JP2001012336A - 一軸式のスタータ装置 - Google Patents

一軸式のスタータ装置

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JP2001012336A
JP2001012336A JP11183775A JP18377599A JP2001012336A JP 2001012336 A JP2001012336 A JP 2001012336A JP 11183775 A JP11183775 A JP 11183775A JP 18377599 A JP18377599 A JP 18377599A JP 2001012336 A JP2001012336 A JP 2001012336A
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helical spline
motor shaft
outer member
starter device
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Kazuo Iwashita
和男 岩下
Hiroshi Hiruma
宏 蛭間
Kenichi Yokoyama
賢一 横山
Michinori Kojima
理規 小島
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Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一軸式のスタータ装置において、一方向回転
クラッチを省略し、かつモータ軸の加工を簡略化する。 【解決手段】 モータ軸5の先端部に、先端に至るまで
第一ヘリカルスプライン5aを刻設する一方、該モータ
軸5先端部に第一ヘリカルスプライン9aを介してイン
ナー部材9を外嵌し、インナー部材9の外周面に、第一
ヘリカルスプライン5a、9aとは逆向きの螺子方向の
第二ヘリカルスプライン9cを刻設し、該インナー部材
9に、第二ヘリカルスプライン12aを介してピニオン
ギア12bが形成されたアウター部材12を外嵌し、該
アウター部材12とインナー部材9とのあいだに、アウ
ター部材12を先端側に付勢する付勢弾機14を介装す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や二輪車等
の車両の内燃機関における一軸式のスタータ装置の技術
分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のスタータ装置のなかに
は、内燃機関側のリングギア(被駆動ギア)に噛合する
ピニオンギアを、ヘリカルスプラインを介してスタータ
モータのモータ軸先端部に直接的に設けて構成した所謂
一軸ベンディックス型(慣性摺動型)のものがある。そ
してこのものでは、スタータモータの回転駆動に伴いピ
ニオンギアがモータ軸上を慣性摺動(進退移動)するこ
とでピニオンギアと係脱自在に噛合するようにしてい
る。ところでこのものにおいて、前記リングギアとピニ
オンギアとが噛合しているときにリングギア側の回転が
上回わるとき、ピニオンギアはモータ軸上を退避方向に
慣性摺動(早戻り)し、リングギアとの噛合が不安定に
なったり解除されてしまう惧れがある。そこで、ピニオ
ンギアとモータ軸とのあいだに早戻り防止のため一方向
回転クラッチを介装することが提唱され、そのものとし
て例えば図4に示すようなものが知られている。このも
のは、一方向回転クラッチがローラ式のものであって、
モータ軸16に摺動自在に外嵌するクラッチインナ17
にピニオンギア17aが形成され、クラッチアウタ18
にモータ軸16の先端部のヘリカルスプライン16aに
嵌合するためのヘリカルスプライン18aが形成され、
これらクラッチインナ17とクラッチアウタ18とのあ
いだにクラッチローラ19が介装されている。そしてこ
のものでは、被駆動ギアであるリングギアの回転がピニ
オンギア17aの回転を上回った場合にクラッチ断状態
となり、これによってクラッチインナ17の自由回転が
許容される一方で、クラッチアウタ18側に回転負荷が
作用することを回避して早戻り防止されるように構成し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記従来のも
のでは、クラッチ装置自体が高価であってコスト高にな
るばかりでなく、組込み作業が面倒になるという問題が
ある。さらには、クラッチインナ17とモータ軸16と
のあいだの摺動が許容されるよう、クラッチインナ17
の内周面に軸受20を圧入する必要があり、モータ軸1
6のヘリカルスプライン16a刻設部の先端側に、該ヘ
リカルスプライン16aとは段差状になる状態で小径軸
部16bを形成せざるを得ず、その切削加工に手間がか
かるうえ、このようにモータ軸を小径加工する分、モー
タ軸16の強度が損なわれ、これを補うためには強度の
高い材料を用いるか、全体として大径にしなければなら
ず、コスト高や大型化の要因になるという別の問題もあ
る。そこで、特開平63−117166号公報に示すよ
うに摩擦板を用いることでローラ式の一方向回転クラッ
チを不要にしたものが提唱されている。このものは、モ
ータ軸にヘリカルスプライン嵌合するインナー部材に、
ピニオンギアが形成されたアウター部材を外嵌すると共
に、インナー部材とアウター部材とのあいだに介装され
る摩擦部材と、アウター部材を摩擦部材側に弾圧する皿
バネとを用いて構成されているが、このものは、アウタ
ー部材の回転がインナー部材の回転を上回ったときに、
アウター部材が摩擦部材の摩擦力に抗して空転すること
で、インナー部材がアウター部材と共に早戻りするのを
防止し、このようにしてローラ式の一方向回転クラッチ
を省略している。しかるにこのものも、インナー部材が
先端側に摺動した場合、ヘリカルスプラインが刻設され
た内周面がモータ軸に干渉しないよう、モータ軸先端側
が小径軸部に形成する必要があり、前記後者の問題、つ
まりモータ軸の加工に手間がかかるうえ強度を確保しな
ければならないという問題が依然残され、ここに本発明
が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、スタータモータのモータ軸に第
一ヘリカルスプラインを介してインナー部材を進退移動
自在に外嵌し、該インナー部材の外周部に、インナー部
材の進退移動に基づいて被駆動ギアと係脱自在に噛合す
るピニオンギアが形成されたアウター部材を外嵌して一
軸式のスタータ装置を構成するにあたり、前記アウター
部材は、インナー部材に対して、被駆動ギア側へ移動規
制される状態で弾機によって被駆動ギア側に向けて付勢
され、かつ前記第一ヘリカルスプラインとは逆向きの第
二ヘリカルスプラインを介してインナー部材に外嵌され
ているものである。そして、このようにすることによっ
て、リングギアとの噛合の衝撃緩衝ができると共に、ピ
ニオンギアの早戻りを防止することができ、一方向回転
クラッチのような早戻り手段を不要にできる。このもの
において、本発明のモータ軸の第一ヘリカルスプライン
は、インナー部材の進退移動領域を越えた先端まで刻設
されているものとすることができ、これによって、モー
タ軸の切削加工が簡略化されるうえ、ヘリカルスプライ
ン部位よりも小径軸部が形成されて強度低下してしまう
ような不具合がない。さらにこのものにおいて、本発明
の弾機は、二枚の皿バネを重ね合わせて構成されている
ものとすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図3に示す図面に基づいて説明する。図面において、
1はスタータモータであって、該スタータモータ1は内
周面に永久磁石2が止着された筒状のケーシング3に、
アーマチュア(回転子)4が内装されている。そして、
アーマチュア4を構成するモータ軸(アーマチュア軸)
5の先端部は、ケーシング3の筒端部を覆蓋するフロン
トブラケット3aを貫通して外方に突出する状態で回動
自在に支持され、基端部はケーシング2のエンドブラケ
ット3bに回動自在に支持されている。尚、6はモータ
軸5の基端側に止着されたコンミテータ、7はコンミテ
ータ6に摺接するブラシ、8はブラシ7に給電するため
の外部電源が接続される外部端子であって、これらの構
成は何れも従来通りとなっている。尚、3cはモータ軸
5とフロントブラケット3aとのあいだに介装される軸
受であり、3dはモータ軸をエンドブラケット3bとの
あいだに介装される軸受である。
【0006】さて、モータ軸5の先端部側、つまり外部
に突出する突出端部は、フロントブラケット3aからの
突出際から先端に至るまでのあいだの外周面に、所定の
螺子方向を向く第一ヘリカルスプライン5a(雄螺子)
が刻設されている。一方、9は筒状に形成されたインナ
ー部材であって、該インナー部材9の内周面には前記外
部に突出するモータ軸5の第一ヘリカルスプライン5a
に螺合する第一ヘリカルスプライン9a(雌螺子)が刻
設されており、これによって、インナー部材9はモータ
軸5の先端側から螺合組込みされ、モータ軸5aの前記
突出端部上を相対移動するように設定されている。さら
に、インナー部材9は先端側に鍔状に突出する規制部9
bが一体形成されており、該規制部9bより基端側の外
周面には、前記第一ヘリカルスプライン9aとは螺子方
向が逆方向(逆螺子の関係)を向く第二ヘリカルスプラ
イン9c(雄螺子)が刻設されている。
【0007】前記モータ軸5の先端部には、モータ軸5
に螺合したインナー部材9の抜止め(先端側への移動規
制)をするためのストッパ部材10が抜止め状に止着さ
れ,これによって、インナー部材9は、基端側面がフロ
ントブラケット3aに当接する非作用位置から、先端側
面9dがストッパ部材10の基端側面10cに当接する
作用位置とのあいだを相対移動(進退移動)できるよう
に設定されている。また、ストッパ部材10の基端側に
は凹溝部10aが凹設され、該凹溝部10aにモータ軸
第一ヘリカルスプライン5aに外嵌するコイル弾機11
の先端部が収納されている。ここで、コイル弾機11の
螺子方向は第一ヘリカルスプライン5aとは逆方向にな
っており、これによって、コイル弾機11が第一ヘリカ
ルスプライン5aの螺子溝に落ち込まないように配慮さ
れている。そして、前記コイル弾機11は、先端側部を
凹溝部10aの底面部10bに当接支持させ、基端部を
インナー部材の先端側端面9dに当接支持させることに
よって、インナー部材9をフロントブラケット3a側
(基端側)に向けて付勢するように設定されている。
【0008】そして、前記インナー部材9外周の第二ヘ
リカルスプライン9c部位には、内周面に第二ヘリカル
スプライン12a(雌螺子)が刻設されたアウター部材
12が螺合組込みされており、該アウター部材12の外
周にピニオンギア12bが一体的に形成されている。こ
のピニオンギア12bは、後述するように、インナー部
材9がアウター部材12と共にモータ軸5a上を先端側
に進出移動して作用位置に達したとき、被駆動ギアであ
るリングギア13に噛合するように設定されている。さ
らに、アウター部材12はインナー部材9よりも軸方向
長さが短いものに形成されており、アウター部材12の
先端側面12cをインナー部材9の規制部9bの基端側
面に突当たる状態で螺合セットしたとき、アウター部材
12はインナー部材9上を基端側に相対移動できる余長
部が残されており、該余長部において、前記セット状態
のアウター部材12基端側面12dとインナー部材9と
のあいだに、アウター部材12を先端側(インナー部材
規制部9b側)に向けて付勢する付勢弾機14が介装さ
れている。つまり、付勢弾機14は、インナー部材9の
外周に遊嵌し、互いに凹部が対向する重ね合わせ状態で
軸方向に並列する一対の皿バネ14aで構成されてお
り、基端側の皿バネ14aをインナー部材9の外周面に
止着されたサークリップ15により係止することで、皿
バネ14aがアウター部材12を規制部9b側に向けて
付勢する設定となっている。そして、アウター部材12
の第二ヘリカルスプライン9c、12aを介する基端側
への相対移動の動きは、付勢弾機14に抗する状態でな
されるが、逆に先端側への相対移動の動きは、アウター
部材12がインナー部材規制部9bによる先端側への移
動規制を受けることになって、インナー部材9と共にこ
れを先端側に移動させようとする力となって作用するよ
うに設定されている。尚、皿バネ14aの外径はアウタ
ー部材12の外径よりも大径になっており、先端側に位
置する皿バネ14aの内径側縁部14bがアウター部材
12の基端側面12dの内径側部を押圧する構成となっ
ている。
【0009】そして、エンジンの始動操作(キー操作)
に基づいてスタータモータ1のモータ軸5が回転駆動を
開始すると、インナー部材9は、慣性摺動、つまり、第
一ヘリカルスプライン5a、9aを介してモータ軸5a
上を先端側(矢印A方向)に向けて進出移動してストッ
パ部材10の先端側面10cに当接する作用位置まで移
動し、そしてインナー部材9は、該ストッパ部材10に
よりこれ以上先端側への移動規制を受けた状態では、モ
ータ軸5と共に一体に(同期して)回動する。この場合
に、アウター部材12は、インナー部材9の前記進出移
動方向とは逆方向、つまり基端側(矢印B方向)に向け
て退避移動しようとするが、この退避移動は付勢弾機1
4に抗するものであるから、ピニオンギア12bがリン
グギア13に噛合するときの衝撃を緩衝できる。そし
て、アウター部材12の退避移動しようとする力と付勢
弾機14の付勢力が釣合ってアウター部材12の退避移
動がなくなると、アウター部材12はインナー部材9と
一体に回動することになり、しかしてピニオンギア12
b、アウター部材12、インナー部材9で構成される回
転部材Rがモータ軸5と共に一体回動してリングギア1
3の強制回転を行うことになる。
【0010】そして次に、前記強制回転を行っている状
態において、リングギア13の回転がピニオンギア12
bの回転を上回って、ピニオンギア12bに回転負荷が
かかり、この負荷を受けてインナー部材9は第一ヘリカ
ルスプライン5a、9aを介して基端側方向(矢印B方
向)に退避移動しようとするが、アウター部材12が逆
螺子となる第二ヘリカルスプライン9c、12aを介し
てインナー部材9に連繋されていることで生じるインナ
ー部材9を進出移動させようとする力(先端側方向(矢
印A方向)への力)と、アウター部材12を先端側に付
勢する付勢弾機14の付勢力との合力がインナー部材9
に作用し、これによってインナー部材9がピニオンギア
12b(アウター部材12)と共に早戻りしてしまうの
を防止するように設定されている。そして、エンジンが
始動してリングギア13が安定駆動し、スタータモータ
1が停止されると、モータ軸5の回転が停止し、これに
伴い、回転部材Rは、インナー部材9とモータ軸5との
あいだの第一ヘリカルスプライン9a、5aを介した慣
性摺動に基づく退避移動をコイル弾機11の付勢力を受
ける状態で行い、これによって非作用位置に復帰するよ
うに設定されている。
【0011】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、スタータモータ1の駆動が開始されると、回
転部材Rを構成するインナー部材9が慣性摺動して進出
移動し、ピニオンギア12bとリングギア13との噛合
がなされ、これによってリングギア13の強制駆動がな
されるが、この場合に、前述したように、モータ軸5と
インナー部材9とのあいだには第一ヘリカルスプライン
5a、9aが、インナー部材9とアウター部材12との
あいだには前記第二ヘリカルスプライン9c、12aが
それぞれ逆螺子の関係で介装されている。このため、ピ
ニオンギア12bとリングギア13との噛合時におい
て、衝撃吸収に加えて、リングギア13側の回転が上回
った場合の早戻りを、アウター部材12がインナー部材
9に対して進出方向側に相対移動しようとする力と付勢
弾機14の付勢力との合力によって防止でき、この結
果、一方向回転クラッチのような早戻り防止手段を別途
設ける必要がなくなって、部品点数の削減、構造の簡略
化、組付け性の向上が計れる。
【0012】しかもこのものでは、インナー部材9はモ
ータ軸5先端側の突出部に、インナー部材9の進退移動
領域を越えた先端に至るまで第一ヘリカルスプライン5
aを刻設する構成としたので、従来のもののように、ヘ
リカルスプライン形成部位の先端側に、該ヘリカルスプ
ラインより細径の軸部を形成する必要がなく、その分モ
ータ軸5の強度が高くなって、高回転に対してもブレが
少なくなり、さらにコストの低い材料を用いることがで
きるうえ、切削加工も螺子溝を刻設するだけで良くなっ
て簡略化され、コスト低下を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタータ装置の一部断面側面図である。
【図2】インナー部材が非作用位置に位置する状態にお
ける要部拡大断面図である。
【図3】インナー部材が作用位置に位置する状態におけ
る要部拡大断面図である。
【図4】従来例のスタータ装置の一部断面側面図であ
る。
【符号の説明】
1 スタータモータ 3a フロントブラケット 5 アーマチュア軸 5a 第一ヘリカルスプライン 9 インナー部材 9a 第一ヘリカルスプライン 9b 規制部 9c 第二ヘリカルスプライン 10 ストッパ部材 11 コイル弾機 12 アウター部材 12a 第二ヘリカルスプライン 12b ピニオンギア 13 リングギア 14 付勢弾機 14a 皿バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 賢一 群馬県桐生市広沢町一丁目二六八一番地 株式会社ミツバ内 (72)発明者 小島 理規 群馬県桐生市広沢町一丁目二六八一番地 株式会社ミツバ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタータモータのモータ軸に第一ヘリカ
    ルスプラインを介してインナー部材を進退移動自在に外
    嵌し、該インナー部材の外周部に、インナー部材の進退
    移動に基づいて被駆動ギアと係脱自在に噛合するピニオ
    ンギアが形成されたアウター部材を外嵌して一軸式のス
    タータ装置を構成するにあたり、前記アウター部材は、
    インナー部材に対して、被駆動ギア側へ移動規制される
    状態で弾機によって被駆動ギア側に向けて付勢され、か
    つ前記第一ヘリカルスプラインとは逆向きの第二ヘリカ
    ルスプラインを介してインナー部材に外嵌されている一
    軸式のスタータ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、モータ軸の第一ヘリ
    カルスプラインは、インナー部材の進退移動領域を越え
    た先端まで刻設されている一軸式のスタータ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、弾機は、二
    枚の皿バネを重ね合わせて構成されている一軸式のスタ
    ータ装置。
JP11183775A 1999-06-29 1999-06-29 一軸式のスタータ装置 Pending JP2001012336A (ja)

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