JP2001225688A - 車両用アームレスト構造 - Google Patents

車両用アームレスト構造

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JP2001225688A
JP2001225688A JP2000037095A JP2000037095A JP2001225688A JP 2001225688 A JP2001225688 A JP 2001225688A JP 2000037095 A JP2000037095 A JP 2000037095A JP 2000037095 A JP2000037095 A JP 2000037095A JP 2001225688 A JP2001225688 A JP 2001225688A
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JP
Japan
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armrest
opening
corresponding portion
trunk
vehicle
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JP2000037095A
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English (en)
Inventor
Zentaro Kimura
善太郎 木村
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Johnson Controls Automotive Systems KK
Original Assignee
Johnson Controls Automotive Systems KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口部をトランクスルーと共用にしても、ト
ランクスルー機能を低下させずに済む車両用アームレス
ト構造を提供する。 【解決手段】 シートクッション2における少なくとも
アームレスト7に対応する部分であるアームレスト対応
部11を他の位置へ移動自在にし、リンク8を前側へ倒
すことにより、アームレスト7がアームレスト対応部1
1上に置かれた使用状態と、アームレスト7がアームレ
スト対応部11を移動させた後の空スペースS内に位置
した下降状態とが得られるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用アームレ
スト構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のリヤシートのシートバックに開
口部を形成し、そこにアームレストを収納した構造のも
のがある(類似技術として、実開平4−56054号公
報参照)。このアームレストの下端部は、開口部の内面
に対して回転自在に軸支されている。そして、アームレ
ストを前側へ回転させることにより、該アームレスト
は、シートクッションの上面に略水平状態で置かれた状
態になるため、その上に乗員は腕を載せることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな車両用アームレスト構造にあっては、シートバック
の開口部をアームレストの収納だけに使用する場合は問
題ないが、この開口部をトランクスルーとして共用する
場合には、前側に回動させた状態のアームレストによ
り、トランクスルーとしての機能が低下することにな
る。すなわち、トランクスルーは、シートバックに形成
した開口部を介して車室内とトランクルームとを連通状
態にすることで、車室内からトランクルーム内の物を出
し入れしたり、トランクルームと車室内の両方にまたが
ってスキー等の長尺物を載せたりできるようにするもの
であるが、前述のように、アームレストを前側に回動さ
せた状態で使用すると、そのアームレストの厚さ分(高
さ分)だけトランクスルー用の開口面積が狭められてし
まい、トランクスルーとして使用する場合に不利とな
る。
【0004】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、開口部をトランクスルーと共
用にしても、トランクスルー機能を低下させずに済む車
両用アームレスト構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、リヤシートのシートバックに形成されたトランクス
ルー用の開口部の内面にリンクの下端部を回動自在に軸
支し、該リンクの上端部に開口部内に収納したアームレ
ストの側面を回転自在に軸支すると共に、シートクッシ
ョンにおける少なくともアームレストに対応する部分で
あるアームレスト対応部を他の位置へ移動自在にし、前
記リンクを前側へ倒すことにより、アームレストがアー
ムレスト対応部上に置かれた使用状態と、アームレスト
がアームレスト対応部を移動させた後の空スペース内に
位置した下降状態とが得られるようになっている。
【0006】請求項1に記載の発明によれば、アームレ
ストをシートクッションのアームレスト対応部上に置く
ことにより、アームレストとしての通常の機能が得られ
る。そして、開口部をトランクスルー用として使用する
場合には、シートクッションのアームレスト対応部を他
の位置に移動させ、空いたスペースにアームレストを収
納すれば、アームレストの位置が更に低くなり、その
分、トランクスルー用として使用できる開口面積が増
し、トランクスルー機能が高まる。
【0007】請求項2に記載の発明は、前記アームレス
ト対応部が、レール手段により前側へ移動自在になって
いる。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、アームレ
スト対応部をレール手段により前側へ移動させることに
より、空スペースを形成するようにしたため、アームレ
スト対応部を移動させるための作業が容易である。
【0009】請求項3に記載の発明は、前記アームレス
ト対応部が、前端に設けたヒンジ手段により引き起こし
自在になっている。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、アームレ
スト対応部を前端のヒンジ手段を中心に引き起こすこと
により、空スペースを形成するようにしたため、引き起
こしたアームレストにより、開口部に対して壁を形成す
ることができ、急ブレーキの場合などに、アームレスト
の上面に位置するスキーなどの長尺物が滑っても、その
前端を受け止めることができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、前記アームレス
ト対応部が、取り外し自在になっている。
【0012】請求項4に記載の発明によれば、アームレ
スト対応部を取り外すことにより、空スペースを形成す
るようにしたため、取り外したアームレスト対応部を、
トランクルーム等に収納することで、車室内を広く利用
することができる。
【0013】請求項5に記載の発明は、前記開口部が、
シートバックの下端位置まで形成されている。
【0014】請求項5に記載の発明によれば、開口部が
シートバックの下端位置まで形成されているため、空ス
ペース内に収納されるアームレストの位置を下げれば下
げるほど、開口部の開口面積拡大効果が高まる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。
【0016】図1〜図6は、この発明の第1実施形態を
示す図である。図中、符号1は、自動車のベンチ式のリ
ヤシートで、シートクッション2と、シートバック3と
から形成されている。シートバック3は、車体パネルの
縦壁4(図4参照)に固定されている。そして、このシ
ートバック3の中央部には、シートバック3の下端まで
至る下部開放型の開口部5が形成されている。また、縦
壁4にも、該開口部5に対応する開口部6が形成されて
いる。この両開口部5、6により、車室内Rとトランク
ルームTとは連通した状態となる。
【0017】前記開口部5内には、該開口部5に略相応
するサイズのアームレスト7が収納されている。このア
ームレスト7は、収納された状態で、シートバック3と
同一の表面を形成し、そこに乗員が背もたれできるよう
になっている。このアームレスト7は、リンク8を介し
て開口部5内に取付けられている。すなわち、開口部5
の内面には、ブラケット9が固定され、そのブラケット
9にリンク8の下端部が回動自在に軸支されている。そ
して、このリンク8の上端部を、アームレスト7の下側
の側面に対して回動自在に軸支している。従って、アー
ムレスト7は、リンク8の下端部を中心として前側へ回
動し、開口部5から出ることができる。アームレスト7
の頂部には、その回転操作用のリップ10が縫付けられ
ている。
【0018】一方、シートクッション2の車幅方向中央
部における前記アームレスト7に対応する部分は、該ア
ームレスト7に相応する幅のアームレスト対応部11に
なっている。このアームレスト対応部11は、レール1
2を介して車体パネルに固定されており、必要時のみ、
独立して前側へスライドできるようになっている。レー
12ルには、図示せぬロック機構が設けられており、シ
ートクッション2内に位置している通常状態と、前側へ
スライドさせた状態のそれぞれを固定できるようになっ
ている。
【0019】次に、この実施形態の作用を説明する。
【0020】通常時(図1・図4参照):通常時は、ア
ームレスト7は、シートバック3の開口部5内に収納さ
れ、アームレスト7とシートバック3とが同一表面を形
成している。従って、アームレスト7が収納されている
シートバック3の中央部にも乗員が背もたれることがで
きる。また、開口部5がアームレスト7により塞がれて
いることにより、トランクルームT内の騒音が車室内R
内に侵入することはない。
【0021】アームレスト使用時(図2・図5参照):
そして、アームレスト7を使用する場合には、アームレ
スト7のリップ10を手で引っ張って前側へ回転させ
る。アームレスト7は、リンク8の下端部を中心に前側
へ回動し、アームレスト7がシートクッション2におけ
るアームレスト対応部11の上面に載った状態で停止す
る。アームレスト7は、アームレスト対応部11の上面
に置かれた状態のため、安定しており、乗員はこのアー
ムレスト7の上に腕を載せて寛ぐことができる。
【0022】トランクスルー使用時(図3・図6参
照):開口部5をトランクスルー用として使用する場合
には、アームレスト7をいったん開口部5内に収納し、
アームレスト対応部11を前側にスライドさせる。アー
ムレスト対応部11を前側へスライドさせる作業は、レ
ール8のロック機構を解除して、アームレスト対応部1
1を前側へ押すだけなので容易である。アームレスト7
は、アームレスト対応部11を前側へスライドさせたこ
とにより生じる空スペースS内に収納する。
【0023】空スペースS内に収納することにより、ア
ームレスト7は、前記のようにアームレスト対応部11
の上面に置かれた場合よりも位置が低くなり、開口部5
の開口面積が広がるため、その分、トランクスルーとし
ての機能が向上する。特に、この実施形態では、空スペ
ースS内に収納したアームレスト7の上面と、前側へス
ライドしたアームレスト対応部11の上面が略同じ高さ
になるようになっているため、スキー等を安定した状態
で保持できる。更に、開口部5が下部開放型のため、ア
ームレスト対応部11の上面との高さの関係を考慮せず
に、アームレスト7の位置を低くすればするほど(アー
ムレスト7として使用できる厚さの限界はあるが)、ト
ランクスルーとして使用できる開口部5の開口面積を増
すことができる。
【0024】加えて、この実施形態によれば、シートク
ッション2のうち、アームレスト7に対応する幅部分だ
けをアームレスト対応部11としたため、その左右両側
に乗員の座る余地を残すことができる。尚、アームレス
ト対応部11を左右に残された余地のいずれか一方と一
体化し、一体化したものだけを前側へスライドさせるよ
うにしても良い。その場合は、1人の乗員だけが一体化
しない方に座ることができる。
【0025】図7は、この発明の第2実施形態を示す図
である。この第2実施形態は、アームレスト対応部11
を前端に設けたヒンジ13により、全体を引き起こし自
在にしたものである。このようにしても、アームレスト
対応部11を引き起こした際に空スペースSが形成され
るため、そこにアームレスト7を収納することができ
る。このようにすれば、引き起こしたアームレスト7に
より、開口部5に対して壁を形成することができ、急ブ
レーキの場合などに、アームレスト7の上面に位置する
スキーなどの長尺物が前側へ滑っても、その前端を受け
止めることができる。
【0026】以上の各実施形態では、アームレスト対応
部11を移動させて空スペースSを形成する手段とし
て、「スライド」と「引き起こし回動」の例を説明した
が、これ以外に「取り外し」を採用しても良い。すなわ
ち、アームレスト対応部11をシートクッション2から
取り外せるようにし、取り外した場合に空スペースSが
形成されるようにしても良い。このようにすれば、取り
外したアームレスト対応部11を、トランクルームT等
に収納することにより、車室内Rを広く利用することが
できる。
【0027】
【発明の効果】この発明によれば、アームレストをシー
トクッションのアームレスト対応部上に置くことによ
り、アームレストとしての通常の機能が得られる。そし
て、開口部をトランクスルー用として使用する場合に
は、シートクッションのアームレスト対応部を他の位置
に移動させ、空いたスペースにアームレストを収納すれ
ば、アームレストの位置が更に低くなり、その分、トラ
ンクスルー用として使用できる開口面積が増し、トラン
クスルー機能が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る通常状態のリヤ
シートを示す斜視図。
【図2】図1のアームレストをシートクッションの上面
に置いた状態を示すリヤシートの斜視図。
【図3】図1のアームレストを空スペース内に収納した
状態を示すリヤシートの斜視図。
【図4】図1の通常状態のリヤシートを示す断面図。
【図5】図4のアームレストをシートクッションの上面
に置いた状態を示すリヤシートの断面図。
【図6】図4のアームレストを空スペース内に収納した
状態を示すリヤシートの断面図。
【図7】この発明の第2実施形態を示すリヤシートの断
面図。
【符号の説明】
1 リヤシート 2 シートクッション 3 シートバック 5 開口部 7 アームレスト 8 リンク 11 アームレスト対応部 12 レール 13 ヒンジ R 車室内 T トランクルーム S 空スペース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤシートのシートバックに形成された
    トランクスルー用の開口部の内面にリンクの下端部を回
    動自在に軸支し、該リンクの上端部に開口部内に収納し
    たアームレストの側面を回転自在に軸支すると共に、 シートクッションにおける少なくともアームレストに対
    応する部分であるアームレスト対応部を他の位置へ移動
    自在にし、 前記リンクを前側へ倒すことにより、アームレストがア
    ームレスト対応部上に置かれた使用状態と、アームレス
    トがアームレスト対応部を移動させた後の空スペース内
    に位置した下降状態とが得られるようになっていること
    を特徴とする車両用アームレスト構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用アームレスト構
    造であって、 前記アームレスト対応部が、レール手段により前側へ移
    動自在になっていることを特徴とする車両用アームレス
    ト構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の車両用アームレスト構
    造であって、 前記アームレスト対応部が、前端に設けたヒンジ手段に
    より引き起こし自在になっていることを特徴とする車両
    用アームレスト構造。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の車両用アームレスト構
    造であって、 前記アームレスト対応部が、取り外し自在になっている
    ことを特徴とする車両用アームレスト構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車
    両用アームレスト構造であって、 前記開口部が、シートバックの下端位置まで形成されて
    いることを特徴とする車両用アームレスト構造。
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