JP2001337572A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001337572A
JP2001337572A JP2000266341A JP2000266341A JP2001337572A JP 2001337572 A JP2001337572 A JP 2001337572A JP 2000266341 A JP2000266341 A JP 2000266341A JP 2000266341 A JP2000266341 A JP 2000266341A JP 2001337572 A JP2001337572 A JP 2001337572A
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toner
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Makoto Kobu
真 小夫
Hideki Kosugi
秀樹 小杉
Katsuhiro Echigo
勝博 越後
Sadayuki Iwai
貞之 岩井
Takashi Kawashima
俊 川島
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Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来に比して像担持体のクリーニング性能を
向上できる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 キャリア液にトナーが分散されてなる液
体現像剤を用いる湿式現像装置40と、湿式現像装置4
0により現像された顕像を担持する中間転写ベルト60
と、該顕像が転写紙Pに転写された後の中間転写ベルト
60表面をクリーニングするクリーニングローラ70と
を備え、クリーニングローラ70に、クリーニング液1
20を給液する液供給手段110を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置に採用され
る現像装置としては、キャリア液にトナーが分散されて
なる液体現像剤を用いる湿式現像装置と、少なくともト
ナーを含む粉体現像剤を用いる乾式現像装置とが有る。
【0003】例えば、湿式現像装置においては、装置の
小型化のため、絶縁性液体中にトナーを分散させた液体
現像剤のトナー濃度を高めに設定した高濃度・高粘度の
液体現像剤を用いることが提案されている(特開平7−
209922号公報、特開平7−152254号公報、
特開平7−239615号公報等参照)。例えば、特開
平7−209922号公報では、「画像支持体上に形成
された静電潜像を、帯電した顕像化粒子であるトナーに
よって現像する静電潜像の液体現像装置であって、導電
性を有する現像剤支持体上に塗布された絶縁性液体中に
トナーが高濃度に分散された100〜10000mPa
・sの高粘度の液体現像剤を前記画像支持体に接触させ
ることにより、前記画像支持体の潜像面に前記液体現像
剤を供給する現像手段を備えることを特徴とする静電潜
像の液体現像装置」が提案されている。
【0004】ところで、湿式現像装置を備えた画像形成
装置においては、クリーニング装置により、像担持体と
しての感光体、もしくは該感光体から転写された顕像を
担持して、該顕像が被転写体としての転写材に転写され
る像担持体としての中間転写体の表面に残留する未転写
分の残留液体現像剤を除去してクリーニングを行ってい
る。このクリーニング装置としては、例えばウレタンゴ
ムなどの弾性材料からなるブレード状のクリーニング部
材(以下、クリーニングブレードという)を備えたもの
が一般的に知られている。このクリーニング装置におい
ては、像担持体表面に当接するように配置されたクリー
ニングブレードのエッジ部で残留液体現像剤を機械的に
掻き取ることにより、像担持体表面をクリーニングす
る。また、クリーニング装置としては、クリーニングブ
レードに加えて、例えば発砲弾性体からなるローラ状の
クリーニング部材(以下、フォームローラという)を備
えたものも知られている。このクリーニング装置におい
ては、クリーニングブレードの配設位置よりも像担持体
表面のクリーニング動作時の移動方向上流側の位置に、
像担持体表面を摺擦するように配設されたフォームロー
ラの回転により、残留液体現像剤中のトナーを掻き落と
すとともに、トナーとキャリア液とを吸収する。そし
て、フォームローラでクリーニングしきれなかった残留
液体現像剤をクリーニングブレードで掻き取る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記高濃度
・高粘度の液体現像剤を用いた湿式現像装置を備えた画
像形成装置においては、上記2つのクリーニング装置に
よってもトナーを除去しきれず、クリーニング不良が発
生するという不具合がある。具体的には、上記高濃度・
高粘度の液現像剤を用いる場合、像担持体上の残留液体
現像剤中にはキャリア液がほとんどなく、トナーが凝集
して像担持体表面に固着した状態になるため、上記クリ
ーニングブレードのみを備えたクリーニング装置で、こ
の凝集トナーを完全に掻き取ることは困難である。ま
た、クリーニングブレードに加えて上記フォームローラ
を備えたクリーニング装置でも、該フォームローラの表
面が柔らかく凝集トナーを完全に掻き壊すのは困難であ
り、やはり像担持体上にトナーを残存させてしまう。こ
のような不具合は、像担持体が中間転写体である場合に
特に顕著である。これは、中間転写方式の画像形成装置
においては、2回の転写工程を経て、その都度液体現像
剤の固形分が上昇するため、中間転写体上のトナーの凝
集度がより高くなってしまうからである。
【0006】また、以上の不具合は、高濃度・高粘度の
液体現像剤を用いた湿式現像装置を備える画像形成装置
において特に発生しやすい問題であるといえるが、高濃
度・高粘度の液体現像剤を用いる場合に限らず、湿式現
像装置を備える画像形成装置であれば、同様に発生する
おそれがある。
【0007】さらに、クリーニングブレードを備えたク
リーニング装置では、像担持体表面に存在する凹凸の凹
部に入り込んだトナーを除去するために、従来、像担持
体へのクリーニングブレードの当接圧(像担持体がベル
トの場合には喰込量)を大きくして、トナーを除去しよ
うとしていた。しかしながら、この当接圧又は喰込量を
大きくしすぎると、像担持体の駆動に対する負荷が増大
し、像担持体の駆動に支障をきたしたり、摺擦音やブレ
ードの反りが発生したりする。また、クリーニングブレ
ード自体の摩耗や損傷も引き起こす。このように、像担
持体の駆動負荷やブレードの摩耗や損傷等の関係上、そ
の押圧力又は喰込量には限度があるので、上記凹部に入
り込んだトナーを良好にクリーニングすることにも限界
があった。なお、この問題は、湿式現像装置を備えた画
像形成装置だけでなく、後述する乾式現像装置を備えた
画像形成装置にとっても共通の問題である。
【0008】ここで、特開平9―230771号公報に
は、現像液を用いる湿式の現像手段を有し、像担持体と
しての感光体のクリーニング手段として、クリーニング
ブレードと、クリーニングブレードの配置位置よりも感
光体表面の移動方向下流側の位置に配置されたフォーム
ローラと、該フォームローラにクリーニング液を供給す
るクリーニング液供給手段とを備えた画像形成装置が開
示されている。この画像形成装置では、フォームローラ
を介して感光体上にクリーニング液を供給することによ
り、感光体上の残留現像液を洗い流すようにして感光体
上から除去するとともに、感光体上で凝集したトナーを
湿潤にして該トナーの凝集力を弱め、フォームローラ及
びクリーニングブレードによって除去しやすくすること
ができる。また、像担持体表面の凹部に入り込んだトナ
ーも、クリーニング液で洗い流すとともに、凹部から浮
き上がらせ、クリーニング部材によって除去しやすくす
ることができる。これらの結果、感光体のクリーニング
性能を向上することができる。
【0009】しかしながら、上記公報においては、像担
持体としての感光体のクリーニング性能を向上させ、感
光体のクリーニング不良の発生を防止しうるものであ
り、中間転写体を有する中間転写方式の画像形成装置に
おける、中間転写体のクリーニング不良については、な
んら言及されていない。
【0010】一方、乾式現像装置を備えた画像形成装置
においては、クリーニング装置により、像担持体として
の感光体あるいは中間転写体の表面に残留する未転写分
の残留トナーを除去してクリーニングを行っている。こ
のクリーニング装置としては、上記湿式現像装置を備え
た画像形成装置と同様のクリーニングブレードを備えた
ものや、クリーニングブレードに加えて、クリーニング
ブレードの配設位置よりも像担持体表面のクリーニング
動作時の移動方向下流側の位置に、像担持体に対向配設
された回転可能なバイアスローラを備えたものが知られ
ている(例えば、特開平11−38777号公報参
照)。このクリーニングブレードに加えてバイアスロー
ラを備えたクリーニング装置においては、バイアスロー
ラに所定極性の電圧を印加することにより、像担持体の
表面とこれに対向するバイアスローラとの間に、該所定
極性とは逆極性の帯電トナーをバイアスローラ側に移動
させるクリーニング電界を形成する。この電界により、
クリーニングブレードでクリーニングしきれなかった上
記逆極性の帯電トナーを電気泳動させてクリーニング部
材表面へ移動させ、像担持体表面をクリーニングする。
【0011】しかしながら、上記二つのクリーニング装
置でも、トナーの小径化や球形化が進むにしたがって、
クリーニング部材とトナーとの接触確率が低下し、クリ
ーニング性能が低下する傾向にある。このため、乾式現
像装置を備えた画像形成装置においても、さらなるクリ
ーニング性能の向上が望まれるようになってきた。
【0012】本発明は以上の背景に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、従来に比して像担持体
のクリーニング性能を向上できる画像形成装置を提供す
ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、キャリア液にトナーが分散さ
れてなる液体現像剤を用いる湿式現像装置と、該湿式現
像装置により現像された顕像を担持する像担持体と、該
顕像が被転写体に転写された後の像担持体表面をクリー
ニングするクリーニング部材とを備えた画像形成装置に
おいて、上記像担持体が、他の像担持体から転写された
上記顕像を担持して、該顕像が上記被転写体に転写され
る中間転写体であり、上記クリーニング部材に、クリー
ニング液を給液する液供給手段を設けたことを特徴とす
るものである。
【0014】この画像形成装置では、クリーニング部材
を介して像担持体としての中間転写体表面にクリーニン
グ液を供給することにより、中間転写体上の残留液体現
像剤を洗い流すようにして中間転写体上から除去すると
ともに、中間転写体上で凝集したトナーを湿潤にして該
トナーの凝集力を弱め、クリーニング部材によって除去
しやすくすることができる。また、中間転写体表面の凹
部に入り込んだトナーも、クリーニング液で洗い流すと
ともに、凹部から浮き上がらせ、クリーニング部材によ
って除去しやすくすることができる。これらの結果、湿
式現像装置を用いる画像形成装置において、従来のクリ
ーニング部材を用いて中間転写体をクリーニングする場
合に比し、クリーニング性能を向上することができる。
また、クリーニング部材として、例えばクリーニングブ
レードを用いる場合には、クリーニング液が、中間転写
体の駆動負荷やクリーニングブレード自体の摩耗等を軽
減する潤滑剤としての機能を発揮する。よって、クリー
ニングブレードのクリーニング能力を高めるために、中
間転写体に対する押圧力又は喰込量をある程度大きくし
ても、中間転写体の駆動に支障をきたしたり、摺擦音や
ブレードの反りが発生したりすることがない。また、ク
リーニングブレード自体の摩耗や損傷も軽減できる。
【0015】請求項2発明は、キャリア液にトナーが分
散されてなる液体現像剤を用いる湿式現像装置と、該湿
式現像装置により現像された顕像を担持する像担持体
と、該顕像が被転写体に転写された後の像担持体表面を
クリーニングするクリーニング部材とを備えた画像形成
装置において、上記像担持体が、他の像担持体から転写
された上記顕像を担持して、該顕像が上記被転写体に転
写される中間転写体であり、該中間転写体の表面が転写
領域を通過した後であって上記クリーニング部材に対向
する位置に至るまでの間の領域にある中間転写体の表面
に、クリーニング液を供給する液供給手段を設けたこと
を特徴とするものである。
【0016】この画像形成装置では、上記像担持体とし
ての中間転写体の表面が転写領域を通過した後であって
上記クリーニング部材に対向する位置に至るまでの間の
領域にある中間転写体の表面に、クリーニング液を供給
するので、上記請求項1で記載したのと同様の作用によ
り、従来のクリーニング部材を用いて中間転写体をクリ
ーニングする場合に比し、クリーニング性能を向上する
ことができる。また、クリーニング部材として、クリー
ニングブレードを用いる場合には、中間転写体の駆動に
支障をきたしたり、摺擦音やブレードの反りが発生した
りすることがない。また、クリーニングブレード自体の
摩耗や損傷も軽減できる。
【0017】請求項3の発明は、請求項1又は2の画像
形成装置において、上記クリーニング液が、上記キャリ
ア液と同成分であることを特徴とするものである。
【0018】請求項3の湿式画像形成装置では、クリー
ニング液として、液体現像剤のキャリア液と同成分のも
のを使用するので、装置内で除去回収されたキャリア液
やリサイクルキャリア液などを使用することができる。
【0019】請求項4の発明は、少なくともトナーを含
む粉体現像剤を用いる乾式現像装置と、該乾式現像装置
により現像された顕像を担持する像担持体と、該顕像が
被転写体に転写された後の像担持体表面をクリーニング
するクリーニング部材とを備えた画像形成装置におい
て、上記クリーニング部材に、クリーニング液を給液す
る液供給手段を設けたことを特徴とするものである。こ
こで、上記像担持体は、感光体又は中間転写体のどちら
であってもよい。
【0020】この画像形成装置では、クリーニング部材
を介して像担持体表面にクリーニング液を供給すること
により、像担持体上の残留現像剤を洗い流すようにして
像担持体上から除去するとともに、クリーニング部材と
トナーとの接触確率の比較的低い小径トナーや球形トナ
ーを用いる場合にも、トナーを湿潤にして像担持体に対
する付着力を弱め、クリーニング部材によって除去しや
すくすることができる。また、像担持体表面の凹部に入
り込んだトナーも、クリーニング液で洗い流すととも
に、凹部から浮き上がらせ、クリーニング部材によって
除去しやすくすることができる。これらの結果、乾式現
像装置を用いる画像形成装置において、従来のクリーニ
ング部材を用いて像担持体をクリーニングする場合に比
し、クリーニング性能を向上することができる。また、
クリーニング部材として、例えばクリーニングブレード
を用いる場合には、クリーニング液が、像担持体の駆動
負荷やクリーニングブレード自体の摩耗等を軽減する潤
滑剤としての機能を発揮するので、請求項1で記載した
のと同様に、像担持体の駆動に支障をきたしたり、摺擦
音やブレードの反りが発生したりすることがない。ま
た、クリーニングブレード自体の摩耗や損傷も軽減でき
る。ここで、従来、画像形成装置においては、像担持体
としての感光体表面を帯電するにあたり、感光体表面に
窒素酸化物等の放電生成物質やその他の異物が付着する
ことが知られている。このような感光体表面の付着物
は、感光体表面の抵抗を低下させて、感光体の帯電電位
ムラを発生させ、画像劣化を引き起こしてしまう。そし
て、従来、このような画像劣化を防止するために、付着
物の付着した感光体表面を研磨するという対策がとられ
ていた。この請求項4の画像形成装置では、像担持体と
しての感光体又は中間転写体上にクリーニング液を供給
するため、直接又は中間転写体との接触により間接的
に、感光体表面にクリーニング液が付着し、感光体表面
の少なくとも一部がクリーニング液で覆われる。放電生
成物やその他の異物は、この感光体表面を覆ったクリー
ニング液に付着し、感光体表面への直接付着はしにくく
なる。よって、感光体表面を研磨する頻度を軽減する、
あるいは感光体表面の研磨を不要にすることができる。
クリーニング液に付着した付着物は、例えば後述する除
去手段や規制手段によって、クリーニング液とともに除
去することができる。
【0021】請求項5の発明は、少なくともトナーを含
む粉体現像剤を用いる乾式現像装置と、該乾式現像装置
により現像された顕像を担持する像担持体と、該顕像が
被転写体に転写された後の像担持体表面をクリーニング
するクリーニング部材とを備えた画像形成装置におい
て、上記像担持体の表面が転写領域を通過した後であっ
て上記クリーニング部材に対向する位置に至るまでの間
の領域にある像担持体の表面に、クリーニング液を供給
する液供給手段を設けたことを特徴とするものである。
ここで、上記像担持体は、感光体又は中間転写体のどち
らであってもよい。
【0022】この画像形成装置では、上記像担持体の表
面が転写領域を通過した後であって上記クリーニング部
材に対向する位置に至るまでの間の領域にある像担持体
の表面に、クリーニング液を供給するので、上記請求項
4で記載したのと同様の作用により、従来のクリーニン
グ部材を用いて像担持体をクリーニングする場合に比
し、クリーニング性能を向上することができる。また、
クリーニング部材として、クリーニングブレードを用い
る場合には、像担持体の駆動に支障をきたしたり、摺擦
音やブレードの反りが発生したりすることがない。ま
た、クリーニングブレード自体の摩耗や損傷も軽減でき
る。さらに、像担持体としての感光体表面に放電生成物
を付着しにくくすることができるので、感光体表面を研
磨する頻度を軽減する、あるいは感光体表面の研磨を不
要にすることができる。
【0023】請求項6の発明は、請求項1、2、3、4
又は5の画像形成装置において、上記像担持体表面のク
リーニング液を除去する除去手段、又はクリーニング液
の液量を規制する規制手段を設けたことを特徴とするも
のである。
【0024】上記像担持体表面には、上記液供給手段に
より供給されるクリーニング液が保持されることにな
る。像担持体表面に保持される液体量が多くなり過ぎる
と、次の顕像形成工程又は転写工程において像流れや乱
れ等の不具合が発生するおそれがある。そこで、この画
像形成装置では、上記除去手段で像担持体表面のクリー
ニング液を除去するか、又は上記規制手段で像担持体表
面のクリーニング液の液量を、像流れや乱れ等が発生し
ない程度の一定量に規制する。該像担持体該一定量は、
クリーニング液の、上述した感光体に対する放電生成物
付着防止能力等を考慮して設定しておく。また、クリー
ニング液の規制については、像担持体に供給されるクリ
ーニング液の量を予め該一定量に規制してもよいし、像
担持体に供給されたクリーニング液を規制してもよい。
このように、像担持体表面のクリーニング液を除去又は
規制することによって、像担持体表面に余剰なクリーニ
ング液が保持されないようにし、余剰クリーニング液に
よる像流れや乱れ等の発生を防止する。
【0025】請求項7の発明は、請求項1、2、3、
4、5又は6の画像形成装置において、上記クリーニン
グ液が、揮発性を有するものであることを特徴とするも
のである。
【0026】この画像形成装置では、クリーニング液が
揮発するので、クリーニング後の像担持体表面に付着す
る余剰なクリーニング液を除去するための上記除去手段
や上記規制手段を設ける必要がない。また、除去手段や
規制手段を設ける場合でも、除去能力又は規制能力のそ
れほど高くない手段を採用できる。さらに、湿式現像装
置を用いる画像形成装置において、クリーニング液とし
て、キャリア液と同成分の揮発性を有するものを用いれ
ば、たとえクリーニング液が完全に揮発せず像担持体上
に残留したとしても、その後担持される顕像に影響を与
えることがない。
【0027】請求項8の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6又は7の画像形成装置において、上記クリー
ニング液が、シリコーンオイルであることを特徴とする
ものである。
【0028】ここで、従来、画像形成装置においては、
被転写体としての転写紙に転写した画像を定着部材で定
着するにあたり、転写紙の定着部材へのオフセットを防
止するために、該定着部材表面にオイル状の離型剤を供
給するようにしたものが知られている。この請求項9の
画像形成装置においては、像担持体としての感光体又は
中間転写体上にシリコーンオイルを供給することによ
り、像担持体と接触する被転写体表面にシリコーンオイ
ルが転移し、さらに、被転写体表面と接触する定着部材
表面にシリコーンオイルが転移する。この転移により、
転写紙の定着部材へのオフセットを防止することができ
る。このように、クリーニング液が、定着工程における
オフセット防止機能を発揮するので、定着部材に離型剤
を供給する必要がなくなる、あるいは定着部材への離型
剤の供給量を低減することできる。また、シリコーンオ
イルは、物質に対する濡れ性が良好であるので、トナー
及び像担持体表面との付着性を増大させることができ、
クリーニング性能をより向上させることができる。
【0029】請求項9の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6、7又は9の画像形成装置において、上記ク
リーニング部材として、回転体を用いたことを特徴とす
るものである。
【0030】この画像形成装置では、クリーニング部材
として回転体を用い、この回転体がクリーニング時に回
転しながら像担持体に接触し続けるので、例えば固定的
に配置されたクリーニングブレードを用いる場合に比し
て、残留現像剤中のトナーとの接触確率を増大させるこ
とができる。これにより、凝集トナーや従来よりも平均
粒径の小さなトナーや球形のトナーに対しても、充分な
クリーニング性能を得ることができる。また、回転体で
ある場合には、その回転速度の設定が容易であるので、
回転体の回転速度を大きくすることによって、像担持体
上のトナーに対するせん断力を増大させ、クリーニング
性能を向上させることができる。
【0031】請求項10の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6、7、8又は9の画像形成装置において、上
記像担持体と上記クリーニング部材との間に、残留現像
剤中のトナーが該クリーニング部材表面へ移動するよう
な電界を形成する電界形成手段を設けたことを特徴とす
るものである。
【0032】この画像形成装置では、上記電界形成手段
により、上記像担持体と上記クリーニング部材との間
に、残留現像剤中のトナーが該クリーニング部材表面へ
移動するような電界を形成する。例えば、電界形成手段
として、導電性のクリーニング部材と該部材に電圧を印
加する電圧印加手段とを用い、該電圧印加手段により該
部材に残留現像剤中のトナーの帯電極性と逆極性の電圧
を印加することにより、クリーニング電界を形成する。
この電界により、残留現像剤中のトナーを電気泳動させ
てクリーニング部材表面へ移動させ、トナーを像担持体
上から除去する。このように、上記クリーニング液によ
ってクリーニングされやすくなったトナーに対して、ク
リーニング部材側に移動させる電界を作用させることに
より、像担持体のクリーニング性能をより向上させるこ
とができる。
【0033】ここで、上記残留現像剤中のトナーにおい
ては、転写時の影響で帯電電荷が消失してしまったり、
帯電極性が反転してしまったりしているトナーが存在す
る場合がある。このようなトナーに対しては、上記電界
によるクリーニングが十分に行えず、クリーニング性能
が低下してしまうおそれがある。
【0034】そこで、請求項11の発明は、請求項10
の画像形成装置において、上記像担持体上の残留現像剤
が上記クリーニング部材によるクリーニング位置に達す
る前に、上記電界形成手段により形成された電界中を該
残留現像剤中のトナーが該クリーニング部材表面へ移動
し得るような極性の電荷を、該トナーに付与する電荷付
与手段を設けたことを特徴とするものである。
【0035】この画像形成装置では、上記電荷付与手段
で、上記像担持体上の残留現像剤中のトナーに、上記電
界中を該クリーニング部材表面へ移動し得るような極性
の電荷を付与することにより、電荷の消失したトナーや
帯電極性の反転したトナーを含む全てのトナーを、上記
電界によってクリーニング表面へ移動させやすくする。
これにより、残留現像剤中のトナーを、電界によって効
率よくクリーニング部材表面へ移動させることができ、
電界によるクリーニング性能を向上させることができ
る。
【0036】請求項12の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6、7、8又は9の画像形成装置において、上
記像担持体上の残留現像剤が上記クリーニング部材によ
るクリーニング位置に達する前に、該残留現像剤中のト
ナーに所定極性の電荷を付与する電荷付与手段と、該像
担持体と該クリーニング部材との間に、該電荷を付与さ
れたトナーが該クリーニング部材表面へ移動するような
電界を形成する電界形成手段を設けたことを特徴とする
ものである。
【0037】この画像形成装置では、上記電荷付与手段
により、上記残留現像剤中のトナーに所定極性の電荷を
付与し、クリーニング前に、電荷の消失したトナーや帯
電極性の反転したトナーを含む全てのトナーを所定極性
に帯電させる。このトナーに付与する電荷の極性は、現
像に使用されるトナーの帯電極性に限らず、あえて該帯
電極性とは逆極性の電荷を付与することもできる。そし
て、上記電界形成手段により形成された電界により、残
留体現像剤中のトナーを効率よくクリーニング部材表面
へ移動させ、残留トナーを像担持体上から除去する。
【0038】請求項13の発明は、請求項12の画像形
成装置において、上記所定極性が、現像に使用されるト
ナーの帯電極性と同極性であることを特徴とするもので
ある。
【0039】この画像形成装置では、残留現像剤中のト
ナーが、現像に使用されるトナーの帯電極性と同極性に
帯電されるので、上記クリーニング部材により除去され
たトナーを回収して再利用することが可能になる。
【0040】請求項14の発明は、キャリア液にトナー
が分散されてなる液体現像剤を用いる湿式現像装置と、
該湿式現像装置により現像された顕像を担持する像担持
体と、該顕像が被転写体に転写された後の像担持体表面
をクリーニングするクリーニング部材と備えた画像形成
装置において、上記像担持体と上記クリーニング部材と
の間に、残留現像剤中のトナーがクリーニング部材表面
へ移動するような電界を形成する電界形成手段を設けた
ことを特徴とするものである。ここで、上記像担持体
は、感光体又は中間転写体のどちらであってもよい。
【0041】この画像形成装置では、上記電界形成手段
により、上記像担持体と上記クリーニング部材との間
に、残留現像剤中のトナーが該クリーニング部材表面へ
移動するような電界を形成する。この電界により、残留
現像剤中のトナーを静電気力でクリーニング部材表面へ
移動させ、像担持体上から除去するので、像担持体の駆
動負荷を増大させたり、クリーニング部材の摩耗や損傷
を促進させるすることなく、像担持体上の凝集トナー
や、像担持体表面の凹部に入り込んだトナーを良好にク
リーニングすることができる。よって、湿式現像装置を
用いる画像形成装置において、従来のクリーニング部材
を用いて像担持体をクリーニングする場合に比し、クリ
ーニング性能を向上することができる。
【0042】請求項15の発明は、請求項14の画像形
成装置において、上記像担持体上の残留現像剤が上記ク
リーニング部材によるクリーニング位置に達する前に、
上記電界形成手段により形成された電界中を該残留現像
剤中のトナーが該クリーニング部材表面へ移動し得るよ
うな極性の電荷を、該トナーに付与する電荷付与手段を
設けたことを特徴とするものである。
【0043】この画像形成装置では、上記電荷付与手段
で、上記像担持体上の残留現像剤中のトナーに、上記電
界中を該クリーニング部材表面へ移動し得るような極性
の電荷を付与するので、請求項11で記載したのと同様
の作用により、残留現像剤中のトナーを、電界によって
効率よくクリーニング部材表面へ移動させることがで
き、電界によるクリーニング性能を向上させることがで
きる。
【0044】請求項16の発明は、請求項11、12、
13又は15の画像形成装置において、上記電荷付与手
段として、コロナ帯電器を用いることを特徴とするもの
である。
【0045】この画像形成装置では、最も一般的な電荷
付与手段であるコロナ帯電器を用いるので、容易に装置
へ組み込むことができる。
【0046】請求項17の発明は、請求項11、12、
13又は15の画像形成装置において、上記電荷付与手
段として、接触帯電部材を用いることを特徴とするもの
である。
【0047】この画像形成装置では、上記接触帯電部材
を用いることにより、非接触帯電器である上記コロナ帯
電器に比して、印加電圧を低くできるため安全性が向上
するとともに、電流量を小さくできるため省エネルギー
化が可能になる。また、上記コロナ帯電器に比して、人
体に有害とされるオゾンの発生を抑制できる。
【0048】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕以下、本発明をカ
ラー画像形成装置であるカラー電子写真複写機(以下、
複写機という)に適用した実施形態について説明する。
本実施形態の複写機は、キャリア液にトナーが分散され
てなる液体現像剤を用いる湿式現像装置を備えている。
図1は、本実施形態に係る複写機全体の概略構成図であ
る。この複写機には、カラー画像形成プロセスでカラー
画像を形成するための各色毎の画像形成ユニットBk、
C、M、Yが設けられている。各画像形成ユニットは、
後述するような像担持体としての感光体、露光装置、帯
電装置、クリーニング装置、除電ランプ、及び、湿式現
像装置などをそれぞれ備えている。本実施形態において
は、画像形成ユニットBkはブラック用、Cはシアン
用、Mはマゼンダ用、Yはイエロー用であり、その感光
体10上に、それぞれ印字色の異なる顕像を形成するよ
うに構成されている。また、各感光体は、それぞれの周
面の一部が、各画像形成ユニットの筺体の開口部から露
出し、それぞれ矢印A方向に回転可能に配置されてい
る。
【0049】各感光体の周囲には、帯電装置20と、図
示を省略した露光装置(これからのレーザ光を図中30
で示す)と、感光体クリーニング手段としての感光体ク
リーニングブレード50と、各色の湿式現像装置40な
どが配設されている。
【0050】また、各画像形成ユニットBk、C、M、
Yの側方には、各感光体の露出部の周面に接触するよう
に、複数の張架ローラによって矢印B方向に回転自在に
張架され、感光体表面に形成された顕像を転写され担持
する像担持体としての中間転写ベルト60が配設されて
いる。中間転写ベルト60は、カーボンが分散された導
電性ゴムに、ベルト表面の平滑性を向上させるためにフ
ッ素系樹脂を表面コートした弾性ベルトである。
【0051】また、中間転写ベルト60の張架ローラ6
1aへの巻き付き部に対向して、中間転写ベルト60表
面のクリーニング部材としての回転体であるクリーニン
グローラ70が配設されている。また、ベルト内周面側
の各感光体10に対向する位置に、各感光体10上の顕
像を中間転写ベルト60上に転写(1次転写)する一次
転写バイアスが印加される導電性ローラ11、12、1
3、14が設けられている。
【0052】また、中間転写ベルト60の張架ローラ6
1bへの巻き付き部に対向して、転写ローラ80が設け
られている。転写ローラ80は、中間転写ベルト60上
の顕像を被転写体としての転写紙Pに転写(2次転写)
するための2次転写バイアスが印加される導電性を有す
るローラである。さらに、転写ローラ80との対向部の
中間転写ベルト回転方向上流側には、2次転写前に後述
のキャリア液の余剰分を除去するための、液除去ローラ
149が設けられている。この液除去ローラ140は、
中間転写ベルト60上の顕像を乱さないよう、非接触の
スクイズローラで構成されている。
【0053】各色の湿式現像装置40は、それぞれほぼ
同様に構成されており、キャリア液に各色トナーが高濃
度に分散された100〜10000mPa・sの高粘度
の液体現像剤(以下、現像液という)18を収容する現
像液タンク42と、上記感光体表面に接するように設け
られた現像剤担持体としての現像ローラ41と、下部を
該現像液タンク42内の現像液18に浸漬するように配
設され、汲み上げた現像剤を現像ローラ41に塗布する
塗布ローラ43と、現像に使用されなかった現像液を除
去する剥離ブレード44とをそれぞれ備えている。な
お、本実施形態においては、キャリア液としてシリコー
ンオイルを使用している。
【0054】次に、複写機の画像形成動作について説明
する。なお、各画像形成ユニットは、それぞれ同様の原
理に基づいて画像形成が行われるので、ここでは、図1
において左端側に位置する感光体10へのイエロー画像
形成プロセスについてのみ説明し、他の感光体への画像
形成プロセスの説明を省略する。
【0055】図1において、感光体10は矢印A方向に
回転しながら帯電装置20からの電荷により一様に帯電
した後、図示しない露光装置からイエローの画像情報に
基づいて変調されたレーザ光30を照射され、表面に静
電潜像を形成する。感光体10上に形成されたイエロー
潜像は、イエロー現像器40のイエロー現像液により現
像され、感光体上にイエローのトナー像が形成される。
なお、現像器の現像動作については後述する。
【0056】感光体10上に形成されたイエロートナー
像は、ローラ11に印加された所定の一次転写バイアス
により、感光体10と同期して矢印B方向に回転する中
間転写ベルト60上に転写される。一方、転写後の感光
体10は、上記感光体クリーニングブレード50によっ
て未転写現像液が除去され、次の色の画像形成に備え
る。
【0057】以上の工程をイエロー、マゼンダ、シア
ン、およびブラックの単色画像毎に順次繰り返し、この
各色画像を各感光体10と対向する転写領域を通過する
中間転写ベルト60上に順次重ね合わせて転写すること
によって、中間転写ベルト60上にフルカラー画像が形
成される。
【0058】中間転写ベルト60上に重ね合わされたフ
ルカラー画像は、転写ローラ80に印加された所定の二
次転写バイアスにより、図示しない給紙部から搬送され
た被転写体としての転写紙P上に一括転写される。転写
終了後、転写紙Pは、中間転写ベルト60から分離さ
れ、定着処理前液除去ローラ150で、転写紙P上の過
剰なキャリア液を除去された後、定着装置90の定着ロ
ーラ91と押圧ローラ群92とにより定着処理がなさ
れ、機外に排紙される。
【0059】次に、現像装置40による現像動作につい
て説明する。塗布ローラ43は、回転により現像液18
を汲み上げ、現像ローラ41表面へ現像液18を塗布す
る。この過程で、現像液18は薄い膜状になり、現像ロ
ーラ41上に一定の厚みを有した現像液の薄層が形成さ
れる。現像ローラ41上の現像液の薄層は、現像ローラ
41の回転により、感光体10と現像ローラ41とが接
触する現像領域まで搬送される。そして、現像領域にお
いて、現像バイアスを印加され、薄層の状態で現像ロー
ラ41から剥離し、感光体10上の潜像の形成されてい
る部分に移行する。一方、現像に使用されなかった現像
液は、剥離ブレード44によって除去され、重力により
現像液タンク42内部に落下する。
【0060】次に、本発明の特徴部である、上記中間転
写ベルト60のクリーニングについて説明する。本実施
形態の複写機では、カラー画像が転写紙P上に一括転写
された後の中間転写ベルト60表面に残留した残留現像
液をクリーニングするために、上記中間転写ベルト60
のクリーニング部材にクリーニング液を供給する。
【0061】本実施形態では、クリーニングローラ70
にクリーニング液120を供給するための液供給手段と
しての液供給装置110を設けている。本実施形態で
は、クリーニング液120として、上記液体現像剤18
のキャリア液と同成分のシリコーンオイルを使用してい
る。
【0062】液供給装置110は、クリーニング液12
0を貯留するクリーニング液タンク130と、ノズル1
21を介して該タンク130から供給されたクリーニン
グ液120を表面に担持し、且つ該クリーニング液12
0をクリーニングローラ70へ供給する液供給部材とし
ての供給ローラ111とを備えている。この供給ローラ
111としては、保液性を有する材質、例えば、親水性
多孔質材質、スポンジなどからなるローラや、ゴムなど
の弾性体又は金属などの剛体からなるローラなどを用い
ることができる。本実施形態においては、金属製のロー
ラを使用している。なお、本実施形態では、クリーニン
グ液タンク130内のクリーニング液120をノズル1
21を介して供給ローラ111上に滴下させることによ
り、供給ローラ111上にクリーニング液120を担持
させる構成を採用しているが、例えば、供給ローラ11
1を、クリーニング液タンク130内のクリーニング液
120に部分的に浸漬するように設け、供給ローラ11
1の回転によりクリーニング液120を汲み上げてクリ
ーニングローラ70に供給するように構成してもよい。
この場合には、液供給部材として、ブラシローラを用い
てもよい。
【0063】上記構成において、クリーニング液タンク
120より滴下されたクリーニング液120を担持した
供給ローラ111が、クリーニングローラ70に接触回
転することにより、クリーニングローラ70上にクリー
ニング液120を供給する。この供給ローラ111の回
転方向は、クリーニングローラ70の回転に対してリバ
ース方向でもフォワード方向でもどちらでも構わない。
そして、クリーニングローラ70が中間転写ベルト60
に接触しながら図中矢印方向に回転することにより、ク
リーニング液120を中間転写ベルト60上に供給す
る。このクリーニング液120により、中間転写ベルト
60上の残留現像液を洗い流すようにして中間転写ベル
ト60上から除去するとともに、中間転写ベルト60上
で凝集したトナーを湿潤にして該トナーの凝集力を弱
め、クリーニングローラ70によってクリーニングしや
すくすることができる。また、中間転写ベルト60表面
の凹部に入り込んだトナーも、クリーニング液120で
洗い流すとともに、凹部から浮き上がらせ、クリーニン
グローラ70によって除去しやすくすることができる。
なお、クリーニングローラ70の回転速度は、中間転写
ベルト60の表面移動速度よりも大きく設定することに
よって、中間転写ベルト60上のトナーに対するせん断
力を増大させることができ、良好なクリーニング性能を
得ることができる。また、このせん断力の増大により、
中間転写ベルト60表面に転移したクリーニング液12
0の液膜を、例えば10μm以下の薄膜とすることがで
きる。
【0064】以上、本実施形態によれば、本実施形態の
高濃度・高粘度の現像液18を用いた場合に特に発生し
やすい凝集トナーや、中間転写ベルト60表面の凹部に
入りこんだトナーを、良好にクリーニングすることがで
きる。これにより、従来に比して、クリーニング性能を
向上することができる。
【0065】なお、本実施形態では、クリーニング部材
としてローラ部材を用いたが、これに限定されるもので
はなく、ブレード部材やベルト部材等を用いてもよい。
ブレード部材を用いる場合には、クリーニング液120
が、中間転写ベルト60の駆動負荷やブレード自体の摩
耗等を軽減する潤滑剤としての機能を発揮するので、ブ
レードのクリーニング能力を高めるために、中間転写ベ
ルト60に対する押圧力又は喰込量をある程度大きくし
ても、中間転写ベルト60の駆動に支障をきたしたり、
摺擦音やブレードの反りが発生したりすることがなく、
また、ブレード自体の摩耗や損傷も軽減できる。
【0066】また、本実施形態においては、液供給部材
111に担持されたクリーニング液120を、クリーニ
ングローラ70を介して中間転写ベルト上に供給するよ
うに構成した例を示したが、クリーニングローラ70を
介さずに、中間転写ベルト60の表面に直接クリーニン
グ液を供給するように構成してもよい。この場合、液供
給装置110により、中間転写ベルト60の表面が上記
転写ローラ80との対向部である転写領域を通過した後
であって、クリーニングローラ170との対向部に至る
までの間の領域にある中間転写ベルト60表面に、クリ
ーニング液120を供給する。
【0067】さらに、本実施形態においては、液供給部
材として供給ローラ111を用いたが、例えば、液供給
部材をフェルト等の給液性材料で形成し、毛細管現象等
によりクリーニング液タンク130内のクリーニング液
120をクリーニングローラ70に供給するようにして
もよい。さらに、例えば、ローラ状の基体内部にクリー
ニング液120を充填し、多孔質の表層を備えた液供給
部材を用い、ローラ状の基体の回転に伴って、内部に充
填されたクリーニング液120を微細な孔からしみ出さ
せ、中間転写ベルト60にクリーニング液120を供給
するようにしてもよい。
【0068】ここで、上記実施形態においては、クリー
ニング液120として液体現像剤のキャリア液と同成分
のシリコーンオイルを用いたが、これによれば、装置内
で除去回収されたキャリア液や別途用意したリサイクル
キャリア液の使用が可能になり、クリーニング液120
のサプライコストを抑えることができるという点で好適
である。装置内で除去回収されたキャリア液を用いる場
合には、例えば前述の液除去ローラ149や定着処理前
液除去ローラ150など、で除去回収されたキャリア液
を供給パイプ等で搬送して、クリーニング液タンク13
0に供給して使用することができる。
【0069】〔変形例1〕中間転写ベルト60上に保持
されるクリーニング液120は、その液量が適量である
場合には、その後担持される顕像に影響を与えないが、
多すぎる場合には、像流れや乱れ等の不具合が発生する
おそれがある。そこで、本変形例においては、中間転ベ
ルト60表面のクリーニング液120の液量を規制する
規制手段を設けた構成を採用している。
【0070】図2は、本変形例に係る複写機の一部を示
す拡大図である。図示の例では、上記規制手段として、
クリーニングローラ70表面のクリーニング液量を規制
する液規制ブレード71と、クリーニングローラ70の
配置位置よりも中間転写ベルト60の表面移動方向下流
側に、中間転写ベルト60表面のクリーニング液量を規
制する液規制ブレード72とを設けている。このような
構成においては、まず液規制ブレード71でクリーニン
グローラ70表面のクリーニング液量を規制し、これに
より、中間転写ベルト60表面に転移するクリーニング
液120の液量を、例えば液膜2乃至3μm以下の薄膜
に規制する。そして、液規制ブレード72で、中間転写
ベルト60に供給されたクリーニング液量をさらに規制
し、液規制ブレード72を通過した中間転写ベルト60
表面に保持されるクリーニング液120の液量を、例え
ば液膜1μm以下の薄膜に規制する。
【0071】以上、本変形例によれば、中間転写ベルト
60表面に余剰なクリーニング液120が保持されない
ようにすることができ、余剰クリーニング液による画像
流れや乱れ等の異常画像の発生を防止することができ
る。また、上記液規制ブレード72によって、上記クリ
ーニングローラ70でクリーニングしきれなかった残留
トナーを、クリーニング液120とともに除去すること
が可能になるので、クリーニング性能をより向上させる
ことができる。
【0072】なお、本変形例においては、上記規制手段
として、上記液規制ブレード71及び72の2つのブレ
ードを設けたが、どちらか一方のみを設けるように構成
してもよい。また、クリーニングローラ70として、例
えばその表面部の材質が金属又は硬質ゴム等の表面硬度
が高く且つ表面平滑性の良好な材質からなるものを採用
した場合には、クリーニングローラ70表面のクリーニ
ング液量を規制することが有効であるが、クリーニング
ローラ70として、例えばその表面部の材質が発砲体か
らなるものを採用した場合には、クリーニングローラ7
0表面のクリーニング液を規制することが困難であるた
め、中間転写ベルト60表面のクリーニング液量を規制
することが有効である。
【0073】〔変形例2〕上記変形例1において説明し
た規制手段としての液規制ブレード72に代えて、図3
に示すような、液規制ローラ73を用いてもよい。液規
制ローラ73の表面部の材質としては、金属や硬質ゴム
等の硬度が高く且つ表面平滑性の良好なもので構成する
ことができる。この液規制ローラ73は、中間転写ベル
ト60との接触部分において、中間転写ベルト60の表
面移動方向とは逆方向に回転する。このような構成にお
いては、液規制ローラ73の回転により、中間転写ベル
ト60に対するせん断力で、中間転写ベルト60表面の
クリーニング液120を規制し、余剰クリーニング液を
除去する。これにより、液規制ローラ73を通過した中
間転写ベルト60表面に保持されるクリーニング液12
0の液量を、例えば液膜1μm以下の薄膜に規制するこ
とができる。なお、液規制ローラ73に付着したクリー
ニング液120は、ブレード73aによって掻き取ら
れ、ローラ73表面から除去される。
【0074】以上、本変形例によれば、変形例1と同様
に、中間転写ベルト60表面に余剰なクリーニング液1
20が保持されないようにすることができ、余剰クリー
ニング液による画像流れや乱れ等の異常画像の発生を防
止することができる。また、上記液規制ローラ73によ
って、上記クリーニングローラ70でクリーニングしき
れなかった残留トナーを、クリーニング液120ととも
に除去することが可能になるので、クリーニング性能を
より向上させることができる。
【0075】〔変形例3〕図3で示した構成に加えて、
図4に示すように、上記規制手段として、中間転写ベル
ト60表面のクリーニング液量を規制する液規制ブレー
ド74を設けてもよい。図示の例では、第2の液規制ブ
レード74を、液規制ローラ73の配置位置よりも、中
間転写ベルト60の表面移動方向上流側に設けている
が、下流側であってもよい。この構成によれば、クリー
ニング液の規制能力をより高めることができるととも
に、クリーニング性能をより向上させることができる。
【0076】なお、上記クリーニング液120として、
揮発性を有する平均分子量10以下の低分子量のシリ
コーンオイルを用いれば、クリーニング液120が揮発
するので、上記変形例1乃至3で示したような液規制手
段を設ける必要がなくなる、あるいはクリーニング液1
20の規制能力のそれほど高くないものを採用すること
ができるので、低コスト・省スペースに装置を構成する
ことができるという点で好適である。
【0077】〔実施形態2〕次に、本発明を、湿式現像
装置を備えた複写機に適用した他の実施形態について説
明する。本実施形態の複写機では、中間転写ベルト60
表面に残留した残留現像液をクリーニングするために、
中間転写ベルト60と上記クリーニングローラ70との
間に、該残留現像液中のトナーが該クリーニングローラ
70表面へ移動するような電界を形成する。
【0078】図5は、本実施形態に係る複写機の一部を
示す拡大図である。本実施形態では、上記電界を形成す
る電界形成手段として、例えば金属等で形成した導電性
のローラであるクリーニングローラ70と、該クリーニ
ングローラ70に電圧を印加する電圧印加手段であるバ
イアス電源100とを用い、該電源100により該クリ
ーニングローラ70に残留現像液中のトナーの帯電極性
とは逆極性の電圧を印加する。例えば、正帯電のトナー
を含む現像液18を用いた場合、バイアス電源100よ
り負電圧をクリーニングローラ70に印加することで、
中間転写ベルト60とクリーニングローラ70との間
に、トナーが中間転写ベルト60上からクリーニングロ
ーラ70側へ移動するような電界を形成する。この電界
により、トナーが静電気力でクリーニングローラ70側
に移動するので、中間転写ベルト60上の凝集トナー
や、中間転写ベルト60表面の凹部に入り込んだトナー
を良好にクリーニングすることができる。本実施形態に
おいては、クリーニングローラ70に対して、正帯電の
トナーと逆極性であるマイナス500〜2000Vのバ
イアス電圧を印加することで、良好なクリーニング性能
が得られた。
【0079】なお、本実施形態においては、上記クリー
ニングローラ70に残留現像液中のトナーの帯電極性と
は逆極性のマイナスのバイアス電圧を印加したが、これ
に限定されるものではない。正帯電のトナーに対して、
中間転写ベルト60にトナーの帯電極性と同極性の例え
ばプラス2000Vのバイアス電圧を印加し、かつ、ク
リーニングローラ70にもトナーの帯電極性と同極性の
例えばプラス500Vのバイアス電圧を印加した場合
(又は、電圧印加せず)においても、同様に、中間転写
ベルト60とクリーニングローラ70との間に、該残留
現像液中のトナーが該クリーニングローラ70表面へ移
動するような電界を形成することができる。
【0080】以上、本実施形態によれば、本実施形態の
高濃度・高粘度の現像液18を用いた場合に特に発生し
やすい凝集トナーや、中間転写ベルト60表面の凹部に
入りこんだトナーを、良好にクリーニングすることがで
きる。これにより、従来に比して、クリーニング性能を
向上することができる。
【0081】なお、本実施形態においては、クリーニン
グ部材として導電性ローラを用いたが、これに限定され
るものではなく、ブレード部材や導電性ベルト等を用い
てもよい。
【0082】〔変形例4〕本実施形態においては、残留
現像液中のトナーを、電界によって効率よくクリーニン
グローラ70表面へ移動させるために、図5の構成に加
えて、上記中間転写ベルト60上の残留液体現像剤が上
記クリーニングローラ70によるクリーニング位置に達
する前に、上記電界中を該残留液体現像剤中のトナーが
クリーニングローラ70表面へ移動し得るような極性の
電荷を、該トナーに付与する電荷付与手段を設けても良
い。図6は、本変形例に係る複写機の一部を示す拡大図
である。図示の例では、電荷付与手段として、最も一般
的な電荷付与手段であるコロナ帯電器200を設けてい
る。この構成においては、コロナ帯電器200により、
中間転写ベルト60上の残留現像液に向かって、上記ク
リーニングローラ70に印加したマイナスのバイアス電
圧とは逆極性のプラスの電荷を放電により付与し、残留
現像液中のトナーをプラスに帯電させる。このとき、転
写の影響で電荷を消失したトナーや帯電極性の反転した
トナーを含む全てのトナーが、強制的にプラスに帯電さ
れることになるので、クリーニングローラ70と中間転
写ベルト60との間に形成された電界によって、クリー
ニングローラ70表面へ移動されやすい状態にすること
ができる。これにより、残留現像液中にのトナー電荷を
消失したトナーや帯電極性の反転したトナーが存在する
場合にも、電界によって効率よくクリーニングローラ7
0表面へ移動させることができ、電界によるクリーニン
グ性能を向上させることができる。
【0083】ここで、図6の構成例においては、上記コ
ロナ帯電器200を用いて、残留現像液中のトナーを強
制的に所定極性に帯電させることができるため、例え
ば、現像に使用されるトナーの帯電極性(プラス)と
は、あえて逆極性のマイナスの電荷を残留現像液中のト
ナーに付与して強制的にマイナスに帯電させ、上記クリ
ーニングローラ70にプラスのバイアス電圧を印加する
ようにしても、同様の効果を得ることができる。但し、
現像に使用されるトナーの帯電極性と同極性に残留トナ
ーを帯電させれば、クリーニングローラ70表面に移動
した該残留トナーを回収して再利用することが可能にな
るため、資源の有効利用の観点からは好ましい。
【0084】〔変形例5〕上記コロナ帯電器200に代
えて、上記電荷付与手段として、図7に示すような、接
触帯電部材としての導電性ローラ210を用いることが
できる。これによれば、コロナ帯電器200に比して、
印加電圧を低くできるため安全性を向上させることがで
きるとともに、電流量を小さくできるため省エネルギー
化に貢献できる。また、上記コロナ帯電器200に比し
て、人体に有害とされるオゾンの発生を抑制できる点に
おいても有利である。また、図7で示した導電性ローラ
210に代えて、導電性の材質からなるブレード、ブラ
シなどの他の形状の接触帯電部材を用いることもでき
る。
【0085】〔実施形態3〕次に、本発明を、湿式現像
装置を備えた複写機に適用したさらに他の実施形態につ
いて説明する。本実施形態の複写機では、上記実施形態
1及び実施形態2を組み合わせて構成したものであり、
中間転写ベルト60表面に残留した残留現像液をクリー
ニングするために、上記クリーニングローラ70にクリ
ーニング液を供給するとともに、中間転写ベルト60と
クリーニングローラ70との間に、残留現像液中のトナ
ーが該クリーニングローラ70表面へ移動するような電
界を形成する。
【0086】図8は、本実施形態に係る複写機の一部を
示す拡大図である。本実施形態の複写機においては、電
界形成手段として導電性のクリーニングローラ70と、
該クリーニングローラ70に電圧を印加するバイアス電
源100導電性のクリーニングローラ70と、該クリー
ニングローラ70にクリーニング液120を供給するた
めの液供給装置110とを設けている。この構成におい
ては、クリーニングローラ70を介して中間転写ベルト
60上にクリーニング液を供給するとともに、バイアス
電源100によりクリーニングローラ70に例えば残留
現像液中のトナーとは逆極性の電圧を印加する。
【0087】本実施形態によれば、上記クリーニング液
120によってクリーニングされやすくなったトナーに
対して、クリーニングローラ70側に移動させる電界を
作用させることにより、中間転写ベルト60のクリーニ
ング性能をより向上させることができる。
【0088】なお、本実施形態においても、上記変形例
1乃至5の構成を採用することができる。
【0089】〔実施形態4〕次に、本発明を、少なくと
もトナーを含む粉体現像剤を用いる乾式現像装置を備え
た複写機に適用した実施形態について説明する。図9
は、本実施形態に係る複写機全体の概略構成図である。
この複写機の基本的な構成及び動作は図1の複写機と同
様あるので説明を省略する。
【0090】本実施形態に係る複写機においては、各色
の乾式現像装置140を備えている。各乾式現像装置1
40は、それぞれほぼ同様に構成されており、トナーと
磁性粒子としてのキャリアとからなる粉体の二成分現像
剤(以下、「現像剤」という)を用いている。各乾式現
像装置140は、現像剤を担持して感光体ドラム10と
の対向部に搬送する現像剤担持体としての現像スリーブ
141、現像剤を混合撹拌する攪拌パドル143等を有
し、現像スリーブ141の内部には磁界発生手段として
のマグネットローラを有している。攪拌パドル143
は、内部に設けた搬送スクリュウによって現像剤を装置
手前から奥へと搬送し、外周に設けたスパイラルによっ
て奥から手前へと搬送することで現像剤が循環できるよ
うになっている。そして、現像装置140外に設けられ
た図示しないトナー補給部から供給されたトナーが、攪
拌パドル143によってキャリアと共に攪拌されるよう
になっている。この攪拌により、トナーがマイナスに帯
電し、キャリアがプラスに帯電する。撹拌された現像剤
は、マグネットローラの磁力によって汲み上げられ、現
像スリーブ141上に担持される。また、感光体ドラム
10との対向部より現像剤搬送方向上流側には現像スリ
ーブ141上の現像剤の層厚をならすためのドクタブレ
ード144が設けられており、これによって均一に層厚
がならされた現像剤が現像スリどくたーブ141の回転
に伴い感光体ドラム10との対向部に向かって搬送さ
れ、現像に使用される。
【0091】そして、本実施形態においても、上記実施
形態1と同様に、クリーニングローラ70にクリーニン
グ液120を供給するための液供給手段としての液供給
装置110を設けている。これにより、中間転写ベルト
60上の残留現像剤を洗い流すようにして中間転写ベル
ト60上から除去するとともに、クリーニングローラ7
0とトナーとの接触確率の比較的低い小径トナーや球形
トナーを用いる場合にも、トナーを湿潤にして像担持体
に対する付着力を弱め、クリーニングローラ70によっ
て除去しやすくすることができる。
【0092】以上、本実施形態によれば、小径トナーや
球形トナーを用いる場合にも、良好にクリーニングする
ことができるので、従来に比して、クリーニング性能を
向上することができる。また、中間転写ベルト60のク
リーニング部材として、例えばブレード部材を用いる場
合には、中間転写ベルト60の駆動に支障をきたした
り、摺擦音やブレードの反りが発生したりすることがな
く、ブレード自体の摩耗や損傷も軽減できる。
【0093】なお、本実施形態においても、上記変形例
1乃至5の構成を採用することができる。
【0094】また、本実施形態においても、上記クリー
ニング液120として、揮発性を有する平均分子量10
以下の低分子量のシリコーンオイルを用いることがで
きるが、敢えて不揮発性を有するシリコーンオイルを用
いることで、次のような効果が得られる。すなわち、中
間転写ベルト60表面にクリーニング液120を供給す
ることにより、中間転写ベルト60と接触する感光体1
0表面にクリーニング液120が転移する。この転移
は、中間転写ベルト60上に保持されるクリーニング液
120の液膜が、1μm以下であっても可能である。こ
の転移により、上記帯電による放電生成物やその他の異
物は、感光体10表面を覆ったクリーニング液120に
付着するので、感光体10表面へ直接付着しにくくな
る。よって、感光体表面を研磨する頻度を軽減する、あ
るいは感光体表面の研磨を不要にすることができる。ま
た、中間転写ベルト60と接触する転写紙P表面にもク
リーニング液120が転移し、さらに、転写紙P表面と
接触する定着ローラ91表面にクリーニング液120が
転移する。この転移により、転写紙Pの定着ローラ91
へのオフセットを防止することができ、定着ローラ91
に離型剤を供給する必要がなくなる、あるいは定着ロー
ラ91への離型剤の供給量を低減することできる。
【0095】また、本実施形態においては、中間転写ベ
ルト60のクリーニングと同様に、感光体クリーニング
ブレード50にクリーニング液120を供給したり、感
光体10と感光体クリーニングブレード50との間に電
界を形成したりして、感光体10上の残留トナーのクリ
ーニングを行う等の応用も考えられる。
【0096】なお、上記各実施形態の複写機において
は、中間転写体を中間転写ベルトの例で説明したが、中
間転写ローラであってもよい。
【0097】
【発明の効果】請求項1乃至18の発明によれば、従来
に比して、クリーニング性能を向上することができると
いう優れた効果がある。また、クリーニング部材とし
て、例えばクリーニングブレードを用いる場合には、像
担持体の駆動に支障をきたしたり、摺擦音やブレードの
反りが発生したりすることがなく、クリーニングブレー
ド自体の摩耗や損傷も軽減できるという優れた効果があ
る。また特に、乾式現像装置を備えた画像形成装置にお
いては、像担持体表面にクリーニング液を供給すること
で、クリーニング液が、感光体表面に対する付着物の付
着防止機能や、定着工程におけるオフセット防止機能を
発揮することができるという特有の効果を奏する。
【0098】特に、請求項3の発明によれば、リサイク
ルキャリア液を使用することができるので、クリーニン
グ液のサプライコストを抑えることができるという効果
がある。
【0099】特に、請求項6の発明によれば、像担持体
表面に余剰なクリーニング液が保持されないようにする
ことができ、余剰クリーニング液による画像流れや乱れ
等の異常画像の発生を防止することができるという優れ
た効果がある。
【0100】特に、請求項7の発明によれば、クリーニ
ング液の除去手段や規制手段が不要、又は、除去能力の
低い手段の採用が可能であるので、低コスト・省スペー
スに装置を構成することができるという効果がある。
【0101】特に、請求項8の発明によれば、クリーニ
ング液としてシリコーンオイルを用いることにより、ク
リーニング液が、定着工程におけるオフセット防止機能
を発揮するので、定着部材に離型剤を供給する必要がな
くなる、あるいは定着部材への離型剤の供給量を低減す
ることできるという優れた効果がある。また、トナー及
び像担持体表面との付着性が増大するので、クリーニン
グ性能をより向上させることができるという優れた効果
がある。
【0102】特に、請求項9の発明によれば、回転体の
回転速度を大きくすることによって、像担持体上のトナ
ーに対するせん断力を増大させ、クリーニング性能を向
上させることができるという優れた効果がある。
【0103】特に、請求項10の発明によれば、クリー
ニング液によってクリーニングされやすくなったトナー
に対して、クリーニング部材側に移動させる電界を作用
させることにより、像担持体のクリーニング性能をより
向上させることができるという優れた効果がある。
【0104】特に、請求項12、13及び15の発明に
よれば、転写の影響で電荷の消失したトナーや帯電極性
の反転したトナーが存在する場合にも、電界によるクリ
ーニング性能を向上させることができるという効果があ
る。
【0105】また特に、請求項13の発明によれば、ク
リーニング部材により除去されたトナーを回収して再利
用することが可能になるという効果がある。
【0106】また特に、請求項16の発明によれば、最
も一般的な電荷付与手段であるコロナ帯電器を用いるの
で、装置への組み込みが容易になるという効果がある。
【0107】また特に、請求項17の発明によれば、非
接触帯電器である上記コロナ帯電器に比して、安全性を
向上させることができるとともに、省エネルギー化に貢
献することができるという効果がある。また、上記コロ
ナ帯電器に比して、人体に有害とされるオゾンの発生を
抑制できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る複写機の概略構成図。
【図2】変形例1に係る複写機の一部を示す拡大図。
【図3】変形例2に係る複写機の一部を示す拡大図。
【図4】変形例3に係る複写機の一部を示す拡大図。
【図5】実施形態2に係る複写機の一部を示す拡大図。
【図6】変形例4に係る複写機の一部を示す拡大図。
【図7】変形例5に係る複写機の一部を示す拡大図。
【図8】実施形態3に係る複写機の一部を示す拡大図。
【図9】実施形態4に係る複写機の概略構成図。
【符号の説明】
10 感光体 18 現像液 20 帯電装置 30 レーザ光 40 湿式現像装置 41 現像ローラ 42 現像液タンク 43 塗布ローラ 44 剥離ブレード 50 感光体クリーニングブレード 60 中間転写ベルト 61 張架ローラ 70 クリーニングローラ 71 液規制ブレード(クリーニングローラ用) 72 液規制ブレード(中間転写ベルト用) 73 液規制ローラ 74 第2の液規制ブレード(中間転写ベルト用) 80 転写ローラ 90 定着装置 91 定着ローラ 92 押圧ローラ群 100 バイアス電源 110 液供給手段 111 供給ローラ 120 クリーニング液 121 ノズル 130 クリーニング液タンク 140 乾式現像装置 141 現像スリーブ 143 攪拌パドル 144 ドクタブレード 149 液除去ローラ 150 定着処理前液除去ローラ 200 コロナ帯電器 210 導電性ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越後 勝博 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 岩井 貞之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 川島 俊 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H032 AA15 BA04 BA09 BA30 2H034 BA00 BC09 BF11 DA01 DA06 DA07

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャリア液にトナーが分散されてなる液体
    現像剤を用いる湿式現像装置と、該湿式現像装置により
    現像された顕像を担持する像担持体と、該顕像が被転写
    体に転写された後の像担持体表面をクリーニングするク
    リーニング部材とを備えた画像形成装置において、 上記像担持体が、他の像担持体から転写された上記顕像
    を担持して、該顕像が上記被転写体に転写される中間転
    写体であり、上記クリーニング部材に、クリーニング液
    を給液する液供給手段を設けたことを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】キャリア液にトナーが分散されてなる液体
    現像剤を用いる湿式現像装置と、該湿式現像装置により
    現像された顕像を担持する像担持体と、該顕像が被転写
    体に転写された後の像担持体表面をクリーニングするク
    リーニング部材とを備えた画像形成装置において、 上記像担持体が、他の像担持体から転写された上記顕像
    を担持して、該顕像が上記被転写体に転写される中間転
    写体であり、該中間転写体の表面が転写領域を通過した
    後であって上記クリーニング部材に対向する位置に至る
    までの間の領域にある中間転写体の表面に、クリーニン
    グ液を供給する液供給手段を設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の画像形成装置において、 上記クリーニング液が、上記キャリア液と同成分である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】少なくともトナーを含む粉体現像剤を用い
    る乾式現像装置と、該乾式現像装置により現像された顕
    像を担持する像担持体と、該顕像が被転写体に転写され
    た後の像担持体表面をクリーニングするクリーニング部
    材とを備えた画像形成装置において、 上記クリーニング部材に、クリーニング液を給液する液
    供給手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】少なくともトナーを含む粉体現像剤を用い
    る乾式現像装置と、該乾式現像装置により現像された顕
    像を担持する像担持体と、該顕像が被転写体に転写され
    た後の像担持体表面をクリーニングするクリーニング部
    材とを備えた画像形成装置において、 上記像担持体の表面が転写領域を通過した後であって上
    記クリーニング部材に対向する位置に至るまでの間の領
    域にある像担持体の表面に、クリーニング液を供給する
    液供給手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4又は5の画像形成装
    置において、 上記像担持体表面のクリーニング液を除去する除去手
    段、又はクリーニング液の液量を規制する規制手段を設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5又は6の画像形
    成装置において、 上記クリーニング液が、揮発性を有するものであること
    を特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項1、2、3、4、5、6又は7の画
    像形成装置において、 上記クリーニング液が、シリコーンオイルであることを
    特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項1、2、3、4、5、6、7又は9
    の画像形成装置において、 上記クリーニング部材として、回転体を用いたことを特
    徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項1、2、3、4、5、6、7、8
    又は9の画像形成装置において、 上記像担持体と上記クリーニング部材との間に、残留現
    像剤中のトナーが該クリーニング部材表面へ移動するよ
    うな電界を形成する電界形成手段を設けたことを特徴と
    する画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項10の画像形成装置において、 上記像担持体上の残留現像剤が上記クリーニング部材に
    よるクリーニング位置に達する前に、上記電界形成手段
    により形成された電界中を該残留現像剤中のトナーが該
    クリーニング部材表面へ移動し得るような極性の電荷
    を、該トナーに付与する電荷付与手段を設けたことを特
    徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項1、2、3、4、5、6、7、8
    又は9の画像形成装置において、 上記像担持体上の残留現像剤が上記クリーニング部材に
    よるクリーニング位置に達する前に、該残留現像剤中の
    トナーに所定極性の電荷を付与する電荷付与手段と、該
    像担持体と該クリーニング部材との間に、該電荷を付与
    されたトナーが該クリーニング部材表面へ移動するよう
    な電界を形成する電界形成手段を設けたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  13. 【請求項13】請求項12の画像形成装置において、 上記所定極性が、現像に使用されるトナーの帯電極性と
    同極性であることを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】キャリア液にトナーが分散されてなる液
    体現像剤を用いる湿式現像装置と、該湿式現像装置によ
    り現像された顕像を担持する像担持体と、該顕像が被転
    写体に転写された後の像担持体表面をクリーニングする
    クリーニング部材と備えた画像形成装置において、 上記像担持体と上記クリーニング部材との間に、残留現
    像剤中のトナーがクリーニング部材表面へ移動するよう
    な電界を形成する電界形成手段を設けたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  15. 【請求項15】請求項14の画像形成装置において、 上記像担持体上の残留現像剤が上記クリーニング部材に
    よるクリーニング位置に達する前に、上記電界形成手段
    により形成された電界中を該残留現像剤中のトナーが該
    クリーニング部材表面へ移動し得るような極性の電荷
    を、該トナーに付与する電荷付与手段を設けたことを特
    徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】請求項11、12、13又は15の画像
    形成装置において、 上記電荷付与手段として、コロナ帯電器を用いることを
    特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】請求項11、12、13又は15の画像
    形成装置において、 上記電荷付与手段として、接触帯電部材を用いることを
    特徴とする画像形成装置。
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