JP2001218336A - 電気接続箱のブスバー構造 - Google Patents

電気接続箱のブスバー構造

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JP2001218336A
JP2001218336A JP2000025063A JP2000025063A JP2001218336A JP 2001218336 A JP2001218336 A JP 2001218336A JP 2000025063 A JP2000025063 A JP 2000025063A JP 2000025063 A JP2000025063 A JP 2000025063A JP 2001218336 A JP2001218336 A JP 2001218336A
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bus bar
burrs
rib
groove
punching
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JP2000025063A
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English (en)
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Haruyoshi Murofushi
治義 室伏
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブスバーの形成工程でバリが発生してもリー
ク電流の発生を防止することができる電気接続箱のブス
バー構造を提供する。 【解決手段】 導電板を打ち抜き加工してなる複数のブ
スバー11,11が、絶縁性基板13の表面に形成した
リブ13Aにより画成される溝部13B内にそれぞれ収
容されて平面的に配索されてなる電気接続箱のブスバー
構造において、ブスバー11の打ち抜き開始面11Aと
反対側の面11Bを溝部13Bの底面に接触するように
配置した。これにより、ブスバー11の端部にバリ12
が発生しても、リブ13A上にバリ12が存在せずバリ
12同士が近接してリーク電流を発生するのを防止する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続箱のブス
バー構造に関し、詳しくは、例えば、ワイヤーハーネス
の相互接続に用いられる電気接続箱の内部回路を構成す
るブスバー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気接続箱に用いられるブスバー
(回路板)は、一枚の金属板(導電板)から所望のパタ
ーンとなるように打ち抜かれて形成(プレス成形)され
ている。図4に示すように、プレス成形されたブスバー
1は、所定の端部1Aをタブ端子として起立させたもの
を、基板(配線板)2上のリブ2Aに沿って平面的に配
索されている。このようにブスバー1が配索された基板
2は、電気接続箱3内に一層又は多層になるように重ね
られて収容されている。
【0003】本来、図5に示すように、基板2のリブ2
Aを挟んで隣接するブスバー1,1同士は、リーク電流
を最小限に抑えるべく一定の距離W1となるように設定
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すように、ブスバー1を打ち抜き加工によりプレス成
形する際に、プレス方向(図6中矢印で示す)と逆の部
位にバリ1Bが発生することがある。このようにバリ1
Bが発生したブスバー1を配索した基板2では、図7に
示すように、リブ2Aの上方に向けてブスバー1のバリ
1Bが突出する。このため、図8に示すように、複数の
基板2,2を重ねた際に、基板2とブスバー1との接触
面と反対方向にバリ1Bを配置すると、細く変形し易い
バリ1Bがリブ2Aの上面に沿って折り曲げられて、隣
接する各バリ1B,1B同士の距離W2となり、リブ2
Aを挟む各ブスバー1,1同士の距離が本来の設定距離
W1より短くなるという問題が生じる。このように、バ
リ1B,1B同士が近接すると、リーク電流が発生し易
くなり、電気接続箱の信頼性の低下を招くものであっ
た。このような問題は、複数の基板2,2を重ねた場合
に限るものではなく、一枚の基板2においても発生し得
る問題である。
【0005】そこで、本発明は、ブスバーの形成工程で
バリが発生してもリーク電流の発生を防止することがで
きる電気接続箱のブスバー構造を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、導電
板を打ち抜き加工(プレス加工)してなる複数のブスバ
ーが、絶縁性基板の表面に形成したリブにより画成され
る溝部内にそれぞれ収容されて平面的に配索されて成る
電気接続箱のブスバー構造において、前記ブスバーの打
ち抜き開始面側と反対の面を前記溝部の底面に接触する
ように配置したことを特徴とする。
【0007】このような構成の請求項1の発明では、絶
縁性基板の溝部に収容配索されるブスバー同士が絶縁性
基板に形成されたリブにより区画される。ブスバーの打
ち抜き開始面と反対の面側のエッジには、バリが発生す
る可能性があるが、打ち抜き開始面と反対の面を溝部の
底面に接触するように配置したことで、バリがリブとブ
スバーとの間の隙間に収容されてリーク電流の発生の原
因となることを防止できる。また、バリ自体が細く変形
し易いため、溝部の底面側にバリが位置してもブスバー
を押し込むことで容易に変形して、ブスバーを溝部へ収
容するのを干渉することがない。
【0008】また、請求項2の発明は、導電板を打ち抜
き加工(プレス加工)してなる複数のブスバーが、絶縁
性基板の表面に形成したリブにより画成される溝部内に
それぞれ収容されて平面的に配索されて成る電気接続箱
のブスバー構造において、前記リブの幅寸法の短い部分
の両側に配置される前記ブスバーは、打ち抜き開始面と
反対側の面側からエッジ部にプレス加工が施されている
ことを特徴とする。
【0009】このような構成の請求項2の発明では、ブ
スバーの打ち抜き開始面と反対側の面側のエッジ部にバ
リが発生していたとしてもプレス加工によりバリが取り
去られるため、リブの上面に沿ってバリ同士の距離が近
接するのを防止できる。さらに、プレス加工が施された
面を上側にしても下側にしても、リブの幅寸法の短い部
分ではリーク電流の発生を有効に防止することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電気接続箱の
ブスバー構造の詳細を図面に示す実施形態に基づいて説
明する。
【0011】図1は、本発明に係る電気接続箱のブスバ
ー構造の第1の実施形態を示す要部の断面図である。ブ
スバー11は、一枚の金属板(導電板)から所望の回路
パターンとなるように打ち抜かれて形成(プレス成形)
されている。このブスバー11は、表面(打ち抜き開始
面)11A側からプレス加工されて裏面(打ち抜き開始
面と反対側の面)11B側にバリ12が発生する場合が
ある。
【0012】図1に示すように、プレス成形されたブス
バー11は、絶縁性樹脂でなる基板13上のリブ13A
に沿って平面的に配索されている。この基板13は、ブ
スバー11の回路パターンに対応してリブ13Aが形成
され、該リブ13Aの両側にはブスバー11を収容する
溝部13Bが形成されている。そして、リブ13Aの上
端と溝部13Bの底面との距離寸法は、ブスバー11の
厚さ寸法と略同一となるように設定されている。
【0013】このような基板13の溝部13Bには、ブ
スバー11が裏面11Bを下にするように配置されてい
る。即ち、プレス成形によりバリ12が発生する可能性
のある裏面11Bを下にして配置させることにより、バ
リ12がリブ13Aとブスバー11との間の隙間に入り
込むため、リブ13Aの上面に突出することがないよう
に設定されている。また、バリ12は細く薄いため、基
板13の溝部13B内にブスバー11を押し込むことに
より、容易に変形して溝部13Bの内壁面に沿った形状
になる。このため、リブ13Aを挟んで配索される各ブ
スバー11,11同士の距離は、リブ13Aの幅寸法W
より短くなることがなく、電気的絶縁性を良好に保持す
ることができる。このようなブスバー構造とすることに
より、各ブスバー11,11同士の間にリーク電流が発
生するのを抑制することが可能となる。
【0014】以上、本実施形態のブスバー構造について
説明したが、例えば図4に示すようなブスバーが基板に
配設された構造において、リブを介して隣接するブスバ
ー同士の距離が短い部分では、以下に説明するような方
法を用いてもよい。
【0015】即ち、図2に示す本発明の第2の実施形態
のように、ブスバー11をプレス成形する際に、プレス
方向(図2中矢印で示す)の反対側に発生したバリ12
を、再度プレス方向と逆方向からプレス加工することに
より除去又は変形させて図2に示すようなカット面14
を形成する。
【0016】そして、図3に示すように、カット面14
が形成された裏面11Bを溝部13Bの底面側に接触す
るように配置することにより、ブスバー11を溝部13
B内に収容し易くすることができる。
【0017】尚、この方法では、ブスバー11において
カット面14を形成した裏面11Bを下に向けて配置し
たが、リブ13Aの幅寸法の短い部分のブスバー11の
エッジのバリ12を取っているため、リーク電流の発生
し易い箇所でのリーク電流の発生は確実に防止できるた
め、裏面11Bを上に向けて配置してよい。
【0018】このように、基板13においてリブ13A
の幅寸法が短い部分、即ち、各ブスバー11,11同士
が近接する部分でのバリ12を取るという方法では、各
ブスバー11,11同士が近接していない部分のバリ取
り加工(プレス加工)を要しないため、コスト高になる
のを防止することができる。
【0019】以上、前記各実施形態について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、構成の要
旨に付随する各種の変更が可能である。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、打ち抜き開始面と反対側の面を溝部
の底面に接触するように配置したことで、バリがリブと
ブスバーとの間の隙間に収容されてリーク電流の発生の
原因となることを防止する効果がある。また、バリ自体
が細く変形し易いため、溝部の底面側にバリが位置して
もブスバーを押し込むことで容易に変形して、ブスバー
を溝部へ収容するのを干渉することがなく、組み立て性
を阻害することなく極めて容易に製造することができ
る。
【0021】また、請求項2の発明によれば、ブスバー
の打ち抜き開始面と反対側の面側のエッジ部にバリが発
生していたとしてもプレス加工によりバリが取り去られ
るため、リブの上面に沿ってバリ同士の距離が近接する
のを防止する効果がある。さらに、プレス加工が施され
た面を上側にしても下側にしても、リブの幅寸法の短い
部分ではリーク電流の発生を有効に防止することがで
き、組み立ての利便性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱のブスバー構造の第1
の実施形態を示す要部の断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の付加的加工工程を示
す要部の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の付加的加工工程を施
した例を示す要部の断面図である。
【図4】ブスバー構造を備えた電気接続箱の分解斜視図
である。
【図5】従来の電気接続箱のブスバー構造を示す要部の
断面図である。
【図6】従来のブスバーの打ち抜き加工工程を示す要部
の断面図である。
【図7】従来の電気接続箱のブスバー構造の要部の断面
図である。
【図8】従来の電気接続箱において基板を積層した状態
を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
11 ブスバー 11A 表面(打ち抜き開始面) 11B 裏面(打ち抜き開始面と反対側の面) 13 絶縁性基板 13A リブ 13B 溝部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電板を打ち抜き加工してなる複数のブ
    スバーが、絶縁性基板の表面に形成したリブにより画成
    される溝部内にそれぞれ収容されて平面的に配索されて
    成る電気接続箱のブスバー構造において、 前記ブスバーの打ち抜き開始面と反対側の面を前記溝部
    の底面に接触するように配置したことを特徴とする電気
    接続箱のブスバー構造。
  2. 【請求項2】 導電板を打ち抜き加工してなる複数のブ
    スバーが、絶縁性基板の表面に形成したリブにより画成
    される溝部内にそれぞれ収容されて平面的に配索されて
    成る電気接続箱のブスバー構造において、 前記リブの幅寸法の短い部分の両側に配置される前記ブ
    スバーは、打ち抜き開始面と反対側の面側からエッジ部
    にプレス加工が施されていることを特徴とする電気接続
    箱のブスバー構造。
JP2000025063A 2000-02-02 2000-02-02 電気接続箱のブスバー構造 Pending JP2001218336A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010259139A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Fuji Electric Systems Co Ltd 絶縁ブスバー及びこれを使用した電力変換装置
JP2010267586A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Yazaki Corp バッテリ接続プレートの合成樹脂製基板部に収納されるバスバーおよびその合成樹脂製基板部

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