JP2000517366A - 除氷剤 - Google Patents

除氷剤

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JP2000517366A JP10512081A JP51208198A JP2000517366A JP 2000517366 A JP2000517366 A JP 2000517366A JP 10512081 A JP10512081 A JP 10512081A JP 51208198 A JP51208198 A JP 51208198A JP 2000517366 A JP2000517366 A JP 2000517366A
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Abstract

(57)【要約】 氷点を下げるために一般的に用いられている公知のアルコールに加え、斜めまたは垂直の面上、たとえば自動車の窓、航空機の表面などの表面上で流れ落ちることを少なくとも防止する増粘剤を含む組成物が、氷点、特に水の氷点を下げる、もしくは氷結を防止する目的で提案されている。さらに、上記組成物は、除氷すべき表面に少なくとも連続した膜を形成するため、また、氷結したときに上記組成物を簡単に、たとえば水で、除去できるように、添加剤として吸湿性物質、および/または短鎖脂肪族一価アルコールを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 除氷剤 本発明は、氷点、特に水の氷点を下げるため、もしくは氷結を防止するための 組成物、および、車の窓、ヒートポンプの冷却素子および航空機の翼形を除氷す るための作用剤に関するものである。 冬期には、野ざらしにされている車の窓が夜間のうちに氷つき、運転中の良好 な視界を確保するためには、その氷層を削り取らなければならないという問題が ある。さらに、冬期の中央ヨーロッパでは、大気中の降水物が凍結するという現 象がよく見られる。この現象は、サブミリメートルの厚さの不透明、無光沢の氷 層として車の窓によく見られるものである。一般的に、このような氷層は、野ざ らしに駐車されている車の冷却された表面上に形成され、この氷層または視界の 妨けを除去するためには、機械的除去、もしくは化学的に氷点を下げるか、ある いは冷却された表面を温める必要がある。しかしながら、周囲の温度が低いこと と、除去の技術が不十分であることから、上記氷層の除去は部分的および/また は不十分であるのが現状である。これは視界を妨げる原因となり、車両使用中の 危険度を増すことになる。 通常、上記氷層を除去するためには水/グリコールを主成分とする除氷剤が使 用されている。このような除氷剤を用いた作業は面倒であり、非常に低温であれ ば、上記氷層を少なくとも走行によって振り落とすことができる程度まで除去す ることに比較的時間がかかる。理論的には、このような除氷剤はある程度早めに 車の窓に塗布しておくことが有用であるが、通常、水/グリコール溶液は流れ落 ちてしまい、所望の効果を得ることができない。 これに対して、上記除氷剤の液垂れを増粘剤を添加することによって防止し、 除氷剤の有効時間を延長させることが、いくつかの特許に提案されている。この 目的は、氷層の形成を防止するために、除氷剤をできるだけ早いうち、たとえば 、前夜から車の窓に塗布できるようにするものである。これによって、たとえば 次の日の朝、少ない労力で車の窓をきれいにすることができ、すぐに出発するこ とができる。 EP 360 183,EP 586 127,EP 678 565,EP 769 541,DE 19 40 825,US 5 389 276では、高分子アクリルを主成分とする増粘剤を水とグリコールを主成分とす る除氷剤に添加することを提案している。WO 94/25538では、増粘剤として、ポ リ(N−ビニルピロリジン)、もしくは、架橋無水マレイン酸/メチルビニルエ ーテルの共重合体を使用しており、EP 257 720では、増粘剤として、天然または 合成ゴム、セルロースエーテル、カルボキシメチルセルロース、およびヒドロキ シエチルセルロースを使用している。また、EP 743 305では、増粘剤として好適 なポリエーテルアミドを提案している。さらに、DE31 42 059では、セルロース 誘導体を増粘剤として提案している。 しかしながら、上記従来例にて提案されている除氷剤は全て大きな問題をかか えている。その一つは、比較的高い粘度のために膜の形成性に乏しく、除氷され るための、たとえば車の窓や、あるいはさらに大きな表面上を除氷剤により完全 に「被膜される」ことができないことである。また、低温においては、増粘剤は 非常に高粘度になるため、今度は除氷剤自身を除去することが難しくなり、氷結 ではなく除氷剤それ自身が問題になってしまう。さらには、上記除氷剤は汚れの 原因となり、除去のために大変な労力を要する。このため、除氷剤を温水や溶媒 によって除去しなければならない場合があり、非常に好ましくない。 本発明の目的は、上記問題を非常に簡単に解決でき、たとえば、氷に覆われた ガラス面上の氷層を非常に簡単に除去することができる方法と作用剤とを提供す ることである。 本発明によれば、クレーム1に記載された組成物とクレーム12に記載された 方法とのそれぞれによって、上記の目的を達成することができる。 本発明では、特に水の氷点を下げるとともに、除氷するための組成物と作用剤 とが提案されている。これら組成物と作用剤とは、たとえば、グリコールなどの 一般周知の従来の構成要素の他に、該組成物あるいは作用剤が斜面もしくは垂直 面から少なくとも流れ落ちるのを抑制し得る増粘剤を含み、そして本発明によれ ば、該組成物はこの他にさらに吸湿性の添加物および/または短鎖脂肪族一価ア ルコールを含んでいる。 上記増粘剤は、該組成物の斜面もしくは垂直面からの流れ落ちを防ぐことので きる、たとえば、比較的高分子量の物質、たとえば、カルボキシメチルセルロー ス、カルボキシメチルセルロースの誘導体、ポリアクリレート、ポリメタクリレ ート、ポリカルボン酸、ポリエーテル、ポリアミド、アルギン酸塩、アラビアゴ ムなどを含んでいてもよい。 また、その他、増粘剤に好適に用いられるものとしては、液体の粘度を非常に 大きくすることで知られており、いわゆる休止状態でそれ自身比較的低い粘度を 持ついわゆるチキソトロピック剤がある。このようなチキソトロピック剤として は、たとえば、ベントナイト、カオリン、アルギン酸、シリコン化合物、金属酸 化物ゲルが挙げられる。 上記従来の除氷剤と比較して、たとえば、グリセロール、ペンタエリスリトー ル、あるいはソルビトールなどの吸湿性物質を添加すると、除氷剤は水に対して ある程度親和性を持ち、このため少量の水を加えることによって粘度を素早く低 下することができるという大きな利点がある。したがって、除氷される表面上に おける滞留時間が長い場合でも、除氷剤は水を加えることによって比較的簡単に 除去することができる。特に車の窓では、除氷剤はワイパーを作動させることに よって、ガラス上に脂肪性や油性の表面を残すことなく除去することができ、妨 げのない視界が確保される。 氷結のおそれがある表面は、防止策として、まだ温かい状態、好ましくは氷点 以上の温度の時に、上記組成物によってスプレーされる。この時、該組成物は処 理された表面上で連続的な被膜を形成することが好ましいが、必ずしもそうであ る必要はない。上記組成物は、好ましくは、アルコール、有機溶媒、上記増粘剤 、腐食抑制剤、そして極低温では塩の混合物であり、低粘度の短鎖脂肪族一価ア ルコール類が好ましく使用される。これらアルコール類は少なくとも塗布時に除 氷剤の粘度を低下させ、その後、たとえば沸点が比較的低いため蒸発する。した がって、好ましい連続的な被膜が形成され、低粘度のために除氷剤の塗布が簡単 になる。上記組成物は、たとえば、みぞれ、露、雪などの大気中の降水物の氷点 を低下させ、濡れた表面の氷結を防止する。これら大気中の降水物は、該組成物 と混合して、機械的に除去することが容易なゲル状の混合物を上記表面上に形成 する。該表面が部分的にのみ処理されている場合や、冷却された表面が連続的に 濡れている場合には、該組成物はまだ濡らされていない領域へ機械的作用によっ て散布され、氷点を下げることによって氷層を除去する。さらに、冷却された表 面が部分的にしか濡れていない場合でも、密集した表層が部分的に解体され、上 記表層の機械的な移動によってより優れた作用領域が形成されるため、該物質の 効果はほぼ一様である。同様に、上記組成物あるいは物質は、従来の除氷剤と同 じように、すでに氷に覆われた面上にも塗布することができる。 本発明の組成物を除去するためには、特に上記組成物が塗布時に上記短鎖脂肪 族一価アルコールを含む場合には、該組成物の粘度を低下させ、表面上を迅速に 清掃にするために、上記と同様もしくは類似のアルコールが添加された水を表面 上に塗布することが有効である。このようなアルコールの添加によって、汚れを 生じることなく迅速に表面上を清掃することができるとともに、該アルコールを 氷から開放することができる。 本発明の用途としては、たとえば、以下のものが挙げられる。 − 冬期における車の窓の氷結防止、 − ヒートポンプやコンプレッサーの冷却素子の氷結防止、および − 航空機の翼形の除氷、または翼形への着氷防止である。 本発明にかかる組成物または物質は、スプレー、噴霧、ブラシ、もしくは浸漬 法によって塗布することができる。また、本発明にかかる組成物または物質は、 エーロゾル缶、スプレーボトル、またはチューブとして小売りに適用可能である 。以下に、氷点を低下させるため、または表面上への着氷を防止するための本発 明にかかる組成物の構成要素として特に好適な物質を示す。 1.増粘剤としては: − カルボキシメチルセルロース、 − カルボキシメチルセルロースの誘導体、 − ポリアクリレート、 − ポリメタクリレート、 − ポリカルボン酸、 − ポリエーテル、 − ポリアミド、 − アルギン酸塩、 − アラビアゴムなどの製造物の斜面または垂直面からの流れ落ちを防止し得る 高分子物質が挙げられる。 一般的には、たとえば、ベントナイト、カオリン、アルギン酸、酸化シリコン 化合物、金属酸化物ゲルなどの、通常塗装業界で使用されているチキソトロピッ ク剤も増粘剤として好適に用いられる。 2.アルコールとしては: 一般的に除氷剤として使用されている全てのアルコールを使用することができ る。たとえば、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、1−ブタノ ール、2−ブタノール(sec-ブチルアルコール)、2−メチル−2−プロパノー ル(tert-ブチルアルコール)などの炭素数6以下の短鎖一価アルコール類が好 適に使用される。 3.好適な有機溶剤と好適な氷点降下剤としては、エチレングリコール、プロ ピレングリコール、1,3−ブタンジオールなどの短鎖ジオール(グリコール) 類、および/または、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコ ールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレ ングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテルなどの 、化学式R−O−(CH2)n−O−Rを持つグリコールエーテル類、および/ または、酢酸エチレングリコールモノブチルエーテル、酢酸エチレングリコール モノメチルエーテル、酢酸プロピレングリコールモノメチルエーテルなどの水酸 基の一方または両方をエステル化して製造されたジオールエステル類(グリコー ルエステル)からなるグループから選ばれるものが使用される。 4.塩:好適な塩、特に極低温で使用される塩としては、塩化ナトリウム、塩 化カリウム、硫酸ナトリウム、リン酸ナトリウムなどが挙げられる。 5.防食剤:通常、車体の腐食防止に使われている有機塩基、塩基性塩などの 周知の腐食抑制物質もしくは腐食防止物質の全てが好適に使用可能である。 6.吸湿性添加物:グリセロール、ペンタエリスリトール、ソルビトール。 本発明において上述した各例は、あくまで具体例であり、必要に応じて適時解 釈されるべきものである。本発明の必要要件は、基本的に従来の除氷剤の組成物 に基づきながら、さらに除氷剤の斜面または垂直面からの流れ落ちを防ぐための 増粘剤と、吸湿性添加物、および/または短鎖脂肪族一価アルコールを含む、氷 点を低下させるため、もしくは表面上への着氷を防止するための作用剤を提供す ることである。 以下に、本発明を実施例を参照してより詳しく説明するとともに、本発明の組 成物の効果をSwiss National Material Testing and Research Instituteによる 実験によって明らかにする。 以下の組成の除氷剤を用いて実験を行なった。 水 39.8重量% イソプロピルアルコール 20 重量% グリコール 20 重量% ソルビトール 10 重量% プロピレングリコール 10 重量% トリエタノールアミン 0.1重量% カーボマー(アクリル主成分のポリマー) 0.1重量% 計 100 重量% 試験1: 汚れのない乾燥して垂直な鏡板に常温で除氷剤をスブレーし、−25℃まで冷 却した状態で120時間静置した。24時間毎に目視で鏡板の状態を調べ、ゴム 製スクレーパを使い除氷剤の除去しやすさをテストした。 結果: 120時間静置した後、除氷剤はゴム製スクレーパで容易に除去することがで きた。 試験2: 汚れのない乾燥した垂直な鏡板に常温で除氷剤をスプレーした。その後、スプ レーボトルで薄い水の膜を除氷剤の上に形成した。そしてその鏡板を−25℃ま で冷却した状態で48時間静置した。24時間毎に目視で鏡板の状態を調べ、ゴ ム製スクレーパを使い除氷剤の除去しやすさをテストした。 結果: 鏡板の状態 静置24時間後:スプレーした水および除氷剤は凍っていなかった。 静置48時間後:スプレーした水および除氷剤は凍っていなかった。 場所によっては被膜がわずかに下方に流れていた。48時間静置した後、除氷 剤はゴム製スクレーパで容易に除去することができた。 試験3: 汚れのない乾燥した垂直な鏡板の半分に常温で除氷剤をスプレーした。その後 、水で全面を洗浄し、その鏡板を−25℃まで冷却した。24時間毎に目視で鏡 板の状態を調べ、ゴム製スクレーパを使い除氷剤の除去しやすさをテストした。 結果: 鏡板の状態 静置24時間後の除氷剤および蒸留水をスプレーした方の鏡板半面の状態:凍 っていなかった。 静置48時間後の除氷剤および蒸留水をスプレーした方の鏡板半面の状態:凍 っていなかった。 場所によっては被膜がわずかに下方に流れていた。48時間静置した後、除氷 剤はゴム製スクレーパで容易に除去することができた。 静置24時間後の蒸留水をスプレーした方の鏡板半面の状態:凍っていた。 静置48時間後の状態:凍っていた。 48時間静置した後、水は鏡板上に凍り付き、ゴム製スクレーパで除去するこ とは非常に困難であった。 (Swiss National Material Testing and Research Institute EMPA,Larchen feldstrasse 5,CH-9014 St.Gallen試験報告集No.128963より抜粋。)
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年10月27日(1998.10.27) 【補正内容】 請求の範囲 1.氷点、特に水の氷点を下げるため、もしくは氷結を防ぐための除氷剤であっ て、氷点を下げるために一般的に用いられている公知の、グリセロール以外の、 アルコールに加え、斜めまたは垂直の面上で上記組成物が流れ落ちるのを少なく とも防ぐための増粘剤を含み、さらに添加剤として,グリセロール、ペンタエリ スリトール、ソルビトール、および/またはその混合物からなる吸湿性物質が使 用されている除氷剤。 2.グリセロール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、および/またはその 混合物が吸湿性物質として使用されている請求項1または2記載の除氷剤。 3.高分子量物質が増粘剤として使用されている請求項1または2に記載の除氷 剤。 4.カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースの誘導体、ポリ アクリレート、ポリメタクリレート、ポリカルボン酸、ポリエーテル、ポリアミ ド、アルギン酸塩、および/またはアラビアゴムを増粘剤として使用している請 求項1ないし3の何れか1項に記載の除氷剤。 5.チキソトロピック剤が増粘剤として使用される請求項1または2記載の除氷 剤。 6.ベントナイト、カオリン、アルギン酸、シリコン酸化化合物、および/また は、金属酸化物ゲルが使用される請求項1、2、または5に記載の除氷剤。 7.エタノール、イソプロピルアルコール、n−プロパナール、1−ブタノール 、2−ブタノール(sec-ブチルアルコール)、2−メチル−2−プロパノール( tert-ブチルアルコール)などの6つ以下の炭素原子を持つ短鎖脂肪族一価アル コールが使用される請求項1ないし6の何れか1項に記載の除氷剤。 8.エチレングリコール、プロピレングリコール、1、3−ブタンジオール、お よび/または一般式R−O−(CH2)n−O−Rを持つグリコールエーテルな どの短鎖ジオール(グリコール)からなるグループから選ばれる有機溶剤がさら に使用される請求項1ないし7の何れか1項に記載の除氷剤。 9.塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、および/またはリン酸ナ トリウムなどの無機塩をさらに含んでいる請求項1ないし8の何れか1項に記載 の除氷剤。 10.たとえば有機塩基および/または塩基性塩などの、防食剤をさらに含んで いる請求項1ないし9の何れか1項に記載の除氷剤。 11.少なくとも次の成分を含む請求項1ないし10の何れか1項に記載の除氷 剤: 30〜50重量%の水、 10〜30重量%のイソプロピルアルコール、 10〜30重量%のグリコール、 5〜20重量%のグリセロールまたはソルビトール、 5〜20重量%のプロピレングリコール、 2重量%以下の、好ましくはポリアクリレートまたはポリアクリル酸を主成分 とした増粘剤。 12.自動車の窓、ヒートポンプの冷却素子、あるいは航空機の翼形などの表面 を、実質的に氷結から回避し続ける方法であって、請求項1ないし11の何れか 1項に記載の除氷剤で、増粘剤を含むため、流れ落ちることかなく大気中の降水 物の氷点を下げることにより、濡れた表面での氷結を防止する組成物が、氷結の おそれのある上記表面に、好ましくは暖かい状態または乾いた状態で塗布される 方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.氷点、特に水の氷点を下げるため、もしくは氷結を防ぐための組成物であっ て、氷点を下げるために一般的に用いられている公知のアルコールに加え、斜め または垂直の面上で上記組成物が流れ落ちることを少なくとも防ぐための増粘剤 を含み、さらに添加剤として、吸湿性物質および/または短鎖脂肪族一価アルコ ールが使用されている組成物。 2.グリセロール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、および/またはその 混合物が吸湿性物質として使用されている請求項1または2記載の組成物。 3.高分子量物質が増粘剤として使用されている請求項1または2に記載の組成 物。 4.カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースの誘導体、ポリ アクリレート、ポリメタクリレート、ポリカルボン酸、ポリエーテル、ポリアミ ド、アルギン酸塩、および/またはアラビアゴムを増粘剤として使用している請 求項1ないし3の何れか1項に記載の組成物。 5.チキソトロピック剤が増粘剤として使用される請求項1または2記載の組成 物。 6.ベントナイト、カオリン、アルギン酸、シリコン酸化化合物、および/また は、金属酸化物ゲルが使用される請求項1、2、または5に記載の組成物。 7.エタノール、イソプロピルアルコール、n−プロパナール、1−ブタノール 、2−ブタノール(sec-ブチルアルコール)、2−メチル−2−プロパノール( tert-ブチルアルコール)などの6つ以下の炭素原子を持つ短鎖脂肪族一価アル コールが使用される請求項1ないし6の何れか1項に記載の組成物。 8.エチレングリコール、プロピレングリコール、1、3−ブタンジオール、お よび/または一般式R−O−(CH2)n−O−Rを持つグリコールエーテルな どの短鎖ジオール(グリコール)からなるグループから選ばれる有機溶剤がさら に使用される請求項1ないし7の何れか1項に記載の組成物。 9.塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、および/またはリン酸ナ トリウムなどの無機塩をさらに含んでいる請求項1ないし8の何れか1項に記載 の組成物。 10.たとえば有機塩基および/または塩基性塩などの防食剤をさらに含んでい る請求項1ないし9の何れか1項に記載の組成物。 11.少なくとも次の成分を含む請求項1ないし10の何れか1項に記載の組成 物: 30〜50重量%の水、 10〜30重量%のイソプロピルアルコール、 10〜30重量%のグリコール、 5〜20重量%のグリセロールまたはソルビトール、 5〜20重量%のプロピレングリコール、 2重量%以下の、好ましくはポリアクリレートまたはポリアクリル酸を主成分 とした増粘剤。 12.自動車の窓、ヒートポンプの冷却素子、あるいは航空機の翼形などの表面 を、実質的に氷結から回避し続ける方法であって、請求項1ないし11の何れか 1項に記載の組成物で、増粘剤を含むため、流れ落ちることかなく大気中の降水 物の氷点を下げることにより、濡れた表面での氷結を防止する組成物が、氷結の おそれのある上記表面に、好ましくは暖かい状態または乾いた状態で塗布される 方法。
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