JP3131387B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3131387B2
JP3131387B2 JP08178114A JP17811496A JP3131387B2 JP 3131387 B2 JP3131387 B2 JP 3131387B2 JP 08178114 A JP08178114 A JP 08178114A JP 17811496 A JP17811496 A JP 17811496A JP 3131387 B2 JP3131387 B2 JP 3131387B2
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比呂志 菅野
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿固定式複写装
置や製版印刷装置等に使用され、製本された原稿の読み
取り時に原稿の周囲部分及び頁継ぎ目の浮いた部分(以
下ブックセンター部分と称する)が汚れることを無くす
ことができる画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−65973号公報には原稿固
定式複写装置や製版印刷装置等に使用される画像処理装
置が記載されている。この画像処理装置では、原稿固定
式複写装置や製版印刷装置において、始めに原稿読み取
り装置で原稿をプレスキャンする工程にて得られた画像
信号から原稿枠(原稿の周囲の黒い部分)を2値化しき
い値により原稿の領域と区分けして認識すると同時にブ
ックセンター部分を認識し、これらの認識結果を画像メ
モリに記憶する。次に、原稿をメインスキャンするメイ
ンスキャン工程にて得られた画像信号に同期して前記画
像メモリから認識結果を読み出し、その内容に応じて画
像信号から原稿枠の黒い部分を白信号に切り替えること
で原稿枠を消去し、また、黒く潰れて再現されなくなる
原稿の原稿台より浮き上がったブックセンター部分を写
真処理信号に切り替えることでブックセンター部分をあ
る程度再現するようにし、その他の部分は通常の2値化
処理の画像信号に切り替える。また、プレスキャン工程
時において画像信号から原稿の領域の部分と原稿枠とを
区分けするための2値化しきい値と、原稿画像を通常に
製版するべくメインスキャン工程にて得られた画像信号
を2値化して2値化画像信号とするための2値化しきい
値とを1つのコンパレータにその時々で切り替えて設定
する。このようにして、特に製本された原稿の読み取り
に好適な装置となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記画像処理装置にお
いては、原稿をプレスキャンする工程にて得られた画像
信号から原稿枠を2値化しきい値により原稿の領域と区
分けして認識すると同時にブックセンター部分を認識し
てこれらの認識結果を一旦画像メモリに記憶し、次にメ
インスキャン工程時にその画像メモリから認識結果を読
み出すので、画像信号を多少間引いて処理するとしても
大きな容量の画像メモリが必要になってコストアップを
免れない。また、プレスキャン工程によりどうしても原
稿の1枚目プリントを行うファーストプリントタイム
(以後FPTと称する)が長くかかってしまうという不
具合がある。
【0004】さらに、製本された原稿(以後ブック原稿
と称する)を原稿読み取り装置の原稿台上に開いてこれ
をオペレータが手で押さえて読み取る場合を想定する
と、プレスキャン工程時とメインスキャン工程時とで原
稿の手で押さえている位置がずれてしまう場合も十分に
考えられ、この場合には原稿の本来再現されるべき画像
が消去されたり本来消去されるべき原稿の周囲の部分
(原稿枠)が黒く再現されてしまうという不具合が考え
られる。
【0005】また、プレスキャン工程時において画像信
号から原稿の領域の部分と原稿枠とを区分けするための
2値化しきい値と、原稿画像を通常に製版するべくメイ
ンスキャン工程にて得られた画像信号を2値化して2値
化画像信号とするための2値化しきい値とを1つのコン
パレータにその時々で切り替えて設定するので、この2
値化しきい値の設定はプレスキャン工程時が前提になっ
てしまい、FPTが長くなってしまうという不具合があ
る。
【0006】また、原稿の領域と原稿枠とを2値化しき
い値により区分けして認識するので、原稿読み取り装置
の原稿圧板は少なくとも原稿より黒くする必要がある。
このため、ブック原稿を原稿台に積載する時のみなら
ず、通常のシート原稿を原稿台に積載する時にも原稿の
周囲の部分は黒となり、シート原稿を原稿台に積載する
時に原稿の領域と原稿枠とを2値化しきい値により認識
して原稿枠を消去する処理をしなければならない。しか
し、この原稿枠認識処理では原稿の縁部は画像がなくて
余白になっていることが前提であるから、原稿の縁部ま
で画像が有る場合には原稿枠と原稿領域とを誤認識し、
原稿の本来再現されるべき画像が消去されてしまう不具
合がある。
【0007】また、原稿圧板が原稿より黒いので、原稿
に開いた穴、例えばパンチ穴が黒く再現されてしまう。
また、原稿枠及びブックセンター部分の領域を原稿領域
と区分けして認識し、その結果に応じて画像信号から原
稿枠及びブックセンター部分の領域を白信号に切り替え
ることで原稿枠及びブックセンター部分を消去するの
で、原稿枠及びブックセンター部分と認識した領域をそ
の大きさのまま白信号に切り替えることになり、領域認
識単位の大きさによる原稿枠及びブックセンター部分の
領域と原稿領域とのずれや領域認識処理の僅かな誤りで
原稿の周囲に黒い消し残りが発生するという不具合があ
る。
【0008】本発明は、上記欠点を改善し、FPTの改
善を計ることができると共に原稿画像の正確な再現が可
能となる安価な画像処理装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、原稿固定式スキャナとして
動作する原稿読み取り装置からの画像信号により原稿領
域を判別し原稿領域内部信号を出力する原稿領域判別回
路と、前記原稿領域内部信号と前記画像信号が入力され
原稿領域部分のみが抽出された抽出画像信号を出力する
領域抽出回路とを備えた画像処理装置において、前記原
稿読み取り装置の原稿圧板が白あるいはそれに類似した
色で構成され、前記原稿領域判別回路による原稿領域判
別処理を行う際は前記原稿圧板を設定された第1の角度
以上で、かつ、この第1の角度より大きな第2の角度以
下の開き角度に開くようにしたものであり、プレスキャ
ン工程が不要になり、大きな容量の画像メモリが不要に
なって安価にできると同時にFPTを改善することがで
きる。しかも、プレスキャン工程が不要であるから、ブ
ック原稿を原稿読み取り装置の原稿台上に開いてこれを
オペレータが手で押さえて読み取る場合にも、プレスキ
ャン工程時とメインスキャン工程時とでブック原稿の手
で押さえている位置がずれてしまってブック原稿の本来
再現されるべき画像が消去されたり本来消去されるべき
原稿の周囲の部分が黒く再現されてしまうという不具合
が発生しない。
【0010】また、原稿がシート原稿である場合に原稿
の周囲が白になって原稿領域判別処理が不要になるか
ら、シート原稿にその縁部まで画像がある場合でもその
まま画像を再現することが可能となる。また、原稿がブ
ック原稿である場合には原稿圧板が浮いてしまって原稿
圧板が白であっても完全には白に読み取れずに原稿の周
囲が黒く汚れて再現されてしまうが、この際は原稿圧板
を開くことにより原稿の周囲では照明系からの距離を十
分に大きくすることができ、原稿領域判別処理によりブ
ック原稿の周囲を白く消去することができて原稿の周囲
が再現されることは無い。このように原稿圧板を白ある
いはそれに類似した色に構成したことにより、シート原
稿でもブック原稿でも共に好適な画像の再現を計ること
ができ、また、原稿にパンチ穴などの穴があってもこれ
が黒く再現されてしまうことは無い。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1記載の画
像処理装置において、前記原稿圧板の開閉を検知する開
閉検知手段を有し、この開閉検知手段からの信号に連動
して自動的に前記原稿領域判別回路で原稿領域判別処理
を行うものであり、シート原稿とブック原稿との違いに
よる処理の違いをオペレータが切り替える必要が無くな
り、オペレータの操作性を改善することができると同時
にオペレータの誤操作を未然に防ぐことができる。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項1記載の画
像処理装置において、前記原稿読み取り装置の原稿圧板
の開き角度が設定された第1の角度以下、あるいはこの
第1の角度より大きな第2の角度以上になった場合はオ
ペレータに対して警告を発し、あるいは原稿読み取りの
開始を禁止する手段を備えたものであり、不用意に原稿
圧板の開き角度が小さくなり過ぎて原稿の周囲が黒でな
くなるという不具合を防止でき、かつ不用意に原稿圧板
を開き過ぎて外乱光が原稿読み取り装置に差し込むとい
う不具合を防止できる。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項1記載の画
像処理装置において、自動原稿送り装置の使用時には原
稿搬送式スキャナとして動作し、自動原稿送り装置を使
用せずに原稿を直接的に原稿台に載置する時には原稿固
定式スキャナとして動作する2モードスキャナ装置を前
記原稿読み取り装置として用いるものであり、原稿圧板
を白く保ことができ、原稿圧板の汚れが画像として再現
されてしまうという不具合を改善することができる。
【0014】請求項5に係る発明は、請求項2または3
記載の画像処理装置において、前記原稿圧板が閉じた場
合には前記原稿領域判別回路が原稿領域判別処理を行わ
ないものであり、原稿圧板が閉じた場合には原稿にその
縁部まで画像があってもそのまま画像を再現することが
可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は請求項1〜5に係る発明の
一実施例の画像処理装置及び原稿読み取り装置の例を示
す。この実施例は、原稿固定式複写装置や製版印刷装置
等に使用される画像処理装置の例であり、原稿読み取り
装置11の原稿台12上には例えばブック原稿13が載
置されてその上に原稿圧板14が被せられる。原稿圧板
14は図示しない原稿圧板支持機構によって、ある設定
された第1の角度以上で、かつ、この第1の角度より大
きな第2の角度以下の開き角度に支持される。この原稿
圧板支持機構は、オペレータが原稿圧板14を開けて手
を離すと、バネによる押上機構と原稿圧板14の自重と
の釣合で原稿圧板14を上記開き角度に支持する。原稿
圧板開き角度検知センサ15は原稿圧板14の開き角度
が第1の角度以上第2の角度以下の開き角度範囲である
か否かを検知し、原稿圧板14の開き角度が第1の角度
以上第2の角度以下の開き角度範囲である場合に出力信
号をシステム制御部16に送る。
【0016】操作パネル17はオペレータが読み取り開
始を指示するためのキーを有し、このキーからの読み取
り開始指令がシステム制御部16に送られる。システム
制御部16は、操作パネル17から読み取り開始指令が
送られてくると、原稿読み取り装置11に対して原稿台
12上の原稿の読み取りを開始させる。また、システム
制御部16は原稿圧板開き角度検知センサ15の出力信
号により原稿圧板14の開き角度が第1の角度以上第2
の角度以下の開き角度範囲に無い場合には原稿圧板14
の開き角度が適正角度範囲で無いことの警告表示を操作
パネル17上の表示部に行わせる。なお、システム制御
部16は原稿圧板14の開き角度が第1の角度以上第2
の角度以下の開き角度範囲に無い場合には操作パネル1
7から読み取り開始指令が送られてきても原稿読み取り
装置11の原稿読み取り動作を禁止し不可とするように
してもよい。
【0017】原稿台12上のブック原稿13は光源46
(図6参照)により透明な原稿台12を通して照明さ
れ、その反射光が第1ミラー18、第2ミラー19、第
3ミラー20及びレンズ21を介してCCD(電荷結合
素子)からなる撮像素子22上に結像されて光電変換さ
れるとともに、光源46及び第1ミラー18、第2ミラ
ー19、第3ミラー20からなる可動光学系の移動によ
り副走査が行われてCCD22により主走査が行われブ
ック原稿13が読み取られる。CCD22からの画像信
号はA/D変換器23により多値のデジタル画像信号に
変換される。
【0018】原稿読み取り装置11におけるA/D変換
器23からの画像信号は画像処理装置に送られ、この画
像処理装置は第1のコンパレータ24、第2のコンパレ
ータ25、細線除去回路26、原稿領域判別回路27、
領域縮退回路28、ライン遅延回路29及び領域抽出回
路30を有する。第1のコンパレータ24、第2のコン
パレータ25はシステム制御部16からそれぞれ第1の
しきい値、第2のしきい値が与えられ、第1のコンパレ
ータ24はA/D変換器23からの画像信号をシステム
制御部16からの第1のしきい値で2値化して2値画像
信号としてライン遅延回路29へ出力する。
【0019】また、第2のコンパレータ25は、A/D
変換器23からの画像信号をシステム制御部16からの
第2のしきい値で2値化して原稿の領域を判定し、その
2値化した画像信号を原稿領域信号として出力する。A
/D変換器23からの画像信号において白レベルを0、
黒レベルを255とすれば、例えば第1のしきい値は1
28に設定され、第2のしきい値は64に設定される。
【0020】第2のコンパレータ25が画像信号の第2
のしきい値による2値化で原稿の周囲の部分であると判
定する領域は図6に示すAREAのようになり、第1の
コンパレータ24が画像信号の第1のしきい値による2
値化で黒画像であると判定する領域は図6に示すIMA
GEのようになる。原稿の周囲部分の領域AREAは後
述のように消去されるが、この領域AREAが黒画像の
領域IMAGEより広ければ、ブック原稿13の原稿台
12より浮いた部分が黒く汚れて再現されることはなく
なる(これは領域の認識とは別のことである)。そこ
で、第2のしきい値は第1のしきい値より低く設定され
ている。
【0021】第2のコンパレータ25からの原稿領域信
号は細線除去回路26に入力される。この細線除去回路
26は、ある一定幅以下の細線を除去するものであり、
本実施例では一般的な2値画像のアンド回路による細線
化処理とオア回路による太線化処理を用いて細線を除去
する。この細線除去回路26を図2に従って説明する。
原稿における図2()に示すような色々な線幅の画
像、例えば線幅が1画素、2画素、3画素、4画素の4
種類の太さを有する画像が原稿読み取り装置11により
主走査されて読み込まれ、図2()に示すような画像
信号SIG1が得られる。細線除去回路26は、その画
像信号SIG1を1画素シフト(遅延)させて信号SI
G1’とし、更に1画素シフトして信号SIG1”とす
る。細線除去回路26は、次にその3つの信号SIG
1,SIG1’,SIG1”のアンドをアンド回路でと
って信号ANDSIGを得る。この信号ANDSIGは
線幅が1画素、2画素の線が消えていることがわかる。
また、信号ANDSIGは線幅が3画素、4画素の線が
残っているが、これは線の幅が狭くなっている。
【0022】そこで、細線除去回路26は次に太線化処
理を行う。すなわち、細線除去回路26は前と同様に上
記信号ANDSIGを今度は左に1画素シフトしてAN
DSIG’とし、更にANDSIG’を左に1画素シフ
トしてANDSIG”とする。次に、細線除去回路26
はこれらの信号ANDSIG,ANDSIG’,AND
SIG”のオアをオア回路でとって信号ORSIGを得
る。この信号ORSIGは線の幅が元の幅に戻ってい
る。細線除去回路26は、主走査方向だけでなく副走査
方向についても同様に細線除去処理を行うことが可能で
あるが、ラインメモリが必要になるので、本実施例では
コストの関係で副走査方向の細線除去処理を省略してあ
る。また、実際に除去すべき細線の幅は約1mm程度以
下にすることが望ましい。
【0023】細線除去回路26の出力信号は原稿領域判
別回路27に入力される。この原稿領域判別回路27
は、ラインメモリ31、ラインメモリ制御回路32、局
所領域ラッチメモリマトリクス33、局所領域演算回路
34により構成され、原稿領域の内外を判別する。図3
に示すように原稿台12上のブック原稿13は原稿読み
取り装置11により読み取られ、その読み取り画像13
aは見開きのブック原稿13の左右頁に対応する原稿領
域35と、ブック原稿13の周囲に対応する黒い原稿枠
36と、ブック原稿13の灰色のブックセンター部分3
7とからなる。
【0024】ラインメモリ31はラインメモリ制御回路
32により制御され、細線除去回路26の出力信号が順
次にラインメモリ31に書き込まれる。このラインメモ
リ31は複数行分の画像信号を記憶し、そのうちの例え
ば3×3画素の領域の画像信号が局所領域ラッチメモリ
マトリクス33で保持される。局所領域演算回路34は
局所領域ラッチメモリマトリクス33で保持された画像
信号の演算を行うことにより原稿領域の内外の判別を行
う。
【0025】局所領域演算回路34の判別処理は本発明
者により発明された特開昭63−223785号公報記
載の閉図形内部領域の塗つぶし方法と同様に行われる閉
図形内部領域の塗つぶし処理であり、原稿の周囲の黒い
背景に浮かんだ原稿内部を白で塗つぶして行く処理であ
る。従って、原稿の縁部分は画像が白い余白になってい
ることが必要である。これは、原稿に縁部分まで画像が
あると、原稿の周囲の黒と画像とがつながってしまって
原稿内部の白が閉図形であると言えなくなるからであ
る。但し、原稿の一定幅(約1mm)以下の細線は、細
線除去回路26により除去されるので、原稿の縁部分に
記入されても構わない。
【0026】個々の画素は塗りつぶすか否かを判別すべ
き処理対象画素となるが、ラインメモリ31は常に処理
対象画素を含む複数行分の画像信号を記憶し、そのうち
の例えば3×3画素(処理対象画素及びその周囲の8個
の画素)の領域の画像信号が局所領域ラッチメモリマト
リクス33で保持される。局所領域演算回路34は、閉
図形内部領域の塗つぶし処理で、例えば処理対象画素が
白ならばこれをそのまま白とし、処理対象画素が黒なら
ば右側の画素と右上の画素のいずれか一方が白で、且つ
左側の画素と左下の画素のいずれか一方が白である場合
に処理対象画素を白に変更するという処理を各処理対象
画素について行う。
【0027】図3に示すように原稿領域内の罫線38が
ブックセンター部分37にかかっているような場合が考
えられるが、ブックセンター部分37にかかっている画
像は第2のコンパレータ25による2値化で消去されて
しまうのは避けられないが、ブック原稿13の原稿台1
2の部分と接触している所の罫線38の部分まで原稿の
周囲の部分と判別されて消去されてしまう不具合は、細
線除去回路26の働きにより発生しない。また、局所領
域演算回路34による閉図形内部領域の塗つぶし処理で
は図形(原稿)の形はある程度任意に設定できるので、
例えば図4(a)に示すようにブック原稿13を斜めに
置いた場合や、図4(b)に示すように異形(定型外)
の原稿でも原稿領域35を正しく判別することができ
る。局所演算回路34は閉図形内部領域の塗つぶし処理
の結果を原稿領域内部信号として領域縮退回路28へ出
力する。
【0028】領域縮退回路28の処理は原稿領域判別回
路27で判別された原稿領域をその境界から内側に向か
って一定幅縮退させる処理である。この処理は細線除去
回路26における細線化処理を画像の白黒を変えて行う
ものである。原稿領域判別回路27による原稿領域判別
処理の処理単位の大きさによる原稿枠及びブックセンタ
ー部分の領域と原稿領域とのずれや原稿領域判別処理の
僅かな誤りで原稿の周囲に黒い消し残りが発生するとい
う不具合が生ずるが、この不具合は領域縮退回路28に
よる原稿領域の縮退で過分に原稿枠及びブックセンター
部分の消去を行うことで改善できる。領域縮退回路28
による原稿領域の縮退量は、多きすぎても本来再現した
い画像までも消し込んでしまうことになり、また、ライ
ンメモリを使用するためにコスト的にも高価なものにな
ってしまうので、現実的には約0.3mmから1.5m
m程度が好適であると考えられる。領域縮退回路28は
処理結果を縮退原稿領域信号として出力する。
【0029】領域縮退回路28から出力される縮退原稿
領域信号は第1のコンパレータ24で2値化された2値
画像信号と比較して、ある行数分遅延した信号となって
いる。これは何箇所かで第2のコンパレータ26からの
原稿領域信号がラインメモリによる処理を受けて遅延す
るためである。そこで、第1のコンパレータ24からの
2値画像信号はライン遅延回路29にて領域縮退回路2
8からの縮退原稿領域信号と位置関係が合うように遅延
されて遅延2値画像信号として出力される。
【0030】領域縮退回路28からの縮退原稿領域信号
とライン遅延回路29からの遅延2値画像信号とは領域
抽出回路30に入力される。この領域抽出回路30は、
システム制御部16からの領域抽出指令により、ライン
遅延回路29からの遅延2値画像信号に対して領域縮退
回路28からの縮退原稿領域信号による領域部分のみを
抽出することで原稿周囲の黒い部分及びブックセンター
部分を消去するという処理を行い、その結果を最終的な
2値画像信号として複写装置のプリンタ部や製版印刷機
の製版部等の記録部へ出力して用紙に記録させる。ま
た、領域抽出回路30はシステム制御部16から領域抽
出指令が出ていないときにはライン遅延回路29からの
遅延2値画像信号をそのまま通過させて出力する。ま
た、原稿圧板14の開閉を検知する開閉検知手段が設け
られ、システム制御部16はその開閉検知手段からの信
号に連動して自動的に領域抽出回路30へ原稿圧板14
の閉成時に領域抽出指令を出力して原稿領域抽出処理を
行わせる。
【0031】以上は原稿がブック原稿である場合の処理
を中心として説明した。原稿がシート原稿である場合に
は、原稿読み取り装置11により原稿圧板14を開けた
状態でシート原稿を読み取ることが可能であるが、通常
は原稿圧板14を閉じて原稿の読み取りを行う。この際
はシステム制御部16から領域抽出指令が領域抽出回路
30に出力されず、原稿領域抽出処理が行われなくてラ
イン遅延回路29からの遅延2値画像信号が領域抽出回
路30をそのまま通過して出力される。したがって、用
紙サイズ、原稿サイズ、縮小率の組み合わせ設定によっ
ては原稿の周囲の原稿圧板14の部分を読み取って再現
することになり、原稿圧板14が汚れていない場合には
問題ないが、原稿圧板14が汚れている場合にはその汚
れまで画像として再現されてしまうという不具合が生ず
る。
【0032】特に、現在では大部分の原稿読み取り装置
にADFが搭載されており、原稿を固定したままで読み
取る原稿固定式の読み取り装置においてはADFが原稿
をベルトで原稿台の上に搬送するタイプのものになって
いる。しかし、そのベルトは、原稿台の上で原稿を引き
ずって行くことになるので、どうしても汚れてしまう。
これは複写装置では余り気にされていないが、印刷装置
では歓迎されない。原稿圧板を最初から黒くしておくこ
とも考えられるが、本実施例では白(あるいはそれに類
似した色)の原稿圧板14を用いている。
【0033】そこで、本実施例では、原稿圧板14が汚
れる最大の原因であるシート原稿の自動搬送動作(AD
F動作)をしないようにすることで原稿圧板14を汚れ
にくくしている。つまり、原稿読み取り装置11は、シ
ステム制御部16により制御されてADF39の使用時
には原稿搬送式スキャナとして動作し、ADF39を使
用せずにシート原稿を直接に原稿台12に載置する時に
は原稿固定式スキャナとして動作する2モードスキャナ
装置が用いられる。そして、この2モードスキャナ装置
11は、ADF39の使用時には図5に示すように可動
光学系18〜20,46の移動により原稿読み取り位置
が原稿搬送式読み取り位置に移動して第1ミラー18は
図5に示す位置18P1に移動し、ADF39によるシ
ート原稿40の搬送で副走査が行われながらシート原稿
40の読み取りが行われる。
【0034】この場合、ADF39においては、給紙コ
ロ41及び分離部材42により原稿載置台上のシート原
稿40が1枚だけ分離されて給紙され、このシート原稿
40は搬送ローラ43により搬送されて原稿台12と圧
板44との間の原稿読み取り位置を通過して排紙ローラ
45により排出される。このシート原稿40は原稿台1
2と圧板44との間の原稿読み取り位置を通過する際に
上述のように光源46により照明され、その反射光がミ
ラー18〜20及びレンズ21を介してCCD22に結
像されて光電変換される。このADF39動作時の原稿
読み取りでは可動光学系18〜20,46は停止したま
まであり、原稿読み取り装置11は原稿搬送式読み取り
を行う。
【0035】また、原稿読み取り装置11はADF39
を使用しない場合には原稿固定式読み取り装置として動
作し、原稿読み取り時には原稿台12上の原稿13が光
源46により照明され、その反射光がミラー18〜20
及びレンズ21を介してCCD22に結像されて光電変
換されるとともに、可動光学系18〜20,46が原稿
固定式読み取り装置としての読み取り範囲で移動して副
走査が行われる。このとき、第1ミラー18は図5に示
す範囲18P2〜18P3で移動する。
【0036】このように本実施例は、請求項1に係る発
明の実施例であって、原稿読み取り装置11からの画像
信号により原稿領域を判別し原稿領域内部信号を出力す
る原稿領域判別回路27と、前記原稿領域内部信号と前
記画像信号が入力され原稿領域部分のみが抽出された抽
出画像信号を出力する領域抽出回路30とを備えたの
で、プレスキャン工程が不要になり、大きな容量の画像
メモリが不要になって安価にできると同時にFPTを改
善することができる。しかも、プレスキャン工程が不要
であるから、ブック原稿13を原稿読み取り装置11の
原稿台12上に開いてこれをオペレータが手で押さえて
読み取る場合にも、プレスキャン工程時とメインスキャ
ン工程時とでブック原稿の手で押さえている位置がずれ
てしまってブック原稿の本来再現されるべき画像が消去
されたり本来消去されるべき原稿の周囲の部分が黒く再
現されてしまうという不具合が発生しない。
【0037】また、原稿読み取り装置11の原稿圧板1
4が白あるいはそれに類似した色で構成され、原稿領域
判別回路27による原稿領域判別処理を行う際は原稿圧
板14を開く。このため、原稿がシート原稿である場合
には原稿の周囲が白になって原稿領域判別処理が不要に
なるから、シート原稿にその縁部まで画像がある場合で
もそのまま画像を再現することが可能となる。また、原
稿がブック原稿である場合には原稿圧板14が浮いてし
まって原稿圧板14が白であっても完全には白に読み取
れずに原稿の周囲が黒く汚れて再現されてしまうが、こ
の際は原稿圧板14を開くことにより原稿の周囲では照
明系からの距離を十分に大きくすることができ、原稿領
域判別処理によりブック原稿の周囲を白く消去すること
ができて原稿の周囲が黒く再現されることは無い。この
ように原稿圧板14を白あるいはそれに類似した色に構
成したことにより、シート原稿でもブック原稿でも共に
好適な画像の再現を計ることができ、また、原稿にパン
チ穴があってもこれが黒く再現されてしまうことは無
い。
【0038】また、本実施例は、請求項2に係る発明の
実施例であって、原稿圧板14の開閉を検知する開閉検
知手段を有し、システム制御部16がその開閉検知手段
からの信号に連動して自動的に原稿領域抽出処理を行う
ように領域抽出指令を領域抽出回路30に出力するの
で、シート原稿とブック原稿との違いによる処理の違い
をオペレータが切り替える必要が無くなり、オペレータ
の操作性を改善することができると同時にオペレータの
誤操作を未然に防ぐことができる。
【0039】また、本実施例は、請求項3に係る発明の
実施例であって、原稿読み取り装置11の原稿圧板14
の開き角度が設定された第1の角度以下、あるいはこの
第1の角度より大きな第2の角度以上になった場合はオ
ペレータに対して操作パネル17上の表示部に警告を発
しさせ、あるいは原稿読み取りの開始を禁止する手段と
してのシステム制御部16を備えたので、原稿圧板14
を開いてブック原稿を読み取る場合には原稿圧板14を
ある程度以上の開き角度に開く必要があるものの、原稿
読み取り装置11の原稿圧板14の開き角度が設定され
た第1の角度以下になった場合はオペレータに対して警
告を発する(あるいは原稿読み取りの開始を禁止する)
ことにより、不用意に原稿圧板14の開き角度が小さく
なり過ぎるという不具合を防止できる。一方、原稿圧板
14があまりに大きく開き過ぎると、原稿読み取り装置
11に外乱光(例えば頭上の蛍光灯からの光)が直接に
差し込むことになって原稿の周囲を完全な黒として読み
込むことができなくなるが、原稿圧板14の開き角度が
設定された第2の角度以上になった場合はオペレータに
対して警告を発する(あるいは原稿読み取りの開始を禁
止する)ことにより、不用意に原稿圧板14を開き過ぎ
るという不具合を防止できる。
【0040】また、一般に原稿を読み取る場合に原稿圧
板が汚れていればその汚れまで画像として再現されてし
まうという不具合が生ずる。しかし、本実施例は、請求
項4に係る発明の実施例であって、ADF39の使用時
には原稿搬送式スキャナとして動作し、ADF39を使
用せずに原稿を直接的に原稿台12に載置する時には原
稿固定式スキャナとして動作する2モードスキャナ装置
を原稿読み取り装置11として用いるので、原稿圧板1
4を白く保ことができ、原稿圧板の汚れが画像として再
現されてしまうという不具合を改善することができる。
【0041】また、本実施例は、請求項5に係る発明の
実施例であって、原稿圧板14が閉じた場合には原稿領
域判別回路27が原稿領域判別処理を行わないので、原
稿圧板14が閉じた場合には原稿にその縁部まで画像が
あってもそのまま画像を再現することが可能となる。
【0042】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、原稿固定式スキャナとして動作する原稿読み取り装
置からの画像信号により原稿領域を判別し原稿領域内部
信号を出力する原稿領域判別回路と、前記原稿領域内部
信号と前記画像信号が入力され原稿領域部分のみが抽出
された抽出画像信号を出力する領域抽出回路とを備えた
画像処理装置において、前記原稿読み取り装置の原稿圧
板が白あるいはそれに類似した色で構成され、前記原稿
領域判別回路による原稿領域判別処理を行う際は前記原
稿圧板を設定された第1の角度以上で、かつ、この第1
の角度より大きな第2の角度以下の開き角度に開くよう
にしたので、プレスキャン工程が不要になり、大きな容
量の画像メモリが不要になって安価にできると同時にF
PTを改善することができる。しかも、プレスキャン工
程が不要であるから、ブック原稿を原稿読み取り装置の
原稿台上に開いてこれをオペレータが手で押さえて読み
取る場合にも、プレスキャン工程時とメインスキャン工
程時とでブック原稿の手で押さえている位置がずれてし
まってブック原稿の本来再現されるべき画像が消去され
たり本来消去されるべき原稿の周囲の部分が黒く再現さ
れてしまうという不具合が発生しない。
【0043】また、原稿がシート原稿である場合に原稿
の周囲が白になって原稿領域判別処理が不要になるか
ら、シート原稿にその縁部まで画像がある場合でもその
まま画像を再現することが可能となる。また、原稿がブ
ック原稿である場合には原稿圧板が浮いてしまって原稿
圧板が白であっても完全には白に読み取れずに原稿の周
囲が黒く汚れて再現されてしまうが、この際は原稿圧板
を開くことにより原稿の周囲では照明系からの距離を十
分に大きくすることができ、原稿領域判別処理によりブ
ック原稿の周囲を白く消去することができて原稿の周囲
が再現されることは無い。このように原稿圧板を白ある
いはそれに類似した色に構成したことにより、シート原
稿でもブック原稿でも共に好適な画像の再現を計ること
ができ、また、原稿にパンチ穴などの穴があってもこれ
が黒く再現されてしまうことは無い。
【0044】請求項2に係る発明によれば、請求項1記
載の画像処理装置において、前記原稿圧板の開閉を検知
する開閉検知手段を有し、この開閉検知手段からの信号
に連動して自動的に前記原稿領域判別回路で原稿領域判
別処理を行うので、シート原稿とブック原稿との違いに
よる処理の違いをオペレータが切り替える必要が無くな
り、オペレータの操作性を改善することができると同時
にオペレータの誤操作を未然に防ぐことができる。
【0045】請求項3に係る発明によれば、請求項1記
載の画像処理装置において、前記原稿読み取り装置の原
稿圧板の開き角度が設定された第1の角度以下、あるい
はこの第1の角度より大きな第2の角度以上になった場
合はオペレータに対して警告を発し、あるいは原稿読み
取りの開始を禁止する手段を備えたので、不用意に原稿
圧板の開き角度が小さくなり過ぎて原稿の周囲が黒でな
くなるという不具合を防止でき、かつ不用意に原稿圧板
を開き過ぎて外乱光が原稿読み取り装置に差し込むとい
う不具合を防止できる。
【0046】請求項4に係る発明によれば、請求項1記
載の画像処理装置において、自動原稿送り装置の使用時
には原稿搬送式スキャナとして動作し、自動原稿送り装
置を使用せずに原稿を直接的に原稿台に載置する時には
原稿固定式スキャナとして動作する2モードスキャナ装
置を前記原稿読み取り装置として用いるので、原稿圧板
を白く保ことができ、原稿圧板の汚れが画像として再現
されてしまうという不具合を改善することができる。
【0047】請求項5に係る発明によれば、請求項2ま
たは3記載の画像処理装置において、前記原稿圧板が閉
じた場合には前記原稿領域判別回路が原稿領域判別処理
を行わないので、原稿圧板が閉じた場合には原稿にその
縁部まで画像があってもそのまま画像を再現することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の画像処理装置及び原稿読み
取り装置の例を示す概略図である。
【図2】同実施例における細線除去回路の動作を説明す
るための図である。
【図3】同実施例のブック原稿読み取り動作を説明する
ための図である。
【図4】同実施例の原稿領域判別処理により判別される
原稿領域の例を示す平面図である。
【図5】上記原稿読み取り装置としての2モードスキャ
ナ装置の一部を示す概略図である。
【図6】上記実施例における第2のコンパレータの動作
を説明するための図である。
【符号の説明】
11 原稿読み取り装置 15 原稿圧板開き角度検知センサ 17 操作パネル 24 第1のコンパレータ 25 第2のコンパレータ 26 細線除去回路 27 原稿領域判別回路 30 領域抽出回路 31 ラインメモリ 32 ラインメモリ制御回路 33 局所領域ラッチメモリマトリクス 34 局所領域演算回路 39 ADF
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−76364(JP,A) 特開 平4−150368(JP,A) 特開 平4−301855(JP,A) 特開 平1−306829(JP,A) 特開 昭63−46867(JP,A) 特開 平6−113104(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/04 - 1/207 G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 540

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿固定式スキャナとして動作する読み取
    り装置からの画像信号により原稿領域を判別し原稿領域
    内部信号を出力する原稿領域判別回路と、前記原稿領域
    内部信号と前記画像信号が入力され原稿領域部分のみが
    抽出された抽出画像信号を出力する領域抽出回路とを備
    えた画像処理装置において、前記原稿読み取り装置の原
    稿圧板が白あるいはそれに類似した色で構成され、前記
    原稿領域判別回路による原稿領域判別処理を行う際は前
    記原稿圧板を設定された第1の角度以上で、かつ、この
    第1の角度より大きな第2の角度以下の開き角度に開く
    ようにしたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像処理装置において、前
    記原稿圧板の開閉を検知する開閉検知手段を有し、この
    開閉検知手段からの信号に連動して自動的に前記原稿領
    域判別回路で原稿領域判別処理を行うことを特徴とする
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像処理装置において、前
    記原稿読み取り装置の原稿圧板の開き角度が設定された
    第1の角度以下、あるいはこの第1の角度より大きな第
    2の角度以上になった場合はオペレータに対して警告を
    発し、あるいは原稿読み取りの開始を禁止する手段を備
    えたことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の画像処理装置において、自
    動原稿送り装置の使用時には原稿搬送式スキャナとして
    動作し、自動原稿送り装置を使用せずに原稿を直接的に
    原稿台に載置する時には原稿固定式スキャナとして動作
    する2モードスキャナ装置を前記原稿読み取り装置とし
    て用いることを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】請求項2または3記載の画像処理装置にお
    いて、前記原稿圧板が閉じた場合には前記原稿領域判別
    回路が原稿領域判別処理を行わないことを特徴とする画
    像処理装置。
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