JP2001001362A - 樹脂製中空分岐爪 - Google Patents

樹脂製中空分岐爪

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JP2001001362A
JP2001001362A JP11178961A JP17896199A JP2001001362A JP 2001001362 A JP2001001362 A JP 2001001362A JP 11178961 A JP11178961 A JP 11178961A JP 17896199 A JP17896199 A JP 17896199A JP 2001001362 A JP2001001362 A JP 2001001362A
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hollow
weight
molding
mold
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JP11178961A
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Hirotaka Miyazaki
広隆 宮崎
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Polyplastics Co Ltd
Original Assignee
Polyplastics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性と耐熱性に優れ、軽量で、寸法精度に
優れた樹脂製分岐爪を提供する。 【解決手段】 結晶性熱可塑性ポリエステル樹脂(A)
95〜20重量%と、ゴム変性ポリスチレン系樹脂
(B)5〜80重量%からなる樹脂成分100重量部
と、充填剤(C)10〜100重量部よりなる樹脂組成
物を中空成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐久性、耐熱性、
生産性に優れ、なおかつ寸法精度が良好で、軽量な樹脂
製一体化中空分岐爪に関する。
【0002】
【従来の技術】分岐爪(フラッパーともいう。)は、図
1に示すように軸部と多数の爪部からなるものであり、
主に紙送り機構部品として、OA機器分野を中心に広く
用いられている。従来は、金属と樹脂部品とを組み合せ
たものが多く用いられていた。このような分岐爪は、金
属のシャフトに爪部を熱可塑性樹脂によりインサート成
形したりして製造されていた。この方法では、インサー
ト成形時に金属シャフトを金型中にセットする工程が必
要であり、樹脂のみで射出成形する場合と比較すると生
産性に劣り、金属を用いるので部品が重くなるといった
問題があった。
【0003】その後、生産性が高く、軽量で、錆びない
という理由から各種の樹脂製一体化分岐爪が導入され、
近年ますますその利用範囲の拡大が求められている。し
かし、寸法精度の問題で、材料的にはポリカーボネート
などの非結晶性樹脂を用い、形状的には肉厚部を設けな
いなど、材質及び構造上の制約が多いものであった。一
方、近年の紙送り速度の増加により、分岐爪により用紙
(シートという。)が傷ついたり、分岐爪との摩擦によ
り削られた紙が粉状に蓄積してシートに付着したり、分
岐爪が摩耗により形状変化してシートが引っ掛かる事で
搬送不良が発生するという問題を生じることがある。ま
た、ヒーターの付近等、より耐熱性を必要とされるとこ
ろへも分岐爪を利用したいという要望が強くなってい
る。分岐爪を樹脂で一体的に中空成形する方法が、特開
平9−175709号公報に記載されているが、主とし
て形状を規定したのみで、このような摺動性や摩耗性の
ような耐久性、及び耐熱性等の要望を十分満足する事は
困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐久
性と耐熱性に優れ、軽量で、寸法精度に優れた樹脂製分
岐爪を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決するために鋭意検討の結果、結晶性ポリエステル樹
脂とゴム変性スチレン系樹脂と無機充填剤からなる樹脂
組成物を用いて射出中空成形法により一体的に成形する
ことにより、紙との摩擦が少なく、成形品自体の摩耗が
少ない、耐久性に優れた、耐熱性の高い中空分岐爪が得
られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明の第1は、結晶性熱可塑性
ポリエステル樹脂(A)95〜20重量%と、ゴム変性
ポリスチレン系樹脂(B)5〜80重量%からなる樹脂
成分100重量部と、充填剤(C)10〜100重量部
よりなる樹脂組成物を中空成形してなる中空分岐爪を提
供する。本発明の第2は、結晶性熱可塑性ポリエステル
樹脂(A)が、ポリアルキレンテレフタレート及び/又
はポリアルキレンナフタレートであることを特徴とする
本発明の第1に記載の中空分岐爪を提供する。本発明の
第3は、結晶性熱可塑性ポリエステル樹脂(A)が、ポ
リブチレンテレフタレートであるであることを特徴とす
る本発明の第2に記載の中空分岐爪を提供する。本発明
の第4は、ゴム変性ポリスチレン系樹脂(B)が、AB
S樹脂であることを特徴とする本発明の第1〜3のいず
れかに記載の中空分岐爪を提供する。本発明の第5は、
充填剤(C)が、ガラス繊維、ガラスフレーク、マイ
カ、タルク、又はこれらの混合物であることを特徴とす
る本発明の第1〜4のいずれかに記載の中空分岐爪を提
供する。本発明の第6は、熱変形温度が190℃以上で
あることを特徴とする本発明の第1〜5のいずれかに記
載の中空分岐爪を提供する。以下に、本発明の樹脂製中
空分岐爪の形態、使用する樹脂組成物を構成する成分及
び成形法につき詳しく説明する。
【0007】
【発明の実施の形態】初めに、本発明の樹脂製中空分岐
爪について説明する。本発明に係る分岐爪1は、図1に
示すように、シャフト2と多数の爪3からなり、これら
が樹脂により一体成形されたものである。分岐爪は、シ
ャフト2を中心に所定の角度回転することにより、搬送
されてきたシート9の方向を爪3で制御する部品であ
り、特にOA機器(複写機、ファクシミリ、プリンター
等)の内部でシートの移動方向を制御し、分配するため
に用いられる部品である。
【0008】爪3は、シャフト2を軸にこれに直角に複
数個設けられ、爪の形状はシート送りが滑らかに行える
ように、適切な曲線をもたせている。シャフト2は、固
定部4において機器本体に設けられた軸受けなどに回転
可能に保持されており、所定のタイミングで、所定の角
度回転して、同時にシャフト1に一体に設けられた爪3
は所定の角度回転し、搬送されてきたシート9を所定の
方向に分配する。通常、固定部4は分岐爪1の両端に設
けられ、この2点で分岐爪全体を支えるが、必要に応じ
て、両固定部4の任意の中間位置に支持部(図示せ
ず。)を設けてもよい。
【0009】分岐爪1は、シャフト2の内部に軸方向に
中空部5を有し、中空射出成形法により成形される。中
空射出成形法とは、射出成形において、溶融樹脂を成形
用型(普通は金型であるが、それに限定されるものでは
ない。)のキャビティ内に射出し、射出中もしくは射出
後に、溶融樹脂中に中空部5を形成するための流体を圧
入し、流体を介して溶融樹脂に圧力を加えながら冷却す
ることにより、中空成形品を得る。中空射出成形法は、
後述するように、キャビティを満たすのに充分な量の溶
融樹脂を射出した後に流体を圧入するフルショット法で
も、キャビティを満たすに足りない量の溶融樹脂を射出
した後に流体を圧入するショートショット法でも、溶融
樹脂をキャビティ内に射出中に加圧流体を圧入する溶融
樹脂・加圧流体同時注入法のいずれの方法も使用でき
る。
【0010】中空射出成形に使用される圧入用の流体と
しては、常温、常圧でガス状又は液状のもので、射出成
形の温度及び圧力下で、成形に用いる溶融樹脂と反応又
は混合されないものが使用される。例えば窒素、炭酸ガ
ス、空気、ヘリウム、ネオン、アルゴン、水蒸気、グリ
セリン、流動パラフィン等が挙げられるが、通常ガスが
使用され、好ましくは窒素、ヘリウム、ネオン、アルゴ
ン等の不活性ガスが使用され、特に工業的には窒素ガス
がより好適に使用される。
【0011】以下、金型を使用し、流体としてガスを用
いる場合を例に更に説明する。中空射出成形は、通常の
射出成形装置、ガス圧入装置及び成形用の金型を使用し
て行われる。溶融樹脂がゲート6から金型内のキャビテ
ィに射出、注入される。ガス圧入装置は、キャビティ内
の溶融樹脂中に、配管(図1では金型に設けられたニー
ドル7が配管の先端にある。)を通してガスを圧入し、
設定時間、ガス圧を保持(保圧)する装置である。ガス
圧入装置は、予め高圧に圧縮してアキュームレーターに
蓄えた加圧ガスを、ガス圧入時にキャビティ内の溶融樹
脂中に供給する方式のものや、ガス圧入時に、ガスをポ
ンプでキャビティ内の溶融樹脂中に送り込んで加圧して
行く方式のものなどがあるが、射出後の溶融樹脂中に中
空部を形成するための流体を送り込む事が可能ならば如
何なる方式も可能である。ガスの圧入は、樹脂射出ノズ
ルに内蔵されたガスノズル、又は型に設けられたニード
ル7を介して行うことができる。ガスの圧入は、キャビ
ティに対して直接行う他、スプルーやランナーに対して
行ってもよい。スプルーやランナーに圧入されたガス
は、ゲートを介してキャビティ内の溶融樹脂中へ圧入さ
れる。ガス圧入は、キャビティに樹脂をフルショットし
た後、もしくはショートショットした後に行われても、
又は溶融樹脂・加圧流体同時注入で行われてもよい。特
にショートショットの場合、一部の溶融樹脂の射出後、
残りの溶融樹脂の射出と共にガスの圧入を行うこともで
きる。フルショットの場合、樹脂の冷却による収縮につ
れて、その収縮量に応じてガスが圧入されることにな
る。また、ショートショットの場合、溶融樹脂の未充填
容積と樹脂の収縮量に応じたガスが圧入されることにな
る。
【0012】中空成形用の型には、溶融樹脂を所望の形
状に賦形するためのキャビティ(型キャビティ)の外部
に、補助キャビティ(捨てキャビティとも言う。)を設
け、中空部を形成させるための流体を圧入時に溶融樹脂
や流体を型キャビティ外へ流出させることにより、キャ
ビティ内に大きな中空部を形成することができる。ま
た、型キャビティと補助キャビティの間には、バルブ等
の開閉機構を設け、型キャビティ内への溶融樹脂の射出
時には遮断し、流体の圧入時には開放して樹脂及び/又
は流体を逃すことにより、大きな中空部を形成すること
ができる。爪3の内部は通常は実質的に中実であるが、
爪3が肉厚の場合には少なくとも一部分が中空であって
も構わない。シャフト2の内部の樹脂の肉厚は必ずしも
均一ある必要はなく、また中空部5による成形品内表面
は必ずしも滑らかなものでなくてもよい。爪3の根本
は、図1ではシャフトに直角に接続しているが、弧を描
いて滑らかに接続する形状でもよい。また爪の肉厚は先
端部で薄く、シャフトに近い部分では肉厚になるように
してもよい。
【0013】次に、本発明において成形に用いる樹脂組
成物につき説明する。樹脂組成物は、結晶性熱可塑性ポ
リエステル樹脂(A)95〜20重量%と、ゴム変性ポ
リスチレン系樹脂(B)5〜80重量%からなる樹脂成
分100重量部と、充填剤(C)10〜100重量部よ
りなる。ここで(A)と(B)の合計は100重量%で
ある。
【0014】(A)結晶性熱可塑性ポリエステル 結晶性熱可塑性ポリエステル(A)は、ポリアルキレン
アリーレート単位(例えば、ポリアルキレンテレフタレ
ート単位やポリアルキレンナフタレート単位)を少なく
とも60重量%以上含有する結晶性ポリエステル樹脂で
構成されており、具体的には、下記(i)〜(iii)の
ものが挙げられる。 (i)ポリアルキレンテレフタレート又はポリアルキレ
ンナフタレート。 ポリアルキレンテレフタレートとしては、例えばポリエ
チレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフ
タレート(PBT)等が挙げられる。ポリアルキレンナ
フタレートとしては、例えばポリエチレンナフタレート
(PEN)、ポリブチレンナフタレート(PBN)等が
挙げられる。 (ii)ポリアルキレンテレフタレート単位又はポリアル
キレンナフタレート単位を60重量%以上とこれらと共
重合可能なコモノマーとの共重合体。 コモノマーとしては、イソフタル酸等のジカルボン酸、
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−
ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等のジオー
ルが挙げられる。 (iii)ポリアルキレンテレフタレート又はポリアルキ
レンナフタレートを主成分(例えば、60〜95重量
%)とし、他の樹脂を含有するポリエステル系樹脂混合
物。 上記(i)〜(iii)は、単独で又は二種以上((i)
〜(iii)の各グループ内、グループ間を問わない。)
を組み合わせて使用される。中でも、加工性の面から、
好ましくはPBTであり、PBTを含む樹脂組成物は、
結晶化しやすいため、成形サイクルを短くできるなどの
点で有利である。
【0015】(B)ゴム変性スチレン系樹脂 ゴム変性スチレン系樹脂(B)は、ゴム状重合体(B
1)10〜70重量%に、芳香族ビニル単量体(a)4
0〜80重量%、シアン化ビニル単量体(b)20〜4
0重量%、及び必要に応じて加えられるビニル単量体
(c)0〜40重量%からなる単量体混合物(B2)3
0〜90重量%をグラフト重合して得られる(ここで、
ゴム変性スチレン系樹脂を構成する(B1)と(B2)
の合計が100重量%であり、単量体混合物を構成する
(a)、(b)及び(c)の合計が100重量%であ
る)。上記ゴム状重合体(B1)としては、ブタジエン
重合体、ブタジエンとビニル単量体との共重合体、エチ
レン−プロピレン共重合体、ブタジエンと芳香族ビニル
単量体とのブロック共重合体、アクリル酸エステルとビ
ニル単量体との共重合体などが挙げられる。単量体混合
物(B2)を構成する(a)〜(c)は、次のものであ
る。芳香族ビニル単量体(a)としては、スチレン、α
−メチルスチレン等が挙げられる。シアン化ビニル単量
体(b)としては、アクリロニトリル、メタクリロニト
リル、α−クロロアクリロニトリルなどが挙げられ、特
にアクリロニトリルが好ましい。必要に応じて加えられ
るビニル単量体(c)としては、メチルメタクリレート
(MMA)、エチルメタクリレート(EMA)などのメ
タクリル酸エステル、及びアクリル酸(AA)、メタク
リル酸(MA)等のビニルカルボン酸単量体が挙げられ
る。ゴム変性スチレン系樹脂(B)は、具体的には各種
のABS樹脂が挙げられる。
【0016】上記グラフト共重合体の製造にあたって
は、一般に公知のいずれの重合技術も採用可能である。
例えば懸濁重合、乳化重合の如き水性不均一重合、塊状
重合、溶液重合及び生成重合のような貧溶媒中での沈殿
重合、その他、またはこれらの組み合わせ(例えば、塊
状・懸濁重合、乳化・塊状重合等)が使用できる。
【0017】結晶性熱可塑性ポリエステル樹脂(A)と
ゴム変性スチレン系樹脂(B〉との配合割合は結晶性熱
可塑性ポリエステル樹脂が主体であればよく、例えば、
(A)成分/(B)成分=95/5〜20/80(重量
比)、好ましくは90/10〜40/60(重量比)で
ある。結晶性熱可塑性ポリエステル樹脂(A)が上記範
囲より少ないと、機械的特性が低下し、上記範囲よりも
多いと寸法精度が出難く、良品を得ることが困難にな
る。
【0018】(C)充填剤 充填剤(C)は、無機及び/又は有機の充填剤から選ば
れ、これらの形状は繊維状、粉状、粒状、板状であって
もよく、中実又は中空であってもよい。充填剤として
は、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維、アラミド繊維、
チタン酸カリウム、アスベスト、炭化ケイ素、セラミッ
ク、窒化ケイ素、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、クレ
ー、焼成クレー、カオリン、パイロフィライト、タル
ク、ベントナイト、セリサイト、ゼオライト、マイカ、
雲母、ケイ藻土、ケイ砂、ウォラストナイト、フェライ
ト、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、ドロマイト、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化マグネ
シウム、酸化鉄、二硫化モリブデン、グラファイト、黒
鉛、石こう、ガラスフレーク、ガラスビーズ、ガラスパ
ウダー、ガラスバルーン、シリカ、石英、石英ガラス
等、及びこれらの混合物が挙げられる。また、充填剤
は、必要によりシラン系、チタン系などのカップリング
剤、その他の表面処理剤で予備処理して使用する事がで
きる。充填剤(C)の配合割合は、結晶性熱可塑性ポリ
エステル樹脂(A)95〜55重量%と、ゴム変性ポリ
スチレン系樹脂(B)5〜45重量%からなる樹脂成分
100重量部に対して、充填剤(C)10〜100重量
部である。充填剤(C)の配合割合が上記範囲より少な
すぎると剛性が不足し、上記範囲より多すぎると成形性
が悪くなる。
【0019】上記樹脂組成物には、難燃剤や無機系難燃
助剤を配合することにより、難燃性を付与することが容
易に行える。特に分岐爪をトナー定着ローラー等の高温
部近傍で用いる際には、難燃性が要求されるため、難燃
性を容易に付与できることは重要である。上記樹脂組成
物に添加できる難燃剤としては、ハロゲン系難燃剤(デ
カブロモジフェニルオキサイド、テトラブロモビスフェ
ノールA、テトラブロモビスフェノールAのポリカーボ
ネートオリゴマー類、ハロゲン化ビスフタルイミド類、
ハロゲン化リン酸エステル類といった、脂肪族系、芳香
族系、フェノール系、エポキシ系、ビスフェノール系、
ビフェニル系、カルボン酸系、イミド系、オリゴマー系
難燃剤など);リン系難燃剤(ハロゲン化リン酸エステ
ル類、レゾルシンのリン酸エステル類など);金属塩系
難燃剤(三酸化アンチモンや有機アルカリ金属塩な
ど);難燃性を有する原料を用いてポリカーボネートを
変性した難燃性樹脂;その他が挙げられる。これらは、
単独で、もしくは2種以上を併用して用いる事が出来
る。難燃剤の配合量は、全樹脂量100重量部に対し1
〜30重量部であり、好ましくは5〜25重量部であ
る。難燃剤の配合量が過大になると機械的、物理的性
質、熱安定性等を害し、樹脂の外観を阻害し、過少の場
合は難燃性が不充分となる。無機系難燃助剤の代表的な
ものとしては、三酸化アンチモン、四酸化アンチモン、
五酸化アンチモン、ピロアンチモン酸ソーダ等のアンチ
モン系難燃助剤等が挙げられる。無機系難燃助剤の添加
量は全樹脂量100重量部に対し1〜20重量部であ
り、好ましくは3〜15重量部である。
【0020】また、本発明の組成物には、必要に応じて
種々の添加剤(例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光
安定剤などの安定剤、帯電防止剤、滑剤、染料や顔料な
どの着色剤、可塑剤など)を添加できる。特に酸化防止
剤の添加により、得られた成形品はより高い熱安定性、
特に長期熱安定性が得られ、機械物性も長期間維持され
る。酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール系、ア
ミン系、チオエーテル系等の化合物が使用可能であり、
好ましくはヒンダードフェノール系化合物である。な
お、成形工程での原料成分のフィード安定性を向上させ
るためには、滑剤の添加が有利である。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。 測定法 (1)変形:分岐爪成形品の変形度合いを4段階で評価
した。 ◎(きわめて良好)、○(良好)、△(問題あり)、×
(不良)。○であれば、実質上使用に問題は無いと思わ
れる。 (2)摺動性:分岐爪成形品の爪部をコピー用紙上で、
荷重500gで、10,000回摺動させ、紙と成形品
の摩耗度合いを目視で判定した。 ◎(摩耗していない)、○(成形品がやや摩耗)、△
(成形品がかなり摩耗)、×(成形品が著しく摩耗)。
○であれば、実質上使用に問題無いと思われる。 (3)耐熱性:熱変形温度によって判断した。熱変形温
度は、ASTM D648に準じて荷重0.46MPa
で測定を行った。 ○(良)、△(高温使用に難あり)。○であれば、高温
の定着ローラー付近で使用しても実質上使用できると思
われる。 (4)寸法安定性:吸水時の寸法変化を測定した。 ○(大きな寸法変化なし)、×(寸法変化大きい)。○
であれば、実質上使用に問題無いと思われる。
【0022】[実施例1]図1は本発明の樹脂製中空分岐
爪であるが、この形状が得られる金型を用いて、成形を
行なった。樹脂はゲート6側から金型のキャビティ内に
注入され、金型に設けられたニードル7から加圧窒素ガ
スがキャビティ内の樹脂内に導入され、シャフト2の内
部を中空にさせ、余剰の樹脂は補助キャビティに押出さ
れるようになっている。成形機のシリンダ温度を260
℃、金型温度を80℃に設定し、ポリブチレンテレフタ
レート60重量部、ABS樹脂40重量部、充填剤とし
てタルク(平均径10μm、厚み1μm)20重量部を
予め溶融混合し、ペレット状に賦形した材料を溶融し
て、金型キャビティ内にゲートから注入し、10MPa
に予め加圧された窒素ガスをニードルより導入し、この
圧力のまま20秒間保持し、その後成形品中の窒素ガス
をニードルより排出した。射出保圧の後、30秒間冷却
後、金型を開き成形品を取り出した。得られた成形品
は、外観はしわも、変形も無く、良品であった。また、
紙との摺動摩耗性を確認したところ、摩耗は見られなか
った。この材料の熱変形温度を測定したところ、195
℃であり、特に耐熱性を必要とするトナー定着ローラー
付近での使用に耐えうるものと考えられる。
【0023】[実施例2]ポリブチレンテレフタレート6
0重量部、ABS樹脂40重量部、充填剤としてタルク
20重量部、ガラス繊維(径10μm、長さ4.7m
m)を40重量部を混合した材料を用いた以外は実施例
1と同じ金型、条件で成形を行なった。得られた成形品
は、外観はしわも、変形も無く、良品であった。また、
紙との摺動摩耗性を確認したところ、摩耗は見られなか
った。この材料の熱変形温度を測定したところ、215
℃であり、特に耐熱性を必要とする定着ローラー付近で
の使用に耐えうるものと考えられる。
【0024】[実施例3]ポリブチレンテレフタレート6
0重量部、ABS樹脂40重量部、充填剤としてマイカ
(平均径40μm、厚み1.3μm)20重量部を混合
した材料を用いた以外は実施例1と同じ金型、条件で成
形を行なった。得られた成形品は、外観はしわも、変形
も無く、良品であった。また、紙との摺動摩粍性を確認
したところ、摩耗は見られなかった。この材料の熱変形
温度を測定したところ、195℃であり、特に耐熱性を
必要とする定着ローラー付近での使用に耐えうるものと
考えられる。
【0025】[実施例4]ポリブチレンテレフタレート6
0重量部、ABS樹脂40重量部、充填剤としてガラス
フレーク(径140μm、厚み4μm)20重量部を混
合した材料を用いた以外は実施例1と同じ金型、条件で
成形を行なった。得られた成形品は、外観はしわも、変
形も無く、良品であった。また、紙との摺動摩耗性を確
認したところ、摩耗は見られなかった。この材料の熱変
形温度を測定したところ、205℃であり、特に耐熱性
を必要とする定着ローラー付近での使用に耐えうるもの
と考えられる。
【0026】[比較例1]ポリブチレンテレフタレート1
00重量部、ガラス繊維30重量部を混合した材料を用
いた以外は実施例1と同じ金型、条件で成形を行なっ
た。得られた成形品は、シャフトに若干変形を生じてお
り、形状設計の自由度が狭いことが確認された。また、
ガラス繊維の浮きが目立ち、紙との摺動試験により、紙
の粉が生じ、若干紙を摩耗させる現象が見うけられた。
【0027】[比較例2]ポリブチレンテレフタレートの
代りに、ポリカーボネートを用いた以外は実施例1と同
じ金型、条件で成形を行なった。得られた成形品は、変
形も無く、外観も良いものであったが、耐熱性に問題が
あり、また紙との摺動性において、分岐爪にかなり摩耗
が見られた。
【0028】[比較例3]ポリカーボネート100重量部
にガラス繊維を30重量部を混合した材料を用い、金型
温度を120℃にした以外は実施例1と同じ金型、条件
で成形を行なった。得られた成形品は、変形は許容範囲
で、外観も良いものであったが、耐熱性に問題があり、
また紙との摺動性において、分岐爪と紙の両方に摩耗が
見られた。
【0029】[比較例4]ポリブチレンテレフタレートの
代りに、ポリアミドを用い、シリンダ温度を290℃、
金型温度を80℃とした以外は実施例1と同じ金型、条
件で成形を行なった。その結果、成形性、物性は良かっ
たものの、吸水による寸法変化を生じ、実使用上に問題
がある。
【0030】[比較例5]ポリブチレンテレフタレートの
代りに、ポリアセタールを用い、シリンダ温度を190
℃、金型温度を80℃とした以外は実施例1と同じ金
型、条件で成形を行なった。その結果、成形性、摺動性
等は良かったものの、耐熱性に問題があり、定着ローラ
ー付近等の高温部に利用するには問題がある。また、高
温部に用いる際に要求される難燃性についても、対応が
困難である。
【0031】[比較例6]ポリブチレンテレフタレートの
代りに、変性PPEを用い、シリンダ温度を280℃、
金型温度を80℃とした以外は実施例1と同じ金型、条
件で成形を行なった。その結果、金型からの取り出しを
良好にするために冷却時間を30秒から60秒に延長し
なければならず、成形サイクルが長くなってしまった。
又、成形品は耐熱性と摺動性に問題があり、全ての特性
には満足のいくものではなかった。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明による分岐爪は、紙との摺動性に
優れるため、耐久性が高く、耐熱性に優れ、難燃化も容
易で、なおかつ寸法精度が高く、軽量であり、従来の樹
脂製分岐爪では使用できない高温での使用に耐えうる高
性能なものである。従来、樹脂製分岐爪では困難であっ
た領域へ利用を拡大しうるものである。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明に係る分岐爪の一例の正面図であ
る。 (b)(a)の爪の部分のシャフトに直角の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 分岐爪 2 シャフト 3 爪 4 固定部 5 中空部 6 ゲート 7 ニードル 9 シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 67/02 C08L 67/02 // C08J 5/00 CEQ C08J 5/00 CEQ CET CET B29K 55:02 67:00 105:12 105:16 B29L 31:34 Fターム(参考) 3F053 EA01 EC01 LA01 LB01 4F071 AA12X AA22X AA34X AA45 AA46 AA77 AB26 AB28 AE17 AF45 AF54 AF57 AH16 BA01 BB05 BC03 BC04 4F206 AA13 AA24 AB11 AB16 AB25 AG07 AH33 JA05 JF06 JN27 4J002 BN15X CF05W CF06W CF07W CF08W DJ046 DJ056 DL006 FA016 FA046 GT00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶性熱可塑性ポリエステル樹脂(A)
    95〜20重量%と、ゴム変性ポリスチレン系樹脂
    (B)5〜80重量%からなる樹脂成分100重量部
    と、充填剤(C)10〜100重量部よりなる樹脂組成
    物を中空成形してなる中空分岐爪。
  2. 【請求項2】 結晶性熱可塑性ポリエステル樹脂(A)
    が、ポリアルキレンテレフタレート及び/又はポリアル
    キレンナフタレートであることを特徴とする請求項1に
    記載の中空分岐爪。
  3. 【請求項3】 結晶性熱可塑性ポリエステル樹脂(A)
    が、ポリブチレンテレフタレートであるであることを特
    徴とする請求項2に記載の中空分岐爪。
  4. 【請求項4】 ゴム変性ポリスチレン系樹脂(B)が、
    ABS樹脂であることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の中空分岐爪。
  5. 【請求項5】 充填剤(C)が、ガラス繊維、ガラスフ
    レーク、マイカ、タルク、又はこれらの混合物であるこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の中空分
    岐爪。
  6. 【請求項6】 熱変形温度が190℃以上であることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の中空分岐
    爪。
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