JP2004260787A - イメージセンサモジュール - Google Patents

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久義 藤本
Norihiro Imamura
典広 今村
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Abstract

【課題】画角が相違する複数種類の撮影を行なうことができ、しかも全体の構成が簡易であって、大型化や高コスト化を抑制することが可能なイメージセンサモジュールを提供する。
【解決手段】ケース300と、ケース300内に配置されたイメージセンサチップ400と、ケース300に設けられ、かつイメージセンサチップ400上に被写体の像を結像させる光学系と、を備えているイメージセンサモジュールA1であって、上記光学系としては、光路長が相違する第1および第2の光学系100,200があり、イメージセンサチップ400は、第1および第2の光学系100,200に対応する第1および第2の位置P1,P2のそれぞれに選択的に配置できるように移動自在である。
【選択図】 図3

Description

本発明は、たとえばデジタルカメラやカメラ付き携帯電話機の構成部品として用いられるイメージセンサモジュールに関する。
この種のイメージセンサモジュールの一例としては、特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載されたイメージセンサモジュールは、基板上にイメージセンサチップが搭載され、かつこの基板の上面に、上記イメージセンサチップを囲み込むケースが組み付けられた構成を有している。ケースには、結像用レンズが固定して保持されている。この結像用レンズの作用により、被写体の像が上記イメージセンサチップ上に結像すると、上記イメージセンサチップからは、上記被写体の像に対応する出力レベルの画像信号を出力することとなる。
特開2002−247288号公報
しかしながら、上記従来のイメージセンサモジュールは、上記結像用レンズを用いた1つの光学系を有するに過ぎず、しかも上記結像用レンズの焦点距離も不変である。したがって、被写体の撮影に際しての画角(レンズからみて被写体を像として切り取ることができる範囲)は、常に一定であり、撮影の多様性に欠けるものとなっていた。
画角を変更するための手段としては、ズーム(可変焦点距離)機能を備えたレンズを用いることが考えられる。ところが、ズーム機能を備えたレンズは、一部の単レンズを高精度に移動させる精密な機構を備えており、そのコストは非常に高く、また複数の単レンズを光軸上に適当な間隔で並べる構造を有するために、大型化する。したがって、ズーム機能を備えたレンズは、低コストおよび小型化が要請されるイメージセンサモジュールの構成部品として用いるには適さない。
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、画角が相違する複数種類の撮影を行なうことができ、しかも全体の構成が簡易であって、大型化や高コスト化を抑制することが可能なイメージセンサモジュールを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供されるイメージセンサモジュールは、ケースと、上記ケース内に配置されたイメージセンサチップと、上記ケースに設けられ、かつ上記イメージセンサチップ上に被写体の像を結像させる光学系と、を備えているイメージセンサモジュールであって、上記光学系としては、光路長が相違する第1および第2の光学系があり、上記イメージセンサチップは、上記第1および第2の光学系に対応する第1および第2の位置のそれぞれに選択的に配置できるように移動自在であることを特徴としている。
このような構成によれば、イメージセンサチップを上記第1の位置に配置させて撮影する場合と、上記第2の位置に配置させて撮影する場合とでは、画角を相違させることができる。このため、たとえば標準撮影モードと望遠撮影モードとの2種類の撮影モードを切り替えるなど、本発明に係るイメージセンサモジュールはいわゆるズーム撮影機能をもつこととなり、その撮影に多様性をもたせることができる。さらに、重要な効果として、本発明によれば、1つのイメージセンサチップを移動させることによって撮影モードの切り替えを行なうために、イメージセンサチップを複数用いる場合と比較すると、全体の構造を簡易にし、また製造コストの低減を図ることが可能である。また、イメージセンサチップを第1および第2の位置に切り替え移動させるものの、単なるイメージセンサチップの位置変更だけであれば、そのための構造は比較的簡易なものにすることができ、ズーム機能を備えたレンズを用いる場合と比較すると、やはり全体の大型化や製造コストの上昇を抑制可能である。
好ましい実施の形態においては、上記イメージセンサチップを搭載した基板と、上記イメージセンサチップが上記第1および第2の位置間において往復動自在となるように上記基板を上記ケースに相対させて移動させる動作機構と、を備えている。このような構成によれば、上記基板と上記イメージセンサチップとの相対的な位置関係を変更することなく、上記イメージセンサチップの移動が可能となり、全体構造のより一層の簡素化、ならびにイメージセンサチップの安定的な移動が実現可能である。
好ましい実施の形態においては、上記動作機構は、上記イメージセンサチップの周囲を囲むようにして上記基板に取り付けられたカバーと、上記ケースに設けられ、かつ上記カバーをスライドガイド可能なガイドと、を備えている。このような構成によれば、上記カバーを上記ガイドによってスライドガイドさせることにより、上記イメージセンサチップに本発明が意図する移動を適切に行なわせることができる。
好ましい実施の形態においては、上記イメージセンサチップに向けて進行する光のうち、特定波長域の光のみを通過させる光学フィルタをさらに備えており、この光学フィルタは、上記イメージセンサチップに伴って移動するように設けられている。このような構成によれば、たとえば撮影に不必要な波長域の光を上記光学フィルタによって除去することにより鮮明な撮影画像が得られることとなる。また、上記光学フィルタは、イメージセンサチップに伴って移動するため、この光学フィルタを複数設ける必要は無い。
本発明の第2の側面により提供されるイメージセンサモジュールは、ケースと、上記ケース内に配されたイメージセンサチップと、上記ケースに設けられ、かつ上記イメージセンサチップ上に被写体の像を結像させる光学系と、を備えているイメージセンサモジュールであって、上記光学系としては、光路長が相違する第1および第2の光学系があり、上記イメージセンサチップとしては、上記第1および第2の光学系にそれぞれ対応した第1および第2の位置に配された第1および第2のイメージセンサチップがあることを特徴としている。
このような構成によれば、第1のイメージセンサチップを用いた撮影と、第2のイメージセンサチップを用いた撮影とでは、画角を相違させることができる。このため、上記した本発明の第1の側面により提供されるイメージセンサモジュールと同様に、たとえば標準撮影モードと望遠撮影モードとの2種類の撮影モードを切り替えるといったことが可能となる。また、上記構成によれば、第1および第2のイメージセンサチップを移動させる必要はないため、その分だけ故障が発生する虞れが少なくなる。また、ズーム機能を備えたレンズを用いる場合と比較すると、第1および第2の光学系の構成は簡易にできるために、やはりズーム機能を備えたレンズを用いる場合と比較すると、全体の大型化や製造コストの上昇を抑制可能である。
好ましい実施の形態においては、上記第1および第2の光学系のそれぞれは、結像用レンズを備えており、上記第2の光学系の結像用レンズから上記第2の位置までの光路長は、上記第1の光学系の結像用レンズから上記第1の位置までの光路長よりも長くされている。この場合、たとえば上記第1の光学系は、標準撮影用であり、上記第2の光学系は、上記第1の光学系よりも撮影時の画角が小さい標準撮影用または望遠撮影用である構成とすることができる。
好ましい実施の形態においては、上記第1の光学系は、その結像用レンズから上記第1の位置までの光軸が直線状に延びた構成を有し、上記第2の光学系は、その結像用レンズから上記第2の位置までの光軸が屈曲した構成とされている。このような構成によれば、上記第1の光学系についてはその構成を簡素にする一方、上記第2の光学系については、スペース効率良く光路長を長くすることが可能である。
好ましい実施の形態においては、上記第2の光学系は、光を偶数回反射する光反射手段を備えている。このような構成によれば、上記第2の光学系の光軸を屈曲状とする構成が、比較的な簡単な構造により達成される。また、上記光の反射回数が偶数回であれば、被写体の像が反転して撮影される不具合もない。
好ましい実施の形態においては、上記光反射手段は、上記被写体の正面から上記ケースに向かう第1の方向に進行してきた光を上記第1の方向とは交差する第2の方向に進行させるように反射する第1の光反射面と、この第1の光反射面から進行してきた光を上記第2の位置に向けて進行させるように上記第1の方向に反射する第2の光反射面とを含んでいる。このような構成によれば、上記第2の方向に光を進行させることによって光路長を稼いでいるために、その分だけ第1の方向の光路長を短くし、上記ケースの第1の方向の厚みが大きくなることを抑制するのに好適となる。
好ましい実施の形態においては、上記第1および第2の光学系は、上記第2の方向において互いにオーバラップしている。このような構成によれば、上記第1および第2の光学系がオーバラップしている分だけ、それらが上記第2の方向において大きく嵩張らないようにし、イメージセンサモジュール全体の小型化を図ることが可能となる。
好ましい実施の形態においては、上記光反射手段は、複数のミラーを含んでいる。
好ましい実施の形態においては、上記光反射手段は、複数の面を有する透光性部材を含んでおり、上記複数の面のうちの2つの面が、上記第1および第2の光反射面とされ、これら第1および第2の光反射面は、上記透光性部材内において光の全反射が可能である。このような構成によれば、上記第1および第2の光反射面が全反射を行なうために、ミラーを用いる場合とは異なり、反射時の光のロスが無く、光量の減少を抑制して明るい撮影画像を得るのに好適となる。また、ミラーを用いる場合と比較すると、上記透光性部材の使用個数は少なくてよいために、部品点数の少数化によるコスト低減を図るのにも好適となる。
好ましい実施の形態においては、上記第2の光学系は、上記第1の光学系よりも単レンズの使用枚数が少ない構成とされている。上記第2の光学系は、上記第1の光学系よりも撮影に際しての画角が小さいため、その分だけ修正すべき収差の程度は少ない。上記構成は、そのような条件に対応しており、上記第2の光学系に用いられる単レンズの数が不必要に多くならないようにして、全体のコスト上昇を抑制するのに好適である。
好ましい実施の形態においては、上記第1および第2の光学系のそれぞれの光入射部分には、絞りが設けられており、上記第2の光学系の方が、上記第1の光学系よりも絞りの開度が大きくされている。一般に、撮影に際しての画角が小さくなるほど、光量不足となって、撮影画像が暗くなる。これに対し、上記構成によれば、上記第2の光学系を利用して画角が小さい撮影を行なう場合であっても、上記絞りからの入射光量を多くし、撮影画像が暗くなることを抑制することができる。
好ましい実施の形態においては、上記第1および第2の光学系の少なくとも一方の結像用レンズは、光軸方向への位置調整が可能な構成とされている。このような構成によれば、上記第1および第2の光学系の少なくとも一方のピント調整が行なえる。このため、たとえば、上記第1の光学系を標準撮影モードとしている場合に、その結像用レンズの位置調整を行なうことにより、近接撮影モードに変更するといったことが可能となり、撮影モードのさらなる多様化が達成できる。
好ましい実施の形態においては、上記第2の位置は、上記第2の光学系の入射光軸よりも上記第1の位置寄りに設けられている。このような構成によれば、上記第1および第2の位置どうしを接近させることができる。これは、イメージセンサチップを第1および第2の位置に切り替え移動させる場合に、その移動ストロークを短くし、動作機構の小型化や切り替え動作の高速化を図るのに好適となる。また、上記第1および第2の位置のそれぞれにイメージセンサチップを固定して設ける場合には、それら2つのイメージセンサチップを同一の基板上に搭載するといったことが可能となり、構成の簡素化を図るのにやはり好適である。
好ましい実施の形態においては、上記第2の光学系の入射光軸は、上記第2の位置よりも上記第1の位置寄りに設けられている。このような構成によれば、上記第1および第2の光学系のそれぞれを利用して被写体の撮影を行なう場合に、その被写体の撮影角度に大きな差が生じないようにすることができる。
好ましい実施の形態においては、上記第1および第2の光学系とは光路長が相違する第3の光学系をさらに備えており、上記イメージセンサチップは、上記第1および第2の位置に加え、上記第3の光学系に対応する第3の位置に対しても選択的に配置可能な構成とされている。このような構成によれば、イメージセンサチップの使用個数を増加させることなく、さらに撮影モードを増やすことができる。
好ましい実施の形態においては、上記第1および第2の光学系とは光路長が相違する第3の光学系と、上記第3の光学系に対応する位置に配置された第3のイメージセンサチップと、をさらに備えている。このような構成によっても、撮影モードをさらに増やすことができる。
本発明の第3の側面によって提供されるイメージセンサモジュールは、ケースと、上記ケースの底部に組み付けられた基板と、上記基板上に搭載され、かつ上記ケースの正面方向を向く受光面を有しているイメージセンサチップと、上記ケースに設けられ、かつ上記受光面上に被写体の像を結像させる光学系と、を備えているイメージセンサモジュールであって、上記光学系は、上記ケースの正面から上記ケースに向かう第1の方向に進行してきた光を上記第1の方向とは交差する第2の方向に進行させるように反射する第1の光反射面と、この第1の光反射面によって反射された光を上記受光面に向かわせるように上記第1の方向に反射する第2の光反射面とを有していることを特徴としている。
このような構成によれば、被写体からの光を第1の方向に加え、第2の方向にも進行させている分だけ、光路長を長くすることができ、画角の小さい撮影を行なうためのイメージセンサモジュールとして構成するのに好適となる。従来技術のイメージセンサモジュールに加えて、本発明の第3の側面によって提供されるイメージセンサモジュールを加えて使用することにより、複数種類の撮影モードでの撮影を行なうことが可能である。また、上記イメージセンサチップは、その受光面が上記ケースの正面を向くように上記基板上に搭載しているために、上記イメージセンサチップが上記ケース内において上記ケースの厚み方向に嵩張らないようにして、全体の薄型化または小型化を図るのにも好適となる。
本発明のその他の特徴および利点については、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図4は、本発明に係るイメージセンサモジュールの一実施形態を示している。図3によく表われているように、本実施形態のイメージセンサモジュールA1は、ケース300と、第1および第2の光学系100,200と、イメージセンサチップ400と、動作機構420とを備えている。
ケース300は、平面視略長矩形であり、かつ上下方向に厚みをもつ合成樹脂製である。第1の光学系100は、ケース300の長手方向一端寄りに設けられており、結像用レンズ120を備えている。この結像用レンズ120は、たとえば3つの単レンズ121,122,123をキャップ110内に積層状に組み込むことにより構成された組み合わせレンズである。単レンズ121,122は、凸レンズであるのに対し、単レンズ123は、凹レンズである。このような構成によれば、収差を少なくすることができ、とくに色消しも可能となる。キャップ110は、円筒部111と、この円筒部111の上部を塞ぐ上壁部112とを有している。上壁部112には、開口部113が形成されている。ケース300の外部から結像用レンズ120への光の入射は開口部113のみを介して行なわれる。したがって、上壁部112は、外部から結像用レンズ120への光の入射量を制限する絞りに相当する。円筒部111は、ケース300の天壁部に設けられたネジ穴310にねじ込まれており、これによりキャップ110はケース300に取り付けられている。ただし、キャップ110の上部には、フランジ部114がさらに設けられており、このフランジ部114を利用してキャップ110を回転させることができるようになっている。キャップ110を回転させると、このキャップ110は光軸X1が延びる方向に移動するようになっている。
第1の光学系100は、光軸X1がケース300の厚み方向に延びる一直線状となるように構成されている。この第1の光学系100を利用してイメージセンサチップ400上に被写体の像が結像される場合、イメージセンサチップ400は、光軸X1上のうち、結像用レンズ120の直下の第1の位置P1に配置される。第1の光学系100は、標準撮影モード用であり、結像用レンズ120は、その撮影モードに適した焦点距離である。
第2の光学系200は、ケース300の長手方向略中央部から他端寄りにわたって設けられている。この第2の光学系200は、第1および第2のミラー210,220と、結像用レンズ240と、遮光部材330とを備えている。
第1のミラー210は、ケース300の天壁部の長手方向他端部に形成された開口部320を通過してケース300内を下向きに進行してきた光をケース300の長手方向中央部方向に反射するものであり、ケース300の厚み方向に対して45°傾くようにしてケース300に組み付けられている。第2のミラー220は、第1のミラー210によって反射されてきた光を下向きに反射するものであり、第1のミラー210と同様に、45°傾くようにしてケース300に組み付けられている。第1および第2のミラー210,220の表面が、本発明でいう第1および第2の光反射面の一例に相当する。第2の光学系200においては、第1および第2のミラー210、220によって光が反射されるため、その光軸X2は、屈曲状である。また、第2の光学系200の方が、第1の光学系100よりもケース300内における光路長が長くなっている。ただし、第2の光軸X2のうち、入射光軸X2’は、第1の光軸X1と同じ方向に延びている。第2の光学系200を利用してイメージセンサチップ400上に被写体の像が結像される場合、イメージセンサチップ400は、光軸X2のうち、第2のミラー220の直下の第2の位置P2に配置される。第2のミラー220は、第1の光学系100にできるだけ近接するように設けられている。
結像用レンズ240は、レンズホルダ230内にたとえば2つの単レンズ241,242を収容保持させることにより構成された組み合わせレンズである。単レンズ241は、凸レンズであるのに対し、単レンズ242は、凹レンズである。したがって、この結像用レンズ240においても、結像用レンズ120と同様に、色消しが可能である。この結像用レンズ240は、第1および第2のミラー210,220間のうち、第1のミラー210寄りに設けられている。したがって、この結像用レンズ240を透過した光が第2のミラー220に向けて進行することとなる。レンズホルダ230は、単レンズ241,242を保持する円筒部231と、この円筒部231の一端に連設された側壁部232とを有し、この側壁部232には、光入射用の開口部233が形成されている。したがって、この側壁部232は、結像用レンズ240に入射する光の量を制限する絞りに相当する。開口部233の直径は、キャップ110の開口部113の直径よりも大きくされている。第2の光学系200は、たとえば第1の光学系100を利用した標準撮影と比較して3倍の倍率をもつ望遠撮影を行なうためのものであり、結像用レンズ240は、そのような撮影モードに適するように、結像用レンズ120よりも長い焦点距離である。望遠撮影の場合には、標準撮影の場合よりも画角が小さく、望遠撮影用のレンズの方が修正すべき収差が少なくなるのが一般的である。このため、本実施形態においても、結像用レンズ240の方が、結像用レンズ120よりも単レンズの総数が少なくされている。
遮光部材330は、筒状であり、結像用レンズ240と第2のミラー220との間に設けられている。この遮光部材330は、第2のミラー220に接近するほど拡径するテーパ穴を有しており、このテーパ穴内を光が通過するようになっている。好ましくは、上記テーパ穴の内周面には、断面ノコギリ状の凹凸が形成されている。この遮光部材330の少なくとも内面は、黒色などの暗色系である。これは、塗装により、あるいは遮光部材330を黒色樹脂により形成することにより達成されている。
イメージセンサチップ400としては、たとえばエリアCCDチップ、あるいはC−MOSエリアイメージセンサチップが用いられている。このイメージセンサチップ400の上面には、複数のドット状の受光部がマトリクス状に並んだ受光面が設けられており、各受光部で光を受けると、それに対応した出力レベルの画像信号が一定の順序で出力されるように構成されている。
動作機構420は、イメージセンサチップ400を第1および第2の位置P1,P2に選択的に配置させるように移動させるための機構である。この動作機構420は、イメージセンサチップ400を搭載している基板410と、この基板410上に取り付けられたカバー430と、このカバー430のスライドガイドを行なうための一対のガイドロッド345とを備えている。基板410は、イメージセンサチップ400の駆動に必要な電力供給や信号の入出力を行なわせるための配線パターンを有しており、図示されていない配線を介して外部機器と接続されている。この配線は、基板410の移動を妨げないように基板410と接続されている。カバー430は、イメージセンサチップ400の周囲を覆う形態を有している。このカバー430には、光学フィルタ431が取り付けられている。この光学フィルタ431は、イメージセンサチップ400に不要な波長の光が入射することを防止するとともに、イメージセンサチップ400を塵埃から保護する役割も果たす。一対のガイドロッド345は、ケース300の底部に設けられた切り欠き部340に配置され、それらの長手方向両端がケース300の底部に支持され、かつケース300の長手方向に延びている。図5によく表われているように、これら一対のガイドロッド345は、カバー430の両側面に形成された凹部435に嵌入している。この構造により、カバー430は、一対のガイドロッド345に支持され、かつそれらの長手方向にスライド可能であり、このカバー430のスライド動作に伴ってイメージセンサチップ400は、切り欠き部340内において第1および第2の位置P1,P2間を往復移動可能となっている。
カバー430のスライド動作は、たとえば、このイメージセンサモジュールA1が組み込まれる装置または機器に設けられたスライドレバーと機械的に連動させることによって実現することができる。あるいは、このような構成に代えて、たとえば、カバー430または基板410にラックを設け、このラックに噛み合うピニオンをモータによって回転させる構成とすることもできる。さらに、カバー430または基板410に雌ネジ部を設け、この雌ネジ部に螺合するネジ軸をモータにより回転させる、いわゆるねじ送り機構によっても実現することができる。
次に、イメージセンサモジュールA1の作用について説明する。
まず、図3に示されるように、イメージセンサチップ400を第1の位置P1に配置させたときには、被写体の像は、結像用レンズ120を利用してイメージセンサチップ400上に結像する。この場合の撮影は、標準撮影モードである。
次いで、図4に示すように、動作機構420を動作させることにより、イメージセンサチップ400を第2の位置P2に配置させたときには、被写体の像は、結像用レンズ200を利用してイメージセンサチップ400上に結像する。この場合の撮影は、望遠撮影モードである。開口部233は、開口部113よりも直径が大きいため、画角の小さい望遠撮影モードの画像が、標準撮影モードの画像よりも大幅に暗い画質になるといったことは無い。遮光部材330は、結像用レンズ240を透過した光のうち、被写体の結像に不必要な光(外乱光)が、第2のミラー220を経由することなく、イメージセンサチップ400に直接到達することを阻止する。したがって、望遠撮影モードでの撮影画像の質を高く維持することができる。遮光部材330の内面をノコギリ状の凹凸を有するようにしておくと、この遮光部材330の内面により光が乱反射し、イメージセンサチップ400に向けて進行する外乱光の量がより少なくなる。
イメージセンサチップ400を第1の位置P1に配置させている場合において、キャップ110を回転させることにより、結像用レンズ120をイメージセンサチップ400から遠ざける方向に移動させると、近接撮影モードを実現することもできる。
このように、このイメージセンサモジュールA1によれば、簡単な操作および機構により、標準撮影モード、望遠撮影モード、および近接撮影モードの切り替えが実現される。結像用レンズ120,240は、いずれも複数の単レンズが相対移動不可能に組み合わされたものとされ、その構造は簡易であるために、それらのコストを廉価にすることができる。また、結像用レンズ120,240のそれぞれが大きく嵩張らないようにすることもできる。
第2の光学系200においては、第1および第2のミラー210,220を利用して、光をケース300の長手方向に進行させることによってその光路長を長くしているため、ケース300の厚みが著しく増大するといったことはない。また、第2の光学系200においては、第1および第2のミラー210,220によって光を2回反射させているために、イメージセンサチップ400によって撮影される画像が、左右反転するといったこともない。このようなことから、本実施形態のイメージセンサモジュールA1は、ケース300の厚みを小さくし、上記した3つの撮影モードを実現することができるのであり、携帯電話機等の小型機器に組み込むのに具合が良い。
また、このイメージセンサモジュールA1においては、第2の位置P2が、第2の光学系200の入射光軸X2'よりも第1の位置P1寄りにあり、第1および第2の位置P1,P2どうしが接近している。したがって、イメージセンサチップ400を第1および第2の位置P1,P2に移動させるための移動ストロークが短くなり、その分だけ、動作機構420の小型化が図れ、また動作精度を高くすることができる。さらに、標準撮影と望遠撮影との切り替え速度を速くすることも可能となる。
図6〜図16は、本発明に係るイメージセンサモジュールの他の実施形態を示している。図6以降の図面においては、上記実施形態と同一または類似の要素については、上記実施形態と同一符号を付している。
図6に示すイメージセンサモジュールA2は、第2の光学系200の結像用レンズ240が第1の実施形態とは相違した構成となっている。より具体的には、ケース300の天壁部の長手方向他端部には、ネジ穴350が形成されており、このネジ穴350に螺合装着されたキャップ250に結像用レンズ240が保持されている。このため、結像用レンズ240は、第1のミラー210の上方に位置しており、この結像用レンズ240を透過した光が第1のミラー210に到達し、その後第2の位置P2に導かれるようになっている。キャップ250は、キャップ110と同様な構成を備えたものであり、その上壁部252に形成された開口部253の直径は、キャップ110の開口部113よりも大きくされている。キャップ250は、回転操作されることにより上下動を行なうため、このキャップ250の移動により結像用レンズ240の位置調整が可能である。
このイメージセンサモジュールA2においては、結像用レンズ240を第1のミラー210の上方に配置した分だけ、この結像用レンズ240から第2の位置P2に至るまでの光路長を長くするのに有利となる。また、キャップ250を回転させて結像用レンズ240の位置調整を行なうことにより、望遠撮影モードでのいわゆるピント合わせを適切に行なうことが可能である。
図7に示すイメージセンサモジュールA3においては、第2の光学系200が透光性部材260を備えた構成とされている。この透光性部材260は、透明度の高いポリカーボネートまたはアクリル系樹脂製であり、一端面261が結像用レンズ240の下方に位置するとともに、他端面262が第2の位置P2の上方に位置するようにケース300内に配置されている。両端面261,262は、本発明でいう第1および第2の光反射面の具体例に相当する。
このイメージセンサモジュールA3においては、被写体からの光が結像用レンズ240を透過すると、この光は透光性部材260内に進入し、端面261に入射する。すると、この光はこの端面261によって全反射され、端面262に向けて進行する。その後、上記光は端面262によっても全反射されて下向きに進行し、第2の位置P2に到達し、イメージセンサチップ400によって受光される。このように、光を導くのに全反射を利用すれば、ミラーを用いる場合よりも光の反射率が高く、光のロスを少なくすることができる。したがって、明るく鮮明な撮影画像を得るのにより好適となる。また、本実施形態においては、1つの透光性部材260が第2の実施形態の第1および第2のミラー210,220と同様な役割を果たしており、ミラーを用いる場合と比較するとその部品点数は少なくなる。したがって、構造の簡素化および製造の容易化も図られる。
図8に示す実施形態のイメージセンサモジュールA4は、透光性部材260によって光が4回反射されるように構成されている。より具体的には、透光性部材260は、両端面261,262に加え、2つの傾斜面263,264をさらに有している。結像用レンズ240を透過した光は、端面261および傾斜面263,264によって順次反射されてから端面262に到達し、この端面262により第2の位置P2に向けて反射されるようになっている。
このような構成によれば、結像用レンズ240から第2の位置P2までの光路長を長くし、望遠撮影の倍率を高めるのにより好適となる。また、既述したとおり、透光性部材260を利用した全反射は、反射率が高いために、光の反射回数を増加させても、これにより撮影画像が暗くなることはない。さらに、1つの透光性部材260によって4回の光の反射を実現しており、4つのミラーを用いる場合と比較すると、やはりその部品点数は少ないものとなる。
図9に示すイメージセンサモジュールA5は、第1および第2のイメージセンサチップ400A,400Bを備えている。これら第1および第2のイメージセンサチップ400A,400Bは、ケース300の底部に組み込まれた基板410上に並んで搭載されており、第1のイメージセンサチップ400Aは第1の位置P1に固定され、第2のイメージセンサチップ400Bは第2の位置P2に固定されている。第1および第2のイメージセンサチップ400A,400Bの上方には、ケース300に支持された光学フィルタ431a,431bが位置している。
このような構成によれば、第1および第2のイメージセンサチップ400A,400Bのオン・オフを切り替えることにより、撮影モードを選択することができる。第1のイメージセンサチップ400Aをオンとし、かつイメージセンサチップ400Bをオフにすると、第1の光学系100を利用した標準撮影モードの撮影画像が得られる。これとは反対に、第1のイメージセンサチップ400Aをオフとし、かつイメージセンサチップ400Bをオンにすると、第2の光学系200を利用した望遠撮影モードの撮影画像が得られる。撮影モードの切り替えは、電気的なオン・オフにより行なうため、その切り替えは迅速に行なうことができる。ただし、第1および第2のイメージセンサチップ400A,400Bをともにオンとして、それらから2種類の画像信号を出力させておき、いずれか一方のみを選択的に利用するといった使用方法を用いてもかまわない。このイメージセンサモジュールA5においては、撮影モードを切り替えるための動的な機構は不要であるため、機械的な故障を起こす可能性が少なくなるという利点が得られる。図9においては、第2の光学系200が図1〜図4に示したイメージセンサモジュールA1と同様な構成とされているが、図6〜図8に示したイメージセンサモジュールA2〜A4と同様な構成にすることができることはいうまでもない。
図10に示すイメージセンサモジュールA6は、第2の光学系200の入射光軸X2'が第2の位置P2よりも第1の位置P1寄りに位置する構成とされている。より具体的には、開口部320や第1のミラー210は、第2のミラー220よりも第1の光学系100寄りに設けられており、開口部320からケース300内に進行した光は、第1のミラー210によって第1の光学系100とは反対寄りの方向に進行し、その後第2のミラー220によって下向きに反射されることにより第2の位置P2に到達するようになっている。第1のイメージセンサチップ400Aは、基板410Aに搭載されて第1の位置P1に配されているのに対し、第2のイメージセンサチップ400Bは、基板410Bに搭載されて第2の位置P2に配されている。
このイメージセンサモジュールA6においては、第2の光学系200の入射光軸X2'が第1の光学系100の光軸X1に接近した構成となる。したがって、第1および第2の光学系100,200をそれぞれ利用して被写体の撮影を行なう場合の視差が小さくなる。第1および第2の位置P1,P2の間隔は、比較的大きくなるが、第1および第2のイメージセンサチップ400A,400Bはそれら第1および第2の位置P1,P2に固定されているため、とくに不具合はない。本実施形態とは異なり、1つのイメージセンサチップを第1および第2の位置P1,P2間において往復動させるようにした場合には、その往復動距離が大きくなると、その動作のための動作機構が大掛かりとなり、またイメージセンサチップの移動に要する時間が長くなるといった虞れがある。これに対し、本実施形態においては、第1および第2のイメージセンサチップ400A,400Bを固定させているために、そのような不具合はない。ただし、本発明においては、第1およひ第2の光学系100,200の構成を図10に示したような構成とした上で、1つのイメージセンサチップを第1および第2の位置P1,P2間において往復動自在とした構成としてもかまわない。
図11に示すイメージセンサモジュールA7は、平面視L字状のケース300を有している。このケース300の一端部には、結像用レンズ120を備えた第1の光学系100が設けられており、それ以外の部分に第2の光学系200が設けられている。第2の光学系200は、開口部320および第1のミラー210がケース300の他端部に設けられていることにより、結像用レンズ240を透過した光を受ける第2のミラー220および第2の位置P2が第1の光学系100に接近した構成とされている。イメージセンサチップ400は、同図の実線および仮想線に示すように、光軸X1上の第1の位置P1に存在する状態と、第2の位置P2に存在する状態とに切り替え可能に、基板410に搭載された状態のまま矢印Na方向に往復動自在である。
このイメージセンサモジュールA7は、第1および第2の光学系100,200が一直線状に並んだ構成を有しておらず、図11の矢視Nbにおいて、第1の光学系100は、第2の光学系200にオーバラップしている。このため、このイメージセンサモジュールA7の全体が一方向に長くなることを抑制可能である。
このように、本発明においては、イメージセンサモジュール全体が一方向に長くなることを抑制する手段として、第1および第2の光学系どうしをオーバラップさせて並列に設けた構成としてもかまわない。この場合、イメージセンサチップを第1および第2の位置間において往復動させる構成に代えて、2つのイメージセンサチップを第1および第2の位置に固定して設けた構成としてもよいことは勿論である。
図12および図13に示すイメージセンサモジュールA8は、第1および第2の光学系100,200に加え、第3の光学系500をさらに備えた構成を有している。より具体的には、ケース300は、平面視細長矩形状であり、その長手方向中間部に、結像用レンズ120を有する第1の光学系100が設けられている。この第1の光学系100の一側方には、結像用レンズ240や第1および第2のミラー210,220を備えた第2の光学系200が設けられている。この第2の光学系200は、第2の位置P2が入射光軸X2'よりも第1の光学系100寄りとなるように構成されている。第3の光学系500は、第1の光学系100を挟んで第2の光学系200とは反対の領域に設けられている。この第3の光学系500の基本的な構成は、第2の光学系200と共通しており、たとえばケース300に設けられた開口部350から下向きに進行してきた光をケース300の長手方向中央部寄りに反射する第1のミラー510、この第1のミラー510によって反射された光を集光するための結像用レンズ530、この結像用レンズ530を透過した光を下向きに反射する第2のミラー520を有している。この第3の光学系500の光軸X3のうち、第2のミラー520の下方が、イメージセンサチップ400を配置させるための第3の位置P3となっている。この第3の位置P3は、入射光軸X3'よりも第1の光学系100寄りに位置している。
第1および第2のミラー510,520の間隔は、第2の光学系200の第1および第2のミラー210,220の間隔よりも大きくされている。このことにより、第3の光学系500は、結像用レンズ530から第3の位置P3までの光路長が、第1および第2の光学系100,200のそれよりも長くされている。したがって、この第3の光学系500を利用した撮影モードは、第2の光学系200を利用した場合よりもさらに高倍率の望遠撮影モードとなる。第3の光学系500には、第2の光学系200のレンズホルダ230や遮光部材330と同様な役割を果たすレンズホルダ540や遮光部材550も設けられている。レンズホルダ540の開口部543の直径は、第1および第2の光学系100,200の開口部113,233の直径よりも大きくされており、画角が狭くなることによる光量不足が生じないようにされている。イメージセンサチップ400は、動作機構420の動作により、第1および第2の位置P1,P2に加え、第3の位置P3にも配置させることができるように移動可能である。
このイメージセンサモジュールA8においては、イメージセンサチップ400を第1ないし第3の位置P1〜P3のいずれに配置させるかによって撮影モードを切り替えることができ、標準撮影モード、望遠撮影モード、およびそれよりも高倍率の望遠撮影モードのいずれかを適宜選択可能である。したがって、撮影モードの多様性がさらに高められることとなる。
このように、本発明においては、第1および第2の光学系に加え、これらとは別の光学系をさらに追加して設けた構成とすることができる。もちろん、この場合に、1つのイメージセンサチップを移動させるのではなく、複数のイメージセンサチップを複数の光学系の所定位置に固定して設けた構成としてもかまわない。
図14に示すイメージセンサモジュールA9は、第3の光学系500が、第1および第2の光学系100,200に対して並列に設けられた構成を有している。より具体的には、このイメージセンサモジュールA9においては、第1および第2の光学系100,200は、ケース300の長手方向に並んで設けられた構成を有している。第3の光学系500は、開口部320よりもケース300のさらに一端寄りに形成された開口部350からケース300内に進行した光を第3の位置P3に導くように構成されており、開口部350からケース300内に進行した光は、第1のミラー560によってケース300の短手方向に反射され、結像用レンズ530を透過した後に、中間ミラー570によってケース300の長手方向他端部に向けて反射されるようになっている。そして、この光は、その後中間ミラー580によってケース300の短手方向に反射されることにより第2のミラー590に向けて進行し、この第2のミラー590によって下向きに反射されることにより第3の位置P3に導かれるようになっている。第1ないし第3の位置P1〜P3の位置関係は、図12および図13に示したイメージセンサモジュールA8と同様であり、それらの位置P1〜P3のいずれの位置に対してもイメージセンサチップ400を移動させて配置させることが可能である。
このイメージセンサモジュールA9においては、結像用レンズ530から第3の位置P3までの光路長を、結像用レンズ240から第2の位置P2までの光路長よりも長くすることができる。したがって、図12および図13に示したイメージセンサモジュールA8と同様に、第3の光学系500を第2の光学系200よりも高倍率の望遠撮影用とすることができる。第3の光学系500の中間ミラー570,580間の光路は、第1および第2の光学系100,200の光路と並列となっており、ケース300の長手方向においてこれらはオーバラップしている。したがって、ケース300の長手方向の全長が長くなることを好適に抑制可能である。
図15に示すイメージセンサモジュールA10は、第1ないし第3の光学系100,200,500を並列に設けた構成を有している。より具体的には、第1および第2の光学系100,200は、図11に示したイメージセンサモジュールA7と同様な構成となっている。第3の光学系500は、第1および第2のミラー510,520間の光路が、第2の光学系200の第1および第2のミラー210,220間の光路と平行となるように形成された構成を有している。第2のミラー520は、第2のミラー220に隣接しており、第1ないし第3の位置P1〜P3は、直線状に並んだ配置となっている。
このような構成によっても、第3の光学系500の結像用レンズ530から第3の位置P3までの光路長を、第2の光学系200の結像用レンズ240から第2の位置P2までの光路長よりも長くし、第3の光学系500を第2の光学系200よりも高倍率の望遠撮影用とすることができる。また、第3の光学系500の光路が、第1および第2の光学系100,200の光路と並列とされている分だけ、イメージセンサモジュールA10の全体が一方向に長くなることを抑制可能である。
図16(a),(b)に示す2つのイメージセンサモジュールA11,A12は、図9に示したイメージセンサモジュールA5、または図10に示したイメージセンサモジュールA6を、第1の光学系100の部分と第2の光学系200の部分とを分離させるように2分割した構成に相当している。イメージセンサモジュールA11は、標準撮影モード用の光学系100を備えている。このイメージセンサモジュールA11のケース300Aは、結像用レンズ120を収容保持したキャップ110の装着、およびイメージセンサチップ400Aを搭載した基板410Aの取り付けに必要かつ十分な小サイズに形成されている。イメージセンサモジュールA12は、望遠撮影モード用の光学系200を備えており、そのケース300Bは、光学系200を構成する所定の部品を取り付けるのに必要かつ十分なサイズに形成されている。
これら2つのイメージセンサモジュールA11,A12を組み合わせて用いれば、図9および図10に示したイメージセンサモジュールA5,A6と同様な機能が得られる。また、2つのイメージセンサモジュールA11,A12は、互いに離間するように配置して使用することもできるために、これらをたとえば携帯電話機に組み込んで使用する場合には、スペース上の制約を受け難くし、大きな自由度で2つのイメージセンサモジュールA11,A12を取り付けることができ、便利となる。
また、イメージセンサモジュールA12は、上述した実施形態の各イメージセンサモジュールの第2の光学系200と同様に、結像用レンズ240からイメージセンサチップ400Bに至るまでの光路長を長くする手段として、第1および第2のミラー210,220を用いることによって、ケース300Bの長手方向に延びる光路を形成しているために、ケース300Bの厚みが大きくなることを適切に抑制することができる。これは、たとえば薄型の携帯電話機の小さな空間スペースに組み込むような場合に有利となる。もちろん、このような効果は、第1および第2のミラー210,220に代えて、たとえば図7に示した透光性部材260を用いた場合にも得られ、本発明においては、透光性部材260を用いた構成とすることもできる。光学系200の光路の最終部分においては、第2のミラー220によって光が下向きに反射されており、イメージセンサチップ400Bは、その受光面が上向きとなる姿勢に設けられているために、イメージセンサチップ400Bとして、その受光面が大きなものを用いた場合であっても、これによってイメージセンサモジュールA12の全体の厚みが大きくならない。したがって、イメージセンサモジュールA12の厚みを小さくしつつ、イメージセンサチップ400Bとしては、受光用の画素数が多く、かつ受光面が大きな面積のものを使用することが可能となり、画質の高い撮影用のものとして構成するのにも好適となる。
本発明は、上述した実施形態に限定されない。本発明に係るイメージセンサモジュールの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
イメージセンサチップを移動自在とするための手段としては、種々の手段を採用することができる。結像用レンズを光軸方向に位置調整させるための手段としては、手動操作に代えて、圧電バイモルフ形またはモノモルフ形のアクチュエータなどの圧電アクチュエータ、あるいはその他の種類のアクチュエータを用いてもかまわない。ただし、結像用レンズは、位置調整自在に設けることなく、一定の位置に固定させてもかまわない。また、結像用レンズは、単レンズか組み合わせレンズかの区別を問わず、また組み合わせレンズを構成する単レンズの具体的な枚数も限定されない。
第1および第2の光学系は、標準撮影用と望遠撮影用とに構成されていなくてもかまわず、たとえば画角および倍率が相違する2種類の標準撮影用、2種類の望遠撮影用、あるいは2種類の広角撮影用として構成することもできる。それ以外としても、たとえば広角撮影用と標準撮影用との組み合わせとして構成することもできる。
本発明に係るイメージセンサモジュールの一実施形態を示す平面図である。 図1に示したイメージセンサモジュールの正面図である。 図1のIII −III 拡大断面図である。 図1に示したイメージセンサモジュールの作用を示す断面図である。 図1に示したイメージセンサモジュールに組み込まれている動作機構の概略構造を示す斜視図である。 本発明に係るイメージセンサモジュールの他の実施形態を示す断面図である。 本発明に係るイメージセンサモジュールの他の実施形態を示す断面図である。 本発明に係るイメージセンサモジュールの他の実施形態を示す断面図である。 本発明に係るイメージセンサモジュールの他の実施形態を示す断面図である。 本発明に係るイメージセンサモジュールの他の実施形態を示す断面図である。 本発明に係るイメージセンサモジュールの他の実施形態を示す概略斜視図である。 本発明に係るイメージセンサモジュールの他の実施形態を示す断面図である。 図12に示すイメージセンサモジュールの概略斜視図である。 本発明に係るイメージセンサモジュールの他の実施形態を示す概略斜視図である。 本発明に係るイメージセンサモジュールの他の実施形態を示す概略斜視図である。 (a),(b)は、本発明に係るイメージセンサチップの他の実施形態を示す断面図である。
符号の説明
A1〜A12 イメージセンサモジュール
100 第1の光学系
120 結像用レンズ
200 第2の光学系
210 第1のミラー
220 第2のミラー
240 結像用レンズ
300 ケース
400,400A,400B イメージセンサチップ
410 基板
420 動作機構
431 光学フィルタ
500 第3の光学系
P1 第1の位置
P2 第2の位置

Claims (21)

  1. ケースと、
    上記ケース内に配置されたイメージセンサチップと、
    上記ケースに設けられ、かつ上記イメージセンサチップ上に被写体の像を結像させる光学系と、
    を備えているイメージセンサモジュールであって、
    上記光学系としては、光路長が相違する第1および第2の光学系があり、
    上記イメージセンサチップは、上記第1および第2の光学系に対応する第1および第2の位置のそれぞれに選択的に配置できるように移動自在であることを特徴とする、イメージセンサモジュール。
  2. 上記イメージセンサチップを搭載した基板と、
    上記イメージセンサチップが上記第1および第2の位置間において往復動自在となるように上記基板を上記ケースに相対させて移動させる動作機構と、
    を備えている、請求項1に記載のイメージセンサモジュール。
  3. 上記動作機構は、上記イメージセンサチップの周囲を囲むようにして上記基板に取り付けられたカバーと、上記ケースに設けられ、かつ上記カバーをスライドガイド可能なガイドと、を備えている、請求項2に記載のイメージセンサモジュール。
  4. 上記イメージセンサチップに向けて進行する光のうち、特定波長域の光のみを通過させる光学フィルタをさらに備えており、
    この光学フィルタは、上記イメージセンサチップに伴って移動するように設けられている、請求項1ないし3のいずれかに記載のイメージセンサモジュール。
  5. ケースと、
    上記ケース内に配されたイメージセンサチップと、
    上記ケースに設けられ、かつ上記イメージセンサチップ上に被写体の像を結像させる光学系と、
    を備えている、イメージセンサモジュールであって、
    上記光学系としては、光路長が相違する第1および第2の光学系があり、
    上記イメージセンサチップとしては、上記第1および第2の光学系にそれぞれ対応した第1および第2の位置に配された第1および第2のイメージセンサチップがあることを特徴とする、イメージセンサモジュール。
  6. 上記第1および第2の光学系のそれぞれは、結像用レンズを備えており、
    上記第2の光学系の結像用レンズから上記第2の位置までの光路長は、上記第1の光学系の結像用レンズから上記第1の位置までの光路長よりも長くされている、請求項1ないし5のいずれかに記載のイメージセンサモジュール。
  7. 上記第1の光学系は、標準撮影用であり、上記第2の光学系は、上記第1の光学系よりも撮影時の画角が小さい標準撮影用または望遠撮影用である、請求項6に記載のイメージセンサモジュール。
  8. 上記第1の光学系は、その結像用レンズから上記第1の位置までの光軸が直線状に延びた構成を有し、
    上記第2の光学系は、その結像用レンズから上記第2の位置までの光軸が屈曲した構成とされている、請求項6または7に記載のイメージセンサモジュール。
  9. 上記第2の光学系は、光を偶数回反射する光反射手段を備えている、請求項6ないし8のいずれかに記載のイメージセンサモジュール。
  10. 上記光反射手段は、上記被写体の正面から上記ケースに向かう第1の方向に進行してきた光を上記第1の方向とは交差する第2の方向に進行させるように反射する第1の光反射面と、この第1の光反射面から進行してきた光を上記第2の位置に向けて進行させるように上記第1の方向に反射する第2の光反射面とを含んでいる、請求項9に記載のイメージセンサモジュール。
  11. 上記第1および第2の光学系は、上記第2の方向において互いにオーバラップしている、請求項10に記載のイメージセンサモジュール。
  12. 上記光反射手段は、複数のミラーを含んでいる、請求項9ないし11のいずれかに記載のイメージセンサモジュール。
  13. 上記光反射手段は、複数の面を有する透光性部材を含んでおり、
    上記複数の面のうちの2つの面が、上記第1および第2の光反射面とされ、これら第1および第2の光反射面は、上記透光性部材内において光の全反射が可能である、請求項10または11に記載のイメージセンサモジュール。
  14. 上記第2の光学系は、上記第1の光学系よりも単レンズの使用枚数が少ない構成とされている、請求項6ないし13のいずれかに記載のイメージセンサモジュール。
  15. 上記第1および第2の光学系のそれぞれの光入射部分には、絞りが設けられており、
    上記第2の光学系の方が、上記第1の光学系よりも絞りの開度が大きくされている、請求項6ないし14のいずれかに記載のイメージセンサモジュール。
  16. 上記第1および第2の光学系の少なくとも一方の結像用レンズは、光軸方向への位置調整が可能な構成とされている、請求項6ないし15のいずれかに記載のイメージセンサモジュール。
  17. 上記第2の位置は、上記第2の光学系の入射光軸よりも上記第1の位置寄りに設けられている、請求項1ないし16のいずれかに記載のイメージセンサモジュール。
  18. 上記第2の光学系の入射光軸は、上記第2の位置よりも上記第1の位置寄りに設けられている、請求項1ないし16のいずれかに記載のイメージセンサモジュール。
  19. 上記第1および第2の光学系とは光路長が相違する第3の光学系を備えており、
    上記イメージセンサチップは、上記第1および第2の位置に加え、上記第3の光学系に対応する第3の位置に対しても選択的に配置可能な構成とされている、請求項1ないし4のいずれかに記載のイメージセンサモジュール。
  20. 上記第1および第2の光学系とは光路長が相違する第3の光学系と、
    上記第3の光学系に対応する位置に配置された第3のイメージセンサチップと、
    をさらに備えている、請求項5に記載のイメージセンサモジュール。
  21. ケースと、
    上記ケースの底部に組み付けられた基板と、
    上記基板上に搭載され、かつ上記ケースの正面方向を向く受光面を有しているイメージセンサチップと、
    上記ケースに設けられ、かつ上記受光面上に被写体の像を結像させる光学系と、
    を備えている、イメージセンサモジュールであって、
    上記光学系は、上記ケースの正面から上記ケースに向かう第1の方向に進行してきた光を上記第1の方向とは交差する第2の方向に進行させるように反射する第1の光反射面と、この第1の光反射面によって反射された光を上記受光面に向かわせるように上記第1の方向に反射する第2の光反射面とを有していることを特徴とする、イメージセンサモジュール。
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