:メタノール=5:1の溶出溶媒で分離精製を
行うと、目的とするソルビトール・イソステアリルグリ
シジルエーテルの1モル付加体が溶出し、その溶出画分
を集めて溶媒を留去して、目的とするソルビトール・イ
ソステアリルグリシジルエーテルの1モル付加体20g
(収率39%)を得た。 水酸基価664(計算値663) NMR(CDCl3):δ(ppm) 3.95〜3.94(15H,m,-O-CH2-,O-CH-),1.34 〜1.58(29H,b,
-CH2-,-CH-),0.86(6H,m,-CH3) IR(液膜)cm-1O-H(-OH)3200〜3400 νO-H(伸縮)(-CH-,-CH2-,-CH3)2840,2910 νO-H(変角)(-CH-,-CH2-,-CH3)1370,1455 νC-O(-C-O-)1030〜1110
【0094】合成例3 メチルグルコシド97g、ジメチルスルホキシド200
g及び水酸化ナトリウム1gを500mlフラスコに入
れ、105℃に加熱して溶解させ、乾燥窒素ガスを吹き
込んで水及びジメチルスルホキシドを約20g留出させ
て、反応系中の水分を除去した。これにイソステアリル
グリシジルエーテル33gを4時間かけてフラスコ内に
滴下後、105℃にて5時間撹拌しながら反応させた。
反応終了後、反応混合物に酢酸1.5gを加えて触媒を
中和したのち、ジメチルスルホキシドを減圧下、80℃
にて完全に蒸留除去し、その残留物に99%エタノール
を加えて析出した未反応メチルグルコシドを濾別した。
得られた濾液を減圧下でエタノールを留去後、残渣に水
500ml及び酢酸エチル500mlを加えて酢酸エチル抽
出を行い、酢酸エチル可溶性画分より溶媒を留去して淡
黄色のメチルグルコシド・イソステアリルグリシジルエ
ーテルの付加体の粗精製物49gを得た。この粗精製物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて分離精
製を行うと、アセトン:ヘキサン=4:1の溶出溶媒に
て目的とするメチルグルコシド・イソステアリルグリシ
ジルエーテルの1モル付加体が溶出し、その溶出画分を
集めて溶媒を留去して、目的とするメチルグルコシド・
イソステアリルグリシジルエーテルの1モル付加体16
gを得た。 水酸基価436(計算値432) NMR(CDCl3):δ(ppm) 4.75(1H,d,-O-CH-OCH3),3.95(1H,m,-OCH2-CHOH-CH2O-),
3.77〜3.35(12H,m,-OCH2 -,-OCH-),3.24(3H,s,-OCH3),1.
30〜1.59(29H,b,-CH2 -,-CH-),0.85(6H,m,-CH3 ) IR(液膜)cm-1O-H(-OH)3200〜3400 νO-H(伸縮)(-CH-,-CH2-,-CH3)2840,2915 νO-H(変角)(-CH-,-CH2-,-CH3)1375,1460 νC-O(-C-O-)1110,1035,1005
【0095】合成例4 マルチトール69g、N−メチルピロリドン400g及
び水酸化ナトリウム2gを300mlフラスコに入れ、1
10℃に加熱して溶解させ、乾燥窒素ガスを吹き込んで
水及びN−メチルピロリドンを約10g留出させて、反
応系中の水分を除去した。これに2−デシルテトラデシ
ルグリシジルエーテル38gを2時間で反応液に滴下
後、110℃にて4時間撹拌しながら反応させた。反応
終了後、反応混合物にリン酸5gを加えて、触媒を中和
したのち、N−メチルピロリドンを減圧下、80℃にて
完全に蒸留除去し、その残留物にアセトン500gを加
えて析出した未反応マルチトールを濾別した。得られた
濾液より、減圧下でアセトンで留去して、マルチトール
・2−デシルテトラデシルグリシジルエーテルの付加体
の粗精製物83gを得た。この粗精製物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーを用いて分離精製を行うと、ク
ロロホルム:メタノール=2:1の溶出溶媒にて目的と
するマルチトール・2−デシルテトラデシルグリシジル
エーテルの1モル付加体が溶出し、その溶出画分を集め
て溶媒を留去して、マルチトール・2−デシルテトラデ
シルグリシジルエーテルの1モル付加体20gを得た。 水酸基価663(計算値670) NMR(CDCl3):δ(ppm) 4.90(1H,d,-O-CH-OCH3),3.96(1H,m,-OCH2-CHOH-CH2O-),
3.78〜3.42(20H,m,-OCH2 -,-OCH-),1.30〜1.59(41H,b,-C
H2 -,-CH-),0.81(6H,m,-CH3 ) IR(液膜)cm-1O-H(-OH)3200〜3400 νO-H(伸縮)(-CH-,-CH2-,-CH3)2830,2910 νO-H(変角)(-CH-,-CH2-,-CH3)1370,1450 νC-O(-C-O-)1030,1110
【0096】合成例5 温度計、撹拌機及び減圧装置の付いた蒸留冷却管を備え
た1lの反応容器に、イソステアリン酸メチル29.9
g(0.1mol)、ペンタエリスリトール68g(0.
5mol)、28%ソジウムメチラート/メタノール溶液
1.9g及びジメチルホルムアミド450mlを仕込み、
100℃で真空度100〜120mmHgの条件にて2.5
時間反応を行った。この反応のあいだにジメチルホルム
アミドが約100ml反応系より留出した。反応の内容物
を冷却後、約400mlの水を添加し、分層した。下層に
エーテルを加えて抽出後、エーテル層を、始めに分層し
た上層に加え、各200mlの水にて3回水洗した。減圧
下でエーテルを除去したのち、純度77%の粗ペンタエ
リスリトールモノイソステアレートを得た(収率70
%)。これをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル/エタノール)により、薄層クロマトグラフィーで単
一スポットを与えるまで精製して、ペンタエリスリトー
ルモノイソステアレート21g(収率50%)を得た
(純度94%)。IR(液膜)cm-1: 3450(O-H),2840〜2950(C-H),1720(C=O), 1640(C-H),1040(C-O)1 H-NMR(CDCl3)δppm:
【0097】
【化23】
【0098】4.1[(c),2H],3.6[(b),6H],3.3[(a),3H],2.
4[(d),2H],1.1-1.7[(e),27H],0.9[(f),6H]
【0099】合成例6 (1)反応器にグルコース160g(0.88モル)と
3−クロロ−1,2−プロパンジオール956g(8.
8モル)及び酸触媒としてダウエックス50WX8(H
型,50〜100メッシュ)40gを入れ、攪拌しなが
ら60℃まで昇温し16時間反応させた。反応終了後、
グラスフィルターによる濾過により減圧下で未反応の3
−クロロ−1,2−プロパンジオールを留去した。得ら
れた残渣を500gのアセトンで計3回洗浄した後、減
圧下で乾燥して3−クロロ−2−ヒドロキシ−1−O−
グルコシルプロパン79gを得た(収率33%)。 (2)反応器に(1)で得た3−クロロ−2−ヒドロキ
シ−1−O−グルコシルプロパン83g(0.3モル)
とイソステアリン酸ナトリウム47g(0.15モ
ル)、テトラブチルアンモニウムブロマイド1.0g及
びジメチルホルムアミド200mlを入れ、攪拌しながら
100℃まで昇温し8時間反応させた。反応終了後、減
圧下でジメチルホルムアミドを留去した。得られた残渣
に水300gと酢酸エチル600gを加え、激しく振盪
した後、静置して酢酸エチル層を回収し、減圧下で酢酸
エチルを留去して粗生成物を得た。更に粗生成物をシリ
カゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール
=10:1)にて精製し、3−O−イソステアロイル−
1−O−グルコシルグリセロール14gを得た(単離収
率26%)。
【0100】
【化24】
【0101】1H-NMR(CDCl3)δ(ppm,TMS基準): 0.79〜1.03(t,6H),1.11〜1.45(broad,25H),1.56(broad,
2H),2.33(broad,2H),3.23〜4.39(m,11H),4.88(broad,1
H) IR(液膜)cm-1: 3400,2950〜2860,1740,1650,1470,1390〜950 質量分析(FABイオン化法) m/z:521 (M+H)+
【0102】合成例7 ペンタエリスリトール82g、ジメチルスルホキシド2
00g及び水酸化ナトリウム1gを500mlフラスコに
入れ、105℃に加熱して溶解し、乾燥窒素ガスを吹き
込み、水及びジメチルスルホキシドを約20g留出させ
て反応系中の水分を除去した。これにイソステアリルグ
リシジルエーテル39gを1時間かけて滴下した後、1
05℃で4時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、
反応混合物に酢酸1.5gを加えて触媒を中和し、減圧
下、ジメチルスルホキシドを80℃で完全に蒸留除去
し、その残留物に99%エタノールを加えて析出した未
反応ペンタエリスリトールを濾別した。得られた濾液
を、減圧下でエタノールを留去した後、残渣に水500
ml及び酢酸エチル500mlを加えて酢酸エチル抽出を行
い、酢酸エチル可溶性画分より溶媒を留去して淡黄色の
ペンタエリスリトール・イソステアリルグリシジルエー
テルの付加体を粗精製物63gを得た。この粗精製物に
ついて、ゲル浸透クロマトグラフィーを行ったところ、
ペンタエリスリトールにイソステアリルグリシジルエー
テルが1モル付加したモノエーテル体、2モル付加した
ジエーテル体、3モル付加したトリエーテル体、及び4
モル付加したテトラエーテル体の混合物であることが確
認され、また、ピーク面積比より、モノエーテル体、ジ
エーテル体、トリエーテル体及びテトラエーテル体の組
成比は、各々、77%、19%、3%及び1%であっ
た。 水酸基価 438 IR(液膜)cm-1: νO-H(-OH)3200〜3400 νO-H(伸縮)(-CH-,-CH2-,-CH3)2850,2920 νO-H(変角)(-CH-,-CH2-,-CH3)1375,1460 νC-H(-C-O-) 1110,1035,1010
【0103】試験例1 合成例で得られた非イオン性両親媒性化合物について、
室温(25℃)及び55℃での性状並びに水系での溶存
状態(濃度5重量%)を調べた。結果を表1に示す。 (評価方法)25℃及び55℃での性状は、偏光板、偏
光顕微鏡、X線回折及びDSC等により調べた。水系で
の溶存状態は試料1gを30ml容サンプルビンに採取
し、そこに試料濃度5重量%になるようにイオン交換水
を加えた後、加熱及び攪拌をくり返し均一に混合してか
ら性状と同様の方法により溶存状態を調べた。
【0104】
【表1】
【0105】実施例1 表2に示す組成のヘアオイルを製造し、その性能及び保
存安定性を調べた。結果を表2に示す。 (製造方法)各成分を70℃に加熱して溶解し、撹拌・
混合させた後、撹拌しながら室温まで冷却し、ヘアオイ
ルを得た。 (評価方法)性能評価 コールドパーマ処理を行った日本人女性の毛髪20g
(長さ15cm)を束ね、この毛髪束をアニオン活性剤を
主成分とする市販シャンプーで洗浄処理し、タオルドラ
イを行った。表2に示すヘアオイル0.02gを均一に
塗布し、この湿潤状態の毛髪束について、のび・なじ
み、しっとり感及び油性感の少なさ、並びに乾燥状態の
ブラシ通り性を官能評価した。評価基準は、特に優れて
いるものは◎、良好なものは○、普通のものは△、劣る
ものは×として示した。
【0106】保存安定性 100ml容の透明ガラス容器に試料を入れ、保存後、肉
眼にて外観を観察した。評価は次の基準で示した。 ○:全体が均一で、分散、凝集等の異常を認めない。 ×:不均一で、分離、凝集等を認める。
【0107】
【表2】
【0108】実施例2 ヘアトリートメント組成物:
【表3】 (1)2−ドデシルヘキサデシルトリメチル アンモニウムクロリド 1.5(重量%) (2)ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド 1.0 (3)ジメチルポリシロキサン 〔(11)式中、d=1000〕 1.5 (4)セトステアリルアルコール 3.0 (5)ペンタエリスリトールグリセリル・イソ ステアリルグリシジルエーテルの1モル 付加体(合成例1) 3.0 (6)流動パラフィン 3.0 (7)ヒドロキシエチルセルロース (1%水溶液粘度8000cp) 0.5 (8)ポリオキシエチレンオレイルエーテル(EO=5) 0.5 (9)メチルパラベン 0.2 (10)香料 0.4 (11)水 バランス
【0109】実施例3 コンディショニングムース組成物:
【表4】 (1)ジ2−ヘキサデシルジメチルアンモニウム クロリド 0.5(重量%) (2)メチルフェニルポリシロキサン 〔(12−2)式中、e2 =190、 e3 =10〕 1.0 (3)ミリスチン酸イソトリデシル 1.0 (4)3−メチル−1,3−ブタンジオール 1.0 (5)流動パラフィン 2.5 (6)メチルグルコシド・イソステアリル グリシジルエーテルの1モル付加体(合成例3) 3.0 (7)95%エタノール 5.0 (8)メチルパラベン 0.1 (9)香料 0.1 (10)水 バランス
【0110】実施例4 ヘアクリーム組成物:
【表5】 (1)ジ2−ヘキサデシルジメチルアンモニウム クロリド 2.0(重量%) (2)セチルトリメチルアンモニウムクロリド 1.0 (3)ペンタエリスリトールモノイソステアレート (合成例5) 3.0 (4)セチルアルコール 5.0 (5)アミノ変性シリコーン 〔(13−1)式中、R4 =CH3 、f1 =2、 f2 =1、f3 =4、R5 =CH3 、 R6 =-(CH2)3OCH2CH(OH)CH2N(C2H5)2 、 R7 =OH〕 2.0 (6)流動パラフィン 3.0 (7)香料 0.4 (8)水 バランス
【0111】実施例5 クリーム組成物:
【表6】 油相成分: (1)マルチトール・2−デシルテトラデシル グリシジルエーテルの1モル付加体(合成例4) 3.0(重量%) (2)ポリエーテル変性シリコーン 〔(17−1)式中、j1 =25、j2 =4、 R16:j3 =3、j4 =10、j5 =0、 B=H〕 0.5 (3)セタノール 2.0 (4)ステアリン酸 3.0 (5)トリメチロールイソヘプタデカン 3.0 (6)脂質(イソステアリン酸コレステリルエステル) 8.0 (7)モノラウリルグリセリン 2.0 (8)ポリオキシエチレン(20)ソルビタン モノラウリル酸エステル 2.0 水相成分: (9)メチルパラベン 0.2 (10)香料 0.1 (11)水 バランス
【0112】実施例6 乳液組成物:
【表7】 油相成分: (1)3−O−イソステアロイル−1−O− グルコシルグリセロール(合成例6) 3.0(重量%) (2)セタノール 0.5 (3)ワセリン 1.0 (4)ポリオキシエチレン(10)モノオレイン 酸エステル 2.0 (5)ステアリン酸 2.0 (6)ジメチルポリシロキサン〔(11)式中、 d=1000〕 1.0 水相成分: (7)メチルパラベン 0.2 (8)香料 0.1 (9)水 バランス
【0113】実施例7 ヘアトリートメント組成物:
【表8】 (1)2−ドデシルヘキサデシルトリメチル アンモニウムクロリド 1.5(重量%) (2)ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド 1.0 (3)ジメチルポリシロキサン 〔(11)式中、d=1000〕 1.5 (4)セトステアリルアルコール 3.0 (5)ペンタエリスリトールグリセリル・イソ ステアリルグリシジルエーテルの1モル〜4モル 付加体の混合物(合成例7) 3.0 (6)流動パラフィン 3.0 (7)ヒドロキシエチルセルロース (1%水溶液粘度8000cp) 0.5 (8)ポリオキシエチレンオレイルエーテル(EO=5) 0.5 (9)メチルパラベン 0.2 (10)香料 0.4 (11)水 バランス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)及び(B)を含有するこ
    とを特徴とする化粧料。 (A)1分子中に少なくとも1個の長鎖分岐アルキル又
    はアルケニル基及び少なくとも3個の水酸基を有し、2
    5℃及び50℃を超える温度においてラメラ状液晶構造
    を保持する非イオン性両親媒性化合物 (B)ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシ
    ロキサン、アミノ変性シリコーン、脂肪酸変性ポリシロ
    キサン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール
    変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、エ
    ポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シ
    リコーン及びアルキル変性シリコーンからなる群より選
    ばれたシリコーン類の一種又は二種以上
  2. 【請求項2】 (A)成分を0.01〜80重量%、
    (B)成分を0.01〜30重量%含有する請求項1記
    載の化粧料。
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