JP2000357272A - 表示機能付き非接触icカードを利用したホテルサービスシステムと表示機能付き非接触icカード - Google Patents

表示機能付き非接触icカードを利用したホテルサービスシステムと表示機能付き非接触icカード

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JP2000357272A
JP2000357272A JP16909199A JP16909199A JP2000357272A JP 2000357272 A JP2000357272 A JP 2000357272A JP 16909199 A JP16909199 A JP 16909199A JP 16909199 A JP16909199 A JP 16909199A JP 2000357272 A JP2000357272 A JP 2000357272A
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card
hotel
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display function
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JP16909199A
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English (en)
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Soichi Tsurukawa
聡一 鶴川
Kiyoe Sakai
清恵 酒井
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Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示機能付き非接触ICカードを利用したホ
テルサービスシステムとそれに使用する非接触ICカー
ドを提供する。 【解決手段】 本発明のホテルサービスシステムは、お
客様に表示機能付き非接触ICカード10を携帯させて
ホテルのサービスを行うシステムであって、当該表示機
能付き非接触ICカードが、客室ルームキーとしての
機能と、ホテル内売店・レストラン、ホテル外提携
店、提携施設におけるキャッシュレス精算機能と、付
属および提携施設、提携交通機関における予約表示機能
と、ホテル内外の購買・利用金額に対するサービスポ
イント管理表示機能と、を有することを特徴とする。ま
た、本発明の表示機能付き非接触ICカードは、表示部
を記録、消去可能な磁気記録部とするか、書き換え可能
な熱記録表示部とすることにより好適に使用することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示機能付き非接触I
Cカードを利用したホテル内施設や提携店、提携施設の
サービスシステムとそれに使用する表示機能付き非接触
ICカードに関するものであって、当該ICカードをお
客様に携帯させることにより、ルームキーとして使用す
ることや、レストラン、ラウンジや売店あるいはホテル
所在地近隣の提携店での買い物や施設利用のキャッシュ
レス化を図ること、さらにはホテル内のプールやテニス
コートの施設や提携するスキー場、ゴルフ場、テーマパ
ーク、野球場、サッカー場、映画館等、あるいは提携交
通機関の予約表示等をも一括して行うことを可能とする
ものである。従来の接触型ICカードと異なり各種端末
と非接触交信し読み書き可能とすること、表示機能を持
たせることにより一層のサービス向上が図れる。
【0002】
【従来の技術】従来より、ホテル業務において、磁気カ
ードまたはICカードを利用する技術が紹介されてい
る。例えば、特公昭58−51593号公報等では、客
室の鍵として、メカニカルキーの代わりにカードキーを
利用することで、鍵管理を合理化することが行われてい
る。例えば、利用者がフロントに申込みをすると、フロ
ント担当者が客室ナンバー、宿泊数等をカードに表示し
て利用者に渡す。利用者は受け取ったカードを用いて、
客室のドアロックを解除して、客室を利用するというも
のである。
【0003】また、利用料金の精算方法に対しても、カ
ードを用いて合理化することが各種行われている。例え
ば、予め会員登録をし会員カードを受け取る。ホテル内
の受付機器に会員カードを読み込ませ、前払い金を投入
することにより利用申込みを行う。そして、前払金入金
により受付機器は会員カードに鍵の機能を付与するとい
うシステムである。
【0004】これらホテル内の個々の業務について独立
に自動化又は半自動化するシステムに対して、カードキ
ーを利用して、鍵管理、料金精算等の全業務を一括して
無人自動化するシステムも特開平8−202776号公
報に提案されている。しかし、同公報に記載されている
システムはホテルの完全無人化を目的とするシステムで
あるが必ずしも現実的なものではない。また、カードキ
ーに、ICカードを利用したものも提案されているが、
非接触で端末装置と交信できるものではないので、客室
への入室に際して、カードキーをドアのゲート装置に挿
入するような手間がかかる。また、カードキーやキャッ
シュレス化、すなわちカードによる費用精算等の個々の
システムに利用する用途は提案さているが、それらの機
能を含め、ホテル内またはホテル外の提携施設や提携店
とで総合的に利用できるシステムは提案されていない。
また、サービスポイント加点によりお客様に特典を与え
ることも考慮されていない。従って、従来提案のシステ
ムはホテル業務の合理化と幅広いサービスを図るために
はものたりないシステムとなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、前記
のようなホテル等におけるお客様や客室管理上の問題を
含め、ホテル内および提携店、提携施設を含めたキャッ
シュレス化や各種施設の予約機能やサービスポイント管
理機能を持たせようとするものであり、お客様に、表示
機能付き非接触ICカードを携帯させて、当該非接触I
Cカードにより非接触で客室への入室を可能とするとと
もに、ホテル内の各種料金の支払いをキャッシュレス化
すること、さらに、ICカードの表示部に客室ナンバー
や購買・利用金額等を表示させて、お客様が利用し易く
しサービスを向上させること、お客様や客室および施設
管理あるいは事務管理を容易にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、本発明のホテルサービスシステムの要旨の第1は、
お客様に表示機能付き非接触ICカードを携帯させてホ
テルのサービスを行うシステムであって、当該表示機能
付き非接触ICカードが、客室ルームキーとしての機
能と、ホテル内売店・レストラン、施設およびホテル
外提携店、提携施設におけるキャッシュレス精算機能
と、付属および提携施設、提携交通機関における予約
表示機能と、ホテル内外の購買・利用金額に対するサ
ービスポイント管理表示機能と、を有することを特徴と
する表示機能付き非接触ICカードを利用したホテルサ
ービスシステム、にある。かかるサービスシステムであ
るためお客様に対するサービスが向上するとともに業務
の合理化が図れる。
【0007】上記課題を解決するための、本発明のホテ
ルサービスシステムの要旨の第2は、お客様に表示機能
付き非接触ICカードを携帯させてホテルのサービスを
行うシステムであって、当該表示機能付き非接触ICカ
ードが情報記録部と情報表示部とを有し、情報記録部
には、カード識別ID、お客様氏名、客室ナンバー、ホ
テル内売店・レストラン、施設、ホテル外提携店、提携
施設での購買・利用金額やそれらの合計金額、購買・利
用金額に対するサービスポイントおよびホテル内外施設
や提携交通機関の予約内容が記録されることと、情報
表示部には、客室ナンバー、ホテル内売店・レストラ
ン、ホテル外提携店、提携施設での購買・利用金額やそ
れらの合計金額、購買・利用金額に対するサービスポイ
ントおよびホテル内外施設や提携交通機関の予約内容が
リーダライタにより書き込み表示されること、を特徴と
する表示機能付き非接触ICカードを利用したホテルサ
ービスシステム、にある。かかるサービスシステムであ
るためお客様に対するサービスが向上するとともに業務
の合理化が図れる。
【0008】上記課題を解決するための、本発明のホテ
ルサービスシステムの要旨の第3は、お客様に表示機能
付き非接触ICカードを携帯させてホテルのサービスを
行うシステムであって、当該表示機能付き非接触ICカ
ードが、表示部に客室ナンバーを表示することと、
当該非接触ICカードを上記客室ナンバーのドアスキャ
ナーに接近させることにより、客室ドアロックが解除さ
れることと、お客様の入室状況がホストコンピュータ
に送信されて記録されること、を特徴とする表示機能付
き非接触ICカードを利用したホテルサービスシステ
ム、にある。かかるサービスシステムであるためお客様
に対するサービスが向上するとともに業務の合理化が図
れる。
【0009】上記課題を解決するための、本発明のホテ
ルサービスシステムの要旨の第4は、お客様に表示機能
付き非接触ICカードを携帯させてホテルのサービスを
行うシステムであって、当該表示機能付き非接触ICカ
ードが、記録部にホテル内外での購買や施設、提携交
通機関の利用時における購買・利用内容とその金額とそ
れらの合計金額および購買・利用に対するサービスポイ
ントがスキャナーまたはPOSレジスタを通じて逐次記
録されることと、表示部にホテル内外での購買や施
設、提携交通機関の利用時における購買・利用金額とそ
れらの合計金額および購買・利用金額に対するサービス
ポイントがリーダライタにより書き込み表示されること
と、ホテル内外での購買や施設の利用時における購買
・利用金額とそれらの合計金額がホストコンピュータに
送信されて記録されることと、当該ホストコンピュー
タの記録データによって、チェックアウト時における料
金の精算が行われること、を特徴とする表示機能付き非
接触ICカードを利用したホテルサービスシステム、に
ある。かかるサービスシステムであるためお客様に対す
るサービスが向上するとともに業務の合理化が図れる。
【0010】上記課題を解決するための、本発明のホテ
ルサービスシステムの要旨の第5は、お客様に表示機能
付き非接触ICカードを携帯させてホテルのサービスを
行うシステムであって、当該表示機能付き非接触ICカ
ードが、記録部にホテル内施設やホテル外提携施設、
提携交通機関の利用予約が記録されることと、表示部
にホテル内施設やホテル外提携施設、提携交通機関の利
用予約が表示されることと、ホテル内施設やホテル外
提携施設、提携交通機関の利用内容とそれらの合計金額
がホストコンピュータに送信されて記録されることと、
当該ホストコンピュータの記録データによって、チェ
ックアウト時における料金の精算が行われること、にあ
る。かかるサービスシステムであるためお客様に対する
サービスが向上するとともに業務の合理化が図れる。
【0011】上記課題を解決するための、本発明の非接
触ICカードの要旨の第1は、請求項1から請求項5記
載のホテルサービスシステムに使用する表示機能付き非
接触ICカードであって、非接触でデータの送受信を行
う機能が薄型電池および/または電波を電源として作動
するものであり、制御部と記憶メモリを備え、必要なデ
ータ等を表示する表示部が外部装置により書き換えされ
る磁気表示部であることを特徴とする。かかる非接触I
Cカードであるため、非接触でデータ交信が可能であ
り、かつホテル内外での購買・利用金額等を確実に表示
することができる。
【0012】上記課題を解決するための、本発明の非接
触ICカードの要旨の第2は、請求項1から請求項5記
載のホテルサービスシステムに使用する表示機能付き非
接触ICカードであって、非接触でデータの送受信を行
う機能が薄型電池および/または電波を電源として作動
するものであり、制御部と記憶メモリを備え、必要なデ
ータ等を表示する表示部が外部装置により書き換えされ
る熱記録表示部であることを特徴とする。かかる非接触
ICカードであるため、非接触でデータ交信が可能であ
り、かつホテル内外での購買・利用金額等を確実に表示
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のホテルサービス
システムを示す全体構成図である。本発明のホテルサー
ビスシステムでは、お客様が表示機能付き非接触ICカ
ード10をそれぞれ携帯する。当該表示機能付き非接触
ICカードはお客様がチェックインの際、カード識別I
D、お客様の氏名、客室ナンバー、宿泊内容等を入力し
てフロントで発行される。ホテル内の施設や提携施設あ
るいは提携交通機関を利用することが予め分かっている
場合はそれらの予約内容も入力する。フロントにはカー
ド発行装置95の他、パーソナルコンピュータ91、P
OSレジスタ94等が備えられる。ホストコンピュータ
100、各客室のドアに設置されたドアスキャナー2
2、売店、レストラン、ラウンジ、ホテル内施設(例え
ば、プール、テニスコート)、ホテル外提携施設(例え
ば、スキー場、野球場、ゴルフ場、テーマパーク等)、
近隣の提携店等に設置されたPOSレジスタおよびスキ
ャナーのデータは送受信機を介してホストコンピュータ
に送信される。お客様が到着し、ICカード10が発行
されて入力したお客様情報も直ちにホストコンピュータ
100を介して各客室20に送信される。
【0014】客室ドアや各施設に設置したスキャナー2
2〜72は、非接触ICカード10が接近すると呼び出
し信号を送出する。ICカードは呼び出し信号を感知す
るとそれに呼応して応答信号を発して保持するデータを
送出するので、スキャナーはそのデータを読み取ること
ができる。またスキャナーは必要に応じて情報を非接触
ICカード10に書き込むことができる。例えば、ホス
トコンピュータが、フロントで入力したカード識別ID
に対応する当該客室ナンバーのドアスキャナー22に対
して、お客様が到着した情報を送信すると、ドアスキャ
ナー22は、ICカード10が接近するとその識別ID
を感知してホストコンピューターから送信された識別I
Dとの一致を確認した後、ドアロックを解除する。お客
様がドアスキャナーを最初に通過した際に、その信号が
ホストコンピューター100に送信され、ホストコンピ
ューターは客室入室時刻を記録する。以降、お客様の入
退室に伴い在室状況が逐次送信される。
【0015】お客様が売店、レストラン等で当該非接触
ICカード10をキャッシュレス精算用カードとして使
用する場合は、スキャナー32,42等で当該カードの
真正が認識され、利用金額がPOSレジスタ34,44
に入力されると同時に、利用金額、利用に伴うサービス
ポイント情報がホストコンピュータに送信される。カー
ドの記録部に対してもスキャナーから書き込みが可能で
あるが、書き込みはPOSレジスタに直結したカードリ
ーダライタを介して記録してもよい。接触端末のない非
接触ICカードに対してもカードをリーダライタに差し
込んで記録する装置が使われており、カードメモリへの
記録およびカード表示部への書き込みが、当該リーダラ
イタによっても行われることになる。
【0016】お客様がホテル内の施設(プール、テニス
コート等)や近隣の野球場、スキー場、ゴルフ場、テー
マパーク、その他の提携施設や提携交通機関を利用する
場合は、ICカードには予め、予約時刻や指定席、利用
時間等の予約内容が記録されておりカードの表示部に表
示される。また、スキャナー62にお客様の情報を送信
しておき、ゲートを通過できるようにしておいてもよ
い。スキー場のリフト券売り場等の場合は所定回数、通
過できるようにすることができる。お客様がそれらの施
設を利用し終わった場合は、利用内容、利用金額がPO
Sレジスタ64に入力されると同時に、利用内容、利用
金額、利用に伴うサービスポイント情報がホストコンピ
ューター100に送信される。
【0017】お客様がホテル近隣の提携店を利用した場
合は、お客様がそれらの提携店を利用した際に、利用内
容、利用金額がPOSレジスタ74に入力されると同時
に、利用内容、利用金額、利用に伴うサービスポイント
情報がホストコンピューターに送信される。非接触IC
カード10への記録、表示部への表示書き込みもホテル
内の場合と同様にすることができる。ホストコンピュー
ター100は、これら各所からのデータを蓄積してお
り、お客様の総利用金額、利用に伴うサービスポイント
の累計を集計して、チェックアウトの際は当該データを
フロント90へ送信する。お客様がチェックアウトする
際は、総利用金額に基づいて精算がされ、サービスポイ
ントがある場合は、累計ポイントに見合う金額の減額が
されるか、その他のサービスが提供される。
【0018】図2は、ホテルサービスシステムにおける
データ通信系統を示す図である。図2のように、本発明
のホテルサービスシステムの通信系統は、お客様が携帯
する表示機能付き非接触ICカード10とホストコンピ
ューター100とフロント、客室、飲食等のレストラ
ン、売店、ラウンジ、その他の施設(例えば、プール、
テニスコート)およびホテル外の近隣の提携店や提携施
設等に設置された各端末装置20〜70と、送受信器2
3〜73と、各端末装置とホストコンピュータとを接続
するデータ回線110等から構成されている。近隣の提
携店や提携施設とのデータ送信は公衆回線やイーサーネ
ットを経由するものであってもよい。図中、非接触IC
カード10はお客様に携帯されて、各端末装置と非接触
で交信している状態を示している。
【0019】各客室には、入室ドア近くに専用のドアス
キャナー22が設けられ、前記のように非接触ICカー
ドの識別IDを読み取ってドアロックを制御する。飲食
等のレストラン、売店、専用ラウンジ、プール等の特定
の端末装置は、スキャナーの他、POSレジスタ34,
44,54,64,74を備えておりお客様の購買や施
設の利用料金の精算を行う。これは現金ではなくICカ
ードにその内容、金額を記録することにより行う。利用
料金に対して一定のサービスポイントが加点される場合
はポイントの書き込みも行われる。非接触ICカードに
は書き換え可能な表示部を有するので、お客様がそれら
の表示の書き換えを希望する場合は、ICカードに接触
的に読み取り書き込み可能な装置(以下「リーダライ
タ」とする。)35,45,55,65,75を使用し
てカードへの書き込みを行う。
【0020】ホストコンピューター100はフロント端
末装置を兼ねるものであっても良いが、コンピューター
本体101、データベース102、送受信器103等を
備えている。フロント、客室、飲食等のレストラン、売
店、ラウンジ、プール等の施設、提携店、提携施設等に
設置された端末装置20〜90からの送信データの全て
は、ホストコンピューター100に送信されてデータベ
ース102に逐次蓄積される。また、ホストコンピュー
ター100からは、各端末装置が必要とするお客様のI
Cカード10に転記すべきデータを演算または検索して
各端末装置30〜90へ応答する機能を果たす。フロン
トに設置されたコンピュータ91、POSレジスタ9
4、カード発行機95は、送受信機93を介してホスト
コンピュータ100と接続される。
【0021】データベース102には、カード識別I
D、お客様の氏名、お客様の属性、宿泊内容、宿泊日
数、客室ナンバー、お客様のホテル内施設やホテル外提
携施設の予約内容に関するデータが予め蓄積され、その
後逐次入力されるホテル内外での各購買・利用金額、そ
の合計金額、サービスポイントのデータに基づき更新さ
れる。なお、宿泊内容とは、1泊2日朝食付きとか、1
泊2日レディスプラン、1泊2日VIP朝食付きとかの
内容をいう。また、予約内容には、お客様専用ラウンジ
使用、プール、テニスコート等の遊戯施設の使用予定も
含まれ、ホテル外の施設の予約予定には、野球場の指定
席ナンバーや試合開始時間、交通機関の予約時間や指定
席ナンバー、スキー場リフトの利用回数等も含まれる。
【0022】図3、図4は、お客様が携帯する表示機能
付き非接触ICカードを示す図である。図3は、非接触
ICカードの平面図、図4は、図3のA−A線における
拡大した断面矢視図を示している。表示機能付き非接触
ICカード10は、図3のように、カード型形状をして
おり、書き換え可能表示部11を有し、カード表面には
現れないICチップ12とそれに接続する捲線コイル等
からなるデータ送受信部13を有し、必要により薄型電
池14をさらに内蔵している。図示のものは非接触交信
専用のものであるが、外部装置との接触して交信する端
末基板をさらに備える接触型非接触型共用のカードであ
ってもよい。表示部11は、磁性粉体を利用した磁気表
示部であるか、あるいは熱により可変表示可能な熱記録
部とし、数行の文字が表示できるようにされている。カ
ード表面には適宜な印刷図柄16をカードの表裏面に施
しておくことができる。
【0023】表示機能付き非接触ICカード10は、図
4のように、コアシート151とその表裏面を保護する
オーバーシート152,153からなる基材15を有
し、ICチップ12とデータ送受信部(アンテナコイ
ル)13は、通常、コアシートとオーバーシートの間に
設けられている。アンテナコイルは捲線であってもある
いは、コアシートまたはオーバーシート上にプリント配
線の技術で形成されたものであってもよい。データ送受
信部13の両端は、ICチップ12の両端子に接続され
ている。書き換え可能表示部11は、オーバーシートと
コアシートをくり抜いて形成した凹部18の中に設けら
れている。薄型電池14はチップ駆動用の電源をアンテ
ナコイルから得ない場合に設けるものであり、当該電池
を内蔵させる場合には、カード基体をある程度厚肉に形
成し電池収納部を設ける必要がある。前述した印刷図柄
を設ける場合は、コアシートの表面またはオーバーシー
トのコアシート側となる面に設けておくのが印刷面保護
の上で好ましい。
【0024】図5は、ICチップの回路構成を示すブロ
ック図である。外部スキャナー22〜72と交信してい
る状況が示されている。データ送受信部13に電源回路
121、クロック抽出回路122、復調器123の入力
部が接続され、それぞれの出力部が処理回路124に接
続されている。また、処理回路の出力部が変調器125
に接続され、この変調器の出力部がデータ送受信部13
に接続され、処理回路124にはメモリ126が接続さ
れている。
【0025】表示機能付き非接触ICカード10は、そ
の機能として客室ドアスキャナー22等と非接触で交信
可能であること、お客様の氏名、客室ナンバー、飲食等
の使用金額等のデータを記憶できるメモリーを備えるこ
と、それらの内必要なデータをリーダライタ35等によ
り書き込んで表示可能であること等が必要である。表示
部11への記録は、非接触ICカード10のメモリー内
容を各端末のリーダライタにより読みかつ書き込み表示
することによりなされるか、あるいは表示部11への記
録データは、ホストコンピューター100から各端末へ
と供給されるデータに基づき接触書き込みにより書き込
み表示されることによって記録される。後者の場合は、
ICカードが記憶するデータの一部を省略することがで
きる。通常、お客様は、頻繁な書き換えは必要としない
ので、ホテル到着の際、フロントで書き込み表示をした
ICカード10をお客様に渡すこととし、レストラン3
0、売店40等の場合は必要な時点でリーダライタに非
接触ICカード10を挿入して表示部11の書き換えを
行えば十分と考えられる。
【0026】次に、表示部11が磁気表示部111であ
る場合について説明する。図4のように、カード基体に
は表示部11を収納するための凹部18が形成される。
この凹部18は、一般にはいわゆるザグリ加工によって
形成されるが、オーバーシートに予め凹部を形成してお
き、これとコアシートとを積層することにより凹部を形
成してもよい。図6は、磁気表示部の断面を部分的に示
す図である。このように形成された凹部18の中には磁
気表示部111が形成される。磁気表示部111は、そ
の一構成例として図6に示すように基板112と、この
基板の上に形成された着色層113、表示層114、保
護層116を順次備えた積層構造とすることができる。
表示層114はマイクロカプセル114mとバインダー
114bとからなり、マイクロカプセル114m中には
磁性粉が含有されている。なお、表示層114と保護層
116との間には、通常、これらを接着するための接着
層115が設けられる。
【0027】基板112は、各種プラスチック、紙、金
属板等種々のものが適用可能である。中でも各種プラス
チック、特にポリエチレンテレフタレートを用いること
が好ましい。厚さの好適例としては、100μm程度で
ある。この基板112の上に形成される着色層113
は、表示のコントラストを明瞭にするために形成されて
おり、通常、黒く着色された墨インクが用いられる。他
の着色の手段として、例えば、硫酸バリウム、マイクロ
シリカ、カーボンブラック等の顔料を各種プラスチック
原料に混練して用いてもよい。この着色層113の厚さ
の好適例は2〜10μm程度である。
【0028】このような着色層113の上に設けられる
表示層114は、複数のマイクロカプセル114mとバ
インダー114bを備える。マイクロカプセル114m
中には液体状のビヒクルおよび磁性粉が含有されてお
り、磁性粉はビヒクル中に浮遊した状態になっている。
ビヒクルとしては、極性液体と、疎水性液体と、熱可塑
性樹脂とを含有させることが好ましい。
【0029】磁性粉としては、鉄、ニッケル、鉄−ニッ
ケルや鉄−ニッケル−クロム等のステンレススチール、
アルミニウム−コバルト合金、サマリウム−コバルト合
金、バリウム−フェライト等の磁性粉が用いられる。磁
性粉の形状としては、いわゆるフレーク形状のものが好
ましく、厚さはできるだけ薄く厚さと粒径の比が大きい
ものが好ましい。粒径は、3〜15μm程度とされる。
粒径が大きくなると、カプセルの粒径との関係で、カプ
セル内にうまく収納されず、また、外部磁気への反応が
遅くなる。一方、粒径が小さくなると、磁化させた時、
水平方向と垂直方向での光反射率の差が小さくなり、記
録時のコントラストが悪くなる。このような磁性粉の保
磁力は、用いられる媒体の用途によって適宜選定すれば
よく、通常は、500Oe(エルステッド)以上のもの
を用いる。
【0030】さらに、マイクロカプセル内には、コント
ラストを向上させるために染料または顔料を含有させる
ことが好ましい。マイクロカプセルの粒径は、体積平均
径で10〜100μmが好適である。この値があまり小
さくなると、カプセル内に収納される磁性粉の総量が少
なくなるために、記録時のコントラストが十分でない。
逆に、この値が大きくなりすぎると、記録層表面に凹凸
を生じ、記録画像が不均一に成ってしまう。
【0031】このようなマイクロカプセルを塗設するの
に用いられるバインダーとしては、マイクロカプセル壁
を損傷させず、かつ着色層113表面によく接着するも
のであれば特に制限はない。より好適な具体例として
は、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン等が挙げられる。このようなマイクロカプセルを含有
する表示層114の好適例としての厚さは、200μm
程度とされる。
【0032】このような表示層114の上には、接着層
115を介して保護層116が設けられる。接着層11
5としては、ポリエステル、アクリル等の材質が用いら
れる。このような接着層115の好適例としての厚さ
は、5〜10μm程度とされる。保護層116の好適例
としての厚さは、100μm程度とされる。上述したよ
うに形成される磁気表示部111は、例えば、その基板
112の片面に形成された粘着層を接着層として、前記
基材15の凹部18の中に収納、接着される。
【0033】図7は、磁気表示部の表示状態を説明する
図である。図7(A)は、表示状態、図7(B)は、表
示を消去した状態を示している。表示層114に、図7
(A)のように垂直磁場φvをかけると、マイクロカプ
セル114m中の磁性粉117aは垂直方向に整列し
て、外部からの入射光Liは、着色層113に達してこ
こで反射され、反射光Loを生じる。この状態では、着
色層113の色が反射光として目視される。一方、表示
層114に、図7(B)のように水平磁場φhをかける
と、マイクロカプセル114m中の磁性粉117aは水
平方向に整列して、外部からの入射光Liは、着色層1
13に達しず、磁性粉表面で反射され、反射光Loを生
じる。この状態では、磁性粉117aの色が反射光とし
て目視される。
【0034】従って、図7(B)の状態では明るい金属
色の反射光が観察されるので、この状態を消去状態と
し、図7(A)の着色層113が観察される暗い状態を
表示状態とすれば、カードを水平方向に走査する際に、
外部磁場の状態を垂直−水平と変化させることにより表
示−消去の状態を連続的に形成することができる。すな
わち外部磁場の変化を文字コードデータに基づきON−
OFFさせれば文字表示ができる。かかる磁気表示は、
一旦記録されると、他の磁気記録媒体に接触しない限り
ほぼ永続的に保持されるので、長期間に及んでも書き換
え等の必要は特にない。本発明システムの場合、この外
部磁場の変化を生じさせるリーダライタを各端末装置お
よびフロント90に設けることになる。このような磁気
表示自体については、特開平8−90972号公報等に
記載され公知のものであるのでさらなる詳細な記載は省
略する。
【0035】次に、表示部11が熱記録表示部211で
ある場合について説明する。図4のように、カード基体
には表示部11を収納するための凹部18が形成される
のは、磁気表示の場合と同様であるが、熱記録表示の場
合は磁気表示の場合よりは薄層とすることができる。図
8は、熱記録表示部の断面を部分的に示す図である。こ
のように形成された凹部18の中には熱記録表示部21
1が形成される。熱記録表示部211は、その一構成例
として図8に示すようにベース基板212と、この基板
の上に形成された着色層213、表示層214、保護層
216を順次備えた積層構造をなしている。保護層と表
示層の間には接着層215を設けてもよい。
【0036】熱記録表示には可逆性感熱記録材料を使用
することができる。可逆性感熱記録材料は、初期状態で
は透明な物質であるが、常温より高い一定温度t0 まで
加熱し冷却すると前記の加熱された部分が白濁し、常温
より高くかつt2 より低い温度t1 で加熱し冷却すると
透明になる性質を有する物質が使用される。図9は、可
逆性感熱記録材料の特性の一例を示す図である。例え
ば、常温において透過率tr1 である記録材料を温度t
0 を超え、t1 まで加熱すると透過率はtr2 の透明状
態になり、加熱を止めて冷却または自然放置すると、そ
のままの透明な状態を保持する。ここで再び加熱し、t
1 を超えてt2 まで加熱した後に冷却し、温度をt0
下にすると透過率は、tr1 の白濁状態となる。従っ
て、可逆性感熱記録材料はその加熱前歴により常温にお
いて、tr2 (透明状態)とtr1 (白濁状態)とする
ことができる。
【0037】このような物質としては、例えば、ベヘン
酸、ラウリン酸、ステアリン酸等の高級脂肪酸が塩ビ−
酢ビ共重合体、塩化ビニリデン等の高分子マトリックス
中に分散されたもので、その他に界面活性剤などが少量
添加されている。この感熱記録剤層自体が、成膜性があ
るので、当該層単独で用いて使用することもできるが、
表示層214の加熱側の面に例えば、エポキシ樹脂、シ
リコン樹脂等の薄層からなる保護層216、反対側の面
にベース基板212を設けることが可能である。また、
着色層213を設けることにより表示を鮮明にすること
ができる。
【0038】熱記録層211の記録には、例えば、選択
的に加熱することができるシリアル型のサーマルヘッド
を保護層216に圧着するようにして使用することで、
文字コードデータを変換して通電し加熱することによ
り、目視可能な表示をすることが可能となる。このよう
な熱記録表示についても実開平3−70977号、特開
平2−50897号公報等に記載され公知のものであ
る。
【0039】図10は、表示部に表示される表示内容を
示す例である。図10では、お客様の客室ナンバー、ホ
テル内でのレストラン等での利用金額、当該時点までの
合計金額が表示されている。また、サービスポイントの
累計が表示される。さらにホテル内施設や外部提携施
設、交通機関等の予約がある場合は予約内容と座席ナン
バーやあるいは予定時刻等を表示するようにする。お客
様の氏名はICカードのメモリーに記録されているが、
プライベート保持上、通常は表示しない。その他、宿泊
内容、適宜なホテル内外の案内等を表示するようにして
もよい。表示部11は、メモリーの内容を直接に読み取
って(外部装置を介さないで)表示することはできない
ので、表示内容は外部リーダライタ35〜75,95に
より書き込まれた内容を保持していることになる。ただ
し、お客様がホテル内で使用した金額等のメモリ126
への記録については、その都度、スキャナー32〜72
またはリーダライタ35〜75を介して書き換えが行わ
れる。
【0040】次に、本発明のホテルサービスシステムを
利用する状況について説明する。チェックイン時、お客
様はフロントにおいて、お客様氏名、お客様属性、宿泊
内容(宿泊日数、ディナー、朝食、専用ラウンジの使用
等)、予約内容等を告げる。これらのデータをコンピュ
ータ91に入力すると宿泊内容に応じた客室ナンバーが
表示される。提携施設や交通機関の予約内容はその後も
逐次追加できるものとする。フロント担当者は、表示機
能付き非接触ICカードに、リーダライタ95により客
室ナンバー等を表示し、当該非接触ICカード10をお
客様に貸与する。また、表示は特に必要としないが朝食
等の必要な宿泊内容がメモリーに転記されて記憶され
る。お客様はICカードを受け取って客室に向かう。同
室に家族が宿泊する場合のように同一の客室ナンバーに
複数のお客様の場合は、全員に表示機能付きICカード
10を貸与するのが好ましいが、チェックアウト時の精
算は代表者が合算して行うことになる。ホストコンピュ
ータ100は、前記のようにコンピュータ本体101、
データベース102、送受信器103を備えているの
で、宿泊内容の記憶、各客室の使用状況の登録、お客様
の各種購買金額、利用金額に関するデータ処理、累計サ
ービスポイント計算を行い、チェックアウト時における
料金の精算等のフロント業務に関する各種のデータ処理
支援を行う。
【0041】客室前において、お客様は非接触ICカー
ドをドアスキャナー22に接近させると、スキャナー
は、お客様のICカードのデータ内容を非接触で読み取
って、ICカード10から認識した客室ナンバーあるい
は識別IDとスキャナーが記憶するナンバーが一致する
場合には、ドアロックを解除する。この時、客室ドアロ
ックが解除されたデータは、ホストコンピュータ100
に送信され、お客様が客室に入室した時刻として記録さ
れる。同様にお客様が客室から外に出る場合も同様に記
録されるので、お客様が滞在中か外出中かをフロントが
把握することも容易となる。単純に客室ナンバーとドア
スキャナーの記憶ナンバーの一致では、カードを紛失し
たり落とした場合の安全性の問題もあるので、お客様カ
ード固有の識別IDとの組み合わせによりドアロックが
解除されるようにするのが好ましい。客室内において、
お客様が冷蔵庫等内の飲食物について有料の飲食をする
場合とか外部に電話をする場合の料金精算等も室内にス
キャナーを設けて、同様にホストコンピューター100
にリアルタイムに記録するようにしてもよい。
【0042】お客様が専用ラウンジを利用する時、非接
触ICカードをラウンジのゲートスキャナー52に接近
させると、スキャナーは、お客様のICカードのデータ
内容を非接触で読み取って、ICカードがお客様である
ことを認識した場合、あるいは利用申込みをしたお客様
である場合は、ドアロックを解除する。これによりお客
様は専用ラウンジを利用可能となる。従って、お客様以
外の者が接近してもドアは閉じたままであり、専用ラウ
ンジを利用することができない。お客様が、ラウンジ内
で利用した各種の料金は、スキャナーまたは係員のPO
Sレジ操作によりICカードに記録され、その際の使用
金額とそれまでの合計の使用金額および累計サービスポ
イントが、ICカードの表示部に表示される。このよう
にスキャナーはPOSレジ付近の他、ゲート部分等にも
設ける等、複数箇所への設置が可能なものである。これ
らの機能は、ホテル内での他の遊戯施設でも同様であ
り、お客様以外の無断利用を排除することができ、利用
者の安全を確保することができる。
【0043】レストランや売店の利用時、レストランや
物品の販売場所のPOSレジスタ34,44は、非接触
ICカード10を携帯するお客様が当該レストランで飲
食したメニューの種類とメニューの料金または売店等の
販売場所で購入した物品の種類と物品の料金およびサー
ビスポイントがスキャナーまたは係員のPOSレジ操作
により入力される。当該POSレジスタ34,44は、
それらのデータを送受信器33,43を介してホストコ
ンピュータ100に送信して、ホストコンピューターの
演算と指示を介して、当該非接触ICカード10の合計
金額の加算がなされる。
【0044】料金の精算は、お客様のチェックアウト時
に行うことになる。非接触ICカードの表示部11に
は、ホテル内や提携店、施設で飲食したり購入・利用し
た金額の全ての金額の合計金額および累計サービスポイ
ントが表示されているので、通常の場合は合計金額が、
これと異なる金額となる場合はない。この合計金額に対
して消費税、サービス税等を加算した金額、累計サービ
スポイントに対する減額がお客様への請求金額となる。
前記のように同室複数のお客様の場合は代表者が合算し
て支払うことになる。お客様は、料金の支払いをすると
ともに表示機能付き非接触ICカード10をフロントに
返却する。非接触ICカード10は書き換えにより再使
用が可能である。
【0045】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図1〜図10
を参照して説明する。 <表示機能付き非接触ICカードの製造>お客様が携帯
する表示機能付き非接触ICカード10を、表示機能を
磁気表示機能として、以下のようにして製造した。厚み
25μmのポリエチレンテレフタレートフィルムをコア
シート151として、その片面にアンテナコイル(デー
タ送受信部13)を形成するとともにICチップ接続端
子を形成した。当該接続端子にICチップ(メモリー6
4バイト)端子を接合するとともに、ICチップ接続両
端子とアンテナコイルを短絡が生じないように接続し
た。アンテナコイルはコアシートの表面に厚み20μm
のアルミ層を形成しておき、これをカード本体部の外周
内側に沿って線幅160μmで、4回巻の巻線として残
るようにフォトエッチングして形成した。このコアシー
トの両面にオーバーシート152,153として、厚さ
100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムにポ
リエステル系接着剤を予め塗布しておいたオーバーシー
ト(接着剤層の層厚各280μmで塗布)を積層してか
ら加熱プレスしてカード基体とした。なお、表面側のオ
ーバーシートには予め磁気表示部を陥入させる凹部を形
成しておいた。プレス後のカード層厚は、0.76mm
となった。
【0046】磁気表示部111として、フレーク状のバ
リウムフェライト磁性粉(粒径6μm)をエチルセルロ
ースとアルコール溶剤からなるビヒクルに分散させてマ
イクロカプセル114m化した。これをポリビニルアル
コールをバインダーとして黒色に着色層113を形成し
た厚さ80μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
基材112表面上に厚さ100μmとなるように塗布し
て磁気表示部111とした。この上に厚さ30μmのポ
リエステルフィルム保護層116を接着層115を介し
て設け磁気表示部111を完成した。当該磁気表示部1
11をを前記の非接触ICカード10の凹部に嵌め込ん
だ。
【0047】<ホテルサービスシステムの実施試験>上
記で試作した、表示機能付き非接触ICカード10をホ
テルお客様に携帯させて実施試験を行った。なお、磁気
表示部のリーダライタには大日本印刷株式会社製(MC
P200ZD)を使用した。まず、非接触ICカードに
お客様氏名、客室ナンバー、宿泊内容等のデータをフロ
ントのカード発行装置95により入力し、ICカード1
0に書き込み表示したところ明瞭な表示が得られた。お
客様が客室ナンバーのドアスキャナーに接近した際、当
該ドアスキャナー22は、ICカード10の客室ナンバ
ーを認識しドアロックが解除された。お客様がドアスキ
ャナー22を最初に通過した際に、客室入室時刻がホス
トコンピュータに送信され、ホストコンピュータのデー
タベース102に記録された。
【0048】使用金額に対する料金の精算は、お客様の
客室ナンバー単位で集計して使用金額の合計演算をホス
トコンピュータ本体101が行い、その結果をお客様デ
ータとしてデータベース102に格納した。チェックア
ウト時、お客様は、フロントに表示機能付き非接触IC
カード10を提示し、ホストコンピュータ100のデー
タとの突き合わせがなされ、使用料金が認識され累計ポ
イントを加味して料金の精算が行われた。
【0049】
【発明の効果】以上詳述のように、本発明のホテルサー
ビスシステムによれば、 お客様がホテル内の各端末装置と非接触で交信できる
データ表示機能付き非接触ICカードを携帯しているの
で、各端末装置は当該非接触ICカードが保持する客室
ナンバーに基づいて当該ホテルの客室ドア開閉の制御、
お客様専用ラウンジの入室管理等を行うことができ、ホ
テル内の安全性が確保できる。 また、当該非接触ICカードによりホテル内での購
買、施設の利用、ホテル外提携店や施設での購買、利用
をキャッシュレスで精算することができ、現金を持ち歩
くことによる危険が伴わない。また、表示部には購買や
施設の利用金額の合計が表示されるので、予算金額を超
えて出費してしまうことがない。 ホテル内外での購買や施設の利用金額に対してサービ
スポイントを管理することができるので、チェックアウ
ト時にサービスポイントに応じた割引精算ができ、ホテ
ル内の購買や提携店、提携施設の利用が促進される。 野球場やサッカー場あるいは提携交通機関のように座
席指定がある場合や時間が指定される場合には、それら
をカードの表示部に表示することができるので、お客様
が間違えることがない。 お客様はホテル内外の飲食や物品の購買・利用金額の
全ての精算をホテルのフロントで処理することができる
ので逐次の支払いの手間に煩わされることがない。ま
た、サービスポイントによる利益も得られる。 さらに、本発明の表示機能付き非接触ICカードは、こ
のようなシステムでの利用に十分な機能を発揮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のホテルサービスシステムを示す全体
構成図である。
【図2】 ホテルサービスシステムにおけるデータ通信
系統を示す図である。
【図3】 お客様が携帯する表示機能付き非接触ICカ
ードを示す平面図である。
【図4】 お客様が携帯する表示機能付き非接触ICカ
ードを示す断面図である。
【図5】 ICチップの回路構成を示すブロック図であ
る。
【図6】 磁気表示部の断面を部分的に示す図である。
【図7】 磁気表示部の表示状態を説明する図である。
【図8】 熱記録表示部の断面を部分的に示す図であ
る。
【図9】 可逆性感熱記録材料の特性の一例を示す図で
ある。
【図10】 表示部に表示される表示内容を示す例であ
る。
【符号の説明】
10 表示機能付き非接触ICカード 11 書き換え可能表示部 12 ICチップ 13 データ送受信部 14 薄型電池 15 基材 18 凹部 20 客室端末装置 30 レストラン端末装置 40 売店端末装置 50 ラウンジ端末装置 60 プール等の施
設端末装置 70 提携店・提携施設端末装置 90 フロント 91 パーソナルコンピュータ 95 カード発行装置 22 ドアスキャナー 32,42,52,62,72 スキャナー 23,33,43,53,63,73,93,103
送受信器 34,44,54,64,74,94 POSレジス
タ 35,45,55,65,75,95 リーダライタ 100 ホストコンピュータ 101 コンピューター本体 102 データベース 110 データ回線 121 電源回路 122 クロック
抽出回路 123 復調器 124 処理回路 125 変調器 126 メモリ 111 磁気表示部 211 熱記録表示部 112,212 基板 113,213 着色層 114,214 表示層 115,215 接着層 116,216 保護層 117a 磁性粉

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 お客様に表示機能付き非接触ICカード
    を携帯させてホテルのサービスを行うシステムであっ
    て、当該表示機能付き非接触ICカードが、 客室ルームキーとしての機能と、ホテル内売店・レ
    ストラン、施設およびホテル外提携店、提携施設におけ
    るキャッシュレス精算機能と、付属および提携施設、
    提携交通機関における予約表示機能と、ホテル内外の
    購買・利用金額に対するサービスポイント管理表示機能
    と、 を有することを特徴とする表示機能付き非接触ICカー
    ドを利用したホテルサービスシステム。
  2. 【請求項2】 お客様に表示機能付き非接触ICカード
    を携帯させてホテルのサービスを行うシステムであっ
    て、当該表示機能付き非接触ICカードが情報記録部と
    情報表示部とを有し、 情報記録部には、カード識別ID、お客様氏名、客室
    ナンバー、ホテル内売店・レストラン、施設、ホテル外
    提携店、提携施設での購買・利用金額やそれらの合計金
    額、購買・利用金額に対するサービスポイントおよびホ
    テル内外施設や提携交通機関の予約内容が記録されるこ
    とと、 情報表示部には、客室ナンバー、ホテル内売店・レス
    トラン、ホテル外提携店、提携施設での購買・利用金額
    やそれらの合計金額、購買・利用金額に対するサービス
    ポイントおよびホテル内外施設や提携交通機関の予約内
    容がリーダライタにより書き込み表示されること、 を特徴とする表示機能付き非接触ICカードを利用した
    ホテルサービスシステム。
  3. 【請求項3】 お客様に表示機能付き非接触ICカード
    を携帯させてホテルのサービスを行うシステムであっ
    て、当該表示機能付き非接触ICカードが、 表示部に客室ナンバーを表示することと、 当該非接触ICカードを上記客室ナンバーのドアスキ
    ャナーに接近させることにより、客室ドアロックが解除
    されることと、 お客様の入室状況がホストコンピュータに送信されて
    記録されること、 を特徴とする表示機能付き非接触ICカードを利用した
    ホテルサービスシステム。
  4. 【請求項4】 お客様に表示機能付き非接触ICカード
    を携帯させてホテルのサービスを行うシステムであっ
    て、当該表示機能付き非接触ICカードが、 記録部にホテル内外での購買や施設、提携交通機関の
    利用時における購買・利用内容とその金額とそれらの合
    計金額および購買・利用に対するサービスポイントがス
    キャナーまたはPOSレジスタを通じて逐次記録される
    ことと、 表示部にホテル内外での購買や施設、提携交通機関の
    利用時における購買・利用金額とそれらの合計金額およ
    び購買・利用金額に対するサービスポイントがリーダラ
    イタにより書き込み表示されることと、 ホテル内外での購買や施設の利用時における購買・利
    用金額とそれらの合計金額がホストコンピュータに送信
    されて記録されることと、 当該ホストコンピュータの記録データによって、チェ
    ックアウト時における料金の精算が行われること、 を特徴とする表示機能付き非接触ICカードを利用した
    ホテルサービスシステム。
  5. 【請求項5】 お客様に表示機能付き非接触ICカード
    を携帯させてホテルのサービスを行うシステムであっ
    て、当該表示機能付き非接触ICカードが、 記録部にホテル内施設やホテル外提携施設、提携交通
    機関の利用予約が記録されることと、 表示部にホテル内施設やホテル外提携施設、提携交通
    機関の利用予約が表示されることと、 ホテル内施設やホテル外提携施設、提携交通機関の利
    用内容とそれらの合計金額がホストコンピュータに送信
    されて記録されることと、 当該ホストコンピュータの記録データによって、チェ
    ックアウト時における料金の精算が行われること、 を特徴とする表示機能付き非接触ICカードを利用した
    ホテルサービスシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5記載のホテルサー
    ビスシステムに使用する表示機能付き非接触ICカード
    であって、非接触でデータの送受信を行う機能が薄型電
    池および/または電波を電源として作動するものであ
    り、制御部と記憶メモリを備え、必要なデータ等を表示
    する表示部が外部装置により書き換えされる磁気表示部
    であることを特徴とする表示機能付き非接触ICカー
    ド。
  7. 【請求項7】 前記磁気表示部は、基板と、この上に直
    接または中間層を介して塗設されたマイクロカプセルを
    含有する表示層とを有し、当該マイクロカプセル中に
    は、液体と、この液体の中に浮遊しかつ磁場に感応する
    磁性粉とが含有されており、前記非接触ICカードの記
    憶メモリに記録された情報に基づき、前記磁気表示部の
    表示層に目視可能な情報の記録および消去ができるよう
    にしたことを特徴とする請求項6記載の表示機能付き非
    接触ICカード。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項5記載のホテルサー
    ビスシステムに使用する表示機能付き非接触ICカード
    であって、非接触でデータの送受信を行う機能が薄型電
    池および/または電波を電源として作動するものであ
    り、制御部と記憶メモリを備え、必要なデータ等を表示
    する表示部が外部装置により書き換えされる熱記録表示
    部であることを特徴とする表示機能付き非接触ICカー
    ド。
  9. 【請求項9】 前記熱記録表示部は、可逆性感熱記録層
    が熱により透明状態と白濁状態とが可逆的に変化し、か
    つ常温で透明状態と白濁状態とが保持できるポリマー組
    成物からなることを特徴とする請求項8記載の表示機能
    付き非接触ICカード。
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