JP2010139939A - クリーニング装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多孔質弾性体層を劣化させることなく少ないエネルギーで多孔質弾性体層に吸収されたキャリア液を除去することができるクリーニング装置、画像形成装置を提供する。
【解決手段】多孔質弾性体層の表面にキャリア液より分子量の大きい回収液を塗布する回収液塗布手段と、回収液塗布手段が塗布した回収液によって多孔質弾性体層から吐出したキャリア液を、回収液とともに多孔質弾性体層の表面から除去する除去部材と、を有することを特徴とするクリーニング装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、クリーニング装置、画像形成装置に関する。
感光体(感光ドラム)に静電潜像を形成し、それにトナーを付着させて、紙などに転写して定着する電子写真方式の画像形成装置が、広く使用されている。特に、大量プリント用のオフィスプリンタやオンデマンド印刷装置などの、より高画質及び高解像度が要求される画像形成装置では、トナー粒子径が小さく、トナー画像の乱れもおきにくい液体現像剤を用いる湿式現像方式が用いられるようになってきている。
近年では、パラフィンオイルなどの絶縁性液体「キャリア液」中に樹脂及び顔料からなる固形分としてのトナーを高濃度に分散させることで構成される、高粘度で高濃度の液体現像剤を用いる画像形成装置が提案されるようになってきた。
この液体現像剤を用いた現像装置において、感光体上のトナー像を中間転写体に転写した後、記録媒体にトナーを転写させる構成が用いられる。このとき、感光体と中間転写体、中間転写体と記録媒体の密着性を高めるために硬度の低い表層材料としてとして多孔質弾性体であるゴム部材が用いられる場合がある。
しかしながら、キャリア液が中間転写体などに使用されているゴム部材の内部に膨潤し、その結果ゴム部材の劣化が発生する問題がある。
このような問題に対応するため、ゴムなどから成る多孔質弾性体ローラに取り込まれたキャリア液を、多孔質弾性体ローラと圧接しながら回転する回収ローラによってキャリア液を搾り出し、回収する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、中間転写部材上に設けたシリコン材料からなる剥離面に吸収させたキャリア液を、中間転写部材を加熱したり熱風を中間転写体の表面上に吹き付けることにより減少させる方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−268392号公報 特許第3459921号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている方法では、ゴムなどから成る多孔質弾性体層に圧力を加えてキャリア液を搾り出すので、強い圧力を加えると多孔質弾性体層が劣化したり、圧力が弱いと十分に吐出できない、という問題がある。
また、特許文献2に開示されている方法では、キャリア液の沸点が高い場合は揮発させるのに時間がかかり、加熱するために多くのエネルギーを消費するという問題が発生する。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、多孔質弾性体層を劣化させることなく少ないエネルギーで多孔質弾性体層に吸収されたキャリア液を除去することができるクリーニング装置、画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は以下のような特徴を有するものである。
1.トナーおよびキャリア液を含む液体現像剤で静電潜像を現像して形成した現像剤像を、前記キャリア液を吸収する材料から成る多孔質弾性体層に転写した後、該多孔質弾性体層から転写材に再転写して画像を形成する画像形成装置に用いられ、前記多孔質弾性体層に吸収された前記キャリア液を除去するクリーニング装置であって、
前記多孔質弾性体層の表面に前記キャリア液より分子量の大きい回収液を塗布する回収液塗布手段と、
前記回収液塗布手段が塗布した前記回収液によって前記多孔質弾性体層から吐出した前記キャリア液を、前記回収液とともに前記多孔質弾性体層の表面から除去する除去部材と、
を有することを特徴とするクリーニング装置。
2.像担持体上に形成された静電潜像を前記液体現像剤で現像し該像担持体上に現像剤像を形成する現像器と、
前記多孔質弾性体層を表面に備え、前記像担持体上から前記多孔質弾性体層に転写された前記現像剤像を前記転写材に再転写する中間部材と、
前記1に記載のクリーニング装置と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
3.前記クリーニング装置は、
前記現像剤像を前記転写材に再転写した後の前記多孔質弾性体層の表面に前記回収液を塗布した後、前記多孔質弾性体層に次の前記現像剤像を転写するまでに前記回収液を前記多孔質弾性体層の表面から除去するように配置されていることを特徴とする前記2に記載の画像形成装置。
4.前記クリーニング装置が前記多孔質弾性体層に前記回収液を塗布してから前記キャリア液を含む前記回収液を除去するまでの時間を、前記画像を形成している場合より前記画像を形成していない場合の方が長くなるように制御する制御手段を有することを特徴とする前記2または3に記載の画像形成装置。
5.前記回収液を除去可能な位置と、前記回収液を除去できない位置との間を、前記除去部材を移動させる除去部材駆動手段を有し、
前記制御手段は、前記除去部材駆動手段を制御して、
前記画像を形成している間は、前記回収液を除去可能な位置になるよう前記除去部材を移動させ、
前記画像を形成していない間は、前記回収液を除去できない位置に前記除去部材を所定の時間移動させた後、前記除去部材を前記回収液を除去可能な位置に移動させることを特徴とする前記4に記載の画像形成装置。
6.前記多孔質弾性体層を形成する材料は、シリコンゴムであることを特徴とする前記2から5の何れか1項に記載の画像形成装置。
本発明によれば、回収液塗布手段によって多孔質弾性体層の表面にキャリア液より分子量の大きい回収液を塗布し、多孔質弾性体層に吸収されているキャリア液を回収液に吸引させ、除去部材によってキャリア液とともに回収液を多孔質弾性体層から除去する。
このようにして、多孔質弾性体層を劣化させることなく少ないエネルギーで多孔質弾性体層に吸収されたキャリア液を除去することができるクリーニング装置、画像形成装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態について、以下に図面を用いて説明する。
第1の実施形態に係る画像形成装置の全体構成例を図1に示す。図1を用いて画像形成を行っているときの画像形成装置の全体構成を説明する。但し、主に画像形成に関わる構成要素を図示し、そのほかの構成要素は簡略的に示した。
図1の画像形成装置100は、像担持体としての感光体ドラム1、感光体クリーナ38、帯電装置2、露光装置3、液体現像装置4、中間転写体としての中間転写ローラ5、中間転写クリーナ39、2次転写ローラ7、クリーニング装置6などを備える。第1の実施形態のクリーニング装置6は、回収液供給ローラ76、汲み上げローラ75、規制ブレード77、回収液70を貯留する回収液槽63から成る。
なお図1では、液体現像装置4が一台のみ配置されているが、カラー画像形成のために複数台配置されていてもよい。カラー現像の方式などは任意に設定すればよく、それに合わせた任意の配置構成をとることができる。
感光体ドラム1は、表面に感光体層(不図示)が形成された円筒形状であって、図1における矢印A方向に回転する。感光体ドラム1の外周には、感光体クリーナ38、帯電装置2、露光装置3、液体現像装置4、及び中間転写ローラ5が、前記感光体ドラム1の回転方向に沿って順次配置されている。
帯電装置2は、感光体ドラム1の表面を所定電位に帯電させる。
露光装置3は、感光体ドラム1の表面に光を照射し照射領域内の帯電レベルを低下させて静電潜像を形成する。
液体現像装置4は、感光体ドラム1上に形成された潜像を現像する。すなわち、感光体ドラム1の現像領域へ液体現像剤の薄層を搬送し、その液体現像剤に含まれるトナーを感光体ドラム1の表面の静電潜像に供給してトナー像を形成する。液体現像装置4は、本発明の現像器である。
次に、現像に用いる液体現像剤について説明する。液体現像剤は、溶媒であるキャリア液体中に着色されたトナー粒子を高濃度で分散している。また液体現像剤には、分散剤、荷電制御剤などの添加剤を適宜、選んで添加してもよい。
キャリア液としては、絶縁性の、常温で不揮発性の溶媒が用いられる。不揮発性の溶媒としては、例えばシリコンオイル、ミネラルオイル、パラフィンオイル等を用いることができる。
トナー粒子は、主として樹脂と着色のための顔料や染料からなる。樹脂には、顔料や染料をその樹脂中に均一に分散させる機能と、記録材に定着される際のバインダとしての機能がある。
樹脂としては、例えば、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱可塑性樹脂を用いることができる。また、これらの樹脂を複数、混合して用いてもよい。
トナーの着色に用いる顔料及び染料も一般市販のものを用いることができる。例えば、顔料として、カーボンブラック、ベンガラ、酸化チタン、シリカ、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、スカイブルー、ベンジジンイエロー、レーキレッドD等を用いることができる。染料としては、ソルベントレッド27やアシッドブルー9等を用いることができる。
液体現像剤の調整方法としては、一般に用いられる技法に基づいて調整することができる。例えば、樹脂と顔料とを所定の配合比で、加圧ニーダ、ロールミルなどを用いて溶融混練し、均一に分散させ、得られた分散体を、例えばジェットミルによって微粉砕する。さらに得られた微粉末を、例えば風力分級機などにより分級することで、所定の粒径の着色トナーを得ることができる。
続いて、得られたトナーをキャリア液としての絶縁性液体と所定の配合比で混合する。この混合物をボールミル等の分散手段により均一に分散させ、液体現像剤を得ることができる。
現像のプロセスにおいては、液体現像装置4の現像ローラ41に電源(不図示)からトナーと同極性の現像バイアス電圧が印加される。同じくトナーと同極性の感光体ドラム1上の潜像の電位とのバランスで電界の大小差が形成され、潜像に従って現像剤中のトナーが感光体ドラム1に静電吸着され、感光体ドラム1上の潜像が現像される。
中間転写ローラ5は、感光体ドラム1と対向するように配置されており、前記感光体ドラム1と接触しながら矢印B方向に回転する。これら中間転写ローラ5と感光体ドラム1とのニップ部で、感光体ドラム1から中間転写ローラ5への1次転写が行われる。
中間転写ローラ5は、アルミ等の導電性基体の表面に、例えば100μm程度の厚みのシリコンゴムなどのゴム部材から成る多孔質弾性体層55が形成されている。多孔質弾性体層55を形成する材料は、シリコンゴムに限定されるものではなく、液体現像剤のキャリア液を吸収する材料であれば天然ゴム、合成天然ゴム(イソプレンゴム)、スチレン・ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレン・プロピレンゴム、など他の材料を用いても良い。中間転写ローラ5は、本発明の中間部材である。
1次転写プロセスにおいては、中間転写ローラ5に、電源(不図示)からトナーと逆極性の転写バイアス電圧が印加される。これにより、1次転写位置における前記中間転写ローラ5と感光体ドラム1との間に電界が形成され、感光体ドラム1上のトナー像が、中間転写ローラ5に静電吸着され、中間転写ローラ5上に転写される。
トナー像が中間転写ローラ5に転写されると、感光体クリーナ38が感光体1上の残存トナーを除去し、次の画像形成が行われる。
中間転写ローラ5と2次転写ローラ7とは、記録媒体9を挟んで対向するように配置されており、記録媒体9を介して接触回転する。これら中間転写ローラ5と2次転写ローラ7とのニップ部で、中間転写ローラ5から記録媒体9への2次転写が行われる。
記録媒体9は、2次転写のタイミングに合わせて2次転写位置へ矢印C方向に搬送される。
2次転写プロセスにおいては、2次転写ローラ7に、電源(不図示)からトナーと逆極性の転写バイアス電圧が印加される。これにより、中間転写ローラ5と2次転写ローラ7との間に電界が形成され、中間転写ローラ5と2次転写ローラ7との間を通過させた記録媒体9上へ中間転写ローラ5上のトナー像が静電吸着され、記録媒体9上に転写される。記録媒体9上にトナー像を転写した後に中間転写ローラ5上に残ったトナーは、中間転写クリーナ39により除去される。一方、中間転写クリーナ39によりトナーを除去された後も、中間転写ローラ5の多孔質弾性体層55にはキャリア液が吸収されたまま残っている。
次に、クリーニング装置6について説明する。
クリーニング装置6は、多孔質弾性体層55の表面にキャリア液より分子量の大きい回収液70を塗布し、多孔質弾性体層55に吸収されているキャリア液を多孔質弾性体層55から回収液70に移動させ、回収液70とともに多孔質弾性体層55から除去する。回収液70の種類は、多孔質弾性体層55にほとんど吸収されない材料であればよく、使用するキャリア液と相溶性の高いものであればよい。例えば、炭化水素系や、上記の条件を満足できればシリコンオイルなどでもよい。
図1に示す第1の実施形態のクリーニング装置6は、回収液槽63、汲み上げローラ75、規制ブレード77、回収液供給ローラ76、回収液除去ブレード64から成る。
回収液槽63は、回収液70を貯留するタンクである。汲み上げローラ75は、その一部が回収液槽63に貯留された回収液70に浸漬しており、図示せぬ駆動手段により矢印E方向に回転する。汲み上げローラ75は、金属からなる周面に微細な凹凸を設けたいわゆるアニロックスローラであり、周面の微細な凹凸に回収液70を保持して搬送する。汲み上げローラ75の直径は、例えばφ40である。
規制ブレード77は、汲み上げローラ75に当接し、汲み上げローラ75が搬送する回収液70を所定の量に規制する。例えば、回収液供給ローラ76に供給する回収液70の液量が10g/mになるように規制ブレード77の位置を設定する。
汲み上げローラ75の回収液70に浸漬していた部分が矢印E方向に回転すると、規制ブレード77より所定量に規制された回収液70を周面に保持した状態で回収液供給ローラ76に接し、回収液供給ローラ76に回収液70を供給する。
回収液供給ローラ76は、汲み上げローラ75と中間転写ローラ5に接しながら、図示せぬ駆動手段により矢印D方向に回転している。回収液供給ローラ76は、金属からなる周面が例えば肉厚10mm、硬度30度のポリウレタンで覆われており、周面のポリウレタンに回収液70を保持して搬送する。回収液供給ローラ76の直径は、例えばφ40である。回収液供給ローラ76は、本発明の回収液塗布手段である。
汲み上げローラ75により供給された回収液70は、回収液供給ローラ76の周面に保持されて矢印D方向に回転して搬送され、多孔質弾性体層55の回収液供給ローラ76と接する部分に塗布される。
キャリア液を吸収した多孔質弾性体層55に、キャリア液より高分子量の回収液70を塗布すると、キャリア液は多孔質弾性体層55から塗布された親和性の高い回収液70の側に移動する。回収液70は、多孔質弾性体層55に吸収されないため、キャリア液を含む回収液70は多孔質弾性体層55の表面に付着したまま矢印B方向に回転する。
回収液除去ブレード64は、例えばウレタンゴムから成り、中間転写ローラ5の多孔質弾性体層55に圧接している。多孔質弾性体層55を劣化させないよう、圧接力は、例えば15〜30N/m、多孔質弾性体層55と当接する角度は、10〜30度程度にすることが望ましい。
多孔質弾性体層55の表面に付着しているキャリア液を含む回収液70は、回収液除去ブレード64により除去され、図示せぬタンクに回収される。回収液除去ブレード64は、本発明の除去部材である。
回収液供給ローラ76は、図1に示すように中間転写クリーナ39より下流側に配置し、回収液除去ブレード64は、回収液供給ローラ76より下流側の中間転写ローラ5と感光体ドラム1と接する点までに配置する。回収液供給ローラ76と回収液除去ブレード64との間隔をできるだけ長くすると、回収液70が多孔質弾性体層55に塗布されている時間が長くなり除去できるキャリア液の量を増やすことができる。装置を構成する上での制約が許す限り回収液供給ローラ76と回収液除去ブレード64との間隔を長くすることが望ましい。
中間転写ローラ5と2次転写ローラ7との間を通過した記録媒体9は、図示せぬローラ定着器を通過し、ローラ定着器のローラにより高温下で加圧される。これにより、記録媒体9上でトナー像を形成するトナーが記録媒体9に融着し定着する。
制御部90は、CPU91と記憶部92などから構成され、記憶部92に記憶されているプログラムに基づいて画像形成装置100全体を制御する本発明の制御手段である。
図1では、画像形成装置100が画像を形成中に第1の実施形態のクリーニング装置6により回収液70を多孔質弾性体層55に塗布し、多孔質弾性体層55からキャリア液を吐出させて除去する例を説明した。クリーニング装置6によりキャリア液を除去された多孔質弾性体層55の領域は、中間転写ローラ5の回転に伴って感光体ドラム1と接触し、ニップ部で感光体ドラム1から中間転写ローラ5への1次転写が行われる。
このように画像形成中は、中間転写ローラと回収液が接触している時間が限られているため、多孔質弾性体層55内に吸収されたキャリア液全てを完全には除去できない。一方、多孔質弾性体層55にキャリア液が残っていると多孔質弾性体層55が劣化するおそれがあるので、画像の形成を行っていないときにキャリア液の除去を行って、多孔質弾性体層55の全ての領域からキャリア液を除去することが望ましい。
次に、図2、図3を用いて第1の実施形態のクリーニング装置6を用いて、画像の形成を行っていないときにキャリア液の除去を行う例を説明する。
図2は、画像の形成を行っていないときの画像形成装置100の全体構成図、図3は、画像形成を終了した時の手順を説明するフローチャートである。
図3のフローチャートの順に画像の形成が終了した後、キャリア液の除去を行う手順の一例を説明する。
S101:感光体ドラム1を離間させるステップである。
制御部90は、図示せぬ駆動手段を制御し、感光体ドラム1を図2の矢印H方向に移動させ、中間転写ローラ5と感光体ドラム1とを離間させる。
なお、液体現像装置4から感光体ドラム1に新たにキャリア液が供給されないようにすれば、中間転写ローラ5と感光体ドラム1とを圧接したままそれぞれ回転させても良い。
S102:2次転写ローラ7を離間させるステップである。
制御部90は、図示せぬ駆動手段を制御し、2次転写ローラ7を図2の矢印G方向に移動させ、中間転写ローラ5と2次転写ローラ7とを離間させる。
なお、本ステップは必ずしも必須ではなく中間転写ローラ5と2次転写ローラ7とを圧接したままそれぞれ回転させても良い。
S103:中間転写ローラ5を所定角度回転させるステップである。
制御部90は、回収液供給ローラ76と汲み上げローラ75とを回転させて回収液79を塗布しながら、中間転写ローラ5を所定角度回転させて停止させる。所定角度は、中間転写ローラ5の回転中心oと、回収液供給ローラ76と中間転写ローラ5との接点pと、回収液除去ブレード64と中間転写ローラ5との接点qとの成す角度αである。
また、中間転写ローラ5が所定角度回転する間に、多孔質弾性体層55の回収液除去ブレード64と当接した部分に付着していたキャリア液を含む回収液70は除去される。
S104:所定の時間T1待機するステップである。
制御部90は、所定の時間T1の間、中間転写ローラ5と、クリーニング装置6の回収液供給ローラ76と汲み上げローラ75の回転を停止する。所定の時間T1は、例えば1分である。
S105:中間転写ローラ5が1回転したか、否か、判定するステップである。
制御部90は、中間転写ローラ5を所定角度回転させた回数から中間転写ローラ5が1回転したか、否か、判定する。
1回転していない場合、(ステップS105;No)、ステップS103に戻る。
1回転した場合、(ステップS105;Yes)、処理を終了する。
このようにして、中間転写ローラ5の全周の多孔質弾性体層55に吸収されたキャリア液を除去できる。
画像の形成を行う時は、中間転写ローラ5と感光体ドラム1、2次転写ローラ7を圧接し、中間転写ローラ5、感光体ドラム1、2次転写ローラ7、回収液供給ローラ76、汲み上げローラ75をそれぞれ回転させる。
本実施形態では、画像形成終了後に中間転写ローラ5を角度α回転させた後停止させ、角度αの領域に回収液70を塗布し、所定時間経過後再度中間転写ローラ5を角度α回転させて次の角度αの領域に回収液70を塗布するとともに、回収液70をキャリア液とともに除去している。このようにして、クリーニング装置6が多孔質弾性体層55に回収液70を塗布してからキャリア液を含む回収液を除去するまでの時間を長くしている。したがって、多孔質弾性体層55と回収液70が接触している時間を長くすることが可能になり、効率よくキャリア液を吐出させることができる。
別法として、中間転写ローラ5の回転速度を遅くして角度αを回転するのに例えば1分かかるようにして1回転させても同様の効果が得られる。
なお、画像の形成が終了した後に限らず、画像形成装置100の起動時などに本手順でキャリア液の除去を行っても良い。
次に本発明の第2の実施形態について、以下に図面を用いて説明する。
図4は、第2の実施形態に係る画像形成装置100の全体構成例であり、画像を形成中の状態を示している。図1との主な違いは除去部材駆動部81と第2駆動部82とを設け、制御部90の指令により中間転写ローラ5に圧接されている部材を離間させるようにした点である。
回収液除去ブレード64は、中間転写ローラ5と圧接し回収液70を除去可能な位置と、回収液70を除去できない離間した位置とを移動可能に構成され、除去部材駆動部81によって2つの位置を移動する。除去部材駆動部81は、例えば偏心カムと偏心カムを回転させるモータ等から成り、中間転写ローラ5と圧接する方向に付勢されている回収液除去ブレード64に偏心カムを当接させ、中間転写ローラ5から離間させるように構成されている。除去部材駆動部81は、本発明の除去部材駆動手段である。
感光体ドラム1、2次転写ローラ7、中間転写クリーナ39は、中間転写ローラ5に圧接する位置と離間した位置とを移動可能に構成され、例えばモータと駆動機構から成る第2駆動部82によって2つの位置を移動する。
次に、図5を用いて画像の形成を開始する時の第2の実施形態のクリーニング装置6の動作手順を説明する。図5は、画像の形成を開始する時の手順を説明するフローチャートである。
S301:回収液70を中間転写ローラ5に塗布するステップである。
制御部90は、第2駆動部82を制御し、感光体ドラム1、2次転写ローラ7、中間転写クリーナ39を中間転写ローラ5と圧接する方向に移動させ、中間転写ローラ5と感光体ドラム1、2次転写ローラ7、中間転写クリーナ39とを圧接させる。
また制御部90は、中間転写ローラ5と感光体ドラム1、2次転写ローラ7、回収液供給ローラ76、汲み上げローラ75をそれぞれ図中矢印方向に回転させ、回収液70を中間転写ローラ5に塗布する。
S302:回収液除去ブレード64を中間転写ローラ5に圧接するステップである。
制御部90は、除去部材駆動部81を制御し、回収液除去ブレード64を中間転写ローラ5と圧接する方向に移動させ、中間転写ローラ5と回収液除去ブレード64とを圧接させる。
このようにして画像を形成してる間、回収液70の塗布と回収液除去ブレード64による回収液70の除去が行われる。
次に、図6、図7を用いて画像の形成を終了した時の第2の実施形態のクリーニング装置6の動作手順を説明する。図6は、画像を形成しない時の画像形成装置100の各部の動作を説明する説明図、図7は、画像の形成を終了した後のクリーニング手順を説明するフローチャートである。
図7のフローチャートの順に説明する。なお、感光体ドラム1、2次転写ローラ7、中間転写ローラ5、回収液供給ローラ76、汲み上げローラ75は、画像形成終了後回転を停止しているものとする。
S201:感光体ドラム1を中間転写ローラ5から離間するステップである。
制御部90は、第2駆動部82を制御し、感光体ドラム1を図6に矢印Hで示す中間転写ローラ5と離間する方向に移動させ、中間転写ローラ5と感光体ドラム1とを離間させる。
S202:2次転写ローラ7を中間転写ローラ5から離間するステップである。
制御部90は、第2駆動部82を制御し、2次転写ローラ7を図6に矢印Gで示す中間転写ローラ5と離間する方向に移動させ、中間転写ローラ5と2次転写ローラ7とを離間させる。
また、制御部90は、第2駆動部82を制御し、中間転写クリーナ39を図6に矢印Fで示す中間転写ローラ5と離間する方向に移動させ、中間転写ローラ5と中間転写クリーナ39とを離間させる。
S203:回収液除去ブレード64を中間転写ローラ5から離間するステップである。
制御部90は、除去部材駆動部81を制御し、回収液除去ブレード64を中間転写ローラ5から離間する方向に移動させ、中間転写ローラ5と回収液除去ブレード64とを離間させる。図6は、回収液除去ブレード64が中間転写ローラ5に圧接した状態である。
S204:全周に回収液70を塗布するステップである。
制御部90は、中間転写ローラ5を1回転させるとともに、クリーニング装置6から回収液70を塗布させ、中間転写ローラ5を覆う多孔質弾性体層55の全周に回収液70を塗布する。
汲み上げローラ75と回収液供給ローラ76と中間転写ローラ5とが回転し、中間転写ローラ5を覆う多孔質弾性体層55の全周に回収液70を塗布される。
S205:所定時間T2の間待機するステップである。
制御部90は、汲み上げローラ75、回収液供給ローラ76、中間転写ローラ5の回転を停止させ、回収液70によって多孔質弾性体層55からキャリア液が十分に吐出する時間T2の間待機する。T2は例えば1分である。
S206:回収液除去ブレード64を中間転写ローラ5に圧接するステップである。
制御部90は、除去部材駆動部81を制御し、回収液除去ブレード64を中間転写ローラ5に圧接する方向に移動させ、中間転写ローラ5と回収液除去ブレード64とを圧接させる。
S207:回収液70を除去するステップである。
制御部90は、中間転写ローラ5を回転させ、少なくとも1回転する間待機する。回収液除去ブレード64により、多孔質弾性体層55に塗布された回収液70はキャリア液とともに除去される。
この間、回収液70を中間転写ローラ5に塗布しないように汲み上げローラ75と回収液供給ローラ76の回転を停止させるか、より好ましくは回収液供給ローラ76を図示せぬ駆動手段により中間転写ローラ5から離間させる。
制御部90は、中間転写ローラ5が1回転すると処理を終了する。なお、回収液70の塗布、除去のサイクルが1回では十分にキャリア液を除去できない場合は、ステップS204〜S207を繰り返し行っても良い。
このように本実施形態では、画像形成終了後に中間転写ローラ5の全周に回収液70を塗布し、所定時間経過後キャリア液とともに回収液70を除去している。このようにすると、多孔質弾性体層55と回収液70が接触している時間T2を、図3で説明したT1と同じように長くしても、図3で説明した手順より短時間で回収液70を除去することができる。したがって、より効率よく多孔質弾性体層55からキャリア液を除去することができる。
次に、本発明の第3の実施形態について、以下に図面を用いて説明する。
図8は、第3の実施形態に係る画像形成装置100の全体構成例であり、画像を形成中の状態を示している。本実施形態のクリーニング装置6はポンプ62により回収液70を吸い上げ、ヘッド部61から中間転写ローラ5の多孔質弾性体層55に回収液70の液滴を吐出する。
ヘッド部61は中間転写ローラ5の回転軸と平行に設けられ、中間転写ローラ5と対向する部分には回収液70を吐出する図示せぬ吐出口が設けられている。吐出口のピッチは例えば15mm間隔であり、吐出する回収液70の量は、全吐出口の総排出量が70g/分である。
ポンプ62は、制御部90の指令により駆動され、ヘッド部61から回収液70の塗布を行うので制御が容易であり、簡単な機構で構成できる。
そのほかの構成要素は第2の実施形態と同じであり、同番号を付し説明を省略する。また、画像形成中や画像形成後のクリーニング装置6の制御は、第2の実施形態と同様の手順が適用できる。なお、第2駆動部82は図示していない。
次に、本発明の第4の実施形態について、以下に図面を用いて説明する。
図9は、第4の実施形態に係る画像形成装置100の全体構成例であり、画像を形成中の状態を示している。本実施形態のクリーニング装置6では、中間転写ローラ5を回収液槽63に直接浸漬させて回収液70を塗布している。
回収液槽駆動部83は、制御部90の指令により、回収液槽63を矢印J方向または逆方向に移動させ、中間転写ローラ5を回収液槽63に浸漬させた状態と、中間転写ローラ5が回収液槽63に浸漬しない状態との何れかにする。
制御部90は、図7のフローチャートのステップS204の回収液を塗布する工程以外は、中間転写ローラ5が回収液槽63に浸漬しない状態になるよう回収液槽駆動部83を制御する。
そのほかの構成要素は第2の実施形態と同じであり、同番号を付し説明を省略する。また、画像形成中や画像形成後のクリーニング装置6の制御は、第2の実施形態と同様の手順が適用できる。なお、第2駆動部82は図示していない。
なお、これまでの実施形態では、中間転写ローラ5の表面に多孔質弾性体層55が形成されている例を説明したが、本発明は転写ベルトの表面に多孔質弾性体層55が形成されている場合にも適用できる。
[実施例]
第2の実施形態の画像形成装置100を用いて、本発明の効果を確認した。
(実験条件)
中間転写ローラ5は、φ300のアルミの芯金の表層に、多孔質弾性体層55として硬度30度のシリコンゴムを100μmの厚みでコートしたものを24本用いて実験を行った。予め、それぞれのアルミの芯金の質量とシリコンゴムをコート後の中間転写ローラ5の質量とを測定し、実験前の多孔質弾性体層55(シリコンゴム)の質量をそれぞれ求めた。
実験で使用したクリーニング装置6の汲み上げローラ75の直径はφ40である。また、規制ブレード77は、回収液供給ローラ76に供給する回収液70の液量が10g/mになるように設定した。回収液除去ブレード64は、ウレタンゴムから形成し、圧接力は、20N/m、多孔質弾性体層55と当接する角度は20度とした。
画像形成時は、図5のフローチャートのように、回収液70の塗布と回収液除去ブレード64による除去を行いながら、CW5%のチャートを1時間印字した。印字終了後、中間転写ローラ5の質量を測定して多孔質弾性体層55の質量を求め、画像形成前の多孔質弾性体層55の質量との比から膨潤率Aを求めた。
画像形成後は、図7のフローチャートのように、中間転写ローラ5の全周に回収液70を塗布し、1分経過後中間転写ローラ5を1回転させてクリーニングを行った。クリーニング動作終了後、中間転写ローラ5の質量を測定して多孔質弾性体層55の質量を求め、画像形成前の質量との比から膨潤率Bを求めた。
上記、画像形成時と画像形成後の測定は、中間転写ローラ5を交換後、キャリア液2種類と回収液5種類との組み合わせを変えて10通り行った。
液体現像剤のキャリア液は、表1に示すキャリア液1とキャリア液2の2種類をそれぞれ用いた。キャリア液1の分子量は202、キャリア液2の分子量は250である。
Figure 2010139939
回収液70は、表2に示す回収液1〜5の5種類を用いて実験した。回収液1の分子量は322、回収液2の分子量は365、回収液3の分子量は400、回収液4の分子量は447、回収液5の分子量は535であり、回収液1〜5の分子量は何れもキャリア液1、2よりも大きい。
Figure 2010139939
実施例1〜5では、キャリア液はキャリア液1を用い、回収液70は回収液1〜5をそれぞれ用いた。実施例6〜10では、キャリア液はキャリア液2を用い、回収液70は回収液1〜5をそれぞれ用いた。
また、耐久試験として、回収液70の塗布と回収液除去ブレード64による除去を行いながら、CW5%のチャートを8時間印字し、印字終了後は、中間転写ローラ5の全周に回収液70を塗布し、1分経過後中間転写ローラ5を1回転させてクリーニングを行うサイクルを5日間行った。耐久試験の実施例11〜15は、キャリア液はキャリア液1を用い、回収液70は回収液1〜5をそれぞれ用いた。実施例16〜20は、キャリア液はキャリア液2を用い、回収液70は回収液1〜5をそれぞれ用いた。耐久試験終了後、中間転写ローラ5の多孔質弾性体層55の状態を目視で観察した。
[比較例]
比較例1、2では、中間転写ローラ5を交換した実施例と同じ画像形成装置100を用いて、回収液70の塗布および除去を行わずにCW5%のチャートを1時間印字した。また、画像形成後も図7のフローチャートに示すクリーニング工程を行わなかった。
印字終了後、中間転写ローラ5の質量を測定して多孔質弾性体層55の質量を求め、画像形成前の多孔質弾性体層55の質量との比から膨潤率を求めた。
比較例1ではキャリア液1を、比較例2ではキャリア液2を、それぞれ用いて印字を行い、中間転写ローラ5の画像形成前の質量との比から膨潤率Cを求めた。
また、耐久試験として、CW5%のチャートを8時間印字するサイクルを5日間行った。比較例3ではキャリア液1を、比較例4ではキャリア液2を、それぞれ用いて印字を行った。回収液70の塗布と回収液除去ブレード64による除去を行わなかった。耐久試験終了後、中間転写ローラ5の多孔質弾性体層55の状態を目視で観察した。
[測定結果]
実施例1〜5で測定した膨潤率A、Bの結果を表3に、実施例6〜10で測定した膨潤率A、Bの結果を表4に示す。また、比較例1、2で測定した膨潤率Cの結果を表5に示す。
Figure 2010139939
Figure 2010139939
Figure 2010139939
表3、表5からわかるようにキャリア液1を用いた実施例1〜5の膨潤率A、Bは何れも比較例1の膨潤率Cである1.8より低くなっており、実施例1〜5では多孔質弾性体層55に吸収されていたキャリア液が減少したことがわかる。
また、表4、表5からわかるようにキャリア液2を用いた実施例6〜10の膨潤率A、Bは何れも比較例2の膨潤率Cである1.4より低くなっており、実施例5〜10でも多孔質弾性体層55に吸収されていたキャリア液が減少したことがわかる。
膨潤率Bは全ての実施例で膨潤率Aより低くなっており、画像形成後にクリーニングを行う効果が確認できた。特に、実施例3〜5、実施例8〜10では膨潤率Bが1.0になっており、多孔質弾性体層55に吸収されていたキャリア液をほとんど全て除去できたことがわかる。
耐久試験の結果を表6、表7に示す。表6はキャリア液1を用いた場合であり、表7はキャリア液2を用いた場合である。
Figure 2010139939
Figure 2010139939
測定結果の判定は、目視で行いシリコンゴムの表面にヒビやなんらかの劣化が認められた場合を×、全く認められない場合を○としている。
表6、表7に示すように、実施例11〜20は全て○であり、比較例3、4は×である。このように、実施例11〜〜20はシリコンゴムの劣化を防止する効果があることが確認できた。実施例11〜20では多孔質弾性体層55(シリコンゴム)に吸収されたキャリア液の少なくとも一部を毎日除去しているのに対し、比較例3、4では毎日キャリア液がシリコンゴムに蓄積されるので、シリコンゴムの劣化が進むと考えられる。
以上このように、本発明によれば、多孔質弾性体層を劣化させることなく少ないエネルギーで多孔質弾性体層に吸収されたキャリア液を除去することができるクリーニング装置、画像形成装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の全体構成例を示す説明図である。 画像の形成を行っていない時の画像形成装置100の全体構成図である。 画像形成を終了した時の手順を説明するフローチャートである。 第2の実施形態に係る画像形成装置100の全体構成例を示す説明図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置100の画像の形成を開始する時の手順を説明するフローチャートである。 画像の形成しない時の画像形成装置100の各部の動作を説明する説明図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置100の画像の形成を終了した後のクリーニング手順を説明するフローチャートである。 第3の実施形態に係る画像形成装置100の画像を形成中の状態を示す全体構成例である。 第9の実施形態に係る画像形成装置100の画像を形成中の状態を示す全体構成例である。
符号の説明
1 感光体ドラム
2 帯電装置
3 露光装置
4 液体現像装置
5 中間転写ローラ
6 クリーニング装置
7 2次転写ローラ
9 記録媒体
39 中間転写クリーナ
55 多孔質弾性体層
63 回収液槽
64 回収液除去ブレード
70 回収液
75 汲み上げローラ
76 回収液供給ローラ
77 規制ブレード
81 除去部材駆動部
82 第2駆動部
90 制御部

Claims (6)

  1. トナーおよびキャリア液を含む液体現像剤で静電潜像を現像して形成した現像剤像を、前記キャリア液を吸収する材料から成る多孔質弾性体層に転写した後、該多孔質弾性体層から転写材に再転写して画像を形成する画像形成装置に用いられ、前記多孔質弾性体層に吸収された前記キャリア液を除去するクリーニング装置であって、
    前記多孔質弾性体層の表面に前記キャリア液より分子量の大きい回収液を塗布する回収液塗布手段と、
    前記回収液塗布手段が塗布した前記回収液によって前記多孔質弾性体層から吐出した前記キャリア液を、前記回収液とともに前記多孔質弾性体層の表面から除去する除去部材と、
    を有することを特徴とするクリーニング装置。
  2. 像担持体上に形成された静電潜像を前記液体現像剤で現像し該像担持体上に現像剤像を形成する現像器と、
    前記多孔質弾性体層を表面に備え、前記像担持体上から前記多孔質弾性体層に転写された前記現像剤像を前記転写材に再転写する中間部材と、
    請求項1に記載のクリーニング装置と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記クリーニング装置は、
    前記現像剤像を前記転写材に再転写した後の前記多孔質弾性体層の表面に前記回収液を塗布した後、前記多孔質弾性体層に次の前記現像剤像を転写するまでに前記回収液を前記多孔質弾性体層の表面から除去するように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記クリーニング装置が前記多孔質弾性体層に前記回収液を塗布してから前記キャリア液を含む前記回収液を除去するまでの時間を、前記画像を形成している場合より前記画像を形成していない場合の方が長くなるように制御する制御手段を有することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記回収液を除去可能な位置と、前記回収液を除去できない位置との間を、前記除去部材を移動させる除去部材駆動手段を有し、
    前記制御手段は、前記除去部材駆動手段を制御して、
    前記画像を形成している間は、前記回収液を除去可能な位置になるよう前記除去部材を移動させ、
    前記画像を形成していない間は、前記回収液を除去できない位置に前記除去部材を所定の時間移動させた後、前記除去部材を前記回収液を除去可能な位置に移動させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記多孔質弾性体層を形成する材料は、シリコンゴムであることを特徴とする請求項2から5の何れか1項に記載の画像形成装置。
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