JP2001285070A - Δς型a/d変換器 - Google Patents

Δς型a/d変換器

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JP2001285070A
JP2001285070A JP2000090163A JP2000090163A JP2001285070A JP 2001285070 A JP2001285070 A JP 2001285070A JP 2000090163 A JP2000090163 A JP 2000090163A JP 2000090163 A JP2000090163 A JP 2000090163A JP 2001285070 A JP2001285070 A JP 2001285070A
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JP
Japan
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input signal
output
signal
converter
resistor
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JP2000090163A
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Inventor
Masato Meya
正人 女屋
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力信号におけるDCオフセットの影響を排
除する。 【解決手段】 入力信号には、帰還信号が2段に渡っ
て、減算された後、コンパレータ20に供給される。こ
のコンパレータ20の基準信号として、コンパレータ2
0に供給される信号を抵抗22,コンデンサ24で積分
して供給する。これによって、入力信号のDC成分が基
準信号に上乗せされ、DCオフセットの影響が排除され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログの入力信
号をビットストリームに変換するΔΣ型A/D変換器、
特に無信号時の動作の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、オーディオ信号の処理におい
て、ΔΣ型A/D変換器が使用されている。例えば、複
数のスピーカから時間を異ならせて出力する場合や、エ
コーを重畳する場合などには、オーディオ信号をデジタ
ルデータに変換してメモリに記憶し、このメモリからの
読み出しタイミングを制御して任意の時間遅延した信号
を得る。そして、この際のA/D変換にΔΣ型A/D変
換器が広く利用されている。
【0003】このΔΣ型A/D変換器では、入力信号を
高速のクロックでサンプリングして、「1」「0」のビ
ットストリームに変換する。このために、まず入力信号
に変換結果のビットストリームの反転したものを加算す
る。次に、加算結果の信号を基準値と比較して「0」、
「1」の信号とし、これを高速のクロックでサンプリン
グしてビットストリームとする。このように、得られた
ビットストリームが帰還され、入力信号から減算される
ため、入力信号に変化がない場合には、「1」、「0」
を交互に繰り返すビットストリームが得られ、信号が変
化する場合に、「1」、「0」の比率が異なることにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなΔΣ型A/
D変換器において、入力信号のDCオフセットがある
と、ΔΣ型A/D変換器は、このDCオフセットをビッ
トストリームに変換するため、ブロッキング発振を起こ
す。このため、得られるビットストリームは無信号であ
っても、「1」、「0」が交互に得られなくなる。この
ような、DCオフセットは、入力信号自体や、入力経路
にある増幅器などにおいて生じる。さらに、回路におけ
る立ち上がりと立ち下がりの特性の相違や、「1」、
「0」の電圧レベルの誤差等に応じても、DCオフセッ
トによるブロッキング発振が生じる。
【0005】そして、このようなブロッキング発振が生
じると、メモリの出力をD/A変換して得たオーディオ
信号に無音時において発振周波数に応じた不要な音が発
生してしまうという問題点があった。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、DCオフセットをキャンセルして無音時において
も適切なA/D変換が行えるΔΣ型A/D変換器を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、アナログの入
力信号をビットストリームに変換するΔΣ型A/D変換
器であって、入力信号と帰還信号を加算する加算手段
と、加算結果の信号を基準値と比較する比較手段と、比
較手段の出力をサンプリングしてビットストリームを得
るサンプリング手段と、サンプリング手段の出力を前記
帰還信号として加算手段に帰還する帰還手段と、前記加
算手段の出力を積分して前記基準値として比較手段に供
給する積分手段と、を有することを特徴とする。
【0008】このように、本発明によれば、比較手段の
基準値を、加算手段の出力を積分したものとすることに
よって、入力信号のオフセットの影響を排除することが
できる。従って、入力信号のDCオフセットに伴うブロ
ック発振を効果的に防止することができる。
【0009】また、前記積分手段は、抵抗とコンデンサ
からなる積分回路を有していることが好適である。この
ような構成により積分回路を容易に構成できる。
【0010】また、前記積分手段は、さらにコンパレー
タの基準値入力端と電源を接続する抵抗を有し、前記積
分回路の抵抗およびコンデンサの値および前記抵抗の値
の設定により、入力信号の大きくなるアタック時と、小
さくなるリカバリー時とで、出力の応答が異なることが
好適である。このように、基準値の生成に伴う充電特性
や放電特性を任意に設定することで、入力信号における
アタック時およびリカバリー時の応答を適切な値に設定
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0012】図1は、実施形態の構成を示す図であり、
入力信号は、加算器10に入力される。この加算器10
には、フリップフロップ12の反転出力である出力ビッ
トストリームの反転信号が供給されている。加算器10
の出力は、アンプ14を介し、加算器16に供給され
る。この加算器16には、フリップフロップ12の前段
に設けられているフリップフロップ18の反転出力が入
力されている。次に、加算器16の出力は、コンパレー
タ20に入力され、他端に入力される基準信号と比較さ
れる。
【0013】このコンパレータ20の出力は、フリップ
フロップ18のデータ入力端Dに入力される。このフリ
ップフロップ18のクロック入力端CKには、サンプリ
ングクロックclkが入力されている。このサンプリン
グクロックは、デジタルオーディオのサンプリングクロ
ック44.1kHz(fs)に比べ十分速いものであ
り、例えば128fs程度に設定されている。このフリ
ップフロップ18のQ出力はフリップフロップ12のデ
ータ入力端Dに入力される。このフリップフロップ12
のクロック入力端にもフリップフロップ18と同じサン
プリングクロック(128fs)が入力されている。
【0014】そして、このフリップフロップ12のQ出
力端からビットストリームが出力される。また、フリッ
プフロップ18の反転出力端*Qからの出力が加算器1
6に帰還され、フリップフロップ12の反転出力端*Q
からの出力が加算器10に帰還されている。
【0015】このような回路により、コンパレータ20
からは、「1」または「0」の信号が出力される。一
方、フリップフロップ18,12の出力は、コンパレー
タ20の前段において、減算されている。従って、入力
信号の変化がなければ、コンパレータ20の出力は
「1」、「0」を繰り返す。一方、入力信号が大きくな
ると、コンパレータ20が「1」を多く出力し、入力信
号が小さくなるとコンパレータ20は「0」を多く出力
することになる。
【0016】そして、本実施形態においては、コンパレ
ータ20の基準電圧として、コンパレータ20の正入力
端子に入力される加算器16の出力信号を積分したもの
を供給する。
【0017】すなわち、加算器16の出力は、抵抗22
を介し、コンパレータ20の負入力端に接続されてい
る。そして、このコンパレータ20の負入力端には、他
端がグランドに接続されたコンデンサ24と、他端が電
源に接続された抵抗26が接続されている。
【0018】従って、加算器16の出力は、抵抗22お
よびコンデンサ24で決定される時定数で積分される。
従って、この時定数が所定以上であれば、基準電圧は入
力信号の中心の電圧になる。すなわち、中心電圧が0V
であれば、積分後の電圧である基準電圧は0になり、D
Cオフセットがあれば基準電圧はDCオフセットの電圧
値になる。
【0019】従って、DCオフセットが生じた場合にお
いても、コンパレータ20の基準電圧をDCオフセット
電圧にすることができ、この回路におけるブロック発振
の発生を防止することができる。
【0020】なお、加算器16の出力信号は、フリップ
フロップ12,18の反転出力が加算されたものであ
り、基本的に「1」、「0」を繰り返すビットストリー
ムになっている。
【0021】さらに、本実施形態においては、抵抗26
を有しており、この抵抗を介して流れる電流により、コ
ンデンサ24の放電特性が制御される。すなわち、積分
特性は、抵抗22およびコンデンサ24の値により決定
され、放電特性はコンデンサ24と抵抗26により決定
される。そこで、これら素子の値を制御することによっ
て、入力信号のアタックおよびリカバリー特性を任意に
制御することができる。ここで、アタックは、入力信号
が大きくなるときをいい、リカバリーは入力信号が無信
号に近づくときをいう。
【0022】このように、本実施形態によれば、コンパ
レータ20の負入力端に供給される基準電圧を、正入力
端に供給される電圧を積分したものとすることによっ
て、入力信号のオフセットの影響を排除することができ
る。従って、入力信号のDCオフセットに伴うブロック
発振を効果的に防止することができる。また、基準電圧
の生成に伴う充電特性や放電特性を任意に設定すること
で、入力信号におけるアタック時およびリカバリー時の
応答を適切な値に設定することができる。
【0023】なお、上記実施形態においては、コンパレ
ータ20の出力を2つのフリップフロップ18,12に
より2重に帰還する2次の構成としたが、これに限らず
1次の構成であっても、3次以上の構成としてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
比較手段の基準値を、加算手段の出力を積分したものと
することによって、入力信号のオフセットの影響を排除
することができる。従って、入力信号のDCオフセット
に伴うブロック発振を効果的に防止することができる。
さらに、基準値の生成に伴う充電特性や放電特性を任意
に設定することで、入力信号におけるアタック時および
リカバリー時の応答を適切な値に設定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10,16 加算器、12,18 フリップフロップ、
14 アンプ、20コンパレータ、22,26 抵抗、
24 コンデンサ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログの入力信号をビットストリーム
    に変換するΔΣ型A/D変換器であって、 入力信号と帰還信号を加算する加算手段と、 加算結果の信号を基準値と比較する比較手段と、 比較手段の出力をサンプリングしてビットストリームを
    得るサンプリング手段と、 サンプリング手段の出力を前記帰還信号として加算手段
    に帰還する帰還手段と、 前記加算手段の出力を積分して前記基準値として比較手
    段に供給する積分手段と、 を有することを特徴とするΔΣ型A/D変換器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のΔΣ型A/D変換器に
    おいて、 前記積分手段は、抵抗とコンデンサからなる積分回路を
    有していることを特徴とするΔΣ型A/D変換器。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のΔΣ型A/D変換器に
    おいて、 前記積分手段は、さらにコンパレータの基準値入力端と
    電源を接続する抵抗を有し、 前記積分回路の抵抗およびコンデンサの値および前記抵
    抗の値の設定により、 入力信号の大きくなるアタック時と、小さくなるリカバ
    リー時とで、出力の応答が異なることを特徴とするΔΣ
    型A/D変換器。
JP2000090163A 2000-03-29 2000-03-29 Δς型a/d変換器 Pending JP2001285070A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100755614B1 (ko) 2006-03-14 2007-09-06 삼성전기주식회사 직류 옵셋 상쇄 회로 및 이를 이용한 프로그래머블 이득 증폭기
JP2009260605A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Toyota Motor Corp Δς変調器及びδς型ad変換器
WO2012073397A1 (ja) * 2010-12-03 2012-06-07 パナソニック株式会社 Dcオフセット補正機能を備えた無線通信システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100755614B1 (ko) 2006-03-14 2007-09-06 삼성전기주식회사 직류 옵셋 상쇄 회로 및 이를 이용한 프로그래머블 이득 증폭기
JP2009260605A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Toyota Motor Corp Δς変調器及びδς型ad変換器
WO2012073397A1 (ja) * 2010-12-03 2012-06-07 パナソニック株式会社 Dcオフセット補正機能を備えた無線通信システム

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