JP2000502121A - シラン処理無機顔料 - Google Patents

シラン処理無機顔料

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、無機酸化物粒子をオルガノハロシラン、好ましくはオルガノクロロシラン、と反応させ、疎水性オルガノシラン被覆無機酸化物を製造することよりなる、疎水性無機酸化物産物の製造方法を提供するものである。オルガノハロシラン化合物は水性スラリー中で無機酸化物粒子と反応させ、強く混合させることが好ましい。本発明方法により調製された無機酸化物顔料は、オルガノシランを本質的に定量的に保持しており、その表面に吸着されたアルデヒドを含まない。本発明の好ましい実施態様において製造される副産物は無害の塩であり、それは環境に安全で容易に処分できる。

Description

【発明の詳細な説明】 シラン処理無機顔料 関連出願の相互参照 本出願は、1995年12月1日に出願された同時係属出願の米国特許出願第 08/565,852号の一部継続出願であり、その内容は、本開示に引用とし て取り入れている。 発明の背景 本発明は、例えば二酸化チタン(TiO2)顔料のような疎水性、表面修飾、 無機金属酸化物顔料で実質的にその表面にアルデヒドや他の強力な揮発性有機化 合物を実質的に含まないものに関する。本発明はまた、改良された、環境に安全 な、そのような顔料の調製法およびそのような顔料を含む高分子に関する。 二酸化チタンは、紙、ペイントおよびプラスチックの白色化、光輝化および不 透明化に最初に使用された白色顔料である。通常の製法において、TiO2は親 水性顔料であり、このことは、水で容易に湿潤化され、そして、有機高分子のよ うな疎水性物質により湿潤化されないことを意味している。TiO2顔料が有機 高分子により湿潤化し、そして分散するために、顔料の表面を修飾し、あるいは 疎水性化しなければならず、それにより高分子は顔料の表面に分散し、顔料と高 分子の間に良好な接着がおこる。 先行文献は、「非反応性」有機物、例えばポリジメチルシロキサン(polydime thylsiloxanes)(例えばNoll,Chemie undTechnologle der Silicon,2nd ed.,19 68,p.386等)、ポリオル ガノシロキサン(polyorganosiloxanes)(例えば、米国特許第4,810,3 05号明細書を参照)およびリン酸化脂肪酸誘導体(例えば、米国特許第4,2 09,430号明細書を参照)、のような「非反応性」有機物質の処理による、 疎水性TiO2顔料の製法を教示している。これらの先行技術、非反応性有機物 質は、部分的にあるいは完全に、ファンデルワールス力および/または静電相互 作用を通して金属酸化物の表面と相互に作用する。これらの力は比較的弱いので 、これら有機物質で処理した顔料は、後の処理工程で被覆を失い、あるいは有機 物質は使用中に顔料から抽出される。 金属酸化物顔料の表面を修飾するための「反応性」有機化合物の使用はよく知 られている。米国特許第4,061,503号明細書および第4,151,15 4号明細書(両特許はUnion Carbide に譲渡されている)は、オルガノシランと TiO2との反応でペイントやプラスチックスのような高分子マトリックス中へ の分散性を増強する疎水性TiO2顔料を製造することを開示している。これら 特許において、TiO2表面は、シリコンに結合した少なくとも2つの加水分解 性基およびポリアルキレンオキサイド基を含む有機基を有するシランで処理され る。加水分解性基としてはアルコキシ、例えばメトキシおよびエトキシが記載さ れている。より詳細には、米国特許第4,061,503号明細書(1977年 12月6日発行)は、約1から約4炭素原子からなるアルコキシ含有加水分解性 基を有するポリエチル置換シリコン化合物の使用を記載している。米国特許第4 ,151,154 号明細書(1979年4月24日発行)は、また、その特許請求範囲は一般的に 無機酸化物粒子を目指し、二酸化チタンには触れていないことを除いて、’50 3特許に類似した、ポリマー中における分散性を改善するために、二酸化チタン 顔料を有機ケイ素化合物で処理することを開示している。 ヨーロッパ特許出願第492,223号明細書(1992年7月1日発行)は TiO2顔料を式R1234Si、ここにおいてR1はハロゲンまたは1ないし 10炭素原子を有するアルコキシ基、R2は1ないし30炭素原子(好ましくは 8以上)を有するアルキル基、およびR3およびR4はR1またはR2に同じ、を有 する有機ケイ素化合物で処理することを開示している。 英国特許第1,154,835号明細書(1969年6月11日発行)は、二 酸化チタン顔料を包含する、微細化材料の処理方法を開示している。本特許は無 機粉末を有機ケイ素化合物で処理して疎水性にできることを指示している。特に 、ケイ素化合物は式RnSiX4-n、ここにおいてXはハロゲン原子または加水分解性 アルコキシ基、およびRは一価の炭化水素基(オクチル[8炭素]またはオクタ デシル[18炭素]を含む)であり、nは0または1である、を有する。 鈴木ら、「アルミナ、チタニアおよびタルクの化学表面処理およびそれら個々 の表面の性質 」ShikiZai[J.Jap.Soc.Col.Mat.],Vol.65,No.2,PP.59-67,1992 はチタニア(大きな二酸化チタン結晶)の表面処理を記載している。比較として 、本論文は、有機溶媒および溶媒における粒子の分散性性状を改善するために、 オクタデシルトリエトキシシラン[非加水分解性基はオクタデシル(18炭素原 子);加水分解性基はエトキシ]で処理された二酸化チタン粒子を参照している 。 Union CarbideのA−137物質情報誌(Product Informationbrochure)(co py rlght 1991年)は、非加水分解性基は8炭素原子を有し、加水分解性基はエ トキシであるオルガノシラン化合物を挙げている。 英国特許第785,393号明細書は着色の均一性を改善し、高分子マトリッ クスにおけるストリーキング(streaking)を減少するためにTiO2顔料をオル ガノシランで処理することを開示している。表1には、ノニルトリエトキシシラ ン(非加水分解性基は9炭素原子を有し;加水分解性基はエトキシである)の使 用、およびエチルトリクロロシラン(非加水分解性基はエチルであり;加水分解 性基はクロルである)の使用を開示している。 英国特許第825,404号明細書は、ペイントを含むTiO2顔料の有機溶 媒中での分散の改良のための処理を開示している。この特許では、オルガノシラ ンは式R4-nSi(OR1)nで表され、式中RおよびR1はアルキル、アリール基または 水素である。好ましい化合物はジメチル・ジエトキシシラン、メチルトリエトキ シシラン、エチルトリエトキシシランおよびフェニルトリエトキシシランを含む 。 米国特許第4,141,751号明細書は、TiO2顔料を3つの異なった試 薬の1つで処理し、株儒の高分子中における顔料の分散性状を改善することを開 示している。一つの実例として、試 薬はR-Si−X3、ここにおいてRは脂肪族またはシクロ脂肪族であり得、そし てXはハロゲンまたはアルコキシ基である。好ましくは、処理剤はメチルトリメ トキシシランである。 最近、デュポン社のいくつかのPCT特許出願が公表され、その中で、上記引 用文献中に開示されたものと類似の、オルガノシランがTiO2顔料の表面処理 に使用されている。例えば、PCT特許公表WO95/23192、1995年 8月31日公表、はシラン化TiO2顔料を含む高分子マトリックスを開示して いる、ここにおいて顔料の被覆には式、 RxSi(R1)4-n 式中、Rは炭素数8ないし20の非加水分解性脂肪族、シクロ脂肪族または芳香 族基であり;R1はアルコキシ、ハロゲン、アセトキシまたはヒドロキシまたは これらの混合体から選択された基;そしてX=1ないし3である。ハロゲンが適 切な加水分解性基としてあげられているが、すべての実施例および好ましい実施 態様はアルコキシ基に特定している。特に、明細書ではオクチルトリエトキシシ ラン−[非加水分解性基はオクチルまたは8炭素;加水分解性基はエトキシ]の 使用につき考察している。この公知技術の上記考察から明らかなように、デュポ ン特許出願は、UnlonCarbide 特許および上にあげられた他の文献中に既に開示 された種々の教示を繰り返している。 デュポン特許出願WO95/23194は、顔料の液状スラリーをpH7.5 ないし11に調節し、次いで有機ケイ素試薬で処理する、媒体の粉末化(media miloling)によるシラン化二酸化 チタン顔料の製造を開示している。試薬はWO95/23192において特定さ れたものと必須的に同じであり、そして好ましくはアルコキシ加水分解性基、例 えばメトキシあるいはエトキシを含むものである。 デュポン特許出願WO95/23195は、有機ケイ素化合物およびホウ酸ま たは酸化ホウ素で処理する二酸化チタン顔料を開示している。ホウ素成分は有機 ケイ素化合物に溶解することができ、そして混合物は乾燥混合または液状スラリ ーにより顔料に応用される。有機ケイ素化合物は、好ましくは、加水分解性アル コキシ基を含有する。 上記考察から見ることができるように、オルガノアルコキシシランは、公知技 術において疎水性化無機顔料、例えばTiO2に、伝統的に使用されてきた。ア ルコキシシランを使用する処置の主な欠点は下記式によるシランの加水分解中に 、揮発性有機化合物(VOC's)、例えばメタノールあるいはエタノール、の 発生である。 R-Si(OCH2CH3)3+3H2O-)R-Si(OH)3+3CH3CH2OH オルガノアルコキシシランで処理した鉱物(minerals)の処置は、それらの労働 者およひ環境をこれら揮発性有機化合物の採取および処分することにより保護す る義務があり、それはしはルば高価であり、時間を浪費することになる。更にア ルコシキオルガノシランを使用する欠点は、処理顔料の採取および仕上げ中に遭 遇する条件下で、揮発性アルコールの一部が有毒なアルデヒドに変化され得るこ とである。例えば、エタノールはアセトアルデヒ ドに酸化され得、それは無機酸化物の表面に残存し、そして無機酸化物の生産者 または使用者による無機酸化物の更なる処理の間、放出されることになる。更に アルコキシオルガノシランは疎水性化顔料表面について知られる最も高価な有機 材料として知られている。 オルガノハロシランは無機酸化物顔料の処理に対するオルガノアルコキシシラ ンの代替物である。しかし、これらの化合物、特にオルガノハロシラン、は湿気 および水と激しく反応するから、これらの試薬は無機酸化物に対して、乾燥また は非水性条件を用いた有機媒体で無機酸化物に応用されなければならなかったこ とが予想されていた。もしオルガノハロシランを水系で無機酸化物に応用したな らば、オルガノシランは、むしろ無機酸化物の水酸基と反応するよりも、急速に 加水分解され、そしてオリゴマーとポリマーを生成することが予想されていたの である。 発明の要約 本発明は、無機酸化物粒子をオルガノハロシラン、好ましくはオルガノクロロ シランと反応させ、疎水性オルガノシラン被覆無機酸化物を製造することよりな る、疎水性無機酸化物産物の環境に安全な製造方法を提供するものである。オル ガノハロシラン化合物は、望ましい反応がおこるために充分ではあるが、しかし オルガノハロシランとスラリーの水の間の反応を阻害するようなpHおよび混合 条件下の水性スラリー中で無機酸化物粒子と反応させることが好ましい。 本発明方法により調製された無機酸化物顔料は、必須量のオルガノシランを保 持しており、顔料処理または使用の後の工程において揮発性有機化合物(VOC) として後に放出されるオルカノアルコキシシランを用いる公知の方法により製造 される顔料とは異なって、その表面に吸着したアルデヒドを含まない。本発明の 好ましい実施態様において製造される副産物は無害の塩であり、環境に安全で容 易に処置できる。 発明の詳細な説明 本発明は、吸着されたアルデヒドおよびその他の強力な揮発性有機化合物を含 まない疎水性無機酸化物製品を提供するものである。本発明の製品は公知方法の 環境上の欠点を克服する方法により製造され、思いがけもなく、ペイントプラス チックスおよびその他の材料において、製品の処理可能性(例えば分散性および レーシング抵抗性(lacing resistance))を保持し改善している。 本節は、本発明の好ましい実施態様の詳細である。これらの実施態様は本発明 の説明を述べているが、しかしこれらに限定されるものではない。本開示は、無 機酸化物製品または顔料の製造またはそれらのオルガノシラン化合物との処理に ついての元(プライマー、primer)ではないので、当業者に知られた基本概念は 詳細には述べない。適切な溶媒あるいは反応条件の選択のような概念は、当業者 により容易に決定し得るものである。許容される温度、溶媒、硬化剤、等に関す る詳細について当業者に知られた 適当な教科書、文献に注目すればよい。 本発明における使用に適当な無機酸化物としては、反応性オルアノハロシラン または加水分解したオルガノハロシランと縮合し得る表面ヒドロキシルを有する ものを含む。そのような無機酸化物としては、ニ酸化チタンのルチル(金鉱石、 rutile)およびアナターゼ(anatase、鋭錐石)型、カオリンおよびその他の粘 土(clay、クレー)、アルミナ、シリカ、アルミニウム三水和物(alminium trih ydrate)、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化鉄、カドミウム顔料、クロム顔料 、酸化クロム顔料、ガラス繊維、ガラスフレーク、ケイ灰石、その他、をあげる ことができる。好適には、標準顔料級二酸化チタンであり、これは三塩化チタン から、あるいは硫化チタンから得られたかは関係ない。 オルガノハロシランで被覆される無機酸化物は無処理の無機酸化物であり得、 あるいはその表面が、無機酸化物表面処理の分野における実務者によく知られた 方法を用いて、リン酸、アルミナ、シリカ、ジルコニア、その他で表面異析出さ せることにより、処理された無機酸化物であり得る。 本発明において使用される適当なオルガノハロシランは式、 RnSiX4-n 式中、Rは1ないし20炭素原子を有する非加水分解性脂肪族、シクロ脂肪族ま たは芳香族基(飽和または不飽和、分枝または非分枝アルキル、アリール、シク ロアルキルまたはアルキルアリ−ル基を含む)、またはポリアルキレンオキサイ ド基を示し;Xはハロゲンを示し、およびn=1,2または3で表される。 例えば、本発明において有用なオルガノシランは、ブチルトリクロロシラン、 ヘキシルトリクロロシラン、オクチルトリクロロシラン、オクチルメチルジクロ ロシラン、デシルトリクロロシラン、ドデシルトリクロロシラン、トリデシルト リクロロシランジヘキシルジクロロシラン、ジオクチルジクロロシラン、オクタ デシルトリクロロシランおよびトリブチルクロロシラン、を含む。好ましいオル ガノシランは、4ないし10炭素、最も好ましくは6ないし8炭素のR基を有す る。ヘキシルトリクロロシランおよびオクチルトリクロロシランは市販されてお り経済的に入手し得、プラスチックスにおいて優れた分散性を有するオルガノシ ラン被覆無機酸化物顔料となり、そして(特にヘキシルトリクロロシランの場合 においては)優れたレーシング抵抗性を有する着色プラスチックスを製造する。 オルガノハロシランは、本発明において、単独または2ないしそれ以上の混合 物として使用し得る。シラン化無機酸化物の重量に基づくオルガノハロシランの 重量含有量は、典型的には約0.1ないし約5.0%である。オルガノクロロシ ランについては、好ましい重量含量は約0.1ないし約2%であり、最も好まし くは約0.5ないし約1.5%である。 本発明による、無機酸化物粒子とオルガノハロシランの反応は、表面処理剤、 カップリング試薬、その他が特定の表面に供給されることによる適当な方法によ って成し遂げられる。適当な方法は、二酸化チタン顔料のオルガノアルコキシシ ランによる処理(例えば、オルガノハロシランの顔料への噴霧、または流体エネ ルギー ミル中でオルガノハロシランと顔料の粉砕)に関する先行技術に記載された方法 を含む、無機酸化物の表面処理の分野における実務者に知られたものを含む。適 当な方法は、また、ケイ質充填剤(silicic fillers)のような材料を有機塩化 ケイ素化合物の処理に使用される方法を含む。 しかしながら、オルガノハロシランが酸性条件下で水性媒体中で無機酸化物顔 料と反応するのが好ましい。驚くべきことに、もしオルガノハロシランと無機酸 化物粒子の混合が酸性条件下で激しく混合されるならば、オルガノハロシランは 水性環境下で無機酸化物と反応させることができることが見い出されたのである 。 オルガノハロシランが水性スラリー中で無機酸化物と反応させることができる という事実は驚くべきことである、何故ならオルガノハロシラン、特にオルガノ クロロシランは湿気および水と激しく反応するからである。従ってこれらの物質 は無機酸化物に対して、乾燥または非水性条件を用いた有機媒体で応用すべきで あると思われていたのである。通常の知識では、もしオルガノハロシランを水性 系中で無機酸化物に応用したならば、オルガノハロシランは無機酸化物の表面で ヒドロキシル基と反応するよりも急速に加水分解し、オリゴマーおよびポリマー を生じると予想したであろう。例えば、Smith,A.L.,Analytic History of Silic ones, Wiley & Sons,1991,p.10-11,p.29-30 and p.256-257; Elvers,B et al.U lman's Encyclopedia Of lndustrlal Chemlstry, 5th Ed.,Vol.A24(1993),pp.30- 31;Goldschmldtet al. Silicones:Chemlstry and Technology, CRC Press, Boc a Raton,FL,1991,p.98-99を参照。 予想外にも、オルガノハロシランは、酸性環境で、充分な混合と硬化によって 、水性懸濁液中で無機酸化物の表面と反応させることができることが見い出され たのである。特別な理論あるいは操作機序と結びつけることは望まないけれど、 本発明者等は、本発明の理解の助けのために、以下の説明を提示する。 ニ酸化チタン/オルガノハロシラン反応が水性媒体中で行われるとき、オルガ ノハロシラン、例えばオクチルトリクロロシラン、は二酸化チタン粒子の小容量 %を有する大部分が水からなるスラリーを含有する処理容量中に加えられる。も しオクチルトリクロロシランが水のみの加えられるか、あるいは二酸化チタンの 中性(非酸性)水分散またはスラリーに加えられるならば、オクチルクロロシラ ン分子のシラン部分の重合化から塩酸と粘着性樹脂を生じる、オクチルトリクロ ロシランの極端に速い反応が起こる。 Smith, The Analytical Chemistry of Silicones に記されているごとく、「ク ロロシランと最初の遭遇は、その反応性を重要視するのに通常充分である。注射 筒を設置し試料をクロマトグラフに注入するとき大気中の湿気に単に曝露するだ けで塩化水素[塩酸]の放出とクロマトグラム中にシロキサンの出現をもたらす 。」256頁。 例えば二酸化チタンは、スラリー1リットル当たり500gまたはそれ以上の 個体レベルで処理されるとしても、二酸化チタン粒子により占拠される容積は系 の約8%であり、水のそれは約92%であるから、系はほとんどが水である。従 って、オクチルト リクロロシランが処理容器に加えられると水との反応の可能性は極めて高く、二 酸化チタンについては非常に低い。主な問題はオクチルトリクロロシランの制御 であり、それで、シランは、水性スラリー中のTiO2粒子の周囲にある水と加 水分解前に二酸化チタンの表面と反応するために、目標に向かい、反応する用意 ができるのである。 幸いなことに、ほとんどの化学反応は可逆的であり、すなわち反応の産物は、 元の物質を生産するように適当な条件を選択することによって、通常互いに反応 させられるのである。問題の反応の場合においては、オクチルトリクロロシラン 、プラス、水は塩酸(HCl)とシロキサン様高分子を生産する;反応は以下の ように記される: 各方向を指す矢印は可逆性を示している。反応が進行して、平衡状態が存在す るとき、2つの反対の反応の相対速度の変化によって、この状態を阻害する(あ るいは向きを変える)ことが可能である。速度が影響を受けるような一つの方法 は、関与する物質の濃度を変化することによる。 もし、反応物質(矢印のいずれかの側における)の1つの濃度が増加すると、 与えられた場所に存在する物質のより多くの分子があるので、他の相当する分子 を見つけ反応する能力が増加する。この結果、この種の分子を用いた反応速度の 一時的な獲得が、反応式の別の側に示されたこの反応の産物がより多く生産され るまで、2つの反応の速度が再び平衡になるように行われる。正味の 結果は、濃度が増加する物質を使い果たす方向にある程度反応が進行することに なる。 オクチルトリクロロシランと水の反応を制御し、それを二酸化チタン粒子に向 けるには、反応は希塩酸溶液中で行われる;即ち進行反応を(生産物の1つの濃 度を増加することにより)弱め、そして逆反応を増加させ、かくしてオクチルト リクロロシランと顔料の反応の確率を上昇させる。事実、強酸(特にリン酸)は 同様な現象を完成することが見い出された。これは、塩酸自体が、イオン化物質 を生じる溶液中の水と反応するとき、即ち、 のときに起こる更なる反応の故に起こるのである。他の強酸は、また、ヒドロニ ウムイオン(H3O+)を生じ、そしてそれ故にHCl のイオン化を逆転させ、そして オクチルトリクロロシランの反応を次いで低下させるように機能することができ る。 一度、オクチルクロロシランのより均一は分布が(酸性環境と良好な混合によ って)系の中に達成されると、オクチルトリクロロシランは、実施例に記載され ているように(好ましくはアルカリを加えることによって)系のpHの上昇によ り、二酸化チタンと反応させることができる。 水系におけるオルガノハロシランと無機酸化物の反応に関する本発明のこの性 状は無機酸化物の処理以外の分野においても有用である。非水性有機媒体におい て現時点でオルガノシリコンと処理されている材料(無機酸化物を除く)は、本 発明の開示による水性系における処理に適している。そのような処理手段は、無 機 酸化物処理に関して上記に考察したように、例えば副産物の容易な処分のような 、環境および/またはコスト・べネフィットを提供するであろう。 本発明の好ましい実施態様において、オルガノハロシランは、水1リットル当 約11以下、好ましくは約7以下、最も好ましくは2と6の間で、無機酸化物の 撹拌した水性スラリーに加えられる。pHはオルガノハロシランを加えるとき自 然に下がったままでもよいし、あるいはオルガノハロシランと共に塩基を加える ことによって、望ましい値に保持することもできる。オルガノハロシランは撹拌 したスラリーに滴下することもでき、スラリー中にポンプで注入するあるいはス ラリー循環ライン中にポンプ注入する、またはその他の適当な方法により加える ことができる。オルガノハロシラン添加の速度は、例えば全てのオルガノハロシ ランを、約1分ないし約3時間あるいはそれ以上、好ましい添加時間として5分 ないし1時間、そして最も好ましい添加時間として約10分ないし約45分で添 加する。オルガノハロシラン処理の温度は、およそ水の沸点までの適当な処理温 度であり得る。好ましくは、処理温度は25から90℃の間、そして最も好まし くは50から80℃の間である。 無機酸化物の処理に続いて、スラリ−pHを所望の値、典型的には2.0と8 .0の間、より典型的には4.0と6.0の間に、好ましくは水酸化ナトリウム を用いて、調節する、そしてスラリ ーの成分が平衡分布になるに必要な時間、好ましくは約1時間以上、スラリーを 撹拌しつつ、熟成させる。 熟成(aging)に続いて、スラリーのpHを約6.0またはそれ以上、好まし くは約6.0から9.0の間に調節し、そしてオルガノシラン被覆無機酸化物を 濾過、遠心分離またはその他の適当な手段、で採取し、可溶性不純物(例えば副 産物の塩)を洗浄除去し、乾燥し、そして処理される特定の無機酸化物に適した 技術を使って最終製品へと処理する。 オルガノハロシランの使用により、従前からあるオルガノアルキルシランの加 水分解から生成する揮発性有機化合物、例えばメタノールおよびエタノールの生 成を避けることができる。無機酸化物をオルガノハロシランで処理し、次いで中 和により生じる無害の塩、例えば塩化ナトリウムは容易に処分でき、揮発性アル コールで起こるような環境ならびに健康に対する脅威をもたらすことはない。更 に、オルガノハロシランの使用は、無機酸化物顔料処理中に生じる有害なアルデ ヒドの生成を避けることになる。有害なアルデヒドは、顔料調製中に環境に危険 を与え得、そして残渣はシラン化顔料中のプラスチックスでの用途で使用中に脅 威を与え得る。 本発明の無機金属酸化物顔料は、先行技術方法の強力で危険な酸化副産物、例 えばアルデヒドの測定し得る量の汚染がない点で独特なものである。本発明の疎 水性無機酸化物製品は、先行技術の方法に従って調製された顔料と少なくとも同 様の良好さでポリマー複合材における処理性を示す;即ち、ポリマーにおいて本 発 明の製品の分散性は少なくとも先行技術の無機酸化剤顔料と同じ位よく、本発明 品を含むでき上がったポリマー複合材のレーシング抵抗性は先行技術のポリマー 複合材と同じ位良好である。本発明品が使われる代表的なポリマーには、ポリエ チレン、ポリプロピレンおよびエチレンと4ないし12炭素原子を含有するアル ファオレフィンまたはビニルアセテートとの共重合体を含むエチレン化不飽和モ ノマーからなるポリマー;ビニルホモポリマー、アクリル酸ホモポリマーおよび コポリマー、ポリアミド、ポリカーボネートポリスチレン、アクリロニトリル− ブタジエン−スチレン、ポリエーテルその他、を含むが、これらに限定されるも のではない。 以下の実施例は本発明の好適な実施態様を述べたものである。これら実施態様 は単に例示的なものであり、いずれにせよ、特許請求の範囲の発明を限定的に意 図するものでなく、解釈されるベきものではない。 実施例 比較実施例1−4は、先行技術のオルガノトリエトキシシランで処理した金属 酸化物顔料は付属したアルデヒドを含むが、本発明の顔料は含まないことを示し ている。 比較実施例 1 約1.3%Al23および約0.15%P25を含む、中性色調クロライドプ ロセスTiO,800gを脱イオン水800g と、3インチCowlesブルードつきの Rockwell Drill Press を用いて、2000 rpmで混合しスラリーにした。スラリーは2000mlガラスビーカーに移し、 80ー85℃に加熱し、スラリーのpHを初期pH5.9から4.5に調節した 。スラリーを約80℃に保ち急速に撹拌しつつ、オクチルトリエトキシシラン( Prosil 9206,PCR,lncorporatedから入手)8.0gを加えた。処理したスラリー を80−85℃30分間急速に撹拌しつつ熟成させ、次いで110度でオーブン で乾燥し、そして500°Fで微粉化した。微粉化した顔料は、アセトアルデヒ ドについて、ガスクロマトグラフィー/質量分析法を用いて150℃で headspa ce分析(head space analysis)を行った。顔料から放出されたアセトアルデヒ ドを表1に示す。 比較実施例 2 シラン処理および熟成pHを6.0に調節した以外は、比較実施例1の方法に 従って、オクチルトリエトキシシラン処理顔料を調製した。微粉化した顔料をガ スクロマトグラフィ/質量分析法を用い、150℃で head space analysis に よりアセトアルデヒドを分析した。顔料から放出されたアセトアルデヒドを表1 に示す。比較実施例 3 シラン処理および熟成pHを7.0に調節した以外は、比較実施例1の方法に 従って、オクチルトリエトキシシラン処理顔料を 調製した。微粉化した顔料をガスクロマトグラフィ/質量分析法を用い、150 ℃で head space analysis によりアセトアルデヒドを分析した。顔料から放出 されたアセトアルデヒドを表1に示す。 比較実施例 4 ブルーベース・クロライド・プロセス(blue base chlorideprocess)TiO2 リーを連続撹拌しつつ60℃に加熱した。十分量のリン酸を加え、系をpH2. 1の酸性にした。10分間、簡単に熟成した後、スラリーのpHを苛性ソーダで pH5.0に調節した。6分間以上かけてオクチルトリクロロシラン2137g をスラリーに加え、系のpHを苛性ソーダで6.0に調節した。およそ90分後 に、スラリーを濾過し、洗浄し、オーブンで乾燥した。乾燥したオクチルトリク ロロシラン処理TiO2を240℃の超加熱蒸気で流体エネルギーミル中でデア グロメレートした。粉砕した顔料をガスクロマトグラフィ/質量分析法を用い1 50℃で head spaceanalysis で、アセトアルデヒドを分析した。この顔料の試 料からはアセトアルデヒドは表1に示すように放出されなかった。 表1のデータは、本発明の疎水性TiO2顔料は先行技術のオルガノトリエト キシシランを用いて調製された顔料と比較して、明らかに改善されていることを 示している。本発明に従って調製された顔料は有毒なアセトアルデヒドを放出し ない。 ポリエチレン濃縮物/マスターバッチの調製 50%TiO2:50%ポリエチレン濃縮物を Haake Rheocord9000コンピ ューター制御 Torque Rheometer を用いて調製した。TiO2125gおよびDow Chemical Company 製1259LDPE722を乾燥混合し、前以て75℃に加 熱したチェンバーに50rpmの速さのローターで加えた。TiO2/LDPE 混合物を加えて1分後、チェンバーの温度を105℃に上昇した。混合の工程に より生成した摩擦熱で、定常状態の混合物が得られるまでTiO2がLDPEへ の取り込み速度を促進させた。 75%TiO2:25%ポリエチレン濃縮物をBR Banbury Mixerを用いて調製 した。ミキサーは150℃に前以て加熱した。 ローターが回転している間に、313gLDPE NA 209、The Quantum Ch emical Company 製を加え、次いで939gのTiO2を加え、更に残りの313 gのLDPE NA 209を加えた。圧(ram)を下げ50psiにセットした。2 材料が相互に混ざりあった点、および融解は圧を上下させそしてクラッキング音 が聞こえることによって認識することができた。材料は、ミキサーを開ける前お よび材料を取り出す前で融解の後に、更に3分間混合を続けた。この材料を熱い 間に〜1インチ片に切断した。これらの片は Cumberland Cruster に入れ、微細 な粒状の75%濃縮試料を得た。 無機酸化物のポリマー複合材への処理性は4つの試験条件下で無機酸化物の性 能を評価することで判断できる、即ち、エクストルーダー・スクリーン分散、メ ルトフロー、定常状態溶融に達するエネルギー、および高温安定性あるいはレー シング性能(lacing performance)。これらの試験の各々には、上記した型の1 つのTiO2/ポリマー濃縮物を使用することが必要である。 エクストルーダー・スクリーン分散試験は、TiO2がポリマー、例えば低比 重ポリエチレン中でいかに容易に分散するかを測定するものである。上記方法で 調製した75%TiO2400gをKillion 1”エクストルーダーを通して押し 出した、次いで、The Chevron Chemical Company 製、LDPE1500gを押+ +し出した。エクストルーダーの温度は350°F(領域(zone)1)、350° F(領域(zone)2)、390°F(領域(zone)3)にお設定し、100/4 00/200/100メッシュのスクリーン (エクストルーダースクリューの尖端から押出点の出口まで)のスクリーンパッ ク配置(screen pack configuration)を使用した。全ての材料を押し出した後 、スクリーンパックを除いた、そしてスクリーンをエクストルージョン・カード (extrusion card)上にとめた。スクリーンを低倍率顕微鏡(15X)で視覚的 に検査した。そして標準品を用いスクリーンの評価をつけた。評点1は「最高( Best)」、5は「最低(Worst)」を意味する。 一定の処理条件下における、溶融エネルギー、あるいはTiO2とポリマーの 定常状態混合物に達するまでに要する全トルクもまた処理性のよい指標である。 表2にまとめた溶融エネルギー測定は、上記した処理方法を用いて低密度ポリエ チレン中の50重量%TiO2濃縮物の製造中に得られたものである。定常状態 混合物に達するに必要な全トルクは、Torque Rheometer と共に供給されたソフ トウエアを用いて、濃縮物の製造の間に得ることができる。低溶融エネルギー値 は、TiO2がポリマーマトリックス中により容易に取り込まれることを示して いる。 融点指標(melt index)は別の基準、むしろ粗であるが、処理性の指標である 。溶融流動(melt flow)は、上記方法により調製された50%濃縮物を用いて ASTM法D1238−90bに従って測定された。高溶融指標はより容易な処 理を意味する。 レーシングは、特定の重量%顔料負荷と処理温度における濃縮物揮発性の測定 である。レーシング試験は、上記方法に従い調製された50%TiO2濃縮試料 で行われる。濃縮物は48時間、23℃、50%相対湿度に調節された。そして 濃縮物は、最終フィ ルムでTiO220%負荷を達成するようにLDPE722におろされた。 レーシング評価はキャストフィルム(cast film)をつくるためのスロットダ イ(slot die)を設置した1”Killlon エクストルーダーで行われる。343℃ /ダイ、288℃/アダプター、232℃/zone3、190℃/zone 2、148 ℃/zone 1の温度特性が使われた。スクリュー速度は90rpmに設定された 。Killion 25.4cm、磨き挙げたクロームの冷却ロールがフィルムを冷却のた めおよび運搬のために使用され、そして75μmのフィルム厚を保持するように 設定された。ダイ・リップ(dielip)からの冷却ロールまでの距離は22mmで、 温度は−27℃であった。 TiO2/LDPE混合物をホッパーにおいた後、材料を、透明なフィルム中 に白色が現れるのが最初に認められるまで、動かせた。フィルム中のTiO2濃 度が安定するのを確保するために、観察が記録されフィルム試料がとられる前に 2分間の時間間隔がとられた。エクストルーダーはフィルムが透明になるまでL DPEで浄化された。 レーシング性能は視認によりランクづけされた。フィルム試料は暗表面に横た えられ、孔の相対的なサイズおよび数によりランクづけされた。1.0−3.0 評点システムを使用した。評点1はフィルムがレーシングなし、に与えられ、2 はフィルムがレーシングの発生を示すのに与えられ、そして3は極度にレーシン グのあるフィルムに与えられた。0.1の増分は試料間の相対的な 性能にある種の指標を与えるために使用された。 比較実施例5−8は、本発明の教示に従って調製された顔料が先行技術による 顔料と比較してポリエチレン中での同等ないし改善された処理性を保持している ことを示すものである。これは本発明の工程の減少した環境への脅威に関連して 成就されるものである。実施例5−8の顔料は、本格的規模の装置で調製された 。比較は、多くの因子が製造工程における変動に影響することがあることを実現 するために行われたものである。統計的工程制御技術が製造工程における変動を 最小にするために使われた。 比較実施例 5 至適化した、最高技術水準の製造技術がTiO2を疎水化するための処理に、 ポリジメチルシロキサンを用いて疎水性TiO2の調製に使用された。顔料は、 スクリーン分散、ポリエチレンとの混合に要するエネルギー、溶融流動(melt f low)およびレーシング性能についてポリエチレン中で試験された。結果は表2 に要約した。 比較実施例 6 至適化した、最高技術水準の製造技術がTiO2を疎水化するための処理に、S ylvacotek リン酸化脂肪酸誘導体を用いて疎水性TiO2の調製に使用された。 顔料は、スクリーン分散、ポリエチレンとの混合に要するエネルギー、溶融流動 (melt flow)およびレーシング性能についてポリエチレン中で試験された。結 果は表2に要約した。 比較実施例 7 至適化した、最高技術水準の製造技術がTiO2を疎水化するための処理に、 オクチルエトキシシランを用いて疎水性TiO2の調製に使用された。顔料は、 スクリーン分散、ポリエチレンとの混合に要するエネルギー、溶融流動(melt f low)およびレーシング性能についてポリエチレン中で試験された。結果は表2 に要約した。 比較実施例 8 至適化した、最高技術水準の製造技術がTiO2を疎水化するための処理に、 オクチルトリクロロシランを用いて疎水性TiO2の調製に使用された。顔料は 、スクリーン分散、ポリエチレンとの混合に要するエネルギー、溶融流動(melt flow)およびレーシング性能についてポリエチレン中で試験された。結果は表 2に要約した。 比較実施例 9 至適化した、最高技術水準の製造技術がTiO2を疎水化するための処理に、 ヘキシルトリクロロシランを用いて疎水性TiO2の調製に使用された。顔料は 、スクリーン分散、ポリエチレンとの混合に要するエネルギー、溶融流動(melt flow)およびレーシング性能についてポリエチレン中で試験された。結果 は表2に要約した。 表2のデータは、本発明のTiO2顔料は、ポリエチレン中での処理について 、先行技術に従って作られた至適TiO2と少なくとも同様であることを示して いる。このことは本発明工程の減少された環境への脅威に関連して成就される。 本主題出願を読めば、種々の変更した構造や実施態様が当業者に明白になる。 これらの変動は、本主題の発明の範囲および精神内であると解釈されるべきであ る。本主題の発明は請求項に従い、そしてそれらの等価物によってのみ限定され るものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ, VN (72)発明者 コステルニック,ロバート ジェイ. アメリカ合衆国、21042 メリーランド、 エリコット シティ、アッシュブルック ドライブ 2533 (72)発明者 ホエドン,チャールズ イギリス国、ディーエヌ36 5エルビィー サウス ハンバーサイド、ブリムスビィ ー、テーメィ、フープ エンド シャープ 6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. シラン化無機酸化物顔料において、処理または使用中にその表面からア ルデヒドあるいはその他の揮発性有機物が遊離しない、シラン化無機酸化物顔料 。 2. シラン化無機酸化物顔料が二酸化チタン顔料である請求項1記載の顔料 。 3. シラン化無機酸化物顔料の製造法であって、無機酸化物を式 RnSiX4-n 式中、Rは1ないし20炭素原子を有する非加水分解性脂肪族、シクロ脂肪族ま たは芳香族基、またはポリアルキレンオキサイド基を示し;Xはハロゲンを示し 、およびn=1,2または3で表されるオルガノハロシランと反応させることか らなるシラン化無機酸化物顔料の製造法。 4. オルガノハロシランがオルガノクロロシランである請求項3記載の製造 法。 5. Rが4ないし10炭素原子を有する請求項3記載の製造法。 6. Rが6ないし8炭素原子を有する請求項5記載の製造法。 7. オルガノクロロシランがオクチルトリクロロシランまたはヘキシルトリ クロロシランあるいはこれらの混合物である請求項4記載の製造法。 8. 無機酸化物が二酸化チタンである請求項3記載の製造法。 9. 無機酸化物が二酸化チタンである請求項7記載の製造法。 10. 無機酸化物が、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素、酸化ジル コニウム、リトポン、酸化鉛、酸化クロム顔料、酸化鉄顔料およびカドミウム顔 料からなる群より選択された無機酸化物である請求項3記載の製造法。 11. 反応工程が、オルガノハロシランを撹拌した無機酸化物の水性スラリー に加え、混合物を強混合することにより行われる請求項3記載の製造法。 12. 該強混合が、スラリーを通してオルガノハロシランの平衡分布を達成す るに充分なレベルである請求項11記載の製造法。 13. 反応工程中にpHを酸性条件に調節し、スラリーを熟成させ、放出され る酸を中和し、そして反応した無機酸化物を回収することから更になる請求項1 1記載の製造法。 14. スラリーのpHが初期は2と6の間である請求項11記載の製造法。 15. オルガノハロシランが約10分と約45分の間の時間以上で加えられる 請求項11記載の製造法。 16. スラリーの温度が60と80℃の間である請求項11記載の製造法。 17. スラリーの熟成期間のpHが約2と約7の間である請求項13記載の製 造法。 18. 熟成時間がスラリーの成分の平衡分布を達成するに充分である請求項1 3記載の製造法。 19. スラリーが約6.0ないし約9.0の間のpHに中和さ れる請求項13記載の製造法。 20. 酸化物が、回収後所望の粒子径に湿式粉砕または乾式粉砕することより なる請求項13記載の製造法。 21. 請求項3の製造法により製造されたシラン化無機酸化物顔料。 22. オルガノクロロシランと無機酸化物を水性スラリーで反応させることに より製造されたシラン化無機酸化物顔料。 23. 請求項13の製造法により製造されたシラン化無機酸化物顔料。 24. 無機酸化物を式RnSiX4-n、式中Rは5−10炭素原子を有する非加水 分解性脂肪族、シクロ脂肪族あるいは芳香族、またはポリアルキレンオキシド基 を表す、により夫々表されるオルガノハロシランあるいは2ないしそれ以上のオ ルガノハロシランの混合物と反応させることよりなる請求項13記載の製造法。 25. 請求項24記載の方法により製造されたシラン化無機酸化物顔料。 26. 請求項1記載の顔料を含むポリマー複合材。 27. 請求項22記載の顔料を含むポリマー複合材。
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