JP3976494B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スキャナ、デジタル複写機、デジタルカラー複写機、ファクシミリ、カラーファクシミリ等で用いられる画像読取装置及び画像形成装置に関し、特に、地肌除去技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平7−264421号公報には、画像読取装置により原稿をR、G、Bのデジタル信号で読み出し、面順次でK、C、M、Yの記録信号を得る色補正処理装置を有する画像処理装置において、ファーストスキャン時にK、C、M、Y版のいずれかの記録信号を得ると同時に、セカンドスキャン以降の地肌検出に用いるしきい値を自動設定し、セカンドスキャン後の地肌検出はファーストスキャン時に設定したしきい値を使用する技術が開示されている。
【0003】
また、特開平7−264408号公報には、原稿抑え板と原稿の地肌を識別し、原稿抑え板領域を除いた原稿の地肌領域の濃度レベルを高精度に検出する技術が開示されている。
【0004】
さらに、地肌除去手段の地肌除去レベルの調整を、原稿画像のピーク値に対してA/D変換手段のリファレンス電圧のオフセットを調整する技術が本出願人より出願されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の地肌除去を行う画像読取装置においては、読み取り原稿が新聞を任意に切ったものである場合や、新聞等を白紙に切り張りしたような特殊な原稿の場合には、通常の全面地肌除去を行うと、地肌除去したい新聞原稿部分よりバックの圧板面や切り張りした台紙の方が白いので、この白部分を地肌の高い領域として取ってしまうため、新聞原稿面は地肌飛ばしできないという問題があった。
【0006】
また、その他の特殊な原稿としては、本原稿の綴じ部の浮きによる全反射光の入力やプリント基板等の全反射する材質を含む原稿があるが、全反射光があるとその部分は異常に明るいため、この部分を地肌と取ってしまうことにより、期待通りの地肌除去をすることができないという問題があった。
【0007】
また、新聞を任意に切ったものをコンタクトガラス上に置いて、原稿を押さえる圧板を閉じると、新聞がずれてしまうことがあり、このため、原稿の置き直しと読み取りを何度もやり直す必要があるという問題があった。
また、何度もやり直すと、デジタル複写機の場合はミスコピーとなり、用紙及びトナー等の消耗品が無駄になるという問題があった。
【0008】
従って、本発明の主な目的は、原稿の地肌において飛ばしたい濃度を設定できるようにして、特殊な原稿に対して良好な地肌除去ができることである。
【0009】
また、本発明の副次的な目的は、地肌除去したい濃度レベルをプレスキャンによって表示することにより、ディスプレーエディタで正確に設定できるようにすることである。
また、読み取った画像に対して地肌除去濃度領域を指定することにより、前述した原稿の置き直しと読み取りを何度もやり直す必要がないようにすることを目的とする。
また、デジタル複写機の場合における用紙及びトナー等の消耗品が無駄になることを防止することを目的とする。
【0010】
また、本発明の副次的な目的は、上記特殊な原稿でない場合は、通常の地肌除去であるプレスキャンなしの全面ピーク値地肌除去モードを行っても問題がないため、生産性を上げるためのモードと、特殊な原稿の場合の前述の不具合を防止するモードとを持つことにより、ユーザニーズに対応できるようにすることである。
【0011】
また、本発明の副次的な目的は、ディスプレーエディタの階調性がない場合でも、地肌部分の濃度を把握して領域を設定できるように、地肌除去モードの選択時のプレスキャン時に表示部のコントラストとブライトネスを下げることにより、ユーザが地肌除去濃度領域を調整しやすくすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の発明は、原稿画像全面の地肌濃度を基準にして地肌除去を行う第1の地肌除去モードと、原稿画像の特定領域の地肌濃度基準にして地肌除去を行う第2の地肌除去モードを備えた画像読取装置であって、原稿画像を光学的に読み取り画像信号に変換する光電変換手段と、光電変換手段で読み取った画像信号をデジタルの画像データに変換するA/D変換手段と、読み取った原稿画像を変換した画像データを表示する画像表示手段と、表示手段のコントラスト及び/又はブライトネスを変更する変更手段と、表示手段に表示した画像データに基づいて原稿画像上の特定領域を指定する座標指定手段と、第1の地肌除去モードと第2の地肌除去モードを選択する選択手段と、選択手段により第1の地肌除去モードが選択された場合に原稿画像全面の地肌に基づいて地肌除去を行うとともに、第2の地肌除去モードが選択された場合にはプレスキャンを行って画像表示手段に表示した原稿画像の画像データに基づいて座標指定手段で指定した原稿画像の特定領域の地肌濃度を基準にして読み取った原稿画像の地肌除去処理する地肌除去手段と、を備え、変更手段は第2の地肌除去モードが選択され、プレスキャンを行って表示手段に原稿画像の画像データを表示する際に表示手段のコントラスト及び/又はブライトネスを下げることを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、地肌除去手段は、地肌濃度に基づいてA/D変換手段のリファレンスレベルを変更することで地肌除去処理することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像読取装置を備えた画像形成装置であることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
図8は本発明の実施の形態による画像読取装置が用いられる画像形成装置の実施の形態を示す。
図8において、画像読み取りユニット202により、原稿を光源により照射しながら原稿を走査して、原稿からの反射光を3ラインCCDセンサにより読み取り、画像データを画像処理ユニット203に送る。画像処理ユニット203では、スキャナγ補正、色変換、主走査変倍、画像分離、加工、エリア処理、階調補正処理等の画像処理を行い、処理された画像データを画像書き込みユニット204へ送る。
【0015】
画像書き込みユニット204では、画像データに応じてLD(レーザダイオード)の駆動を変調する。ドラムユニット208では、一様に帯電された回転する感光体ドラムに上記LDからのレーザビームにより潜像を書き込み、現像部210によりトナーを付着させて顕像化させる。感光体ドラム上に作られた画像は、中間転写部209の転写ベルト上に再転写される。中間転写ベルト上にはフルカラーコピーの場合、4色(Bk、C、M、Y)のトナーが順次重ねられる。
【0016】
フルカラーコピーの場合には、Bk、C、M、Yの4色作像・転写工程が終了した時点で、中間転写ベルトとタイミングを合わせて給紙部211より転写紙が給紙され、紙転写部で中間転写ベルトから4色同時に転写紙にトナーが転写される。トナーが転写された転写紙は、搬送部を経て定着部212に送られ、定着ローラと加圧ローラによって熱定着され排紙される。
【0017】
また、コピーモード等のユーザが設定するものは、操作部ユニット205により入力される。設定されたコピーモード等の操作モードはシステム制御ユニット201に送られ、システム制御ユニット201では設定されたコピーモードを実行するための制御処理を行う。この時、システム制御ユニット201から、画像読み取りユニット202、画像処理ユニット203、画像書き込みユニット204、画像表示ユニット207等の各ユニットに対して制御指示を行う。
【0018】
画像処理ユニット203から出力された画像データは、図9に示す画像表示ユニット207の機能ブロック図におけるFIFO221を介して、CPU223内蔵のDMAコントローラによって、画像データ格納用のDRAM222に格納される。画像表示ユニット207には、画像データと共に画像データ制御信号も送られているので、有効画像領域だけを取り込むことが可能である。
【0019】
DRAM222に格納された有効画像データは、CPU223によってVRAM224にDMA転送される。この時CPU223によってDRAM222内の画像データの任意の部分を転送したり、拡大・縮小・間引き等の処理を行うことも可能である。VRAM224に転送された画像データは、LCDC(LCDコントローラ)255の制御によりLCDパネル226に表示される。
【0020】
次に、本発明の実施の形態による画像読取装置について図面を参照しながら説明する。
図10は画像表示ユニット207の構成図である。
画像表示ユニット207は、画像をLCD(液晶パネル)ディスプレイ71に表示させ、その画面内で編集・加工のエリア指定/モード設定を行うためのディスプレイエディタを兼用しても良い。図10の各設定キー等72〜86は、図9の機能ブロック図においてはキーボード231部分にあたる。
【0021】
図10においては、LCDディスプレイ71、選択されているキー72、読み取りキー73、コントラスト調整つまみ74、明るさ調整つまみ75、全体キー76、拡大キー77、スケール表示部78、表示基準79、カーソル80、クリアキー81、オールクリアキー82、閉じるキー83、点指定キー84、カーソルキー85、画面移動キー86が設けられている。
【0022】
図11に図8の操作部ユニット205の構成を示す。
テンキー41、モードクリア/予熱キー42、割り込みキー43、画質調整キー44、プログラムキー45、プリントスタートキー46、クリア/ストップキー47、エリア加工キー48、輝度調整つまみ49、LCDディスプレイ71上に配置されたタッチパネルキー50、初期設定キー51等が設けられている。
【0023】
テンキー41は、コピー枚数等の数値入力を行う場合に使用する。モードクリア/予熱キー42は、設定したモードを取り消して初期設定に戻す場合や、一定時間以上の連続押下で予熱状態とする設定を行う。割り込みキー43は、コピー中に割り込み、別の原稿のコピーを行う場合に使用する。画質調整キー44は、画質の調整を行うときに使用する。プログラムキー45は、よく使用するモードの登録や呼出を行う場合に使用する。プリントスタートキー46は、コピー開始のためのキーである。
【0024】
クリア/ストップキー47は、入力した数値をクリアする場合や、コピー途中でコピーを中断する場合に使用する。エリア加工キー48は、画像表示ユニット(ディスプレイエディタ)上で、エリア加工・編集等のモードを使用する場合に使用する。輝度調整つまみ49は、LCDパネルの画面の明るさを調整する。また、タッチパネルキー50は、LCDディスプレイ上に表示された各種のキーの範囲と同じ範囲にキーエリアを設定して、タッチパネルが設定された範囲内の押下を検出すると、その設定されたキーの処理を行う。初期設定キー51は、ユーザが各初期設定を選択できる時に押下する。
【0025】
図12にLCDディスプレイ71の液晶表示画面の一例を示す。図12に示されるように、LCD画面上でカラーモード、自動濃度、マニュアル濃度、画質モード、自動用紙選択、用紙トレイ、用紙自動変倍、等倍、ソート、スタック等のモード選択表示があり、さらに、クリエイト、カラー加工、両面、変倍等のサブ画面選択表示もある。各表示の大きさと同様の大きさのキーがタッチパネル上に設定されている。
【0026】
図13に図12における変倍キー71a押下による画面展開の一例を示す。
変倍キー71aが押下されると、画面下方から変倍設定画面がスクロールアップされる。変倍設定画面には定型変倍(予め変倍率が設定されている変倍モード)用のキーが設定されている。例えば71%の部分のタッチパネルキーを押下すると、変倍率71%が選択される。またこの画面には定型変倍以外の変倍モードを選択するため、ズームキー、寸法変倍キー、独立変倍/拡大連写キーが画面左側に設定されている。
【0027】
図14はタッチパネル検出回路の構成例を示し、図15は図14のX1、X2、Y1、Y2の設定状態を表したものである。
図14におけるコントローラ90は、検出端子をHigh状態にして、X1、X2、Y1、Y2を図15に示されるように設定する。Y1、Y2の回路は抵抗でプルアップされているので、タッチパネルOFFのときY1は+5vになり、ONの時は0vになる。従って、A/Dコンバータ91の出力からON/OFFの状態を確認する。コントローラ90は、タッチパネルONの状態を検知すると測定モードに切り換える。X方向の時はX1は+5v、X2は0vになり、入力位置の電位がY1を通してA/Dコンバータ91に接続されて座標が算出される。Y方向の座標も回路を切り換えて同様に算出される。このようなタッチパネル検出回路によって、タッチパネルの押下位置が検出される。
【0028】
図16は操作部ユニット205のブロック図を示したものである。
図16において、CPU100からのアドレス信号はアドレスラッチ101に取り込まれ、CPU100からの信号によりここでコントロールされる。アドレスラッチ101を出たアドレス信号はその一部がアドレスデコーダ102に入り、ここで各ICへのチップセレクト信号を作り、メモリマップの作成に使用される。また、アドレスはROM、RAM等のメモリ103、104、105やLCDコントローラ106に入り、アドレス指定に使用される。
【0029】
一方、CPU100からのデータバスはメモリ103〜105やLCDコントローラ106に接続され、データの双方向通信が行われる。LCDコントローラ106は、CPU100からのアドレスバス、データバスの他に、LEDドライバ107、キーボード108、アナログタッチパネル109、LCDモジュール110、そして表示データ用のROM104、RAM105等が接続されている。LCDコントローラ106は、キーボード108からの信号やタッチパネル109からの信号によりROM、RAMのデータから表示データを作成し、LCD上への表示をコントロールする。また、CPU100には光ファイバ用コネクタを介して光トランシ−バ111が接続されており、外部との通信を行っている。
【0030】
図1は本発明の実施の形態による画像読取装置の全体ブロック図を示す。
図1において、スキャナIPU制御部上のCPU1は、ROM2に格納されたプログラム実行し、RAM3にデータ等を読み書きすることでスキャナ・IPU部の全体の制御を行っている。また、システム制御部4とシリアル通信で接続されており、コマンド及びデータの送受信により指令された動作を行う。さらに、システム制御部4は操作表示部5とシリアル通信で接続されており、ユーザからのキー入力指示により動作モード等の指示を設定することができる。
【0031】
CPU1は、I/O6である原稿検知センサ、HPセンサ、圧板開閉センサ、冷却ファン等に接続されており、検知及びON/OFFの制御をしている。スキャナモータドライバ7は、CPU1からのPWM出力によりドライブされ、励磁パルスシーケンスを発生し、原稿走査駆動用のパルスモータ8を駆動する。
【0032】
原稿画像はランプレギュレータ9で駆動されたハロゲンランプ10の光量出力により光信号を複数ミラー及びレンズを通り、3ラインCCD11に結像される。3ラインCCD11は、スキャナIPU制御上のタイミング回路12により各駆動クロックを与えられて各RGBのodd、evenのアナログの画像信号をエミッタホロワ13〜15に出力している。エミッタホロワ13〜15からアナログ処理回路16〜18へ入力された信号は、アナログ処理回路内で減算法CDS実行し、CCDのオプティカルブラック部でラインクランプ実施し、oddとevenの出力差を補正し、それぞれのアンプゲイン調整を行う。
【0033】
ゲイン調整後はマルチプレクサで合成して、最終的にDCレベルのオフセット調整後にA/Dコンバータ19〜21へ入力され、デジタル化されてシェーディング回路22へ入力される。シェーディング回路22は、照明系の光量不均一やCCDの画素出力のバラツキを補正する機能を持っている。シェーディング補正された画像データはライン間補正メモリ23、24へ入力されて、3ラインCCD11のBとG、BとRのライン数の画像データをメモリで遅延させてBGRの読取画像の1ライン以上の位置合わせを行い、ドット補正部25へ出力する。
【0034】
ドット補正部25では、ライン間補正メモリ23、24から出力された画像データをRGBデータの1ライン以内ドットのズレを補正する。スキャナγ補正部26では、反射率リニアデータをルックアップテーブル方式で補正を行う。この補正後の画像データは、自動原稿色判定回路28と自動画像分離回路29とディレーメモリ27を介してRGBフィルタ、色変換処理、変倍処理、クリエイト30に入力される第1ルートと、画像データメモリ33(R)、34(G)、35(B)の第2ルートに分かれる。
【0035】
画像データメモリは、スキャナ最大読取領域の画像データをRGB別に蓄積できるDRAMで構成されており、1スキャンでRGBの画像データを取り込むことも可能であり、フルカラー重ね画像出力時やリピート複写時はこの画像メモリから出力し、第1ルートに戻ることで対応できるようになっている。
【0036】
自動原稿色判定回路28では、ACS(有彩/無彩判定)処理を自動画像分離回路29(文字/網点)処理に入力される。ACS処理では黒、及び灰色の判定を行う。像域分離処理ではエッジ判定(白画素と黒画素の連続性により判定)、網点判定(画像中の山/谷ピーク画素の繰り返しパターンにより判定)、写真判定(文字・網点外で画像データがある場合)を行い、文字及び印刷(網点)部、写真部の領域を判定してCPU1に伝え、後段のRGBフィルタ30、色変換プリンタγ補正部31、YMCKフィルタ、階調処理でパラメータや係数の切り換えに使用される。
【0037】
画像データはRGBフィルタ30に入力される。RGBフィルタ30では、RGBのMTF補正、平滑化、エッジ強調、スルー等のフィルタ係数を先の判定領域により切り換え設定される。色変換処理ではRGBデータからYMCK変換、UCR、UCA処理を実行する。変倍処理に入力され主走査の画像データに対して拡大/縮小処理を実行する。画像表示部32の分岐はこの処理後に行われ、I/Fを介して画像表示部32に接続されている。
【0038】
クリエイトではクリエイト編集、カラー加工を行う。クリエイト編集では斜体、ミラー、影付け、中抜き処理等を実行する。カラー加工では、カラー変換、指定色消去、アンダーカラー等を実行する。プリンタγ補正部31、YMCKフィルタでは、先の判定領域に基づいてプリンタγ変換とフィルタ係数を設定する。階調処理ではディザ処理を実行し、ビデオコントロールでは書き込みタイミング設定や画像領域、白抜き領域の設定やグレースケールやカラーパッチ等のテストパターン発生を行うことができ、最終画像データを書き込み処理でLD(レーザダイオード)へ出力できるように処理されてLDへ出力する。
【0039】
各機能処理はCPU1に接続されており、ROM2に格納されているプログラムにより各処理の設定と動作をシステム制御部4の指示により実行する。
【0040】
次に、本実施の形態の動作について図2を参照して説明する。図2の図1と異なる点は、アナログ処理回路16、17、18から出力されたアナログ信号をA/Dコンバータ19、20、21に入力すると共に、地肌除去回路33、34、35に入力し、地肌除去回路では、原稿の地肌に対応した電圧をA/Dコンバータ19、20、21の上限のリファレンス電圧とすることにより、リアルタイムで地肌除去を行っている。
【0041】
図3にG用の地肌除去回路34の詳細図を示す。R用、B用も同じ構成の回路である。
G用のアナログ処理回路17から地肌除去回路34に入力されたアナログ信号の電圧は、R1とR2で分圧されてバッファOP1を介してC1に蓄積されピーク検出が行われる。充電の時定数はR3とC1により決められる。また、同時にR4によって放電も行われるようになっている。放電の時定数はR4とC1により決められる。
【0042】
OP2は蓄積された電圧をR7とR8で増幅し、A/Dコンバータ341の基準電圧Vrefを入力することにより、原稿濃度によりVrefがリアルタイムに変化することで地肌除去を行うことができる。地肌除去のレベルはR7とR8で固定される増幅率とD/Aコンバータ342のCH1により任意に出力されるオフセット電圧により決定することができる。
【0043】
D/Aコンバータ342の設定値はCPU1の制御プログラムにより設定される。ピーク検出の主走査方向のゲート信号はタイミング回路343からのPWIND信号により制御される。ピーク検出の副走査方向の開始はタイミング回路343のAEMODE信号によりTR1がOFFされることにより開始される。
【0044】
通常モード時(地肌除去を行わないモード)では、D/Aコンバータ342のCH2より既定電圧がかけられている。地肌除去モード時には、CH2の電圧を地肌除去電圧の有効領域まで下げることにより、原稿画像に対応して地肌除去を行うことができる。地肌除去レベルの微調整はD/Aコンバータ342のCH1の設定電圧をCPU1に接続されてアドレス、データバスにより設定値が制御プログラムにより設定されることにより決定される。
【0045】
工場調整時に基準原稿に対して地肌レベルを調整し、CH1の設定値を入力することで対応できる。また、SPモードに設定値を登録しておけば、サービスマンがランプ交換やその他の光学部品を交換した場合において、照度分布が変化して地肌除去レベルが変化した場合にも調整することが可能である。
【0046】
図4はプレスキャンなしの全面地肌除去モード(第1の地肌除去モード)時のタイミングチャートである。
PWIND幅は固定値として、AEMODEはFGATEと同じ読み取り領域全面として選択SWをONとして地肌電圧を充電放電しながら原稿画像に応じた地肌除去をリアルタイムに行っている。
図5はプレスキャン有りの濃度領域指定地肌除去モード(第2の地肌除去モード)時の動作を示すタイミングチャートである。
【0047】
地肌除去モード選択のフローチャートを図6に示す。
図6において、地肌除去モード選択キーが押されることにより、前述により説明した全面地肌除去モードと全面濃度指定地肌除去モードに分かれ、それぞれの設定値をセットするようになっている。
【0048】
全面濃度指定地肌除去モードが選択された場合のフローチャートを図7に示す。
図7において、全面濃度指定地肌除去モードが選択されると、プレスキャンキーが押されるまで待機状態となる。プレスキャンキーが押されると、通常読み取りのプレスキャンを実行しディスプレイ上に表示する。読み取り画像データがディスプレイに表示されると、地肌部の濃度が認識しやすいようにコントラスト調整やブライトネス調整を下げることにより、ディスプレーエディタの階調性が高くない場合でも地肌除去したい、したくない部分を見分けられるように調整する。
【0049】
次に、領域選択キーが押されるとディスプレーエディタ上のタッチパネルより座標が入力される。座標入力されると入力座標より主走査の開始X1・終了X2と副走査の開始Y1・終了Y1+Y2のそれぞれのカウント値を算出する。主走査はPWINDの開始と終了に一致する。副走査は開始はAEMODEと等しいが、終了はPWIND信号の発生回数Y2により制御するようになっている。
【0050】
次に、モード選択SW(アナログSW)をOFFにして放電回路を開放し、指定領域の地肌濃度レベルをサンプリングするプレスキャンを実行する。指定領域においてPWIND信号が指定回数発生し、AEMODE信号はON状態で動作して地肌濃度電圧をホールドする。これによりADコンバータのVrefが指定濃度レベルに固定される。
【0051】
この状態で本スキャンを実行することにより指定濃度での全面地肌除去ができる。また、地肌除去の微調整はD/AコンバータのCH1のオフセット電圧をCPUからのソフト設定により変更することができる。例えば操作部から設定値を入力して調整したりSPモードから設定値を変更したりして対応することができる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように発明によれば、読み取り原稿が新聞を任意に切った原稿、新聞等を白紙に切り張りした原稿、全反射光がある原稿のような地肌飛ばしをできないような特殊な原稿の場合でも、原稿の地肌を飛ばしたい濃度を設定できるので、特殊な原稿に対しても良好な地肌除去ができる効果がある。
【0053】
また、発明によれば、地肌除去したい濃度レベルをプレスキャンによって表示することによりディスプレーエディタで正確に設定できる効果がある。
また、新聞を任意に切った原稿をコンタクトガラス上に置いて、圧板を閉じた場合に新聞がずれてしまう場合でも、読み取った画像に対して地肌除去濃度領域を指定するので、原稿の置き直しと読み取りを何度もやり直す必要がないという効果が得られる。
また、デジタル複写機の場合は、置き直しと読み取りを何度もやり直す度にミスコピーとなり、用紙及びトナー等の消耗品が無駄になるが、これらを防止する効果が得られる。
【0054】
また、発明によれば、上記の特殊な原稿でない場合は通常の地肌除去であるプレスキャンなしの全面ピーク値地肌除去モードを行っても問題がないため生産性を上げるためのモードと、特殊な原稿でない場合における前述した不具合を防止するモードとを持つことにより、ユーザニーズに対応できる効果が得られる。
【0055】
また、発明によれば、ディスプレーエディタの階調性がない場合でも、地肌部分の濃度を把握して領域を設定できるように地肌除去モードの選択時のプレスキャン時に表示部のコントラストとブライトネスを下げることにより、ユーザが地肌除去濃度領域を調整しやすくする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による画像読取装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態による画像読取装置の動作時の構成を示すブロック図である。
【図3】地肌除去回路の構成図である。
【図4】地肌除去モード時の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】プレスキャン有りの濃度領域指定地肌除去モード時の動作を示すタイミングチャートである。
【図6】地肌除去モード選択の動作を示すフローチャートである。
【図7】全面濃度指定地肌除去モードが選択された場合の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明を実施する画像形成装置の実施の形態を示す構成図である。
【図9】画像表示ユニットの構成を示すブロック図である。
【図10】画像表示ユニットの構成図である。
【図11】操作分ユニットの構成図である。
【図12】LCDディスプレイの表示面の構成図である。
【図13】変倍キー押下による画面展開の一例を示す構成図である。
【図14】タッチパネル検出回路の構成図である。
【図15】タッチパネル検出回路の設定状態を示す構成図である。
【図16】操作部ユニットの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 CPU
2 ROM
3 RAM
4 システム制御部
5 操作表示部
6 I/O
7 モ−タドライバ
8 パルスモ−タ
9 ランプレギュレ−タ
10 ハロゲンランプ
11 3ラインCCD
12 タイミング回路
16 アナログ処理回路(R用)
17 アナログ処理回路(G用)
18 アナログ処理回路(B用)
21 A/Oコンバ−タ(B用)
22 シェ−ディング回路(RGB)
23 ライン間補正メモリ(R用)
24 ライン間補正メモリ(G用)
25 ドット補正部
26 スキャナγ補正部(RGB)
27 ディレ−メモリ(RGB)
28 自動原稿色判定回路
29 自動画像分離回路
30 RGBフィルタ
31 プリンタγ補正部
32 画像表示部
33 画像デ−タメモリ(R用)
34 画像デ−タメモリ(G用)
35 画像デ−タメモリ(B用)
36 I/Oインバ−タ
341 A/Dコンバータ
342 D/Aコンバータ
343 タイミング回路

Claims (3)

  1. 原稿画像全面の地肌濃度を基準にして地肌除去を行う第1の地肌除去モードと、原稿画像の特定領域の地肌濃度基準にして地肌除去を行う第2の地肌除去モードを備えた画像読取装置であって、
    原稿画像を光学的に読み取り画像信号に変換する光電変換手段と、
    前記光電変換手段で読み取った画像信号をデジタルの画像データに変換するA/D変換手段と、
    前記読み取った原稿画像を変換した画像データを表示する画像表示手段と、
    前記表示手段のコントラスト及び/又はブライトネスを変更する変更手段と、
    前記表示手段に表示した画像データに基づいて前記原稿画像上の特定領域を指定する座標指定手段と、
    前記第1の地肌除去モードと前記第2の地肌除去モードを選択する選択手段と、
    前記選択手段により前記第1の地肌除去モードが選択された場合に原稿画像全面の地肌に基づいて地肌除去を行うとともに、前記第2の地肌除去モードが選択された場合にはプレスキャンを行って前記画像表示手段に表示した原稿画像の画像データに基づいて前記座標指定手段で指定した原稿画像の特定領域の地肌濃度を基準にして前記読み取った原稿画像の地肌除去処理する地肌除去手段と、を備え、
    前記変更手段は前記第2の地肌除去モードが選択され、プレスキャンを行って前記表示手段に原稿画像の画像データを表示する際に前記表示手段のコントラスト及び/又はブライトネスを下げることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記地肌除去手段は、地肌濃度に基づいて前記A/D変換手段のリファレンスレベルを変更することで地肌除去処理することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像読取装置を備えた画像形成装置。
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