JP2001151144A - 車体の後部構造 - Google Patents

車体の後部構造

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JP2001151144A
JP2001151144A JP33965199A JP33965199A JP2001151144A JP 2001151144 A JP2001151144 A JP 2001151144A JP 33965199 A JP33965199 A JP 33965199A JP 33965199 A JP33965199 A JP 33965199A JP 2001151144 A JP2001151144 A JP 2001151144A
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JP
Japan
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vehicle body
side frames
vehicle
pair
rear side
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JP33965199A
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English (en)
Inventor
Hideki Mita
秀樹 三田
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後面衝突の際に車体後部のサイドフレームが
座屈を起こすのを防止して衝突の際の衝撃を効率的に吸
収することが出来るとともに、サイドフレーム間に懸架
されたサブフレームのマウント部の軸ずれを防止して、
車体の操縦安定性や操縦応答性を確保することが出来る
車体の後部構造を提供する。 【解決手段】 車体の両側に前後方向に延びるように配
置された一対のリヤサイドフレーム1A,1Bと、この
一対のリヤサイドフレーム1A,1Bの後輪サスペンシ
ョンを構成する湾曲部分1Aa,1Baに両端部がそれ
ぞれマウント部2A,2Bによって連結されることによ
って一対のリヤサイドフレーム1A,1B間に架け渡さ
れたRサスサブフレーム2とを備えている車両の後部構
造において、車体の幅方向に延びるように配置されたテ
ンションバー10が、その両端部を車体の両側に位置す
る一対のマウント部2A,2Bにそれぞれ連結されてい

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車体の後部を構
成するフレーム構造に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図4は、車体の後部を
構成するフレーム構造の従来例を示している。
【0003】この図4において、車体の両側には、フロ
アパンの下方において車体の前後方向に沿って延びる一
対のリヤサイドフレーム1Aおよび1Bが配置されてい
る。
【0004】このリヤサイドフレーム1Aおよび1B
は、図に示されるように、後輪RWに対向する部分がそ
れぞれ互いに接近するように内側に湾曲しており、さら
に、このリヤサイドフレーム1A,1Bのそれぞれの湾
曲部分1Aa,1Baよりも後方の部分が、再び、後輪
RWよりも前方側の部分と同じ様に幅方向に広がった形
状をしている。
【0005】このリヤサイドフレーム1Aと1Bのそれ
ぞれの湾曲部分1Aaと1Baの後端部分間には、車体
の幅方向に延びるクロスメンバ1Cが架け渡されてい
て、リヤサイドフレーム1Aと1Bとが互いに連結され
ている。
【0006】さらに、このリヤサイドフレーム1Aと1
Bのそれぞれの湾曲部分1Aaと1Baの間には、略鳥
居形状のリヤサスペンションサブフレーム(以下、Rサ
スサブフレームという)2が、その両側のそれぞれ一対
の端部がリヤサイドフレーム1A,1Bの下部に設けら
れたマウント部によって懸架されて、後輪サスペンショ
ン部が構成されている。
【0007】そして、この後輪サスペンション部におけ
る操縦安定性を図るために、図5にも示されるように、
Rサスサブフレーム2の後側の両端部をリヤサイドフレ
ーム1A,1Bにそれぞれ連結しているマウント部2A,
2Bとクロスメンバ1Cとの間に、マウント部倒れ防止
用のサポートブラケット3Aおよび3Bが取り付けられ
ている。
【0008】なお、図5には、車両左側のマウント部2
Aの構成のみが示されている。
【0009】しかしながら、上記のような従来の車体の
後部構造においては、それぞれ後輪サスペンションを構
成するリヤサイドフレーム1A,1Bの湾曲部分1Aa
と1Baの間は、クロスメンバ1CとRサスサブフレー
ム2によってテンション構造が構成されているが、この
湾曲部分1Aaと1Baよりも後方部分のリヤサイドフ
レーム1A,1B間にはテンション構造が何も構成され
ていない。
【0010】このため、車体が後面衝突を起こした際
に、図6に示されるように、リヤサイドフレーム1A,
1Bの湾曲部分1Aa,1Baよりも後方の部分が、軸
方向に圧壊するよりも、それぞれ外側に向けて座屈を起
こしてしまう傾向にある。
【0011】このため、後面衝突の際にリヤサイドフレ
ーム1A,1Bが軸方向に圧壊することで衝突の衝撃を
吸収しようとする車体の構造的機能が低下するととも
に、通常、後輪RWとリヤサイドフレーム1Bとの間を
通るように配置されているフィラパイプP(図4参照)
が、車体の後面衝突によってリヤサイドフレーム1A,
1Bに座屈が生じた際に、このリヤサイドフレーム1B
の座屈部分1B’と後輪RWとの間に挟まれて、損傷を
受ける虞がある。
【0012】また、サポートブラケット3A,3Bは、
図5から分かるように、マウント部2A,2B(図5は
マウント部2Aのみを表示している)への取付位置とク
ロスメンバ1Cへの取付位置との間に、Rサスサブフレ
ーム2の配置上、上下方向にオフセットmが生じてお
り、このため、車体に作用する横荷重に対して十分な強
度を保持することが出来ず、車体に作用する横荷重によ
ってマウント部2A,2Bに軸ずれが生じると、車体の
操縦安定性や操縦応答性が低下してしまうという虞があ
る。
【0013】この発明は、上記のような従来の車体の後
部構造における問題点を解決するために為されたもので
ある。
【0014】すなわち、この発明は、後面衝突の際に車
体後部のサイドフレームが座屈を起こすのを防止して衝
突の際の衝撃を効率的に吸収することが出来るととも
に、サイドフレーム間に懸架されたサブフレームのマウ
ント部の軸ずれを防止して、車体の操縦安定性や操縦応
答性を向上することが出来る車体の後部構造を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明による車体の
後部構造は、上記目的を達成するために、車体の両側に
前後方向に延びるように配置された一対のサイドフレー
ムの下方側に、少なくとも車両後方側2箇所はサイドフ
レームから下方に突出する状態でマウントを介してリヤ
サスサブフレームが取り付けられてリヤサスペンション
を構成している車両の後部構造において、前記マウント
の車両後方側2箇所のリヤサスサブフレームを挟んでサ
イドフレームの反対側となる端部を略直線のテンション
部材をもって連結したことを特徴としている。
【0016】この第1の発明による車体の後部構造によ
れは、一対のサイドフレームとサブフレームとを連結し
ている一対のマウント部に両端部がそれぞれ連結される
ことによって車体の幅方向に延びるように架け渡された
テンション部材により、それぞれマウント部が位置して
いる一対のサイドフレームの部位間に、新たにテンショ
ン構造が構成される。
【0017】したがって、この第1の発明によれば、車
体の後部において一対のサイドフレームの開き方向の剛
性が強化されることにより、後面衝突の際に、その衝撃
によってサイドフレームに外側向きに折れ曲がる座屈が
生じるのを防止し、サイドフレームに軸方向の圧壊を生
じさせることによって、衝突の衝撃を効率的に吸収する
ようにすることが出来る。
【0018】そして、一対のマウント部間に架け渡され
たテンション部材によって、この一対のマウント部を車
体の幅方向において同じ高さ位置で互いに支持し合うこ
とが出来るので、マウント部の横倒れや軸ずれが確実に
防止され、これによって、後輪サスペンションにおける
操縦安定性や操縦応答性を向上させることが出来る。
【0019】第2の発明による車体の後部構造は、前記
目的を達成するために、第1の発明の構成に加えて、前
記テンション部材の中間部分が、車体の一部に連結され
ていることを特徴としている。
【0020】この第2の発明による車体の後部構造によ
れば、一対のマウント部の間に架け渡されたテンション
部材が、その中間部分がフロアパンなどの車体の一部に
連結されることによりその連結位置において支持される
ので、それぞれのマウント部に対して互いに他方のマウ
ント部側からテンション部材を介して荷重が作用するの
が防止される。
【0021】したがって、この第2の発明によれば、マ
ウント部の横倒れや軸ずれが発生するのを確実に防止す
ることが出来、これによって、後輪サスペンションにお
ける操縦安定性や操縦応答性をさらに向上させることが
出来る。
【0022】第3の発明による車体の後部構造は、前記
目的を達成するために、第2の発明の構成に加えて、前
記テンション部材の中間部が連結されている車体の一部
が、車体のフロアパンに形成されたスペアタイヤ格納用
凹部の底部であることを特徴としている。
【0023】この第3の発明による車体の後部構造によ
れば、テンション部材の中間部分を、車体のフロア面よ
りも下方に位置しているスペアタイヤ格納用凹部の底部
に連結して支持することにより、テンション部材とマウ
ント部との連結位置とその中間部分の支持位置とがほぼ
同じ高さ位置になるように設定することが出来るので、
それぞれの支持位置がオフセットすることがないように
容易にテンション部材を支持することができ、これによ
って、マウント部の支持強度を十分に確保してマウント
部に軸ずれが発生するのを確実に防止することが出来る
ようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の最も好適と思わ
れる実施の形態について、図面を参照しながらさらに詳
細に説明を行う。
【0025】図1は、この発明の実施形態の一例におけ
る車体の後部構造を示す平面図である。
【0026】この図1において、リヤサイドフレーム1
Aおよび1B,クロスメンバ1C,Rサスサブフレーム2
の構成は、図4の従来の車体の後部構造と同じであり、
図4のものと同一の符号が付されており、このRサスサ
ブフレーム2の後側の両端部が、マウント部2Aと2B
によって、リヤサイドフレーム1Aと1Bにそれぞれ連
結されている。
【0027】このマウント部2Aと2Bのそれぞれの下
端部には、図2に示されるように、それぞれテンション
バー10の両端部が連結され、これによって、テンショ
ンバー10が、マウント部2Aと2Bのそれぞれの下端
部間において車体の幅方向と平行にかつ水平に架け渡さ
れている。
【0028】そして、このテンションバー10の中間部
が、リヤフロアパン11の後部中央にスペアタイヤSW
を格納するための格納凹部11Aの底部に、ボルトBに
よって締結されている。
【0029】なお、この例においては、テンションバー
10の中間部は、図3に示されるように、格納凹部11
Aの底部に車体の前後向きに延びるように形成されたリ
ンホースメント11Aaに締結されている。
【0030】上記車体の後部構造においては、マウント
部2Aと2Bのそれぞれの下端部間に架け渡されたテン
ションバー10が、クロスメンバ1CおよびRサスサブ
フレーム2よりもさらに後方において、リヤサイドフレ
ーム1Aと1Bの間にテンション構造を新たに構成して
いる。
【0031】したがって、このテンションバー10によ
って構成されるテンション構造により、後面衝突の際に
その衝撃によって、リヤサイドフレーム1Aと1Bに、
その湾曲部分1Aaと1Baの後方部分が外側向きに折
れ曲がる座屈が生じるのが防止され、リヤサイドフレー
ム1Aと1Bに軸方向の圧壊が生じるようにされて、衝
突の衝撃が効率的に吸収されるようになる。
【0032】さらに、上記車体の後部構造においては、
テンションバー10が、その中間部分をマウント部2A
と2Bに連結された両端部とほぼ同じ高さ位置において
車体のリヤフロアパン11に締結されているので、マウ
ント部2Aと2Bを車体の幅方向においてサポートして
その横倒れを防止するための支持位置(マウント部2A
と2Bの下端部および格納凹部11Aの底部)にオフセ
ットが生じない。
【0033】このため、車体の幅方向に作用する横荷重
に対してマウント部2A,2Bの支持強度を十分に確保
することが出来るので、マウント部2A,2Bに軸ずれ
が発生するのが確実に防止され、これによって、後輪サ
スペンションにおける操縦安定性や操縦応答性が向上さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態における一例を示す平面図
である。
【図2】図1をII−II線の方向から見た図である。
【図3】図1のIII−III線における断面図である。
【図4】従来例を示す平面図である。
【図5】図4をV−V線の方向から見た図である。
【図6】後面衝突の際の変形した車両の後部構造を示す
平面図である。
【符号の説明】
1A,1B …リヤサイドフレーム(サイドフレー
ム) 1Aa,1Ba…湾曲部分 1C …クロスメンバ 2 …Rサスサブフレーム(サブフレーム) 2A,2B …マウント部 10 …テンションバー(テンション部材) 11 …リヤフロアパン 11A …格納凹部(スペアタイヤ格納用凹部) 11Aa …リンホースメント

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の両側に前後方向に延びるように配
    置された一対のサイドフレームの下方側に、少なくとも
    車両後方側2箇所はサイドフレームから下方に突出する
    状態でマウントを介してリヤサスサブフレームが取り付
    けられてリヤサスペンションを構成している車両の後部
    構造において、 前記マウントの車両後方側2箇所のリヤサスサブフレー
    ムを挟んでサイドフレームの反対側となる端部を略直線
    のテンション部材をもって連結したことを特徴とする車
    体の後部構造。
  2. 【請求項2】 前記テンション部材の中間部分が、車体
    の一部に連結されている請求項1に記載の車体の後部構
    造。
  3. 【請求項3】 前記テンション部材の中間部分が連結さ
    れている車体の一部が、車体のフロアパンに形成された
    スペアタイヤ格納用凹部の底部である請求項2に記載の
    車体の後部構造。
JP33965199A 1999-11-30 1999-11-30 車体の後部構造 Pending JP2001151144A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006290272A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Fuji Heavy Ind Ltd サブフレーム構造
JP2014196049A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 富士重工業株式会社 車体下部構造
JP2015006845A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 スズキ株式会社 車体クロスメンバ構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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