JP2001337499A - 排紙ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

排紙ユニット及び画像形成装置

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JP2001337499A
JP2001337499A JP2000156215A JP2000156215A JP2001337499A JP 2001337499 A JP2001337499 A JP 2001337499A JP 2000156215 A JP2000156215 A JP 2000156215A JP 2000156215 A JP2000156215 A JP 2000156215A JP 2001337499 A JP2001337499 A JP 2001337499A
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Hideaki Mochimaru
英明 持丸
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置に対して着脱自在な排紙ユニッ
トにおいて、電装部品の温度上昇による機能低下を防止
する。 【解決手段】 排紙ユニット100の電装部品収納部の
底面に通気孔を形成するとともに、上部に開口部161
を設け、排紙ユニット100を画像形成装置に装着した
ときに、開口部161が画像形成装置の空冷用ダクト3
80の開口部380bに連通するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置及びこれに着脱自在
な排紙ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置では、用紙(シー
ト、転写紙、記録紙の概念を含む)を搬送するための駆
動源としてのモータや、用紙の搬送路を切り換える駆動
源としてのソレノイド等の電装部品が多々用いられてい
る。これらの電装部品は熱を出すため、略密閉状態の画
像形成装置本体内では熱が籠もり易い。画像形成装置本
体内の温度が上昇すると、上記電装部品自体に悪影響を
及ぼしたり、各種センサの誤検知を招く等の弊害を生じ
る。このため、従来より、排気又は吸気によって画像形
成装置本体内の温度上昇を空冷することが行われてい
る。
【0003】特開平9−114158号公報には、画像
形成装置内にファンを設け、画像形成装置に取り付けら
れたオプションユニットの通気路に画像形成装置本体内
の空気を導き、該オプションユニットの外部に排気する
冷却技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−11415
8号公報記載の技術では、画像形成装置本体内で生じた
高温の空気がオプションユニット内の一部(通気路)を
通過するので、オプションユニットの通気路近傍は温度
が上昇する。このため、オプションユニットに冷却すべ
き部品が存在する場合には、冷却効果は得られない。と
ころで、近年においては、複写機、プリンタ、ファクシ
ミリ等の機能を併せ持つマルチファンクション型の画像
形成装置が開発されている。このようなタイプの画像形
成装置では、排紙先が1つであると種類の異なるプリン
トが混ざったりする等の不具合が生じる。このため、画
像形成装置本体に形成された常設の排紙部の他に、オプ
ションで排紙ユニットを装着できるようになっている。
【0005】しかしながら、排紙ユニットを装着するス
ペースは、装置の小型化等とも相まって非常に狭いスペ
ースである場合が多く、冷却空間が十分に得られないた
め、排紙ユニットの発熱源による温度上昇の問題を避け
られない。上述のように、特開平9−114158号公
報記載の技術は、画像形成装置本体内の高温の空気がオ
プションユニットを通過する内容であり、排紙ユニット
の冷却技術には応用しても冷却効果は得られにくい。
【0006】そこで、本発明は、十分な冷却機能が得ら
れる着脱自在な排紙ユニット及びこれを備えた画像形成
装置の提供を、その主な目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、画像形成装置本体(以
下、「装置本体」と称する。)に対して着脱自在な排紙
ユニットであって、該排紙ユニットを装置本体に装着す
るに際し装置本体のカバーを外したとき開放される装置
本体の空冷用ダクトの開口部に連通する空気流通路を有
している、という構成を採っている。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
排紙ユニットにおいて、電装部品を収納する電装部品収
納部を有し、上記空気流通路は、該電装部品収納部の下
方から上方に至り、且つ、該電装部品収納部の垂直面に
設けた開口部に至るように構成されている、という構成
を採っている。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
排紙ユニットにおいて、上記電装部品収納部に収納され
る電装部品は、少なくとも用紙を搬送するための駆動部
材を含む、という構成を採っている。
【0010】請求項4記載の発明では、請求項2記載の
排紙ユニットにおいて、の制御を司る制御基板を含み、
該制御基板は垂直に設けられている、という構成を採っ
ている。
【0011】請求項5記載の発明では、請求項2乃至4
のうちの一つに記載の排紙ユニットにおいて、装置本体
に装着したときに上記電装部品収納部内の電装部品が装
置本体の定着装置の真上に位置しないように構成されて
いる、という構成を採っている。
【0012】請求項6記載の発明では、排紙ユニットを
着脱自在な画像形成装置において、上記排紙ユニット
が、請求項1乃至5のうちの一つに記載されたものであ
る、という構成を採っている。
【0013】請求項7記載の発明では、請求項6記載の
画像形成装置において、上部に原稿読取部を有するとと
もに該原稿読取部の下部に空間部を介して画像形成部を
有し、該空間部に装置本体排紙部を有し、該空間部にお
ける該装置本体排紙部の上部スペースにおいて上記排紙
ユニットが装置本体の操作面側から着脱自在である、と
いう構成を採っている。
【0014】請求項8記載の発明では、請求項7記載の
画像形成装置において、上記装置本体排紙部が、上記排
紙ユニットへ空気を流通させる構成を有している、とい
う構成を採っている。
【0015】請求項9記載の発明では、請求項8記載の
画像形成装置において、上記排紙ユニットへ空気を流通
させる構成が、用紙の排出方向と直交する用紙の幅方向
に延びる凹部を形成したものである、という構成を採っ
ている。
【0016】請求項10記載の発明では、請求項8又は
9記載の画像形成装置に着脱自在な排紙ユニットにおい
て、用紙を上記装置本体排紙部又は該排紙ユニットのい
ずれかに選択的に案内する切り換えガイドを有し、該切
り換えガイドは、上記装置本体排紙部に排出される用紙
に当接して該用紙に腰付けのための変形を与える腰付け
部を有している、という構成を採っている。
【0017】請求項11記載の発明では、請求項10記
載の排紙ユニットにおいて、上記腰付け部が、用紙の排
出方向と直交する用紙幅方向に所定の厚みを有してい
る、という構成を採っている。
【0018】請求項12記載の発明では、請求項8又は
9記載の画像形成装置において、上記装置本体排紙部に
排出される用紙に当接して該用紙に腰付けのための変形
を与える腰付け部材を有し、該腰付け部材は装置本体に
対して着脱自在に設けられている、という構成を採って
いる。
【0019】請求項13記載の発明では、請求項12記
載の画像形成装置において、上記腰付け部材が、用紙の
排出方向と直交する用紙幅方向に所定の厚みを有してい
る、という構成を採っている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図に
基づいて説明する。図2に示す画像形成装置は、原稿の
画像を読み取る画像読み取り部3が上部に配置され、こ
の画像読み取り部3の下方に空間部Sを隔てて画像形成
部1が略装置の中央に配置されている。画像形成部1の
下方には、給紙部2が配置されている。画像形成装置の
正面側(以下「装置正面側」と記す)には、操作パネル
45が配置されている。本実施形態では、この装置正面
側が操作面側となっている。空間部Sは、画像形成装置
の奥側(以下「装置奥側」と記す)と右側面が塞がれて
いて、装置正面側すなわち操作面側と左側面側が開放さ
れており、装置操作者が手を入れて作業できるようにな
っている。給紙部2の下方には、必要に応じて別の給紙
部を増設することができるようになっている。
【0021】給紙部2の横には、図1に示すように、増
設された給紙部から給紙されるシート状媒体としての用
紙42の給紙取入口40が形成されている。画像形成装
置には、手差し給紙を行うための手差し給紙台47が開
閉自在に画像形成装置の右側面に設けられている。手差
し給紙台47は、通常、画像形成装置内に収納されてお
り、必要に応じて支点47Jを中心に回動させて倒した
状態にして使用するようになっている。手差し給紙台4
7の先端側からは、手差し給紙台47内に収納された補
助台47aが引出せるようになっている。
【0022】画像形成部1では、像担持体としてのドラ
ム状の感光体5の周囲に、感光体5の表面に帯電処理を
行う帯電装置6、画像情報を感光体5の表面にレーザ光
で照射する露光装置7、感光体5の表面に露光されて形
成された静電潜像を可視化する現像装置8、感光体5上
で現像されたトナー像を用紙42に転写する転写装置
9、転写後の感光体5の表面に残留するトナーを除去回
収するクリーニング装置10等がそれぞれ配置されてい
る。トナー像が用紙42に転写される転写部よりも矢印
aで示す排出方向(以下「排出方向a」と記す)側に
は、用紙42に転写されたトナーを定着処理する定着装
置11が配置されている。
【0023】給紙部2は、主に未使用の用紙42を積載
収納するための給紙カセット21を備えている。給紙カ
セット21には、裏紙などをセットしても良い。給紙カ
セット21は、装置正面側から画像形成装置に対して着
脱可能であり、用紙補給時の操作性や作業性が良くなっ
ている。給紙カセット21に回動可能に支持された底板
22は用紙42を積載され、その最上位の用紙42を給
紙ローラ23に押しつけるようバネ24で加圧されてい
る。給紙部2は、画像形成司令があると、最上位の用紙
42は、給紙ローラ23の回転により給紙カセット21
から送り出され、転写部の手前に設けたレジストローラ
14へと搬送される。この搬送された用紙42は、レジ
ストローラ14によってその搬送を一時止められ、感光
体5の表面のトナー像と用紙42の先端との位置関係が
所定の位置になるようにタイミングを計られて給紙さ
れ、転写部を通過する際にトナー像を複写される。複写
を終えた用紙42は、定着装置11を通過する間にトナ
ー像が定着される。
【0024】画像読み取り部3では、コンタクトガラス
32上に載置される図示しない原稿の画像の読み取り走
査を行うために、原稿照明用光源43と複数のミラー4
4Mよりなる読み取り走行体31が往復移動する。この
読み取り走行体31により走査された画像情報は、レン
ズ31aの後方に設置されているCCD等の光電変換素
子44で画像信号として読み込まれる。この読み込まれ
た画像信号は、デジタル化されて画像処理される。画像
読み取り部3では、画像処理された信号に基づいて、露
光装置7の図示しないレーザダイオードの発光により感
光体5の表面に静電潜像を形成する。すなわち、レーザ
ダイオードからの光信号は、公知のポリゴンミラーやレ
ンズを介して感光体5に至り、感光体5の表面に静電潜
像を形成する。静電潜像は感光体5の回転とともに移動
し、現像装置8から供給されるトナーで可視像化され、
さらに移動して転写装置9に向う。図示していないが、
画像読み取り部3の上方には、原稿を自動的にコンタク
トガラス上に搬送する自動原稿搬送装置が取り付けられ
るようになっている。この自動原稿搬送装置は、任意に
着脱できるようになっていて、画像形成装置に必ずしも
装備されていなくても良い。
【0025】空間部Sには、用紙42をこの空間部S内
に排出する排出部50を備えたシート処理装置としての
排紙ユニット100と、用紙42を空間部Sに排出する
排出部としての複数の排出ローラ12を備えたシート処
理装置としての排紙装置300とが、定着装置11より
も排出方向aの下流側にそれぞれ設けられている。排紙
ユニット100は、排紙装置300の上方に位置するよ
うに配置される。これら排紙ユニット100や排紙装置
300の内、排紙装置300は画像形成装置に常設され
ている。
【0026】排紙装置300は、図示しない装置のフレ
ームなどに固定された一対のガイド部材301,302
で搬送路303を構成している。搬送路303は、排紙
ローラ12と定着装置11との間をつないでいて、転写
後の用紙42を排紙ローラ12へと案内している。排紙
ローラ12は、図示しない駆動モータで回転駆動され、
用紙42を空間部Sに排出するようになっている。空間
部S内には、排出ローラ12で排出された用紙42を積
載収納可能な装置本体排紙部4と、排出部50から排出
される用紙42を積載収納可能な排紙収納部として機能
する受け台してのレシービングトレイTとが設けられて
いる。装置本体排紙部4は、空間部Sの底部、すなわち
画像形成部1の上部で構成されている。
【0027】本実施形態にかかる画像形成装置は、原稿
を走査して読み取り、デジタル化して用紙42に複写す
る、いわゆるデジタル複写機としての機能の他に、図示
しない制御装置により画像読み取り部3の原稿の画像情
報や、コンピュータに代表される情報処理機器が扱う画
像情報等を遠隔地と授受するファクシミリとしての機能
や、上記情報処理機器が扱う画像情報を用紙42上に印
刷する、いわゆるプリンタとしての機能を有する多機能
複合型の画像形成装置であり、使用する機能により用紙
42を装置本体排紙部4あるいはレシービングトレイT
の何れかに選択的に排出して積載するようになってい
る。本実施形態にかかる画像形成装置では、装置本体排
紙部4あるいはレシービングトレイTに排出される用紙
42を、その画像面が下向きとなって排出されるように
画像形成装置内の各構成をレイアウトされており、複写
機、ファクシミリ、プリンタの各機能で扱う原稿の処理
順が1ページから行われてプリントされても、装置本体
排紙部4やレシービングトレイTから取り出したとき
に、1ページ目が最上位になり、改めてページを揃える
などの作業から開放されるようになっている。
【0028】画像形成装置には、図2に示すように、排
紙ユニット100を装着する装着位置近傍を装置正面側
から見えないように覆うカバーCが、装置正面側から画
像形成装置に対して着脱可能に設けられている。このカ
バーCには、装置本体排紙部4やレシービングトレイT
に対して用紙42が積載されたことを表示する表示部L
1,L2が設けられている。図2において、符号35は
画像形成装置を起動するメインスイッチを示す。画像形
成装置は、メインスイッチ35が押されてオン状態とな
ると、各構成部を待機状態とする。そして、メインスイ
ッチ35のオン後に操作パネル45の図示しないスター
トキーや、画像形成装置に接続される情報処理機器が操
作されて画像形成司令が発せられると、画像形成動作が
実行されるようになっている。
【0029】このような多機能複合型の画像形成装置に
あっては、用紙42を排出する排出部や、排出された用
紙42を積載する部位が一箇所であると不都合が生じる
ことがある。たとえばファクシミリ機能で受信した情報
をプリントした用紙が、他の複写・印刷物に紛れ込んだ
り、画像形成装置が多人数で使用される場合において
は、他人が複写・印刷物を持ち去ったりすることが生じ
る。そのような不具合を鑑みて本実施形態にかかる画像
形成装置では、図1に示すように、装置本体排紙部4と
は別に排紙ユニット100を備えている。排紙ユニット
100は、画像形成装置のユーザの要望によりオプショ
ンで装着されるものであり、画像形成装置に対して着脱
可能に設けられている。最初から排紙ユニット100を
装備しないのは、必要としないユーザに余計な経済的負
担をかけないためである。図3は、排紙ユニット100
を備えていない状態の画像形成装置を示している。
【0030】以下、排紙ユニット100とそれにかかわ
る各部の構成について説明する。排紙ユニット100で
は、図1に示すように、用紙42を排出部50へ搬送す
るための搬送路103が一対のガイド部材101,10
2で構成されている。搬送路103は、排紙ローラ12
近傍に配置される切り換えガイドGと排出部50との間
をつないでいる。切り換えガイドGは、排紙ローラ12
よりも排出方向aの下流側に配置されていて、搬送路1
03を塞いで定着装置11を通過した用紙42を排紙ロ
ーラ12から装置本体排紙部4へと案内する遮蔽位置
と、搬送路103から退いて定着装置11を通過した用
紙42を搬送路103へと案内する導入位置とを占める
ように回動可能に設けられている。切り換えガイドG
は、駆動源としての電磁ソレノイド25と連結部材14
0を介して連結されており、電磁ソレノイド25の駆動
状態に応じて、遮蔽位置と導入位置とに適宜切り換えら
れるように構成されている。電装部品としての電磁ソレ
ノイド25は定着装置11の真上に位置しないように設
けられている。切り換えガイドGの切替動作は、あらか
じめ設定されたモードを装置操作者が指定することで実
行される。たとえば、画像形成装置を複写機として利用
する第1モードを装置操作者が選択した場合には、切り
換えガイドGが遮蔽位置を占め、ファクシミリとして利
用する第2モードを選択した場合には、切り換えガイド
Gが導入位置を占めるようになっている。用紙42を排
紙ユニット100へ案内するモードが設定されている場
合には、レジストローラ14の停止、回転を制御するた
めの図示しないセンサ上を用紙42が通過するときの信
号を受け、電磁ソレノイド25が作動して切り換えガイ
ドGが導入位置を占めるようになっている。電磁ソレノ
イド25には、駆動信号が入力されるとプランジャを引
き込むプルタイプのものが採用されている。図1に示す
電磁ソレノイド25は、作動(吸引)状態を示してい
る。このため、用紙42は搬送路103を通過して排出
部50を構成する駆動ローラ120と従動ローラ132
によって画像面を下向きにして排出されてレシービング
トレイTと搬送ガイド部材102とにまたがって積載さ
れるようになっている。電磁ソレノイド25が作動して
いないときは、図5に示す引っ張りスプリング143に
より、切り換えガイドGが図1に示す状態から反時計回
り方向に軸G2を中心に回動して遮蔽位置を占め、排紙
ローラ12から用紙42が装置本体排紙部4上に排出さ
れて積載されるようになっている。
【0031】レシービングトレイTは、図4に示すよう
に、装置奥側に位置するその側縁に係合部T1が一体で
形成されている。空間部Sの装置奧側に位置する本体フ
レーム57には、係合部T1に嵌合する形状の装着部5
9が形成されている。この装着部59は、レシービング
トレイTを本体フレーム57に片持ち支持し、かつ、装
置前面側から着脱可能に取り付け可能となっている。本
体フレーム57にはカバー350が取付られており、排
紙ユニット100を装着する場合にはこのカバー350
が事前に取り外される。レシービングトレイTの上方に
は、図1に示すように、トレイ検知手段としてのトレイ
検知センサTSが画像形成装置側、すなわち、装置本体
側に配置されており、レシービングトレイTがセットさ
れているか否かである着脱状態を検知している。本実施
形態では、レシービングトレイTがセットされていない
離脱状態を検知して、操作パネル45上に設けられる図
示しない報知手段や情報処理機器側で装置操作者や装置
近傍の人に警告するようになっている。このため、レシ
ービングトレイTのセットを忘れた状態で排紙ユニット
100から排出された用紙42が、装置本体排紙部4に
落下して、装置本体排紙部4に排出積載されている用紙
42と混ざってしまう不都合を避けられる。
【0032】排紙ユニット100の要部となるガイド部
材101,102は、排紙ユニット100が画像形成装
置に装着された状態で、用紙42の排出方向aに長さを
有する部材である。ガイド部材101,102の内、ガ
イド部材101は上部固定側を成し、ガイド部材102
はガイド部材101に対して移動自在な下部移動側を成
しており、搬送路103を開閉可能としている。ガイド
部材102は、図5,図6に示すように、装置奥側に位
置する奥側端の上下に一対の軸支持部125が形成され
ている。装置奥側に位置するガイド部材101の側板1
01aには、図5に示すように、軸支持部125の間隔
より狭い一対の軸支持部114が上下に形成されてい
る。この軸支持部114と軸支持部125とを重合させ
て各軸支持部に形成された穴に軸104を貫通させるこ
とで、ガイド部材101,102は一体化され、かつガ
イド部材102が軸支されて回動可能となる。本実施形
態において、ガイド部材102の回動側とは、装置奥側
である。
【0033】装置正面側に位置するガイド部材102の
正面側には、係合ピン128及び可撓性のフック部12
9がガイド部材101に向って突設されている。ガイド
部材101には、係合ピン128及びフック部129を
係止するためのピン挿入部122及びフック開口部12
3が形成されている。これら部材は、ガイド部材101
とガイド部材102とを軸104を中心に回動して搬送
路103を閉状態としたときに、互いに係合するように
設けられ、ガイド部材101,102を互いに案内しな
がら搬送路103を閉状態に保持する。この保持状態
は、ガイド部材102の開放側に設けられた指かけ部1
33をつまんでガイド部材101から離間する方向(左
方向)に引き、フック部129を撓ませてフック開口部
123から離脱させることで解除され、これによリ搬送
路103が開かれる。ガイド部材101の電装部品収納
部としての略箱状をなす側板101aには2本のガイド
ピン111が、ガイド部材101の装置正面側の側板1
01bには2本のガイドピン112と穴113がそれぞ
れ形成されている。各ガイドピン111,112は、そ
れぞれ装置奥側に向って突設されている。装置奥側に
は、本体フレーム57に装着される金属製で導電性のブ
ラケット57Aが配置されている。このブラケット57
Aには、ガイドピン111を受け入れる穴111Aとコ
ネクタ116Aが設けられている。装置手前側には、図
7に示すように、各ガイドピン112を受け入れる図示
しない位置決め穴及び固定用の雌ねじを有するブラケッ
ト58が設けられている。また、ブラケット57Aには
カバー350がネジ孔282を介して取り付けられてい
る。図4に示すように、カバー350は2つの穴筒36
0を有しており、これを介して図示しないネジによりブ
ラケット57Aに取り付けられている。カバー350を
取り外すには、画像形成装置の正面側からドライバでネ
ジを緩めて取り外す。カバー350を取り外すとブラケ
ット57Aが、カバーCを取り外すとブラケット58が
露出し、排紙ユニット100を受入れ可能な状態とな
る。
【0034】排紙ユニット100を画像形成装置に装着
するには、図9に示すように、ガイド部材101,10
2を合体して搬送路103を閉状態とし、装置正面側か
ら装置奥側に向ってセットする。このとき、あらかじめ
図2に示すカバーC及びカバー350を装置から取り外
しておき、図5に示すように、ガイドピン111側から
穴111Aに挿入する。そして、ガイドピン112をブ
ラケット58に形成した図示しない穴に挿入し、図示し
ない固定用ねじを穴113から入れてブラケット58に
締結することで画像形成装置に固定セットする。ガイド
ピン111と112が相手の穴に挿入される順番とし
て、まずガイドピン111が穴111Aに入り、その後
手前側のガイドピン112がブラケット58の穴に入る
ようにピンの長さが設定されている。ピンが少しそれぞ
れの穴に入ったところでは、コネクタの接続はまだなさ
れないが、接地用の導電性の板バネ115はブラケット
57Aに接触するのが望ましい。排紙ユニット100は
支えられているので、この段階で支えていた手は放して
もよい。次に、排紙ユニット100を押し込むと、コネ
クタ116と116Aの電気的接続がなされる。この電
気的接続がなされる前に接地がなされていると、例えス
パークが出ても電気的ノイズの発生が抑えられる。本実
施形態ではガイドピン111、112をそれぞれ2本と
したが、ガイドピン111は1本でもよい。その場合に
は穴111Aは丸穴1個でよい。
【0035】図5において、ガイド部材101の上面に
は除電部材200を保持するための取付部180,19
0が形成されている。除電部材200は、その基板20
1にブラシ状や薄板状の導電性部材202を保持した周
知のものである。基板201の上部両端には、孔20
3,204が形成されており、この孔203,204を
取付部190,180の先端部191,181に係合す
ることで、除電部材200がガイド部材101に装着さ
れる。除電部材200はガイド部材101に装着された
ときに、導電性部材202が駆動ローラ120と従動ロ
ーラ132とのニップ部よりも下方、すなわち排紙部5
0よりも下方に位置して、排紙部50を通過して排出さ
れる用紙42と接触可能に設けられている。図5に示す
ように、取付部190には除電部材200の抜け止め
と、電装部品で且つ用紙を搬送するための駆動部材とし
ての駆動モータMO等を支持する金属ブラケット150
への導通を図るための導電性弾性部材210が取り付け
られる。モータMOも定着装置11の真上に位置しない
ように設けられている。導電性弾性部材210は、側板
101aの上縁に形成された凹部105に装着される板
状部材である。側板101aよりも装置正面側に位置す
る導電性弾性部材210の一側面には、先端部191が
挿入される開口部211が形成され、側板101aより
も装置奥側に位置する導電性弾性部材210の屈曲面に
は、金属ブラケット150に支持された導電性の金属軸
151の端部に係合する切欠部215が形成されてい
る。導電性弾性部材210は、凹部105にその本体を
水平に装着し、基板201を介して先端部191に開口
部211を挿入することで、除電部材200を先端部1
91から抜けないように押さえ込み、切欠部215を金
属軸151に係合させることで、金属ブラケット150
への導通を図りながら、導電性弾性部材210自身の外
れを防止している。
【0036】金属ブラケット150には、導電性の板バ
ネ155が図示しないネジ止めや、カシメ等の周知の締
結方法により固定される。この板バネ155は、排紙ユ
ニット100を画像形成装置に取り付けた際にブラケッ
ト57Aに当接し、除電部材200とブラケット57A
とを導通させるようになっている。したがって、排紙ユ
ニット100から排出される用紙42は、その帯電を除
電されてレシービングトレイTに積載される。金属ブラ
ケット150には、装置側との電気的信号等の授受する
ための接続用コネクタ116が設けられている。接続用
コネクタ116には、排紙ユニット100を画像形成装
置に取り付けた際にコネクタ116Aが接続されるよう
になっている。
【0037】ガイド部材101には、用紙42に直接接
触して用紙42の上方を案内する複数のリブ状のガイド
110が矢印bで示す方向(以下「用紙幅方向b」と記
す)に配置されている。このガイド110は、ガイド部
材101と一体成形されている。排出部50の一方を構
成する駆動ローラ120は、側板101aと図示しない
軸受で回転自在に支持された軸120aと一体回転可能
に設けられている。駆動ローラ120は、本実施形態で
は用紙幅方向bに間隔を空けて2つ設けられており、用
紙42の中央付近に接触するように配置されている。軸
120aの側板101a側の端部には、歯車119が装
着されている。歯車119は、金属軸151に装着され
たアイドル歯車118を介して駆動モータMOの出力軸
に装着された駆動歯車117と連結され、駆動モータM
Oの駆動力を駆動ローラ120に伝達している。駆動モ
ータMOは、制御基板115を介して接続用コネクタ1
16と接続されている。
【0038】ガイド部材101の側面101bの上方、
すなわち、ガイド部材102の回動側と隔たった側とな
るガイド部材101の装置正面側の上部には、搬送路1
03の開閉状態を検知する開閉検知手段としての開閉検
知センサ121が配置されている。この開閉検知センサ
121は、ガイド部材102に形成された検知片127
で押され、ガイド部材102が開放されているときは検
知片127と離れ、開閉検知ンサ121の内部回路が開
いて搬送路103の開状態を検知している。本実施形態
では、開状態が検知されると、駆動モータMO等の電装
部品の作動が禁止されるとともに、適宜操作パネル45
や情報処理機器に開放状態が表示される。
【0039】ガイド部材101の上面には、基部となる
カバー250がその上面に形成された穴251から図示
しないネジを挿通してガイド部材101の図示しないネ
ジ穴に締結することで装着固定される。カバー250
は、ガイド部材101及びガイド部材102の上方及び
近傍を覆い、その構成を外部から見えなくして美観を良
くするとともに、外部からのゴミや埃などの侵入を抑え
て、ガイド部材102の回動性や駆動ローラ120と従
動ローラ132の滑り、開閉検知センサ121の誤作
動、連結部材140や電磁ソレノイド25の動作不良の
低減を図っている。ガイド部材102には、図6に主に
示すように、用紙42を下方から案内する複数のリブ状
のガイド126(以下「ガイドリブ126」と記す)が
一体に形成されている。ガイドリブ126の上面126
aは、従動ローラ132よりも排出方向aの内側から従
動ローラ132近傍まで延びていて、用紙42を確実に
従動ローラ132と駆動ローラ120とのニップ部まで
案内するようになっている。上面126aは、従動ロー
ラ132よりも排出方向aの内側から従動ローラ132
近傍に向うに従い除々に高くなるように形成されてい
る。
【0040】従動ローラ132は、板バネとして機能す
るホルダ56に回転可能に保持されてガイド部材102
の略中央上部に配置されており、駆動ローラ120に下
方から圧接するように設けられている。ガイド部材10
2の装置奥側端には、収納部131が形成されている。
この収納部131には、図5に示すように、電磁ソレノ
イド25が取り付けられる。電磁ソレノイド25のプラ
ンジャ160には、連結部材140がピン結合されてい
る。この連結部材140の一端142は、切り換えガイ
ドGの一端のピンG3と係合する。引っ張りスプリング
143の両端は、収納部131と、連結部材140に形
成されたストッパ141とにそれぞれ係止され、プラン
ジャ160が引き出される向きに連結部材140を付勢
している。切り換えガイドGは、図6に示すように、用
紙42をガイドする複数の爪部G1が形成されていて、
その両端G2がガイド部材102の下部で軸支されてい
る。このような構成により、ピンG3が連結部材140
とともに電磁ソレノイド25のプランジャ160の往復
動に連動して、切り換えガイドGが遮蔽位置と導入位置
とへ回動変位される。切り換えガイドGの中央部には、
装置本体排紙部4に排出される用紙42に当接して用紙
42に腰付けのための変形を与える腰付け部G4aを有
する爪部G4が設けられている。爪部G4の機能につい
ては後述する。
【0041】図7は排紙ユニット100を装置本体にセ
ットした状態を示しており、図8は搬送ガイド部材10
2を開いた状態を示している。図7において、符号42
AはレシービングトレイTに積載される最大サイズの用
紙を示し、符号42Bは最小サイズの用紙を示してい
る。ガイド部材102の中央には、レジービングトレイ
Tに用紙42が排出・積載されていることを検知する用
紙検知手段としての用紙センサ130が設けられてい
る。この用紙センサ130が用紙42の排出・積載を検
知すると、表示部L2は点灯あるいは点滅してレジ−ビ
ングトレイTの状態を表示するようになっている。ファ
クシミリ機能の用紙を排出・スタックさせるように設定
した方の排紙部(レシービングトレイT又は装置本体排
紙部4)に対応する表示部は、ファクシミリ機能が働い
ている間点灯するようになっている。これは、通常は省
エネルギーのため主となる通電をしないモードに設定し
てあってもファクシミリの受信は行われるから、ファク
シミリ機能が働いているとき、排紙部に用紙があるか否
かの表示は必要だからである。
【0042】図1に示す状態は、画像形成済みの用紙4
2を排紙ユニット100へ搬送する状態、すなわち、電
磁ソレノイド25がオンの状態を示しているが、そのオ
ン状態は用紙42が搬送路103に進入する前から始ま
り、用紙42の先端が駆動ローラ120と従動ローラ1
32に挟持されたらオフされる。発熱部材である電磁ソ
レノイド25はオンの動作により温度が上昇し、動作時
間比率が上がると温度過昇を招く。そして、この温度上
昇に伴い、その吸引力は低下し、切り換え動作が不完全
となる。これを防止するするために、本実施形態では排
紙ユニット100の電装部品を空冷する構成を有してい
る。その詳細を以下に説明する。
【0043】図7に示すように、装置本体には、装置内
部の温度上昇した空気を排出するための空冷用ダクト3
80及びファン382が設けられている。なお、図8に
おいてはこれらを省略している。図9に示すように、空
冷用ダクト380は、メイン吸引口380aと、開口部
380bを有しており、メイン吸引口380aは図示し
ない別のダクトに連通している。メイン吸引口380a
は、主に画像形成部1の周辺の空気を排出するためのも
のである。本体フレーム57には、排紙ユニット100
の装着部384が形成されており、装着部384の一側
面には開口290が形成されている。排紙ユニット10
0を装着する前に取り外される上述のカバー350は、
装着部384に入っている。
【0044】図4に示すように、カバー350には遮蔽
片351が形成されており、カバー350が取り付けら
れている状態では装着部384の開口290は遮蔽片3
51によって塞がれている。空冷用ダクト380の開口
部380bは開口290に対して近接しており、カバー
350が取り付けられている状態では空冷用ダクト38
0の開口部380bも非通気状態となっている。カバー
350を取り外して排紙ユニット100を装着すると、
搬送ガイド部材101の側板101aの垂直面に設けら
れた筒状の開口部161(図5参照)と空冷用ダクト3
80の開口部380bが本体フレーム57の開口290
を挟んで対向し、連通状態となる。
【0045】図10に示すように、電磁ソレノイド25
が収納される収納部131の底面と側板101aの底面
には通気孔hが形成されている。排紙ユニット100の
内部の温度の上がる領域の空気流通路は、矢印ARで示
すように、搬送ガイド部材102の下方から搬送ガイド
部材101の電装部品収納部としての側板101aにつ
ながっている。従って、電磁ソレノイド25の周辺から
モータMO、そして用紙搬送の制御を司どる制御基板1
15付近を空気が流れる。搬送ガイド部材102の下方
から入り込む空気は、装置本体排紙部4側から流れ込
む。装置本体排紙部4の前面側は、図2から明らかなよ
うに、用紙の取り出しを容易にするために大きく開放さ
れているので、装置本体外部のフレッシュな空気が取り
込める。
【0046】装置本体排紙部4に用紙42が大量にスタ
ックされていると、用紙42の積載厚みが装置本体の外
部から空気が入り込むのを阻害する。このような場合で
も搬送ガイド部材102の下方からフレッシュな空気が
入り込むように、装置本体排紙部4が排紙ユニット10
0へ空気を流通させる構成を有しているようにしてもよ
い。この一例を図11に示す。装置本体排紙部4の上面
における搬送ガイド部材102の下方に対応する部位に
は、用紙の排出方向と直交する用紙の幅方向に延びる凹
部4Aが形成されている。このようにすれば、装置本体
排紙部4に用紙42が大量にスタックされている状態で
も、通気路としての凹部4Aを介して装置本体外部の温
度の低いフレッシュな空気が搬送ガイド部材102の奥
側下方に容易に到達する。
【0047】このように、装置本体排紙部4に凹部4A
を形成すれば電磁ソレノイド25等を冷却する機能を高
めることができるが、例えば剛性の低い(腰の弱い)用
紙が排出される場合には、凹部4Aの存在が弊害となる
場合がある。すなわち、腰の弱い用紙の場合には、図1
2に示すように、先端が垂れ下がるので、用紙先端が凹
部4Aに入り込み、カールした状態でスタックされ、正
常に排出されない場合がある。これを防止するために、
図6に示すように、切り換えガイドGの中央部に腰付け
部G4aを有する爪部G4を設けている。装置本体排紙
部4に排出する場合、電磁ソレノイド25はオフされて
いて、そのときの切り換えガイドGの姿勢で腰付け部G
4aは用紙42をその上面(非プリント面)を押圧す
る。そのため、図13に示すように、排出される用紙4
2は、ほぼ中央に弱い折り目を付けられる。その結果、
用紙42の剛性が得られ、先端が装置本体排紙部4に着
地する位置は凹部4Aを越えた所となる。従って、用紙
42の先端が凹部4Aに引っ掛かって排紙不良になるこ
とが防止される。
【0048】腰付け部G4aが、用紙の排出方向と直交
する用紙幅方向に所定の厚みを有している構成としても
よい。このようにした場合、図14に示すように、用紙
42に付けられる変形は緩やかとなり、排出後の用紙4
2の腰付けくせが残ることを防止できる。
【0049】切り換えガイドGに腰付け部G4aを設け
ずに装置本体側に設ける構成としてもよい。すなわち、
装置本体排紙部4の凹部4Aは排紙ユニット100を冷
却するための構成であるが、凹部4Aを形成した画像形
成装置において、排紙ユニット100を装着しない場合
には腰付け機能を得ることができず、凹部4Aの存在に
係る上記弊害が残ることになる。そこで、排紙ユニット
100を装着しない場合でも腰付け機能が得られるよう
にする必要がある。
【0050】本実施形態では、図11に示すように、排
紙装置300の上部に腰付け部材388を着脱自在に設
けている。腰付け部材388は、装着部388aと、装
置本体排紙部4に排出される用紙に当接して該用紙に腰
付けのための変形を与える腰付け部388bを有してい
る。排紙装置300の上面には、装着部388aと腰付
け部388bが若干の隙間をもって入るT字状の溝30
0aが形成されており、腰付け部388bを上方から溝
300aに嵌めるだけで装着完了となる。腰付け部38
8bの機能は排紙ユニット100における腰付け部G4
aと同様である。排紙ユニット100を装着する場合に
は、腰付け部材388は抜き取られる。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、装置本体
の空冷用ダクトの開口部に連通する空気流通路を有して
いる構成としたので、温度上昇による電装部品の機能低
下、ひいては排紙ユニット全体の機能低下を防止するこ
とができる。
【0052】請求項2記載の発明によれば、空気流通路
が電装部品収納部の下方から上方に至り、且つ、該電装
部品収納部の垂直面に設けた開口部に至るように構成し
たので、電装部品を効率的に冷却することができる。
【0053】請求項3記載の発明によれば、電装部品が
少なくとも用紙を搬送するための駆動部材を含む構成と
したので、搬送用モータ等の駆動部材を効率的に冷却す
ることができる。
【0054】請求項4記載の発明によれば、電装部品が
少なくとも用紙を搬送するための制御を司る制御基板を
含み、該制御基板は垂直に設けられている構成としたの
で、空気の流れが制御基板に遮られて滞留することがな
く、効率的に冷却することができる。
【0055】請求項5記載の発明によれば、電装部品が
装置本体の定着装置の真上に位置しないように構成した
ので、定着装置から上がってくる熱の影響を電装部品が
受けることが抑制され、効率的に冷却することができ
る。
【0056】請求項6記載の発明によれば、請求項1乃
至5のうちの一つに対応する効果を画像形成装置におい
て得ることができる。すなわち、温度上昇を防ぐように
部品の配置がなされ且つ空気流通路が確保された排紙ユ
ニットを用いるので、連続的に稼働しても温度上昇によ
る機能低下を防止できる。
【0057】請求項7記載の発明によれば、排紙ユニッ
トが装置本体の操作面側から着脱自在である構成とした
ので、排紙ユニットの装着に係る作業性を向上させるこ
とができる。
【0058】請求項8記載の発明によれば、装置本体排
紙部が排紙ユニットへ空気を流通させる構成を有してい
ることとしたので、装置本体排紙部に用紙が大量に積載
されている場合でも効率的に冷却することができる。
【0059】請求項9記載の発明によれば、排紙ユニッ
トへ空気を流通させる構成が、用紙の排出方向と直交す
る用紙の幅方向に延びる凹部を形成したものであるの
で、装置本体排紙部に用紙が大量に積載されている場合
でも簡単な構成で効率的に冷却することができる。
【0060】請求項10記載の発明によれば、切り換え
ガイドが、装置本体排紙部に排出される用紙に当接して
該用紙に腰付けのための変形を与える腰付け部を有して
いる構成としたので、腰の弱い用紙でも良好な排紙状態
とすることができる。
【0061】請求項11記載の発明によれば、腰付け部
が、用紙の排出方向と直交する用紙幅方向に所定の厚み
を有している構成としたので、排出後の用紙の腰付けく
せが残ることを防止できる。
【0062】請求項12記載の発明によれば、装置本体
に対して着脱自在な腰付け部材を有する構成としたの
で、排紙ユニットを装着しない場合でも良好な排紙状態
とすることができる。
【0063】請求項13記載の発明によれば、腰付け部
材が、用紙の排出方向と直交する用紙幅方向に所定の厚
みを有している構成としたので、排出後の用紙の腰付け
くせが残ることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概要
正面図である。
【図2】同斜視図である。
【図3】排紙ユニットを外した状態の概要正面図であ
る。
【図4】レシービングトレイの装着構造を示す斜視図で
ある。
【図5】排紙ユニットの要部の分解斜視図である。
【図6】下側の搬送ガイド部材の斜視図である。
【図7】排紙ユニットを装着した状態の要部平面図であ
る。
【図8】搬送ガイド部材を回動した状態の要部平面図で
ある。
【図9】装置本体の空冷用ダクトと排紙ユニットとの関
係を示す斜視図である。
【図10】排紙ユニットの電装部品収納部の概要断面図
で、図9におけるA―A線での断面図である。
【図11】装置本体排紙部の斜視図である。
【図12】切り換えガイドに腰付け部を設けない場合を
示す図である。
【図13】切り換えガイドに腰付け部を設けた場合を示
す図である。
【図14】腰付け部を幅広くした場合の用紙の変形状態
を示す図である。
【符号の説明】
4 装置本体排紙部 4A 凹部 25 電装部品としての電磁ソレノイド 100 排紙ユニット 115 制御基板 161 開口部 350 カバー 380 空冷用ダクト 380b 開口部 388 腰付け部材 MO 電装部品としてのモータ G 切り換えガイド G4a 腰付け部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/20 101 B41J 29/00 B 21/00 530 P Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 CE03 CF07 CF11 CF14 CN02 CN12 CN13 2H027 ED19 ED30 JA11 JB13 JB15 JC08 JC16 2H033 BA10 BA12 2H071 BA05 BA14 BA23 BA27 DA12 DA24 DA34 3F053 EA02 EA04 EA05 EC02 EC05 EC06 EC07 ED03 ED16 HA01 HA06 HB12 LA02 LA05 LA07 LB03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置本体(以下、「装置本体」と
    称する。)に対して着脱自在な排紙ユニットであって、
    該排紙ユニットを装置本体に装着するに際し装置本体の
    カバーを外したとき開放される装置本体の空冷用ダクト
    の開口部に連通する空気流通路を有していることを特徴
    とする排紙ユニット。
  2. 【請求項2】請求項1記載の排紙ユニットにおいて、 電装部品を収納する電装部品収納部を有し、上記空気流
    通路は、該電装部品収納部の下方から上方に至り、且
    つ、該電装部品収納部の垂直面に設けた開口部に至るよ
    うに構成されていることを特徴とする排紙ユニット。
  3. 【請求項3】請求項2記載の排紙ユニットにおいて、 上記電装部品収納部に収納される電装部品は、少なくと
    も用紙を搬送するための駆動部材を含むことを特徴とす
    る排紙ユニット。
  4. 【請求項4】請求項2記載の排紙ユニットにおいて、 上記電装部品収納部に収納される電装部品は、少なくと
    も用紙を搬送するための制御を司る制御基板を含み、該
    制御基板は垂直に設けられていることを特徴とする排紙
    ユニット。
  5. 【請求項5】請求項2乃至4のうちの一つに記載の排紙
    ユニットにおいて、 装置本体に装着したときに上記電装部品収納部内の電装
    部品が装置本体の定着装置の真上に位置しないように構
    成されていることを特徴とする排紙ユニット。
  6. 【請求項6】排紙ユニットを着脱自在な画像形成装置に
    おいて、 上記排紙ユニットが、請求項1乃至5のうちの一つに記
    載されたものであることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の画像形成装置において、 上部に原稿読取部を有するとともに該原稿読取部の下部
    に空間部を介して画像形成部を有し、該空間部に装置本
    体排紙部を有し、該空間部における該装置本体排紙部の
    上部スペースにおいて上記排紙ユニットが装置本体の操
    作面側から着脱自在であることを特徴とする画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の画像形成装置において、 上記装置本体排紙部が、上記排紙ユニットへ空気を流通
    させる構成を有していることを特徴とする画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の画像形成装置において、 上記排紙ユニットへ空気を流通させる構成が、用紙の排
    出方向と直交する用紙の幅方向に延びる凹部を形成した
    ものであることを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項8又は9記載の画像形成装置に着
    脱自在な排紙ユニットにおいて、 用紙を上記装置本体排紙部又は該排紙ユニットのいずれ
    かに選択的に案内する切り換えガイドを有し、該切り換
    えガイドは、上記装置本体排紙部に排出される用紙に当
    接して該用紙に腰付けのための変形を与える腰付け部を
    有していることを特徴とする排紙ユニット。
  11. 【請求項11】請求項10記載の排紙ユニットにおい
    て、 上記腰付け部が、用紙の排出方向と直交する用紙幅方向
    に所定の厚みを有していることを特徴とする排紙ユニッ
    ト。
  12. 【請求項12】請求項8又は9記載の画像形成装置にお
    いて、 上記装置本体排紙部に排出される用紙に当接して該用紙
    に腰付けのための変形を与える腰付け部材を有し、該腰
    付け部材は装置本体に対して着脱自在に設けられている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載の画像形成装置におい
    て、 上記腰付け部材が、用紙の排出方向と直交する用紙幅方
    向に所定の厚みを有していることを特徴とする画像形成
    装置。
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