JP2001100308A - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

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JP2001100308A
JP2001100308A JP27662199A JP27662199A JP2001100308A JP 2001100308 A JP2001100308 A JP 2001100308A JP 27662199 A JP27662199 A JP 27662199A JP 27662199 A JP27662199 A JP 27662199A JP 2001100308 A JP2001100308 A JP 2001100308A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファインダの多様な使用が可能なデジタルカ
メラを提供する。 【解決手段】 撮影レンズから撮像素子に至る光路に上
方へ回動可能なハーフミラーを斜めに配置し、ハーフミ
ラーによる反射光をその上方に設けた光学ファインダに
導く。撮像素子により撮影した像は液晶表示器に表示す
る。ハーフミラーが光路上に位置するか否かによって生
じる撮影レンズから撮像素子に至る光路の変化を、撮像
素子または撮影レンズの位置を変えることにより補正
し、撮像素子への光の入射状況または撮影レンズから撮
像素子までの光路長を常に一定にする。ハーフミラーが
光路上に位置するか否かにかかわらず、光学ファインダ
により提供される像および液晶表示器によって表示され
る像のいずれも、撮像素子上の結像状態を正しく表す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルカメラに関
し、特に、光学ファインダを備えたデジタルカメラに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、デジタルカメラには液晶表示器
等の表示装置が備えられており、表示装置は、撮影し記
録した画像の再生表示と、撮影中の画像の表示に用いら
れている。使用者は表示される撮影中の画像を見ながら
構図を設定したり合焦状態を確認したりすることがで
き、表示装置はビデオファインダとして機能する。とこ
ろが、表示装置の電力消費は多いため、表示装置をファ
インダとして利用すると、デジタルカメラの電源である
電池の消耗が加速されてしまい、撮影可能な時間が短く
なる。
【0003】この不都合を避けるために、光学ファイン
ダを備えたデジタルカメラもある。光学ファインダを備
えるデジタルカメラには、撮影レンズを介さずに光をフ
ァインダに導く別体型と、撮影レンズを透過した光を反
射してファインダに導く一眼レフ(SLR)型とがあ
る。別体型ではファインダと撮影レンズにパララックス
が生じてしまうが、SLR型は本質的にパララックスが
ないという特長を有する。
【0004】SLR型では、撮影レンズから撮像素子に
至る光路上に配置されて撮影レンズ透過光を反射するミ
ラーと、反射された光を使用者の眼に導くとともに観察
される像を正立正像とするためのプリズムが備えられ
る。ミラーとしてはハーフミラーが用いられており、撮
影レンズからの光は、一部が反射されてファインダに導
かれ、残りが透過して撮像素子に導かれる。この構成で
は、光学ファインダとビデオファインダを同時に利用す
ることができる。しかし、ハーフミラーを固定設置する
と、撮像素子に導かれる光は常に撮影レンズを透過した
光の一部のみとなり、暗い環境での撮影においては、良
好な画像を提供することができなくなる。
【0005】よく知られているように、銀塩フィルムを
感光させる方式のSLR型のカメラでは、従来より、撮
影レンズからフィルムに至る光路上に全反射ミラーを斜
めに配置し、回動によりミラーを光路から退避させるこ
とが行われている。撮影すなわちフィルムの露光直前ま
ではミラーを光路上に位置させて光をプリズムに向けて
反射させ、撮影時にはミラーを退避させて光をフィルム
に導き、撮影直後にミラーを光路上に戻す制御が行われ
る。この方式のミラーはクイックリターンミラーと呼ば
れている。
【0006】特開平10−55023号公報には、デジ
タルカメラのハーフミラーを回動可能にすることが提案
されている。ただし、このデジタルカメラのハーフミラ
ーは、従来のクイックリターンミラーとは用途や動作が
異なる。このハーフミラーは、赤外領域の光を除去する
ための赤外カットフィルタおよび高周波成分を低減する
ための空間ローパスフィルタと一体化されており、記録
するための画像を撮影するときには、光路から退避する
のではなく、光路上で撮影レンズの光軸に対して垂直に
配置される。したがって、撮像素子に導かれる光は常に
撮影レンズを透過した光の一部のみであり、撮影時に光
量不足となって撮影される画像の質が低下するおそれが
あるという問題は解消しない。
【0007】また、ハーフミラーを光路に対して斜めに
配置しているとき、すなわち光学ファインダを利用する
ことができるときは、撮像素子はオートフォーカス機能
のための測距装置として用いられており、撮像素子で撮
影した画像はビデオファインダとして利用されない。し
たがって、構図の設定や合焦状態のを確認は、専ら光学
ファインダを利用して行うことになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】デジタルカメラのハー
フミラーを撮影時に光路から退避するクイックリターン
ミラーとすれば、光量不足の問題が解消され、また、フ
ァインダの使用形態が多様化して、操作性に優れ、電力
消費の少ないデジタルカメラが実現されると期待され
る。しかしながら、そのような構成のデジタルカメラは
提案されていない。
【0009】また、ハーフミラーにはいくらかの厚さが
あり、屈折率が空気と異なるので、ハーフミラーが光路
から退避するときと光路と斜めに交差するときとで、撮
影レンズから撮像素子に至る光路に差が生じる。具体的
には、撮影レンズから撮像素子までの光路長が変化する
とともに、光路にずれが生じる。したがって、ハーフミ
ラーの位置によって生じる光路の変化を考慮しなけれ
ば、ファインダの使用形態の多様化を図ることはできな
い。
【0010】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、ファインダの多様な使用が可能なデジタル
カメラを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、撮影レンズと、撮影レンズの光軸上に
配置された撮像素子と、撮像素子によって撮影された像
を表示する表示部と、撮像素子によって撮影された像
を、外部からの記録指示に応じて、記録媒体に記録する
記録部と、撮影レンズの光軸に対して垂直な方向の軸を
中心に回動し、撮影レンズから撮像素子に至る光路と斜
めに交差する進出位置と、撮影レンズから撮像素子に至
る光路から外れる退避位置をとるハーフミラーと、進出
位置にあるハーフミラーによって反射された撮影レンズ
からの光を眼に導いて像を提供する光学ファインダと
で、デジタルカメラを構成する。
【0012】ハーフミラーはクイックリターンミラーで
ある。ハーフミラーが進出位置と退避位置のどちらをと
るときでも、撮像素子は撮影レンズからの光を受けて撮
影することができる。したがって、ハーフミラーの位置
にかかわらず、像を撮影して、記録あるいは表示するこ
とが可能である。ハーフミラーが進出位置をとるとき
は、光学ファインダの利用も可能となる。撮影レンズが
退避位置をとるときは、撮影レンズの光は全て撮像素子
に導かれるから、このとき撮影される画像に光量不足は
生じ難い。
【0013】ここで、撮像素子を移動可能で第1の位置
と第2の位置をとるものとするとよい。第1の位置およ
び第2の位置は、ハーフミラーが退避位置にあるときに
直接第1の位置に入射する光と、ハーフミラーが進出位
置にあるときにハーフミラーを経て第2の位置に入射す
る光が、等価になるように設定する。
【0014】ハーフミラーが、進出位置をとるか退避位
置をとるかで、撮影レンズから撮像素子に至る光路には
差が生じるが、ハーフミラーの位置に応じて撮像素子の
位置を変えることで、光学ファインダにより提供する像
を、撮像素子によって撮影される像に一致させることが
できる。これにより、撮影した像の利用、すなわち記録
するか否かおよび表示するか否かと、ハーフミラーの位
置の対応関係を1対1に固定する必要がなくなり、ハー
フミラーの位置の選択の自由度が高くなる。
【0015】また、撮影レンズをその光軸に沿う方向に
移動可能で第1の位置と第2の位置をとるものとしても
よい。第1の位置および第2の位置は、ハーフミラーが
退避位置にあるときに第1の位置から直接撮像素子に至
る光路長と、ハーフミラーが進出位置にあるときに第2
の位置からハーフミラーを経て撮像素子に至る光路長
が、等しくなるように設定する。
【0016】ハーフミラーの位置に応じて撮影レンズの
位置を変えることで、ハーフミラーの位置による光路長
の差を除去し、光学ファインダにより提供する像を、撮
像素子によって撮影される像に略一致させることができ
る。これにより、撮像素子を移動させる構成と同様に、
ハーフミラーの位置の選択の自由度が高くなる。
【0017】上記のデジタルカメラは、ハーフミラー
が、記録指示があるまで進出位置をとり、記録指示があ
った時に退避位置をとり、撮像素子が記録部により記録
される像の撮影を完了した時に再び進出位置をとる第1
の撮影モードと、ハーフミラーが、記録指示の有無にか
かわらず、進出位置をとる第2の撮影モードとを有し、
外部からの切替指示に応じて第1の撮影モードと第2の
撮影モードを切り替えるものとすることができる。第2
の撮影モードでは、ハーフミラーの回動による振動が生
じないことになる。
【0018】本発明では、また、撮影レンズと、撮影レ
ンズの光軸上に配置された撮像素子と、撮像素子によっ
て撮影された像を表示する表示部と、撮像素子によって
撮影された像を、外部からの記録指示に応じて、記録媒
体に記録する記録部と、撮影レンズの光軸に対して垂直
な方向の軸を中心に回動し、撮影レンズから撮像素子に
至る光路と斜めに交差する進出位置と、撮影レンズから
撮像素子に至る光路から外れる退避位置をとるハーフミ
ラーと、進出位置にあるハーフミラーによって反射され
た撮影レンズからの光を眼に導いて像を提供する光学フ
ァインダとで、デジタルカメラを構成し、記録指示があ
るまでハーフミラーを進出位置に設定して撮影を行い、
記録指示があったときにハーフミラーを退避位置に設定
して撮影を行う第1の撮影モードと、記録指示の有無に
かかわらずハーフミラーを退避位置に設定して撮影を行
う第2の撮影モードとを有し、外部からの切替指示に応
じて第1の撮影モードと第2の撮影モードを切り替える
ものとする。
【0019】第1の撮影モードでは、ファインダとして
の表示部と光学ファインダの同時利用が可能であり、第
2の撮影モードでは表示部のみの利用が可能である。光
学ファインダ像は、被写体の動きが速いときでも滲むこ
とがなく、表示部に表示される像は、記録される像のカ
ラーバランスを忠実に表す。第1の撮影モードではこれ
らの特徴の双方が生かされ、第2の撮影モードでは、ハ
ーフミラーの回動による振動が生じない。
【0020】このデジタルカメラにおいても、前述のよ
うに、撮像素子または撮影レンズを移動可能としてそれ
ぞれ2つの位置をとるようにし、ハーフミラーの位置に
応じて撮像素子または撮影レンズの位置を変えること
で、ハーフミラーの位置による光路の差を除去すること
ができる。
【0021】本発明では、また、撮影レンズと、撮影レ
ンズの光軸上に配置された撮像素子と、撮影レンズから
撮像素子に至る光路と斜めに交差する進出位置と、撮影
レンズから撮像素子に至る光路から外れる退避位置をと
る移動可能な光学素子とで、デジタルカメラを構成し、
光学素子を進出位置に設定して撮影を行う第1の撮影モ
ードと、光学素子を退避位置に設定して撮影を行う第2
の撮影モードとを有し、撮影レンズをその光軸に沿う方
向に移動させることにより、撮影レンズから撮像素子に
至る光路長を、第1の撮影モードと第2の撮影モードと
で等しくするものとする。
【0022】ここで、光学素子は、ハーフミラー、赤外
カットフィルタ、空間変調素子、NDフィルタ等、撮影
に関係するあらゆる種類の単一素子または複合素子であ
る。また、光学素子は、回動により進出位置と退避位置
をとるものであってもよいし、回転を伴わない移動によ
り両位置をとるものであってもよい。
【0023】本発明では、さらに、撮影レンズと、撮影
レンズの光軸上に配置された撮像素子と、撮影レンズか
ら撮像素子に至る光路と斜めに交差する進出位置と、撮
影レンズから撮像素子に至る光路から外れる退避位置を
とる移動可能な光学素子とで、デジタルカメラを構成
し、光学素子を進出位置に設定して撮影を行う第1の撮
影モードと、光学素子を退避位置に設定して撮影を行う
第2の撮影モードとを有し、撮像素子を移動させること
により、撮像素子に入射する光を、第1の撮影モードと
第2の撮影モードとで等価にするものとする。
【0024】このデジタルカメラにおいても、光学素子
の種類や進出位置と退避位置をとるための動きは、上記
のとおりである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明のデジタルカメラの
実施形態について、図面を参照しながら説明する。図
1、図2および図3はそれぞれ、第1の実施形態のデジ
タルカメラ1の上面図、側方から見た断面図、および背
面図である。デジタルカメラ1は、箱型のカメラ本体2
と、交換可能な撮影レンズ301と、光学ファインダ2
2から構成されている。カメラ本体2には使用者が把持
するためのグリップGが形成されており、グリップGの
上面にはシャッタボタン9が設けられている。グリップ
Gの内部は電池室となっており、駆動源である単三形乾
電池が4本格納されている。また、本体の上面には電源
スイッチPSが設けられている。
【0026】カメラ本体2はクイックリターンミラーを
備えたSLR型として構成されている。シャッタボタン
9を押すことにより、撮影レンズ301の光軸に対して
垂直な方向の回動軸を端部に有するクイックリターンミ
ラーM1が、撮影レンズ301の光軸と45゜の角度で
交差する位置(図2に実線で示し、以下、この位置を進
出位置という)から、光路より外れるファインダ22側
の位置(図2に破線で示し、以下、この位置を退避位置
という)まで回動するとともに、フォーカルプレーンシ
ャッタ26が開く。これにより、撮影レンズ301を透
過した光が撮像素子であるCCD302上に結像し、C
CD302が画素ごとに受けた光を電気信号に変換する
ことにより、撮影が行われる。CCD302はCCDユ
ニット303内に納められている。
【0027】撮影レンズ301は、第1レンズ群310
2と第2レンズ群3103より成るズームレンズであ
る。第1レンズ群3102はレンズ鏡筒3011内部に
設けられたズームモータ3104によって駆動される。
第1レンズ群3102と第2レンズ群3103の間隔が
変わることにより、撮影レンズ301全体としての焦点
距離が変化し、これによりズーム機能が実現される。
【0028】カメラ本体2の内部には撮影レンズ301
を駆動するためのステッピングモータ221が備えられ
ており、その回転軸にはスクリュー2211が結合され
ている。スクリュー2211はレンズ鏡筒3011の後
端部に設けられた係合穴3014と係合しており、モー
タ221の回転駆動により撮影レンズ301全体がその
光軸方向に移動する構成となっている。これにより、撮
影レンズ301の焦点調節が行われる。デジタルカメラ
1では、非使用時には、図2に矢印A1で示す方向に撮
影レンズ301を移動させて、その大部分をカメラ本体
2に収容し得るように構成されている。撮影レンズ30
1のカメラ本体2への収容もモータ221によって行わ
れる。
【0029】撮影レンズ301のレンズ鏡筒3011内
には、絞り3105と、これを制御する絞り制御ドライ
バ3106が設けられており、また、光量調節用のND
フィルタ3107と、これを光路に進退させるためのア
クチュエータ3108が設けられている。
【0030】クイックリターンミラーM1はハーフミラ
ーであり、撮影レンズ301側の表面に反射膜が設けら
れている。ミラーM1の透過率は70%に設定されてお
り、したがって、ミラーM1が進出位置にあるときで
も、撮影レンズ301透過後の光量の30%がファイン
ダ22側に導かれ、残りの70%がCCD302側に導
かれる。このため、ミラーM1が退避位置にあるときだ
けでなく、進出位置にあるときでも撮影が可能である。
デジタルカメラ1では、シャッタボタン9の操作に応じ
てクイックリターンミラーM1を退避位置まで回動させ
て撮影を行うモードと、シャッタボタン9が操作されて
もクイックリターンミラーM1を進出位置に留めて撮影
を行うモードを選択することができる。後者のモードで
は、使用者は常に光学ファインダ22で構図を確認する
ことが可能である。
【0031】CCDユニット303は、CCD302の
ほかに、CCD302が受ける光の周波数特性を制御す
るための空間ローパスフィルタ304と、CCD302
の分光感度特性を補正するための赤外カットフィルタ3
05を一体的に備えている。クイックリターンミラーM
1を進出位置に留めて撮影をする際には、駆動部306
によってCCDユニット303を図2の矢印A3の方向
に変位させて、ミラーM1が退避位置にあるときとの光
路の差異を補正する。つまり、ミラーM1が進出位置に
あるときには、退避位置にあるときに比べて、合焦位置
は矢印A3方向に変化することになり、これをCCDユ
ニット303の後方下方への変位で補正する。
【0032】CCDユニット303の前後方向の変位に
より光路長の差が除去され、上下方向の変位によりCC
D302上での光の結像位置の差が除去される。CCD
ユニット303の変位量は、ミラーM1の屈折率、厚
さ、および進出位置での撮影レンズ301の光軸に対す
る傾きを考慮して設定されている。
【0033】CCDユニット303を変位させるための
機構307を図4に示す。図4において、(a)は変位
機構307の正面図、(b)はCCDユニット303を
変位させないとき、つまりミラーM1を退避位置に回動
させたときの、変位機構307の断面図、(c)はCC
Dユニット303を変位させたとき、つまりミラーM1
を進出位置に留めたときの、変位機構307の断面図で
ある。
【0034】CCDユニット303は、断面が平行四辺
形であり、4つの側面がガイド部材307a、307
b、307c、307dに接して、摺動するように構成
されている。ガイド部材307a〜307dはカメラ本
体2に固定されている。ガイド部材307dの側部に
は、CCDユニット303の変位方向に沿って長穴が形
成されており、CCDユニット303と一体化されてい
る係合部材306aが、その長穴から外部に突出してい
る。ガイド部材307dの外側には、CCDユニット3
03を駆動するための駆動部306が固定されている。
【0035】駆動部306はシリンダ306cとその内
部を摺動するプランジャ306bより成り、シリンダ3
06c内部に設けられた電磁石でプランジャ306bを
移動させる。プランジャ306bの先端はCCDユニッ
ト303に設けられた係合部材306aに係合してい
る。
【0036】電磁石のほかに、駆動部306のプランジ
ャ306bとシリンダ306cにはそれぞれ永久磁石が
備えられている。これらの永久磁石は、両極を結ぶ方向
がプランジャの移動方向と一致するように配置されてい
る。N極からS極に向かう方向はプランジャの永久磁石
とシリンダの永久磁石とで逆であり、また、プランジャ
の磁石の両極間距離はシリンダの磁石の両極間距離の半
分程度に設定されている。したがって、電磁石への通電
がないとき、プランジャは、プランジャのN極とシリン
ダのS極が対向する位置と、プランジャのS極とシリン
ダのN極が対向する位置の2ヶ所で安定する。
【0037】この構成により、駆動部306は可動部材
であるプランジャ306bの位置を外力によらずに2ヶ
所で保持する自己保持型となっている。電磁石は、プラ
ンジャとシリンダの永久磁石間の引力よりも大きな力を
生成して、プランジャを移動させる。ただし、プランジ
ャとシリンダの永久磁石の強さは、僅かな衝撃ではプラ
ンジャが移動しない範囲で低く設定されており、電磁石
の電力消費は僅かである。また、プランジャを移動させ
た後は電磁石への通電は不要であり、移動のため以外に
は電力消費はない。
【0038】CCDユニット303がカメラ本体2の前
側(かつ上側)に位置する図4(b)の状態で、駆動部
306に順方向に通電すると、プランジャ306bは矢
印A3方向に移動して、CCDユニット303を同じ方
向に移動させる。CCDユニット303はガイド部材3
07a、307bの後端307e、307fに当接する
ことにより停止し、カメラ本体2の後側(かつ下側)に
位置する図4(c)の状態となる。CCDユニット30
3が後側に位置する図4(c)の状態で、駆動部306
に逆方向に通電すると、プランジャ306bは矢印A4
方向に移動して、CCDユニット303を同じ方向に移
動させる。CCDユニット303はガイド部材307
a、307bの前端307g、307hに当接すること
により停止し、前側に位置する図4(b)の状態とな
る。
【0039】駆動部306のプランジャ306bの一方
の自己保持位置は、ガイド部材307a、307bの後
端307e、307fよりも少し後方に設定されてお
り、他方の自己保持位置は、ガイド部材307a、30
7bの前端307g、307hよりも少し前方に設定さ
れている。このため、CCDユニット303には、後端
307e、307fまたは前端307g、307hに押
し当てる付勢力が働くことになり、CCDユニット30
3の位置はガイド部材307a、307bによって決定
される。したがって、CCDユニット303の位置は厳
密に定まる。
【0040】なお、ここでは永久磁石の引力を利用して
駆動部306の自己保持を実現したが、永久磁石の斥力
によりCCDユニット303をガイド部材307a、3
07bの前端や後端に押し当てる構成とすることもでき
る。
【0041】また、駆動部306を自己保持型とするこ
とに代えて、非通電時にはCCDユニット303をバネ
で後側に保持するようにし、通電時にバネの付勢力に抗
してCCDユニット303を前側に移動させるようにし
てもよい。逆に、非通電時にはCCDユニット303を
バネで前側に保持するようにし、通電時にバネの付勢力
に抗してCCDユニット303を後側に移動させるよう
にしてもよい。駆動部306への通電を止めることによ
り、CCDユニット303は後側または前側に戻ること
になる。
【0042】図2に示すように、デジタルカメラ1のフ
ァインダ22内には、フォーカシングスクリーン22
0、ペンタプリズム225および接眼レンズ226が備
えられている。クイックリターンミラーM1が進出位置
にあるときの撮影レンズ301の光軸とミラーMの交点
Bからスクリーン220までの光路長と、CCDユニッ
ト303が前側の位置(図4(b))にあるときの交点
BからCCD302の受光面までの光路長は、等しく設
定されている。したがって、スクリーン220に結像し
た像により合焦状態を確認した後、ミラーM1を退避位
置まで回動させて撮影を行う場合は、CCDユニット3
03を後側の位置(図4(c))に移動させなくても、
撮影される画像の合焦状態は確保される。
【0043】デジタルカメラ1は撮影した画像を記録す
るためのメモリカード8を装着することができる。メモ
リカード8は着脱可能であり、図1、図3に示すよう
に、ファインダ22内に挿入される。ファインダ22の
右側部にはメモリカード8を挿入するためのスロットが
設けられている。
【0044】図3に示すように、カメラ本体2の背面に
は、液晶表示器(LCD)212が備えられている。C
CD302で撮影した画像を直ちに表示することで、L
CD212はビデオファインダとして機能する。LCD
212には、メモリカード8に記録されている画像を再
生表示することもできる。カメラ本体2の背面には、L
CD212のオン/オフを切り替えるための表示ボタン
213も設けられている。表示ボタン213を押すごと
に、LCD212への電力の供給と停止が切り替わる。
【0045】光学ファインダ22の上面には、撮影モー
ドをはじめとするデジタルカメラ1の動作モードを設定
するための、モード切り替えダイヤルMODEが設けら
れている。
【0046】デジタルカメラ1は、ファインダの利用に
関して3つの撮影モードを有している。これらを、光学
ファインダモード1(OF1)、光学ファインダモード
2(OF2)、および液晶ファインダモード(LCD)
と呼ぶ。光学ファインダモード1、2は、光学ファイン
ダ22とLCD212を併用できるモードであり、液晶
ファインダモードはLCD212のみを使用するモード
である。
【0047】光学ファインダモード1では、記録する画
像を撮影する時にクイックリターンミラーM1を退避位
置まで回動させ、それ以外の時はミラーM1を進出位置
に保つ。光学ファインダモード2では、クイックリター
ンミラーM1を常に進出位置に保つ。液晶ファインダモ
ードでは、クイックリターンミラーM1を常に退避位置
に保つ。表1に、各モードでの記録画像撮影時とそれ以
外の時の、クイックリターンミラーM1の位置、LCD
212のオン/オフ、表示ボタン213の有効/無効、
およびCCDユニット303の位置の設定を示す。
【0048】
【表1】
【0049】光学ファインダモード1および2では、表
示ボタン213の操作は有効で、その操作に応じてLC
D212のオン/オフを切り替える。液晶ファインダモ
ードでは、表示ボタン213の操作は無効とされ、LC
D212は強制的にオンに設定される。液晶ファインダ
モードでは、ミラーM1を退避位置に設定するため光学
ファインダ22には像が形成されず、このとき表示ボタ
ン213の操作を有効にすると、ファインダ像が全く得
られないという状況が生じ得るが、LCD212を強制
的にオンにして映像を表示させることで、使用者の混乱
を避けることができる。
【0050】光学ファインダモード1での記録画像撮影
時以外を除き、各撮影モードでは、クイックリターンミ
ラーM1を進出位置に設定するか退避位置に設定するか
応じて、CCDユニット303の位置を図4(b)に示
した前側と図4(c)に示した後側のいずれかに設定す
る。したがって、撮影モードの切り替え時と光学ファイ
ンダモード1におけるLCD212のオン/オフの切り
替え時のごく短い期間を除いて、LCD212に表示さ
れる画像にミラーM1の位置の違いに起因するピントの
ずれは発生しない。
【0051】光学ファインダモード1においては、LC
D212がオフであれば、クイックリターンミラーM1
が進出位置にある場合でも、CCDユニット303は前
側の位置に設定する。この状態で表示ボタン213が操
作されてLCD212に表示を開始する場合、直ちに表
示を開始するのではなく、CCDユニット303の後側
への移動の完了を待って表示を開始するようにしてい
る。このため、CCD302により所定の時間間隔で次
々と撮影される画像のうち、ピントの合っていないもの
がLCD212に表示されることはない。
【0052】デジタルカメラ1の概略の回路構成を図5
に示す。デジタルカメラ1は、全体制御部211とカメ
ラ制御CPU220を備えている。全体制御部211
は、CCD302による撮影とその出力信号の処理を制
御するとともに、シャッタボタン9、電源スイッチP
S、表示ボタン213等のデジタルカメラ1に設けられ
たあらゆるスイッチ類を含む操作部250の設定状況や
入力操作を監視する。全体制御部211は、また、LC
D212のオン/オフやメモリカード8の読み書きも制
御する。
【0053】カメラ制御CPU220は、クイックリタ
ーンミラーM1、CCDユニット変位機構307、フォ
ーカルプレーンシャッタ26等、全体制御部211によ
って制御されない各部を制御し、また、全体制御部21
1の制御も行う。全体制御部211とカメラ制御CPU
220は、制御に必要な情報を授受し合う。カメラ制御
CPU220は、撮影レンズ301に関する全ての制御
も司る。例えば、レンズ駆動モータ221を介しての撮
影レンズ301の焦点調節やカメラ本体2への収容、絞
り制御ドライバ3106を介しての絞り3105の調
節、アクチュエータ3108を介してのNDフィルタ3
107の設定を行う。
【0054】デジタルカメラ1は、CCD302による
撮影とその出力信号の処理のために、タイミング制御回
路202、タイミングジェネレータ214、信号処理回
路213、A/D変換器205、黒レベル補正回路20
6、WB(ホワイトバランス)回路207、γ補正回路
208、および画像メモリ209を備えており、LCD
212による画像表示のために、VRAM210を備え
ている。
【0055】CCD302は、R(赤)、G(緑)、B
(青)の色成分の光を選択的に光電変換する3種の画素
を、2次元に一定の様式で交互に配置して成る。CCD
302は、レンズ301によって結像された被写体の光
像を、R、G、Bの色成分の画像信号(各画素が光電変
換により生成した画素信号の列から成る信号)に変換し
て出力する。
【0056】タイミングジェネレータ214は、CCD
302の動作を制御するための種々のタイミングパルス
を生成する。タイミングパルスの生成は、タイミング制
御回路202から与えられる基準クロックに基づいて行
われる。タイミングジェネレータ214が生成しCCD
302に供給するタイミングパルスには、例えば、積分
の開始/終了(露光の開始/終了)を指示する光電変換
制御信号、各画素の出力時期を指示する読出制御信号
(水平同期信号、垂直同期信号、転送信号等)が含まれ
る。
【0057】信号処理回路213は、CCD302から
出力される画像信号(アナログ信号)に所定のアナログ
処理を施す。具体的には、信号処理回路213は、CD
S(二重相関サンプリング)回路とAGC(オートゲイ
ンコントロール)回路とを有しており、CDS回路によ
って画像信号のノイズの低減を行い、AGC回路のゲイ
ンを調整することにより画像信号のレベルの調整を行
う。
【0058】A/D変換器205は、画像信号に含まれ
るアナログの各画素信号を10ビットのデジタル信号に
変換する。このA/D変換は、タイミング制御回路20
2から与えられるA/D変換用のクロックに基づいて行
われる。
【0059】黒レベル補正回路206は、A/D変換さ
れた画素信号(以下、画素データという)の黒レベル
を、基準の黒レベルに補正する。
【0060】WB回路207は、ホワイトバランスの調
整のために、R、G、Bの各色成分の画素データのレベ
ル変換を行う。このレベル変換は、γ補正後にホワイト
バランスも合わせて調整されるようになされる。WB回
路207は、全体制御部211内のレベル変換テーブル
を参照して、R、G、Bの各色成分の画素データのレベ
ルを変換する。なお、変換テーブルの各色成分の変換係
数(特性の傾き)は、全体制御部211により、撮影画
像ごとに設定される。
【0061】γ補正回路208は画素データのγ特性を
補正する。γ補正回路208は、γ特性の異なる6種類
のγ補正テーブルを有しており、撮影シーンや撮影条件
に応じてあらかじめ定められたγ補正テーブルを用いて
γ補正を行う。
【0062】画像メモリ209は、γ補正回路208か
ら出力される画素データを一時的に記憶する。画像メモ
リ209は1フレーム分の画素データを記憶する。CC
D302は横1600×縦1200の画素より成り、画
像メモリ209は1600×1200画素分の画素デー
タの記憶容量を有し、各画素データをCCD302上の
画素位置に対応させて記憶する。
【0063】VRAM210は、LCD212に表示す
る画像の画素データを記憶するためのバッファメモリで
ある。LCD212は横400×縦300の画素を有し
ており、VRAM210の記憶容量はこれに対応する。
【0064】LCD212をオンにして撮影を行う場
合、CCD302により1/30秒ごとに撮影された画
像の各画素データが、A/D変換器205ないしγ補正
回路208の各回路で上述の処理を受けた後、画像メモ
リ209に記憶されるとともに、全体制御部211を介
してVRAM210に転送され、LCD212に画像が
表示される。使用者はこの表示を見ながら構図を設定し
たり、被写体に対する撮影レンズ301の焦点状態を確
認したりすることができる。再生モードにおいては、メ
モリカード8から読み出された画像が、全体制御部21
1で所定の信号処理を施された後VRAM210に転送
されて、LCD212に表示される。
【0065】カードI/F215は、メモリカード8へ
の画像データの書き込みおよびメモリカード8からの画
像データの読み出しを行うためのインターフェースであ
る。
【0066】図示しないが、全体制御部211は、撮影
した画像の記録処理を行うために、フィルタリング処理
を行うフィルタ部と、圧縮画像およびサムネイル画像を
生成する記録画像生成部を備えており、また、メモリカ
ード8に記録された画像をLCD212に表示するため
に、再生画像を生成する再生画像生成部を備えている。
【0067】フィルタ部は、記録すべき画像の高周波成
分をデジタルフィルタにより補正して、輪郭に関する画
質の調整を行うものである。記録画像生成部は、画像メ
モリ209から画素データを読み出して、メモリカード
8に記録する圧縮画像とサムネイル画像とを生成する。
記録画像生成部は、画像メモリ209をラスタ走査し、
横方向についても縦方向についても所定の間隔で離間し
た画素データを読み出すことで、サムネイル画像を生成
する。読み出された画像データは順次メモリカード8に
転送され、サムネイル画像の生成と記録は並行して行わ
れる。サムネイル画像はメモリカード8のサムネイル画
像エリアに記録される。
【0068】記録画像生成部は、また、画像メモリ20
9から全ての画素データを読み出し、これらの画素デー
タに2次元DCT(ディスクリートコサイン変換)、ハ
フマン符号化等のJPEG方式による所定の圧縮処理を
施して、圧縮した画像を生成する。生成された圧縮画像
は、メモリカード8に転送されて、その本画像エリアに
記録される。
【0069】全体制御部211は、シャッタボタン9の
操作により撮影が指示されると、その指示の後に画像メ
モリ209に記憶された画素データから、圧縮画像とサ
ムネイル画像を生成し、その撮影画像に関するタグ情報
(コマ番号、露出値、シャッタスピード、撮影日時、シ
ーン情報、画像の判定結果等の情報)と共に、両画像を
メモリカード8に記録する。
【0070】なお、カメラ制御CPU220は、前述の
電池より成る電源部Eからの電力供給も制御する。電源
スイッチPSが操作されて電力供給の停止が指示される
と、カメラ制御CPU220は電源部Eに停止信号を与
え、電源部Eはこれに応じて、電力の供給を停止する。
【0071】クイックリターンミラーM1の駆動機構に
ついて、図6を参照して説明する。クイックリターンミ
ラーM1は、大きな開口を有する保持枠122に接着剤
によって固定されており、保持枠122は支持部材であ
るミラー支持台123に支持されている。保持枠122
はその一端の近傍に左右に突出する腕部を有し、これら
の腕部には穴122a、122bが形成されている。支
持台123は保持枠122の開口と略同じ大きさの開口
を有し、保持枠122の穴122a、122bに対向す
る部位に穴123a、123bが形成されている。
【0072】保持枠122の穴122aとミラー支持台
123の穴123aには軸125aが挿通され、穴12
2bと穴123bには軸125bが挿通されている。軸
125a、125bは同一直線上にあり、保持枠122
は、軸125a、125bを中心に、支持台123に対
して回動可能である。
【0073】ミラー支持台123は、軸125a、12
5bが撮影レンズ301の光軸に対して垂直な方向を向
き、軸125a、125bが後側(CCD302側)か
つ上側(光学ファインダ22側)になるように、撮影レ
ンズ301からCCD302に至る光路上に斜めに配置
されている。保持枠122は回動可能であるが、支持台
123に当接することにより回動範囲の一端を規定され
る。保持枠122が支持台123に当接しているとき、
クイックリターンミラーM1は撮影レンズ301の光軸
に対して45°の角度となる進出位置をとる。
【0074】ミラー支持台123の側部には、ミラーM
1を保持枠122と共に回動させる駆動部124が設け
られている。駆動部124はシリンダ124cとその内
部を摺動するプランジャ124bより成り、シリンダ1
24c内部に設けられた電磁石でプランジャ124bを
移動させる。シリンダ124cはビス124dによって
支持台123に固定されている。プランジャ124bの
先端部には平行な2つの突起124x、124yより成
る係合部124aが固定されており、保持枠122の腕
部に設けられた突起122zが、突起124x、124
yの間隙124zに通されている。保持枠122の突起
122zは、間隙124z内で摺動自在である。
【0075】保持枠122が支持台123に当接してミ
ラーM1が進出位置にあるとき、駆動部124はプラン
ジャ124bがシリンダ124cに浅く入った状態とな
る。この状態で駆動部124に順方向に通電すると、プ
ランジャ124bは矢印A5方向に移動してシリンダ1
24cに深く引き込まれる。これにより、保持枠122
の突起122zが、間隙124z内を摺動しながら、軸
125a、125bを中心に矢印A7方向に回動し、ク
イックリターンミラーM1は保持枠122と共に退避位
置に移動する。
【0076】ミラーM1が退避位置にある状態で駆動部
124に逆方向に通電すると、プランジャ124bは矢
印A6方向に移動してシリンダ124cに浅く入った位
置に戻る。これにより、保持枠122の突起122z
が、間隙124z内を摺動しながら、軸125a、12
5bを中心に矢印A8方向に回動し、ミラーM1は保持
枠122が支持台123に当接する進出位置に復帰す
る。
【0077】クイックリターンミラーM1を駆動するた
めの駆動部124も、前述のCCDユニット303の変
位機構307の駆動部306と同様に、自己保持型であ
る。具体的には、電磁石の他に、駆動部124のプラン
ジャ124bとシリンダ124cにはそれぞれ永久磁石
が備えられている。これらの永久磁石は、両極を結ぶ方
向がプランジャの移動方向と一致するように配置されて
いる。N極からS極に向かう方向はプランジャの永久磁
石とシリンダの永久磁石とで逆であり、また、プランジ
ャの磁石の両極間距離はシリンダの磁石の両極間距離の
半分程度に設定されている。したがって、電磁石への通
電がないとき、プランジャは、プランジャのN極とシリ
ンダのS極が対向する位置と、プランジャのS極とシリ
ンダのN極が対向する位置の2ヶ所で、安定に保持され
る。
【0078】電磁石は、プランジャとシリンダの永久磁
石間の引力よりも大きな力を生成して、プランジャを移
動させる。ただし、プランジャとシリンダの永久磁石の
強さは、僅かな衝撃ではプランジャが移動しない範囲で
低く設定されており、電磁石の電力消費は僅かである。
また、プランジャを移動させた後は電磁石への通電は不
要であり、移動のため以外には電力消費はない。
【0079】駆動部124のプランジャ124bの一方
の自己保持位置は、保持枠122が支持台123に当接
する位置よりも、シリンダ124c内で少し浅くなるよ
うに設定されている。このため、保持枠122には、支
持台123に押し当てる付勢力が働くことになり、ミラ
ーM1の進出位置は支持台123によって決定される。
したがって、ミラーM1の進出位置は厳密に定まる。
【0080】一方、ミラーM1の退避位置はプランジャ
124bの他方の自己保持位置に対応する。ミラーM1
の退避位置は、撮影レンズ301からCCD302に至
る光路から外れ、スクリーン220に当接しない範囲で
あれば、どこでもよく、プランジャの保持位置に多少の
誤差があっても許容されるからである。支持台123ま
たはカメラ本体2にミラーM1の退避位置を規定するた
めの部材を設けるようにしてもよい。また、プランジャ
124bがシリンダ124cに当接する構成とし、これ
により退避位置を規定することも可能である。
【0081】なお、ここでは永久磁石の引力を利用して
駆動部124の自己保持を実現したが、永久磁石の斥力
により保持枠122を支持台123に押し当てる構成と
することもできる。
【0082】また、駆動部124を自己保持型とするこ
とに代えて、非通電時には保持枠122をバネで支持台
123に押し当てるようにし、通電時にバネの付勢力に
抗して保持枠122を退避位置に移動させるようにして
もよい。この構成では、CCD302によって撮影を行
うときのみに駆動部124に通電することになるので、
光学ファインダモード1、2での電力消費を最小限に抑
えることができる。逆に、非通電時には保持枠122を
バネで退避位置に保持するようにし、通電時にバネの付
勢力に抗して保持枠122を進出位置に移動させるよう
にしてもよい。この構成では、液晶ファインダモードで
の電力消費を最小限に抑えることができる。
【0083】前述のように、デジタルカメラ1では、撮
影レンズ301をカメラ本体2に収容可能としている。
これを実現するために、ミラー支持台123は、回動可
能に構成されている。支持台123は、保持枠122の
回動軸125a、125bを挿通する穴123a、12
3bの近傍に、軸123cを挿通するための穴を有して
いる。軸123cは、回動軸125a、125bと平行
であり、その両端はカメラ本体2の側板に固定されてい
る。支持台123はこの軸123cを中心に回動する。
【0084】回動軸123cの一端にはバネ126が巻
き付けられており、バネ126の一端はカメラ本体2の
側板125eに設けられた突起125dに、他端は支持
台123の側部に設けられた突起123dに係合してい
る。バネ126は、支持台123を矢印A9の方向(ミ
ラーM1が退避位置に向かう方向)に付勢している。カ
メラ本体2の側板125eには、支持台123の突起1
23dが当接する突起125cが設けられており、これ
により、バネ126の付勢力による支持台123の矢印
A9方向への回動は規制される。支持台123は、撮影
レンズ301を収容しないときは、突起123dが突起
125cに当接した状態に保たれ、撮影レンズ301の
光軸に対して45°の角度となる。
【0085】ミラー支持台123の下端には突起123
eが形成されている。突起123eは、その先端部が下
方を向くように、なだらかに湾曲した形状とされてい
る。図7に、側方から見たデジタルカメラ1の断面を示
す。撮影レンズ301のレンズ鏡筒3011の後端下部
には、支持台123の突起123eに当接する突起30
1eが形成されている。図7において破線は、カメラ本
体2に収容した撮影レンズ301と、その時の支持台1
23を表している。撮影レンズ301をカメラ本体2に
収容しないとき、突起301eは突起123eから離間
する。
【0086】電源スイッチPSの操作により電力供給停
止の指示を受けると、カメラ制御CPU220はレンズ
駆動モータ221を駆動して、撮影レンズ301を図
2、図7の矢印A1方向に移動させる。撮影レンズ30
1が焦点調節可能範囲の無限端側を超えた段階で、レン
ズ鏡筒3011の突起301eが突起123eに当接
し、撮影レンズ301のさらなる移動で、ミラー支持台
123はレンズ鏡筒3011に押されて、回動軸123
cを中心に、CCDユニット303側に回動する。
【0087】カメラ制御CPU220は、焦点調節可能
範囲の無限端からの移動距離が所定量に達した段階で、
モータ221の駆動を止めて、撮影レンズ301を停止
させる。このとき、撮影レンズ301はその大部分がカ
メラ本体2に収容された状態となり、ミラー支持台12
3は、撮影レンズ301の光軸に対して略垂直で、フォ
ーカルプレーンシャッタ26から僅かに離間した状態
(図2に一点鎖線、図7に破線で示す)となる。カメラ
制御CPU220は、モータ221の駆動を止めると同
時に、モータ221を含むあらゆる部位への電力供給を
停止させる。
【0088】なお、この収容動作に先だって、カメラ制
御CPU220は、クイックリターンミラーM1を進出
位置に設定しておく。これにより、退避位置にあるミラ
ーM1を支持台123の回動により誤って回動させて、
ミラーM1と撮影レンズ301とを衝突させることが避
けられる。カメラ制御CPU220は、また、クイック
リターンミラーM1を進出位置に設定した後は、電源部
Eから駆動部124への電力供給を禁止する。これによ
り、収容動作中に、駆動部124が誤ってミラーM1を
回動させて、ミラーM1と撮影レンズ301とを衝突さ
せることが避けられる。したがって、撮影レンズ301
を収容する際に、撮影レンズ301やミラーM1が損傷
する恐れはない。
【0089】カメラ制御CPU220は、電源スイッチ
PSが操作されて電力供給の開始が指示されると、レン
ズ駆動モータ221を駆動して、カメラ本体2に収容さ
れている撮影レンズ301を焦点調節が可能な位置まで
移動させる。バネ126の付勢力を受けているミラー支
持台123は、撮影レンズ301の前方への移動に伴っ
て、図6の矢印A9方向に回動し、突起123dが突起
125cに当接した位置で停止する。
【0090】カメラ制御CPU220は、レンズ鏡筒3
011の突起301eが支持台123の突起123eか
ら離間した後もモータ221の駆動を継続して、所定の
基準位置に達した時点で撮影レンズ301を停止させ
る。この基準位置は、無限遠から最短撮影距離に対応す
る範囲内であればどこでもよいが、ピントの合ったファ
インダ像を使用者に速やかに提供するために、広い距離
範囲に対して焦点が合うパンフォーカス位置に設定する
のが好ましい。
【0091】撮影レンズ301を焦点調節可能な位置に
移動させるこの制御においても、カメラ制御CPU22
0は、撮影レンズ301を移動させている間は、電源部
Eから駆動部124への電力の供給を禁止する。これに
より、駆動部124の誤動作でクイックリターンミラー
M1が回動して撮影レンズ301に衝突することが避け
られ、両者の損傷を確実に防止することができる。な
お、カメラ制御CPU220は、電源スイッチPSの操
作により電力の供給が指示されると、電源部Eに対し、
駆動部124を除く各部への電力供給の開始を指令する
が、LCD212への電力供給は、選択されている撮影
モード、および表示ボタン213の設定に応じて行う。
【0092】撮影モードの変更に伴う、クイックリター
ンミラーM1の駆動部124とCDDユニット変位機構
307の駆動部306の、制御処理の流れを図8に示
す。まず、モード設定ダイヤルMODEの操作により撮
影モードが変更されたか否か、および、光学ファインダ
モード1、光学ファインダモード2、液晶ファインダモ
ードのうちのどれからどれへの変更であるかを判定する
(ステップ#102)。
【0093】光学ファインダモード2から光学ファイン
ダモード1への変更があったときには、駆動部306に
逆方向に通電して、CDDユニット303を前側に移動
させる(#104)。駆動部124には通電せず、クイ
ックリターンミラーM1を進出位置に保つ。光学ファイ
ンダモード2から液晶ファインダモードへの変更があっ
たときには、駆動部306に逆方向に通電して、CDD
ユニット303を前側に移動させ(#106)、また、
駆動部124に順方向に通電して、ミラーM1を退避位
置に回動させる(#108)。
【0094】光学ファインダモード1から光学ファイン
ダモード2への変更があったときには、駆動部306に
順方向に通電して、CDDユニット303を後側に移動
させる(#110)。駆動部124には通電せず、ミラ
ーM1を進出位置に保つ。光学ファインダモード1から
液晶ファインダモードへの変更があったときには、駆動
部124に順方向に通電して、ミラーM1を退避位置に
回動させる(#112)。駆動部306には通電せず、
CDDユニット303を前側の位置に保つ。
【0095】液晶ファインダモードから光学ファインダ
モード1への変更があったときには、駆動部124に逆
方向に通電して、ミラーM1を進出位置に回動させる
(#114)。駆動部306には通電せず、CDDユニ
ット303を前側の位置に保つ。液晶ファインダモード
から光学ファインダモード2への変更があったときに
は、駆動部306に順方向に通電して、CDDユニット
303を後側に移動させ(#116)、また、駆動部1
24に逆方向に通電して、ミラーM1を進出位置に回動
させる(#118)。
【0096】上記の各制御の後、処理を終了し、また、
ステップ#102の判定でモードの変更がなかったとき
には、何もせずに処理を終了する。
【0097】撮影した画像を記録するときの、クイック
リターンミラーM1の駆動を中心とする制御処理の流れ
を図9に示す。まず、シャッタボタン9の操作によって
記録を指示する信号S2が発せられているか否かを判定
する(ステップ#202)。信号S2がないときには処
理を終了する。信号S2があるときは、その時点での撮
影モードが光学ファインダモード1に設定されているか
否かを判定する(#204)。
【0098】光学ファインダモード1に設定されている
ときには、駆動部124に順方向に通電してクイックリ
ターンミラーM1を退避位置に回動させ(#206)、
フォーカルプレーンシャッタ26を開いてCCD302
に光を導く(#208)。そして、CCD302による
光電変換を含む撮像処理を開始する(#210)。シャ
ッタスピードに対応する所定時関が経過した時点で、シ
ャッタ26を閉じ(#212)、駆動部124に逆方向
に通電してクイックリターンミラーM1を進出位置に復
帰させる(#214)。
【0099】ステップ#212、#214の処理と並行
して、CCD302が出力する画像信号の処理と記録画
像の生成処理とを行い、生成した画像をメモリカード8
に記録して、処理を終了する。なお、信号S2が発せら
れた時点でCCDユニット303が後側にあるときは、
駆動部306に逆方向に通電してCCDユニット303
を前側に移動させる処理を、#206でのミラーM1の
退避と同時に行っておく。
【0100】光学ファインダモード1に設定されていな
いとき、すなわち、光学ファインダモード2または液晶
ファインダモードに設定されているときは、シャッタ2
6を開く処理(#216)、撮像処理(#218)、シ
ャッタ26を閉じる処理(#220)を順に行い、クイ
ックリターンミラーM1の駆動は省略する。これらのモ
ードはミラーM1を常に進出位置または退避位置に保っ
て撮影を行うモードであり、ミラーM1は既に進出位置
または退避位置に設定されているからである。なお、C
CDユニット303の位置は、図8に示したモード切り
替え時の制御で、ミラーM1の位置に適合するようにあ
らかじめ設定されている。
【0101】LCD212のオン/オフの切り替えに関
する制御処理の流れを図10に示す。まず、表示ボタン
213が操作されたか否かを判定する(ステップ#30
2)。操作がされなかったときには、何も行わずに処理
を終了する。操作がされたときには、その時点でLCD
212がオンであるか否かを判定する(#304)。
【0102】LCD212がオンのときは、撮影モード
が液晶ファインダモード(LCD)に設定されているか
否かを判定する(#306)。液晶ファインダモードで
なければ、すなわち光学ファインダモード1または2に
設定されていれば、電力供給を停止することによりLC
D212をオフにして(#308)、処理を終了する。
液晶ファインダモードに設定されていれば、何もせずに
処理を終了する。これにより、液晶ファインダモードで
は、表示ボタン213の操作が無効とされ、LCD21
2は強制的にオンに保たれる。
【0103】ステップ#304の判定でLCD212が
オフのときは、撮影モードが光学ファインダモード1に
設定されているか否かを判定する(#310)。光学フ
ァインダモード1に設定されているときは、駆動部30
6に順方向に通電してCCDユニット303を後側に移
動させ(#312)、その移動完了に要する所定時間が
経過するのを待って(#314)、LCD212をオン
にし(#316)、処理を終了する。CCDユニット3
03の移動完了を待つことにより、ピントの合っていな
いファインダ像が表示されるのを避けることができる。
光学ファインダモード1でないときは、直ちにLCD2
12をオンにして(#316)、処理を終了する。な
お、液晶ファインダモードでは、モード設定時にLCD
212がオンにされているため、処理がステップ#30
4から#310に進むことはない。
【0104】第2の実施形態のデジタルカメラ1’の側
方から見た断面図を図11に示す。デジタルカメラ1’
の構成の大部分は第1の実施形態のデジタルカメラ1と
同様であり、同一または類似の機能を担う構成要素には
同じ符号を付して、重複する説明は省略し、相違点につ
いてのみ説明する。なお、デジタルカメラ1’は図1、
図3に示した外観を有しており、カメラ本体2の背面に
LCD212を備えている。
【0105】デジタルカメラ1’においては、ハーフミ
ラーであるクイックリターンミラーM1が図11に実線
で示した進出位置にあるときと破線で示した退避位置に
あるときの、撮影レンズ301からCCD302に至る
光路長の差を、撮影レンズ301を光軸に沿って変位さ
せることによって補正する。具体的には、クイックリタ
ーンミラーM1を進出位置に保って撮影を行うときに
は、ミラーM1を退避位置に回動させて撮影を行うとき
よりも、撮影レンズ301を前方に変位させる(矢印A
10)。撮影レンズ301のこの変位は、第1の実施形
態のデジタルカメラ1におけるCCDユニット303の
変位と同じタイミングで行う。なお、デジタルカメラ
1’では、CCDユニット303はカメラ本体2内で固
定されており、前述の駆動部306を含む変位機構30
7は備えられていない。
【0106】撮影レンズ301をその光軸に沿って変位
させることにより、光路長の差は補正されるが、ミラー
M1が進出位置にあるときには退避位置にあるときより
も、CCD302上での光の結像位置は下方にずれる。
デジタルカメラ1’では、この結像位置のずれに起因し
て撮影した画像の中心が撮影レンズ301の光軸からず
れるのを、CCD302が出力する画像信号の処理をミ
ラーM1の位置に応じて変えることで防止する。
【0107】いま、CCD302が横1600×縦12
00の画素より成り、主光線が撮影レンズ301の光軸
に一致する光束の結像位置が、ミラーM1が進出位置に
あるときに下方へ40画素分ずれる場合を例にとって、
画像信号の処理について説明する。図12にCCD30
2を模式的に示す。CCD302上の位置を、左上隅を
原点(0、0)として(m、n)で表す(m=0〜15
99、n=0〜1199)。なお、図12において、点
Pおよび点Qはそれぞれ、ミラーM1が退避位置および
進出位置にあるときの、主光線が撮影レンズ301の光
軸に一致する光束の結像位置である。
【0108】デジタルカメラ1’では、ミラーM1が退
避位置にあるときは、(0、0)〜(1599、119
9)の範囲内の全画素、すなわちCCD302の全ての
画素が出力する画像信号を処理して画素データを生成
し、これをLCD212に表示するファインダ像やメモ
リカード8に記録する画像とする。一方、ミラーM1が
進出位置にあるときは、(0、0)〜(1599、7
9)の範囲内の画素、すなわちCCD302の上端の8
0行の画素の画像信号を処理せず、残りの(0、80)
〜(1599、1199)の範囲内の画素が出力する画
像信号のみを処理して、ファインダ像や記録画像とす
る。
【0109】この処理により、ミラーM1が退避位置に
あるか進出位置にあるかにかかわらず、撮影レンズ30
1の光軸が撮影された画像の中心を常に通ることにな
る。また、ミラーM1が進出位置にあるときには、
(0、0)〜(1599、79)の範囲の一部には撮影
レンズ301からの光が入射せず、CCD302上の画
像にけられが生じるが、上記の処理ではけられの生じた
部分を捨てることができる。
【0110】なお、CCD302の全ての画素が出力す
る画像信号を処理して画素データを生成し、そのうちの
一部のみを画像メモリ209から読み出して、LCD2
12への表示やメモリカード8への記録に用いるように
してもよい。
【0111】クイックリターンミラーM1が進出位置に
あるときと退避位置あるときとで撮影レンズ301の位
置を変えるデジタルカメラ1’では、撮影レンズ301
からスクリーン220までの光路長が一定でなくなり、
CCD302上の像すなわち撮影される像はピントが合
っているのに、スクリーン220上の像すなわち光学フ
ァインダ像はピントが合わないという事態が生じ得る。
【0112】デジタルカメラ1’では、ミラーM1を進
出位置において撮影するときの光路長を合わせるため
に、撮影レンズ301を前方に変位させるときには、ス
クリーン220を下方に変位させる(図11、矢印A1
1)とともに、接眼レンズ226も前方に変位させる
(矢印A12)。スクリーン220および接眼レンズ2
26の変位量は、撮影レンズ301の変位量と同じであ
る。光学ファインダ22には、スクリーン220を変位
させるための駆動部400と、接眼レンズ226を変位
させるための駆動部401が備えられている。
【0113】これらの駆動部400、401は、デジタ
ルカメラ1のCCDユニット変位機構307の駆動部3
06と同様の構成であり、自己保持型である。したがっ
て、スクリーン220を、実線で示した変位前の位置と
破線で示した変位後の位置に保持するための電力は不要
であり、接眼レンズ226の位置保持にも電力は不要で
ある。
【0114】このような構成および制御によって、デジ
タルカメラ1’においても、光学ファインダ22とLC
D212とを同時に使用することができる。
【0115】前述の画像処理により、ミラーM1を進出
位置に保って撮影するときの撮影範囲は、ミラーM1を
退避位置に回動させて撮影するときの撮影範囲よりも、
縦方向について狭くなる。光学ファインダ22を用いて
構図を設定する際に、撮影範囲が明確に判るようにする
ために、光学ファインダ22により提供するファインダ
像に撮影範囲を表す撮影枠を含ませる。
【0116】図13に、ミラーM1を進出位置に保って
撮影するときの撮影枠Fを示す。使用者は、スクリーン
220の全体に形成される像のうち、撮影枠F内の部分
が実際に撮影される範囲であることを知ることができ
る。撮影枠Fの表示は、図11に示すように、スクリー
ン220の上面に密接するように設けた透過型のLCD
220aによって行われる。なお、ミラーM1を退避位
置に回動させて撮影するときにも撮影枠を表示するよう
にしてもよいが、スクリーン220全体がCCD302
の受光領域全体に対応しているため、その必要はない。
【0117】ミラーM1を進出位置に保って撮影した画
像をLCD212に表示する場合、LCD212の一部
に空白が生じる。CCD302の設定が前述のとおり
で、LCD212が横400×縦300の画素より成る
場合を例にとって、LCD212の表示について、図1
4を参照して説明する。LCD212上の位置を、左上
隅を原点(0、0)として(j、k)で表す(j=0〜
399、k=0〜299)。
【0118】撮影した画像は、例えば、(0、19)〜
(399、299)の範囲に表示する。このとき、
(0、0)〜(399、19)の範囲は空白となるか
ら、ここに「ハーフミラーON」等のメッセージを表示
して、クイックリターンミラーM1が進出位置にあるこ
とを使用者に知らせる。これにより、撮影した画像の表
示に用いない領域を有効に利用して、撮影範囲が変化す
ることによる撮影者の混乱を避けることができる。な
お、メッセージには、図14に示したように、絞りやシ
ャッタスピードの設定値等の撮影に直接関係するカメラ
の設定状況や、他の情報、例えば、日時、電源である電
池の残存電力、メモリカード8の残存記憶容量等を付加
するようにしてもよい。
【0119】上記の各実施形態のデジタルカメラ1、
1’では、光路上にハーフミラーM1が存在するか否か
による撮影レンズ301からCCD302に至る光路の
変化を、CCD302または撮影レンズ301の位置を
変えることにより補正して、撮影レンズ301からCC
D302までの光路長、またはその光路長とCCD30
2への光の入射状態を常時一定にするようにしている。
【0120】この制御は、ハーフミラーに限らず、あら
ゆる光学素子に適用することが可能である。例えば、C
CD302と一体化された空間ローパスフィルタ30
4、赤外カットフィルタ305、撮影レンズ301内に
配置したNDフィルタ3107のいずれかを、撮影レン
ズ301からCCD302に至る光路上に配置するとと
もに、光路から退避し得るようにして、その光学素子が
光路上に位置するときと退避しているときとの光路の差
を、上記の制御に従って補正するようにしてもよい。
【0121】また、上記の制御は、光学素子の位置を回
動により変える場合だけでなく、回転を伴わない移動に
より変える場合にも適用可能である。さらに、光学素子
が光路と直交する場合にも有用である。
【0122】
【発明の効果】ハーフミラーをクイックリターンミラー
とした本発明のデジタルカメラでは、表示部をファイン
ダとして常に利用することができる上、ハーフミラーを
進出位置に設定することにより光学ファインダも利用す
ることが可能である。しかも、ハーフミラーを退避位置
に設定することで、撮影レンズからの光を全て撮像素子
に導くことができるため、環境が暗いときでも明るい像
を撮影することが可能であり、環境が明るいときにはシ
ャッタスピードを高めることができる。
【0123】ハーフミラーの位置に対応して撮像素子の
位置を変えることにより、ハーフミラーの位置による光
路の差を除去して、撮像素子に入射する光をハーフミラ
ーが進出位置にあるときと退避位置にあるときとで等価
にした構成では、ハーフミラーの位置の選択の自由度が
高くなって、ファインダの利用が一層多様化する。
【0124】ハーフミラーの位置に対応して撮影レンズ
の位置を変えることにより、撮影レンズから撮像素子ま
での光路長を、ハーフミラーが進出位置にあるときと退
避位置にあるときとで等しくする構成でも、同様の効果
が得られる。光学ファインダのスクリーンや接眼レンズ
も撮影レンズの位置に対応して変えるようにしているた
め、光学ファインダ像は撮影される像の結像状態を常に
正しく表す。また、撮影に利用する撮像素子の領域また
は記録や表示に利用する撮影された像の領域を、ハーフ
ミラーの位置に応じて変えることで、記録される像や表
示される像にずれが生じるのを防止することができる。
【0125】記録するための画像を撮影するときに、ハ
ーフミラーを退避させる撮影モードと、常時ハーフミラ
ーを進出位置に留めるの撮影モードを有するデジタルカ
メラでは、前者の撮影モードで明るい像を、後者の撮影
モードでハーフミラーの回動による振動の影響を全く受
けない像を撮影することができる。
【0126】ハーフミラーをクイックリターンミラーと
し、記録するための画像を撮影するときのみにハーフミ
ラーを退避位置に設定するさせる撮影モードと、常時ハ
ーフミラーを退避位置進出位置に留める撮影モードを有
するデジタルカメラでは、前者の撮影モードで、光学フ
ァインダの特徴とファインダとしての表示部の特徴を両
方生かすことができる。例えば、被写体の動きが速い場
合でも、光学ファインダにより滲みのない像として観察
することが可能であり、記録される像の真のカラーバラ
ンスを知りたいときには、表示部に表示される像で確認
することができる。また、後者の撮影モードでは、表示
部の特徴が生かされる上、ハーフミラーの回動による振
動の影響を全く受けない像を撮影することができる。
【0127】このデジタルカメラにおいても、ハーフミ
ラーの位置に応じて撮像素子または撮影レンズの位置を
変えることで、ハーフミラーの位置による光路の差を除
去することが可能であり、ハーフミラーの位置の選択の
自由度が高くなって、ファインダの利用が一層多様化す
る。
【0128】撮影レンズから撮像素子に至る光路に退避
可能な光学素子を斜めに配置するとともに、光学素子の
位置に応じて撮影レンズの位置を変えることにより、撮
影レンズから撮像素子に至る光路長を光学素子の位置に
かかわらず一定とした本発明のデジタルカメラでは、所
定の光学素子を必要に応じて光路上に進出させることが
できる上、その光学素子が進出位置にあるときでも退避
位置にあるときでも、撮像素子上の結像状態が変わらな
い。したがって、撮影される像のピントに影響を及ぼす
ことなく、光学素子の本来の機能を利用することができ
る。
【0129】撮影レンズから撮像素子に至る光路に退避
可能な光学素子を斜めに配置するとともに、光学素子の
位置に応じて撮像素子の位置を変えることにより、撮像
素子に入射する光を光学素子の位置にかかわらず一定と
した本発明のデジタルカメラでも、同様の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態のデジタルカメラの上面図。
【図2】 第1の実施形態のデジタルカメラの断面図。
【図3】 第1の実施形態のデジタルカメラの背面図。
【図4】 第1の実施形態のデジタルカメラのCCDユ
ニット変位機構の正面図および断面図。
【図5】 第1の実施形態のデジタルカメラの概略の回
路構成を示すブロック図。
【図6】 第1の実施形態のデジタルカメラのクイック
リターンミラー駆動機構の分解斜視図。
【図7】 第1の実施形態のデジタルカメラの撮影レン
ズとミラー支持台の関係を示す断面図。
【図8】 第1の実施形態のデジタルカメラにおける撮
影モード変更に伴うクイックリターンミラーとCDDユ
ニットの駆動制御の処理の流れを示すフローチャート。
【図9】 第1の実施形態のデジタルカメラにおける撮
影画像記録時の、動作制御の処理の流れを示すフローチ
ャート。
【図10】 第1の実施形態のデジタルカメラにおける
LCDのオン/オフ制御の処理の流れを示すフローチャ
ート。
【図11】 第2の実施形態のデジタルカメラの断面
図。
【図12】 第2の実施形態のデジタルカメラのCCD
の画素の設定の例と、クイックリターンミラーの位置に
応じたCCDの画素の利用範囲の例を示す図。
【図13】 第2の実施形態のデジタルカメラにおける
クイックリターンミラーが進出位置にあるときの、光学
ファインダ内に表示する撮影枠とスクリーンの位置関係
の例を示す図。
【図14】 第2の実施形態のデジタルカメラにおける
クイックリターンミラーが進出位置にあるときの、LC
Dの表示の例を示す図。
【符号の説明】 1 デジタルカメラ 2 カメラ本体 8 メモリカード 9 シャッタボタン M1 クイックリターンミラー(ハーフミラー) 22 光学ファインダ 26 フォーカルプレーンシャッタ 122 ミラー保持枠 123 ミラー支持台 124 ミラー駆動部 126 バネ 212 LCD 213 表示ボタン 220 フォーカシングスクリーン 221 撮影レンズ駆動モータ 225 ペンタプリズム 226 接眼レンズ 301 撮影レンズ 302 CCD 303 CCDユニット 306 ユニット駆動部 307 ユニット駆動機構 1’ デジタルカメラ 220a LCD 400 スクリーン駆動部 401 接眼レンズ駆動部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月19日(2000.6.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、撮影レンズによって像が形成されるべ
き位置に配置された撮像素子と、撮像素子によって撮影
された像を表示する表示部と、撮像素子によって撮影さ
れた像を、外部からの記録指示に応じて、記録媒体に記
録する記録部と、撮影レンズから撮像素子に至る光路
対して垂直な方向の軸を中心に回動し、撮影レンズから
撮像素子に至る光路と斜めに交差する進出位置と、撮影
レンズから撮像素子に至る光路から外れる退避位置をと
るハーフミラーと、進出位置にあるハーフミラーによっ
て反射された撮影レンズからの光を眼に導いて像を提供
する光学ファインダとで、デジタルカメラを構成する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】ハーフミラーはクイックリターンミラーで
ある。ハーフミラーが進出位置と退避位置のどちらをと
るときでも、撮像素子は撮影レンズからの光を受けて撮
影することができる。したがって、ハーフミラーの位置
にかかわらず、像を撮影して、記録あるいは表示するこ
とが可能である。ハーフミラーが進出位置をとるとき
は、光学ファインダの利用も可能となる。ハーフミラー
が退避位置をとるときは、撮影レンズからの光は全て撮
像素子に導かれるから、このとき撮影される画像に光量
不足は生じ難い。なお、撮影レンズはデジタルカメラに
固定装備してもよく、交換可能としてもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、撮影レンズをその光軸に沿う方向に
移動させて第1の位置と第2の位置をとらせるように
てもよい。第1の位置および第2の位置は、ハーフミラ
ーが退避位置にあるときに第1の位置から直接撮像素子
に至る光路長と、ハーフミラーが進出位置にあるときに
第2の位置からハーフミラーを経て撮像素子に至る光路
長が、等しくなるように設定する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】本発明では、また、撮影レンズによって像
が形成されるべき位置に配置された撮像素子と、撮像素
子によって撮影された像を表示する表示部と、撮像素子
によって撮影された像を、外部からの記録指示に応じ
て、記録媒体に記録する記録部と、撮影レンズから撮像
素子に至る光路に対して垂直な方向の軸を中心に回動
し、撮影レンズから撮像素子に至る光路と斜めに交差す
る進出位置と、撮影レンズから撮像素子に至る光路から
外れる退避位置をとるハーフミラーと、進出位置にある
ハーフミラーによって反射された撮影レンズからの光を
眼に導いて像を提供する光学ファインダとで、デジタル
カメラを構成し、記録指示があるまでハーフミラーを進
出位置に設定して撮影を行い、記録指示があったときに
ハーフミラーを退避位置に設定して撮影を行う第1の撮
影モードと、記録指示の有無にかかわらずハーフミラー
を退避位置に設定して撮影を行う第2の撮影モードとを
有し、外部からの切替指示に応じて第1の撮影モードと
第2の撮影モードを切り替えるものとする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】本発明では、また、撮影レンズによって像
が形成されるべき位置に配置された撮像素子と、撮影レ
ンズから撮像素子に至る光路と斜めに交差する進出位置
と、撮影レンズから撮像素子に至る光路から外れる退避
位置をとる移動可能な光学素子とで、デジタルカメラを
構成し、光学素子を進出位置に設定して撮影を行う第1
の撮影モードと、光学素子を退避位置に設定して撮影を
行う第2の撮影モードとを有し、撮影レンズをその光軸
に沿う方向に移動させることにより、撮影レンズから撮
像素子に至る光路長を、第1の撮影モードと第2の撮影
モードとで等しくするものとする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】本発明では、さらに、撮影レンズによって
像が形成されるべき位置に配置された撮像素子と、撮影
レンズから撮像素子に至る光路と斜めに交差する進出位
置と、撮影レンズから撮像素子に至る光路から外れる退
避位置をとる移動可能な光学素子とで、デジタルカメラ
を構成し、光学素子を進出位置に設定して撮影を行う第
1の撮影モードと、光学素子を退避位置に設定して撮影
を行う第2の撮影モードとを有し、撮像素子を移動させ
ることにより、撮像素子に入射する光を、第1の撮影モ
ードと第2の撮影モードとで等価にするものとする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正内容】
【0092】撮影モードの変更に伴う、クイックリター
ンミラーM1の駆動部124とCCDユニット変位機構
307の駆動部306の、制御処理の流れを図8に示
す。まず、モード設定ダイヤルMODEの操作により撮
影モードが変更されたか否か、および、光学ファインダ
モード1、光学ファインダモード2、液晶ファインダモ
ードのうちのどれからどれへの変更であるかを判定する
(ステップ#102)。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0093
【補正方法】変更
【補正内容】
【0093】光学ファインダモード2から光学ファイン
ダモード1への変更があったときには、駆動部306に
逆方向に通電して、CCDユニット303を前側に移動
させる(#104)。駆動部124には通電せず、クイ
ックリターンミラーM1を進出位置に保つ。光学ファイ
ンダモード2から液晶ファインダモードへの変更があっ
たときには、駆動部306に逆方向に通電して、CCD
ユニット303を前側に移動させ(#106)、また、
駆動部124に順方向に通電して、ミラーM1を退避位
置に回動させる(#108)。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正内容】
【0094】光学ファインダモード1から光学ファイン
ダモード2への変更があったときには、駆動部306に
順方向に通電して、CCDユニット303を後側に移動
させる(#110)。駆動部124には通電せず、ミラ
ーM1を進出位置に保つ。光学ファインダモード1から
液晶ファインダモードへの変更があったときには、駆動
部124に順方向に通電して、ミラーM1を退避位置に
回動させる(#112)。駆動部306には通電せず、
CCDユニット303を前側の位置に保つ。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0095
【補正方法】変更
【補正内容】
【0095】液晶ファインダモードから光学ファインダ
モード1への変更があったときには、駆動部124に逆
方向に通電して、ミラーM1を進出位置に回動させる
(#114)。駆動部306には通電せず、CCDユニ
ット303を前側の位置に保つ。液晶ファインダモード
から光学ファインダモード2への変更があったときに
は、駆動部306に順方向に通電して、CCDユニット
303を後側に移動させ(#116)、また、駆動部1
24に逆方向に通電して、ミラーM1を進出位置に回動
させる(#118)。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】 第1の実施形態のデジタルカメラにおける撮
影モード変更に伴うクイックリターンミラーとCCD
ニットの駆動制御の処理の流れを示すフローチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/20 G03B 17/20 5C022 17/28 17/28 Z 19/02 19/02 H04N 5/225 H04N 5/225 D B Fターム(参考) 2H018 AA21 AA22 AA32 BB01 BD00 BD09 BE02 2H020 DD00 2H054 AA01 BB00 CA14 CC03 CD00 CD03 2H100 AA01 BB05 BB06 BB09 CC07 FF01 2H102 AA41 AA65 AA66 BB08 BB22 CA12 CA27 CA34 5C022 AA13 AB23 AB44 AC02 AC03 AC08 AC13 AC31 AC42 AC69 AC74 AC78

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズと、 撮影レンズの光軸上に配置された撮像素子と、 撮像素子によって撮影された像を表示する表示部と、 撮像素子によって撮影された像を、外部からの記録指示
    に応じて、記録媒体に記録する記録部と、 撮影レンズの光軸に対して垂直な方向の軸を中心に回動
    し、撮影レンズから撮像素子に至る光路と斜めに交差す
    る進出位置と、撮影レンズから撮像素子に至る光路から
    外れる退避位置をとるハーフミラーと、 進出位置にあるハーフミラーによって反射された撮影レ
    ンズからの光を眼に導いて像を提供する光学ファインダ
    とを備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 撮像素子は移動可能で第1の位置と第2
    の位置をとり、 第1の位置および第2の位置は、ハーフミラーが退避位
    置にあるときに直接第1の位置に入射する光と、ハーフ
    ミラーが進出位置にあるときにハーフミラーを経て第2
    の位置に入射する光が、等価になるように設定されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 表示部は外部からの表示指示に応じて像
    を表示し、 撮像素子は表示部により表示される像を撮影するときに
    第2の位置をとることを特徴とする請求項2に記載のデ
    ジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 表示部は、表示指示があったとき、撮像
    素子が第2の位置をとった後に表示を開始することを特
    徴とする請求項3に記載のデジタルカメラ。
  5. 【請求項5】 表示部は外部からの表示指示に応じて像
    を表示し、 撮像素子は表示部により表示される像を撮影しないとき
    に第1の位置をとることを特徴とする請求項2に記載の
    デジタルカメラ。
  6. 【請求項6】 表示部は外部からの表示指示に応じて像
    を表示し、 撮像素子は記録部により記録される像を撮影するとき、
    表示指示の有無にかかわらず第1の位置をとることを特
    徴とする請求項2に記載のデジタルカメラ。
  7. 【請求項7】 撮影レンズはその光軸に沿う方向に移動
    可能で第1の位置と第2の位置をとり、 第1の位置および第2の位置は、ハーフミラーが退避位
    置にあるときに第1の位置から直接撮像素子に至る光路
    長と、ハーフミラーが進出位置にあるときに第2の位置
    からハーフミラーを経て撮像素子に至る光路長が、等し
    くなるように設定されていることを特徴とする請求項1
    に記載のデジタルカメラ。
  8. 【請求項8】 光学ファインダはハーフミラーからの光
    を結像させるスクリーンを有し、 スクリーンは、進出位置にあるハーフミラーによって折
    り返された撮影レンズの光軸に沿う方向に移動可能で、
    撮影レンズが第1の位置をとるか第2の位置をとるかに
    応じて、第1の位置と第2の位置との距離だけ離れた2
    つの位置のいずれかをとることを特徴とする請求項7に
    記載のデジタルカメラ。
  9. 【請求項9】 光学ファインダはハーフミラーからの光
    を眼に導く接眼レンズを有し、 接眼レンズは、その光軸に沿う方向に移動可能で、撮影
    レンズが第1の位置をとるか第2の位置をとるかに応じ
    て、第1の位置と第2の位置との距離だけ離れた2つの
    位置のいずれかをとることを特徴とする請求項7に記載
    のデジタルカメラ。
  10. 【請求項10】 ハーフミラーが、記録指示があるまで
    進出位置をとり、記録指示があった時に退避位置をと
    り、撮像素子が記録部により記録される像の撮影を完了
    した時に再び進出位置をとる第1の撮影モードと、 ハーフミラーが、記録指示の有無にかかわらず、進出位
    置をとる第2の撮影モードとを有し、 外部からの切替指示に応じて第1の撮影モードと第2の
    撮影モードを切り替えることを特徴とする請求項1に記
    載のデジタルカメラ。
  11. 【請求項11】 撮像素子を移動させることにより、撮
    像素子が記録部により記録される像を撮影するときに撮
    像素子に入射する光を、第1の撮影モードと第2の撮影
    モードとで等価にすることを特徴とする請求項10に記
    載のデジタルカメラ。
  12. 【請求項12】 撮影レンズをその光軸に沿う方向に移
    動させることにより、撮像素子が記録部により記録され
    る像を撮影するときの撮影レンズから撮像素子に至る光
    路長を、第1の撮影モードと第2の撮影モードとで等し
    くすることを特徴とする請求項10に記載のデジタルカ
    メラ。
  13. 【請求項13】 第2の撮影モードにおいて、撮像素子
    の所定の一部領域のみを撮影に利用することを特徴とす
    る請求項12に記載のデジタルカメラ。
  14. 【請求項14】 第2の撮影モードにおいて、撮像素子
    によって撮影された像の所定の一部領域のみを表示部に
    よる表示および記録部による記録に利用することを特徴
    とする請求項12に記載のデジタルカメラ。
  15. 【請求項15】 撮影に利用する撮像素子の領域または
    表示および記録に利用する像の領域を表す枠を光学ファ
    インダに表示することを特徴とする請求項13または請
    求項14に記載のデジタルカメラ。
  16. 【請求項16】 光学ファインダはハーフミラーからの
    光を結像させるスクリーンを有し、 枠はスクリーンに近接した位置に表示されることを特徴
    とする請求項15に記載のデジタルカメラ。
  17. 【請求項17】 光学ファインダは枠を表示するための
    透過型の液晶表示器を有することを特徴とする請求項1
    5に記載のデジタルカメラ。
  18. 【請求項18】 撮影レンズと、 撮影レンズの光軸上に配置された撮像素子と、 撮像素子によって撮影された像を表示する表示部と、 撮像素子によって撮影された像を、外部からの記録指示
    に応じて、記録媒体に記録する記録部と、 撮影レンズの光軸に対して垂直な方向の軸を中心に回動
    し、撮影レンズから撮像素子に至る光路と斜めに交差す
    る進出位置と、撮影レンズから撮像素子に至る光路から
    外れる退避位置をとるハーフミラーと、 進出位置にあるハーフミラーによって反射された撮影レ
    ンズからの光を眼に導いて像を提供する光学ファインダ
    とを備え、 記録指示があるまでハーフミラーを進出位置に設定して
    撮影を行い、記録指示があったときにハーフミラーを退
    避位置に設定して撮影を行う第1の撮影モードと、 記録指示の有無にかかわらずハーフミラーを退避位置に
    設定して撮影を行う第2の撮影モードとを有し、 外部からの切替指示に応じて第1の撮影モードと第2の
    撮影モードを切り替えることを特徴とするデジタルカメ
    ラ。
  19. 【請求項19】 撮像素子は移動可能で第1の位置と第
    2の位置をとり、 第1の位置および第2の位置は、ハーフミラーが退避位
    置にあるときに直接第1の位置に入射する光と、ハーフ
    ミラーが進出位置にあるときにハーフミラーを経て第2
    の位置に入射する光が、等価になるように設定されてお
    り、 撮像素子は記録部により記録される像を撮影するときは
    第1の位置をとり、 第1の撮影モードにおいて、表示部は外部からの表示指
    示に応じて像を表示し、撮像素子は、表示部により表示
    される像を撮影するときは、記録部により記録される像
    を撮影するときを除き、第2の位置をとることを特徴と
    する請求項18に記載のデジタルカメラ。
  20. 【請求項20】 表示部は、表示指示があったとき、撮
    像素子が第2の位置をとった後に像の表示を開始するこ
    とを特徴とする請求項19に記載のデジタルカメラ。
  21. 【請求項21】 撮影レンズはその光軸に沿う方向に移
    動可能で第1の位置と第2の位置をとり、 第1の位置および第2の位置は、ハーフミラーが退避位
    置にあるときに第1の位置から直接撮像素子に至る光路
    長と、ハーフミラーが進出位置にあるときに第2の位置
    からハーフミラーを経て撮像素子に至る光路長が、等し
    くなるように設定されており、 撮影レンズは撮像素子が記録部により記録される像を撮
    影するときは第1の位置をとり、 第1の撮影モードにおいて、表示部は外部からの表示指
    示に応じて像を表示し、撮影レンズは、撮像素子が表示
    部により表示される像を撮影するときは、記録部により
    記録される像を撮影するときを除き、第2の位置をとる
    ことを特徴とする請求項18に記載のデジタルカメラ。
  22. 【請求項22】 光学ファインダはハーフミラーからの
    光を結像させるスクリーンを有し、 スクリーンは、進出位置にあるハーフミラーによって折
    り返された撮影レンズの光軸に沿う方向に移動可能で、
    撮影レンズが第1の位置をとるか第2の位置をとるかに
    応じて、第1の位置と第2の位置との距離だけ離れた2
    つの位置のいずれかをとることを特徴とする請求項21
    に記載のデジタルカメラ。
  23. 【請求項23】 光学ファインダはハーフミラーからの
    光を眼に導く接眼レンズを有し、 接眼レンズは、その光軸に沿う方向に移動可能で、撮影
    レンズが第1の位置をとるか第2の位置をとるかに応じ
    て、第1の位置と第2の位置との距離だけ離れた2つの
    位置のいずれかをとることを特徴とする請求項21に記
    載のデジタルカメラ。
  24. 【請求項24】 第2の撮影モードにおいては表示部に
    よる像の表示を常に行うことを特徴とする請求項18に
    記載のデジタルカメラ。
  25. 【請求項25】 撮影レンズと、 撮影レンズの光軸上に配置された撮像素子と、 撮影レンズから撮像素子に至る光路と斜めに交差する進
    出位置と、撮影レンズから撮像素子に至る光路から外れ
    る退避位置をとる移動可能な光学素子とを備え、 光学素子を進出位置に設定して撮影を行う第1の撮影モ
    ードと、 光学素子を退避位置に設定して撮影を行う第2の撮影モ
    ードとを有し、 撮影レンズをその光軸に沿う方向に移動させることによ
    り、撮影レンズから撮像素子に至る光路長を、第1の撮
    影モードと第2の撮影モードとで等しくすることを特徴
    とするデジタルカメラ。
  26. 【請求項26】 撮像素子によって撮影された像を記録
    媒体に記録する記録部と、 撮像素子によって撮影された像を表示する表示部とを備
    え、 第1の撮影モードにおいて、撮像素子の所定の一部領域
    のみを撮影に利用し、または、撮像素子によって撮影さ
    れた像の所定の一部領域のみを記録部による記録および
    表示部による表示に利用することを特徴とする請求項2
    5に記載のデジタルカメラ。
  27. 【請求項27】 表示部は第1の撮影モードで撮影され
    た像を所定の一部領域のみに表示することを特徴とする
    請求項26に記載のデジタルカメラ。
  28. 【請求項28】 表示部は、第1の撮影モードで撮影さ
    れた像を表示するときに、像を表示する領域の外に、当
    該デジタルカメラの状態に関する情報を表示することを
    特徴とする請求項27に記載のデジタルカメラ。
  29. 【請求項29】 表示部が表示する情報には、第1の撮
    影モードで撮影していることを示す情報が含まれること
    を特徴とする請求項28に記載のデジタルカメラ。
  30. 【請求項30】 撮影レンズと、 撮影レンズの光軸上に配置された撮像素子と、 撮影レンズから撮像素子に至る光路と斜めに交差する進
    出位置と、撮影レンズから撮像素子に至る光路から外れ
    る退避位置をとる移動可能な光学素子とを備え、 光学素子を進出位置に設定して撮影を行う第1の撮影モ
    ードと、 光学素子を退避位置に設定して撮影を行う第2の撮影モ
    ードとを有し、 撮像素子を移動させることにより、撮像素子に入射する
    光を、第1の撮影モードと第2の撮影モードとで等価に
    することを特徴とするデジタルカメラ。
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