JP3453197B2 - 原稿サイズ検知装置 - Google Patents

原稿サイズ検知装置

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JP3453197B2 JP20403194A JP20403194A JP3453197B2 JP 3453197 B2 JP3453197 B2 JP 3453197B2 JP 20403194 A JP20403194 A JP 20403194A JP 20403194 A JP20403194 A JP 20403194A JP 3453197 B2 JP3453197 B2 JP 3453197B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,プラテンガラス上に載
置された原稿の原稿サイズを検知する原稿サイズ検知装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機に代表される画像形成装
置では,プラテンガラス上に載置された原稿を,光源ミ
ラーを有する第1の光学キャリジと,1対のダハミラー
を有する第2の光学キャリジで走査し,これらのミラー
によって導かれた原稿の反射光をレンズによってCCD
イメージセンサー上に結像することで原稿像を電気信号
に変換している。特に,複写機においては,通常,CC
Dイメージセンサーから得られた情報をもとに変倍など
の処理を行ったのちにコピー像を形成しているが,この
ほかCCDイメージセンサーから得られた情報を直接コ
ンピュータに読み込ませ保存することもある。
【0003】前述したように複写機では,原稿の大きさ
と変倍率に応じて適当な大きさの転写紙を選択すること
が必要であるが,ユーザーにとっては特別な操作をする
ことなく,原稿をプラテンガラス上にセットしただけで
自動的に最適な転写紙が選択されることが望ましいのは
自明である。このため,例えば,特開昭61−2093
6号公報『電子複写機の原稿サイズ自動認識装置』など
に示されるような自動原稿サイズ検知方法が用いられて
いる。この装置においては,プラテンガラスに対して複
数のセンサーを配置し,それら複数のセンサーにより,
プラテンガラスにセットした原稿の大きさの検知を行っ
ている。
【0004】また,他の自動原稿サイズ検知方法として
は,例えば,特開平5−207239号公報『原稿サイ
ズ検知装置』に示されたものがある。この原稿サイズ検
知装置は,ユーザーがスイッチをONした後に第1の光
学キャリジの光源を点灯させ,原稿の1か所を走査して
CCDイメージセンサー上に結像された原稿の情報から
幅走査方向の長さを検出するとともに,長手方向の原稿
長さを別に設けたセンサーによって検出し,これらの情
報を総合して原稿サイズを決定したうえで原稿読み取り
のための走査を行っている。
【0005】このように原稿サイズを自動的に検知する
ことで,ユーザーの負担を軽減することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,特開平
5−207239号公報によれば,コピースイッチをO
Nにした後に,原稿読み取り動作に先立って原稿サイズ
検知を行う構成であり,かつ,原稿サイズ検知における
副走査方向の長さ検知のための走査と通常の原稿読み取
り動作時の走査との区別が分かりにくいため,原稿サイ
ズ検知が終了時点で原稿読み取り動作が終了したものと
ユーザーが錯覚する恐れがあり,これによって,原稿読
み取り動作が開始される前に原稿をプラテンガラス上か
ら取り除いたり,原稿を移動させてしまい,一度で所望
の画像データを得ることができず,再度,原稿の読み取
り動作を行う必要が発生し,作業性が悪くなるという問
題点があった。
【0007】また,原稿サイズ検知における副走査方向
の長さ検知のための走査を,通常の原稿読み取り動作時
の走査と同様に実施しているため,原稿サイズ検知のた
めの走査に必要以上に時間がかかるという問題点もあっ
た。
【0008】また,原稿押さえ板を閉じた状態で原稿サ
イズを検知することを想定しているため,原稿押さえ板
の裏側(プラテンガラス側)に,原稿と異なった色を着
色しなくてはならないため,この原稿押さえ板が著しく
汚れたり,この原稿押さえ板とほぼ同じ色の地色の原稿
を使用した場合には,正確な原稿サイズの検知が行えな
いという問題点があった。
【0009】さらに,原稿押さえ板を解放にしたままで
原稿サイズの検知を行った場合に,第1の光学キャリジ
の光源が通常の画像読み取り動作時と同様に高い輝度で
発光しているため,高輝度の照明によってユーザーに眩
惑等の不快感を与えるという問題点もあった。
【0010】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,原稿サイズ検知における副走査方向の長さ検知のた
めの走査と通常の原稿読み取り動作時の走査との区別を
明確にして,ユーザーの錯覚をなくし,作業性を向上さ
せることを目的とする。
【0011】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,原稿サイズ検知にかかる時間を短縮すること
を目的とする。
【0012】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,原稿押さえ板を解放にしたままで原稿サイズ
の検知を行った場合でも,ユーザーが眩惑等の不快感を
感じないようにすることを目的とする。
【0013】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,原稿押さえ板の色および汚れ等に影響される
ことなく,常に原稿サイズの検知を正確に行えるように
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る原稿サイズ検知装置は,光源とミ
ラーを有する第1の光学キャリジおよび1対のダハミラ
ーを有する第2の光学キャリジとを用いて,プラテンガ
ラス上に載置された原稿を副走査方向に走査し,原稿の
反射光をCCDイメージセンサーで光電変換することに
より原稿画像を読み取る画像読取装置に適用された原稿
サイズ検知装置において,前記プラテンガラス上に載置
された原稿の前記副走査方向のサイズを検知する,少な
くとも一つの原稿サイズ検知センサーと,原稿サイズ検
知時に,前記第1の光学キャリジ,第2の光学キャリジ
およびCCDイメージセンサーを制御して,前記CCD
イメージセンサーで副走査方向の複数ライン分の原稿画
像を読み取る読取制御手段と,前記CCDイメージセン
サーで読み取った副走査方向の複数ライン分の原稿画像
に基づいて原稿の主走査方向のサイズを判定し,当該判
定した原稿の主走査方向のサイズと原稿サイズ検知セン
サーで検知した原稿の長手方向のサイズに基づいて,原
稿のサイズを判定する原稿サイズ判定手段とを備えたも
のである。
【0015】また,請求項2に係る原稿サイズ検知装置
は,前記原稿サイズ判定手段が,前記CCDイメージセ
ンサーで読み取った副走査方向の複数ライン分の原稿画
像を入力し,各画素毎の副走査方向の平均値を求める平
均値処理手段と,前記平均値処理手段で求められた各画
素毎の平均値とあらかじめ設定したしきい値とを比較し
て,2値信号を出力する2値化処理手段と,前記2値信
号に基づいて,原稿の主走査方向のサイズを判定するサ
イズ判定手段と,を有するものである。
【0016】また,請求項3に係る原稿サイズ検知装置
は,前記読取制御手段が,原稿サイズ検知時の光量が原
稿読み取り時の光量より少なくするように前記光源を制
御するものである。
【0017】また,請求項4に係る原稿サイズ検知装置
は,前記読取制御手段が,前記光源の光量の立ち上がり
途中から前記CCDイメージセンサーで副走査方向の複
数ライン分の原稿画像を読み取るものである。
【0018】また,請求項5に係る原稿サイズ検知装置
は,前記読取制御手段が,原稿サイズ検知時に前記CC
Dイメージセンサーで読み取る原稿情報の画素数を,C
CDイメージセンサーの1ライン分の画素数より少なく
するものである。
【0019】また,請求項6に係る原稿サイズ検知装置
は,前記読取制御手段が,原稿サイズ検知時における前
記CCDイメージセンサーにおける蓄積時間を,原稿読
み取り時のCCDイメージセンサーにおける蓄積時間よ
り短くするものである。
【0020】また,請求項7に係る原稿サイズ検知装置
は,光源とミラーを有する第1の光学キャリジおよび1
対のダハミラーを有する第2の光学キャリジとを用い
て,プラテンガラス上に載置された原稿を副走査方向に
走査し,原稿の反射光をCCDイメージセンサーで光電
変換することにより原稿画像を読み取る画像読取装置に
適用された原稿サイズ検知装置において,前記プラテン
ガラス上に載置された原稿を押さえる原稿押さえ板と,
前記原稿押さえ板の開放度を検出する開放度検出手段
と,前記プラテンガラス上に原稿が載置されているか否
かを検出する原稿有無検出手段と,前記プラテンガラス
上に載置された原稿の副走査方向のサイズを検知するた
めに配置された少なくとも一つの原稿サイズ検知センサ
ーと,前記原稿有無検出手段の検出結果および前記開放
度検出手段で検出した開放度に基づいて,原稿サイズを
検知するか否かを判定する判定手段と,前記判定手段に
よって原稿サイズを検知すると判定された場合に,前記
第1の光学キャリジ,第2の光学キャリジおよびCCD
イメージセンサーを制御して,前記CCDイメージセン
サーで副走査方向の複数ライン分の原稿画像を読み取る
読取制御手段と,前記CCDイメージセンサーで読み取
った副走査方向の複数ライン分の原稿画像に基づいて原
稿の主走査方向のサイズを判定し,,当該判定した原稿
の主走査方向のサイズおよび原稿サイズ検知センサーで
検知した原稿の長手方向のサイズに基づいて,原稿のサ
イズを判定する原稿サイズ判定手段とを備えたものであ
る。
【0021】
【作用】本発明の原稿サイズ検知装置(請求項1)は,
読取制御手段が,原稿サイズ検知時に,第1の光学キャ
リジ,第2の光学キャリジおよびCCDイメージセンサ
ーを制御して,CCDイメージセンサーで副走査方向の
複数ライン分の原稿画像を読み取る。次に,原稿サイズ
判定手段が,CCDイメージセンサーで読み取った副走
査方向の複数ライン分の原稿画像および原稿サイズ検知
センサーで検知した原稿の副走査方向のサイズに基づい
て,原稿のサイズを判定する。したがって,副走査方向
の複数ライン分の走査のみで原稿サイズが検知される。
【0022】また,本発明の原稿サイズ検知装置(請求
項2)は,原稿サイズ判定手段の平均値処理手段が,C
CDイメージセンサーで読み取った副走査方向の複数ラ
イン分の原稿画像を入力し,各画素毎の副走査方向の平
均値を求め,2値化処理手段が,求めた各画素毎の平均
値とあらかじめ設定したしきい値とを比較して,2値信
号を出力することにより,各画素毎に複数ラインの平均
値を用いて,原稿の主走査方向のサイズの判定を行える
ので,原稿サイズの検知精度が向上する。
【0023】また,本発明の原稿サイズ検知装置(請求
項3)は,読取制御手段において,原稿サイズ検知時の
光量が原稿読み取り時の光量より少なくなるように前記
光源を制御することにより,ユーザーが眩しい等の不快
感を感じにくくなる。
【0024】また,本発明の原稿サイズ検知装置(請求
項4)は,読取制御手段が,光源の光量の立ち上がり途
中からCCDイメージセンサーで副走査方向の複数ライ
ン分の原稿画像を読み取るように制御することにより,
原稿サイズ検知にかかる時間が短縮される。
【0025】また,本発明の原稿サイズ検知装置(請求
項5)は,読取制御手段が,原稿サイズ検知時にCCD
イメージセンサーで読み取る原稿情報の画素数を,CC
Dイメージセンサーの1ライン分の画素数より少なくす
ることにより,原稿サイズ検知にかかる時間が短縮され
る。
【0026】また,本発明の原稿サイズ検知装置(請求
項6)は,読取制御手段が,原稿サイズ検知時における
CCDイメージセンサーにおける蓄積時間を,原稿読み
取り時のCCDイメージセンサーにおける蓄積時間より
短くすることにより,原稿サイズ検知にかかる時間が短
縮される。
【0027】また,本発明の原稿サイズ検知装置(請求
項7)は,原稿有無検出手段の検出結果および前記開放
度検出手段で検出した開放度に基づいて,原稿サイズを
検知するか否かを判定し,原稿サイズを検知すると判定
された場合に,第1の光学キャリジ,第2の光学キャリ
ジおよびCCDイメージセンサーを制御して,CCDイ
メージセンサーで副走査方向の複数ライン分の原稿画像
を読み取り,読み取った副走査方向の複数ライン分の原
稿画像および原稿サイズ検知センサーで検知した原稿の
副走査方向のサイズに基づいて,原稿のサイズを判定す
ることにより,原稿押さえ板の開放度を原稿サイズ検知
開始のトリガーとして利用し,原稿押さえ板を閉じる動
作の最中に原稿サイズ検知を実施する。
【0028】
【実施例】以下,本発明の原稿サイズ検知装置につい
て,〔実施例1〕,〔実施例2〕,〔実施例3〕,〔実
施例4〕,〔実施例5〕,〔実施例6〕の順で図面を参
照して詳細に説明する。
【0029】〔実施例1〕 図1は,実施例1の原稿サイズ検知装置を適用するデジ
タル式の画像読取装置の基本構成図である。原稿101
を載置するためのプラテンガラス102と,原稿101
に光を照射する光源103と,原稿101によって反射
された光源103の反射光を所定の方向に反射させるミ
ラー104と,光源103とミラー104が搭載された
第1の光学キャリジ105と,ミラー104によって反
射された反射光をCCDイメージセンサー109の方向
へ導く1対のダハミラー106を有する第2の光学キャ
リジ107と,第1の光学キャリジ105および第2の
光学キャリジ107によって導かれた原稿101の反射
光を集光するレンズ108と,レンズ108によって集
光された反射光を入力し,光電変換を行って電気信号と
して出力するCCDイメージセンサー109と,プラテ
ンガラス102上に載置された原稿101の長手方向の
サイズを検知する原稿サイズ検知センサー110とを備
えている。なお,ここで原稿サイズ検知センサー110
は原稿の有無を検知するものである。
【0030】以上の構成において,光源103から出射
された光が,プラテンガラス102上に載置された原稿
101によって反射され,その反射光がミラー104お
よび1対のダハミラー106を介してレンズ108に送
られる。レンズ108がミラー104と1対のダハミラ
ー106によって導かれた反射光をCCDイメージセン
サー109へ集光し,CCDイメージセンサー109が
光電変換を行って原稿101の画像を電気信号として読
み取る。
【0031】次に,図2を参照して,実施例1の原稿サ
イズ検知装置の概略構成について説明する。図2は,実
施例1の原稿サイズ検知装置のブロック構成図を示し,
CCDイメージセンサー109で読み取った副走査方向
の複数ライン分の原稿画像(電気信号)および原稿サイ
ズ検知センサー110で検知した原稿の長手方向のサイ
ズに基づいて,原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知
部201と,CCDイメージセンサー109と,光源1
03を駆動するランプレギュレーター202と,第1の
光学キャリジ105および第2の光学キャリジ107を
移動させるためのモーター203と,モーター203を
駆動するモータードライバー204と,原稿サイズ検知
時に,モータードライバー204およびランプレギュレ
ーター202を制御して,CCDイメージセンサー10
9で副走査方向の複数ライン分の原稿画像を読み取らせ
るスキャナコントローラー205とを備えている。
【0032】なお,上記原稿サイズ検知装置の構成にお
いて,スキャナコントローラー205,ランプレギュレ
ーター202,モーター203,モータードライバー2
04光源103,第1の光学キャリジ105,第2の光
学キャリジ107およびCCDイメージセンサー109
は,一般的に画像読取装置に搭載されている機構を使用
するものである。
【0033】図3は,原稿サイズ検知部201の回路構
成および画像読取装置の画像処理部の構成を示し,画像
読取装置の画像処理部は,CCDイメージセンサー10
9から出力された電気信号(ここでは,アナログ信号)
をデジタル信号に変換するA/D変換回路304と,A
/D変換回路304から出力されたデジタル信号を入力
して,光源103の光量分布のバラツキや,CCDイメ
ージセンサー109の各受光素子の感度のバラツキ等の
補正を行うシェーディング補正回路305と,γ補正処
理・変倍処理・移動処理等の各種画像処理を施す画像処
理回路306と,画像処理を施されたデジタル信号を入
力し,文字部と中間調部とに分離する分離回路307を
備えている。なお,分離回路307から出力されたデジ
タル信号は,画像読取装置に接続されたプリンター(図
示せず)等に入力される。
【0034】一方,原稿サイズ検知部201は,CCD
イメージセンサー109で読み取った副走査方向の複数
ライン分のアナログ信号(原稿画像)をA/D変換回路
304で変換したデジタル信号を入力し,各画素毎の副
走査方向の平均値を求める平均値処理回路301と,平
均値処理回路301で求められた各画素毎の平均値とあ
らかじめ設定したしきい値とを比較して,2値信号を出
力する2値化処理回路302と,2値化処理回路302
の2値信号および原稿サイズ検知センサー110で検知
した原稿の長手方向のサイズに基づいて,原稿のサイズ
を判定する原稿サイズ判定処理回路303とを備えてい
る。
【0035】以上の構成において,原稿サイズ検知時の
動作について説明する。原稿サイズの検知を行う場合,
スキャナコントローラー205は,原稿101の幅方向
に関して,光源103を点灯させた上で原稿101の一
部を第1の光学キャリジ105および第2の光学キャリ
ジ107で走査する。この時,CCDイメージセンサー
109が副走査方向の複数ライン分のデータ(原稿画
像)を読み込む。読み込んだデータの電気信号はA/D
変換回路304によりデジタル信号に変換され,平均値
処理回路301に出力される。
【0036】平均値処理回路301は,各画素毎に副走
査方向の平均値をとる。このとき,他のデータから大き
く離れた値をもつデータは無視してもよい。
【0037】2値化処理回路302は,平均値処理回路
301から平均値を入力し,あらかじめ設定したしきい
値と比較し,しきい値との大小関係に基づいて,
「0」,「1」の2値の信号に変換(2値化)する。こ
のときのしきい値は,原稿101が存在する場合の反射
率と原稿101がない場合の反射率の中間の値に設定す
るのが望ましい。また,上記しきい値はCCDイメージ
センサー109が読み取ったデータから中間の値を求め
て設定しても良い。
【0038】原稿サイズ判定処理回路303では,原稿
101の大きさの幅方向(主走査方向)の長さを上記C
CDイメージセンサー109の2値化したデータより判
断し,長さ方向(副走査方向)に関しては別に設けられ
た原稿サイズ検知センサー110によって判断する。こ
れら2つの情報を総合することで確実に原稿サイズを検
知することができる。
【0039】前述したように実施例1によれば,原稿サ
イズ検知を行うときに,第1の光学キャリジ105およ
び第2の光学キャリジ107で原稿101を副走査方向
に走査し,CCDイメージセンサー109で副走査方向
の複数ライン分のデータを読み取り,読み取ったデータ
および原稿サイズ検知センサー110の検知結果に基づ
いて,原稿101の大きさを判断する。したがって,原
稿サイズ検知時には副走査方向の複数ライン分の走査を
行うので,原稿サイズ検知における副走査方向の長さ検
知のための走査と通常の原稿読み取り動作時の走査との
区別を明確にして,ユーザーの錯覚をなくし,作業性を
向上させることができる。また,原稿サイズ検知にかか
る時間を短縮することができる。
【0040】さらに,副走査方向の複数ライン分の走査
であるので,原稿押さえ板を解放にしたままで原稿サイ
ズの検知を行った場合でも,ユーザーの眩惑等の不快感
を低減することができる。
【0041】また,CCDイメージセンサー109によ
り読み取った副走査方向の複数ライン分のデータを平均
値処理回路301にて平均化し,その後,平均値としき
い値とを比較して2値化を行うので,ノイズ(他のデー
タから大きく離れた値をもつデータ等)を除去すること
ができ,原稿101のサイズ検知精度を向上させること
ができる。
【0042】〔実施例2〕 実施例2の原稿サイズ検知装置は,実施例1の原稿サイ
ズ検知装置において,光源103の光量を変化させるも
のである。なお,基本的な構成および動作は実施例1と
同様につき,ここでは異なる部分のみを説明する。
【0043】実施例2では,原稿サイズ検知の走査にお
いて,スキャナコントローラー205が,原稿サイズ検
知時の光量を原稿読み取り時の光量より少なくなるよう
にランプレギュレーター202(すなわち,光源10
3)を制御するものである。原稿サイズ検知時には,原
稿101の有無が判断できれば良いので,光量が低くて
ダイナミックレンジが狭くなっても問題ない。
【0044】そこでスキャナコントローラー205は,
図2に示すように,原稿サイズ検知時に光源103の光
量を低くする制御信号をランプレギュレーター202に
出力し,ランプレギュレーター202は指示された光量
で光源103を点灯する。
【0045】前述したように実施例2は,原稿サイズ検
知時に,光源103の点灯する光量を,原稿読み取り時
の光源103の点灯する光量に比べ少なくしているた
め,ユーザーが必要以上に長い時間,高輝度の照明にさ
らされてしまうことがなく,不快に思う不具合を軽減す
る。また,原稿サイズ検知を終了しただけで原稿読み取
りが終了したものとユーザーに錯覚を与えるおそれも軽
減できる。すなわち,実施例1よりもさらに不快さを低
減し,錯覚を回避できる。
【0046】〔実施例3〕 実施例3の原稿サイズ検知装置は,実施例1の原稿サイ
ズ検知装置に加え,光源103の光量の立ち上がり途中
からCCDイメージセンサー109により副走査方向の
複数ライン分のデータを読み出すようにしたものであ
る。なお,基本的な構成および動作は実施例1と同様に
つき,ここでは異なる部分のみを説明する。
【0047】図4は,光源103として蛍光灯を使用し
た場合の立ち上がり時間と光量の関係を示す。蛍光灯の
飽和するまでの時間は約10msかかり,通常の原稿読
み取り時には,蛍光灯を点灯してから10ms以上待っ
てからCCDイメージセンサー109よりデータを読み
出す。しかし,原稿サイズ検知時には実施例2で説明し
たように光源103の光量が低くても問題ないため,例
えば,スキャナコントローラー205は,光源(蛍光
灯)103を点灯してから5ms待ってからCCDイメ
ージセンサー109よりデータを読み出す制御を行う。
なお,光源103は蛍光灯に限らない。
【0048】前述したように実施例3は,原稿サイズ検
知時に,光源103の光量の立ち上がり途中からCCD
イメージセンサー109により副走査方向の複数ライン
分のデータを読み出すことにしたため,さらに原稿サイ
ズ検知の時間を短縮できる。
【0049】〔実施例4〕 実施例4の原稿サイズ検知装置は,実施例1の原稿サイ
ズ検知装置に加え,原稿サイズ検知時にCCDイメージ
センサー109より読み出す情報を1ライン分より少な
くする制御をするものである。なお,基本的な構成およ
び動作は実施例1と同様につき,ここでは異なる部分の
みを説明する。
【0050】図5は,原稿101の幅方向の各紙サイズ
の相対関係を示し,ここではプラテンガラス102の奥
側を原稿の位置合わせとして説明する。また,原稿サイ
ズとし,A5縦・横サイズ,A4縦・横サイズ,A3横
サイズ,B5縦・横サイズ,B4横サイズを検知する場
合を説明する。
【0051】原稿の一辺の長さを判断するためには,原
稿の最長のA3横サイズ,A4縦サイズから最短のA5
横サイズの長さの間を検知すれば,原稿サイズが判断で
きる。原稿サイズ検知時には,プラテンガラス102の
手前側から検知するようにし,原稿の最長のA3横サイ
ズ,A4縦サイズの最も手前側から最短のA5横サイズ
の最も手前側の範囲を,原稿サイズ検知範囲とし,図5
に図示如く,矢印(f)501で示す。
【0052】CCDイメージセンサー109においてプ
ラテンガラス102の手前側からデータを読み出す場
合,原稿読み取り時には,矢印(e)502で示される
範囲のデータを読み出す。原稿サイズ検知時には,矢印
(f)501で示される範囲が読み出せば原稿の一辺の
長さを判断でき,原稿サイズ検知範囲を読み出した後
は,CCDイメージセンサー109をリセットし,次の
読み出しを行うことができるため,原稿の読み取り時よ
り読み取りサイクルを早めることができる。
【0053】また,CCDイメージセンサー109にお
いて,奥側からデータを読み出す場合は,原稿読み取り
時,図示矢印(e)502で示す全範囲を読み出しても
良いし,検知した原稿のサイズの範囲だけ読み出しても
良い。原稿サイズ検知時は矢印(f)501の原稿サイ
ズ検知範囲の前までは,データを取り込む必要はないの
で原稿を読み出すためのシフトロックの周期を速い方に
選択して,矢印(f)501の原稿サイズ検知範囲を読
み出す場合は,原稿読み取りの周期のシフトロックで原
稿を読み出すことにより原稿読み取りサイクルを早める
ことができる。
【0054】前述したように実施例4は,原稿サイズ検
知時にCCDイメージセンサー109より読み出す情報
を1ライン分より少なくする制御をすることとしたた
め,さらに原稿読み取りサイクルを早めることができ時
間の短縮が図れる。
【0055】〔実施例5〕 実施例5の原稿サイズ検知装置は,実施例1の原稿サイ
ズ検知装置に加え,CCDイメージセンサー109の蓄
積時間を制御するものである。なお,基本的な構成およ
び動作は実施例1と同様につき,ここでは異なる部分の
みを説明する。
【0056】図6は,CCDイメージセンサー109の
反射率の出力特性を示す。原稿の読み取り精度はCCD
イメージセンサー109のS/N比により決まる。その
ためCCDイメージセンサー109の蓄積時間は,白を
読み取ったときに飽和出力が得られるように設定されて
いる。換言すれば,この蓄積時間は,高精度の読み取り
が行えるように設定されている。
【0057】ところが,原稿サイズ検知時には原稿読み
取り時よりも,精度を必要としないので,原稿サイズ検
知時のCCDイメージセンサー109の蓄積時間を短く
して精度を落としても問題ない。したがって,実施例5
では,図6に示すように,通常の原稿読み取り時には蓄
積時間を8msとし,原稿サイズ検知時には蓄積時間を
4msとする。
【0058】前述したように実施例5は,原稿サイズ検
知時にCCDイメージセンサー109の蓄積時間を通常
の原稿読み取り時より短くする制御をすることにしたた
め,CCDイメージセンサー109からの原稿読み取り
時間を短くすることができる。
【0059】〔実施例6〕 実施例6の原稿サイズ検知装置は,プラテンガラス上に
原稿が載置されているか否かを検出する原稿有無検出手
段の検出結果および原稿押さえ板の開放度を検出する開
放度検出手段で検出した開放度に基づいて,原稿サイズ
を検知するか否かを判定するものである。なお,基本的
な構成および動作は実施例1〜実施例5と同様につき,
ここでは異なる部分のみを説明する。
【0060】図7は,実施例6の原稿有無検出手段およ
び開放度検出手段の構成を示す。原稿サイズ検知の開始
を判断するために設けた2種類のセンサーを図示してい
る。原稿押さえ板701の開放度を検知するための開放
度検出手段としては,例えば,フォトインターラプター
702と,原稿押さえ板701に取りつけられたフィラ
ー703とを用いることができ,これによって,原稿押
さえ板701の開放度がある一定角度の範囲で検知でき
る。開放度検出手段としては,原稿押さえ板701の開
放度の検知をリードスイッチなどで行う方法でも良いの
は勿論である。
【0061】また,原稿有無検出手段としては,図示の
如く,プラテンガラス102に対向する位置に原稿の有
無を検知するための赤外光発生装置704と,赤外光発
生装置704から発せられた光がプラテンガラス102
に載置した原稿に反射した反射光を受光するフォトセン
サー705とからなる原稿有無検知センサー706を用
いている。ただし,原稿有無検知センサー706は第1
の光学キャリジ上にあっても,ほかの箇所にあっても良
い。
【0062】ここで,実施例6の原稿サイズ検知を行う
までを,図8のフローチャートを参照に説明する。ユー
ザーが画像読み取りを行おうとしている場合には,ま
ず,原稿押さえ板701を開放して原稿をセットする。
実施例6では原稿押さえ板701がある一定角度(ここ
では,25度)以上開放されたならば(S801),原
稿有無検知センサー706が動作を始める(S80
2)。このとき原稿有無検知センサー706から発せら
れた光は赤外光であるのでユーザーにとっては発光して
いるのが判らない。なお,原稿押さえ板701のある一
定角度は25度でなくても良いことは勿論である。
【0063】原稿がプラテンガラス102上に載置され
るとフォトセンサー705の出力が大きくなり原稿があ
ると判断される(S803)。原稿読み取りを行おうと
する場合には,通常は,原稿載置後,原稿押さえ板70
1を閉じて原稿をプラテンガラス102上に押しつけ
る。原稿押さえ板701が一定角度よりも閉じられたな
らば,フォトセンサー705とフィラー703によって
開放度がこの角度以下であることが検知される(S80
4)。その後前述の実施例2で説明したように,スキャ
ナコントローラー205は,原稿読み取り時より光量を
低くして光源103を点灯し(S805),光源103
が飽和する前にモーター203をONにして原稿サイズ
検知(プレスキャン)を開始する(S806)。
【0064】原稿の反射光は前述の実施例1の経路をた
どってCCDイメージセンサー109上に結像され,デ
ータは平均値処理回路301,2値化処理回路302を
経由し原稿サイズ判定処理回路303に入力される。原
稿サイズ判定処理回路303では,上記データと原稿サ
イズ検知センサー110の出力により原稿サイズを判断
する(S807)。一方,S804で,原稿が本などの
場合には原稿押さえ板701を開放したまま原稿読み取
りを行うことがままある。この場合には,原稿読み取り
スイッチがONにされた直後に光源103を点灯して原
稿サイズを検知する(S808)。前述の実施例2で説
明したように,原稿押さえ板701を開放したまま光源
103を点灯させても,光量が低く押させられているの
で,眩しく感じることもない。
【0065】S807のとき前述の実施例4で説明した
ように,CCDイメージセンサー109より読み出す範
囲は図5に図示した矢印(f)501に示す原稿サイズ
検知範囲であり,また,前述の実施例5で説明したよう
にCCDイメージセンサー109の蓄積時間は短く制御
される。
【0066】前述したように実施例6は,原稿押さえ板
の開放度により,原稿の有無を検知して原稿サイズ検知
を行ったため,ユーザーの作業を多くすることなく,ま
た,原稿の読み取り時間を短縮することができる。
【0067】
【発明の効果】本発明の原稿サイズ検知装置(請求項
1)によれば,読取制御手段が,原稿サイズ検知時に,
第1の光学キャリジ,第2の光学キャリジおよびCCD
イメージセンサーを制御して,CCDイメージセンサー
で副走査方向の複数ライン分の原稿画像を読み取る。次
に,原稿サイズ判定手段が,CCDイメージセンサーで
読み取った副走査方向の複数ライン分の原稿画像および
原稿サイズ検知センサーで検知した原稿の副走査方向の
サイズに基づいて,原稿のサイズを判定する。したがっ
て,副走査方向の複数ライン分の走査のみで原稿サイズ
が検知されるため,原稿サイズ検知における副走査方向
の長さ検知のための走査と通常の原稿読み取り動作時の
走査との区別を明確にして,ユーザーの錯覚をなくし,
作業性を向上させることができる。
【0068】また,本発明の原稿サイズ検知装置(請求
項2)は,原稿サイズ判定手段の平均値処理手段が,C
CDイメージセンサーで読み取った副走査方向の複数ラ
イン分の原稿画像を入力し,各画素毎の副走査方向の平
均値を求め,2値化処理手段が,求めた各画素毎の平均
値とあらかじめ設定したしきい値とを比較して,2値信
号を出力し,当該2値信号により原稿の主走査方向のサ
イズを判定することにより,各画素毎に複数ラインの平
均値を用いて,原稿サイズの判定を行えるので,原稿サ
イズの検知精度が向上し,原稿サイズ検知にかかる時間
を短縮することができる。
【0069】また,本発明の原稿サイズ検知装置(請求
項3)は,読取制御手段において,原稿サイズ検知時の
光量が原稿読み取り時の光量より少なくなるように前記
光源を制御することにより,ユーザーが眩しい等の不快
感を感じにくくなるため,原稿押さえ板を解放にしたま
まで原稿サイズの検知を行った場合でも,ユーザーが眩
惑等の不快感を感じないようにすることができる。
【0070】また,本発明の原稿サイズ検知装置(請求
項4)は,読取制御手段が,光源の光量の立ち上がり途
中からCCDイメージセンサーで副走査方向の複数ライ
ン分の原稿画像を読み取るように制御することにより,
原稿サイズ検知にかかる時間が短縮される。
【0071】また,本発明の原稿サイズ検知装置(請求
項5)は,読取制御手段が,原稿サイズ検知時にCCD
イメージセンサーで読み取る原稿情報の画素数を,CC
Dイメージセンサーの1ライン分の画素数より少なくす
ることにより,原稿サイズ検知にかかる時間が短縮され
る。
【0072】また,本発明の原稿サイズ検知装置(請求
項6)は,読取制御手段が,原稿サイズ検知時における
CCDイメージセンサーにおける蓄積時間を,原稿読み
取り時のCCDイメージセンサーにおける蓄積時間より
短くすることにより,原稿サイズ検知にかかる時間が短
縮される。
【0073】また,本発明の原稿サイズ検知装置(請求
項7)は,原稿有無検出手段の検出結果および前記開放
度検出手段で検出した開放度に基づいて,原稿サイズを
検知するか否かを判定し,原稿サイズを検知すると判定
された場合に,第1の光学キャリジ,第2の光学キャリ
ジおよびCCDイメージセンサーを制御して,CCDイ
メージセンサーで副走査方向の複数ライン分の原稿画像
を読み取り,読み取った副走査方向の複数ライン分の原
稿画像および原稿サイズ検知センサーで検知した原稿の
副走査方向のサイズに基づいて,原稿のサイズを判定す
ることにより,原稿押さえ板の開放度を原稿サイズ検知
開始のトリガーとして利用し,原稿押さえ板を閉じる動
作の最中に原稿サイズ検知を実施するため,原稿押さえ
板の色および汚れ等に影響されることなく,常に原稿サ
イズの検知を正確に行えるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の原稿サイズ検知装置を適用したデジ
タル式の画像読取装置の基本構成図である。
【図2】実施例1の原稿サイズ検知装置のブロック構成
図である。
【図3】実施例2の読み取り部の制御の一部を示す構成
図である。
【図4】実施例3の光源に蛍光灯を使用した場合の立ち
上がり時間と光量の関係を示す説明図である。
【図5】実施例4の原稿の幅方向の各紙サイズの相対関
係を示す説明図である。
【図6】実施例5のCCDイメージセンサー109の反
射率の出力特性を示す説明図である。
【図7】実施例6の原稿有無検出手段および開放度検出
手段の構成を示す説明図である。
【図8】実施例6の原稿サイズ検知を行うまでを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
101 原稿 102 プラテ
ンガラス 103 光源 104 ミラー 105 第1の光学キャリジ 106 ダハミ
ラー 107 第2の光学キャリジ 108 レンズ 109 CCDイメージセンサー 110 原稿サ
イズ検知センサー 201 原稿サイズ検知部 202 ランプ
レギュレーター 203 モーター 204 モータ
ードライバー 205 スキャナコントローラー 301 平均値
処理回路 302 2値化処理回路 303 原稿サ
イズ判定処理回路 304 A/D変換回路 305 シェー
ディング補正回路 306 画像処理回路 307 分離回
路 501 矢印(f) 502 矢印
(e) 701 原稿押さえ板 702 フォト
インターラプター 703 フィラー 704 赤外光
発生装置 705 フォトセンサー 706 原稿有
無検知センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹本 英行 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭61−20936(JP,A) 特開 平5−207239(JP,A) 特開 平2−210953(JP,A) 特開 平5−56230(JP,A) 特開 平2−266375(JP,A) 特開 平5−48837(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 108 G03B 27/62 G03G 21/00 370

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源とミラーを有する第1の光学キャリ
    ジおよび1対のダハミラーを有する第2の光学キャリジ
    とを用いて,プラテンガラス上に載置された原稿を副走
    査方向に走査し,原稿の反射光をCCDイメージセンサ
    ーで光電変換することにより原稿画像を読み取る画像読
    取装置に適用された原稿サイズ検知装置において, 前記プラテンガラス上に載置された原稿の前記副走査方
    向のサイズを検知する,少なくとも一つの原稿サイズ検
    知センサーと, 原稿サイズ検知時に,前記第1の光学キャリジ,第2の
    光学キャリジおよびCCDイメージセンサーを制御し
    て,前記CCDイメージセンサーで副走査方向の複数ラ
    イン分の原稿画像を読み取る読取制御手段と, 前記CCDイメージセンサーで読み取った副走査方向の
    複数ライン分の原稿画像に基づいて,原稿の主走査方向
    のサイズを判定し,当該判定した原稿の主走査方向のサ
    イズと前記原稿サイズ検知センサーで検知した原稿の副
    走査方向のサイズに基づいて,原稿のサイズを判定する
    原稿サイズ判定手段と, を備えたことを特徴とする原稿サイズ検知装置。
  2. 【請求項2】 前記原稿サイズ判定手段は, 前記CCDイメージセンサーで読み取った副走査方向の
    複数ライン分の原稿画像を入力し,各画素毎の副走査方
    向の平均値を求める平均値処理手段と, 前記平均値処理手段で求められた各画素毎の平均値と閾
    値とを比較して,2値信号を出力する2値化処理手段
    と, 前記2値信号に基づいて,原稿の主走査方向のサイズを
    判定するサイズ判定手段と, を含むことを特徴とする請求項1記載の原稿サイズ検知
    装置。
  3. 【請求項3】 前記読取制御手段は,原稿サイズ検知時
    の光量が原稿読み取り時の光量より少なくするように前
    記光源を制御することを特徴とする請求項1記載の原稿
    サイズ検知装置。
  4. 【請求項4】 前記読取制御手段は,前記光源の光量の
    立ち上がり途中から前記CCDイメージセンサーで副走
    査方向の複数ライン分の原稿画像を読み取るように制御
    することを特徴とする請求項1記載の原稿サイズ検知装
    置。
  5. 【請求項5】 前記読取制御手段は,原稿サイズ検知時
    に前記CCDイメージセンサーで読み取る原稿情報の画
    素数を,CCDイメージセンサーの1ライン分の画素数
    より少なくすることを特徴とする請求項1記載の原稿サ
    イズ検知装置。
  6. 【請求項6】 前記読取制御手段は,原稿サイズ検知時
    における前記CCDイメージセンサーにおける蓄積時間
    を,原稿読み取り時のCCDイメージセンサーにおける
    蓄積時間より短くすることを特徴とする請求項1記載の
    原稿サイズ検知装置。
  7. 【請求項7】 光源とミラーを有する第1の光学キャリ
    ジおよび1対のダハミラーを有する第2の光学キャリジ
    とを用いて,プラテンガラス上に載置された原稿を副走
    査方向に走査し,原稿の反射光をCCDイメージセンサ
    ーで光電変換することにより原稿画像を読み取る画像読
    取装置に適用された原稿サイズ検知装置において, 前記プラテンガラス上に載置された原稿を押さえる原稿
    押さえ板と, 前記原稿押さえ板の開放度を検出する開放度検出手段
    と, 前記プラテンガラス上に原稿が載置されているか否かを
    検出する原稿有無検出手段と, 前記プラテンガラス上に載置された原稿の前記副走査方
    向のサイズを検知する,少なくとも一つの原稿サイズ検
    知センサーと, 前記原稿有無検出手段の検出結果および前記開放度検出
    手段で検出した開放度に基づいて,原稿サイズを検知す
    るか否かを判定する判定手段と, 前記判定手段によって原稿サイズを検知すると判定され
    た場合に,前記第1の光学キャリジ,第2の光学キャリ
    ジおよびCCDイメージセンサーを制御して,前記CC
    Dイメージセンサーで副走査方向の複数ライン分の原稿
    画像を読み取る読取制御手段と, 前記CCDイメージセンサーで読み取った副走査方向の
    複数ライン分の原稿画像に基づいて原稿の主走査方向の
    サイズを判定し,当該判定した原稿の主走査方向のサイ
    ズと前記原稿サイズ検知センサーで検知した原稿の副走
    査方向のサイズに基づいて,原稿のサイズを判定する原
    稿サイズ判定手段と, を備えたことを特徴とする原稿サイズ検知装置。
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