JP2001041675A - 熱交換器用チューブおよび熱交換器 - Google Patents

熱交換器用チューブおよび熱交換器

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JP2001041675A
JP2001041675A JP11214385A JP21438599A JP2001041675A JP 2001041675 A JP2001041675 A JP 2001041675A JP 11214385 A JP11214385 A JP 11214385A JP 21438599 A JP21438599 A JP 21438599A JP 2001041675 A JP2001041675 A JP 2001041675A
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tubes
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Koji Nakato
宏治 仲戸
Masashi Inoue
正志 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換器の製造過程においてディンプルチュ
ーブの加工精度を高めて製造誤差を少なくし、これによ
って熱交換器に所望の強度を付与する。 【解決手段】 表面にろう材がクラッドされた平板20
に膨出部25を形成するとともに平板20を折り曲げて
扁平なチューブ11とし、平板20が折り曲げられるこ
とで相対した膨出部25の頂部どうしを当接させ、チュ
ーブ11の端部をヘッダ12,13に形成された複数の
チューブ挿入穴36に挿入し、さらにヘッダ12,13
に組み付けられた複数のチューブ11,11間に冷却フ
ィン14を介装し、チューブ11、ヘッダ12,13、
冷却フィン14を加熱して各当接部をろう付けして熱交
換器を製造する過程において、チューブ11の端部に最
も近い位置にある膨出部25’を、チューブ11の長さ
方向に引き伸ばした形状として他の膨出部25よりも大
きく形成しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空気調和装
置等に具備される熱交換器用チューブおよび熱交換器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用空気調和装置に具備される熱交換
器には、一般的な押し出し成形管に代わる熱交換器用チ
ューブとして、図7に示すようなチューブの導入が進め
られている。このチューブは、平板を2つに折り曲げ加
工して扁平に形成するとともに折り重なった側縁を接着
して管状部1としたものである。このチューブの特徴
は、相対する壁部2a,2bに外側からそれぞれディン
プル(窪み)3を形成し、さらに内側に突出するディン
プル3の頂部どうしを接着することで相対する壁部間に
複数の柱状部4を設けたことで、柱状部4によってチュ
ーブを流通する冷媒に乱流を起こさせて熱交換性能を向
上させることにある。
【0003】上記のようないわゆるディンプルチューブ
によれば、平板を折り曲げて管状に加工するために管壁
の肉厚を薄く仕上げることができ、使用する材料が少な
く製造コストが安価である、肉厚が薄く仕上がり熱交換
性能に優れる、といった利点がある。また、ディンプル
3からなる柱状部4をチューブの長さ方向に規則的に配
列して設けることで、管壁が薄くても十分な耐圧強度を
確保できるといった利点もある。
【0004】図8にはディプルチューブを使用した熱交
換器の一部の断面を示している。図において、符号5は
ディンプルチューブ、6はヘッダ、7は冷却フィンであ
り、ディンプルチューブ5の端部は中空円筒形のヘッダ
6の内部にチューブ挿入穴6aを通じて差し込まれ、ろ
う付けにより固定されている。なお、ヘッダ6には耐圧
強度確保のため一般に中空円筒形の部材(例えばパイ
プ)が使用されている。
【0005】ところで、ディンプルチューブは平板を2
つに折り曲げ加工してろう付けしたものであるが、実際
に熱交換器を製造する際には、ろう付けを終えたディン
プルチューブをヘッダに組み付けてこれらを接合するた
めに再度ろう付けを行うのではなく、ろう材がクラッド
された平板を折り曲げ加工した状態でヘッダに差し込
み、冷却フィン等の他の部品も組み付けたうえでこれを
加熱炉に入れて加熱し各部のろう付けを行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】折り曲げ加工を施した
平板は、平板自体の弾性も手伝って膨出部どうしを当接
させた状態とはなり難い。そこで、ヘッダに組み付ける
際に平板と交互に配置される冷却フィンの形状を利用
し、冷却フィンに弾性力を発揮させて両側から平板を挟
み込むことで膨出部どうしを密に当接させるようにして
いる。
【0007】しかしながら、ヘッダに差し込まれるディ
ンプルチューブの端部近傍では冷却フィンからの押圧力
が十分に得られず、この部分では膨出部どうしが密着し
た状態とならない場合があり、ろう付けが不十分になっ
て強度が不足する可能性があることが指摘されている。
【0008】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、ディンプルチューブを備える熱交換器の製造過
程においてディンプルチューブの加工精度を高めて製造
誤差を少なくし、これによって熱交換器に所望の強度を
付与することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、次のような構造の熱交換器を採用す
る。すなわち、請求項1記載の熱交換器用チューブは、
表面にろう材がクラッドされた平板に一方の側面に突出
するように膨出部を形成し、該平板を前記一方の側面を
合わせるように折り曲げて扁平なチューブとし、平板が
折り曲げられることで相対した前記膨出部の頂部どう
し、シーム部の各当接部をろう付けして製作される熱交
換器用チューブであって、該チューブの端部に最も近い
位置にある一の膨出部が、他の膨出部よりもチューブの
長さ方向に大きく形成されていることを特徴としてい
る。
【0010】熱交換器の製作過程においては膨出部の頂
部どうし、シーム部の各部を当接させる押圧力をチュー
ブと交互に配設される冷却フィンから得ているが、この
熱交換器用チューブにおいては、一の膨出部をチューブ
の長さ方向に大きく形成しておくことにより、チューブ
の端部をなす平板の剛性が高められるので、冷却フィン
の押圧力を得にくいチューブの端部近傍にも冷却フィン
の押圧力を強く受ける他の部分から押圧力が伝達されて
一の膨出部どうしが密に当接するようになる。これによ
り、加熱に際して膨出部どうしのろう付けが頂部全体に
行き渡るので、ろう付けが膨出部の頂部全面でなされて
接合強度が高められる。
【0011】請求項2記載の熱交換器用チューブは、請
求項1記載の熱交換器用チューブにおいて、前記一の膨
出部の幅方向の長さが、他の膨出部の幅方向の長さと等
しいことを特徴としている。
【0012】この熱交換器用チューブにおいては、一の
膨出部の幅方向の長さを他の膨出部と等しくすることに
より、一の膨出部を含むチューブの流路断面が他の膨出
部を含む流路断面が等しくなるので、チューブの端部に
おける圧力損失の増大が防止される。
【0013】請求項3記載の熱交換器は、表面にろう材
がクラッドされた平板に一方の側面に突出するように膨
出部を形成し、該平板を前記一方の側面を合わせるよう
に折り曲げて扁平なチューブとし、平板が折り曲げられ
ることで相対した前記膨出部の頂部どうし、およびシー
ム部を当接させ、前記チューブの端部をヘッダに形成さ
れた複数のチューブ挿入穴に挿入し、さらにヘッダに組
み付けられた複数のチューブ間に冷却フィンを介装し、
前記チューブ、ヘッダ、冷却フィンを加熱して前記膨出
部の頂部どうし、前記シーム部、前記チューブの端部と
ヘッダ、前記チューブと冷却フィンの各当接部をろう付
けして製作される熱交換器であって、前記冷却フィン
が、前記チューブの端部に最も近い位置にある一の膨出
部と重なるようにして前記チューブ間に介装されること
を特徴としている。
【0014】この熱交換器においては、製作過程におい
て膨出部の頂部どうしおよびシーム部を当接させる力を
チューブと交互に配設される冷却フィンから得ている
が、冷却フィンがチューブの端部に最も近い位置にある
一の膨出部と重なるようにしてチューブ間に介装される
ことにより、冷却フィンからの押圧力が直接膨出部に伝
達され、加熱に際して膨出部どうしのろう付けが頂部全
体に行き渡るので、ろう付けが膨出部の頂部全面でなさ
れて接合強度が高められる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る熱交換器用チューブ
および熱交換器の実施形態を図1ないし図6に示して説
明する。図1に示す熱交換器10は、上下に離間して平
行に配置される複数の扁平なチューブ11,11,…
と、これら各チューブ11の両端部を差し込まれて各チ
ューブ11内の冷媒流路と連通する一対のヘッダ12,
13と、各チューブ11間に配置される波形の冷却フィ
ン14,14,…とを備えるパラレルフロー型熱交換器
である。
【0016】ヘッダ12の内部は中央よりもやや下方に
設けられた仕切板15でふたつに分割されており、ヘッ
ダ12の上部には上方に位置する内部空間に連通して冷
媒流入管16が取り付けられ、ヘッダ12の下部には下
方に位置する内部空間に連通して冷媒流出管17が取り
付けられている。これにより、チューブ11を流通する
冷媒は、図中に矢印で示すように仕切板15より上の領
域aではヘッダ12からヘッダ13に向けて流れ、仕切
板15より下の領域bではヘッダ13からヘッダ12に
向けて流れるようになっている。
【0017】図2に示すように、チューブ11は、平板
20を2つに折り曲げ加工して扁平に形成するとともに
折り重なった側縁をろう付けして管状としたものであ
る。チューブ11には、略平行に離間して第1の壁部2
1と第2の壁部22とが形成されており、これら第1、
第2の壁部21,22とに囲まれた空間に冷媒流路23
が形成されている。
【0018】また、チューブ11には、相対する第1、
第2の壁部21,22の壁面を外側から陥没させて複数
のディンプル24が形成されており、これらディンプル
24を形成することによって冷媒流路23側には複数の
膨出部25が形成されている。
【0019】これら膨出部25は、平面視するとチュー
ブ11の長さ方向を長径とする楕円形をなし、さらに、
図3に示すように相対するものどうしで頂部25aを当
接させることで、第1,第2の壁部21,22間に設け
られて断面外形が楕円形をなす柱状部26の体をなして
いる。なお、柱状部26の形状は楕円形に限らず、円形
や長円形であってもよい。
【0020】各膨出部25は、図4に示すようにチュー
ブ11の長さ方向に対して斜めに隣接するものどうしが
チューブ11の長さ方向に一部を重複させて千鳥状に配
置されており、各柱状部26もこれに準じた配置となっ
ている。また、ヘッダ12に差し込まれるチューブ11
の一方の端部には柱状部26が形成されず管壁に凹凸の
ない管状部27が設けられている。
【0021】図2および図4に示すように、チューブ1
1には、後述するろう付け代(シーム部)30が一方の
側縁に設けられている。チューブ11の端部は、ヘッダ
12(13)に差し込まれるが、チューブ11の両端部
には、ろう付け代30の一部を切除するようにして切欠
部34がそれぞれ形成されている。一方、ヘッダ12に
は、チューブ11の端部の形状に一致しチューブ11を
挿入可能なように複数のチューブ挿入穴36が形成され
ている。これらチューブ挿入穴36には、一部を切除さ
れたろう付け代30を挿入可能なように溝部37が形成
されている。
【0022】ここで、チューブ挿入穴36の幅w1は、
切欠部34が形成された部分のチューブ11の幅w2と
ほぼ同じ大きさに設定され、ろう付け代30を含めたチ
ューブ11の幅w3は、チューブ挿入穴36の幅w1より
も大きく設定されている。これにより、チューブ11の
端部をチューブ挿入穴36に挿入すると、切欠部34の
段がヘッダ12に突き当たってそれ以上の挿入が阻止さ
れるようになっている。
【0023】次に、上記のような構造の熱交換器10の
製造工程を図5を参照して説明する。まず、図5(a)に
示すように、チューブ11を製作するための平板20を
用意し、この平板20に、後にチューブ11の内側面お
よび外側面となる両面にろう付け用のろう材をクラッド
する。さらに、あらかじめ切欠部34となる部分を平板
20の端部に形成する。なお、切欠部34はチューブ1
1を折り曲げ加工後に形成してもよい。
【0024】次に、図5(b)に示すように、平板20を
プレス成形またはロール成形し、冷媒流路23となる部
分に膨出部25を形成し、折曲される部分には折り曲げ
代40を形成し、両側縁にはろう付け代30,30を形
成する。続いて、図5(c)に示すように、折り曲げ代4
0に沿って平板20を折り曲げ加工する。折り曲げられ
た平板20は、ろう付け代30,30、膨出部25の頂
部25aどうしを当接させて扁平な形状のチューブ11
となる。
【0025】次に、図5(d)に示すように、チューブ挿
入穴36を有するヘッダ12(13)を用意する。そし
て、チューブ挿入穴36にチューブ11の端部(管状部
27)を挿入するとともに、各チューブ11間に冷却フ
ィン14を配置して熱交換器10を組み立てる。この
後、組み立てられた熱交換器10を加熱炉(図示略)に
入れて所定の温度で一定時間加熱すると、平板20にク
ラッドされたろう材が溶解し、熱交換器10の各部、す
なわちろう付け代30,30、膨出部25の頂部25a
どうし、チューブ11の両端部とチューブ挿入穴36、
チューブ11と冷却フィン14の当接部分がそれぞれろ
う付けされ、熱交換器10が完成する。
【0026】ところで、上記熱交換器では図6に示すよ
うに、チューブ11に形成される膨出部25のうち、チ
ューブ11の端部に最も近い位置にある3つの膨出部
(一の膨出部)25’が、チューブ11の長さ方向に引
き伸ばされた形状をなして他の膨出部25よりも大きく
形成されている。また、冷却フィン14は、膨出部2
5,25’にディンプル24側からと重なるようにして
チューブ11,11間に介装されている。
【0027】当該熱交換器の製造過程においては、チュ
ーブ11のろう付け代30,30および膨出部25の頂
部25aどうしを当接させる力をチューブ11,11間
に介装された冷却フィン14から得ているが、膨出部2
5’を上記のように大きく形成しておくことにより、チ
ューブ11の端部をなす平板20の剛性が高められるの
で、冷却フィン14からの押圧力(図6中の矢印方向に
作用する)を得にくい端部近傍にも冷却フィン14の押
圧力を強く受ける他の部分(チューブ11の中央寄りの
部分)から押圧力が伝達されて相対する膨出部25’ど
うしが密に当接する。
【0028】しかも、冷却フィン14は膨出部25’と
重なるようにしてチューブ11,11間に介装されてお
り、膨出部25’が直接冷却フィン14の押圧力を得ら
れるので、膨出部25’どうしがより強い力で押推され
て確実に密着する。
【0029】このような状態で加熱を行うと、向かい合
う膨出部25’,25’間のろう付けが頂部25a全体
に行き渡るようになされるので、完成した熱交換器にお
いては、第1、第2の壁部21,22間の接合強度が向
上してチューブ11の端部における耐圧強度が高められ
る。
【0030】また、膨出部25’は他の膨出部25をチ
ューブ11の長さ方向に引き伸ばしたように形成されて
おり、これらは幅方向の長さが等しく形成され、膨出部
25’を含むチューブ11の流路断面は他の膨出部25
を含む流路断面と等しくなっているので、チューブ11
の端部において圧力損失の増大が防止される。
【0031】なお、本実施形態においては、チューブ1
1に形成される膨出部25のうち、ヘッダ12(13)
に近接する3つの膨出部25’を他に比べて大きく形成
した例を示したが、チューブ11の形状(ディンプルの
配置)に応じて大型化される膨出部の数が変化すること
はいうまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の熱
交換器用チューブによれば、一の膨出部をチューブの長
さ方向に大きく形成しておくことにより、チューブの端
部をなす平板の剛性が高められるので、冷却フィンの押
圧力を得にくいチューブの端部近傍にも冷却フィンの押
圧力を強く受ける他の部分から押圧力が伝達されて一の
膨出部どうしが密に当接するようになる。これにより、
加熱に際して膨出部どうしのろう付けが頂部全体に行き
渡り、折り重なった平板どうしの接合強度が高められる
ので、チューブの端部における耐圧強度を高めることが
できる。
【0033】請求項2記載の熱交換器用チューブによれ
ば、一の膨出部の幅方向の長さを他の膨出部と等しくす
ることにより、一の膨出部を含むチューブの流路断面が
他の膨出部を含む流路断面が等しくなるので、チューブ
の端部における圧力損失の増大を防止することができ
る。
【0034】請求項3記載の熱交換器によれば、冷却フ
ィンがチューブの端部に最も近い位置にある一の膨出部
と重なるようにしてチューブ間に介装されることによ
り、冷却フィンからの押圧力が直接膨出部に伝達され、
加熱に際して膨出部どうしのろう付けが頂部全体に行き
渡り、折り重なった平板どうしの接合強度が高められる
ので、チューブの端部における耐圧強度を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る熱交換器の第1実施形態を示す
正面図である。
【図2】 図1に示した熱交換器用チューブの斜視図で
ある。
【図3】 図2におけるIII−III線矢視断面図である。
【図4】 ヘッダとチューブとの接合部を示す平断面図
である。
【図5】 図1に示した熱交換器の製造方法を示す工程
図である。
【図6】 ヘッダとチューブとの接合部を示す側断面図
である。
【図7】 ディンプルチューブの一例を示す斜視図であ
る。
【図8】 従来の熱交換器におけるヘッダとディンプル
チューブとの接合部を示す側断面図である。
【符号の説明】
10 熱交換器 11 チューブ 12,13 ヘッダ 14 冷却フィン 20 平板 23 冷媒流路 24 ディンプル 25,25’ 膨出部 26 柱状部 30 ろう付け代

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にろう材がクラッドされた平板に一
    方の側面に突出するように膨出部を形成し、該平板を前
    記一方の側面を合わせるように折り曲げて扁平なチュー
    ブとし、平板が折り曲げられることで相対した前記膨出
    部の頂部どうし、シーム部の各当接部をろう付けして製
    作される熱交換器用チューブであって、 該チューブの端部に最も近い位置にある一の膨出部が、
    他の膨出部よりもチューブの長さ方向に大きく形成され
    ていることを特徴とする熱交換器用チューブ。
  2. 【請求項2】 前記一の膨出部の幅方向の長さが、他の
    膨出部の幅方向の長さと等しいことを特徴とする請求項
    1記載の熱交換器用チューブ。
  3. 【請求項3】 表面にろう材がクラッドされた平板に一
    方の側面に突出するように膨出部を形成し、該平板を前
    記一方の側面を合わせるように折り曲げて扁平なチュー
    ブとし、平板が折り曲げられることで相対した前記膨出
    部の頂部どうし、およびシーム部を当接させ、 前記チューブの端部をヘッダに形成された複数のチュー
    ブ挿入穴に挿入し、さらにヘッダに組み付けられた複数
    のチューブ間に冷却フィンを介装し、 前記チューブ、ヘッダ、冷却フィンを加熱して前記膨出
    部の頂部どうし、前記シーム部、前記チューブの端部と
    ヘッダ、前記チューブと冷却フィンの各当接部をろう付
    けして製作される熱交換器であって、 前記冷却フィンが、前記チューブの端部に最も近い位置
    にある一の膨出部と重なるようにして前記チューブ間に
    介装されることを特徴とする熱交換器。
JP11214385A 1999-07-28 1999-07-28 熱交換器用チューブおよび熱交換器 Withdrawn JP2001041675A (ja)

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