JP2002366672A - ホテルオーダーシステム - Google Patents

ホテルオーダーシステム

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JP2002366672A
JP2002366672A JP2001172462A JP2001172462A JP2002366672A JP 2002366672 A JP2002366672 A JP 2002366672A JP 2001172462 A JP2001172462 A JP 2001172462A JP 2001172462 A JP2001172462 A JP 2001172462A JP 2002366672 A JP2002366672 A JP 2002366672A
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customer
trader
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JP2001172462A
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English (en)
Inventor
Toshito Shiotani
俊人 塩谷
Kazumi Akimoto
一美 秋元
Shigeyuki Kusunoki
茂之 楠
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 宿泊施設と宿泊施設に提携された業者との間
において、宿泊施設の利用客の決済を一元管理すること
ができるホテルオーダーシステムを提供する。 【解決手段】 宿泊施設を利用する利用客の宿泊に係る
料金を管理する管理サーバと、管理サーバに接続される
業者端末と、利用客の識別をするための利用客装置とを
用いたホテルオーダーシステムであって、業者端末は、
業者から利用客に商品の販売とサービスの提供とのう
ち、少なくとも一方によって発生する料金の請求に関す
る情報である請求情報と利用客装置から通知される利用
者を識別する利用客IDとを対応づけて管理サーバに送
信する送信手段を有し、管理サーバは、業者端末の送信
手段から送信される請求情報と利用客IDと宿泊施設を
利用する宿泊料金に基づいて、チェックアウト時におけ
る決済の料金を演算する決済手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、宿泊施設と宿泊
施設に提携された業者との間において、宿泊施設の利用
客の決済を一元管理することができるホテルオーダーシ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、サラリーマンなどの
利用客は、ビジネスホテル等の宿泊施設を利用すること
がある。利用客は、宿泊施設周辺の飲食店、娯楽施設等
の案内情報が知りたい場合、宿泊ルーム内に備え付けら
れたホテル内外の案内情報が記載されたサービスファイ
ルを調べたり、フロントに問い合わせている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た方法によれば、宿泊客により趣味、嗜好に広く対応す
るために、サービスファイルを充実させ、あらゆるジャ
ンルについて多くの店舗情報を準備しておくようにする
と、サービスファイルが相当厚いファイルになってしま
い、利用客によっては、ファイルを見ようとする気持ち
が半減する。また、案内情報を更新するためには、サー
ビスファイルの更新をルーム毎に頻繁に行う必要があ
り、宿泊施設の作業者にとって負担となっている。
【0004】また、見知らぬ街で利用客が散策する場
合、サービスファイルやフロントから案内情報を取得せ
ずに、歓楽街を歩きながら、飲食店・娯楽施設などの店
の外見や看板に書かれている情報を頼りに自分で探す方
法があるが、勘が外れてしまうこともあり、時として店
側から予想以上に料金を請求されたりする場合もある。
また、歓楽街において決済をする毎に現金を支払う必要
があり、利用客にとって煩雑な作業であるとともに、現
金を所持して慣れない街を散策することは不安であり、
危険性もある。また、歓楽街の店側にとっては、多くの
利用客に利用してもらいたいという要望や、常連客を増
やしたいという要望がある。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、宿泊施設と宿泊施設に提携された
業者との間において、宿泊施設の利用客の決済を一元管
理することができるホテルオーダーシステムを提供する
ことにある。また、本発明の目的は、歓楽街の店側にと
って多くの利用客に利用してもらい、常連客を増加させ
ることができるホテルオーダーシステム、管理サーバ、
利用客端末、業者端末を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、宿泊施設を利用する利用客の宿泊に係る
料金を管理する管理サーバと、前記管理サーバに接続さ
れる業者端末と、前記利用客の識別をするための利用客
装置(例えば、実施の形態におけるルーム内端末3、カ
ードキー4、携帯型電話機)とを用いたホテルオーダー
システムであって、前記業者端末は、前記業者から前記
利用客に商品の販売とサービスの提供とのうち、少なく
とも一方によって発生する料金の請求に関する情報であ
る請求情報と前記利用客装置から通知される利用者を識
別する利用客IDとを対応づけて前記管理サーバに送信
する送信手段を有し、前記管理サーバは、前記業者端末
の送信手段から送信される請求情報と利用客IDと前記
宿泊施設を利用する宿泊料金に基づいて、チェックアウ
ト時における決済の料金を演算する決済手段を有するこ
とを特徴とする。
【0007】また、本発明は、宿泊施設を利用する利用
客の宿泊に係る料金を管理する管理サーバと、前記管理
サーバに接続される業者端末と、前記宿泊施設の利用客
のルーム内に設けられる利用客端末とを有するホテルオ
ーダーシステムに用いられる管理サーバであって、前記
業者が前記利用客に提供する商品に関する情報である商
品情報と前記業者が利用者に提供するサービスに関する
情報であるサービス情報とのうち少なくとも一方の情報
を含むメニュー情報に前記業者を識別する業者IDを対
応づけて記憶する提携業者情報データベースと、前記利
用客端末からの指示に応じて前記提携業者情報データベ
ースからメニュー情報と該メニュー情報に対応する業者
IDとを読み出して前記利用客端末に送信する送信手段
と、前記利用客端末からの指示に応じて、前記メニュー
情報と該指示されたメニュー情報に対応する業者IDと
をオーダー情報として前記利用客端末から受信して前記
業者IDに対応する業者端末に送信する発注管理手段
と、前記業者端末または入力手段から入力される、前記
オーダー情報に対応する請求に関する情報である請求情
報と前記請求が発生した業者に対応する業者IDと前記
利用客の宿泊代金とを前記利用客毎に記憶する利用客情
報管理データベースと、前記利用客情報管理データベー
スに記憶される請求情報と前記宿泊代金とを前記利用客
がチェックアウトする際に決済する料金を演算する決済
手段とを有することを特徴とする。
【0008】また、本発明は、上述の管理サーバにおい
て、前記サービス情報には、タクシーを配車するための
情報が含まれており、前記管理サーバは、前記受信手段
によって前記利用客端末からタクシーを配車する指示と
前記タクシーの業者IDを受信した場合に、前記業者I
Dに対応するタクシー業者の業者端末にタクシーの配車
要求を行うタクシー配車手段を有することを特徴とす
る。また、本発明は、上述の管理サーバにおいて、前記
受信手段によって前記利用客端末からタクシーを配車す
る指示と前記タクシーの業者IDを受信した場合に、前
記利用客端末にタクシー券を利用するか否を問い合わせ
る情報を送信し、前記利用客端末からタクシー券を利用
するか否かの情報を受信し、前記利用客情報管理データ
ベースに記憶することを特徴とする。
【0009】また、本発明は、上述の管理サーバにおい
て、前記提携業者情報データベースは、さらに、前記業
者の案内に関する情報である案内情報を記憶し、前記管
理サーバは、前記利用客端末からの指示に応じて、前記
提携業者情報データベースから案内情報を読み出し、読
み出した案内情報を前記利用客端末に送信することを特
徴とする。また、本発明は、上述の管理サーバにおい
て、前記利用客情報管理データベースに記憶される請求
情報と宿泊代金とに基づいて、チェックアウトの際に決
済する料金の割引率を利用客毎に演算する割引率計算手
段を有することを特徴とする。
【0010】また、本発明は、上述の管理サーバにおい
て、前記利用客が前記業者の商品またはサービスに対す
る料金の決済をする場合に、前記業者端末に設けられる
カードリーダによって、前記利用客を識別する利用客I
Dを記憶したカードキーから前記顧客IDが読み出さ
れ、読み出された顧客IDに対応づけられて前記業者端
末から送信される前記料金の決済に関する情報を含む請
求情報を受信して前記利用客情報管理データベースに記
憶することを特徴とする。また、本発明は、上述の管理
サーバにおいて、前記利用客端末から無線を介して送信
される前記利用客端末の移動先の現在地情報を前記受信
手段によって受信し、受信した現在地情報に基づいて、
前記利用客端末の現在地を出力手段によって出力する端
末追跡機能手段を有することを特徴とする。
【0011】また、本発明は、宿泊施設を利用する利用
客の宿泊に係る料金を管理するとともに、業者が前記利
用客に提供する商品に関する情報である商品情報と前記
業者が利用者に提供するサービスに関する情報であるサ
ービス情報とのうち少なくとも一方の情報を含むメニュ
ー情報に前記業者を識別する業者IDを対応づけて記憶
する提携業者情報データベースを有する管理サーバと、
前記管理サーバに接続される業者端末と、前記管理サー
バに接続されるとともに、入力手段からの入力に応じ
て、前記提携業者情報データベースから前記メニュー情
報と該メニュー情報に対応づけられている業者IDと、
を読み出し、読み出したメニュー情報を出力する出力手
段を有する利用客端末とを有するホテルオーダーシステ
ムに用いられる業者端末であって、前記利用客が前記業
者の商品またはサービスに対する料金の決済をする場合
に、前記利用客を識別する利用客IDを記憶したカード
キーから前記顧客IDが読み出すカードリーダと、前記
利用客の決済を行うための請求情報と前記カードリーダ
によって読み出した利用客IDとを対応づけて前記管理
サーバに送信する送信手段とを有することを特徴とす
る。また、本発明は、上述の業者端末において、前記メ
ニュー情報を入力するための入力手段と、前記入力手段
から入力されるメニュー情報を前記管理サーバに送信す
る制御を行う制御手段とを有することを特徴とする。
【0012】また、本発明は、宿泊施設を利用する利用
客の宿泊に係る料金を管理するとともに、業者が前記利
用客に提供する商品に関する情報である商品情報と前記
業者が利用者に提供するサービスに関する情報であるサ
ービス情報とのうち少なくとも一方の情報を含むメニュ
ー情報に前記業者を識別する業者IDを対応づけて記憶
する提携業者情報データベースを有する管理サーバと、
前記管理サーバに接続される業者端末と、前記管理サー
バに接続されるとともに、入力手段からの入力に応じ
て、前記提携業者情報データベースから前記メニュー情
報と該メニュー情報に対応づけられている業者IDと、
を読み出し、読み出したメニュー情報を出力する出力手
段を有する利用客端末とを有するホテルオーダーシステ
ムに用いられる利用客端末であって、前記利用客によっ
て指示されるメニュー情報と該指示されたメニュー情報
に対応する業者IDとをオーダー情報として管理サーバ
に送信することを特徴とする。
【0013】また、本発明は、上述の利用客端末におい
て、前記利用客がチェックアウトする場合に、前記利用
客からの決済の指示に基づいて、前記管理サーバに決済
を行うように指示する指示手段と、前記管理サーバから
送信される決済時における料金情報を受信して出力する
出力手段と、前記料金情報に基づいて、決済を行う決済
手段とを有し、前記利用客が宿泊する室内に設けられて
いることを特徴とする。
【0014】また、本発明は、宿泊施設を利用する利用
客の宿泊に係る料金を管理するとともに、業者が前記利
用客に提供する商品に関する情報である商品情報と前記
業者が利用者に提供するサービスに関する情報であるサ
ービス情報とのうち少なくとも一方の情報を含むメニュ
ー情報に前記業者を識別する業者IDを対応づけて記憶
する提携業者情報データベースを有する管理サーバと、
前記管理サーバに接続される業者端末と、前記管理サー
バに接続されるとともに、入力手段からの入力に応じ
て、前記提携業者情報データベースから前記メニュー情
報と該メニュー情報に対応づけられている業者IDと、
を読み出し、読み出したメニュー情報を出力する出力手
段を有する利用客端末とを有するホテルオーダーシステ
ムを用いた宿泊施設利用方法であって、前記利用客端末
の出力手段に出力されるメニュー情報の中から前記利用
客によって指示されるメニュー情報と該指示されたメニ
ュー情報に対応する業者IDとをオーダー情報として前
記管理サーバを介して前記業者端末に送信し、前記業者
端末よって前記オーダー情報を受信するとともに受信し
たオーダー情報と業者IDとに基づいてオーダーがなさ
れたことを業者に通知することを特徴とする。
【0015】また、本発明は、上述の宿泊施設の利用方
法において、前記オーダー情報に対応する商品の販売ま
たはサービスの提供に対する請求に関する請求情報と前
記業者IDを前記業者端末または入力手段を介して取得
する処理と、取得した請求情報と前記宿泊施設の利用料
金の情報とに基づいて、決済情報を生成し、生成した決
済情報に基づいて決済を行うことを特徴とする。また、
本発明は、上述の宿泊施設の利用方法において、前記請
求情報と業者IDとを前記業者端末または入力手段を介
して取得した場合に、前記業者IDに対応する業者に対
して請求情報に対する支払いを行う処理を行うことを特
徴とする。
【0016】また、本発明は、上述の管理サーバにおい
て、前記サービス提供情報には、タクシーを配車するた
めの情報が含まれており、前記利用客端末からのオーダ
ー情報に応じて前記タクシー内に設けられる業者端末に
配車要求を行うことを特徴とする。また、本発明は、上
述の管理サーバにおいて、前記タクシーを利用する際の
タクシー請求金額に関する情報を前記管理端末に請求情
報として通知する。また、本発明は、上述の管理サーバ
において、前記タクシーを配車するための情報には、タ
クシー券を利用するか否かの情報を前記利用客端末から
取得するための情報が含まれ、前記タクシー券を利用す
ることが前記利用客端末から通知された場合に、前記タ
クシー請求金額を請求情報として前記管理サーバに通知
する際に、前記利用客から今回のタクシー料金を徴収せ
ず、前記宿泊施設からのみタクシー利用料金を徴収する
ことを通知することを特徴とする。
【0017】また、本発明は、上述の管理サーバにおい
て、宿泊施設を利用する利用客の宿泊に係る料金を管理
するとともに、業者が前記利用客に提供する商品に関す
る情報である商品情報と前記業者が利用者に提供するサ
ービスに関する情報であるサービス情報とのうち少なく
とも一方の情報を含むメニュー情報に前記業者を識別す
る業者IDを対応づけて記憶する提携業者情報データベ
ースを有する管理サーバと、前記管理サーバに接続され
る業者端末と、前記管理サーバに接続されるとともに、
入力手段からの入力に応じて、前記提携業者情報データ
ベースから前記メニュー情報と該メニュー情報に対応づ
けられている業者IDと、を読み出し、読み出したメニ
ュー情報を出力する出力手段を有する利用客端末とを有
するホテルオーダーシステムに用いられる宿泊料金決済
プログラムであって、前記利用客によって指示されるメ
ニュー情報と該指示されたメニュー情報に対応する業者
IDとをオーダー情報として前記利用客端末から受信す
る受信ステップと、前記受信ステップにおいて受信する
オーダー情報を前記業者端末に送信する送信ステップ
と、前記業者端末または入力手段から入力される、前記
オーダー情報に対応する商品またはサービスの提供に対
する請求に関する情報である請求情報と前記請求が発生
した業者に対応する業者IDと前記利用客の宿泊代金と
を前記利用客毎に記憶するステップと、前記記憶される
請求情報と前記宿泊代金とを前記利用客がチェックアウ
トする際に決済する決済ステップとをコンピュータに実
行させることを特徴とする。
【0018】また、本発明は、宿泊施設を利用する利用
客の宿泊に係る料金を管理するとともに、業者が前記利
用客に提供する商品に関する情報である商品情報と前記
業者が利用者に提供するサービスに関する情報であるサ
ービス情報とのうち少なくとも一方の情報を含むメニュ
ー情報に前記業者を識別する業者IDを対応づけて記憶
する提携業者情報データベースを有する管理サーバと、
前記管理サーバに接続される業者端末と、前記管理サー
バに接続されるとともに、入力手段からの入力に応じ
て、前記提携業者情報データベースから前記メニュー情
報と該メニュー情報に対応づけられている業者IDと、
を読み出し、読み出したメニュー情報を出力する出力手
段を有する利用客端末と、を有するホテルオーダーシス
テムに用いられる宿泊料金決済プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記利用
客によって指示されるメニュー情報と該指示されたメニ
ュー情報に対応する業者IDとをオーダー情報として前
記利用客端末から受信する受信ステップと、前記受信ス
テップにおいて受信するオーダー情報を前記業者端末に
送信する送信ステップと、前記業者端末または入力手段
から入力される、前記オーダー情報に対応する商品また
はサービスの提供に対する請求に関する情報である請求
情報と前記請求が発生した業者に対応する業者IDと前
記利用客の宿泊代金とを前記利用客毎に記憶するステッ
プと、前記記憶される請求情報と前記宿泊代金とを前記
利用客がチェックアウトする際に決済する決済ステップ
と、をコンピュータに実行させるための宿泊料金決済プ
ログラムを記録したことを特徴とする。
【0019】上述した発明によれば、ルーム内で操作で
きる端末を設置し、簡単な操作で情報を得ることがで
き、飲食物をホテル内外問わず配達してもらうことも可
能である。また、ホテル内外の飲食店等などの予約をし
たり、混雑状況が把握することも可能である。また、タ
クシー会社との連携もできており、道順が解らない利用
客にタクシーによる送迎を促すことができる。タクシー
や宿泊施設の提携店では、会計をホテルとリンクさせて
おり、現金を持たずに施設が利用できるようなシステム
を構築する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
ホテルオーダーシステムを図面を参照して説明する。図
1は、この発明の一実施形態によるホテルオーダーシス
テムの構成を示す概略ブロック図である。この図におい
て、ホテルオーダーシステムは、宿泊施設に設けられた
管理サーバ1と、飲食店、居酒屋、タクシーの車両内、
娯楽施設などのサービスを提供する業者の店舗に設けら
れ、管理サーバ1に接続される業者端末2−1〜2−n
と、宿泊施設内の各ルーム内に設けられ、管理サーバ1
に接続される利用客端末であるルーム内端末3と、宿泊
施設から各利用客に発行され、渡されるカードキー4と
によって構成される。
【0021】次に、図1における管理サーバ2について
さらに詳細に説明する。図2は、管理サーバ2の構成を
示す概略ブロック図である。この図において、通信部1
01は、各業者端末2−1〜2−nおよび利用客端末と
通信を行う。提携業者情報データベース105は、業者
の案内に関する情報である案内情報を記憶する。すなわ
ち、業者が利用客に提供する商品に関する情報である商
品情報と業者が利用者に提供するサービスに関する情報
であるサービス情報とを含むメニュー情報に業者を識別
する業者IDを対応づけて記憶する。この提携業者情報
データベース105に記憶される情報は、例えば、図3
に示すように、各業者が提供する商品やサービスのジャ
ンルを分類するジャンル、飲食物などのルーム配達が可
能であるか否かを示すルーム配達の情報、各飲食店のお
品書き(ルーム配達可能なお品書き、店内でのみ販売可
能なお品書き)、案内情報を表示する順序を示す表示ラ
ンク、店舗の住所や地図情報が含まれる所在地、予約状
況や混雑状況を示す予約・混雑状況の情報などが含まれ
る。発注管理部102は、ルーム内端末3からの指示に
応じて、メニュー情報と該指示されたメニュー情報に対
応する業者IDとをオーダー情報として利用客端末3か
ら通信部101を介して受信して、業者IDに対応する
業者端末2―nに通信部101を介して送信する。
【0022】利用客情報管理データベース104は、業
者端末または入力部110から入力される、オーダー情
報に対応する商品またはサービスの提供に対する請求に
関する情報である請求情報と請求が発生した業者に対応
する業者IDと利用客の宿泊代金とを利用客毎に記憶す
る。この利用客情報管理データベース104は、例え
ば、図4に示すように、宿泊者の個人の情報として、利
用客の氏名、住所、連絡先(例えば、電話番号)、制御
部109によって利用客毎に付与される利用客IDを利
用客情報として記憶している。また、利用客情報管理デ
ータベース104には、利用客に渡されるカードキー4
の利用に関する情報として、チェックインからチェック
アウトまでの宿泊期間に応じて設定されるカードキー4
の利用可能な期間を示す有効期間、暗証番号が記憶され
る。この暗証番号は、カードキー4の発行時において、
利用客の指示に応じて設定される。なお、この暗証番号
は、宿泊施設側で指定するようにしてもよい。料金明細
情報は、ルーム代金と、内訳に関する情報を含むルーム
サービス代、請求情報、合計の請求金額などが記憶され
る。また、この利用客情報管理データベース104は、
利用客の利用履歴と、飲食店の利用累計と、割引率の情
報が記憶される。この割引率は、利用客がホテルの宿泊
代金と他のサービス、商品の購入などの請求金額を含め
たトータルの請求金額に基づいて、チェックアウトの際
に決済する料金の割引率として割引率計算部103によ
って計算され、利用履歴の情報内に設定される。なお、
この割引率は、ホテルとある特定の飲食店との組み合わ
せの利用において、2回目の利用から5%引き、3回目
の利用から7%引きというように、利用の割合に応じて
割引率を更新するようにしてもよい。
【0023】決済部108は、利用客情報管理データベ
ース104に記憶される請求情報と宿泊代金(ルーム代
金)とに基づいて、利用客がチェックアウトする際に決
済する合計の金額を演算する。タクシー配車部106
は、通信部101によってタクシーを配車するための情
報とタクシーの業者IDが含まれるサービス情報を受信
した場合、受信した業者IDに対応するタクシー業者の
業者端末にタクシーの配車要求を行う。また、タクシー
配車部106は、タクシーの配車要求を受けた場合に、
利用客端末にタクシー券を利用するか否を問い合わせる
情報を介して送信し、利用客端末からタクシー券を利用
するか否かの情報を受信し、受信した結果を利用客情報
管理データベースに記憶する。
【0024】制御部109は、利用客端末からの指示に
応じて、提携業者情報データベース105から案内情報
を読み出し、読み出した案内情報を利用客端末に送信す
る制御を行う。また、制御部109は、利用客が業者の
商品またはサービスに対する料金の決済をする場合に、
業者端末に設けられるカードリーダによって、カードキ
ー4から顧客IDが読み出され、読み出された顧客ID
に対応づけられて業者端末から送信される料金の決済に
関する情報を含む請求情報を受信して利用客情報管理デ
ータベース104に記憶する。
【0025】端末追跡機能部107は、利用客端末から
無線を介して送信される利用客端末の移動先の現在地情
報を受信手段によって受信し、受信した現在地情報に基
づいて、利用客端末の現在地を出力部111によって出
力する。また、管理サーバ1は、キーボード、マウスな
どの入力デバイスである入力部110とCRT(Cat
hode Ray Tube)や液晶表示装置、スピー
カなどである出力部111を有する。なお、上述した管
理サーバ1の各部は、バス112を介して接続される。
【0026】次に、図1の業者端末2−1〜2−nにつ
いて図面を用いて説明する。図5は、業者端末2−n
(nは、1以上の自然数)の構成を示す概略ブロック図
である。この業者端末2−nは、ホテル側において、業
者の審査が行われ、ホテルと提携が結ばれる業者に設け
られる。この図において、通信部201は、管理サーバ
に接続され、相互に通信を行う。カードリーダライタ2
08は、業者の商品またはサービスに対する料金の決済
をする場合に、挿入された利用客のカードキー4から顧
客IDを読み出し、読み出した顧客IDに今回の料金の
決済に関する情報を対応づけて請求情報として通信部2
01を介して管理サーバ1に送信する。また、カードリ
ーダライタ208は、決済時において、決済する請求金
額、内訳などをカードキー4内に記憶するとともに、カ
ードキー4の表面の一部に印字する。店舗情報データベ
ース205は、業者端末2−nを有する業者のサービス
情報やメニュー情報などの案内情報を記憶する。この店
舗情報データベース205に記憶される情報は、例え
ば、図6に示すように、業者のジャンル、業者が提供可
能な商品情報(例えば、飲食店の場合はお品書き)やサ
ービス情報、ルーム配達の情報、各飲食店のお品書き
(ルーム配達可能なお品書き、店内でのみ販売可能なお
品書き)、所在地、予約・混雑状況の情報、営業時間、
店を利用するばあいにおける特典(割引制度を含む)の
情報などが含まれる。
【0027】また、業者端末2−nは、キーボード、マ
ウスなどの入力デバイスである入力部210とCRT
(Cathode Ray Tube)や液晶表示装
置、スピーカなどである出力部211を有する。制御部
209は、入力部210から入力されるメニュー情報に
基づいて、店舗情報データベース205に記憶される案
内情報を更新するとともに、提携業者情報データベース
105の案内情報を更新させるために管理サーバ1に送
信する制御を行う。また、制御部209は、装置各部の
制御を行う(詳細は後述する)。なお、上述した業者端
末2−nの各部は、バス212を介して接続される。
【0028】次に、図1のルーム内端末3について図面
を用いて説明する。図7は、ルーム内端末3の構成を示
す概略ブロック図である。この図において、通信部30
1は、管理サーバに接続され、相互に通信を行う。ま
た、ルーム内端末3は、キーボード、マウスなどの入力
デバイスである入力部310とCRT(Cathode
Ray Tube)や液晶表示装置、スピーカなどで
ある出力部311を有する。制御部309は、入力部3
10からの入力される指示に応じて、管理サーバ1の提
携業者情報データベース105からメニュー情報とこの
メニュー情報に対応づけられている業者IDとを読み出
し、読み出したメニュー情報を出力部311に出力す
る。
【0029】決済処理部306は、管理サーバ1から送
信される決済時における料金情報を受信し、現金払いで
ある場合に、現金投入口から投入される現金によって決
済し、必要に応じて釣り銭を払い戻し、クレジットカー
ド払いである場合、クレジットカードによる決済を行う
機能を有する。
【0030】支払い完了カード発行部307は、ルーム
内端末3によって決済が行われた場合に、決済が完了し
たことを証明する支払い完了カードを発行する。カード
リーダライタ308は、カードキー4によってルームサ
ービスなどルーム内において発生する支払いの決済と、
カードキー4に記憶される請求情報を読み出して、出力
部311への出力を行う。
【0031】次に、図1において、カードキー4は、利
用客情報管理データベース104に記憶され、カードキ
ー4が渡される利用客の利用客情報、カードキー情報、
料金明細情報、利用履歴情報を記憶する記憶部と、カー
ドリーダライタとデータの通信を行うための通信部を有
する。このカードキー4がルームのドアのカードキー挿
入口に挿入されることにより、ルームのドアの解錠が可
能である。なお、このカードキー4は、カードリーダラ
イタとの通信を無線によって行う非接触型にしてもよ
い。
【0032】次に、上述したホテルオーダーシステムの
動作について図面を用いて説明する。図8は、チェック
イン時におけるホテルオーダーシステムの動作について
説明するためのフローチャートである。まず、利用客か
ら宿泊するホテルに予約がなされると(図8ステップS
11)予約受付時に利用客から得られる利用客の氏名、
住所、宿泊期間がフロント係によってホテルオーダーシ
ステムに入力され、データベースとカードキー4に登録
される(図8ステップS12)。次に、利用客がホテル
に到着した後(図8ステップS13)、フロントにおい
てチェックインが行われる。また、利用客が指定する暗
証番号が利用客情報管理データベース104とカードキ
ー4とに記憶される。このとき、フロント係から1枚の
タクシークーポン券(図9(c))と利用客が指定する
暗証番号が設定されたカードキー4(図9(a))とが
利用客に渡されるとともに、暗証番号が利用客情報管理
データベース104に記憶される。また、フロント係に
よって提示されるウェルカムドリンク一覧表(図9
(b))から利用客がウェルカムドリンクを選択する。
そして、選択されたウェルカムドリンクがフロント係に
よって受付される(図7ステップS14)。
【0033】次に、利用客がカードキー4を利用して宿
泊部屋のドアを開錠すると、ルーム内端末3の電源が投
入され、出力部311に図10に示すような表示がなさ
れる(図8ステップS15)。このとき、利用客情報管
理データベース104に登録された利用客の氏名、ルー
ム番号も表示される。そして、図8ステップS14にお
いて選択されたウェルカムドリンクをマネージャが利用
客の宿泊部屋に届けるとともに、ホテルオーダーシステ
ムおよびルーム内端末3の操作方法について説明をする
(図8ステップS16)。ルーム内端末3は、利用客か
らの入力を待機し、利用客からの入力に応じて、「ルー
ムサービス」、「盛り場情報」、「チェックアウト」の
処理を行う(図8ステップS17)。上記実施形態にお
いては、予めタクシー券を利用客に渡しておくようにし
たので、利用客に対して歓楽街に出かけることを促すこ
とができる。
【0034】次に、ルームサービスを利用する場合につ
いて図11と図12と図13を用いて説明する。図11
は、ルームサービスを提供する場合の動作を説明するた
めのフローチャート、図12は、ルームサービスを提供
する場合の動作を説明するための説明図、図13は、ル
ーム内端末3の出力部311に表示される画面の一例を
示す図面である。ここでは、ルームサービスの一例とし
て、ホテルと提携が結ばれている飲食店からルームに配
達をする場合について説明する。
【0035】図8のステップS17において、「ルーム
サービス」が入力部310により指示されると(図11
ステップS21)、ルーム内端末3の出力部311に
は、例えば、図13(a)に示すようなルームサービス
のメニュー画面が表示される。そして、利用客によって
入力部310を介して「食事、軽食」の項目が指示され
ると、図13(b)に示すような食事に関するメニュー
が表示される。次いで、「ビール大」の項目が指示さ
れ、注文の品が選択されると(図11ステップS2
2)、ホテルのフロント側の管理サーバ1に注文の品
名、数量が通知される(図11ステップS23、図12
ステップS21a)。
【0036】次に、ルーム内端末3から注文の品名が通
知されると、管理サーバ1は、注文された品のサービス
を提供する飲食店に注文の品名と数量と配達先のホテル
の名称とルーム番号とを通知する(図11ステップS2
4、図12ステップS22a)。飲食店の店員は、サー
ビス提供端末2−1の出力部211に表示される注文内
容と配達先に従い、注文された品の請求書を携帯して注
文の品を配達先のルームに配達し(図11ステップS2
5、図12ステップS23a、S24a)、請求書に利
用客のサインをもらう(図22ステップS26)。そし
て、飲食店の店員は、サインが明記された請求書を持っ
てフロントへ行き、フロント係に渡す(図11ステップ
S27)。フロント係は、管理サーバ1の注文内容と請
求書の内容とに相違がないか、利用客のサインが明記さ
れているか否かを確認し、間違いがなければ、入力部1
10を介して管理サーバ1の利用客情報管理データベー
ス104に利用客の請求内容に注文された品名と金額を
記憶する(図11ステップS28)。そして、フロント
係は、飲食店の店員に請求書に明記された金額に応じた
支払いをする(図11ステップS29、図12ステップ
S25a)。このように、提携先の店舗から飲食物をル
ーム内の利用客に配達するようにしたので、ホテル側の
調理設備の変更・維持管理をすることなく、利用客の趣
味・嗜好に広く対応したサービス提供することができ
る。
【0037】次に、盛り場情報を利用する場合について
図14と図15とを用いて説明する。図14は、盛り場
情報を提供する場合の動作を説明するためのフローチャ
ート、図15は、ルーム内端末3の出力部311に表示
される画面の一例を示す図面である。ここでは、ルーム
サービスの一例として、ホテルと提携が結ばれている居
酒屋に予約をする場合について説明する。
【0038】図8のステップS17において、「盛り場
情報」が入力部310を介して指示されると(図14ス
テップS31)、ルーム内端末3の出力部311には、
例えば、図15(a)に示すように、タクシー券の利用
可能な地域の範囲に関する情報と、タクシー券を利用す
るか否かを入力するための画面が表示される。そして、
利用客によって入力部310を介して「YES」がクリ
ックされると(図14ステップS32)、タクシー券を
利用することが管理サーバ1に通知され、提携業者情報
データベース105に記憶され、図15(b)に示すよ
うな飲食店のジャンルを選択する画面が表示される。
【0039】そして、利用客によって入力部310を介
してジャンルが指示され(図14ステップS33)、詳
細ジャンルが指示されると(図14ステップS34、図
15(c))、詳細ジャンルによって指示された飲食店
を紹介する地図が、例えば、図15(d)に示すように
表示される。なお、必要に応じて、カードキー4の提示
により割引サービスがなされることの説明についても表
示される。
【0040】次に、利用客によって入力部310を介し
て利用する飲食店と利用人数、到着予定時間が入力され
ると(図14ステップS35)、入力された飲食店に対
応するサービス提供端末に利用人数と到着予定時間が通
知され、予約される(図14ステップS36)。さら
に、ルーム内端末3の画面上の「タクシー」ボタンが入
力部310を介して利用者によってクリックされると、
ホテルと提携を結んでいるタクシーにタクシーの利用が
通知され、タクシーがホテルの前に迎えに来る(図14
ステップS37)。
【0041】利用客は、カードキー4とタクシー券を持
ち、迎えに来たタクシーを利用してルーム内端末3を利
用して選択した居酒屋に行く(図14ステップS3
8)。このとき、利用客は、タクシー券を利用してタク
シーに乗車する。なお、タクシーの利用を通知する場合
に、選択した居酒屋を行き先情報として通知しておくよ
うにしてもよい。これにより、円滑なタクシーの手配を
行うことができるとともに、利用者とタクシーの運転手
との間で、行き先の店名の確認をより確実に行うことが
できる。
【0042】次に、利用客がタクシーによって目的地に
到着した後のホテルオーダーシステムの動作について説
明する。図16は、カードキー4を利用して飲食店にお
ける決済を行う場合について説明するためのフローチャ
ート、図17は、カードキー4を利用して決済を行う場
合について説明するための説明図である。利用客は、タ
クシーで目的地に到着した後、所持しているカードキー
4とタクシー券とを運転手に渡す。タクシー運転手は、
カードリーダライタ208にカードキー4を挿入し、タ
クシー券による支払いであることを業者端末2−3の入
力部210を介して入力する(図16ステップS4
1)。これにより、今回のタクシーの利用がタクシー券
によって決済されることが利用客IDとタクシーの業者
IDとともに管理サーバ1に通知され、該当する利用客
情報管理データベース104内に記憶される。このとき
のタクシー料金は、ホテル側からタクシー会社側に支払
われる。
【0043】次に、利用客が予約済みの居酒屋に入店す
る際、特典を利用するためにカードキー4を店員に提示
する(図16ステップS42)。店員によってカードキ
ー4が業者端末2−3のリーダライタ208に挿入され
ると、カードキー4に記憶された利用客情報とカードキ
ー情報の有効期間とが管理サーバ1に送信され、管理サ
ーバ1において認証処理が行われ、認証処理が正常に完
了すると、出力部211に特典利用であることが出力さ
れる。これにより、利用客は、特典を利用して飲食店に
おいて、飲食を行うことができる。認証処理が終了する
と、カードキー4は、利用者に返却される。
【0044】次に、支払いを行う場合、利用客は、店員
にカードキー4を渡す。店員により、カードキー4がリ
ーダライタ208に挿入されると、店員によって入力部
210から入力される請求情報とカードキー4から読み
出された利用客IDと業者端末2−3の業者IDとが管
理サーバ1に送信され、利用客IDが一致する利用客情
報管理データベース104内に請求情報と業者IDとが
記憶される。そして、必要に応じて、業者端末2−2を
利用してタクシーを呼ぶ(図16ステップS43)。そ
して、タクシー券を利用した後のタクシー料金の支払い
は、飲食店と同様にカードキー4による決済が行われる
(図16ステップS44)。これにより、支払伝票に関
する情報が居酒屋からホテル側に送信され(図17ステ
ップS41a)、業者IDに基づいて、ホテル側から居
酒屋側に支払いがなされる(図17ステップS42
a)。なお、居酒屋における決済を終了した後に、別の
飲食店に移動する場合、次の店を選択するための管理サ
ーバ1へのアクセスや店の予約も、移動前の店舗に設け
られた業者端末2−nを利用して行うことができる。上
述したように、ホテル側で予め審査がなされた提携先の
飲食店を利用することによって、利用客は、明朗会計や
サービスに優れた店舗を利用することができ、初めて訪
れる土地でも安心して過ごすことが可能である。
【0045】次に、利用客がチェックアウトする場合の
ホテルオーダーシステムの動作について説明する。図1
8は、カードキー4を利用して決済を行う場合について
説明するためのフローチャートである。図8のステップ
S17において、利用客によってカードキー4がカード
リーダライタ308に挿入され、「チェックアウト」が
入力部310により指示されると(図11ステップS2
1)、ルーム内端末3の出力部311には、管理サーバ
1の利用客情報管理データベース104から利用客ID
に対応する請求情報が読み出され、例えば、図19
(a)に示すような請求内容を示すチェックリストの画
面が表示される。そして、利用客よってチェックリスト
の内容が確認された後(図18ステップS52)、入力
部310を介して「支払い」ボタンがクリックされる
と、例えば、図19(b)に示すような支払方法を入力
される画面が表示される。支払方法「カード」がクリッ
クされた場合、利用客によって挿入されるクレジットカ
ードによる決済がなされ、支払方法「現金」がクリック
された場合、利用客によって現金投入口から投入される
現金による決済がなされる(図18ステップS53)。
このとき、カードキー4は、ルーム内端末3内に回収さ
れる。
【0046】次に、決済が完了すると、例えば、図19
(c)に示すような支払完了カード発行部307から支
払完了カードが発行される。利用客は、この支払完了カ
ードを受け取り(図18ステップS54)、ホテル出口
の会計完了認識器に支払完了カード挿入して決済が完了
していることが確認された後、または、フロントに会計
完了カードを提示することにより、利用客は、ホテルを
出ることが可能である。なお、このとき利用客は、必要
に応じて、領収書を会計完了認識器またはフロントから
領収書を発行してもらう。
【0047】なお、ルーム内端末3を利用して決済を
し、チェックアウトを行うことによってホテル側から利
用客に特典(例えば、料金の割引など)を与えるように
し、利用客にホテルオーダーシステムを利用してチェッ
クアウトを行うことの有利さを強調し、チェックアウト
漏れを防ぎ、カードキー4の回収率を高めるようにして
もよい。この場合、フロントの係のチェックアウトにお
ける作業の負担を軽減することができる。
【0048】また、カードリーダライタ208によっ
て、決済時において、決済する請求金額、内訳などをカ
ードキー4内に記憶するとともに、カードキー4の表面
の一部に印字するようにしたので、利用者は、金額の使
用状況(支出状況)を把握しながら店を利用することが
できる。
【0049】なお、以上説明した実施形態において、カ
ードキー4をネットワーク通信が可能な携帯型電話機
(簡易型ディジタル電話機)を適用するようにしてもよ
い。この場合、携帯型電話機内に利用客の利用客情報、
カードキー情報、料金明細情報を記憶しておく。そし
て、ルーム内に設けられ管理サーバ1に接続される室内
アンテナや、各業者端末に接続される通信アンテナと無
線により通信を行い、上述したホテルオーダーシステム
を実現するようにしてもよい。これにより、利用者は、
移動先においてもカードキー4を提示することなく、必
要に応じて携帯型電話機を操作し、ホテルのホームペー
ジにアクセスして、表示画面を見ながら、飲食店やタク
シーの利用予約、決済、ホテルの提携店の検索を行うこ
とができる。また、公衆回線網を利用しない無線通信を
利用してルームのドアに設けられた無線通信機と通信を
行い、暗証番号を携帯型電話機に入力することにより、
ドアの開錠を行うようにしてもよい。
【0050】また、この携帯型電話機と管理サーバ1の
端末追跡機能部107とにおいて通信を行い、携帯型電
話機の移動先を管理サーバ1側において管理するように
しても良い。これにより、携帯型電話機を携帯した利用
客がホテルを拠点にして外出している場合において、事
故や行方不明探索などのトラブルが発生し、追跡調査が
必要である場合においても、利用客の居場所を確認し、
利用者が何処にいるかホテル側において確認して、利用
者の安全の確保を促すことができる。また、携帯型電話
機あるいはカードキー4を利用することにより、提携店
への入・出店の確認が出来るので、アリバイ証言の手助
けにもなる。
【0051】また、カードキー4と携帯型電話機とを両
方利用客が携帯するようにしても良い。これにより、い
ずれか一方を紛失・故障の場合においてもホテルオーダ
ーシステムの利用を行うことができる。
【0052】なお、以上説明した実施形態において、宿
泊施設がホテルである場合について説明したが、宿泊施
設は、滞在可能な施設であればよく、例えば、旅館、コ
ンドミニアム、ウィークリーマンションなどに上述のホ
テルオーダーシステムを適用するようにしてもよい。
【0053】以上説明した実施形態において、カードキ
ー4または携帯型電話機を利用して行われる決済は、オ
ンライン処理で行われ、緊急時の精算にも対応できる。
また、ホテルと地域企業の提携・連携によりホテルを中
心とした地域網も作ることが出来るため、地域によって
は、幾重にも張り巡らされた地域網が構築でき、地域の
活性化・発展につながり、ホテルの発言権も高めること
も可能である。
【0054】また、図1における管理サーバ1、業者端
末2−n、ルーム内端末3の機能を実現するためのプロ
グラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し
て、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュー
タシステムに読み込ませ、実行することにより宿泊施設
・提携店の利用管理を行ってもよい。なお、ここでいう
「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハ
ードウェアを含むものとする。
【0055】また、「コンピュータシステム」は、WW
Wシステムを利用している場合であれば、ホームページ
提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。ま
た、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フ
レキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−
ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵され
るハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに
「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インタ
ーネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介
してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時
間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合の
サーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部
の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持し
ているものも含むものとする。また上記プログラムは、
前述した機能の一部を実現するためのものであっても良
く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすで
に記録されているプログラムとの組み合わせで実現でき
るものであっても良い。
【0056】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計等も含まれる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、商品の販売やとサービスの提供とのうち、少なくと
も一方によって発生する料金の請求に関する情報である
請求情報と利用客装置から通知される利用者を識別する
利用客IDとを対応づけて管理サーバに送信し、該請求
情報と利用客IDと宿泊施設を利用する宿泊料金に基づ
いて、チェックアウト時における決済の料金を演算する
ようにしたので、宿泊施設と宿泊施設に提携された業者
との間において、宿泊施設の利用客の決済を一元管理す
ることができ、利用客にとって宿泊施設の利用期間にお
ける精算を簡単にすることができる。また、利用客装置
を利用することにより、利用客は、チェックインからチ
ェックアウトの間において現金を持たずに業者から商品
の購入やサービスの提供を受けることができ、歓楽街な
どを安心して楽しむことが可能である。
【0058】また、この発明によれば、利用客端末から
の指示に応じて、業者の案内に関する情報である案内情
報を利用客端末に送信するようにしたので、利用客が簡
単に必要な案内情報を得ることが可能である。また、こ
の発明によれば、利用客端末から無線を介して送信され
る利用客端末の移動先の現在地情報を受信し、受信した
現在地情報に基づいて、利用客端末の現在地をするよう
にしたので、利用客が事故や行方不明探索などのトラブ
ルに巻き込まれた場合においても、利用客の居場所を確
認して、利用者の安全の確保を促すことができる。
【0059】また、この発明によれば、業者端末の入力
手段からメニュー情報を入力し、管理サーバに送信する
ようにしたので、必要に応じてメニュー情報を更新する
ことができ、利用者に最新のメニュー情報を提供するこ
とができる効果が得られる。また、この発明によれば、
利用客が宿泊する室内に設けられた利用客端末に、チェ
ックアウトする場合に、利用客からの決済の指示に基づ
いて管理サーバに決済を行うように指示し、管理サーバ
から送信される決済時における料金情報を受信して決済
を行うようにしたので、利用客は、フロントに並んで順
番待ちする無駄な時間を省いてチェックアウトすること
が可能である。また、この発明によれば、利用客情報管
理データベースに記憶される請求情報と宿泊代金とに基
づいて、チェックアウトの際に決済する料金の割引率を
利用客毎に演算するようにしたので、業者側にとって多
くの利用客に利用してもらい、常連客を増加させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態によるホテルオーダー
システムの構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 図1における管理サーバ2の構成を示す概略
ブロック図である。
【図3】 提携業者情報データベース105に記憶され
る情報の一例を示す図面である。
【図4】 提利用客情報管理データベース104に記憶
される情報の一例を示す図面である。
【図5】 図1における業者端末2−nの構成を示す概
略ブロック図である。
【図6】 店舗情報データベース205に記憶される情
報の一例を示す図面である。
【図7】 図1におけるルーム内端末3の構成を示す概
略ブロック図である。
【図8】
【図9】 出力部311に出力される画面の一例を示す
図面である。
【図10】 出力部311に出力される画面の一例を示
す図面である。
【図11】 ルームサービスを提供する場合の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図12】 ルームサービスを提供する場合の動作を説
明するための説明図である。
【図13】 出力部311に出力される画面の一例を示
す図面である。
【図14】 盛り場情報を提供する場合の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図15】 出力部311に出力される画面の一例を示
す図面である。
【図16】 カードキー4を利用して飲食店における決
済を行う場合について説明するためのフローチャートで
ある。
【図17】 カードキー4を利用して決済を行う場合に
ついて説明するための説明図である。
【図18】 カードキー4を利用して決済を行う場合に
ついて説明するためのフローチャートである。
【図19】 出力部311に出力される画面の一例を示
す図面である。
【符号の説明】
1…管理サーバ、2−n…業者端末、3…ルーム内端
末、4…カードキー、101(201、301)…通信
部、102…発注管理部、103…割引率計算部、10
4…利用客情報管理データベース、105…提携業者情
報データベース、106…タクシー配車部、107…端
末追跡機能部、108…決済部、109…制御部、11
0(210、310)…入力部、111(211、31
1)…出力部、205…店舗情報データベース、208
(308)…カードリーダライタ、306…決済処理
部、307…支払い完了カード発行部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楠 茂之 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宿泊施設を利用する利用客の宿泊に係る
    料金を管理する管理サーバと、前記管理サーバに接続さ
    れる業者端末と、前記利用客の識別をするための利用客
    装置とを用いたホテルオーダーシステムであって、 前記業者端末は、前記業者から前記利用客に商品の販売
    とサービスの提供とのうち、少なくとも一方によって発
    生する料金の請求に関する情報である請求情報と前記利
    用客装置から通知される利用者を識別する利用客IDと
    を対応づけて前記管理サーバに送信する送信手段を有
    し、 前記管理サーバは、前記業者端末の送信手段から送信さ
    れる請求情報と利用客IDと前記宿泊施設を利用する宿
    泊料金に基づいて、チェックアウト時における決済の料
    金を演算する決済手段を有することを特徴とするホテル
    オーダーシステム。
  2. 【請求項2】 宿泊施設を利用する利用客の宿泊に係る
    料金を管理する管理サーバと、前記管理サーバに接続さ
    れる業者端末と、前記宿泊施設の利用客のルーム内に設
    けられる利用客端末とを有するホテルオーダーシステム
    に用いられる管理サーバであって、 前記業者が前記利用客に提供する商品に関する情報であ
    る商品情報と前記業者が利用者に提供するサービスに関
    する情報であるサービス情報とのうち少なくとも一方の
    情報を含むメニュー情報に前記業者を識別する業者ID
    を対応づけて記憶する提携業者情報データベースと、 前記利用客端末からの指示に応じて前記提携業者情報デ
    ータベースからメニュー情報と該メニュー情報に対応す
    る業者IDとを読み出して前記利用客端末に送信する送
    信手段と、 前記利用客端末からの指示に応じて、前記メニュー情報
    と該指示されたメニュー情報に対応する業者IDとをオ
    ーダー情報として前記利用客端末から受信して前記業者
    IDに対応する業者端末に送信する発注管理手段と、 前記業者端末または入力手段から入力される、前記オー
    ダー情報に対応する請求に関する情報である請求情報と
    前記請求が発生した業者に対応する業者IDと前記利用
    客の宿泊代金とを前記利用客毎に記憶する利用客情報管
    理データベースと、 前記利用客情報管理データベースに記憶される請求情報
    と前記宿泊代金とを前記利用客がチェックアウトする際
    に決済する料金を演算する決済手段と、 を有することを特徴とする管理サーバ。
  3. 【請求項3】 前記サービス情報には、タクシーを配車
    するための情報が含まれており、 前記管理サーバは、前記受信手段によって前記利用客端
    末からタクシーを配車する指示と前記タクシーの業者I
    Dを受信した場合に、前記業者IDに対応するタクシー
    業者の業者端末にタクシーの配車要求を行うタクシー配
    車手段を有することを特徴とする請求項2に記載の管理
    サーバ。
  4. 【請求項4】 前記管理サーバは、前記受信手段によっ
    て前記利用客端末からタクシーを配車する指示と前記タ
    クシーの業者IDを受信した場合に、前記利用客端末に
    タクシー券を利用するか否を問い合わせる情報を送信
    し、前記利用客端末からタクシー券を利用するか否かの
    情報を受信し、前記利用客情報管理データベースに記憶
    することを特徴とする請求項3に記載の管理サーバ。
  5. 【請求項5】 前記提携業者情報データベースは、さら
    に、前記業者の案内に関する情報である案内情報を記憶
    し、 前記管理サーバは、前記利用客端末からの指示に応じ
    て、前記提携業者情報データベースから案内情報を読み
    出し、読み出した案内情報を前記利用客端末に送信する
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のうちいずれか
    に記載の管理サーバ。
  6. 【請求項6】 前記利用客情報管理データベースに記憶
    される請求情報と宿泊代金とに基づいて、チェックアウ
    トの際に決済する料金の割引率を利用客毎に演算する割
    引率計算手段を有することを特徴とする請求項2から請
    求項5のうちいずれかに記載の管理サーバ。
  7. 【請求項7】 前記利用客が前記業者の商品またはサー
    ビスに対する料金の決済をする場合に、前記業者端末に
    設けられるカードリーダによって、前記利用客を識別す
    る利用客IDを記憶したカードキーから前記顧客IDが
    読み出され、読み出された顧客IDに対応づけられて前
    記業者端末から送信される前記料金の決済に関する情報
    を含む請求情報を受信して前記利用客情報管理データベ
    ースに記憶することを特徴とする請求項2から請求項6
    のうちいずれかに記載の管理サーバ。
  8. 【請求項8】 前記利用客端末から無線を介して送信さ
    れる前記利用客端末の移動先の現在地情報を前記受信手
    段によって受信し、受信した現在地情報に基づいて、前
    記利用客端末の現在地を出力手段によって出力する端末
    追跡機能手段を有することを特徴とする請求項2から請
    求項7のうちいずれかに記載の管理サーバ。
  9. 【請求項9】 宿泊施設を利用する利用客の宿泊に係る
    料金を管理するとともに、業者が前記利用客に提供する
    商品に関する情報である商品情報と前記業者が利用者に
    提供するサービスに関する情報であるサービス情報との
    うち少なくとも一方の情報を含むメニュー情報に前記業
    者を識別する業者IDを対応づけて記憶する提携業者情
    報データベースを有する管理サーバと、 前記管理サーバに接続される業者端末と、 前記管理サーバに接続されるとともに、入力手段からの
    入力に応じて、前記提携業者情報データベースから前記
    メニュー情報と該メニュー情報に対応づけられている業
    者IDと、を読み出し、読み出したメニュー情報を出力
    する出力手段を有する利用客端末と、 を有するホテルオーダーシステムに用いられる業者端末
    であって、 前記利用客が前記業者の商品またはサービスに対する料
    金の決済をする場合に、前記利用客を識別する利用客I
    Dを記憶したカードキーから前記顧客IDが読み出すカ
    ードリーダと、 前記利用客の決済を行うための請求情報と前記カードリ
    ーダによって読み出した利用客IDとを対応づけて前記
    管理サーバに送信する送信手段と、 を有することを特徴とする業者端末。
  10. 【請求項10】 前記メニュー情報を入力するための入
    力手段と、 前記入力手段から入力されるメニュー情報を前記管理サ
    ーバに送信する制御を行う制御手段と、 を有することを特徴とする業者端末。
  11. 【請求項11】 宿泊施設を利用する利用客の宿泊に係
    る料金を管理するとともに、業者が前記利用客に提供す
    る商品に関する情報である商品情報と前記業者が利用者
    に提供するサービスに関する情報であるサービス情報と
    のうち少なくとも一方の情報を含むメニュー情報に前記
    業者を識別する業者IDを対応づけて記憶する提携業者
    情報データベースを有する管理サーバと、 前記管理サーバに接続される業者端末と、 前記管理サーバに接続されるとともに、入力手段からの
    入力に応じて、前記提携業者情報データベースから前記
    メニュー情報と該メニュー情報に対応づけられている業
    者IDと、を読み出し、読み出したメニュー情報を出力
    する出力手段を有する利用客端末と、 を有するホテルオーダーシステムに用いられる利用客端
    末であって、 前記利用客によって指示されるメニュー情報と該指示さ
    れたメニュー情報に対応する業者IDとをオーダー情報
    として管理サーバに送信することを特徴とする利用客端
    末。
  12. 【請求項12】 前記利用客がチェックアウトする場合
    に、前記利用客からの決済の指示に基づいて、前記管理
    サーバに決済を行うように指示する指示手段と、 前記管理サーバから送信される決済時における料金情報
    を受信して出力する出力手段と、 前記料金情報に基づいて、決済を行う決済手段とを有
    し、 前記利用客が宿泊する室内に設けられていることを特徴
    とする請求項11記載の利用客端末。
  13. 【請求項13】 宿泊施設を利用する利用客の宿泊に係
    る料金を管理するとともに、業者が前記利用客に提供す
    る商品に関する情報である商品情報と前記業者が利用者
    に提供するサービスに関する情報であるサービス情報と
    のうち少なくとも一方の情報を含むメニュー情報に前記
    業者を識別する業者IDを対応づけて記憶する提携業者
    情報データベースを有する管理サーバと、 前記管理サーバに接続される業者端末と、 前記管理サーバに接続されるとともに、入力手段からの
    入力に応じて、前記提携業者情報データベースから前記
    メニュー情報と該メニュー情報に対応づけられている業
    者IDと、を読み出し、読み出したメニュー情報を出力
    する出力手段を有する利用客端末と、 を有するホテルオーダーシステムを用いた宿泊施設利用
    方法であって、 前記利用客端末の出力手段に出力されるメニュー情報の
    中から前記利用客によって指示されるメニュー情報と該
    指示されたメニュー情報に対応する業者IDとをオーダ
    ー情報として前記管理サーバを介して前記業者端末に送
    信し、 前記業者端末よって前記オーダー情報を受信するととも
    に受信したオーダー情報と業者IDとに基づいてオーダ
    ーがなされたことを業者に通知することを特徴とする宿
    泊施設利用方法。
  14. 【請求項14】 前記オーダー情報に対応する商品の販
    売またはサービスの提供に対する請求に関する請求情報
    と前記業者IDを前記業者端末または入力手段を介して
    取得する処理と、取得した請求情報と前記宿泊施設の利
    用料金の情報とに基づいて、決済情報を生成し、生成し
    た決済情報に基づいて決済を行うことを特徴とする請求
    項13記載の宿泊施設の利用方法。
  15. 【請求項15】 前記請求情報と業者IDとを前記業者
    端末または入力手段を介して取得した場合に、前記業者
    IDに対応する業者に対して請求情報に対する支払いを
    行う処理を行うことを特徴とする請求項13または請求
    項14記載の宿泊施設の利用方法。
  16. 【請求項16】 前記サービス提供情報には、タクシー
    を配車するための情報が含まれており、前記利用客端末
    からのオーダー情報に応じて前記タクシー内に設けられ
    る業者端末に配車要求を行うことを特徴とする請求項1
    3から請求項15のうちいずれかに記載の宿泊施設の利
    用方法。
  17. 【請求項17】 前記タクシーを利用する際のタクシー
    請求金額に関する情報を前記管理端末に請求情報として
    通知することを特徴とする請求項16に記載の宿泊施設
    の利用方法。
  18. 【請求項18】 前記タクシーを配車するための情報に
    は、タクシー券を利用するか否かの情報を前記利用客端
    末から取得するための情報が含まれ、前記タクシー券を
    利用することが前記利用客端末から通知された場合に、
    前記タクシー請求金額を請求情報として前記管理サーバ
    に通知する際に、前記利用客から今回のタクシー料金を
    徴収せず、前記宿泊施設からのみタクシー利用料金を徴
    収することを通知することを特徴とする請求項16また
    は請求項17に記載の宿泊施設の利用方法。
  19. 【請求項19】 宿泊施設を利用する利用客の宿泊に係
    る料金を管理するとともに、業者が前記利用客に提供す
    る商品に関する情報である商品情報と前記業者が利用者
    に提供するサービスに関する情報であるサービス情報と
    のうち少なくとも一方の情報を含むメニュー情報に前記
    業者を識別する業者IDを対応づけて記憶する提携業者
    情報データベースを有する管理サーバと、 前記管理サーバに接続される業者端末と、 前記管理サーバに接続されるとともに、入力手段からの
    入力に応じて、前記提携業者情報データベースから前記
    メニュー情報と該メニュー情報に対応づけられている業
    者IDと、を読み出し、読み出したメニュー情報を出力
    する出力手段を有する利用客端末と、 を有するホテルオーダーシステムに用いられる宿泊料金
    決済プログラムであって、 前記利用客によって指示されるメニュー情報と該指示さ
    れたメニュー情報に対応する業者IDとをオーダー情報
    として前記利用客端末から受信する受信ステップと、 前記受信ステップにおいて受信するオーダー情報を前記
    業者端末に送信する送信ステップと、 前記業者端末または入力手段から入力される、前記オー
    ダー情報に対応する商品またはサービスの提供に対する
    請求に関する情報である請求情報と前記請求が発生した
    業者に対応する業者IDと前記利用客の宿泊代金とを前
    記利用客毎に記憶するステップと、 前記記憶される請求情報と前記宿泊代金とを前記利用客
    がチェックアウトする際に決済する決済ステップと、 をコンピュータに実行させるための宿泊料金決済プログ
    ラム。
  20. 【請求項20】 宿泊施設を利用する利用客の宿泊に係
    る料金を管理するとともに、業者が前記利用客に提供す
    る商品に関する情報である商品情報と前記業者が利用者
    に提供するサービスに関する情報であるサービス情報と
    のうち少なくとも一方の情報を含むメニュー情報に前記
    業者を識別する業者IDを対応づけて記憶する提携業者
    情報データベースを有する管理サーバと、 前記管理サーバに接続される業者端末と、 前記管理サーバに接続されるとともに、入力手段からの
    入力に応じて、前記提携業者情報データベースから前記
    メニュー情報と該メニュー情報に対応づけられている業
    者IDと、を読み出し、読み出したメニュー情報を出力
    する出力手段を有する利用客端末と、 を有するホテルオーダーシステムに用いられる宿泊料金
    決済プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体であって、 前記利用客によって指示されるメニュー情報と該指示さ
    れたメニュー情報に対応する業者IDとをオーダー情報
    として前記利用客端末から受信する受信ステップと、 前記受信ステップにおいて受信するオーダー情報を前記
    業者端末に送信する送信ステップと、 前記業者端末または入力手段から入力される、前記オー
    ダー情報に対応する商品またはサービスの提供に対する
    請求に関する情報である請求情報と前記請求が発生した
    業者に対応する業者IDと前記利用客の宿泊代金とを前
    記利用客毎に記憶するステップと、 前記記憶される請求情報と前記宿泊代金とを前記利用客
    がチェックアウトする際に決済する決済ステップと、 をコンピュータに実行させるための宿泊料金決済プログ
    ラムを記録した記録媒体。
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