JPH0547318U - 内燃機関におけるオイル注入口の構造 - Google Patents

内燃機関におけるオイル注入口の構造

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JPH0547318U
JPH0547318U JP9921591U JP9921591U JPH0547318U JP H0547318 U JPH0547318 U JP H0547318U JP 9921591 U JP9921591 U JP 9921591U JP 9921591 U JP9921591 U JP 9921591U JP H0547318 U JPH0547318 U JP H0547318U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダヘッドカバー12におけるオイル注
入口26からの潤滑油の注入を、シリンダヘッド6及び
シリンダブロック5におけるオイル落とし通路の断面積
を大きくすることなく、短時間で迅速に行うことができ
るようにする。 【構成】 前記シリンダヘッドカバー12にオイル注入
口26を、前記シリンダヘッドカバー12のうち、カム
軸10に対するタイミングチエン14を巻掛けする従動
スプロケット13に近接する部位に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、吸気弁及び排気弁に対するカム軸をシリンダヘッドの上面に設けて 、このカム軸を、クランク軸からのタイミングチエンによる動力伝達によって回 転駆動するようにした内燃機関において、この内燃機関における各種作動部分の 潤滑に必要な潤滑油を、オイルパンに注入するためのオイル注入口(オイルフィ ラー)の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、内燃機関に対する潤滑は、従来から良く知られているように、オイル パン内における潤滑油を、潤滑油ポンプにて汲み上げて、内燃機関における各種 の作動部分に供給したのち、再び前記オイルパンに戻すように構成している。 また、従来の内燃機関においては、例えば、実開昭61−194710号公報 等に記載されているように、そのシリンダブロック及びシリンダヘッドに、当該 シリンダブロックの下部におけるオイルパンとシリンダヘッドの上面における動 弁機構室とを連通するオイル落とし通路を設けて、前記動弁機構を潤滑したあと の潤滑油をこのオイル落とし通路よりオイルパンに戻すように構成する一方、前 記動弁機構室の全体を覆うシリンダヘッドカバーに、前記潤滑油を注入するオイ ル注入口を設けて、この注入口から注入した潤滑油を、前記オイル落とし孔を介 して、オイルパンに流入するように構成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このように、オイルパンに注入する潤滑油を、シリンダヘッドカバー に設けたオイル注入口より一旦動弁機構室に注入し、この動弁機構室からオイル 落とし通路を介してオイルパンに導くように構成した場合において、前記オイル 落とし通路の断面積を小さくすると、シリンダヘッド及びシリンダブロックを小 型化でき、ひいては内燃機関の小型化を図ることができる反面、前記オイル注入 口からの潤滑油の注入に際して、その注入を徐々に行うようにしないと、潤滑油 がオイル注入口より溢れ出ることになるから、潤滑油の注入に長い時間を必要す るとことになる。一方、前記オイル落とし通路の断面積を大きくすると、オイル 注入口からの潤滑油の注入を短時間で行うことができる反面、シリンダヘッド及 びシリンダブロックの大型化、ひいては内燃機関の大型化を招来すると言う問題 があった。
【0004】 本考案は、シリンダヘッドの上面におけるカム軸をクランク軸からのタイミン グチエンによる動力伝達によって回転駆動するようにした内燃機関の場合、シリ ンダヘッドの上面おけるシリンダヘッドカバー内と、シリンダブロックの下部に おけるオイルパンとは、前記タイミングチエンを覆うチエンケースによって連通 していることに着目して、前記の問題を解消することを技術的課題とするもので ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を達成するため本考案は、下部にオイルパンとクランク軸とを 備えたシリンダブロックの上面に取付けたシリンダヘッドの上面に、吸気弁及び 排気弁に対するカム軸を軸支すると共に、このカム軸を覆うシリンダヘッドカバ ーを装着する一方、前記カム軸の一端部に嵌着した従動スプロケットと、前記ク ランク軸に嵌着した主動スプロケットとの間に、前記シリンダブロック及びシリ ンダヘッドの側面におけるチエンケース内に配設したタイミングチエンを巻掛け して成る内燃機関において、この内燃機関における潤滑油を注入するためのオイ ル注入口を、前記シリンダヘッドカバーのうち前記カム軸における従動スプロケ ットに近接する部位に配設すると言う構成にした。
【0006】
【考案の作用・効果】
このように構成すると、シリンダヘッドカバーにおけるオイル注入口より注入 した潤滑油は、シリンダヘッドの上面における動弁機構室とオイルパンとを連通 するオイル落とし通路を通ってオイルパンに流入することに加えて、タイミング チエンに対するチエンケース内をも通ってオイルパンに流入することになる。
【0007】 従って、本考案によると、シリンダヘッドカバーにおけるオイル注入口からの 潤滑油の注入を、シリンダヘッド及びシリンダブロックにおけるオイル落とし通 路の断面積を大きくすることなく、換言すると、内燃機関の大型化を招来するこ となく、短時間で迅速に行うようにすることができる効果を有する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面について説明する。 図において符号1は、クランク軸2の方向から見た場合におけるシリンダボア 軸線3を水平面4に対して適宜角度θだけ傾斜した状態で車両に搭載した多気筒 式の内燃機関を示し、該内燃機関1は、下部にオイルパン(図示せず)を備えた シリンダブロック5の上面に、シリンダヘッド6を締結したものに構成され、前 記シリンダヘッド6の上面には、吸気弁7に対するカム軸8と、排気弁9に対す るカム軸10とが設けられていると共に、これら両カム軸8,10等を収容する 動弁機構室11の全体を覆うシリンダヘッドカバー12が接合されている。
【0009】 前記排気弁9用カム軸10の一端には、従動スプロケット13を嵌着して、こ の従動スプロケット13と、前記クランク軸2に嵌着した主動スプロケット(図 示せず)との間に、前記シリンダヘッド6の側面及び前記シリンダブロック5の 側面に設けたチエンケース15内に挿入したタイミングチエン14を巻掛けして 、前記カム軸10を回転駆動する一方、このカム軸10の回転は、前記吸気弁7 用のカム軸8に歯車対16a,16bを介して伝達するように構成されている。
【0010】 また、前記シリンダヘッドカバー12における天井板12aの下面には、下面 開放型の気液分離ケース18を一体的に造形し、該気液分離ケース18の下面に は、当該気液分離ケース18内を密閉するための底板19を設けて、当該気液分 離ケース18内に、第1気液分離室20と第2気液分離室21とを形成し、前記 動弁機構室11内におけるブローバイガスを、前記第1気液分離室20、これに 連通する第1補助気液分離室22及びブローバイガス抽出管路23を介して内燃 機関の吸気系におけるエアクリーナ(図示せず)に導入すると共に、前記第2気 液分離室21、これに連通する第1補助気液分離室24及びブローバイガス抽出 管路25を介して内燃機関の吸気系におけるスロットル弁(図示せず)より下流 側に導入するように構成する。
【0011】 そして、前記シリンダヘッドカバー12に、潤滑油を注入するためのオイル注 入口26を設けるにおいて、このオイル注入口26を、前記従動スプロケット1 3と歯車対16a,16bの部位に設けるように構成する。 なお、符号27は、前記オイル注入口26に対する着脱自在なキャップ体を示 す。また、符号28及び29は、前記歯車対16a,16b及び従動スプロケッ ト13の回転に伴ってその外周から飛散する潤滑油が前記オイル注入口26に向 かうことを阻止するための邪魔板であって、これら両邪魔板28,29は、前記 両気液分離室20,21を形成するための底板19に対して一体的に連接してい る。
【0012】 この構成において、シリンダヘッドカバー12におけるオイル注入口26より 注入した潤滑油は、シリンダヘッド6の上面における動弁機構室11と、シリン ダブロックの下部におけるオイルパンとを連通するオイル落とし通路(図示せず )を通ってオイルパンに流入することに加えて、タイミングチエン14に対する チエンケース15内をも通ってオイルパンに流入することになるから、前記オイ ル落とし通路の断面積を大きくすることなく、潤滑油を迅速に注入することがで きるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す縦断正面図で、図3のI
−I視断面図である。
【図2】図1のII−II視平断面図である。
【図3】図1のIII −III 視平断面図である。
【図4】図2のIV−IV視断面図である。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 クランク軸 3 シリンダボア軸線 4 水平面 5 シリンダブロック 6 シリンダヘッド 7 吸気弁 9 排気弁 8,10 カム軸 11 動弁機構室 12 シリンダヘッドカバー 13 従動スプロケット 14 タイミングチエン 15 チエンケース 20,21 気液分離室 26 オイル注入口 27 キャップ体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部にオイルパンとクランク軸とを備えた
    シリンダブロックの上面に取付けたシリンダヘッドの上
    面に、吸気弁及び排気弁に対するカム軸を軸支すると共
    に、このカム軸を覆うシリンダヘッドカバーを装着する
    一方、前記カム軸の一端部に嵌着した従動スプロケット
    と、前記クランク軸に嵌着した主動スプロケットとの間
    に、前記シリンダブロック及びシリンダヘッドの側面に
    おけるチエンケース内に配設したタイミングチエンを巻
    掛けして成る内燃機関において、この内燃機関における
    潤滑油を注入するためのオイル注入口を、前記シリンダ
    ヘッドカバーのうち前記カム軸における従動スプロケッ
    トに近接する部位に配設したことを特徴とする内燃機関
    におけるオイル注入口の構造。
JP1991099215U 1991-12-02 1991-12-02 内燃機関におけるオイル注入口の構造 Expired - Fee Related JP2538125Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009209863A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Daihatsu Motor Co Ltd シリンダヘッドカバー
US8936000B2 (en) 2012-12-20 2015-01-20 Mahle Filter Systems Japan Corporation Head cover having lubrication structure
JP2020056332A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 ダイハツ工業株式会社 内燃機関におけるヘッドカバーのオイル流下制御構造
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