JP2001297811A - コネクタホルダ、オプション装置及び画像形成装置 - Google Patents

コネクタホルダ、オプション装置及び画像形成装置

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JP2001297811A JP2000261249A JP2000261249A JP2001297811A JP 2001297811 A JP2001297811 A JP 2001297811A JP 2000261249 A JP2000261249 A JP 2000261249A JP 2000261249 A JP2000261249 A JP 2000261249A JP 2001297811 A JP2001297811 A JP 2001297811A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で安価な、且つ、組み立て・分解
作業の容易なコネクタホルダを提供する。 【解決手段】 コネクタ10の貫通穴12にコネクタホ
ルダ1の軸3を挿入して先端の位置決め部4をブラケッ
ト30の円形穴31に填め、爪部7をブラケットの角穴
32に係合してコネクタ及びホルダをブラケットに装着
する。弾性変形部5は爪部7,7を両外側に開くような
付勢力を有し、爪部7,7のアゴを角穴32に確実に係
合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的コネクタを
保持するためのコネクタホルダと、本体装置に着脱可能
なオプション装置及び画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、複写機、プリンタ、ファクシミ
リ等の画像形成装置において、定着装置や作像装置を本
体に着脱可能なユニットとして設けたものがある。ま
た、オプションの給紙装置やシート処理装置等を本体に
装着できるように構成されたものがある。これらの着脱
可能なユニット(モジュール)やオプション(以下、オ
プション装置と総称する)を本体装置に取り付ける場
合、関連する部品とオプション装置との間で定められた
位置関係を確保するため、オプション装置と本体間でピ
ンと穴等によって機構的に正確に位置決めする必要があ
る。さらに、オプション装置と本体とにそれぞれ設けら
れた電気的コネクタの接触部においても、本体側とオプ
ション装置側で位置決めする必要がある。機構的な位置
決めとコネクタの位置決めを同時に行うことは、過剰な
機構的精度を要するため、一般に、コネクタの一方(一
対のコネクタの一方)を遊動的に保持し、機構的位置決
め手段で精度を確保しながらコネクタの接続が機構的位
置決め手段に倣うように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、遊動側のコネク
タをブラケット等に取り付ける場合、段付ネジを用いて
いた。また、固定側のコネクタは通常のネジで固定して
いた。これらは何れもドライバを使っての作業であるた
め、コネクタ取り付け時の作業性が良くないという問題
があった。当然、オプション装置を修理あるいはリサイ
クルを目的として分解・取り外す際の作業性も良くな
い。
【0004】また、ネジを使う場合には取付部材にタッ
プ(雌ネジ)を切る工程が必要であり、段付きネジの製
作によってもコスト上昇を招く。さらに、雌ネジを設け
る部品が樹脂製の場合には、熱によりネジが緩むことが
あり、画像形成装置における熱定着装置等では黄銅製の
インサートネジを使用している。この場合、コストも嵩
むし、リサイクルの観点からも異種材料が含まれており
処理が困難であるという問題がある。また、従来はホル
ダの向きを間違えるとコネクタを取り付けることができ
ず、組み立て作業時にホルダの向きに注意しなければな
らず、作業性が良くないという問題もあった。
【0005】ところで、複写機、プリンタ、ファクシミ
リ等の画像形成装置において、オプションの給紙装置や
シート処理装置等を本体に装着できるように構成された
ものがある。
【0006】例えば、特開平9−142716号公報に
は、排紙収納部を上下に仕切るビントレイ(仕切り部
材)を着脱可能に設けた画像形成装置が開示されてい
る。また、特開平9−315645号公報には、複写機
能及びファクシミリ機能を有し、それぞれの機能によっ
て排紙部を分け、複写シート排出部を着脱自在に構成し
た画像形成装置が開示されている。
【0007】また、特開平8−157082号公報に
は、装置本体下部にオプションシートフィーダを増設で
きるようにした画像形成装置が開示されている。しかし
ながら、上記特開平9−142716号公報に記載の画
像形成装置においては、仕切り部材の着脱は容易である
が、オプション装置である排紙装置の着脱に関しては記
載が無く、一般のユーザがオプション装置の着脱をでき
るか否かは不明であり、容易に着脱するための考慮はな
されていないと推察できる。
【0008】また、上記特開平9−315645号公報
に記載の画像形成装置においては、上下に2個あるシー
ト排出部のうち、上方のものを複写シート排出部に特定
し、複写機能を必要としない場合に取り外す構成である
が、これを取り外した場合には画像形成装置全体の高さ
寸法まで変わるような構造である。このような本体構造
が変わるほどの作業は一般ユーザの作業範囲を越えるも
のであり、オプション装置の容易な着脱を可能とするも
のではない。
【0009】さらに、上記特開平8−157082号公
報に記載の画像形成装置においては、本体とシートフィ
ーダの装着・結合にロック板やロックピンという特別の
部品を使うもので、装着作業は複雑であり、かつ、ロッ
ク用の部品費がかかり、ユーザの経済的負担も大きい。
【0010】本発明は、従来のコネクタホルダにおける
上述の問題を解決し、簡単な構成で安価な、且つ、組み
立て・分解作業の容易なコネクタホルダを提供すること
を課題とする。
【0011】また、オプション装置等を容易に着脱する
ことのできる画像形成装置を提供することも本発明の課
題である。
【課題を解決するための手段】
【0012】前記の課題は、本発明により、コネクタを
保持して被装着部材に装着するためのコネクタホルダに
おいて、前記被装着部材への位置決めを行う位置決め部
と、前記被装着部材と係合して固定を行う固定部と、遊
動側コネクタに設けられた貫通穴に挿入されて該遊動側
コネクタを遊動的に保持または固定側コネクタに設けら
れた貫通穴に挿入されて該固定側コネクタを固定的に保
持する保持部とを有し、前記固定部はホルダ外側に突出
する固定用顎部を有するとともに、該固定部は弾性変形
部を介してコネクタホルダの基部に設けられ、前記弾性
変形部は、コネクタホルダを被装着部材に装着したとき
に前記固定部をホルダ外側に付勢するよう形成されてい
ることにより解決される。
【0013】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記弾性変形部と前記固定部の間に、弾性変形部の
変形を補助する変形補助部を設けることを提案する。ま
た、前記の課題を解決するため、本発明は、樹脂材によ
り一体成型で形成されることを提案する。
【0014】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、本体装置に着脱可能なオプション装置において、当
該オプション装置を本体装置に電気的に接続するための
コネクタと、当該オプション装置を本体装置に接地する
接地部材と、当該オプション装置を本体装置に係止する
ロック手段とを有し、当該オプション装置の本体装置に
対する位置決めをする係合部を着脱方向の手前側と奥側
に設け、当該オプション装置を本体装置に装着する際、
前記係合部による係合と前記接地部材による接地がなさ
れ、次いで、前記コネクタによる電気的接続がなされ、
その後、前記ロック手段による係止がなされることを提
案する。
【0015】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記係合部と前記ロック手段を当該オプション装置
の構造部材に一体成形することを提案する。また、前記
の課題を解決するため、本発明は、前記ロック手段は当
該オプション装置を装着方向に押し込むことによって当
該オプション装置を本体装置に係止可能なことを提案す
る。
【0016】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記ロック手段が、本体装置の被装着部材と係合し
て固定を行う固定部と、該固定部を付勢する弾性変形部
と、該弾性変形部の変形を補助する変形補助部とを有す
ることを提案する。
【0017】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記ロック手段が、当該オプション装置の着脱方向
の手前側に設けられていることを提案する。また、前記
の課題を解決するため、本発明は、コネクタを保持して
被装着部材に装着するためのコネクタホルダを備えた画
像形成装置であって、前記コネクタホルダは、前記被装
着部材への位置決めを行う位置決め部と、前記被装着部
材と係合して固定を行う固定部と、遊動側コネクタに設
けられた貫通穴に挿入されて該遊動側コネクタを遊動的
に保持または固定側コネクタに設けられた貫通穴に挿入
されて該固定側コネクタを固定的に保持するする保持部
とを有し、前記固定部はホルダ外側に突出する固定用顎
部を有するとともに、該固定部は弾性変形部を介してコ
ネクタホルダの基部に設けられ、前記弾性変形部は、コ
ネクタホルダを被装着部材に装着したときに前記固定部
をホルダ外側に付勢するよう形成されていることを提案
する。
【0018】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、当該画像形成装置に装着されるオプション装置が前
記コネクタホルダによって装着された遊動側または固定
側のコネクタを備え、該オプション装置のコネクタに対
応する固定側または遊動側コネクタを画像形成装置が備
え、前記オプション装置を当該画像形成装置に装着可能
なことを提案する。
【0019】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記オプション装置が排紙装置であり、当該排紙装
置の主要部と排紙トレイ部とが個別に着脱可能なことを
提案する。
【0020】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記オプション装置と画像形成装置とを装着するコ
ネクタの着脱方向が、画像形成装置の操作面から見て前
後方向であることを提案する。
【0021】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記コネクタホルダは、前記遊動側または固定側の
コネクタが装着される被装着部材のいずれにも装着可能
なことを提案する。
【0022】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記オプション装置と画像形成装置との位置決めを
する係合部がユニット着脱方向の手前側と奥側に設けら
れ、前記オプション装置を画像形成装置に装着する際
に、オプション装置のコネクタと画像形成装置のコネク
タが電気的導通関係で結合する前に前記各係合部の係合
が行われるよう構成されていることを提案する。
【0023】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記オプション装置を画像形成装置に装着する際
に、前記各係合部の係合が行われてからオプション装置
に設けられた接地部材が画像形成装置に接地され、その
後、オプション装置のコネクタと画像形成装置のコネク
タが電気的導通関係で結合するよう構成されていること
を提案する。
【0024】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、当該画像形成装置は装置上部に画像読取部を配置
し、該画像読取部の下方に排紙部空間が形成され、該空
間部に前記オプション装置を装着可能に設けられている
ことを提案する。
【0025】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記オプション装置が、オプション装置を本体装置
に係止するためのロック手段と、オプション装置の着脱
方向の手前側と奥側に設けられ本体装置に対する位置決
めをする係合部とを有し、前記オプション装置を本体装
置に装着する際、前記係合部による係合とオプション装
置に設けられた接地部材による接地がなされ、次いで、
前記コネクタによる電気的接続がなされ、その後、前記
ロック手段による係止がなされることを提案する。
【0026】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記オプション装置のロック手段が着脱方向の手前
側に設けられ、該ロック手段が係止される被係止部材を
覆う開閉可能なカバーを当該画像形成装置の前面側に設
けることを提案する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態のコ
ネクタホルダにより遊動側コネクタをブラケットに取り
付ける様子を示す分解斜視図である。
【0028】この図に示すコネクタホルダ1は、凹形の
基板2から軸3,3(保持部)が突出して設けられてい
る。軸3,3の先端には、軸3,3よりも小径の位置決
め部(導入部)4,4が設けられている。この位置決め
部4の先端は、後述するコネクタの貫通穴及びブラケッ
トの円形穴に挿入し易いよう先鋭形状に形成されてい
る。凹形の基板2の両肩部から外方に向かって「U」字
形部5,5(弾性変形部)が形成され、その「U」字形
部5,5に続いて平板部6,6が設けられている。平板
部6,6の中途には指掛け部9,9(変形補助部)が形
成されている。さらに、その平板部6,6の先端に爪部
7,7(固定部)が形成されている。平板部6,6の長
さは軸3,3の長さよりも大きく、爪部7,7の位置は
軸3,3よりも前方にある。
【0029】図1における符号10は遊動側コネクタで
ある。この遊動側コネクタ10は、基部11の両側端部
付近に貫通穴12,12が設けられている。また、基部
11の一方の側面には接続部13が、基部11の他方の
側面にはハーネス保持部16がそれぞれ突出して設けら
れている。接続部13の上辺の両端部にはピン14,1
4が設けられ、接続部13の下辺の両端部には後述する
受穴(15,15)がそれぞれ設けられている。そし
て、ハーネス保持部16には、上下2段の受棚17,1
8が設けられている。
【0030】ここで、コネクタ10の貫通穴12,12
の径は、コネクタホルダ1の軸3,3の径よりも大き
く、適度な遊びを持つ大きさに設定されている。また、
コネクタの基部11の幅(図のX方向の幅)はホルダ1
の平板部6,6間よりも狭い幅とされている。さらに、
コネクタの接続部13の幅はホルダ1の凹形の切欠き部
8(基板2のへこんだ部分)の幅よりも小さく形成され
ている。
【0031】図1における符号30はコネクタ取り付け
用のブラケットである。ブラケット30はコネクタ(コ
ネクタホルダ)が装着される被装着部材である。このブ
ラケット30は例えば画像形成装置等の本体、あるいは
本体に着脱可能なユニットに固定または一体的に設けら
れるものである。このブラケット30には、一対の円形
穴(位置決め穴)31,31が設けられている。その円
形穴31,31の両外側には角穴32,32が設けられ
ている。そして、一対の円形穴31,31の内側に位置
して切欠き部33が設けられている。一対の円形穴3
1,31は、コネクタホルダ1の位置決め部4,4が挿
入されるものである。また、一対の角穴32,32は、
コネクタホルダ1の平板部6,6の先端爪部7,7が挿
入されるものである。なお、切欠き部33の大きさは、
コネクタ10のハーネス保持部16よりも大きくされて
いる。
【0032】このように構成されたコネクタホルダ1と
遊動側コネクタ10及びブラケット30において、コネ
クタ10の一対の貫通穴12,12にコネクタホルダ1
の軸3,3が貫通挿入される。このとき、コネクタ10
の接続部13は、凹形のコネクタホルダ1の切欠き部8
に填まり合う。そして、貫通穴12,12からはコネク
タホルダの位置決め部4,4が突出する。コネクタホル
ダ1がコネクタ10を抱え込んだような状態で、コネク
タホルダの位置決め部4,4の先端をブラケット30の
円形穴31,31に差し込む。コネクタホルダの平板部
6,6の先端爪部7,7をブラケット30の角穴32,
32に填め込むと、爪部7,7のあごがブラケット30
の壁面に引っ掛かって、コネクタ10がコネクタホルダ
1を介してブラケット30に装着される(図3(a)参
照)。このとき、コネクタ10のハーネス保持部16が
ブラケット30の切欠き部33に填まり込むことは言う
までもない。
【0033】コネクタホルダ1の位置決め部4,4とブ
ラケット30の円形穴31,31は、両者で位置決め部
材を構成し、コネクタホルダ1とブラケット30の機構
的な位置決めを行う。また、位置決め部4,4は軸3,
3よりも小径で先端が尖っていることから、コネクタを
保持するための保持部である軸3,3をコネクタ10の
貫通穴12,12に挿入する際の導入部材の役目を果た
すことができ、容易にコネクタホルダ1の軸3,3を貫
通穴12,12に挿入できる。
【0034】次に、図2は、コネクタホルダ1により固
定側コネクタをブラケットに取り付ける様子を示す分解
斜視図である。図2に示すコネクタホルダ1は図1のも
のと全く同じものである。また、固定側コネクタ10B
も基本的には図1の遊動側コネクタ10と同様である。
固定側コネクタ10Bと遊動側コネクタ10で異なる部
分は、固定側コネクタ10Bの貫通穴12bの径が遊動
側の貫通穴12よりも小さいことである。すなわち、本
実施形態では、固定側コネクタ10Bの貫通穴12b,
12bの径はコネクタホルダ1の軸3,3の径とほぼ等
しく、固定側コネクタ10Bをホルダ1によって保持し
た時に、軸3,3が貫通穴12b,12bにぴったり填
まり込んでコネクタ10Bが固定的に保持されることで
ある。遊動側のコネクタ10においては、コネクタホル
ダ1によってコネクタが遊動的に(僅かに移動できるよ
うに)保持される。
【0035】なお、コネクタのハーネス保持部16の形
状から判るように、図1に示すコネクタ10を180度
回転させると図2におけるコネクタ10Bと同じ位置関
係となる。また、図1においては、コネクタ10の接続
部13の上辺部にあるピン14が、180度回転した図
2のコネクタ10Bでは接続部13の下辺部に位置し、
図1では接続部13の下辺部にある(図では見えない)
受け穴15が、図2では接続部13の上辺部に位置して
いる。遊動側コネクタ10と固定側コネクタ10Bとを
接続する時、各コネクタのピン14,14が相手側コネ
クタの受け穴15,15に嵌合する。
【0036】図2におけるブラケット30Bも、基本的
には図1に示すブラケット30と同様であり、ただ、切
欠き部33の形状が異なるだけである。図1及び図2に
おける符号40,41は、それぞれハーネスコネクタと
ハーネス(平ケーブル)である。仮に遊動側コネクタ1
0を本体装置側に装着し、固定側コネクタ10Bを本体
装置に着脱可能なユニットに装着するとするならば、図
1におけるハーネス41は本体装置の電装部から伸びる
ものであり、図2におけるハーネス41はユニットの電
気的負荷に接続されるものである。ハーネスコネクタ4
0は各コネクタのハーネス保持部16の受棚17,18
に差し込まれ、受棚17,18の奥にある図示しない接
続部に接続される。これにより、各ハーネス41はハー
ネスコネクタ40を介して各コネクタに接続されて保持
される。そして、遊動側コネクタ10と固定側コネクタ
10Bとを接続することによって、本体装置の電装部と
ユニットの負荷とが電気的に接続される。
【0037】図3は、遊動側コネクタ10及び固定側コ
ネクタ10Bがコネクタホルダ1を介してそれぞれブラ
ケット30及び30Bに装着された状態を示すものであ
る。図3(a)は遊動側を図3(b)は固定側を示して
いる。
【0038】図3(a)において、遊動側コネクタ10
の基部11に設けられた貫通穴12,12(図1参照)
にコネクタホルダ1の軸3,3が挿入され、位置決め部
4,4がブラケット30の円形穴31,31(図1参
照)から突き出ている。このとき、コネクタホルダ1の
両端部にある平板部6,6の先端爪部7,7はブラケッ
ト30の角穴32,32(図1参照)に入り込み、爪部
7,7のあごがブラケット30の壁面(板面)に掛かっ
て抜け止めされる。これにより、遊動側コネクタ10
は、コネクタホルダ1を介してブラケット30に装着さ
れる。
【0039】前述したように、遊動側コネクタ10の貫
通穴12,12の径はコネクタホルダ1の軸3,3より
も大きく、所定の遊びを有する大きさとされている。そ
のため、コネクタホルダ1を介してブラケット30に装
着された遊動側コネクタ10は、ブラケット30と平行
な面内で任意の方向に僅かに移動することが可能に保持
されている。なお、コネクタ10の接続部13がコネク
タホルダ1の切欠き部8の中で、又、コネクタ10のハ
ーネス保持部16がブラケット30の切欠き部33の中
で、夫々移動できるように各部の大きさが形成されてい
る。したがって、コネクタホルダ1により遊動可能に保
持されたコネクタ10の移動を接続部13及びハーネス
保持部16が妨げることはない。
【0040】他方、図3(b)において、固定側コネク
タ10Bの基部11に設けられた貫通穴12b,12b
(図2参照)にコネクタホルダ1の軸3,3が挿入さ
れ、位置決め部4,4がブラケット30Bの円形穴3
1,31(図2参照)から突き出ている。遊動側と同
様、コネクタホルダ1の爪部7,7のあごがブラケット
30Bの壁面(板面)に掛かって抜け止めされる。固定
側においては、貫通穴12b,12bの径はコネクタホ
ルダ1の軸3,3とほぼ同じであり、コネクタホルダ1
を介してブラケット30Bに装着された固定側コネクタ
10は固定的に保持される。
【0041】このように、コネクタホルダ1によって夫
々ブラケット30とブラケット30Bに装着されるコネ
クタ10及び10Bは、一方の固定側コネクタ10Bが
固定的に保持され、他方の遊動側コネクタ10が遊動的
に保持されている。各コネクタの接続面には、夫々ピン
14,14とそれに対応する受け穴15,15とが設け
られ、両コネクタが接続されるときにピン14,14と
受け穴15,15とが嵌合する。前述の如く、固定側コ
ネクタ10Bはブラケット30Bに固定的に装着されて
いるが、遊動側コネクタ10はブラケット30に遊動的
に装着されている。
【0042】したがって、例えば画像形成装置の本体に
遊動側コネクタ10を装着し、その本体に着脱されるユ
ニット(例えば排紙ユニット)に固定側コネクタ10B
を装着したとすると、各コネクタは本体装置及びユニッ
トに所定の精度で位置決めして設けられる。これによ
り、ユニットを本体装置の定められた位置に装着する
時、遊動側コネクタ10が固定側コネクタ10Bの位置
に倣って多少移動することができ、これによって、コネ
クタ同士の厳密な位置決め精度を要求されずに接続が可
能となる。そのため、例えば画像形成装置等において、
部品の精度や組み立て精度に過剰に高い精度を要求され
ない。
【0043】本実施形態では、コネクタホルダ1の基板
2から弾性変形部である「U」字形部5,5を介して平
板部6,6を設けており、この弾性変形部5,5は先端
爪部7,7が外側にすこし広がるように設けられてい
る。すなわち、コネクタホルダ1がブラケット30,3
0Bにセットされていない状態では、平板部6,6は軸
3,3と平行ではなく、先端爪部7,7がやや外側に開
いた状態となっている。そして、コネクタホルダ1をブ
ラケット30又は30Bにセットする場合は、手で指掛
け部9を両側からつまむか、指で外側から押すことによ
り、先端爪部7,7を容易にブラケットの穴32,32
(図1,2参照)に挿入できる。指掛け部9は、弾性変
形部5,5の変形を助け爪部7,7をブラケットの穴3
2,32に容易に挿入するための変形補助部である。
【0044】そして、爪部7,7は、平板部6,6から
突出した顎(アゴ)部を両外側に有していることと、弾
性変形部である「U」字形部5,5が爪部7,7を外側
に少し開くような付勢力を有していることから、爪部
7,7がブラケットの穴32,32に挿入されると、爪
部7,7が当初位置に戻ろうとして爪部7,7のアゴが
ブラケットの板面に引っ掛かり、コネクタホルダ1がブ
ラケット30又は30Bから抜け止めされて確実に保持
される。
【0045】一方、コネクタ10,10B及びコネクタ
ホルダ1をブラケット30,30Bから取り外す際は、
手で指掛け部9を両外側からつまむか指で外側から押し
てやれば、「U」字形部5,5が弾性変形して爪部7,
7を容易にブラケットから外すことができる。指掛け部
9は、弾性変形部5,5の変形を助け爪部7,7をブラ
ケットの穴32,32から容易に取り外すための変形補
助部である。
【0046】このように本実施形態のコネクタホルダに
よれば、従来のコネクタホルダのようにドライバ等を用
いて固定部をこじる必要がなく、また、ネジを緩める作
業も伴わない。そのため、コネクタの取り外し、コネク
タとホルダの分解が容易であり、メンテナンスの作業性
を高めることができる。また、リサイクル時の分解・取
り外し作業も容易なことから、リサイクル性を高めるこ
とができる。
【0047】図4は、遊動側コネクタ10及び固定側コ
ネクタ10Bの接続面を示す正面図である。この図は、
図3を(a),(b)の中間で折り曲げた(水平線で折
った)時に両コネクタの接続面が見える状態で示したも
のである。したがって、図4(b)の固定側コネクタ1
0Bの接続面は上下関係が逆になっている。
【0048】図4に示すように、各コネクタ10及び1
0Bには、夫々ピン14,14と受け穴15,15とが
設けられている。各コネクタを対向させて接続すると
き、各々のピン14,14が受け穴15,15に嵌合す
る。また、遊動側コネクタ10には接点19が設けら
れ、それに対応して固定側コネクタ10Bに接点19b
が設けられている。さらに、遊動側コネクタ10には接
点20が設けられ、それに対応して固定側コネクタ10
Bに接点20bが設けられている。両コネクタを対向さ
せて接続すると、接点19が接点19bに、接点20が
接点20bに接続され、両コネクタ間で電気的な接続が
行われる。
【0049】図5は、遊動側コネクタ10と固定側コネ
クタ10Bが完全に接続された状態を示す平面図であ
る。遊動側コネクタ10が装着されたブラケット30を
本体装置側、固定側コネクタ10Bが装着されたブラケ
ット30Bをユニット側とすると、本体装置にユニット
が装着されて両者が各コネクタ10,10Bにより電気
的に接続された状態である。この図では、各コネクタに
ハーネス41が接続されている。各ハーネスは、図1,
2に示すように、ハーネスコネクタ40によりハーネス
保持部16に保持される。これらのハーネス41(及び
ハーネスコネクタ40)は、コネクタ10,10Bの抜
き差しには関係無く、一度セットされたらそのまま維持
されるものである。
【0050】また、図6に示すように、遊動側及び固定
側のコネクタ10,10Bにおいて、貫通穴12,12
及び12b,12bの中心を結ぶ線からコネクタの接点
19,20及び19b、20bのハウジングの外側まで
の距離をa,bとする。そして、図7に示すように、コ
ネクタホルダ1の軸3,3の中心を結ぶ線から切欠き部
8の底部までの距離をcとする。
【0051】このとき、cがa又はbのどちらかよりも
小さい場合にはコネクタ10,10Bをコネクタホルダ
1に取り付ける向きが限定されることになる。仮に、a
>c,b<cの場合には、コネクタのb側(距離bの
側)をコネクタホルダ1の切欠き部8に嵌め込んで取り
付けることができるが、コネクタのa側(距離aの側)
はホルダ1の切欠き部8に収まらず、コネクタをホルダ
に取り付けることができない。したがって、取り付ける
向きが限定されてしまう。
【0052】しかし、本実施形態では、a<cかつb<
cに設定することにより、コネクタ10,10Bをどち
らの向きでもコネクタホルダ1に取り付けることがで
き、逆にいえば、コネクタホルダ1の向きがどちらでも
コネクタ10,10Bを保持することができ、ホルダを
上下の逆ということがなく何れの方向でも使用すること
ができる。このため、画像形成装置および画像形成装置
に装着されるユニットまたはオプション装置等にコネク
タを取り付ける際に、コネクタホルダの上下の向きに特
に注意を払う必要がなく、作業効率を向上させることが
できる。
【0053】ところで、本実施形態におけるコネクタホ
ルダ1は、樹脂、例えばポリアセタール等のエンジニア
リング・プラスチックなどによる一体成型品である。こ
のため、製造が容易で低コストである。また、一体成型
なので形状的精度が確保でき、例えば、軸3,3と平板
部6,6及び爪部7,7などの形状・位置関係の精度が
良い。
【0054】図8は、画像形成装置のオプションユニッ
トであるシート処理装置50に固定側コネクタ10Bが
設けられた例を示す斜視図である。このシート処理装置
50は、後述する画像形成装置本体の所定のセット位置
に装着され、固定側コネクタ10Bが遊動側コネクタ1
0に接続される。もちろん、本体装置に固定側コネクタ
10Bを設け、ユニット側に遊動側コネクタ10を設け
ても良い。
【0055】次に、本発明コネクタホルダの他の実施形
態について説明する。図9に示すコネクタホルダ21に
おいて、四角い枠型の基板22から軸3,3(保持部)
が突出して設けられている。軸3,3の先端には、軸
3,3よりも小径の位置決め部(導入部)4,4が設け
られている。また、軸3,3の両側から外方に向かって
「U」字形部の弾性変形部が形成され、その弾性変形部
に続いて平板部が設けられ、さらに、その平板部の先端
に爪部7,7(固定部)が形成されていることは前記実
施形態のコネクタホルダ1と同様である。図9では符号
を付さない「U」字形の弾性変形部(5,5)、平板部
(6,6)及び指掛け部9,9については図1を参照さ
れたい。前記実施形態のコネクタホルダ1と異なる点
は、基板22が切欠き部8を取り囲んで四角い枠型に形
成されていることである。
【0056】そして、本実施形態のコネクタホルダ21
では、両側の軸3,3の中心を結ぶ線CLに対して、弾
性変形部(5,5)から爪部7,7までの固定部(コネ
クタホルダ21をブラケット30,30Bに固定するた
めの固定部)と、切欠き部8とが対称形に設けられてい
る。また、切欠き部8の高さdは、コネクタ10,10
Bにおける距離a,b(図6)の和よりも大きく形成し
てある。なお、本実施形態では中心線CLに対して切欠
き部8が対称形であるので、中心線CLから切欠き部8
の上辺または下辺までの距離は共に等しく、d/2であ
り、中心線CLから切欠き部8の上辺または下辺までの
距離がそれぞれコネクタ10,10Bにおける距離a,
bよりも大きい。
【0057】したがって、コネクタホルダ21の上下の
向きをどちらにしても(コネクタホルダ21が図9の向
きでも、図9とは180度回転させた向きでも)、コネ
クタ10,10Bを保持することができ、上下の向きを
気にせずに取り付け作業を行うことができる。
【0058】さらに、本実施形態のコネクタホルダ21
では、基板22が切欠き部8を囲んで連続している枠型
の形状であるので、ホルダの強度を向上させることがで
きる。
【0059】図10及び図11は、本発明に係るコネク
タホルダを備える画像形成装置の一実施形態を示すもの
で、それぞれ、図8に示すオプションユニットのシート
処理装置50を装着する前の状態(図10)、装着後の
状態(図11)を示すものである。
【0060】図10,11に示す画像形成装置100に
おいて、装置本体の略中央に画像形成部101が配置さ
れている。また、装置本体の最下部には給紙部102が
設けられている。この画像形成装置100では、必要に
応じて給紙部102を積み重ねて増設することができ
る。画像形成部101の上方には、胴内排紙空間104
を隔てて画像読取部103が配設されている。胴内排紙
空間104の底面が排紙トレイ105として形成され、
画像形成された記録媒体(以下、用紙という)が排紙収
納される。
【0061】画像形成部101では、ドラム状をした感
光体106の周囲に、感光体の表面に帯電処理を行う帯
電装置、画像情報を感光体表面にレーザ光で照射する露
光装置、感光体の表面に露光されて形成された静電潜像
を可視化する現像装置、感光体上で現像されたトナー像
を用紙に転写する転写装置、転写後感光体表面に残留す
るトナーを除去回収するクリーニング装置等がそれぞれ
配置されている。トナー像を得た用紙上のトナーを定着
処理する定着装置107が上記画像形成部101の下流
(用紙の搬送経路での下流)に配置されている。定着装
置を通過した用紙は排紙ローラ108により排紙収納部
104に排紙収納される。
【0062】給紙部102においては、給紙カセット1
09に未使用の用紙が収容されており、回動可能に支持
された底板が最上の用紙を給紙ローラ110に押しつけ
るようバネが加圧する。給紙ローラの回転により、最上
紙は給紙カセットから送り出され、レジストローラ11
1へと搬送される。レジストローラ111は用紙の搬送
を一時止め、感光体表面のトナー像と用紙の先端との位
置関係が所定の位置になるよう、タイミングをとって回
転が開始するよう制御される。
【0063】画像読取部103では、コンタクトガラス
上に載置される原稿(不図示)の読み取り走査を行うた
めに、原稿照明用光源とミラーよりなる読み取り走行体
が往復移動する。この読み取り走行体により走査された
画像情報は、レンズ群の後方に設置されているCCDに
画像信号として読み込まれる。この読み込まれた画像信
号は、デジタル化され画像処理される。画像処理された
信号に基づいて、露光装置のレーザダイオード(不図
示)の発光により感光体106の表面に静電潜像が形成
される。LDからの光信号は、公知ポリゴンミラーやレ
ンズを介して感光体に至る。図示していないが、読み取
り部3の上方に、原稿を自動的にコンタクトガラス上に
搬送する自動原稿搬送装置が取り付けられるようになっ
ている。
【0064】本実施形態の画像形成装置は、上述した如
く原稿を走査して読み取り、デジタル化して用紙に複写
する、いわゆるデジタル複写機としての機能の他に、図
示せぬ制御装置により原稿の画像情報を遠隔地と授受す
るファクシミリの機能や、コンピュータが扱う画像情報
を用紙上に印刷するいわゆるプリンタの機能を有する多
機能の画像形成装置である。どの機能によって形成され
た画像も排紙収納部104またはレシービングトレイ1
14(図11)上に排出・収納される。排紙収納部にス
タックされた用紙は画像面が下面になった状態であり、
複写、ファクシミリ、プリンタで扱う原稿の処理順が1
ページから行われて印刷されても、排紙収納部から取り
出したとき、1ページ目が最上になっており、改めてペ
ージを揃えるなどの作業から開放される。全体斜視図で
ある図12に示すように排紙収納部からの複写・印刷物
の取り出しは装置前面からできるし、用紙の補給のため
の給紙カセット109の操作も装置前面からできる。
【0065】多機能の画像形成装置にあっては、複写印
刷物の排紙収納部が一箇所であることで不都合が生じる
ことがある。たとえば緊急を要するファクシミリによる
画像が他の複写印刷物に紛れ込んだり、画像形成装置が
多人数で使用されるケースでは、他人が複写・印刷物を
持ち去ったりすることが生じる。そのような不具合を鑑
みて画像形成装置本体の排紙収納部104とは別に第2
の排紙装置50を装着可能にしてある。
【0066】第2の排紙装置50(図8)を装着するた
めの内部カバー112が排紙収納部104内に設けてあ
る。また、レシービングトレイ114(図11)を差し
込むための凹部113も排紙収納部104内に設けてあ
る。
【0067】レシービングトレイ114を装着すること
によって形成される第2の排紙収納部104Bは通常の
複写機能の場合の排紙部として使用することもでき、ま
た、ファクシミリやプリンタ機能で記録されたアウトプ
ットのための排紙収納部として使用することもできる。
すなわち、第2の排紙収納部104Bは画像形成の機能
に特定した排紙収納部ではない。レシービングトレイ1
14を装着した場合、第2の排紙収納部104Bには約
125枚の用紙を収納することができ、本体の排紙収納
部104にも同量の125枚程度収納できる。なお、第
2の排紙装置50(及びレシービングトレイ114)を
装着しない場合は排紙収納部104に250枚程度収納
することができる。
【0068】図11は、第2の排紙装置50を装着した
状態の画像形成装置100を示すものである。第2排紙
装置50の構成については後に詳しく述べるが、揺動可
能に支持された切替ガイドGがソレノイド115によっ
て両矢印のごとく切り替えられることにより用紙搬送方
向が排紙収納部104またはレシービングトレイ114
へ切り替えられる。
【0069】本実施形態では、第2の排紙装置50は、
画像形成装置本体の排紙ローラ108の下流に位置する
切り換えガイドGを矢印の方向に回動可能に支持してい
る。オペレータの指示により、特定の複写印刷物に対
し、排紙を第2の排紙装置に切り換えるかあらかじめ設
定される。排紙を第2の排紙装置50側にする設定にな
っている場合、用紙がレジストローラの停止・回転を制
御するためのセンサ(不図示)を通過するときの信号を
受け、切り換えガイドGを回動させるためのソレノイド
115が作動する。ソレノイド115とガイドGの間に
は連接部品が使用されており、第11図はソレノイド1
15が作動(吸引)している状態を示していて、用紙は
搬送路116を通過し、排紙ローラ117によって矢印
方向に排出されてレシービングトレイ114の上に画像
面を下向きにしてスタックされる。
【0070】ソレノイド115が作動していない時は後
述するスプリングにより切り換えガイドは図11の状態
から反時計方向に回動し排紙ローラ108から排出され
る用紙は排紙収納部105上にスタックされる。
【0071】図13は第2の排紙装置50の主要部を表
す分解斜視図である。搬送路116(図11)は搬送ガ
イド部材118と119によって構成されるが、この搬
送路116は、回動ピン120により両搬送ガイド部材
118,119がそれぞれの軸支持部121,122で
合体されることにより構成される。この合体はガイド部
材119の上下の軸支持部122の間にガイド部材11
8の上下の軸支持部121が入り込み、それら軸支持部
すべての穴に回動ピン120が貫通され、かつ両搬送ガ
イド部材118,119の係合部123と124、12
5と126が係合したときに構成される。
【0072】図10に示した画像形成装置本体にこの第
2の排紙装置50を組み込むには、図8に示すように両
搬送ガイド部材118,119を合体した(閉じた)状
態で、画像形成装置の正面(操作面)からセットする。
あらかじめ画像形成装置の小さなカバー(図12の6
0)と内部カバー112を取り外しておき、搬送ガイド
部材118の端部に有るガイドピン127の方から画像
形成装置本体に入れてゆく。カバー112を外すとブラ
ケットBK1が、カバー60を外すとブラケットBK3
(図14,15参照)が露出し、排紙装置50を受け入
れ可能の状態になる。
【0073】詳しくは、画像形成装置本体の奧側にはガ
イドピン127を受け入れる穴127Aを有したブラケ
ットBK1が、画像形成装置本体の手前側にはガイドピ
ン128(2本)を受け入れる穴及び固定用の雌ねじを
有するブラケットBK3がそれぞれ備えられている。排
紙装置50を押し切ったところで固定用ねじを穴129
から入れて本体に固定する。
【0074】ガイドピン127と128が相手の穴に挿
入される順番として、まず127が127Aに入り、そ
の後手前側のピン128がBK3の穴に入るよう、ピン
の長さが設定されている。ピンが少しそれぞれの穴に入
ったところでは、コネクタの接続はまだ成されないが、
接地用の導電性バネ130はブラケットBK1に接する
のが好ましい。このとき排紙装置50はすでにガイドピ
ンにより支えられているので、支えていた手は放しても
よい。さらに排紙装置50を押し込むと、コネクタの電
気的接続がなされる。この電気的接続がされる前に接地
がなされていると、たとえスパークが出ても電気的ノイ
ズの発生が抑えられる。本件の例では、ピン127も1
28も2本としてあるが、127は1本でもよい。その
場合穴127Aは丸穴1個でよい。
【0075】排紙装置50を画像形成装置本体にセット
した状態を図14に、搬送ガイド部材119を開いた状
態を図15に示す。図14、15ともにカバー131
(図13)の図示を省略している。図14にはレシービ
ングトレイに載置される用紙を仮想線で記入している。
【0076】ところで、図13において、搬送ガイド部
材118の上面には除電部材132を保持するための取
り付け部133,134が形成されている。除電部材1
32はその基板135に導電性のブラシや薄板等を保持
するもので、公知のものである。基板135には穴13
6,137が開けられており、前記取り付け部133,
134の先端部138,139に取り付けられる。一方
の取り付け部139には除電部材132の抜け止めと、
駆動モータMO等を支持する金属ブラケットBK2への
導通をはかるための導電性弾性部材140が取り付けら
れる。141が139に、142の欠き部が金属の軸1
43(金属ブラケットBK2)の端の段部に係合する。
金属ブラケットBK2には導電性バネ130がネジ止め
或いはカシメにより固定されている。
【0077】排紙装置50を本体に取り付けたとき、導
電性バネ130は、本体の部材BK1に当接し、除電部
材132と本体の部材であるブラケットBK1の間には
導通関係が成立する。従って排紙装置50から排出され
る用紙の帯電が除電され、レシービングトレイ114に
スタックされる。
【0078】搬送ガイド部材118の上面にはカバー1
31が取り付けられる。穴144からネジで搬送ガイド
部材118の図示されていないネジ穴に固定される。ガ
イドピン127が相手(画像形成装置本体側の部材であ
るブラケットBK1)の穴127Aにガイドされると
き、電気的信号等の授受するための接続用コネクタCN
2も画像形成装置本体側のコネクタCN1と接続され
る。
【0079】なお、図13においては、図の煩雑を避け
るためにコネクタCN1及びCN2は、コネクタとコネ
クタホルダとが一体的に描かれているが、より詳しくは
夫々のコネクタホルダ1(図1,2参照)によってコネ
クタCN1がブラケットBK1にコネクタCN2がブラ
ケットBK2に保持されている。
【0080】図13に示した例では、コネクタCN1及
びCN2の取り付けに共通のホルダ1を使用している
が、これはブラケットBK1とBK2の板厚が同じであ
るためで、もし両者の板厚が極端に異なる場合は別々の
ホルダを使えばよい。あるいは、固定側のコネクタの取
り付けにネジを使用しても良い。また図示していない
が、コネクタCN2には、制御基板150,開閉検知セ
ンサ151などの電装品から出る信号線がまとめられて
接続される。
【0081】レシービングトレイ114も画像形成装置
の正面(操作面)からセットする。像形成装置本体の奧
側のカバー145に、レシービングトレイの一端を受け
入れる凹部113があり、そこに一端の部分114aが
挿入される(図14,15)。
【0082】レシービングトレイ114は排紙装置(用
紙の搬送部)50とは別体であり、単独でセットできる
ため、排紙装置(用紙の搬送部)50を組み込む時に手
で持っている必要がなく、扱いがし易い、またセットの
方向も同じであり、画像形成装置の横に回ったりせずに
容易にセットできる。
【0083】搬送ガイド部材118には用紙に直接接し
て用紙を案内する複数のリブ状のガイド146が一体に
形成されている。排紙ローラ117は端を軸受け(不図
示)で回転可能に支持されており、端部に歯車147を
有している。モータMOの出力軸の歯車148、アイド
ル歯車149により、排紙ローラ117は駆動される。
BK2には制御基板150が装着されている。また、搬
送ガイド部材118には開閉検知センサ151が配置さ
れている。
【0084】搬送ガイド部部材118は画像形成装置本
体に固定されるが、他方の搬送ガイド部材119は回動
ピン(軸)120を回動中心にして回動でき搬送路11
6が開放できる。開放するには搬送ガイド部材119の
手前にある指かけ部152をつまんで左の方向に引く。
開くと図15の状態となり、ジャムした用紙の除去や、
保守作業がやりやすくしてある。搬送ガイド部材119
が開放されているときは、突起153が開閉検知センサ
151から離れており、開閉検知センサ151の内部回
路が開き、モータMO等電装部品の作動を禁止すると共
に、適宜表示部(操作パネルやホストコンピュータの表
示部)に表示する。
【0085】搬送ガイド部材119には用紙を案内する
複数のリブ状のガイド154が一体に形成されている。
従動ローラ155は板バネとして機能するホルダ156
(図16)に回転可能に保持され、相手の排紙ローラ1
17に当接して用紙を搬送する。搬送ガイド部材119
の一端にあるソレノイド収納部157内にソレノイド1
15が取り付けられている。そのプランジャ158には
連接部品159が取り付けられている。引っ張りスプリ
ング160の一端はソレノイド収納部157の一部分に
支持されており、ストッパ161もソレノイド収納部1
57の一部分に当接する。そして、この連接部品159
の一端162は切り換えガイドGの一端のピン165
(図16)と係合する。
【0086】ガイド部材119を118側から見た斜視
図(図16)に示すように、切り換えガイドGは用紙をガ
イドする複数の爪部163が形成されている。両端の軸
164部分が搬送ガイド部材119の下部で軸支されて
いる。ピン165が連結部品159と共にソレノイド1
15のプランジャ158の往復動に連動することによ
り、切り換えガイドGが回動する。
【0087】搬送ガイド部材119に配置された用紙セ
ンサ166は、この第2の排紙装置に用紙が排出・スタ
ックされていることを検出する。そして表示部(図12
のL2)に表示する。なお同図でのL1は図11の排紙
収納部105上に用紙が在る時点灯する表示部である。
【0088】次に、図17〜24を参照して、オプショ
ン装置と画像形成装置本体との取り付け部の別例を説明
する。上記説明した取り付け部の場合は、図8に示した
排紙装置(シート処理装置)50を本体装置に装着する
際に、排紙装置50の奥側にあるガイドピン127を本
体装置のブラケットBK1の穴127Aに入れるように
排紙装置50を押し込み、押し切ったところで、排紙装
置50の手前側に設けてある穴129に固定用のネジを
入れて本体に固定していた。それに対し、図17〜21
に示す取り付け部の場合は、排紙装置50Bの手前側に
ロック部材170が設けてあり、このロック部材170
を本体装置のブラケットに装着することで本体に固定さ
れる構造となっている。なお、先の例と重複する部分に
ついては説明を省略する。
【0089】図17の排紙装置50Bは、ロック部材1
70が設けてあること以外は図8の排紙装置50と同じ
である。そのロック部材170は、図1,2のコネクタ
1と同様に「U」字形部5,平板部6,爪部7及び指掛
け部9を有している。また、コネクタ1の軸3及び導入
部4に相当する部材が図18のガイドピン128であ
る。
【0090】図18において、図の煩雑を避けるために
コネクタCN1及びCN2は、コネクタとコネクタホル
ダとが一体的に描かれているが、より詳しくは夫々のコ
ネクタホルダ1(図1,2参照)によってコネクタCN
1がブラケットBK1にコネクタCN2がブラケットB
K2に保持されている。また、コネクタCN1及びCN
2の取り付けに共通のホルダ1を使用しているが、これ
はブラケットBK1とBK2の板厚が同じであるため
で、もし両者の板厚が極端に異なる場合は別々のホルダ
を使えばよい。あるいは、固定側のコネクタの取り付け
にネジを使用しても良い。また図示していないが、コネ
クタCN2には、制御基板150,開閉検知センサ15
1,プリント基板171などの電装品から出る信号線が
まとめられて接続される。
【0091】図10に示した画像形成装置本体にこの第
2の排紙装置50Bを組み込むには、図17に示すよう
に両搬送ガイド部材118,119を合体した(閉じ
た)状態で、画像形成装置の正面(操作面)からセット
する。あらかじめ画像形成装置の小さなカバー(図12
の60)と内部カバー112を取り外しておき、搬送ガ
イド部材118の端部に有るガイドピン127の方から
画像形成装置本体に入れてゆく。
【0092】図19に示すように、カバー60はヒンジ
部61で本体装置に回動可能に支持され、カバー60を
閉めたときにはマグネットキャッチあるいはスナップフ
ィット等の固定手段(図示せず)によりブラケットBK
3に保持される。本体の内部カバー112はスナップフ
ィットにより本体の構造物に固定されているので、簡単
に取り外せるようになっている。カバー112を外すと
ブラケットBK1が、カバー60を開けるとブラケット
BK3が露出し、排紙装置50Bを受け入れ可能の状態
になる。
【0093】カバー60には除去片62が設けられてい
る。この除去片62は3個所の支持部63によって保持
されている。この部分は排紙装置50,50Bを本体に
装着するときにその上面カバー131(図18)と干渉
する部分であり、あらかじめ除去片62を除去してから
排紙装置50,50Bを装着する。除去片62を簡単に
除去できるよう、支持部63は細く、厚みも薄くしてあ
る。そして、除去片62を除去した後のスペースの高さ
Hが、排紙装置50,50Bのカバー131の高さh
(図17)より若干大きくなるように構成してある。
【0094】ブラケットBK3には、排紙装置50Bの
搬送ガイド部材118に突設されたガイドピン128
(2本)を受け入れるための穴171とロック部材17
0の先端の爪部7が入る穴172とが設けてある。
【0095】図20〜22を参照して排紙装置50Bの
装着作業について説明する。ガイドピン127と128
が相手のブラケットの穴に挿入される順番として、図2
0に示すように、まず127が127A(図18)に入
り、その後手前側のピン128がBK3の穴に入るよ
う、ピンの長さが設定されている。図21に示すよう
に、ピンが少しそれぞれの穴に入ったところでは、コネ
クタCN1,CN2の接続はまだ成されないが、接地用
の導電性バネ130(図18)はブラケットBK1に接
するのが好ましい。このとき排紙装置50Bはすでにガ
イドピンにより支えられているので、支えていた手は放
してもよい。さらに排紙装置50Bを押し込むと、コネ
クタの電気的接続がなされる。この電気的接続がされる
前に接地がなされていると、たとえスパークが出ても電
気的ノイズの発生が抑えられる。図22に示すように、
排紙装置50Bを押し切ったところでロック部材170
先端の爪部7がブラケットBK3の穴172に入り、本
体装置に固定されて抜け止めされる。
【0096】本例では、ピン127も128も2本とし
てあるが、127は1本でもよい。その場合穴127A
は丸穴1個でもよい。爪部7や指掛け部9を有するロッ
ク部材170は、図18に示すように、ガイドピン12
7,128と同様に樹脂製の搬送ガイド部材118に一
体成形で設けられている。ロック部材170はその
「U」字形部5において撓むことができ、爪部7をブラ
ケットBK3の穴172から外すときには指掛け部9を
つまんで少し撓ませれば良い。
【0097】排紙装置50Bを画像形成装置本体にセッ
トした状態を図23に、搬送ガイド部材119を開いた
状態を図24に示す。図23、24ともにカバー131
(図18)の図示を省略している。図23にはレシービ
ングトレイ114に載置される用紙を仮想線で記入して
いる。
【0098】再び図18を参照して、排紙部に排出され
た用紙の検知について説明する。図18に示すように、
センサ181,182を搭載したブラケット180が搬
送ガイド部材119の下部に固定されている。センサ1
81は本体の排紙収納部105(図10,11)上に在
る用紙を検知するセンサである。センサ182はレシー
ビングトレイ114に在る用紙を検知するセンサであ
る。センサ182の用紙検知を可能とするために、搬送
ガイド部材119には開口183が設けられている。セ
ンサ182は上側に発・受光部が、センサ181は下側
に発・受光部が向いている。センサ182の発光部(L
O)と受光部(LR)は搬送ガイド部材119の開口1
83に対向する。これらセンサのタイプは反射型のセン
サであり、発光部からの出射光が用紙にあたり反射光が
受光部に到達すると用紙が在る、と判断する制御が採用
される。
【0099】センサから用紙が在るとの信号が出ると、
基板171に組み込まれているLEDランプL1,L2
が点灯する。センサとLEDランプの組み合わせは、1
81とL1,182とL2で対になっている。基板17
1は搬送ガイド部材118の側面に固定されており、カ
バー131の横に設けてある窓184,185からLE
DランプL1,L2の発光した光が発せられる。画像形
成装置本体に用紙搬送装置を組み込んだとき、これらの
窓は図12に示すように操作面側に向いている。
【0100】図11に示すように、レシービングトレイ
114は本体の排紙収納部105より上に位置してい
る。この位置関係の通りに LEDランプL1.L2の
位置もL2を上側にしてある。どのトレイに記録済みの
用紙が存在するのか解りやすくするためである。ランプ
の発光色をL1とL2で変えておくことも、該当するト
レイの判別に有効である。またこの報知の方法である
が、直接画像形成装置の一部に光で出す以外に、つなが
れているホストコンピュータに知らせるという方法もあ
る。LEDランプをカバー60に設けないので、その開
閉時に電線等に触れることがなく、用紙搬送装置50B
の着脱が容易である。
【0101】以上、コネクタホルダの使用例を排紙装置
と画像形成装置本体とで説明したが、給紙装置と画像形
成装置とを結合するところなどにも本願発明を適用する
ことができる。その他ユニット同志で電気的接続が必要
な、着脱ユニット、モジュールに適用することができ
る。着脱可能な定着装置に適用する場合は、コネクタホ
ルダの材質は耐熱性のある樹脂を使うのが望ましい。
【0102】また、本発明のコネクタホルダ及び画像形
成装置を図示の各実施形態を例に上げて説明したが、本
発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。例
えば、コネクタホルダ1に設けるコネクタ保持部(軸
3,3)は円筒形の軸に限らず、角形など任意の形状と
することができる。その場合、遊動側コネクタにおいて
は遊動的にコネクタを保持し、固定側コネクタにおいて
は固定的にコネクタを保持する形状・大きさとする。ま
た、本体装置とそれに着脱されるユニットの、どちらに
遊動側コネクタを装着し、どちらに固定側コネクタを装
着するかは限定されない。
【0103】さらに、コネクタホルダの両側の軸3,3
を結ぶ基板の形状は角型に限定されるものではない。例
えば、図7に示す第1実施形態のように切欠き部8が開
放された形態の場合には、基板2の形状を半円形または
半楕円形などに構成することができる。また、図9に示
す第2実施形態のように切欠き部8が囲まれた形態の場
合には、基板22の形状を円形または楕円形などに構成
することができる。これらの場合、切欠き部の形状を半
円形または半楕円形あるいは円形または楕円形とするこ
ともできる。要するに、コネクタホルダの基板と切欠き
部の形状は、コネクタを保持できる形状であれば良い。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコネクタ
ホルダによれば、被装着部材への位置決めを行う位置決
め部と、前記被装着部材と係合して固定を行う固定部
と、遊動側コネクタに設けられた貫通穴に挿入されて該
遊動側コネクタ遊動的に保持または固定側コネクタに設
けられた貫通穴に挿入されて該固定側コネクタを固定的
に保持する保持部とを有し、前記固定部はホルダ外側に
突出する固定用顎部を有するとともに、該固定部は弾性
変形部を介してコネクタホルダの基部に設けられ、前記
弾性変形部は、コネクタホルダを被装着部材に装着した
ときに前記固定部をホルダ外側に付勢するよう形成され
ているので、各コネクタを確実に保持することができ
る。そして、段付きネジ等を使用せずに、簡単な構成で
安価に遊動側コネクタを遊動的または固定側コネクタを
固定的に保持することができ、組み立て及び分解時の作
業性に優れたコネクタホルダを提供することができる。
【0105】請求項2の構成により、弾性変形部と固定
部の間に、弾性変形部の変形を補助する変形補助部を設
けたので、コネクタホルダの被装着部材への着脱作業を
容易にし、コネクタの装着及び取り外しを容易かつ確実
にすることができる。
【0106】請求項3の構成により、ホルダを樹脂材に
より一体成型で形成することにより、製造が容易で低コ
ストである。また、一体成型なので形状的精度が確保で
きる。
【0107】請求項4の構成により、オプション装置を
本体装置に装着する際、まず係合部による係合と接地部
材による接地がなされ、次いで、コネクタによる電気的
接続がなされ、その後、ロック手段による係止がなされ
るので、オプション装置の本体装置に対する位置決めが
容易で接続時の電気的ノイズ発生がなく、確実な固定
(ロック)が可能となる。
【0108】請求項5の構成により、位置決め及び固定
に関わる部材を構造部材に一体的に成形するので、オプ
ション装置の位置精度の確保が容易で、部品点数も少な
くすることができる。
【0109】請求項6の構成により、オプション装置を
装着するときに、装着方向に押し込むだけでロック手段
による係止が行なわれるので、装着作業を容易にするこ
とができる。また、ネジなどを使用せずに簡単に係止が
行なわれる。
【0110】請求項7の構成により、ロック手段の確実
な係止と、簡単な係止解除とを実現することができる。
請求項8の構成により、着脱方向の手前側にロック手段
が設けられているので、オプション装置の着脱作業を容
易に行なうことができる。
【0111】請求項9の画像形成装置により、コネクタ
の取り付け・取り外しが容易で分解時の作業性に優れる
画像形成装置を提供することができる。請求項10の構
成により、オプション装置の着脱が容易な画像形成装置
を提供することができる。
【0112】請求項11の構成により、排紙装置の主要
部と排紙トレイ部とが個別に着脱可能なので、排紙装置
の着脱を容易に行なうことができる。請求項12の構成
により、オプション装置を画像形成装置に着脱する際に
操作面から見て前後方向に着脱することが可能になり、
作業が容易になる。また作業スペースも少なくてすむ。
【0113】請求項13の構成により、コネクタホルダ
は、遊動側または固定側のコネクタが装着される被装着
部材のいずれにも装着可能なので、一種類のホルダで遊
動側及び固定側のコネクタを装着でき、部品種類を少な
くして生産・管理上の効率を良くすることができる。
【0114】請求項14の構成により、ユニットを画像
形成装置に装着する際に、ユニットのコネクタと画像形
成装置のコネクタが電気的導通関係で結合する前に手前
側と奥側の各係合部の係合が行われるので、ユニットが
機械的に位置決めされた状態でコネクタの結合が行わ
れ、コネクタが円滑かつ確実に係合される。
【0115】請求項15の構成により、コネクタの電気
的接続がされる前にユニットの接地が行われるので、た
とえスパークが出ても電気的ノイズの発生が抑えられ
る。請求項16の構成により、画像読取部の下方に形成
された排紙部空間にユニットを装着することができるの
で、ユニットによる機能拡張を設置スペースを増大させ
ることなく実現することができる。例えば画像形成装置
に装着するユニットが排紙装置の場合、画像読取部の下
方の空間に追加の排紙部が形成され、本体から排紙トレ
イが出っ張らず、設置面積を増大させることがない。
【0116】請求項17の構成により、オプション装置
の本体装置に対する位置決めが容易で接続時の電気的ノ
イズ発生がなく、確実な固定(ロック)が可能な画像形
成装置を提供することができる。
【0117】請求項18の構成により、画像形成装置の
前面側に設けたカバーを開けてロック手段の係止又は係
止解除ができるので、オプション装置の着脱作業が容易
になる。また、側方、後方を壁などに密着して設置され
た画像形成装置でもオプション装置の着脱を容易に行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のコネクタホルダにより遊
動側コネクタをブラケットに取り付ける様子を示す分解
斜視図である。
【図2】そのコネクタホルダにより固定側コネクタをブ
ラケットに取り付ける様子を示す分解斜視図である。
【図3】遊動側及び固定側コネクタがコネクタホルダを
介してそれぞれブラケットに装着された状態を示す平面
図である。
【図4】遊動側及び固定側コネクタの接続面を示す正面
図である。
【図5】遊動側コネクタと固定側コネクタが完全に接続
された状態を示す平面図である。
【図6】遊動側及び固定側コネクタにおける貫通軸を中
心とした大きさを説明する正面図である。
【図7】コネクタホルダの保持部材である軸を中心とし
た大きさを説明する正面図である。
【図8】画像形成装置に装着されるオプション装置であ
る排紙装置に固定側コネクタが設けられた例を示す斜視
図である。
【図9】本発明の他の実施形態を説明するための、コネ
クタホルダの正面図である。
【図10】本発明に係る画像形成装置の一例を示す断面
構成図である。
【図11】その画像形成装置に排紙装置を装着した状態
を示す断面構成図である。
【図12】その画像形成装置の外観を示す斜視図であ
る。
【図13】図8の排紙装置の構成を示す分解斜視図であ
る。
【図14】その排紙装置を画像形成装置に装着した様子
を示す部分平面図である。
【図15】その排紙装置の一部を開放した様子を示す部
分平面図である。
【図16】その排紙装置の切替ガイド付近を示す部分斜
視図である。
【図17】排紙装置の別例を示す斜視図である。
【図18】その排紙装置の構成を示す分解斜視図であ
る。
【図19】その排紙装置が係止されるブラケットを覆う
カバー部を示す斜視図である。
【図20】その排紙装置の装着作業を説明するための部
分平面図で、装着作業の当初の状態を示すものである。
【図21】その排紙装置の装着作業を説明するための部
分平面図で、装着作業の中間の状態を示すものである。
【図22】その排紙装置の装着作業を説明するための部
分平面図で、装着作業が完了した状態を示すものであ
る。
【図23】その排紙装置を画像形成装置に装着した様子
を示す部分平面図である。
【図24】その排紙装置の一部を開放した様子を示す部
分平面図である。
【符号の説明】
1,21 コネクタホルダ 2,22 ホルダ基板 3 軸(保持部) 4 導入部(位置決め部) 5 「U」字形部(弾性変形部) 6 平板部 7 爪部(固定部) 9 指掛け部(変形補助部) 10 遊動側コネクタ 10B 固定側コネクタ 13 接続部 16 ハーネス保持部 12 貫通穴 30,30B ブラケット(被装着部材) 31 円形穴 32 角穴 50,50B 排紙装置(オプション装置) 60 カバー 100 画像形成装置 170 ロック部材

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタを保持して被装着部材に装着す
    るためのコネクタホルダにおいて、 前記被装着部材への位置決めを行う位置決め部と、前記
    被装着部材と係合して固定を行う固定部と、遊動側コネ
    クタに設けられた貫通穴に挿入されて該遊動側コネクタ
    を遊動的に保持または固定側コネクタに設けられた貫通
    穴に挿入されて該固定側コネクタを固定的に保持する保
    持部とを有し、 前記固定部はホルダ外側に突出する固定用顎部を有する
    とともに、該固定部は弾性変形部を介してコネクタホル
    ダの基部に設けられ、 前記弾性変形部は、コネクタホルダを被装着部材に装着
    したときに前記固定部をホルダ外側に付勢するよう形成
    されていることを特徴とするコネクタホルダ。
  2. 【請求項2】 前記弾性変形部と前記固定部の間に、弾
    性変形部の変形を補助する変形補助部を設けたことを特
    徴とする、請求項1に記載のコネクタホルダ。
  3. 【請求項3】 樹脂材により一体成型で形成されたこと
    を特徴とする、請求項1に記載のコネクタホルダ。
  4. 【請求項4】 本体装置に着脱可能なオプション装置に
    おいて、 当該オプション装置を本体装置に電気的に接続するため
    のコネクタと、当該オプション装置を本体装置に接地す
    る接地部材と、当該オプション装置を本体装置に係止す
    るロック手段とを有し、 当該オプション装置の本体装置に対する位置決めをする
    係合部を着脱方向の手前側と奥側に設け、 当該オプション装置を本体装置に装着する際、前記係合
    部による係合と前記接地部材による接地がなされ、次い
    で、前記コネクタによる電気的接続がなされ、その後、
    前記ロック手段による係止がなされることを特徴とする
    オプション装置。
  5. 【請求項5】 前記係合部と前記ロック手段を当該オプ
    ション装置の構造部材に一体成形したことを特徴とす
    る、請求項4に記載のオプション装置。
  6. 【請求項6】 前記ロック手段は当該オプション装置を
    装着方向に押し込むことによって当該オプション装置を
    本体装置に係止可能なことを特徴とする、請求項4に記
    載のオプション装置。
  7. 【請求項7】 前記ロック手段が、本体装置の被装着部
    材と係合して固定を行う固定部と、該固定部を付勢する
    弾性変形部と、該弾性変形部の変形を補助する変形補助
    部とを有することを特徴とする、請求項4に記載のオプ
    ション装置。
  8. 【請求項8】 前記ロック手段が、当該オプション装置
    の着脱方向の手前側に設けられていることを特徴とす
    る、請求項4〜7のいずれか1項に記載のオプション装
    置。
  9. 【請求項9】 コネクタを保持して被装着部材に装着す
    るためのコネクタホルダを備えた画像形成装置であっ
    て、 前記コネクタホルダは、前記被装着部材への位置決めを
    行う位置決め部と、前記被装着部材と係合して固定を行
    う固定部と、遊動側コネクタに設けられた貫通穴に挿入
    されて該遊動側コネクタを遊動的に保持または固定側コ
    ネクタに設けられた貫通穴に挿入されて該固定側コネク
    タを固定的に保持するする保持部とを有し、前記固定部
    はホルダ外側に突出する固定用顎部を有するとともに、
    該固定部は弾性変形部を介してコネクタホルダの基部に
    設けられ、前記弾性変形部は、コネクタホルダを被装着
    部材に装着したときに前記固定部をホルダ外側に付勢す
    るよう形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 当該画像形成装置に装着されるオプシ
    ョン装置が前記コネクタホルダによって装着された遊動
    側または固定側のコネクタを備え、該オプション装置の
    コネクタに対応する固定側または遊動側コネクタを画像
    形成装置が備え、前記オプション装置を当該画像形成装
    置に装着可能なことを特徴とする、請求項9に記載の画
    像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記オプション装置が排紙装置であ
    り、当該排紙装置の主要部と排紙トレイ部とが個別に着
    脱可能なことを特徴とする、請求項10に記載の画像形
    成装置。
  12. 【請求項12】 前記オプション装置と画像形成装置と
    を装着するコネクタの着脱方向が、画像形成装置の操作
    面から見て前後方向であることを特徴とする、請求項1
    0に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記コネクタホルダは、前記遊動側ま
    たは固定側のコネクタが装着される被装着部材のいずれ
    にも装着可能なことを特徴とする、請求項9または10
    に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記オプション装置と画像形成装置と
    の位置決めをする係合部がユニット着脱方向の手前側と
    奥側に設けられ、 前記オプション装置を画像形成装置に装着する際に、オ
    プション装置のコネクタと画像形成装置のコネクタが電
    気的導通関係で結合する前に前記各係合部の係合が行わ
    れるよう構成されていることを特徴とする、請求項10
    に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記オプション装置を画像形成装置に
    装着する際に、前記各係合部の係合が行われてからオプ
    ション装置に設けられた接地部材が画像形成装置に接地
    され、その後、オプション装置のコネクタと画像形成装
    置のコネクタが電気的導通関係で結合するよう構成され
    ていることを特徴とする、請求項14に記載の画像形成
    装置。
  16. 【請求項16】 当該画像形成装置は装置上部に画像読
    取部を配置し、該画像読取部の下方に排紙部空間が形成
    され、該空間部に前記オプション装置を装着可能に設け
    られていることを特徴とする、請求項10に記載の画像
    形成装置。
  17. 【請求項17】 前記オプション装置が、オプション装
    置を本体装置に係止するためのロック手段と、オプショ
    ン装置の着脱方向の手前側と奥側に設けられ本体装置に
    対する位置決めをする係合部とを有し、 前記オプション装置を本体装置に装着する際、前記係合
    部による係合とオプション装置に設けられた接地部材に
    よる接地がなされ、次いで、前記コネクタによる電気的
    接続がなされ、その後、前記ロック手段による係止がな
    されることを特徴とする、請求項10に記載の画像形成
    装置。
  18. 【請求項18】 前記オプション装置のロック手段が着
    脱方向の手前側に設けられ、該ロック手段が係止される
    被係止部材を覆う開閉可能なカバーを当該画像形成装置
    の前面側に設けたことを特徴とする、請求項17に記載
    の画像形成装置。
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