JPH08136179A - 積層型熱交換器 - Google Patents

積層型熱交換器

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JPH08136179A
JPH08136179A JP6295862A JP29586294A JPH08136179A JP H08136179 A JPH08136179 A JP H08136179A JP 6295862 A JP6295862 A JP 6295862A JP 29586294 A JP29586294 A JP 29586294A JP H08136179 A JPH08136179 A JP H08136179A
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JP
Japan
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tank
heat exchanger
state
beads
shaped
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Application number
JP6295862A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Nishishita
邦彦 西下
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Priority to US08/550,290 priority patent/US5620047A/en
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Priority to US08/611,671 priority patent/US5630473A/en
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D1/00Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
    • F28D1/02Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
    • F28D1/03Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits
    • F28D1/0308Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other
    • F28D1/0325Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another
    • F28D1/0333Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another the plates having integrated connecting members
    • F28D1/0341Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another the plates having integrated connecting members with U-flow or serpentine-flow inside the conduits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F3/00Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
    • F28F3/02Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
    • F28F3/04Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being integral with the element
    • F28F3/042Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being integral with the element in the form of local deformations of the element

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2枚の成形プレートを接合して片側に一対の
タンク部が形成されるチューブエレメントを複数段積層
して成る積層型熱交換器において、タンク部から移行す
るU字状通路部の部分のうち、破断し易い部分の強度を
高める。 【構成】 タンク部からU字状通路部に形成される複数
の中州状ビード26のうち、中央部分に形成された中州
状ビード26bの接合幅Bを両端部分に形成された中州
状ビード26a,26cの接合幅A、Cに比べて大きく
する。タンク部からU字状通路部へ移行する中央部分で
の接合強度が増し、この部分の高圧流体による破断を防
ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用空調装置の
冷却サイクル等に利用され、チューブエレメントとフィ
ンとを交互に複数段に積層した積層型熱交換器、特に、
チューブエレメントの片側に一対のタンク部が形成され
る形式の積層型熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の積層型熱交換器は、例えば特開
平4−32697号公報等に示されているように、チュ
ーブエレメントをフィンを介して多数段に積層し、チュ
ーブエレメントの片側に一対のタンク部が形成され、こ
の一対のタンク部がU字状通路部によって連通されてお
り、隣り合うチューブエレメントはタンク部を接合して
適宜連通しており、各チューブエレメントにはタンク部
からU字状通路部に移行する部分において複数(例えば
3つ)の中州状ビードが形成され、対向する中州状ビー
ドは互いに突き合わされて接合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
構成の積層型熱交換器においては、タンク部内に高圧流
体(30〜40Kg/mm2 の流体)を流入して破壊試
験を行うと、積層方向両端近傍に位置するチューブエレ
メントにおいて中州状ビードが破壊されてしまう。具体
的な現象としては、中州状ビードのうちでも中央部分の
ビード(図4の例にあっては26b)から破断してしま
うことが明らかになっている。これは、チューブエレメ
ントの積層数が多くなるに伴い、タンク部の端よりも中
央部分の変形が大きくなるからである。
【0004】このような破壊試験を、特にタンク部間に
積層方向に延びる連通路を設け、この連通路を介して所
定のタンク部に熱交換媒体を導くような熱交換器(図9
で示すような熱交換器)に対して行うと、連通路が接続
されるタンク部7aにあっては、連通路との接続部分に
近い中州状ビード36cから破断することが確認されて
いる。その原因としては、連通路の接続部分と対峙する
タンク壁部が連通路から送られる流体圧によって破線に
示されるように膨出してしまい、タンク部の他の部分に
比べて変形量が大きくなるためである。
【0005】そこで、この発明においては、チューブエ
レメントの片側に一対のタンク部を備えた積層型熱交換
器において、U字状通路部の特にタンク部から移行する
部分のうち、破断し易い部分の強度を高めることを課題
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本出願人は、中州状ビー
ドの接合代が従来においてはどの箇所においても均一で
あったために、相対的に変形し易い部分が形成されてい
たことから、破壊され易い部分の中州状ビードの接合代
を大きくすれば、その部分の強度を高めることができる
ことを見いだし、この知見に基づいて本願発明を完成す
るに至った。
【0007】即ち、本願発明にかかる積層型熱交換器
は、片側に設けられた一対のタンク部とこの一対のタン
ク部を連通するU字状通路部とを備えたチューブエレメ
ントをフィンを介して複数段に積層し、隣合う前記チュ
ーブエレメントを前記タンク部をもって接続して適宜連
通し、前記U字状通路部の前記タンク部から移行する部
分に複数の中州状ビードを突き合わせて接合し、前記U
字状通路部の中央部分に形成される中州状ビードの接合
幅を他の中州状ビードの接合幅より大きくしたことにあ
る(請求項1)。
【0008】また、他の構成例としては、片側に設けら
れた一対のタンク部とこの一対のタンク部を連通するU
字状通路部とを有するチューブエレメントをフィンを介
して複数段に積層し、チューブエレメントは、前記タン
ク部をもって隣会うチューブエレメントと接続して適宜
連通しており、積層方向に延びる連通路を介して所定の
タンク部に熱交換媒体が流入される積層型熱交換器にお
いて、前記U字状通路部の前記タンク部から移行する部
分に複数の中州状ビードを突き合わせて接合し、前記所
定のタンク部の前記連通路に近い中州状ビードの接合幅
を他の中州状ビードの接合幅より大きくしたことにある
(請求項2)。
【0009】
【作用】したがって、タンク部からU字状通路部に移行
する変形しやすい箇所の中州状ビードの接合幅が大きく
形成されているので、この部分は強固に接合されて破断
されにくくなる。
【0010】即ち、請求項1にかかる発明によれば、タ
ンク部から移行するU字状通路部の中央部分において、
中州状ビードは強固に接合されるので、この部分の強度
を向上させることができ、また、請求項2にかかる発明
によれば、タンク部の中州状ビードのうち、連通路の接
続部位に近い中州状ビードが強固に接合されるので、こ
の部分の強度を同様に向上させることができ、そのた
め、上記課題を達成することができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0012】第1図(a)、(b)において、積層型熱
交換器1は、例えば、フィン2とチューブエレメント3
とを交互に複数段積層し、積層途中に熱交換媒体の入口
部4及び出口部5が設けられている例えば4パス方式の
エバポレータであり、チューブエレメント3は、一部を
除いて2枚の成形プレート6,6をその周縁で接合して
形成されており、片側に一対のタンク部7,7を、この
タンク部7から他端側にかけて熱交換媒体を通すU字状
通路部8をそれぞれ備えている。
【0013】成形プレート6は、アルミニウム製のプレ
ートをプレス加工して形成されているもので、図2にも
示されているように、一端部に椀状の2つのタンク形成
用膨出部9,9が形成されていると共に、これに続いて
通路形成用膨出部10が形成されており、この通路形成
用膨出部10に2つのタンク形成用膨出部9,9の間か
ら成形プレート6の他端近傍まで延びる突条11が形成
されている。また、成形プレート6の他端部には、ろう
付前の組付時において、フィン2の脱落を防止するため
の突片12(図1(a)に示す)が設けられている。
【0014】タンク形成用膨出部9は通路形成用膨出部
10より大きく膨出形成され、また、突条11は成形プ
レート周縁の接合代と同一面上になるよう形成されてお
り、2つの成形プレート6がその周縁で接合されると互
いの突条11も接合され、対向するタンク形成用膨出部
9によって一対のタンク部7、7が形成されると共に、
対向する通路形成用膨出部10によって、タンク部間を
結ぶU字状通路部8が形成されるようになっている。
【0015】そして熱交換器は、隣合うチューブエレメ
ント3が、図1及び図3に示されるように、それぞれの
成形プレート6のタンク形成用膨出部9で突き合わされ
ており、積層方向(通風方向に対して直角方向)に延び
る第1及び第2の2つのタンク群15、16を形成して
いる。一方のタンク群15は積層方向のほぼ中央に位置
する仕切部17を除いて隣合うタンク部7が連通孔19
を介して連通しており、他方のタンク群17は、仕切ら
れることなく全タンク部が連通孔19を介して連通して
いる。
【0016】しかして、仕切部17を境にして第1のタ
ンク群15は、入口部4を含む第1連通領域20と、出
口部5を含む第2連通領域21とに区画され、仕切られ
ていない側の第2のタンク群16は、第3連通領域22
を構成している。
【0017】尚、入口部4は、第1連通領域20のほぼ
中央に位置するチューブエレメント3aのタンク部を通
風方向へ突出開口して形成され、出口部5は、第2連通
領域21のほぼ中央に位置するチューブエレメント3b
のタンク部を通風方向へ突出開口して形成されている。
また、チューブエレメントの積層方向の両端には、エン
ドプレート23が設けられている。
【0018】図2及び図4において、前記通路形成用膨
出部10には、熱交換効率を高めるために多数の例えば
円状のビード25がプレス加工時に同時に形成され(こ
のビード25は、通路形成用膨出部10全体に形成され
ているものであるが、図2においては、便宜上、その一
部のみが示されている)、各々のビード25は、2枚の
成形プレート6、6が接合されると、対向する部位に形
成されたビードと接合するようになっている。
【0019】通路形成用膨出部10のタンク形成用膨出
部9から移行する部分、即ち、U字状通路部8のタンク
部7から移行する部分には、複数の中州状のビード26
(26a〜26f)が形成されている。この複数の中州
状ビード26a〜26fは、この実施例においては各タ
ンク形成用膨出部9からの移行部分において3つづつ形
成されており、中央を境に対称であるので、熱交換媒体
がタンク部7からU字状通路部8に流入する側(中州状
ビード26a〜26cを有する側)についてのみ説明す
ると、中州状ビード26a、26bはU字状通路部の延
設方向にむかって直線状に形成され、中州状ビード26
cは、チューブエレメント3の中央に寄るように全体が
く字状に形成されている。
【0020】そして、3つの中州状ビード26a〜26
cの内、中央の中州状ビード26bは、その両端の中州
状ビード26a,26cより幅が広く形成されている。
つまり、中州状ビード26aの幅をAとし、中州状ビー
ド26bの幅をBとし、中州状ビード26cの幅をCと
すると、B>A、B>Cの関係を満たしている。このよ
うに、中央部分の中州状ビード26bの幅を大きくした
のは、破壊試験を行った結果、中央部分の強度が他の部
分に比べて相対的に弱いためである。強度を確保するた
めに全ての中州状ビードの幅を広くすることも考えられ
るが、通路抵抗との関係である程度の冷媒通路面積を確
保する必要があることから、本発明のように最も破断し
易い中央部分の接合強度のみを高めるのが望ましい。具
体的な構成例としては、A=C=3.5mmに対して、
B=4.5mmに設定したり、A=C=3.2mmに対
して、B=4.3mmに設定するとよい。
【0021】しかして、入口部4から流入された熱交換
媒体は、第1連通領域20を構成するタンク部全体に分
散され、この第1連通領域20に対応するチューブエレ
メントのU字状通路部8を突条11に沿って上昇する
(第1パス)。そして、突条11の上方をUターンして
下降し(第2パス)、反対側のタンク群(第3連通領域
22)に至る。その後、第3連通領域22を構成する残
りのチューブエレメント3を平行移動し、そのチューブ
エレメント3のU字状通路部8を突条11に沿って上昇
する(第3パス)。そして、突条10の上方をUターン
して下降し(第4パス)、第2連通領域21を構成する
タンク部に導かれ、しかる後に出口部5から流出する。
このため、熱交換媒体の熱は、第1パス乃至第4パスを
構成するU字状通路部8を流れる過程において、フィン
2に伝達され、フィン間を通過する空気と熱交換され
る。
【0022】この際、タンク部7からU字状通路部8へ
流入する熱交換媒体は、通路断面の大きいタンク部7か
ら通路断面の小さい中州状ビード間を通ってU字状通路
部8に至るので、中州状ビード26a、27b,27c
には、図3の実線の矢印で示されるように、接合部分を
離そうとする力がかかり、特に中央部分の中州状ビード
にはその力が最も大きく作用するが、中央部分の中州状
ビードは、接合代(ろう付代)が両端の中州状ビードよ
り大きく形成されているので、強固な接合状態が得られ
ており、例え高圧流体が作用する場合でも変形しにくく
なり、前述した具体的は数値構成例によれば、破壊試験
の結果として強度が1〜2%向上する。
【0023】尚、中央部分の中州状ビードは、数を多く
してもよく、図5に示されるように、例えば中州状ビー
ド27を4つづつ設ける場合には、中程2つの中州状ビ
ード27b,27c(27f,27g)の幅が両端の中
州状ビード27a,27d(27e,27h)の幅より
広く形成される。即ち、中州状ビード27aの幅をD、
中州状ビード27bの幅をE、中州状ビード27cの幅
をF、中州状ビード27dの幅をGとすると、D<E≒
F>Gの関係を満たすようにすればよい。
【0024】図6にこの発明にかかる熱交換器の他の構
成例が示され、この熱交換器1’は、チューブエレメン
ト3の積層方向の一端に熱交換媒体の入口部4及び出口
部5が設けられている例えば4パス方式のエバポレータ
であり、チューブエレメント3は、所定箇所を除いて図
2に示す成形プレート6が用いられており、タンク形成
用膨出部9間に連通パイプ28を配置するための凹部2
9が設けられている。これに対して、所定箇所のチュー
ブエレメント3cは、図7に示されるような成形プレー
ト6a,6bを接合して形成されているもので、各成形
プレートには前記凹部が形成されておらず、チューブエ
レメントの一方のタンク部7aは他方のタンク部7に近
接するよう拡大されている。
【0025】チューブエレメント3cの成形プレート6
a,6bは、後述する孔40を除いて対称的に形成され
ており、一端部に椀状の2つのタンク形成用膨出部9
a,9bが形成されているが、その一方9bが図2で示
す成形プレートの凹部を埋めるように拡大されている。
その他の構成、即ち、タンク形成用膨出部に続いて通路
形成用膨出部10が形成されている点、タンク形成用膨
出部の間から成形プレートの他端近傍にかけて突条11
が形成されている点、更には、成形プレートの他端部に
フィン2の脱落を防止するための突片12(図6(a)
に示す)が設けられている点については他の成形プレー
トと同様である。
【0026】したがって、2つの成形プレート6a,6
bがその周縁で接合されると互いの突条11も接合さ
れ、対向するタンク形成用膨出部によって通常のタンク
部7と拡大されたタンク部7aとが形成されると共に、
対向する通路形成用膨出部10によって、タンク部間を
結ぶU字状通路部8が形成されるようになっている。
【0027】そして、熱交換器は、隣合うチューブエレ
メント3、3cが成形プレートのタンク形成用膨出部で
突き合わされて、積層方向(通風方向に対して直角)に
延びる第1及び第2の2つのタンク群15’、16’を
形成しており、拡大されたタンク部7aを含む一方のタ
ンク群15’は,積層方向のほぼ中央に位置する仕切部
17を除いてタンク形成用膨出部9に形成された連通孔
19を介して各タンク部が連通され、他方のタンク群1
6’は,仕切られることなく連通孔19を介して全タン
ク部が連通されている。
【0028】しかして、仕切部17によって第1のタン
ク群15’は、拡大タンク部7aを含む第1連通領域3
0と、出口部5と連通する第2連通領域31とに区画さ
れ、仕切られていない第2のタンク群16’は、第3連
通領域32を構成している。
【0029】入口部4及び出口部5は、拡大タンク部7
aから遠く離れた側の端部に設けられ、出入口通路形成
用プレート33をエンドプレート23’に接合して、チ
ューブエレメント3の長手方向中程からタンク部側にか
けて形成された入口通路34と出口通路35とによって
構成されている。
【0030】入口通路34と拡大タンク部7aとは、前
記凹部29に固定された連通パイプ28をエンドプレー
ト23’に形成された通孔と成形プレート6bの拡大さ
れたタンク形成用膨出部9bに形成された通孔40とに
接続し、この連通パイプ28によって形成される連通路
をもって連通されており、第2連通領域31と出口通路
35とは、エンドプレートト23’に形成された通孔を
介して連通されている。
【0031】拡大されたタンク部7aを備えたチューブ
エレメント3cには、図7及び図10に示されているよ
うに、通路形成用膨出部10のタンク形成用膨出部9
a,9bから移行する部分に、複数の中州状のビード3
6(36a〜36f)が形成されている。この複数の中
州状のビード36a〜36fは、この実施例においては
各タンク形成用膨出部からの移行部分において3つづつ
形成されており、特に拡大されたタンク部側にあって
は、いずれの中州状ビード36a〜36cもU字状通路
部10の延設方向にむかって直線状に形成されている。
【0032】そして、3つの中州状ビード36a〜36
cの内、連通パイプ28が接続する通孔40に最も近い
中州状ビード36cは、連通パイプ28が接続する部位
から遠い中州状ビード36a,36bより幅が広く形成
されている。つまり、中州状ビード36cの幅をHと
し、中州状ビード36bの幅をIとし、中州状ビード3
6aの幅をJとすると、H>IかつH>Jの関係となっ
ている。このような条件を満たす具体的な構成として
は、H>I>J、または、H>I≒J等の構成が考えら
れ、例えば、前者にあっては、H=5.3mm、I=
4.6mm、J=3.3mm、後者にあっては、H=
5.3mm、I=J=4.6mmとするのが通路抵抗や
耐圧等の点から好ましい。
【0033】尚、他の構成については、前記積層型熱交
換器の構成例と同様であるので、同一箇所に同一番号を
付して詳細な説明を省略する。
【0034】しかして、入口部4から流入された熱交換
媒体は、連通パイプ28を通って拡大タンク部7aに入
り、第1連通領域30全体に分散され、この第1連通領
域30に対応するチューブエレメントのU字状通路部8
を突条11に沿って上昇する(第1パス)。そして、突
条11の上方をUターンして下降し(第2パス)、反対
側のタンク群(第3連通領域32)に至る。その後、第
3連通領域32を構成する残りのチューブエレメントを
平行移動し、そのチューブエレメントのU字状通路部8
を突条11に沿って上昇する(第3パス)。そして、突
条11の上方をUターンして下降し(第4パス)、第2
連通領域31を構成するタンク部に導かれ、しかる後に
出口部5から流出する(図8参照)。このため、熱交換
媒体の熱は、第1パス乃至第4パスを構成するU字状通
路部8を流れる過程において、フィン2に伝達され、フ
ィン間を通過する空気と熱交換される。
【0035】この際、拡大タンク部7aの連通パイプ2
8が対峙する箇所においては、連通パイプ28から送ら
れる熱交換媒体が成形プレート6aのタンク形成用膨出
部9bに当たって方向変換するので、特に連通パイプの
接続部位に近い中州状ビード36cには、図9の実線の
矢印で示されるように、接合部分を離そうとする力が最
も大きく作用することになるが、連通パイプ近傍の中州
状ビード36cの幅は、連通パイプ28から遠い中州状
ビード36a,36bの幅より大きく形成されているの
で、強固な接合状態が形成されており、例え高圧流体が
作用する場合でも破断しにくくなり、前述した具体的は
数値構成例によれば、破壊試験の結果として強度が1〜
2%向上する。
【0036】尚、上記実施例においては、エバポレータ
に用いるチューブエレメントについて説明したが、他の
積層型の熱交換器においても同様の構成とすれば同様の
作用効果が得られることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
U字状通路部の特にタンク部から移行する部分に形成さ
れた中州状ビードのうち、破断し易い中州状ビードの接
合幅を大きくし、その部分の良好な接合状態を確保する
ようにしたので、その部分も他の中州状ビードに比べて
変形し難くなり、強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、積層型熱交換器の実施例を示し、
(a)は熱交換器の正面図、(b)は底面図である。
【図2】図2は、図1の積層型熱交換器に用いられるチ
ューブエレメントの成形プレートを示す正面図である。
【図3】図3は、図1(b)の積層型熱交換器の一部の
タンク部を切断した状態を示す一部拡大の断面図であ
る。
【図4】図4は、図2に示す成形プレートのタンク形成
用膨出部と、これに続く通路形成用膨出部の一部を示す
拡大図である。
【図5】図5は、成形プレートのタンク形成用膨出部
と、これに続く通路形成用膨出部の一部分の他の構成例
を示す拡大図である。
【図6】図6は、積層型熱交換器の他の構成例を示し、
(a)は熱交換器の正面図、(b)は底面図である。
【図7】図7は、図6の積層型熱交換器における拡大タ
ンク部を有するチューブエレメントの成形プレートを示
す図である。
【図8】図8は、図6の積層型熱交換器の熱交換媒体の
流れを説明する説明図である。
【図9】図9は、図6の積層型熱交換器において、拡大
タンク部を含むようにタンク部の一部を切断した状態を
示す一部拡大の断面図である。
【図10】図10は、図7(b)に示す成形プレートの
タンク形成用膨出部と、これに続く通路形成用膨出部の
一部を示す拡大図である。
【符号の説明】
1,1’ 積層型熱交換器 2 フィン 3 チューブエレメント 4 入口部 5 出口部 6,6a,6b 成形プレート 7,7a タンク部 8 U字状通路部 9 タンク形成用膨出部 10 通路形成用膨出部 17 仕切部 20、30 第1連通領域 21、31 第2連通領域 22、32 第3連通領域 26(26a〜26f) 中州状ビード 27(27a〜27h) 中州状ビード 36(36a〜36f) 中州状ビード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片側に設けられた一対のタンク部とこの
    一対のタンク部を連通するU字状通路部とを備えたチュ
    ーブエレメントをフィンを介して複数段に積層し、前記
    チューブエレメントは、前記タンク部をもって隣会うチ
    ューブエレメントと接続して適宜連通してなる積層型熱
    交換器において、前記U字状通路部の前記タンク部から
    移行する部分には、複数の中州状ビードが突き合わされ
    て接合され、前記U字状通路部の中央部分に形成された
    中州状ビードの接合幅は、他の中州状ビードの接合幅よ
    り大きいことを特徴とする積層型熱交換器。
  2. 【請求項2】 片側に設けられた一対のタンク部とこの
    一対のタンク部を連通するU字状通路部とを有するチュ
    ーブエレメントをフィンを介して複数段に積層し、チュ
    ーブエレメントは、前記タンク部をもって隣会うチュー
    ブエレメントと接続して適宜連通しており、積層方向に
    延びる連通路を介して所定のタンク部に熱交換媒体が流
    入される積層型熱交換器において、前記U字状通路部の
    前記タンク部から移行する部分には、複数の中州状ビー
    ドが突き合わされて接合され、前記所定のタンク部の前
    記連通路に近い中州状ビードの接合幅は、他の中州状ビ
    ードの接合幅より大きいことを特徴とする積層型熱交換
    器。
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