JP2001082124A - 船外機 - Google Patents

船外機

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JP2001082124A
JP2001082124A JP26248299A JP26248299A JP2001082124A JP 2001082124 A JP2001082124 A JP 2001082124A JP 26248299 A JP26248299 A JP 26248299A JP 26248299 A JP26248299 A JP 26248299A JP 2001082124 A JP2001082124 A JP 2001082124A
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JP
Japan
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crankshaft
drive shaft
oil pump
outboard motor
oil
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Takahiro Nozue
孝宏 野末
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Yamaha Marine Co Ltd
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Sanshin Kogyo KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/02Pressure lubrication using lubricating pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 クランクシャフトとドライブシャフトと
の連結部分を潤滑オイルで満たすことなく、塩付きを防
止することができる船外機を提供する。 【解決手段】 船外機は、クランクシャフト(10)の
下端にドライブシャフト(26)が着脱自在に連結され
ているとともに、このクランクシャフトの下端部にオイ
ルポンプ(29)が取り付けられている。そして、この
オイルポンプの下側を覆って、オイルポンプ内の潤滑オ
イルの漏れを防止する下部ケース(117)には、上下
に貫通する嵌合孔(131)が形成され、この嵌合孔に
は、前記クランクシャフトおよびドライブシャフトが回
転可能に嵌め込まれているとともに、クランクシャフト
との間を液密にシールする上部シール材(137)、お
よび、前記ドライブシャフトとの間を液密にシールする
下部シール材(138)が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クランクシャフト
の下端部にオイルポンプが取り付けられている船外機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、船外機のクランクシャフトの下端
部に、オイルポンプが取り付けられ、このオイルポンプ
をクランクシャフトで駆動しているものがある。そし
て、クランクシャフトの下端には、ドライブシャフトが
スプライン結合して着脱自在に連結されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クランクシ
ャフトとドライブシャフトとの連結部分が露出している
と、連結部分に塩水などが付着して、塩付きが発生し、
クランクシャフトからドライブシャフトを離脱させ難く
なる。また、クランクシャフトとドライブシャフトとの
連結部分をオイルポンプ内の潤滑オイルで満たすと、塩
付きを防止することはできるが、潤滑オイルの必要な容
量が増大するとともに、潤滑オイルの交換時に古い潤滑
オイルが、クランクシャフトとドライブシャフトとの連
結部分に残留することになる。その結果、潤滑オイルの
劣化が促進される。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、クランクシャフトとドライブシャフトとの
連結部分を潤滑オイルで満たすことなく、塩付きを防止
することができる船外機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の船外機は、クラ
ンクシャフト(10)の下端にドライブシャフト(2
6)が着脱自在に連結されているとともに、このクラン
クシャフトの下端部にオイルポンプ(29)が取り付け
られている。そして、このオイルポンプの下側を覆っ
て、オイルポンプ内の潤滑オイルの漏れを防止する下部
ケース(117)には、上下に貫通する嵌合孔(13
1)が形成され、この嵌合孔には、前記クランクシャフ
トおよびドライブシャフトが回転可能に嵌め込まれてい
るとともに、クランクシャフトとの間を液密にシールす
る上部シール材(137)、および、前記ドライブシャ
フトとの間を液密にシールする下部シール材(138)
が配置されている。
【0006】また、前記下部ケースが一体成形されてい
る場合がある。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明における船外機の実
施の一形態を図1ないし図6を用いて説明する。図1は
本発明における船外機の一部切欠き側面図である。図2
は図1の船外機の内部構造を示す平面図である。図3は
図1の船外機の内部構造を示す平断面図である。図4は
クランクケースを取り外した状態のエンジンの正面図で
ある。図5はエンジンの要部断面図である。図6はオイ
ルポンプの説明図で、(a)が平面図、(b)が底面図
である。なお、図1において、船外機の上部はカウリン
グの内部を図示している。また、図3において、オイル
フィルターの図示が省略されている。そして、図5にお
いて、オイルポンプおよびバッフルプレートの図示が省
略されている。さらに、この明細書においては、クラン
クシャフトに対してシリンダ配置側を、「後側」とし、
右舷側を「右側」としている。
【0008】まず初めに、船外機の全体構造を説明す
る。図1において、船外機は、上側から順番にアッパー
カウリング1、ロワーカウリング2、アッパーケーシン
グ3およびロワーケーシング4からなるハウジングで覆
われている。アッパーカウリング1は上側に行くほど平
断面が小さくなっている。そして、船外機を小型船舶に
装着するための取り付けブラケット6は、小型船舶のト
ランサム7などに取り付けられて固定されている。この
取り付けブラケット6の後部に、ピボット軸などを介し
て船外機本体が回動自在に取り付けられている。
【0009】アッパーカウリング1およびロワーカウリ
ング2からなるカウリング1,2の内部には、内燃機関
であるV型6気筒の4サイクルエンジン9が配置されて
いる。このエンジン9のクランクシャフト10はその軸
が略上下方向に設けられており、クランクシャフト10
の後方には、左右一対のシリンダ11が左右方向にV字
状になるように振り分けて配置されている。この左右一
対のシリンダ11が上下方向に3段設けられて、シリン
ダ11は計6気筒配置されている。また、クランクシャ
フト10には、6個のピストン13が各々コンロッド1
4を介して連結されており、このピストン13が各シリ
ンダ11の内部に摺動可能に配置されている。また、エ
ンジン9のケース17は、前述の6個のシリンダ11を
形成するシリンダブロック20と、シリンダブロック2
0のクランクシャフト10側を覆いクランク室19を形
成するクランクケース21と、シリンダブロック20の
燃焼室11a側を覆って閉塞する左右一対のシリンダヘ
ッド22とからなっている。エンジンケース17はガイ
ドエキゾースト24上に載置固定されている。
【0010】そして、クランクシャフト10は、下部が
エンジンケース17の下部の軸受部23で回転可能に支
持されているとともに、その下端は、エンジンケース1
7から突出しており、アッパーケーシング3内に配置さ
れているドライブシャフト26にスプライン結合で着脱
可能に連結されている。このドライブシャフト26の回
転は、傘歯車などを介して、ロワーケーシング4の後端
部に回転自在に設けられているプロペラ28に伝達され
ている。このクランクシャフト10とドライブシャフト
26との連結部分には、詳細は後述するオイルポンプ2
9が配置されている。
【0011】また、シリンダヘッド22には、シリンダ
11に空気を供給する吸気通路31と、シリンダ11の
燃焼ガスを排気する排気通路32とがシリンダ11毎に
各々2個ずつ形成されている。左側(すなわち左舷側)
のシリンダ11においては、吸気通路31が排気通路3
2よりも左側となる様に配置され、一方、右側(すなわ
ち右舷側)のシリンダ11においては、吸気通路31が
排気通路32よりも右側となる様に配置されている。そ
して、吸気通路31のポートを吸気弁35が、また、排
気通路32のポートを排気弁36が開閉しており、1個
のシリンダ11に対して、2個の吸気弁35および、2
個の排気弁36が設けられている。そして、この吸気弁
35を吸気弁用カムシャフト38のカム38aが、ま
た、排気弁36を排気弁用カムシャフト39のカム39
aが駆動している。この吸気弁用カムシャフト38およ
び排気弁用カムシャフト39は、右側のシリンダヘッド
22と左側のシリンダヘッド22にそれぞれ設けられる
とともに、上下方向に延在して、1本のカムシャフト3
8,39が6個の弁35,36を制御できる様に構成さ
れている。なお、カムシャフト38,39の配置は、左
側のシリンダ11においては、吸気弁用カムシャフト3
8が排気弁用カムシャフト39よりも左側となる様に配
置され、一方、右側のシリンダ11においては、吸気弁
用カムシャフト38が排気弁用カムシャフト39よりも
右側となる様に配置されている。
【0012】そして、クランクシャフト10の上端部に
は、回転位置検出用座金40、第1駆動伝動車である駆
動用プーリ41およびフライホイル43などが順次取り
付けられている。この回転位置検出用座金40、駆動用
プーリ41およびフライホイル43は、クランクシャフ
ト10と一体に回転する。また、排気弁用カムシャフト
39の上端部には、被駆動用プーリ46が取り付けられ
ている。さらに、ガイドローラー53がエンジンケース
17に回転自在に設けられている。そして、リング状の
ベルト56が、駆動用プーリ41、2個の被駆動用プー
リ46およびガイドローラー53に掛け渡され、排気弁
用カムシャフト39がクランクシャフト10に連動して
回転する。
【0013】さらに、リング状のチェーン61が、排気
弁用カムシャフト39の駆動用チェーンスプロケット4
7と、吸気弁用カムシャフト38の被駆動用チェーンス
プロケット51に掛け渡され、吸気弁用カムシャフト3
8が排気弁用カムシャフト39に連動して回転する。こ
のチェーン61は、チェーンガイド62で案内されてい
る。この様にして、カムシャフト38,39がクランク
シャフト10に連動して回転している。
【0014】そして、シリンダヘッド22の吸気通路3
1の端部には、吸気管66の後端が接続されている。こ
の吸気管66はエンジンケース17の左右の側面に沿っ
て前後方向に延在し、前端部はエンジンケース17の前
方に配置されているサージタンク67に嵌入し接続され
ている。また、吸気管66にはインジェクター69およ
びスロットルボデー71などが設けられている。
【0015】シリンダヘッド22の左右の排気通路32
は、エンジンケース17の後方に配置されている排気管
77に接続されている。この排気管77は2本配置さ
れ、上下方向に延在し、下端はガイドエキゾースト24
の排気通路78を介してアッパーケーシング3に連通し
ている。また、ケース17の左側には、ベーパーセパレ
ータータンク81が配置されている。
【0016】また、クランクケース21は、上面、底面
および左右側面を覆う筒状のクランクケース本体21a
と、クランクケース本体21aの前面を覆うカバー21
bとからなっている。このカバー21bの内側には、多
数の開口が形成されているバッフルプレート86がクラ
ンクケース本体21aに取り付けられて配置され、クラ
ンク室19を本室19aと分室19bとに区画してい
る。そして、クランク室19の本室19a内には、クラ
ンクシャフト10の回転に伴って、空気がクランクシャ
フト10の回りを流れており、この回転流に潤滑オイル
などが浮遊している。この回転流の潤滑オイルなどが、
バッフルプレート86の開口を通過してバッフルプレー
ト86とカバー21bとの間の空間すなわち分室19b
に流入する。そして、この分室19b内は、クランクシ
ャフト10の回転の影響が少なく、空気の流れが遅いの
で、潤滑オイルなどは自然落下してクランク室19の底
面に速やかに落下する。さらに、クランクケース21の
カバー21bには、前面にオイルフィルター91やスタ
ータモータ92などが取り付けられている。
【0017】また、ガイドエキゾースト24の下側に
は、オイルパン101が取り付けられている。このオイ
ルパン101内にはストレーナ102が配置されてい
る。このオイルパン101内の潤滑オイルをストレーナ
102を介して吸い込むオイルポンプ29は、前述のよ
うにクランクシャフト10とドライブシャフト26との
連結部分に配置されている。このオイルポンプ29は、
従来周知のギアポンプなどで構成され、内部にはギア1
11が回転可能に配置されている。この駆動部分である
ギア111の中央部にクランクシャフト10の下端部が
挿入嵌合され、ギア111はクランクシャフト10と一
体に回転することができる。オイルポンプ29は、内部
に潤滑オイルが流れるとともに、この潤滑オイルが漏れ
ないように、上側は上部ケース116で、また、下側は
下部ケース117で覆われている。この上部ケース11
6および下部ケース117は、金属や樹脂などで一体成
形されている。
【0018】そして、上部ケース116には、クランク
シャフト10が挿入される円筒状の上側嵌合孔121、
潤滑オイルを吸い込む吸込口122、潤滑オイルを吐出
する吐出口123およびボルト用孔124が形成されて
いる。一方、下部ケース117には、クランクシャフト
10およびドライブシャフト26が嵌まる円筒状の下側
嵌合孔131およびボルト用孔132が形成されてい
る。この上部ケース116のボルト用孔124および下
部ケース117のボルト用孔132に、ボルト134を
挿入し、その先端をエンジンケース17に螺合させて、
オイルポンプ29をエンジンケース17の下面に取り付
けている。そして、オイルポンプ29がエンジンケース
17に取り付けられている状態では、上側嵌合孔121
とクランクシャフト10との間に上部ケース用シール材
136が、また、下側嵌合孔131とクランクシャフト
10との間に下部ケース用の上部シール材137が設け
られ、オイルポンプ29内の潤滑オイルが外部に漏れな
いようにシールしている。一方、下側嵌合孔131とド
ライブシャフト26との間には、下部ケース用の下部シ
ール材138が設けられ、外部からの海水などの侵入を
防止している。この様にして、下部ケース117の下側
嵌合孔131には二重にシール材137,138が設け
られ、ドライブシャフト26とクランクシャフト10と
の結合部分に海水や潤滑オイルなどが流れてくることを
防止している。
【0019】このエンジンケース17の下面には、オイ
ルポンプ29が配置される凹部141が形成されている
とともに、吸込口122と接続される吸込流路143、
および吐出口123と接続される吐出流路144とが形
成されている。このエンジンケース17の吸込流路14
3は、ガイドエキゾースト24の流路を介してストレー
ナ102に接続されている。一方、エンジンケース17
の吐出流路144は、オイルフィルター91に接続され
ている。
【0020】この様に構成されているエンジン9が稼働
すると、サージタンク67からカウリング1,2内の空
気が吸い込まれ、吸気管66および吸気通路31を介し
て、シリンダ11の燃焼室11aに吸気されている。そ
して、吸気管66を流れている際に、スロットルボデー
71で空気量が調整されているとともに、インジェクタ
ー69からガソリンなどの燃料が噴射され混合してい
る。この燃料混合空気は、シリンダ11の燃焼室11a
において、図示しない点火プラグで点火され燃焼し、排
気ガスとなって、排気通路32や排気管77などを介し
て、ケーシング3,4に流入し、プロペラ28のボスな
どから排気されている。
【0021】また、クランクシャフト10が回転する
と、駆動用プーリ41、ベルト56や被駆動用プーリ4
6を介して、排気弁用カムシャフト39が回転駆動され
ている。そして、この排気弁用カムシャフト39と一体
に回転するカム39aが、排気弁36を駆動して、排気
通路32のポートを開閉している。さらに、排気弁用カ
ムシャフト39の回転により、駆動用チェーンスプロケ
ット47、チェーン61および被駆動用チェーンスプロ
ケット51を介して、吸気弁用カムシャフト38が回転
駆動されている。そして、この吸気弁用カムシャフト3
8と一体に回転するカム38aが、吸気弁35を駆動し
て、吸気通路31のポートを開閉している。吸気弁用カ
ムシャフト38の回転数と、排気弁用カムシャフト39
の回転数とは同じであり、かつ、クランクシャフト10
の回転数の1/2倍である。
【0022】さらに、クランクシャフト10が回転する
と、オイルポンプ29のギア111が回転して稼働し、
潤滑オイルが、図1、図2、図4および図5の二点鎖線
の矢印で図示するように流れている。すなわち、オイル
パン101の潤滑オイルをストレーナ102、ガイドエ
キゾースト24の流路やエンジンケース17の吸込流路
143などを介して、オイルポンプ29の吸込口122
に吸い込んでいる。そして、オイルポンプ29は吸い込
んだ潤滑オイルを吐出口123から吐出して、エンジン
ケース17の吐出流路144を介してオイルフィルター
91に供給している。潤滑オイルはオイルフィルター9
1で濾過された後に、エンジンケース17の供給流路1
51およびメインギャラリー152などを介して、エン
ジン9の潤滑部分(たとえば、クランクシャフト10の
軸受部、カムシャフト38,39の軸受部、シリンダ1
1の内面など)に供給されている。そして、エンジン9
の潤滑部分に供給された潤滑オイルは、潤滑後、オイル
パン101に戻ってきている。
【0023】前述のように、実施の形態においては、オ
イルポンプ29の下部ケース117には、上部シール材
137および下部シール材138が設けられ、上部シー
ル材137でオイルポンプ29内の潤滑オイルの漏れを
防止するとともに、下部シール材138で、外部の海水
などがクランクシャフト10とドライブシャフト26と
の連結部分へ侵入することを防止している。その結果、
クランクシャフト10とドライブシャフト26との連結
部分が塩付きすることを防止することができ、クランク
シャフト10とドライブシャフト26とを簡単に着脱す
ることができる。この様に、オイルポンプ29の下部ケ
ース117は、クランクシャフト10とドライブシャフ
ト26との連結部分へ塩水などが侵入することを防止す
る下部シール材138のハウジングを兼ねている。
【0024】しかも、オイルポンプ29はエンジンケー
ス17に取り付けられており、エンジンケース17とと
もにアセンブリ化することができる。
【0025】また、オイルポンプ29はエンジンケース
17の下面の凹部141に配置され、エンジンケース1
7に取り付けられた状態でも邪魔になることを極力防止
することができる。しかも、クランクシャフト10の下
端を、図4および図5で図示するように、エンジンケー
ス17の凹部141の周囲部分の下端よりも上方とする
ことができ、エンジン9の保管などが容易となる。
【0026】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)実施の形態においては、エンジン9はV型6気筒
であるが、その気筒数や形式などは適宜変更可能であ
る。たとえば、L型とすることも可能である。さらに、
左右の配置などを変更することも可能である。
【0027】(2)実施の形態においては、オイルポン
プ29のケースは、上部ケース116および下部ケース
117の2部材で構成されているが、ケースの部材数や
構成は適宜変更可能である。 (3)下部ケース117は、下側嵌合孔131の部分が
一体に形成されているが、別体に形成した後に、接着な
どにより一体に構成することも可能である。ただし、一
体成形することが好ましい。 (4)オイルポンプ29の形式は適宜変更可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、オイルポンプの下側を
覆う下部ケースの嵌合孔には、クランクシャフトとの間
を液密にシールする上部シール材、および、前記ドライ
ブシャフトとの間を液密にシールする下部シール材が配
置されているので、オイルポンプ内の潤滑オイルの漏れ
は上部シール材で、また、オイルポンプの外部からの海
水などの侵入は下部シール材で防止されている。したが
って、クランクシャフトとドライブシャフトとの連結部
分に、潤滑オイルや海水などが侵入することが防止され
る。その結果、上記連結部分の塩付きを防止することが
できるとともに、潤滑オイルの必要量を極力削減するこ
とができる。
【0029】また、下部ケースが一体成形されている場
合には、下部ケースの製造が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明における船外機の一部切欠き側面
図である。
【図2】図2は図1の船外機の内部構造を示す平面図で
ある。
【図3】図3は図1の船外機の内部構造を示す平断面図
である。
【図4】図4はクランクケースを取り外した状態のエン
ジンの正面図である。
【図5】図5はエンジンの要部断面図である。
【図6】図6はオイルポンプの説明図で、(a)が平面
図、(b)が底面図である。
【符号の説明】
10 クランクシャフト 26 ドライブシャフト 29 オイルポンプ 117 下部ケース 131 下部ケースの嵌合孔 137 上部シール材 138 下部シール材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクシャフトの下端にドライブシャ
    フトが着脱自在に連結されているとともに、このクラン
    クシャフトの下端部にオイルポンプが取り付けられてい
    る船外機において、 前記オイルポンプの下側を覆って、オイルポンプ内の潤
    滑オイルの漏れを防止する下部ケースには、上下に貫通
    する嵌合孔が形成され、 この嵌合孔には、前記クランクシャフトおよびドライブ
    シャフトが回転可能に嵌め込まれているとともに、クラ
    ンクシャフトとの間を液密にシールする上部シール材、
    および、前記ドライブシャフトとの間を液密にシールす
    る下部シール材が配置されていることを特徴とする船外
    機。
  2. 【請求項2】 前記下部ケースは一体成形されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の船外機。
JP26248299A 1999-09-16 1999-09-16 船外機 Pending JP2001082124A (ja)

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JP26248299A JP2001082124A (ja) 1999-09-16 1999-09-16 船外機
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