JP2001045742A - パワーmos駆動回路 - Google Patents

パワーmos駆動回路

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JP2001045742A
JP2001045742A JP11215483A JP21548399A JP2001045742A JP 2001045742 A JP2001045742 A JP 2001045742A JP 11215483 A JP11215483 A JP 11215483A JP 21548399 A JP21548399 A JP 21548399A JP 2001045742 A JP2001045742 A JP 2001045742A
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gate
power mos
turn
circuit
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章義 上島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、サージ電圧の発生前にドライブ回
路を確実に切換え、またパワーMOSの閾値電圧のばら
つきに影響されずにターンオフ時間を短くすることを目
的とする。 【解決手段】 パワーMOS5のゲート電圧の変化率を
検出する電圧変化率検出手段6と、その検出結果に基づ
いてドライブ回路3,4によるパワーMOS5のゲート
駆動力を所定量低減させるように切換える切換手段1と
を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーMOS駆動
回路に関し、ターンオフ時のサージ電圧の発生を防ぐと
ともにターンオフ時間を短くするために、ターンオフ時
のゲート電圧の変化率(dv/dt)を検出し、この変
化率に基づいてドライブ回路を切換えるようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の電圧制制御型パワー半導体素子の
駆動回路として、例えば図9、図10に示すようなもの
がある(特開平10−32976号公報)。以下、これ
を第1の従来技術と言う。図9において、定常オン用ゲ
ート抵抗27と定常オン用トランジスタ23との直列回
路からなるスイッチング回路及び定常オフ用ゲート抵抗
29と定常オフ用トランジスタ25との直列回路からな
るスイッチング回路が設けられ、また定常オン用ゲート
抵抗27より抵抗値の大きいターンオン用ゲート抵抗2
6とターンオン用トランジスタ22との直列回路からな
るスイッチング回路及び定常オフ用ゲート抵抗29より
抵抗値の大きいターンオフ用ゲート抵抗28とターンオ
フ用トランジスタ24との直列回路からなるスイッチン
グ回路が並設されている。また、IGBT30には主コ
レクタ電流を流す主エミッタ端子Em とは別に、主コレ
クタ電流に比例した小さな補助エミッタ電流を取り出す
補助エミッタ端子Es が設けられている。補助エミッタ
端子Es は主コレクタ電流の電流変化率を検出するため
のインダクタンス31を介して主エミッタ端子Em に接
続されており、この電流変化率検出用のインダクタンス
31には主コレクタ電流Ic の変化率に比例した電圧信
号(di/dt)106が発生する。このdi/dt信
号106の大きさVs は、Vs =(インダクタンス31
のインダクタンス値)×(主コレクタ電流に比例した補
助エミッタ電流の変化率)で表される。
【0003】ターンオン時とターンオフ時のdi/dt
信号106は、それぞれターンオン用のワンショット回
路32とターンオフ用のワンショット回路33を介して
切換回路21に入力される。切換回路21はオン・オフ
信号101及びターンオン用ワンショット回路32の出
力信号102、ターンオフ用ワンショット回路33の出
力信号103を入力し、トランジスタ22〜25の駆動
を切換えるようになっている。
【0004】図10の動作波形図を用いて、IGBT3
0の特にターンオフ時の動作を説明する。t4 時点で切
換回路21に入力されるオン・オフ信号101が「0」
レベルのオフ信号に切換わると、切換回路21は定常オ
ン用トランジスタ23をオフすると同時に定常オフ用ト
ランジスタ25をオンさせ、IGBT30のゲートへオ
フ用電源35を定常オフ用ゲート抵抗29を介して印加
する。定常オフ用ゲート抵抗29は前述のようにターン
オフ用ゲート抵抗28に比べて小さく設定されており、
IGBT30のゲート入力容量は急速に放電されてゲー
ト電圧VGEが速やかに下降し、これによりt5 時点で主
コレクタ電流Ic が立下がりを開始し、同時に補助エミ
ッタ電流も立下がりを開始する。これにより、電流変化
率検出用のインダクタンス31には前記の電圧Vs から
なる所定値以上のdi/dt信号106が発生する。こ
のdi/dt信号106の前端の立下がり部分でターン
オフ用ワンショット回路33がトリガーされ、このター
ンオフ用ワンショット回路33は所定時間T33の間、
「1」レベルのワンショット信号103を出力する。
【0005】切換回路21はこのワンショット信号10
3の存在する期間、定常オフ用トランジスタ25をオフ
させ、ターンオフ用トランジスタ24をオンさせる。し
たがって、この所定時間T33には、IGBT30のゲー
ト入力容量は大きなターンオフ用ゲート抵抗28で放電
されるため、ゲート電圧VGEが緩やかに下降し、主コレ
クタ電流Ic も緩やかに立下がり、所定時間T33が経過
したt6 時点でほぼ最終レベルにまで減衰する。このよ
うに、ターンオフ時にIGBT30のゲート電圧VGE
下降速度を緩和して、IGBT30を緩やかにオフし、
ターンオフ時のサージ電圧の発生を抑制するようにして
いる。しかし、第1の従来技術では、主コレクタ電流が
下がり始めるタイミングを検出して切換回路を動作さ
せ、スイッチング回路(ドライブ回路)を切換えるよう
にしていたため、スイッチング回路の切換制御に使える
時間が短くなって、サージが発生するまでに切換わりが
終わらないおそれがある。
【0006】これに対し、パワーMOSのゲート電圧が
閾値近傍に近付いたことをトリガーにしてゲート駆動力
を制御する方法が考えられる。この方法は非公知である
が、これを第2の従来技術として図11、図12を用い
て説明する。図11において、ターンオフ時ゲート駆動
力切換回路1が駆動信号2をb端子とc端子に切換える
ようになっている。b端子は主ドライブ回路3及び抵抗
1 を介してパワーMOS5のゲートに接続されてい
る。c端子はターンオフ時副ドライブ回路4及び抵抗R
2 を介してパワーMOS5のゲートに接続されている。
16はターンオフ時電圧値検出回路であり、ターンオフ
時のパワーMOS5のゲート電圧Vg を検出してターン
オフ時ゲート駆動力切換回路1にフィードバックするよ
うになっている。抵抗R1 ,R2 の抵抗値は、R1 <R
2 の関係があり、抵抗R2 はターンオフ時のサージ電圧
を抑制するために、パワーMOS5を緩やかにスイッチ
ングさせるのに十分な弱い駆動力を与えるようになって
いる。
【0007】この動作を図12を用いて説明する。ター
ンオフ動作において、駆動信号2がオフすると、始めに
主ドライブ回路3が動作し、パワーMOS5のターンオ
フ動作を開始する。その後、ゲート電圧Vg が閾値近傍
に設定されたターンオフ時電圧値検出回路16の検出電
圧値まで下がると、ターンオフ時ゲート駆動力切換回路
1はターンオフ時電圧値検出回路16の出力を受け、駆
動信号2を主ドライブ回路3からターンオフ時副ドライ
ブ回路4に切換える。この切換えにより、ゲート駆動力
が弱まり、パワーMOS5を緩やかにオフさせる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
従来技術にあっては、主コレクタ電流が下がり始めるタ
イミングを検出して、ドライブ回路を切換える構成とな
っていたため、ドライブ回路の切換制御に使える時間が
短くなって、サージが発生するまでに切換わりが終わら
ないおそれがあるという問題点があった。また、第2の
従来技術にあっては、ゲート電圧そのものを検出してド
ライブ回路を切換える構成となっていたため、閾値電圧
のばらつきを考慮して切換え電圧を設定すると切換えタ
イミングが早くなり、ターンオフ時間が長くなるという
問題点があった。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、サージ電圧の発生前にドライブ回
路を確実に切換えることができるとともに、パワーMO
Sの閾値電圧のばらつきに影響されずにターンオフ時間
を短くすることができるパワーMOS駆動回路を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、パワーMOSのゲートを駆
動するドライブ回路を備えたパワーMOS駆動回路であ
って、前記パワーMOSのゲート電圧の変化率を検出す
る電圧変化率検出手段と、この電圧変化率検出手段の検
出結果に基づいて前記ドライブ回路による前記パワーM
OSのゲート駆動力を所定量低減させるように切換える
切換手段とを有することを要旨とする。
【0011】この構成により、パワーMOSのターンオ
フ時に、ゲートに蓄積された電荷が引き抜かれて一旦ゲ
ート電位が下がるが、その後、ミラー容量による電荷が
引き抜かれるので電位が変化しない期間が存在する。こ
の電位の変化しない期間が電圧変化率検出手段で検出さ
れ、この検出結果を基にゲート電圧が緩やかに下げられ
てゲート駆動力が所定量低減される。これにより、ター
ンオフ時のサージ電圧の発生が抑えられる。
【0012】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
のパワーMOS駆動回路において、前記電圧変化率検出
手段の検出結果後、一定時間遅延させて前記切換手段の
切換動作を行わせる遅延回路を有することを要旨とす
る。この構成により、パワーMOSのターンオフ時に、
ゲート駆動力を所定量低減するタイミングをゲート電圧
の変化率の検出タイミングとすることで、サージ電圧の
発生前に、比較的、時間的余裕をもってゲート駆動力を
所定量低減する切換えを行うことができる。この比較
的、余裕のある時間の中で一定の遅延時間をとること
で、ターンオフ時間が最適化されて、一層短くなる。
【0013】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、パワーM
OSのゲート電圧の変化率を検出する電圧変化率検出手
段と、この電圧変化率検出手段の検出結果に基づいてド
ライブ回路による前記パワーMOSのゲート駆動力を所
定量低減させるように切換える切換手段とを具備させた
ため、パワーMOSのターンオフ時に、ゲート駆動力を
所定量低減するタイミングをゲート電圧の変化率の検出
タイミングとすることで、サージ電圧の発生前に確実に
切換えることができ、またパワーMOSの閾値電圧のば
らつきに影響されずにターンオフ時間を短くすることが
できる。
【0014】請求項2記載の発明によれば、前記電圧変
化率検出手段の検出結果後、一定時間遅延させて前記切
換手段の切換動作を行わせる遅延回路を具備させたた
め、ターンオフ時間を最適化して、一層短くすることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】図1乃至図4は、本発明の第1の実施の形
態を示す図である。まず、図1を用いて本実施の形態の
構成を説明する。なお、図1及び後述する第2の実施の
形態を示す図5において前記図11における回路及び素
子等と同一ないし均等のものは、前記と同一符号を以っ
て示し、重複した説明を省略する。本実施の形態では、
ターンオフ時にパワーMOS5のゲート電圧Vg の変化
率を電圧変化率検出手段としてのターンオフ時dv/d
t検出回路6で検出し、この検出結果に基づいて切換手
段としてのターンオフ時ゲート駆動力切換回路1の切換
え動作をさせるようになっている。なお、図1における
ターンオフ時ゲート駆動力切換回路1等の各回路の内部
構成例及びその動作は後述する。
【0017】次に、図2を用いて、上述のように構成さ
れたパワーMOS駆動回路の特にターンオフ時の動作を
説明する。オフ駆動信号2(図2(a))により、まず
主ドライブ回路3が動作し、パワーMOS5はターンオ
フ動作を開始する。このターンオフ動作開始により、パ
ワーMOS5のゲートに蓄積されていた電荷が抵抗R1
を介して引き抜かれ、パワーMOS5のゲート電圧Vg
の電位が次第に低下する。この後、ゲート電圧Vg はパ
ワーMOS5のミラー容量による電荷を引き抜くため、
電位が変化しない期間tに入る(図2(b))。この変
化しない期間tがターンオフ時dv/dt検出回路6に
よって検出され、ターンオフ時dv/dt検出回路6
は、その検出信号として「H」レベル信号を出力する
(図2(c))。この「H」レベル検出信号によりター
ンオフ時ゲート駆動力切換回路1が動作し、オフ駆動信
号2をb端子からa端子に切換える。この切換動作によ
り主ドライブ回路3の動作が停止し、ターンオフ時副ド
ライブ回路4が動作する(図2(d),(e))。この
とき、パワーMOS5のゲートに残った電荷は、抵抗R
2 を介して引き抜かれる。抵抗R2 は抵抗R1 よりも抵
抗値が大きいため、パワーMOS5のゲート電圧Vg の
電位は緩やかに下り、パワーMOS5は緩やかにオフす
る。これによりターンオフ時のサージ電圧の発生が抑え
られる。
【0018】次いで、図3、図4を用いて、ターンオフ
時ゲート駆動力切換回路1、主ドライブ回路3、ターン
オフ時副ドライブ回路4及びターンオフ時dv/dt検
出回路6の各内部構成例とその動作を説明する。図3に
おいて、ターンオフ時ゲート駆動力切換回路1はインバ
ータ(以下、インバータと言うときも符号1を用いる)
で構成され、主ドライブ回路3はスリーステートIC
(以下、スリーステートICと言うときも符号3を用い
る)で構成され、ターンオフ時副ドライブ回路4はnM
OS(以下、nMOSと言うときも符号4を用いる)で
構成されている。
【0019】オン駆動信号2のとき、スリーステートI
C3の入・出力間はオン状態であり、パワーMOS5の
ゲートには「H」レベルゲート電圧Vg が与えられる。
ターンオフ時にターンオフ時dv/dt検出回路6から
「H」レベル信号が出力されると、インバータ1の出力
は「L」レベルとなり、この「L」レベル信号がスリー
ステートIC3のコントロール端子に入力し、スリース
テートIC3の入・出力間はオフに転じ、一方nMOS
4はオンとなる。即ち、前述のように主ドライブ回路の
動作が停止し、ターンオフ時副ドライブ回路が動作す
る。また、ターンオフ時dv/dt検出回路6は、微分
回路8、バッファ9、ANDゲート10、立上がりエッ
ジトリガ式T−フリップ・フロップ11及びインバータ
12で構成されている。図4の(b),(c),(d)
は、ターンオフ時dv/dt検出回路6内の各ノードに
表れる電圧信号を示している。パワーMOS5のターン
オフ時に立上がりエッジトリガ式T−フリップ・フロッ
プ11がANDゲート10出力(図4(d))の各立上
がりでトリガされてターンオフ時dv/dt検出回路6
からは、前述のように「H」レベル信号が出力される
(図4(e))。
【0020】図5乃至図8には、本発明の第2の実施の
形態を示す。本実施の形態では、ターンオフ時dv/d
t検出回路6の次段に立上がりディレイ回路7が接続さ
れている。立上がりディレイ回路7は、ターンオフ時d
v/dt検出回路6の出力を一定時間遅延させてターン
オフ時ゲート駆動力切換回路1に入力させる。なお、立
上がりディレイ回路7の内部構成例及びその動作は後述
する。
【0021】次に、図6を用いて、上述のように構成さ
れたパワーMOS駆動回路の特にターンオフ時の動作を
説明する。オフ駆動信号2(図6(a))により、まず
主ドライブ回路3が動作し、パワーMOS5はターンオ
フ動作を開始する。このターンオフ動作開始により、パ
ワーMOS5のゲートに蓄積されていた電荷が抵抗R1
を介して引き抜かれ、パワーMOS5のゲート電圧Vg
の電位が次第に低下する。この後、ゲート電圧Vg はパ
ワーMOS5のミラー容量による電荷を引き抜くため、
電位が変化しない期間tに入る(図6(b))。この変
化しない期間tがターンオフ時dv/dt検出回路6に
よって検出され、ターンオフ時dv/dt検出回路6
は、その検出信号として「H」レベル信号を出力する
(図6(c))。この「H」レベル検出信号は立上がり
ディレイ回路7に入力され、立上がりディレイ回路7か
らは、その「H」レベル検出信号の立上がりから一定時
間遅延した信号が出力される(図6(d))。ここで上
記第1の実施の形態では、ミラー容量による電荷をター
ンオフ時副ドライブ回路4のみで引き抜いていた。しか
し、本実施の形態では、立上がりディレイ回路7を用い
ることにより、ミラー容量による電荷の一部を主ドライ
ブ回路3で引き抜き、立上がりディレイ回路7のタイマ
ーによりターンオフ時副ドライブ回路4に切換わるタイ
ミングを制御している。ミラー容量による電荷を主ドラ
イブ回路3で引き抜くことにより、ターンオフ時間の増
加をより少なくすることができる。立上がりディレイ回
路7は、ターンオフ時dv/dt検出回路6の出力によ
り動き出すタイマーと、パワーMOS5のミラー容量に
よる電荷に応じて、パワーMOS5がオフする所定時間
前に切れるように調整したタイマー時間とから構成され
ている。このような立上がりディレイ回路7の出力によ
りターンオフ時ゲート駆動力切換回路1が動作し、オフ
駆動信号2がb端子からa端子に切換わる。この切換動
作により主ドライブ回路3の動作が停止し、ターンオフ
時副ドライブ回路4が動作する(図6(e),
(f))。このとき、パワーMOS5のゲートに残った
電荷は、抵抗R2 を介して引き抜かれる。抵抗R2 は、
抵抗R1 よりも抵抗値が大きいため、パワーMOS5の
ゲート電圧Vg の電位は緩やかに下り、パワーMOS5
は緩やかにオフする。これによりターンオフ時のサージ
電圧の発生が抑えられる。
【0022】次いで、図7、図8を用いて、立上がりデ
ィレイ回路7の内部構成例とその動作を説明する。図7
において、立上がりディレイ回路7は、ANDゲート1
3、バッファ14及び積分回路15で構成されている。
図8(b)はノード4、即ち積分回路15の出力を示し
ている。この積分回路15の出力とターンオフ時dv/
dt検出回路6の出力とのANDをとることにより、立
上がりディレイ回路7からは、ターンオフ時dv/dt
検出回路6の「H」レベル検出信号の立上がりから一定
時間遅延した信号が出力される(図8(c))。
【0023】上述したように、本実施の形態によれば、
ゲート電圧Vg の電位が変化しない期間を検出する方式
のため、ゲート駆動力の切換えタイミングはパワーMO
S5の閾値電圧のばらつきに依存しない。またターンオ
フ時dv/dt検出回路6によるトリガタイミングの検
出からターンオフ時ゲート駆動力切換回路1の切換え動
作によりドライブ回路を切換えるまでのフィードバック
制御に使える時間を、サージ発生のタイミングに対し余
裕をもって確保することができる。この時間が短いとフ
ィードバック制御動作が間にあわず、サージ発生までに
フィードバック制御ができないおそれが生じる。これを
数値例により、さらに説明すると、トリガタイミングの
検出時からサージピーク発生タイミングまでの時間差
は、前記第1の従来技術では200nsec程度であっ
たに対し、本実施の形態では800nsec程度あるの
で、十分に時間的余裕をもってサージ発生を抑えること
ができる。そして、さらに立上がりディレイ回路7でデ
ィレイ時間を設けることにより、この余裕のある時間の
中でゲート駆動力を弱める期間の増加を極力防ぐことが
できる。これにより、ターンオフ時間が最適化された時
間で短くなり、スイッチング時間が短くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるパワーMOS
駆動回路のブロック図である。
【図2】上記第1の実施の形態の動作を説明するための
各信号等の波形図である。
【図3】図1における各回路の内部構成例を示す回路図
である。
【図4】図3の内部構成回路の動作を説明するための波
形図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のブロック図であ
る。
【図6】上記第2の実施の形態の動作を説明するための
各信号等の波形図である。
【図7】図5における立上がりディレイ回路の内部構成
例を示す回路図である。
【図8】上記ディレイ回路の動作を説明するための波形
図である。
【図9】パワーMOS駆動回路の第1の従来技術を示す
回路図である。
【図10】上記第1の従来技術の動作を説明するための
波形図である。
【図11】第2の従来技術を示すブロック図である。
【図12】上記第2の従来技術の動作を説明するための
波形図である。
【符号の説明】
1 ターンオフ時ゲート駆動力切換回路(切換手段) 3 主ドライブ回路 4 ターンオフ時副ドライブ回路 5 パワーMOS 6 ターンオフ時dv/dt検出回路(電圧変化率検出
手段) 7 立上がりディレイ回路(遅延回路)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーMOSのゲートを駆動するドライ
    ブ回路を備えたパワーMOS駆動回路であって、前記パ
    ワーMOSのゲート電圧の変化率を検出する電圧変化率
    検出手段と、この電圧変化率検出手段の検出結果に基づ
    いて前記ドライブ回路による前記パワーMOSのゲート
    駆動力を所定量低減させるように切換える切換手段とを
    有することを特徴とするパワーMOS駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記電圧変化率検出手段の検出結果後、
    一定時間遅延させて前記切換手段の切換動作を行わせる
    遅延回路を有することを特徴とする請求項1記載のパワ
    ーMOS駆動回路。
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