JP2001218018A - 画像読取方法及び装置 - Google Patents

画像読取方法及び装置

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JP2001218018A
JP2001218018A JP2000027609A JP2000027609A JP2001218018A JP 2001218018 A JP2001218018 A JP 2001218018A JP 2000027609 A JP2000027609 A JP 2000027609A JP 2000027609 A JP2000027609 A JP 2000027609A JP 2001218018 A JP2001218018 A JP 2001218018A
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JP2000027609A
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Satoshi Ouchi
敏 大内
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異形の原稿を読み取った場合に、原稿枠消し
処理によっても除去できない目障りな背景情報を生じさ
せず、かつ、定形サイズの原稿の裏写りを防止する。 【解決手段】 原稿押さえ4に、液晶表示パネルのよう
な可変色パネル5を設ける。定形サイズ以外のサイズの
原稿を読み取る時に、可変色パネル5の色を、原稿の地
色と同色とみなし得る色(白、黄)に制御する。定形サ
イズの原稿を読み取る時には、可変色パネル5の色を、
裏写りの防止に有効な色(黒)に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿をスキャンす
ることにより画像情報を読み取る機能を持つ機器、例え
ばイメージスキャナ、複写機、ファクス、文字認識装置
など(本明細書においては、これら機器を画像読取装置
と総称する)に関する。
【0002】
【従来の技術】読取対象の原稿を原稿台に載置した状態
で読み取る、いわゆるフラットベッド型のイメージスキ
ャナや複写機などでは、原稿の浮きを防ぐため原稿押さ
えによって原稿を原稿台に押しつけた状態でスキャンが
行われる。この原稿押さえの原稿に接する側の面(原稿
押さえ面)は、スキャンの際に原稿の背景として、原稿
と一緒に読み取られる。現在、白又は黒の原稿押さえ面
が一般的に用いられている。
【0003】黒の原稿押さえ面は、原稿の裏面の情報が
読み取られる、いわゆる裏写りが生じにくいという利点
がある。しかし、原稿の周囲の黒背景が同時に読み取ら
れるため、原稿より大きなサイズの用紙に読み取り画像
を等倍で印刷した場合、原稿画像の周囲に黒縁が付いて
しまうという短所がある。そこで、例えば特開平9−2
7898号公報、特開平11−205547号公報など
に見られるように、プレスキャンによって読み取られた
画像情報から原稿サイズを検出し、あるいは、APSセ
ンサ(原稿サイズ検出センサ)を用いて原稿サイズを検
出し、原稿サイズに基づいて、読み取った画像情報から
原稿の外側の黒情報を消去する、いわゆる原稿枠消し処
理を行う必要がある。
【0004】他方、白の原稿押さえ面は、原稿押さえ面
の汚れやきず疵を無視できる場合には、いわゆる原稿枠
消し処理が不要であるという利点がある。しかし、薄い
原稿では、裏写りが生じやすいという短所がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、原稿押
さえ面を黒にし、原稿サイズを検出して原稿枠消し処理
を行えば、裏写りがなく、かつ、黒縁の付かない原稿画
像を再現できる。しかし、例えば図13に示すハート形
の原稿100のような異形の原稿の場合、原稿の外接矩
形の内部が原稿領域として扱われるため、原稿枠消し処
理を行っても一部に背景の黒情報が残ってしまうという
問題がある。図13に示す原稿100の場合、その外接
矩形101の外側の背景情報は原稿枠消し処理によって
消去されるが、網掛け部分に背景情報が残り極めて目障
りである。
【0006】本発明の目的は、このような問題点を解消
できる画像読取方法及び装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】図13に示したハート形
原稿100のような異形の原稿は、その外接矩形の内部
を原稿領域と見た場合、そのサイズが定形サイズ(JI
Sに定められたA列,B列の各判など)のいずれとも一
致しないことが多い。本発明は、このことに着目して、
前記問題点を解決できる画像読取方法と、同方法を実施
するための画像読取装置を実現する。
【0008】すなわち、請求項1記載の発明の特徴は、
原稿をその表面側からスキャンして画像情報を読み取る
画像読取装置において、原稿のサイズが所定の1種類以
上の定形サイズのいずれかであるか、いずれでもないか
判定し、いずれかの定形サイズであると判定された原稿
(定形原稿)については、裏写りの防止のための第1の
色の面を背景として画像情報を読み取り、いずれの定形
サイズでもないと判定された原稿(不定形原稿)につい
ては、その地色と同色とみなし得る第2の色の面を背景
として画像情報を読み取ることにある。
【0009】請求項2記載の発明の特徴は、原稿台に載
置された原稿を、その表面側からスキャンして画像情報
を読み取る画像読取装置において、原稿を原稿台に押し
つけるための、電気的に色を制御可能な原稿押さえ面を
有する原稿押さえと、原稿が定形原稿であるか否か判定
するための手段と、この手段により、原稿が定形原稿で
あると判定された場合には前記原稿押さえ面の色を、原
稿の裏写りの防止のための第1の色に制御し、原稿が不
定形原稿であると判定された場合には、前記原稿押さえ
面の色を原稿の地色と同色とみなし得る第2の色に制御
する手段とを具備することである。
【0010】請求項3記載の発明の特徴は、原稿台に載
置された原稿を、その表面側からスキャンして画像情報
を読み取る画像読取装置において、原稿が定形原稿であ
るか否か判定するための手段と、この手段による判定結
果を報知するための手段と、原稿を原稿台に押しつける
ために選択的に使用可能な第1と第2の原稿押さえとを
具備し、前記第1の原稿押さえが原稿の裏写りの防止の
ための第1の色の原稿押さえ面を有し、前記第2の原稿
押さえが原稿の地色と同色とみなし得る第2の色の原稿
押さえ面を有することである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照し、本発明
の実施の形態について説明する。なお、カラー複写機に
関連して本発明の実施の形態を説明するが、カラー複写
機と同様の方法で原稿の画像情報を読み取るモノクロ複
写機、イメージスキャナ、ファクス、OCRなどに対し
ても本発明を適用できる。
【0012】本発明の実施の形態1によるカラー複写機
の外観形状を図1に、内部構成を図2にそれぞれ示す。
このカラー複写機は、スキャナ部1とプリンタ部2から
なる。スキャナ部1には、その上面に原稿を載置するた
めの原稿台(コンタクトガラス)3が設けられ、また、
原稿台3に載置された原稿の浮きを防止するための原稿
押さえ4が、ヒンジ機構6によって開閉可能に取り付け
られている。原稿押さえ4には、電気的に色を制御可能
な可変色パネル5が設けられている。この可変色パネル
5は、可変色の原稿押さえ面として作用するもので、例
えば液晶表示パネルからなる。スキャナ部1の上面に
は、カラー複写機を操作するための操作パネル8と、カ
ラー複写機の状態や後述する警告メッセージなどを表示
するための表示パネル7が設けられている。
【0013】このカラー複写機の内部構成は、基本的に
は従来のカラー複写機の内部構成と同様である。すなわ
ち、図2に簡略化して示すように、スキャナ部1におい
ては、原稿台3に載置された原稿12の表面(図中、下
面)を光源20で照明し、その反射光をミラー21,2
2,23を介してレンズ24に導き、CCD撮像素子な
どのイメージセンサ25に像を結像させ、イメージセン
サ25で原稿12の画像情報を赤(R)、緑(G)、青
(B)に分解して読み取る。この画像読取のためのスキ
ャンの副走査は光源20及びミラー21,22,23の
移動によって行われ(この移動のための機構は図示され
ていない)、主走査はイメージセンサ25によって行わ
れる。イメージセンサ25からR,G,B各成分のアナ
ログ画信号が出力され、これは電子回路ユニット26に
入力される。プリンタ部2においては、電子回路ユニッ
ト26より出力されるマゼンタ(M)、シアン(C)、
イエロー(Y)、ブラック(Bk)の各色成分信号によ
って変調されたレーザビームがレーザ変調部30より射
出され、このレーザビームによって、ポリゴンミラー3
1、f−θレンズ32、ミラー33を介し感光ドラム3
4が走査されることにより、感光ドラム34の表面に
M、C、Y、Bkの各色成分の静電潜像が順次形成され
る。これら各色成分の静電潜像は現像器35によって順
次現像される。感光ドラム34上に現像された画像は、
用紙搬送機構38により用紙カセット10又は11より
供給された用紙に、転写ドラム36により転写され、全
色成分が転写された用紙は用紙搬送機構39によって搬
送され、定着器40によって定着処理が施されたのちト
レイ9に排出される。
【0014】図3に、このカラー複写機の電子回路ユニ
ット26のブロック構成の一例を示す。スキャナ部1の
イメージセンサ25から出力されるR,G,B各色成分
のアナログ画信号は、AGC回路50によって信号レベ
ルが調整され、A/D変換器51でデジタル画信号に変
換され、次にシェーディング補正回路52でシェーディ
ング補正を施されて信号処理部53へ入力される。この
信号処理部53は、入力された画像情報に対するMTF
補正、主走査変倍、M,C,Y,Bk信号への変換、ガ
ンマ補正、ディザや誤差拡散などの中間調処理、前述の
原稿枠消し処理などを行う部分である。このような処理
を施されたM,C,Y,Bkの各色成分信号がプリンタ
部2のレーザ変調部30へ供給される。スキャナ部1に
おけるスキャン動作、図3中の各部の動作、プリンタ部
2の動作は制御部24によって制御される。前述の表示
パネル7、操作パネル8、可変色パネル(液晶表示パネ
ル)5、原稿押さえ4の開閉を検出するための原稿押さ
えセンサ15(図1、図2には示されていない)も制御
部54に接続される。また、プレスキャン時に読み取ら
れた画像情報(例えばシェーディング補正回路52によ
り補正後の画像情報)から原稿サイズを検出するための
最大矩形領域検出部55も設けられ、これも制御部54
に接続される。この最大矩形領域検出部55により得ら
れたサイズ情報から原稿12が定形原稿であるか不定形
原稿であるかが判定されるが、この判定は制御部54に
おいて行われる。
【0015】以下、このカラー複写機の動作を説明す
る。図4は動作の流れを示すフローチャートである。
【0016】操作者によって操作パネル8の「スター
ト」ボタンが操作されると、制御部54は、原稿押さえ
センサ15からの信号に基づいて原稿押さえ4が閉じら
れているか否か判定し(ステップS1)、それが閉じら
れていない時には、「原稿押さえを閉じて下さい」とい
うような警告メッセージを表示パネル7に表示する(ス
テップS2)。
【0017】原稿押さえ4が閉じられると、制御部54
は可変色パネル5の色が、裏写りの生じにくい色(一般
的には黒)になるように可変色パネル5を駆動し(ステ
ップS3)、スキャナ部1のプレスキャン動作(ステッ
プS7)を開始させる。このプレスキャン動作中に、最
大白矩形領域検出部55において、シェーディング補正
後の画像情報から白画素を検出し、主走査方向及び副走
査方向における白画素の最小座標と最大座標を求める。
プレスキャン動作の終了時に得られた白画素の最小座標
と最大座標によって示される矩形領域(最大白矩形領
域)が、原稿領域とみなされる。通常、原稿の地色は白
であるか、白とみなし得る色であり、また、原稿の周辺
部には文字などが記録されていないため、このような簡
単な方法で原稿領域を検出することができる。ただし、
白とみなしえないような原稿を扱う場合には、その地色
に相当する色の画素を検出し、その最小座標と最大座標
を検出してもよい。
【0018】プレスキャン動作が終了すると、制御部5
4において、最大白矩形領域検出部55で得られた座標
情報から、最大白矩形領域のサイズ(主走査方向の長さ
X、副走査方向の長さY)を計算し、所定の1種類以上
の定形サイズ(A3,A4,B4,B5など)と比較
し、原稿12のサイズがいずれかの定形サイズである
か、いずれの定形サイズでもないか判定する(ステップ
S5)。例えば、算出されたX,Yと、ある定形サイズ
の対応辺の長さとの差がそれそぞれ±10mm以内であ
れば、原稿12はその定形サイズであると判定する。A
4判のサイズは210mm×297mmのサイズである
から、原稿12を、その長手方向が副走査方向となるよ
うに載置するものとすれば、 287<Y<307 かつ 200<X<220 ならば原稿12はA4サイズであると判定する。いずれ
の定形サイズについても上に述べたような条件が満たさ
れない場合には、不定形サイズであると判定される。
【0019】制御部54は、定形サイズであると判定し
た場合には直ちに本スキャン動作(ステップS7)を開
始させるが、不定形サイズであると判定された場合に
は、可変色パネル5の色を原稿の地肌と同色とみなし得
る色(通常は白)に変更するように可変色パネル5を駆
動し(ステップS6)、しかる後に本スキャン動作(ス
テップS7)を開始させる。この本スキャン動作が終了
すると(あるいは、本スキャン動作と並行して)、プリ
ンタ部2による印刷動作(ステップS8)を開始させ
る。本スキャン動作時に信号処理部53において原稿枠
消し処理が行われるが、この処理では、プレスキャン動
作時に最大白矩形領域検出部55により検出された最大
白矩形領域、又は、それより所定量だけ小さい領域を原
稿領域として、その外側領域の情報が消去される。
【0020】このように、原稿12が不定形サイズの場
合、原稿の地色と同色とみなし得る色の可変色パネル5
(原稿押さえ面)を背景として原稿12が読み取られる
ため、図13に示した異形原稿に関連して述べたような
問題は解消される。また、原稿12が定形サイズの場
合、黒の可変色パネル5を背景として原稿12が読み取
られるため、裏写りを防止できる。
【0021】なお、原稿の地色は白であることが多いた
め、不定形サイズの原稿の読み取り時における可変色パ
ネル5の色は前述のように白にすればよいが、白は汚れ
に弱い。モノクロ再生の場合(あるいは、モノクロの複
写機、イメージスキャナなどの場合)には、可変色サイ
ズの原稿の読み取り時に、可変色パネル5を白より汚れ
に強く、白と輝度が近い黄色にしてもよい。
【0022】本発明の実施の形態2によれば、図1及び
図2に示した構成のカラー複写機において、図5に示す
ように、原稿台3の下方の所定位置に、原稿の幅、長さ
をそれぞれ検出するためのAPSセンサ100W,10
0Lが設けられる。このAPSセンサ100W,100
Lは、特開平11−205547号公報に開示されてい
るものと同様のものであり、図6に拡大して示すよう
に、発光素子101、複数個(この例では3個)の受光
素子102及びグレイティング素子103からなる。発
光素子101から出た光ビームは、グレイティング素子
103によって3方向の光ビームに分けられて原稿台3
の所定位置に向かい原稿面を照射し、各光ビームの原稿
面からの反射光を対応した受光素子102でそれぞれ受
光する。各センサ100W,100Lの3個の受光素子
102の出力信号から、原稿のサイズを検出できる。原
稿の幅を検出するためのセンサ100Wの場合、図5に
示すようにA4,B4,A3の各サイズに対応した位置
に光ビームを照射する。原稿の長さを検出するためのセ
ンサ100Lの場合も同様に各サイズに対応した位置に
光ビームを照射する。センサ100W,100Lの両方
で、例えばB4サイズに対応する光ビームの反射光が検
出され、それ以外のサイズに対応する光ビームの反射光
が検出されない場合には、原稿台3上の原稿12のサイ
ズはB4サイズと判定できる。このような矛盾のない検
出結果とならない場合には、不定形サイズと判定でき
る。
【0023】この実施の形態2によるカラー複写機の電
子回路ユニット26のブロック構成の一例を図7に示
す。図中、図3と同一部分もしくは対応部分には同じ参
照番号が付されている。この実施の形態2においては、
最大白矩形領域検出部55(図3)は省かれ、その代わ
りにスキャナ部1に設けられたAPSセンサ100W,
100Lの検出信号が制御部54に入力される。
【0024】次に、このカラー複写機の動作を説明す
る。図8は、動作の流れを示すフローチャートである。
【0025】操作者が操作パネル6の「スタート」ボタ
ンを操作すると、制御部54は、原稿押さえセンサ15
からの信号によって原稿押さえ4が閉じられているか判
定する(ステップS11)。原稿押さえ4が閉じられて
いない場合には、制御部54は表示パネル7に、原稿押
さえ4を閉じるように操作者に促すための警告メッセー
ジを表示する(ステップS12)。
【0026】原稿押さえ4が閉じられていることを確認
すると、制御部54は、可変色パネル5を、その色が黒
になるように駆動し(ステップS13)、APSセンサ
100W,100Lを作動させ、その検出信号から原稿
台3上の原稿12のサイズが、いずれかの定形サイズ
(A3,B4,A4など)であるか、不定形サイズであ
るか判定する(ステップS14)。不定形サイズである
と判定した場合には、制御部54は、可変色パネル5
を、その色が原稿の地色と同色とみなし得る色(通常は
白)になるように駆動し(ステップS15)、しかる後
にスキャナ部1のスキャン動作(ステップS16)を開
始させる。定形サイズであると判定した場合には、直ち
にスキャン動作(ステップS16)を開始させる。この
スキャン動作はプレスキャンではなく本スキャンであ
る。このスキャン動作の終了後(又はスキャン動作と並
行して)、制御部54はプリンタ部2の印刷動作(ステ
ップS17)を開始させる。
【0027】このように、不定形サイズの原稿は、地色
と同色とみなし得る色の可変色パネル5(原稿押さえ
面)を背景として画像情報が読み取られるため、実施の
形態1の場合と同様に、図13に関連して説明したよう
な問題を解消でき、かつ、定形サイズの原稿の裏写りを
防止できる。また、プレスキャン動作が不要になるた
め、実施の形態1に比べ原稿の読取時間を短縮できる。
【0028】本発明の実施の形態3によるカラー複写機
においては、図9に示すように、2つの原稿押さえ4
B,4Wがヒンジ機構6によって開閉可能にスキャナ部
1に取り付けられている。一方の原稿押さえ4Bには、
原稿押さえ面として作用する、裏写り防止に有効な黒色
(あるいは銀色)の面部材5Bが取り付けられている。
もう一方の原稿押さえ4Wには、原稿押さえ面として作
用する、原稿の地色と同色とみなし得る色の面部材5W
が取り付けられている。この面部材5Wの色としては、
通常は白が選ばれるが、モノクロ再生の場合は黄色を採
用することも可能である。各原稿押さえ5B,5Wの開
閉状態を検出するためのセンサ(図10中の15B,1
5W)が設けられているが、図9には示されていない。
なお、このカラー複写機は図2に示すような内部構成で
ある。
【0029】この実施の形態3によるカラー複写機の電
子回路ユニット26のブロック構成の一例を図10に示
す。図中、図3と同一部分もしくは対応部分には同じ参
照番号が付されている。この実施の形態2においては、
原稿押さえ5Bの開閉状態を検出するためのセンサ15
Bと、原稿押さえ5Wの開閉状態を検出するためのセン
サ15Wの検出信号が制御部54に入力される。
【0030】次に、このカラー複写機の動作を説明す
る。図11は、動作の流れを示すフローチャートであ
る。
【0031】操作者によって操作パネル8の「スター
ト」ボタンが操作されると、制御部54は、原稿押さえ
センサ15B,15Wからの信号に基づいて、黒色(又
は銀色)の原稿押さえ面を持つ原稿押さえ4Bが閉じら
れているか否か判定し(ステップS21)、それが閉じ
られていない時には「黒色の原稿押さえを閉じて下さ
い」というような警告メッセージを表示パネル7に表示
する(ステップS22)。原稿押さえ4Bが閉じられる
と、制御部54はスキャナ部1のプレスキャン動作(ス
テップS23)を開始させる。このプレスキャン動作中
に、最大白矩形領域検出部55において、シェーディン
グ補正後の画像情報から白画素を検出し、主走査方向及
び副走査方向における白画素の最小座標と最大座標を求
める。プレスキャン動作が終了すると、制御部54にお
いて、最大白矩形領域検出部55で得られた座標情報か
ら、最大白矩形領域のサイズ(主走査方向の長さX、副
走査方向の長さY)を計算し、所定の1種類以上の定形
サイズ(A3,A4,B4,B5など)と比較し、原稿
12のサイズがいずれかの定形サイズであるか、いずれ
の定形サイズでもないか判定する(ステップS24
5)。この判定は、実施の形態1に関連して述べた方法
で行われる。
【0032】制御部54は、定形サイズであると判定し
た場合には直ちに本スキャン動作(ステップS27)を
開始させる。不定形サイズであると判定した場合には、
制御部54は、白色(又は黄色)の原稿押さえ面を持つ
原稿押さえ4Wを閉じるように操作者に促すための警告
メッセージを表示パネル7に表示し(ステップS2
5)、原稿押さえセンサ15Wの検出信号によって原稿
押さえ4Wが閉じられたか否か判定する(ステップS2
6)。操作者が原稿押さえ4Bを開き、それに代えて原
稿押さえ5Wを原稿台3に載せ、これが原稿押さえセン
サ15Wによって検出されると、制御部54は本スキャ
ン動作(ステップS27)を開始させる。そして、本ス
キャン動作が終了すると(あるいは、本スキャン動作と
並行して)、プリンタ部2の印刷動作(ステップS2
8)を開始させる。
【0033】このように、原稿12が不定形サイズの場
合、原稿の地色と同色とみなし得る色の面部材5Wを背
景として原稿12が読み取られるため、図13に示した
異形原稿に関連して述べたような問題は解消される。ま
た、原稿12が定形サイズの場合、黒(又は銀色)の面
部材5Bを背景として原稿12が読み取られるため、裏
写りを防止できる。
【0034】本発明の実施の形態4によれば、前記実施
の形態2によるカラー複写機と同様な内部構成のカラー
複写機に、前記実施の形態3と同様の選択使用が可能な
2つの原稿押さえ4B,4W(図9)が設けられる。こ
のカラー複写機の電子回路ユニット26(図2)のブロ
ック構成は、図7に示したブロック構成と同様である
が、原稿押さえセンサ15に代えて、2つの原稿押さえ
センサ15B,15W(図10)の検出信号が制御部5
4に入力される。
【0035】このカラー複写機の動作の流れは、図12
に示すとおりである。すなわち、操作者によって操作パ
ネル8の「スタート」ボタンが操作されると、制御部5
4は、原稿押さえセンサ15B,15Wからの信号に基
づいて、黒色(又は銀色)の原稿押さえ面を持つ原稿押
さえ4Bが閉じられているか否か判定し(ステップS3
1)、それが閉じられていない時には、「黒色の原稿押
さえを閉じて下さい」というような警告メッセージを表
示パネル7に表示する(ステップS32)。
【0036】原稿押さえ4Bが閉じられると、制御部5
4は、APSセンサ100W,100L(図5、図6)
を作動させ、その検出信号から原稿台3上の原稿12の
サイズが、いずれかの定形サイズ(A3,B4,A4な
ど)であるか、不定形サイズであるか判定する(ステッ
プS33)。定形サイズであると判定した場合には、制
御部54は、直ちに本スキャン動作(ステップS36)
を開始させる。不定形サイズであると判定した場合に
は、制御部54は、白色(又は黄色)の原稿押さえ面を
持つ原稿押さえ4Wを閉じるように操作者に促すための
警告メッセージを表示パネル7に表示し(ステップS3
4)、原稿押さえセンサ15Wの検出信号によって原稿
押さえ4Wが閉じられたか否か判定する(ステップS3
5)。操作者が原稿押さえ4Bを開き、それに代えて原
稿押さえ5Wを閉じ、これが原稿押さえセンサ15Wに
よって検出されると、制御部54は本スキャン動作(ス
テップS36)を開始させる。本スキャン動作が終了す
ると(あるいは本スキャン動作と並行して)、プリンタ
部2の印刷動作(ステップS37)を開始させる。
【0037】このように、原稿が不定形サイズの場合、
原稿の地色と同色とみなし得る色の面部材5W(図9)
を背景として原稿が読み取られるため、図13に示した
異形原稿に関連して述べたような問題は解消される。ま
た、原稿が定形サイズの場合、黒(又は銀色)の面部材
5B(図9)を背景として原稿が読み取られるため、裏
写りを防止できる。
【0038】以上に説明したカラー複写機は、読み取り
光学系を移動しながら原稿をスキャンする形式であった
が、読み取り光学系を固定し、原稿台を移動することに
よってスキャンする形式のカラー複写機や、イメージス
キャナ、ファクス、OCRなどにも本発明を同様に適用
できることは明らかである。
【0039】また、原稿を搬送しつつ、密着型イメージ
センサを用いて画像情報を読み取る、いわゆるシートフ
ィード型のイメージスキャナやファクスなどにも本発明
を適用し得る。この場合、例えば、液晶表示パネルのよ
うな電気的に色を制御可能な可変色パネルを、面部原稿
搬送路の画像情報読取位置において原稿の裏面に接触さ
せるように配置し、この可変色パネルの色を、前記各実
施の形態と同様に制御する構成とすることができる。あ
るいは、黒(又は銀色)面部と白(又は黄色)面部を持
つ可動部材を、画像情報読取位置において原稿の背面に
接触させ得る位置に配設し、定形サイズの原稿の読取時
には可動部材の黒(又は銀色)面部が原稿の背景となる
ように可動部材を移動もしくは回動させ、不定形サイズ
の原稿の読取時には白(又は黄色)面部が原稿の背景と
なるように可動部材を移動もしくは回動させるような構
成とすることができる。
【0040】また、イメージスキャナなどは、パソコン
などのコンピュータに接続され、コンピュータ側から制
御される場合が多い。この場合、前記各実施の形態にお
ける原稿サイズ判定、原稿押さえ面の色判定や制御、警
告、スキャン動作の開始制御などをコンピュータ側で行
うようにすることができる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明の画像読取方法によれば、異形の原稿など
の画像情報を読み取った場合に、原稿枠消し処理によっ
ても消去できないような目障りな背景情報の発生を防止
することができ、かつ、定形サイズの原稿に対しては黒
写りを防止することができる。請求項2記載の発明の画
像読取装置によれば、人手による操作を必要とすること
なく、請求項1記載の発明の画像読取方法によって原稿
の画像情報を読み取ることができる。請求項3記載の発
明の画像読取装置によれば、使用する原稿押さえを必要
に応じて変更する操作を行うだけで、請求項1記載の発
明の画像読取方法によって原稿の画像情報を読み取るこ
とができる等の効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカラー複写機の外観形状の一例を
示す概略斜視図である。
【図2】本発明によるカラー複写機の内部構成の一例を
示す概略断面図である。
【図3】本発明によるカラー複写機における電子回路ユ
ニットのブロック構成の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明によるカラー複写機の動作の一例を示す
フローチャートである。
【図5】本発明によるカラー複写機において原稿サイズ
検出のために設けられるAPSセンサの配置と原稿サイ
ズ検出の説明のための斜視図である。
【図6】APSセンサの拡大斜視図である。
【図7】本発明によるカラー複写機における電子回路ユ
ニットのブロック構成の他の例を示すブロック図であ
る。
【図8】本発明によるカラー複写機の動作の他の例を示
すフローチャートである。
【図9】本発明によるカラー複写機の外観形状の他の例
を示す概略斜視図である。
【図10】本発明によるカラー複写機における電子回路
ユニットのブロック構成の他の例を示すブロック図であ
る。
【図11】本発明によるカラー複写機の動作の他の例を
示すフローチャートである。
【図12】本発明によるカラー複写機の動作の他の例を
示すフローチャートである。
【図13】異形原稿の画像読取上の問題点を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 スキャナ部 2 プリンタ部 3 原稿台 4,4B,4W 原稿押さえ 5 可変色パネル(可変色の原稿押さえ面) 5B 黒(又は銀色)の面部材 5W 白(又は黄色)の面部材 7 表示パネル 8 操作パネル 12 原稿 15,15B,15W 原稿押さえセンサ 20 光源 21,22,23 ミラー 24 レンズ 25 イメージセンサ 26 電子回路ユニット 30 レーザ変調部 31 ポリゴンミラー 32 f−θレンズ 33 ミラー 34 感光ドラム 35 現像器 36 転写ドラム 38,39 用紙搬送機構 40 定着器 50 AGC回路 51 A/D変換器 52 シェーディング補正回路 53 信号処理部 54 制御部 55 最大白矩形領域検出部 100W,100L APSセンサ 101 発光素子 102 受光素子 103 グレイティング素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/10 H04N 1/10 5C077 1/107 1/40 D 1/60 Fターム(参考) 2H012 CA08 CB02 2H088 EA22 HA06 MA20 5B047 AA01 AB04 BA02 BB02 BC14 BC30 CA14 CB09 CB15 CB23 DC01 5C072 AA05 BA15 LA07 LA20 RA04 RA06 UA20 WA03 XA01 5C076 AA03 BA01 BA05 CA10 5C077 LL02 LL19 MM20 MM30 MP08 PP21 PP60 PQ08 TT06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿をその表面側からスキャンして画像
    情報を読み取る画像読取装置において、前記原稿のサイ
    ズが所定の1種類以上の定形サイズのいずれかである
    か、いずれでもないか判定し、いずれかの定形サイズで
    あると判定された場合には、裏写りの防止のための第1
    の色の面を背景として、前記原稿の画像情報を読み取
    り、いずれの定形サイズでもないと判定された場合に
    は、前記原稿の地色と同色とみなし得る第2の色の面を
    背景として、前記原稿の画像情報を読み取ることを特徴
    とする画像読取方法。
  2. 【請求項2】 原稿台に載置された原稿を、その表面側
    からスキャンして画像情報を読み取る画像読取装置にお
    いて、前記原稿を原稿台に押しつけるための、電気的に
    色を制御可能な原稿押さえ面を有する原稿押さえと、前
    記原稿のサイズが所定の1種類以上の定形サイズのいず
    れかであるか、いずれでもないか判定するための手段
    と、この手段により、前記原稿がいずれかの定形サイズ
    であると判定された場合には前記原稿押さえ面の色を裏
    写りの防止のための第1の色に制御し、前記原稿がいず
    れの定形サイズでもないと判定された場合には前記原稿
    押さえ面の色を前記原稿の地色と同色とみなし得る第2
    の色に制御する手段とを具備することを特徴とする画像
    読取装置。
  3. 【請求項3】 原稿台に載置された原稿を、その表面側
    からスキャンして画像情報を読み取る画像読取装置にお
    いて、前記原稿のサイズが所定の1種類以上の定形サイ
    ズのいずれかであるか、いずれでもないか判定するため
    の手段と、この手段による判定結果を報知するための手
    段と、前記原稿を前記原稿台に押しつけるために選択的
    に使用可能な第1と第2の原稿押さえとを具備し、前記
    第1の原稿押さえは前記原稿の裏写りの防止のための第
    1の色の原稿押さえ面を有し、前記第2の原稿押さえは
    前記原稿の地色と同色とみなし得る第2の色の原稿押さ
    え面を有することを特徴とする画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8259316B2 (en) 2007-09-14 2012-09-04 Oki Data Corporation Image reading apparatus and image forming apparatus having a light adjusting member

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