JP2001138738A - フロントウインドモールの取付構造 - Google Patents

フロントウインドモールの取付構造

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JP2001138738A
JP2001138738A JP32056199A JP32056199A JP2001138738A JP 2001138738 A JP2001138738 A JP 2001138738A JP 32056199 A JP32056199 A JP 32056199A JP 32056199 A JP32056199 A JP 32056199A JP 2001138738 A JP2001138738 A JP 2001138738A
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Norikazu Inoue
法一 井上
Junichi Yamaoka
順一 山岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のフロントウインドガラスの側縁に沿う
フロントウインドモールの下端部を安定にすること。 【解決手段】 サイドフィックスウインド2を設けた車
両において、フロントウインドガラス1の側縁に沿うフ
ロントウインドモール3と対向するサイドフィックスウ
インド2のモール21の前縁部211の下端に該下端か
ら延出する棚状の延出部212を一体に形成し、延出部
212に、上記下端よりも前出しのフロントウインドガ
ラス1の側縁の下端部に沿うフロントウインドモール2
1の下端部を接着固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のフロントピ
ラーに沿うフロントウインドガラスの側縁と、サイドフ
ィックスウインドのモール前縁部とが対向する間隙に嵌
め込み固定するフロントウインドモールの取付構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】フロントウインドモールの取付構造とし
て、図2および図3に示すようなものが知られている。
フロントウインドモール3は、フロントピラーPに沿っ
て接着剤Sにより接着固定して配設されたフロントウイ
ンドガラス1の側縁と、サイドフィックスウインド2の
サイドウインドガラス20を囲むモール21の前縁部2
11とが対向する間隙に嵌め込んで固定されている。
【0003】フロントウインドモール3は相対向するイ
ンナリップ31を備えた断面コ字形の本体部30からア
ウタリップ32が伸出しており、取付けに際しては、本
体部30をフロントウインドガラス1の側縁に嵌め込む
とともに、アウタリップ32をサイドフィックスウイン
ド2のモール前縁部211に圧接し、アウタリップ32
の反力で本体部30をフロントウインドガラス1に押付
け固定し、間隙を塞ぐ。図において、Cはカウルルーバ
で、フロントウインドガラス1の下縁を覆っている。ま
た、Fはフロントフェンダパネルで、フロントウインド
モール3の下端末を覆い、サイドフィックスウインド2
の後端まで延びている。
【0004】図3(A)はフロントウインドモール取付
部の一般部断面を、図3(B)は下端部断面を示し、フ
ロントウインドモール3は、一般部および下端部のいず
れもフロントピラーP上に位置しており、フロントウイ
ンドモール3に外力が加わってフロントウインドモール
3がアウタリップ32の撓みにより動いても、本体部3
0がフロントピラーP上面に当接して動きは規制され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車種によっ
ては、車両の外観意匠の向上を図るうえで、フロントウ
インドの下端位置を車両前方向に押出してフロントウイ
ンドの傾斜を緩やかにしたものがある。
【0006】この場合、フロントピラーPもフロントウ
インドの傾斜角度に対応して傾斜が緩やかになるが、エ
ンジンルームの側壁に設けたサスペンションタワーなど
車体の構造上、フロントピラーPの下端をフロントウイ
ンドガラス1の下端位置まで前出できない場合がある。
かかる場合、フロントピラーPの下端がフロントウイン
ドガラス1の下端に至る前の位置で、垂直方向のピラー
に接続する構造にすると、フロントウインドモール3の
下端部においては、図3(B)に示される構造とは異な
り、フロントウインドモール3を支えるフロントピラー
Pがない状態となる。
【0007】このため、フロントウインドモール3の下
端部に何等かの外力が加わると、アウタリップ32のフ
イックスウインド2のモール21に対する圧接力だけで
は支えることができず、本体部30がフロントウインド
ガラス1の側縁から外れて下方に落ち込むおそれがあ
り、車両の外観の見栄えに影響を及ぼしたり、車両走行
時にはフロントウインドモール3の外れた間隙から風が
侵入して風切り音が発生するおそれがある。
【0008】そこで本発明は、このような問題点に着目
し、フロントウインドモールの下端部に外力が加わって
も、下端部の外れを防止できるフロントウインドモール
の取付構造を提供することを課題としてなされたもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両のフロン
トピラーに沿って接着固定したフロントウインドガラス
の側縁と、サイドフィックスウインドのモール前縁部と
が対向する間隙に嵌め込んで、フロントウインドガラス
の側縁を覆うとともに、サイドフィックスウインドのモ
ール前縁部に圧接させて固定するフロントウインドモー
ルの取付構造において、上記サイドフィックスウインド
のモール前縁部の下端部に一体成形した棚状の延出部を
設け、この延出部にフロントウインドモールの下端部を
接着固定したことを特徴とする。
【0010】本発明では、フロントウインドモールの下
端部を、サイドフィックスウインドのモール前縁部に設
けた延出部に接着固定したから、上記下端部の下にフロ
ントピラーが存在しなくても、上記下端部に外力が加え
られたときにフロントウインドガラスから外れることは
ない。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1および
図3(A)に基づいて説明する。なお、図3(A)に示
すフロントウインドモール一般部の従来の取付構造は本
発明においても共通である。
【0012】1はフロントウインドガラス、2はサイド
フィックスウインドで、フロントピラーPの外側面に沿
って配設されたフロントウインドガラス1の側縁がサイ
ドフィックスウインド2のモール21の前縁部211と
間隙をおいて対向配設され、接着剤Sによりフロントピ
ラーP外面にそれぞれ、接着固定されている。3はフロ
ントウインドモールで、上記間隙に嵌め込んで固定する
とともに、間隙を塞いで車両走行時の風の侵入を防止し
ている。図中Cは、カウルルーバでフロントウインドガ
ラス1の下縁を覆っている。また、Fはフロントフェン
ダパネルで図略のエンジンフードおよびフロントドアと
の見切りならびに、サイドフィックスウインド2下縁と
を見切っている。上記フロントウインドモール3の下端
部はフロントフェンダパネルFによって覆われている。
図3(A)は一般部断面、図1(B)は下端部断面を示
し、フロントウインドモール3は、一般部では従来と同
様にフロントピラーP上に位置しているが、下端部では
フロントウインドモール3を受けるフロントピラーPは
存在せず、下端部はフロントピラーPよりも前方に張り
出している。
【0013】フロントウインドモール3は、合成樹脂の
押出成形体で、本体部30と、本体部30の外側に設け
た軟質のアウタリップ32からなり、本体部30は断面
ほぼコ字形で対向する上下のインナリップ31を備え、
下側のインナリップ31はやや内側に向けて伸びてお
り、本体部30はフロントウインドガラス1の左右の側
縁を覆う形状に形成してある。
【0014】上記サイドフィックスウインド2は、前縁
はフロントピラーPに、後縁は図略のフロントドアのウ
インド部の前縁に、下縁はフロントフェンダパネルに沿
うほぼ三角形状に形成されており、サイドウインドガラ
ス20の外周縁をモール21で覆った構造となってい
る。
【0015】モール21は、合成樹脂の成形体よりな
り、断面はほぼコ字形に形成してある。23はモール2
1にインサートされた芯金でモール21の強度を高めて
いる。25はモール21下縁に一体成形された軟質のシ
ールリップで、フロントフェンダパネルFとの見切り隙
を塞ぐ。
【0016】図1に示すようにサイドフィックスウイン
ド2のモール前縁部211の下端部には延出部212が
一体に形成されている。延出部212は、モール前縁部
211の下端部から、モール前縁部211を延長する方
向にフロントウインドガラス1の側縁下端位置まで延び
ており、かつモール前縁部211からフロントウインド
ガラス1の側縁の下側まで張り出す幅の棚状に形成して
ある。
【0017】フロントウインドモール3の取付けに際し
ては、従来と同様に、本体部30の上下のインナリップ
31でフロントウインドガラス1の側縁を挟むようにし
てフロントウインドガラス1に取付けるとともに、アウ
タリップ32をこれと対向するサイドフィックスウイン
ド2のモール前縁部211の壁面に圧接してアウタリッ
プ32を撓ませて固定する。そして、フロントウインド
モール3の下端部においては、図1(B)に示すよう
に、フィックスウインド2のモール前縁部211の下端
部に設けた棚状の延出部212の上面に接着剤Sを塗布
して、フロントウインドモール3の下端の本体部30を
接着固定する。
【0018】しかして、上記フロントウインドモール3
の下端部に外力が加わっても、その本体部30の下端部
は、上記延出部212に接着固定されているから、傾い
たり、フロントウインドガラス1から外れたりしない。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、サイドフィックスウイ
ンドを設けた車両において、フロントウインドモールの
下端部にこれを支えるフロントピラーが存在しなくて
も、サイドフィックスウインドのモールを利用すること
で上記下端部は安定に支持される。従ってフロントウイ
ンドまわりの見栄えが良好に維持され、また、風切り音
の発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフロントウインドモールの取付構造を
示すもので、図1(A)はフロントウインドモール取付
け部の斜視図、図1(B)は図1(A)のIB−IB線
に沿う断面図である。
【図2】従来のフロントウインドモール取付け部の斜視
図である。
【図3】図3(A)は図2のIIIA−IIIA線に沿う断面
図、図3(B)は図2のIIIB−IIIB線に沿う断面図であ
る。
【符号の説明】
1 フロントウインドガラス 2 サイドフィックスウインド 20 サイドウインドガラス 21 サイドフィックスウインドのモール 211 モール前縁部 212 延出部 3 フロントウインドモール S 接着剤 P フロントピラー F フェンダパネル C カウルルーバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のフロントピラーに沿って接着固定
    したフロントウインドガラスの側縁と、サイドフィック
    スウインドのモール前縁部とが対向する間隙に嵌め込ん
    で、フロントウインドガラスの側縁を覆うとともに、サ
    イドフィックスウインドのモール前縁部に圧接させて固
    定するフロントウインドモールの取付構造において、上
    記サイドフィックスウインドのモール前縁部の下端部に
    一体成形した棚状の延出部を設け、この延出部にフロン
    トウインドモールの下端部を接着固定したことを特徴と
    するフロントウインドモールの取付構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013008514A (ja) * 2011-06-23 2013-01-10 Nec Infrontia Corp 外部接続端子の角度調整構造及び電子機器
JP2014184843A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Daihatsu Motor Co Ltd 自動車のウインドシールドコーナ部構造
JP2019011002A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 本田技研工業株式会社 車両

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JP2014184843A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Daihatsu Motor Co Ltd 自動車のウインドシールドコーナ部構造
JP2019011002A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 本田技研工業株式会社 車両

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