JP2001049238A - 反応挙動が良好なシーリング材用ポリオール組成物 - Google Patents

反応挙動が良好なシーリング材用ポリオール組成物

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JP2001049238A
JP2001049238A JP2000155101A JP2000155101A JP2001049238A JP 2001049238 A JP2001049238 A JP 2001049238A JP 2000155101 A JP2000155101 A JP 2000155101A JP 2000155101 A JP2000155101 A JP 2000155101A JP 2001049238 A JP2001049238 A JP 2001049238A
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acrylic
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Toshiaki Matsunaga
俊明 松永
Tomomasa Kaneko
知正 金子
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクリルポリオールが有する良好な耐熱
性、耐候性とポリオキシアルキレンポリオールが有する
良好な作業性(低粘度、低感温性)を併せ持ち、臭気の
問題がなく、さらに反応性のコントロール(可使時間延
長と硬化時間短縮の両立)が容易であるシーリング材用
ポリオール組成物を提供することを目的とする。 【解決手段】 アクリルポリオール(a)およびポリオ
キシアルキレンポリオール(b)を必須成分とし、ポリ
オール組成物中に存在する全OH基の内、75mol%
以上が2級OH基であることを特徴とするシーリング材
用ポリオール組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建材用弾性シーリ
ング材に使用されるシーリング材用ポリオール組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシーリング材用ポリオールとして
は、主としてポリプロピレングリコールおよびアクリル
ポリオールが使用されている。
【0003】ポリプロピレングリコールは粘度が低く、
感温性(粘度の温度変化)も低いため、シーリング材に
用いた場合、そのシーリング材の作業性は非常に良好で
あるが、耐熱性、耐候性および密着性が悪いという欠点
があった。特に耐熱性が悪く、シーリング材の耐久性分
類(JIS A5758の耐久性分類)では8020で
示す事ができ、耐熱性が低いものである。
【0004】一方、アクリルポリオールを用いたシーリ
ング材組成物は耐熱性、耐候性、密着性が良好であり、
シーリング材の耐久性分類(JIS A5758の耐久
性分類)では9030で示す事ができる高い物性である
が、粘度が高く、感温性も大きいため、シーリング材に
した場合のシーリング材の作業性が悪いという欠点があ
った。
【0005】そこでこれまでに、上記課題を解決するた
めに、特開昭59−176378号公報、特開昭61−
83277号公報などが提案されている。
【0006】特開昭59−176378号公報は、「平
均分子量1000以上のポリオキシアルキレンポリオー
ルとイソシアネート基と反応しうる官能基を分子末端に
平均1個および分子内の任意の位置に平均1個有する平
均分子量2000以上のアクリル系低分子量共重合体と
の混合物を硬化剤(ポリオール成分)とする弾性シーラ
ント」というものであるが、アクリル系低分子共重合体
の官能基数が低いため、硬化性が低くまた硬化後の表面
タックも大きい、分子末端に平均1個のイソシアネート
と反応しうる官能基を導入するために、具体的に記載さ
れている連鎖移動剤は、メルカプタン系連鎖移動剤(イ
ソシアネートと反応しうる官能基およびメルカプト基を
併せ持つ化合物)である。そのため製品にメルカプタン
系連鎖移動剤の臭気が残る事、重合が遅く、また、未反
応の単量体成分が残り易く、また、ポリマー末端に導入
されるC−S結合のために、ポリマーの熱安定性が悪
く、シーリング材用アクリル系共重合体の製法としては
好ましくない。さらにアクリルポリオールとポリオキシ
アルキレンポリオールを併用した際に、その併用効果、
および併用効果が発揮される混合比範囲について十分示
されていないなどの問題があった。
【0007】また、特開昭61−83277号公報は
「数平均分子量1000以上のポリオキシアルキレンポ
リオールとイソシアネート基と反応しうる官能基を文し
末端に平均1個および分子内の任意の位置に平均1.5
−4.0個有する数平均分子量6000以上の(メタ)
アクリル酸アルキルエステル系低分子共重合体の混合物
を硬化剤(ポリオール成分)とする弾性シーラント」と
いうものであるが、分子末端に平均1個のイソシアネー
トと反応しうる官能基を導入するために、メルカプタン
系連鎖移動剤(イソシアネートと反応しうる官能基およ
びメルカプト基を併せ持つ化合物)の使用が必須とな
り、そのため製品にメルカプタン系連鎖移動剤の臭気が
残るおよび重合が遅く、また上記と同様に、未反応の単
量体成分が残り易く、また、ポリマー末端に導入される
C−S結合のために、ポリマーの熱安定性が悪いという
問題があった。さらに、アクリルポリオールとポリオキ
シアルキレンポリオールを併用した際に、その併用効
果、および併用効果が発揮される混合比範囲について十
分示されていないなどの問題があり、いずれも従来のシ
ーリング材が抱えるシーリング材の作業性と物性(耐熱
性、耐候性)の両立を十分に達成したものではなかっ
た。
【0008】また、これらの発明では、アクリルポリオ
ール由来のOH基が高反応性の1級OH基に対して、ポ
リオキシアルキレンポリオールとして主に使用されるポ
リプロピレングリコール由来のOH基が1級OH基と比
較して低反応性である2級OH基であるため、ポリオー
ル組成物中に反応性の大きく異なるOH基が共存し、反
応性のコントロール(具体的には、可使時間(反応率が
一定以下で作業性に増粘などの悪影響が出ない時間)と
硬化時間(反応率が一定以上で、シーリング材としての
物性を発揮できるまでの時間)のバランスを取ること)
が難しいという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アクリルポ
リオールが有する良好な耐熱性、耐候性とポリオキシア
ルキレンポリオールが有する良好な作業性(低粘度、低
感温性)を併せ持ち、臭気の問題がなく、かつ可使時間
が長く、かつ硬化時間が短いという反応挙動が良好なシ
ーリング材用ポリオール組成物を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
する方法として、アクリルポリオール(a)およびポリ
オキシアルキレンポリオール(b)を必須成分とし、ポ
リオール組成物中に存在する全OH基(全水酸基)の
内、75mol%以上が2級のOH基であることを特徴
とするシーリング材用ポリオール組成物を提供するもの
である。
【0011】〔アクリルポリオール(a)に関する説
明〕本発明で使用されるアクリルポリオール(a)と
は、一般的に、(メタ)アクリル酸エステルを主成分と
し、主として2級OH基を有するポリマーを示す。具体
的には、本発明に用いられるアクリルポリオール(a)
に関する説明を下記に示す。
【0012】アクリルポリオール(a)の製法は、公知
の方法であれば特に限定されないが、下記にその例を説
明する。
【0013】アクリルポリオール(a)を製造するため
に用いられるモノマーは特に限定されないが、アクリル
ポリオールの特徴である良好な耐候性、耐熱性を遺憾な
く発揮するためには、(メタ)アクリル酸エステル
(c)を50−99重量%、水酸基含有モノマー(d)
を1−20重量%、その他の共重合可能モノマー(e)
を0−49重量%を重合することにより製造することが
好ましい。本発明のアクリルポリオール(a)は、具体
的には、上記の様に、メタ)アクリル酸エステル(c)
を50−99重量%、水酸基含有モノマー(d)を1−
20重量%、その他の共重合可能モノマー(e)を0−
49重量%からなる単量体成分を用いて重合することに
よって得る事ができる。なお、上記記載の重量%は、重
合に使用する単量体成分の合計量を100重量%とした
時のそれぞれの単量体成分の含有量である。
【0014】上記の各モノマーは特に限定されないが、
(メタ)アクリル酸エステル(c)としては、例えば、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸
ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メ
タ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸ステアリ
ル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アク
リル酸パーフルオロエチルなどが挙げられ、アクリルポ
リオール(a)の粘度を低くするためには、アクリル酸
エステルを主に用いることが好ましく、この中でもアク
リル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルを主に用
いることがより好ましい。
【0015】水酸基含有モノマー(d)としては、特に
限定されないが、ポリオール組成物中に存在する全OH
基の内75mol%以上が2級OH基になるように、2
級OH基を主に有するものを使用することが好ましい。
例えば、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、
(メタ)アクリル酸3−クロロ−2−ヒドロキシプロピ
ル、アクリル酸2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピ
ルおよび(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、α
−ヒドロキシメチルアクリル酸メチル(エチル)等水酸
基含有モノマーへのプロピレンオキサイド、エピクロロ
ヒドリン等の付加物(複数モル付加物も含む)などがあ
げられる。また、ポリオール組成物中の全OH基の内の
75mol%以上が2級OH基になるようにすれば、前
記2級OH基を主に有するモノマー以外に、1級OH基
を有するモノマーを併用することも可能である。これら
のモノマーとしては、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキ
シエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピ
ル、α−ヒドロキシメチルアクリル酸メチル、α−ヒド
ロキシメチルアクリル酸エチル、(メタ)アリルアルコ
ール、および(メタ)アクリル酸、(無水)マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸などへのエチレンオキサイ
ド、またはプロピレンオキサイドの付加物(付加数は1
−20程度)などが挙げられる。
【0016】また、必要に応じて使用されるその他の共
重合可能モノマー(e)としては、スチレン、パーフル
オロエチレン、フッ化ビニリデン、フェニルマレイミ
ド、酢酸ビニル、ブタジエン、塩化ビニル、アリルクロ
ライドおよびOH基以外の官能基含有モノマーとして
(メタ)アクリル酸、(無水)マレイン酸、フマル酸、
イタコン酸、(メタ)アクリル酸2−アミノエチル、ビ
ニルトリメトキシシラン、γ−(メタクロイルオキシプ
ロピル)トリメトキシシランなどが挙げられる。
【0017】本発明のシーリング材用ポリオール組成物
に使用する、アクリルポリオール(a)に存在する2級
OH基の比率であるが、本発明のシーリング材用ポリオ
ール組成物中に存在する2級OH基の比率が75mol
%以上になれば特に限定はされない。
【0018】本発明のシーリング材用ポリオール組成物
中に存在する2級OH基の比率は、シーリング材用ポリ
オール組成物中に存在する2級OH基量(mol)/シ
ーリング材用ポリオール組成物中に存在する全OH基量
(mol)で示される比に100を乗じた数値(単位は
mol%)で表すことができる。
【0019】より具体的には、本発明のシーリング材用
ポリオール組成物に含有されるアクリルポリオール
(a)としては、アクリルポリオール(a)に存在する
2級OH基の比率は、50mol%以上であることが好
ましく、60mol%以上であることがより好ましく、
70 mol%以上であることが最も好ましい。
【0020】なお、上記、アクリルポリオール(a)に
存在する2級OH基の比率は、上記のシーリング材用ポ
リオール組成物中に存在する2級OH基の比率と同じ様
に、アクリルポリオール(a)中に存在する2級OH基
量(mol)/アクリルポリオール(a)中に存在する
全OH基の量(mol)の比に、100を乗じた数値
で、単位は(mol%)で表すことができる。
【0021】上記、アクリルポリオール(a)中に存在
する2級OH基比率が50%未満になると、シーリング
材用ポリオール組成物の2級OH基比率を75mol%
以上にするための、シーリング材用ポリオール組成物中
のアクリルポリオール(a)の使用量が少量に限定され
るため、シーリング材にした際の耐久性、耐候性、耐熱
性、密着性などの調節が非常に難しくなってしまう。具
体的には、ポリオキシアルキレポリオール(b)の含有
量が多くなり、好ましい配合範囲とはなりにくい。
【0022】アクリルポリオール(a)の重合方法とし
ては、特に限定はなく、公知の、溶液重合、塊状重合、
懸濁重合、乳化重合などにより重合を行なうことができ
る。
【0023】上記重合の際に使用される開始剤にも特に
限定はなく、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、メチ
ルエチルケトンパーオキサイド、ターシャリーヘキシル
パーオキシイソプロピルモノカーボネートなどの過酸化
物系開始剤、2,2‘−アゾビイスイソブチロニトリ
ル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニト
リル)などのアゾ系開始剤および過酸化水素−Fe(I
I)系、過酸化ベンゾイル−ジメチルアニリン系、過硫
酸酸塩−亜硫酸水素ナトリウム系などのレドックス開始
剤系などが挙げられる。
【0024】この重合においては、必要に応じて連鎖移
動剤を使用することは可能であるが、重合が遅く、また
未反応の単量体成分が残り易い、生成するアクリルポリ
オール(a)に不快な臭気が残りやすいなどの欠点を有
するため、メルカプタン系連鎖移動剤を使用しないこと
が好ましい。好ましい連鎖移動剤としては、四塩化炭
素、クロロホルムなどのハロゲン化アルキル化合物など
が挙げられる。
【0025】この重合においては、必要に応じて公知の
溶剤類を使用することができる。溶剤の種類は、特に限
定されず、重合温度などの条件に合わせて自由に選択で
きるが、例えば、トルエン、キシレン、ブタノール、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、プロピレングリコールモノメチルエー
テル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ートなどが挙げられる。
【0026】本発明のアクリルポリオール(a)は、使
用上の都合より、溶液重合、懸濁重合、乳化重合などで
重合した場合には、重合後にアクリルポリオール(a)
以外の揮発分を除去する必要がある。この場合の脱揮方
法としては、釜脱揮、薄膜蒸留機、2軸押出機など公知
の手法のいずれも用いることができ、特に限定されな
い。
【0027】また、脱揮操作は、アクリルポリオール
(a)の重合後にそのまま実施しても良いし、アクリル
ポリオール(a)の重合後の溶液に予めポリオキシアル
キレンポリオール(b)を添加した後に実施してもかま
わない。
【0028】脱揮後のアクリルポリオール(a)はシー
リング材に使用するので、残存揮発成分は少ない方が好
ましい。特に限定はされないが、残存揮発性分が5重量
%(対アクリルポリオール(a)換算で)以下であるこ
とが好ましい。
【0029】また、本発明に使用されるアクリルポリオ
ール(a)のポリマー物性等は特に制限されないが、シ
ーリング材にした際の配合の自由度、作業性等を特に良
くするためには下記、の条件を満たすものが好まし
い。
【0030】水酸基価 本発明に使用されるアクリルポリオール(a)の水酸基
価は15mgKOH/g以上、40mgKOH/g以下
であることが好ましい。アクリルポリオール(a)の水
酸基価が15mgKOH/g未満の場合は、シーリング
材にした際の架橋密度が低すぎて、十分な硬化特性、強
度などが得られない場合がある。また、アクリルポリオ
ール(a)の水酸基価が、40mgKOHを越えた場合
には、アクリルポリオール(a)の水酸基価が高すぎ
て、シーリング材にした際の物性が硬くなりすぎること
があるだけでなく、シーリング材用ポリオール組成物お
よびアクリルポリオール(a)の添加量の自由度が低
く、シーリング材配合が限定され、各種シーリング材物
性のバランスが取りにくくなることがあるので好ましく
ない。
【0031】分子量(Mn)範囲 本発明に使用されるアクリルポリオール(a)の数平均
分子量(Mn)は3000以上、12000以下である
ことが好ましい。アクリルポリオール(a)の数平均分
子量(Mn)が3000未満の場合には、反応後の強度
を十分保つため、ポリマー1分子あたりの平均水酸基数
を一定(約2.5以上)とすると水酸基価が高くなりす
ぎ、シーリング材にした際の物性が硬くなりすぎる場合
があるだけでなく、シーリング材用ポリオール組成物お
よびアクリルポリオール(a)の添加量の自由度が低
く、シーリング材配合が限定され、また上記アクリルポ
リオール(a)の水酸基価が40mgKOH/gを越え
た場合と同様に各種シーリング材物性のバランスが取り
にくくなる場合がある。一方、アクリルポリオール
(a)の数平均分子量(Mn)が12000を越えた場
合には、アクリルポリオール(a)およびポリオール組
成物の粘度が高くなりすぎて、シーリング材にした場合
の作業性が確保できなくなる場合がある。
【0032】〔ポリオキシアルキレンポリオール(b)
の説明〕本発明に使用されるポリオキシアルキレンポリ
オール(b)は、配合する事によって得られるシーリン
グ材用ポリオール組成物中の全OH基の内、75mol
%以上が2級OH基になれば、公知のポリオキシアルキ
レンポリオールが使用でき、特に限定されない。より好
ましく、本発明のシーリング材用ポリオール組成物中の
全OH基の内、75mol%以上を2級OH基にするた
めは、上記、ポリオキシアルキレンポリオール(b)
は、2級OH基を主に有するものが好ましい。例えば、
ポリプロピレングリコールおよびスチレンオキサイド、
アリルグリシジルエーテル、エピクロロヒドリンなどの
重合体、または、各種ポリオキシアルキレンポリオール
末端OH基にプロピレンオキサイド、スチレンオキサイ
ド、アリルグリシジルエーテル、エピクロロヒドリン等
を付加したものなどがあげられる。
【0033】また、本発明のシーリング材用ポリオール
組成物中の全OH基の内、75mol%以上が2級OH
基になるようにすれば、前記2級OH基を主に有するポ
リオキシアルキレンポリオール以外に、1級OH基を有
するポリオキシアルキレンポリオールを併用することも
可能である。これらの例としては、ポリエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコ
ール−ポリエチレングリコールブロックポリマー、ポリ
テトラエチレングリコールなどが挙げられ、これらの1
種または2種以上の混合物で使用することができる。上
記の列記の中でも、2級OH基を有する点、耐水性の
点、入手しやすさの点、作業性の点、及び価格などによ
り、ポリプロピレングリコールが特に好ましい。
【0034】本発明に使用されるポリオキシアルキレン
ポリオール(b)の2級OH基の比率は、<ポリオキシ
アルキレンポリオール(b)中に存在する2級OH基量
(mol)/ポリオキシアルキレンポリオール(b)中
に存在する全OH基量(mol)×100(mol%)
>で表されるが、シーリング材用ポリオール組成物中に
存在する2級OH基の比率が、75mol%以上になる
様に組成物を設計すれば、特に限定はされない。具体的
には、50mol%以上であることが好ましく、70m
ol%以上であることがより好ましく、90%以上であ
ることが最も好ましい。
【0035】なお、上記のシーリング材用ポリオール組
成物中に存在する2級OH基の比率は、<シーリング用
材ポリオール組成物中に存在する2級OH基量(mo
l)/シーリング材用ポリオール組成物中に存在する全
OH基量(mol)×100(mol%)>で表すこと
ができる。
【0036】このポリオキシアルキレンポリオール
(b)中に存在する2級OH基の比率が50mol%未
満になると、所望の物性を維持して、かつシーリング材
用ポリオール組成物の2級OH基比率を75mol%以
上にするためには、シーリング材用ポリオール組成物中
のポリオキシアルキレンポリオール(b)の量が少量に
限定されるため、シーリング材にした際の作業性、粘度
などの調節が非常に難しくなってしまう。よってポリオ
キシアルキレンポリオール(b)中に存在する2級OH
基の比率は、上記の比率が好ましい。
【0037】本発明に使用されるポリオキシアルキレン
ポリオール(b)の1分子あたりのOH基数は特に限定
されないが、十分な硬化性を有し、架橋密度が高すぎな
い点などより2または3が好ましい。もちろんこれらの
混合物も好ましい。また、ポリオキシアルキレンポリオ
ール(b)の水酸基価は特に限定されないが、10mg
KOH/g以上、60mgKOH/g以下が好ましく、
15mgKOH以上、40mgKOH/g以下がより好
ましい。10mgKOH/g未満であると、シーリング
材にした際の架橋密度が低すぎて、十分な硬化特性、強
度などが得られない、また、表面タックが強いなどの問
題が生じ易く、60mgKOH/gを越える場合には、
シーリング材用ポリオール組成物の水酸基価が高くなり
すぎ、シーリング材にした際の物性が硬くなりすぎるだ
けでなく、シーリング材用ポリオール組成物の添加量の
自由度が低く、シーリング材配合が限定され、各種シー
リング材物性のバランスが取りにくくなり易い。
【0038】本発明に使用されるポリオキシアルキレン
ポリオールの数平均分子量(Mn)は特に限定されない
が、シーリング材にした際の柔軟性の付与および粘度の
点から、1000−5000が好ましく、2000−5
000がより好ましい。
【0039】〔アクリルポリオール(a)/ポリオキシ
アルキレンポリオール(b)の配合比の説明〕本発明の
シーリング材用ポリオール組成物でのアクリルポリオー
ル(a)とポリオキシアルキレンポリオール(b)の配
合比((a)/(b)(重量比))は、特に限定されな
いが、低粘度、低感温性でかつ耐熱性を良好なものとす
るためには、1/2以上、2/1以下であることが好ま
しい。上記配合比(a)/(b)が1/2未満の場合に
は、アクリルポリオール(a)が不足するため、ポリオ
ール組成物の耐熱性が悪化し、シーリング材にした際
に、ポリウレタン系と同じ程度の耐熱性(JIS A5
758の耐久性分類で8020並み)しか示さなくなる
場合があり、アクリルポリオールの添加効果がほとんど
なくなってしまう場合もあるので好ましくない。
【0040】一方、上記配合比(a)/(b)が2/1
を越える場合には、ポリオキシアルキレンポリオール
(b)が不足するため、ポリオール組成物の粘度、感温
性が大きくなりすぎ、シーリング材にした際に、アクリ
ルウレタン系なみの悪い作業性しか得られない場合があ
り、ポリオキシアルキレンポリオールの添加効果がほと
んどなくなってしまう場合がある。
【0041】本発明のシーリング材用ポリオール組成物
の物性は、アクリルポリオール(a)およびポリオキシ
アルキレンポリオール(b)を必須成分とし、ポリオー
ル組成物中の全OH基の内、75mol%以上が2級O
H基であれば、その他には特に限定されないが、水酸基
価は15mgKOH/g以上、40mgKOH/g以下
であることが好ましい。さらに、本発明のシーリング材
用ポリオール組成物に、本発明の特徴を阻害しない範囲
であれば、アクリルポリオール(a)およびポリオキシ
アルキレンポリオール(b)以外の成分として、他のポ
リオール(c)、例えばポリエステルポリオール、ポリ
ブタジエンポリオール、ポリオレフィンポリオール、ポ
リカーボネートポリオールなどの公知のポリオールを添
加することは自由である。
【0042】本発明のシーリング材用ポリオール組成物
における、アクリルポリオール(a)、ポリオキシアル
キレンポリオール(b)および他のポリオール(c)の
含有量(重量%)は、(a)/(b)の重量比が1/2
以上、2/1以下であれば特に限定されないが、好まし
くはアクリルポリオール(a)およびポリオキシアルキ
レンポリオール(b)の合計の含有量、即ち、本発明の
シーリング材用ポリオール組成物を100重量%とした
場合に、その合計量の含有量が、60重量%以上が好ま
しい。より好ましくは80%重量以上で、さらに好まし
くは90重量%以上で、最も好ましくは100重量%で
ある。また、その他のポリオール(c)の含有量は、好
ましくは40重量%以下、より好ましくは20重量%以
下、より好ましくは10重量%以下である。
【0043】より具体的には、本発明のシーリング材用
ポリオール組成物を100重量%とした時に、好ましく
はアクリルポリオール(a)およびポリオキシアルキレ
ンポリオール(b)の合計が本発明のシーリング材用ポ
リオール組成物中の60−100重量%の範囲、より好
ましくは70−100重量%の範囲、より好ましくは8
0―100重量%の範囲、より好ましくは90−100
重量%の範囲、より好ましくは95−100重量%の範
囲である。また、その他のポリオール(c)の含有量
は、好ましくは40−0重量の範囲、より好ましくは3
0−0重量%の範囲、さらに好ましくは20−0重量%
の範囲、さらに好ましくは、10−0重量%の範囲、さ
らに好ましくは5−0重量%の範囲である。
【0044】この様に、本発明のシーリング材用ポリオ
ール組成物において、配合される各成分の配合量(組成
物中の含有量)を規定することで、シーリング材用ポリ
オール組成物として、より好ましい物性が得られる。
(具体的には、シーリング材として硬化させた時の反応
挙動が良好である事、つまり、硬化までの作業性を確保
できる可使時間を取り易く、かつ硬化が速やかに進行す
る等の物性バランスに優れたシーリング材用ポリオール
組成物となる。) 〔各種パラメータの説明〕以下に、本発明で、シーリン
グ材用ポリオール組成物として良好な物性を発揮するた
めの指標に用いられる各種パラメーターを説明する。
【0045】<イソシアネート基との反応性>長い可
使時間かつ良好な硬化性を両立させるためには、シーリ
ング材用ポリオール組成物と多官能イソシアネート化合
物(例えば、多官能ポリプロピレングリコールとトリレ
ンジイソシアネートを反応させて合成した末端イソシア
ネート化ポリプロピレングリコール(一般にウレタンプ
レポリマーと呼ばれるもの)を適当な触媒を添加して、
室温(例えば20℃)で反応させた際の、反応開始2時
間後のイソシアネート基の反応率が20%未満であり、
かつ反応開始24時間後のイソシアネート基の反応率が
80%以上であることが好ましい。
【0046】反応開始2時間後のイソシアネート基の反
応率が20%以上になると、2液型シーリング材にした
際の2液混合した後、2時間後には、シーリング材全体
が増粘し、シーリング材施工用のガンに吸い込みにく
い、施工時に糸引きを生じるなど作業性が著しく低下
し、シーリング材としての十分な可使時間の確保が難し
くなる。
【0047】また、反応開始24時間後のイソシアネー
ト基の反応率が80%未満になると、2液型シーリング
材にした際の施工1日後の硬化性が不十分となり、シー
リング材としての十分な硬化性の確保が難しくなる。
【0048】イソシアネート基との反応率(%)は、各
種ポリオール組成物を、ポリプロピレングリコールの末
端をトリレンジイソシアネート(TDI)でイソシアネー
ト化したウレタンプレポリマー(NCO%=2.1%)
<つまり、NCO基の量を2.1重量%として計算>と
混合し、さらに反応触媒として2−エチルヘキシル酸ビ
スマスのトルエン溶液(ビスマス濃度=10重量%)を
ポリオール組成物に対して1重量%添加し、良く混合し
たものを、IR測定用NaCl板に塗り、20℃、湿度65%
の恒温恒湿室に静置して反応させたものを、一定時間後
FT-IRで測定し、2900cm-1付近のメチレン基の吸
収を基準とした、2300cm-1付近のイソシアネート
基のカルボニル基由来の吸収の減少により、イソシアネ
ート基の減少率より算出した。
【0049】<5℃での粘度>5℃でのシーリング材
用ポリオール組成物の粘度は、シーリング材にした際の
冬期の作業性を決定する非常に重要な物性である。本発
明のシーリング材用ポリオール組成物の5℃での粘度
は、特に限定はされないが、シーリング材にした際の冬
期の作業性を良好に保持するためには、シーリング材用
ポリオール組成物の5℃での粘度は30Pa・s以下で
あることが好ましい。シーリング材用ポリオール組成物
の5℃での粘度が30Pa・sを越えた場合、シーリン
グ材用ポリオール組成物の低温(5℃以下)での粘度が
高すぎて、シーリング材にした際の冬期(低温)での良
好な作業性の確保が困難になる場合がある。
【0050】<感温性>本発明における感温性とは、
シーリング材用ポリオール組成物の5℃での粘度と25
℃での粘度の比(5℃での粘度/25℃での粘度)のこ
とを示し、シーリング材用ポリオール組成物の温度変化
に対する粘度変化の指標である。この数値が大きいと、
作業性を確保するため、使用温度変化(季節変化)に対
してシーリング材配合を大きく変化させる必要が生じ、
四季を通じて、一定の物性を保持したまま、作業性を確
保することが困難になる。場合によっては、冬場の作業
性を確保するために、可塑剤量を増量する必要が生じ、
塗料汚染性が悪化するなどの問題も生じる場合がある。
【0051】本発明のシーリング材用ポリオール組成物
の感温性は特に限定されないが、6.0以下であること
が好ましく、5.0以下であることがさらに好ましい。
シーリング材組成物の感温性が6.0を越えると、前述
した通り、シーリング材にした際に、良好なシーリング
材物性を保持したまま、四季を通じた作業性を確保する
ことが困難になる場合があるので好ましくない。
【0052】<耐熱性>本発明における耐熱性とは、
シーリング材用ポリオール組成物を、3官能イソシアネ
ート化合物(例えば、スミジュールN3500(住友バ
イエルウレタン(株)製))と、当量付近(NCO/O
H(モル比=1.05±0.1)で80゜Cで8時間か
ら16時間反応させたウレタン化ポリマー(X)につい
て、(a)25℃×4日保存品、(b)90℃×4日加
熱品をそれぞれ、テトラヒドロフランを溶媒としたソッ
クスレー抽出(約8時間程度)にかけた不溶分重量分率
(%)を比較した。具体的には、〔(b)の不溶分重量
分率〕/〔(a)の不溶分重量分率〕×100(%)を
示し、シーリング材にした際の耐熱性の指標を示すもの
である。
【0053】例えば、アクリルポリオール100重量%
からなるシーリング材用ポリオール組成物の、上記の測
定方法で測定した耐熱性はほぼ100%であり、ポリプ
ロピレングリコール100重量%からなりシーリング材
用ポリオール組成物の、同様な耐熱性は、ほぼ0−15
%である。
【0054】本発明のシーリング材用ポリオール組成物
の耐熱性は特に限定されないが、30%以上であること
が好ましく、50%以上であることがより好ましく、7
5%以上であれば、アクリルポリオールのみの耐熱性に
近い物性が達成できるので好ましい。80%以上が最も
好ましい。
【0055】シーリング材用ポリオール組成物の耐熱性
が30%未満になると、シーリング材にした際に、90
℃での耐熱性の指標であるJIS A5758の耐久性
試験区分である9030に合格することが困難になる。
また、本発明における、シーリング材の評価としては、
上記耐熱性が0−15%の範囲であると、 JISA5
758の耐久性試験区分では、8020程度である。
【0056】
【実施例】以下、実施例により、本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるも
のではない。また、下記実施例および比較例中の「部」
および「%」は、それぞれ、「重量部」および「重量
%」を表す。なおこの「%」で、反応率や耐熱性等の物
性の表記は通常の「%」表記である。
【0057】[製造例1]滴下ロート、撹拌機、窒素導入
管、温度計、還流冷却器を備えたフラスコに、キシレン
800部を仕込み、ゆるやかに窒素ガスを吹き込み、撹
拌しながら110℃に加熱した。そこへ、アクリル酸ブ
チル762部、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル4
6部、パーヘキシルI(日本油脂株式会社製)8.0部
からなる混合物を2時間かけて滴下した。滴下中は系内
の温度を110±2℃に保持した。そして、滴下終了
後、同温度で30分撹拌を継続し重合を終了し、アクリ
ルポリオール〔1〕キシレン溶液を得た。
【0058】続いて、撹拌機、温度計および上方に温度
計、側方に減圧ラインおよび受器を付けた冷却管を接続
したト字管を備えたフラスコ(上部を保温材で保温)
に、上記アクリルポリオール〔1〕キシレン溶液を仕込
み、フラスコ内を981Paまで減圧してから、110
℃のオイルバスに漬けた。
【0059】その後、留出の様子を見ながら、フラスコ
内の圧力を49Paまで徐々に減圧し、1時間脱揮を行
い、アクリルポリオール〔1〕を得た。脱揮終了時の内
温は108℃、ト字管の温度系での蒸気温度は46℃、
留出はほとんどなかった。
【0060】脱揮後のアクリルポリオール〔1〕の物性
は、表1に記載、収率は98%(対仕込みモノマー)で
あった。
【0061】[製造例2]滴下ロート、撹拌機、窒素導入
管、温度計、還流冷却器を備えたフラスコに、キシレン
800部を仕込み、ゆるやかに窒素ガスを吹き込み、撹
拌しながら115℃に加熱した。そこへ、アクリル酸ブ
チル720部、アクリル酸2−エチルヘキシル27部、
メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル64部、パーヘキ
シルI(日本油脂株式会社製)16.0部からなる混合
物を2時間かけて滴下した。滴下中は系内の温度を11
5±2℃に保持した。そして、滴下終了後、同温度で3
0分撹拌を継続し重合を終了し、アクリルポリオール
〔2〕キシレン溶液を得た。
【0062】続いて、撹拌機、温度計および上方に温度
計、側方に減圧ラインおよび受器を付けた冷却管を接続
したト字管を備えたフラスコ(上部を保温材で保温)
に、上記アクリルポリオール〔2〕キシレン溶液を仕込
み、フラスコ内を100mmHgまで減圧してから、1
10℃のオイルバスに漬けた。その後、留出の様子を見
ながら、フラスコ内の圧力を5mmHgまで徐々に減圧
し、80分脱揮を行い、アクリルポリオール〔2〕を得
た。脱揮終了時の内温は96℃、ト字管の温度系での蒸
気温度は42℃、留出はほとんどなかった。脱揮後のア
クリルポリオール〔2〕の物性は、表1に記載する。収
率は96%(対仕込みモノマー)であった。
【0063】[比較製造例3]滴下ロート、撹拌機、窒素
導入管、温度計、還流冷却器を備えたフラスコに、アク
リル酸ブチル90部、アクリル酸2−エチルヘキシル5
部、スチレン5部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル3
部、2−メルカプトエタノール2部からなる混合物のう
ちの30%を仕込み、ゆるやかに窒素ガスを吹き込み、
撹拌しながら70℃に加熱した。そこへ、2,2‘−ア
ゾイソブチロニトリル0.1部を加えると速やかに発熱
が始まった。この発熱がやや穏やかになってから上記混
合物の残り(70%)に2,2‘−アゾイソブチロニト
リル0.2部を加えたものを、3時間かけて滴下した。
その後、発熱が認められなくなった時点で重合を終了
し、アクリルポリオール〔3〕キシレン溶液を得た。続
いて、撹拌機、温度計ならびに上方に温度計、側方に減
圧ラインおよび受器を付けた冷却管を接続したト字管を
備えたフラスコ(上部を保温材で保温)に、上記アクリ
ルポリオール〔3〕キシレン溶液を仕込み、スラスコ内
を981Paまで減圧してから、110゜Cオイルバス
に漬けた。その後、留出の様子を見ながら、フラスコ内
の圧力を49Paまで徐々に減圧し、90分脱揮を行
い、アクリルポリオール〔3〕を得た。脱揮終了時の内
温は101゜C、ト字管の温度計での蒸気温度は45゜
C、留出はほとんどなかった。脱揮後のアクリルポリオ
ール〔3〕の物性は、表1に記載する。収率は99%
(対仕込みモノマー)であった。
【0064】[比較製造例4]滴下ロート、撹拌機、窒素
導入管、温度計、還流冷却器を備えたフラスコに、キシ
レン800部を仕込み、ゆるやかに窒素ガスを吹き込
み、撹拌しながら125℃に加熱した。そこへ、アクリ
ル酸ブチル600部、アクリル酸2−エチルヘキシル4
9部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル151部、パ
ーヘキシルI(日本油脂株式会社製)64.0部からな
る混合物を2時間かけて滴下した。滴下中は系内の温度
を125±2℃に保持した。そして、滴下終了後、同温
度で30分撹拌を継続し重合を終了し、アクリルポリオ
ール〔4〕キシレン溶液を得た。
【0065】続いて、撹拌機、温度計および上方に温度
計、側方に減圧ラインおよび受器を付けた冷却管を接続
したト字管を備えたフラスコ(上部を保温材で保温)
に、上記アクリルポリオール〔4〕キシレン溶液を仕込
み、フラスコ内を981Paまで減圧してから、110
℃のオイルバスに漬けた。その後、留出の様子を見なが
ら、フラスコ内の圧力を49Paまで徐々に減圧し、9
0分脱揮を行い、アクリルポリオール〔4〕を得た。脱
揮終了時の内温は102℃、ト字管の温度系での蒸気温
度は44℃、留出はほとんどなかった。脱揮後のアクリ
ルポリオール〔4〕の物性は、表1に記載する。収率は
96%(対仕込みモノマー)であった。
【0066】[比較製造例5]滴下ロート、撹拌機、窒素
導入管、温度計、還流冷却器を備えたフラスコに、キシ
レン800部を仕込み、ゆるやかに窒素ガスを吹き込
み、撹拌しながら105℃に加熱した。そこへ、アクリ
ル酸ブチル750部、アクリル酸2−エチルヘキシル3
2部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル18部、パーヘ
キシルI(日本油脂株式会社製)2.0部からなる混合
物を2時間かけて滴下した。滴下中は系内の温度を10
5±2℃に保持した。そして、滴下終了後、同温度で3
0分撹拌を継続し重合を終了し、アクリルポリオール
〔5〕キシレン溶液を得た。
【0067】続いて、撹拌機、温度計および上方に温度
計、側方に減圧ラインおよび受器を付けた冷却管を接続
したト字管を備えたフラスコ(上部を保温材で保温)
に、上記アクリルポリオール〔5〕キシレン溶液を仕込
み、フラスコ内を981Paまで減圧してから、110
℃のオイルバスに漬けた。その後、留出の様子を見なが
ら、フラスコ内の圧力を49Paまで徐々に減圧し、8
0分脱揮を行いアクリルポリオール〔5〕を得た。脱揮
終了時の内温は103℃、ト字管の温度系での蒸気温度
は45℃、留出はほとんどなかった。脱揮後のアクリル
ポリオール〔5〕の物性を、表1に記載する。収率は9
5%(対仕込みモノマー)であった。
【0068】[比較製造例6]滴下ロート、撹拌機、窒素
導入管、温度計、還流冷却器を備えたフラスコに、キシ
レン800部を仕込み、ゆるやかに窒素ガスを吹き込
み、撹拌しながら110℃に加熱した。そこへ、アクリ
ル酸ブチル762部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル
38部、パーヘキシルI(日本油脂株式会社製)8.0
部からなる混合物を2時間かけて滴下した。滴下中は系
内の温度を110±2℃に保持した。そして、滴下終了
後、同温度で30分撹拌を継続し重合を終了し、アクリ
ルポリオール〔6〕キシレン溶液を得た。
【0069】続いて、撹拌機、温度計および上方に温度
計、側方に減圧ラインおよび受器を付けた冷却管を接続
したト字管を備えたフラスコ(上部を保温材で保温)
に、上記アクリルポリオール〔1〕キシレン溶液を仕込
み、フラスコ内を981Paまで減圧してから、110
℃のオイルバスに漬けた。その後、留出の様子を見なが
ら、フラスコ内の圧力を49Paまで徐々に減圧し、1
時間脱揮を行い、アクリルポリオール〔6〕を得た。脱
揮終了時の内温は105℃、ト字管の温度系での蒸気温
度は42℃、留出はほとんどなかった。
【0070】脱揮後のアクリルポリオール〔6〕の物性
は、表1に記載、収率は95%(対仕込みモノマー)で
あった。
【0071】[実施例1]製造例1で製造したアクリルポ
リオール〔1〕500部とサンニックスPP−3000
(三洋化成株式会社製、Mn=3000、2官能ポリプ
ロピレングリコール、水酸基価=37mgKOH/g)
500部を均一に混合し、シーリング材用ポリオール組
成物〔1〕を得た。このシーリング材用ポリオール組成
物〔1〕のイソシアネート化合物(イソシアネート基)
との反応性を表2に、粘度、感温性、耐熱性、臭気、ウ
レタン化フィルムの感触を表3に示した。
【0072】シーリング材用ポリオール組成物〔1〕
は、初期のイソシアネート基との反応性がポリプロピレ
ングリコール(2級OH基100%)とほぼ同様に低い
にも関わらず、6時間後、24時間後のイソシアネート
基との反応性は、1級OH基を40%も含む比較用ポリ
オール組成物6とほぼ同じであり、長い可使時間と、一
旦反応が開始すれば、反応の立ち上がり後の反応の完結
が早いという両方の特徴を併せ持つ良好なものであっ
た。また、粘度、感温性が低く、耐熱性は良好であり、
臭気もほとんどなく、ウレタン化フィルムの感触も、柔
軟かつしっかりと硬化しており、非常に良好なものであ
った。
【0073】[実施例2]製造例2で製造したアクリルポ
リオール〔2〕600部とサンニックスPP−3000
(三洋化成株式会社製、Mn=3000、2官能ポリプ
ロピレングリコール、水酸基価=37mgKOH/g)
400部を均一に混合し、シーリング材用ポリオール組
成物〔2〕を得た。このシーリング材用ポリオール組成
物〔2〕のイソシアネート化合物との反応性を表2に、
粘度、感温性、耐熱性、臭気、ウレタン化フィルムの感
触を表3に示した。
【0074】シーリング材用ポリオール組成物〔2〕
は、初期のイソシアネート基との反応性がポリプロピレ
ングリコール(2級OH基100%)とほぼ同様に、低
いにも関わらず、実施例1と同じ様に、6時間、24時
間後のイソシアネート基との反応性は1級OH基を40
%も含む比較用ポリオール組成物6とほぼ同様に高いも
のであり、長い可使時間と、一旦反応が開始すれば、反
応の立ち上がり後の反応の完結が早いという両方の特徴
を併せ持つ良好なものであった。粘度、感温性が低く、
耐熱性は良好であり、臭気もほとんどなく、ウレタン化
フィルムの感触も柔軟かつしっかり硬化しており、非常
に良好なものであった。この様な相反する物性を持つシ
ーリング材用ポリオール組成物は非常に有効である事が
わかった。
【0075】[比較例1]製造例3で製造したアクリルポ
リオール〔3〕670部とサンニックスPP−3000
(三洋化成株式会社製、Mn=3000、2官能ポリプ
ロピレングリコール、水酸基価=37mgKOH/g)
330部を均一に混合し、比較用シーリング材用ポリオ
ール組成物〔1〕を得た。この比較用シーリング材用ポ
リオール組成物〔1〕のイソシアネート化合物との反応
性を表2に、粘度、感温性、耐熱性、臭気、ウレタン化
フィルムの感触を表3に示した。比較用シーリング材用
ポリオール組成物〔1〕のイソシアネート基との反応性
は6時間、24時間後の反応率は高かったが、初期の反
応の立ち上りが早く(アクリルポリオール〔6〕とほぼ
同じ)、可使時間が短いものであった。また、粘度、感
温性が低く、耐熱性は良好であり、臭粘度、感温性がま
ずまずで、耐熱性は良好であったが、イオウ臭がひど
く、ウレタン化フィルムの感触もタックが多いものであ
った。
【0076】[比較例2]製造例4で製造したアクリルポ
リオール〔4〕600部とサンニックスPP−3000
(三洋化成株式会社製、Mn=3000、2官能ポリプ
ロピレングリコール、水酸基価=37mgKOH/g)
400部を均一に混合し、比較用シーリング材用ポリオ
ール組成物〔2〕を得た。この比較用シーリング材用ポ
リオール組成物〔2〕のイソシアネート化合物との反応
性を表2に、粘度、感温性、耐熱性、臭気、ウレタン化
フィルムの感触を表3に示した。
【0077】比較用シーリング材用ポリオール組成物
〔2〕のイソシアネート基との反応性は6時間、24時
間後の反応率は高かったが、初期の反応の立ち上りが早
く(アクリルポリオール〔6〕とほぼ同じ)、可使時間
が短いものであった。また、粘度、感温性は低く、耐熱
性は良好で、臭気はなかったが、ウレタン化フィルムの
感触が著しくかたもろいものであった。また、この比較
用シーリング材用ポリオール組成物〔2〕は、水酸基価
が84と著しく大きいので、シーリング材にした場合、
シーリング材中のアクリルポリオール量が著しく低下
し、耐候性、密着性などに悪影響が出ることが容易に予
想される。
【0078】[比較例3]製造例5で製造したアクリルポ
リオール〔5〕400部とサンニックスPP−3000
(三洋化成株式会社製、Mn=3000、2官能ポリプ
ロピレングリコール、水酸基価=37mgKOH/g)
600部を均一に混合し、比較用シーリング材用ポリオ
ール組成物〔3〕を得た。この比較用シーリング材用ポ
リオール組成物〔3〕のイソシアネート化合物との反応
性を表2に、粘度、感温性、耐熱性、臭気、ウレタン化
フィルムの感触を表3に示した。
【0079】比較用シーリング材用ポリオール組成物
〔3〕のイソシアネート基との反応性は6時間、24時
間後の反応率は高かったが、初期の反応の立ち上りが早
く(アクリルポリオール〔6〕とほぼ同じ)、可使時間
が短いものであった。また、粘度、感温性が著しく高
く、また耐熱性もあまり良くなかった。また、ウレタン
化フィルムの感触は、タックが多く、やや弱いものであ
った。
【0080】[比較例4]製造例6で製造したアクリルポ
リオール〔6〕500部とサンニックスPP−3000
(三洋化成株式会社製、Mn=3000、2官能ポリプ
ロピレングリコール、水酸基価=37mgKOH/g)
500部を均一に混合し、比較用シーリング材用ポリオ
ール組成物〔4〕を得た。この比較用シーリング材用ポ
リオール組成物〔4〕のイソシアネート化合物との反応
性を表2に、粘度、感温性、耐熱性、臭気、ウレタン化
フィルムの感触を表3に示した。
【0081】比較用シーリング材用ポリオール組成物
〔4〕のイソシアネート基との反応性は6時間、24時
間後の反応率は高かったが、初期の反応の立ち上りが早
く(アクリルポリオール〔6〕とほぼ同じ)、可使時間
が短いものであった。また、粘度、感温性が低く、耐熱
性も良好で、臭気もほとんどなく、ウレタン化フィルム
の感触も柔軟かつしっかり硬化していた。
【0082】[比較例5]製造例6で得られたのアクリル
ポリオール〔6〕のイソシアネート化合物との反応性を
表2に、粘度、感温性、耐熱性、臭気、ウレタン化フィ
ルムの感触を表3に示した。
【0083】アクリルポリオール〔6〕のイソシアネー
ト基との反応性は6時間、24時間後の反応率は非常に
高かったが、初期の反応の立ち上りが早く、可使時間が
短いものであった。耐熱性は良好であり、臭気もほとん
どなく、ウレタン化フィルムの感触も柔軟かつしっかり
硬化していたが、粘度、感温性が著しく高いものであっ
た。
【0084】[比較例6]サンニックスPP−3000
(三洋化成株式会社製、Mn=3000、2官能ポリプ
ロピレングリコール、水酸基価=37mgKOH/g)
のイソシアネート化合物との反応性を表2に、粘度、感
温性、耐熱性、臭気、ウレタン化フィルムの感触を表3
に示した。サンニックスPP−3000のイソシアネー
ト基との反応性は、初期の反応性が低かった(反応の立
ち上りが遅かった、)が、6、24時間後の反応率も低
く、可使時間は長いが、イソシアネート基との反応が遅
いものであった。また、粘度、感温性が著しく低く、臭
気もほとんどなく、ウレタン化フィルムの感触も柔軟か
つしっかり硬化していたが、耐熱性が著しく低いもので
あった。
【0085】実施例における、イソシアネート基との反
応率は、各種ポリオールをポリプロピレングリコールの
末端をトリレンジソシアネート(TDI)でイソシアネ
ート化したウレタンプレポリマー(NCO重量%=2.
1重量%)<NCO基濃度として、2.1重量%で換算
>と混合し、さらに反応触媒として2−エチルヘキシル
酸ビスマスのトルエン溶液(ビスマス濃度が10重量
%)をポリオールに対して1wt%添加し、良く混合し
たものを、IR測定用NaCl板上に塗り、20℃、湿
度65%の恒温恒湿室に静置して反応させたものを、一
定反応時間後FT−IRにて測定し、2900cm-1
近のメチレン基の吸収を基準とした、2300cm-1
近のイソシアネート基のカルボニル基由来の吸収の減少
により、イソシアネート基の減少率より算出した。ま
た、重合体の数平均分子量と重量平均分子量は、ゲルパ
ーミエーションクロマトグラム(HLC-8020 GPC :東ソ
ー株式会社製)により、標準ポリスチレンに換算して求
めた。
【0086】表1には、本発明の実施例で用いた実施例
のアクリルポリオールと比較例のアクリルポリオールの
基本的な物性を、本発明の各種パラメータで評価した結
果を示した。
【0087】表2で示した様に、シーリング材とした時
の作業性の目安となる、シーリング材用組成物の5℃の
粘度や、その粘度の感温性や、本発明のポリオール組成
物を用いたシーリング材の耐熱性の目安となるウレタン
化ポリマー(X)の耐熱性や、硬化塗膜評価としての、
フィルムの状態等の物性すべてがバランス良く良好な組
成物は、本発明の構成の実施例である実施例1と実施例
2である事が判る。また、比較例で示したポリオール組
成物はいずれも欠点があり、満足なシーリング材用ポリ
オール組成物は得られていない。比較例1では、臭気も
強く、実際にシーリング材用組成物にした時、問題であ
り、その物性もやや悪いものであった。
【0088】
【表1】
【0089】
【表2】
【0090】
【表3】
【0091】表3の説明を以下に示す。 粘度 :恒温槽中(誤差±0.1゜C)中、BM型
粘度系にて測定。
【0092】測定法はJIS K7117に準拠。 感温性 :5゜Cでの粘度/25゜Cでの粘度。 耐熱性 :測定方法は明細書中に記載。 臭気 :シーリング材用ポリオール組成物の臭気を
確認した。 ウレタン化フィルムの状態:シーリング材用ポリオール
組成物を3官能イソシアネート化合物(スミジュールN
3500(住友バイエルウレタン(株)製))とNCO
/OH(モル比)=1.1で反応させて(ジブチルチン
ジラウレートを0.1重量%添加、80℃で12hr反
応させて)得られた、ウレタン化フィルムを実際に手で
触ったさいの感触で示した。また、表中にこれら物性の
総合評価として、作業性と耐熱性と硬化塗膜性を○△×
等で示した。
【0093】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のシ
ーリング材用ポリオール組成物では、従来のシーリング
材用ポリオール組成物ではできなかった、低い温度での
作業性である低粘度、低感温性という物性とシーリング
材組成物とした時の良好な耐熱性の両立が可能であり、
臭気の問題がなく、さらに可使時間が長く、かつ硬化時
間が短いという反応挙動が非常に良好である。その結
果、本発明のシーリング材用ポリオール組成物を用いた
シーリング材やシーリング材組成物では、従来のアクリ
ルウレタン系シーリング材が有していた良好な耐熱性
(JIS A5758耐久性分類で9030合格)、耐
候性を維持したまま、従来のポリウレタン系シーリング
材に有していた四季を通じた良好な作業性を得ることが
可能であり、臭気の問題もなく、かつ反応性のコントロ
ール(可使時間延長と硬化時間短縮の両立)が容易であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H017 AA03 AB01 AB06 AC18 AD05 AE03 4J034 DA01 DB03 DB07 DF01 DF02 DG02 DG03 DG06 DG12 DP18 DP19 HA06 HA08 QA02 QA03 QA05 RA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクリルポリオール(a)およびポリオキ
    シアルキレンポリオール(b)を必須成分とし、ポリオ
    ール組成物中に存在する全OH基の内、75mol%以
    上が2級OH基であることを特徴とするシーリング材用
    ポリオール組成物。
  2. 【請求項2】アクリルポリオール(a)およびポリオキ
    シアルキレンポリオール(b)を必須成分とするシーリ
    ング材用ポリオール組成物と多官能イソシアネート化合
    物と反応させた際の、温度20℃、湿度65%RHでの
    反応開始2時間後のイソシアネート基の反応率が20%
    未満かつ反応開始24時間後のイソシアネート基の反応
    率が80%以上であることを特徴とするシーリング材用
    ポリオール組成物。
  3. 【請求項3】アクリルポリオール(a)が、メルカプタ
    ン系連鎖移動剤を使用せずに作られたもので、水酸基価
    が15mgKOH/g以上、40mgKOH/g以下お
    よび数平均分子量(Mn)が3000以上、12000
    以下であり、アクリルポリオール(a)とポリオキシア
    ルキレンポリオール(b)の重量比((a)/(b))
    が1/2以上、2/1以下であることを特徴とする請求
    項1または2記載のシーリング材用ポリオール組成物。
  4. 【請求項4】シーリング材用ポリオール組成物の5℃で
    の粘度が30Pa・s以下、かつ、そのシーリング材用
    ポリオール組成物の5℃での粘度/25℃での粘度の比
    で表される感温性が6以下であり、かつ、そのシーリン
    グ材用ポリオール組成物を3官能イソシアネートで架橋
    させたウレタン化ポリマー(X)の耐熱性が、30%以上
    であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項
    に記載シーリング材用ポリオール組成物。
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JP4565777B2 (ja) * 2001-07-25 2010-10-20 旭化成ケミカルズ株式会社 アクリル系ポリイソシアネート組成物及びそれを含むシーリング材

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