JP2012227569A - 画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体、及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体、及び画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012227569A
JP2012227569A JP2011090455A JP2011090455A JP2012227569A JP 2012227569 A JP2012227569 A JP 2012227569A JP 2011090455 A JP2011090455 A JP 2011090455A JP 2011090455 A JP2011090455 A JP 2011090455A JP 2012227569 A JP2012227569 A JP 2012227569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
edge
image
inclination
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011090455A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Konishi
陽介 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2011090455A priority Critical patent/JP2012227569A/ja
Publication of JP2012227569A publication Critical patent/JP2012227569A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

【課題】原稿の読み取り時に原稿カバーが開いていた場合に、端部に黒領域が存在しないように傾き及びサイズ補正処理を行うことができる画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体、及び画像処理方法を提供する。
【解決手段】デジタルカラー複写機100は、画像処理装置1、制御部2、画像出力装置3、画像メモリ4、及び画像入力装置5を備える。画像処理装置1のスキャン状態判定部10は画像入力装置5の原稿カバー510の開閉を判定し、開閉に応じて原稿傾き・サイズ検出用パラメータを設定する。原稿傾き・サイズ検出部11は、原稿の傾きを検出し、前記原稿傾き・サイズ検出用パラメータに基づいてエッジを検出し、有効エッジを抽出して補正情報を算出する。原稿傾き・サイズ補正部12は、前記補正情報を用いて、入力階調補正部9から出力されたRGBデータに対して、原稿の傾き及びサイズを補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スキャナ等の画像読み取り装置により読み込まれた画像データ、特に原稿カバーを閉じずに読み込まれた画像データに基づいて自動的に原稿の傾き及びサイズを検知して補正する処理を行う画像処理装置、該画像処理装置を備える画像形成装置、前記処理を行うためのコンピュータプログラム、該コンピュータプログラムを記録してある記録媒体、及び画像処理方法に関する。
画像の読み取り技術の向上に従い、複写機、複合機等の画像形成装置やスキャナ等の読取装置は、より高精度に原稿画像を読み取ることが可能になっている。また、画像処理技術の向上に従い、印刷装置及び複写機、複合機は、より良好な印刷結果及び出力画像データを得られるように、読み取った読取画像データ(入力画像データ)に補正を施す画像補正処理機能を有するものが開発されている。
そのような画像の補正として、原稿の傾き補正及びサイズ補正等が挙げられる。
傾き補正は、読取画像データを解析し、原稿が傾いた状態で読み取られたことを検知した場合、傾きがない出力画像データを得られるようにする補正である。
サイズ補正は、読取画像データを解析して、適切なサイズの出力結果を得ることができるようにする補正である。
例えば特許文献1の画像入力装置においては、定形紙の縦及び横の長さに関するサイズ情報を格納しておき、入力画像データのうち原稿領域のサイズを算出する。算出された原稿領域のサイズと記憶されている複数の用紙サイズとを比較し、これらの差が予め設定された各用紙サイズの許容範囲内である場合は、許容範囲内にある最も近い用紙サイズで画像データをクロップし、許容範囲内でない場合は、原稿領域の実際のサイズでクロップする。
特開2007−201752号公報
しかし、特許文献1の画像入力装置によれば、原稿マット(原稿カバーの原稿押さえ板)の色と、原稿下地の色とが近い場合、原稿領域の境界を正しく検知できなくなるため、前記許容範囲に入る用紙サイズを選択することができず、算出された原稿領域のサイズで画像データをクロップされることになり、結果としてコンテンツクロップ(下地以外の画像データを含む領域でクロップ)されることになる。
このような場合にコンテンツの欠落が発生しないようにするため、補正原稿の縦寸法及び横寸法には若干のマージンが付加される。すなわち、原稿サイズが大きく取られる。
このようにマージンオフセット値の付加が設定されている場合、特許文献1の画像入力装置を含む従来の画像入力装置において、不定形の原稿等が原稿カバーを開けた状態で読み取られたとき、クロップ後の処理画像の、コンテンツ欠落が発生しないようにサイズを大きく設定したマージン部分に黒い領域が存在することがあるという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、原稿の読み取り時に原稿カバーが開いていた場合に、端部に黒領域が存在しないように原稿の傾き及びサイズの補正処理を行うことができる画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体、及び画像処理方法を提供することを目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、読み取るべき原稿を覆う原稿カバー、前記原稿及び該原稿の周囲の部分を読み取って得た読取画像の中の原稿画像を構成する画素のうちのエッジ画素を検出して、該エッジ画素の位置を示す直交座標系のエッジ座標値を検出するエッジ検出手段、検出したエッジ座標値に基づき前記原稿画像の前記直交座標系の座標軸に対する傾きを検出する手段、検出したエッジ座標値及び傾きに基づいて、前記傾きを補正し、前記原稿画像のサイズを補正するための補正情報を生成する補正情報生成手段、並びに生成した補正情報に基づいて前記傾きを補正し、前記原稿画像のサイズを補正して補正原稿を生成する補正原稿生成手段を備える画像処理装置において、原稿読み取り時の前記原稿カバーの開閉を判定する開閉判定手段と、前記原稿カバーの開閉に対応して、前記補正情報を生成するためのパラメータを設定する手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、原稿の読み取り時に原稿カバーが開いていたと判定した場合に、通常の原稿カバーが閉じている場合の設定とは異なる原稿傾き・サイズ検出用パラメータに自動で切り替えて、傾き及びサイズの補正処理を行うので、端部に黒領域が存在しないように原稿が補正される。
本発明に係る画像処理装置は、前記補正情報生成手段は、検出したエッジ座標値を補正して得られる補正座標値、及び該補正座標値に付加するマージンオフセット値に基づいて、前記補正情報として、前記補正原稿の一頂点の画素の座標値、縦寸法、及び横寸法を算出し、前記原稿カバーの開閉に対応し、前記パラメータとして前記マージンオフセット値を変更する手段を備えることを特徴とする。
本発明においては、原稿の読み取り時に原稿カバーが開いていたと判定した場合に、補正情報[原稿の傾き角度、補正処理開始座標値(補正原稿の一頂点の画素の座標値)、原稿の縦寸法、及び横寸法]を算出する際に使用する原稿傾き・サイズ検出用パラメータとしてのマージンオフセット値を、通常設定の値と異なる値に自動で切り替えて、傾き及びサイズの補正処理を行うので、端部に黒領域が確実に存在しないように原稿が補正される。
本発明に係る画像処理装置は、検出したエッジ座標値及び傾きに基づいて、エッジ画素の中から、前記補正座標値を算出し、ノイズ画素を除去するための有効エッジ画素を抽出して、該有効エッジ画素の座標値を抽出する有効エッジ抽出手段と、前記原稿カバーが開いていた場合に、前記有効エッジ抽出手段を機能させる手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、原稿の読み取り時に原稿カバーが開いていたと判定した場合に、有効エッジ画素を検出するので、原稿外領域の一部に黒背景領域以外の画素部分が存在するときでも、該画素部分がノイズとして除去され、補正情報の算出の精度が向上する。
本発明に係る画像処理装置は、前記エッジ検出手段は、予め設定してある閾値に基づいてエッジ画素を検出し、前記原稿カバーの開閉に対応して、前記閾値を変更する手段を備えることを特徴とする。
本発明においては、原稿の読み取り時に原稿カバーが開いていたと判定した場合は、エッジ検出閾値を、通常設定と異なるパラメータに自動で切り替える(大きい値にする)ことによって、検出感度を下げることで良好に原稿エッジを検知することができる。そして、通常の原稿カバーが閉じている場合には、エッジ検出閾値を小さくすることで、検出感度を上げて原稿エッジを検出することができる。
本発明に係る画像処理装置は、前記原稿カバーが開いた状態で原稿画像を読み取る指示を受け付ける指示受付手段を備え、前記開閉判定手段は、前記指示受付手段により前記指示を受け付けた場合に、原稿読み取り時に前記原稿カバーが開いていると判定することを特徴とする。
本発明においては、原稿カバーが開いた状態で原稿画像を読み取る指示(スカイショットモード設定)を受け付けた場合に、補正情報を生成するためのパラメータを原稿カバーが開いている状態のパラメータに自動で設定して、原稿の傾き及びサイズの補正処理を行うことができる。
本発明に係る画像処理装置は、前記原稿カバーの開閉を検知する開閉検知手段を備えることを特徴とする。
本発明においては、ユーザによるスカイショットモード設定の指示がなくても、原稿読み取り時の原稿カバーの開閉の情報を開閉検知手段により取得することができる。
本発明に係る画像処理装置は、前記エッジ検出手段により検出されたエッジ画素のうち、該エッジ画素の画素値が該エッジ画素の原稿画像の外側に隣接する画素の画素値より大きいエッジ画素の数を計数し、計数したエッジ画素の数が所定の閾値以上であるか否かを判定するエッジ画素数判定手段を備え、前記開閉判定手段は、前記エッジ画素数判定手段により前記閾値以上であると判定した場合に、前記原稿カバーが開いていたと判定することを特徴とする。
本発明においては、ユーザによるスカイショットモード設定の指示がなくても、読取画像より自動で原稿カバーの開閉を判断することができる。
本発明に係る画像形成装置は、前述の画像処理装置を備えることを特徴とする。
本発明においては、原稿の読み取り時に原稿カバーが開いていたと判定した場合に、通常の設定とは異なるパラメータに自動で切り替えて、傾き及びサイズの補正処理を行うので、端部に黒領域が存在しないように原稿が補正される。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、原稿カバーを有する画像処理装置を用い、原稿及び該原稿の周囲の部分を読み取って得た読取画像の中の原稿画像を構成する画素のうちのエッジ画素を検出して、該エッジ画素の位置を示す直交座標系のエッジ座標値を検出させ、検出したエッジ座標値に基づき前記原稿画像の前記直交座標系の座標軸に対する傾きを検出させ、検出したエッジ座標値及び傾きに基づいて、前記傾きを補正し、前記原稿画像のサイズを補正するための補正情報を生成させ、生成した補正情報に基づいて前記傾きを補正し、前記原稿画像のサイズを補正して補正原稿を生成させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、取得した、原稿読み取り時の前記原稿カバーの開閉の情報に対応して、前記補正情報を生成するためのパラメータを設定させるステップと、コンピュータに、設定したパラメータに基づいて補正情報を生成させるステップとを有することを特徴とする。
本発明においては、原稿の読み取り時に原稿カバーが開いていたと判定した場合に、通常の設定とは異なるパラメータに自動で切り替えて、端部に黒領域が存在しないように、傾き及びサイズの補正を行う処理をソフトウェアで制御することができる。
本発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前述のコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とする。
本発明においては、記録媒体から読み出された画像処理プログラムによって、前述の画像処理装置をコンピュータ上に実現することができる。
本発明に係る画像処理方法は、原稿カバーを有する画像処理装置を用い、原稿及び該原稿の周囲の部分を読み取って得た読取画像の中の原稿画像を構成する画素のうちのエッジ画素を検出して、該エッジ画素の位置を示す直交座標系のエッジ座標値を検出し、検出したエッジ座標値に基づき前記原稿画像の前記直交座標系の座標軸に対する傾きを検出し、検出したエッジ座標値及び傾きに基づいて、前記傾きを補正し、前記原稿画像のサイズを補正するための補正情報を生成し、生成した補正情報に基づいて前記傾きを補正し、前記原稿画像のサイズを補正して補正原稿を生成する画像処理方法において、原稿読み取り時の前記原稿カバーの開閉を判定するステップと、前記原稿カバーの開閉に対応して、前記補正情報を生成するためのパラメータを設定するステップとを有することを特徴とする。
本発明においては、原稿の読み取り時に原稿カバーが開いていたと判定した場合に、通常の設定とは異なるパラメータに自動で切り替えて、傾き及びサイズの補正処理を行うので、端部に黒領域が存在しないようにすることができる。
本発明によれば、原稿の読み取り時に原稿カバーが開いていた場合に、端部に黒領域が存在しないように傾き及びサイズの補正処理を行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタルカラー複写機の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るデジタルカラー複写機の図示しない操作パネルにおいて表示される、コピーの特別機能の選択画面を示す説明図である。 「原稿傾き・サイズ補正モード」の選択画面を示す説明図である。 「スカイショットモード」の選択画面を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る画像入力装置の構成を示す模式的断面図である。 本発明の実施の形態1に係るスキャン状態判定部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る他のスキャン状態判定部の構成を示すブロック図である。 読取画像を示す説明図である。 図9Aは原稿カバーを閉じた状態でスキャンした場合を示す説明図、図9Bは原稿カバーを開いた状態でスキャンした場合を示す説明図である。 図10Aは、原稿カバーが開いている場合にマージンオフセット値を0にしたときのコンテンツエッジが検出された状態を示す説明図、図10Bは、原稿エッジが検出された状態を示す説明図である。 図11Aは、原稿カバーが開いている場合にマージンオフセット値を−5にしたときのコンテンツ検知領域が検出された状態を示す説明図、図11Bは、原稿エッジが検出された状態を示す説明図である。 図12Aは原稿カバーを開けた状態でスキャンした場合を示す説明図、図12Bはマージンオフセット値及び原稿領域検出用パラメータを原稿カバー開状態の値に切り替えなかった場合を示す説明図、図12Cはマージンオフセット値及び原稿領域検出用パラメータを原稿カバー開状態の値に切り替えた場合を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る原稿傾き・サイズ検出部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る制御部による原稿傾き・サイズ検出処理の手順を示すフローチャートである。 座標情報テーブルを示す図である。 座標情報テーブルを示す図である。 正接−角度テーブルを示す図である。 制御部の制御により原稿領域検出部が行う原稿領域検出処理を示すフローチャートである。 有効エッジの判定を説明するための説明図である。 第1〜第3の最大有効エッジ候補を示す説明図である。 ノイズの判定を説明するための説明図である。 制御部の制御により原稿傾き・サイズ補正部が行う原稿傾き・サイズの補正処理を示すフローチャートである。 バイリニア補正を用いて傾き補正後の原稿画像の各座標の画素値を算出する方法を説明するための説明図であり、図23Bは傾き補正前の4座標の画素値を示し、図23Aは傾き補正後の画素値を示す。 用紙サイズと、画素数を単位とする用紙サイズの幅・高さを示す値とを対応付けた出力用紙サイズテーブルを示す。 本発明の実施の形態2に係る画像形成装置としてのデジタルカラー複写機の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る画像形成装置としてのスキャナの構成を示すブロック図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
[デジタルカラー複写機100の構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタルカラー複写機100の構成を示すブロック図である。
デジタルカラー複写機100は、画像処理装置1、制御部2、画像出力装置3、画像メモリ4、画像入力装置5、及び通信装置6を備えている。
画像入力装置5は、例えばCCD等の光学情報を電気信号に変換するデバイスを有するスキャナ部560(図5参照)を備え、原稿からの反射光像(反射率の信号)を、RGBのアナログ信号として出力する。
画像入力装置5にて読み取られたアナログ信号は、画像処理装置1内を、A/D変換部7、シェーディング補正部8、入力階調補正部9、原稿傾き・サイズ補正部(補正原稿生成手段)12、領域分離処理部13、色補正部14、黒生成下色除去部15、空間フィルタ処理部16、出力階調補正部17、及び階調再現処理部18の順に送られ、CMYKのデジタルカラー信号が生成されて画像出力装置3へ出力される。画像処理装置1は集積回路によって構成することができる。
A/D変換部7は、画像入力装置5から送られたアナログのRGB信号をデジタルのRGB信号へ変換する。シェーディング補正部8は、A/D変換部7より送られてきたデジタルのRGB信号に対して、画像入力装置5の照明系、結像系、及び撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を行う。また、カラーバランスを整えると同時に、反射率の信号を濃度(画素値)信号に変換する処理を行う。
入力階調補正部9は、シェーディング補正部8にて各種の歪みが取り除かれたRGB信号に対して、下地濃度の除去及びコントラスト等の画質調整処理を行い、得られた画像データを原稿傾き・サイズ補正部12へ与える。
ユーザにより「原稿傾き・サイズ補正」の設定が選択された場合、入力階調補正部9により得られた画像データは、スキャン状態判定部10及び原稿傾き・サイズ検出部(補正情報生成手段)11により処理されて、原稿傾き・サイズ補正部12へ与えられる。
図2は、デジタルカラー複写機100の図示しない操作パネルにおいて表示される、コピーの特別機能の選択画面を示す説明図である。
図2に示す特別機能のうち、「原稿傾き・サイズ補正」のボタンaがユーザにより押下され、「原稿傾き・サイズ補正」モードの設定が指示された場合、図3に示す選択画面が表示され、この機能を「常に設定する」か、機能の設定を「スキャンの度に確認する」かがユーザにより選択される。
ここで、「常に設定する」が選択された場合、コピーする、原稿を読み取って送信する、又はファイリングを行うときには必ず原稿傾き・サイズ検出部11により原稿傾き・サイズが検出され、原稿傾き・サイズ補正部12により原稿傾き・サイズが補正される。
そして、図3の選択画面が表示された後、図4の選択画面を表示する。スカイショットモード(後述する原稿カバー510が開いている状態でスキャンするモード)を、「常に設定する」、「スキャンの度に確認する」、又は「常に設定しない」のいずれかがユーザにより選択される。なお、このスカイショットモードの設定画面は表示せず、スカイショットモードの設定は行わないことにしてもよい。
スキャン状態判定部10は、原稿カバー510が開いているか(後述するスキャナ部560で読み取った読取画像領域のうち原稿領域以外の領域(原稿外領域)が黒色であるか)否かを判定し、原稿カバー510の開閉に対応して、次の原稿傾き・サイズ検出部11で使用される原稿傾き・サイズ検出用パラメータを切り替える(設定する)。
原稿傾き・サイズ検出部11は、シェーディング補正されたRGB信号に対して、原稿の傾きを検出し、前記原稿傾き・サイズ検出用パラメータに基づいてエッジ画素を検出し、補正情報[原稿傾きの角度、補正処理開始位置、補正後の原稿の縦寸法(原稿高さ)、横寸法(原稿幅)]を算出する。
原稿傾き・サイズ補正部12は、ユーザにより「原稿傾き・サイズ補正」の設定が選択された場合、原稿傾き・サイズ検出部11で生成された補正情報を用いて、入力階調補正部9から出力されたRGBデータに対して、原稿の傾き及びサイズを補正し、補正原稿を生成する。原稿傾き・サイズ補正部12は、「原稿傾き・サイズ補正」が設定されていない場合、入力階調補正部9から入力された画像データをそのまま領域分離処理部13へ出力する。
領域分離処理部13は、入力階調補正部9から入力されたRGB信号(原稿傾き・サイズ補正を実施する場合は、原稿傾き・サイズ補正部12で処理され、画像メモリ4に格納された補正後の画像データ)に基づいて、原稿画像中の各画素を例えば文字領域、網点領域、及び写真領域の何れかの領域に分離する。領域分離処理部13は、画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号を、黒生成下色除去部15、空間フィルタ処理部16、出力階調補正部17、及び階調再現処理部18へ出力すると共に、後段の色補正部14へ出力する。
色補正部14は、色を忠実に再現するために、不要吸収成分を含むCMY色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行う。
黒生成下色除去部15は、色補正後のCMYの3色信号から黒(K)信号を生成する黒生成、元のCMY信号から黒生成で得たK信号を差し引いて新たなCMY信号を生成する処理を行う。これによりCMYの3色信号はCMYKの4色信号に変換される。
空間フィルタ処理部16は、黒生成下色除去部15から入力されたCMYK信号の画像データに対して、領域識別信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正する。これにより出力画像がぼやけたり粒状性が劣化したりするのを軽減することができる。
階調再現処理部18は、空間フィルタ処理部16と同様に、CMYK信号の画像データに対して、領域識別信号に基づいて所定の処理を行う。例えば、領域分離処理部13で文字領域として分離された領域は、文字の再現性を高めるために、空間フィルタ処理部16における空間フィルタとして、高周波成分の強調量を大きくしたフィルタが用いられる。そして、階調再現処理部18においては、高域周波成分の再現に適した高解像度のスクリーンによる二値化又は多値化処理が実施される。
また、領域分離処理部13で網点領域に分離された領域については、空間フィルタ処理部16において、入力網点成分を除去するためのローパス・フィルタ処理が施される。そして、出力階調補正部17でγ補正処理を行った後、階調再現処理部18で、最終的に画像を画素に分離してそれぞれの階調を再現できるように階調再現処理が施される。
領域分離処理部13で写真領域に分離された領域については、階調再現性を重視したスクリーンでの二値化又は多値化処理が行われる。
上述した各処理が施された画像データは、いったん画像メモリ4に記憶され、所定のタイミングで読み出されて画像出力装置3へ出力される。この画像出力装置3は、画像データを紙等の記録媒体上に出力するものであり、例えば、電子写真方式及びインクジェット方式を用いたカラー画像出力装置等を挙げることができるが、特に限定されるものではない。
通信装置6は外部装置とネットワークで接続されており、外部装置から画像データを入力され、画像処理装置1で処理された画像データを外部装置へ出力するように構成されている。
光学センサ又は機械的センサからなる開閉センサ30は、画像入力装置5の後述する原稿カバー510の開閉状態を検知し、原稿読み取り時の開閉状態の情報を制御部2へ出力する。
上述の処理は、制御部2により制御される。制御部2においては、CPU(Central Processing Unit)21にROM22、及びRAM23がバス接続されており、ROM22に予め格納されている制御プログラムに従って、CPU21は、デジタルカラー複写機100内の各部が協調して動作するように、デジタルカラー複写機100全体の動作を制御する。
なお、本発明の画像形成装置は、デジタルカラー複写機に限定されるものではなく、コピア機能、プリンタ機能、ファクシミリ送信機能、scan to e-mail機能等を備える複合機であってもよい。
次に、図5を用いて、原稿を搬送させて読み取る場合の画像入力装置5の動作を説明する。本実施の形態の場合、原稿を搬送させて読み取りが行われる領域の原稿の背面には、ライン状の白板が配置されている。この白板は、後述する載置台561に原稿を載置して読み取る場合の原稿マットと同一の構成ではないが、原稿の背面は白色となる。本実施の形態は、原稿を搬送させて読み取る場合、載置台561に原稿を載置して読み取る場合のいずれであっても、原稿カバー510が開いているときに出力画像の背景が黒くなるときに適用することができる。
図5は画像入力装置5の構成を示す模式的断面図である。画像入力装置5は、原稿搬送部を有する原稿カバー(上部筐体)510、及び下部筐体を有するスキャナ部560を備えている。
原稿カバー510は、原稿トレイ511に載置された原稿の検知を行う原稿セットセンサ514、原稿を1枚ずつ搬送するための呼込みローラ512、原稿上の画像を読み取るために原稿を搬送する搬送ローラ513a、搬送ローラ(整合ローラ)513b、原稿の排出を行う原稿排出ローラ50、及び排出される原稿を検知する原稿排出センサ567を備えている。搬送ローラ513bは、駆動軸に電磁クラッチ(図示せず)を備えており、駆動モータ(図示せず)からの駆動力の伝達を制御できるように構成されており、原稿がない状態では停止している。そして、原稿の先端が給送タイミングセンサ515に接触し、この給送タイミングセンサ515から所定の信号が伝達されたときに、原稿を下流側に搬送する方向に回動するように設定されている。搬送ローラ513bは、停止した状態で、上流側より搬送された原稿の先端が、搬送ローラ513bのニップ部に突き当たり、原稿に所定の撓みを形成した後に、下流側に原稿を搬送するように回動する。この際に、搬送ローラ513bのニップ部により、原稿の先端が搬送方向に直角となるように整合される。
スキャナ部560は、載置台561の下面に沿って平行に往復移動する走査ユニット562及び563、結像レンズ564、並びに光電変換素子であるCCDラインセンサ565、排出トレイ566等を備えている。走査ユニット562は、原稿トレイ511から搬送される原稿、又は載置台561に載置された原稿に光を照射するための光源562a(例えば、ハロゲンランプ等)、原稿で反射された光を所定の光路に導くためのミラー562b等を備えている。また、走査ユニット563は、原稿で反射された光を所定の光路に導くためのミラー563a、563b等を備えている。
結像レンズ564により、走査ユニット563から導かれた反射光がCCDラインセンサ565上の所定の位置に結像する。CCDラインセンサ565は、結像された光像を光電変換して電気信号を出力する。すなわち、原稿(例えば、原稿の表面)から読み取ったカラー画像に基づいて、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色成分に色分解したデータを画像処理装置1へ出力する。
[原稿傾き・サイズ検出用パラメータの設定、補正情報の生成、並びに原稿傾き及びサイズの補正]
以下に、本実施の形態に係る画像処理方法として、ユーザにより「原稿傾き・サイズ補正」が設定されており、スキャン状態判定部10により原稿カバー510の開閉の判定及び原稿傾き・サイズ検出用パラメータの設定が行われ、原稿傾き・サイズ検出部11により補正情報が生成された上で、原稿傾き・サイズ補正部12により原稿の傾き及びサイズが補正される場合について詳述する。
スキャン状態判定部10、原稿傾き・サイズ検出部11、及び原稿傾き・サイズ補正部12による補正処理は、RGB信号を次式に示すように輝度Y信号に変換して行われる。
Yi=0.30Ri+0.59Gi+0.11Bi
但し、Y:各画素の輝度信号
R、G、B:各画素の各色成分の値
添え字のi:画素に付与された値(1以上の整数)
RGB信号はCIE1976L* * * 信号(CIE:Commission International de l'Eclairage、L* :明度、a* ,b* :色度)に変換してもよく、又はG信号に変換してもよい。
(1)原稿カバーの開閉の判定及び原稿傾き・サイズ検出用パラメータの切替
図6は、スキャン状態判定部10の構成を示すブロック図である。
スキャン状態判定部10は、開閉判定部(開閉判定手段)101、及びパラメータ切替部(パラメータを設定する手段)102を備えている。
開閉判定部101は、原稿カバー510が開いているか否かを判定する。パラメータ切替部102は、開閉判定部101により原稿カバー510の開閉に対応して、次の原稿傾き・サイズ検出部11で使用される原稿傾き・サイズ検出用パラメータを切り替える。
開閉判定部101による、原稿読み取り時の原稿カバー510の開閉の判定(読取画像領域の原稿外領域が黒色であるか否かの判定)は、以下のようにして行われる。
開閉判定部101は、制御部2よりユーザにより上述のスカイショットモードが設定されているか否かの情報が入力され、スカイショットモードが設定されているという情報が入力された場合、原稿カバー510が開いた状態で使用されるので、原稿カバー510は開いていると判定する。ここで、制御部2は、本発明の請求項6における指示受付手段として機能する。
スカイショットモードが設定されていない場合、開閉判定部101は、開閉センサ30が原稿読み取り時に原稿カバー510の開閉を検知して制御部2へ出力した情報が入力され、該情報に基づいて原稿カバー510の開閉を判定する。
さらに、スキャン状態判定部10に代えて図7に示す構成のスキャン状態判定部20を備えることにしてもよい。
スキャン状態判定部20は、エッジ検出部201、座標カウント部202、スカイショットモード判定部203、及びパラメータ切替部204を備える。
エッジ検出部201は、例えばエッジ検出閾値を20に設定された状態で、エッジを検出する。
座標カウント部202は、所定検知解像度の縮小画像につき、エッジ検出部201により検出された上下左右部のエッジ画素に対し、画素値が前記縮小画像の外側に隣接する画素の画素値より大きいエッジ画素の数をカウントする。すなわち、上部及び左部のエッジ画素については、外から内に画素値が小→大となり、下部及び右部のエッジ画素については、内から外に画素値が大→小となっているエッジ画素の数をカウントする。このカウント値をスカイショット検知カウント値とする。
スカイショットモード判定部(エッジ画素数判定手段,開閉判定手段)203は、算出されたスカイショット検知カウント値が、上下左右部エッジの総数の所定割合(例えば90%)以上である場合、スカイショットモードでスキャンされたと判定する。すなわち、原稿カバー510が開いていたと判定する。
パラメータ切替部204は、スカイショットモード判定部203による原稿カバー510の開閉の判定に対応して、次の原稿傾き・サイズ検出部11で使用される原稿傾き・サイズ検出用パラメータを切り替える。
パラメータ切替部102,204が切り替える原稿傾き・サイズ検出用パラメータとしては、マージンオフセット値、エッジ検出閾値、及び原稿領域検出処理イネーブル信号等の原稿領域検出パラメータ等が挙げられる。
マージンオフセット値は、後述の原稿傾き・サイズ検出部11の原稿領域抽出部113において、前記補正情報を生成するために使用されるパラメータである。
図8は読取画像を示す説明図であり、マージンオフセット値を説明するための図である。
図8中、aはデフォルトのコンテンツ検知領域、bはマージンオフセット値が−である場合のコンテンツ検知領域、cはマージンオフセット値が+である場合のコンテンツ検知領域を示す。図8に示すように、+値を設定された場合はコンテンツ検知領域を実際の検知サイズよりも大きく取り、−値を設定された場合は小さく取るように補正される。
さらに、マージンオフセット値について詳述する。
図9Aは原稿カバー510を閉じた状態でスキャンした場合を示す説明図、図9Bは原稿カバー510を開いた状態でスキャンした場合を示す説明図である。図9Bに示すように原稿カバー510を開けた状態でスキャンした場合、原稿外領域は黒くなる。
図10Aは、原稿カバー510が開いている場合にマージンオフセット値を0にしたときのコンテンツエッジが検出された状態を示す説明図、図10Bは、原稿エッジが検出された状態を示す説明図である。
図11Aは、原稿カバー510が開いている場合にマージンオフセット値を−5にしたときのコンテンツ検知領域が検出された状態を示す説明図、図11Bは、原稿エッジが検出された状態を示す説明図である。
図10及び図11に示すように、マージンオフセット値を−5にしたとき、マージンオフセット値を0にしたときより原稿エッジが内側になるので、原稿領域内に黒い背景部分が表れなくなる。
パラメータ切替部102,204は、原稿カバー510の開閉(原稿外領域が黒色か非黒色であるか)に応じて、原稿領域のマージンオフセット値を、例えば0(原稿外領域が非黒色)/−5(原稿外領域が黒色)に切り替えることができる。ここで、パラメータ切替部102、204が本発明の請求項2における「マージンオフセット値を変更する手段」として機能する。
原稿エッジのエッジ検出閾値は、原稿背景領域と原稿領域との境界を検知可能な値であり、原稿外領域が非黒色である場合、エッジ検出感度を上げる必要があるため、原稿外領域が黒色である場合と比較して小さくする必要があり、原稿外領域の色に応じて切り替えを行う。一方、コンテンツエッジのエッジ検出閾値は、原稿外領域が非黒色である場合、原稿外領域が黒色時と同じ設定でよいので、原稿外領域の色によって切り替える必要はない。エッジ検出閾値を大きい値で固定した場合、原稿カバーを閉じているときは、コンテンツエッジは検出されるが、原稿エッジは精度良く検出することができない。
パラメータ切替部102,204は、原稿カバー510の開閉(原稿外領域の黒白)に応じて、例えばエッジ検出閾値は3(非黒色時)/20(黒色時)に切り替えることができる。ここで、パラメータ切替部102,204は、本発明の請求項5における「閾値を変更する手段」として機能する。
原稿領域検出パラメータとしての原稿領域検出処理イネーブル信号は、パラメータ切替部102,204により、原稿カバー510の開閉(原稿外領域の黒白)に応じて、オン(黒色時)/オフ(非黒色時)に切り替えられる。ここで、パラメータ切替部102,204は、本発明の請求項3における「有効エッジ抽出手段を機能させる手段」として機能する。
以上の原稿傾き・サイズ検出用パラメータの組み合わせとして、(i)マージンオフセット値のみ、(ii)マージンオフセット値及び原稿領域検出用パラメータ、(iii)マージンオフセット値及びエッジ検出閾値、(iv)マージンオフセット値、原稿領域検出用パラメータ、及びエッジ検出閾値の4つのパターンが挙げられる。
原稿カバー510の開閉に応じて、いずれのパターンで原稿傾き・サイズ検出用パラメータを設定するかはデフォルトで設定してあり、ユーザによりいずれのパターンで原稿傾き・サイズ検出用パラメータを設定するかを指示するように構成してもよい。
原稿カバー510の開閉に対応する原稿傾き・サイズ検出用パラメータの切替により以下の効果が奏される。
(i)マージンオフセット値のみ
上述したように、原稿外領域が黒色である場合に原稿の端部に黒領域が発生するのを回避することができる。
(ii)マージンオフセット値及び原稿領域検出用パラメータ
原稿外領域が黒色である場合、原稿領域検出処理イネーブル信号がオンに設定され、後述する原稿領域検出処理が行われ、すなわち有効エッジ画素が検出されるので、原稿外領域の一部に黒背景領域以外の画素部分(ノイズ)が存在したときでも、該ノイズが除去され、補正情報の算出の精度が向上する。
図12Aは原稿カバー510を開けた状態でスキャンした場合を示す説明図、図12Bはマージンオフセット値及び原稿領域検出用パラメータを原稿カバー開状態の値に切り替えなかった場合を示す説明図、図12Cはマージンオフセット値及び原稿領域検出用パラメータを原稿カバー開状態の値に切り替えた場合を示す説明図である。
図12Aの円で囲んだ部分に示すように、原稿外領域に黒背景領域以外のノイズが存在するが、図12Cから分かるように、マージンオフセット値及び原稿領域検出用パラメータを原稿カバー開状態の値に切り替えることで、黒領域及びノイズが削除される。
(iii)マージンオフセット値及びエッジ検出閾値
原稿外領域が黒色である場合、エッジ検出閾値を、通常設定と異なるパラメータに自動で切り替える(大きい値にする)ことによって、検出感度を上げることなく良好に原稿エッジを検知することができる。そして、原稿外領域が非黒色である場合、エッジ検出閾値を小さくして、エッジ検出の感度を上げることができる。そして、良好に原稿エッジを検出した上で、マージンオフセット値を原稿カバー510の開閉に対応して切り替えて補正することで、補正時に確実に原稿の端部に黒領域が存在しないようにすることができる。
(iv)マージンオフセット値、原稿領域検出用パラメータ、及びエッジ検出閾値
(i)〜(iii)の効果を総合した効果が得られる。
(2)原稿傾き及びサイズの検出
図13は原稿傾き・サイズ検出部11の構成を示すブロック図、図14は制御部2による原稿傾き・サイズ検出処理の手順を示すフローチャートである。
原稿傾き・サイズ検出部11は、エッジ検出部111と、角度算出部112と、座標情報変換部114及び原稿領域検出部(有効エッジ抽出手段)115を有する原稿領域抽出部113と、補正情報生成部116とを備える。
エッジ検出部111は読取画像データ(原稿は載置台561の隅に置かれているとは限らず、また、傾いて置かれている可能性があるので、スキャナ部560は、読み取り可能な最大サイズの領域で原稿の読み取りを行う。このスキャナ部560で読み取られる領域に対応するデータを読取(入力)画像データという。例えばA3サイズの領域が挙げられる。)を所定の検知解像度(予め設定されている検知処理に最適な解像度。例えば、75dpi)となるように縮小処理を実施し、縮小画像に基づいて後述するようにエッジ画素を検出する。
角度算出部112は、検出したエッジ画素に基づいて原稿の傾き角度を算出する。原稿領域抽出部113の座標情報変換部114は、算出した傾き角度に基づいてエッジ画素の座標値を変換し、補正エッジ座標値が得られる。原稿カバー510が開いている場合に原稿領域検出処理イネーブル信号がオンになるように設定されているとき、原稿領域検出部115は補正エッジ座標値に基づいて有効エッジ画素を抽出し、該有効エッジ画素の座標値を抽出する。補正情報生成部116は、抽出された有効エッジ画素の座標値に基づいて、補正情報を生成する。原稿カバー510が開いている場合に原稿領域検出処理イネーブル信号がオンになるように設定されていないとき、補正情報生成部116は、補正エッジ座標値に基づいて補正情報を算出する。
以下、スキャン状態判定部10において、原稿読み取り時の原稿カバー510の開閉に対応して、マージンオフセット値、原稿領域検出用パラメータ、及びエッジ検出閾値が切り替えられ、前記原稿領域検出用パラメータとしては、原稿カバー510が開いているときに原稿領域検出処理イネーブル信号がオンになるように設定されている場合について説明する。
まず、制御部2は、エッジ検出部111により最外接のエッジ画素を検出する(S1)。
エッジ検出部111は、前記縮小画像のライン毎に各画素の画素値(階調値)を求め、画素値が、スキャン状態判定部10で設定されたエッジ検出閾値より大きい画素の座標値(エッジ座標)を抽出する。上述したように、原稿外領域が黒色である場合、例えば原稿エッジを20に設定し、コンテンツエッジも20に設定される。
エッジ検出部111は、エッジを抽出した画像において、x軸方向に走査した際の最も左側の画素座標を左部エッジ座標、最も右側の画素座標を右部エッジ座標として算出する。
左部エッジ座標及び右部座標は、図15に示す座標情報テーブルに格納される。同様に、y軸方向に走査した際の最も上側の画素座標を上部エッジ座標、最も下側の画素座標を下部エッジ座標として算出し、上部エッジ座標及び下部座標は、図16に示す座標情報テーブルに格納される。ここで、算出される座標数Mは、検知用解像度の縦方向のサイズに対応する。算出される座標数Nは、検知用解像度の横方向のサイズに対応する。
そして、制御部2は、検出されたエッジ座標値に基づいて、角度算出部112により原稿の傾き(角度)を算出する(S2)。具体的には、特開平11−331547号公報に記載された傾き検知方法等を用いることが可能である。
まず、抽出されたエッジ座標より、各原稿エッジの座標データ間の傾きの変化を検出し、傾きの変化する点(エッジ変化点)を求め、それらエッジ変化点を結ぶ線分を抽出する。
次に、抽出された線分の中で、X方向(副走査方向)に対して45゜以下の線分のうち、一番長い線分を選択し、該当する線分の開始座標(Start Edge X, Start Edge Y)及び終端座標(End Edge X, End Edge Y)に基づき原稿の傾きを算出する。
この場合、原稿の傾き角度をαとすると、
Tan α= (End Edge Y- Start Edge Y)/(End Edge X-Start Edge X)
である。この値に相当する角度を予め作成してある、例えば図17に示す正接−角度テーブルにより読み取る。
次いで、制御部2は、座標情報変換部114により、エッジ検出部111により検出された全てのエッジ座標(Edge X, Edge Y)について、角度算出部112で算出した角度を用い、下記の式(1)により補正エッジ座標を算出する(S3)。この補正エッジ座標を(Corr Edge X, Corr Edge Y)とする。
Figure 2012227569
ここで算出された各エッジ補正座標は、図15及び図16の座標情報テーブルに格納される。
以上のように、エッジ検出部111で原稿サイズの検知のために抽出された、原稿画像を含む読取画像のエッジ座標情報(左部エッジ座標、右部エッジ座標、上部エッジ座標、下部エッジ座標)は、角度算出部112で検出された原稿画像の傾き角度を示す角度情報を用いて、座標情報変換部114により傾き補正が施されることにより、補正エッジ座標情報(左部補正エッジ座標、右部補正エッジ座標、上部補正エッジ座標、下部補正エッジ座標)に変換される。
そして、制御部2は、原稿領域抽出部113の原稿領域検出部115により、スキャン状態判定処理部10で設定された原稿領域検出処理イネーブル信号がオンの場合は、下記の原稿領域検出処理方法により原稿領域の抽出(有効エッジの抽出)を行う(S4)。オフの場合は、座標情報変換部114で算出された全ての補正エッジを有効エッジとする。
原稿領域の検出処理は前記補正エッジ座標情報を用いて下記のように実施される。
(i)上部補正エッジ座標に基づき、上部最大有効エッジ画素を抽出する。
(ii)下部補正エッジ座標に基づき、下部最大有効エッジ画素を抽出する。
(iii)上部最大有効エッジの延長線上に存在する上部補正エッジ座標を有するエッジ画素を有効エッジ画素として抽出する。
(iv)同様に、下部補正エッジ座標に基づき、有効エッジ画素を抽出する。
(v)検知角度が所定の角度以上である場合は、左部エッジ画素、右部エッジ画素に対しても、上記と同様に有効エッジを抽出する。
検知角度が所定の角度未満である場合は、左部エッジ、右部エッジそれぞれに対して、信頼度が異なる3種類の最大有効エッジ候補を設定し、最終的に最大有効エッジを抽出する。そして、該左部最大有効エッジの延長線上に存在する左部補正エッジ座標を有するエッジを有効エッジとして抽出する。
(vi)同様に右部エッジに対して有効エッジ画素を抽出する。
(vii)それぞれの有効エッジ情報に対して、周辺の有効エッジ情報を用いた孤立点ノイズ除去処理を行い、最終的な有効エッジ画素を抽出する。
以下に、原稿領域の検出処理について詳述する。
図18は、制御部2の制御により原稿領域検出部115が行う原稿領域検出処理(図14のフローチャートのS4の処理)を示すフローチャートである。
まず、原稿領域検出部115は、各上部及び下部補正エッジ座標について、最も端に位置する補正エッジ画素を注目画素とし、その注目画素の位置から数えて2n (1,2,4,8,…)番目の位置の補正エッジ画素及び注目画素のy座標の差分値をそれぞれ求める。または、その注目画素に近接する位置の画素を除いて、その注目画素の位置から数えて2n (4,8,…)番目の位置の補正エッジ画素及び注目画素のy座標の差分値をそれぞれ求める。そして、それら差分値が閾値(例えば「2画素」)以下となる場合をカウントし、このカウント値を該当注目画素に対する有効カウント値とする。以下、注目画素を順次隣の画素に移していき、全ての補正エッジ画素について同様の処理が完了するまで、処理を繰り返す。これにより、各上部及び下部の補正エッジ座標に対して、有効カウント値が求められる(S11)。
次に、原稿領域検出部115は、上部補正エッジ座標、下部補正エッジ座標毎に、各補正エッジ座標の有効カウントに対して、予め設定されている抽出有効カウントパラメータ(例えば「2」)よりも大きい有効カウント値を有する補正エッジ座標の有効カウント値の平均値(上部補正エッジ有効カウント平均値:Ave Edge CountT, 下部補正エッジ有効カウント平均値:Ave Edge CountB)と、最も大きな有効カウント値(上部補正エッジ最大有効カウント値:Max Edge CountT, 下部補正エッジ最大有効カウント値:Max Edge CountB)とを算出する(S12)。
そして、原稿領域検出部115は、上部補正エッジ有効カウント平均値(Ave Edge CountT)以上の有効カウント値を有する上部補正エッジ座標のうち、y座標が最も小さいエッジ(画素)を上部最大有効エッジとして設定する。また、下部補正エッジ有効カウント平均値(Ave Edge CountB)以上の有効カウント値を有する下部補正エッジ情報のうち、y座標が最も大きいエッジを下部最大有効エッジとして設定する(S13)。
さらに、原稿領域検出部115は、上部最大有効エッジのy座標と、各上部補正エッジ座標のy座標との差分を求め、差分が設定範囲以下(例えば「2画素」以下)となる上部エッジは、最大有効エッジの延長線上に存在すると判断し、有効エッジとする。それ以外のエッジを無効エッジとする。図19は、この有効エッジを判断するための説明図である。図19に示すように、最大有効エッジの延長上にないエッジはノイズ(無効エッジ)と判定される。下部エッジに対しても、同様にして有効エッジと無効エッジの判定を行う(S14)。
次に、原稿領域検出部115は、左部及び右部補正エッジ座標のx座標に対して、S11と同様の処理を実施し、各エッジ座標に対して、有効カウントを算出する(S15)。
次に、左部及び右部補正エッジ座標に対して、S12と同様の処理を行い、抽出有効カウントパラメータ(例えば「2」)よりも大きい有効カウント値を有するエッジの有効カウントの平均値(左部補正エッジ有効カウント平均値:Ave Edge CountL, 右部補正エッジ有効カウント平均値:Ave Edge CountR)と、最も大きな有効カウント値(左部補正エッジ最大有効カウント値:Max Edge CountL, 右部補正エッジ最大有効カウント値:Max Edge CountR)を算出する(S16)。
次に、原稿領域検出部115は、検知角度が閾値以上であるか否かを判定し(S17)、検知角度が閾値以上の場合(S17:YES)にはS18の第1の原稿領域検出処理を行い、検知角度が閾値未満の場合(S17:NO)にはS19〜S20の第2の原稿領域検出処理を行う。
第1の原稿領域検出処理では、S18において、左部補正エッジ座標及び右部補正エッジ座標に関して、S13と同様の処理を実施し、左部最大有効エッジ及び右部最大有効エッジを設定する。
第2の原稿領域検出処理では、S19において、図20に示すように、左部補正エッジ座標及び右部補正エッジ座標に関して、3種類の最大有効エッジ候補(第1から第3の最大有効エッジ候補)を設定する。
第1の最大有効エッジ候補は、S18の第1の原稿領域検出処理と同様の処理により設定する。
第2の最大有効エッジ候補(第2の処理)としては、上部有効エッジの端部及び下部有効エッジの端部よりも外側のエッジ、かつ左部補正エッジの有効カウント平均値(Ave Edge CountL)及び右部補正エッジの有効カウント平均値(Ave Edge CountR)以上のカウント値を有する補正エッジのうち、最も外側のエッジを設定する。
第3の最大有効エッジ候補(第1の処理)としては、上部有効エッジの端部及び下部有効エッジの端部を中心とする特定範囲内のエッジ、かつ左部補正エッジの有効カウント平均値(Ave Edge CountL)及び右部補正エッジの有効カウント平均値(Ave Edge CountR)以上のカウント値を有する補正エッジのうち、最も外側のエッジを設定する。
次に、原稿領域検出部115は、第1から第3の最大有効エッジ候補(第1から第3の左部及び右部最大有効エッジ候補)より、いずれか一つの最大有効エッジ候補(左部及び右部最大有効エッジ候補)を選択する(S20)。
この選択において、第3の最大有効エッジ候補(第1の処理)は、上部エッジ及び下部エッジの情報も利用し、範囲を限定して抽出されるため、最も信頼度の高い情報となる。従って、第3の最大有効エッジ候補が存在する場合は、このエッジを最大有効エッジとする。すなわち、第3の最大有効エッジ候補による処理(第1の処理)は、上記前記第1の原稿領域検出処理、及び第2の最大有効エッジ候補による処理(第2の処理)よりも原稿領域を検出する範囲を限定した上で、検出された各エッジについて原稿画像のエッジと見なし得る有効エッジであるかノイズであるかを判定するものである。
第2の最大有効エッジ候補は、極力コンテンツの欠けを無くすために、なるべく外側のエッジを含むように抽出される。したがって、第3の最大有効エッジ候補が存在しない場合は、このエッジを最大有効エッジとする。
第1の最大有効エッジ候補は、実際の原稿エッジを抽出できなかった場合でも、原稿内のコンテンツの欠けが発生しないように抽出される。したがって、第3及び第2の最大有効エッジ候補がともに存在しない場合のみ、このエッジを最大有効エッジとする。
以上のように、第1から第3の最大有効エッジ候補の優先順位は、第3の最大有効エッジ候補→第2の最大有効エッジ候補→第1の最大有効エッジ候補である。
次に、原稿領域検出部115は、第1または第2の原稿領域検出処理によって決定された左部補正エッジ情報及び右部補正エッジ情報に関して、S14と同様の処理を実施し、有効エッジ及び無効エッジを判定する(S21)。
そして、原稿領域検出部115は、S21において有効エッジと判定されたものを、有効エッジと孤立点ノイズとに分ける処理を行う(S22)。図21に示すように、S21において有効エッジと判定されたもののなかにも、孤立点ノイズが含まれている場合があるので、該孤立点ノイズを削除する。
この処理では、S21において有効エッジと判定されたもののうち、原稿の上部エッジ及び下部エッジよりも外側に存在する左部エッジ及び右部エッジ、並びに原稿の左部エッジ及び右部エッジよりも外側に存在する上部エッジ及び下部エッジに対して、そのエッジ(処理対象エッジ)の周辺の有効エッジ情報を用いて、すなわちそのエッジ(処理対象エッジ)の周辺の有効エッジ数に応じて、その処理対象エッジが有効エッジか孤立ノイズかを判定する。例えば処理対象エッジの周辺の有効エッジ数が所定以上の場合には、その処理対象エッジを有効エッジと判定する。一方、処理対象エッジの周辺の有効エッジ数が所定未満の場合には、その処理対象エッジを孤立点ノイズと判定する。
最後に、制御部2は、補正情報生成部116により補正情報を生成する(S5)。
有効エッジとして抽出された補正エッジ座標(有効エッジ座標)と、スキャン状態判定処理部10で設定されたマージンオフセット値とにより、補正処理開始座標(StartX,StartY)を下記式(2)により算出する。式(2)により実際の座標系における座標値に戻される。
Figure 2012227569
補正後の原稿の縦寸法(原稿高さ)、横寸法(原稿幅)を下記の式(3)及び(4)により算出する。
原稿の縦寸法=有効エッジのy座標値の最大値−有効エッジのy座標値の最小値+2×マージンオフセット値・・・(3)
原稿の横寸法=有効エッジのx座標値の最大値−有効エッジのx座標値の最小値+2×マージンオフセット値・・・(4)
原稿傾き・サイズ検出部11は、算出した補正処理開始座標、原稿の縦寸法、横寸法を補正画像の解像度に合わせた値に変換し、角度情報とともに原稿傾き・サイズ補正部12へ補正情報として出力する。
この補正情報を用いることによって、原稿カバー510が開いた状態でスキャンされた読取画像に対して、補正画像の端部に黒色領域が存在しないように以下の原稿傾き・サイズ補正処理を行うことができる。
(3)原稿傾き・サイズ補正処理
図22は、制御部2の制御により原稿傾き・サイズ補正部12が行う原稿傾き・サイズの補正処理を示すフローチャートである。
原稿傾き・サイズ補正部12は、画像メモリ4からスキャンデータを読み出す(S31)。
次に、原稿傾き・サイズ補正部12は原稿傾き・サイズを補正する(S32)。
そして、原稿傾き・サイズ補正部12は、補正したデータを画像メモリ4へ格納する(S33)。
以下に、原稿傾き・サイズの補正について詳述する。ここでの説明に用いる各座標は、補正処理開始座標(StartX, StartY)を原点(0,0)とするxy座標系上の座標である。
傾き及びサイズ補正処理としては、回転行列を用いたアフィン変換処理等が一般的である。
原稿傾き・サイズ補正部12は、傾き補正後の原稿画像の頂点座標(x′,y′)を、補正前の原稿画像の頂点座標(x,y)と、補正角度のパラメータθとを下記の式(5)にあてはめることにより算出する。
Figure 2012227569
また、原稿傾き・サイズ補正部12は、図23Aに示す、傾き補正後の原稿画像の座標(x′,y′)における画素値(階調値)を以下のようにバイリニア補正を用いて求める。すなわち、(x′,y′)を−θ回転して得られる値(xs,ys)を、下記の式(6)を用いて算出する。
Figure 2012227569
そして、原稿傾き・サイズ補正部12は、xs,ysがともに小数の場合、図23(b)に示す4点の整数座標値、すなわち、算出した(xs,ys)(すなわち(xs+StartX,ys+StartY))を内部に含み、これに隣接する(xi ,yi )、(xi+1 ,yi )、(xi ,yi+1 )、(xi+1 ,yi+1 )を求める。今、xi ≦xs+Start X <xi+1 、yi+1 ≦ys+Start Y <yi で、その距離の比が、u:1−u、v:1−v(但し、u,vは共に0以上1未満の数値)であり、周辺4点の各画素の値(階調値)が、(xi ,yi ):Z1 、(xi+1 ,yi ):Z2 、(xi ,yi+1 ):Z3 、(xi+1 ,yi+1 ):Z4 のとき、バイリニアによる補間後の画素値Zは、下記の式(7)により求められる。
Figure 2012227569
ここで用いられる三角比の値も前述の正接(図14)のようにテーブルを用いれば高速に演算可能である。
回転補正後の(x’,y’)は0≦x’<補正後原稿幅(横寸法)、0≦y’<補正後原稿高さ(縦寸法)となる。
なお、原稿傾き・サイズ補正部12は、算出した(xs,ys)の一方の値が整数の場合は、隣接する2点における階調値の加重平均をZとし、(xs,ys)の両方の値が整数の場合は、(xs,ys)における階調値をZとする。
そして、原稿傾き・サイズ補正部12は、原稿傾き・サイズ検出部11から入力された補正後画像サイズのパラメータ(原稿幅、高さ)に基づいて、傾き補正後の出力用画像データに対してサイズ補正を行う。
原稿傾き・サイズ補正部12は、以下のようにして印刷に使用する用紙のサイズを決定する。図24を参照して、印刷処理時における用紙サイズの決定方法について説明する。
図24に、用紙サイズと、画素数を単位とする用紙サイズの幅・高さを示す値とが対応づけられた出力用紙サイズテーブルを示す。該出力用紙サイズテーブルは、印刷の出力解像度が300dpiのときに原稿傾き・サイズ補正部12に参照される。この出力用紙サイズテーブルはROM22に記録されており、300dpi以外の出力解像度(600dpi、1200dpi等)に対応する出力用紙サイズテーブルも、同様にROM22に記録されている。なお、各テーブルの幅・高さを示す画素数には、実際の用紙サイズより略10mm大きくなるような画素数が設定されている。
原稿傾き・サイズ補正部12は、印刷しようとする出力解像度に応じた出力サイズテーブルを参照する。そして、補正後画像サイズの幅を示すパラメータよりも幅の値が大きく、かつ最小の幅の値と関連づけられた用紙サイズを候補として選択する。そして、原稿傾き・サイズ補正部12は、補正後画像サイズの高さを示すパラメータよりも高さの値が大きく、かつ最小の高さの値と関連づけられた用紙サイズを、候補として選択された用紙サイズの中から選択する。さらに、制御部2は、原稿傾き・サイズ補正部12が選択した用紙サイズを印刷に使用すべき用紙サイズとして画像出力装置3へ通知する。
例えば、300dpi換算時の算出された補正後原稿幅が2480、補正後原稿高さ3500であった場合、まず、補正後原稿幅より、A4または、A5Rに絞り込まれ、さらに補正後原稿高さより、A4が用紙サイズとして選択される。
また、検出された原稿領域が含まれる、定型サイズ用紙を出力サイズとし、補正処理開始座標も、検出された原稿領域が出力サイズの中心となるように変換することにしてもよい。この場合、サイズ決定方法としては、上記の用紙サイズテーブルを用いて、算出されたコンテンツ領域が全ておさまる最小の用紙サイズを出力用紙サイズとして設定する。
例えば、300dpi換算時の算出されたコンテンツ領域幅が2000、コンテンツ領域高さ3200であった場合、まず、コンテンツ領域よりも大きい用紙サイズはA3、B4、A4に絞り込まれ、この中で最小の用紙サイズはA4であるため、A4が用紙サイズとして選択される。
選択された用紙サイズをもとに、用紙サイズの中心のコンテンツ領域が設定されるように、コンテンツ領域開始座標(StartX, StartY)を下記式(8)により再度算出する。
Figure 2012227569
但し、Corr Edge MinX′=Corr Edge MinX−(用紙サイズ幅−補正後原稿幅)÷2
Corr Edge MinY′=Corr Edge MinY−(用紙サイズ高さ−補正後原稿高さ)÷2
以上のように、本実施の形態においては、原稿の読み取り時に原稿カバー510が開いていたと判定した場合に、原稿カバー510が閉じている場合の通常設定とは異なる原稿傾き・サイズ検出用パラメータに自動で切り替えて、傾き及びサイズ補正処理を行うので、出力画像の端部に黒領域が存在するのを防止することができる。
すなわち、原稿読み取り時の原稿カバー510の開閉に応じて、エッジ検出閾値、原稿領域検出用パラメータ、及びマージンオフセット値を切り替えるので、原稿カバー510が開いていたときに、良好に検出したエッジの中から有効エッジを抽出し、マージンオフセット値を小さく取って、精度良く補正情報を算出し、出力原稿に黒領域が確実に表れないようにすることができる。
なお、切り替える原稿傾き・サイズ検出用パラメータの組み合わせは上述の場合に限定されない。
また、原稿領域検出用パラメータとして、上述の原稿領域検出処理のフローチャートのステップS11の画素間のy座標の差分値の閾値、S12の抽出有効カウントパラメータ、S14の上部最大有効エッジ及び上部補正エッジ間のy座標の差分値等を、原稿カバー510の開閉に応じて切り替えることにしてもよい。
さらに、本実施の形態の画像処理装置1のうち、スキャン状態判定部10、原稿傾き・サイズ検出部11及び原稿傾き・サイズ補正部12を別のコンピュータ上に、CPU等のプロセッサを用いてソフトウェアによって実現する構成にしてもよい。この場合、画像処理装置1及びコンピュータ間のデータ受け渡しは通信装置6により画像ファイル(TIFFフォーマット等)で行われる。
実施の形態2.
図25は、本発明の実施の形態2に係る画像形成装置としてのデジタルカラー複写機200の構成を示すブロック図である。図25中、図1と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施の形態のデジタルカラー複写機200の画像処理装置は、前段の画像処理を行う画像処理装置25と後段の画像処理を行う画像処理装置26とに分離しており、前段の画像処理の出力をHDD(ハードディスク)27に格納し、後段の画像処理はHDD27から読み出したデータを入力データとし、最終的な画像を出力する処理を非同期で作動する点が実施の形態1に係るデジタルカラー複写機100と異なる。また、画像処理装置25,26には、画像メモリ4,24が接続されている。
上述したように、デジタルカラー複写機200においては、前段の画像処理装置25の入力階調補正部9で処理されたデータはHDD27に格納される。
そして、原稿傾き・サイズ補正モードが設定されている場合、制御部2は、スキャン状態判定部10により、原稿カバー510の開閉を判定して、原稿傾き・サイズ検出用パラメータの切り替えを行い、原稿傾き・サイズ検出部11により、補正情報[原稿傾き補正角度パラメータα、及び原稿サイズ補正パラメータ(補正処理開始座標、及び補正後の原稿サイズ)]を求め、HDD27に格納された入力階調補正後の画像データと関連付けて格納する。
一方、後段の画像処理を実施する際には、HDD27に格納されている入力階調補正後の画像データと、それと関連付けて格納されている補正情報を読み出し、該補正情報に基づいて原稿傾き・サイズ補正部12にて座標変換して得られた座標情報を順次、画像メモリ24に格納していく。
領域分離処理部13では、画像メモリ24に格納されている傾き及びサイズ補正後のデータに対して領域分離処理を実施する。それ以降の各処理部は、パイプライン方式にて処理を進めていく。
以上の構成により、本実施の形態においては、前段の画像処理と後段の画像処理とを非同期で処理することが可能になる。
本実施の形態においては、原稿の読み取り時に原稿カバー510が開いていたと判定した場合に、原稿カバー510が閉じている場合の通常設定とは異なる原稿傾き・サイズ検出用パラメータに自動で切り替えて、傾き及びサイズ補正処理を行うので、出力画像の端部に黒領域が存在するのを確実に防止することができる。
実施の形態3.
図26は、本発明の実施の形態3に係る画像形成装置としてのスキャナ(画像読取装置)300の構成を示すブロック図である。図26中、図1及び図25と同一部分は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
原稿傾き・サイズ補正モードが設定されている場合、制御部2は入力階調補正後データを一旦画像メモリ4に書き込む。原稿傾き・サイズ検出部11は、スキャン状態判定部10が原稿カバー510の開閉に対応して設定した原稿傾き・サイズ検出用パラメータに基づいて、原稿の傾き及びサイズを検出し、補正情報として、原稿傾き補正角度パラメータα、及び原稿サイズ補正パラメータ(補正処理開始座標、及び補正後原稿サイズ)を算出する。原稿傾き・サイズ補正部12は、画像メモリ4から入力階調補正後データを読み出し、前記補正情報に基づき座標変換して得られた座標情報を、再度、画像メモリ4に書き込む。1ページ全ての画像の変換が終了した後、制御部2は、傾き及びサイズ補正後のデータを画像メモリ4から読み出し、HDD27へ転送する。
原稿傾き・サイズ補正モードが設定されていない場合、入力階調処理補正後のRGBデータはHDD27へ転送される。
すなわち、セレクタ28は、入力階調補正後データ、及び原稿傾き・サイズ補正処理後データの何れかのデータをHDD27へ転送する。
本実施の形態においては、原稿傾き・サイズ補正モードが設定されている場合、原稿の読み取り時に原稿カバー510が開いていたと判定したとき、原稿カバー510が閉じている場合の通常設定とは異なる原稿傾き・サイズ検出用パラメータに自動で切り替えて、傾き及びサイズ補正処理を行うので、出力画像の端部に黒領域が存在するのを確実に防止することができる。
なお、傾き及びサイズ補正後のデータはHDD27へ転送するのではなく、ネットワークで接続されたコンピュータ、サーバ、デジタル複合機、及びプリンタ等へ通信装置6を介し送信することにしてもよい。
そして、原稿傾き・サイズ補正モードの設定は、スキャナの300の操作パネル(図示せず)より行ってもよく、又は、コンピュータのスキャナドライバの設定画面(スキャナの読取条件の設定画面)において、マウスやキーボードを用いて行うことにしてもよい。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係る画像形成装置としてのデジタルカラー複写機は、実施の形態1に係るデジタルカラー複写機100と同様の構成を有する。本実施の形態においては、コンピュータに実行させるためのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に、原稿カバー510の開閉の判定、原稿傾き・サイズ検出用パラメータの設定、補正情報の生成、及び補正情報に基づき原稿傾き・サイズの補正を行う本発明の画像処理方法を記録しており、実施の形態1ではスキャン状態判定部10、原稿傾き・サイズ検出部11、及び原稿傾き・サイズ補正部12のハードウェアで実現していた画像処理をソフトウェアで制御する点が実施の形態1に係るデジタルカラー複写機100と異なる。
具体的には、本実施の形態に係るデジタルカラー複写機の制御部2のROM22に前記画像処理のプログラムが記録されており、ROM22が前記記録媒体に相当する。
記録媒体は、前記画像処理を行うプログラムを記録した、持ち運び自在の記録媒体であってもよい。この場合、デジタルカラー複写機がプログラム読み取り装置を備え、該プログラム読み取り装置に前記記録媒体が挿入されてプログラムが読み取られる。
このデジタルカラー複写機の本体と分離可能に構成される記録媒体としては、磁気テープ及びカセットテープ等のテープ系記録媒体、フレキシブルディスク及びハードディスク等の磁気ディスク、及びCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスク等のディスク系記録媒体、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系記録媒体、又はマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムコードを担持する記録媒体が挙げられる。
記録媒体に格納されているプログラムコードはCPU21がアクセスして実行させる構成であってもよいし、又はCPU21がプログラムコードを読み出し、読み出されたプログラムコードは、RAM23又は図示しないプログラム記憶エリアに格納されて、そのプログラムコードが実行されるものであってもよい。この格納用のプログラムは予めデジタルカラー複写機に格納されているものとする。
また、本実施の形態においては、インターネットを含む通信ネットワークを通信装置6を介し接続可能なシステム構成であることから、通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードするように流動的にプログラムコードを担持する媒体であってもよい。このように通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予めデジタルカラー複写機100に格納しておくか、又は他の記録媒体からインストールされるものであってもよい。本実施の形態は、前記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
上述の記録媒体は、デジタルカラー複写機100及びコンピュータシステムに備えられるプログラム読み取り装置により読み取られることで上述した画像処理方法が実行される。
前記コンピュータシステムは、フラットベッドスキャナ・フィルムスキャナ・デジタルカメラ等の画像入力装置、所定のプログラムがロードされることにより上記画像処理方法等の種々の処理が行われるコンピュータ、コンピュータの処理結果を表示するCRTディスプレイ・液晶ディスプレイ等の画像表示装置、及びコンピュータの処理結果を紙等に出力するプリンタより構成される。さらには、ネットワークを介してサーバ等に接続するための通信手段としてのネットワークカード及びモデム等が備えられる。
本実施の形態においては、原稿の読み取り時に原稿カバー510が開いていたと判定した場合に、原稿カバー510が閉じている場合の通常設定とは異なる原稿傾き・サイズ検出用パラメータに自動で切り替えて、傾き及びサイズ補正処理を行うので、出力画像の端部に黒領域が存在するのを確実に防止することができる。
本発明は上述した実施の形態1乃至4の内容に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
1、25、26、29 画像処理装置
2 制御部
21 CPU
22 ROM
23 RAM
3 画像出力装置
4、24 画像メモリ
5 画像入力装置
510 原稿カバー
560 スキャナ部
561 載置台
6 通信装置
7 A/D変換部
8 シェーディング補正部
9 入力階調補正部
10 スキャン状態判定部
11 原稿傾き・サイズ検出部
12 原稿傾き・サイズ補正部
13 領域分離処理部
14 色補正部
15 黒生成下色除去部
16 空間フィルタ処理部
17 出力階調補正部
18 階調再現処理部
27 HDD
28 セレクタ
30 開閉センサ
100、200 デジタルカラー複写機
300 スキャナ

Claims (11)

  1. 読み取るべき原稿を覆う原稿カバー、前記原稿及び該原稿の周囲の部分を読み取って得た読取画像の中の原稿画像を構成する画素のうちのエッジ画素を検出して、該エッジ画素の位置を示す直交座標系のエッジ座標値を検出するエッジ検出手段、検出したエッジ座標値に基づき前記原稿画像の前記直交座標系の座標軸に対する傾きを検出する手段、検出したエッジ座標値及び傾きに基づいて、前記傾きを補正し、前記原稿画像のサイズを補正するための補正情報を生成する補正情報生成手段、並びに生成した補正情報に基づいて前記傾きを補正し、前記原稿画像のサイズを補正して補正原稿を生成する補正原稿生成手段を備える画像処理装置において、
    原稿読み取り時の前記原稿カバーの開閉を判定する開閉判定手段と、
    前記原稿カバーの開閉に対応して、前記補正情報を生成するためのパラメータを設定する手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記補正情報生成手段は、検出したエッジ座標値を補正して得られる補正座標値、及び該補正座標値に付加するマージンオフセット値に基づいて、前記補正情報として、前記補正原稿の一頂点の画素の座標値、縦寸法、及び横寸法を算出し、
    前記原稿カバーの開閉に対応し、前記パラメータとして前記マージンオフセット値を変更する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 検出したエッジ座標値及び傾きに基づいて、エッジ画素の中から、前記補正座標値を算出し、ノイズ画素を除去するための有効エッジ画素を抽出して、該有効エッジ画素の座標値を抽出する有効エッジ抽出手段と、
    前記原稿カバーが開いていた場合に、前記有効エッジ抽出手段を機能させる手段と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記エッジ検出手段は、予め設定してある閾値に基づいてエッジ画素を検出し、
    前記原稿カバーの開閉に対応して、前記閾値を変更する手段を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記原稿カバーが開いた状態で原稿画像を読み取る指示を受け付ける指示受付手段を備え、
    前記開閉判定手段は、前記指示受付手段により前記指示を受け付けた場合に、原稿読み取り時に前記原稿カバーが開いていると判定することを特徴とする請求項1から4までのいずれか一つに記載の画像処理装置。
  6. 前記原稿カバーの開閉を検知する開閉検知手段を備えることを特徴とする請求項1から4までのいずれか一つに記載の画像処理装置。
  7. 前記エッジ検出手段により検出されたエッジ画素のうち、該エッジ画素の画素値が該エッジ画素の原稿画像の外側に隣接する画素の画素値より大きいエッジ画素の数を計数し、計数したエッジ画素の数が所定の閾値以上であるか否かを判定するエッジ画素数判定手段を備え、
    前記開閉判定手段は、前記エッジ画素数判定手段により前記閾値以上であると判定した場合に、前記原稿カバーが開いていたと判定することを特徴とする請求項1から4までのいずれか一つに記載の画像処理装置。
  8. 請求項1から7までのいずれか一つに記載の画像処理装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. コンピュータに、原稿カバーを有する画像処理装置を用い、原稿及び該原稿の周囲の部分を読み取って得た読取画像の中の原稿画像を構成する画素のうちのエッジ画素を検出して、該エッジ画素の位置を示す直交座標系のエッジ座標値を検出させ、検出したエッジ座標値に基づき前記原稿画像の前記直交座標系の座標軸に対する傾きを検出させ、検出したエッジ座標値及び傾きに基づいて、前記傾きを補正し、前記原稿画像のサイズを補正するための補正情報を生成させ、生成した補正情報に基づいて前記傾きを補正し、前記原稿画像のサイズを補正して補正原稿を生成させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、取得した、原稿読み取り時の前記原稿カバーの開閉の情報に対応して、前記補正情報を生成するためのパラメータを設定させるステップと、
    コンピュータに、設定したパラメータに基づいて補正情報を生成させるステップと
    を有することを特徴とするコンピュータプログラム。
  10. 請求項9に記載のコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 原稿カバーを有する画像処理装置を用い、原稿及び該原稿の周囲の部分を読み取って得た読取画像の中の原稿画像を構成する画素のうちのエッジ画素を検出して、該エッジ画素の位置を示す直交座標系のエッジ座標値を検出し、検出したエッジ座標値に基づき前記原稿画像の前記直交座標系の座標軸に対する傾きを検出し、検出したエッジ座標値及び傾きに基づいて、前記傾きを補正し、前記原稿画像のサイズを補正するための補正情報を生成し、生成した補正情報に基づいて前記傾きを補正し、前記原稿画像のサイズを補正して補正原稿を生成する画像処理方法において、
    原稿読み取り時の前記原稿カバーの開閉を判定するステップと、
    前記原稿カバーの開閉に対応して、前記補正情報を生成するためのパラメータを設定するステップと
    を有することを特徴とする画像処理方法。
JP2011090455A 2011-04-14 2011-04-14 画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体、及び画像処理方法 Withdrawn JP2012227569A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011090455A JP2012227569A (ja) 2011-04-14 2011-04-14 画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体、及び画像処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011090455A JP2012227569A (ja) 2011-04-14 2011-04-14 画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体、及び画像処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012227569A true JP2012227569A (ja) 2012-11-15

Family

ID=47277323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011090455A Withdrawn JP2012227569A (ja) 2011-04-14 2011-04-14 画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体、及び画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012227569A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017103594A (ja) * 2015-12-01 2017-06-08 シャープ株式会社 画像読取装置
US10051150B2 (en) 2016-01-29 2018-08-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and medium storing program executable by computer
JP2019208257A (ja) * 2019-07-23 2019-12-05 シャープ株式会社 画像読取装置
US11330115B2 (en) 2019-11-29 2022-05-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image scanning device

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017103594A (ja) * 2015-12-01 2017-06-08 シャープ株式会社 画像読取装置
US10051150B2 (en) 2016-01-29 2018-08-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and medium storing program executable by computer
JP2019208257A (ja) * 2019-07-23 2019-12-05 シャープ株式会社 画像読取装置
US11330115B2 (en) 2019-11-29 2022-05-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image scanning device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4570670B2 (ja) 画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、記録媒体
JP4495201B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録する記録媒体
JP4855458B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録する記録媒体
JP4137890B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像読取処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US8508823B2 (en) Image processing method, image processing apparatus, image forming apparatus, and recording medium
US8976414B2 (en) Image processing method, image processing apparatus and image forming apparatus including the same, image reading apparatus, and recording medium
JP4465377B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体
JP2013123119A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP2011010033A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP2012227569A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体、及び画像処理方法
JP5290360B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体
JP4808281B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録する記録媒体
JP2008305099A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体
JP2009017208A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及びコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体
JP2010103808A (ja) 画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4024737B2 (ja) 画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法、およびプログラム
JP4931897B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP5542380B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、記録媒体
JP2010011359A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体
JP2010098445A (ja) 画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体
JP6105134B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、記録媒体
JP5970582B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、記録媒体
JP2004102551A (ja) 画像処理装置および画像処理方法並びにそれを備えた画像読取装置、画像形成装置、プログラム、記録媒体
JP2012070285A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、コンピュータプログラムおよび記録媒体
JP2010087826A (ja) 画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法、プログラムおよびその記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20140701