JP2001114729A - エステル可塑剤の製造方法 - Google Patents

エステル可塑剤の製造方法

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JP2001114729A JP2000255565A JP2000255565A JP2001114729A JP 2001114729 A JP2001114729 A JP 2001114729A JP 2000255565 A JP2000255565 A JP 2000255565A JP 2000255565 A JP2000255565 A JP 2000255565A JP 2001114729 A JP2001114729 A JP 2001114729A
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Klaus-Dieter Merscher
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ルードルフ・ホイミユーラー
Klaus Schimmer
クラウス・シムマー
Heinz Strutz
ハインツ・シユトルツ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エチレングリコールおよびオリゴマーのエチ
レングリコールをベースとする可塑剤エステルを高純度
高収率で製造することを可能とする方法の提供。ること 【解決手段】モノ−、ジ−、トリ−またはテトラエチレ
ングリコールと炭素原子数3〜20の直鎖状のまたは分
岐した脂肪族モノカルボン酸とを、反応過程で生じる水
を共沸混合物として除くための共沸剤の存在下に反応さ
せることによってエステル可塑剤を製造する方法におい
て、共沸剤として<112℃の沸点を有する有機物質を
使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エチレングリコールま
たはこの化合物のダイマー、トリマ−またはテトラマー
と炭素原子数3〜20の直鎖状のまたは分岐した脂肪族
モノカルボン酸とから、反応水の除去のための、水と共
沸混合物を生じる<112℃の沸点を有する有機物質
(以下、共沸混合物形成剤または共沸剤とも称する)の
存在下にエステル可塑剤を製造する方法に関する。
【0002】可塑剤は合成樹脂、被覆剤、シーリング
剤、ゴムおよびゴム製品の多方面で広範に使用されてい
る。このものは高分子量の熱可塑性物質と、化学的に反
応することなしに、好ましくはそれの溶解性および膨潤
性によって物理的な相互作用を生ずる。これによって元
のポリマーに比較してその熱可塑性領域が低い温度に移
動している均一系が生じ、結果として例えば形状変更
性、弾性および強靱性が増加しそして硬度が低下する。
【0003】可塑剤のできるだけ広い用途分野を開くた
めには、該可塑剤は沢山の要求を満足しなければならな
い。理想的には無色無臭で耐光性、耐低温性および耐熱
性を有しているべきである。更に、水に対して鈍感であ
りそして難燃性でありそして揮発性が少なく、衛生上に
無害なものであることが望まれている。また、可塑剤の
製法は簡単であるべきであり、かつ、環境衛生上の要求
を満足するために、循環使用できない副生成物および有
害物質を含有する排水の様な廃棄物質を生じることなく
実施できるべきである。
【0004】最も重要な可塑剤の中には、ジ−およびポ
リカルボン酸と可塑剤用アルコール、即ち、個々の化合
物としてまたは混合物としても使用される約6〜20個
の炭素原子を持つ直鎖状のまたは分岐した第一アルコー
ルとのエステルが属している。このエステルの製法は酸
または酸無水物とアルコールまたは種々のアルコールの
混合物とを触媒としての酸、好ましくは硫酸の存在下に
反応させることによって行なう。
【0005】特別な種類のエステル可塑剤(G−エステ
ルと略して呼ばれている)はアルコール成分としてジオ
ールあるいはエーテルジオール、即ちエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコールお
よびテトラエチレングリコールを包含する。それの製造
は色々なルートで行なうことができる。アルコールと酸
とを場合によっては酸性触媒の存在下に反応させる他
に、G−エステルを製造するために実用的なものとして
は別の方法、特にジオールと酸ハロゲン化物との反応、
カルボン酸エステルとジオールとのエステル交換反応お
よびエチレンオキサイドをカルボン酸に付加する付加反
応(エトキシル化反応)も使用される。工業的な製法で
はジオールとカルボン酸との直接的な反応およびカルボ
ン酸のエトキシル化法だけが製法として実施されて来て
おり、ジオールと酸とのエステル反応が大抵は有利であ
る。何故ならばこの方法は慣用の化学装置で特別な費用
を掛けずに実施することができ、化学的に一様な生成物
をもたらすからである。これに比べ、エトキシル化反応
は多大な費用の掛かる大きな技術的手段を必要としてい
る。エチレンオキサイドは非常に反応し易い化学物質で
ある。これは爆発的な重合を起こすことができ、空気と
の非常い広い混合範囲で爆発性混合物を生じる。エチレ
ンオキサイドは目や気道を刺激したり、腐蝕(Veraeztu
ng) をもたらしたり、肝臓および腎臓を害したり、さら
に発癌性もある。それ故にエチレンオキサイドの取扱に
は広範な安全手段が必要とされる。その他に、エチレン
オキサイドと異物質との副反応による不所望の不純物の
生成を排除するために、貯蔵装置および反応装置を細か
過ぎる程に清掃するように注意しなければならない。更
にエチレンオキサイドを用いる反応は全く選択性がな
く、色々な鎖長の化合物の混合物が生成される。
【0006】アルコールとカルボン酸との直接的エステ
ル化反応は有機化学の基本操作に属している。反応速度
を速めるために、この反応は一般に触媒の存在下に実施
される。反応成分の一つを過剰に用いることおよび/ま
たは反応の過程で生じる水を分離することが、平衡を質
量作用の法則に従って反応生成物、即ちエステルの側に
ずらすこと、即ち高収率を達成することを確実にする。
【0007】冒頭に記載したエステル可塑剤の品質基準
のためには、触媒の選択および反応水の分離の際のやり
方が非常に重要な方法要件である。これら両方の方法要
件は最終生成物の知覚的性質および光学的性質に相当に
影響を及ぼす。これに対して原料のアルコールおよび酸
の構造は可塑剤の熱的および機械的性質にとって重要で
ある。
【0008】添加物の添加により可塑剤の匂いおよび色
は所望の要求に適合させられるにもかかわらず、これら
補助物質は可塑剤の他の性質に害を及ぼし得るしおよび
/またはその使用特性、例えば基体との相容性を制限す
るので、それの使用を避けるべきである。
【0009】エチレングリコール(およびそれのオリゴ
マー)とカルボン酸とからのエステル生成の際に生じる
反応水を分離するために色々な方法が公知である。中で
も、水と混和しない溶剤の存在下での共沸蒸留、不活性
ガスの導入下での反応混合物の加熱、原料のアルコール
およびカルボン酸の減圧下または乾燥剤の存在下での反
応が使用されている。
【0010】特に共沸蒸留による水の除去はエステル可
塑剤の製造では平衡調整に有効である。それにもかかわ
らず公知の方法および従来に使用された共沸剤は、可塑
剤に要求される高度な品質基準を達成することを保証し
ていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】それ故に本発明の課題
は、エチレングリコールおよびオリゴマーのエチレング
リコールをベースとするエステル可塑剤を高純度高収率
で製造することを可能とする方法を提供することであ
る。この関係では、この方法を簡単な技術的手段で実現
すること、長い運転時間を保証することおよび運転時間
の間に問題のない品質の均一なままの生成物をもたらす
ことに特に価値がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、モノ−、ジ
−、トリ−またはテトラエチレングリコールと炭素原子
数3〜20の直鎖状のまたは分岐した脂肪族モノカルボ
ン酸とを、反応過程で生じる水を共沸混合物として除く
ための共沸剤の存在下に反応させることによってエステ
ル可塑剤を製造する方法において、共沸剤として<11
2℃の沸点を有する有機物質を使用することを特徴とす
る、上記方法に関する。
【0013】この新規方法は実験的に実施する場合だけ
でなく中でも工業用装置で実施する場合に高い信頼性が
ある。連続的にも容易に実施することができ、高純度の
可塑剤を得ることができる。反応水および反応水の除去
に使用される抽出剤が問題なくかつ完全に分離されるこ
とは特に注目される。副生成物および助剤が残り無く除
かれることは、エステル可塑剤中に優れた色特性並びに
顕著な色安定性をもたらす。
【0014】本発明の方法の決定的な長所は、反応混合
物から反応水を除くことおよび従って<112℃の沸点
の有機物質によって最も良いエステルの方に平衡を移さ
せることである。一般に共沸混合物形成剤としては工業
的規模で自由に使用できる安価な有機溶剤を使用する。
しかしながら相応する沸点を持ちそして水と共沸混合物
を形成する他のあらゆる有機物質も適している。本発明
で使用される共沸剤の例にはヘキサン、1−ヘキセン、
シクロヘキサン並びにトルエンがある。特に有利な共沸
混合物形成剤としてはシクロヘキサンが実証されてい
る。シクロヘキサンは水と、反応成分および反応生成物
の混合物から容易に留去される低沸点の二成分系を形成
する。反応成分およびエステルとの二成分または三成分
混合物は発生しない。反応混合物から過剰のシクロヘキ
サンを除くことも、シクロヘキサンの沸点が低いために
難なく行なわれる。環状脂肪族炭化水素の化学的安定性
および不活性は、反応生成物が分解生成物によって汚染
されないことを保証する。
【0015】水を完全に分離除去するのに必要な量の共
沸剤はエステル化反応の化学量論に基づいて計算される
水の発生量および二成分共沸混合物の組成から簡単に決
めることができる。共沸剤を過剰に使用すること、好ま
しくは化学量論的に計算される量より50〜200重量
%多い割合で使用するのが有効であることが実証されて
いる。
【0016】本発明の方法の特に有利な実施態様によれ
ば共沸剤混合物形成剤を反応混合物に最初に少なくとも
140℃、特に150〜170℃の温度に達した際に添
加しそして加熱工程の前または間には添加しない。この
手段は水を特に注意深く且つ効果的に分離させる。抽出
剤は反応混合物に回分的にまたは好ましくは連続的に、
共沸混合物の形成によって消費される様な程度で添加す
ることができる。蒸留された抽出剤/水−混合物を集め
そして分離することによって、反応は簡単に進められ
る。共沸混合物から分離される抽出剤は直接的に、即ち
精製段階を中間に挿むことなく反応段階に戻すことがで
きる。
【0017】本発明の方法の原料として使用されるモノ
−、ジ−、トリ−およびテトラエチレングリコールは工
業的に製造される化学品である。これらを製造する基本
原料はエチレンオキサイドであり、(モノ)エチレング
リコールはこれから水と一緒に加圧下に加熱することに
よって生産される。ジエチレングリコールはエチレング
リコールをエトキシル化することで得られる。トリエチ
レングリコールは、テトラエチレングリコールと同様に
エチレングリコールの製造でエチレンオキサイドを加水
分解する際に副生成物として生じる。これら両方の化合
物はエチレングリコールとエチレンオキサイドとの反応
によっても合成することができる。
【0018】本発明の方法に従いエステルを製造するた
めには、分子中に3〜20個の炭素原子を有する直鎖状
のまたは分岐した脂肪族モノカルボン酸を使用する。飽
和酸が多くの場合に有利であるけれども、可塑剤のそれ
ぞれの用途分野に依存して不飽和カルボン酸もエステル
合成の反応成分として使用することができる。G−エス
テルの構成成分としてのカルボン酸の例には、n−酪
酸、イソ酪酸、n−ペンタン酸、2−メチル酪酸、3−
メチル酪酸、2−メチルペンタン酸、2−エチル酪酸、
n−ヘプタン酸、2−メチルヘキサン酸、シクロヘキサ
ンカルボン酸、2−エチルヘキサン酸、n−ノナン酸、
2−メチルオクタン酸、イソノナン酸、2−メチルウン
デカン酸、イソウンデカンカルボン酸、トリシクロデカ
ンカルボン酸およびイソトリデカンカルボン酸がある。
モノグリコールあるいはオリゴグリコールとC4 −乃至
13−あるいはC5 −乃至C9 −モノカルボン酸とから
エステルを製造する新規方法は特に有利であることが実
証されている。
【0019】グリコールとカルボン酸との反応は触媒を
使用せずに実施することができる。この反応態様は、エ
ステルに不所望の不純物を導入し得る異物質を反応混合
物に供給することが回避できるという長所を有してい
る。反応が十分な速度、即ち経済的に受け入れられる速
度で進行することだけを保証するためには、勿論、一般
に比較的高い反応温度を維持しなければならない。この
関係では、温度の上昇がエステルに熱的劣化を与え得る
ことに注意するべきである。それ故、反応を容易に進行
させそして反応速度を高める触媒の使用を避けることは
必ずしも有利ではない。触媒はしばしば、同時にグリコ
ールの反応成分でもある過剰の酸であってもよい。更に
反応速度に影響を及ぼすために、普通のエステル化触
媒、例えば硫酸、蟻酸、ポリリン酸、メタンスルホン酸
またはp−トルエンスルホン酸およびこの種の酸の組合
せが適している。反応条件のもとで固体で、反応系で不
溶性の触媒有効化合物、例えば硫酸水素アルカリ金属塩
または−アルカリ土類金属塩、特に硫酸水素ナトリウム
を使用するのが特に有利である。何故ならばこれらはエ
ステル化反応の終了後に反応混合物から簡単な濾別によ
って除くことができそして次にその反応混合物を追加的
に処理する必要がないからである。使用される触媒の量
は広い範囲にわたっている。反応混合物を基準として
0.01重量%〜5重量%の触媒を使用することができ
る。しかしながら比較的多い量の触媒は特別の利益をも
たらすわけではなく、触媒濃度はそれぞれ反応混合物を
基準として、一般に0.01〜1.0重量%、好ましく
は0.01〜0.5重量%である。触媒を用いずに比較
的高い温度で実施するかまたは触媒を用いて比較的低い
温度で実施するかどうかは、場合によってはそれぞれの
個々の場合について予備実験を行なうことで決めるのが
有利である。
【0020】エステル化は化学量論量のアルコールおよ
び酸を用いで行なうことができる。しかしながらジオー
ルは、最終時点で出来るだけ十分な転化率を達成するた
めに、過剰の酸と反応させるのが有利である。
【0021】アルコールと酸との反応は各原料に依存し
て約150〜170℃の範囲で開始する。約250℃ま
での温度で反応を最後まで行なうことができる。ここに
引用した温度が有利さを保持し得る基準値である。更に
低い温度は、例えば、特別な場合において十分に早い反
応速度が達成されるかまたは一部だけの反応が望まれる
場合に十分であり得る。更に高い温度は、色彩的害を及
ぼす分解生成物の発生が排除できる場合には可能であ
る。減圧および加圧を用いることは排除されない。しか
しながら特別な場合には制限される。
【0022】反応の終了後に生じる反応混合物は所望の
反応生成物としてのエステルの他に場合によっては未反
応原料、特に未だ過剰の酸を含有している(過剰の酸を
用いて実施した場合)。後処理するためには反応器流出
物から触媒を慣用の方法で除く。触媒が固体として例え
ば硫酸水素塩の状態で存在する場合には、通例の濾過装
置において常温または150℃までの温度で生成物を濾
過する。この濾過は慣用の濾過剤、例えばセルロース、
シリカゲル、珪藻土、木材粉末によって行なうことがで
きる。次いで過剰の未反応原料を留去する。最後に残留
する酸性成分を除くために、アルカリ性薬品、例えばソ
ーダ水溶液または水酸化ナトリウム水溶液で処理を行な
ってもよい。エステルは相分離後に、例えば不活性ガス
を生成物中に通すかまたは減圧処理することによって乾
燥させる。硫酸またはp−トルエンスルホン酸の様な触
媒が反応混合物中に溶解している場合には、場合によっ
ては予めに濾過した後に始めて、未だ存在する原料を留
去し、次いでアルカリ薬品で処理しそして生成物を乾燥
させる。
【0023】所定の用途目的のために要求される場合に
は、エステルの分離につづいて更に別の精製段階、例え
ば減圧下での蒸留を実施してもよい。
【0024】新規の方法によれば、モノ−、ジ−、トリ
−およびテトラエチレングリコールの一連のジエステル
が製造される。詳細にはモノエチレングリコールと以下
のカルボン酸のいずれか一つとのジエステル:3−メチ
ル酪酸、2−メチルヘキサン酸、2−メチルオクタン
酸、3,5,5−トリメチルヘキサン酸、特にイソノナ
ン酸の状態、即ち約95重量%の3,5,5−トリメチ
ルヘキサン酸を含有する工業製品、2−メチルウンデカ
ン酸; ジエチレングリコールと次のカルボン酸のいずれ
か一つとのジエステル:2−メチル酪酸、3−メチル酪
酸、2−メチルオクタン酸、2−メチルウンデカン酸;
トリエチレングリコールと次のカルボン酸のいずれか一
つとのジエステル:2−メチル酪酸、2−メチルヘキサ
ン酸、シクロヘキサンカルボン酸、2−メチルオクタン
酸、3,5,5−トリメチルヘキサン酸、特にイソノナ
ン酸の状態、即ち約95重量%の3,5,5−トリメチ
ルヘキサン酸を含有する工業製品、2−メチルウンデカ
ン酸; 更に、テトラエチレングリコールと次のカルボン
酸のいずれか一つとのジエステル;イソ酪酸、n−ペン
タン酸、2−メチル酪酸、3−メチル酪酸、n−ヘキサ
ン酸、2−メチルペンタン酸、2−メチルヘキサン酸、
シクロヘキサンカルボン酸、2−メチルオクタン酸、
3,5,5−トリメチルヘキサン酸、特にイソノナン酸
の状態、即ち約95重量%の3,5,5−トリメチルヘ
キサン酸を含有する工業製品、および2−メチルウンデ
カン酸が有利である。
【0025】エチレングリコール並びにそのオリゴマー
のエステルは慣用の高分子量熱可塑性物質のための可塑
剤として卓越的に優れている。多層ガラスまたは複合ガ
ラスを製造するための中間層としてグリコールエステル
と混合されて使用されるポリビニルブチラールへの添加
物として特に有利であることが実証されている。
【0026】本発明の方法は、化学工業にとって通例の
反応装置において不連続的にまたは連続的に実施するこ
とができる。加熱装置並びに共沸混合物形成剤の供給装
置、例えば浸漬管を装備した攪拌機付反応容器が有利で
あることが判っている。
【0027】以下の実施例で本発明の方法を更に詳細に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
【0028】
【実施例】実施例1:テトラエチレングリコール−ジ−
3−メチルブチラートの製造 テトラエチレングリコールと3−メチル酪酸とのエステ
ル化反応を、攪拌機、内部温度計および浸漬管を装備
し、そして下部排出口のある1Lの受器に蒸留用ブリッ
ジを介して連結されている加熱可能な2Lの四つ首フラ
スコで実施する。受器には浸漬管が在り、この浸漬管は
反応用フラスコの浸漬管とポンプを介してホースで連結
されてる。
【0029】フラスコに582.6gのテトラエチレン
グリコール、766.2gの3−メチル酪酸および4.
1gの硫酸水素カリウムを最初に導入しそして攪拌下に
180℃に加熱する。160℃の内部温度が達成された
後に1時間当り700mLのシクロヘキサンを受器から
浸漬管を通してフラスコにポンプ供給する。同時に流出
されるシクロヘキサン/水−共沸混合物を受器に集めそ
して分離する。少量のカルボン酸を含むシクロヘキサン
で主として組成される上側相を、反応器に再び戻す。
【0030】反応過程は受器中で得られる水を連続的に
秤量し、サンプル採取しそしてそのサンプルのガスクロ
マトグラフィー分析を行なう。以下の表にガスクロマト
グラフィー分析の結果を示す: ──────────────────────────────────── 1時間 2時間 3時間 5時間 10時間 シクロヘキサン 4.5% 2.9% 2.6% 4.4% 5.9% 3-メチル酪酸 48.0% 37.1% 24.8% 10.8% 9.5% テトラエチレングリコール 14.7% 10.4% 5.9% 0.2% モノエステル 22.5% 30.7% 32.1% 8.2% 0.5% ジエステル 6.5% 17.0% 32.1% 71.2% 75.5% その他 3.8% 1.9% 2.5% 5.2% 8.6% ──────────────────────────────────── エステル化の終了後に存在する粗エステル(1189.
9g)から簡単な濾過によって触媒を除き、蒸留によっ
て精製する。沸点は189℃/1mbarである。20
℃で1. 020g/cm3 の密度ではテトラエチレング
リコール−ジ−3−メチルブチラートの凝固温度は<−
30℃であり、このジエステルは20℃では16.8m
Pasの粘度を有している。
【0031】実施例2:テトラエチレングリコール−ジ
−イソノナノエートの製造 実施例1に記載されたエステル合成と同様に、388.
4gのテトラエチレングリコールおよび791.2gの
イソノナン酸を2.8gの硫酸水素カリウムの存在下で
反応させる。180℃で10時間の反応の後に以下の組
成の粗エステル1127.7gが生じる: シクロヘキサン 5.9% イソノナン酸 12.5% テトラエチレングリコール - % モノエステル 0.1% ジエステル 77.4% その他 4.1% 触媒を簡単な濾過によって分離除去し、エステルを蒸留
によって精製する。テトラエチレングリコール−ジ−イ
ソノナノエートの沸点は219℃/1mbarである。
【0032】実施例3:テトラエチレングリコール−ジ
−2−メチルブチラートの製造 実施例1に記載されたエステル合成と同様に、582.
6gのテトラエチレングリコールおよび766.0gの
2−メチル酪酸を4.1gの硫酸水素カリウムの存在下
で反応させる。180℃で10時間の反応の後に以下の
組成の粗エステル1200.4gが生じる: シクロヘキサン 6.4% 2−メチル酪酸 10.2% テトラエチレングリコール - % モノエステル 0.8% ジエステル 75.2% その他 7.4% 触媒を簡単な濾過によって分離除去し、エステルを蒸留
によって精製する。沸点は186℃/1mbarであ
る。20℃で1. 022g/cm3 の密度ではテトラエ
チレングリコール−ジ−3−メチルブチラートの凝固温
度は<−30℃であり、このジエステルは20℃では1
2.7mPasの粘度を有している。
【0033】実施例4:テトラエチレングリコール−ジ
−n−ペンタノエートの製造 実施例1に記載されたエステル合成と同様に、582.
6gのテトラエチレングリコールおよび766.0gの
n−ペンタン酸を4.1gの硫酸水素カリウムの存在下
で反応させる。180℃で5時間の反応の後に以下の組
成の粗エステル1225.2gが生じる: シクロヘキサン 7.2% n−ペンタン酸 10.2% テトラエチレングリコール - % モノエステル 0.2% ジエステル 76.7% その他 5.7% 触媒を簡単な濾過によって分離除去し、エステルを蒸留
によって精製する。沸点は196℃/1mbarであ
る。20℃で1. 026g/cm3 の密度ではテトラエ
チレングリコール−ジ−n −ペンタノエートの凝固温度
は<−42℃であり、このジエステルは20℃では1
4.0mPasの粘度を有している。
【0034】実施例5:テトラエチレングリコール−ジ
−イソブチラートの製造 実施例1に記載されたエステル合成と同様に、621.
4gのテトラエチレングリコールおよび704.8gの
イソ酪酸を4.4gの硫酸水素カリウムの存在下で反応
させる。180℃で10時間の反応の後に以下の組成の
粗エステル1201.0gが生じる: シクロヘキサン 12.2% イソ酪酸 11.3% テトラエチレングリコール - % モノエステル 2.3% ジエステル 71.3% その他 2.9% 触媒を簡単な濾過によって分離除去し、エステルを蒸留
によって精製する。沸点は171℃/1.4mbarで
ある。
【0035】実施例6:トリエチレングリコール−ジ−
イソノナノエートの製造 実施例1に記載されたエステル合成と同様に、375.
5gのトリエチレングリコールおよび988.8gのイ
ソノナン酸を3.4gの硫酸水素カリウムの存在下で反
応させる。180℃で6時間の反応の後に以下の組成の
粗エステル1281.6gが生じる: シクロヘキサン 6.4% イソノナン酸 17.5% トリエチレングリコール - % モノエステル - % ジエステル 69.4% その他 6.7% 触媒を簡単な濾過によって分離除去し、エステルを蒸留
によって精製する。沸点は220℃/0.8mbarで
ある。
【0036】実施例7:テトラエチレングリコール−ジ
−n−ヘキサノエートの製造 実施例1に記載されたエステル合成と同様に、485.
5gのテトラエチレングリコールおよび726.3gの
n−ヘキサン酸を3.4gの硫酸水素カリウムの存在下
で反応させる。180℃で5時間の反応の後に以下の組
成の粗エステル1122.0gが生じる: シクロヘキサン 7.4% n−ヘキサン酸 12.4% テトラエチレングリコール - % モノエステル 0.5% ジエステル 75.9% その他 3.8% 触媒を簡単な濾過によって分離除去し、エステルを蒸留
によって精製する。沸点は205℃/0.7mbarで
ある。
【0037】実施例8:トリエチレングリコール−ジ−
2−メチルブチラートの製造 実施例1に記載されたエステル合成と同様に、450.
6gのトリエチレングリコールおよび766.0gの2
−メチル酪酸を4.1gの硫酸水素カリウムの存在下で
反応させる。180℃で9時間の反応の後に以下の組成
の粗エステル1057.0gが生じる: シクロヘキサン 6.1% 2−メチル酪酸 9.3% トリエチレングリコール - % モノエステル 0.1% ジエステル 77.7% その他 6.8% 触媒を簡単な濾過によって分離除去し、エステルを蒸留
によって精製する。沸点は150℃/1mbarであ
る。
【0038】実施例9:テトラエチレングリコール−ジ
−シクロヘキサンカルボキシレートの製造 実施例1に記載されたエステル合成と同様に、485.
5gのテトラエチレングリコールおよび801.3gの
シクロヘキサンカルボン酸を3.4gの硫酸水素カリウ
ムの存在下で反応させる。180℃で5時間の反応の後
に以下の組成の粗エステル1215.7gが生じる: シクロヘキサン 4.1% シクロヘキサンカルボン酸 11.3% テトラエチレングリコール - % モノエステル 0.3% ジエステル 79.3% その他 3.8% 触媒を簡単な濾過によって分離除去し、エステルを蒸留
によって精製する。
【0039】実施例10:トリエチレングリコール−ジ
−シクロヘキサンカルボキシレートの製造 実施例1に記載されたエステル合成と同様に、375.
5gのトリエチレングリコールおよび801.3gのシ
クロヘキサンカルボン酸を3.4gの硫酸水素カリウム
の存在下で反応させる。180℃で7時間の反応の後に
以下の組成の粗エステル1080.3gが生じる: シクロヘキサン 4.6% シクロヘキサンカルボン酸 11.5% トリエチレングリコール - % モノエステル 0.1% ジエステル 78.4% その他 1.9% 触媒を簡単な濾過によって分離除去し、エステルを蒸留
によって精製する。
【0040】実施例10:テトラエチレングリコール−
ジ−2−メチルヘキサノエートの製造 実施例1に記載されたエステル合成と同様に、485.
5gのテトラエチレングリコールおよび813.8gの
2−メチルヘキサン酸を3.4gの硫酸水素カリウムの
存在下で反応させる。180℃で10時間の反応の後に
以下の組成の粗エステル1209.7gが生じる: シクロヘキサン 5.9% 2−メチルヘキサン酸 12.9% テトラエチレングリコール - % モノエステル 0.1% ジエステル 73.9% その他 7.2% 触媒を簡単な濾過によって分離除去し、エステルを蒸留
によって精製する。
【0041】実施例12:ジエチレングリコール−ジ−
3−メチルブチラートの製造 実施例1に記載されたエステル合成と同様に、371.
4gのジエチレングリコールおよび893.4gの3−
メチル酪酸を4.8gの硫酸水素カリウムの存在下で反
応させる。180℃で10時間の反応の後に以下の組成
の粗エステル1039.3gが生じる: シクロヘキサン 5.2% 3−メチル酪酸 12.7% トリエチレングリコール - % モノエステル 2.2% ジエステル 78.8% その他 1.1% 触媒を簡単な濾過によって分離除去し、エステルを蒸留
によって精製する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101/00 C08L 101/00 (72)発明者 クラウス− デイーター・メルシエル ドイツ連邦共和国、64572ビユッテルボル ン、フランクフルテル・ストラーセ、4 (72)発明者 ルードルフ・ホイミユーラー 香港、リープルス・ベイ・ロード、5 セ レステイアル・ガーデン、ユニット10ビー (72)発明者 クラウス・シムマー ドイツ連邦共和国、69221ドッセンハイム、 シユリースハイマー・ストラーセ、41 (72)発明者 ハインツ・シユトルツ ドイツ連邦共和国、61250ウージンゲン、 ラントラート− ベックマン− ストラー セ、1

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノ−、ジ−、トリ−またはテトラエチ
    レングリコールと炭素原子数3〜20の直鎖状のまたは
    分岐した脂肪族モノカルボン酸とを、反応過程で生じる
    水を共沸混合物として除くための共沸剤の存在下に反応
    させることによってエステル可塑剤を製造する方法にお
    いて、共沸剤として<112℃の沸点を有する有機物質
    を使用することを特徴とする、上記方法。
  2. 【請求項2】 共沸剤としてシクロヘキサンを使用する
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 共沸剤を反応混合物に少なくとも140
    ℃、特に150〜170℃の温度に達した際に添加する
    請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 共沸剤を反応混合物に回分的に添加する
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 共沸剤を反応混合物に連続的に添加する
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の方法。
  6. 【請求項6】 モノカルボン酸を1モルのモノ−、ジ
    −、トリ−またはテトラエチレングリコール当り化学量
    論的に0.05〜1.5モル過剰に使用する請求項1〜
    5のいずれか一つに記載の方法。
  7. 【請求項7】 反応を触媒としてのアルカリ金属−また
    はアルカリ土類金属硫酸水素塩の存在下に実施する請求
    項1〜6のいずれか一つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 反応混合物を基準として0.01〜1.
    0重量%の量で触媒を使用する請求項1〜7のいずれか
    一つに記載の方法。
  9. 【請求項9】 反応を150〜250℃の温度で実施す
    る請求項1〜8のいずれか一つに記載の方法。
  10. 【請求項10】 モノエチレングリコールと次のカルボ
    ン酸のいずれか一つとのジエステル;3−メチル酪酸、
    2−メチルヘキサン酸、2−メチルオクタン酸、3,
    5,5−トリメチルヘキサン酸、2−メチルウンデカン
    酸。
  11. 【請求項11】 ジエチレングリコールと次のカルボン
    酸のいずれか一つとのジエステル;2−メチル酪酸、3
    −メチル酪酸、2−メチルオクタン酸、2−メチルウン
    デカン酸。
  12. 【請求項12】 トリエチレングリコールと次のカルボ
    ン酸のいずれか一つとのジエステル;2−メチル酪酸、
    2−メチルヘキサン酸、シクロヘキサンカルボン酸、2
    −メチルオクタン酸、3,5,5−トリメチルヘキサン
    酸、2−メチルウンデカン酸。
  13. 【請求項13】 テトラエチレングリコールと次のカル
    ボン酸のいずれか一つとのジエステル;イソ酪酸、n−
    ペンタン酸、2−メチル酪酸、3−メチル酪酸、n−ヘ
    キサン酸、2−メチルペンタン酸、2−メチルヘキサン
    酸、シクロヘキサンカルボン酸、2−メチルオクタン
    酸、3,5,5−トリメチルヘキサン酸、2−メチルウ
    ンデカン酸、n−ヘキサデカン酸。
  14. 【請求項14】 3,5,5−トリメチルヘキサン酸の
    工業用製品としてのイソノナン酸を使用した請求項1
    0、12および13に記載のジエステル。
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